カテゴリー: FIA F2

  • ガブリエル・ボルトレト F2チャンピオンを獲得 来季ザウバーでF1デビュー

    ガブリエル・ボルトレト F2チャンピオンを獲得 来季ザウバーでF1デビュー

    ガブリエル・ボルトレトが、2024年のF2チャンピオンを獲得した。ボルトレトは2025年にザウバーのF1ドライバーを務めることが決定している。

    アブダビでの最終レースに入ると、ガブリエル・ボルトレトとアイサック・ハクアーの差はわずか4.5ポイントだった。スタート直後、ハジャーは失速してピットレーンに戻され、ガブリエル・ボルトレトは2番手からすぐにトップに立つことができた。

    ハジャーはピットレーンからレースを続け、一時は2周遅れとなったが、自分のペースで走行してラップを縮めることができた。ピットストップ後、ボルトレトはターン9でミスを犯し、ジョシュア・ダークセンとビクター・マルティンスにポジションを奪われた。ボルトレトは自分のマシンのブレーキに満足していなかった。彼はただマシンを完走させるだけでは満足せず、29周目にマルティンスを抜いて2位になった。

    別の戦略として、リチャード・フェルシュホーは、後半もミディアムタイヤで改善を続け、その集団をリードすることができた。彼は27周目にピットレーンに入り、6位でコースに戻った。オランダ人のフェルシュホーは、最終コーナーの最後から2周目にマルティンスが表彰台に上がったように、表彰台でフィニッシュした。今日F3シーズンを終えてこの競争に参加した最高のドライバーは、6位でフィニッシュラインを通過したディノ・ベガノビッチだった。

    アンドレア・キミ・アントネッリは日曜日も体調不良が続いていたため、2025年にメルセデスでF1の冒険が始まる前に最後のF2レースを欠場した。オリバー・ベアマンは5位でフィニッシュした。

    ガブリエル・ボルトレト F1

  • レッドブルF1育成アイザック・ハジャー 「2025年のチャンスは残っている」

    レッドブルF1育成アイザック・ハジャー 「2025年のチャンスは残っている」

    レッドブルの次期F1ドライバーラインナップに関する不確実性により、ハジャーは2025年のF1デビューに希望を抱いている

    フォーミュラ2のタイトル獲得を目指して戦うアイザック・ハジャーは、レッドブルがF1ドライバーのラインナップを評価している状況を注視している。

    公式には、セルジオ・ペレスがマックス・フェルスタッペンとともにミルトンキーンズを拠点とするレッドブル・レーシングに残留することが発表された。また、ダニエル・リカルドの代役として最近印象的な走りを見せているリアム・ローソンがシートを獲得する見込みが強い。

    しかし、セルジオ・ペレスは過去15戦で獲得したポイントが48ポイントにとどまっているのに対し、マックス・フェルスタッペンは257ポイントを獲得しており、ペレスの一貫したパフォーマンス不足がレッドブルに将来に向けた他の道を模索させている。その道とは、リアム・ローソンをメインチームに昇格させること、あるいは、衝撃的な新人ドライバーであるフランコ・コラピントをRBチームを飛び越えてフェルスタッペンの元に送り込み、F1フルシーズンに参戦させることである。

    レッドブル・ジュニアチームのトップドライバーであるアイザック・ハジャーは、F2タイトルを争っており、この状況が有利に展開することを期待している。

    「少なくとも、僕のチャンスは残っていると言えるだろう」とハジュヤーはオートスポーツ誌に語った。

    「もちろん、すべては僕次第というわけではない」
    「RBとレッドブルでは多くのことが起こっている。何でも起こり得る。そして、もちろん、僕が次の候補だ。それが事実だ」

    「彼らがどんな決断を下すかはわからないが、いずれにしても、僕はここにいて、来年に向けて準備を整えようとしている」

    アイザック・ハジャーは、彼ら2人よりも下位シリーズで優れたパフォーマンスを発揮してきたことを考えれば、経験不足にもかかわらず、コラピントとオリバー・ベイマンが今年F1で印象的な活躍をしたことで、状況が好転する可能性もある。

    「これは、僕たちの世代が優秀であることを示している」と20歳のハジャーは主張する。

    「しばらくの間、経験こそがすべてだと考えていた。そして、F1で10年の経験を持つ男を打ち負かすことはできないと思っていた。でも、実際にはできる。速ければ、速い。だから、彼らは僕たちのために良いことをしてくれた。F2グリッドがF1に進出できることを示してくれた」

    しかし、ハジャーは、レッドブルの「非常に現実のレースに近い」シミュレーターを十分に活用したとはいえ、F1テストの経験がほとんどないため、必ずしも同じレベルでパフォーマンスを発揮できるわけではないことを認めている。

    「もし今、F1マシンに飛び乗らなければならないとしたら、オリーやリアムよりもずっと難しいだろう」とハジャーは語る。

    「これまでのF1での経験はFP1が3回だけだし、周回数は常にかなり限られている」

    コラピントはすでにウィリアムズで2回の入賞を果たしているが、ハジャーは不本意ながら、レッドブルが「速いドライバーを探しており、コラピントがそのことを証明している」と認めている。

    一方で、ハジャーは「僕はレッドブルのプログラムに3年間参加しており、F2では2位、チームのリザーブドライバーでもあるのに…」と鋭く指摘している。

    「そういうことだ」という短い言葉が、コラピントの道筋に対する若者の意見を如実に表している。

    レッドブル・レーシング F1 アイザック・ハジャー

    アイザック・ハジャーは2024年のF2シーズンで、タイトル獲得に向けてカタールとアブダビの2ラウンドを残している。そして何よりも、レッドブルに2025年のシートにふさわしいことを証明しなければならない。

    ハイテックでの期待外れのデビューシーズンを14位で終えた後、ハジャーは今年これまでに4勝を挙げている。

    「カンポスでの仕事の方が、ハイテックでの当時よりもずっと快適だと気づいた」とハジャーは説明する。

    「ハイテックでのF3では素晴らしいシーズンを過ごし、本当に良い思い出ができた」

    「しかし、F2では異なる人々と一緒に仕事をするようになり、まったく適応できず、1年を通して苦戦した。 速さを見せることもあったけど、もっとずっと良いシーズンを送れたはずだ。 ミスをかなり犯した」

    「だから、結果を最大限に引き出し、ポテンシャルを最大限に引き出し、ミスを減らすことに関しては、かなり改善したと言える。そして、全体的なパッケージも明らかに良くなった」

    しかし、ハジャーはここ最近、期待外れの成績が続き、ポイントを獲得できなかったモンツァとバクーのラウンドで選手権の首位の座を失った。イタリアではピットストップに手間取り、スタートも遅かった。アゼルバイジャンの予選セッションではクラッシュしてしまい、週末全体に影響が出てしまった。

    「今シーズンは本当に厳しい戦いだった。ダウンが多すぎたし、機械の故障も多かった」とハジャーは認める。

    「今シーズンを振り返ると、良い週末を過ごすたびに、日曜の表彰台や優勝を経験していたような気がする。だから、今回のパフォーマンスには本当に満足している」

    「常に自分の持てる力を最大限に発揮してきたと感じているし、それが日曜にポイントを獲得する主な方法だった」

    ハジャーは間違っていない。165ポイント中145ポイントをメインレースで獲得しているのだ。

    しかし、もしハジャーが来季F1のシートを獲得できず、レッドブルのチームのリザーブドライバーとして1年を過ごさなければならないとしたらどうだろうか?

    「つまり、僕はもちろん、それを受け入れるつもりはない。なぜなら、運転したいからだ」とハジャーは断言する。

    「しかし、それが現実になるのであれば、僕はそれをやり遂げ、前を向いて考えるつもりだ」

  • レッドブルF1育成アービッド・リンドブラッド 2025年にカンポスからF2参戦

    レッドブルF1育成アービッド・リンドブラッド 2025年にカンポスからF2参戦

    レッドブルF1の育成ドライバーであるアービッド・リンドブラッドが、2025年にカンポス・レーシングからFIA フォーミュラ2選手権に参戦することが発表された。

    アービッド・リンドブラッドは、プレマ・レーシングでのF3ルーキーシーズンを4位で終え、シルバーストーンでの完全優勝を含む4つのレースで優勝し、チャンピオンシップ史上初の快挙を成し遂げたドライバーとなった。

    それ以前には、レッドブル・ジュニアチームのドライバーとしてイタリアF4に参戦し、フル参戦初年度で総合3位となり、6勝、4回のポールポジション、10回の表彰台を獲得した。

    リンドブラッドは、F2昇格を前に、新しいチームでのスタートを心待ちにしていると語った。

    「2025年のFIA F2でカンポス・レーシングの一員となることにとても興奮している。チームは今シーズン、素晴らしい活躍を見せており、一緒に仕事ができるのが待ちきれない」とリンドブラッドは語った。

    「過去にこのチームでレースをしたドライバーの長いリストに加わり、アドリアン・カンポス氏の遺産とレガシーの一部となることを楽しみにしている。チームは非常に情熱的で、勝利への飢えと意欲に満ちている。彼らは、お互いに高め合ってドライバーとして成長し続けるためのツールと知識を私に与えてくれるだろう」

    「レッドブル、ジュニアチーム、カンポス・レーシングの皆さんに、このような機会を与えてくれたことに感謝したい。早く始めたい!」

    チーム代表のアンドレ・カンポス・ジュニアは「2025年にアービッドのようなドライバーが我々のチームに加わってくれることを嬉しく思う」と語った。

    「彼は非常に才能があり、我々には共に非常に重要な目標がある。来季のデビューに向けて、冬の間、彼が可能な限り準備万端でいられるよう取り組むつもりだ。我々の経験をすべて注ぎ込み、彼の移行が可能な限りスムーズで成功したものとなるよう努めるつもりだ

  • ウィリアムズF1育成のザック・オサリバン 資金不足で今季のF2参戦を終了

    ウィリアムズF1育成のザック・オサリバン 資金不足で今季のF2参戦を終了

    ザック・オサリバンは、自身のソーシャルネットワークを通じて、F2シーズンを完走するために必要な予算を獲得できなかったため、ARTチームのシートを直ちに他のドライバーに譲らなければならないと発表した。

    ウィリアムズの育成プログラムのメンバーである19歳の英国人は、ジュニアカテゴリーで好成績を収め、昨年のF3では2位、F2では、モナコとスパ・フランコルシャンのスプリントレースで勝利し、13位につけている。

    ザック・オサリバンは、お金のない才能のもう一つの例であり、結果を示すことで可能な限り経済的支援を得ることを望んでいる。しかし彼の場合、スポンサーの貢献はアブダビまでF2での存在を保証するには十分ではなかった。モナコでオリバー・ベアマン、フランコ・コラピント、アンドレア・キミ・アントネッリに勝ったのは少なくとも彼にとっては慰めになるだろうし、最初に挙げた2人はすでにF1デビューを果たしており、3人目は来年からメルセデスのフルドライバーになることが確定している。

    ザック・オサリバンは声明の中で、プロとしてのキャリアの次のステップが何になるかについては言及しなかったが、F2に戻って学習を進め続けるための経済的支援を探し続けることを示唆した。

    彼は自分が輝くために必要なツールを持っていると確信しており、自分が最高の一人になれることを次から次へと証明してきた。もちろん、彼の言葉にはチャンピオンシップの残り6ラウンドをプレーできなかったことに対するフラストレーションが表れている。この事例は、F1チームに所属しているからといってトレーニングシリーズでの完全なサポートが保証されるわけではないことも示している。

    ウィリアムズ・レーシング F1 ザック・オサリバン

    「まず最初に、ARTグランプリとウィリアムズ・レーシングが僕に与えてくれたすべてのサポートに感謝したい。今年、僕たちは信じられないような瞬間、複数の勝利を経験し、大きなハイライトはモナコのメインレースでの勝利だった」とザック・オサリバンは語った。

    「残念ながら、僕たちのスポーツにはストップウォッチ以外にも多くの要素が関係している。問題は単純に資金の問題だ。ARTグランプリでこのF2シーズンを終えることはできない」

    「今年の残りの間、自分の才能を発揮できないのは残念だけど、スポンサーの皆さん、ウィリアムズ・レーシング、そしてこの旅に付き合ってくれたファンの皆さんに感謝したいと思う。皆様のご支援は非常に貴重であり、近いうちにまた皆様と一緒に運転できることを楽しみにしている」

  • F1参戦のオリバー・ベアマンの代役でガブリエレ・ミニがバクーでF2デビュー

    F1参戦のオリバー・ベアマンの代役でガブリエレ・ミニがバクーでF2デビュー

    プレマは、オリバー・ベアマンがハースF1チームドライバーとしてグランプリに出場するため、代役としてガブリエレ・ミニが今週末のアゼルバイジャンでF2デビューを果たすことを発表した。

    ハースF1チームは、ケビン・マグヌッセンが12ヶ月間の累積で12点のペナルティポイントしてレース出場禁止処分を科されたため、F1アゼルバイジャンGPでオリバー・ベアマンを代役として招集した。

    オリバー・ベアマンの不在により、今月初めにメルセデスF1ドライバーとして発表されたアンドレア・キミ・アントネッリとともにガブリエレ・ミニがバクーでプレマのドライバーとしてバクーに派遣されることになった。

    今シーズンのFIA F3でプレマから参戦したガブリエレ・ミニは、タイトル獲得目前で最終コーナーでレオナルド・フォルナローリに追い抜かれて2位に終わった。

    しかし、その決定的な展開にイタリア人が落胆したのもつかの間、テクニカルデリゲートが彼のマシンのタイヤ空気圧が最低基準を下回っていたことを発見し、後に失格となった。

    ミニは2025年にF2に正式に昇格する準備が整っており、オリバー・ベアマンとアンドレア・キミ・アントネッリがF1に昇格することで、プレマでそのステップを踏むことになると思われる。

    「バクーでのFIAフォーミュラ2イベントにプレマ・レーシングの一員として参加できることをとても嬉しく思っている」とミニは語った。

    「2024年シーズンは好調で、最終コーナーまでタイトル獲得を争っていた」

    「2025年はフォーミュラ2が主な選択肢となるので、バクーで早期に参加することは非常に重要だ。新しい車とシリーズで学ぶ良い機会だ」

    プレマのチーム代表のルネ・ロシンは「ガブリエレのFIAフォーミュラ2デビューが待ちきれない」と語った。

    「2020年に我々のチームで初めての一歩を踏み出した後、彼がトップジュニア・シングルシーターシリーズに参戦するのは非常に喜ばしいことだ」

    「これは彼にとってもチームにとっても有益な機会となるだろう」

    「一方で、オリーが2度目のF1レースで最高の走りを見せてくれることを願っている。また、今年の残りのレースで彼が戻ってくることを楽しみにしている」

    F1アゼルバイジャンGPクリスチャン・マンセルは、F2のトライデントでロマン・スタネックの代わりを務める。

    また、トライデントは、今週末から今シーズン残りのF2ラウンドで、クリスチャン・マンセルがロマン・スタネックの代わりを務めることを発表した。

    クリスチャン・マンセルもまた、ガブリエレ・ミニと同様に、昨シーズンはF3でレースをしており、5回の表彰台を獲得してランキング5位という素晴らしい成績を収めた。

    「トライデント・モータースポーツでFIAフォーミュラ2デビューできるのが待ちきれない」とマンセルは語った。

    「イタリアのチームの一員として、バクーのストリートサーキットで、そしてシーズン終了前の次の2つのイベントでレースできることを非常に嬉しく思う」

    「アゼルバイジャンのような挑戦的なトラックでのデビューは激しいものになるだろうけど、正直に言うと、緊張よりも興奮の方が大きい」

    トライデントチームのマネージャー、ジャコモ・リッチは「FIAフォーミュラ2選手権の次の3ラウンドにオーストラリア人ドライバーのクリスチャン・マンセルを起用できることを非常に嬉しく思っている」

    「彼は、モンツァでの最終ラウンドまでタイトルを争っていたFIAフォーミュラ3選手権で、今年我々が目にした新進ドライバーの中でも最も才能のあるドライバーの一人だ」

    「クリスチャンは、予選で速く、タイヤの管理とオーバーテイクが非常に上手な完成されたドライバーだ。バクーでデビューすることは、間違いなく野心的な目標であり、決して容易ではない」

    「我々は彼のために専用の準備作業を行ってきた。特にフリープラクティスセッションで中断がなければ、その成果が得られると確信している」

    「うまくいくための条件はすべて揃っていると確信している。」

  • 宮田莉朋 FIA-F2 第11戦モンツァは健闘を見せるもペナルティで入賞ならず

    宮田莉朋 FIA-F2 第11戦モンツァは健闘を見せるもペナルティで入賞ならず

    FIA-F2の第11戦がイタリアのモンツァで行われ、TGR WECチャレンジプログラムから同シリーズに参戦している宮田莉朋は、公式練習で4番手と好調な滑り出しを見せるも、予選は17番手。スプリントレースでは終盤追い上げ13位。フィーチャーレースは9位まで順位を上げチェッカーを受けたが、レース中のペナルティでタイムを加算され、14位という結果に終わった。

    8月30日(金)から9月1日(日)にかけて、イタリアのモンツァ・サーキットで2024年FIA-F2第11戦が開催された。FIA-F2には今季TOYOTA GAZOO Racing(TGR) WECチャレンジプログラムのドライバーである宮田莉朋がロディン・モータースポーツからフル出場している。

    7月末の第10戦以来、1か月強のサマーブレイクを経てFIA-F2が再開された。全14戦で争われている今季の同シリーズも、今大会を含め残すところ4戦となった。今季FIA-F2とELMS(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ)に参戦している宮田莉朋は、一足先に前週ベルギーのスパでELMS第4戦に出場しており、サマーブレイク明け早々2週連戦の忙しいスケジュールとなる。

    今大会の舞台となるモンツァは、100年以上前からF1イタリアGPが行われてきた伝統のコース。フェラーリの地元であり、多くの熱狂的なファンの皆様が集まる。森の中を抜ける、昔ながらの超高速サーキットで、今大会の前に路面も全面再舗装されており、エキサイティングなバトルが展開された。

    宮田莉朋はデビューイヤーのFIA-F2序盤戦、中東の開幕戦と豪州の第3戦でポイント獲得を果たした。舞台が欧州へ移ってからは、初めてのサーキットで走行時間も限られる中、毎戦着実に経験を積みながら随所で光る速さを見せており、サマーブレイク前の第9戦ブダペスト、第10戦スパと連続でフィーチャーレース後半の追い上げを見せて2戦連続のポイント獲得を果たしている。

    宮田莉朋

    【予選】
    8月30日(金)午後4時2分より30分間の予選が行われた。好天の下、気温は34度、路面温度も50度を超える暑さの中で激しいアタックが繰り広げられた。

    各車開始5分ほどを経たところでコースインするも、10分過ぎにコースオフ車両により赤旗中断。残り16分で再開されると、全車一斉にコースへ向かい、午前中の公式練習で4番手と好調さを見せた宮田莉朋は、この時点でのセクター2のベストタイムを刻むも、また別の車両が飛びだして赤旗中断。宮田はこのアタックを完遂できなかった。

    この2回目の赤旗からは残り6分で再開となり、各車最後の一発アタックへ向けコースイン。宮田莉朋は1分32秒896でその時点での9番手につけるも、その後ライバル勢も次々にタイムを更新して行き、ポールポジションから0.736秒遅れの17番手グリッドとなった。

    宮田莉朋 FIA フォーミュラ2選手権

    【スプリントレース】
    31日(土)、この日も気温33度、路面温度49度という暑さの中で午後2時15分より21周で争われるスプリントレースが行われた。

    スタート直後のストレートで、後続集団の接触により多重クラッシュが発生。いきなりセーフティカー導入の波乱の幕開けとなりました。宮田莉朋は目の前で発生したクラッシュを上手くかわし、13位へとポジションアップ。

    4周目に再スタートが切られると、宮田莉朋はライバル勢との激しい順位争いを展開。一時は17位までポジションを落とすもその後は周回毎にライバルをかわして順位を取り戻して行った。

    14周目に15位まで上がった宮田莉朋は、さらにペースを上げて前車との差を詰めていき、18周目に14位へ浮上。その後、上位車両が1台スローダウンしたことで、13位でチェッカーを受けた。

    【フィーチャーレース】
    9月1日(日)のフィーチャーレースは午前10時5分と早い時間からのスタートで、気温は29度、路面温度35度とやや過ごしやすいコンディション。

    この日もスタート直後、1コーナー進入で接触があり、1周目からセーフティカーが導入された。

    宮田莉朋はこの混乱を避ける形で18位へ後退。3周目に再スタートが切られ、1列に連なっての周回が続いたが、タイヤ交換義務消化が可能となる6周目を終えると、オプション(スーパーソフト)タイヤを装着している上位勢がピットへ向かった。

    上位勢がピットインしたことで、宮田莉朋は9位へとポジションアップ。8周目、宮田はさらに上位を目指すも、第1シケインで僅かに前車に接触し、この車両がスピン。2度目のセーフティカー導入となった。

    このタイミングで宮田莉朋らもピットイン。宮田もオプションタイヤからプライム(ミディアム)タイヤへと交換した。

    11周目に再スタートが切られ5台がピット未消化の状態で宮田莉朋は12位を走行。3戦連続でのポイント獲得の期待が高まった。

    しかし、先の接触で宮田にレース結果+10秒のペナルティが科されることに。また、再スタート後の混乱の中でコースオフを喫した宮田は、コースへ復帰したもののその際に定められたルートを通過しなかったとしてさらに5秒プラスのペナルティ。

    ペナルティを科されることになったものの、宮田莉朋はライバルとの激しいバトルを繰り広げ、14周目、15周目と前車をパスして9位へポジションアップ。

    その後も激しいバトルを繰り広げ、宮田は9位でチェッカー。しかし、15秒のペナルティを加えられたことで、レースは14位という結果となった。

    宮田莉朋 F2

    宮田莉朋
    結果は厳しいレースとなってしまいましたが、初めての走行でもフリー走行では上位にいくことができましたし、何かつかめさえすれば良いレースにできたと思います。今週末得られたことをまたしっかりと振り返って、次戦のバクーに挑みたいと思います。モンツァは高速サーキットでありながらもブレーキが非常に重要なコースで、やはり日本にないコースレイアウトですし、自分にとっても新たな発見ができました。この経験も今後のキャリアに活かしていきたいと思います。

  • F3王者レオナルド・フォルナローリ 2025年にインヴィクタからF2に参戦

    F3王者レオナルド・フォルナローリ 2025年にインヴィクタからF2に参戦

    F3王者レオナルド・フォルナローリが、2025年にインヴィクタ・レーシングからF2にステップアップすることをチームが発表した。

    モンツァの最終ラウンドで2024年のFIAフォーミュラ3ドライバーズチャンピオンシップを獲得した後、フォルナローリの次のステップが確定し、このイタリア人は2025年のFIAフォーミュラ2キャンペーンに向けて発表される最初のドライバーとなった。

    インヴィクタ・レーシングは、2025年シーズンに向けた準備の一環として、イタリア人ドライバーが今年後半にチームとともにアブダビで行われるシーズン後のテストに参加することも確認した。

    フォルナローリは今年これまでで最高のシーズンを過ごし、トライデントでタイトル獲得までの過程で7回の表彰台獲得、2回のポールポジション獲得、2回の最速ラップ記録を達成した。

    F2へのステップアップについて、フォルナローリはインヴィクタでレースキャリアの次のステップに進むことに興奮していると語った。

    「このニュースでF3チャンピオンシップの優勝を祝うことができてとてもうれしい。来シーズンのF2へのステップアップが待ちきれない」とフォルナローリは語った。

    「インヴィクタ・レーシングは、今シーズンを含め、長年にわたりF2で最高のチームの1つであることを証明してきた。2025年シーズンにチームと一緒に仕事ができることを本当に楽しみにしている。この機会に、過去3年間トライデントに感謝したいと思う。彼らは本当にF3で最高のチームだ。F3で最高のチームからF2で最高のチームになるのは、まさに夢の実現だ」」

    インヴィクタ・レーシングのチーム代表アンディ・ロッシュは「202 年に向けてレオナルドをチームに迎えることができ、大変嬉しく思っている」と語った。

    「FIA フォーミュラ 3 チャンピオンシップでの優勝は彼にとって素晴らしい功績であり、2025 年も素晴らしい活躍をしてくれると確信している。我々ははここ数年、レオナルドのシングルシーターキャリアを追ってきたが、彼が並外れた才能の持ち主であることは明らかだ。今年はガブリエルに続き、FIA フォーミュラ 3 チャンピオンが 2 年連続でチームに加わってくれることを大変嬉しく思っている」

  • アンドレア・キミ・アントネッリ F1への重圧「批判されることを恐れていない」

    アンドレア・キミ・アントネッリ F1への重圧「批判されることを恐れていない」

    アンドレア・キミ・アントネッリは、初のメジャーインタビューで、自身の急速な昇格とメルセデスF1チームでルイス・ハミルトンの後継者となる見通しについてオートスポーツに語った。

    2025年にメルセデスでF1デビューすることはまだ決定も発表もされていないが、アンドレア・キミ・アントネッリほど称賛や期待の重圧を背負って大舞台に登場するドライバーはほとんどいないだろう。

    今月末のオランダグランプリの日に18歳の誕生日を迎えるアントネッリは、目覚ましい成長を遂げており、フォーミュラ・リージョナルからフォーミュラ2に直接飛び級で進み、7度のワールドチャンピオンに輝いたルイス・ハミルトンの後継者として育てられてきた。

    アントネッリはハミルトンの後継者として以前から注目されていたが、ハミルトンのフェラーリへの電撃移籍はメルセデス代表のトト・ヴォルフを驚かせ、チームはイタリア人の育成プログラムを加速させた。

    この急激な出世に立ち向かうには、強靭な精神力と優れたサポート体制が必要だ。しかし、ティーンエイジャーの生活はかなり速いペースで進んでいるが、彼は時々立ち止まって周囲を見渡し、自分が歩んできた道のりを評価することを忘れていない。

    初めての広範囲にわたるインタビューで、アントネッリは、何事にも甘んじることなく、また、最大の舞台で批判されることを恐れてもいないとオートスポーツ誌に語った。

    「ある程度の不安は常に付きまとうと思う。パフォーマンスを発揮できないのではないかという不安は誰にでもあると思う」と、アントネッリはF1ルーキーになることについて語っている。「僕のアプローチは、学ぶこと、成長すること、そして今を楽しむことのできる素晴らしい機会と捉えることだ」

    「批判を恐れてはいない。メルセデスは僕のポテンシャルについて明確な意見を持っている。今季のF2選手権は最高の形でスタートできなかったが、ネガティブな考えはなかった」

    「とても落ち着いている。もしチャンスが訪れたら、それを喜んで受け入れ、最大限に活かしたい」

    「最近、来年についての噂が飛び交い、プレッシャーを感じることもあったけど、僕は常に楽しもうとしてきた。今、与えられたチャンスを楽しんでいる」

    シングルシーター界の強豪プレマにとって異例とも言える厳しいスタートを切ったにもかかわらず、アントネッリのF2初参戦はこれまでに2勝を挙げ、ランキング7位で夏休みを迎える。チームメイトで将来のハースF1ドライバー、オリバー・ベアマンは、同じく波乱のスタートを切った後、カルロス・サインツJr.の代役としてフェラーリでサウジアラビアラウンドを戦ったこともあり、現在15位につけている。

    アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    しかし、F2はレース技術を磨き、競争のプレッシャーに対処する方法を学ぶのに十分な学校である。一方で、メルセデスがアントネッリの進歩を最も評価しているのは、2年前のマシンでのプライベートテストであり、それは目を見張るような経験であった。

    「バーレーンでのプレシーズンテスト中に日程を知らされたとき、心の中で『本当にF1カーを運転するんだ!』と叫んだ。それは、白黒はっきりした、とても特別な瞬間だった」とアントネッリは振り返る。

    最初の2日間のテストは4月にレッドブルリンクで行われ、シルバーアローに最後にコンストラクターズタイトルをもたらした2021年型メルセデスW12を運転した。その後、イモラとシルバーストンで行われたテストでは、グラウンドエフェクトカーとして現行世代にかなり近いものの、より運転が難しく予測不可能な2022年型メルセデスW13に乗り換えた。

    「本当に素晴らしい経験だった」とアントネッリはF1初走行の感想を語った。「コンディションは最高とは言えなかったけど、雨が降ったり、午後には雪まで降ったりしたにもかかわらず、その興奮は最初のラップでもずっと続いた」

    「そして2日目には路面が改善され、ドライコンディションでパワー、減速、空力負荷といったパフォーマンスが現れました。クレイジーだった」

    「トラックに到着してガレージのドアを開けただけで、エンジニアやメカニックなど、1台のマシンを走らせるためにどれだけの人が集まっているかを見て衝撃を受けた」

    「彼らから質問されたときに、多くの情報を答えられるようにしておかなければならない。慣れるまでには時間がかかったけど、今ではすべてがすでに普通のことのように感じられる」

    F1カーで世界屈指のサーキットを走り回るのも、また別の話だ。しかし、底なしのグリップとパフォーマンスを誇るマシンの限界を見極めるのはまた別の問題であり、アントネッリはシルバーストンの高速コーナー、コプス、マゴッツ、ベケットを走り抜ける中で、そのことに気づいた。

    「信じられない」とアントネッリは笑う。「不可能だと思っていたのに、実際にやってみてマシンがその状態を維持しているのを見て、『まだ余裕があるんだ!』と気づく」

    「F1カーは大きな信頼感を与えてくれるけど、僕が直面した難題のひとつは限界を見つけることだった。もう少しと要求するたびに、マシンはそれに応えてくれた。『これ以上は絞り出せない、これが限界だ』と理解する瞬間が訪れるだろうけど、それは非常に狭いウィンドウだ」

    「ミスを許す余地が非常に少ないことは承知している。でも、マシンに対する信頼が増すほど、より快適に感じる」

    アンドレア・キミ・アントネッリ フォーミュラ2

    「F2に来てすべてを勝ち取るつもりはなかった」
    アントネッリはメルセデスで大量の情報に吸収しなければならなかったが、その能力はすでに試されていた。フォーミュラ・リージョナルからF2に飛び級で進み、その過程でF3をスキップした。これは、レッドブルがF3からトロ・ロッソのシートに直接昇格させ、史上最年少のF1ドライバーとなったマックス・フェルスタッペンの出世を彷彿とさせる。

    自動車レースの経験が相対的に少ないことを踏まえ、アントネッリは一部の観測者がそうしたようにF2での成功を当然のことだとは思っていなかったと語る。

    「ノー。F2に直接進むとは思っていなかったからね。この計画を聞かされたとき、普通はまずF3に行くものなので、大きな飛躍になると思った。でも同時に、その挑戦はすぐに僕にとって魅力的なものになった」とアントネッリは語る。

    「F2に来て全てを勝ち取るつもりはなかった。フォーミュラ・リージョナルからのジャンプは非常に難しいだろうと常に認識していたし、学ぶべきことがたくさんあることも分かっていた。それは今も続いている」

    「ヴォルフとの関係にもとても満足している。困難な時には彼にアドバイスを求めるけど、彼はいつも僕に自信を持たせる方法を模索してくれる」

    「例を挙げよう。シルバーストンでの予選が残念な結果に終わった後、少し辛い時期だったので彼に電話した。たくさん話をして、その会話のおかげで自信を取り戻すことができた。そして翌日、僕は優勝し、表彰台の下に彼の姿を見ることができて本当に嬉しかった」

    「困難な時期を経験すると、最終的にはより強くなれると思う。姿勢という意味でもね。シルバーストンとブダペストがそれを証明してくれた」

    しかし、ヴォルフがアントネッリを将来のチームメイトとして強く推していること、そしてアントネッリが大きなチャンスを熱望していることは確かだが、アントネッリは先走りすることを拒んでいる。夢は現実になるまでは夢に過ぎない。

    「検討してもらってとてもうれしいけど、何も求めていません」とアントネッリは強調する。「現時点での目標はF2で良い成績を残すことだ。その後どうなるかはわからない」

    「僕はまだこれを夢だと思っている。確かに、それについて考えたこともあるけど、それは一瞬の考えだ」

    「正直に言うと、今の僕にとってこれはまだ夢だ。それが現実になるかどうか見てみよう」

  • 宮田莉朋 FIA-F2第10戦スパで2戦連続となるポイント獲得

    宮田莉朋 FIA-F2第10戦スパで2戦連続となるポイント獲得

    FIA-F2の第10戦がスパ・フランコルシャンで行われ、TGR WECチャレンジプログラムから同シリーズに参戦している宮田莉朋は、雨天で短縮終了となったスプリントレースでは15位。好天の下で行われたフィーチャーレースでは後半見事な追い上げを見せて7位でフィニッシュし、前戦ブダペストに続き2戦連続でのポイント獲得を果たした。

    7月26日(金)から28日(日)にかけて、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで2024年FIA-F2第10戦が開催された。

    FIA-F2には今季TOYOTA GAZOO Racing(TGR) WECチャレンジプログラムのドライバーである宮田莉朋がロディン・モータースポーツからフル出場している。

    全14戦で争われている今季のFIA-F2は10戦目を迎えた。今季FIA-F2とELMS(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ)に参戦している宮田莉朋は、6月のル・マン24時間レースに出場した後、翌週からヨーロッパを転々としながら、FIA-F2だけで6週間で5戦という過密スケジュールでレースを戦っている。この連戦を終えた後は、8月はレースが無いため、今大会はサマーブレイク前の欧州連戦最後の戦いとなった。

    今大会の舞台となるスパ・フランコルシャンは、数々の名勝負を生んで来た伝統のサーキット。1周7kmを超えるシリーズ最長のコースで、「スパ・ウェザー」と呼ばれる変わりやすい天候でも知られている。

    宮田莉朋はデビューイヤーのFIA-F2序盤戦、中東の開幕戦と豪州の第3戦でポイント獲得を果たした。舞台が欧州へ移ってからは、初めてのサーキットで走行時間も限られる中、毎戦着実に経験を積み、随所で光る速さを見せている。前戦ブダペストではレース2で18番手からオーバーテイクショーを演じ8位入賞。ポイント獲得を果たした。

    宮田莉朋 FIA フォーミュラ2選手権

    【予選】
    26日(金)午後4時より30分間の予選が行われた。雨の予報もありましたが降ってはおらず、全車スリックタイヤでコースイン。開始6分でコース上に停まった車両により赤旗が出され、数分間の中断の後セッションは再開。宮田莉朋は1分58秒831で、このセッション前半では暫定13番手につけた。

    いったん各車ピットへ戻り、残り時間が10分ほどになったところで再アタック開始。宮田莉朋は1分58秒063とタイムを更新するが、ライバル勢も僅差の中タイムを詰めて行き宮田莉朋は中盤での争いに。

    宮田莉朋は最終ラップ、チェッカー直前にフィニッシュラインを越えてタイムを更新すべくラストアタックに入ったが、途中でイエローフラッグが振られアタックできず。16番手グリッドとなった。

    【スプリントレース】
    27日(土)は雨模様となった。当初スプリントレースが予定されていた午後2時15分の時点では、かなり強い雨に見舞われたことで、何度かのスタートディレイの後、一旦レースは順延に。その後行われたF1の予選後、午後6時25分から行われることとなった。

    各車がグリッドに並んだ時点では雨は止んだように見えたが、フォーメーションラップを走り始めるとまた雨が降り始め、水煙を上げてレースのスタートが切られた。

    他車のグリッド降格により15番手からスタートした宮田莉朋は後方集団の混乱の中でも大きく順位を落とすことなく1周目を1ポジションアップの14位で終え、2周目にかわされ15位に。

    2周目に車両トラブルによりコース上に停まった車両が出たことで、バーチャルセーフティカーとなった後、セーフティカーに切り替えられた。セーフティカー先導で走行を続けていたが、その間にも雨量が増し、視界が悪くなったことで7周目に赤旗が出され、全車ピットへ。そのままレースは終了。5周終了時点で成立ということになり、宮田莉朋は15位でこのレースを終えることとなった。

    宮田莉朋
    天候がかなり荒れていて、レースが一旦延期になり、こちらの午後6時過ぎにレースが行われることになりましたが、またそこもスタートがディレイしたりして、スムーズには行きませんでした。レースとしても3周か4周で終わってしまって、スパ・ウェザーというものをかなり感じたレースでした。初めてのスパの雨のレースでしたが、やはり見えづらいところはありましたし、特にオー・ルージュを上がるまでは、雨で後ろの方からは見えづらかったりして、他車がスピンしていたら避けられないような感じでした。とはいえレースは追い抜きが意外と多くて、自分もスタートでオーバーテイクできたりしていたので、楽しめましたし、フィーチャーレースもそんなレースにしたいと思います。

    宮田莉朋

    【フィーチャーレース】
    28日(日)、前日悩まされた雨雲は去り、好天の下でフィーチャーレースが行われた。コース上の一部にはまだ若干濡れたところが残っているものの、全車スリックタイヤを装着し、気温16度、路面温度22度のコンディションで午前10時よりレースが開始された。

    タイトで鋭角な1コーナーで1周目から接触によるクラッシュが発生。宮田莉朋は16番手グリッドから15位へとひとつ順位を上げたが、ケメルストレートの先でコースオフを喫し、18位へと後退。その直後に別の停止車両が発生し、1周目からセーフティカーが導入された。

    3周目を終えたところでセーフティカーは退去したが、再スタート直後にまたスピンからの接触によるクラッシュが発生。2度目のセーフティカーとなった。

    4周目にして5台がいなくなる波乱の幕開けとなったが、7周目にレースが再開されると、16位を走行していた宮田莉朋は後方ながらライバルとのバトルを展開。

    8周目あたりからソフトタイヤを装着していた上位勢がタイヤ交換義務消化のためにピットへ向かい、宮田莉朋は徐々に順位アップ。宮田莉朋もソフトタイヤでのスタートだったが、巧みなタイヤマネージメントで他のソフト勢よりも遅い、11周まで引っ張ってピットイン。ミディアムタイヤへと交換した。

    15位でコースへと復帰した宮田莉朋は、早めのピットでタイヤの摩耗が進んだライバルをかわしていった。その後、ミディアムタイヤスタート勢もピットへ向かい、全車がピットを終えた17周時点で宮田莉朋は9位へとポジションアップ。

    19周目、宮田莉朋はさらに1台かわして8位へと順位を上げると、その後は遅めのピットでソフトタイヤへと交換したばかりの後続の猛追を受けることとなった。

    しかし、宮田莉朋はこの追撃を巧みにかわし、ライバル勢がソフトタイヤのピークを越えると逆に引き離す展開に。さらに前を行くチームメイトとの差をみるみる詰めていった。

    ファイナルラップ、3位走行中の車両がスローダウンしたことで7位へと順位を上げた宮田莉朋は、テール・トゥ・ノーズまで追い詰めたが、逆転までには至らず。0.6秒差の7位でチェッカー。16番手スタートからの見事な追い上げで、前戦ブダペストに続き、2戦連続でのポイント獲得を果たした。

    宮田莉朋
    ハンガロリンクに続いて、ポイントを獲得することができました。レースはタイヤマネージメントが結果を左右するような展開となって、自分としてはそこが上手くいったと思います。クルマももちろん良かったですし、自分自身も過去の経験が活きてタイヤマネージメントが上手くいき、コース上でオーバーテイクもできて、7位で終えることができました。前回に続いて順位を上げることができて、またポイントも獲得できたので、すごくポジティブですし、明確な課題も見つかっているので、次戦のモンツァまでサマーブレイクに入りますが、しっかりチームと共に分析して、またモンツァでいいレースができるように準備していきたいと思います。今週末もたくさんの応援、ありがとうございました。

  • 宮田莉朋 FIA-F2 第9戦ブダペストのレース2で8位でポイント獲得

    宮田莉朋 FIA-F2 第9戦ブダペストのレース2で8位でポイント獲得

    FIA-F2の第9戦がハンガロリンクで行われ、TGR WECチャレンジプログラムから同シリーズに今季よりフル参戦している宮田莉朋は予選で18番手と苦しむも、スプリントレースでは優れたタイヤマネージメントで12位。フィーチャーレースでは終盤見事なオーバーテイクショーを演じ、8位でポイント獲得を果たした。

    7月19日(金)から21日(日)にかけて、ハンガリー・ブダペストのハンガロリンクで2024年FIA-F2第9戦が開催された。

    FIA-F2には今季TOYOTA GAZOO Racing(TGR) WECチャレンジプログラムのドライバーである宮田莉朋がロディン・モータースポーツからフル出場している。

    全14戦で争われている今季のFIA-F2も後半戦に入っている。今季FIA-F2とELMS(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ)に参戦している宮田莉朋は、6月のル・マン24時間レースに出場した後、翌週からヨーロッパを転々としながら、FIA-F2だけで6週間で5戦という過密スケジュールでレースを戦っている。

    宮田莉朋はデビューイヤーのFIA-F2序盤戦、中東の開幕戦と豪州の第3戦でポイント獲得を果たした。舞台が欧州へ移ってからは、初めてのサーキットで走行時間も限られる中、苦しい戦いが続いていますが、毎戦着実に経験を積み、随所で光る速さを見せている。前戦シルバーストーンでは、初のウェットコンディションとなったスプリントレースで粘り強い走りを見せ、トップ10フィニッシュを果たした。

    【予選】
    19日(金)午後4時4分より、気温は31度、路面温度も50度を超える暑さの中で30分間の予選が行われた。

    セッション開始と共に各車アタックに向かい、宮田は5周目のタイムで暫定17番手。さらにタイムを刻もうとしたところで、残り19分でスピンを喫した車両がコース上に止まり、赤旗が出された。

    数分後にセッションは再開されたが、ほとんどの車両がラストアタックへ向け待機。残り11分を切ったあたりから再アタックを開始した。

    宮田莉朋はこの日午前中の練習走行で6番手タイムをマークしており、予選でも好位置が期待されたが、ライバル勢もタイムを向上させてくる中、上位に食い込むことはできず、18番手で予選を終えることとなった。

    宮田莉朋 FIA フォーミュラ2選手権

    【スプリントレース】
    20日(土)午後2時15分から28周、タイヤ交換義務無しのスプリントレースが行われた。この日は空には雲がかかり、気温26度、路面温度は36度と前日よりもかなり低いコンディションでのレースとなった。

    このレースはタイヤ交換義務が無いため、基本的にスタートしたタイヤで最後まで走り切ることとなるが、オプションタイヤ(ソフト)とプライムタイヤ(ハード)装着車両でほぼ半々に分かれた。宮田莉朋はオプションタイヤを装着。

    18番手グリッドからスタートを切った宮田莉朋は、スタート直後の混乱の中で順位を落とし、2周目にはほぼ最後尾の21位へと後退。しかしタイヤが暖まってペースを掴んでからはライバルとのバトルを繰り広げ、次々に前車をパス。10周目には17位まで順位を上げた。

    しかし、レース後半になるとタイヤの摩耗が厳しくなり、プライムタイヤ勢の巻き返しを受けることに。それでも宮田莉朋は懸命にタイヤをマネージメントしポジションをキープ。終盤タイヤ摩耗に耐えきれずピットへ向かうオプション勢も出て、大勢的にはプライム勢が有利となったこのレースで、宮田はタイヤを美味くマネージメントして最後までオプションタイヤのままバトルを続け、ライバルの追撃を凌ぎ切って13位でチェッカー。レース後に1台失格となったことで12位フィニッシュとなった。

    宮田莉朋:
    まずは予選でのパフォーマンスが足りず、18番手でしたが、初めてのコースですし、まだ経験も浅い中でのレースウィークの始まりだったので、しっかり自分も成長していくことを意識してスプリントレースに臨みました。スプリントレースは、プライムタイヤとオプションタイヤが混ざるレースとなって、かなり荒れたというか、タイヤ選択に左右されるレースでした。僕はオプションタイヤで、何度かタイヤにフラットスポットを作ってしまったのですが、結果的に13位で走り切ることができましたし、しっかりオーバーテイクもし、後半は順位を守りながらのレースができました。自分の中ではポジティブな要素が大きいですし、これからも一歩ずつ成長していきたいなと思っています。明日もまだフィーチャーレースがあるので、しっかりストラテジーを考えて、また自分も成長していけるように頑張っていきたいと思います。

    宮田莉朋 F2

    【フィーチャーレース】
    21日(日)午前10時5分から37周もしくは60分+1周で争われるフィーチャーレースが行われた。気温23度、路面温度29度と比較的過ごしやすいコンディションでのレースとなった。タイヤ交換義務があり、上位勢は多くがオプションタイヤを装着。18番手と後方からのスタートを余儀なくされた宮田莉朋は、上位勢とは逆のプライムタイヤでスタートし、追い上げを図る作戦に出た。

    1台がピットスタートとなったことで、事実上17番手からスタートを切った宮田莉朋は、大混戦の中で16,17位あたりでのバトルを展開。7周目に接触によりコース上に停まった車両があり、セーフティカーが導入されると、オプションタイヤ装着の上位勢が一斉にピットへ。プライムタイヤの宮田はピットへ入らず、6位へと順位を上げる形となった。

    11周目に再スタートが切られると、宮田莉朋は他のプライム勢と激しい順位争いを展開。

    22周目にスピンから大きなクラッシュが発生し、この日2度目のセーフティカーが導入されると、宮田莉朋らプライム勢はこのチャンスに一斉にピットへと向かった。

    宮田莉朋は14位でレースに復帰。27周目からレースが再開された。先にピットインしていた車両がタイヤの摩耗に苦しむ中、新品タイヤに交換したばかりの宮田は再スタート直後に1台かわすと、次々に先行車をパス。5周で6台をかわして8位まで順位を上げる、オーバーテイクショーを演じることとなった。

    レースは2度のセーフティカー導入により、60分+1周のタイムレースとされ、36周でファイナルラップに。最後まで宮田莉朋は激しいバトルを繰り広げたが、0.2秒及ばず8位でチェッカー。それでも、第6戦バルセロナのスプリントレース以来、フィーチャーレースでは第3戦メルボルン以来となる入賞、ポイント獲得を果たした。

    宮田莉朋:
     メルボルン以来の、フィーチャーレースでポイントを獲得することができました。結果的に8位で終えて、ストラテジーも、セーフティカーが2回出たことで作戦面も機能しました。1回目のセーフティカーの時はちょっとアンラッキーな状況でしたけれども、2回目のセーフティカーで挽回することができて、これまでのレースで積んできた経験と努力が少しずつ、しっかり結果に繋がってきているので、素直に今の結果はすごく嬉しいですし、自分の努力もちゃんと形として出てきているので、これからも良いレースができるように頑張りたいと思います。ハンガロリンクは抜くのが難しいサーキットでしたが、タイヤの選択によってはオーバーテイクできましたし、日本にはないレイアウトのコースだったので、結構楽しいレースができました。応援ありがとうございました。