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  • ミカ・ハッキネン F1引退決意の過去「もう終わりだ」から2連覇

    ミカ・ハッキネン F1引退決意の過去「もう終わりだ」から2連覇

    F1で2度のワールドチャンピオンに輝いたミカ・ハッキネンは、初優勝を挙げる前に現役引退を真剣に考えていたことを明かした。長く続いた未勝利期間とイギリスGPでの痛恨のリタイアが、精神的に限界まで追い込んでいたという。

    しかし、その危機を乗り越えたことが1997年の初優勝、そして1998年、1999年の2年連続ワールドチャンピオン獲得につながった。ハッキネンは、その転機となった出来事を振り返っている。

    7年間勝てず「もう終わりだ」と引退を決意
    ミカ・ハッキネンは1991年にロータスからF1デビューし、その後マクラーレンへ移籍。しかし、初優勝まで実に7シーズンを要した。

    『OFFTRK』ポッドキャストで当時を振り返り、1997年イギリスGPで首位を走行中にエンジントラブルで勝利を逃したことが、引退を考える決定打になったと明かした。

    「1991年にF1へ参戦し、2001年に引退した。初優勝まで7年かかった。それは本当に長かった」

    「毎年が苦しかった。自分ではすべて正しいことをしていると思っているのに勝てないからだ。7年目、シルバーストンでレースをリードしていたが、エンジンが壊れた。そのときマネージャーに『もう終わりだ』と言った」

    「家へ帰る途中、『もう続けられない。僕は終わりだ』と思った。でも彼は『悪かったのは君ではない。壊れたのはエンジンだ』と言って僕を説得してくれた」

    精神面を見直したことが王者への転機
    マネージャーの励ましだけでは気持ちは晴れず、ハッキネンは知人を通じて医師の診察を受けたという。その医師は技術やフィジカルではなく、精神面に原因があると見抜いた。

    「それでも十分ではなかった。そこで友人に『いい医者を知らないか』と聞いた」

    「その医師は僕の話を聞いてくれた。レースに勝てないことだけでなく、遠征中も母や妹、恋人のことを心配していることに気づいてくれた」

    「彼は『どれくらい一緒に取り組みたい?』と聞いたので、『一生だ』と答えた」

    「その年に初優勝し、翌年はワールドチャンピオンになり、その次の年も再びワールドチャンピオンになった」

    挫折が2連覇への原動力になった
    ハッキネンは1997年ヨーロッパGPで悲願のF1初優勝を達成すると、その勢いのまま1998年にはミハエル・シューマッハを破って初のワールドチャンピオンを獲得。翌1999年もタイトルを防衛し、F1史に名を刻む名ドライバーとなった。

    本人が明かしたように、キャリア最大の転機はマシン性能ではなく精神面の変化だった。あと一歩でF1を去るところまで追い込まれた経験が、その後の2年連続タイトル獲得へとつながる大きな分岐点となった。

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  • 2026年F1イギリスGP 決勝:全22人ドライバーコメント

    2026年F1イギリスGP 決勝:全22人ドライバーコメント

    2026年F1第9戦イギリスGP決勝では、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が今季初優勝を飾り、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が2位、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が3位に入り、フェラーリがダブル表彰台を獲得した。

    一方、優勝を争っていたアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は終盤のトラブルで後退し、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)もリタイアに終わる波乱のレースとなった。

    決勝後、各ドライバーはレース内容や結果を振り返り、ルクレールは今季初勝利への喜びを語るとともに、ラッセルやハミルトンもそれぞれのレースを総括。上位争いから中団勢まで、それぞれが手応えや課題、次戦ベルギーGPへ向けた意気込みを語った。

    1位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「チームとして再び表彰台の頂点に戻ることができて、本当に誇りに思う。シルバーストンに来る前は、ここまで競争力があるとは予想していなかった。思っていた以上に速く、ライバルとの差もずっと小さかった。苦戦した週末と同じように、好調だった週末もデータをしっかり分析し、何がこの違いを生み出したのかを理解しなければならない。土曜日の午前と午後の間にマシンへいくつか変更を加えたことで、自分がずっと求めていたフィーリングを取り戻すことができた。それが今日のレースでも証明され、厳しい数週間を経てチームに勝利を持ち帰ることができて本当にうれしい。サーキットとイタリアのファクトリーで懸命に働いてくれたチーム全員に感謝したい。この流れを維持し、これからも一緒にこうした結果を持ち帰れるように頑張っていきたい」

    2位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「シルバーストンで表彰台に立てるのは本当に特別なことだ。ここ数年は母国レースで運にも恵まれなかったので、ようやくファンの前で祝える結果を残せてうれしい。僕にとってこのレースはカレンダーの中でも特別な一戦で、ここのファンは本当に情熱的だ。母国の観客の前でレースができることを決して当たり前だとは思わない。応援してくれた皆さんに感謝しているし、少なくとも表彰台という結果を届けられて本当にうれしい。今日はさまざまな感情が入り混じったレースだった。運が悪い場面もあったし、最後は少し運にも助けられた。セーフティカーは僕たちに味方してくれた。後ろの全員が新品タイヤを履いていたから、もしレースが再開していたら少なくともひとつは順位を失っていただろう。だからセーフティカーのまま終わってP2を持ち帰れたことは良かった。僕たちにとって特別に強い週末ではなかった。なぜ苦戦しているのか以前から理解しようとしているし、今日は少し改善したように感じたが、まだ改善すべき点は多い。レース中にはスローパンクチャーが進行しているのを感じていて、1周半ほどで空気圧が5〜6psi下がり、マシンのバランスはどんどん悪くなっていった。それはさておき、まだパフォーマンス不足の原因を理解する必要がある。スパまでにすべてのデータを分析し、より強くなって戻ってきたい」

    3位:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「チームのみんな、そして今日素晴らしい仕事をしたシャルルにおめでとうと言いたい。もちろんチームでワン・ツー・フィニッシュを決めたかったけれど、それでも非常に前向きな結果であり、正しい方向へ向けた重要な一歩になった。この週末のポジティブな点を持ち帰り、これからのレースでも全力でプッシュし続ける」

    4位:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「昨日の3位、そして今日の4位という結果でシルバーストンを終えられる。現実的なマシンの速さを考えれば、どちらも期待以上の結果だった。得られた収穫は多く、チームはレースをうまく運び、今日は信頼性にも問題はなく、他車のミスを最大限に生かすことができた。それもレースでは重要なことだ。そして週末を通してファンの応援は本当に素晴らしかったので、多くのポイントを持ち帰れたことを誇りに思う。これから改善すべき点に取り組み、スパに向けて準備していく。やるべきことはまだたくさんあるが、マシンを改善し、本来のパフォーマンスに結果が見合うよう全力を尽くしていく」

    5位:アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)
    「最終的にはこの結果に満足していいと思う。5位はチームにとって貴重なポイントだけれど、もっと上を狙えたとも感じている。スタート直後のペースは良く、第1スティントではマックスについていくことができた。ハードタイヤに交換してからは苦戦し、ランドの近くを維持できるだけのグリップを見つけられなかった。中盤のスティントは完全に単独走行になってしまい、少し退屈だった。途中でフロントウイングを交換したことでタイムは失ったけれど、序盤のようなペースを取り戻すことができ、そこからは思い切り攻めることができた。最後の1周を走れなかったのは残念だ。マシンの感触はとても良く、前のクルマに仕掛ける準備はできていた。全体として今週末はずっとマシンに自信を持てていたし、このパッケージをしっかり乗りこなせるようになってきた。それは今後に向けても大きな収穫だ」

    6位:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「今日はチームにとって素晴らしい結果だった。スタートも良く、レースペースも非常に力強かったので、すべてがうまく噛み合ったことを本当にうれしく思う。カナダに投入したアップグレードはバルセロナで高速域のバランスを確認して以来、毎週末とても良い感触を与えてくれている。チーム全員が積み重ねてきた努力を本当に誇りに思うし、その成果として今回も2台そろってポイントを獲得できた。これから難しいサーキットが続くが、この良い流れを維持していきたい」

    7位:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「素晴らしい一日だったし、母国グランプリでポイントを獲得できて本当にうれしい。ホームのファンの前で走れたことで、この週末はさらに特別なものになった。スタートは良かったが、3コーナーでマックスと並んだあとにデプロイメントの問題が発生し、そのポジションを守ることができなかった。それは少し悔しかったけれど、またしてもチームとして良い結果を残せたし、この勢いを維持できているのは本当に素晴らしい。チームは素晴らしい仕事をしてくれているし、カナダでアップデートを投入して以降はパッケージ全体がさらに良くなっていると思う。本当にチーム全員に感謝したい」

    8位:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「今日の結果には本当に満足している。チームはこの結果に値する働きをしてくれた。ここ数戦はポイントを獲得できず苦しい状況が続いていたが、マシンにポテンシャルがあることは分かっていただけに、それを結果へ結び付けられなかったのは悔しかった。だから今回の結果はチーム全員にとって大きな励みになる。今日ようやく自分たちがここにいる理由と、本来の実力を示すことができた。現時点では8位という結果が僕たちの実力を正しく表していると思う。長い週末だった。昨日はQ1敗退寸前だったし、もしもっと後方からスタートしていたら今日の結果はまったく違うものになっていたはずだ。チームは素晴らしい仕事でマシンを正しい状態へ持ち込み、予選も決勝も力強い内容にしてくれた。サーキット、ヒンウィル、そしてノイブルクで働く全員にとって本当にうれしい結果だし、今回のアップデートが確かな前進だったことを証明できた」

    9位:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「チームにとって厳しい週末だっただけに、ようやく少し笑顔になれる結果を得られた。19番手スタートだったので難しいレースになることは分かっていたし、ポイント獲得は簡単ではなかった。他車のトラブルという幸運にも助けられたが、自分たちはそのチャンスを生かせる位置にいた。10ポジションも順位を上げられたのは予想以上だったので満足している。ピエールもポイントを獲得し、チームのホームレースでダブル入賞できたのは本当に良かった。スタートも良く、1周目からいくつかいいバトルができた。ミディアムタイヤでの第1スティントは非常に力強く、コース上でオーバーテイクも決められたので、今日のマシンのペースの良さを示せたと思う。最後にレースが再開されなかったのは残念だった。ガビ(ボルトレト)に仕掛けてみたかったからね。良い追い上げだったけれど、この2戦はレーシングブルズの方が僕たちより速かった。だから今後もパフォーマンス向上を続けていかなければならない」

    10位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「チームとしてポイントを獲得できたことは喜ぶべきだ。特にスタート位置を考えればなおさらだ。一番大切なのはチームとしてポイントを持ち帰ることであり、今日は他車のトラブルをうまく生かすことができた。ただライバルたちも同じ恩恵を受けていたので、最終結果には少し悔しさも残る。僕自身も週末を通していくつか問題を抱えていた。昨日は無線トラブルがあって進路妨害によるグリッド降格を受け、今日はピットストップでシステムトラブルが起き、多くの時間とポジションを失ってしまった。最終的には被害を最小限に抑え、1ポイントを持ち帰ることができた。これがF1で通算500ポイントという個人的な節目になったのはうれしいが、今はマシンを早く改善し、安定してもっと多くのポイントを獲得できるよう集中する必要がある」

    イギリスグランプリ 2026年のF1世界選手権

    11位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「厳しい一日だった。1周目に挟まれてしまい、フロントウイングを壊してしまった。残念ながら僕にできることはほとんどなく、それでレースは台無しになってしまった。今日はペース自体は少し良く、クリーンエアではマシンも改善していたが、あの接触があったことでその力を生かすことはできなかった。チームは特にリアグリップの改善に向けて懸命に取り組んでいる。僕たちはこれからも努力を続け、デブリーフを行ってスパへ向けて気持ちを切り替える」

    12位:オリバー・ベアマン(ハース)
    「またスタートが悪かった。ここ2戦続けて同じような状況だ。自分の手順は問題なかったが、スタートの再現性には改善が必要だ。昨日は良いスタートだったのに、今日はひどかった。ただ順位を落とし、その結果ブルックランズでスピンさせられてしまった。その後は最後尾からのレースになり、マシンの速さも十分ではなく、オーバーテイクも難しかった。ダーティエアでは苦戦したが、クリーンエアに入ってからはまずまずのペースを見せることができた。それでも、まだ十分な速さはない」

    13位:エステバン・オコン(ハース)
    「17番手から1周目で11番手まで上がれたのは本当に良かった。何台ものマシンをアウト側から抜くことができた。スタートについてはチーム全体で取り組んできた成果が出ていて、最近はうまくいっている。そのおかげでポイント争いに加わることができた。その後は少しずつ順位を落としたが、ウィリアムズなどと戦い続けることができた。VSCではチャンスがあると思ったが、たった5秒しか続かず、僕がピットへ入った時にはすでにグリーンフラッグになっていたので運がなかった。ピットストップでは右リアに問題が起きて非常に時間を失った。完璧なレースではなかったが、マシン自体は大きな問題なく走り切れたし、ここ数戦悩まされていたタイヤのデグラデーションもなかった。メカニックとエンジニアは素晴らしい仕事をしてくれたし、この数戦でマシンは確実に改善している。トラブルなくバトルを楽しめたレースだったが、ポイント争いをするにはもう少し速さが必要だ」

    14位:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「全体として良いレースだったし、おそらく今季ここまでで最高の内容だった。スタートも非常に良く、ハース勢を抑えながら戦うことができた。まだ改善すべき点はあるが、努力を続け、次のアップグレードが僕たちをさらに前進させてくれることを期待している。あと少しスピードがあれば中団グループの中で十分戦えるようになり、さらに上位を狙えるようになるはずだ」

    15位:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「今日は何もかもうまくいかなかった一日だった。レースペースは本当に良く、前との差を縮めて優勝争いができる速さがあったと感じていた。それだけに、このような形で終わってしまったことが本当に悔しい。勝利を争うチャンスすら得られなかったが、こういうことは自分ではどうすることもできない時もある。ダメージは突然起きた。毎周同じ縁石を使っていたのに、その周だけ乗った瞬間にフロントのダウンフォースを失った。マシンはまっすぐ走らなくなり、一気にペースが落ちた。ホイールシールドの一部が壊れたことは分かったが、その時点ではそれ以上の問題が起きているようにも感じた。すべてを分析して何が起きたのかを正確に理解したい。どんな状況でも最後までプッシュし、あらゆるチャンスを最大限に生かそうとした。それが僕の考え方だ。すべてが自分に不利な方向へ進んでいるように感じても、セーフティカーが入るまでは1ポイントを取るために戦い続けた。自分ができることはすべてやったと思っているし、もっと強くなって戻ってくる。今週末もファンの応援は本当に素晴らしく、もうスパでのレースが待ちきれない」

    16位:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「まず何より、3戦連続リタイアのあとでようやく完走できたことが大きな収穫だ。アップグレードを投入して初めてレース距離を走り切ることができたので、今後このパッケージを最適化するために2台分の多くのデータを得ることができた。全体的なペースも向上していると思う。特にハードタイヤでは、中団との差を縮めながら、アストンマーティンに対してはレースを通じて十分なアドバンテージを保つことができた」

    17位:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「今週末は予想していた以上に厳しいものになってしまった。マシンに何が起きているのか、そして今回のアップグレードが期待した効果を発揮しなかった理由を分析しなければならない。これはチームにとって警鐘だと思う。レースでは今日も素晴らしいスタートを決め、必要なマシンをすべて抜いてポイント圏内まで上がることができた。何とか10位を守ろうと全力を尽くしたが、単純にペースが足りなかった。自分自身は高いレベルで走れていると感じているし、チームもここに間に合わせるためフロントウイングを2枚用意するなど全力を尽くしてくれた。それは心強いことだ。しかし今のマシンはあまりにもパフォーマンス不足なので、何が起きているのかをもっと深く分析しなければならない。数日間リセットして、スパで再び挑戦したい」

    18位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「フォーメーションラップでマシンの電源が落ちてしまったが、何とか再始動することができた。何が起きたのかは調査して原因を突き止めなければならない。レースでは2回ピットストップを行い、このマシンの開発に役立つデータをできる限り集めることに集中した。チーム全員が一丸となって取り組んでいるし、シーズン後半には改善が見られることを期待している」

    19位:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「必要な情報は得られたし、どこを改善すべきかも理解している。だから今は辛抱強くアップグレードを待つしかない週末だった。レースではアンダーステアが非常に強く、マシンの挙動も予測しづらかったので、トラックリミットを守るのが本当に難しかった。それでも僕は常に全力を尽くしているし、状況が早く良くなることを願っている」

    DNF:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「残念ながらスタートが悪く、1周目にミスをしてフロントウイングを壊してしまった。そのため早い段階でピットへ入ることになった。その後はブルーフラッグの集団に引っ掛かり、先頭集団へ追いつくことができなかった。そこで今回投入した新しいフロントウイングのデータを集めるテストセッションとして残りのレースを使うことにした。テスト走行ばかりというのが今季を象徴しているような気もするが、できるだけ多くのデータを集めて理解を深め、シーズン後半のアップグレード投入時により良い状態で戦えるようにしたい。悔しい結果だが、しっかり振り返ってスパへ向けて準備する」

    DNF:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「いろいろな意味で試練の週末だったし、今日は悔しい終わり方になってしまった。最初からすべてがうまく噛み合わず、グリッドへ向かう周回の時点ですでに何か違和感があり、スタートもうまく決まらなかった。そこは明らかに改善しなければならない部分だ。レースではダーティエアの中で序盤からプッシュしなければならず、小さなスピンもあってタイヤマネジメントが難しくなった。そして最後はギアボックスのトラブルでリタイアすることになった。一方でガビがポイントを獲得したことは本当に良かった。チームにとっても彼にとっても素晴らしい結果だし、すべてが噛み合えば僕たちにはそのポテンシャルがあることを示してくれた。今の中団争いは本当に接戦で、あと一歩というレースが続いている。流れはすぐ変わるものだし、また僕たちにもチャンスは巡ってくると信じている。大事なのはチーム一丸となって努力を続けることだ」

    DNF:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「今週末は望んでいた結果にはならなかった。スタートからバランスもトップスピードもアイザックのマシンより苦しかった。レースではミディアムタイヤではまずまずだったが、ハードタイヤではペース不足に苦しんだ。それでも終盤までは3位争いをしていたが、オーストリアの予選と似たような問題が再び起きた。今回はリアウイングの別のトラブルで、完全に閉じなくなり、大きくダウンフォースを失ってコースアウトしてしまった。次の数週間は状況が良くなり、スパまでに問題を解決できることを願っている」

  • 2026年F1イギリスGP 予選:全22人ドライバーコメント

    2026年F1イギリスGP 予選:全22人ドライバーコメント

    2026年F1第9戦イギリスGP予選では、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が今季5回目のポールポジションを獲得し、シャルル・ルクレール、ルイス・ハミルトン(ともにフェラーリ)が続いてフェラーリ勢とメルセデス勢がフロントロウを独占した。

    予選後、各ドライバーは決勝に向けた手応えや課題を語り、アントネッリはスプリント勝利に続く快走を振り返る一方、フェラーリ勢はレースペースと戦略で逆転を狙う姿勢を示した。

    一方、中団ではレーシングブルズが2台揃ってトップ10入りを果たし、アイザック・ハジャーとアービッド・リンドブラッドが存在感を発揮した。各ドライバーは予選やスプリントで得た収穫をもとに、決勝でのポイント獲得や上位進出への意気込みを語っている。

    1番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「マシンは一日を通して良い感触で、スプリントでも予選でもすべてをうまくまとめることができた。スプリントの序盤は流れに乗るのに苦労したが、ルイス(ハミルトン)に追いついてオーバーテイクモードに入ると、抜ける自信があった。クリーンエアに出てからはギャップを築くペースがあり、そのままマシンを優勝まで持ち帰ることができた。昨日と同じように、予選はフェラーリ勢との大接戦になると分かっていた。実際その通りになった。Q2ではロックアップして少し自信を失ったが、いくつか設定を変更して再び流れを取り戻せた。最後のアタックは非常にきれいなラップで、ポールポジションには十分だった。ここまでは前向きな週末になっているが、明日は長いレースになる。良いスタートを決め、フェラーリ勢を抑えるために懸命に取り組む必要がある。彼らはここシルバーストンで素晴らしいペースを見せているので、彼らに勝つには僕たちがベストを尽くさなければならない」

    2番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「スプリントではスタートでいくつか順位を落とし、その後はさらに前へ進むためにいくつかバトルをしなければならなかった。ペースは悪くなかったし、レースに向けて変更したい点についていくつか考えがあるので、それに取り組んで、さらに強くなれればと思っている。予選には満足している。ここ数戦はすべてをまとめるのに苦労していたので、再びフロントロウからスタートできるのは良い気分だ。ここにたどり着くために舞台裏で多くの作業があったので、今日は僕たちにとって前向きな一日だ。まだ始まりに過ぎないが、正しい方向への一歩だ。明日はチームとティフォシを誇らしい気持ちにさせるために全力を尽くす」

    3番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「長い一日だったので、まずここに来てくれたすべてのファンに心から感謝したい。雰囲気は素晴らしく、グランドスタンドからの声援はスプリントでも予選でも本当に力になった。今朝はキミ(アントネッリ)との戦いを本当に楽しみ、2位で良いポイントを持ち帰るために全力を尽くした。予選については、もちろん昨日の再現ができていればもっと嬉しかったが、キミとシャルルが今日さらに伸ばしてくることは予想していた。今回も非常に僅差だったし、2台が上位にいることで明日に向けて選択肢が増えた。利用できるすべての選択肢を検討し、チームにとって可能な限り最高の結果を争うために全力を尽くす」

    4番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今日は僕の側では簡単な一日ではなかった。マシンのバランスはかなり強く、快適に感じていたが、ストレートスピードに苦しんでいた。そのためスプリントではマクラーレン勢、フェルスタッペンのレッドブル、そしてシャルル・ルクレールのフェラーリとの戦いになった。4位まで戦って上がることはできたが、僕たちのペースならおそらくトップ3に入り、ルイス(ハミルトン)とキミ(アントネッリ)を追いかけられるだけの強さがあった。予選のQ1では小さなコースオフがあったが、そこから立て直してポール争いに加わることができた。ただ最後のアタックではアウトラップでトラフィックに引っかかり、タイヤを適切なウインドウに入れられなかった。そのためプッシュラップは最初から妥協を強いられ、4番手に甘んじることになった。悔しいが、明日は前進できることは分かっている。そのために全力を尽くし、最前列の争いに加わりたい」

    5番手:アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)
    「スプリントについては複雑な気持ちだ。再びスタートで苦しみ、いくつか順位を落としたので、それを取り戻すためにレースを戦わなければならなかった。レースペースは完全には揃っていなかったが、いくつかオーバーテイクを決め、ポイント圏内に戻るところまで近づけた。予選については間違いなく満足している。セッションを通してマシンにとても快適さを感じ、走るたびに改善できた。最後のアタックではすべてを出し切り、少しスライドが多くなりすぎたので、もう少しラップタイムは残っていたと思う。5番手はおそらく達成できる最大限の結果だったので、受け入れる。メルセデスやフェラーリと戦うための純粋なパフォーマンスはまだ足りないが、明日はマクラーレン勢と戦い、しっかりポイントを持ち帰りたい」

    6番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「厳しい予選だったし、現時点では単純にペースからかなり離されている。ストレートでもコーナーでもかなりのタイムを失っているようで、それが僕たちのパッケージ全体の限界を示している。今夜、すべてのセッションのデータを見直して、できるだけ明確な全体像を作るつもりだが、改善が必要なことは分かっているし、ファクトリーと現場の全員が開発プログラムを通じてギャップを縮めるために本当に懸命に働いている。明日のレースに向けては現実的でなければならない。すぐ前のマシンに挑むチャンスはあるかもしれないが、先頭勢と比べると、僕たちの全体的なペースでは最前線で戦うのは難しいだろう。とはいえ、スプリントで3位に入った自分のパフォーマンスには本当に満足している。今の限界を考えれば素晴らしい結果に感じたし、明日のレースを通して利用できるものをすべて最大化し、マシンから最大限を引き出したい」

    7番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「僕にとっては良い予選ではなかった。すべてが少しずつずれているように感じた。スプリントではトップスピードに苦しみ、予選に向けていくつかまずまずの変更を加えたが、セッション全体を通してストレートで遅く、バランスにも問題があった。違いを生むようなものは何も見つかっていないので、そこには問題があるとかなり確信している。今日苦しんだすべてのことを理解するのは難しく、把握すべきことがたくさんある。明日どうなるか見てみよう」

    8番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「今日はより厳しい一日だった。スプリントでは良いスタートを切ったが、バトルが落ち着くと、僕たちにはペースがなかった。午後にはいくつか良いセットアップ変更を行ったが、その恩恵をコース上で十分に見ることはできなかった。マシンは神経質で、特に高速コーナーではそうだったので、グリップとペースが足りなかった。こうした課題があっても、うまく決まれば昨日のように上位争いに戻れることは分かっている。昨日は3番手までわずかコンマ1秒だった。マシンをより適応力のあるものにするために取り組むべき明確な領域があり、チームはそれに懸命に取り組んでいる。メルセデスは今明らかに一歩先にいるが、フェラーリのようなチームは完全に倒せない相手ではないと信じているので、少しずつ削り取り、タイヤを管理し、自分たちに何ができるか見ていきたい」

    9番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「全体として、とてもポジティブな一日だった。このサーキットを走るのはいつだって特別だし、ファンのみんなが信じられないような雰囲気を作ってくれる。今朝のスプリントでは明日のレースに向けて貴重なデータを集めることができたし、セッションの合間にマシンへ施したいくつかの変更のおかげで予選でも一歩前進することができた。Q1は決して簡単ではなかったけれど、その後のセッションに向けてマシンをより良い作動領域に入れることができたのはチーム全体の素晴らしい仕事だった。予選でのラップタイムはどれも非常に似た内容だったけれど、まだ少しタイムを残していた部分もあったので、さらにパフォーマンスを引き出せるポイントを探っていきたい。ここ数戦は競争力のあるマシンを与えてもらっているので、素晴らしい仕事をしてくれているチームには本当に感謝している。焦点は明日のレースに移る。ポイントが懸かっているので、このレベルのパフォーマンスを維持し、良い結果を持ち帰れるよう全力を尽くす」

    10番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「今日の午後のスプリントでポイントを獲得できたことにはかなり満足している。その後の予選ではQ3進出を果たせたことは良かったけれど、本当にギリギリで通過したという感じだった。非常に良かったQ1のタイムから改善できなかったので、セッションを通してなぜマシンのバランスを失ってしまったのか分析する必要がある。チームとしては、明日良いスタートを決めて最大限のポイント獲得を目指すことに集中している。この週末は競争力のあるパッケージがあるので、中団トップ争いを維持できるよう必要な改善を施したい」

    イギリスグランプリ

    11番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「まず最初に、素晴らしい仕事をしてくれたチームに感謝したい。Q1の序盤に小さなギアボックスのトラブルが発生したけれど、チームは素晴らしい仕事でマシンを修復し、コースへ戻ってタイムを記録しQ2へ進出するチャンスを与えてくれた。Q2ではターン6でミスをしてかなりタイムを失ってしまい、それですべてが終わってしまった。それでも今日はQ3進出も可能だったと思っているし、最終的な順位にはかなり満足している。今朝のスプリントは特に大きな出来事はなかった。スタートで少し苦労したので、その点は引き続き改善していきたい。今は明日のレースに集中している。すべてをうまくまとめ、トップ10争いができればと思っている」

    12番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「今日は難しいスプリントと厳しい予選セッションで、僕たちにとっては大変な一日だった。ここではライバルたちに比べてペースが足りず、一貫して前を行かれてしまっているという現実を突きつけられた形だ。スプリントでは良いスタートを決めて8番手まで上がったが、レーシングブルズ勢とアイザック(ハジャー)が追いついてくると、彼らについていくことができなかった。昨日から多少の進歩はあったように感じるが、それではまだ足りず、もっと大きな前進が必要だ。明日もレーシングブルズとアウディが主なライバルになるだろう。スプリントからいくつか学べたことがあるので、それをレースで生かし、ポイント争いができればと思う。簡単ではないが、ここはいつも長く厳しいレースになり、何が起こるか分からない」

    13番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「今日目指していた予選結果ではなかったし、13番手以上のポテンシャルはあったと思っている。Q2ではラップをうまくまとめきれなかったし、最後のアタックでは前のマシンがピットに入ったことでスリップストリームを失い、ストレートで少しタイムを失ってしまった。明日はまた新たなチャンスだ。クリーンなレースを実行できれば、まだ順位を上げられる可能性は十分にある」

    14番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「スプリントでは良いスタートを切り、1周目もうまくいったので満足している。その後は僕たち本来の位置まで後退した。アウディ勢はスタートが悪く、アイザック・ハジャーのレッドブル・レーシングもデプロイメントの問題があったようで先行することができた。でもその後は正直、僕にできることはあまりなかった。アウディ勢が本来のペースを取り戻すと追いつかれてしまった。最初の数周は良かったが、その後は左フロントタイヤに苦しみ始め、それで終わってしまった。予選ではいつも最大限を引き出そうとしているし、今日はそれができたと思う。Q1は非常に接戦だったが、Q2へ進出できたし、ウィリアムズ勢より前に出られたのは前向きだ。現実的には14番手以上は難しかったと思う。それほどマシンは難しかった。高速コーナーが一番の問題ではなく、低速から中速コーナー進入で苦労している。そこを何とか乗り切れるようなセットアップにすると、高速では強いアンダーステアに制限されてしまう。これまでとは違う問題だ。スプリント後にダウンフォースを増やすための作業もしたが、あまり効果はなかったようだ。明日はベストを尽くす。母国のファンの声援はいつも力を与えてくれる」

    15番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「スプリントは特別な内容ではなく、ハースの後ろで詰まり、デプロイメントにも苦しんだ。予選では風が強くなり、僕たちのマシンはその影響を非常に受けやすかったので、とても運転が難しくなり、結果的に競争力を失ってしまった。チームのためにいくつかテスト項目や2台比較も行ってパフォーマンスを探ったが、うまくいかず、依然としてペース不足に苦しんでいる。決勝では新しいフロントウイングとマシンについて引き続き多くを学びたい。明日何ができるか見てみよう。目標は利用できるものをすべて最大限に生かすことだ」

    16番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「今日はほぼ予想していた通りの一日だった。マシンについてさらに理解を深め、異なる方向性を試すため、セットアップを変更してスプリントはピットレーンからスタートした。結果として有意義な走行になり、良い点も悪い点も含めて有益な情報を得ることができた。昨日も今日も15番手と16番手で予選を終えていたので、いくつかのアイデアを試す良い機会だと考えた。他の中団チームは大規模なアップデートを投入している一方で、僕たちのアップデートはバクーまで入らないため、現状では改善できる範囲に限界がある。それまでは実験とデータ収集が中心になる。低速コーナーではまだ苦しんでいるが、高速コーナーはオーストリアやバルセロナより良くなっている。前向きな点としては、おそらく今季で一番マシンの感触が良かった。フロントウイングの効果もあったのかもしれないが、シミュレーターが約束してくれるほどではない。明日は風の影響で誰にとっても簡単なレースにはならないし、信頼性も結果を左右するだろう。僕たちはアルピーヌよりもハースとの戦いになると思っている」

    17番手:エステバン・オコン(ハース)
    「スプリントでは最高のスタートを決めたが、前方との間隔が急激に詰まったため、一度アクセルを緩めなければならなかった。そうでなければもっと多くのポジションを上げられていたはずだ。その後はカルロスとアウディ勢2台を抜き、序盤は激しく戦ったが、最終的にはアウディ勢の方が速く、順位を譲らざるを得なかった。あと1周あればカルロスにも抜かれていただろう。そして予選では、最後のラップで起きたことが本当に悔しい。しかも原因がイエローフラッグで、単独の黄旗の影響を受けたのが僕だけだったというのだからなおさらだ。チームは素晴らしい仕事をして、本当に良いマシンを用意してくれた。スプリント予選やここ3~4戦よりも大きく前進していた。マシンの状態は良く、ライバル勢より前にいて、最後のアタックまではQ2進出圏内だった。しかしそのラップで約コンマ2秒もアクセルを戻さなければならなかった。さらに減速したことでエネルギー回生もうまくできず、出口でもタイムを失った。リアグリップは非常に良く、高速区間もかなり自信を持って走れた。良い感触だっただけに、Q2で残り2セットのタイヤを使ってどこまで行けたのか試したかった」

    18番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「今年の中では良い予選の一つだった。セッションを最大限に生かすことができたし、最後のアタックも良く、これ以上タイムを残していたとは思わない。昨日の予選と今日のスプリントを踏まえてセットアップを改善し、その変更によって予選ではバランスも良くなった。ただ、その変更は明日の決勝でさらに効果を発揮するはずなので、何ができるか楽しみにしている」

    19番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「セッションの合間にチームが施してくれた作業と、特に低速・中速コーナーでのマシンのフィーリング向上を考えると、このような形で一日を終えることになったのは残念だ。スプリントでは良いレースができたし、燃料を多く積んだ状態ではマシンの競争力も増していた。ただ、それでもレーシングブルズと戦えるほどではなかった。それでも明日に向けて少し希望はあるし、順位を上げられればと思う。午後は風が強くなり、予選はさらに難しくなったが、条件は全員同じだった。ベケッツでリアを失い、完全に不意を突かれた。あのコーナーは今のF1マシンなら全開で通過できる場所で、これまで一度もそんな挙動は感じたことがなかった。本当に珍しい出来事だったので、リアが急に流れた原因をデータで分析する必要がある。明日は厳しい位置からのスタートになるが、ベストを尽くしたい。ここはレースをするには本当に楽しいサーキットなので、良いバトルができて最終的にどこまで行けるか楽しみにしている」

    20番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「今朝のスプリントはフェルナンド(アロンソ)との接触後の学習の機会として活用した。あの件については彼にも謝罪したし、幸い彼のレースへの影響は大きくなかった。予選では高速コーナーでのバランスに苦しみ、それを改善するために多くの変更を加えた。しかし、そのうちの一つで何か問題が起き、高速区間でフロントのグリップをまったく得られなくなり、大きくタイムを失ってしまった。それでも明日に向けて良い情報は集まったし、決勝ではかなり競争力を上げ、中団争いに加われることを期待している。レースではいろいろなことが起こるはずなので、チャンスが来た時にその場にいることが重要だ」

    21番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「今朝のスプリントではセットアップがうまく決まらなかったが、いくつか変更を加えたことで予選ではより良いウインドウに入れることができた。マシンにはより満足している。まだ目指している位置には程遠いので大きな意味はないが、自分としては良いラップを走れたと思う」

    22番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「今回も厳しい予選になった。マシンはここ数戦とまったく同じ状態で、これが今の僕たちの実力だ。ただ、デプロイメントやエネルギーマネジメントには良い点もあったし、今朝のスプリントで示したようにスタートも良かった。全員が改善に向けて懸命に取り組んでいるので、明日のレースで何を学べるか見ていきたい」

  • 2026年F1イギリスGP スプリント予選:全22人ドライバーコメント

    2026年F1イギリスGP スプリント予選:全22人ドライバーコメント

    2026年F1イギリスGPのスプリント予選では、フェラーリのルイス・ハミルトンが母国シルバーストンでポールポジションを獲得した。

    ハミルトンは今季ここまで苦戦が予想されていた高速サーキットでライバルを抑え、フェラーリの進歩とホームファンの後押しを実感したと語った。2番手のキミ・アントネッリは0.011秒差で惜しくもポールを逃した悔しさを口にしながらも、スプリント優勝へ意欲を示した。

    1番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「大好きなこのサーキットに戻ってきて、ここでスプリントのポールポジションを獲得できたことは本当に特別な気持ちだ。今日ここまで素晴らしい仕事をしてくれたチームのみんな、そしてスタンドのファンのみんなに心から感謝している。みんなの応援は本当に最高だった。キミ(アントネッリ)との差を見ると、あの100分の1秒はファンのみんなのエネルギーが与えてくれたものだと思いたいね。ここまで競争力を発揮できるとは予想していなかったので、現場とファクトリーの全員が一歩ずつ改善を積み重ねてくれた成果だ。舞台裏で続けられている努力のおかげで、僕たちは確実に前進している。ロングランのペースも良さそうだったが、明日はトップ勢の差が非常に小さいので、本当に厳しい戦いになるだろう」

    2番手:キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「スプリント予選は本当に僅差だったし、これほどわずかな差でポールを逃したのは悔しい。SQ1ではマシンに完全には自信を持てなかったが、SQ2ではまるで別物のように感触が良くなった。バランスが自分に合ってきてリズムを取り戻し、本来の速さを示すことができた。SQ3のラップ自体は良かったが、ルイスが素晴らしい仕事をした。彼におめでとうと言いたい。セッションを通して前進できたことは前向きに受け止めているし、今は明日に集中している。フェラーリをはじめライバル勢が大きく進歩していることは明らかなので、厳しい戦いになるだろう。でもそういう挑戦こそ僕たちは楽しんでいる。スプリント優勝を争うチャンスはあるし、そのために全力を尽くす。強いレースを戦うために必要なものは揃っているので、結果を最大化できるよう全力を尽くす」

    3番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「スプリント予選は接戦だった。特にSQ3の結果はそうだったね。今日はこのコースでコーナリングに少し苦戦したし、エネルギーデプロイメントについても解決しようとしていた。でも予選結果としては良い位置につけられたので、明日は良いペースを見つけられることを期待している。少しずつ近づいてきているが、まだ自分たちが望むレベルには達していない。明日は良い戦いができることを願っている」

    4番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「Q3に入る時点ではかなり自信があったが、すべてのラップでマシンを限界まで引き出すための最後の少しが足りなかった。このようなコースで今日見せたような競争力を発揮できるとは予想していなかったので、それはポジティブだ。明日のスプリントで何ができるか見て、その後は予選に集中したい」

    5番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「これまでの予選では最後の局面で一段階パフォーマンスを引き上げることができていたが、今日は残念ながらそれができなかった。3番手まではそれほど遠くなかったが、キミ(アントネッリ)やルイス(ハミルトン)と比べるとまだ少しペースが足りなかったので、どこを改善できるのか理解する必要がある。マシンの感触自体はそれほど悪くなく、バランスもまずまずだったが、肝心な場面でラップタイムが足りなかった。紙の上ではここはフェラーリにとって最も得意なサーキットではないと思っていたので、彼らの速さには少し驚いた。明らかに大きく前進しているし、一日を通して競争力があった。最初のセッションから彼らが優位に立っていたので、その差を縮めて明日戦えるよう夜のうちにしっかり作業したい」

    6番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「スプリント予選は残念な一日になった。SQ1でトラブルが起きてしまい、マシンの感触が完全に変わってしまった。チームはSQ3の直前までに修復してくれたが、最終ラップで本来の性能を感じ取れた時にはもう遅かった。本当ならもっと攻められたと思うので、自分たちの本当の速さを見せられなかったのは残念だ。スピードがあることは分かっているし、レースまでに改善できる点を理解したい。ランドスタンドやシルバーストン全体のファンの応援は本当に素晴らしく、大きな力になっている。周囲のマシンとは十分戦えると思っている。厳しい戦いになるだろうが、何が起こるか分からない。ホームファンの前でより良い一日を過ごし、良いレースを見せられるよう全力を尽くす」

    7番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「7番手はほぼ予想どおりの結果だった。スプリント予選に入る前から最前列争いは難しいと分かっていたし、プラクティス後にマシンへ小さな改善を加えたものの、トップとの差を縮めるには十分ではなかった。残念だけど、自分としてはやるべきことはやり切り、マシンから引き出せるものはすべて引き出せたと思う。ただ、根本的なペースが足りなかった。難しい一日だったが、落胆はしていない。前のグループとは僅差だったので、そこは前向きな材料だ。今夜すべてを分析し、最適化できる点を見つけて、明日の予選ではもっと良い結果を目指して全力で戦いたい」

    8番手:アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)
    「本当に僅差だった。トップ4の最後という結果には少しがっかりしている。マシンにはもっと速さがあったと思うし、3番手を逃したような気分だ。最後のラップは十分に速くなかったので、どこでうまくいかなかったのか見直したい。ラップの入りが良くなかったことは分かっていて、それで少しタイムを失ったが、それ以外にも分析したい点がいくつかある。3番手までコンマ1秒しか離れていないので、自分が近い位置にいることは分かっている。ただ、それだけに悔しさも大きい。今日の自分の走り全体には満足しているし、あと少し整理できればもっと上を狙えると思う」

    9番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「マシンは一日を通して本当に良いフィーリングだったし、ほとんど何も変更していないので、明日に向けて良い位置からスタートできる。今日は気温がそれほど高くなかったので、アタックラップまでにタイヤへ十分な熱を入れつつ、入れ過ぎないようにする必要があった。これまでのサーキットとはかなり違う条件だったが、チームは今日とても良い仕事をしてくれた。もちろん明日はポイント獲得を目指して戦い、その後の予選でも良い結果を狙いたい」

    10番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「2台そろってSQ3へ進出できたのは素晴らしいチームの結果だ。僕の側ではSQ1でデプロイメントの問題がいくつか発生して簡単な一日ではなかったが、チームがSQ2までにしっかり修正してくれた。SQ3最後のアタックではあまり競争力があるとは感じられなかったので、なぜそうなったのかチームと確認したい。必要なグリップを得るのに苦労した。今は明日に集中している。僕たちにとってスプリントは日曜日の決勝へ向けて貴重なデータを集める重要な機会になると思うし、その後の予選ではトップチームとの差をもう少し縮められればと思っている」

    イギリスグランプリ スプリント予選

    11番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「11番手は僕たちが望んでいる順位ではないが、現時点の実力を反映した結果だと思う。トップ10にはあと一歩届かなかった。今日に関しては11番手という結果はかなり前向きだ。というのも、FP1は本当に難しいセッションだったからだ。スプリント予選ではマシンのフィーリングがまったく違い、かなり正常になっていたので、その理由を理解する必要がある。予選でのラップは良かったし、マシンの感触も良く、自信を持って走ることができた。レーシングブルズはまたしても速さを見せているので、僕たちもレベルアップして彼らとの戦いを続けなければならない。まだ週末は始まったばかりだし、明日に向けて改善できることはあると思っている。もっと良くできるアイデアもあるので、それを実行して良い土曜日にしたい」

    12番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「堅実な金曜日だったと思う。今日はSQ3争いまであと少しというところまで近づくことができたし、それは励みになる結果で、僕たちが前進していることを証明している。もちろんまだ週末は始まったばかりなので、改善できる部分は残っている。まずはスプリントを戦い、その後の予選でどこまでやれるか見てみたい」

    13番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「全体としてはクリーンなスプリント予選だったが、今日はすべてを最大限に引き出せたとは思っていない。今朝より風が強く、突風も吹いていて、それが僕たちには他チーム以上に影響したように感じた。また、ランプランも少し異なるアプローチを取っていたので、一晩かけてすべてを見直し、明日の予選に向けて改善できる点を確認したい」

    14番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「スプリント予選の結果には少しがっかりしているし、今日の早い時間帯のマシンの感触を考えれば、もっと良い結果を期待していた。スタートは良かったが、パッケージの性能を最大限に引き出すにはまだ改善が必要だと分かっていた。改善を目指していくつか変更を加えたが、それがうまく機能せず、マシンはかえって予測しづらくなってしまった。スプリント週末では、常に競争セッションの中で試行錯誤しなければならない。シルバーストンには高速コーナーが多いが、そこで自信を持って走れるだけの安定した状態を作れなかった。今夜は変更すべき点を理解し、より良い状態とフィーリングを取り戻すために多くの作業が必要だ。スプリントではできる限り多くのデータを集め、予選までに改善したい」

    15番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「新しいフロントウイングによって今週末は少し前進できた。ただ、期待していたほど大きな進歩ではなかった。それでも新しいウイングはうまく機能していて、ハースの2台を上回ることができた。不運なことに、まだトップ10争いのペースはないが、僕たちは努力を続ける。今日のラップは今シーズンでも最高のラップのひとつだったと思う。すべてをまとめることができたので、それを前向きな材料として週末の残りに臨みたい」

    16番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「これでシルバーストンの金曜日、プラクティスとスプリント予選が終わった。SQ2最後のランでは少し苦戦したが、今日はこれが精いっぱいだった。新しいフロントウイングは前進になっていて、その差によって今日はハース勢の前に出ることができたので、明日のスプリントではさらに期待している。まだマシンを理想的なウインドウに入れるのは簡単ではなく、弱点も変わっていないが、小さな前進は続けられている」

    17番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「残念だ。すべてがうまくいっていれば突破できたと思う。でもアタックラップをバッテリー残量が少ない状態で始めてしまった。たった10%の不足だったが、このサーキットではそれだけで十分に大きな差になる。不運だった。今はSQ1突破を懸けてウィリアムズと争っている状況で、数か月前の自分たちとは違う。それだけ大きな改善が必要だということだ。新しいリヤウイングを持ち込んだが、期待どおり機能している。ただ、ライバルたちはさらに多くのアップデートを投入してきている。それが今の状況だ。夏休み前には大規模アップデートは予定していないので、今後数戦は厳しい戦いになると思う。残念だが、これが現実だ」

    18番手:エステバン・オコン(ハース)
    「難しいセッションだった。FP1の段階から全体的にペース不足を感じていたし、スプリント予選では順位という意味でさらに厳しくなった。現時点でどこでタイムを失っているのか正確に判断するのは難しいが、これが今の僕たちのパフォーマンスだ。だからこそ努力を続けなければならない。チーム全員が今週末も全力で取り組んでいるし、マシンから最大限を引き出したい。明日はさらに改善して、ポイント争いに近づけることを願っている」

    19番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「今日は難しい一日だった。今は自分たちができることを最大限に引き出すことへ集中している。FP1から予選終了までの間に良い前進を果たすことができた。風の影響もあってマシンバランスはよりニュートラルになり、エステバン(オコン)にもかなり近づくことができた。でも最後はターン4でトラフィックに引っかかり、エネルギーデプロイメントにも問題があった。今日SQ2進出は難しかったと思うが、良かったのは確実に前進していることだ。明日のスプリントでさらに走り込み、前へ進めることを楽しみにしている」

    20番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「一発の速さでは、まだアストンマーティンと中団勢の間にいる。このマシンではここを少し違う走らせ方をする必要があるが、思っていたより良かったし、シルバーストンは昔から本当に素晴らしいサーキットだ。明日のスプリントがどうなるか見てみよう。前戦オーストリアでは2周しか走れなかったので、持ち込んだアップグレードについてもっと良い評価ができることを期待している」

    21番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「今日の結果は驚きではなかったし、プラクティスが1回しかない中ですべてを最適化するのは難しかった。それでもスプリント予選のラップには満足しているし、チームとして良い仕事ができたと思う。ただ、僕たちが目指している位置からはまだかなり遠い。明日のスプリントで何ができるか見てみよう」

    22番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「シルバーストンもまた厳しい週末になりそうだ。自分たちでコントロールできることに集中するしかないが、アップグレードが投入されるまで辛抱強く待たなければならないことも分かっている。サーキットでも、そしてAMRTCでも、全員が懸命に努力を続けている」

  • F1イギリスGP 記者会見 PART2:母国GPへの思いやパワーデプロイメント問題

    F1イギリスGP 記者会見 PART2:母国GPへの思いやパワーデプロイメント問題

    2026年F1第9戦イギリスGPのFIA公式記者会見後半には、アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)、バルテリ・ボッタス(キャデラック)が出席した。

    会見では、ハミルトンがフェラーリで迎える母国グランプリへの思いやシルバーストンでのパワーデプロイメント問題、リンドブラッドの初のF1イギリスGP、ボッタスが語るキャデラックの課題などについて語られた。

    Q:ルイス、まずはあなたから。20年目ということで、かなり深い歴史がありますね。

    ルイス・ハミルトン: 今年で20年目だよね? 誰かにそう言われたんだけど、2007年にここで初めてポールポジションを獲って以来、本当に長い時間をかけて積み重なってきたものがある。ここへ来ると本当に素晴らしいんだ。今週末は過去最大の観客数になると聞いている。英国人にとって、この国を代表してここで走れるのは光栄なことだし、スポーツ全体も盛り上がっている。ウィンブルドンも開催されているし、ワールドカップもある。昨日はイングランドが勝ったし、それも良かったね。

    Q:ルイス、パフォーマンスについて聞かせてください。数戦前のスペインでは素晴らしい勝利がありましたが、オーストリアについては「現実を突きつけられた」と話していました。オーストリアで見えた現実とは何だったのでしょうか?

    ハミルトン: その前には素晴らしいパフォーマンスもあった。でも決勝を見れば分かったように、僕たちはかなりのタイムを失っている。ストレートだけで4テンポくらい失っていると思う。それをコーナーで取り返すのは難しい。基本的には素晴らしいマシンだと思っているけど、今は自分たちにできることを最大化し、良い結果を出し、できるだけ多くのポイントを稼ぎながら差を縮めていくしかない。

    Q:今週末についてはどうでしょう。ここは高速コーナーが多く、オーストリアよりもバルセロナに近い特性です。少し自信を持って臨めますか?

    ハミルトン: 自信がないわけではない。ただ、ここには長いストレートがある。今週末はパワーデプロイメントという意味で前例のない週末になると思う。ドライバー同士のチャットでも話しているけど、このサーキットではパワーがかなり厳しくなる。バッテリーの電力を使い切ってしまうんだ。エンジンを充電できるコーナーが少ししかないから、ラップのかなり大きな部分でKがオフになる。そこで僕たちはおそらく最も苦しむ。差は2倍くらい大きくなるかもしれない。

    Q:アービッド、あなたに伺います。今、ルイスとシルバーストンの絆について聞きました。あなたにとっては初めてのF1イギリスGPです。この4日間をどれほど楽しみにしていますか?

    アービッド・リンドブラッド: 本当にすごく楽しみにしている。僕にとって特別な瞬間になると思う。2013年にここへ来たことを覚えているんだ。5歳のときで、父と一緒にマゴッツとベケッツに座っていた。マシンが目の前を通り過ぎるのを見ながら、このスポーツを好きになり始めていて、父に「いつかあそこに行けるの? 僕にもできるの?」と聞いていた。そこから13年後にF1ドライバーとしてここへ戻ってくるのは、本当に特別なことだ。

    Q:レーシングブルズの競争力についてはどう見ていますか? ここ3戦で2台入賞が続いていますが、ここで何を達成できると考えていますか?

    リンドブラッド: かなり自信はある。チームはここ数戦でアップグレードを投入し、マシンにパフォーマンスを加える素晴らしい仕事をしてくれた。少し前のマイアミではQ1突破も簡単ではなかったけれど、ここ数週間でマシンがどれだけ強くなったかを示せている。今週もそれが続いてくれればいいね。ルイスが触れたように、デプロイメントが予選や決勝でどうなるかは見てみる必要がある。でもこれまでのところ、僕たちはストレートでもそこそこ良かったから、うまくいくことを期待している。

    Q:バルテリ、あなたに伺います。母国レースではありませんが、シルバーストンでは4度表彰台に上がっています。この場所の思い出と、ここへ来るとどんな気持ちになるのか教えてください。

    バルテリ・ボッタス: ここの表彰台は本当に壮大だから、何度かそこに立てたのはすごく幸運だった。それに、ここは走っていて楽しいサーキットだし、週末全体も楽しい。グランプリというより、ほとんどフェスティバルのような雰囲気がある。たくさんの人が楽しんでいて、英国人ドライバーだけでなく全体に良い応援がある。エネルギーがすごくいいんだ。だからここへ来るのはいつも大好きだよ。

    Q:キャデラックについてはどうでしょう。オーストリアは厳しい週末になりました。先週末に起きた問題の原因は克服できたと自信を持っていますか?

    ボッタス: ここではブレーキ冷却にいくつか変更を加えた。ただ、このコースはブレーキへの負荷がかなり低いから、ここでは大丈夫なはずだ。もちろん次の暑いレースに向けて準備は必要だし、ブダペストは厄介になる可能性がある。直近2戦を完走できていないのは大きな問題だった。でもチームは解決のために全力で取り組んでいるし、僕自身は前に進むだけだ。

    Q:先週末は望んでいたほど走れませんでしたが、投入したアップグレードパッケージはここシルバーストンでもラップタイム向上につながると思いますか?

    ボッタス: 間違いなく効果はあると思う。決勝では2周しか走れなかったから、レースペースについては何も言えなかった。ここはまったく違うタイプのサーキットだから見てみる必要はあるけれど、これまで両方のマシンに投入してきた小さなアップグレードはすべて助けになっている。だから今回も同じはずだ。

    フロアからの質問

    Q:ルイスへ。先日、金色のトロフィーを見ました。そこにはあなたの名前が9回刻まれています。フェラーリで10回目を獲ることができたら、どんな意味がありますか? また、チームはこのサーキットで勝つために、あなたの経験を特に頼りにしていますか?

    ハミルトン: エンジニアたちは「どうやって勝ってきたのか」「何をしていたのか」「普段どういうマシンの使い方をしていたのか」と聞いてきた。だから、彼らを正しい方向へ導けていればいいと思っている。ただ、明日はフリー走行が1回しかないから、週末を通して難しいチャレンジになる。トロフィーのことは考えていない。どのドライバーも実際にはそこを考えているわけではないと思う。考えるのは、週末を通して最高の仕事をすること、正しいエネルギーを持ち込むこと、そしてファンから受け取る素晴らしいエネルギーを吸収することだ。ナイジェルが一番うまく言っていたと思うけど、母国の地ではファンのエネルギーから少し余分なスピードをもらえる。だから、それが僕たちを後押しして、前にいる彼らとの差を縮める助けになってくれればと思っている。

    Q:ルイスとアービッドへ。母国レースとして、ファンの応援はどれほど力になりますか? それは後押しになりますか、それとも今週末に良い結果を出さなければならないという少し余計なプレッシャーになりますか?

    リンドブラッド: 僕にとっては初めての経験だから、今の時点でコメントするのは難しい。でも、みんなが言っているように、シルバーストンのファンは本当に素晴らしい。観客数も過去最高になると聞いている。僕自身、F2やF3で走っていたときもいつも素晴らしかった。ストレートを走っているとユニオンジャックが見えるし、スタンドだけでなく芝生のエリアまでファンでいっぱいになっている。本当にすごい光景だよ。少しは自分を後押ししてくれると思う。今のところプレッシャーは感じていない。夢を生きていることを楽しんでいるし、それは今週末も変わらないと思う。

    ハミルトン: プレッシャーではないよ。彼らが背中を押してくれるような感覚だ。励みになるし、経験として本当に信じられないものだ。サーキットを走っているときに旗が見えて、応援してくれている人たちが見える。その気持ちは言葉ではなかなか表せない。ここは、遠くにいるファンの姿も見えるサーキットのひとつなんだ。ストウへ向かうストレートやターン7を回るときに、ずっと並んで応援してくれている姿が見える。

    Q:アービッドへ。13年前にベケッツでF1にいる自分を夢見ていたと話していました。今、ルイスの隣に座っていますが、彼が成し遂げたことを自分も達成したいと夢見たことはありますか? それをどう感じていますか?

    リンドブラッド: 僕たちはみんな7度のワールドチャンピオンになりたいと思っているはずだよ。マゴッツとベケッツに座っていたのはかなり昔のことだから、今こうして自分がここにいるだけでもすごく特別だ。でも、このスポーツで多くのことを成し遂げたいとはずっと夢見てきた。どうなるかはこれからだね。結局のところ、今年はルーキーイヤーで、学ぶことも改善すべきこともたくさんある。今はそこに集中している。でももちろん良い結果を出したいし、ワールドチャンピオンを獲ることは夢の一部だ。

    Q:日曜日にはレゴカーが戻ってきます。アービッドとバルテリは昨年のマイアミでは運転していませんが、3人に聞きます。レゴカーレースで勝つ鍵は何でしょうか? タイヤ、グリップ、それともブロックのデプロイメントですか?

    ボッタス: 実はすごく楽しみにしているんだ。去年のマイアミでは参加していなくて、見ていたんだけど、本当に楽しそうだった。全員が時速25kmに制限されているから、鍵になるのは距離を節約することだと思う。だから僕の戦略は距離を節約すること、それからスリップストリームを使うことだね。

    リンドブラッド: 僕もレゴカーを運転すると聞いたときはすごく楽しみになった。僕にとって、このレースは勝つことが目的ではないと思う。ただ楽しんで、最大限に壊すことだね。

    ハミルトン: 週末で一番危険な部分だよ(笑)。前回はシャルルに運転を任せたんだけど、みんながぶつかり合っているのを見るのが本当に面白かった。だから今年、僕がレゴカーに乗るかどうかは分からない。

    Q:ルイスへ。あなたはここを何度も走り、何度も勝ってきました。先ほど、今週末はパワーデプロイメントやエンジン面でドライバーが直面する課題について話していましたが、それによって、あなたがよく知っているコーナーでの感覚やレース全体の体験はどれくらい変わるのでしょうか?

    ハミルトン: 正直、かなり大きいと思う。速度のトレースを見ると、コプスに入るところでデプロイメントを失い始めている。普通ならコプスへ向かうときはエンジンが叫ぶように回っていて、全開で通過しながら必死にマシンを押さえ込む。でも今年は、おそらくエンジンが惰性で落ちていくような感じになる。全開のまま7速から8速へシフトダウンして、エンジン回転数を高く保とうとすることになる。そしてターン9から10にかけては、基本的にデプロイメントなしの長いストレートになる。マゴッツとベケッツも同じ感覚にはならない。たぶん、あの区間でもしばらくリフト・アンド・コーストのようなことをしなければならないと思う。だから、まったく違うサーキットになる。もちろん明日になれば分かる。パワーに制限されない区間では、まだ楽しめる部分もあるはずだ。でも、このサーキットで一番良い部分はマゴッツ、ベケッツ、コプス、ストウで、まさにその場所でパワーが落ちていく。来年に向けて修正できるものなら、そうしてほしいね。

    Q:今年は良いマシンを手にして、明らかに昨年よりも楽しめているように見えます。非常に難しかった昨年からの好転において、最も重要だった要素を説明してもらえますか?

    ハミルトン: ひとつは、自分が開発に深く関わったマシンであることだ。たとえばフロントサスペンションには、昨年僕が求めていた要素が入っている。シミュレーター用に作ってもらい、それをテストしていたものだ。今年はようやく自分が求めていたブレーキも手に入った。そこも大きく求めてきた部分だった。自分のチーム内でエンジニアも変わり、組織全体とのつながり方も見直した。そして上層部とも改めて方向性を合わせ、同じ道を進み、敵ではなく味方であることを確認した。今はずっと良い状態にあり、一体感を持って前に進めている。昨年は毎週末が本当に厳しかった。そうなると自然と、人はあまり耳を傾けてくれなくなる。「なぜこの結果の人の話を聞く必要があるのか」という感じになるからね。その信頼を築くには長い時間がかかった。でも今は信頼があると思うし、僕が求めたことは実行されるようになっている。もちろん双方向の関係だ。互いを前へ押し出し、ようやく協力関係ができた。それが一番重要なことだと思う。

    Q:ルイスへ。今年のシルバーストンで多くの人が恋しがっているおなじみの存在といえばロスコーです。彼なしで初めてシルバーストンへ戻ってくるのは、かなり感情的なことだと思います。彼は本当に心の支えのような存在でしたし、ペットを失うのはとてもつらいことです。今はどのように感じていますか?

    関連:ルイス・ハミルトン 愛犬ロスコー亡き初のF1イギリスGP「毎日恋しい」

    Q:先ほどのレゴカーの件についてですが、そのイベントでけがをすることを心配して、参加しない可能性があるのでしょうか? また今週末について、しばらくぶりにシルバーストンで本格的にタイトル争いの中にいる状態で迎えます。それはここでレースをする上で、新たな喜びになっていますか?

    ハミルトン: レゴカーの件については、あまり話すことはない。それは別で話す必要がある。でも、タイトル争いに戻ってきたことについてだったね。昨年の位置から、再び前で戦えるところまで戻ってきたのは、チームとして素晴らしい好転だ。チームのみんなを本当に誇りに思っている。毎週末、新しいパーツを持ち込み、常に進化している。昨年、僕が抱いていた疑問は「革新性はどこにあるのか」ということだった。フェラーリはこのスポーツで最も大きく、最も成功したチームだ。誰もが追いかける存在であるべきだし、みんなが僕たちのマシンや取り組みを見て「同じことをしなければ」と思うべきなんだ。今年はリアウイングでそれが見られたし、エキゾースト周りの要素も今ではほかのチームが採用している。それを見るのは本当に素晴らしいことだった。僕たちには前進するために懸命に働いている素晴らしい人たちがいる。僕が見たいのは、少しずつでも前へ進んでいくことだ。

    Q:ルイスへ。最近、フィオラノでお兄さんと一緒に3シーターのフェラーリに乗る場面がありました。お兄さんは、あなたが走る姿を見るのは誇らしい兄弟としての瞬間だったと話していました。それについての思いを聞かせてください。また、V10フェラーリを初めて運転した感覚はどうでしたか?

    ハミルトン: かなり古いマシンだった。本当に古い3シーターだ。実は昨年それをやる予定だったんだけど、イタリアに着いたところでロスコーのことで電話を受け、そのまま空港へ戻ってロサンゼルスへ飛んだ。その後に何が起きたかは知ってのとおりだ。だから、そのときは実現しなかった。今回は兄を招待した。僕にとっては本当に珍しい経験だった。これまでマシンの中で耳に聞こえてくるのはエンジニアの声だけだった。でも生まれたときから知っている兄と、あれほど近くで経験を共有できた。彼が歩んできたことや、長年僕を支えてくれたことを考えると、彼がすぐ後ろにいて、笑っている声が聞こえ、僕がマシンに乗るたびに感じている感情を彼も体験しているのを感じられたのは、本当に深い瞬間だった。彼は信じられないという感じだった。何年も見てきて、どんなものか想像しようとしていたけど、想像をはるかに超えていたと思う。それは当然だよ。だからまたやるのが待ちきれないし、もう一度彼を乗せたいと思っている。

    Q:ルイスへ。あなたは自分を強く支えてくれるファンに恩返ししたいと自然に思っているはずです。それがここで実現することを望んでいると思いますが、あなたが長く公に話してきたように、彼らは昨年の難しい時期にもあなたを支え続けました。そうしたドライバーとファンの関係という意味で、今年のレースには特別な意味がありますか?

    ハミルトン: 特にそういうわけではない。いつも本当に特別だよ。赤いマシンでここにいることもそうだ。昨年が赤で走る最初の年だったと思うけど、長い間僕を応援してくれている人たちにとっては、メルセデスを応援してきた期間が長かった分、フェラーリへ気持ちを移すのは簡単ではなかったかもしれない。それでも今週末は赤いキャップがもっと増えているといいね。僕は子どものころ、家でミハエルがここを走る姿を見ていた。そのことを考えると、ガレージを出てコースを走り、観客が応援してくれているのを見る瞬間は、今でも頬をつねりたくなるような気持ちになる。自分がここにいること自体、まだ信じられない瞬間がある。それに、フェラーリで走る機会が自分に訪れるなんて思ってもいなかったから、なおさら特別なんだ。

    Q:ルイスへ。オーストリアGP後、トト・ヴォルフはフェラーリがアップグレードに資金を使い、予算が尽きる可能性をかなり懸念していました。これについてどう考えていますか?

    ハミルトン: それはフレッドに聞くべき質問だね。僕はお金の部分には関わっていない。

    Q:ルイスへ。まだ誰もタイトル争いを独走しているわけではありません。キミ・アントネッリが少し抜け出していますが、あなたはスペインでの勝利もあって差を縮めつつあります。今年をタイトル獲得のシーズンにするために、あなた自身は何をしなければならないと考えていますか? また、もしタイトルを獲得できたら驚きですか? 今年チャンピオンになることは現実的だと思いますか?

    ハミルトン: 僕がメルセデスのガレージへ行ってボルトを外す以外にね(笑)。メルセデスは本当に素晴らしいチームだ。今年のパフォーマンスを見れば分かるように、チーム全体が完全に一体となって機能している。その働きぶりを見るのは本当に美しいことだ。今年彼らが持ち込んできたもの、成し遂げてきたことは非常に大きい。だから、彼らとの差を縮めるには誰にとっても相当な努力が必要になると思う。それに前戦ではレッドブル・レーシングも大きく前進した。マックスも間違いなく有力なタイトル候補になるだろうし、パワー面でもメルセデスと互角だから、とても強いはずだ。僕たちとしては、とにかく信じ続けて落ち着いて仕事を続けることが大切だ。毎週末、自分たちが持っているものをすべて引き出し、できればマシン性能以上の結果を持ち帰りたい。そして、ブダペストのように長いストレートがないサーキットでは差は少し縮まると思っている。正直、そういうコースがもっと必要だね。でも、まだ早いよ。キミは依然としてかなり前にいるし、前戦でもさらにポイントを積み重ねた。だからオーストリアは僕たちにとって現実を再認識するレースだったと言ったんだ。でも、終わるまでは終わらない。チーム全員が全力で取り組んでいるし、それ以上は僕も望まないよ。

    Q:アービッドへ。オーストリアGPでのチームオーダーの件について、その後チーム内ではどのような話し合いがありましたか? また、あれほど大きな反響がSNSで起きたのは初めてだったと思いますが、どう受け止めましたか?

    リンドブラッド: 正直、SNSはあまり見ていなかった。そういうものは追いかけていなかったからね。レース後にチームのみんなで話し合いをして、すべて解決した。だから今はもう今週末のレースに集中している。

    Q:ルイスへ。今週末はスプリントフォーマットです。シルバーストンのようなサーキットでエネルギーマネジメントを行ううえで、どれほど難しさが増しますか?

    ハミルトン: とても大きいよ。シミュレーションの重要性がさらに増すし、明日は興味深い一日になると思う。以前はDRSがあったから、各チームが異なるデプロイメント戦略を使っているのが分かったよね。前戦でも、何人かのドライバーがデプロイメントの違いについて話していた。たしかキミだったと思うけど、シャルルに追突しそうになったと言っていたよね。僕たちは常に改善を続け、最も効率のいいデプロイメント戦略を見つけようとしている。でもセッションが終わるたびに「ここは改善できる」と気付くことがほとんどなんだ。だから重要なのは、どれだけ早く適応できるかということだ。できる限り柔軟に対応するしかない。セットアップも空力パッケージも、この週末に向けてできる限り準備してきた。でも明日の走行を終えれば、さらに多くのことが分かるはずだし、そこからもう少し性能を引き出せるか試していくことになると思う。

  • F1イギリスGP 記者会見 PART1:フェルスタッペン移籍説や各チームの現状

    F1イギリスGP 記者会見 PART1:フェルスタッペン移籍説や各チームの現状

    2026年F1第9戦イギリスGPのFIA公式記者会見前半には、ランド・ノリス(マクラーレン)、ランス・ストロール(アストンマーティン)、ガブリエル・ボルトレト(アウディ)が出席した。

    会見では、フェルスタッペンのマクラーレン移籍報道やアストンマーティンの今後のアップデート、アウディF1プロジェクトの進捗、2026年型マシンへの適応など幅広いテーマについて語られたほか、恒例となったレゴカーでのドライバーズパレードについてもユーモアを交えて応じた。

    Q:ランド、まずはあなたから。現F1ワールドチャンピオンとして母国レースを迎える気分を聞かせてください。

    ランド・ノリス: めちゃくちゃ最高だね。毎年ここで走るのは特別だから、チャンピオンになったこと自体がその気持ちを変えるわけじゃない。地元のファンや友人、家族、チームのみんなの前で走れるのはいつだって特別だ。2019年に初めてここを走って以来、ずっとこのレースが大好きなんだ。昨年はレースにも勝って、チャンピオンにもなれた。そのおかげで「初めて母国GPで勝たなきゃいけない」というプレッシャーはなくなった。でも今は「もう一度勝ちたい」という気持ちがさらに強くなっている。

    Q:ファンのために何か特別なことは用意していますか? 「ランドスタンド」は今年もありますか?

    ノリス: ああ、ランドスタンドは本当にすごいよ。明日マシンから見るのが待ちきれない。あまりにも目立つから、みんな気を取られるんじゃないかな(笑)。ストウを通過するためにもっと濃いバイザーが必要なくらいだ。今年は昨年以上に大きくなった。今朝も現地へ行って、ショップやホスピタリティエリア、それに音楽やDJなんかも見てきた。応援してくれるみんなには、僕たちが走っていない時間も含めて、この週末を思い切り楽しんでほしい。今でもレースを楽しみたいだけの子どものような感覚なんだ。でも、こんなに多くのファンやサポーターに支えられている光景を見るたび、これこそ僕がずっと夢見てきたことだと感じる。

    Q:パフォーマンスについて聞かせてください。スペインでは好調でしたが、オーストリアでは少し苦戦しました。シルバーストンではどのようなレースを期待していますか?

    ノリス: 正直、まったく分からない。走ってみるまで様子を見たいね。実際にはレッドブルリンクはスペインよりそんなに悪かったとは思っていない。ただ、ほかのチームが少し前に出てきただけなんだ。決勝ではフェラーリより速かったし、レッドブル・レーシングには及ばなかった。今は勢力図が変わっているけど、僕たちはまだ目指す位置には届いていない。昨年ほど楽観的ではないけれど、表彰台を目指し、2台とも上位でポイントを獲得したい。

    Q:ランス、あなたに伺います。ホームレースではありませんが、アストンマーティンにとっては事実上のホームイベントです。この週末はどれほど特別ですか?

    ランス・ストロール: チームにとってはいつも特別なレースだ。ファクトリーはすぐ近くだから、普段はマシンを見る機会がないスタッフも、この週末は家族と一緒にサーキットへ来られる。みんなにとって特別な週末になるよ。

    Q:アップグレードについて聞かせてください。エイドリアン・ニューウェイは今週、ハンガリーで導入されるものについて話していました。ようやくトンネルの出口が見えてきたという感覚はありますか? パフォーマンスにはどれくらい期待していますか?

    ストロール: それはハンガリーで分かるよ。ハンガリーでは空力アップデートが入って、ザントフォールトではエンジンが入る。そのときになれば、もっといろいろ分かるはずだ。うまくいけば、もっと前の集団で戦えるようになると思う。

    Q:シミュレーターではもう試しましたか?

    ストロール: ああ。かなり速くなるはずだよ。ただ、どれくらい速くなるかは実際にサーキットへ持ち込むまで分からない。大きな前進になって、毎週末ポイント争いができるようになればいいね。「良い」レベルなら十分だし、「素晴らしい」ならなおさらだ。

    Q:ガブリエル、ここ数戦は11位が続いています。この結果にはどれくらいフラストレーションを感じていますか?

    ガブリエル・ボルトレト: フラストレーションは感じていないよ。現実的に考えれば、ここ数戦で達成できたのはあれが精いっぱいだった。レーシングブルズは週末を通して僕たちより少し速かったし、決勝では誰もマシントラブルがなかった。だから僕たちは実力どおりの順位でフィニッシュしただけだと思う。11位以上は難しかったんじゃないかな。もちろんポイントは獲りたい。でも今は積み重ねることが大事なんだ。シーズン序盤より大きく進歩しているし、問題も減ってクリーンな週末を過ごせるようになった。この方向性を続けていけばポイント圏に入り、その後も継続してポイントを獲れるようになると思っている。

    Q:その進歩について詳しく聞かせてください。前戦オーストリアではアップグレードが投入されましたが、マシンはどれくらい変わりましたか?

    ボルトレト: 良いアップグレードだったと思う。確実に良くなったよ。ラップタイムでどれくらい改善したかは分からないけれど、マシンの挙動はずっと安定した。予測できないスナップや急な挙動が減って運転しやすくなった。間違いなく正しい方向へ進めたし、期待どおりに機能したアップグレードだった。

    Q:スタートについてはどうでしょう? 問題はもう解決しましたか?

    ボルトレト: 正直、まだ分からないね。前戦はその点ですごく良かった。スタートで1台抜くことができたし、今年のオープニングラップで初めてオーバーテイクした相手だったんだ。でも、それを積み重ねていかないと意味がない。前戦はうまくできたし、今週末も次戦も同じようにやる必要がある。毎週続けられるようになって初めて「スタートが改善した」と言えると思う。1週末だけでは偶然かもしれないからね。でも以前と比べれば確実に良くなっているよ。

    フロアからの質問

    Q:ランドへ。マックス・フェルスタッペンのマネジメントがマクラーレンと接触したという報道がありました。数年前はあなたがレッドブル・レーシングへ行くべきだという話が多かったですが、今は立場が逆になりました。これはマクラーレンの現在の評価を示していると思いますか? また、フェルスタッペンとマクラーレンの組み合わせについてどう考えますか?

    ノリス: 正直に言うと、マクラーレンに来たがっているドライバーはたくさんいるよ。どうしてマックスだけに注目するのか分からないくらいね。ほかにも来たいと思っているドライバーは何人もいることを知っている。だから4度のワールドチャンピオンが僕たちのチームに興味を持ち、加入を考えてくれるのは素直にうれしいことだよ。実際にどこまで本当なのかは分からないけれどね。将来ほかのドライバーと組むことになれば楽しみだけど、今すぐ現実的な話ではない。僕自身はマクラーレンでの将来を楽しみにしているし、これからも何年もここで走るつもりだ。今はオスカーとすごく良い関係で仕事ができているし、これからも一緒に戦っていきたい。それが今の僕たちの焦点だよ。

    Q:ランドへ。今朝ファンの中を歩いている姿を見ました。彼らから受け取るエネルギーは、不可能を可能に変える力になりますか? 「今年も昨年のようなことをやってみせよう」と思いましたか?

    ノリス: とりあえず「はい」と答えておこうかな。みんなに希望を持ってもらうためにね(笑)。でも、昨年と同じ状況じゃないことは誰でも分かるはずだ。今年も同じことをやれると自信満々で言うのは難しいよ。それでもホームレースでは最高の走りを見せたいと思うし、シルバーストンはここ数年ずっと僕たちと相性のいいサーキットでもある。ファンのみんなが力をくれるのは本当だし、最高のレースを見せたいという気持ちにもさせてくれる。見出しに使いやすいように言うなら、「はい」だね。

    Q:ランドへ。あなたはウェブサイトやLN4グッズなど、モータースポーツ界でも特に魅力的なブランドを築いています。今朝のポップアップストアも長蛇の列でした。ブランドづくりにはどれくらい関わっているのでしょうか? また、どんなアイデンティティを表現したいと考えていますか?

    ノリス: もちろん全部僕がやってるよ。製造もデザインもSNSも運転も全部ね(笑)。いや、本当は優秀なチームが周りにいて助けてくれている。3~4年前までは、ブランドらしいブランドはまだなかった。デザインやカラー、自分らしさを表現するものも、ストーリーを伝える手段もほとんどなかった。でも今はそれがあるし、少しずつ作り上げて毎年成長させるのを楽しんできた。ランドスタンドも昨年から倍以上の規模になった。本当に優秀なチームがいて、この世界をよく理解してくれている。僕は運転だけは得意だけど、それ以外は彼らに任せている。でもデザインやコンセプト、ストーリー作りには関わっているし、ファンが何を求めているのかも一緒に考えている。最後は僕自身のブランドだから、自分らしさを表現して、ファンに楽しんでもらえるものにしたい。それはいつも楽しみにしていることだよ。

    Q:ランドへ。ワールドチャンピオンとして母国へ戻ってきて、昨年から生活は大きく変わりましたか?

    ノリス: F1で過ごす年数が増えるたびに、いろいろなことがもっと楽しくなるし、ファンや応援してくれる人も増えていく。それは特にここシルバーストンで強く感じるね。今朝も別の人に話したけど、ここは「自分はここにいるべきなんだ」と感じさせてくれる場所なんだ。ほかのサーキットでもファンの応援は感じるけれど、ここまで多くの人たちを目の前にすると、ずっとここにいたいと思ってしまう。それくらい特別な場所なんだ。昨年から変わったことといえば、ファンが少し増えたことかな。それに街で気づかれることも多くなったし、レースより僕の私生活に興味を持つ人も増えた。でも、それが今の世の中なんだろうね。とはいえ、僕自身は何も変わってほしくない。タイトルが何回増えても、友達と過ごしたり、ゴルフや旅行をしたり、家族や兄弟姉妹と過ごしたり、F1以外の生活も楽しみたい。今の人生は本当に素晴らしいし、それだけでも十分幸せだよ。

    Q:3人に質問です。今年もレゴカーによるドライバーズパレードが行われます。しかも今回はライブ配信も予定されています。楽しみにしていますか? また、この重要なレースに向けてどんな姿勢で臨みますか?

    ストロール: 別に何とも思わないね。そのことで眠れなくなるわけでもないし、朝早く起きて楽しみにすることもない。いつものドライバーズパレードのひとつだよ。

    ノリス: 僕は結構楽しみにしてるよ。

    ストロール: もしあと600馬力あったら面白いだろうね。そうなれば、みんなもっと楽しみにすると思うよ。

    ノリス: 去年は君が全部壊したじゃないか。

    ストロール: でも600馬力とか800馬力くらいあれば、もっと盛り上がるよ。

    ボルトレト: そんなことしたら、ドライバー全員病院行きだよ(笑)。今週は君が運転するの? それともフェルナンド?

    ストロール: コイントスで決めるよ。

    ノリス: えっ、1台につき1人だけ?

    ボルトレト: たぶんね。

    ノリス: 2人ずつじゃないの? みんな運転するんだと思ってた。もしマイアミみたいな感じなら、スタート地点まで戻ってこられた人が勝者だね(笑)。でも面白い企画だと思うよ。たまにはこういう違うことをやるのもいい。みんな一緒にいて話もできるし、ファンにも会える。安全にやれば、きっと楽しい時間になると思う。

    ボルトレト: 僕は全力で行きたいね。去年は本当に楽しかった。普段はほとんどのレースでトラックの上から手を振るドライバーズパレードだから、年に一度こういう形でやるのはすごくいいと思う。去年もみんな楽しんでいたし、今年も同じように楽しめるはずだよ。

    Q:ランドへ。レゴカーの後は本物のF1マシンに乗ることになります。何人かのドライバーはシルバーストンではエネルギーマネジメントが大きな課題になると話しています。この象徴的なサーキットは、今年のマシンでも変わらず特別なコースであり続けると思いますか? それともエネルギー回生が中心のサーキットになってしまうのでしょうか?

    ノリス: 実際に走ってみないと分からないね。でも日曜日のレースは面白くなると思う。外から見ている人にとっては、いいレースになるはずだ。ただ、ここ数年のマシンと比べるとコースそのものの難しさは少し減るだろうね。去年までのマシンは高速コーナーで本当に速かったけれど、今年はそこまでではない。コプスも、ここ数年ほどチャレンジングではなくなるだろうし、マゴッツやベケッツも同じだ。でも十分に速いし、見応えはあると思う。一番大事なのは、観客にとって日曜日のレースが面白いことだ。ドライバーとしてはコプスやマゴッツ、ベケッツを限界で攻める感覚は少し違うだろうし、長い減速区間も増える。でも、それが今のF1の現実なんだ。この週末に向けても改善への取り組みは続けられている。だから大丈夫だよ。ここはシルバーストンだし、僕たちはF1マシンに乗っている。それだけで十分だし、あまり文句は言えないね。

    Q:ランドへ。オスカー・ピアストリは、シーズン後半に優勝争いへ戻るにはMCL40にはさらなるスピードとグリップが必要だと話していました。マクラーレンが準備している開発によって、それを実現できる自信はありますか? また、ATRの開発配分はどれくらい助けになると思いますか?

    ノリス: 正直、ATRについては全然分からないから、その質問は僕にはしないでほしいね(笑)。マシンについては楽観的に考えているよ。それはチームを信頼しているからだ。マクラーレンが何を成し遂げられるチームかも分かっているし、今後のアップデートを細かく知る必要はない。僕には状況を好転させられるチームがいるし、実際にワールドチャンピオンを獲ったチームでもある。それだけで十分だよ。今後は表彰台や優勝争いへの自信を高めてくれるものが控えていることも分かっている。シーズン後半には、もっと表彰台や優勝を争えるようになると信じている。今は少し我慢の時期だけど、それも選手権の一部だからね。毎週末、持っているものを最大限引き出すしかない。現状を理解しながらも、将来については前向きに考えているよ。

    Q:3人に質問です。ランドとオスカーは昨年よりも関係が良くなったように見えます。それは今のほうがプレッシャーが少ないからですか? また、ガブリエルはニコ・ヒュルケンベルグと、ランスはフェルナンド・アロンソと良い関係を築けていますか?

    ストロール: もちろんだよ。

    ノリス: 僕とオスカーの関係は去年とまったく同じだよ。何が違って見えるのか分からないね。……違うと思う? ごめん、それは気にしないよ(笑)。本当に去年と同じくらい良い関係なんだ。昨年はポールや優勝争いをしていたから、2人とももっと集中している姿が目立っていたのかもしれない。でもサーキットの外では何も変わっていない。一緒にマーケティングの仕事も楽しんでいる……なんて言う人はいないけどね(笑)。それでも一緒にやるべきことをこなし、皆さんが見ていない部分でも本当に良い関係なんだ。それがチームメイトとしてあるべき姿だと思っている。今はチームとして理想より少し後ろにいるから、昨年ほど張り詰めた雰囲気ではないだけで、関係自体はまったく変わっていない。

    ボルトレト: ニコとはすごく良い関係だよ。もちろん、僕たちはまだワールドチャンピオン争いをしているわけじゃないし、そういう状況になるとチーム内の雰囲気も変わるんだと思う。でもサーキットの外でも仲はいいし、レースウイーク以外でも一緒に過ごすことがある。彼の家族も本当に素晴らしい人たちで、とても良い関係を築けているよ。

    Q:ランドへ。今週のマシンは前戦とは見た目が大きく変わりました。昨年も特別なカラーリングで良い結果を残しましたが、今回のカラーリングについてどう思っていますか? また、マシンの見た目が変わることでドライバーとして何か影響はありますか?

    ノリス: 実は僕もオスカーも、ドライバーとして目に入るものには結構こだわるタイプなんだ。だからコクピット周りはほとんど変えないようにしている。マシンに乗ってしまえば、外観の違いはあまり分からないよ。今回はブルース・マクラーレンの最初のマシンをオマージュしたカラーリングだから特別なんだ。僕たちがそれを現代によみがえらせ、みんなに見てもらえるのは光栄なことだと思っている。最初のマクラーレンが白、緑、グレーだったことを知らない人も多いからね。もちろん現代風のアレンジは加えているけれど、パパイヤカラーではない。それでもマクラーレンの原点を表現できるのは特別なことだ。そして木に触れて願掛けしておくけど(笑)、こういう特別なカラーリングの時は、だいたいいいレースができるんだ。特に僕はね。だから今回も特別な週末になればいいと思っている。

    Q:ランドへ。昨年学んだことで今年のドライビングに生かしていることはありますか? また、自分自身がさらに成長したと感じていますか? そして、フェルスタッペンの話題にも関連しますが、同じマシンで戦えばマックスでも、ほかの誰でも倒せる自信はありますか?

    ノリス: 昨年より成長したとは思っているよ。今年のマシンは昨年とはまったく性格が違っていて、求められるドライビングもかなり変わった。それに適応しなければいけないんだ。同時に、自分はより完成度の高いドライバーになったとも感じている。いろいろな状況やドライビングスタイル、マシンの特性にも柔軟に対応できるようになった。誰が相手でも勝てると思っているよ。ただ、言い方には気をつけないといけないね。マックスの本当にすごいところは、シーズンを通して毎週末あれだけ高いレベルのパフォーマンスを維持していることなんだ。ポールを獲れるドライバーや驚くようなラップを刻めるドライバーはたくさんいる。でも、本当に偉大なドライバーは、そのレベルをすべてのセッションで発揮できる人なんだ。そこはマックスが、おそらく誰よりもうまくやっている部分だと思う。だからマックスでも、ルイスでも、フェルナンドでも、最高のドライバーと戦える機会があるなら、それは僕にとってすごくワクワクすることだ。同時に、これから自分にどんなチャンスが訪れるのかも楽しみにしているよ。

    Q:ガブリエルへ。アウディはまだ新しいチームですが、前身のチームには長い歴史があります。アウディが加わってから、開発体制や舞台裏の仕事ぶりに違いを感じていますか?

    ボルトレト: ああ、本当に大きな違いを感じているよ。特にチーム全体の考え方が大きく変わった。もちろん昨年までのチームや、それ以前にチームを支えてきた人たちには敬意を持っている。でも現実として、今はまったく違う状況なんだ。アウディというメーカーがバックにつき、自分たちでパワーユニットを開発し、資金面でも強力なサポートを受けている。かつてのザウバーのように、その部分で苦労することはなくなった。その結果、チーム全体の意識も変わった。僕たちは将来、大きなことを成し遂げるという目標を持ち、それに向かって全員が仕事をしている。昨年と比べても、働き方や取り組む姿勢は大きく変わった。それに今はノイブルクにも素晴らしいチームがある。昨年はまだ一緒に仕事をしていなかった人たちが、そこでパワーユニット開発に取り組んでいる。初めてF1エンジンを開発するチームが、新レギュレーション初年度にここまでやれたことは本当に素晴らしい成果だと思う。もちろん改善すべき点はまだある。でも、彼らが成し遂げた仕事には敬意を表したい。この方向性で努力を続けていけば、将来きっと大きな成果をつかめると信じている。

  • 2026年F1オーストリアGP 決勝:全22人ドライバーコメント

    2026年F1オーストリアGP 決勝:全22人ドライバーコメント

    2026年F1第8戦オーストリアGP決勝後、各チームがドライバーコメントを発表した。

    優勝したジョージ・ラッセル(メルセデス)はポール・トゥ・ウインを喜ぶとともに、プレッシャーのかかるレースをチームとともに乗り切ったことを強調。2位マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はアップグレードの効果を評価し、優勝争いができた内容に手応えを示した。

    また、表彰台を獲得したキミ・アントネッリや、フェラーリ勢、マクラーレン勢をはじめ、中団・下位チームのドライバーもそれぞれ決勝を総括。タイヤマネジメントや戦略、アップグレードの効果、次戦シルバーストンへの意気込みなどについて語っている。

    1位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今日の結果には本当に満足している。このサーキットで勝つのは決して簡単ではないし、レースの大半でプレッシャーを受け続けていた。特に最後のスティントは厳しかったので、ポールポジションを勝利につなげられたことは本当にうれしい。チームは戦略面で素晴らしい仕事をしてくれたし、レース全体をうまくマネジメントできるマシンを用意してくれた。こういうコンディションでは、余計なことを考えず、ただドライブに集中することが大切だと思うし、今日はそれをうまく実行できた。チームとしても大量ポイントを獲得できたことは素晴らしい。キミも見事な追い上げで再び優勝争いに戻ってきてくれたし、それがチーム全体の結果につながった。トップ争いは本当に僅差でライバルも強力だから、もっとパフォーマンスを見つけ続けなければならない。でも今は、この週末の成果を前向きに受け止めて、来週のシルバーストンに向かいたい」

    2位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「今日は僕たちにとって本当にいいレースだった。最初の2周はすごく楽しかったし、レース前半は本当にクルマの感触も良くて楽しく走れた。その後は特にルイスとのバトルのあと、タイヤマネジメントが重要になった。途中でリアアクスルに何か問題が起きてペースを失ってしまい、最後まで勝負できなかった。振り返ればアンダーカットを選んでいれば前に出られたかもしれないし、タイヤのデグラデーションではジョージより優位だったと思う。それでも2位という結果には満足している。いいレースができたし、メルセデス相手にここまで戦えるとは思っていなかった。チームはアップグレードを投入するために本当に懸命に働いてくれたので、皆に感謝したい。期待以上の内容だったし、レースペースも予想よりずっと良かった。今朝マシンに乗り込んだ時は優勝争いができるとは思っていなかったので、こうしてトップ3で終われたのは本当にポジティブな結果だ」

    3位:キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「僕にとっては決して簡単なレースではなかった。最初のスティントは思うような内容ではなく、序盤はブレーキにも少し苦しんだ。その後はペースがかなり良くなり、再び優勝争いに戻ることができた。あと数周あれば最後は2位争いがもっと面白くなっていたと思う。まずは今日勝ったジョージにおめでとうと言いたい。特に最後のスティントでプレッシャーを受けながらも見事にレースをコントロールしていた。チームとして2台そろって大量ポイントを獲得できたのも素晴らしい結果だ。僕自身はまだ学ぶことがたくさんあるし、この週末はそれを改めて実感する機会になった。この経験をしっかり次に生かして、来週はさらに強くなって戻ってきたい。シルバーストンはいつも特別なサーキットだし、スプリントフォーマットでもあるので、最初のセッションからしっかり合わせていくことが重要になる」

    4位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「今日のパフォーマンスには本当に満足している。いいレースができたし、この数週間で学んできたことを実践することができた。ペースは予想以上に良く、フェラーリと戦って上回ることができたのはチームにとって大きな収穫だった。今あるマシンの力を最大限に引き出せたと感じられるのは、とてもいいことだ。ただ、トップ3と継続的に戦うためには、まださらにペースを見つける必要がある。特定の弱点があるわけではなく、純粋なパフォーマンスとグリップを全体的に向上させる必要がある。これからも一歩ずつ改善を続け、この勢いを次の数戦につなげていきたい。今後の戦いが楽しみだ」

    5位:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「本当に暑くて厳しいレースだった。いくつかいいバトルもできたし、レース序盤はチャンスがあるかもしれないと思っていた。チームはピットストップで素晴らしい仕事をしてくれたが、ストレートでまだ苦戦していることは明らかだったし、タイヤのデグラデーションも非常に大きく、それが最終的には厳しいレースにつながった。レース前から路面温度を考えると3ストップ戦略もあり得ると考えていた。結果がどう変わっていたかを断言することはできないが、今日の状況を考えれば、これ以上できることはあまりなかったと思う。シルバーストンまで1週間あるので、この週末に学んだことをすべて分析し、次戦で何ができるかを見ていきたい」

    6位:アイザック・ハジャー(レッドブル)
    「スタートには満足している。バルセロナよりも大きく改善できた。8番手スタートからかなりアグレッシブなレースになった。各スティントの終盤ではタイヤがかなり厳しくなっていて、おそらく僕にとって最速のレースではなかったけれど、それでも2つ順位を上げることができた。レースペースではアップグレードの効果をはっきり感じることができたし、今日はグリッドで2番目に速いマシンだったと思うので、とても満足している。まだマシンからすべてを引き出すには、もう少し自信を持って乗れるようになる必要があるけれど、今季ここまでで最高のレースカーだったし、その力を発揮してくれている。来週はもっと気温が低くなることを期待しているし、そうなればさらに競争力を発揮できると思う」

    7位:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「全体的に見れば、今日はチームにとってまずまずの結果だったと思う。特にフェラーリの1台を上回ってフィニッシュできたことは良かった。ただ、今日は極端な暑さの中で誰にとっても難しいレースだった。オープニングラップで重要なトラックポジションを失い、その後のピットストップでも再び順位を落としてしまった。それが今日のレースでは非常に大きな要素になった。一度ポジションを失うと取り返すのは本当に難しいので残念な展開だったが、チームは最後まで集中を切らさず、最大限の結果を引き出してくれた。今回は他チームのようなアップグレードは投入しておらず、現時点ではマシンの性能がトップ勢に届いていないことも分かっている。それは改善に時間が必要な部分だ。シルバーストンへ向かう前にチーム全員で内容を振り返る。母国グランプリを迎えるのが今から楽しみだ。着実に前進しているし、1周目やピットシークエンスを改善できれば、次戦ではもっといい戦いができるはずだ」

    8位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「セットアップは昨年ここで使った方向性に近いものを選び、それは予選ではうまく機能した。しかし決勝ではあまり効果がなく、特にリアの挙動に苦しみ、かなりスライドする状況になってしまった。バルセロナではレースペースも非常に良かったので、アップグレードが機能していることは分かっている。今のF1マシンは非常に繊細で、セットアップが適正なウインドウに入っていないと大きな代償を払うことになる。その点については、今後さらに理解を深めて最適化していかなければならない。シルバーストンに向けてやるべきことはたくさんあるし、チームとしてもっと強い状態で戻ってこられることを願っている」

    9位:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「今日は本当に暑かったけれど、全体としてはいいレースだった。タイヤのデグラデーションもほぼ想定どおりで、自分たちのプランどおりに進めることができた。最初のスティントではブレーキ温度がかなり高くなっていたが、数周後には落ち着いた。それからアービッドとの間でコミュニケーションミスもあり、ターン4で並んでレースをすることになった時は少し驚いたが、2回目のピットストップのあとにポジションを取り返すことができた。この週末はマシンが大きく前進し、レースを通してペースも力強かった。ダブル入賞という結果はチームにとって素晴らしいものだし、この勢いを維持していきたい。シルバーストンはスプリントウイークエンドなので、また大きなチャンスになるし、今からコースに戻るのが本当に楽しみだ」

    10位:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「チームにとって再びダブル入賞を達成できたことは本当にポジティブなレースだった。僕自身は決して楽なレースではなく、低速コーナーでのブレーキングやハードタイヤ装着時に苦戦していた。もう少しうまく対応できた部分もいくつかあったので、それらはチームと一緒にしっかり見直していくつもりだ。今は来週のシルバーストンが本当に楽しみだ。F1で初めて迎えるホームレースになるし、とても特別な週末になるはずだ。チームはここ数戦でアップグレードを継続的に投入し、マシンのパフォーマンスを着実に向上させてくれている。この好調を維持したままシルバーストンへ行ければ、本当に最高だ」

    オーストリアGP 決勝

    11位:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「今日は自分たちにできることはすべてやれたと思う。前を走っていたアルピーヌをオーバーテイクできたし、レースの大半ではかなりいいペースもあった。ただ、今週末のレーシングブルズは僕たちより速く、ポイント圏内に入ることはできなかった。ここ数戦とは違って、今日は大きな混乱やリタイアもなく、とてもクリーンなレースだったので、それを利用して順位を上げることもできなかった。全体として、この週末は持っている力をすべて引き出せたと思う。予選ペースも良かったし、ここへ持ち込んだパッケージも期待どおりに機能した。あとは前のグループとの差を少しずつ縮めていく必要があるし、そのために全力を尽くす。まずは来週のシルバーストンからだ」

    12位:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「順位を上げるのがとても難しいレースだった。最初のスティントを長く引っ張ってアドバンテージを作ろうとしたが、多くのトラフィックや周回遅れの処理もあって、思い描いていた展開にはならなかった。振り返れば、もう少し早くピットインしていれば別のチャンスがあったかもしれないが、それは終わってからなら何とでも言えることだ。ポジティブだったのはレースペースだ。周囲のマシンと互角、あるいは場面によってはこちらの方が速いくらいだった。ただ、後方グリッドからのスタートでは、それを結果につなげるのは難しかった。シルバーストンに向けて今回の学びを持ち帰る。まったく性格の違うサーキットだし、僕自身も好きなコースなので、次戦ではもっといい位置で戦いたい」

    13位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「理解しなければならないことが本当にたくさんあるレースだった。おそらく今季で一番厳しいレースだったと思う。グリップもマシンバランスも厳しく、タイヤのデグラデーションも非常に大きかった。そのためタイヤの摩耗が激しく、3ストップを強いられた。レース序盤はストレートでパワー系の問題も発生し、その影響でポジションを失った。その後はトラフィックに入ってしまい、クリーンエアでも十分なペースはなかった。とにかくデグラデーションが大きすぎた。バルセロナでは暑いコンディションでも日曜日は速かったので、今回もレーシングブルズに対して有利に戦えると期待していたが、そうはならなかった。改善すべき点は明確だし、チームもすぐに答えを見つけようとしてくれるはずだ。次はスプリントウイークエンドのシルバーストンなので、それまでにしっかり対応したい」

    14位:オリバー・ベアマン(ハース)
    「厳しい一日だったし、ペースにも苦しんだ。スタートが本当に悪く、多くのポジションを失ってしまい、その後はずっと前に出られなかった。VSCには助けられた部分もあったけれど、レースを通して本当に遅かった。自分としてはベストを尽くしたが、アウディやレーシングブルズ、アルピーヌとはまったく勝負にならず、僕たちの方がかなり遅かった。今日は予想外の結果だったが、マシンバランスも今日は大きく崩れていて、どうしても改善できなかった。実際にマシンを運転して感じていたことを考えれば、この結果にもそれほど驚いてはいない」

    15位:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「簡単な週末ではなかったし、全体としてペースもグリップも見つけることができなかった。いいバランスを見つけられず、レースも非常に長かった。路面温度も高かったため、特にリアタイヤに大きな負荷をかけることになった。新品タイヤではペースは良かったが、スティントが進むにつれて急激に落ち込み、スライドが増えるほどタイヤ温度も上がってしまった。普段は決勝の方が強いチームなので、なぜ今日はそうならなかったのかを理解する必要がある。スタートではブースト不足によって非常に悪い発進となり、オープニングラップから後方での戦いを強いられた。いくつかいいバトルもあったが、僕たちはもっと上位で戦いたいし、それを来週のシルバーストンで実現したい」

    16位:エステバン・オコン(ハース)
    「予想どおりの結果だ。マシンに問題があることは分かっているが、ポジティブなのは、この週末を通してチーム全員が全力を尽くしたことだ。持てる力を最大限に引き出したし、変更できるコンポーネントはすべて試した。それでも同じ問題に苦しみ続けている。スタートは素晴らしかった。チーム全員で懸命に取り組み、できる限り改善した成果が出た。スタートでは全員を上回る加速ができたし、オープニングラップではポイント圏内まであと少しというところまで行けた。レーシングブルズ勢とも戦えていたが、その後は周回遅れにされてしまい、本当に厳しかった。まずはマシンを正常な状態に戻すことが最優先だ。ダウンフォースが大きく不足していて、そのせいでタイヤを滑らせてしまう。最初の数周は何とか持ちこたえられるが、その後は次々と他車に抜かれてしまった」

    17位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「全体的に見て厳しい週末だった。ミッドフィールド勢と戦えるだけのペースがまったくなかった。タイヤのデグラデーションに苦しみ、中高速コーナーでもペース不足が目立ったので、次戦までに分析すべきことがたくさんある。現在はアップグレード投入までの間、あらゆる方向性を試しながらパフォーマンスを探っているところだ。シルバーストンには小規模なアップグレードパッケージを投入する予定で、それによってハースやレーシングブルズに近づけることを期待している。このアップデートが正しい方向への第一歩になることを願っている」

    18位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「今週末も厳しいレースだったが、予想外のことではなかった。最後まで完走してデータを集め、オペレーション面でも改善を続けられたことには価値があった。この数週間でいくつかの面では前進できているし、アップグレードが投入される時に備えて、この流れを維持したい。来週はいよいよホームレースのシルバーストンだ。ファンの前で持てるものをすべて出し切りたい」

    リタイア:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「今日はプラクティスよりもレースペースが良く、ライバルたちとの差も少し縮まっていた。いくつか変更を加えたことでマシンは運転しやすくなり、本来なら戦えないと思っていた相手とも争えていたので、それはポジティブな兆候だった。しかし残念ながらパワーユニットのトラブルによってマシンの電源が突然落ちてしまった。現時点で僕たちが望む競争力には届いていないことは明らかだが、シルバーストンでは小規模なアップグレードを投入する予定なので、それによって再び競争力を高められることを期待している」

    リタイア:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「今日はマシンのフィーリングが良く、特に第2スティントではタイヤをうまくマネジメントしながら走ることができた。もともと他車と上位争いができる状況ではないことは分かっていたが、フェルナンドとのバトルは楽しかった。残念ながらERSに問題が発生した疑いがあり、リタイアするしかなかった。チーム全員にとって本当に厳しい時期だが、少しでも早くアップグレードを投入するために全員が懸命に働いている。辛抱強く取り組み続ければ、数戦後にはもっと上位で戦えるようになるはずだ」

    リタイア:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「今日は本当に不運だった。トラフィックの中でブレーキがオーバーヒートしてしまい、リタイアせざるを得なかった。ウィリアムズ勢と十分に戦えるペースはあったし、実際にアレックス・アルボンをコース上でオーバーテイクしていたので、この結果は本当に残念だ。シルバーストンに向けて原因を徹底的に分析し、何が改善できるかを見極める必要がある」

    リタイア:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「ここはブレーキにとって最も厳しいサーキットのひとつであり、気温も非常に高かったので難しいレースになることは分かっていた。プラクティスでは多くの周回を走っても問題は見られなかったのに、決勝ではわずか2周でブレーキがオーバーヒートしてしまった。これで3戦連続リタイアとなり、チームとして最優先で解決しなければならない課題だ。もっと多くのレースを完走して学ぶ必要があるので、今後はそこに全力で取り組んでいきたい」

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    2026年F1オーストリアGP 予選:全22人ドライバーコメント

    2026年F1第8戦オーストリアGPの予選では、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が今季4回目のポールポジションを獲得した。

    フェラーリ勢がフロントロウ争いを繰り広げ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はQ3でクラッシュを喫するなど、波乱を含んだセッションとなった。

    予選後には全22人のドライバーが、それぞれの結果やマシンの手応え、決勝への展望を語った。ポール獲得を喜ぶラッセルから最後尾に終わったアストンマーティン勢まで、予選順位順にコメントを紹介する。

    1番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今日のポールポジションは本当に気分がいい。Q3最後のラップは信じられないような感覚だった。コーナーをひとつ抜けるたびにコンマ数秒ずつ縮めているのが分かり、本当に素晴らしいラップだった。セッション終盤のイエローフラッグがなければ、さらに速く走れたと思う。Q1とQ2は非常に接戦で緊張感があったが、Q3では本能のままにドライブすることだけに集中し、すべてがうまく噛み合った。この週末を通してマシンには自信を持てていたし、肝心な場面で結果を出せたことを本当にうれしく思う。トトとチームは常に大きな支えになってくれている。常にコミュニケーションを取り、その信頼があるからこそ、思い切って楽しみながら走ることができたし、今日はまさにそれができた。もちろん、今日は仕事の一部を終えただけだ。本番は明日であり、非常に接戦になるだろう。フェラーリもマクラーレンも速そうだし、マックスも必ず脅威になる。ミスなくレースを進め、あらゆるチャンスを最大限に生かす必要がある」

    2番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「今日はマシンのフィーリングが良かった。昨夜はこのコースで競争力を高めるために必要な改善を見つけるべく、チーム全員で懸命に作業した。ドライビング面ではQ3でクリーンなラップをまとめることを目標にしていたので、それが実現できて満足している。昨日の時点では予想していなかったフロントロウからスタートできるのはうれしい。チームはアップグレードを開発し、これほど短期間でマシンへ投入するという素晴らしい仕事を続けてくれている。もしレースで前に出るチャンスがあれば、必ずそれをものにして、チームにふさわしい結果を持ち帰りたい」

    3番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「今日の結果には満足している。特に昨日から改善できたことを考えればなおさらだ。チームは一晩かけて問題を分析し、適切な変更を加えてくれたおかげで、今日はマシンのフィーリングが大きく向上した。Q1からQ3まで、すべての進め方が素晴らしく、チーム全員が本当にいい仕事をしてくれた。僕たちは多くの小さな改善を積み重ねながら前進を続けている。アップデートされたパワーユニットもその一歩であり、ファクトリーのみんなが毎戦努力を続けて前進を支えてくれていることをうれしく思う。一緒に積み重ねてきた仕事を誇りに思うし、その成果が少しずつ表れ始めているのは励みになる。Q3最初のアタックでは自分のミスで少しタイムを失い、それが最後のアタックへのアプローチにも影響した。それでも全体としてはこの結果に満足しているし、これからもプッシュを続ける。オーストリアのファンのみんなにも感謝したい。毎年本当に素晴らしい応援とエネルギーを届けてくれる」

    4番手:キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「ここまで本当に前向きな週末になっていて、セッションを重ねるごとにいいペースを見せられている。予選最後のラップも順調にまとまっていて、ジョージにかなり近いタイムを出せそうだった。それは自信にもなるし、自分にとって大きな学びでもある。マシンにはとても乗りやすさを感じているし、特にロングランでは非常にいいペースを見せられたので、明日に向けて良い土台ができている。高温コンディションと大きなタイヤデグラデーションで厳しいレースになるだろうから、そのマネジメントが重要になる。戦略の選択肢もいくつかあるので、前進しながら最大限の結果を目指したい」

    5番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「Q3でああいうことになってしまったのは残念だったけど、自分は大丈夫だ。予選では新品ソフトタイヤが3セットしかなく、Q3進出もかなり際どかったが、何とかうまくいった。Q2のラップはとても良かったし、Q3最初のアタックも力強い内容だった。ただ2回目のアタックではマシンが少しナーバスになり始め、ターン6で大きなオーバーステアが出た。そしてターン9ではリアグリップを大きく失って高速でスピンし、完全にコントロール不能になった。リアの損傷で空力性能を失ったことが原因で、あの状況ではどうすることもできなかった。本当に残念だが、現実的にはポール争いは難しかったと思う。それでもラップ自体は順調で、3番手は狙えたはずだ。今は明日に向けて切り替えるだけだ。マシンの損傷はそれほど大きくないので、大きな交換作業は必要ないことを願っている。優秀なメカニックたちを信頼している。レースペースにはここ数戦でいくつか課題があるので、明日どうなるか見てみたい」

    6番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「全体としては良い一日だったし、6番手という結果も現状を考えれば悪くない。プラクティスのタイムを見るともっと期待したくなるが、シーズンを通して見ても前のマシンが強いことは分かっている。現実的には今の自分たちはこのあたりの位置にいるということだろう。ただ、このパッケージには自分たちの強みもあるし、それを最大限に生かせば明日は十分に戦える位置にいる。決勝は非常に暑くなり、タイヤのデグラデーションがバルセロナと同じように大きな要素になる。戦略やピットストップ次第でいろいろな展開が起こるはずなので、レースをうまくマネジメントし、チャンスを生かせれば良い結果を手にできると思う」

    7番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「7番手。この結果は現時点での自分たちの実力を正直に表していると思う。パッケージの性能は最大限引き出せたし、ランドとのタイム差も週末を通して本当にわずかだった。それだけマシンからほぼすべてを引き出せたということだ。ただ残念ながら、ライバルたちと比べると最後のわずかな速さが足りない。メルセデスには優位性があり、フェラーリも非常に速いので、改善すべきポイントは明確だ。決勝は暑くなり、タイヤマネジメントが極めて重要になる。レースペースも非常に接近しているので、一晩かけてデータを分析し、戦略面でできることを検討する。全力を尽くしてどこまで戦えるか挑みたい」

    8番手:アイザック・ハジャー(レッドブル)
    「FP2ではマシンのセットアップに満足できなかったが、FP3では最初のラップから良い感触があり、今日はもっと良い一日になるとすぐに分かった。予選の途中ではパフォーマンスが頭打ちになっていたが、最後のアタックに向けてうまく修正できたので満足している。チームはアップグレードを投入しながら本当にいい仕事をしてくれたし、自分もマシンの力を最大限引き出した。ただ肝心な場面でデプロイメントにいくつか問題があり、本来のポテンシャルを結果で示せなかった。今日はもっと上位に行けたと思うが、明日は戦略次第で面白いレースになるだろう」

    9番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「ここまでは本当に良い週末になっているし、2台揃ってQ3に進出できた。全セッションを通してマシンのフィーリングは良く、サーキットでもファクトリーでもみんなが素晴らしい仕事をしてくれていることに満足している。今週末は多くのチームがアップグレードを投入してきたので厳しい戦いになることは分かっていた。それでも接戦を制して中団トップに立てたのは非常に良い結果だ。明日は暑くなり厳しいレースになる。バルセロナほどタイヤに厳しくはないかもしれないが、スライド量が多いためデグラデーションは依然として重要な要素になる。一晩かけて準備を進め、ポイント獲得に向けてベストな状態で臨みたい」

    10番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「ポジティブな土曜日だった。チームは今回も本当に素晴らしい仕事をしてくれて、速く競争力のあるマシンを用意してくれた。2台揃ってQ3に進出できたのは素晴らしいチームの成果であり、みんなに大きな称賛を送りたい。最後のアタックも決して悪くはなかった。すべてを完璧にまとめられていればコンマ15秒ほど縮められたと思うが、週末序盤の状況を考えれば悪くないスタート位置だ。明日に向けても自信はある。再び高温になる見込みなのでタイヤデグラデーションが重要な要素になるだろう。ただ、バルセロナほど厳しくならないことを願っている」

    F1 オーストリアGP 予選

    11番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「今日は本当にベストな結果を目指していたが、接戦になることは分かっていた。Q1最初のラップが良かったおかげで、新品タイヤを1セット残したままQ2へ進むことができ、トップ10進出へ向けて最高のチャンスを作れた。Q2最後のラップも本当に良い出来で、フィニッシュラインを越えた瞬間には『これで突破できた』と思ったが、わずかに届かなかった。正直、これ以上大きくタイムを縮める余地はなかったと思うし、今週末のレーシングブルズは少し速かった。どちらか1台でも前で予選を終えられればボーナスだったと思う。それでも昨日から大きく前進できたことには満足しているし、マシンのフィーリングもかなり良くなったので明日に向けては楽観的だ。戦う相手はレーシングブルズであり、スタートで1台でも前に出たい。昨日のロングランではタイヤデグラデーションも悪くなかったし、自分たちは決勝で一段階良くなる傾向があるので、面白い戦いになるはずだ。ポイント争いができることを期待している」

    12番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「今日は自分のラップにとても満足しているし、週末全体を通しても良い内容になっている。トップ10には届かなかったが、この予選ラップは理想に限りなく近いものだったと思うし、すべてのコーナーで見せたペースにも勇気づけられた。ここ数戦はマシンを快適なウインドウに入れられず苦労していたが、今回は違う方向性を試したことでうまく機能した。この週末に投入したアップグレードも自分たちに合っているようだ。ヒンウィルとノイブルク、そして現場のチーム全員が本当に懸命に働いてくれており、その努力が報われ始めているのを見るのはうれしい。これが正しい方向への一歩となり、この先も自信を積み重ねていきたい。今は明日のレースに集中し、自信を取り戻しながら前進していきたい」

    13番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「一方では自分のパフォーマンスには満足している。Q1では素晴らしいラップをまとめられたし、Q2でも同じような走りができたと思う。マシンからこれ以上引き出せるものはほとんどなかったし、それはドライバーとして満足できることだ。ただ、一番強い感情は悔しさだ。ここ5戦で最もマシンのフィーリングは良かったにもかかわらず、競争力自体は変わっていない。予選ではいつも、すべてが完璧に決まり、自分が最高のラップを走れれば奇跡的にQ3へ行けるかもしれないと思って挑んでいる。しかし今日は、それだけ完璧に近い仕事をしてもQ3にはまったく届かなかったことが明らかになってしまった」

    14番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「ここまでは厳しい週末になっている。このコースはタイム差が本当に小さく、予選ではマシンとのリズムを完全にはつかめなかった。こういうサーキットではそれだけで大きな違いになる。このコースはバルセロナほど自分たちに合っておらず、改善しなければならない点もまだ残っている。それでも明日に向けてはもう少し楽観的だ。ロングランのペースは予選よりも良かったし、高温コンディションではタイヤマネジメントと信頼性が重要になる。クリーンなレースができればチャンスはあるはずだ」

    15番手:エステバン・オコン(ハース)
    「チームが一晩でマシンの多くのパーツを交換してくれたおかげで、Q2進出を決めることができたラップは本当に良かった。ただ、まだ原因が分からないいくつかの問題を抱えていて、それについては詳しく調査する必要がある。明日のレースで大きな影響が出ないことを願っているし、チームならできるだけ早く解決してくれると信じている。本当に難しい状況だった」

    16番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「今日の予選は自分たちにとって良い結果ではなかった。Q2で競争力のあるラップをまとめることができず、本来のポテンシャルを示せなかった。午後は午前中よりマシンのフィーリングが改善し、バランスも少し良くなったが、限界を探ってプッシュすると依然として予測しづらい挙動があった。このコースではそれが必要であり、少しでも余力を残すことはできない。コースが短く各チームの差も非常に小さいので、思い切って攻めなければすぐに3~4ポジション落ちてしまう。最後のQ2アタックではターン1でよりスピードを持ち込もうとして大きくリアが出てしまい、コースアウトしてラップを中止した。最後のアタックを完了できず、もっと上位からスタートするチャンスを失ったのは残念だ。燃料を積んだレースではマシンの方が強さを発揮する傾向があるので、前の集団へ追いつきながら順位を上げたい」

    17番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「厳しい週末ではあるが、Q1最後のラップにはとても満足しているし、あと少しでQ2へ進めるところだった。ただ残念ながら純粋な速さが足りなかった。今週末はずっとグリップ不足とマシン重量に苦しんでおり、さらに暑さも加わって問題が重なってしまった。多くのチームがアップグレードを投入してきたこともあり、その差を強く感じている。この週末が底であり、シルバーストン以降は再び改善の流れに戻れることを期待している。明日のレースは厳しいものになると思うが、信頼性は常に重要な要素なので、チャンスがあれば最大限生かしたい」

    18番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「悔しい土曜日になったが、今日はこれ以上できることはほとんどなかった。セッションごとに前向きな変更を加えることはできたものの、残念ながら純粋なペースが足りない。ターン1から4までは中団勢と戦えるが、高速コーナーでは差が大きく広がってしまう。これはバルセロナでも見られた傾向だ。FP3では一発の速さよりもロングランとレースペースに重点を置いたが、それでも今週末にはもう少し期待していた。ただ、この暑さによって自分たちの弱点がさらに露呈したと思う。ここはオーバーテイクのチャンスがあるサーキットなので、決勝では順位を取り戻せることを期待し、その機会を最大限に生かしたい」

    19番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「昨日は走行時間を失った影響があり、今日は厳しい一日になったが、全体としては自分たちにできることは最大限やれたと思う。明日はタイヤデグラデーションが非常に重要で難しいレースになると分かっているので、今日はレース準備に重点を置いた。全体の差は非常に小さいが、自分たちには良いレースペースがあると感じているので、このアプローチが報われることを期待している」

    20番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「今日はもう少し上を狙えたと思う。最後のアタックではチェコとの距離が近すぎてトラフィックの影響を受け、おそらくコンマ2秒ほど失ってしまった。昨日はいろいろな問題があったが、それでもアップグレードを機能させながらマシンを良い状態に持っていくことができた。中団との差を少しずつ縮めていかなければならないことは分かっている。明日は高温の中で厳しいレースになるが、どこまで戦えるか見てみたい」

    21番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「結果は予想どおりだったが、この週末を通しては前進できていると感じている。昨日のFP1から比べると、マシンの予測しやすさと一貫性は改善している。チームは改善できる部分に懸命に取り組んでくれており、明日に向けても引き続き準備を進めていく。厳しいレースになるだろうが、ここまで積み重ねてきた進歩には満足している」

    22番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「今日はもう少し良い予選結果を出せた可能性はあった。Q1最後のラップでターン4でタイヤをロックさせてタイムを失い、そのままアタックを中止しなければならなかった。今シーズン開幕から抱えているのと同じマシンなので、自分たちの現状は理解している。それでもチーム全員が改善へ向けて努力を続けており、今はそこに全力を注いでいる。明日どこまで戦えるか見てみたい」

  • 2026年F1オーストリアGP 金曜フリー走行:全22人ドライバーコメント

    2026年F1オーストリアGP 金曜フリー走行:全22人ドライバーコメント

    2026年F1第8戦オーストリアGP初日のフリー走行がレッドブル・リンクで行われ、メルセデスのキミ・アントネッリが両セッションでトップタイムを記録した。マクラーレン勢が2番手、3番手に続き、レッドブルのマックス・フェルスタッペン、フェラーリのルイス・ハミルトンが続くなど、予選に向けて上位勢は僅差の争いを展開した。

    一方、中団グループはさらに接戦となり、わずかなタイム差で順位が入れ替わる展開となった。

    各チームは新パッケージの評価やセットアップ変更、ロングランデータの収集を進める一方、高温コンディションによるタイヤマネジメントやマシンバランスを課題に挙げており、土曜日の予選に向けて一晩での改善を目指している。

    1番手:キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「今日はクリーンで実りある一日になった。FP1からマシンには快適さを感じていて、それがセッションを重ねながら作業を進めるうえで良い土台になった。暑いコンディションは引き続き大きな課題で、とくにタイヤマネジメントが重要になる。タイヤをオーバーヒートさせず、適切な作動温度に保つことが重要なので、その点は引き続き重点的に取り組んでいく。多くの有益なデータを収集できたが、まだやるべきことは残っているし、一晩で状況は変わるだろう。すべてを詳細に分析し、予選に向けて適切な改善を施したい」

    2番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「両セッションとも上位で終えられ、とても良い一日だった。メルセデスが一歩先を行くことは分かっていたし、実際その通りだったが、僕たちにとっては実りある内容だった。多くのセットアップ項目を試し、バルセロナ・カタルーニャGPから持ち越した課題にも取り組んだ。さまざまなアプローチを試し、マシンへの理解を深めることができた。明日に向けては、一晩で学べることがまだたくさんあり、ギャップを縮められる余地があると思う。それでもマシンには以前より自信を持てているし、今日の内容には満足している。少しずつ改善を積み重ね、その結果を見ていきたい」

    3番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「FP1でトラブルが発生して出遅れてしまったが、それが解決してからはセッションを通じて着実に前進できた。ペースという面では悪くない一日で、前方との差も少し縮まってきているので励みになる。このコースはここ数年と同じように僕たちのマシンに合っているようで、それは週末に向けて良い傾向だ。今の優先事項はマシンへの信頼感をさらに高めること。その点が改善できれば、トップ勢にさらに近づけると思う。まだやるべきことはあるが、手応えはあるので、予選ではより良いポジションにつなげられるよう努力していく」

    4番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「今日のプラクティスでは、適切なバランスを見つけるのが少し難しかった。フロントとリアのグリップのバランスを改善し、その妥協点を見つける必要がある。それができれば、もう少しペースを引き出せるはずだが、現時点ではライバルたちに少し及んでいない。明日は全体的に安定性を高めるために何ができるか試して、良い予選につなげたい」

    5番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「堅実ではあったが、厳しい週末のスタートだったと思う。高い気温によって、もともと難しいこのサーキットがさらに手強くなった。マシンの第一印象は悪くなかったが、このコースは本当にシビアで、わずかなバランスの乱れでも大きくラップタイムを失ってしまう。適切なセットアップとバランスを見つけ、パフォーマンスを引き出すためには、まだやるべき仕事がある。重要なのは集中力を保ち、どこでタイムを失っているのかを理解し、明日に向けて何ができるかを見極めることだ」

    6番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「全体として堅実な一日で、週末の良いスタートを切れた。マシンは最初から競争力があったし、良いベースもできている。ただ、差は非常に小さく、複数のチームが争いに加わってくるのは明らかだ。僕自身としては、まだ改善できる部分がいくつかある。引き出せるパフォーマンスは残っているので、一晩かけてそこを重点的に改善したい。今日のコンディションではロングランのペースも良かったので、それは心強い。今週末はタイヤマネジメントが重要になるし、そこは引き続き取り組んでいく。良い土台はできているので、いくつか調整を施せば一歩前進し、予選でも上位争いに加われると自信を持っている」

    7番手:アイザック・ハジャー(レッドブル)
    「今日はマシンとアップデートから最大限のパフォーマンスを引き出せず、バランスも良くなかった。FP1では走り始めが遅れ、グリップにも苦しんでいたので、手探り状態だった。ただFP2ではバランスが改善され、良い方向に進んだ。運転もしやすくなったので、パフォーマンスは明日さらに出せると思うが、まだ理想の状態ではない。明日に向けてセットアップを徹底的に見直す必要がある。ただ、このマシンは予選になると速さを見せることが多いので、良いペースを見つけられることを期待している」

    8番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「今日は多くのデータを収集でき、今夜さらに改善できるポイントについて有益な知見を得られた。現時点では期待していたほどの競争力はなく、明日に向けてパフォーマンスを磨き上げ、ライバルたちと戦える状態にすることへ集中している」

    9番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「午後のセッション全体としては堅実だった。午前中のFP1には出走していなかったので、FP2では少しキャッチアップが必要だったが、マシンの状態は良く、すぐにリズムを取り戻すことができた。明日に向けては、まだやるべきことがたくさんある。中団争いは非常に接戦なので、小さな改善を積み重ね続ける必要がある。現時点では良いパッケージがあるので、明日また走るのを楽しみにしている」

    10番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「僕にとってはまずまずのセッションだった。マシンのフィーリングは良好だったし、FP1を走れなかったので短時間で順応する必要があったが、全体としては悪くなかったと思う。今週末はアップデートを投入していて、現時点では期待通り機能しているように見える。ただ最終的な評価を下すにはまだ早く、今日集めたデータを分析した後、明日にはもっと明確な状況が分かるはずだ。差は本当に小さいので、重要なのは適切なバランスを見つけ、クリーンなラップをまとめ、マシンに自信を持つことだ。それができれば、予選でも十分戦えると思う」

    F1 オーストリアGP

    11番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「オーストリアは非常に暑く、マシンの中でも厳しい一日だった。今回は冷却ベストのテストも行った。今日はデータ収集が主な目的で、この週末に投入した新しいパーツの評価も進めた。エンストンと現場のチームがすべてを間に合わせてくれたことに感謝したい。今は多くのデータを手にしているので、それらがどれだけ機能しているか、さらに改善できる部分はどこかを確認していく。まだ一晩で改善できる余地はあるし、最近のように金曜日から土曜日にかけて前進できると確信している。トップ10争いには普段のライバルたちとともに加われる位置にいると思う。自分たちの仕事に集中し、さらにペースを見つけることが目標だ。狙うのはQ3進出と日曜日のポイント獲得だ」

    12番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「レッドブル・リンクでの金曜日としては全体的に良い一日だった。ペースも悪くなかったし、ここ数戦と同じような位置にいると思う。今日はブレーキとバランスに少し苦しんだが、小さな問題なので一晩で改善し、残りの週末に向けてより良い状態に持っていけるはずだ。チームはここ数戦でマシン開発に素晴らしい仕事をしてくれた。今の位置を見ても、自信を持ってQ3とポイント争いに挑めると思う」

    13番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「全体としてポジティブな一日だった。正直に言って進歩には満足しているし、マシンの状態も良かった。バルセロナ・カタルーニャGPの後に取り組むべき課題がいくつかあったが、今はマシンが良いウインドウに入っていると思う。差はいつも通り接戦なので、明日に向けてもう一歩前進する必要はあるが、金曜日としてはかなり満足している」

    14番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「大きな問題もなく、順調な金曜日だった。予定していたプログラムをこなし、タイヤやマシンバランスなど、通常プラクティスで取り組む項目を確認できた。全体として堅実な一日だったので、明日に向けて今夜しっかり分析していく。今日は新しいアップデートパッケージを初めて使った。サーキットごとに直接比較するのは難しいが、第一印象はポジティブだった。有益な情報を収集できたので、さらにデータを理解し、一晩で前進したい」

    15番手:エステバン・オコン(ハース)
    「FP1では亮が乗っていたので、僕はそこからマシンに乗り込んだ。確認すべきことは多かったが、バルセロナ・カタルーニャGPよりタイヤのデグラデーションはかなり少ないようで、それは暑いコンディションでもポジティブな点だった。明日に向けて進むべき方向性や改善すべきポイントは明確になっているので、それに取り組んでいく。現時点で自分たちの立ち位置を判断するのはまだ早いが、できる限りの結果を目指したい」

    16番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「オーストリア初日は全体的に難しい一日だった。暑さのなかでマシンにもいくつか課題があった。FP1では新しいパーツを試し、通常通り比較テストを行ったが、マシンに一体感が少し欠けているように感じた。そのためFP2に向けてセットアップを変更した。データを確認すべき点は多く、FP2では自分にとってうまく噛み合わなかった。良かった部分と改善すべき部分は分かっているので、一晩かけて作業を続け、パッケージを最大限生かしたい。正しい方向性を見つけて、明日に向けてさらにペースを引き出せると確信している」

    17番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「今日はペースに苦しんだ。このコースでここまで苦戦するとは予想していなかったし、暑さもタイヤのデグラデーションに影響している。高速コーナーが僕たちの弱点で、低速区間では他チームと同等なので、高速域でもっと改善しなければならない。チーム全員が努力してさまざまなことを試しているが、まだ正しいバランスは見つかっていない。低燃料での走行は高燃料より良いので、今夜データを分析し、予選と決勝の両方に向けたプランを立てたい」

    18番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「オーストリアでの金曜日はとても厳しかった。FP1を走れなかったのは理想的ではなかったが、ルークは良い仕事をしてくれた。FP2から乗り込んだものの、マシンにいくつか問題があり、走行プランにも影響が出た。それでも何周か走ることはできたが、現状ではかなり遅れている。Q2進出の可能性を残すには、一晩でパフォーマンスを引き出さなければならない。この暑さと高速コースという条件を考えると厳しい週末になりそうだが、自分にできる限りの力を引き出したい」

    19番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「僕たちにとってはまた厳しい金曜日になった。両セッションでいくつか異なるセットアップ変更を試したが、明日に向けてマシンをより良い状態にするには、まだやるべきことが残っている」

    20番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    ※チームからランス・ストロール個人のコメントは発表されていない。

    21番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「まず、この週末に向けてアップデートを間に合わせるため懸命に作業してくれたチームを誇りに思う。FP1ではアップデートの評価を行い、すべてが期待通りに機能しているように見えた。マシン全体のパフォーマンスは一歩前進したと思う。しかし、FP2はより難しい内容になった。マシンにメカニカルトラブルが発生し、予定していた走行プログラムの大半を完了することができなかった。今夜はまずマシンを適切な状態に戻し、明日に向けて作業を続けることが最も重要だ」

    22番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「まずはポジティブな点から話したい。バルテリは午前中にとても良いセッションをこなし、新しいアップデートにも明るい兆しを見ることができた。一方で、僕自身は今日はほとんど走ることができなかった。現時点では自分のマシンに何が起きているのか完全には把握できていないが、今夜は電装系とエンジンを交換する予定だ。幸いにもそれは当初から計画されていた作業なので、明日はクリーンな一日にして、多くの課題に取り組みたい。自分たちの本当の実力を確認し、もっとスムーズな一日になることを願っている」

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    F1オーストリアGP 記者会見 PART2:ラッセルがフェラーリの躍進を警戒

    2026年F1第8戦オーストリアGPのFIA公式記者会見後半には、アウディのニコ・ヒュルケンベルグ、メルセデスのジョージ・ラッセル、キャデラックのセルジオ・ペレスが出席した。

    メルセデスとフェラーリの勢力図やタイトル争い、キャデラックのアップグレード、アウディの進歩などについて3人が語った。

    Q: ジョージ、まずはあなたからお願いします。トト・ヴォルフは前戦スペインGPを「メルセデスにとって現実を突きつけられた週末」と表現しました。ポールポジションを獲得したにもかかわらず、あの週末とマシンのパフォーマンスをどう振り返りますか?

    ジョージ・ラッセル: 確かに現実を突きつけられた週末だったと思う。

    フェラーリはシーズンを通してシャシー性能は非常に優れていた。一方でパワーユニットは僕たちより遅れていて、かなり差があった。でもバルセロナでは突然大きく前進したように見えた。

    その結果、ストレートスピードでもかなり近づいてきたし、多くのアップグレードを投入してきたことには正直驚いている。

    僕たちは今季ここまでアップグレードは1回だけだ。もちろん今後投入予定のものもあるけれど、フェラーリやマクラーレンは2戦ごとくらいのペースで新しいパーツを持ち込んでいる。

    だから僕たちも開発を続けなければならないし、新しいパーツを投入するたびに彼らは大きく前進していると思う。

    Q: つまり、メルセデスにも今以上のアップグレード投入を望んでいるということですか?

    ラッセル: 今のF1ではコストキャップがあるから、とても難しい問題なんだ。

    もちろん「あと2戦後にアップグレードを投入しよう」と決断することはできる。でも、シーズンのどのタイミングが最も効果的なのか、そしてコストキャップの範囲内でどこまで投入できるかも考えなければならない。

    フェラーリは違うアプローチを取っていて、別の部分でコストを節約し、その分を開発へ回しているのかもしれない。

    結局はバランスの問題だ。

    そして最終的には、今でも僕たちが倒すべきチームであることに変わりはない。

    だから今週末は、フェラーリの好調が本物なのか、それとも一時的なものだったのかを見極める良い機会になると思う。

    Q: あなた自身とマシンについてはいかがですか? スペインではキミ・アントネッリとの差を縮めましたが、マシンへの手応えは良くなっていますか?

    ラッセル: スペインでは金曜日と土曜日の内容にはとても満足していた。

    ここ数戦は、自分ではどうにもできないことも、自分自身の問題も含めて、本当に苦しい流れが続いていた。十分なパフォーマンスではなかったと思う。

    だからバルセロナではもっとシンプルな考え方で臨んだ。

    予選ではすごく速かったし、週末全体を通しても良かった。

    残念ながら決勝ではフロントウイングにトラブルが起きて大きく影響を受け、その隙をフェラーリに突かれてしまった。

    だから新しいマシン、セットアップ、タイヤについて、少しずつ改善を積み重ねて最大限の力を引き出していかなければならない。

    でも今は調子も良いし、自信もある。これから5週間で4レースあることを楽しみにしている。

    Q: ニコ、モナコとバルセロナでは悔しい結果が続きましたが、その中でも前向きに捉えられる点はありますか?

    ニコ・ヒュルケンベルグ: 全体として見れば、僕たちは確実に前進していると思う。

    パフォーマンスはあるし、中団では十分に戦えている。モナコもバルセロナも、純粋な速さでトップ10に入れるだけの力はあったと思う。

    ただ、どちらの週末も日曜日はいろいろな状況が重なって結果につながらなかった。

    バルセロナの決勝について言えば、自分たちで少し難しくしてしまった部分もあったと思う。

    それでも前向きな要素はたくさんある。

    開幕から2、3戦の頃と比べると、マシンは確実に良くなっていると感じる。

    あとは時間の問題だし、すべてをうまくまとめ上げて、クリーンなレースを続け、集中力を維持することが大事だと思う。

    Q: 欲しかったポイントはまだ獲得できていませんが、チームには勢いが出てきていると感じますか?

    ヒュルケンベルグ: そう思うよ。

    Q: 今の時期について聞かせてください。昨年はここから好成績が続き、シルバーストンでの表彰台にもつながりました。今年はチームが大きく変わっていますが、今後数戦にはどんな期待を持っていますか?

    ヒュルケンベルグ: 正直、何を期待すればいいのか分からない。

    大事なのは期待ではなく、自分たちがコース上で何を見せられるかだ。どういうパフォーマンスを発揮するかがすべてだと思う。

    ヨーロッパラウンドに入って、好きなサーキットが続く。

    夏場だから暑いレースも多くなるし、来週はシルバーストンだ。あそこは僕のお気に入りのコースのひとつでもある。

    もちろん全力を尽くして、今度こそ日曜日に結果を持ち帰りたいね。

    Q: 1年前と比べて、チームはどれほど変わったと感じていますか?

    ヒュルケンベルグ: もちろん違うよ。

    今はワークスチームになり、アウディとして戦っている。チームには確実に変化があったし、その変化はすべて前向きなものだ。

    さっきも言ったように、最初の5〜6戦は多くの面で本当に厳しく、大きな挑戦だった。

    でも僕たちはそれを乗り越え、自分たちの力で状況を立て直してきたと感じている。

    まだその努力に見合う結果は得られていないけれど、だからといって止まるつもりはない。

    これからも努力を続けて、自分たちの力で結果を引き寄せたい。

    Q: チェコ、チームにとって今週末は重要なレースになります。大規模なアップグレードを投入しますが、期待を聞かせてください。

    セルジオ・ペレス: もちろん大きく前進したいと思っている。

    予選ペースでは確実に中団との差が縮まってきていることは分かっている。

    一方で、タイヤのデグラデーションについてはまだかなり課題が残っている。

    今回アップグレードを投入することで、さらに中団へ近づけることを期待している。

    そこまで行ければ、あとは細かい部分の勝負になる。

    オペレーション面ではチームは本当に大きく改善してきたし、ここまで着実に前進している。

    だから今回のアップグレードで、さらにライバルへ近づけることを期待している。

    Q: チームがここまで学んだことで、2026年シーズン最大の教訓は何でしょうか?

    ペレス: すべてを最大限に生かすことの重要性だね。

    オペレーション、戦略、そのすべてだ。

    グリッドのどこを走っているかは関係ない。

    F1はどの順位でも本当に競争が激しい。

    たとえ18位争いでも、アストンマーティンのような強いチームや優れたドライバーたちと戦っている。

    だから一つひとつの細かな部分を最大限に生かすことが大切なんだ。

    Q: あなた自身についてですが、今年はすでに十分なレース数をこなしました。昨年1年間休養した影響はありましたか? シーズン序盤は時間が必要でしたか?

    ペレス: 僕にとってはすごく良かったと思う。

    1年間休んでF1へ戻るのは決して簡単じゃない。

    去年の途中にフェラーリの2023年型マシンをテストした時、自分でも驚くくらいすぐに感覚を取り戻せた。

    自分の将来が決まるまでは、他のカテゴリーのマシンには一切乗りたくなかった。

    そしてフェラーリに乗ったら、数周、数回のランだけで以前のペースまで戻ることができた。

    それが大きな自信になった。

    しかも今年は新レギュレーションで全員がゼロからのスタートだった。

    だから長年F1で戦ってきた経験もあって、元の感覚を取り戻すまでに時間はほとんどかからなかったよ。

    Q: 今週末は非常に暑くなります。クーリングジャケットは使う予定ですか?

    ペレス: 本当は使いたくないんだ。

    結局は重量面で不利になるからね。

    それに……僕はメキシコ人だから、この程度の暑さは全然暑いとは思わない(笑)。

    ヨーロッパの人たちが、このくらいの暑さを心配しているのを見ると笑ってしまうよ。

    僕にとってはごく普通の気温だからね。

    でも、少しでも涼しくするために着用するつもりだ。

    Q: セルジオ、確かに今日は3人の中で唯一ショートパンツですね(笑)。ジョージに伺います。ルイス・ハミルトンは前戦スペインGPの記者会見で、優勝後に「本来の自分を取り戻した」と話していました。それを踏まえると、あなたにとってタイトル争いでより警戒すべき相手はハミルトンですか、それとも依然としてキミ・アントネッリですか?

    ラッセル: まず、ルイスが本来の姿を取り戻したのを見るのは本当に嬉しいよ。

    同時に、それは今のF1がどれほど難しいかを示していると思う。

    マシンは非常に複雑だし、タイヤも複雑、パワーユニットも複雑だ。

    すべてが噛み合わなければ、自分の力を最大限に発揮することはできない。

    去年や、僕たちがチームメイトだった2024年には、「もう年を取り過ぎたんじゃないか」「以前ほどではない」といったことを書かれていた。

    でも今は、ここ4〜5戦で圧倒的な走りを見せている。

    一晩で運転の仕方を忘れることなんてないんだ。

    自分自身も、チームも、セットアップも、タイヤの理解も、すべてが噛み合う必要がある。

    そして、それが噛み合えば一気に速く走れる。

    今まさにルイスはその状態にある。

    だから間違いなく大きな脅威だよ。

    フェラーリも非常に大きな脅威になってきている。

    もちろんキミは依然としてランキング首位で、本当に素晴らしく安定した走りを続けている。

    でもフェラーリは確実に迫ってきているし、その中心にいるのがルイスだ。

    Q: チームメイトのキミとの争いと、他チームのドライバーとの争いでは、どちらの方が神経を使いますか?

    ラッセル: どちらも緊張はしないよ。

    むしろワクワクする。

    競い合う相手が多いほど、一人との勝負ではなくなるからね。

    それは僕たち全員がカート時代から経験してきたことだ。

    いつだって勝利を争う相手は3人、4人、5人いた。

    F1も本来そうあるべきだし、それこそが僕たちをワクワクさせるものなんだ。

    だから楽しみにしているよ。

    Q: メルセデスの2人はコース上で激しく争っています。チームオーダーについてはどう考えていますか? 必要なら指示を出すべきですか、それとも自由に戦うべきでしょうか?

    ラッセル: チームにとって最優先なのは勝利だ。

    それが僕であろうとキミであろうと関係ない。

    カナダでは僕たちは激しく争っていたけれど、後続との差を広げていたから、チームの勝利が脅かされる状況ではなかった。

    でもバルセロナでは事情が違った。

    そこへルイスが加わり、セーフティカーも彼に有利に働いた。

    もしセーフティカーがなければ、キミと僕が争っている間にタイムを失い、フェラーリに勝つチャンスを与えていたかもしれない。

    そういう時こそ、チームメイトとして賢く判断しなければならない。

    チームはレースに勝つことを最優先に考えている。

    それが僕であろうとキミであろうと関係ないんだ。

    Q: 今シーズンはメルセデス製パワーユニットで信頼性トラブルが多発しています。あなた自身やキミにも起きました。コックピットへ乗り込む時に気になりますか? また、原因や解決策は見つかっていますか?

    ラッセル: メルセデスにとって今、最優先事項なのはこの問題を解決することだ。

    新しいレギュレーションが始まると、パフォーマンスの限界まで攻めるから、信頼性とのバランスを見極めるのは簡単ではない。

    でも、正直なところ、運転中にそれを気にすることはない。

    ただチーム全体としては、メルセデスだけでなく、すべてのカスタマーチームも含めて最優先で取り組んでいる課題だ。

    Q: バッテリーの警告については、何か対策や解決策はありますか?

    ラッセル: 信頼性の話だね。

    正直、原因の解析は簡単ではなかった。

    カナダで使っていた僕のバッテリーは、危険物扱いのため航空輸送できず、いまだに船便で輸送中なんだ。

    でも工場では同じ問題を確認しているし、マクラーレンやウィリアムズでも発生した。

    キミもバルセロナで同じトラブルに見舞われた。

    だから今は最優先事項なんだ。

    でも僕自身は、マシンのパフォーマンスや、自分が改善できる部分だけに集中している。

    自分ではどうにもできないことまで気にしてストレスを抱え込まないようにしているよ。

    Q: 現在サッカー・ワールドカップが開催されています。メキシコもドイツもベスト32に進出しました。皆さんは試合を観ていますか? ジョージ、イングランドはついに優勝できると思いますか? まずはニコからお願いします。今夜はドイツにとって大事な試合ですね。

    ヒュルケンベルグ: そうだね。

    ヨーロッパではだいたい夜10時キックオフだから、子どもを寝かしつけて、お風呂に入った後にちょうどいい時間なんだ。

    気軽に観戦しているよ。寝る前にはちょうどいい番組だね。

    ペレス: 僕たちにとっては本当に盛り上がっているよ。

    ワールドカップがメキシコで開催されているのは素晴らしいことだし、代表チームもすごく良い戦いをしている。

    だから、この先のラウンドでどうなるのか本当に楽しみにしているよ。

    Q: グアダラハラでの試合を観られないのは残念ですか?

    ペレス: すごく残念だよ。

    行こうとしたんだけど、スケジュールの調整がかなり難しかった。

    でも次の試合を勝ち上がれば、またメキシコで試合があるから、その時は絶対に行くつもりだ。

    ぜひ行きたいね。

    ラッセル: さっき3人でも少し話していたんだけど、僕も試合は観ているよ。

    ペレス: 次はイングランドと当たる可能性もあるんじゃないかな。

    ラッセル: じゃあ一緒に行こうか(笑)。

    君の飛行機に乗せてもらうよ。

    イングランドの試合はもちろん全部観ているし、本当に応援している。

    優勝できる大きなチャンスがあると思う。

    前の試合は結果だけ見れば完璧ではなかったけれど、内容は本当に良かったし、とても安定した戦いをしているよ。

    Q: ジョージ、自分でコントロールできることだけに集中したいと話していましたが、信頼性が今年のタイトル争いを左右する決定的な要素になる可能性はあると思いますか?

    ラッセル: そうならないことを願っている。

    もちろん過去にはそういうシーズンもあった。例えば2016年がそうだ。

    でも今のF1はシーズンが長いから、1戦や2戦の不運があっても、それを取り返すチャンスは十分にあると思っている。

    だから、そうならないことを願っているよ。

    でも、それで眠れなくなるようなことはない。

    それは僕にはコントロールできないことだからね。

    僕にできるのは、マシンに乗っている一瞬一瞬でできる限り速く走ることだけだ。

    それが僕の目標だ。