カテゴリー: F1ドライバー

  • F1ドライバーたちも熱視線 2026年FIFAワールドカップ開幕に高まる期待

    F1ドライバーたちも熱視線 2026年FIFAワールドカップ開幕に高まる期待

    2026年FIFAワールドカップが6月11日に開幕し、世界中のサッカーファンが熱狂するなか、F1パドックでも大会への関心が高まっている。

    今大会は48か国参加の新フォーマットで約6週間にわたって開催され、その期間中にはバルセロナ・カタルーニャGP、オーストリアGP、イギリスGP、ベルギーGPも行われる。

    F1ドライバーたちも例外ではなく、それぞれが自国代表やお気に入りのチームを応援しながら、レースウイークの合間にワールドカップを追いかけることになりそうだ。

    多くのドライバーが自国代表を応援
    現在のF1グリッド22人のうち、アレクサンダー・アルボンのイギリスとのつながりを含めれば19人が出場国に直接関係している。

    一方で、シャルル・ルクレール、バルテリ・ボッタス、そしてランキング首位のアンドレア・キミ・アントネッリは、自国が本大会出場を逃した立場だ。特にイタリアは4度の優勝経験を持ちながら予選敗退となり、アントネッリも複雑な思いを抱えている。

    「正直なところ、どの国を応援するかまだ分からない」とアントネッリは語る。

    「個人的にはブラジルのサッカーが好きだし、子どもの頃はバルセロナ時代のロナウジーニョやリオネル・メッシが大好きだった」

    「ブラジルが活躍すればうれしいし、メッシのことも応援している。マイアミで実際に会うこともできたしね」

    「イタリアが出場していないのは残念だけど、ほとんど全試合を見るつもりだ。すごく楽しみだよ」

    フェルスタッペンはオランダ一択
    マックス・フェルスタッペンもワールドカップを楽しみにしている一人だ。

    パートナーのケリー・ピケとの関係からブラジルとも縁があり、母ソフィーを通じてベルギーの血も引いているが、応援する国に迷いはないという。

    「もちろんオランダを応援する。それが僕のチームであり、僕の国だからね」

    「当然ながら良い結果を期待している。もし家の中でライバル関係が生まれたとしても、ソファで着るシャツは決まっている。僕はオレンジだよ」

    ペレスは息子と観戦計画
    ドライバーの中でも特に熱量が高いのがセルジオ・ペレスだ。

    ペレスはバルセロナ・カタルーニャGPとオーストリアGPの間の空き期間を利用し、故郷グアダラハラで行われるメキシコ対韓国戦を息子と観戦する計画を進めている。

    「本当に実現させようとしている」

    「ヨーロッパから試合のためだけに飛んで、また戻ることになるけど、何とかするつもりだ」

    「代表チームは新しい世代に切り替わっている段階だから理想的な状況とは言えない。でもホーム開催のワールドカップだし、何が起きるか分からない。サプライズを起こせるだけの選手はいると思う」

    アルゼンチン勢とブラジル勢の思い
    アルピーヌのフランコ・コラピントも母国アルゼンチンへの期待を隠さない。

    「アルゼンチンではサッカーがナンバーワンのスポーツだ」

    「情熱のレベルが本当に違う。アルゼンチンで試合を観るのは特別な体験だし、一度は誰もが経験するべきだと思う」

    「4年に一度の特別なイベントだし、2022年カタール大会と同じように楽しみたい。簡単な大会ではないけれど、最高のチームと選手たちが集まるからね」

    一方、ブラジル代表を応援するガブリエル・ボルトレトは現地観戦よりもF1を優先する考えだ。

    「アメリカまで試合を観に行くつもりはない」

    「今はやるべきことがたくさんある。チームと一緒に改善しなければならない部分もあるからね」

    「でもブラジルを応援するし、テレビやスマートフォンでほとんどの試合を見ると思う」

    アンドレア・キミ・アントネッリ

    ルクレールは“中立派”
    その一方で、サッカーへの熱量が比較的低いドライバーもいる。

    フェラーリのシャルル・ルクレールは、自身をサッカー通ではないと認めながらも大会そのものは楽しみにしている。

    「がっかりさせるかもしれないけど、僕はサッカーについて本当に何も知らないんだ」

    「試合を見るのは好きだけど、『このチームが勝つ』とか言われても全然分からない」

    「イタリアが出場していたら良かったと思うし、フランスも応援するだろう。でもどちらかと言えばクリスティアーノ・ロナウドにワールドカップを勝ってほしいかな」

    「特定のチームに肩入れするというより、中立の立場で大会そのものを楽しむつもりだ」

    F1ドライバーたちはそれぞれ異なる立場や思いを抱えながらも、世界最大のスポーツイベントの開幕を心待ちにしている。サーキットでの戦いと並行して、パドックではワールドカップの話題が今後数週間にわたって大きな関心事となりそうだ。

  • 元F1ドライバーのロバート・ドーンボス襲撃事件 実行犯に実刑判決

    元F1ドライバーのロバート・ドーンボス襲撃事件 実行犯に実刑判決

    元F1ドライバーのロバート・ドーンボスが被害に遭った強盗事件で、オランダの裁判所は実行犯の一人に対して実刑判決を言い渡した。

    ドーンボスは2023年3月、オランダ・アムステルダムの自宅前で待ち伏せされ、棍棒のようなもので襲撃されたうえで、ロレックスの腕時計と携帯電話を奪われていた。

    控訴審で懲役12か月の判決
    オランダ紙『Algemeen Dagblad』によると、控訴審を担当した裁判所は、事件に関与した23歳のアムステルダム在住の男に対し、懲役12か月の判決を下した。このうち3か月は執行猶予付きとなっている。

    裁判所は判決文の中で犯行の悪質性を強く指摘した。

    「この突然の暴力的な強盗は、被害者にとって極めて恐ろしい出来事だったに違いない」

    「被害者は自宅で待ち伏せされ、容疑者と共犯者によって襲撃された。本来なら安全を感じることができる場所だっただけに、なおさらである」

    「裁判所はこうした一連の行為について、被告人に重い責任があると判断する」

    F1参戦経験を持つドーンボス
    ドーンボスは2005年から2006年にかけてF1に参戦し、ミナルディとレッドブル・レーシングで計11戦に出走した経験を持つ。

    F1引退後はテレビ解説者やコメンテーターとして活動しており、現在はオランダの放送局Ziggo SportでF1中継を担当している。

    モナコGP現地取材中に事件報道
    今回の判決が伝えられた時点で、ドーンボスはモナコGPの現地取材を行っていた。

    週末の放送では決勝レースの展望についても語っており、予選結果を前に「フェラーリの1-2になると思う」と予想していた。

    今回の判決により、3年前に発生した暴力強盗事件は法的な区切りを迎えることになった。一方で、自宅前で発生した著名人を狙った凶悪犯罪として、オランダ国内でも大きな注目を集めた事件として記憶されている。

  • F1モナコGP 決勝 全22人ドライバーコメント ペナルティ続出の波乱戦

    F1モナコGP 決勝 全22人ドライバーコメント ペナルティ続出の波乱戦

    2026年F1モナコGPは、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)がポール・トゥ・ウインで制し、今季5連勝を達成した。ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が2位、アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)が3位に入り、表彰台を獲得した。

    レースはセーフティカー2回、赤旗1回の荒れた展開となり、ピットレーン速度違反によるペナルティが続出。

    ピエール・ガスリー(アルピーヌ)が3位フィニッシュから7位へ降格するなど順位が大きく変動した一方、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は今季初ポイントを獲得した。

    1位:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「モナコで勝つのは信じられない気分だ。とても特別な週末で、長い間記憶に残るものになるだろう。今日はすべてが噛み合った日だった。マシンには大きな自信があったし、終始力強さを感じていた。このような場所で勝利を持ち帰れたことは、さらに特別な意味がある。レースという観点では、管理しなければならない重要な場面がいくつかあった。スタートはまだ僕たちが取り組んでいる部分だが、良い進歩を遂げている。最初のスタートはしっかりしていたし、2回目はタイヤの面で少し難しかったが、改善が見られたのはポジティブだ。赤旗は少しストレスになった。特にリスタートですべてが変わる可能性があると分かっていたからだ。でも僕たちはうまく対処した。最後の数周は本当に楽しめた。まだタイヤを慎重に管理する必要はあったがね。このコースは非常に集中力を要求する。プッシュすることとミスをしないことのバランスを見つけなければならないし、そのリズムに入るとすべてがまとまり始める。同時に、まだ学ぶべきことや改善すべきことがたくさんあるのも分かっている。僕はただプッシュを続け、この勢いを積み上げ続け、何よりもこの旅を楽しみ続けたい。それこそが、こうした瞬間をとても価値のあるものにしてくれる」

    2位:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「モナコで再び表彰台に立てたのは素晴らしいことだし、2戦連続で2位に入れたこと、そしてキミ(アントネッリ)のここでの初優勝を一緒に祝えたことも嬉しい。このレースは常にシーズンで最も厳しいレースのひとつだし、今日のコンディションはさらに難しいものだった。だから2位という結果は本当に励みになるし、チームとして築いている勢いを示している。僕たちは着実に進歩を続けているし、ここサーキットとマラネロの両方で全員が注いでいる努力に感謝している。安定して勝利を争うためにはまだ一歩必要だが、そこへ到達するために全力で取り組み続ける」

    3位:アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)
    「FP1での始まりを考えると、信じられないような結果と週末だった。レースは難しく、本当に深く踏ん張らなければならなかった。クリーンなスタートを切り、自分たちのレースを管理していたが、最初の10~15周のうちに大きなドライバビリティの問題が発生した。そんな問題が起きてほしくないコースがあるとすれば、それはここだ。だから60周以上を走り切るのは本当に大変だった。その後は赤旗が出て、何が起こるのか分からない状況になり、もう一度集中し直さなければならなかった。終盤になってもリスタートではまだパワー不足だった。本当に人生で一番長く感じたレースだったが、終わってみれば表彰台を獲得できた。スチュワードがどう判断するかは、もう自分のコントロール外だ。僕は祝ったし、表彰台にも立った。その瞬間はずっと残る。仲間たちとの時間だった。チームには心から感謝したい。僕はこの人たちを信頼している。何が起ころうと、表彰台で味わった感情はすでに経験したものだし、僕はこのチームを誇りに思っている」

    4位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「モナコで3つ順位を上げられたなら、それは良い一日だ。自分でオーバーテイクしたわけではないが、前方で起きた出来事をうまく利用できたし、戦略面でも賢く立ち回れた。この12ポイントは重要だった。ただ、今日はペースがあまり良くなかったし、この週末にこれほど苦戦した理由を理解する必要がある。バルセロナ、そしてシーズンの残りを見据えると、先頭との差を縮めるためにやるべきことは多い。チームの努力に感謝しているし、来週末に何ができるか見てみよう」

    5位:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「今日は本当に、本当に嬉しい。チームにとって5位と6位という結果は素晴らしいし、特に週末のスタートを考えればなおさらだ。今のレースはリタイアするマシンも多く、かなり予測不可能だ。だからそういうチャンスが訪れたときに確実にものにすることが重要になる。正直に言って、レースはとても楽しかった。チームは今日速いマシンを用意するために本当に懸命に働いてくれた。だから最高の形で週末を終えられてとても感謝している」

    6位:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「今日の結果には本当に満足している。昨日の時点では想像もできなかった結果だ。だからまず、ここサーキットにいる全員、そしてファエンツァとミルトンキーンズのチームに大きな感謝を伝えたい。彼らは素晴らしい仕事をしてくれたし、ダブル入賞で終えられたことは大きな成果だ。最初のスティントは本当に長く感じた。ほとんどをトラフィックの中で過ごし、できる限りタイヤを管理することに集中していた。赤旗をうまく利用できたし、それは僕たちにとって大きなチャンスだった。最終的にはリスタートがレースで最も重要な場面だったと思う。そこからはミスをせず、最後までマシンを持ち帰ることだけを考えていた。今はすべての集中をバルセロナに向けている。昔から好きなコースなので楽しみにしている」

    7位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「今日の結果には本当に胸が張り裂けそうだ。今はさまざまな感情が入り混じっている。限界まで攻め続けた非常に厳しい週末だっただけでなく、モナコで表彰台に立つという人生の夢を、自分にはまったく理解できない理由で奪われたからだ。僕はピットレーン速度制限を下回っていたと確信しているし、ラインよりかなり前でリミッターを作動させていた。こうしたケースで超過しないための余裕も持たせていた。だから正しく見直してもらい、チーム全員にふさわしい結果を返してほしい。これほど多くのドライバーやチームが同じ問題に引っかかったのは異例で、明らかに何かがおかしい。赤旗の時点で状況は理解していたし、ペナルティが適用されることを分かったうえで、結果を最大化するためにできる限りプッシュした。レース自体は忙しく、激しい戦いだった。ターン1でランド(ノリス)を抜き、その後はレースの大半で彼を抑え続けた。2回目のリスタートではアイザック(ハジャー)をアウト側から抜いた。だから自分自身を誇りに思えるレースだったし、チームも素晴らしい仕事をした。チームは再審査請求を提出しているので、正しい結論が導かれることを願っている。数日は自宅でリラックスし、その後はバルセロナに向けて集中する。次も良い結果を出し、このポイント獲得の流れを続けていきたい」

    8位:アレックス・アルボン(ウィリアムズ)
    「全体的には厳しい午後だったが、ポイントを獲得できたのは良かった。レース序盤は速かったが、15周目以降は解決できないデプロイメントの問題を抱えながら走っていた。カルロスと僕の両方のためにギャップを作ろうとチームプレーをしていたが、そのせいでトラックポジションの面では脆くなった。リンドブラッドを抑えようとしたが、問題の影響でストレートでタイムを失っていたため守り切れなかった。赤旗とリスタートで混乱したレースだったが、結果的には今年最もクリーンな週末だったと思うし、リズムにも乗れていてマシンとの一体感もあった。これから振り返りを行い、リセットし、シミュレーターで作業を重ねて、来週のバルセロナに臨む」

    9位:エステバン・オコン(ハースF1チーム)
    「僕たちはすべてを正しくやった。正しい判断を下し、戦略も素晴らしかった。最後のコーナーでもトラブルを避けることができた。あそこは難しかった。とてもタフだったが、このチームのためにやり切った。20周を過ぎた時点ではレースを完走できないと思った。でも最終的に9位で終えることができた。非常にふさわしい結果だし、本当に嬉しい。決して諦めるべきではないということを示している。オーバーテイクが非常に難しいコースでは、何が起こるか分からない」

    10位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「1周目とリスタートでは多くのリスクを取ったし、自分たちがいたポジションを守ることに集中した。今日は本当に難しいレースだったが、僕たちはアグレッシブな戦略を選び、3周目にピットインした。当初は1ストップで最後まで行くつもりだった。赤旗後のリスタートは助けになったし、利用できるチャンスを確実に生かした。だからレースをかなりうまく管理できたと思うし、チーム全員にとって今年初ポイントを獲得できたのは素晴らしい報酬だった」

    2026年のF1世界選手権 モナコGP 決勝

    11位:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「僕のレースは実質的に始まる前から厳しいものになっていた。プラクティススタートの準備をしていたときに問題が発生し、マシンが停止した。クルーは再始動のために素晴らしい仕事をしてくれたが、ピットレーンスタートになり、モナコではそれが非常に厳しい状況を生む。一度トラフィックに捕まるとチャンスはほとんどなく、レースの大半で前進できなかった。それは残念だったし、昨日の予選から続くフラストレーションでもあった。ポジティブなのは、この週末に良いペースと良いパッケージを示せたことだ。チームは全体として素晴らしい仕事をしたと思うし、本来ならもっと良い結果に値した。2台とも完走できたのはポジティブだし、クルーは予選のダメージを修復し、僕のマシンをレースに間に合わせるために夜通し素晴らしい仕事をしてくれた。学ぶべきことはあるが、チームとして成し遂げたことと進歩し続けていることには勇気づけられている」

    12位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「まずキミにおめでとうと言いたい。彼は今日も週末全体でも素晴らしい仕事をしたし、勝者にふさわしい。僕自身にとっては非常に難しいレースだった。4番手まで上がることはできていたが、ピットレーン速度違反のペナルティは理解しがたい。僕は制限速度以下だったし、その後2回目のストップでペナルティを消化しなかったことで状況がさらに悪化した。それが最終的に大きな代償となり、また無得点で終わった。受け入れるのはつらいが、諦めるつもりはない。この2レースで実質的に40ポイント近くを失った。信じられないほど悔しいが、シーズンはまだ大きく変わる可能性がある。昨年もそうだったし、過去の多くのシーズンでも同じだった。ここまでの展開は残念だが、バルセロナで立て直したい。僕は自分を信じているし、自分に何ができるかも分かっている」

    13位:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「週末を終えるには残念な形だった。しばらくの間はポイント圏内に入れたと思っていたが、ペナルティによってそれが失われた。リスタート後は残り周回も少なく、激しい戦いになることは分かっていた。前のマシンを避けるために反応し、イン側へ入ったが、一度そこに入るとフルロック状態で、他に行き場はなかった。カルロスはアウト側にいて接触した。週末前半に示したペースは励みになるものだっただけに、それを結果につなげられなかったのは悔しい」

    14位:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「今日は良い結果ではなかったし、週末全体の内容にも満足していない。最近は良い結果と良いフィーリングが続いていたが、ここではまったく噛み合わなかった。チームとともにレース間で原因を理解するために懸命に取り組むつもりだ。僕はバランスとブレーキング時の自信に苦しみ、ロックアップも多く、そこから立て直せなかった。後方スタートでは厳しいレースになることは分かっていたし、モナコでは順位を上げる選択肢も限られている。レース中盤にピットインしたが、先に止まったマシンにアンダーカットを許した。セーフティカーと赤旗によってトラックポジションも失い、レースは事実上リセットされた。僕たちは他の多くのマシンと同様にピットレーン速度違反のペナルティを抱えていることも分かっていた。スタンディングリスタート後は非常に混乱していて、アストンマーティンの1台に押し出されてフロントウイングを壊した。ヘアピンの先ではレーシングライン上で遅く走るウィリアムズを全員が避けていて、その際にカルロスに接触してしまった。彼には申し訳なく思っている。全体として長くフラストレーションの溜まるレースであり、週末だった。数日後のバルセロナではより強く戻ってきたい」

    15位:セルジオ・ペレス(キャデラックF1)
    「チームにとって素晴らしい一日だった。振動があり、本当に難しいレースだった。ある時点ではマシンをリタイアさせることも考えたほどだったが、僕たちは諦めなかった。プッシュを続け、集中を切らさず走り続けた。そしてレースがもう一度チャンスを与えてくれた。リスタートは良くなかったが、1周目は素晴らしく、多くのマシンをオーバーテイクできた。最終的にはコース上で10位でフィニッシュした。ペナルティは残念だった。リスタートによって何か利益を得たわけではなかったからだ。でもそれが現実だし、今日成し遂げたことの価値が失われるわけではない」

    DNF:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「僕たちはレースをうまく管理していたし、赤旗とリスタートまでは全体的にとても良いペースがあった。正直に言って、リスタートであのコーナーで接触されたことは受け入れがたい。でも残念ながら、僕にできることは何もなかった。あのような形で週末を終え、ポイントを失ったのは本当に悔しい。特にチームがマシンを開発し、より安定してポイント圏内で戦えるように懸命に取り組んできた後だからだ。悔しい気持ちはあるが、ポジティブな面を見て、バルセロナでもう一度挑みたい」

    DNF:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「母国レースをこのような形で終えるのは残念だ。最終コーナーでリアブレーキに問題が発生し、ウォールにヒットした。この週末から持ち帰れるポジティブな点は、解決策が見つかっていて、ブレーキのセッティングを調整する予定だということだ」

    DNF:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「僕たちはシーズンを通してドライバビリティの問題に対処してきたし、今週末も同じだった。加速と減速が安定せず、コーナーごとに挙動が変わる。ほとんどのサーキットではランオフエリアがあるので対処できるが、ここでは壁が本当に近く、どんな問題でもバリアに突っ込む原因になる。それがトラックリミットを取られていた大きな理由でもあった。レース後に詳しく調査するし、チームは来週のバルセロナに向けて改善を続ける」

    DNF:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「僕たちの週末ではなかったし、残念ながらまたチームにとってDNFになった。金曜日から問題に直面し、チームは土曜日の午前4時まで作業してマシンをコースへ戻してくれた。それでもレースでは別の問題に遭遇した。全員にとって厳しく、フラストレーションの溜まる状況だ。改善するために大きな努力をしているのに、今は信頼性の問題が僕たちを苦しめている。僕たちは顔を上げて前を向き続ける。改善しなければならない部分は分かっているし、信頼性が最優先事項だ。チームの献身には感謝しているし、その努力に応えるためにも全力を尽くしたい。バルセロナでは本来の姿を取り戻し、次戦で何ができるかを示したい」

    DNF:オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)
    「全体的に難しい週末だった。予選ではマシンに素晴らしいペースがあっただけに、『もしも』を考えてしまう。昨日の予選結果から考えても、ここで何かを成し遂げるのは難しかったし、それが現実になった。今日は本当に厳しい一日だった。ダメージを負い、1周目にピットへ入る必要があったので、その後は奇跡が必要だった。でもその奇跡は起きなかった。ただ、エステバンがポイントを獲得できたことは嬉しい。来週のバルセロナに向けて気持ちを切り替えたい」

    DNF:バルテリ・ボッタス(キャデラックF1)
    「レース前からブレーキ温度が問題になる可能性は分かっていた。1周目からかなり管理していたにもかかわらず、温度をコントロールすることができず、最終的にはリタイアするしかなかった。独特なサーキットで厳しい週末になったが、それでもポジティブな兆しは見えている。またひとつ学びを得られるレースだったし、今後こうした問題を改善し、防げるようにしたい」

    DNF:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「今日何が起きたのかはまだ分かっていないが、問題はエンジンに関連していたと考えている。フォーメーションラップの時点で何かがおかしいと感じていたし、スタート前の状態もひどかった。まったく一貫性がなく、スタートではエンジンが完全に失速した。クラッチをつないだ瞬間に止まり、パワーがなかった。少しパワーが戻った後も状況はめちゃくちゃで、ゆっくり戻るしかなかった。そこまではすべてが本当に順調だっただけに、とても残念だ。週末を通してマシンの感触は素晴らしかったし、チームとしてもすべてをうまく進めていた。それなのに無得点で終わり、このような形でレースを終えるのはもちろん失望している」

  • F1モナコGP予選 FIA記者会見:アントネッリ「まだ震えている」

    F1モナコGP予選 FIA記者会見:アントネッリ「まだ震えている」

    2026年F1モナコGP予選後のFIA公式記者会見には、ポールポジションを獲得したアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、3番手のルイス・ハミルトン(フェラーリ)が出席した。

    アントネッリはフェルスタッペンをわずか0.043秒差で抑え、自身初のモナコGPポールポジションを獲得。ハミルトンも週末を通じて好調を維持したが、予選ではマシンバランスの変化に苦しみながら3番手を確保した。

    Q:キミ、シーズンで最も重要な予選のひとつですが、F1参戦2年目でモナコのポールポジション獲得は特別なものでは?

    アンドレア・キミ・アントネッリ: そうだね。いわゆる“マジックラップ”と呼べるようなラップだった。すべてをまとめることができたし、マックスとの戦いは本当に接戦だった。Q3最初のアタックでは僕たちの差はわずか1/1000秒だった。でも最後のラップは良かったと分かっていたし、それで十分であってほしいと思っていた。本当に僅差だったし、とても嬉しい。昨日は少し苦戦していたから、今日大きく改善してくれたチームにも感謝したい。

    Q:アイルトン・セナが語っていたような、モナコ特有の“別次元の感覚”を味わいましたか?

    アントネッリ: そうだね。年間でも最も激しい予選だと思う。プラクティスからずっと限界に近づこうとしているし、最後のコンマ2秒を見つけようとすると簡単ではない。壁がどんどん近く感じるし、自信を持つのも難しい。でも今朝はすごく感触が良かったし、最後に結果へつなげられて嬉しい。

    Q:若さゆえにプレッシャーを感じず、純粋に楽しめていることがプラスになっていますか?

    アントネッリ: 間違いなくそうだと思う。ドライビングもマシンも週末そのものも楽しめている。去年と比べて大きな進歩だし、セッションを楽しめていることが本当に嬉しい。明日が楽しみだ。

    Q:マックス、惜しかったですね。モナコはわずかな差が勝負を分ける場所ですが、再びフロント争いができたことには満足していますか?

    マックス・フェルスタッペン: 昨日の時点でフロントロウと言われたら間違いなく受け入れていたと思う。今朝もマシンにはかなり苦しんでいたから、予選であの位置まで行けたのは本当にポジティブだった。全体として予選には満足している。トラフィックや壁との戦いもある中で、すべてのラップをうまくまとめられた。フロントロウは嬉しいし、あとは明日のスタート次第だ。今年のマシンはスタートがかなり難しいからね。後ろにはスタートの上手い2台もいる。でも今日は良い一日だったし、予選を本当に楽しめた。

    Q:2026年型マシンでもモナコの予選特有の興奮はありますか?

    フェルスタッペン: ここ数年のマシンよりも限界域はシビアだと思う。パワーの出方やドライバビリティ、シフトの感覚も違う。でもそれらを理解してクリーンなラップをまとめられた時、特に予選ではとても大きな達成感がある。

    Q:ルイス、今週末の走りは素晴らしかったです。マシンを限界まで攻めているように見えました。

    ルイス・ハミルトン: まずはキミにおめでとうと言いたい。本当に素晴らしい仕事だった。モナコで初ポールを獲るのは本当に特別なことだし、素晴らしい観客の前で達成した。僕たちにとっては難しい予選だった。プラクティスでは本当に強かったし、ほとんど何も変更していなかったのに、なぜか予選ではマシンがまったく違うものになっていた。そこは詳しく調べる必要がある。それでも僕はすべてを出し切った。できる限り壁に近づいて走ったし、今もこうしてF1の22人のドライバーのひとりとしてここにいられることは特権だ。そのすべてを楽しんでいる。

    Q:キミ、改めてポールポジションおめでとうございます。あのラップはどれほど良かったですか?

    アンドレア・キミ・アントネッリ: とても良いラップだった。正直に言うと、FP3で苦戦していたレッドブルがここまで来るとは思っていなかった。でも彼らは素晴らしい仕事をした。本当に接戦だったし、その中でポールを獲得できたことが嬉しい。

    Q:特に満足している区間はありますか?

    アントネッリ: セッション序盤は予想以上に難しかった。路面の感触が少し変で、マシンもFP3よりオーバーステア傾向だった。でもグリップが戻ってきてマシンもまとまり始めた。特に第2セクターには満足している。週末を通して苦戦していた5〜8コーナーが良かった。

    Q:Q3はどれほどの興奮でしたか?

    アントネッリ: ものすごかった。正直まだ震えているくらいだ。ミスの余地はまったくないし、最後のコンマ2〜3秒を削るのは本当に難しい。マックスもすごく近かったし、ルイスも週末ずっと速かった。だからポールを獲れたことが本当に嬉しい。

    Q:明日の決勝へのアプローチは? 周囲には複数回王者が並んでいます。

    アントネッリ: 後ろに誰がいるかは分かっているし、彼らが非常に優秀なドライバーだということも分かっている。まずは良いスタートを切りたい。カナダでは前進できたけれど、明日はまた条件が違う。それからレースペースも重要になる。タイヤデグラデーションが予想以上に大きい可能性もあるし、ロングランはほとんどやっていないのでデータも少ない。オーバーテイクが難しいのは分かっているが、何か起きた時にはプッシュできるペースが必要だ。

    Q:マックス、ポール争いができたことに驚きはありますか?

    マックス・フェルスタッペン: 今朝の状況を考えればかなり驚いている。僕たちはコンマ9秒遅れていた。予選までに改善できる自信はあったけれど、ポール争いまでは想定していなかった。正直なところ、予選前は「何とかトップ5に入れれば」という感じだった。でも予選が始まってすぐにマシンは良くなった。まだ問題は残っていて、特に第2セクターでは縁石やバンプでタイムを失っている。それでもポール争いができたのだから素晴らしい予選だった。昨日は満足していて、今朝はまったく満足していなかった。そして今はまた満足している。重要な場面で結果を出せたことが何よりだ。

    Q:0.043秒差ですが、どこで失ったか分かりますか?

    フェルスタッペン: そういうことは考えない。時には前にいて、時には後ろにいる。それがレースだ。僕自身はラップに満足していた。チェッカーを受けた時点で「これを誰かが上回ったなら仕方ない」と思っていた。

    Q:ルイス、3番手はマシンの最大値でしたか?

    ルイス・ハミルトン: 残念ながら今日はそうだった。週末を通じて本当に強かったし、昨日は進歩も感じていた。でも今日になると一歩後退してしまい、一晩でパフォーマンスを失った。Q1ではコンマ7秒も遅れていて、バランスを取り戻すためにフロントウイングを大きく調整しなければならなかった。予選に入る時点でフロントロウ争いのチャンスを失っていたと思う。それでも最後は持てるものをすべて引き出した。マシンも限界、僕自身も限界だった。

    Q:ポール獲得の可能性はありましたか?

    ハミルトン: セットアップを間違えたとは思わない。本当に小さな変更しかしていない。でも何かが変わってしまった。リアの安定感が突然なくなってしまったんだ。昨日のペースがあればもっと近づけたと思う。ただ最後にキミとマックスが素晴らしいラップを決めたことは認めなければならない。明日は全力で戦う。

    Q:キミの走りを見て、将来のチャンピオン候補だと思いますか?

    マックス・フェルスタッペン: 間違いなくそう思う。若いカテゴリーから上がってきて、すぐに速さを見せるドライバーは特別なものを持っている。キミもそのひとりだ。もちろんF1では才能だけでは足りない。すべてが揃う必要がある。でも今年の彼は、戦えるマシンがあれば結果を出せることを示している。それは素晴らしいことだ。

    Q:モナコでオーバーテイクは増えると思いますか?

    アンドレア・キミ・アントネッリ: 僕がスタートで1秒待つか、2秒待つなら別だけどね(笑)。それ以外は難しいと思う。結局モナコだから。

    マックス・フェルスタッペン: F2やF3を見ても分かるように、本当に難しい。コースレイアウトそのものがオーバーテイク向きではないんだ。

    Q:ルイス、明日優勝できると思いますか?

    ルイス・ハミルトン: モナコのレースがどういうものかは分かっている。オーバーテイクはほとんどないと思う。良いスタートを決めて前の2台にプレッシャーをかけたい。たぶん雨が必要かもしれない。でも不可能ではない。全力でプレッシャーをかけ続けるつもりだ。この2人は素晴らしいドライバーだし、マシンも速い。それでも最後まで諦めず戦う。

    Q:キミ、スタートについてはどうですか? そしてマックスとルイス、ポールシッターに何かアドバイスはありますか?

    アンドレア・キミ・アントネッリ: モントリオールでは日曜日にポジションをひとつ失ったけれど、少なくとも6〜7台抜かれることはなかったので前進だったと思う。モナコはターン1までの距離が短いから、とにかくクリーンなスタートを決めることが大事だ。魔法のようなスタートを狙う必要はないし、その後どうなるか見てみたい。

    マックス・フェルスタッペン: シグナルが消えたら1秒待つことだね。それが僕のアドバイスだ。

    ルイス・ハミルトン: 僕はひとつ後ろだから2秒だね。

    アンドレア・キミ・アントネッリ: 2秒ね、分かったよ。

    Q:ルイス、昨日と今日で何が変わったと思いますか? タイヤの準備や路面進化が影響したのでしょうか?

    ルイス・ハミルトン: 本当に分からない。週末を通して僕たちは全体的にもっとダウンフォースを求めていた。木曜日にサーキットへ来た時、他チームがリアウイングに面白い追加パーツを付けているのを見たけれど、僕たちにはそれがなかった。それは少し驚きだった。それでもペースは良かったし、速く走るためにはもっとフロントのグリップが必要だと感じていた。ところが予選になるとフロントが効きすぎる状態になっていて、なぜかフロントウイングを大幅に寝かせなければならなかった。最終的にその調整によってQ3最後のラップではかなりまともな状態になった。ただ、そのバランスがQ1の時点で欲しかった。モナコは自信がすべてだからね。Q1でその自信を完全に失い、その後は何とか取り戻そうとしていた。だから3番手には比較的満足している。もちろん欲しかったのはポールポジションだ。チームはついにそれを獲得するに値すると思っていたし、自分にも可能性があると感じていた。今の僕はマシンとの関係もチームとの関係もとても良い状態にある。まだ十分な速さがあることも示せている。速さが失われたわけではない。これまで多くの否定的なコメントもあったけれど、それに関係なく自分のペースがあることを示せているのは嬉しい。これからも努力を続けるし、毎週末結果を出し続けるつもりだ。

    Q:マックス、モナコでは今年初めて完全にフルアタックできる予選になりました。楽しめましたか?

    マックス・フェルスタッペン: シャシー規則そのものは悪くないと思う。マシンが少し細くなったことも悪くないし、フロントアクスルの位置が見やすくなったのも良い。以前はタイヤの上に構造物があって視界が遮られていたけれど、今は頂点が見やすくなった。そして全開で走れて、自分の好きなギアを選べる状況なら、それは常に良いものだ。今日は久しぶりにマシンの中で本来の自分らしく走れた感覚があった。残念ながらカレンダー上の多くのサーキットでは同じことはできないけれど、こうした状況の方が自然に運転できる。

    アンドレア・キミ・アントネッリ: 僕も同意する。僕たちのパワーユニットは素晴らしいけれど、今日はアウトラップでバッテリー管理をする必要がなかった初めての予選だった。ステアリングを見ながらエネルギーを管理する必要もなく、内燃機関のパフォーマンスだけを最大限活用すればよかった。だから今日はとにかく運転とラップタイムだけに集中できる予選だった。

    Q:マックスとルイス、キミの走りを見て将来のワールドチャンピオン候補だと思いますか?

    マックス・フェルスタッペン: 間違いなくそう思う。若いカテゴリーから上がってきて、カテゴリーが変わってもすぐ速さを発揮できるドライバーには特別なものがある。キミはまさにそういうタイプだった。だから速いこと自体は驚きではなかった。もちろんF1では才能だけでは足りない。すべての要素が揃わなければならないし、ドライバーとしてもさらに完成度を高める必要がある。そして勝つためにはマシンも必要だ。でも今年の彼は、戦えるパッケージがあれば結果を出せることを証明している。それは素晴らしいことだと思う。

    Q:Q3最終セクターではどのような心境でしたか?

    アンドレア・キミ・アントネッリ: 正直なところ、自分がどれだけタイムを更新しているかは分かっていなかった。デルタタイムは少し見たけれど、実際にマックスがどんなタイムを出したかは知らなかった。ただ、良いラップだという感覚はあったし、すべてがうまく噛み合っていた。特に第2セクターは本当に良かったと感じていた。そしてフィニッシュラインを越えた後にチームから無線で知らされた。モナコではあまりにも集中しているから、とにかくミスをせずに最速で走ることしか考えていない。そしてチェッカーを受けた後で結果が分かるんだ。

    Q:マシンが細くなり、バッテリー管理も少なくなりました。決勝ではオーバーテイクが増えると思いますか?

    アンドレア・キミ・アントネッリ: 僕がスタートで1秒待つか2秒待つなら別だけどね(笑)。それ以外は難しいと思う。結局モナコだから。

    マックス・フェルスタッペン: F2やF3を見ても分かるように、本当に難しい。コースレイアウトやコーナー形状の問題もあって、仕掛ける場所がほとんどない。相手も簡単にラインを守れてしまう。だから難しいと思う。

    Q:ルイス、明日優勝するチャンスはあると思いますか?

    ルイス・ハミルトン: モナコのレースがどういうものかは分かっている。オーバーテイクはほとんどないと思う。まずは良いスタートを決めて前の2台にプレッシャーをかけたい。おそらく雨が必要かもしれないけれど、不可能ではない。全力でプレッシャーをかけ続けるつもりだ。ただ、この2人は素晴らしいドライバーだし、マシンも速い。今週末を通して本当に強かった。モナコのレースはどうしても隊列走行になりがちだ。前のクルマについていくとブレーキもタイヤもすぐオーバーヒートしてしまう。しかもタイヤが非常に硬いので、実質的にはワンストップレースになってしまう。将来的にはドライバーにとってもファンにとっても、もっと面白いレースにする方法が見つかるといいと思う。それでも僕は全力を尽くすし、彼らにプレッシャーをかけ続ける。コーナーで少しでもミスを誘えればと思っている。

    Q:キミ、昨日から今日にかけてメルセデスは大きく改善しました。どこでマシンはあなたを驚かせましたか? また、まだ不安に思うサーキットはありますか?

    アンドレア・キミ・アントネッリ: 正直に言うと、チームが昨日から今日にかけて素晴らしい仕事をしてくれた。昨日は本当に苦戦していた。でもチームは一晩でデータを分析し、大きくセットアップを変更した。そして今朝のマシンはまったく別物だった。マシンはより生き生きとしていて、縁石やバンプへの対応も良くなった。許容範囲も広がった。チームは本当に素晴らしい仕事をしたし、そのセットアップ変更こそが昨日から今日にかけて大きくパフォーマンスを向上させた理由だと思う。そのおかげでポールポジション争いができた。

  • F1モナコGP予選 全22人ドライバーコメント:アントネッリがポール獲得

    F1モナコGP予選 全22人ドライバーコメント:アントネッリがポール獲得

    2026年F1第6戦モナコGPの予選がモンテカルロ市街地コースで行われ、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が1分12秒051を記録してポールポジションを獲得した。アントネッリにとっては今季4回目、キャリア通算4回目のポールポジションとなる。

    予選ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がわずか0.043秒差の2番手につけ、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が3番手、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が4番手に続いた。

    アイザック・ハジャー(レッドブル)が5番手と健闘した一方、マクラーレン勢はオスカー・ピアストリが7番手、ランド・ノリスが8番手にとどまった。

    中団勢ではピエール・ガスリー(アルピーヌ)が9番手、リアム・ローソン(レーシングブルズ)が10番手でQ3進出を果たした。アウディはガブリエル・ボルトレトのクラッシュが響き、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールのアストンマーティン勢も最後尾に沈む厳しい予選となった。

    1番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「モナコでのポールポジションは信じられない結果だ。チームはマシンをいい状態に持っていくために素晴らしい仕事をしてくれた。特に難しい金曜日のあと、一晩で改善できたことが大きかった。Q3ではP1を狙えるマシンとドライバーがたくさんいて、本当に僅差の戦いだった。だからポールを獲得できてうれしいし、もう明日が楽しみだ。予選の序盤は完全に順調だったわけではなかった。マシンは少し神経質に感じたけど、セッションが進むにつれてすべてがまとまり始めた。僕たちは正しい調整を行い、Q3に入るころにはマシンの状態にかなり自信を持てるようになった。それが、重要な場面で本当にプッシュする自信につながった。最後のセグメントはものすごく緊張感があり、何が起きるか最後まで分からなかった。最後の数十分の1秒を見つけるのは決して簡単ではないし、特にマックス(フェルスタッペン)がずっと近くにいた。結局、正しいタイミングでラップをまとめ切ることがすべてだったし、それができて本当に満足している。ここでポールに立てたことは大きな意味がある。でも同時に、これは最初の一歩にすぎない。グリッドで自分の周りに誰がいるかは分かっているし、彼らはスタートからプレッシャーをかけてくるはずだ。今はいいスタートを決めて、そこからレースを管理することに集中している。週末を通していいペースを見せられているので自信はあるけど、モナコは常に予測不能だ。落ち着いて、このチャンスを最大限に生かし、明日何ができるか見ていきたい」

    2番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「自分のパフォーマンスには本当に満足している。昨日の時点でフロントロウに並べると言われていたら、間違いなく受け入れていたと思う! 少し驚きだった。今朝はマシンにいくつか難しさがあったと思うから、最終的にフロントロウに入れたのは非常にポジティブだった。ここ数年と比べると、マシンは少し限界域で神経質になっている。パワーが入る瞬間や、ドライバビリティ、シフトも含めて、すべて少し違う。クリーンなラップを走れて、限界まで全開でいけると、本当に気持ちよくて大きな手応えがある。これは週末で最も重要なセッションなので、この位置にいられることをうれしく思う。トラフィックやウォールに対処しなければならないなかでも、すべてのラップの進み方にはとても満足している。明日はスタートを決めることが極めて重要だ。少し複雑になる可能性があるし、僕の後ろにはスタートのいいマシンが2台いる。だから様子を見てみよう。多くのことが起こり得るし、すべてはまだこれからだ」

    3番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「モナコはいつもシーズンでも際立った予選セッションのひとつになる。素晴らしい観客と雰囲気があり、僕がいつも楽しんでいる強烈な緊張感がある。セッション序盤は、フリープラクティスで感じていたほどマシンに自信を持てなかった。大きな調整はしていなかったので、何が変わったのかをしっかり確認する必要がある。バランスにいくつか違いを感じたけど、キミ、マックス、シャルル、そして僕の間では終始ものすごく僅差だった。明日のレースを楽しみにしているし、強い結果を持ち帰るチャンスがあると思っている。ファクトリーのチームは素晴らしい仕事をしているし、今後のレースでより安定して前方で戦い続けられると確信している」

    4番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「最初のセッションから、僕にとっては厳しい週末になっている。マシンで正しい感触をつかむことに苦しんでいて、いくつか問題も抱えている。ただ、それについてはすぐに解決策を見つけられると確信している。でも、このようなコースで完全な自信がないまま予選に入ると、代償を払うことになる。今日は複数の要因が重なった結果で、残念ながらQ3最後のアタックラップを走り切ることができなかった。つまり明日は2列目からスタートすることになる。それでも、全力を尽くす」

    5番手:アイザック・ハジャー(レッドブル)
    「この結果には間違いなく満足している。昨日のあと、マシン面でも自分の自信の面でもやるべきことがたくさんあったけど、1周ごとに一歩ずつ進めていった。Q1ではトラフィックとタイヤで少し苦しんだ。でもQ2で大きく前進し、Q3でもさらに前進できた。マシンはここで速かったし、このコースが僕たちに合うことは分かっていた。だから今日までの流れがもっとスムーズだったらと思う。それでも5番手には満足している。明日は集団が接近してくれればいいし、強い戦略でいくつかオーバーテイクできることを期待している」

    6番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「ここまで僕にとっては非常に難しい週末になっていて、それは予選でも続いた。最近の自分にとって少し弱点になっている部分で、残念ながら今週末も噛み合わなかった。1時間の中でいいラップはいくつかあったし、FP3は有望だったけど、そうした瞬間はあまりにも少なかった。特にここでは、自分が得ているグリップレベルに完全な自信が必要だ。でも僕にはそれが十分になかった。最近はフラストレーションのたまる流れが続いていて、タイヤを必要な形で機能させることに苦しんでいる理由を理解する必要がある。明らかに、自分のドライビングスタイルの何かが、必要なものを引き出す助けになっていない。昨年はうまく機能していたけど、この新世代のマシンには少し違うものが必要なのかもしれない。まだ明確な答えはないけど、チームと一緒に懸命に取り組んで克服していく。明日に向けては、6番手スタートだと長い午後になるかもしれない。とはいえ、ここはモナコで何でも起こり得る。だから前向きに構えて、何ができるか見ていく」

    7番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「僕たちにとって、まったく簡単な週末ではない。ここには難しい戦いになることを予想して来たけど、実際にその通りになった。根本的な問題は全体的なグリップ不足で、金曜日からいくらか前進し、マシンのバランスも改善したけど、まだスピードが足りない。僕の側としては、予選ではマシンから引き出せるものはほぼすべて引き出せたと思うし、まずまずのラップをまとめられたと思う。レースに向けては現実的でいなければならない。このサーキットはオーバーテイクが非常に難しいことで知られていて、それが変わるとは思っていない。僕たちの焦点は、クリーンな戦略を実行し、できる限りマシンをうまく管理することだ。モナコでは何でも起こり得るので、何ができるか見てみよう」

    8番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「週末を通して後手に回っていて、予選でもそれが表れた。最後のラップまでは自分のラップは力強かったけど、そこで3コンマを見つけようとして少しプッシュしすぎ、ロックアップしてしまった。プラクティスからはいくつか前進できたし、序盤のセッションでは見た目も良くなっていた。でもそれは、速いマシンたちがまだ少し慎重だった一方で、僕たちはすでに全開で走っていたことも一因だった。僕たちは何が足りないか分かっているし、シーズン後半になってから気づくより今それを認識できる方がいい。明日は戦略でアグレッシブにいき、セーフティカーや何かが起きたときのチャンスを生かせるよう準備する。ただ、ここではオーバーテイクが難しいので、現実的でいなければならない。焦点はマシンを改善すること、必要なリアの安定性とダウンフォースを得ること、そしてマイアミで見せたようなペースをバルセロナのようなコースでも発揮できるようにすることだ」

    9番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「この結果にはとても満足している。今日は9番手以上はできなかったと思う。現時点で手の届かないトップ4チームの後ろではベストだった。最後のQ3ラップを決めてラインを越えたときは、アドレナリンで本当に高ぶっていた。かなり余分なリスクを取って、あちこちでウォールをかすめた! すべてが噛み合ったときの感覚はいいものだ。ここまでまったく簡単な週末ではなかったので、チームとして懸命に取り組む必要があった。このコースはいつもかなり奇妙に感じる。ここ特有の性質もあって、マシンが完璧だと感じることはない。だから僕たちは全体的なパッケージを改善するために、小さなことを少しずつ変えようとした。チームは素晴らしい仕事をしてくれて、本当に懸命に働き、最後はわずかな差にかかる状況まで僕たちを持ってきてくれた。Q3に滑り込めたあとは、とにかく全力でいった! ここでは予選がどれほど重要か分かっているので、レースで何が起きるか見ていく。オーバーテイクはかなり難しいと予想している。オープンな気持ちで、レースで何が起きるか見てみたい」

    10番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「今日の結果にはとても満足しているし、Q3に進めたのはいい気分だ。昨日は予想以上に苦しんだので、そこからマシンを本当に改善できた。だから通常よりもかなり多くの変更を加えることになった。ここではオーバーテイクが難しいのは明らかなので、力強いスタートを決めることが目標になる。このコースを走るのは本当に楽しい経験なので、明日また走るのが待ちきれない」

    2026年のF1世界選手権 モナコGP 予選

    11番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「今日の11番手には満足している。Q3進出を逃したのは少し悔しいけど、最後のラップは完全に限界まで攻めていた。全開でプッシュしていたセクター3でウォールに軽く接触して少しタイムを失ったけど、何とか切り抜けることができた。チームとしては、厳しいレース週末が続き、走行時間も失っていたので、今週末は早い段階でリズムをつかむために違うアプローチを取った。シンプルに進めて、各セッションで少しずつ積み上げていこうとしたんだ。これは最近取り組んできたすべての仕事の成果だと思う。11番手と12番手は明日に向けて悪くないスタート位置だ。レースは1ストップになりそうなので、ポイント圏内に入るためにも良いスタートを決めることが重要になる」

    12番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「一方ではQ1を突破できたことに自分でも感心している。赤旗のあと、中古で温まっていないタイヤで出ていくしかなかったので、その状況でクリーンにQ2進出を決めたラップは、おそらくこれまでで最高のラップのひとつだったと思う。その一方で、Q2ではいくつかミスをしてしまい、いくつかのコーナーでフロントをロックさせて1〜2コンマを失った。それでは十分ではなかった。モナコではオーバーテイクが難しいことは分かっているけど、トップ10まではそれほど遠くない。だから良いスタートを決めて、ポイント圏内に戻るためにベストを尽くすことに集中する」

    13番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「もちろん、今日の予選結果には失望している。セッション前まではもっと有望に見えていたので、それをより良いグリッドポジションにつなげられなかったのは悔しい。最後のランではトラフィックの影響を受けて少し運もなかった。それは確かに助けにならなかったけど、モナコの予選ではよくあることだし、自分にできることはあまりなかった。全体としては、マシンにいくらかダメージを抱えていたことも影響した。それでも、もう少し競争力を発揮できると期待していたので、どれほど影響があったのか、そしてパフォーマンスがどこへ消えたのかを確認する必要がある。明日はこの位置からだと厳しいレースになるだろう。でもモナコは常にチャンスを生み出す場所でもあるので、集中を保ち、訪れる機会を最大限に生かしたい」

    14番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「一方では結果に失望している。モナコでは1年で最も重要な予選のひとつだから、できるだけ上位からスタートしたいと思うのは当然だ。でも同時に、ここ数日間、どこで苦しみ、どこを改善できるかを理解するために取り組んできたチームの仕事を本当に誇りに思っている。僕たちは夜遅くまで作業し、昨日から前進することができた。そして最終的にはQ3進出まで数十分の1秒差だった。ただ、この短いコースではタイム差が非常に接近しているので、わずかに届かなかった。その結果、明日は長いレースになりそうだ。週末を通してフロントとリアのロックアップに苦しんでいるし、ここで限界まで攻めてウォール際を走る自信がないと大きな代償になる。最近のレースと比べても、今週末はうまく噛み合わなかった。このコースが今のパッケージの強みを引き出すタイプではないことは分かっていた。明日はベストを尽くし、スタートで無理をせず、何が起きるか見ていく。中断や赤旗など何でも起こり得るので、それを生かせる準備をしておかなければならない」

    15番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「今日の予選はかなり混乱していて、マネジメントが難しいセッションだった。Q1では感触が良く、赤旗が出る前は良いラップを走っていた。Q2ではタイヤ温度がかなり低く、最初のランではグリップに苦しんだ。最後のランで改善しなければならないことは分かっていたけど、ラップ前の長い渋滞によってタイヤを適切なウインドウに入れることができなかった。なぜそこまで敏感だったのかを分析し、何を学べるか見ていく。明日は前に進むのが難しいレースになるだろうけど、過去のレースも研究して、あらゆるチャンスを最大限に生かせる方法を探したい」

    16番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「チームには申し訳なく思っている。彼らは週末を通して素晴らしい仕事をしてくれたし、トップ10に入るに値した。でも今日はそれを実現できなかった。トップ10を争えるだけのペースはあったけど、Q1で少しリスクを取りすぎてしまい、スイミングプール・シケイン進入でウォールに接触した。その結果サスペンションを壊し、セッションは終わってしまった。限界まで攻めるQ3なら理解できるミスかもしれないけど、セッション序盤ではしてはいけないミスだった。モナコではスタート位置が極めて重要だということは分かっていた。明日が簡単なレースにならないことも理解している。でも週末を通してペースには励まされているので、少しでも順位を上げられるよう戦い続ける」

    17番手:エステバン・オコン(ハースF1チーム)
    「マシンにはさらに上位へ進み、Q2後半、あるいはQ3に進出できるだけの力があった。路面も僕たちに向いてきていた。毎回同じことを言っている気がするけど、僕たちは運がなかった。アタックラップではすでに2コンマ分のトラフィックに引っ掛かり、その後赤旗が出た。再開後はタイヤを温める時間が足りず、改善できなかった。本当にそれだけだ。チーム全体にとって非常に残念だ。金曜日から土曜日にかけてパフォーマンスを見つけられていて、非常にポジティブだった。でも今となっては確認することもできない。明日何ができるか見てみよう」

    18番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「今日は現状のパッケージで出せる最大限を引き出せたと思う。本当に僅差だったし、あと数百分の1秒あれば届いていたかもしれない。モナコではドライバーが大きな違いを生み出せるし、僕は今日すべてを出し切った。レースでは多くのチャンスがあることも分かっているので、どうなるか見ていこう。ベストを尽くす」

    19番手:オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)
    「FP3のあと、メカニックたちはマシンを元に戻すために懸命に作業してくれた。マシンの感触はとても良かったし、本来ならまだ戦えていたはずだ。赤旗が出るまではQ2進出を楽に決められるラップだったので、本当に不運だった。赤旗後は2分間並ぶことになり、コースに出たときにはまったくグリップがなかった。あちこちで滑っていた。限界まで攻めて、できることはすべてやったけど、ただグリップがなかった。週末を通して準備ラップを行っていたけど、残り時間ではそれができなかった。本当に失望している」

    20番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「今日はもう少し上を期待していた。でも差は少しずつ縮まっているように見えるし、アストンマーティン2台の前に出られた。もしかしたらこのコースは僕たちのマシンに合うかもしれないと思っていたけど、乗り心地にかなり苦しんでいる。セットアップではあらゆることを試したが、ライドハイトを変えるとダウンフォースを失ってしまうので難しい。改善すべき明確なポイントはある。それは縁石への対応と、路面の凹凸をどう乗り越えるかだ。予選最後の2周では、自分としてはこれ以上引き出せるものが何もないと感じた。このマシンでのモナコは難しかったけど、厳しい週末になることは分かっていた。レースは明日だし、新しい一日になる。また挑戦する」

    21番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「昨日と比べて大きな違いはなかったし、単純にペースが足りない。モナコには少し期待を持って来たけど、マシンへの信頼感があまりなく、週末を通してフロントグリップ不足に苦しんでいる。今日は現在のパッケージで出せるベストのラップを走ったと思う」

    22番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「週末を通して同じ問題に苦しんでいる。マシンにはグリップがなく、扱いも難しいので、この結果は予想していたものだ。チームはセッションごとにさまざまな変更を試しているが、ダウンフォースとパワーの両面で制約があるので、正直あまり楽しい状況ではない」

  • F1モナコGP 金曜フリー走行:全22人ドライバーコメント

    F1モナコGP 金曜フリー走行:全22人ドライバーコメント

    2026年F1モナコGPの金曜フリー走行は、フェラーリ勢がFP1とFP2で首位を分け合う形となり、ルイス・ハミルトンが1分13秒026で初日最速を記録した。シャルル・ルクレールもFP2で2番手につけ、フェラーリがモンテカルロ市街地で強さを示した。

    一方で、メルセデスはジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリが4番手、5番手に続き、レッドブルのマックス・フェルスタッペンも3番手と上位争いに加わった。マクラーレンはランド・ノリスが電気系トラブルで走行時間を失い、予選に向けて巻き返しが必要な初日となった。

    1番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「全体としてポジティブな一日だった。最初の周回からマシンのフィーリングはかなり良かったし、チームは2回のセッションの間に行った変更について堅実な仕事をしてくれた。そのおかげで大きな問題もなくプログラムを進めることができた。モナコは常に非常に異なる挑戦であり、バンプやバリアとの近さもあって、正しいバランスを見つけてすべてをまとめ上げるのは簡単ではない。まだ引き出せるパフォーマンスは残っているし、今夜は細部に集中する。ここでは差が非常に小さく、予選に向けてまだ多くの作業が残っている」

    2番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「難しい一日だったし、特にブレーキバランスの面でやるべき作業が残っている。それでも僕はこのコースが大好きだし、ここで再びレースができるのはうれしい。明日の予選は非常に接戦になるだろうから、一歩前進してポールポジション争いができることを願っている」

    4番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「FP1からFP2にかけて良い改善が見られたが、ポールポジションや優勝争いに加わりたいのであれば、一晩で同じくらいの前進を果たさなければならない。今のところ今季で最も難しい週末になりそうだし、我々が期待していた以上に厳しい。今日に向けてフェラーリが前に来ることは予想していた。彼らはここで伝統的に強いし、特にメカニカル面でこうしたコースに合っているように見える。今日はまさにその通りだったが、レッドブルもここまで競争力が高かったのは驚きだった。我々にはやるべきことがあるが、改善できる方向性についてはいくつかアイデアがあるし、まだ引き出せるラップタイムも残っている。完璧に実行し、100%を出し切ることができれば、そこへ到達できることを願っている」

    5番手:キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「今季で最も簡単な金曜日ではなかった。特にミドルセクターでマシンに苦しみ、それがペースを制限していた。多くの異なるセットアップを試し、有益なデータをたくさん収集できた。それが一晩で何をするべきか、FP3と予選に向けてどんな変更を加えるべきかを評価する助けになる。フェラーリは非常に強力な位置にいるように見える。彼らがモナコで強いことは分かっていたし、明日の本命であることは間違いない。我々もまだマシンを理想的な状態に持ち込めていないので、見つけられるタイムは残っている。明日一歩前進して争いに加われることを願っている」

    7番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「今日はチームにとって厳しい一日だった。我々は望んでいる位置におらず、トップとの差も予想以上に大きい。FP1からFP2にかけて小さな前進はあったが、それでもトップから1秒遅れている。つまり、やるべき仕事がどれだけ多いかということだ。データを見直して一晩で答えを見つけなければならない。現状では単純に十分な速さがない。すべてを一変させる単一の解決策はないが、利用できるあらゆる選択肢を検討してパフォーマンスを見つけ出し、残りの週末でより競争力のある位置に立ちたい」

    8番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「我々にとってはかなり良い金曜日だった。ただし、誰もが一晩で改善を目指してくるので、今日の内容をしっかり分析し、明日最高のパッケージをコースに持ち込まなければならない。ここでは予選が非常に重要なのは当然だが、週末全体を通して正しくやるべきことはまだ多い。今は落ち着いて宿題をこなし、明日に向けてチャンスを最大限に生かせる準備を整えることに集中している」

    9番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「全体としては良い一日だった。FP1序盤に少し問題はあったが、マシンをトップ10に入れることができたのは励みになる。FP2はスムーズでクリーンだったし、セッションを通して着実に改善することができた。トラフィックの中で良いラップをまとめるには少し時間がかかったが、最終的に達成できた内容には満足している。バランスや限界についてさらに理解を深めることができたので、それが明日に向けた良い方向性を与えてくれている。まだ改善できる部分は多いし、今夜はその追加のゲインを見つけるために全力を尽くす」

    10番手:オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)
    「モナコでの今日の進歩にはかなり満足している。この週末がどれだけ重要か分かっているからだ。FP1は難しかったが、FP2では前進できたし、バランスにも満足している。まだ一晩でやるべきことは多いが、少し微調整を加えれば順位を上げられると思う。それが明日の目標だ。この週末で最も重要なのは予選だと分かっているからね」

    F1 モナコGP 2026年のF1世界選手権

    11番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「モナコに戻ってこられてうれしいし、ここで走るのはいつも楽しい。今年は以前より少し小さく軽くなったマシンのおかげで感覚も異なるが、それでもF1マシンを走らせるには素晴らしい場所だ。今日は多くの周回を重ねることができたし、モナコでは大きな中断なくスムーズで安定した一日を過ごすことが重要だ。ここでのプラクティスでは低燃料走行と予選準備に重点を置いている。ほぼ一日を通してトップ10圏内にいたので、ポイント争いには加われる位置にいると思う。ただ、他のサーキットほど競争力は高くないし、完全に順調だったわけではない。改善すべき点はいくつかある。明日のプラクティス前にデータを詳しく見て、シーズンで最も重要な予選に向けてできるだけ万全の状態にしたい」

    12番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「全体として非常に慌ただしい金曜日だった。黄旗や赤旗による中断が多く、22台が走る中でトラフィックも難しかった。それでも良いラップをまとめることができたし、ほぼ予定していたプログラムを消化できた。現時点ではトップ10のすぐ外にいるようなので、明日Q3を争うためにはすべてを完璧にしなければならないし、マシンとタイヤの準備の面で一晩で良い前進が必要だ」

    13番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「全体として悪くない金曜日だった。特に22台が走るこのサーキットではトラフィックが多く、クリーンな状態でラップをまとめるのが難しい。路面は昨年よりもバンピーだし、かなり滑っている感覚もあった。だから明日はマシンを良い作動領域に入れることが重要になる。両方のプラクティスでP11付近にいたので、明日に向けてはむしろ楽観的だ。モナコは予選と一発の速さがすべてだ。Q1はトラフィックで難しくなると思うが、最大限に活用してレースに向けて良いスタート位置を確保したい」

    14番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「初めてこのコースでF1マシンを走らせるのは本当に特別な瞬間だったし、今朝はその雰囲気をしっかり味わう時間も取った。良い一日だったが、とても忙しい一日でもあった。このサーキットの特性上、僕のF1キャリアの中でも最も忙しい金曜日のひとつだったと思う。ストレートがほとんどなく、常に走り続けているし、ガレージに戻る時間もあまりない。でもとても楽しかった。まだマシンのあらゆる面で改善すべきことは残っているが、何をすべきかは分かっている。正しい方向には進んでいるし、明日はすべてをまとめ上げられることを願っている」

    15番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「モナコでの一日はまずまずだった。ヨーロッパに戻り、金曜日に2回のプラクティスがある通常のグランプリスケジュールに戻ってきた。ここはいつも特別な場所だし、今では僕が住んでいる場所でもある。今日はまだやるべきことが残っているし、パフォーマンス向上が必要だと思う。ここは他の多くのサーキットとは非常に異なる特別な場所なので、大きな変更というより細かな調整が重要になるだろう。マシン自体の感触は悪くないし、小さく軽くなった今のマシンでも運転は楽しい。ここではエネルギー回生やデプロイメントの管理が少ないので、より快適なセットアップを見つけて安定したラップを刻むことが重要だ。我々は金曜日から土曜日にかけて良い改善を見せることが多いので、予選に向けて明日はさらに良くしたい」

    16番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    ※コメントなし

    17番手:エステバン・オコン(ハースF1チーム)
    「今日はプラクティスだったが、本当に重要なのは明日だ。今日はマシンの限界を把握することに集中したし、良いデータも得られた。あとは我々がマシンを改善する番だ。明日の朝からはもっと壁に近づき、さらにプッシュして、自分たちの位置を見極めることになる」

    18番手:セルジオ・ペレス(キャデラックF1)
    「FP2をあの形で終えることになったのは残念だったが、日曜日のレースに向けて限界を探ることも重要だし、多くの走行をこなせたのは良かった。今日は我々にとって力強い金曜日だった。あとコンマ数秒あれば状況はまったく違っていたと思うので、本番でそれを見つけたい。前のマシンたちとは接近しているし、明日の結果は他車次第でもある。ただ、ここでは何が起きても不思議ではない。重要な場面でそこにいて、明日はマシンから最大限を引き出すだけだ」

    19番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「難しい一日だった。明らかにペースが不足しているし、ラップ全体を通してタイムを見つける必要がある。今日走行時間を失ったのはフラストレーションがたまる。モナコではそれが常に重要だからだ。マシンは単純に停止してしまったので、何が起きたのか調査しなければならない。今夜はパフォーマンス向上に向けて全力で取り組むが、現実的に見れば今の位置関係では今週末に先頭争いをするのは難しいだろう。驚きではないが、望んでいる位置でもない。何が足りないのかを理解し、明日に向けて可能な限り巻き返したい」

    20番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「モナコでは難しい一日だった。我々はフロントグリップに苦しんでおり、マシンには強いアンダーステアがある。非常に一貫性がなく、運転しやすくない。今夜セットアップ変更を行い、状況を改善できることを願っている。シートの感触はより快適になったし、その点では改善したようだ」

    21番手:バルテリ・ボッタス(キャデラックF1)
    「今日は難しい一日だった。セットアップにかなり苦しんだが、そのためのプラクティスでもある。コーナーでの本当のバランスを見つけなければならないし、マシンの乗り心地にも少し苦しんでいた。ただ、一晩あるので、シミュレーターからのフィードバックも得られるし、全員が明日に向けた改善のために懸命に働くだろう。厳しい一日だったとしても、モナコの市街地コースに戻ってこられたことは素晴らしい」

    22番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    ※コメントなし

  • F1モナコGP 記者会見 PART2:フェルスタッペン「批判はSNS時代の産物」

    F1モナコGP 記者会見 PART2:フェルスタッペン「批判はSNS時代の産物」

    F1モナコGPのFIA記者会見パート2には、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)、エステバン・オコン(ハースF1チーム)が出席した。

    会見ではレッドブルの現状、ウィリアムズの進歩、ハースのアップデート、そしてモナコGPへの展望について語られた。

    Q:マックス、モナコで2勝を挙げていますね。レッドブルは20年前にモナコで初のF1表彰台を獲得しました。今週末に再現する可能性はどの程度あると思いますか?

    マックス・フェルスタッペン:様子を見ないと分からない。正直なところ、まだ分からない。多くの要素に左右されると思うし、明日マシンがどういうフィーリングになるのかも分からない。モナコはいつだって驚きを与えてくれるサーキットだ。ただ現実的に考えると、僕たちは低速コーナーでは悪くない。でもここではバンプや縁石への対応も重要で、そこは僕たちがそれほど優れていない部分だ。だから週末を通してどう変化していくか見ていく必要がある。

    Q:今ライドについて触れましたが、ここ数戦でマシンはかなり競争力を見せています。まだ改善が必要な部分はどこですか? やはりライドですか?

    フェルスタッペン:あらゆる部分を改善したい。もっとグリップが欲しいし、もっとパワーも欲しい。ブレーキング効率も上げたいし、タイヤをより良い作動領域で使いたい。そういう意味では、どこもかしこも改善したい。ただ、モントリオールを見る限り、ストレートでは明らかに不足している。そしてコーナーでも、ライドやバンプへの対応という面でベストではなかった。さらに他のサーキットでは高速コーナーも課題だ。もちろんここには高速コーナーはないけれど、そこはこれまで僕たちの強みではなかった。

    Q:モナコには高速コーナーがありません。一般論として、2026年型マシンでモナコを走ることにワクワクしていますか? このサーキットで最も良い姿を見せると思いますか?

    フェルスタッペン:そうかもしれない。低速域ではホイールベースの関係もあって少し機敏に感じられると思う。ただ同時に、それはドライバビリティとも関係していて、その部分は去年のマシンより後退したように感じている。だから様子を見たい。

    Q:そして土曜日の予選ラップについてですが、モナコの予選は今でも特別な魅力がありますか?

    フェルスタッペン:もちろんだ。週末最大の見せ場だと思う。そこで結果を出さなければならないからね。だから僕たちも全力を尽くす。

    Q:アレックス、ここ数年はモナコでポイントを獲得しています。2026年は難しいスタートとなりましたが、モナコはウィリアムズにとってより大きな可能性をもたらしてくれると思いますか?

    アレクサンダー・アルボン:そうだね。まずモナコにはマーモットがいないから、もう少しスムーズな週末になると思う。ここはこれまでも比較的うまく走れてきたサーキットだ。モナコでは重量ペナルティの影響が小さいことも分かっているので、僕たちには有利に働くはずだ。それにマックスが言ったように、僕たちのマシンも中高速コーナーより低速コーナーの方が得意だ。それが大きなポイントだと思う。とにかく楽しみだ。エネルギーデプロイメントの面でも扱いやすいサーキットだと思うので、良い週末になればと思っている。

    Q:マシンについてもう少し聞かせてください。今シーズンここまでで、どれだけパフォーマンスを向上させることができましたか?

    アルボン:メルボルンの頃を振り返ると、その時はキャデラックF1やアストンマーティンに近い位置にいたと思う。でも今はその少し前にいる。モントリオールのレースペースでは、おそらくアルピーヌ以外には十分対抗できていたと思う。だから確実に前進している。数戦前に良いアップデートパッケージを投入したし、重量についても毎戦少しずつ削っている。改善は進んでいるけれど、まだやるべきことは残っている。

    Q:プレシーズンテストを行ったバーレーンに現在のFW48を持ち込んだら、どれくらい速くなっていると思いますか?

    アルボン:正確には分からない。ただ、僕たちはその数字を把握しているし、確実に前進している。モントリオールの日曜日に中団勢を何台かオーバーテイクできたという事実が、今の位置を示していると思う。まだ昨年のレベルには戻っていないけれど、そこへ向かっている。

    Q:さらに先の話になりますが、ジェームス・ボウルズは最近、2030年までにウィリアムズをタイトル争いするチームにしたいと語っていました。その考えに同意しますか? 現実的な目標だと思いますか?

    アルボン:2030年なら、そうだと思う。ジェームスは現実的な人物だ。物事を誇張して話すタイプではない。もちろん、それがもう少し早ければ嬉しい。今年は自分たちが望んでいた位置より少し後ろにいることが分かったし、そのことで多少後退した部分もある。でも、彼がそう言うのであれば僕は信じている。

    Q:エステバン、ここから500メートル先はフランス国境です。モナコGPはホームレースのような感覚ですか?

    エステバン・オコン:そうだね、ある意味ではそう言えると思う。ここでレースができるのは本当に素晴らしいことだ。たくさんのフランス人ファンが応援に来てくれるし、他のフランス人ドライバーたちにとっても同じだと思う。いつも特別な週末だ。僕はこのサーキットを走るのが本当に好きだし、過去には良い結果も残している。昨年もハースF1チームとして最高レベルの結果を残せたと思う。だから今週末も楽しみにしているし、マシンがどんなパフォーマンスを見せてくれるか見てみたい。

    Q:昨年は7位という素晴らしい結果でした。今年もポイント獲得できる自信はありますか?

    オコン:もちろん、それが常に目標だ。カナダではアップデートパッケージを投入したけれど、まだ理解しなければならない部分があった。チームはカナダ以降のオフ期間に非常に多くの作業を行ってくれた。今回はいくつか違うことも試す予定だし、スムーズな週末を送りながら可能な限り良い結果を目指したい。

    Q:現在の勢力図の中で、自分たちはどの位置にいると考えていますか?

    オコン:それは難しい質問だ。カナダは僕たちにとって良いレースではなかったと思う。他のサーキットではもっと良いパフォーマンスを見せていた。モナコはまったく異なる哲学と技術的特性を持つサーキットだ。エンジン性能への依存も少なく、低速コーナーが多い。だからこのコースでどういうパフォーマンスになるのかは非常に興味深い。僕の感覚では、ここでは前戦までよりかなり良くなると思う。実際にどうなるかを見るのが楽しみだ。

    QUESTIONS FROM THE FLOOR

    Q:アレックス、会話を遮って申し訳ありません。今週末でナイジェル・マンセルと並び、ウィリアムズ史上最多出走記録に並びました。おめでとうございます。そしてチーム代表と同じく2030年までにタイトル争いができると信じているのであれば、さらに95レース先までウィリアムズに残りたいと思いますか?

    アレクサンダー・アルボン:95レースって計算したの? それとも単純に倍にしただけ?

    Q:今週末でウィリアムズで95戦目です。

    アルボン:そうだね。僕にとって重要なのは進歩だ。チームが進歩していることを見たい。僕が加入してからの4年間を振り返ると、毎年少しずつ良くなっている。今年はパフォーマンス面で少し後退したかもしれないけれど、チームの中では多くの変化が起きているし、すべてが正しい方向へ向かっているように見える。僕はジェームス・ボウルズが来る前から、このプロジェクトのかなり初期段階から関わってきた。多くの努力と時間を注いできたから、最後まで見届けたいと思っている。

    Q:3人に質問です。私が子どもの頃にF1を好きになった理由はモナコでした。この景色、この雰囲気に魅了されたんです。初めてここへ来た時も、市街地を走った時も感動しました。最近ピレリのホットラップに乗りましたが、本当に信じられない体験でした。皆さんにとってもモナコは特別な場所ですか? 初めてここでレースをした時の感情や興奮を覚えていますか?

    マックス・フェルスタッペン:僕にとってモナコは自宅だからね。だからレースそのもの以上の意味があるかもしれない。ここで暮らすのが好きなんだ。安全だし、人々は親切だし、子どもを育てるにも良い環境だ。そこにグランプリまであるというのは、正直言ってボーナスみたいなものだ。週末はいつも大騒ぎだけど楽しんでいる。少し慌ただしいけれど、それでも素晴らしい。最初の思い出? おそらくガードレールに頭をぶつけたことかな。それほど良い思い出ではないね。でもここでレースをするのは本当に特別だ。しかも僕が初めてここで走ったのはF1だった。だから最初から大きな挑戦だった。

    Q:お父さんのレースを見に来た記憶はありますか?

    フェルスタッペン:もし来ていたとしても覚えていないね。

    Q:アレックスはどうですか?

    アルボン:F1での最初のモナコは2019年だった。その時は本当にアドレナリンが出ていたのを覚えている。FP1を終えた後でも、マシンを降りる時にまだ体が震えていたくらいだ。今ではどうだろう。市街地コースが増えたからなのか、以前ほど特別には感じなくなったかもしれない。去年は初めて、昔ほどのアドレナリンを感じなかった年だったと思う。それでも特別な場所であることに変わりはない。決勝をあまり好まない人もいるかもしれないが、少なくとも僕たちドライバーにとって土曜日は特別だ。予選で1周をまとめ上げ、自分の快適領域を超えて限界へ挑む感覚は、他のどのサーキットでも味わえない。

    Q:エステバンは?

    エステバン・オコン:僕もマックスと少し似ている。初めてここへ来たのはF1だった。だからものすごい飛躍だった。シミュレーターでたくさん周回して感覚を掴もうとしたのを覚えている。市街地コースはたくさん走ったことがあったけれど、モナコだけは別だった。実際にF1マシンで走った時は衝撃的だった。ターン1を抜けて坂を上り、ターン3手前に来ると何も見えない。空へ向かって走っているような感覚だし、路面も非常にバンピーだ。それが最初に受けた最大の衝撃だった。そして速く走るためには壁にどれだけ近づかなければならないかということにも驚いた。マカオは少し似ているかもしれないが、それ以外ではここまで壁に寄せる必要があるコースはないと思う。F3時代のポーなども走ったけれど、求められる覚悟のレベルはまったく違った。本当に特別なサーキットだ。

    Q:エステバン、来週からサッカーのワールドカップが始まります。フランスは優勝候補の一角ですが、どう見ていますか?

    エステバン・オコン:チャンピオンズリーグ決勝は本当に素晴らしかった。パリ・サンジェルマンの選手たちはフランス代表にもたくさんいる。フランスにとって大きな快挙だったと思う。パリ・サンジェルマンは僕にとって地元に最も近いチームだから、フランス中が盛り上がったのは本当に嬉しかった。ワールドカップも楽しみにしている。もちろん優勝候補のひとつだが、実際にピッチで戦わなければならない。前回大会のように勝ち進んで成功を収めてくれることを願っている。本当に楽しみだ。

    Q:マックス、F1以外のレース活動はF1でのパフォーマンス向上に役立っていますか? また、今シーズンの向上にも貢献していますか?

    マックス・フェルスタッペン:少なくともパフォーマンスを悪化させることはないと思う。ただ、みんなが知っているようにシーズン序盤は僕たちにとって少し難しかった。同時に、僕にはF1以外でもレースをしたいという夢があった。そして今年は初めてそれを実現できた年だった。だから他カテゴリーや違うクルマでレースをすることを楽しんでいる。F1と両立できる限り、それはプラスになると思うし、本当に楽しんでいる。そして他のレースで良い気分を味わってからF1のパドックへ戻ってくると、それは間違いなく助けになると思う。

    Q:将来的に参戦を考えているカテゴリーはありますか?

    フェルスタッペン:あるよ。特に耐久レース関係はたくさん考えている。

    Q:現在のレギュレーションを来年も維持するのは精神的に難しいと話していました。40/60案については最近あまり支持を得られていませんが、チームとともに変更を強く求めているのですか? それとも決定を待っている段階ですか? また、近いうちに結論が出るべきだと思いますか?

    フェルスタッペン:正直なところ、議論は今も続いている。それは今の僕の役割ではない。ただ、FIAがモータースポーツとF1の将来にとって正しい判断を下してくれると完全に信頼している。だから彼らに任せる。僕が言いたいことはすでにすべて話したと思う。同時に、今年非常に良かったのは、ドライバーたちが議論に参加できたことだ。FIAとのミーティングも多く行われたし、それは本当に良かった。まさにそういうことが必要だと思う。将来も続けるべきだ。そうしていれば今回のような問題も多少は避けられたかもしれない。でも今年は将来に向けて多くの前向きなステップがすでに踏み出されたと思う。

    Q:マックス、昨年はチーム内で多くの変化がありました。今年はチームの雰囲気や力学関係にどのような変化がありますか? コミュニケーションはどうですか? また、ローラン・メキースはチームをより競争力のある存在にするため、どのようにチームを鼓舞していますか?

    マックス・フェルスタッペン:チームの雰囲気は良いよ。みんながうまく協力し合っているし、全員が同じ方向を向いている。だから誰もが自分のやるべきことを理解しているし、何を達成したいのかも分かっている。

    Q:3人に質問です。F1を目指す子どもたちにとって、今でもカートが最良の選択肢だと思いますか? それとも他のカテゴリーや、より安価なシミュレーターレースの方が良い選択肢なのでしょうか?

    マックス・フェルスタッペン:僕たちはみんなカートから多くを学んできたと思う。もちろん今でも素晴らしいカテゴリーだ。ただ問題は費用だ。本当に信じられないほど高くなっている。ミニクラスの1大会に1万〜1万2000ユーロを払っている人もいる。それは異常な金額だ。だから問題はカートそのものではなく、その費用が高騰し続けていることだと思う。そのせいで、本来なら才能があっても資金的な支援がなく、フォーミュラカーへ進む前の段階で夢を諦めなければならない子どもたちもいる。だからカート以外の道も探ることが重要だと思う。実際、今の若いドライバーたちはカートを続けながらシミュレーターもやっているし、F4やGTカーで運転を学んでいる。とにかく何でも乗っているんだ。それによってレーシングカーへ乗る前に非常に良い基礎を身につけられる。僕たちがカートをやっていた頃にもシムゲームはあったけれど、そこまで現実的ではなかった。だから初めてレーシングカーに乗った時には大きな学習期間が必要だった。でも今はシミュレーターの精度が非常に高いので、フォーミュラカーへ乗る前から10歩先を行く準備ができる。正しいブレーキングカーブも学べるし、ダウンシフトも覚えられるし、データの見方も分かる。マシンのスピード感覚やフォーミュラカーで何ができるのかも理解できる。だから若い子たちがカートと並行してシミュレーターで多くの準備をしているのを見るのは本当に良いことだと思う。

    アレクサンダー・アルボン:マックスがとても良く説明してくれたと思う。理想を言えば両方やるべきだと思う。ただ問題は、今のカートは両立することが簡単ではなくなっていることだ。シミュレーターという道が存在していて、若いドライバーたちがそれを使って技術を磨けるのは本当に良いことだと思う。ただ、カートも続けられる環境を整えるためには、まだ改善が必要だと思う。

    エステバン・オコン:マックスがほとんど言ってくれたと思う。正直に言えば、もし今のカート費用で自分のキャリアを最初からやり直さなければならないとしたら、僕は今ここにはいなかったと思う。今のミニクラス1レースにかかる費用は本当に異常だ。それが現実なのは残念だが、モータースポーツの世界はそうなってしまっている。理想はアレックスが言ったように両方やることだ。実際のマシンにも乗り、シミュレーターも活用する。オンラインのレベルを見ると驚かされることがある。コンマ1秒以内に100人のドライバーが並ぶこともある。最高レベルのカートレースでも、そうしたドライバーたち全員が参加できるわけではない。僕たちがカートをしていた頃は、コンマ3秒以内に5人いるかどうかだった。でも今のオンラインレースは違う。だから70%をシミュレーター、30%を実際のカートにするのが最良の道かもしれない。ただ、そう言うのは少し辛い。若いドライバーたちには実車に乗る機会が必要だし、それが手の届く価格であるべきだからだ。でも今は本当に難しい状況だ。

    Q:モナコGPは近年、オーバーテイクの少なさやエンターテインメント性について多くの批判を受けています。しかし、何十年もの間、このレースは独自の価値を持ち続けてきました。ドライバーにとって非常に特別で難しいサーキットでもあります。そうした批判は少し行き過ぎていると思いますか?

    エステバン・オコン:質問を聞いていなかったよ。僕への質問じゃないと思っていた。

    Q:モナコはオーバーテイクが少ないことで不当に批判されていると思いますか?

    オコン:そう思う。昔からずっとそうだった。ルイス・ハミルトンがモナコGP第1回大会を振り返る映像を見たことがあるけれど、当時も基本的には同じレイアウトだった。もちろん街の変化による違いはあるが、ここがどういう場所かはみんな分かっている。ずっと昔から変わっていないし、追い抜きが簡単だったこともない。誰かがオーバーテイクを決めれば英雄になるし、失敗してクラッシュすれば大惨事だと言われる。でも少なくとも挑戦したわけだ。この週末へのアプローチは他とはまったく違う。予選で100%を出し切らなければならない。もちろんいつだって全力だが、ここではそれがさらに重要になる。僕たちはモナコがどういうレースかを理解している。それこそがモナコの魅力だし、それこそがF1の魅力だ。普段とは違う妥協点が求められるんだ。

    アレクサンダー・アルボン:エステバンに同意する。人々がこのレースをあるがままに理解してくれればいいと思う。すべてのレースが決勝だけで評価される必要はない。予選にも魅力があるし、土曜日へ向けて積み上がっていく週末の流れにも価値がある。将来的にはオーバーテイクを増やすための変更が行われるかもしれない。でもスポーツにはそれぞれ特別な要素がある。テニスでも大会ごとにコート条件が違うようにね。少なくともドライバーにとって、その特別さは土曜日にある。それこそがモナコを特別な存在にしていると思う。

    Q:アレックス、より軽く、よりコンパクトなマシンになれば、日曜日にオーバーテイクは増えると思いますか?

    アルボン:かもしれないね。

    マックス・フェルスタッペン:結局のところ、ずっと同じだったと思う。ただ15年前まではソーシャルメディアがなかった。今は誰でもスマートフォンやパソコンを持っていて、オンラインで不満を書き込める。昔なら家で家族に文句を言うだけだった。だから今は単に多くの人がそれを発信しているだけだ。昔はみんな家で叫んでいただけだからね。

  • F1モナコGP 記者会見 PART1:ルクレール「フェラーリは常に第一の選択だった」

    F1モナコGP 記者会見 PART1:ルクレール「フェラーリは常に第一の選択だった」

    F1モナコGPのFIA記者会見パート1には、ランド・ノリス(マクラーレン)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ガブリエル・ボルトレト(アウディ)が出席した。

    会見ではルクレールのフェラーリとの契約延長、モナコGPでの展望、マクラーレンの1000戦目、アウディの進歩などについて語られた。

    Q:まずは地元のヒーローであり、昨日から話題の人物から始めましょう。シャルル、新契約おめでとうございます。なぜフェラーリとの契約を延長したかったのですか? また、なぜ今だったのでしょうか?

    シャルル・ルクレール:なぜ今か? 頭の中に特定のタイムラインがあったわけではない。でも、なぜかという理由はとても明確だ。僕はこのチームが大好きだ。それは外から見ても明らかだと思う。F1チームでは8年、フェラーリ全体では10年になる。彼らは僕を最初に信じてくれた人たちのひとりであり、今の自分がいる場所まで導いてくれた。そして何よりも僕はこのプロジェクトを信じている。フレデリック・バスールとは非常に良い関係を築いているし、彼こそがフェラーリを再び頂点へ導くことができる人物だと強く信じている。シーズンのスタートは良かった。もちろん僕たちが望んでいるほどではない。なぜなら僕たちはワールドチャンピオンを目指しているからだ。ただ、マシンには多くの革新があった。僕たちはどこが不足しているのかを理解しているし、それはおそらくエンジン側の部分だ。今後に向けた計画もあり、それが僕たちを望む位置へ戻してくれることを願っている。なぜ契約を延長したのか? それはこのチームを愛しているからであり、このプロジェクトを信じているからだ。その2つの理由で、僕たちはこれからも一緒に進んでいく。

    Q:シャルル、今シーズンについてはどうですか? その計画について話していましたが、2026年もまだワールドチャンピオン争いができると思いますか?

    ルクレール:予測するのは非常に難しいと思う。特にこうしたレギュレーション初年度では、状況は非常に早くどちらにも変わり得るからだ。だから今の段階で言うのは少し早すぎる。ただ、ファクトリーでは非常に高いモチベーションを感じているし、誰もがメルセデスとの差を縮めるために懸命に取り組んでいる。それが目標だし、それを達成できるかどうかはこれから見ていくことになる。

    Q:優勝できれば大きな助けになりますね。そしてあなたの右隣の人物は、今週末のモナコGPであなたが優勝候補だと言っています。あなたもそう思いますか?

    ルクレール:いや、そうは思わない。ただ、僕たちは以前より良い位置にいると思う。もし僕たちに賭けるサーキットがひとつあるなら、それはおそらくモナコだろう。それでもメルセデスはシーズン序盤から大きなアドバンテージを持っていると思うので、非常に強いはずだ。マクラーレンも非常に強いと思うし、レッドブルも非常に強いと思う。ただ、これまでのサーキットではストレートでかなり苦しんできたのは事実で、ここではその問題が少し小さくなるはずだ。僕たちはシャシー面でも空力面でも強いパッケージを持っているので、それが助けになると思う。それでもメルセデスが依然として倒すべきチームだと思う。

    Q:今週末の幸運を祈ります。そして新契約おめでとうございます。ランド、あなたに移りましょう。昨年の勝者ですが、今年もそれを再現できる自信はどれほどありますか?

    ランド・ノリス:昨年のこの週末へ向かう流れの方が、今年より少し良かったと思う。だから昨年ほどのレベルではないかもしれない。ただ、僕たちは楽観的だ。ポールポジション獲得と優勝を目指したいし、それは僕たちが自分たちに課している目標だ。ただ、フェラーリも非常に強かったし、メルセデスはさらに強かった。だから先走りすぎないようにしたい。あまり楽観的になりすぎたくはないが、同時に今の僕たちは、それが可能だと信じながら週末に臨める状態にあると思う。今はその姿勢を維持したい。

    Q:マシンの特性を考えると、モナコはあなたたちに向いていると思いますか?

    ノリス:本当に難しい質問だ。今年のモントリオールでは、もっと支配的なマシンを持っていた昨年よりもポールポジションに近かった。そして僕たちは、ここに似た特性を持つサーキット、つまり低速コーナー主体でグリップの低いコースで勝っている。そうしたことを考えると自信になる。一方で、今季全体のパフォーマンスを見ると、そこまでではない。ただ僕たちは他チームとの比較も理解している。どこで速く、どこで速くないのかも分かっている。フェラーリがストレートで最速ではないのは事実だが、それは彼らが多くのダウンフォースとドラッグを積んでいるからでもある。言わば自分たちで自分たちに課している代償であり、その代わりに別のアドバンテージを得ている。そのアドバンテージは今週末、間違いなく表れると思う。

    Q:最後にランド。マクラーレンにとって1000戦目です。この節目に到達するのは史上2チーム目となります。マクラーレンで最も多くのレースに出場しているドライバーとして、自分がチームの歴史に果たしてきた役割をどれほど誇りに思いますか?

    ノリス:とても誇りに思っている。僕の夢はF1に来ることだったし、最初からマクラーレンで走ることが夢だった。マクラーレンで最も多くレースに出場したドライバーになるなんて、一度も考えたことはなかったと思う。本当に素晴らしい記録だ。正直に言うと、僕は普段こうした統計があまり好きではないし、人がそれを話すのも好きではない。でもこれは純粋に誇りに思えるものだ。パフォーマンスの数字ではなく、もっと一般的な記録だからだと思う。自分の名前がこれまでの偉大なドライバーたちと並ぶのは特別なことだ。チャンピオンシップ1回でも素晴らしいが、多くの人たちはそれ以上のことを成し遂げている。僕もそのレベルに到達したいと思っている。ただ、自分の名前が歴代の素晴らしいドライバーたちと並んでいること自体が特別だ。数年前の誰も見たくなかった状態のマクラーレンから、今のマクラーレンへ変わる過程を少しでも手助けできたことを誇りに思う。信じられないような旅だったし、その一員になれたことは幸運だった。僕は本当に幸運な人間だと思う。そしてこれからも長くここにいるつもりだ。コンストラクターズ選手権やドライバーズ選手権を勝てるチームとして、マクラーレンを今の位置に保ち続けたい。その旅に参加できたことを誇りに思うし、これからも長く続くことを願っている。

    Q:ランド、ありがとうございました。今週末の幸運を祈ります。ガブリエル、あなたに移りましょう。2度目のモナコGPです。公国の市街地コースは、あなたとアウディにどのようなチャンスをもたらすと思いますか?

    ガブリエル・ボルトレト:僕たちにとって良い週末になる可能性があると思う。もちろん、まだやるべき作業はたくさんある。特にドライバビリティだ。そこは今年少し苦しんできた部分だと思う。ただ、シャシー面では悪くない位置にいること、そして競争力があることを示してきたと思う。多くの予選でQ3進出を争ってきたし、実際にQ3へ進んだこともある。レースでは良いスタートを決めて、その位置を維持することが重要になる。だから様子を見たい。モナコは僕たちに良い結果をもたらしてくれる可能性があると思う。

    Q:ドライビングの観点では非常に独特なサーキットです。コックピットの中では違ったアプローチが必要になりますか?

    ボルトレト:基本的にはどのサーキットでも限界で走る。ただ、モナコは非常に難しい市街地コースだ。壁がとても近く、コースも非常に狭い。だから当然、違った走り方をしなければならない。ミスをしたときに逃げ場が多いサーキットなら問題ないが、ここではミスがラップを失うことにつながるし、マシンをクラッシュさせる可能性もある。だから間違いなく少し違った走り方が必要になる。

    Q:ここまでのシーズンを振り返って、アウディの進歩をどのように総括しますか?

    ボルトレト:まず第一に、チームは今の位置までマシンを持ってきたという意味で素晴らしい仕事をしていると思う。僕たちはトップ10争いをしている。パワーユニットと完全に新しいマシンを投入したチームの初年度で、それが実現するとは限らなかった。ポイント争いをし、予選で良い位置を争えていること自体がすでに素晴らしいことだ。もちろん、オーストラリアでは非常に良い結果でスタートした。Q3に進出し、決勝では9位だった。そのことで期待値も高くなったと思う。ただ今は基礎を築いている段階で、自分たちのベースラインを良い位置へ持っていこうとしている。そしてそれはできていると思う。前戦では2台とも完走し、すべてをコントロールできていた。ただ残念ながらポイントを獲得できるだけのペースはなかった。だから今週末はそれを実現できることを願っている。

    QUESTIONS FROM THE FLOOR

    Q:シャルル、新契約おめでとうございます。フェラーリへの忠誠心はよく知られていますが、残念ながらこれまでの長い関係の中で、勝利できなかったシーズンの方が多くなっています。それでも将来さらに成功できると信じるフェラーリのプロジェクトとは何でしょうか? チームからどのような保証を受けていますか?

    シャルル・ルクレール:主にフレッドだ。僕は彼のビジョンに非常に共感しているし、本当に彼を信じている。もちろん、これは彼がチームとともに作り上げた最初のマシンだ。実際にマシンには多くの革新が見られるし、僕たちは長期的なビジョンを持っている。もちろん長すぎるものではない。誰もができるだけ早く勝ちたいと思っているからだ。ただ、できるだけ早く再び頂点へ戻るためのビジョンがある。僕はそのビジョンを信じているし、それが今まで以上にこのプロジェクトを信じる理由だ。

    Q:契約延長おめでとうございます。ワールドチャンピオン獲得という目標に対して、契約の中に期限や条件を盛り込むことはできましたか? チームへの愛情について話していましたが、その愛情だけでは永遠には続かないはずですし、勝利への欲求の方が大きいのではありませんか?

    ルクレール:チームへの愛情はとても大きい。ただ、あなたの言う通り、勝利はすべてのドライバーにとって重要だし、そのために僕たちはレースをしている。でも、赤いマシンで勝つことには僕にとって特別な意味がある。そしてF1で過ごしてきたすべての年月を、それを実現するために捧げてきた。まだそれを達成できていない。少なくともシーズンを通しては達成できていない。契約の詳細についてはあまり話せないので、メインの質問には残念ながら答えられない。ただ、それが議論の一部であることは間違いない。

    Q:契約延長の理由として愛情と信頼を挙げていました。あなたはフェラーリでキャリアを終えることになるのでしょうか?

    ルクレール:僕はまだ若い。まだ28歳だから、これから先にたくさんの年月がある。ただ、今の時点ではこれが自分にとって正しいと感じているし、すべての集中力を注ぎたい場所でもある。自分を信じてくれたチーム、自分に今の立場へ来る機会を与えてくれたチームとともに勝ちたい。それが今の僕にとって正しい選択だった。将来については、その時になってみないと分からない。5年後、6年後、7年後、10年後の人生がどうなっているかは分からない。ただ、それを考えるタイミングではない。

    Q:モナコは豪華さや華やかさで知られていますが、豊かな文化やコミュニティもあります。ここを故郷と呼ぶ人間として、ファンやグランプリ週末に訪れる人たちに最も伝えたいモナコの魅力は何ですか?

    ルクレール:僕にとっては2つのモナコがある。レースウイーク中のモナコと、それ以外のモナコだ。僕はここで生まれ育ったので、とても特別な場所だ。まるで小さな村のような感覚がある。幼なじみも家族もみんなここにいるし、モナコ生まれの人たちばかりだ。本当に大好きな場所だ。グランプリの時に訪れる人たちが想像しているよりも、実際にはずっと親密で落ち着いた場所だということ。それが僕の好きなモナコだ。

    Q:今回契約書にサインするにあたり、他にも選択肢はありましたか?

    ルクレール:あった。

    Q:誰だったのか教えてもらえますか?

    ルクレール:いや、それは言わない。もし向こうが言いたければ言えばいい。でも僕にとってフェラーリが常に第一の選択だった。

    Q:ガブリエル、もうモナコの住人ですか?

    ガブリエル・ボルトレト:はい、そうです。

    Q:3人とも年に一度、自宅からレースに通える週末ですね。いつもとはまったく違う環境ですが、そのことについて聞かせてください。

    ボルトレト:素晴らしいことだと思う。サーキットでの一日を終えて、自宅へ帰り、自分の家で夕食を取れる。そして家族と時間を過ごせる。今回は兄と母が来ているので、それも良いことだ。みんな僕の家に泊まっている。だから本当に素晴らしい。ブラジルでも時々、自分の家や両親の家に泊まることがあるけれど、それも良いものだ。少なくとも僕はホテルに泊まるより好きだ。

    Q:シャルル、スイミングプールの最初のシケインについて聞かせてください。どこを目印にしているのですか? どこを狙ってマシンを入れているのですか? 週末を通じて徐々に限界を高めていくコーナーなのでしょうか?

    ルクレール:まるで僕がみんなにドライビング講座をしているみたいだね。みんながヒントを聞いているだろうから、あまり多くは明かしたくない。ただ、最初のスイミングプールは、これまでのマシンでは全開だった。だからある意味簡単だった。最初のラップは全開ではないかもしれないけれど、2周目には全開で行く。ただ、この世代のマシンでは興味深いことになると思う。ダウンフォースがかなり減っている。週末前半は本当の意味でコーナーになるかもしれない。ただ、週末後半には結局また全開になると思う。限界領域になると非常に難しいコーナーだ。なぜなら頂点に着くまで先が見えないからだ。その先がまったく見えない。それがこのコーナーの面白いところだ。ただ、これまでは全開で行けたので、そこまで大きな挑戦ではなかった。

    Q:ルイス・ハミルトンは最近、フェラーリのシミュレーターは優秀だが、今後は使用しないと話していました。あなたはどう考えていますか? また準備への影響はありますか?

    ルクレール:僕の準備には何の影響もない。結局のところ、みんなそれぞれ好みがある。僕にとってシミュレーターは非常にうまく機能してきた。F1に来た時からずっとそうしてきたし、それを変えるつもりはない。過去に非常に強力なツールだったからだ。また、自宅のシミュレーターで試した内容を基にマシンへ変更を加えることも多い。だからマシン開発のプロセスの一部でもある。僕には効果があったので、これからも続けるつもりだ。

    Q:モナコでは特にQ1で20台以上が同時に走ることになります。どれほど難しい状況になると思いますか?

    ランド・ノリス:かなり難しいだろうね。プラクティスではもっと多くのマシンが走っているし、簡単ではない。これまでも適切な場所で譲らなかったりして問題はあった。難しい状況になると思う。ただ、セッションを分けたとしても、結局は誰かが不満を持つことになる。先のグループなら後のグループに文句を言うし、その逆もある。だから分割した方が不満が増える側面もあると思う。同時に、みんながちゃんとミラーを見て、本来の目的どおり無線で情報を受け取れば問題ないはずだ。でも実際にはそうならないことが多い。数年前のことを覚えているだろう?

    シャルル・ルクレール:僕? ああ、ペナルティを受けたやつだね?(笑)

    ノリス:だから、みんなが正しい場所で譲ればそこまでひどいことにはならないと思う。でも、誰かが余計なことを始めると大きな問題になる。

    ルクレール:問題になると思う。22台がこれほど短いコースを走るのはかなり難しい。特に今のマシンは少し改善されたとはいえ、このようなコースでは前車から3〜4秒離れていてもタイムを失うことがある。だから難しくなる。ただ、それは全員同じ条件だし、適応しなければならない。でもQ1にとって理想的ではないと思う。

    ボルトレト:ランドがほとんど言ってくれた。みんながミラーを見て、無線で適切なコミュニケーションを取れば、22台でも問題なく走れると思う。F3では30台が走るし、数年前のFRECAではフリー走行で37台だった。それに比べればずっとマシだ。他のカテゴリーではもっと大変だった。だから対応できると思う。

    Q:ランドとガブリエルへの質問です。数週間前にモナコE-Prixを訪れていましたね。Gen4マシンについてどのような印象を持ちましたか? 将来的に乗ってみたいと思うような魅力的なマシンだと感じましたか?

    ランド・ノリス:正直なところ、僕は単純にいろいろなクルマを運転するのが好きなんだ。運転が好きだし、クルマも好きだし、バイクも好きだ。ただ残念ながら、バイクには乗らせてもらえない。だから、どんなクルマでも乗ってみたいと思う。F2もF3もラリーカーも運転してきたし、今でもたくさんのクルマに乗っている。月曜日にはレーシングカーを運転しているしね。ザクやチームに言わなければ、いろいろなことをやっても大丈夫なんだ。だから問題ない。僕はあらゆるクルマを運転するのが好きだ。もしその中にそれも含まれるなら、将来どうなるか見てみよう。

    ガブリエル・ボルトレト:僕は今F1にたどり着いたばかりだから、ここに集中したい。まだ改善しなければならないことがたくさんあるし、もっと良くならなければならない。たとえ他のクルマを運転するのが好きだったとしても、F1から意識を逸らすべきではないと思う。僕の集中すべき場所はここだけだ。ランドはもうワールドチャンピオンを獲ったから、そういうことをやってもいいけれど、僕は違う。

    シャルル・ルクレール:フォーミュラEの最新世代のマシンについては、正直なところ細かい変更点までは把握していない。もちろんマシンは見ているし、以前よりダウンフォースが増えているように見える。それはシリーズにとって良いことだと思う。それ以外については、僕もガブリエルと同じ考えだ。今の僕にとってはF1に集中するだけで十分だ。

    Q:予選と渋滞の問題に戻ります。F2やF3のようにグループ分けして予選を行う案についてはどう考えますか? F1でも機能すると思いますか? ランドは先ほど少し触れていましたが、シャルルはどうですか?

    シャルル・ルクレール:Q1だけならありかもしれない。Q2以降は問題ないと思う。でもQ1については、なぜダメなのかと言われると難しい。ただ、僕自身は昔からグループ分けの大ファンではなかった。前方を争っている場合はそれほど大きな違いにならないかもしれないが、どのようにグループを分けるか、誰をどちらのグループに入れるかは非常に難しい問題だ。Q1突破を争っているチームやドライバーにとっては、予選結果に大きく影響する可能性がある。だから僕は今でも、全員が同じコンディションの中で同じトラックを走り、その中で誰が速いのかを見る方が好きだ。

    【関連】
    ・2026年F1モナコGP テレビ放送時間・配信日程(フジテレビNEXT・FOD)
    ・F1-Gate.comの速報通知をiPhoneで受け取る方法

  • 2027年F1ドライバー市場の噂をRN365が特集 角田裕毅や平川亮の去就にも注目

    2027年F1ドライバー市場の噂をRN365が特集 角田裕毅や平川亮の去就にも注目

    2026年F1シーズンは新レギュレーションへの対応が大きな話題となっているが、水面下ではすでに2027年に向けたドライバー市場も活発化し始めている。

    RacingNews365がパドック関係者への取材をもとにまとめた分析によると、上位チームのラインアップは比較的安定している一方、中団チームを中心に複数のシートが流動化する可能性があるという。

    上位勢は安定 フェラーリも2027年体制が固まる
    カナダGP週末にマックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンの両ワールドチャンピオンが2027年もF1参戦を続ける意向を示したことで、トップチームの布陣は大きく動かないとの見方が強まっている。

    フェラーリはシャルル・ルクレールとの新契約を発表しており、チームはルイス・ハミルトンに対しても継続的なコミットメントを示しているという。

    現時点ではフェラーリの2027年ラインアップはほぼ固まったとみられている。

    ハースF1チームは最大2席が空席候補
    一方で、ハースF1チームは状況が異なる。

    エステバン・オコンとオリバー・ベアマンの契約はともに今季末で満了するとされ、理論上は2つのシートが空く可能性がある。

    ただしベアマンについてはフェラーリ育成ドライバーとして高く評価されており、残留の可能性が高いとみられている。将来的なフェラーリ昇格候補としても名前が挙がっている。

    対照的にオコンの立場はそれほど安泰ではない。パドックではベアマンとの差が話題になっており、契約延長を保証する状況ではないと見られている。

    平川亮が有力候補として浮上
    同メディアによると、後任候補として名前が挙がるひとりが平川亮だ。

    トヨタの支援を受ける平川亮については、開発面での評価が高いとの見方があり、豊田章男会長の強力な後押しもあるとされる。

    一方で32歳という年齢とF1実戦経験の少なさは課題とみられているが、トヨタ内部ではF1昇格を見据えた動きもあるという。

    そのため、平川亮がF1へ移行した場合に備え、WECプログラムの後任候補としてポルシェのケビン・エストーレの名前も取り沙汰されている。

    またハースF1チームのリザーブドライバーであるジャック・ドゥーハンも候補のひとりとして挙げられている。

    角田裕毅にも移籍説
    さらに角田裕毅の名前も噂の対象となっている。

    未確認情報ではあるものの、角田裕毅が新たなスポンサー獲得を模索しており、その過程でホンダとの関係に依存しない将来も検討しているとの見方がある。

    また同メディアは、角田裕毅がトヨタ首脳陣の関心を引こうとしているとのパドック情報も紹介している。

    レッドブル・レーシング側は、もし移籍の機会があれば妨げるつもりはないとの姿勢を示しているとされる。

    ウィリアムズは主力2人の去就に注目
    2026年シーズンのウィリアムズは苦戦が続いている。

    FW48は期待されたパフォーマンスを発揮できておらず、契約満了を迎えるアレックス・アルボンとカルロス・サインツJr.の将来にも注目が集まっている。

    サインツJr.については複数チームが関心を示しているとされる。

    アルボンもまた不満を抱えているように見え、最近の発言や態度からもフラストレーションが感じられるという。

    モントリオールでの取材によると、アルピーヌ、アウディ、アストンマーティンとの間で接触があったとされ、将来の可能性を探る動きが始まっている。

    アルボンとレッドブル再接近の可能性
    アルボンにはレッドブルとの特別な関係も残っている。

    レッドブルの大株主であるチャレーム・ユーウィッタヤは現在もアルボンを支援しており、個人的な関係も維持されているという。

    実現可能性は高くないものの、レッドブル陣営に大きな変化が起きた場合にはアルボン再起用というシナリオも完全には排除できない。

    さらにタイGP開催計画が進むなか、タイ出身ドライバーであるアルボンの価値は今後さらに高まる可能性がある。

    アストンマーティンは現状維持が有力
    アストンマーティンではランス・ストロールのシートが揺らぐ気配はない。

    またフェルナンド・アロンソも、エイドリアン・ニューウェイが設計した競争力のあるマシンで戦う前にチームを離れる考えはないとされる。

    一部で報じられたアルピーヌ復帰説についても、関係者は否定している。

    キャデラックF1ではペレスの評価が上昇
    新規参戦チームのキャデラックF1では内部評価に変化が生じている。

    セルジオ・ペレスへの評価は非常に高く、パドック関係者の間では「復活を遂げた」との見方も出ている。

    一方でバルテリ・ボッタスについては、一部メディアが早期離脱説を報じた。

    しかしグレアム・ロードンは同メディアとの独占取材でこれを否定し、チームとして引き続きボッタスを信頼していると説明している。

    それでも、今後シート争いを有利に進めるためにはボッタス側にもさらなる結果が求められそうだ。

    2027年の鍵を握るのは中団勢
    現時点でフェラーリ、マクラーレン、メルセデス、レッドブル・レーシングといった上位勢の布陣は比較的安定している。

    しかし中団チームでは契約満了を迎えるドライバーが多く、2026年後半の成績次第で状況は大きく変わる可能性がある。

    特にハースF1チーム、ウィリアムズ、キャデラックF1は今後数か月のドライバー市場の中心になる可能性が高い。そして、その動きが最終的にはグリッド全体へ波及する可能性も十分にありそうだ。

  • PSG連覇でピエール・ガスリー歓喜 F1ドライバーの“推しクラブ”事情

    PSG連覇でピエール・ガスリー歓喜 F1ドライバーの“推しクラブ”事情

    パリ・サンジェルマン(PSG)がUEFAチャンピオンズリーグ連覇を達成した。F1パドックでもPSGを応援するドライバーは多く、なかでも熱心なサポーターとして知られるピエール・ガスリーにとっては特別な夜となった。

    F1ドライバーたちはサーキットの外でも熱いスポーツファンとして知られている。今回のCL決勝ではガスリー、エステバン・オコン、アイザック・ハジャーが歓喜する一方、アーセナルを応援するルイス・ハミルトンやオスカー・ピアストリにとっては悔しい結果となった。

    F1ドライバーたちはどのクラブを応援しているのだろうか。

    PSGを応援するフランス勢
    フランス出身のピエール・ガスリー、エステバン・オコン、アイザック・ハジャーは揃ってPSGのファンとして知られている。

    3人は今年のチャンピオンズリーグ準々決勝でPSGがリバプールを下した試合も観戦しており、昨年の初優勝に続く連覇達成を喜んでいるはずだ。

    ガスリーはフランスのクラブ、FCベルサイユの共同オーナーでもあり、サッカーへの情熱はパドック内でも有名だ。


    アーセナルを応援するハミルトンとピアストリ
    ルイス・ハミルトンは幼い頃からのアーセナルファンだ。姉の影響でサポートするようになり、今シーズンのプレミアリーグ制覇を大いに喜んでいた。

    決勝を前にハミルトンはSNSでチームへエールを送り、「誇りに思う」とメッセージを投稿していたが、欧州制覇にはあと一歩届かなかった。

    オスカー・ピアストリもアーセナルのサポーターで、自身は「成り行き」と表現しているものの、パートナーの家族が熱心なアーセナルファンだという。


    レアル・マドリードを愛するスペイン勢
    カルロス・サインツJr.とフェルナンド・アロンソはレアル・マドリードの熱心なファンとして知られる。

    両者とも父親の影響でクラブを応援するようになった。カルロス・サインツSr.は若い頃にレアル・マドリードの入団テストを受けた経験もあり、親子二代でクラブと縁が深い。

    アロンソは2017年にレアル・マドリードの名誉会員にも任命されている。


    各国クラブを応援するF1ドライバーたち
    F1グリッドにはPSGやアーセナルのファン以外にも、世界各国のクラブを応援するドライバーが数多くいる。

    ニコ・ヒュルケンベルグはドイツ王者バイエルン・ミュンヘンのサポーターだ。今シーズンのチャンピオンズリーグ準決勝では、アリアンツ・アレーナでPSGとの激闘を現地観戦していた。ドイツ代表の熱心なファンでもあり、サッカーへの情熱はよく知られている。


    アービッド・リンドブラッドはマンチェスター・ユナイテッドを応援している。プレミアリーグ13回制覇を誇る名門クラブだが、最後のチャンピオンズリーグ制覇は2008年。リンドブラッドはユナイテッド復活を期待する若い世代のファンの一人だ。

    ランド・ノリスは熱狂的なサッカーファンというよりも、幼少期はMotoGPに夢中だったことで知られる。それでもクリスティアーノ・ロナウドが活躍していた時代にはマンチェスター・ユナイテッドを応援していた。また父親のつながりから、地元ブリストル・シティの試合にも足を運んでいた。
    シャルル・ルクレールは故郷モナコ公国のクラブであるASモナコのサポーターだ。今シーズンのASモナコはリーグ戦でPSGから勝利を挙げるなど健闘したが、チャンピオンズリーグではPSGに敗れている。ルクレール自身もサッカー好きで、モナコで開催されるチャリティーマッチに参加する姿がたびたび話題になる。


    マックス・フェルスタッペンはオランダの名門PSVアイントホーフェンを応援している。父ヨス・フェルスタッペンとともに試合観戦に出かけていたことがきっかけでファンになった。フェルスタッペンはサッカー界との交流も深く、オランダ代表主将フィルジル・ファン・ダイクらとの親交でも知られている。


    キミ・アントネッリは生まれ育った街のクラブであるボローニャを応援している。父親はサッカー選手になってほしかったというが、アントネッリはカートに夢中になった。それでも地元クラブへの愛着は強く、昨年はエミリア・ロマーニャGPでボローニャの選手たちと交流する姿も見られた。


    ジョージ・ラッセルはイングランド中部のクラブ、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズのサポーターだ。父親が長年シーズンチケットを保有していたことから幼少期からスタジアムに通っていた。F1ドライバーとなった後もたびたび試合観戦に訪れている。

    フランコ・コラピントはアルゼンチン屈指の名門ボカ・ジュニアーズのファンだ。ブエノスアイレス出身のコラピントにとって、青と黄色のユニフォームは幼少期から身近な存在だった。2022年には本拠地ラ・ボンボネーラを訪れ、クラブから特別なユニフォームを贈られている。


    セルジオ・ペレスはメキシコ最大級の人気を誇るクラブ・アメリカを応援している。約9万人を収容するエスタディオ・アステカを本拠地とする同クラブは、リーグ最多16回の優勝を誇るメキシコサッカー界の名門であり、ペレスも長年その成功を見守ってきた。

    世界各国から集まるF1ドライバーたちは、サポートするクラブも実に多彩だ。PSG、アーセナル、レアル・マドリードだけでなく、それぞれが故郷や家族とのつながりを通じてお気に入りのクラブを持っており、それもまたF1ドライバーたちの素顔のひとつとなっている。