カテゴリー: FIA F2

  • アントネッリ 「F1にステップアップする準備ができているかはわからない」

    アントネッリ 「F1にステップアップする準備ができているかはわからない」

    アンドレア・キミ・アントネッリは、ハンガリーでF2通算2勝目を挙げたものの、F1へのステップアップの準備ができているかどうかはわからないと語った。

    アントネッリは2週間前のシルバーストンで、ウェットコンディションのF2で今シーズン初勝利を挙げ、日曜日のハンガリーでもF2初となるフィーチャーレースで勝利を収めた。

    この最新の成功は、終盤にセーフティカーが導入された幸運な状況により、義務付けられているピットストップを完了し、順位をあまり落とさずにソフトタイヤに交換することができたことが大きく影響している。アントネッリは5位に順位を下げ、すぐにトップに返り咲いた。

    この活躍をきっかけに、メルセデスが17歳の彼を7度のF1チャンピオンに輝いたルイス・ハミルトンの後任として起用すべきだという意見もあるが、本人自身はそれほど確信していない。

    プレマチームのチームメイトであるオリバー・ベアマンが2025年のハースドライバーとしてすでに決定している中、アントネッリは、ベアマンを上回る安定したパフォーマンスを発揮できることで、自身もF1に参戦できると確信しているかと尋ねられた。

    「正直、自分が準備できているかどうかはわからない。F2ではまだ多くのことを学んでいるところだ」とアントネッリは語った。

    「間違いなく、まだ多くのミスを犯しているし、本当に重要な細かい部分でも、まだすべて正しくできていない。 正直でありたいだけだ」

    アントネッリの成績を見れば、彼の考えが正しいことがわかる。シルバーストンでの勝利は、4レース連続でポイントを獲得できなかった後のものだった。

    さらに、土曜日のスプリントレースでも、アントネッリはソフトタイヤで無理をし過ぎたことを認めている。

    「土曜日の第1コーナーで少しミスをしたんだ」とアントネッリは説明した。「タイヤをロックさせてしまい、フラットスポットができてしまった。それを分かっていたにもかかわらず、タイヤに無理をさせてしまい、結局大幅にタイヤが摩耗してしまい、ピットインせざるを得なくなった」

    「しかし、それは間違いなく決勝レースの良い教訓となった。まだやるべきことはあるが、正しい方向に向かっている」

    アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    アントネッリの近未来に関する噂により、彼はF2に参戦する前に大きなプレッシャーを感じていた。ハミルトンのプレシーズン発表により、彼の名前はニュースの見出しを賑わせた。

    最近の成功がこうした重圧を和らげたと語るアントネッリは、「シルバーストーンから、肩の荷がずいぶん軽くなったと感じていると語った。

    「週末ごとに、話題になるたびにプレッシャーは明らかに高まっていた。シルバーストーンは僕にとって大きな安堵感をもたらし、今週末はこれまでの週末よりも自由に走ることができたと思う。結果をあまり考えず、自分自身に集中して、より自然に運転することができた。それが結果に出たのだと思う」

    「ドライコンディションで行われた今回のレースで優勝できたことは、僕たち全員にとって大きな安堵感と大きな成果だ」

  • メルセデスF1育成アントネッリ F2ハンガリー大会のレース2で今季2勝目

    メルセデスF1育成アントネッリ F2ハンガリー大会のレース2で今季2勝目

    メルセデスF1育成のアンドレア・キミ・アントネッリは日曜日に勝利を収め、F2のメインレースで初優勝を果たした。前戦シルバーストンのスプリントでの優勝に続いて通算2勝目。

    ポール・アロン、ゼイン・マロニー、アマウリ・コルドウィがクラッシュしてしまったため、37周のレースは2回のセーフティカー導入を含むものとなった。アイザック・ハジャーもピットレーンからスタートしたため、厳しいスタートとなった。オリバー・ベアマンは15位でフィニッシュした。

    レースが始まると、ビクター・マルタンスは素晴らしいスタートを切って5位から1位に浮上した。ポールポジションのポール・アロンはロックアップを起こし、7位に後退した。また、ピットレーンからスタートしたランキングトップのアイザック・ハジャーにもトラブルが発生した。オリバー・ベアマンは14位、キミ・アントネッリは7位でスタートした。5周目までにベアマンは8位に、アントネッリは5位に浮上した。しかし、6周目、アントネッリとマロニーのバトルがヒートアップし、中盤のセクターで2台が接触。PREMAドライバーは4位に浮上した。

    7周目、アロンとマロニーが接触し、セーフティカーが導入された。2人は第2コーナーで接触し、スピンしてレースから脱落した。セーフティカー導入中に、ベアマンはソフトタイヤをハードタイヤに交換した。また、多くのドライバーがピットインを決めたため、アントネッリが1位に浮上した。プレマドライバーのアントネッリは、再スタート後も1位の座を守り続けた。ベアマンはピットストップ後、14位まで順位を下げた。20周目には、アントネッリがマルタンスに6.3秒の差をつけてトップを快走していたが、まだピットストップが必要だった。

    アントネッリは、ハンガリーでどのように勝利を手にしたのだろうか?
    22周目、アマウリー・コーディールが4コーナーでバリアに接触し、このセッション2回目のセーフティカーが導入された。このタイミングでアントネッリはピットストップを行い、ソフトタイヤに交換。マルタンスがトップに立ったため、彼は5位でレースに復帰した。ベアマンは8位まで順位を上げた。残り10周でセーフティカーが解除された。アントネッリはすぐに前のドライバーを追い抜き、3位、そして2位へと順位を上げた。タイムレースとなったレースは残り10分となった。DRSを使用しながら、メルセデス・ジュニアチームのドライバーはマルタンスからトップを奪い、すぐに2人の間に1秒の差をつけた。チームメイトが成功を収める一方で、ベアマンは苦戦を強いられ、グリッドを14位まで下げ、前を走る車との距離をできるだけ詰めるようにとの警告を受けた。結局、アントネッリはマルタンスとの差を11秒以上広げ、優勝を果たした。ベアマンは、将来のハースF1ドライバーにとってまたも悔しい週末となったが、15位でレースを終えた。18番手スタートの宮田莉朋は、10ポジションアップの8位でフィニッシュした。

  • 宮田莉朋 F2初ウェットのスプリント戦で10位 / 第8戦総括

    宮田莉朋 F2初ウェットのスプリント戦で10位 / 第8戦総括

    FIA-F2の第8戦が伝統のシルバーストーン・サーキットで行われ、TGR WECチャレンジプログラムから同シリーズに今季よりフル参戦している宮田莉朋は、予選11番手から雨中のスプリントレースで10位。ドライコンディションで荒れたレースとなったフィーチャーレースは17位に終わった。

    7月5日(金)から7日(日)にかけて、イギリスのシルバーストン・サーキットで2024年FIA-F2第8戦が開催された。

    FIA-F2には今季TOYOTA GAZOO Racing(TGR) WECチャレンジプログラムのドライバーである宮田莉朋がロディン・モータースポーツからフル出場している。

    全14大会で争われている今季のFIA-F2も後半戦に入った。今季FIA-F2とELMS(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ)に参戦している宮田莉朋は、ル・マン24時間レースに出場した後、翌週からスペイン、オーストリア、イギリスと3週連続でのF2と、過密スケジュールでレースを戦っている。

    宮田莉朋はデビューイヤーのFIA-F2序盤戦、中東の開幕戦と豪州の第3戦でポイント獲得を果たした。舞台が欧州へ移ってからはほとんど初めてのサーキットで、走行時間も限られる中、苦しい戦いが続いているが、毎戦着実に経験を積み重ねている。

    【予選】
    5日(金)予定よりも5分早められた午後3時より30分間で予選が行われました。空は重い雲に覆われているものの、ドライコンディションでセッションはスタート。まもなく雨が降り始めたという報告もあったものの、大きくコンディションが変わることはなく、最後までドライのままアタックが続けられた。

    宮田莉朋は前半のアタックでは1分41秒353で16番手。一旦ピットへ戻り、タイヤを交換して全車再アタックに入ると、宮田は1分40秒176と好タイムをマーク。一時は10番手につけ、トップ10がリバースグリッドとなるスプリントレースでのポールポジション獲得かと思われたが、惜しくもチームメイトに押し出される形となり11番手。10番手とは1000分の7秒差、12番手とは1000分の5秒差という超僅差の予選となる中、宮田は初めてのコースにもかかわらず11番手とまずまずの好位置を確保した。

    宮田莉朋 フォーミュラ2
    【スプリントレース】
    6日(土)は降雨に見舞われ、直前に予定されていたF3のレースが延期される状況の中、F2はウェット宣言が出され、全車レインタイヤを装着して、予定の午後1時15分より21周(タイヤ交換義務無し)で争われるスプリントレースのスタートが切られた。セーフティカーの先導でフォーメーションラップを終えた後、ローリングスタートでレースが開始。

    宮田は1周目にひとつ順位を落とし12位へ。3周目にバーチャルセーフティカーが導入されると、再開時にひとつ順位を落とし13位に。かなりの水煙が上がる状況で視界も悪くなり、4周目にセーフティカーが導入された後にレースは赤旗中断となった。

    雨脚が弱まるのを待ってレースが再開。13位で再スタートを切った宮田莉朋は、ライバルとのバトルの末に8周目には12位へ。さらに接触により脱落した車両もあり順位を上げていった。

    後半戦は、ライバルからの猛追を受け激しいバトルを繰り広げるが、粘り強く走った宮田莉朋は10位でチェッカー。宮田にとってF2初のウェットレースで大荒れとなる展開の中、ポイントには届かなかったもののトップ10での完走を果たした。

    宮田莉朋
    シルバーストーンでのレースも初めてですが、F2では初めての雨のレースとなり、かなり厳しいレースに終わりました。ポイントは獲れませんでしたが10番手で終えました。日本の雨のレースと違って、ローリングスタートで始まったので、そこは初めての経験でしたし、かなり迅速に雨量に対してのリスクをオーガナイザー側が判断してくれたので、僕らドライバーもそこに信頼を持ってレースをすることができたんじゃないかなと思います。とはいえかなりバトルをしている中で荒れたレースではありましたし、自分はその中でもなんとか生き残ってポイントを獲得することを目指して走りました。課題はまだまだありますし、クルマのパフォーマンスもこれから上げていかなければならないという状況なので、しっかりチームと共に努力を続けて、明日のフィーチャーレースも頑張っていきたいと思います。

    宮田莉朋 FIA フォーミュラ2選手権

    【フィーチャーレース】
    7日(日)午前9時55分より、タイヤ交換義務有りの29周で争われるフィーチャーレースが行われた。天候は回復し路面はドライだが、気温14度と肌寒い中でのレースとなった。

    予選上位勢はオプション(ソフト)タイヤを装着する中、宮田莉朋はプライム(ハード)タイヤを選択。11番手グリッドの宮田はスタートダッシュで出遅れ、13位に後退。その後1周目の混乱の中でも行き場所を失い、18位まで大きく順位を落としてしまった。

    レースは1周目から接触によるセーフティカーが導入され、3周目に再開されるも、すぐにまたコースアウトした車両によって再びセーフティカーに。6周目に再スタートが切られると、上位勢は徐々にピットへ向かい、タイヤを交換する作戦に出た。

    宮田莉朋はタイヤ交換を遅らせ、11周目には7位へ。その後も自己ベストラップを更新しながらバトルを繰り広げ、21周を終えてピットイン。17位でコースへ復帰し、その後さらに他車がピットインしたことで15位まで順位を上げたが、ファイナルラップで順位を落とし、17位でレースを終えた。

    宮田莉朋
    作戦やパフォーマンス面で少し足りない部分が多く、上手くレースを進めることができませんでした。とは言え自分の中ではまた得られたものはありましたし、レースも色々なことがありましたが、最後まで走り切ったのでこれを次戦に繋げられるように、チームとレース内容を分析して準備していきたいと思います。シルバーストーンは日本のコースで例えるのはちょっと難しいのですが、結構アクセルを踏んでいる時間が長く、クルマのバランスとドライビングテクニックが問われるサーキットの一つでもあるので、そういった一つ一つの積み重ねがラップタイムに出るサーキットでした。そういう意味では、非常にチャレンジングなコースで面白かったです。まだまだ自分もF2の経験値、コースも含めて、他のドライバーに比べて浅いので、またしっかり勉強して、次戦に向けて頑張りたいと思います。今週末も応援ありがとうございました。

  • アントネッリ F1のスポットライトを浴びるなか「必要だった」F2初勝利

    アントネッリ F1のスポットライトを浴びるなか「必要だった」F2初勝利

    アンドレア・キミ・アントネッリは、フォーミュラ2での初シーズンを苦戦してスタートした後、今日の勝利のようなブレイクスルーが必要だったと語った。

    「間違いなく必要だった」とシルバーストーンで雨の影響を受けたスプリントレースで8秒差で勝利したアントネッリは語った。「シーズンのスタートは理想的ではなかったけど、シーズンを通して大きく進歩してきた」

    「自分の立場から言うと、ここ数週間は最高の仕事をしたとは言えない。でも今日は初勝利を収められて本当に嬉しい」

    レースはセーフティカー先導でスタートし、大雨のため赤旗が掲示され、再開後も何度か中断された。「全体的に難しいレースだった」とアントネッリは語った。「本当に難しいコンディションだったけど、すべてをうまく管理し、初勝利を収めることができて嬉しい」

    メルセデスF1のジュニアドライバーであるアントネッリは、昨年タイトルを獲得したフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権から直接F2に昇格した。ルイス・ハミルトンが今シーズン末でチームを離れると発表したことで注目を浴び、メルセデスが来年彼を直接F1に昇格させる可能性が高まった。

    17歳のアントネッリは、注目を浴びることへの対処に苦労したことを認めた。「プレッシャーにいつもうまく対処できたわけではない」とアントネッリは語った。

    「今シーズン、特にここ数年は、正直に言ってかなりのプレッシャーを感じていた。でも、今日はそれにうまく対処できたと言わざるを得ない」

    「まだミスをしてしまうこともあるので、改善が必要だ。例えば、昨日の予選ではラップでミスをしてしまい、かなりのタイムを失った。だから、確かにまだ自分のパフォーマンスを発揮できないこともある」

    「でも、毎回、できる限りプレッシャーに対処しようとしている。今日は本当にいいショーケースだったと思う。肩の荷が降りて本当にホッとしている。明日もいい結果を出せることを期待している」

    アンドレア・キミ・アントネッリ フォーミュラ2

    アンドレア・キミ・アントネッリとチームメイトのオリバー・ベアマンは、プレマが今年F2が導入した新しいシャーシに苦労したため、シーズン序盤は苦戦を強いられた。

    「とにかく自分自身に取り組もうとしたけど、簡単ではなかった」とアントネッリは語った。「F3をスキップし、多くの新しい情報、スタート手順、タイヤ管理など、僕が踏み出したステップはかなり大きかった」

    「また、チーム内で少し苦戦していたので、あまり助けにはならなかった。でも、常にベストを尽くすように努めてきた」

    アントネッリはシーズン序盤に着実に進歩を遂げたが、シーズン前半の最後の4レースでノーポイントに終わった。しかし、シルバーストーンでの勝利は、彼にとってシーズン後半の好調なスタートとなった。

    「シーズン前半はかなり順調に改善していたのに、最後の数ラウンドは、マシンの調子が良くなったにもかかわらず、ミスが多くて思うようなパフォーマンスができなかった。だから、この2週間のレースでは、あまり良いパフォーマンスを発揮できなかったと言える」

    「でも今週末はクルマのフィーリングはかなり良いと思う。昨日はドライコンディションでもかなり良い感じだった。だから毎回改善しようと努力しているし、今回の勝利は間違いなく大きな助けになるだろう。クルマのことをよく理解しているし、外部の考えに惑わされることなく、自分自身に集中するだけだからね」

  • メルセデスF1育成のアントネッリ シルバーストンでF2初勝利

    メルセデスF1育成のアントネッリ シルバーストンでF2初勝利

    メルセデスF1育成のアンドレア・キミ・アントネッリが、F2イギリス大会のスプリントレースで優勝。F2初勝利を挙げた。

    プレマに所属するアントネッリは、雨に見舞われたシルバーストンでリバースグリッドのポールポジションからスタート。事故によって開始早々に赤旗中断となる荒れたレースを制した。

    2位にはゼイン・マロニー(ロディン・モータースポーツ)、3位にはガブリエル・ボルトレト(インヴィクタ・レーシング)が続いた。宮田莉朋(ロディン・モータースポーツ)は10位でレースを終えた。

  • 宮田莉朋 F2第7戦のスプリントで最速ラップもトラブルで苦戦

    宮田莉朋 F2第7戦のスプリントで最速ラップもトラブルで苦戦

    FIA-F2の第7戦がオーストリア・シュピールベルクのレッドブルリンクで行われ、TGR WECチャレンジプログラムから同シリーズに今季よりフル参戦している宮田莉朋は、スプリントレースでファステストラップを記録するなど速さは見せたものの、トラブルなどで苦しい戦いを強いられ、スプリントレースは22位、フィーチャーレースはリタイアに終わった。

    6月28日(金)から30日(日)にかけて、オーストリアのレッドブルリンクで2024年FIA-F2第7戦が開催された。FIA-F2には今季TOYOTA GAZOO Racing(TGR) WECチャレンジプログラムのドライバーである宮田莉朋がロディン・モータースポーツからフル出場している。

    宮田莉朋は開幕戦サヒール(バーレーン)のフィーチャーレースで9位に入り、デビュー戦で入賞、ポイントを獲得。第3戦アルバートパーク(オーストラリア)でもスプリントレース、フィーチャーレース共に5位フィニッシュとポイント獲得を果たした。しかし、約2か月のインターバルの後に舞台が欧州へと移ってからは、ほとんどのコースが初経験の宮田に対し、ライバル勢は走行経験の豊富なコースということもあり、第4戦イモラ、第5戦モナコと苦戦。しかし、走行経験のある第7戦バルセロナでは、予選6番手、スプリントレースで7位入賞を果たしている。

    【予選】
    28日(金)好天の下で午後2時55分から30分間の予選が行われた。セッション開始と共に各車積極的にタイムを縮めていく中、宮田莉朋も1分16秒380をマークし、全車が最初のアタックを終えピットへと戻ってきた時点で6番手と好位置につけた。

    残り10分を切って全車再度アタック。ライバル勢が一気にタイムを更新して行く中、宮田莉朋はパフォーマンス不足に苦しみ1分16秒348とわずかなタイムアップに留まった。この予選セッションは22台全車が1秒以内に入る僅差の激戦となったが、宮田は21番手と厳しい結果に終わった。

    宮田莉朋 FIAフォーミュラ2選手権

    【スプリントレース】
    29日(土)午後1時半、気温30度、強い日差しに照らされ路面温度も50度近くまで上がる中で、ピット義務無しの28周で争われるスプリントレースのスタートが切られた。

    最後列21番手スタートとなった宮田千代もは、スタートでは最後尾22位へといったん落ちるも、すぐに2台抜き返し、10周目には19位へと浮上。
    その後は順位が膠着したまま周回が重ねられていく中、宮田莉朋は22周を終えたところでピットインし、タイヤを交換。最後尾の22位へと順位は落としたが、他の車両のいないクリーンなスペースで新品タイヤを活かして猛烈なハイペースで周回し、25周目、26周目とファステストラップを更新。最終的に22位でチェッカーを受けたが、このレースでのファステストラップを記録した。なお、ファステストラップによるポイントはトップ10のみに与えられるため、宮田はポイント獲得はならなかった。

    宮田莉朋
    今回のレッドブルリンクは初走行でしたが、自分としては初めてのコースながらいい走りができている感じはありました。予選が始まるとクルマのパフォーマンス不足に悩まされてしまいましたが、チームとクルマのセットアップを含めてしっかり話し合って、今日のスプリントレースではパフォーマンス面も改善したように感じられました。ペースも悪くなさそうなので、引き続きチームと共に今のパフォーマンス不足をしっかり見つめて改善していって、明日のフィーチャーレースは良いレースができるように頑張りたいと思います。

    宮田莉朋 FIA フォーミュラ2選手権

    【フィーチャーレース】
    30日(日)午前10時、好天の下、気温28度、路面温度36度というコンディションで、タイヤ交換義務有りの40周で争われるフィーチャーレースがスタート。フォーメーションラップ開始時に3台がエンジンストールを喫しピットスタートとなる波乱の幕開けとなった。21番手グリッドの宮田莉朋は、これにより実質18位でレースを開始すると、1,2コーナーで上手く前の車両をかわし15位までジャンプアップ。

    7周目を終えて早くもピットインする車両が出てくる中、宮田莉朋はピットを遅らせ、自己ベストタイムを更新しながら周回を重ねていった。10周目に6位へ上がった宮田は、14周目に前を行く車両をかわして5位へ順位を上げた。

    しかし、17周目、突然宮田莉朋はストレートでスローダウン。その後ペースは戻ったかに見えたが、徐々に順位を落として行き、20位まで後退。

    27周目にピットインし、長いピット作業の後にコースへと復帰、ファステストラップを争うハイペースで走行を再開したが、再びピットへ入ることとなり、チェッカーを待たずリタイアとなった。

    宮田莉朋
    車両トラブルによって戦線離脱になってしまいましたが、それまでのパフォーマンスはスプリントレースよりも良くなって、良いレースを進められていたので、今回のこのトラブルをしっかりチームと共に改善して、またシルバーストーンでは良いレースができるように準備していきたいと思います。今回もたくさんの応援、ありがとうございました。引き続き、シルバーストーンでも応援よろしくお願いします。

  • 宮田莉朋 FIA-F2バルセロナのスプリントレースで7位入賞

    宮田莉朋 FIA-F2バルセロナのスプリントレースで7位入賞

    FIA-F2の第6戦がスペインのバルセロナ・カタルニア・サーキットで行われ、TGR WECチャレンジプログラムから同シリーズに今季よりフル参戦している宮田莉朋が、予選で6番手を獲得。スプリントレースで7位入賞を果たした。

    6月21日(金)から23日(日)にかけて、スペインのバルセロナ・カタルニア・サーキットで2024年FIA-F2第6戦が開催された。FIA-F2には今季TOYOTA GAZOO Racing(TGR) WECチャレンジプログラムのドライバーである宮田莉朋がロディン・モータースポーツからフル出場している。

    宮田莉朋は開幕戦サヒール(バーレーン)のフィーチャーレースで9位に入り、デビュー戦で入賞、ポイントを獲得。第3戦アルバートパーク(オーストラリア)でもスプリントレース、フィーチャーレース共に5位フィニッシュとポイント獲得を果たした。しかし、約2か月のインターバルの後に舞台が欧州へと移ってからは、ほとんどのコースが初経験の宮田莉朋に対し、ライバル勢は走行経験の豊富なコースということもあり、第4戦イモラ、第5戦モナコと連続で入賞を逃し苦しい戦いが続いている。

    前大会モナコから約1か月のインターバルを経ての開催となる、今大会の舞台は、宮田莉朋が今季ELMS(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ)開幕戦で優勝を飾り、FIA-F2でもシーズン前テストで走っているバルセロナ。F1スペインGPのサポートレースとしても注目度の高い今大会、走行経験のあるコースでの宮田の走りに期待がかかった。

    予選
    21日(金)午前中の練習走行を経て、好天の下で午後3時55分から30分間の予選が行われた。開始6分半ほどでクラッシュ車両により赤旗が出されセッションが中断。7分ほどの中断の後に再開されると、各車一回アタックした後、タイヤを交換し、残り9分を切ったところで全車最後のアタックへ向かった。

    宮田莉朋は一時タイムシートの2番手につけるが、その後他車がタイムを上げたことで、最終的にはポールと0.222秒差の6番手に。セクター1は全体ベストを記録する速さを見せて予選を終えた。この結果、上位10台がリバースグリッドとなるスプリントレースでは、2列目4番手からスタートを切ることとなった。

    宮田莉朋

    【スプリントレース】
    22日(土)午後2時15分より、タイヤ交換義務無しの26周で争われるスプリントレースが行われた。

    このレースは予選の上位10台がリバースグリッド(逆順)となるため、予選6番手の宮田は2列目4番手グリッドからのスタート。宮田莉朋はスタートダッシュを見事に決めると上手く前車のラインをかわして一気に2位へと浮上した。

    宮田莉朋は3周目にこのレースでのファステストラップを記録。後方では3位争いが激しさを増す中で、宮田は首位を追ったが、1秒少しの差での追走が続くこととなった。

    その後、順位は変わらないまま周回が重ねられていく中で、宮田莉朋はタイヤを最後までマネージメントするためにぎりぎりのラインで攻め続けた。しかし、宮田には複数回のトラックリミット違反という裁定が下され、合計10秒のペナルティがレース後の結果に加えられることとなってしまった。

    宮田莉朋は26周ポジションを守り抜き、2位でチェッカーを受けたが、ペナルティによるタイム加算を科され、さらに他の多くのドライバーもペナルティを受けたことで、最終的なレース結果は7位に。それでもスプリントレースの入賞圏内であるトップ8フィニッシュを果たし、今季4度目のポイント獲得。3周目に記録したタイムが最後まで破られずにファステストタイムとなったことで合計3点を獲得した。

    宮田莉朋
    4番手からのスタートで、1コーナーで2位まで上がることができ、順調に見えたと思うのですが、トラックリミットのペナルティを受けてしまって、結果7位で終えました。ペナルティは残念な部分ではありますが、これも学びだと自分は感じていますし、ファステストはしっかり取れたので、チームの素晴らしい仕事と、皆さんの応援が力になったと思っています。明日フィーチャーレースは6番手からスタートなので、いいレースが出来るようにチームと共に一生懸命頑張っていきたいと思います。

    宮田莉朋 FIAフォーミュラ2選手権

    【フィーチャーレース】
    23日(日)のフィーチャーレースはタイヤ交換義務有りの37周で争われた。午前11時35分、直前に軽い雨が見られたものの天候は回復し、路面はドライ。全日までよりはやや涼しいコンディションでスタートが切られた。

    宮田莉朋は3列目6番手グリッド。5番手グリッドの車両がピットスタートとなったことで、実質5番手からのスタートとなったが、スタートダッシュでやや出遅れ、後続に飲み込まれそうになるもなんとか7位でレースを開始した。

    1周目から、後続集団で多重クラッシュが発生しセーフティカーが導入。3周目にレースが再開されると、ソフトタイヤの宮田莉朋はペースが上がらず、周りのハードタイヤ勢に攻められる状況に。

    9周目、早めのタイミングで宮田莉朋はピットへ向かい、タイヤ交換を行ったが、ここでタイムを失い、スタート時下位にいた車両の後塵を拝することとなってしまった。

    コースは中盤、2度にわたるVSC(バーチャル・セーフティカー)が入るなどの荒れた展開となる中、宮田莉朋はライバル勢と順位を入れ替えながらのバトルを展開。36周目には前を行く車両を1台かわすも、13位でチェッカーを受けた。

    宮田莉朋
    フィーチャーレースはポイント圏外で終わることとなり、残念な結果になってしまいました。応援して頂いた皆さんには申し訳ない気持ちでいっぱいです。スプリントレースではクルマも良い方向で終えられたのですが、フィーチャーレースではその調子の良さがなくなり、苦しいレースになってしまいました。この原因はしっかりチーム、エンジニアとミーティングをして、来週末に向けて準備していきたいと思います。来週末のレッドブル・リンクは再び初めてのコースになるので、バルセロナとはまた違った状況からのスタートですが、諦めずにこれからも一生懸命頑張っていきます。今週末も応援、ありがとうございました。

  • 【動画】 F2 アイザック・ハジャーが間一髪で宮田莉朋との衝突を回避

    【動画】 F2 アイザック・ハジャーが間一髪で宮田莉朋との衝突を回避

    レッドブルF1の育成ドライバーであるアイザック・ハジャーが、F2モナコ大会の予選で驚異的な反応を見せた。

    予選では、宮田莉朋にトラブルが発生し、安全な場所にたどり着くことができないままトンネル内で内側に寄ってスロー走行していた。

    だが、フライングラップでプッシュしていたアイザック・ハジャーは、ギリギリの瞬間まで宮田莉朋がコースを塞いでいる問題に気付かなかった。

    わずか数ミリ秒の反応時間で、ハッジャーは信じられないことに左にハンドルを切って宮田莉朋を避け、モンテカルロのトンネルの狭い空間でエアプレーンクラッシュに遭うところだった両ドライバーを救った。

    宮田莉朋とのニアミス後、アイザック・ハジャーは「トンネルで大事故に遭いそうになった」と報告。その危機を乗り越えて予選のグループAを2番手で通過。最終的に3番グリッドを獲得した。宮田莉朋は最後尾22番グリッドとなる。

  • オリバー・ベアマン アントネッリとF1マシンでのテスト経験を共有

    オリバー・ベアマン アントネッリとF1マシンでのテスト経験を共有

    今シーズン、オリバー・ベアマンはプレマでアンドレア・キミ・アントネッリとF2でコンビを組んでいる。二人はそれぞれフェラーリとメルセデスのF1アカデミードライバーだが、F1テスト後の経験が似ていることをベアマンは喜んでいる。

    「彼にはF1でテストする機会もたくさんあった。それは素晴らしいこと。でも、僕が彼に提供できることはあまりない」とベアマンは語った。

    「彼はとにかく素晴らしいネットワークを持っているし、その経験を共有し、それについて話すことができるのは素晴らしいことだ」

    「僕たちが学んだこと、マシンについて何が違うと感じたのか、F2に戻って不思議に思ったこと、そういったことをね。それはいいことだ」

    ベアマンはプレマチームでのアントネッリとの関係に満足しており、2人はチームをより良い結果へと導くために協力している。

    「そうだね。もちろん、僕たちは緊密な関係にあるし、F2のチームメイトとして、最速のマシンを手に入れるという同じゴールを目指している。これまでのところ、僕たちはとてもいい関係を築けているし、チームを前進させることができていると思う」

  • 宮田莉朋 FIA-F2第4戦イモラは初挑戦コースで苦戦してノーポイント

    宮田莉朋 FIA-F2第4戦イモラは初挑戦コースで苦戦してノーポイント

    FIA-F2の第4戦がイタリアのイモラ・サーキットで行われ、TGR WECチャレンジプログラムから同シリーズに今季よりフル参戦している宮田莉朋は追い抜きの難しい初挑戦のコースで苦戦。スプリントレースで13位、フィーチャーレースは15位に終わったが、両レースとも着実に完走を果たし、次戦以降に向け貴重な経験を積むこととなった。

    5月17日(金)から19日(日)にかけて、イタリアのイモラ・サーキットで2024年FIA-F2第4戦が開催された。

    FIA-F2には今季TOYOTA GAZOO Racing(TGR) WECチャレンジプログラムのドライバーである宮田莉朋がロディン・モータースポーツからフル出場している。

    宮田莉朋は、開幕戦サヒール(バーレーン)のフィーチャーレースで9位に入り、デビュー戦で入賞、ポイントを獲得。第2戦ジェッダ(サウジアラビア)では苦戦し12位/15位に終わったが、第3戦アルバートパーク(オーストラリア)ではスプリントレース、フィーチャーレース共に5位フィニッシュで連続ポイント獲得を果たした。

    中東とオーストラリアでの遠征戦を終えたあと、およそ2か月のインターバルを経て、シリーズはF1との併催となる欧州での連戦に入る。ライバル勢にとっては下位カテゴリーなどで走った経験の多いイモラで、初めての挑戦となる宮田の戦いぶりに注目が集まった。

    【予選】
    17日(金)予定よりも5分遅れの現地時間午後4時5分より、30分間の予選が行われた。宮田莉朋は午前中に行われたフリー走行でトラブルに見舞われるなど、初走行ながら十分に周回を重ねることができないまま予選に臨むこととなった。

    セッション前半にアタックした後、一旦ピットへ。その時点では宮田莉朋は18番手。タイヤを交換し再アタックに入ると、宮田はラストラップでタイムを更新し、トップと1秒以内のタイムで16番手となった。

    宮田莉朋 FIAフォーミュラ2

    【スプリントレース】
    18日(土)も快晴となり、気温24度、路面温度は46度まで上昇する中、予定よりも7分遅れの午後2時22分より25周で争われるスプリントレースが行われた。

    スプリントレースでは予選の上位10台がリバースグリッドとなるが、宮田莉朋は予選通りの16番手からスタート。宮田の前にいた、中団グループの車両が1コーナーを立ち上がり2コーナーへと向かうところで接触、スピン。これに後方車両が巻き込まれる形で多重クラッシュが発生した。

    宮田莉朋はこの混乱をかわし、走行を継続。しかし、レースは開始早々にセーフティカーが導入された。このアクシデントで5台が戦列を去ることとなり、車両排除とコース清掃の後、6周目からレースは再開。宮田は15位で再スタートを切った。

    再スタート後は追い抜きの難しいイモラで、各車両僅差で連なったまま周回が重ねられていった。途中、1台がペナルティのためにピットインしたことで、宮田りともはひとつ順位をアップ。その後も最後まで前後とも1秒以内の差での接近戦が続いたが、宮田は順位を守り、14位でチェッカー。レース後、さらに1台が失格となったことで、宮田はスプリントレースを13位で終えた。

    宮田莉朋
    予選は16番手で終わりましたが、フリー走行も車にトラブルを抱えていて順調に周回を重ねることができず、イモラというコースをあまり学べないまま予選にも臨まざるを得ませんでした。決勝も波乱なレースで順位は2つほど上げられましたが、自分としてはまだまだ改善したいポイントがあります。とは言っても僕にとってイモラは初めてのレースでしたし、F4の頃から走っているようなドライバーとの経験値の差が広がったままのレースになってしまった部分もあるので、少なからず周回を重ねられましたし、明日のフィーチャーレースに向けてもチームとまた改善をして頑張りたいと思います。

    宮田莉朋 フォーミュラ2

    【フィーチャーレース】
    19日(日)、好天の下で午前10時より35周で争われるフィーチャーレースが行われた。

    16番手グリッドの宮田莉朋は、スタート後ひとつ順位を落とし17位で周回を開始。しかし、2周目の3コーナーで、宮田の前を走っていた車両がコースオフ。そのままコースへと戻ってきた車両を間一髪避けた宮田は、その影響でコースオフを喫し、なんとかコースへは戻ったものの、ほぼ最後尾の21位へと順位を落としてしまった。

    フィーチャーレースではタイヤの交換が義務づけられており、義務を消化可能となった6周目から数台がピットイン。翌周には宮田莉朋を含む多くの車両がピットへ向かった。

    ピットを終えてコースへ復帰した時点で宮田莉朋の順位は19位。14周目には1台にかわされ、20位に順位を落とすも、レースが終盤になってくると、タイヤの厳しくなってきたライバルとの順位争いを展開。残り10周を切り、ピットを遅らせていた集団がピットへ向かい、ここで数台がアクシデントで脱落。宮田は17位へと順位を上げると、32周目、33周目と立て続けに前車をパスしていき、14位へ浮上。その後も上位グループと遜色ないペースで周回を重ねていき、ファイナルラップでひとつ順位を落としたが、15位でチェッカーを受けた。

    宮田莉朋
    かなり厳しいレースになってしまいました。2周目に前の車両がコースアウトしたところを追い抜こうとしたところ、その車両がコースオフから全開で戻って来て、クラッシュ寸前のところになって、僕もコースアウトする羽目になってしまいました。それによって大きく順位を下げることになってしまったのが、そのままレースに影響してしまった印象です。でもそれに対しては、ぶつからずに相手側に対してのクラッシュを避けられたということをチームもポジティブに見てくれているので、自分としてはクラッシュせずにいられただけでも良かったかなと思っています。ペースとしては、タイヤマネージメントも周りが苦戦しているところを、コース上でオーバーテイクして順位も上げることができました。波乱の中でしっかり走り切って、追い抜くこともできましたし、イモラというコースも、レースをしたことでコースの特性を勉強できたので、この経験をしっかり次に活かしたいと思います。今週末も応援ありがとうございました。