カテゴリー: FIA F3

  • ホンダF1育成の岩佐歩夢、レッドブルとの共同支援でFIA-F3に参戦

    ホンダF1育成の岩佐歩夢、レッドブルとの共同支援でFIA-F3に参戦

    ホンダF1育成の岩佐歩夢(19歳)が、2021年にレッドブルとの共同支援でFIA-F3選手権およびF3アジア選手権にハイテックGP(Hitech GP)から参戦することが発表された。

    2019年にSRS-Formula(鈴鹿サーキットレーシングスクール フォーミュラホンダ)のスカラシップを獲得してホンダ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)の一員となった岩佐歩夢は、2020年にフランスF4でチャンピオンを獲得。先日、レッドブル・ジュニアチームのメンバーになったことが発表されていた。

    岩佐歩夢は、2021年はホンダF1とレッドブルの両方のサポートを受けて、ハイテックGPからFIA-F3選手権およびF3アジア選手権に参戦する。

    この道筋は、2021年にアルファタウリ・ホンダからF1デビューを果たす角田裕毅と同じとなる。

    ホンダの支援を受けて2018年に全日本F4でチャンピオンを獲得した角田裕毅は、2019年にレッドブル・ジュニアチームにも加入してFIA-F3(9位)、2020年にFIA-F2(3位)とステップアップを果たしてF1に到達した。

    近年ではFIA-F3から飛び級でF1に参戦するドライバーは出ていないが、フランスF4でチャンピオンとなり12ポイントのスーパーライセンスポイントを獲得した岩佐歩夢は、ひとまず40ポイントのF1参戦資格を目指して海外で経験を積んでいくことになる。

  • ルノーF1首脳、周冠宇とクリスチャン・ルンガーのF2での成績に失望

    ルノーF1首脳、周冠宇とクリスチャン・ルンガーのF2での成績に失望

    ルノーF1の首脳陣は、ジュニアドライバーである周冠宇とクリスチャン・ルンガーの2020年シーズンのFIA-F2の成績に“失望している”と語る。

    二人ともダニエル・リカルドが抜けた穴にフェルナンド・アロンソが加入するまでルノーでのF1デビューが噂されたルノーの育成ドライバーだが、周冠宇はランキング6位、クリスチャン・ルンガーは7位に終わり、40点のスーパーライセンスポイントを満たすことさえできなかった。

    F2での2シーズン目となった周冠宇はソチでのスプリントレースで優勝し、5回の表彰台を獲得。一方、ルーキーシーズンとなったクリスチャン・ルンガーは、シュピールベルクとムジェロのスプリントレースで2勝を挙げた。

    ルノー・スポール・アカデミーのディレクターを務めるミア・シャリズマンは、周冠宇とクリスチャン・ルンガーの結果には失望しているが、その一方でFIA-F3でタイトルを獲得した19歳のオスカー・ピアストリを称賛した。

    「オスカーがFIA-F3で優勝したことは信じられないほどの成果であり、我々はそれを非常に誇りに思っています」とミア・シャリズマンは語った。

    「それでも、FIA-F2では周とクリスチャンにもっと期待していた。いくつかの力強いパフォーマンスが勝利と表彰台を獲得したが、チャンピオンシップで6位と7位という結果には少し失望している」

    しかし、ミア・シャリズマンは、3人のドライバー全員が10月末にバーレーンで実施されたF1テストの恩恵を受けたと主張した。周冠宇は、ヤス・マリーナで行われたヤングドライバーテストでフェルナンド・アロンソとともに今季マシンを走らせた。

    「今年、周とクリスチャンは進行中のF1準備で多大な恩恵を受けた」とミア・シャリズマンは語った。「今年は、そこにF1マシンを初めて体験したオスカーが加わった」

    「それはFIA-F3選手権で優勝したことに対する報酬であり、それにふさわしいものだった。彼は好成績を収めており、将来オスカーにはもっと多くの機会があると確信している」

  • F1併催のF2&F3、1大会3レースを含む2021年以降のコスト削減策を発表

    F1併催のF2&F3、1大会3レースを含む2021年以降のコスト削減策を発表

    FIA(国際自動車連盟)は、F1の登竜門に位置するF2とF3のシリーズ全体のコスト削減のための新たな対策を発表した。

    F2とF2の両方の選手権は、参戦するチームのコストを削減するために2021年に少数の会場で開催される。FIA-F2は1大会で3レース、8大会で24レースのカレンダーで構成され、FIA-F3は1大会3レース、7大会で21レースのスケジュールとなる。

    すべてのF2とF3のレースは、F1と同じ週末に開催されるが、F2とF3のレースが同じ週末に開催されることはなくなる。

    スケジュール関連の他にも、エンジンリースと一部のスペアパーツ、ロジスティックと輸送のコストも削減され、F2とF3のマシンは現在のスペックが2023年まで使用されることになる。

    上記のコスト削減策は、FIA 世界モータースポーツ評議会で承認されて実施となる。

    F2とF3のCEOを務めるブルーノ・ミシェルは「2005年にGP2シリーズが発売されて以来のコアバリューの1つは、コスト管理だ。今日、これまで以上にそれは私たちの戦略の中心になければならない」と語った。

    「ここで発表する措置は、両方のチャンピオンシップの運営方法に影響を与えるだけでなく、カレンダーとレース週末のタイムテーブル、したがって、競技規制にも影響を与えるため、非常に重要だ」

    「さらに現在両方のチャンピオンシップに出場しているチームは、追加コストを節約するために、2つのカテゴリー間で一部の人員を相互に交換する可能性がある。今後数年間で両方のチャンピオンシップの安定性を確保するために、これをできるだけ早く実行し、実施する必要があると強く感じている」

  • レッドブル 「F1オーストリアGPを開催するならF2やF3も含むべき」

    レッドブル 「F1オーストリアGPを開催するならF2やF3も含むべき」

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2020年の最初のレースとして計画されているF1オーストリアGPは、F2やF3といったサポートイベントもフィーチャーされるべきだと語る。

    F1オーストリアGPの舞台であるシュピールベルクのレッドブル・リンクはレッドブルが所有しており、オーストリア政府がロックダウンを緩和し始めているため、2020年のF1世界選手権のレース開催の契約の中心となっている。

    「4月になり、オーストリアは国として、ゆっくりだが確実にロックダウンから抜け出し始めている」とレーシング・ポイントF1チームの代表を務めるオトマー・サフナウアーは CNN に語った。

    「4月になり、理髪店、美容院、図書館がオープンし、おそらく5月には子供たちが学校に戻り、7月にはファンのないレースを観ることができると言えるかもしれない」

    ヘルムート・マルコは、F1オーストリアGPは観客もメディアも入らない“純粋なテレビイベント”になると motorsport-total.com に語った。

    しかし、ヘルムート・マルコは、サポートカテゴリは開催されるべきだと考えている」

    「F2、F3、そして、ポルシェスーパーカップだ」とヘルムート・マルコは認める。

    「それはスポーツへのメッセージだ。厳しい規制により、通常のバックグラウンドストーリーがテレビで放映されるかどうかはわからない。サポートレースを何らかの方法で放送できるかもしれない」とヘルムート・マルコは付け加えた。

    「また、それは我々の願いでもある。それ以外に来年はどのようにしてF1候補者を検討できるだろうか? 若いドライバーもスーパーライセンスのポイントを必要としている。そうでなければ、F1では現状が多少なりとも固まってしまうだろう」

    レッドブルの計画は、7月5日と7月12に5ちにオーストリアでの2週連続でレースを開催することだ。その間の平日開催も検討される可能性がある。

    「一般的に、関係者全員の意志がそこにある」とヘルムート・マルコは語る。

    「すべてのことを実施することが前向きに評価されている」

    ただし、「無観客レースを主催する余裕のある他のレースプロモーターがいるかは不明だ。

    ヘルムート・マルコは、F1オーストリアGPの計画には広範囲にわたる新型コロナウイルスの検査と“ヨーロッパ中からのチャーター便とプライベート便”が含まれると語った。

  • FIA-F3 ロシア大会 予選:角田裕毅17番手、名取鉄平19番手

    FIA-F3 ロシア大会 予選:角田裕毅17番手、名取鉄平19番手

    FIA F3選手権 第8戦ロシア大会は、ソチ・アウトドローモで幕を開けた。シーズンはこの大会が最終戦となる。初日の9月27日(金)、午前にプラクティス、午後に予選が行われた。

    午前8時20分からのプラクティスは、気温21℃、路面温度22℃のコンディションで、時折り日差しが顔をのぞかせる好天で始まった。名取鉄平(Carlin Buzz Racing)は、1分55秒303をマークし21番手。ラストラップにタイムを更新した角田裕毅(Jenzer Motorsport)は1分55秒387で22番手となり、セッションは終了した。

    午後1時から気温24℃、路面温度33℃の好コンディションで予選が開始された。1セットの目のアタックで名取は1分54秒736、角田は1分54秒766をマーク。全車が1セット目のアタックを終えた時点で、名取は14番手、角田は15番手につけた。2セット目、名取は最初のアタックで1分54秒001とタイムアップを果たす。しかし、セッション終了直前の2回目のアタックでは最後のセクターでミスし、タイムアップを果たせずに終わった。角田は最終ラップに1分53秒938とタイムアップを果たし、予選は終了した。最終的に、角田は17番手、名取は19番手となっている。

    F3レース1は28日(土)午前10時15分(日本時間午後4時15分)にスタート。角田は9列目17番手、名取は10列目19番手からポイント獲得を目指し、レース1に挑む。

    角田裕毅(予選:17番手)
    「コースインしたタイミングがうまく合わずに、最後は1プッシュしかできませんでした。マシンとしては悪くはないし、楽しんで走れるコースなので、レースで追い上げるしかないですね」

    名取鉄平(予選:19番手)
    「思ったより奥の深いコースで、シミュレーターで練習をして来たのですが、実際との差があった感じです。プラクティスから苦戦していたのですが、改善点もわかって予選に臨みました。予選は流れもペースもプラクティスよりはよかったのですが、最後のアタックの最終コーナーでオーバーランしてしまい、タイムを上げることができませんでした。途中までベストを更新していただけに残念な結果です」

    POS NO DRIVERS TEAMS LAPS TIME GAP INT.
    1 28 R. Shwartzman Prema Racing 14 1:52.583
    2 27 J. Daruvala Prema Racing 14 1:52.775 0.192 0.192
    3 26 M. Armstrong Prema Racing 13 1:52.853 0.270 0.078
    4 19 N. Kari Trident 12 1:53.191 0.608 0.338
    5 3 C. Lundgaard ART Grand Prix 14 1:53.274 0.691 0.083
    6 11 J. Hughes HWA RACELAB 12 1:53.340 0.757 0.066
    7 18 P. Piquet Trident 13 1:53.349 0.766 0.009
    8 20 L. Pulcini Hitech Grand Prix 13 1:53.451 0.868 0.102
    9 21 J. Vips Hitech Grand Prix 13 1:53.530 0.947 0.079
    10 2 M. Fewtrell ART Grand Prix 13 1:53.539 0.956 0.009
    11 30 F. Drugovich Carlin Buzz Racing 12 1:53.550 0.967 0.011
    12 31 L. Sargeant Carlin Buzz Racing 12 1:53.643 1.060 0.093
    13 6 R. Verschoor MP Motorsport 14 1:53.824 1.241 0.181
    14 10 B. Viscaal HWA RACELAB 12 1:53.842 1.259 0.018
    15 9 R. Hyman Sauber Junior Team by Charouz 14 1:53.877 1.294 0.035
    16 17 D. DeFrancesco Trident 13 1:53.882 1.299 0.005
    17 14 Y. Tsunoda Jenzer Motorsport 13 1:53.938 1.355 0.056
    18 22 Y. Yifei Hitech Grand Prix 13 1:53.943 1.360 0.005
    19 29 T. Natori Carlin Buzz Racing 12 1:54.001 1.418 0.058
    20 25 S. Fernandez Campos Racing 12 1:54.046 1.463 0.045
    21 7 L. Zendeli Sauber Junior Team by Charouz 14 1:54.112 1.529 0.066
    22 8 F. Scherer Sauber Junior Team by Charouz 13 1:54.145 1.562 0.033
    23 4 L. Lawson MP Motorsport 13 1:54.557 1.974 0.412
    24 5 S. Laaksonen MP Motorsport 13 1:54.757 2.174 0.200
    25 23 D. Schumacher Campos Racing 13 1:54.889 2.306 0.132
    26 16 A. Estner Jenzer Motorsport 13 1:54.912 2.329 0.023
    27 12 K. Andres HWA RACELAB 11 1:55.068 2.485 0.156
    28 24 A. Deledda Campos Racing 12 1:56.251 3.668 1.183
    29 15 L. Hon Chio Jenzer Motorsport 10 1:57.166 4.583 0.915
  • ラルフ・シューマッハの息子デビッド、ソチ大会でF3デビュー

    ラルフ・シューマッハの息子デビッド、ソチ大会でF3デビュー

    元F1ドライバーであるラルフ・シューマッハの息子デビッド・シューマッハが、FIA-F3の最終戦ソチでカンポス・レーシングから参戦することが発表された。

    デビッド・シューマッハ(17歳)は、前戦モンツァの大クラッシュによって負傷したアレックス・ペローニの代役として、アレッシ・デレッダとセバスチャン・フェルナンデスとチームを組む。

    ロシアでは、FIA-F2にミハエル・シューマッハの息子ミック・シューマッハも参戦し、2人の“シューマッハ”がF1のサポートパドックで顔を揃えることになった。

    デビッド・シューマッハは、2018年のF4 UAEで3勝を挙げて準優勝。今季はフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権に出場し、3勝を挙げている。

    デビッド・シューマッハは「カンポス・レーシングのような有名なチームに参加できてうれしく思う。このようなマシンを運転するのは初めてなので、現実的になるべきだし、できる限り多くのことを学ぶことに集中していく」と語った。

    チーム代表のエイドリアン・カンポスは「デビッドのような最高のあるドライバーを迎え入れることに興奮している。彼は間違いなくモータースポーツで明るい未来が約束されていると確信している。彼のキャリアの進歩を手助けしたいと思っている」と語った。

  • FIA、F2選手権とF3選手権の2020年 開催カレンダーを発表

    FIA、F2選手権とF3選手権の2020年 開催カレンダーを発表

    FIA-F2選手権とFIA-F3選手権の2020年の開催カレンダーが発表され、ポール・リカールがカレンダー落ちするとともに、ザントフォールドとバーレーンが両方のシリーズに加わった。

    両シリーズは、史上最多の22戦で開催されるF1のサポートレースとして開催されるが、主催者は2つのジュニアカテゴリーに柔軟性を与えた。F2とF3のどちらもF1の第2戦バーレーンGPが開催される3月20日に開幕。第2戦はオランダのザントフォールトで開催される。

    FIA-F2は12大会24レースのフォーマットが維持され、ポール・リカールがカレンダーから外れた。FIA F3は9大会18レースとなり、こちらもポール・リカールが外れている。

    FIAF2のCEOを務めるブルーノ・ミシェルは「来シーズン、カレンダーは再び12ラウンドで構成され、すべてがF1週末の一部として行われる。過去2年間でヨーロッパラウンドとフライアウェイの適切なバランスを取れたため、イベント開催数を同数に保つことができた」とコメント。

    「もっと多くのトラックがF2レースを望んでいたことを確認できたが、いつものように、コストを抑え、イベントの数を12に抑えることで、チャンピオンシップを手頃な価格に維持したいと考えている」

    2020年のFIA F2には、今年FIA-F3に参戦するホンダF1とレッドブルの育成ドライバーである角田裕毅がステップアップを果たすとみられている。

    FIA-F2:2020年シーズン開催カレンダー
    3月20~22日:サヒール(バーレーン)
    5月1~3日:ザントフォールト(オランダ)
    5月8~10日:バルセロナ(スペイン)
    5月21~23日:モンテカルロ(モナコ)
    6月5~7日:バクー(アゼルバイジャン)
    7月3~5日:シュピールベルグ(オーストリア)
    7月17~19日:シルバーストン(イギリス)
    7月31日~8月2日:ブダペスト(ハンガリー)
    8月28~30日:スパ・フランコルシャン(ベルギー)
    9月4~6日:モンツァ(イタリア)
    9月25~27日:ソチ(ロシア)
    11月27~29日:ヤス・マリーナ(アブダビ)

    FIA F3 2020年シーズン開催カレンダー
    3月20~22日:サヒール(バーレーン)
    5月1~3日:ザントフォールト(オランダ)
    5月8~10日:バルセロナ(スペイン)
    7月3~5日:シュピールベルグ(オーストリア)
    7月17~19日:シルバーストン(イギリス)
    7月31日~8月2日:ブダペスト(ハンガリー)
    8月28~30日:スパ・フランコルシャン(ベルギー)
    9月4~6日:モンツァ(イタリア)
    9月25~27日:ソチ(ロシア)

  • フォーミュラ・リージョナル規格レース車両『童夢F111/3』が完成

    フォーミュラ・リージョナル規格レース車両『童夢F111/3』が完成

    童夢は、従来のF3に代わるカテゴリーとしてFIAが世界で導入を進めているFORMULA REGIONAL certified by FIA(フォーミュラ・リージョナル)に適合した『童夢F111/3』を開発し、シェイクダウンを行った。

    また、このマシンを使用した日本国内選手権の開催準備も、FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP事務局が進めている。

    FIA FORMULA REGIONAL(FIAフォーミュラ・リージョナル)は2014年からFIA(国際自動車連盟)が開始したF1を頂点とする単座席競技車両(Single Seater:通称フォーミュラ車両)のカテゴリー再編と新安全規格導入に伴い制定された新カテゴリー。

    技術規則は2018年に批准され、すでにアジア、アメリカ、ヨーロッパでシリーズが開始されている。主な特徴は、前後に加え左右にも備わる衝撃吸収構造体の追加設定、HALOデバイス(頭部保護装置)の設置などFIAの設定した最新のレギュレーションに則った車両となっている。また。F1を頂点とするパワー・ウェイト・レシオによる新区分の採用で、FIA-F4の直接の上位規格となる。

    コスト面に関しては車体€77,000、エンジン€23,000と、FIA FORMULA REGIONAL の価格はFIAの設定した世界標準の規定価格(キャッププライス)となる。またスペアパーツなどもキャッププライスに適合させるため、従来のF3に比べ大幅にランニングコストが低減されることとなる。

    童夢F111/3について

    童夢はFIAのFORMULA REGIONAL規格策定の段階から参画しており、2018年に規格が批准されてから直ちに童夢F111/3の基礎設計を開始した。『111/3』は、鈴鹿レーシングスクールカーの専用車両、FIA-F4、F3、F3000、F1まであらゆる規格のフォーミュラカー、スポーツカー、GT車両を開発、製造してきた童夢の最新設計車両となる。

    『F111/3』は、2014年に完成した前作のFIA-F4規格車両『F110』から5年ぶりとなる新型モデルだが、新モデルナンバーの『F111』を付与している通り、前作の『F110』とは共用部品のない、全く新しい量産競技車両となっている。モデルナンバーの後の『/3』は、種目を表しており、今後、この『F111』のサバイバルセルを利用した派生モデル展開が随時可能な設計となっている。また『F111/3』はFIAより同規格の承認を受ける3番目の車両となっている。『F110』同様にFIA規格準拠車両であり、車両価格だけではなく、全ての部品の価格にいたるまでFIAの承認を得た「世界規格車両」となる。

    今回完成した『F111/3』の特徴は、FIAが今後導入を検討している人間工学を最優先したデザインを先行して導入し、操縦者の身長体重の違いによる居住性、操縦性を向上させたこと。また規定価格内で、高温多湿の日本のレース環境に対応するパワーユニット冷却性能、整備性確保も達成した。

    『F111/3』のカーボンファイバー(CFRP)製モノコックは、FIA F4マシン『F110』をさらに発展させたもので、高剛性、軽量に加えてヘイローの装着などFIAの定める高い安全性を両立。ボディワークも全てCFRP製で、徹底した構造技術解析と空力特性の追求により、レギュレーションで定められた最低重量650kgをクリアしながら、高剛性、低重心で良好なハンドリング性能を実現した。エンジンは最高出力270bhpの1750cc直列4気筒インタークーラー付きターボを搭載。ギヤボックスは6速バドルシフト付きとなる。

    童夢F111/3DOMEF111/3

    ■岡山国際サーキットでシェイクダウン成功

    完成したマシンは、9月10日、11日に岡山国際サーキットにおいて、フォーミュラからGTまで幅広い経験をもつ加藤寛規選手と、FIA FORMULA REGIONAL規定で行われているアジアンF3に参戦している金丸ユウ選手によってシェイクダウンされた。大きなトラブルもなく、高剛性のシャシー、ドライバー・オリエンテッドのドライビングポジション、高い信頼性など、設計段階で童夢F111/3が目指した姿が、しっかり実現していることが確認できた。尚、先日の全日本F3選手権にて念願の初表彰台を獲得した片山義章選手により、引き続きテストが実施される。

    加藤寛規選手のコメント
    シェイクダウンという事でトラブルシューティングを目的と思って乗り込みましたが、色々な乗り方を試しても車体にトラブルも無く、感触は良かったです。コックピットも広く居住性にも優れていました。また、様々な車両に乗ってきましたが、しっかりとダウンフォースが出ていて安定しているので、ジェントルマンドライバーの方にも乗ってもらえると思います。

    金丸ユウ選手のコメント
    シェイクダウンテストという事だったのでトラブル出しがメインのセッションになると思われましたが、僕の2セッションはインテーク以外の所、マシン自体のテストをしっかりこなすことが出来ました。テストではセットアップの面でも色々試すことができ、とても初めて車を転がすとは思えないほどの出来栄えでした。

    童夢F111/3 シェイクダウン

    ■2020年からFORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIPを開催

    FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP事務局では、2020年から童夢F111/3を使用したFIA公認レース、FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIPの開催準備を進めております。詳細に関しましては9月27日、SUPER Formula 第6戦が行われる岡山国際サーキットにおいて記者会見を行い、発表する予定。

  • 角田裕毅、FIA-F3で初優勝 「初優勝は素直にうれしい」

    角田裕毅、FIA-F3で初優勝 「初優勝は素直にうれしい」

    FIA-F3選手権第7戦のレース2が9月8日(日)に行われ、角田裕毅(Jenzer Motorsport)が初勝利を挙げた。

    前日のレース1で、4番手フィニッシュの角田裕毅は、レース後に上位車のペナルティーで3位に繰り上がり、レース2は3列目6番手からのスタートに。名取鉄平(Carlin Buzz Racing)も上位車2台のペナルティーにより11位に繰り上がり、レース2は11番手からのスタートとなった。

    朝方激しい雨に見舞われたモンツァだが、レース2の始まる前に雨は上がった。しかし、路面はウエットのコンディションです。全車ウエットタイヤで、午前9時30分にレース2のフォーメーションラップへと向かった。

    好スタートを決めた角田は、1コーナーで3番手に浮上。2周目には2番手に上がります。トップとは一時3秒ほどの差があったが、その差を徐々に詰め、角田はレース後半の15周目に1コーナーでオーバーテイクを決めてトップに立つ。その後、後続との差を保ちながらトップをキープし、22周のチェッカーフラッグを受けた。角田は、F3初優勝を果たし、シリーズランキング8位に浮上した。

    スタート後の1コーナーで混乱に巻き込まれた名取は、1周目に17番手へとポジションダウン。レース終盤には他車と接触するアクシデントでマシンにダメージを負ってピットインを余儀なくされた。名取は、ドライタイヤに履き替えて巻き返しを図ったが、それもかなわず29位でフィニッシュしている。

    シリーズ最終戦となる第8戦はロシア・ソチで9月27~29日に行われる。

    角田裕毅(レース2:優勝)
    「スタートがうまくいったことが優勝につながったと思います。ウエットコンディションで抜きにくい状況でしたが、ブレーキに自信が持てていました。ペースも悪くなく、タイヤと相談しながらの走り、後半、トップに立ってからは、後ろを意識してのレースでした。初めてのコースで、経験は(他に比べて)少ないので、後ろの走り方などを見ながらタイヤとペースを考えて走りました。初優勝は素直にうれしいですし、トラブルなくマシンを準備してくれたチームにも感謝しています。次の最終戦も、同じような結果が出せるようがんばります」

    名取鉄平(レース2:29位)
    「スタートの出だしは悪くなかったのですが、1コーナーでスペースがなくなり、そのまままっすぐ行ってポジションを落としてしまいました。レインコンディションがプラクティスからあまりよくなくて、探り探りの状況だったのですが、中盤以降ペースを上げて追いかけている途中で前のマシンにヒットして、フロントにダメージを負ってしまい、ピットインせざるを得ませんでした。予選まではいい感じでいけていたし、このコースは初めてながらとてもリズムよく走れただけに残念な結果です。残すは最終戦だけで、もちろん初めてのコースですが、これまでの経験を活かしてがんばりたいと思います」

  • 【速報】 角田裕毅、FIA F3イタリア大会のレース2で初優勝!

    【速報】 角田裕毅、FIA F3イタリア大会のレース2で初優勝!

    角田裕毅は、9月8日(日)にモンツァで開催されたFIA F3イタリア大会のレース2で初優勝を成し遂げた。

    ウエットコンディションとなったレース2。6番グリッドからスタートした角田裕毅は、スタートから果敢な攻めを見せ、軽い接触もありながらバトルを展開。15周目にリードを奪うとそのままトップでチェッカー。嬉しい初勝利を挙げた。

    前日のFIA F2のレース1では同じくホンダF1の育成ドライバーである松下信治が優勝しており、モンツァの表彰台に2日連続で君が代が流れた。

    ホンダF1とレッドブルの育成プログラムに参加する角田裕毅は、将来のF1ドライバー候補として期待がかかっている。

    POS NO DRIVERS TEAMS LAPS
    1 14 Y. Tsunoda Jenzer Motorsport 22
    2 4 L. Lawson MP Motorsport 22
    3 11 J. Hughes HWA RACELAB 22
    4 6 R. Verschoor MP Motorsport 22
    5 18 P. Piquet Trident 22
    6 20 L. Pulcini Hitech Grand Prix 22
    7 8 F. Scherer Sauber Junior Team by Charouz 22
    8 28 R. Shwartzman Prema Racing 22
    9 3 C. Lundgaard ART Grand Prix 22
    10 31 L. Sargeant Carlin Buzz Racing 22
    11 21 J. Vips Hitech Grand Prix 22
    12 30 F. Drugovich Carlin Buzz Racing 22
    13 27 J. Daruvala Prema Racing 22
    14 26 M. Armstrong Prema Racing 22
    15 19 N. Kari Trident 22
    16 17 D. DeFrancesco Trident 22
    17 9 R. Hyman Sauber Junior Team by Charouz 22
    18 7 L. Zendeli Sauber Junior Team by Charouz 22
    19 22 Y. Yifei Hitech Grand Prix 22
    20 5 S. Laaksonen MP Motorsport 22
    21 2 M. Fewtrell ART Grand Prix 22
    22 12 K. Andres HWA RACELAB 22
    23 15 G. Carrara Jenzer Motorsport 22
    24 16 A. Estner Jenzer Motorsport 22
    25 24 A. Deledda Campos Racing 22
    26 25 S. Fernandez Campos Racing 22
    27 10 B. Viscaal HWA RACELAB 21
    28 1 D. Beckmann ART Grand Prix 21
    29 29 T. Natori Carlin Buzz Racing 21