カテゴリー: F1マシン

  • F1、2025年導入予定の次世代パワーユニットは電動馬力を“大幅に増加”

    F1、2025年導入予定の次世代パワーユニットは電動馬力を“大幅に増加”

    F1は現在、次世代F1パワーユニットがどのようなものになるかを定義しており、現行の1.6リッター V6ターボハイブリッドは2024年シーズンの終わりで役目を終える予定となっている。

    2014年にF1に導入されたパワーユニットは、2009年に導入されたはるかに単純なKERSシステムと比較して電気エネルギーの量が増加した。

    当然のことながら、次世代のパワーユニットでも電力は搭載され続け、メルセデスF1のボスであるトト・ヴォルフは、電動馬力が“大幅に増加する”と説明している。

    2025年のF1パワーユニットは、V10からV8、そして現在のV6への移行といった過去の時代ほど大きな出発点にはならない。コスト削減に重点を置いているため、燃焼要素は同じままである可能性がある。

    ただし、高価で複雑なMGU-Hはほぼ確実に廃止される。代わりにMGU-Kははるかに強力となり、より大きなバッテリーでより多くのエネルギーを蓄えることができるようになるだろう。

    F1オーストリアGPに先立つ土曜日には、F1の現在のサプライヤーであるメルセデス、フェラーリ、ルノーに、レッドブル・パワートレインズ、フォルクスワーゲン・グループのアウディとポルシェに加わり、将来のF1エンジンがどのようになるべきかを話し合った。

    メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、月曜日にモナコで開催されたFIA会議で講演し、詳細は明らかにはしなかったが、議論された内容について説明した。

    「我々コストの節約を望んでおり、無駄な労力をかけたくないので、議論は『エンジンに関して将来どうしていくべきか』だった」とトト・ヴォルフは語った。

    「だが、我々は2025年から2030年まで現実の問題に直結したエンジンも必要だ。誰もが我々が電気を使うことを期待しているときに、悲鳴を上げるエンジンを備えた古いガソリン信仰でいることはできない」

    「これらのエンジンはまだ燃料を供給されるだろう。現在のV6フォーマットを維持するが、電気コンポーネントは大幅に増加するだろう」

    F1は、環境イメージを高め、時代に対応するために100%持続可能な燃料に移行する。それは内燃エンジンが今後も長い間存在していくという事実に動機付けられた決定だとトト・ヴォルフは説明する。

    「我々が内燃エンジンにとどまっている理由は、燃料が長い間我々と一緒にあると信じているからだ」とトト・ヴォルフは語る。

    「ヨーロッパでは、2030年までに電気自動車を日常生活の一部にするという野心的な目標がある。メルセデスは、その目標がどれほど野心的であるかを見ることができるが、その他の国では、まだ燃料で走る数百万台の車両がありる」

    「メルセデス車自体については、世界で数百万台の車両がまだ燃料で走ると信じている。したがって、我々がイノベーションで貢献できるのは、バイオ燃料であれ合成燃料であれ、持続可能な燃料の開発を支援することだ」

    「我々の車は2025年までに100%持続可能な燃料で走る。これは世界のCO2排出量の削減に貢献する方法だ」

    FIAとフォーミュラEの間の独占的合意により、100%電力への移行は除外されているが、水素電力も却下された。

  • レッドブルF1代表 「次世代F1エンジンの導入は2026年まで延期するべき」

    レッドブルF1代表 「次世代F1エンジンの導入は2026年まで延期するべき」

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャンホーナーは、新しいエンジンルールは2026年まで施行すべきではなく、現在のアーキテクチャから明確に逸脱する必要があると語る。

    F1のV6ターボハイブリッドエンジンは2014年に導入された。複雑なエネルギー回収システムであるMGU-H要素を廃止する動きもあったが、それ以来変更されていない。

    現行F1パワーユニットは、2025年にまだ完全には概説されていない新しいエンジンルールのセットに最終的に置き換えられる予定となっている。

    先週末のオーストリアには、メルセデス、フェラーリ、ルノー、レッドブル、ポルシェ、アウディの幹部、そして、F1 CEOのステファノド・メニカリ、F1マネージングディレクターのロスブラウン、FIA会長のジャン・トッドが集まって、エンジンルールについてのミーティングを行った。

    レッドブルは、新しいF1エンジン部門を設立しており、新しいF1ルールのエンジンは、レッドブル・パワートレインズ史上初の設計になる。

    ポルシェとアウディの会議への出席は、親会社であるフォルクスワーゲン・グループの継続的な評価プロセスの一部であり、これらの会議への参加は、近い将来にF1への参入が決定されることを意味するものではない。

    だが、クリスチャン・ホーナーは、F1に「参入を検討している潜在的なニューカマー」がいるという事実は、F1が現在のルールセットの基本的な要素を引き継ぐのではなく、“白紙の状態”から始めるという議論を支持しているとし、それを達成するために2026年まで導入を延期することが最善だと考えていると語る。

    「私は。むしろ時間をかけて、コスト、パフォーマンスの基準に適合し、緊密なレースを奨励する、刺激的で、異なり、関連性のあるものを考え出すことを望んでいる」とクリスチャン・ホーナーは語った。

    「また、サウンドとエモーションを軽視してはならない」

    「私にとってはこれらが焦点を当てるべき基準であり、現在非常に高価なエンジンを引き継いで、それを安くしようとするのは非常に残念だ。ファーストクラスで飛んでエコノミーチケットの代金を支払うことはできない」

    「特に2026年の場合は、持続可能な、環境にやさしい、バイオ燃料を使用する、エンジンをもう少し白紙の状態で考え出す機会がある。我々が現在持っているものを単に引き継ぐのではなく、コストを明確に制御できる標準化の要素を備えたものになるかもしれない」

    F1が次世代エンジンについて以前に概説した具体的な目標は、環境の持続可能性と社会的および自動車的関連性、完全に持続可能な燃料、強力でエモーショナルなパワーユニット、新しいパワーユニットメーカーにとって大幅なコスト削減と魅力だ。

    持続可能性の焦点としていわゆるカーボンニュートラル燃料を使用することは、新しい規則の保証された要素であるように思われ、電力出力が増加し、運動エネルギーがより重視されるV6ハイブリッドエンジンとなるだろう(現在、MGU-Kを介して利用されています)。

    また、エンジン開発コストの上限も重要な要素と考えられている。

    クリスチャン・ホーナーは、彼がF1のために提唱しているルートは「参入する新しいメーカーなら誰でも熱心だ」と述べ、オーバーホールを延期することは、既存のエンジンメーカーに利益をもたらすものだと信じていると語る。

    「これらのエンジンに投資してきた既存のメーカーが、IPを新しいエンジンにロールオーバーしたいと考えているのは理解できる」とクリスチャン・ホーナーは語った。

    「しかし、もちろん、この現在のエンジンは非常に高価であり、どのようにコストを削減するか・・・現時点では、私が参加したすべての議論はそれは達成されていない」

    「もちろん、内燃エンジンが他の多くの側面に当てはまる場合、特にF1のOEM所有チームまたはエンジンメーカーの場合、エンジンの監視ははるかに難しいため、コスト上限を実装するのは簡単ではない」

    「明確に制御できる白紙の状態から始めて、許可されているダイナモの量とリグ時間を調整し、創造性を促進すること、マニュファクチャラーがそれを間違えた場合でも、彼らが効果的に追いつく機会を持つことができるというセーフティネットも必要だ。これらのエンジンは、今後10年ほど使用する予定なので、2036年になる。我々は、スポーツに関連し、適切な何かを考え出す必要がある

    「そして、もちろん、それはエンジンだけではない。この種の効率を達成するには、ロードラッグであるマシンと統合する必要がある。そのため、シャーシ側にも大きな影響を与える」

    「したがって、2026年に向けて白紙の状態で考えるのが正しい道だ」

  • ポルシェとアウディが参加。次世代F1エンジン会議は「非常に前向きな議論」

    ポルシェとアウディが参加。次世代F1エンジン会議は「非常に前向きな議論」

    F1は、土曜日にオーストリアで自動車メーカーのCEOが集まって次世代F1エンジンについての会議を開催。「非常に前向きな議論」が行われたと述べた。

    2025年に導入される新しいF1エンジンレギュレーションの方向性は、昨日のF1エンジンメーカーのみならず、潜在的にF1参入に関心を持っているメーカーが参加した会議の最前線にある。

    フェラーリのジョン・エルカーン会長、ルノーのルカ・デメオ会長、メルセデスのオラ・ケレニウス会長という既存メーカーの代表者に加え、アウディのマルクス・デュエスマン会長とポルシェのオリバー・ブルーメCEOが代表を務めるフォルクスワーゲン・グループが会議に加わった。

    F1のステファノド・メニカリとロスブラウン、そしてFIAのジャントッド会長も会議に出席した。

    「F1パワーユニットの次のフェーズに関して、現在および将来のすべての新しいパワーユニットサプライヤーと非常に前向きな議論が今日行われた」とF1は声明で述べた。

    「議論は今後数週間続き、それらの議論に続いてさらなるニュースが発表されるだろう」

    F1は、2014年以来使用されている現在の1.6リッターV6ハイブリッドパワーユニットに代わる持続可能な燃料を動力源とする次世代エンジンに熱心だ。

    ホンダのF1撤退後、2022年からホンダのF1エンジンプロジェクトを引き継ぐために独自のパワーユニット部門を創設しているレッドブルは、F1エンジンの次の時代に「クリーンシート」アプローチを採用するよう求めている。

    「このエンジンは、導入されてから10年間使用される」とレッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは述べた。

    「私はむしろ時間をかけて、コスト、パフォーマンスの基準に適合し、緊密なレースを奨励する、刺激的で異なった関連性のあるものを考え出すことを望んでいる」

    「もちろん、サウンドやエモーションを軽視してはならない。私にとってこれらは焦点を当てるべき基準だ」

    「現在、非常に高価なエンジンを引き継いで、安くしようとするのは非常に残念だ。ファーストクラスで飛んでエコノミーチケットの代金を支払うことはできない」

    「特に2026年の場合は、持続可能な、環境にやさしい、バイオ燃料を使用する、エンジンをもう少し白紙の状態で考え出す機会がある。我々が現在持っているものを単に引き継ぐのではなく、コストを明確に制御できる標準化の要素を備えたものになるかもしれない」

  • レッドブル・ホンダF1:ハイレーキ+ロードラッグ構成=最適解?

    レッドブル・ホンダF1:ハイレーキ+ロードラッグ構成=最適解?

    レッドブル・ホンダF1が、4連勝と快進撃を見せているなかで、シーズン序盤に話題となった“ハイレーキ”というワードが再び注目を集めている。

    2021年のF1世界選手権では、ピレリのタイヤの耐久性を考慮して、ダウンフォースを10%削減するための空力ルール変更が適用された。ブレーキダクト、ディフューザーの寸法の規制に加え、フロア面積の削減が最も大きな変更となった。

    開幕戦でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得し、王者メルセデスがバランスに苦戦したことから、新しいレギュレーションは「ハイレーキに有利でローレーキに不利」との論調が展開された。

    レッドブルが開拓したハイレーキは、マシンに前傾姿勢をとらせることでマシン全体にディフューザーの働きをさせてダウンフォースを稼ぐというもの。一方、メルセデスのローレーキは、路面に対してフラットなロングホイールベースによる面積なフロアでダウンフォースを稼ぐというもの。

    しかし、開幕4戦でメルセデスが3勝を挙げたことで、いつしかその話題は過去のものになっていた。

    だが、ここに来てレッドブル・ホンダF1が4連勝。特に高速市街地サーキットでF1アゼルバイジャンGPのストレートでメルセデスを凌ぐ速さを見せたことから、ホンダのF1エンジンの戦闘力を含めて、メルセデスとの違いを生んでいる要因へと注目が集まった。

    当初は、F1スペインGPで話題となった“ベンディ(曲がる)”リアウイングがストレートの速さに貢献しているというのがメルセデスの主張だった。ストレートで負荷がかかるとリアウイングが寝てドラッグを減らし、コーナーではリアウイングが立ってダウンフォースを発生させているという理論だ。

    しかし、ベンディウイングが新しい剛性テストで封じられたF1フランスGPでもレッドブル・ホンダは速く、それはレッドブル・リンクでも変わらなかった。

    メルセデスは、前述のフロア面積の削減によってリアのダウンフォースを失っているため、レッドブルが“バーンドア(納屋の大きな開き戸/大きな標的)”と称する大きなリアウイングを外せないでいる。また、リアの改善を優勢した結果、本来持っていたタイヤへの“冷え性”のマシン特性が再び顔を出し、フロントタイヤにスイッチを入れるに苦戦。結果としてタイヤが傷むのが速くなっている。

    一方、元々ドラッグいハイレーキをレッドブルは、薄いリアウイングのロードラッグ/ローダウンフォース構成にしたことで逆にバランスが改善。タイヤにスイッチが入るのが速く、コーナーでのバランスも良いため、タイヤも傷みにくいマシンへと仕上がっている。

    そもそものマシン自体のダウンフォース特性により、メルセデスはレッドブルのルートを辿ったロードラッグ構成に変更できずにいる。レッドブルはフロア下でのダウンフォースが高く、マシン表面でダウンフォースを発生させなくても理想的なバランスが得られた。逆にメルセデスはフロア下で稼げるダウンフォースが少ないため、上物でダウンフォースを追加しなけれバランスが取れない。

    ポール・リカールでタイヤの使い方とレースペースに苦戦したフェラーリが、ロードラッグに寄せたレッドブル・リンクで速さを取り戻したことにも今年のセットアップの最適解が隠されているかもしれない。

    メルセデスF1のモータースポーツ戦略ディレクターをツ問えるジェームス・ボウルズは、レーキの違いが、リアウィング選択によってマシンのドラッグにどのような影響を与えているかを完全に判断するのが難しいと認める。

    「レッドブルのウイングは我々たちのウイングよりもわずかに低いが、車高もはるかに高いため、彼らのマシンが我々のマシンと比較してどのようなドラッグを生み出しているかを比較することは非常に困難だ」とジェームス・ボウルズは説明した。

    「我々が分かっていることは、自分たちのマシンのことであり、それが我々が調査していることだ。我々が走らせているリアウィングの位置はラップタイムに最適であり、最終的にはそれが予選と実際のレースの両方で重要になる」

    また、ホンダのF1エンジンのパワーがメルセデスと互角になったこともパフォーマンスに大きな影響を与えている。急にホンダのF1エンジンのパフォーマンスが上がった理由については、信頼性の向上、エクソンモービルのオイルの効果によって、より高い温度とハイパフォーマンスを心配せずに発揮できるようになったとされている。

  • シャルル・ルクレール、2022年F1マシンでシム作業「非常に異なる」

    シャルル・ルクレール、2022年F1マシンでシム作業「非常に異なる」

    フェラーリF1のシャルル・ルクレールは、シミュレーターで2022年F1マシンの作業を開始しており、新世代のF1マシンは「非常に異なる」と感想を語った。

    2022年にF1は完全に再設計されたレギュレーションを導入し、グリッド全体のギャップを縮め、追従しやすいマシンでオーバーテイクを増加させることを目指している。

    2021年シーズンはまだ折り返し地点に到達していないが、多くのF1チームはすでに強力な2022年F1マシンで新しい時代を開始できるようにすることに重点を置いている。

    フェラーリF1は、2022年のF1レギュレーション変更がグリッドの最前線に返り咲くための扉を開くことを望んでいるチームの1つであり、シャルル・ルクレールはすでに開発を支援するためにシミュレーターの作業を行っている。

    シャルル・ルクレールは、2022年F1マシンが確実に「非常に異なっている」と感じていると語った。

    2022年をシミュレートしたマシンのステアリングを握ったかと質問されたシャルル・ルクレールは「そうだね、やっている」とコメント。

    「でも、それはまだ非常に初期の段階だ。でも、非常に異なった感じがする」

    「僕たちが順調に開発できているかどうかは、誰にとっても疑問符だと思う。言ったように、それはとても異なるプロジェクトだ、非常に初期段階なので、他の人と比較して自分自身がどこに位置づけられているのかは誰にも分からない。でも、僕たちはそれに取り組んでいる」

    この段階でのマシンの作業はエンジニアに大きく依存しているが、シャルル・ルクレールは自分とチームメイトのカルロス・サインツがシミュレーターセッションで提供するフィードバックで引き続き役割を果たすことができると確信している。

    「今のところそれは数字と予測だけなので難しいけど、特にシミュレーターでは間違いなくフィードバックを与えることができる」とシャルル・ルクレールは語った。

    「幸運なことにフェラーリF1には非常に優れたシミュレーターがあり、そのシミュレーターでさまざまなことを試すことができる。そこでは、ドライバーのインプットが非常に重要になる」

    「今のところ、それ以外のことで僕たちが実際に何かを言うのは非常に早い時期だ。プロジェクトは完全に異なるけど、僕たちにできる唯一のことは、カルロスと可能な限りベストな方法で働き、今年のマシンの弱点を説明し、なぜそれらの弱点があるのかを理解し、来年のマシンで間違いを再現しないようにすることだ」

    「シミュレーターではかなり大きなインプットができる。多くのことを手伝えるし、今年のフィードバックでも正しい方向性に進み、速く走るために何が必要かを成果に彼らが知るための作業でチームを手伝うことができる」

    それまでの間、シャルル・ルクレールは、フェラーリF1がフランスとシュタイアーマルクのグランプリの間でどのように大幅に改善したかを正確に把握しようとしていることを明らかにした。

    ポール・リカールでは、フェラーリF1はトップ10に入ることができなかったが、1週間後、レッドブル・リンクではカロス・サインツが6位とシャルル・ルクレールが7位で終えている。

    F1は今週末のオーストリアGPのためにオーストリアに残っているが、フェラーリF1は彼らが探しているすべての答えをまだ得ているわけではない。

    「ポール・リカールとオーストリアの間には多くの仕事があった」とシャルル・ルクレールは確認する。

    「もちろん、あのようなステップを期待していなかったと思うけど、それはチームの仕事の結果でもある。でも、僕たちは夢中になってもいけない」

    「ポール・リカールでは、悪い意味で驚きだったけど、先週の日曜日も非常にうれしい驚きだった。でも、日曜日にどうやってその結果を得ることができたかを正確に理解する必要がある」

    「先週の日曜日にそのパフォーマンスに役立ったと思うことはいくつかあるけど、全体像は把握できていない。そのため、まずはこのタイプのパフォーマンスを1年を通して一貫して再現するために、なぜ日曜日にそうすることができたのかを理解する必要がある」

  • F1チーム、スプリント予選の週末のクラッチの摩滅を懸念

    F1チーム、スプリント予選の週末のクラッチの摩滅を懸念

    F1チームは、F1イギリスGPで初めて開催されるスプリント予選の週末に向けてクラッチの耐久性について懸念を表明しており、その結果、プラクティスをスキップする必要が出てくる可能性があるとしている。

    特にアストンマーティン、アルピーヌ、マクラーレンは、F1イギリスGPの週末に向けてクラッチの状態を心配しており、スケジュールの変更は、セッションごとにマシンをセットアップして組み立てる方法に大混乱をもたらすと考えている。

    スプリント予選が開催される週末には、通常の土曜日ではなく、金曜日のプラクティス後に予選が行われる。つまり、マシンは通常よりも1日早くパルクフェルメ状態に入る。パルクフェルメではマシンは非常に限られたパーツしか交換できず、クラッチはそこに含まれていない。

    マシンによって走行できるクラッチの距離が限られており、一部のチームはパーツを保存するためにプラクティス走行を取りやめる可能性がある。そうなった場合、チームが週末に向けてマシンをセットアップできる時間にネガティブな影響を与える可能性がある。

    100kmのスプリント予選は週末に新たな走行距離を追加する。アストンマーティンとアルピーヌはそれがクラッチの使用可能な寿命を奪うかもしれないと感じている。

    「これらのクラッチは異なる目的のために作られた」と、アストンマーティンのチームマネージャーであるアンディ・スティーブンソンは Auto Motor und Sport 語った。

    「そららは300キロの走行後に新たなシミュレーションとサービスを必要としている。プレシーズンにどう予想すればいいかを知っていれば、違ったクラッチを作っていただろう」

    「週末全体でクラッチでリフレッシュせずに運転しなければならない場合、それが持つかどうか保証はできない」

    「FIAがそれをさせてくれない場合は、プラクティセッションをスキップしなければならないかもしれない。それは発明の精神ではありえない」

    これまでのところ、FIA(国際自動車連盟)はスプリントレースのクラッチ交換に関する規則を再検討してほしいというチームからの要求を却下している。伝えられるところによると、FIA代表団は「それならばスタート練習を減らせばいい」と言って嘆願を一掃したという。

    アルピーヌのオペレーション責任者であるアラン・ペルマンは、FIAの評価とは異なる見解を持ってるが、使用量の増加に対応するために、新しいクラッチをマシンに装着できるようになることを望んでいる。

    「それはスタートの数とは何の関係もない。単に摩滅だ。クラッチは常に使用されている。ギアチェンジが問題であり、スタートではない」

  • F1マシン解説:アルファタウリ AT02 – 最新トレンドのフロントウイング

    F1マシン解説:アルファタウリ AT02 – 最新トレンドのフロントウイング

    レッドブルの“ジュニア”チームであるアルファタウリだが、AT02はRB16Bの単なるコピーではない。フロントウイングにはレッドブルとは異なる独自のソリューションを導入している。

    チームとしてのポイント数こそフェラーリに及んでいないが、今年はピエール・ガスリーが定期的にQ3進出を果たす速さをみせており、F1アゼルバイジャンGPでは3位表彰台を獲得している。

    レッドブルに倣ってアルファタウリも今季はアップグレードを多数導入しており、フランスGPではフロアにアップデートが導入された。

    フロア後部にはリアホイールのアウトウォッシュ効果を増加されるためにボトムリップが分割され、前面にはレッドブルRB16Bと類似したボルテックスジェネレーターが並べられている。

    アルファタウリ・ホンダ AT02 フロア

    だが、アップデートパッケージはフロアだけではなく、レッドブルとは異なるスロットが追加されたエンドプレートを備えたフロントウイングが導入された。

    昨年と同じように、F1チームのトレンドはフロントホイールの上ではなく、下に空力流れの一部をもたらすことにあるようだ。

    アルファタウリは、この点でレッドブルとは異なり、アルファロメオ C41で見られるソリューションに触発されている。

    ジョディ・エギントンの技術指導の下で、独自の技術的アイデンティティを発見したアルファタウリは一貫してトップ10に入るという成功を収めている。

    アルファタウリ・ホンダ AT02 フロントウイング

  • F1、相次ぐ技術指令はメルセデスとレッドブルのタイトル争い激化が関連

    F1、相次ぐ技術指令はメルセデスとレッドブルのタイトル争い激化が関連

    F1レースディレクターのマイケル・マシは、過去数週間で技術指令が相次いで発行されているのは、2021年のF1タイトル争いが激化していることに関連していると認める。

    2021年F1シーズン、FIA(国際自動車連盟)はこれまでにリアウイングの柔軟性、タイヤ空気圧、ピットストップの最初時間に関連する技術指令を発行しており、その傾向はメルセデスとレッドブル・ホンダがきっかけになっている。

    アルファロメオF1のチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、この傾向を批判。現在、F1チームは「プレスリリースよりも技術指令」に対処していると皮肉った。

    「次はフロントウイングのたわみについてだろう」とフレデリック・バスールは予測する。

    「シーズンの真っ最中にこのようなことをするのは正しい方法ではないと思う」

    F1レースディレクターであるマイケル・マシは、相次ぐ技術指令が実際に“激化するチャンピオンシップ戦い”に直接関係していることを認める。

    「しばらくこのような状況にはなっていなかったし、特定の問題を明確にする必要がある。技術指令はそれを行うのに役立つ」とマイケル・マシはオーストリアで述べた。

    「チャンピオンシップを管理するためのメカニズムとは言わないが、技術部門の観点からレギュレーションの特定の規定を説明する方法ではある」

    「目的は、抗議の提出を防ぐことにある」

    チャンピオンシップリーダーのマックス・フェルスタッペンの父親ヨス・フェルスタッペンは、状況は個人的な関係によっても増幅されていると考えている。

    「ヘルムート(マルコ)とトト(ヴォルフ)はお互いが好きではない」とヨス・フェルスタッペンは Sport1 で微笑んだ。

    「だが、それはこのような競争においてはゲームの一部にすぎない」

  • 角田裕毅、全F1ドライバーで2番目に高額なマシン修理代

    角田裕毅、全F1ドライバーで2番目に高額なマシン修理代

    アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、第7戦F1フランスGP終了時点で全F1ドライバーのなかで2番目に高額となる162万6500万ユーロ(約2億1500万円)のマシン修理代をチームに負わせていると F1 MAXIMAAL.NL が算出している。

    角田裕毅は、F1フランスGPの予選Q1の開始早々にクラッシュ。今季は第2戦F1エミリア・ロマーニャGPの予選Q1、F1モナコGPのフリー走行、F1アゼバイジャンGPの予選Q3でもクラッシュしてマシンを壊している。

    今年のルーキーのなかではミック・シューマッハもクラッシュを喫している回数は多いが、チームへの負担は角田裕毅よりも少ない。スピン多発の印象があるニキータ・マゼピンは全体の7番手とそこまでマシンを壊していない。

    現時点で最も高額なマシン修理代がかかっているのはバルテリ・ボッタスの193万4000ユーロ(約2億5500万円)。F1エミリア・ロマーニャGPでジョージ・ラッセルと高速でクラッシュして、マシンを大破させたことが響いている。

    今年からF1には1億4500万ドルの予算上限が導入され、各チームが節約しながらシーズンを戦っており、修理代がかさむと新たなパーツ開発や在庫などでチームに負担を強いることになる。

    各F1ドライバーのマシン修理代(第7戦 F1フランスGP 終了時点)

      ドライバー 発生した総損害 壊したパーツ
    1 バルテリ・ボッタス 1,934,000ユーロ 2xフロントウィング、2xバージボード、1xモノコック、2xフロントサスペンション、4xホイール、1xサイドポッド、2xリアサスペンション、1xフロア、1xギアボックス、4xブレーキ
    2 角田裕毅 1,626,500ユーロ 3xリアサスペンション、2xリアウィング、2xフロア、2xギアボックス、1xホイール、1xフロントウィング、1xフロントサスペンション
    3 ミック・シューマッハ 1,621,500ユーロ 4xフロントウィング、1xバージボード、2xフロントサスペンション、3xホイール、1xサイドポッド、1xリアサスペンション、1xリアウィング、1xフロア、1xギアボックス、4xブレーキ
    4 ニコラス・ラティフィ 1,093,500ユーロ 3xフロントウィング、3xバージボード、3xフロントサスペンション、3xホイール、1xフロア、4xブレーキ
    5 シャルル・ルクレール 1,051,500ユーロ 3xフロントウィング、2xバージボード、2xフロントサスペンション、2xホイール、1xサイドポッド、1xリアオペレーション、1xフロア、3xブレーキ
    6 ジョージ・ラッセル 835,000ユーロ 1xフロントウィング、2xバージボード、2xフロントサスペンション、2xホイール、1xシャーシ、1xフロア、2xブレーキ
    7 ニキータ・マゼピン 553,000ユーロ 2xフロントウィング、1xフロントサスペンション、2xホイール、1xリアサスペンション、1xリアウィング
    8 キミ・ライコネン 440,000ユーロ 2xフロントウィング、1xリアウィング、1xバージボード
    9 ダニエル・リカルド 316,500ユーロ 1xフロア、1xホイール、1xフロントウィング、1xフロントサスペンション
    10 セバスチャン・ベッテル 435,000ユーロ 3xフロントウィング
    11 マックス・フェルスタッペン 435,000ユーロ 3xフロントウィング
    12 アントニオ・ジョヴィナッツィ 251,500ユーロ 1xホイール、1xフロントウィング、1xフロントサスペンション
    13 ランス・ストロール 251,500ユーロ 1xホイール、1xフロントウィング、1xフロントサスペンション
    14 ルイス・ハミルトン 210,000ユーロ 1xフロントウィング、1xフロア
    15 ピエール・ガスリー 145,000ユーロ 1xフロントウィング
    16 フェルナンド・アロンソ 145,000ユーロ 1xフロントウィング
    17 カルロス・サインツ 145,000ユーロ 1xフロントウィング
    18 セルジオ・ペレス 75,000ユーロ 1xホイール、1xフロア、1xブレーキ
    10 エステバンオコン 65,000ユーロ 1xフロア
    20 ランド・ノリス – –
  • レッドブルF1が標的? ピットストップ作業の最小時間に許容範囲を設定

    レッドブルF1が標的? ピットストップ作業の最小時間に許容範囲を設定

    FIA(国際自動車連盟)は、安全上の理由でF1ハンガリーGPからピットストップ手順の取締りを強化。F1の最速ピットストップは減速することになるだろう。

    一部のピットストップ手順には、予想よりも高度な自動化が含まれている可能性があり、これにより、F1チームは記録的な時間を達成できるようになったと考えられている。

    いくつかのF1チームのピットストップが現在のルールに従って達成できるようも速いという苦情があったことを受け、FIAは安全を理由に対応することになった。

    FIAのこの動きが、特定のF1チームを対象としているとは考えられていないが、レッドブルF1のヘルムート・マルコは、メルセデスF1がチームのピットストップ装置を違法だと考えていることを示唆していた。

    F1の技術規則には、センサーが受動的に動作しなければならないと述べているピットストップへの言及が含まれている。

    第12.8.4条には「ホイール留め具の取り付けあるいは取り外しに使用する装置は、圧縮空気あるいは窒素によるもののみ認められる。いかなるセンサーシステムも受動的にのみ作動できる」と記されている。FIAは、この後半の文面が確実に守られることを望んでいると理解されている。

    自動手順に依存することで、ピットストップでの潜在的な危険への扉が開かれることは明らかであり、F1シュタイアーマルクGPに先立ってすべてのF1チームに送られたメモでは、8月のF1ハンガリーGPからチームのピットストップ手順には、信号での人間の反応時間を考慮した許容範囲が組み込まれている必要があると記された。

    その数字は、マシンを降ろすように指示されたジャックマンがホイールナットがしっかりと締まっていることが観察されるまで0.15秒、ジャッキが降りてドライバーが合図を受けるまで0.2秒に規定された。

    F1が、人間の反応時間を考慮に入れるのは見知らぬことではない。そのような許容範囲は、ドライバーがジャンプスタートをしていないかを判断するために、スタートライトでのドライバーの応答に取り入れられている。ライトが消えた後、ドライバーが反応するのが早すぎる場合でもフォルススタートとなる可能性がある。

    FIAは、スタートの正確な許容範囲を明らかにしていない。それが公表された場合、チームとドライバーは発進を後押しするためにその数値を悪用しようとするのではないかと恐れている。

    新しい技術指令は次のように述べている。

    「安全上の理由から、ジャックリリース手順の開始からドライバーへのOK信号までの最小時間オフセットは少なくとも0.2秒であると予想される」

    ジャックマンのホイールナットへの0.15秒のシグナルギャップも同じように言及されている。

    F1チームは、手順を変更する必要がある可能性があるが、準備のための十分な時間がないなかでそれを強制する可能性があるため、新しい要件に備えるために3つのレースが与えられた。

    2021年 最速ピットストップ

    Pos. Team Driver Event Time (sec)
    1 Red Bull Verstappen BAH 1.93
    2 Red Bull Verstappen AZE 1.98
    3 Red Bull Verstappen POR 1.98
    4 Red Bull Perez BAH 2.00
    5 Red Bull Verstappen MCO 2.02
    6 Red Bull Perez FRA 2.04
    7 Aston Martin Stroll POR 2.08
    8 Williams Russell AZE 2.13
    9 Alfa Romeo Raikkonen AZE 2.13
    10 Aston Martin Stroll ESP 2.16