カテゴリー: F1オランダGP

  • F1オランダGP 予選Q1:角田裕毅は12番手で突破 ストロールがクラッシュ

    F1オランダGP 予選Q1:角田裕毅は12番手で突破 ストロールがクラッシュ

    2025年F1オランダGPの予選Q1は波乱の展開となり、ランス・ストロール(アストンマーティン)がクラッシュを喫し、フランコ・コラピント(ウィリアムズ)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハースF1チーム)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、オリー・ベアマン(フェラーリ)、ストロールの5名が敗退した。一方で、角田裕毅(レッドブル)は終盤にしっかりタイムを伸ばし、無事Q2進出を果たした。

    セッション序盤、各チームはタイヤの使い方を分け、上位勢は1セットで突破を狙う一方、中団勢は複数セットを投入する展開となった。フェラーリは新タイヤを投入したが伸び悩み、ルイス・ハミルトンがアタックを中断する場面もあり、シャルル・ルクレールはドロップゾーン付近で危うい状況に陥った。角田裕毅も一時は下位に沈んだが、終盤のアタックで順位を上げ突破圏内に滑り込んだ。

    セッション中盤にはストロールがターン3で芝生にタイヤを落とし、マシン後部がスナップ。グラベルを横切ってバリアに接触し、フロントウイングを破損して予選を終える形となった。デイビッド・クルサードはF1TVで「これはレーシングドライバーがすべきではないミスだ」と厳しく指摘した。

    残り数分では気温と路面温度が上昇し、マクラーレン勢が速さを発揮。オスカー・ピアストリが古いソフトタイヤで首位に浮上し、ランド・ノリスも強さを見せつけた。ガブリエル・ボルトレトは15番手でぎりぎり突破し、代わってコラピント、ヒュルケンベルグ、オコンが脱落した。

    最終的にQ1で脱落したのは以下の5名。
    16位 フランコ・コラピント(ウィリアムズ)
    17位 ニコ・ヒュルケンベルグ(ハースF1チーム)
    18位 エステバン・オコン(アルピーヌ)
    19位 オリー・ベアマン(フェラーリ)
    20位 ランス・ストロール(アストンマーティン)

    角田裕毅は中盤で苦しみながらも最後にしっかりタイムを出し、Q2へと駒を進めた。上位ではマクラーレンとマックス・フェルスタッペンが速さを示し、予選Q1は波乱含みの幕開けとなった。

  • F1オランダGP 予選 プレイバック:オスカー・ピアストリが今季5度目のポール

    F1オランダGP 予選 プレイバック:オスカー・ピアストリが今季5度目のポール

    第15戦F1オランダGPの予選は、ザントフォールトの熱狂的な観客の前でマクラーレン勢が圧巻のパフォーマンスを見せ、オスカー・ピアストリが僅差でポールポジションを獲得した。

    ランド・ノリスとの差はわずか0.012秒。3番手にマックス・フェルスタッペン、そしてキャリア最高の4番手にアイザック・ハジャーが並んだ。Q1からQ3までの流れを無線、戦略、心理戦も交えて振り返る。

    Q1:ストロールがクラッシュ、フェラーリは不安定な滑り出し
    予選最初のアタック合戦は晴天のザントフォールトで幕を開けた。角田裕毅が真っ先にコースへ飛び出し、フェラーリ勢も早めに動いた。しかしその走りは不安定で、ハミルトンは途中でラップを中止。ルクレールもタイムを伸ばせず下位に沈む。

    中盤、ランス・ストロールがターン3の進入でわずかに芝生へ乗せ、コントロールを失ってクラッシュ。グラベルを越えてバリアに直撃し、セッションに赤旗が出される。デビッド・クルサードは「レースドライバーがしてはいけないミス」と厳しく指摘した。

    残り数分での再開後、ルクレールが9番手に滑り込んで脱落を回避。一方、フランコ・コラピント、ニコ・ヒュルケンベルグ、エステバン・オコン、オリー・ベアマン、ストロールが脱落。ハースは期待通り苦戦し、アルピーヌ勢にも希望は見えなかった。

    Q2:大混戦の中で角田裕毅は12番手敗退
    Q2では3番手から14番手までがわずか0.3秒差という超接戦。序盤、フェルスタッペンが観客の大歓声を受けながらトップタイムを記録、マシンの本来の力を引き出し始める。

    一方、マクラーレン勢は余裕を見せ、1セット目を消化しながらも着実に上位を確保。ノリスは1分08秒874を叩き出し、ピアストリも0.1秒差で続く。フェラーリはペース不足に苦しみながらも両者とも何とか突破圏内を維持した。

    角田裕毅は9番手に位置していたが、残り時間わずかの段階でカルロス・サインツが8番手に上がり、さらにフェルナンド・アロンソが7番手へ。最後のアタックでリアム・ローソンが順位を伸ばし、キミ・アントネッリを弾き飛ばした結果、角田裕毅は12番手で敗退。惜しくもQ3進出はならなかった。
    このセッションで脱落したのはアントネッリ、角田裕毅、ガブリエル・ボルトレト、ピエール・ガスリー、アレックス・アルボン。

    Q3:ピアストリとノリス、運命を分けた0.012秒
    決勝のグリッドを決める最終決戦。各チームはまず中古タイヤで様子を探り、アロンソやハジャーもセーブしながら周回を重ねる。観客の視線は母国の英雄フェルスタッペンに注がれるが、マクラーレンの勢いは止まらない。

    ピアストリは1分08秒662を記録し、暫定ポール。ノリスも力強い走りで0.012秒差まで迫ったが、わずかな向かい風でストレートスピードを失い、届かなかった。「小さな向かい風で0.01秒を失った」と肩を落とした。

    フェルスタッペンは3番手を確保。「予選が一番いい感触だった」と語りつつも、マクラーレンの速さを認め「自分たちのレースに集中する」と冷静に語った。
    そして大健闘を見せたのがアイザック・ハジャー。ルーキーながら堂々の4番手を獲得し、ラッセルやルクレールを抑え込んだ。

    予選結果:マクラーレンのフロントロー独占
    ■ ポール:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)1分08秒662
    ■ 2番手:ランド・ノリス(マクラーレン)+0.012秒
    ■ 3番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    ■ 4番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    ■ 5番手以下:ジョージ・ラッセル、シャルル・ルクレール、ルイス・ハミルトン、リアム・ローソン、カルロス・サインツ、フェルナンド・アロンソ

    ドライバーの声
    ピアストリは「最高のタイミングで仕上げられた。まだ課題はあるけれど、とても満足」と振り返り、ライバルのノリスも「僅差で負けたが、明日は楽しめるはず」と語った。フェルスタッペンは「観客のエネルギーは最高。マクラーレンは速いが、自分たちのレースに集中する」とコメント。

    マクラーレンがフロントローを独占したオランダGP予選。明日の決勝は、チームメイト同士の激突と、母国で逆襲を狙うフェルスタッペン、そして躍進するハジャーに注目が集まる。

  • F1オランダGP フリー走行3回目 ハイライト動画:角田裕毅は12番手

    F1オランダGP フリー走行3回目 ハイライト動画:角田裕毅は12番手

    2025年F1オランダGP フリー走行3回目(FP3)のハイライト動画。8月30日(土)にザントフォールト・サーキットで2025年のF1世界選手権 第15戦 オランダグランプリのプラクティスが行われた。

    ランド・ノリスがオランダGPのフリー走行3回目でもトップタイムを記録し、これまでの週末セッションをすべて制覇した。マクラーレンのチームメイトであるオスカー・ピアストリは2番手に続いた。

    ノリスはこれまでザントフォールトで群を抜く速さを見せており、予選に向けて印象的なタイムを刻んだ。1分08秒972というタイムは、昨年の自身のポールタイムより0.701秒速かった。

    ピアストリはノリスに0.242秒届かず、メルセデスのジョージ・ラッセルがトップのマクラーレン勢に次ぐ3番手につけたが、その差は0.866秒だった。ただしラッセルは、ピット入口でフェルナンド・アロンソとニアミスを起こしたため、スチュワードによる調査を受けることになった。

    マックス・フェルスタッペンは5番手にとどまり、フェラーリ勢は浮き沈みのあるセッションとなった。シャルル・ルクレールが6番手につけた一方で、ルイス・ハミルトンは14番手と苦戦し、トップから1.401秒遅れた。

    角田裕毅(レッドブル)は1分10秒097を記録して12番手となった。初日の走行で得た手応えをつなげたいところだったが、最終プラクティスでは中団に位置する結果となった。

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  • F1オランダGP FP3:ランド・ノリスが全プラクティス最速 角田裕毅12番手

    F1オランダGP FP3:ランド・ノリスが全プラクティス最速 角田裕毅12番手

    ランド・ノリスは2025年F1オランダGPに向けたフリー走行最終セッション(FP3)でもトップタイムを記録し、全プラクティスを通じて最速を独占した。マクラーレンのチームメイト、オスカー・ピアストリに0.2秒以上の差をつけ、セッションを締めくくった。

    このマクラーレン勢のワンツーは予選前に存在感を見せつけるものとなり、後方との差も明確だった。ジョージ・ラッセルとカルロス・サインツが後続グループを率いた。

    一夜の豪雨により1時間のセッション開始時には路面が湿っており、数分間は誰もザントフォールト・サーキットに出て行かなかった。

    やがて最初にコースへ出たのはレーシングブルズのアイザック・ハジャーだった。前日のFP2で走行ゼロに終わったため、挽回を図る走行だったが、インターミディエイトでわずか1周のみを走行。「路面はとてもグリーンだ」と無線で報告し、ピットへ戻った。続いてキミ・アントネッリがミディアムタイヤでコースを走行した。

    アントネッリは1分13秒740で首位に立ち、その後、フランコ・コラピントとガブリエル・ボルトレトがハードタイヤでタイムを更新。FP2で大クラッシュを喫し、夜間にサバイバルセル交換を行ったアストンマーティンのランス・ストロールは、最初にソフトを使用して1分11秒854を記録し、1分12秒を切る初めてのタイムを出した。だがその後アントネッリ、さらにフェルナンド・アロンソが更新し、アロンソは1分11秒082を記録した。

    金曜の最速者ノリスはセッション20分過ぎにソフトで1分10秒262をマークして首位に立ち、マクラーレンのピアストリも最初のソフトで0.1秒未満の差に迫った。

    フェルスタッペンはミディアムで再び3番手に浮上し、ノリスから0.4秒遅れで続いた。路面コンディションは改善を続けたが、20台が走行していたためクリアラップを得るのは難しかった。

    ピアストリは2セット目のソフトで1分10秒120を記録し、ノリスを一時的に上回った。オーストラリア人は第1セクターで一貫してノリスより速かったが、残りの区間でタイムを失った。

    残り15分となり、全チームが予選シミュレーションに集中。ノリスは1分08秒972を記録し、金曜の自己ベストを大幅に更新するタイムを叩き出した。ピアストリはその次のアタックで0.242秒差にとどまり、両者のベストラップはここで確定した。

    フェルスタッペンのソフトでの最初のアタックは、ノリスからほぼ1秒遅れとなり、ラッセルがその前に割って入り3番手に入った。

    その後ラッセルは奇妙な場面に遭遇し、高速でピットレーン入り口へ向かう際にアロンソのアストンマーティンと接触しかける場面があった。この件は調査対象となった。

    サインツはウィリアムズでフェルスタッペンを上回り、フェルスタッペンは母国GPで5番手に終わった。6番手にはフェラーリのシャルル・ルクレール、7番手にはもう一台のウィリアムズ、アレックス・アルボンが入った。ストロール、ハジャー、アロンソがトップ10を締めくくった。

    レーシングブルズのリアム・ローソン、レッドブルの角田裕毅、キック・ザウバーのボルトレトが11〜13番手。フェラーリのルイス・ハミルトンは14番手にとどまった。ハースのオリバー・ベアマンとニコ・ヒュルケンベルグがアントネッリの前に位置。アントネッリは最終ラップでストロールと角田裕毅に妨害されてタイムを伸ばせなかった。

    エステバン・オコン(ハース)はアルピーヌ勢の前でフィニッシュし、ピエール・ガスリー、そしてコラピントが続いた。午後の予選を控え、セッションは終了した。

    F1 オランダGPラッセルはFP3で「ベスト・オブ・ザ・レスト」となった

    2025年F1 オランダGP フリー走行2回目 結果・ラップタイム

    1.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分08秒972
    2.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分09秒214
    3.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分09秒858
    4.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) – 1分09秒913
    5.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分09秒925
    6.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分09秒938
    7.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1分10秒999
    8.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分10秒103
    9.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) – 1分10秒166
    10.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分10秒232
    11.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分10秒300
    12.角田裕毅(レッドブル) – 1分10秒349
    13.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー) – 1分10秒361
    14.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分10秒373
    15.オリバー・ベアマン(ハース) – 1分10秒595
    16.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー) – 1分10秒599
    17.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) – 1分10秒697
    18.エステバン・オコン(ハース) – 1分10秒801
    19.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分10秒963
    20.フランコ・コラピント(アルピーヌ) – 1分11秒054

  • 角田裕毅は12番手 … F1オランダGP フリー走行3回目:結果・タイムシート

    角田裕毅は12番手 … F1オランダGP フリー走行3回目:結果・タイムシート

    2025年F1オランダGP フリー走行3回目の結果・タイムシート。8月30日(土)にザントフォールトで2025年のF1世界選手権 第15戦 オランダグランプリのFP3セッションが行われた。

    トップタイムを記録したのはランド・ノリス(マクラーレン)、2番手にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3番手にはジョージ・ラッセル(メルセデス)が続いた。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は5番手、角田裕毅(レッドブル)は12番手でセッションを終えた。

    ノリスが3連続トップ、圧巻の1分08秒972
    ランド・ノリスがFP1、FP2に続き最速。前年のポールタイムを0.7秒更新する1分08秒972をマークし、予選に向けて頭ひとつ抜けた速さを示した。

    ピアストリ2番手も0.242秒差
    オスカー・ピアストリは2番手を確保したが、ノリスとの差は0.242秒。すべてのセクターでわずかに劣り、予選で逆転が必要な状況となった。

    ラッセル3位、サインツ4位で接戦
    メルセデスのジョージ・ラッセルが3位、ウィリアムズのカルロス・サインツJr.が4位に入り、両者の差はわずか0.055秒。2列目争いは大混戦となった。

    フェルスタッペン5位、フェラーリは復調気配
    母国のマックス・フェルスタッペンは5位にとどまり、完全には噛み合わない内容に。シャルル・ルクレールは6位に入り、フェラーリは前日の不振から改善を見せた。

    アストンマーティン後退、ストロール8位・アロンソ10位
    FP1・FP2で好調を示したアストンマーティンは、FP3でやや後退。ランス・ストロールが8位、フェルナンド・アロンソは10位にとどまった。

    角田12位、ハジャー9位と健闘
    角田裕毅は12位にとどまり上位争いに絡めなかったが、レーシングブルズのアイザック・ハジャーが9位と健闘。中団グループは依然として接戦となった。

    2025年F1 オランダGP フリー走行3回目 結果・タイムシート

    Pos No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 4 ランド・ノリス マクラーレン 1分08秒972   16
    2 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分09秒214 0.242 15
    3 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分09秒858 0.886 17
    4 30 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分09秒913 0.941 23
    5 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分09秒925 0.953 20
    6 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分09秒938 0.966 23
    7 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分10秒999 1.127 22
    8 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分10秒103 1.131 24
    9 6 アイザック・ハジャー レーシングブルズ 1分10秒166 1.194 21
    10 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分10秒232 1.260 20
    11 55 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分10秒300 1.328 17
    12 22 角田裕毅 レッドブル 1分10秒349 1.377 19
    13 98 ガブリエル・ボルトレト ザウバー 1分10秒361 1.389 21
    14 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分10秒373 1.401 20
    15 87 オリバー・ベアマン ハース 1分10秒595 1.623 19
    16 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバー 1分10秒599 1.527 24
    17 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分10秒697 1.725 31
    18 31 エステバン・オコン ハース 1分10秒801 1.829 18
    19 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分10秒963 1.991 24
    20 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分11秒054 2.082 21
  • F1オランダGP フリー走行3回目 プレイバック:ノリスが圧巻の1分08秒972

    F1オランダGP フリー走行3回目 プレイバック:ノリスが圧巻の1分08秒972

    2025年F1オランダGPのフリー走行3回目は、ランド・ノリスが1分08秒972を記録し、3セッションすべてでトップに立った。前年のポールタイムを0.7秒も更新する圧巻のラップで、予選に向けて最有力候補としての立場を固めた。オスカー・ピアストリは0.242秒差の2番手にとどまり、マクラーレン勢の直接対決はノリスが優勢のまま推移した。

    後方ではメルセデスのジョージ・ラッセルが3番手、ウィリアムズのカルロス・サインツJr.が4番手に入り、7つの異なるチームがトップ10入りを果たす接戦模様となった。

    母国GPのマックス・フェルスタッペンは5位にとどまり、フェラーリ勢も6位ルクレール、14位ハミルトンと明暗を分けた。予選に向けては交通渋滞やインシデントが大きな課題となりそうだ。

    セッション開始、路面はまだ湿り気
    雨上がりの影響で、開始直後はインターミディエイトを履くマシンも見られた。角田裕毅の僚友アイザック・ハジャーは「路面が非常にグリーンだ」と無線で報告。徐々に路面は乾き、各車が slick に切り替えて本格的な走行に入った。

    序盤は混戦、ストロールが一時トップに
    開始10分を過ぎるとトラックは急速に改善し、ソフトを履いたランス・ストロールがトップに浮上。しかし前日のクラッシュから復帰した彼のタイムは1分11秒台と大きく遅く、路面進化によりすぐに更新されていった。

    ノリスとピアストリが主導権争い
    マクラーレン勢はこの日も速さを見せ、まずノリスが1分10秒262で首位に立つ。続いてピアストリが1分10秒120をマークし、週末で初めてノリスを上回った。しかし最終的にはノリスが再び逆転し、安定した速さで優位を保った。

    フェラーリは復調気配、ハミルトンも上位浮上
    ルイス・ハミルトンはFP1・FP2でスピンを喫したが、FP3では序盤に3番手に浮上。シャルル・ルクレールも1分09秒938で6位に入り、チームとして改善を示した。ただしハミルトンは最終的に14位に後退し、依然安定性を欠いた。

    アロンソとラッセルが接触寸前
    メインストレートでフェルナンド・アロンソとジョージ・ラッセルが危うく接触しかける場面も発生。アロンソがスリップを狙ってイン側に並んだが、ラッセルがピットインと錯覚させる動きを見せ、両者は際どく交錯した。この件はスチュワードの調査対象となった。

    ノリスが圧巻の1分08秒972、昨年ポールを大幅更新
    残り10分、ノリスが新品ソフトでアタック。すべてのセクターで安定した速さを見せ、前年のポール(1分09秒673)を0.7秒更新する1分08秒972を叩き出した。ピアストリは0.242秒届かず、両者の差は週末を通じて最大に広がった。

    ラッセル3位、サインツが4位に食い込む
    メルセデスのラッセルが3位を確保し、サインツはウィリアムズで4位と上位に食い込んだ。マックス・フェルスタッペンは5位にとどまり、地元ファンの期待にはやや届かない結果となった。

    角田は12位、ハジャーが9位と健闘
    角田裕毅は1分10秒349で12位。マシンバランスに苦しみ上位争いには絡めなかった。一方、ルーキーのハジャーが9位と健闘し、レーシングブルズの存在感を示した。

    混雑とトラフィック、予選の課題に
    セッション終盤はストロールと角田、ガスリーとフェルスタッペンなど複数の小競り合いが発生。狭いザントフォールト特有のトラフィック問題は解決されず、予選Q1での混乱が懸念される。

  • F1オランダGP 分析:金曜日のデータから読み取る上位チームの勢力図

    F1オランダGP 分析:金曜日のデータから読み取る上位チームの勢力図

    ランド・ノリスは2025年F1オランダGP金曜プラクティスの両セッションでトップに立った。しかし、週末を通してマクラーレンが本命となるのか、それともライバル勢が挑戦できるのか。

    マクラーレンはザントフォールトで圧倒的な強さを見せつけた。夏休み明けの初日、ランド・ノリスが両セッションで最速タイムを記録した。ただし、FP2では意外な相手に手を焼く場面もあった。

    マクラーレン、盤石の金曜日
    マクラーレンはコンストラクターズ選手権で圧倒的な立場にあり、オランダGP前の時点で2位チームに対して299ポイントのリードを築いていた。現在のペースを維持すれば、早ければアゼルバイジャンGPでタイトル防衛を決める可能性すらある。

    金曜日の走行ではその優位を疑わせる要素はほとんどなかった。ランド・ノリスとオスカー・ピアストリは圧巻の速さを披露し、データ上では予選で0.15秒のアドバンテージを持つとされた。パドック関係者の中には、差はさらに大きいと見る者もいる。ロングランではメルセデスに対して0.23秒、さらにレッドブルに対して0.1秒上回っていた。

    あらゆるタイプのコーナーで最速を記録し、ストレートスピードこそアストンマーティンに劣ったものの、メルセデス、レッドブル、フェラーリといった主要ライバルと比べても十分に競争力を発揮していた。その結果、ポールポジションと優勝候補はマクラーレンであり、直近4戦で3勝しているノリスがわずかに優位な本命と目されている。

    オランダGP F1 予選シミュレーションペース

    アロンソ、FP2でマクラーレンを割り込む
    アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは通常、金曜日の結果に浮かれることはないが、今回は例外だった。FP2でマクラーレン勢の間に割って入り、トップからわずか0.087秒差の2番手に食い込んだのだ。

    「確かに他の金曜日より少し楽観的になれる」とアロンソは語った。「マクラーレンと戦えるとは思わないが、メルセデス、フェラーリ、レッドブルとは差が大きくない。彼らと争うことを目指す」

    アロンソがこうした発言をするのは珍しく、注目に値する。チームメイトのランス・ストロールもFP1で速さを見せたが、FP2ではクラッシュして無傷で済んだ。

    ただし、データ上ではアストンマーティンは総合で5番手。予選・決勝シミュレーションともにライバルより0.3秒上回る速さを持っているが、メルセデス、レッドブル、フェラーリにはまだ及ばない。ストレートでの優位性は燃料搭載量が少なかったか、ドラッグを抑えたセッティングによる可能性が高い。いずれにせよ、アストンマーティンは再び中団トップ争いに復帰する気配を見せている。

    オランダGP F1 理想ラップ分析

    メルセデス、コンストラクターズ2位争いで優位
    コンストラクターズ2位の座にいるのはフェラーリだが、データ上でマクラーレンに次ぐ強さを示したのはメルセデスだった。シミュレーション上、予選・決勝ともに2番手に位置し、ジョージ・ラッセルは「走行中の感触は良かった」と述べた。

    「前方にもっと近づきたかったが、レースペースは悪くない」とラッセル。決勝シミュレーションではメルセデスはレッドブルより0.1秒速く、フェラーリに対してもわずかに優位に立っている。日曜の決勝は接戦が予想され、天候次第でさらに混戦模様となりそうだ。

    一方で母国レースを迎えたマックス・フェルスタッペンは「トップ5に入るだけでも難しい」と述べ、厳しい見通しを示した。チームは依然として同じ問題に苦しみ、様々なセットアップを試しても解決の糸口が見えていないと認めた。

    ただしチームメイトの角田裕毅はより快適に走れており、ショートラン・ロングラン双方でフェルスタッペンとの差を縮めていた。

    オランダGP F1 レースシミュレーションペース

    フェラーリ、今季最悪の金曜日
    シャルル・ルクレールは「非常に非常に非常に厳しい金曜日。おそらく今季最悪だ」と語り、警鐘を鳴らした。ただし、過去にも金曜は苦戦しながら週末に持ち直したケースがあると付け加えた。

    ルイス・ハミルトンも2度スピンを喫したが、進歩を感じていると前向きな姿勢を見せた。ただし依然としてトップとの差は大きい。

    フェラーリは低速コーナーでマクラーレンに0.6秒も遅れをとっていた。予選ペースは苦しく、レースペースではレッドブルや場合によってはメルセデスと渡り合えるものの、ザントフォールトのような追い抜きが難しいサーキットでは、予選で前に出られなければ日曜に挽回するのは容易ではない。

    オランダGP F1 カーパフォーマンス

  • F1オランダGP ピレリ初日総括「戦略は1ストップも2ストップも開かれている」

    F1オランダGP ピレリ初日総括「戦略は1ストップも2ストップも開かれている」

    ピレリにとって特別な週末が幕を開けた。オランダGPは、同社にとってフォーミュラ1世界選手権における通算500回目のグランプリ参戦となる記念の舞台であり、他のどのタイヤサプライヤーも成し遂げていない記録だ。記念イベントの一環として、全ドライバーのマシンと全てのドライタイヤには特別なロゴが掲出されている。このロゴは、2月18日にロンドンで行われたF1創設75周年記念イベントで披露されたものである。

    初日のザントフォールトでは、複数のマシンがコースアウトしバリアにクラッシュする場面もあり、両セッションとも赤旗中断が発生した。ラップタイムに注目すると、ランド・ノリスが明確な速さを示し、FP1を1分10秒278、FP2を1分09秒890で最速。2回目のセッションでは、ノリスとチームメイトのオスカー・ピアストリ(1分09秒979)がそろって1分10秒の壁を突破したが、その間に割って入ったのはアストンマーティンのフェルナンド・アロンソで、1分09秒977を記録した。

    初日のトラック上の状況
    2回目のセッションでは雨の可能性があったものの、ウェットタイヤが使用されることはなかった。今大会で使用可能なハードタイヤ2セットのうち1セットを実際に投入したのは、延べ9人。FP1では角田裕毅が使用し、FP2ではシャルル・ルクレール、ルイス・ハミルトン、マックス・フェルスタッペン、ジョージ・ラッセル、リアム・ローソン、アイザック・ハジャー、アレクサンダー・アルボン、カルロス・サインツが走行に使用した。レーシングブルズのフランス人ドライバー(ハジャー)はC2タイヤで1周も走行できず、走り始めてすぐにテクニカルトラブルでマシンを停めざるを得なかった。同様の事象はFP1のメルセデスのイタリア人ドライバー(アントネッリ)にも起き、序盤にグラベルへ飛び出した。

    2回目のセッションでは、アントネッリはソフトタイヤ(C4)に専念し、2セットを投入。この結果、残りの週末を通してハード2セット、ミディアム2セットを保持する唯一のドライバーとなった。他の10人は、ミディアム2セットとハード1セットという組み合わせを選んでおり、もちろん予選で使用されるソフトは別に残している。

    F1 オランダGP タイヤ

    シモーネ・ベラ(ピレリ チーフエンジニア)
    「非常に興味深い一日になった。2回のフリー走行は複数回の中断で制約を受けつつも、各チームは利用可能な時間を最大限に活用しようと努めていた。今日の最大の収穫は、3種類すべてのコンパウンドがレースにおいて役割を果たせそうだということだ。ハードは最も耐久性が高く摩耗も少なかったが、今日のような気温条件ではウォームアップやパフォーマンス面でやや不利になる可能性がある。ミディアムはパフォーマンスとデグラデーションのバランスが最も良好で、ソフトもいくつかのマシンではロングランで競争力を示した。C4は、C3からのステップとして我々が予想していた以上に大きなパフォーマンス向上をもたらし、しかも先に触れたようにロングランでも大きな問題はなかった」

    「トラックは、風で飛ばされた砂が走行ライン上から除去されるにつれて、セッションを通じて大きく改善された。セッション間の改善はそれほど顕著ではなかったが、その間に走ったサポートレースは1カテゴリーのみだったことも影響している。タイヤ使用に関しては、残り週末をミディアム2セットとハード1セットで臨むか、C3を重視するかでチームの戦略がほぼ半々に分かれた点が興味深い。これにより、3回目のフリー走行は特に注目されるだろう。戦略面では、これまで以上に1ストップと2ストップの選択肢が拮抗しており、ソフトが有効なオプションとなった今、その傾向は一層強まっている」

  • ランド・ノリス F1オランダGP初日「ライバルが少し近づいてきている」

    ランド・ノリス F1オランダGP初日「ライバルが少し近づいてきている」

    ランド・ノリスは金曜の2回のプラクティスでトップタイムを記録したものの、ザントフォールトではマクラーレンのライバルたちの脅威を強く警戒している。

    ノリスはFP2で1分09秒890をマークしたが、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソがマクラーレン勢の間に割って入り、タイム差は1/10秒未満だった。さらに、ジョージ・ラッセルだけが0.5秒以内に迫ったが、ノリスは他にも対抗馬が潜んでいると考えている。

    「今日は良い1日だった」とノリスはF1公式チャンネルに語った。「クルマのフィーリングは良かったし、FP1からFP2にかけていい改善ができたと思う」

    「でも同時に、他のチームが僕たちが望むよりも少し追いついてきているように感じた。アストンとフェルナンドもFP1とFP2の両方で速かったし、最近もずっと速かった。だからいいスタートだけど、現時点では彼らが僕たちの望むより少し近い位置にいるのは確かだ」

    ランド・ノリス マクラーレン F1 オランダGP

    前戦のハンガリーGPで今季最も強い週末を過ごしたアストンマーティンについて、ノリスは今回も好調を維持すると予想しているが、他にも警戒すべきチームがあると指摘した。

    「アストンはFP2ではそんなに離れていないことが多い。彼らは結構安定してFP2で良い走りをしているんだ。確実に良くなってきているし、ブダペストでもかなり速かったから、驚きではない。現時点では彼らが一番速そうに見える」

    「でもマックス(フェルスタッペン)も確実にそんなに離れていない。彼はより硬いタイヤを履いていて、あまり有利じゃなかった」

    「それにアストン、レッドブル……フェラーリは今日は少し苦しんでいたように見えたけど、彼らはいつもだいたいそうで、土曜日には持ち直してくる。だから僕たちは自分たちに集中して、明日どうなるかを見ていくだけだ」

  • ルイス・ハミルトン F1オランダGP初日「フェラーリの予測不能な挙動でスピン」

    ルイス・ハミルトン F1オランダGP初日「フェラーリの予測不能な挙動でスピン」

    ルイス・ハミルトンは、F1オランダGP初日のフリー走行で2度スピンを喫した後、自身のフェラーリの乗り心地に言及した。

    この日はフェラーリにとって総じて厳しい1日となり、ハミルトンはFP2でトップのランド・ノリスから0.8秒以上遅れて6番手にとどまった。チームメイトのシャルル・ルクレールも状況は改善されず、最終的に8番手に終わった。

    ハミルトンは金曜の走行中に2度スピンを喫した。7度のワールドチャンピオンは、バンクの付いた左コーナーへの進入でフェラーリのコントロールを失いかけたが、幸いにもバリアを避けることができた。また、FP2でもターン9でワイドに飛び出してスピンを喫した。

    練習走行中のスピンについて説明したハミルトンは「最初のスピンは、ただプッシュしすぎただけだと思う」と語った。

    「結局のところ、乗り心地が理想的なレベルにないんだ。クルマがかなり予測しづらい。2度目のスピン? グラスに触れてスナップした。それで終わりだよ。プッシュしていたのはポジティブなことだと思うけど、もうスピンは避けたいね」

    ハミルトンは一晩で改善できる自信を持っているものの、マクラーレン勢に挑むには時間が足りないのではないかと疑っている。

    「スピンする前はコンマ1秒速かったと思う。そのあと最終コーナーでさらにコンマ15秒稼げた。でもまだ改善の余地はある。セットアップでやるべきことがあるし、ペース的には現状の位置にいる。0.8秒をどこから見つけるのか、正直分からない。でも試してみるよ」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ F1 オランダGP

    一方、ルクレールはフェラーリにとって「シーズン最悪の金曜日」と厳しい言葉で振り返った。

    「本当に、本当に、本当に、本当に厳しい金曜日だった。おそらく今季で最悪の金曜日だと思う。バカンス明けだからこそ、これはチームにとっての目覚ましだ」

    「これまでも厳しい金曜日はあったけど、今回は特にそうだ。あとは僕たち次第で状況をひっくり返すしかない。確かに楽な1日ではなかった。FP1は極めて難しかったけど、FP2は少しマシになった。それでも僕たちが望むレベルからはまだ程遠い」