カテゴリー: FIA F2

  • F1昇格が噂のテオ・プルシェール 「2023年にF2に戻ることはない」

    F1昇格が噂のテオ・プルシェール 「2023年にF2に戻ることはない」

    ザウバーの育成ドライバーとしてF1デビュー候補に挙げられているテオ・プルシェールは、タイトルを争っている今年のFIA-F2の結果に関係なく、2023年にF2に戻ることはないと語った。

    この発言により、テオ・プルシェールが2023年にアルファロメオF1のリザーブドライバー、またはフルタイムのレースシートでF1に向かうのではないかという憶測が飛び交った。

    「今年が僕の最後のFIA F2シーズンだ。それは確かだ」とテオ・プルシェールはFrance Racingのウェブサイトに語った。

    「金銭的に無理だと思うし、それは良い解決策ではない。チャンピオンシップでの2シーズンはドライバーにとって十分だ」

    ATRからF2に参戦するテオ・プルシェールは、残り4週末で12レースで、フェリペ・ドルゴビッチ(MPモータースポーツ)から21ポイント差となっている。タイトルを獲得した場合、2023年に再びF2でレースをする資格はなくなる.

    テオ・プルシェールは、2020年末にBWT HWA RACELABでバーレーンでF2デビューを果たし、2021年のモナコで初ポールポジションを獲得。これまで5勝(今シーズンは3勝)を挙げている。

    テオ・プルシェールは、ザウバーの若手ドライバープログラムに所属しており、アルファタウリF1のチーム代表を務めるフレデリック・バスールからも高く評価されている。チームが周冠宇との契約を更新しないことを決定した場合、バルテリ・ボッタスと並んでアルファロメオのF1シートの最前線に立つ可能性がある。

    周冠宇は、中国人初のF1ドライバーとして多額のスポンサー資金をもたらしたが、彼の結果はこれまでのところ素晴らしいものではない。バルテリ・ボッタスの46ポイントに対し、わずか5ポイントしか獲得していない。

    しかし、現時点でジュニア選手権で最も有望なフランス人選手の1人であるテオ・プルシェールは、フェルナンド・アロンソとオスカル・ピアストリがもはや離脱した今、同じフランス出身ののエステバン・オコンと並んでアルピーヌF1チームのシートにも結び付けられている。

    アルピーヌF1チームは、オール・フレンチのチームになることを熱望している可能性があるが、オスカー・ピアストリに代わってマクラーレンを追われることになるダニエル・リカルドを獲得することを選択する可能性がある。

    テオ・プルシェールは、現時点ではそのような懸念はまったく頭から離れていると主張した。

    「F1のことはまったく考えていない!」とテオ・プルシェールは語った。

    「僕にとってはまだ夢だ。すでにFIA F2でレースをしていることを嬉しく思っている。自分のキャリアと出身地を振り返ると、FIA-F2でレースをすることはすでに素晴らしいことだと思う」

    「どうなるか見てみるつもりだ。いつかチャンスがあるかもしれないし、ないかもしれない。

    「自分のFIA F2シーズンに集中し続けた方がいいと思っている。機会があれば、それをつかむつもりだ」

    F1チームは、2022年に若いルーキードライバーを2回の金曜日のフリープラクティス セッションで走らせることを義務付けられているため、テオ・プルシェールは、残りの9つのグランプリウィークエンドでスポットが空く可能性があることを望んでいる。

    しかし、リザーブドライバーのロバート・クビサがすでに2回の FP1 スポットを獲得しているため、確実なこととは言えない。

    「フリー走行で運転するかどうかわからない」とテオ・プルシェールは認めた。

    しかし、F2で過ごした時間に線を引いた18歳のテオ・プルシェールは、2023年にF1に居場所がない場合、何を選択するのだろうか?

    「F1に進むことができなかった場合に何をするかは分からない」とテオ・プルシェールは認めた。

    「それは良い質問だ。僕のチームではそれについて考えていない。どうなるか見てみよう」

    「チャンスはいくつかあるかもしれない。FIA-F2にはまだ4レースの週末がある。それが僕が知っているすべてだ。残りがどうなるかは見てみよう」

    F1 テオ・プルシェール

  • レッドブルF1育成の岩佐歩夢、3位フィニッシュで2大会連続表彰台

    レッドブルF1育成の岩佐歩夢、3位フィニッシュで2大会連続表彰台

    レッドブルF1育成の岩佐歩夢は、FIA-F2第10戦のフィーチャーレースを3位でフィニッシュ。2大会連続の表彰台獲得で、シリーズランキングは7位に浮上した。

    FIA F2選手権第10戦ハンガリーは31日(日)、フィーチャーレースを迎えた。岩佐歩夢は予選トップでポールポジションからのスタート。朝方の雨は上がり、フォーメーションラップがスタートする午前11時35分には厚い雲に覆われながらも気温19℃、路面温度27℃のドライコンディションとなった。

    スタート後の加速が鈍った岩佐歩夢は、第1コーナーまでに1台に先行され、第1コーナーでアウトから来たマシンにも先行を許し、3番手で1周目を終えた。ポジションばん回を狙い前車を攻める岩佐歩夢だが、なかなかオーバーテイクできず、接近した状態で周回を重ねる。

    9周目、ソフトタイヤでスタートした岩佐歩夢はピットインしタイヤ交換を行った。タイヤ戦略はほぼ半分半分に分かれたレースとなり、同じ戦略のマシンがピットインを終えた12周目時点で、岩佐は13番手、ピットインを終えたなかでは3番手となった。積極的に攻める岩佐歩夢は前車との差を詰めるが、やはりオーバーテイクは難しく、ポジションは変わらずにレースは後半戦に入った。

    20周目から、ミディアムタイヤでスタートしたマシンのピットインが始まり、上位陣のピットインが終わった29周目には岩佐歩夢は3番手を走行。しかしタイヤの厳しくなった岩佐歩夢と2番手との差は4.5秒に広がっていた。苦しい状況でプッシュする岩佐歩夢は、前との差を保ちながら走行を重ねるが、ソフトタイヤに替えたマシンが勢いよく追い上げてくる。残り5周で5秒以上あった差は詰められ、ファイナルラップに入る時点では1.5秒差となったが、岩佐萃は3番手を死守して37周のレースをフィニッシュした。

    岩佐歩夢は前戦フランスのフィーチャーレースに続いて2大会連続の表彰台を獲得。ポールポジションの2ポイントと15ポイントを加え、シリーズポイントは90ポイントとなり、ランキング7位に浮上した。

    「うまくいかないレースとなって、とても悔しい結果です」と岩佐歩夢はコメント。

    「スタートでは出だしもよくなく、その後にホイルスピンをさせてしまい、先行されてしまいました。もっと丁寧にやればよかったと反省しています」

    「第1コーナーでの位置取りも悪く、さらに先行されて3番手にポジションを落としました。セットアップもあまりよくなく、タイヤのグレーニングはひどかったです」

    「しかし、3位表彰台でポイントも獲得できたので結果としては悪くないと思います。連続で表彰台を獲得しましたが、まだ細かな改善点はいろいろあるので、しっかりそれらに対応して、残り4戦もいいレースができるよう準備してがんばります」

    岩佐歩夢 ホンダF1

  • レッドブルF1育成の岩佐歩夢、スプリントレースで8位入賞 / FIA-F2第10戦

    レッドブルF1育成の岩佐歩夢、スプリントレースで8位入賞 / FIA-F2第10戦

    レッドブルF1育成の岩佐歩夢は、FIA F2選手権第10戦のスプリントレースで8位入賞を果たした。

    FIA F2選手権第10戦のスプリントレースが、ハンガリー・ハンガロリンクで行われた。 7月29日(金)に予選が行われ、ホンダ・フォーミュラドリーム・プロジェクト(HFDP)のドライバーとして参戦する岩佐歩夢は、最終アタックでトップタイムをマークし、FIA F2で初のポールポジションを獲得。2番手に0.381秒の差をつける圧倒的な速さを見せつけた。

    リバースグリッドとなるスプリントレースでは、岩佐は5列目10番手からのスタートとなる。午後になって激しく降った雨は上がり、スプリントレースが始まる午後6時にはところどころ青空も顔を覗かせるまで天候は回復し、気温22℃、路面温度31℃のドライコンディションでフォーメーションラップがスタートした。

    スタート後の第1コーナーで上位陣にアクシデントが発生し、ポジションが目まぐるしく変わった。このアクシデントをかわした岩佐歩夢は、いったん7番手まで上がったが、その後前車を抜きにかかった際に少しコース外に出てしまい後続に先行を許し、1周目を9番手で終えている。このアクシデントによりストップしたマシンが出て、2周目にセーフティカーが導入され、4周目にレース再開となった。

    追い抜きが難しいコースでの戦いは終盤まで接近した隊列での走行となり、岩佐歩夢はペースをコントロールしながら安定した走行で9番手をキープ。23周目、タイヤが厳しくなった上位車のペースが落ちて、それをパスした岩佐歩夢は8番手に浮上した。最終盤、ポジションアップを狙う岩佐歩夢は前車にプレッシャーをかけて攻めたが、オーバーテイクには至らず8番手でフィニッシュ。スプリントレースでの8位入賞を果たし、1ポイントを加算。岩佐は5戦連続でポイント獲得となった。

    「全体として難しいレースになってしまいました」と岩佐歩夢はコメント。

    「予想通り、後ろにつくと抜くのは難しく、タイヤのグレイニングもひどくなりました。スタートでは第1コーナーのアクシデントを避けてポジションを上げたのですが、その後前に詰まって第2コーナーのアウトから抜きにいったときにブレーキングを遅らせたことでホワイトラインの外側に少しはみ出してしまい、その後2台に先行されました」

    「レース中はタイヤマネージメントには気をつかい、悪くはなかったと思いますが、それでもタイヤのグレイニングはかなりひどかったです。終盤前車よりペースはよかったですが、オーバーテイクまではできませんでした」

    「フィーチャーレースはポールポジションからのスタートですが、レースは何が起こるか分からないので、万全の準備をして自分たちの全力を出し切れるようがんばりたいと思います」

    岩佐歩夢 ホンダF1

  • レッドブルF1育成の岩佐歩夢、第10戦でF2初ポールポジション獲得

    レッドブルF1育成の岩佐歩夢、第10戦でF2初ポールポジション獲得

    レッドブルF1育成の岩佐歩夢が、FIA F2選手権第10戦の予選でF2初ポールポジションを獲得した。

    岩佐歩夢(DAMS)は、ハンガロリンクで開催された予選で1分27秒930をマーク。2番手のマーカス・アームストロング(ハイテック)に0.381秒差をつけてF2初ポールポジションを獲得。日曜日のフィーチャーレースをトップからスタートする。

    「後ろとのギャップには驚いていますが、ポールポジションからかなり離れていましたし、1周をまとめることができていなかったので、正直、最後のプッシュまで緊張していました」と岩佐歩夢はコメント。

    「とても緊張しました。最後のラップでようやくまとめることができました。最初の走行では車はかなりナーバスでした。その後、いくつか変更を加えて、2回目の走行に取り組みました。すべてが良くなったと思うし、かなり良いラップができました」

    「正直、実はここは最も好きなトラックのひとつです。このようなテクニカルなトラックが好きですし、自分のドライビングにかなり自信がありました。フリープラクティスで車に良いポテンシャルがあることが分かっていました。なので、ポールポジションを獲得することに自信がありました。でも、最後の走行ではかなり難しいと思っていました。でも、車のセットアップ調整が本当にうまくいって、セッションを通してドライビングを改善したと思います。良かったです」

    岩佐歩夢 ホンダF1

  • レッドブルF1育成の岩佐歩夢、F2初優勝「実力で勝ち取った勝利」

    レッドブルF1育成の岩佐歩夢、F2初優勝「実力で勝ち取った勝利」

    レッドブルF1の育成ドライバーである岩佐歩夢は、FIA F2選手権第9戦のフィーチャーレースでF2初優勝を飾り、シリーズランキングで9位に浮上した。

    定刻より10分遅れ、午前9時45分にフォーメーションラップがスタート。気温は28℃、路面温度は39℃で、朝方とはいえ暑く日差しの強いなかでのレースとなった。

    フロントロウ、2番手から好スタートを切った岩佐歩夢だが、さらに好ダッシュを決めた4番グリッドのマシンがトップに立ち、岩佐歩夢は2番手をキープして第1コーナーを通過した。トップの背後に迫る岩佐歩夢は、ターン8でアウト側からトップに並びかけ、オーバーテイクを決めて首位に立った。

    岩佐歩夢はトップで1周目を終え、2周目に後続のアクシデントでセーフティカーが導入された。6周目にレースが再開となり、リスタートを絶妙のタイミングで決めた岩佐歩夢は2番手に約1秒の差をつけて、その後も徐々に2番手を引き離していく。

    ソフトタイヤでスタートした岩佐歩夢は、15周目にピットインしタイヤ交換を行った。チームは素早い作業で岩佐歩夢を送り出し、岩佐歩夢はその時点では4番手でコースに復帰。同じ戦略のマシンのなかではトップを守ることに成功する。

    ペースに勝る岩佐歩夢は、全車がピットインを終えた20周目には2番手に4秒の差をつける独走状態に。終盤戦に入っても岩佐歩夢のペースは後続に優り、周回を重ねるごとにその差を広げて、岩佐歩夢は2位に8秒以上の差をつけて、F2ルーキーイヤーにして初優勝を飾った。

    岩佐歩夢は25ポイントを加算し、シリーズポイントは72ポイント。ランキングは9位にジャンプアップした。

    「優勝はすごくうれしいとともに、これまで悔しい思いをたくさんしてきたので、少しホッとしたという気持ちもあります」と岩佐歩夢はコメント。

    「勝てるポテンシャルがあるのに、なかなか結果が出なかった悔しさは、これまで経験のないくらいのものでしたし、自分もチームもやるべきことをちゃんとやればこの位置にいられるということを示せたのもとてもよかったと思います」

    「レースは、スタートはあまりよくなかったのですが、焦らずに狙いを決めて1周目にトップをオーバーテイクできたことが大きかったと思います。その後は、タイヤマネジメントに気を使いすぎることなく常にプッシュの状態でしたが、タイヤに問題はなく、ペースもずっとよかったので、いいマシンに仕上げてくれたチームに感謝しています」

    「全体としては、マシン、ドライビング、ピット作業などほぼすべてが完ぺきなレースで、チームと自分が実力で勝ち取った優勝だと思います。しかしまだ改善すべき点もあり、この流れを大切にして今後も結果を出していかなければならないと、改めて気合いを入れ直してがんばります」

    岩佐歩夢 ホンダF1

  • レッドブルF1育成の岩佐歩夢、第9戦フィーチャーレースでF2初優勝!

    レッドブルF1育成の岩佐歩夢、第9戦フィーチャーレースでF2初優勝!

    レッドブルF1育成の岩佐歩夢が、FIA F2選手権第9戦のフィーチャーレースで初優勝を果たした。

    2番グリッドからスタートした岩佐歩夢は、オープニングラップでトップに立つと、2周目に入ったセーフティカーのリスタートでのリードを維持する。14周目にピットインしてハードタイヤを交換して4番手でレースに復帰する。

    19周目に先行していたマシンがピットインを済ませると岩佐歩夢は再びリーダーに浮上。その後は後続とのギャップを広げ、トップデチェッカー。待望の初勝利を挙げた。2位にはテオ・プルジェール、3位にはフレデリック・ベスティが続いた。

    岩佐歩夢 ホンダF1

  • レッドブルF1育成の岩佐歩夢、9番手スタートから6位入賞 / FIA-F2

    レッドブルF1育成の岩佐歩夢、9番手スタートから6位入賞 / FIA-F2

    レッドブルF1育成の岩佐歩夢は、FIA F2選手権第9戦のスプリントレースで6位入賞を果たした。

    FIA-F2選手権第9戦が、フランス・ポール リカールサーキットで幕を開けた。 7月22日(金)に予選が行われ、ホンダ・フォーミュラドリーム・プロジェクト(HFDP)のドライバーとして参戦する岩佐歩夢は、2セット目のアタックでトップタイムをマークしたが、セッション終了直前に逆転され0.006秒差の2番手となった。

    リバースグリッドとなるスプリントレースでは、岩佐歩夢は5列目9番手からのスタート。スプリントレースは午後6時、気温28℃、路面温度38℃のコンディションでフォーメーションラップがスタートした。

    スタート後の位置取りでポジションを落とした岩佐歩夢は、1周目を10番手で終えた。その後、接近した隊列棒状でレースは進み、岩佐は10番手をキープしたままレースは中盤戦となる。

    9周目に後続でアクシデントが発生し、セーフティカーが導入される。13周目にレースは再開されるが、上位陣の順位は変動なくレースは終盤戦となった。17周目、ターン11で前車のインを突いて岩佐歩夢は9番手に浮上。そして最終ラップとなる21周目にもオーバーテイクを決め8番手にポジションを上げてチェッカーフラッグを受けた。

    追い抜きが難しいコースながら、岩佐歩夢はタイヤマネジメントを活かし終盤に順位を上げ、8位でフィニッシュ。レース後、上位陣を含む4車にタイムペナルティが科され、岩佐歩夢は6位に繰り上がり3ポイントを獲得。4戦連続でポイント獲得を果たした。

    「スタートは若干ホイールスピンさせてしまいあまりよくなく、その後の位置取りで先行されてしまいました。これはフィーチャーレースに向けての反省点です」と岩佐歩夢はコメント。

    「レース序盤から中盤にかけては、前に近づきすぎず、タイヤを痛めないように走った結果、終盤には前を抜くポテンシャルがあり、ポジションを上げることができました。隊列の中での走り方はうまくできたので、内容としてはよいレースだったと思います」

    「2番手スタートとなるフィーチャーレースではソフトタイヤのマネジメントが重要になるので、戦略も含めしっかり準備して臨みたいと思います」

    岩佐歩夢 ホンダF1

  • レッドブルF1育成の岩佐歩夢、ペナルティ多発の波乱の展開で7位入賞

    レッドブルF1育成の岩佐歩夢、ペナルティ多発の波乱の展開で7位入賞

    レッドブルF1の育成ドライバーである岩佐歩夢は、FIA-F2第8戦オーストリアのフィーチャーレースで7位入賞を果たした。

    FIA F2選手権第8戦オーストリアは10日(日)、フィーチャーレースを迎えた。岩佐歩夢は予選の順位通り2列目4番手からのスタート。朝方降雨に見舞われたレッドブルリンクは、F2フィーチャーレースのスタートが近づくと青空が広がり始めましたが、路面はウエット部分が多く、ウエットレースが宣言されてスタートの午前10時5分を迎えました。

    気温は14度、路面温度は22度で、ところどころ濡れた路面ながらドライ部分も多く、タイヤ選択が非常に難しい状況となった。上位陣はウエットタイヤ、中団以下はドライタイヤを選択してスタートするマシンが多い状態で、レースが開始された。

    好スタートを切った岩佐歩夢は第1コーナーまでに2番手に浮上。その後ターン4で後続にパスされたが、3番手で1周目を終えた。2周目にスピンしてストップするマシンが出てセーフティカーが導入される。5周目にレースが再開されたが、路面コンディションは急速に回復し、ドライタイヤ勢のペースが速くなった。

    ウエットタイヤで苦戦する岩佐歩夢は、6周目、7周目に立て続けに後続に先行を許し7番手にダウン。8周目にピットインし、ドライのミディアムタイヤに交換して14番手でレースに復帰した。

    レース中盤にドライタイヤでスタートしたマシンがピットインし、岩佐歩夢は16周目に9番手までポジションをばん回する。その後もポジションアップを狙うが、接近戦のなかでなかなか抜けない状態が続き、9番手のままレースは終盤戦となった。

    レース中盤からコース外にはみ出す走行に対して警告とペナルティーが多発し、岩佐歩夢にも警告の後、終盤に5秒のタイムペナルティーが科された。中盤以降、ペースが上がらない岩佐歩夢だったが、9番手のポジションを守り切り40周のチェッカーフラッグを受けた。レース後ペナルティーを受けた者にタイムが加算されたが、上位にもペナルティーが多くあり、岩佐歩夢のリザルトは7位で6ポイントを獲得した。

    岩佐歩夢は今シーズントータル44ポイントとなり、シリーズランキングは13位となっている。

    「非常に難しいコンディションでのスタートで、2列目4番手ということもありリスクを最小限にするためにウエットタイヤを選択しました。結果的にはドライタイヤでスタートした方がいい結果となりましたが、これについては仕方ない部分だと思っています」と岩佐歩夢はコメント。

    「スタートはうまくいってポジションを上げることができました。早くにウエットタイヤが厳しくなってタイヤ交換をしましたが、タイヤをドライに替えてからのセットが外れて、かなりのアンダーステアになってしまいました。ドライにも対応できるようなウエットセットだったのですが、それが機能せずバランスが崩れた状態でのレースでした」

    「今日の結果については、とても難しいコンディションでもあり、誰のせいでもないと思いますが、結果を獲りにいくためには、このようなレースであっても戦略的、マシン的にもっと詰めていかなければいけないと思いますので、これを経験として活かしていきたいです」

    「ペナルティーについては、正直納得いかない部分はあります。トラックリミットについて明確でないところがあり、自分としては3回目の警告を受けた後マージンを取って走っていました。それでもペナルティーというのはよくわかりません。次はF3でも経験のあるポールリカールなので、切り替えて臨みたいと思います」

    岩佐歩夢 ホンダF1

  • レッドブルF1育成の岩佐歩夢、8位でチェッカーもペナルティで10位に降格

    レッドブルF1育成の岩佐歩夢、8位でチェッカーもペナルティで10位に降格

    レッドブルF1育成の岩佐歩夢は、FIA F2選手権第8戦の決勝を8位でチェッカーを受けたが、レース後に5秒のタイム加算ペナルティを科されて10位に降格した。

    FIA F2選手権第8戦が、オーストリア・レッドブルリンクで幕を開けた。 7月8日(金)に予選が行われ、ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)のドライバーとして参戦する岩佐歩夢は、2セット目のアタック3回目でベストタイムを更新し4番手を獲得。

    リバースグリッドとなるスプリントレースでは、上位車にグリッド降格のペナルティーが科され、岩佐歩夢は3列目6番手からのスタートとなった。

    スプリントレースは午後5時55分、気温21℃、路面温度34℃の下フォーメーションラップがスタートした。混乱する第1コーナーではポジションをキープした岩佐歩夢だが、ターン3では両側から挟まれる形となり2台に先行され、8番手にポジションを落とした。

    この際、岩佐歩夢が1台をコース外に押し出す状況となり、レース後の審議対象となった。

    ポジションをばん回すべく前との差を詰めた岩佐歩夢だが、集団の後ろという状況でDRSの効果が出せずに追走が続く。12周目にストップしたマシンが出てバーチャルセーフィティカー(VSC)が発動され、その際に岩佐歩夢と前車との間隔が広がってしまい、VSCが解除された14周目には前車と約3秒離れてレースは再開された。

    レース後半、徐々にその差を縮める岩佐歩夢はペースを上げて、21周目に1秒以内の差まで詰め寄りますが、集団で追い抜きが難しい状況は変わらず、8番手をキープしたまま28周のレースを終えた。

    レース後、1周目の審議により岩佐歩夢に5秒加算のタイムペナルティが科され、岩佐歩夢の順位は10位となった。

    「タイヤのウォームアップが足りず、スタートはダッシュが決まらず、ターン1での位置取りもよくありませんでした」と岩佐歩夢はコメント。

    「その後のターン3でタイヤをロックさせてしまいポジションを落としましたが、その時に結果的に他車を押し出す形となり、それがペナルティーとなりました。また、VSC解除の際に遅れたのはシステムのトラブルが原因でした」

    「反省点はありますが、マシン自体のペースは悪くなく、タイヤマネージメントをあまり意識しなくてもプッシュできる状態で、フィーチャーレースに向けてはポジティブだと思っています。バランスも完ぺきではなかったので、細かいところをアジャストしてレースに臨みます」

    岩佐歩夢 ホンダF1

  • F1イギリスGPの週末にHaloが2人のドライバーの命を救う

    F1イギリスGPの週末にHaloが2人のドライバーの命を救う

    F1イギリスGPの日曜日に開催されたF1とF2のレースで2つの恐ろしいクラッシュが発生した。専門家によると、どちらも致命的だった可能性がある、コックピット保護デバイスの「Halo(ヘイロー)」が彼らの命を救った。

    F1のサポートレースとして開催されたF2のフィーチャーレースで、ロイ・ニッサニーとデニス・ハウガーは、オープニングラップで衝突。ハウガーの車は“ソーセージ縁石”を越えて宙に舞い、ニッサニーめがけて飛んでいった。

    デニス・ハウガーの車は、両方の車が砂利で止まる前に、ロイ・ニッサニーの上に高速で着陸した。

    信じられないことに、両方のドライバーは無傷だった。テレビのリプレイでは、Halo(2018年にF1とF2に導入されたコックピットに固定された安全装置)がロイ・ニッサニーの命を救ったことを示した。

    同じく、午後からシルバーストン・サーキットで開催されたF1レースでは、アルファロメオのF1ドライバーである周冠宇が1周目のクラッシュに巻き込まれ、車が逆さまになったまま高速でグラベルへと滑り、タイヤバリアを超えて観客の前のフェンスに激突した。

    周冠宇も車がバリアとフェンスの間に挟まったことで救出作業が遅れ、周冠宇の事故がしばらう放送されなかったことから世界中のF1ダンを心配させた。

    レースは赤旗となり、クラッシュに巻き込まれたドライバーの一人であるジョージ・ラッセルが走って周冠宇のチェックに向かった。

    「今まで見た中で最も恐ろしいクラッシュの1つ」と表現したジョージ・ラッセルは、周冠宇をチェックしている間に彼のメルセデスがピットレーンに戻されたため、レースに戻ることはできなかった。メルセデスF1は判断に抗議したが、FIAは聞く耳を持たなかった。

    周冠宇は後にファンのサポートに感謝した。

    「大きなクラッシュだった。無事で済んだことをうれしく思う」と周冠宇はコメント。

    「トラックのマーシャルとメディアムチームの迅速な対応は素晴らしかったし、FIAとF1が僕たちの車の安全性を改善するためにやってきたこと、やり続けているすべての仕事に感謝している」

    「今日はHaloが僕を救った。それは僕たちが車を改善するために行ってきたすべての価値が本当に価値のある結果をもたらしていることを示した」

    ロイ・ニッサニーとデニス・ハウガーの衝突後、F1ジャーナリストのクリス・メドランドは、「Haloはニッサニーの命を完全に救った。100%だ」とツイートした。

    F1コメンテーターのトム・ゲイモアは「ハローに感謝している。間違いなく救い主だ」と語った。

    Haloは、大きな物体や破片がシングルシーターのレーシングカーのコックピットに入るのを防ぐのに役立つ保護バリアだ。

    当初は、Haloがシングルシーターのオープンコックピットの「純度」を損なうと批判を浴びた。また、ドライバーが車からすばやく降りる必要がある場合、邪魔になる可能性があると主張する人もいた。実際には、これは問題ではないことが証明されている。

    2020年のF1バーレーンGPで、マシンが真っ二つに割れて炎上する事故に見舞われたロマン・グロージャンは、すぐに車から脱出して大惨事を免れた、フェンスを突き破ったクラッシュからグロージャンを守ったのもHaloだった。

    ルイス・ハミルトンは、2021年イタリアGPで激しいライバルのマックスフェルスタッペンとのクラッシュに巻き込まれた後、彼を救ったことでHaloの功績を認めている。コントロールを失ったフェルスタッペンの車は宙に浮き、右リアタイヤがハミルトンのメルセデスの上部を押しつぶした。

    その後、ルイス・ハミルトンは次のように述べている。「今日はとても幸運だ。僕を救い、首を救ってくれたHaloを神に感謝する」