カテゴリー: スクーデリア・フェラーリ

  • ルイス・ハミルトン「マリオカート化は正しい」新時代F1を高評価

    ルイス・ハミルトン「マリオカート化は正しい」新時代F1を高評価

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、2026年F1の新時代で見られている“バッテリー主導の接近戦”について、自身はむしろ歓迎しているとの見解を示した。

    マックス・フェルスタッペンが「マリオカートのようだ」と批判した現在のレース展開に対し、ハミルトンはそれこそが本来あるべき姿だと強調。長年の課題だった「接近して戦えないF1」は、ついに変わり始めていると語った。

    ハミルトンが語る“本来のレース”の姿
    ルイス・ハミルトンは、現代F1のバトルの特徴について次のように語った。

    「カートに立ち返ってみれば同じことだ。前後に行き来して、行き来して、誰も簡単には逃げ切れない。ゴーカートを“ヨーヨーレース”なんて呼ぶ人はいない。それが最高のレースなんだ」

    「そしてF1は長い間、最高のレースではなかった。前のクルマに追従できなかったからだ」

    「この20年で乗ってきたクルマの中で、高速コーナーでも完全にダウンフォースを失わずに追従できるのはこのマシンが初めてだ。後ろにつけるんだ」

    「以前はDRSがあったが、あれは応急処置のようなものだった。今はパワー差があるが、その差はとても小さい」

    「前に出ても、後ろのクルマはついてくることができる」

    “マリオカート化”が生むバトルの質
    現在のF1では、バッテリーのデプロイメントによって優劣が入れ替わる“行って来い”の展開が特徴となっている。

    ハミルトンは、この点こそがレースの魅力を高めていると評価する。

    「個人的にはずっと楽しいと感じている。これほどオーバーテイクがあって、これほど良いバトルは、何年も前のバーレーンでニコと戦ったとき以来だ」

    「レースはこうあるべきだ。行き来して、行き来して。一度の動きで終わるべきではない」

    「僕はこういうレースが好きだ。ただ、すべてのチームがもっと接近してくれば、さらにこういうバトルが増えるはずだ」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    鈴鹿での勢力図とフェラーリの可能性
    今季ここまでの主導権はメルセデスが握っているが、鈴鹿では状況が変わる可能性もある。

    オーストラリアでは4か所あったストレートモード区間が、日本GPでは2か所に減少。これによりメルセデスのエンジン優位性がやや抑えられると見られている。

    「ここではストレートモード区間が2つしかない。メルセデスはそれを開くたびに引き離してくるから、今回はその機会が少なくなるかもしれない」

    「高速区間では僕たちの方がついていける可能性はある」

    「コーナーではほぼ同等の速さになると思う。他のレースを見ても、彼らはコーナーでも同じくらい速い」

    「結局のところ差が出るのはデプロイメントだ。週末が始まるとき、彼らがどんな使い方をしてくるかが最大の違いになる」

    新時代F1に対する評価は分かれているが、ハミルトンにとっては“ようやく実現した理想のレース”であることは間違いない。

  • シャルル・ルクレール F1の鈴鹿予選ルール変更に懐疑的「大きく変わらない」

    シャルル・ルクレール F1の鈴鹿予選ルール変更に懐疑的「大きく変わらない」

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、2026年F1レギュレーションを巡る懸念が続くなか、FIAが鈴鹿で導入した予選ルールの微調整について、大きな改善にはつながらないとの見方を示した。

    FIA(国際自動車連盟)は鈴鹿サーキットでのプラクティス開始を前に、予選で許可される最大エネルギー回生量を9メガジュールから8メガジュールへ引き下げることを決定した。過度なリフト・アンド・コーストを抑える狙いだが、ルクレールは効果は限定的だと考えている。

    ルクレールは“ゲームチェンジャー”にはならないと指摘
    「それがゲームチェンジャーになるとは思わない」とシャルル・ルクレールは語った。

    「かなり同じようなものになると思う。どんな改善でも前向きなことだけど、予選で限界まで攻めるチャンスを得るためには、さらにいくつかの調整が必要だ」

    ルクレールは、メルボルンの後にも、2026年レギュレーションによって従来の時代なら自分の強みのひとつだった予選での速さが薄められていると嘆いていた。

    「最初のレースウイークでは、ここ数年のように全開で行けるというより、ある種のことを管理するほうが重要だった」とルクレールは現在、鈴鹿で語っている。

    「見るべきことがさらに多い。だから、この変更がゲームチェンジャーだとは思わない」

    最大の問題は限界まで攻められないこと
    ルクレールは、根本的な問題はドライバーが限界までプッシュできないことにあると説明した。

    「僕の考えでは、僕たちが最大限までプッシュできるようになる解決策なら、どんなものでもいい」とルクレールは説明した。

    「それこそが、このスポーツで僕が好きなことなんだ。Q3では、最大限のプレッシャーを感じながら、それまで走ってきたどのラップよりもいいラップを走ろうとする」

    「現時点では、それができない。これまでやったことのない何かをやった瞬間に、マシンがそれに適応しようとして、結局は得するより失うもののほうが大きくなる。それが今の最大の問題だ」

    解決策は複雑も 協議は継続中
    その一方でルクレールは、この問題の解決が簡単ではないことも認めている。

    「解決策はとても複雑だけど、誰もがベストな解決策を見つけるためにアイデアを考えているのは分かっている」とルクレールは語った。

    「うまくいく解決策がすぐに見つかることを願っている」

  • シャルル・ルクレール 鈴鹿への特別な想い 日本文化とF1ファンとの絆を語る

    シャルル・ルクレール 鈴鹿への特別な想い 日本文化とF1ファンとの絆を語る

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、F1カレンダーの中でも日本グランプリを特別な存在として捉えている。鈴鹿サーキットは単なるレースの舞台ではなく、彼にとって個人的な思い出と日本文化への深い結びつきを感じる場所だ。

    フェラーリのソーシャルメディア企画の中で、ルクレールはこれまでの鈴鹿での経験を振り返り、心に残るエピソードや日本への愛着について語った。

    忘れられないファンとの出会い
    ルクレールにとって特に印象深いのは、ある若いファンとの出会いだという。

    「毎年、サーキット近くのホテルの外で、夜遅くまでドライバーを待っている若いファンがいたんだ」

    「僕がデビューした年、かなり遅い時間に到着したから、誰もいないと思っていた。でもその子はそこにいて、僕のために待ってくれていた。それは本当に特別な瞬間だった」

    その出来事は、当時まだ無名に近かった自分でもファンにとって意味のある存在だったことを実感させるものだったと振り返る。

    「それ以来、その子のことはずっと覚えているし、毎年会うのが楽しみになっている」

    「彼が成長していくのを見ることができるし、それでも変わらない情熱を持ち続けているのが本当に素晴らしい」

    このエピソードは、ルクレールの人間的な一面と、日本グランプリならではの温かい雰囲気を象徴している。

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) F1 日本GP

    日本文化への深い愛着
    ルクレールは日本文化そのものにも強い魅力を感じていると語る。

    「日本に来てまず食べるのは寿司だね。本当に大好きなんだ」

    「それだけじゃなくて、日本の肉のクオリティも素晴らしいし、食事全体の体験が特別なんだ」

    日本の食文化やホスピタリティは、多くのドライバーにとっても印象的な要素であり、鈴鹿を特別な場所にしている理由のひとつだ。

    鈴鹿が特別である理由
    熱狂的なファン、独特の雰囲気、そして象徴的なサーキット。日本グランプリは毎年、数多くの記憶に残る瞬間を生み出している。

    ルクレールにとって忘れられない体験の多くは、トラック上の出来事ではなく、こうした人とのつながりや文化に根ざしたものだ。

    そうした経験こそが、鈴鹿がドライバーとファンの双方にとって特別な場所であり続ける理由となっている。

  • ルイス・ハミルトン F1日本GP前に剣術体験 『キル・ビル』殺陣師と共演

    ルイス・ハミルトン F1日本GP前に剣術体験 『キル・ビル』殺陣師と共演

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、2026年F1日本GPを前に日本の道場を訪れ、映画『キル・ビル』の殺陣振付師として知られる島口哲朗氏から剣術の指導を受けた。その様子を自身のInstagramで公開している。

    幼少期の記憶と重なる“原点回帰”の時間となり、日本文化への敬意とともに、その意味を改めて実感した様子を伝えている。

    「道場に戻ってきた。伝説的なサムライアーティストである島口哲朗さんから指導を受けられて、本当に信じられない気持ちだ」とハミルトンはSNSに投稿。

    「彼は『キル・ビル』のすべての殺陣を手がけた人物で、自分にとっては史上最高に好きな映画のひとつなんだ」

    「今回のレッスンは、自分が小さい頃にやっていた空手のことを思い出させてくれた」

    「当時は学校でいじめに対処するために始めたんだけど、単に身を守る術を学んだだけじゃなく、規律や敬意、そして謙虚さを教えてくれた」

    「7年間、毎週レッスンに通っていて、毎回のクラスは正座して先生にお辞儀をするところから始まっていた」

    「昨日も島口さんとのレッスンの始まりに同じようにお辞儀をしたんだ」

    「人生にはこういう“巡り合わせ”の瞬間があるのが本当に素晴らしいと思う」

    「子どもの頃は、なぜお辞儀をしなければならないのか理解できなかったけど、大人になって伝統を尊重するようになってから、その美しさを理解できるようになった」

    「先生、ありがとうございました。そして東京、素晴らしい美しさと文化、そして温かい歓迎をありがとう」

  • ルイス・ハミルトン 大黒PAにフェラーリF40で登場 F1日本GP前にファン熱狂

    ルイス・ハミルトン 大黒PAにフェラーリF40で登場 F1日本GP前にファン熱狂

    ルイス・ハミルトンがF1日本GPを前に、日本のカーカルチャーの象徴的なスポットである横浜・大黒パーキングエリアに姿を見せ、大きな話題を呼んだ。

    7度のF1ワールドチャンピオンであり、2026年にフェラーリで2年目のシーズンを戦うハミルトンは、火曜日の夜遅くに登場。トレードマークのバケットハットとカジュアルなストリートウェア姿で、レーシングドライバーとしての存在感とオフのスタイルを自然に重ね合わせた。

    フェラーリF40とともに大黒PAへ
    ハミルトンが並んだのは、フェラーリの伝説的なスーパーカーであるフェラーリF40だった。車両には「F40」と「77」を組み合わせた日本のナンバープレートが装着されており、2022年に日産スカイラインとともに見せた“東京ドリフト”の流れを感じさせる演出となった。

    クラシックスーパーカーとF1スターの組み合わせは、現地に集まったファンだけでなく、ソーシャルメディア上でも大きな反響を呼んだ。ハミルトンがカメラの前でポーズを取る映像や写真が拡散され、日本のカーカルチャーとF1のスター性が交差する象徴的な場面として受け止められた。

    日本GP直前の絶妙なタイミング
    今回の東京での登場は、鈴鹿で開催される日本GPを目前に控えたタイミングでもあった。プラクティスは3月26日に始まり、決勝は3月29日に行われる。

    ハミルトンにとって鈴鹿は、2019年以来となる勝利を狙う舞台でもある。フェラーリ移籍後の新たな挑戦の中で迎える日本GPを前に、東京でのこの一幕は週末への期待感をさらに高めるものとなった。

    日本の車文化とF1の結びつき
    フェラーリF40は、自動車史における象徴的な1台として知られる存在だ。そのマシンを東京で披露したことは、単なる話題作りにとどまらず、日本の車文化とF1ドライバーの発信力が結びつく現在の流れを印象づけた。

    象徴的なクルマ、土地ならではのモータースポーツ文化、そしてハミルトン自身のスタイルが重なったことで、今回の大黒PAでの登場は日本GP前の完璧な前振りとなった。

    鈴鹿では、チームメイトのシャルル・ルクレールとともに、メルセデス、レッドブル、マクラーレンとの激しい戦いに挑む。東京で見せた存在感を、今度は鈴鹿のコース上で結果につなげられるかに注目が集まる。

  • シャルル・ルクレール 東京でF1ファン魅了 シーバスリーガルイベントに登場

    シャルル・ルクレール 東京でF1ファン魅了 シーバスリーガルイベントに登場

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は3月24日、東京で開催されたシーバスリーガルのプロモーションイベントに登場し、F1日本GPを前に多くのファンやメディアを沸かせた。

    イベントでは、F1らしい華やかさと日本文化の要素が組み合わされ、桜をモチーフにしたカクテルや赤いだるまなども登場した。ルクレールはそうした演出を楽しみながら、会場で自然体の魅力を振りまいた。

    東京イベントで見せた親しみやすさ
    ルクレールは黒を基調とした仕立ての良いスタイルで会場に姿を見せ、重ね付けしたチェーンも含めて洗練された装いで視線を集めた。ファンやフォトグラファーの注目を浴びるなかでも、終始リラックスした雰囲気を見せていた。

    イベント中には、受け取った心のこもった贈り物への感謝も口にし、桜の季節への期待も語った。軽やかで親しみやすいやり取りが続き、会場の空気を和ませた。

    SNSでも反響広がる
    イベント後、ファンはSNSで動画や写真を次々と共有し、ルクレールの姿に大きな反響を寄せた。「一番美しい」といった声も上がり、会場で飛び出した「妻と一緒に」という冗談めいたひと言にも笑いや興奮が広がった。

    こうした反応は、ルクレールがサーキットの外でも親しみやすい存在として受け止められていることを示している。フェラーリのスターとしての存在感だけでなく、人柄の面でも多くの支持を集めていることがうかがえる。

    日本GPへ向けて高まる期待
    今回の東京での登場は、鈴鹿で行われるF1日本GPに向けた前哨戦としても注目を集めた。ルクレールはルイス・ハミルトンとともにフェラーリで戦い、メルセデスやレッドブルなどのライバル勢と対峙することになる。

    こうしたイベントはレースへの期待を高めるだけでなく、ルクレールがドライバーとしてだけでなく、世界的なスポーツパーソナリティとしての存在感を強めていることも印象づけた。東京で見せた華やかさと親近感を、鈴鹿での走りにつなげられるかにも注目が集まる。

  • フェラーリF1 メルセデスはPU性能を隠している?開発ルール巡る駆け引き

    フェラーリF1 メルセデスはPU性能を隠している?開発ルール巡る駆け引き

    フェラーリは、2026年F1シーズン序盤におけるメルセデス製パワーユニットの優位性を強く意識している。特に注目しているのは、単純な出力差だけでなく、追加開発機会を左右する評価制度のなかで、メルセデスが意図的に真の実力を見せ切っていない可能性だ。

    今季の新レギュレーションでは、パワーユニットの絶対性能だけでなく、FIAが定めた追加開発・アップグレード機会制度への対応が極めて重要になっている。

    フェラーリは、2026年F1シーズン序盤におけるメルセデス製パワーユニットの優位性を強く意識している。特に注目しているのは、単純な出力差だけでなく、追加開発機会を左右する評価制度のなかで、メルセデスが意図的に真の実力を見せ切っていない可能性だ。

    今季の新レギュレーションでは、パワーユニットの絶対性能だけでなく、FIAが定めた追加開発・アップグレード機会制度への対応が極めて重要になっている。フェラーリは、メルセデスがこの制度をめぐる駆け引きの中で、フェラーリを開発対象ラインの外に留めようとしているのではないかとみている。

    フェラーリが疑うメルセデスの“出し惜しみ”
    開幕2戦までの内容から、冬の段階でささやかれていたメルセデス製パワーユニット優勢説には十分な根拠があったことが示されている。

    特にワークスのメルセデスは、電力マネジメント面でも優位性を見せている。一方で、同じメルセデス製パワーユニットを使うマクラーレン、アルピーヌ、ウィリアムズは、その運用をまだ完全には使いこなせていない。

    新レギュレーション初期には、大手メーカー勢が優位に立つのはある意味で当然でもある。ただし今季は、パワーユニットそのものの性能だけでなく、追加開発・アップグレード機会制度との兼ね合いで、どのように性能を管理するかが大きなテーマになっている。

    FIAはオーストラリアGP以降、内燃エンジンがどれだけの出力を発生しているかを基準に、各メーカーの性能を比較する専用指数でパワーユニットを評価している。その比較対象となる現時点のベンチマークは、明らかにメルセデス製パワーユニットだ。

    当初、この最初の評価チェックポイントは第6戦マイアミGP後に設定されていた。しかし、バーレーンGPとサウジアラビアGPの中止により、最初のリセットがいつ行われるのかは再協議の対象になっている。

    フェラーリとメルセデスの争いは、この期限までにどこまで有利な立場を築けるかという点に集中している。

    追加開発制度をめぐる駆け引き
    エンジンメーカーは、基準性能に対してどの程度遅れているかによって、追加アップグレード機会を得られる。

    基準から2%以上4%未満遅れていれば、今季中に1回、さらに2027年に1回のアップグレードが認められる。4%以上遅れていれば、今季に2回、2027年にも2回のアップグレードが可能になる。

    実際には、この対象に入るには約20馬力の差が必要になるとされる。FIAは独自の手法で測定を行っているが、その分析メカニズムは公表していない。

    そのなかでフェラーリは、メルセデスが本来の性能の一部を意図的に抑え、フェラーリが2%の閾値を下回らないようにして、追加開発制度の発動を防ごうとしていると考えていることで知られている。

    アウディ、レッドブル・パワートレインズ、ホンダは、この制度による開発機会を得る可能性が高いとみられている。

    もっとも、レギュレーション上はサンドバッギングを防ぐ仕組みもある。FIAは裁量で開発枠を取り消すことができるほか、各メーカーのテストベンチでシミュレーションを通じて数値を確認することも可能だ。

    メルセデスについては、4チーム分の実走データをFIAが取得できる点も判断材料になる。

    フェラーリは新しい内燃エンジンを準備か
    この問題で最も興味深いのがフェラーリの立場だ。マラネロでは新しい内燃エンジン仕様の開発が進められているとされており、現行性能では最高レベルで戦うには不十分だと判断していることを示している。

    フェラーリは、自分たちのパワーユニットが少なくともメルセデスより15馬力ほど低いと見積もっており、最低でも2%、場合によっては4%の範囲で追加開発対象になる可能性が高いとみている。

    一方で、メルセデスが出力を抑えている理由は、単純な政治的駆け引きだけではない可能性もある。信頼性面にまだ懸念があり、ピークパワーの使用を保守的にしている可能性もあるからだ。

    それでもオーストラリアと中国では、メルセデスのW17がピークパワーをより長く維持できる強みを示した。エネルギー回生効率が高いため、全開走行中にバッテリーを充電するためのスーパークリッピングの必要性を減らせていることが、その背景にある。

    フェラーリにとって追加開発資格を得られることは重要だ。パワーユニット技術責任者のエンリコ・グアルティエリ率いるグループは、最大の弱点が内燃エンジン側にあると考えており、新しい内燃エンジン開発を進めるためにも、その権利が必要になる。

    シャシー性能ではフェラーリ優位との見方も
    これまでのところ、フェラーリ製パワーユニットはグリッド上で2番手の存在とみられている。ただし効率面でのメルセデスとの差は明確であり、その一方でSF-26は空力面ではグリッド最良のマシンのひとつとの評価もある。

    フレデリック・バスール代表が、フェラーリはアップグレード条件を満たす見通しだと示唆していることを前提に、仮にその差が資格取得に必要な最低ラインである2%だとする。そして開幕2戦でのフェラーリの“スーパ―タイム”がメルセデス比で100.948%だったことを当てはめると、シャシー性能自体はメルセデスより約1%優れている計算になる。

    ただしマラネロ内部では、通常条件では2026年の大半のサーキットでメルセデスのほうが速いという認識が定着しているようだ。つまりフェラーリにとって今季は実質的に移行期間であり、2027年に勝利を争うには新しいエンジンが不可欠ということになる。

    モンツァでの走行が意味するもの
    フェラーリは来月、モンツァで200kmのフィルミングデーを実施する予定だ。バーレーンGPとサウジアラビアGPの中止によって生まれた空白期間を利用し、第4戦マイアミGPの前に走行する見込みとなっている。

    このサーキットを選んだのは、カレンダーの中でもとりわけエネルギーマネジメントが厳しく問われるコースで、さらなるデータ収集を進める狙いが明確だからだ。

    もしシーズン序盤から追加開発対象になることができれば、フェラーリは熱効率側の対策を前倒しで進め、2026年終盤にその成果を実戦で評価することが可能になる。

    現時点では、フェラーリが4%以上の大幅な遅れに該当する可能性は低いとみられている。その領域に入る可能性が高いのは、レッドブル・パワートレインズ、アウディ、そして当然ホンダだと考えられている。

  • フェラーリF1 中国GPで試した回転式リアウイングを日本GPでも継続テストへ

    フェラーリF1 中国GPで試した回転式リアウイングを日本GPでも継続テストへ

    フレデリック・バスールは、フェラーリが中国GPのフリー走行1回目で投入した回転式リアウイングについて、日本GPでも再び走行テストを行う見通しであることを明かした。

    フェラーリはプレシーズンテストでこの革新的な回転式リアウイングを初投入し、中国GPでは初めてレースウイークで実戦使用した。しかし、上海では十分な走行距離を確保できず、週末の残りでは従来型のDRSスタイルのリアウイングへ戻していた。

    中国GPではFP1のみで確認
    フェラーリは中国GPのFP1で、シャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンの両者にこのデバイスを試させた。

    ただ、ハミルトンはターン6のヘアピン進入時のブレーキングで大きくスピン。フェラーリはその後、週末の残りでより一般的なDRS型リアウイングに戻す判断を下した。

    ハミルトンも、この回転式リアウイングを上海で使ったことについて「少し早すぎたかもしれない」と認めていた。もともとは2026年F1シーズンの「第4戦か第5戦」でデビューする想定だったという。

    バスールは鈴鹿で再テストを示唆
    なぜ中国GPで回転式リアウイングを取り下げたのかと問われたバスールは、上海で次のように説明した。

    「リアウイングで十分な走行距離を積めなかった」

    「そして今のシステムでは、レースとレースの間にテストができない。つまり、パーツに走行距離を積みたければ、FP1でやる必要がある」

    「おそらく来週またやることになる」

    「そしてある段階で、信頼性が問題なく、走行距離も十分になれば、週末を通して導入することになる」

    また、回転式リアウイングの開閉時に気流の再付着について懸念はないのかと聞かれると、バスールは「いや、ない」と否定した。

    スクーデリア・フェラーリ

    他チームは“潜在的な欠点”を警戒
    この回転式リアウイングをめぐっては、いくつかのチームがすでに同様の方式を見送っているとされる。

    理由として挙げられているのは、開閉の過程で一時的に“帆”のような効果が生じる可能性があることだ。DRS型リアウイングよりも開閉に時間がかかるため、その過渡状態がマシン挙動に影響を及ぼす懸念がある。

    中国GPのFP1で見られたハミルトンのスピン映像では、コントロールを失った瞬間もリアウイングがまだ閉じる途中にあったように見え、この挙動がスピンの一因だった可能性が示唆されている。

    開閉タイミングのズレが不安定さを招く可能性
    ライバルチームの関係者は、ストレートモードの作動と解除について、前後ウイングでタイミングをずらすのは珍しいことではないと示唆した。

    ただし通常は、ボトミングやスキッド摩耗のリスクを減らすため、フロントウイングのほうをリアウイングより遅れて閉じる形を取るという。

    この関係者は、こうした前後バランスの制約が、ブレーキングを伴う局面では不安定さのリスクを確実に高めるとも指摘している。

    フェラーリとしては、中国GPで得られなかった走行距離を鈴鹿のFP1で補い、信頼性と作動特性の確認を進めることになる。実戦投入を急ぐのではなく、まずは回転式リアウイングの挙動を十分に把握したうえで、フルウイークエンドでの導入可否を見極める構えだ。

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1新レースエンジニアに手応え「士気は高い」

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1新レースエンジニアに手応え「士気は高い」

    フェラーリのルイス・ハミルトンは、2026年F1シーズン序盤において新たなレースエンジニアとの関係に手応えを示している。

    リカルド・アダミからカルロ・サンティへと体制が変わった中でも、チーム内の雰囲気は良好であり、現状を維持すべきとの考えを明かした。

    サンティとの連携は「刺激」
    フレデリック・バスールはオーストラリアGP後、ハミルトンのレースエンジニア体制について言及し、次のように語っていた。

    「ミシェル=グロージャンは素晴らしい補強であり、将来的にハミルトンのレースエンジニアとして良い関係を築ける可能性がある。ただし現時点ではカルロ・サンティが担当しており、このコンビはうまく機能している。我々は今後について一緒に決断するが、急ぐ必要はない」

    その言葉通り、中国GPでもハミルトンとサンティのコンビは機能しており、ハミルトン自身も現状に満足している様子を見せた。

    「新しいレースエンジニアは僕にとって刺激になっている」とハミルトンは語った。

    「チームの中の士気はとても高いし、来週またマラネロに戻ってみんなに会うのが楽しみだ」

    フェラーリ初表彰台への強い執念
    またハミルトンは、フェラーリ移籍後初となる表彰台についても率直な心境を明かした。

    「表彰台に上がることは、僕のキャリアの中で最も難しいことだったし、最大の挑戦だった」

    「ただ、正しいタイミングを待つ必要があっただけだと思う。シーズン序盤からとてもポジティブなメンタルを保てているし、それを今後も持ち続けていくつもりだ」

    新体制の中でも安定したスタートを切ったハミルトン。フェラーリでの戦いは、着実に前進を続けている。

  • ルイス・ハミルトン 東京でキム・カーダシアンと目撃 F1日本GP前に話題

    ルイス・ハミルトン 東京でキム・カーダシアンと目撃 F1日本GP前に話題

    ルイス・ハミルトンは、2026年F1シーズン開幕からの連戦を終え、短いインターバル期間に日本を訪れた。その中で、東京の街中をキム・カーダシアンとともに歩く姿が目撃され、SNS上で大きな話題となっている。

    2026年シーズンはメルボルンと上海で開幕し、ハミルトンは中国GPでフェラーリ移籍後初の表彰台を獲得した。これは2024年ラスベガスGP以来の表彰台であり、チームメイトと並ぶ結果となった。

    東京での“並んで歩く姿”が拡散
    ファンが投稿した映像では、ふたりが東京の街中を並んで歩く様子が確認されている。

    カーダシアンはグレーのロングドレスに黒のレギンスという装いで、同行者の言葉に振り返って笑顔を見せる場面もあった。一方のハミルトンはブラウンのレザージャケットにチャコールのパンツ姿で、ポケットに手を入れたリラックスした様子だった。

    別の目撃情報では、ハミルトンがファンに手を振る姿も確認されており、終始穏やかな表情を見せていたとされる。

    2026年に入り交際の噂が加速
    ふたりは2026年初頭から交際の噂が浮上しており、2月にはスーパーボウルで隣同士に座る姿が確認されている。

    さらに1月末には英国コッツウォルズの高級施設に到着する様子が報じられ、関係性への関心が高まった。

    関係者は「ふたりは長年の友人関係にあったが、現在は恋愛関係の可能性を探っている段階だ」と語っている。

    「キムとルイスは一緒に過ごす時間を増やし、関係がどう進むかを見ている」

    「彼女にとっては楽しく新鮮な変化であり、人生に迎え入れる相手をとても慎重に選んでいる」

    日本GP直前のリフレッシュ期間
    ハミルトンは中国GPでの3位表彰台の後、日本GP(鈴鹿)までの短いインターバル期間に入っている。

    今回の東京滞在は、その合間のリフレッシュの一環とみられており、レースウィーク前のコンディション調整としても注目される動きとなった。

    現時点で両者とも関係について公式なコメントは出していないが、ここ数週間で複数回にわたり同席が確認されており、関係性への関心はさらに高まりそうだ。

    東京での目撃映像が新たに拡散
    2026年3月22日、ハミルトンとカーダシアンが東京の街中を並んで歩く様子がファンによって撮影され、SNS上で拡散された。

    映像では、ふたりがリラックスした様子で散策する姿や、ハミルトンがファンに手を振る様子が確認されている。