カテゴリー: F1ドライバー

  • 元F1ドライバーのミカ・サロ バンコクで28針の重傷も「襲われたとは感じない」

    元F1ドライバーのミカ・サロ バンコクで28針の重傷も「襲われたとは感じない」

    元F1ドライバーのミカ・サロがタイ・バンコクで負った深い脚の負傷をめぐり、現地警察が捜査を続けている。当初は「刃物による襲撃」の可能性も報じられたが、サロ本人は意図的な攻撃ではなかったとの見方を強めている。

    傷は28針を縫う重傷だったものの、サロは事件性を否定。タイ警察は防犯カメラ映像の解析を進める一方、同時期に似たような負傷例が複数報告されていたことも判明し、事故だった可能性も含めて調査を続けている。

    “刃物で刺された”との報道が拡大
    ミカ・サロは数日前、バンコク市内で道路を横断中に脚へ強い痛みを感じた。本人によれば、当初は「小さな接触」があった程度だったという。

    しかし負傷は予想以上に深く、病院では28針を縫う処置を受けた。さらに医師が「鋭利な刃物による傷のように見える」と判断したと伝えられたことで、フィンランド国内だけでなく国際的にも報道が拡大した。

    タイは現在、将来的なF1グランプリ開催を強く推進している最中であり、観光客が襲われた可能性が浮上したことで現地メディアも大きく反応した。

    サロ本人は襲撃説を否定
    だが、警察やメディアの取材に応じたサロは、襲撃を受けたという感覚はなかったと説明している。

    「襲われたとは感じなかった」

    現在は、走行中のオートバイのナンバープレートなどに偶然接触して負傷した可能性が高いと考えているという。

    タイのテレビ局PPTVも、「本人は攻撃を受けた感覚がなく、金品も盗まれていないため、暴行事件とは考えていない」と報じた。

    同様の負傷例も浮上 警察は映像を解析
    一方で、バンコク警察は事件を完全には事故と断定していない。

    警察は防犯カメラ映像を確認するとともに、同時期に地元住民や観光客が似たような切り傷を負ったとの報告についても調査している。

    フィンランドメディアによると、病院関係者は当夜、同様の傷を負った患者が複数搬送されたと警察に伝えたという。

    そのため、警察は単発の事故なのか、何らかの共通要因が存在するのかを慎重に確認している段階だ。

    タイ警察の対応を高く評価
    またサロは、一部報道で「警察に連行された」と伝えられた件についても訂正した。

    「警察から連絡があり、話を聞かせてほしいと言われただけだ。どこかへ連れて行かれたわけではない」

    さらにサロは、タイ当局の対応の速さを称賛した。

    「タイ警察は本当に素晴らしかった」

    「防犯カメラ映像などもすぐに用意してくれた」

    「ここでは観光客の負傷は大きな問題なんだ」

    タイGP構想への影響は限定的か
    今回の騒動は、タイ政府がF1招致を進めるタイミングと重なったことで国際的な注目を集めた。

    ただし現時点ではサロ本人が事件性を否定しており、警察も事故の可能性を含めて調査を継続している状況だ。

    サロ自身もタイの安全性への信頼は変わっていないと強調しており、今回の一件にもかかわらず「近いうちにまた訪れたい」と語っている。

  • デレック・デイリー 衝撃自伝で告白「オピオイド依存地獄」とF1人生

    デレック・デイリー 衝撃自伝で告白「オピオイド依存地獄」とF1人生

    デレック・デイリーの自伝『Serial Survivor』が、大きな反響を呼んでいる。元F1ドライバーとして知られるデイリーは、自身のキャリアだけでなく、1984年の大事故後に苦しんだオピオイド依存や崩壊した私生活まで包み隠さず明かした。

    デレック・デイリーは1978年から1982年にかけてF1で49戦に出場。ウィリアムズ、ティレル、マーチなど複数チームを渡り歩き、その後はアメリカへ活動の場を移してインディカーや耐久レースで成功を収めた。現在ではインディカードライバー、コナー・デイリーの父として知るファンも多い。

    “未加工”で描いた壮絶な人生
    デレック・デイリーは今回の自伝について、意図的に“飾らない表現”を選んだと説明している。

    「かなり率直な内容だ。直接的で、時にはショッキングだと思う」

    「でも、それはフィルターをかけなかったからだ。読者にその瞬間の感情を一緒に体験してほしかった」

    「旅を共にしてほしかったんだ。だからこそ率直で、だからこそ未加工なんだ」

    「正直に言えば、何人かは僕が書いた内容に衝撃を受けていた」

    350km/h超の大事故とオピオイド依存
    本の中でも特に衝撃的なのが、1984年のインディカー事故後の薬物依存についての記述だ。

    ミシガン・インターナショナル・スピードウェイで、デイリーのマシンは350km/h以上でウォールに激突。マシンは大破し、デイリーは足首粉砕、骨盤骨折、肋骨骨折、火傷など重傷を負った。

    14回の手術と長期リハビリを経て復帰したが、本当の苦しみはその後に始まった。

    デイリーは鎮痛剤への依存について、極めて生々しく記している。

    「渇望感はあまりにも酷く、うめき声を上げ、ときには苛立ちで叫んだ」

    「一時的にでも楽になるから、泣くこともあった」

    原稿の校正担当者でさえ衝撃を受けたという。

    「事故後にオピオイド依存に陥った章を読んだ校正担当者は、“これは凄惨だ”と言っていた」

    「彼らはみんなレースファンだった。でも誰も知らなかったんだ」

    デレック・デイリー

    F1前に経験した“鉱山労働”と薬物体験
    自伝では、F1以前の知られざる過去も描かれている。

    若き日のデイリーはレース資金を得るため、西オーストラリアの鉄鉱石鉱山で働いていた。そこでは犯罪者、薬物依存者、暴力が渦巻く過酷な環境に身を置いていたという。

    さらに、同僚に勧められて初めてアヘンを経験した際の描写も赤裸々だ。

    「燃えた火かき棒を体の中心に押し込まれているようだった」

    デイリーは、このエピソードについて「今まで誰にも話したことがなかった」と語っている。

    3度の離婚と崩壊した私生活
    本書ではレースだけでなく、3度の離婚を含む私生活についても深く掘り下げている。

    デイリーは「最も書くのが辛かったのは私生活だった」と認めた。

    「僕は3回結婚して、3回離婚した。そこには必ず原因と結果がある」

    当初、序文を書いたF1ジャーナリストのモーリス・ハミルトンからは「ここまで詳細を書くべきではない」と止められたという。

    しかしデイリーは考えを変えなかった。

    「苦味や恨みはない。でも、人生で最も精神的に破壊された時期だったからこそ、詳細に書く必要があった」

    「だから、その感情を残したかったんだ」

    “Serial Survivor”というタイトルに込めた意味
    デレック・デイリーは、本を書き終えたことで初めて、自分が何度も人生を立て直してきたことに気づいたという。

    「何度も横から殴られ、人生を狂わされてきた」

    「でも、そのたびに前を向いて乗り越えてきた」

    「どんなことが起きても、自分を脱線させることは許さなかった」

    「だからタイトルは“Serial Survivor”になった」

    「倒されても、人はそこで負けるわけじゃない。本当に負けるのは、倒れたまま立ち上がらない時なんだ」

    F1からインディカー、放送界へ
    デレック・デイリーは1953年にアイルランド・ダブリンで生まれ、フォーミュラ・フォード王者からわずか13か月でF1へ到達した。

    1977年にはイギリスF3王座を獲得。F1ではウィリアムズ、ティレル、マーチ、エンサイン、セオドール、ヘスケスから参戦し、通算15ポイントを獲得した。

    F1後はアメリカで再起を果たし、インディカーやスポーツカーで活躍。1990年と1991年にはセブリング12時間レースを連覇した。

    その後はESPNで放送キャリアを築き、アメリカ・モータースポーツ界を代表する解説者の一人となった。

    今回の『Serial Survivor』は、単なるレーサー自伝ではなく、“何度壊されても前へ進み続けた男”の人生そのものを描いた作品となっている。

    Source: speedcafe.com

  • アラン・プロスト 強盗被害で負傷 家族脅迫の衝撃事件がスイスで発生

    アラン・プロスト 強盗被害で負傷 家族脅迫の衝撃事件がスイスで発生

    4度のF1ワールドチャンピオンであるアラン・プロストが、スイスの自宅で発生した暴力的な強盗事件に巻き込まれ、負傷していたことが報じられた。

    事件は今週初め、レマン湖近郊のニヨンにあるプロストの邸宅で発生。報道によると、覆面をした侵入者たちが住宅に押し入り、71歳のプロストは犯人との対峙の中で頭部に軽傷を負ったという。

    家族を脅迫 金庫を開けさせたとの報道
    スイス紙『Blick』によれば、犯人グループはプロストの息子に対し、銃器または脅迫によって金庫を開けるよう強要したとされている。

    盗まれた現金や貴重品の詳細は現時点で明らかになっていないが、スイス当局は事件直後から大規模な捜索を開始。警察犬部隊や鑑識チームが投入され、フランス当局にも越境の可能性を踏まえて警戒情報が共有されたという。

    捜査当局は現在も、犯人の行方を追いながらあらゆる可能性を調査している。

    高級時計との関連性にも注目
    被害総額は不明ながら、一部報道では、プロストが長年アンバサダーを務めてきた高級時計ブランド「リシャール・ミル」との関係にも注目が集まっている。

    リシャール・ミルの腕時計はコレクター市場で極めて高額で取引されることで知られており、今回の犯行動機との関連も取り沙汰されている。

    『Blick』によると、事件後のプロストはスイスを離れ、年間の一部を過ごしているドバイへ戻ったという。

    レマン湖周辺で相次ぐ富裕層狙いの強盗
    今回の事件は、レマン湖周辺地域で増加している富裕層宅への侵入強盗への懸念を改めて浮き彫りにした。

    スイスメディアによれば、ジュネーブだけでも2025年に18件の同様の事件が記録されており、地域全体で治安悪化への警戒感が高まっている。

  • 2026年F1カナダGP決勝 22人のドライバーが語る明暗「勝者と敗者の本音」

    2026年F1カナダGP決勝 22人のドライバーが語る明暗「勝者と敗者の本音」

    2026年F1カナダGP決勝は、メルセデス勢による激しい首位争いと、変化する路面コンディションに翻弄された波乱のレースとなった。

    アンドレア・キミ・アントネッリが4連勝を達成し、ルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンが表彰台を獲得。一方でジョージ・ラッセル、ランド・ノリス、フェルナンド・アロンソら有力勢がリタイアに終わった。

    各チームとドライバーは、低温と不安定なコンディションに苦しみながらも、それぞれ異なる課題と収穫を持ち帰った。レース後には、勝者の歓喜から戦略ミスへの反省、マシントラブルへの悔しさまで、多くのコメントが語られている。

    1位:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「まず最初に、ジョージには本当に気の毒だった。彼はレースをリードしていたし、本当に強かった。僕たちは最初のスティントで素晴らしいバトルをしていて、ペースもとても接近していた。きっとレース最後まで続いていたと思うし、それを最後まで続けられなかったのは残念だ。僕たちにとって簡単なレースではなかった。風は非常にトリッキーで、低温コンディションのなかでタイヤを機能させるのが難しかった。特に序盤は何度かロックアップもあったが、幸いにもコース上に留まり、トップでチェッカーを受けることができた。もちろん、こういう形で勝ちたいわけではないが、この結果は受け取る。これからヨーロッパラウンドが始まり、シャットダウン前まで8週間で6レースが続く。厳しい期間になるが、僕たちはそれを楽しみにしている」

    2位:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「僕にとって本当にポジティブな週末だった。プラクティス最初のラップからクルマと一体感があったし、予選では少しうまくいかなかった部分もあったが、ペースは確実にあった。今日の結果は、ここサーキットとファクトリーの両方で積み重ねてきた仕事の成果だ。関わってくれたすべての人に大きな“グラツィエ”を伝えたい。チームが初日から僕を支え、歓迎してくれたことにも本当に感謝している。それは僕にとって大きな意味がある。こうして大量ポイントを持ち帰れたことは重要だし、今後につながるポジティブな要素もたくさんある。マックスとのバトルは激しく、そして楽しかった。それこそが僕たちがレースをする理由だし、僕たちが進歩していることも示している。マイアミで投入したアップグレードはうまく機能しているし、この流れをさらに築きながら前進を続けていきたい」

    3位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「再び表彰台に戻ってこられてうれしい。少し驚きでもあったが、僕たちは正しい判断をしたし、やれることはすべてやり切った。ソフトタイヤでの最初のスティントはとても良く、そのおかげで必要なギャップを築くことができた。ミディアムタイヤはもう少し難しく、温度管理に加えてVSCの出入りもあり、さらに厳しかった。終盤のルイスとのバトルは楽しかったし、ポジションを取り返そうとハードにプッシュした。ここ2戦で僕たちはかなり近づいてきているし、前向きな前進も見えている。それに、自分たちのパワートレインで初めての表彰台でもあり、チームにとって大きな節目だ。ここまで到達するために尽力した全員に賛辞を送りたい」

    4位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「僕にとって難しい週末だった。FPの時点からクルマに正しい感触を得られず、タイヤを適切なウインドウに入れることにも苦労していた。一方でルイスは同じクルマで素晴らしい週末を過ごしていたので、彼のデータを見て、何が違ったのか理解する必要がある。次は母国レースのモナコだ。あの場所で走るのを楽しみにしているし、僕たちのクルマがあのコースでアドバンテージを発揮してくれることを願っている」

    5位:アイザック・ハジャー(レッドブル)
    「スタートは非常に良かったが、レースではペースにかなり苦しんだ。クルマはとても速かったが、昨日よりもドライブが難しく感じていて、自分が望むほどプッシュできなかった。4位を獲得できた可能性もあったと思うが、最終的には5位で終えることになった。週末を通してクルマ全体のパフォーマンスは非常にポジティブだった。マイアミから大きく前進したし、その力を最大限に引き出せたと思う。モナコでもこの勢いを維持できることを願っている」

    6位:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「週末のスタート時点から考えると、チームとしてダブル入賞を果たせたのは素晴らしい結果であり、ハードワークを続けてきたチーム全員への最高のご褒美だと思う。僕たち全員が一丸となって取り組んできたことを誇りに思うし、今日は本当に素晴らしいチーム結果になった。それに、自分自身にとってもF1でのベストリザルトになったのでとてもうれしいし、マイアミで見せたパフォーマンスをさらに積み上げることができた。もちろん、他のドライバーたちの不運によって恩恵を受けた部分があることは分かっているし、それは決して気持ちの良いものではないが、僕たちはできることをすべて最大化し、クルマをしっかり持ち帰った。今日は全体的にグリップが非常に低く滑りやすかった。特にスタート直後の数周は周囲より硬いタイヤだったこともあり難しかった。ピットアウト時には濡れた部分に乗って白線にも触れてしまい、壁に向かって流される怖い瞬間もあった。ただ、幸いにも壁には横向きで当たり、小さなダメージだけで済んだので修理も不要だったし、パフォーマンスにも影響はなかった。僕たちにはまだやるべきことがたくさんあり、もっと競争力を高めて、純粋な速さで前のチームたちに近づかなければならない」

    7位:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「週末の難しいスタートを考えれば、7位フィニッシュは間違いなく良い結果だし、チームにポイントを持ち帰ることができてうれしい。全体的に簡単なレースではなかった。スタート位置から順位を上げることはできたが、クルマのバランスには苦しみ続けていたし、レース全体を通して少しスピードも不足していた。最大の課題はタイヤ温度を適切に維持することで、全開ラップの時しかうまく機能させられなかった。今日はアルピーヌ勢の方が速く、終盤ソフトタイヤを履いた僕に対してピエールは簡単には諦めなかったので、このポジションを守り切れたことをうれしく思う。数週間後のモナコで再びレースをするのが楽しみだし、ヨーロッパラウンド開幕に向けて期待している」

    8位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「全体として、本当に良いチーム結果だったし、選手権に向けても大きなポイントになった。僕自身としては、ここまで難しい週末だったなかでダメージを最小限に抑え、8位でポイント圏内に入れた結果だったと思う。ただ全体的には、今回もクルマに苦しんでいたし、チームとしてその理由を確認し、いくつかの問題を解決していく必要がある。クルマを再び良い状態に戻すためには、まだ多くの作業が待っているし、それがモナコまでの目標になる。今日のレースに関しては、ミディアムタイヤでのスタートが厳しく、序盤はかなり冷えていてグリップも低かった。ただ終盤には順位を取り戻し、最後はリアムとのバトルに持ち込めた。追い抜く場所を見つけるのが本当に難しく、結局前に出られなかったので、8位で満足するしかなかった。今はモナコが楽しみだ。1年の中で一番好きな場所なので、こうした制限を改善し、もっと自信とパフォーマンスを持って臨めることを願っている」

    9位:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「今日は複雑な気持ちだ。こういうコンディションで走るのはいつも好きだし、自分はクルマからすべてを引き出せる感覚がある。15番手スタートだったので、インターミディエイトでギャンブルする価値はあると思っていたし、コンディションも少し不安定だった。追加のフォーメーションラップは助けにならなかったし、残念ながら今日はその判断が明確に裏目に出た。ただ、ミディアムに履き替えてからの第2スティントは本当に強力で、時にはミッドフィールド最速だった。良いリカバリーはできたが、前の3台と戦えたら面白かったと思う。とはいえ、チームにまたポイントを持ち帰れたので、その点はうれしい。最終的には、コンスタントにトップ8争いをするにはまだペースが必要だが、レースごとに良い流れを築けている」

    10位:オリバー・ベアマン(ハース)
    「今日のパフォーマンスを考えると、僕たちがポイントに値したかどうかは分からないが、受け取るよ。逆に、十分に値する走りをしても何も得られなかった週末もあったからね。全体的に見れば、僕たちにとって本当に難しい週末だったが、それでもポイントを獲れたのは良かった。もっと上を狙えたと思うが、ピットストップが遅かったので、その理由を理解する必要がある。今日は非常に滑りやすく難しいコンディションだったし、1周目に役立つと思ってユーズドソフトでスタートすることを選んだ。ただ、結局フォーメーションラップが3周追加されたので、その恩恵があったかは分からない。大きな笑顔で帰れるわけではないが、モナコで強く戻ってくるまで1週間ある」

    11位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「僕たちが望んでいたような1日ではなかった。国歌斉唱からクルマに乗り込むまでの間に路面がかなり濡れていたので、インターミディエイトでスタートすることを決めたが、最終的には間違った判断だった。その後、アルボンとの接触でダメージを負ってしまった。彼とウィリアムズには謝りたい。その後は追い上げるためにできることをやったが、今日は本当に難しかった。それでも、この週末から得られるポジティブな部分はある。いくつかの面で前進できた感触はあるし、メルセデスとの差を縮める意味でも一歩前進した。今はリセットして振り返り、モナコへ向けて集中したい」

    カナダGP 2026年のF1世界選手権

    12位:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「僕たちにとっては厳しいレースだった。振り返れば、スタート時のコンディションは僕たちの予想とは違う方向に進んでいた。当時持っていた情報を考えればリスクを取る価値はあったが、結局序盤は思ったように展開せず、かなり早い段階で苦しい状況に追い込まれた。その後も、自分たちが望んでいたような回復ペースはなかった。周囲のライバルたちはもっと早く前に進んでいたので、そこには理解し改善しなければならない点がある。全体として、多くを振り返る必要のある厳しい週末だった。すべてをしっかり分析し、そこから学びを得てモナコへ向かいたい」

    13位:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「僕たちにとっては長いレースだった。インターミディエイトタイヤでスタートしたのは、それがうまくいく可能性があると感じていたからだが、雨はすぐに止んでしまい、その判断が結果的に不利になった。追加ピットストップによって争いから脱落し、その後は自分たちのペースを管理するレースになった。それでもポジティブな点として、2台とも完走し、チームにとって重要なデータを集められたことは良かった。もちろん少し残念ではある。クリーンな週末と普通のレース展開なら、今日はポイント獲得も可能だったと思う。でも、それがレースだ。今はモナコに集中している」

    14位:エステバン・オコン(ハース)
    「控えめに言っても厳しかった。ブレーキング時に何かがうまく機能しておらず、ずっとロックアップしていたので、そこを掘り下げる必要がある。予選後にクルマを新しいアップデート仕様へ変更したので、まともに走れたラップは2周だけだった。でも、チームとしてすべてを持ち帰って分析していく」

    15位:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「モントリオールでは難しい週末になった。必要な温度をタイヤに入れることができず、レースを通してずっとグリップ不足に苦しんでいた。ストレートでも必要なペースがなかった。クルマのパフォーマンスは僕たちが求めているレベルにはなく、そこへ到達するためにはまだ多くの作業が必要だ」

    16位:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「長くて厳しい1日だった。バランスに本当に苦しんだ。レースを通してオーバーステアをまったく改善できず、それが最大の問題だったし、調査する必要がある。結果だけを見ると、進歩があまり見えないこともあるかもしれないが、改善しているのはクルマのペースだけではない。僕たちはあらゆる面で前進を続けている。少しずつだが確実に前へ進んでいるし、時間がかかることは最初から分かっていた。次のレースは2週間後なので、さらに一歩前進できることを願っている」

    DNF:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「順調だったよ。もちろんスタート時のインターミディエイト選択は間違っていたが、どちらへ行くかは50対50だった。そこから挽回して争いに加わり、エステバンと戦い、ハースを抜いた後は良いペースもあった。だが残念ながらサスペンションにトラブルが起きてリタイアせざるを得なかった。それでも、この週末はシーズン開幕以来もっとも競争力のある週末だったし、大きな前進を果たせた。ポジティブな要素はたくさんある。あとはオペレーション面を整理し、進歩を結果につなげていくだけだ」

    DNF:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「今日は厳しかった。グリッド上でまだ小雨が降っていたのでインターミディエイトでスタートする決断をしたが、スタート自体は素晴らしかったものの、雨が弱まり、その選択は最初の1周以降は間違いになってしまった。これがレースだ。そういう判断がレースを勝たせることもあれば、逆の結果になることもあるし、その決断については自分にも責任がある。さらに序盤に複数回のピットストップが必要になり、最後はメカニカルトラブルでリタイアとなった。低温コンディションのなかでフロントタイヤを温められず、クルマを扱うのが難しかったが、それでもポイント争いはできていたと思う。それでも週末から得られるポジティブな部分はたくさんある。僕たちのペースは強力だったし、メルセデスとも戦えた。ファンからのサポートも素晴らしかった。トラブルの原因を調査し、低温時のタイヤウォームアップ改善に取り組み、さらに強くなって戻ってくる。今日の判断から学び、次はその速さをクリーンなフィニッシュとポイントにつなげたい」

    DNF:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今日リタイアに終わったとしても、自分の週末には誇りを持っている。スプリントでポールを獲得し、そのレースにも勝ち、グランプリでもポールを獲得した。そして、リタイアの原因となったPUトラブルが起きるまではレースをリードしていた。今週末、自分にできた以上のことはなかったと思っているし、それが今後のシーズンに向けて自信を与えてくれる。もちろん、こういう形でカナダGPを終えるのは痛いが、自分のベストを尽くせたという満足感を持ってここを去る。30周目までは本当にレースを楽しんでいた。キミとのバトルは最高だったし、きっと彼も同じだったと思う。まるでカート時代に戻ったような感覚で、ホイール・トゥ・ホイールで戦い、何度もリードを入れ替えた。見ていたみんなにも、僕が楽しんだのと同じくらい楽しんでもらえていたらうれしい。ただ、あの戦いを最後まで続けたかった」

    DNF:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「良いスタートを切れたし、トップ10争いができていた。ソフトタイヤでスタートしたのは正しい判断だったと思う。何人かはインターミディエイトを選んで早めにピットインせざるを得なかったからね。残念ながらレース中にシートの問題が発生し、それでリタイアを決めた。マイアミと同じパッケージだったが、ここではもう少し速さがあったように感じる。パフォーマンス向上はサマーブレイク前後のアップグレードを待つ必要があるが、それまではこのパッケージを最適化し続けたい」

    DNF:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「今週末は全体的についていなかった。今日もまた不運だった。オスカーに悪感情はないし、彼がオーバーテイクを少し見誤っただけだと思う。こういうことは起きるし、それがレースだ。レース序盤のペースは良かったし、クルマにも良い感触があった。アルピーヌ勢と争い、十分ポイント圏内にいたと思う。結局のところ、今季は走行時間が不足しているし、自分としてもリズムに乗ってスムーズな週末を過ごす必要がある。それはいずれ来るはずだ。モナコは通常僕たちに合うコースだし、ドライバーとしての自分にも合っているので、リセットしてチームとしてさらに強く戻ってくるのを楽しみにしている」

    DNS:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「今日はフォーメーションラップ開始時にクラッチの問題が発生し、レースに参加することができなかった。ミックスコンディションで走るのを本当に楽しみにしていたので、そのチャンスを失ったのはもちろん残念だ。それまでは本当にポジティブな週末だっただけに悔しい。チームは週末を通して完璧に仕事をしてくれたし、持ち込んだアップグレードもうまく機能していたので、結果を持ち帰れなかったのはフラストレーションが残る。それでも次戦へ向けて持ち帰れるポジティブな要素はたくさんあるし、自信も十分ある。モナコで初めてF1マシンを走らせるのを今から楽しみにしている」

  • F1カナダGP スプリント&予選:全22人ドライバーコメント

    F1カナダGP スプリント&予選:全22人ドライバーコメント

    2026年F1カナダGPの土曜日は、メルセデスが完全復活を印象づける一日となった。ジョージ・ラッセルがスプリント勝利に続いて予選でもポールポジションを獲得し、キミ・アントネッリとのフロントロウ独占を達成。マクラーレン勢も僅差で続き、決勝へ向けて激しい優勝争いの構図が見えてきた。

    一方で、天候は決勝日に向けて大きく崩れる予報となっており、各ドライバーやチーム関係者は未知のウェットコンディションへの警戒感を口にしている。

    2026年型マシンで本格的な雨のレースを経験していない状況の中、各陣営は不確定要素の多いグランプリを前に、それぞれの課題と手応えを語った。

    1番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「昨日は良い一日だったし、今日もまた良い一日になった。チームは今週末に大規模なアップデートを投入するために本当に懸命に働いてくれたし、そのおかげで何とかライバル勢の前に立ち続けることができている。スプリントではマクラーレンから大きなプレッシャーを受けた。キミとのバトルは激しかったけどフェアだったし、そのおかげでノリスが接近するチャンスを得た。それでも勝利を持ち帰り、チームとして再び大量ポイントを獲得できたのは嬉しい。予選ではマクラーレンだけでなく、フェラーリやレッドブルもポール争いに加わってきた。タイヤをうまく機能させられず、前後アクスルの温度バランスにも苦しんでいたので、セッションを通して自信を持てなかった。でもチームがQ3でタイヤ準備を完璧にまとめてくれて、ポールを狙うチャンスを与えてくれた。明日は気温が下がり、雨も予想されているので何が起きるか完全には分からない。それでも必要な準備をすべて行って、週末を勝利争いで締めくくれるようにしたい」

    2番手:キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「今朝のスプリントは激しいレースだった。たくさんのアクションがあったし、見ていた人たちは楽しめたと思う。ジョージとは激しくレースをしたけど、お互いに限界は理解している。それでも3位でしっかりポイントを持ち帰れたのは、自分にとってもチームにとっても重要だった。予選は前日のスプリント予選よりかなり難しかった。タイヤを適正なウインドウに入れるのが難しく、まだ改善できる余地もあった。最後のアタックは完璧ではなく、セクター2で少しタイムを失った。ポールを逃したのは間違いなくそこだと思う。わずかな差でP1を逃したのは悔しいけど、それでも良い結果だし、明日は勝利を争える位置にいる。天候はかなり不確定だ。未知の要素が多くなるだろうし、コース上に留まりながら何が起きても対応できるかが重要になる。もしウェットレースになれば、このクルマでの雨は全員にとって初めてだから、とても興味深い経験になると思う」

    3番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「今日の結果にはかなり満足できる。まずスプリントで2位を獲得できたのは素晴らしい成果だし、良い戦略を実行してチャンスを最大限に活かしたチーム全員の功績だ。前の2台が争った時に、その隙を突けるポジションに自分たちを置けていたし、とても価値のあるポイントを獲得できた。今のパッケージでできることはしっかりやれたけど、現実的でいる必要もある。もし前のメルセデス2台が争っていなければ、この結果はなかったと思うので、純粋な速さで彼らと戦えるように努力を続けたい。予選では本当に僅差だった。コンマ05秒前後で順位が変わる状況だったし、今日はメルセデスを倒すには完璧である必要があった。でもそれはとても難しかった。最後のアタックでは前方でマシンがコースオフしたことで少しタイムを失い、タイヤにダートを拾ってしまったし、バックストレートでスリップストリームも得られなかった。それでもフルアップデートなしの状態で予想以上に前との差を縮められているので、チームとしては非常に満足できる一日だった。明日は興味深いレースになる。寒くて低速のストリートサーキットではタイヤ温度を上げるのが本当に難しいし、もし雨になれば混乱した展開になるだろう。でもそれは同時にチャンスでもある。純粋なレースペースではメルセデスがまだ一歩上、特にロングランでは強い。でもコンディションが荒れれば、僕たちは戦う準備ができているし、訪れるチャンスを必ず掴みにいく」

    4番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「全体的には悪くない一日だった。スプリントではチームとして良い結果だったと思う。昨日とは風向きが変わっていたことで、スプリント予選の時と同じ感触ではなかった。それでも終盤にルイスを抜き返して、スタートで失ったポジションを取り戻せた。予選には満足している。クルマは今朝のスプリントより一歩前進していたし、それはポジティブだった。ただ、セッションは少し難しく、セクター1で苦戦していたし、路面温度と気温がかなり低かったこと、さらにタイヤが硬めだったことで適正な温度レンジに入れるのが難しかった。メルセデスとの差は縮まっていて、プレッシャーもかけられたけど、残念ながら少し届かなかった。明日は雨で状況が変わるかもしれないし、全員にとってチャンスになると思う。何ができるか見てみよう」

    5番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「全体的には良いセッションだったし、特にQ2とQ3最初のランではクルマに快適さを感じていた。予選前に小さな変更を加えたことでうまく機能したし、チームもセッションを通してクルマを改善する良い仕事をしてくれた。最後のラップは思い描いていた形にはならなかったけど、前進している感触はあるし、このまま正しい方向へ進み続けられるという希望を持っている。明日のレースは非常に予測不可能になるかもしれないので、どんなチャンスも逃さず活かせるよう準備しておく」

    6番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「僕にとっては少し孤独なスプリントレースだった。あのセットアップでは前のクルマたちに近づくのが難しいと分かっていた。予選に向けていくつか変更を加えたけど、残念ながらまだ苦しんでいた。いくつかの部分では改善できて、乗り心地も良くなったけど、別の部分ではそうではなかった。特にデプロイメント面についてもっと理解する必要がある。ブレーキングに入る際の基準を作るのが難しくなるので、一晩かけて分析しなければならない点がいくつかある。明日はおそらく雨になるだろうし、どうなるか見てみよう」

    7番手:アイザック・ハジャー(レッドブル)
    「スプリントレースでフラストレーションの溜まる状況だったクルマを立て直してくれたチームのみんなは本当に素晴らしい仕事をしてくれた。スプリントでは全く戦えなかったのに、Q2でトップタイムを出せたのは最高だった。予選序盤はとても良い感触で、クルマにもすごく自信があったし、ペース面でも大きく前進できた。でも肝心なところでラップをまとめきれず、オーバードライブしてしまったので、自分自身にかなりフラストレーションを感じている。こうした進歩を遂げられたのは確実にポジティブだけど、本来なら表彰台争いをしていなければいけなかった」

    8番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「スプリントではスタート順位の代償を払ったと思う。ペース自体は良かったけど、オスカーの後ろに引っかかってしまったし、彼はストレートでとても速かった。予選はうまくいかなかった。Q1とQ2ではタイヤを適正なウインドウに入れるのに苦労していて、滑りっぱなしだった。Q3では少し自信を取り戻して、クルマの感触も少し改善したけど、この順位は僕たちが目指しているものではない。特に雨になれば全員にとって難しいレースになると思うので、明日どう展開するか見ていかなければならない」

    9番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「今日は本当にポジティブな一日だったし、クルマに自信を持てるようにアップグレードを投入してくれたチームは素晴らしい仕事をしてくれた。今週末はどのラップでも非常に競争力があったし、Q3のラップにも満足している。もう少しタイムを引き出せたかもしれないけど、トップチームがすべてをまとめてくると、あのポジションを確保してくる。明日が楽しみだ。僕はいつもウェットレースが好きだし、雨予報も出ているので、その場で起きることに対応していく。チームのみんなに大きな感謝を伝えたいし、今は明日に集中している」

    10番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「今日は良い一日だったし、スプリントも予選も含めて堅実な土曜日になった。チーム全体で積み重ねてきた仕事を誇りに思うし、その成果がこうした安定した結果につながっていると感じている。スプリントでは13番手スタートから9位まで来て、あと少しでポイント獲得だった。ペースは前日よりかなり良く、周囲のクルマとしっかり戦うことができた。最後のポイントを懸けてアービッドを追っていたけど届かなかったので、あそこまで近づいていただけに少し悔しかった。その後の予選でも再び彼らと近い位置にいたし、今日は本当に速かったので、10番手はおそらく最大限の結果だったと思う。明日に向けて良いポジションにつけたし、スプリントで見せたパフォーマンスを考えれば、コンディションが安定していれば良い結果を狙える自信がある。雨予報も出ていて、全員にとって未知の状況になるので、何が起きてもベストを尽くしたい」

    11番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「またしても僅差でQ3を逃したのは当然フラストレーションがある。特にこれほど差が小さいだけにね。でも全体的にはかなり満足しているし、今日は出せるものをすべて引き出せたと思う。このサーキットはグリップが低いので、常にバランスと格闘しながらクルマをコントロールしていたし、簡単ではなかった。週末のスタートを考えれば、全体としては悪くない結果だ。最大のテーマはドライバビリティとパワーユニット側の問題で、このサーキットはその部分をかなり露呈させる。それでも予選までにクルマをかなり良い状態へ持っていけたし、バランスもまずまずだった。まだ改善の余地はあるけど、明日はまたチャンスだ。特にコンディションが変われば可能性も広がるので、最大限活かしたい」

    カナダGP 2026年のF1世界選手権

    12番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「今週末のクルマは本当に速いので、2台ともQ3に入れられなかったのは残念だ。昨日からまだ追いつこうとしていた段階で、予想以上に難しかった。予選序盤はソフトタイヤのウォームアップに少し苦しんだし、フロントロックもあった。そのせいで最後のアタックにかなりプレッシャーをかける形になってしまった。かなり近いところまでは行けたけど、残念ながら届かなかった。明日どうなるか見てみよう。ドライなら速いクルマがあるし、スタート位置を考えれば雨になっても構わない。この世代のクルマはウェットでかなり難しいので、予報通り雨になれば興味深いレースになると思う」

    13番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「今日はあまりクリーンな予選にはならなかった。昨日の方がクルマには少し自信を持てていたと思う。それでも、現状のパッケージではこれ以上は難しかったと思う。ニコは素晴らしいラップをまとめていたし、今の僕たちの立ち位置はあのあたりなんだと思う。明日は特に天気予報を考えると興味深いレースになるかもしれない。この新世代のクルマでウェットを走ったことはまだないので、どうなるか見てみたい。今朝のスプリントでも見えたように、まだスタートには苦しんでいるけど、そこをうまく決められればレースで何かを築けるかもしれない」

    14番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「またしても期待していた結果には届かず、14番手でQ2敗退となった。マイアミと同じように、今はクルマに快適さを感じられていないし、なぜそうなっているのかチーム全体で理解を深めていかなければならない。スプリント前にはいくつか変更を加えて、なぜペース不足なのかを探るために色々と試してみた。チームとしての期待値はもっと高いし、フランコがQ3に進出したことで、このパッケージに速さがあることは分かっている。明日は空模様を注視することになる。雨予報が出ているし、先週マニクールでウェットタイヤテストを行った経験からも、全員にとって非常に難しいコンディションになるはずだ。もし雨になれば興味深い午後になるだろうし、最終的にどんな結果になるか見てみたい」

    15番手:カルロス・サインツ(ウィリアムズ)
    「今日はより厳しい一日になった。昨夜のセットアップ変更で良い進歩はあったし、クルマにはトップ12に入るだけのペースがあったと思う。でもQ2最後のランでセクター1でコンマ数秒失ってしまい、それが大きかった。正直に言えば、今日はQ3進出は難しかったと思う。もし明日雨になれば、この新レギュレーションのクルマでウェットタイヤを使う初めてのレースになる。全チームにとってタイヤとエネルギーデプロイメントを理解することが課題になるだろうし、どんな展開になるのか興味深い。僕たちも最大限チャンスを活かしたい」

    16番手:オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)
    「昨夜の段階でパルクフェルメを破って、セットアップをいろいろ試すことを決めた。データを詳しく見ていく中で、予想外の特性や挙動が見つかったので、原因を探るためにセットアップを一度戻してみたけど、それでもスプリントは非常に難しかった。このクルマからパフォーマンスを引き出す方法を見つけなければならないし、今のところ本当に苦戦している。予選ではコーナーバランスが改善されたクルマを見つけられたと思うし、少し自信を持てたことでようやく進入でプッシュできるようになった。ただ、その結果として毎回フロントをロックさせてしまっている。今週末はあまりにも苦戦していたので、他のチームがFP1で把握していた問題を今になってようやく見つけたような状態だ。厳しい状況になるだろうけど、明日は雨予報なので、何かチャンスが生まれることを期待している」

    17番手:エステバン・オコン(ハースF1チーム)
    「スプリントも依然として難しかったけど、少なくとも周回を重ねることはできた。僕自身にとってもオリーにとっても、昨日よりはもう少し状況を理解できるようになっていると思う。ラップを重ねてデータも集まったし、重要なのはどこを改善できるかを見極めることだ。ペース、バランス、ブレーキングなど、改善しなければならない部分がいくつかある。予選直前にクルマを完全に変更したので、正しい感触を掴むのは簡単ではなかった。わずか3〜4周で新しい仕様に慣れなければならなかったし、どこにグリップがあってどこにないのかを探る状態だった。最後の予選ラップがすべてだった。引き続きプッシュして、明日何ができるか見ていく」

    18番手:アレックス・アルボン(ウィリアムズ)
    「今のところ僕にとって良い週末ではないし、FP1からずっと後手に回っている。昨日は走行時間が限られていたので、スプリントは実質的に予選へ向けたテストセッションのようなものだった。チームは昨日のダメージ修復に本当に懸命に取り組んでくれたし、その後にいくつか試しながらクルマへの理解を深めていった。予選は難しかった。特にトラフィックもあって、デプロイメントを含めた手順面でラップをうまくまとめられなかったし、結果として十分なラップを出せなかった。一晩でやるべきことは多いし、チームと分析・振り返りを行わなければならない。決勝は雨予報だし、この新世代のクルマでウェットを走った経験はまだないので、特に視界の面でかなり興味深いレースになると思う。明日どうなるか見てみたい」

    19番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「カナダで走るのはいつも楽しいし、今週末は少し競争力も感じられていた。僕たちにとって小さな前進はあるけど、Q2へ進むにはまだパフォーマンスが足りない。スプリントではターン1で接触があり、最終的にはリタイアとなった。もし明日雨になれば興味深いレースになるだろう。この新レギュレーションのクルマでウェットを走ったことはまだないし、ここはグリップレベルもかなり低い。全員にとって難しいレースになると思うけど、その中で何ができるか見てみたい」

    20番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「今朝のスプリントレースは最高だった。本当にチームとして素晴らしいパフォーマンスだったと思う。ソフトタイヤを選んだ戦略も素晴らしかった。マイアミでは間違えたけど、今日は正しいタイヤ選択だったことを証明できたし、良い判断もできて、しっかり防御もできた。ペナルティは残念だったけど、それを抜きにしても本当に良いレースだったし、多くのクルマを後ろに抑えられたことに満足している。予選はもっと厳しかった。全員が本来のペースを出してくると、自分たちの立ち位置がよりはっきり見えてくる。今日はセッションを最大限活かせなかったし、セットアップ変更後にライド面で少し問題もあって、ラップをまとめるのが難しかった。明日のレースはかなり面白くなると思うし、どんなチャンスも拾っていきたい」

    21番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「厳しい一日だった。今朝のグリッド上でサスペンションの問題が見つかって、スプリントはピットレーンスタートになったので、最初から厳しい状況だった。予選ではグリップ不足でクルマに自信を持てず、本当に攻めることができなかった。明日は雨予報なので、状況が大きく変わるかもしれないし、ローダウンフォース仕様のクルマには助けになるかもしれない」

    22番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「もっと上を期待していたので理想的な予選にはならなかった。ターン1でロックアップしてしまったのは自分のミスだったし、それが2回目のラン最初のラップだったので、その時点で走りが台無しになってしまった。雲が出て路面温度も下がっていたので、タイヤを適正なウインドウに入れるのがかなり難しかった。どれだけタイムを改善できたかは分からないけど、確実にかなり余地はあったと思う。今週ずっとセットアップを追いかけ続けていたので、ガレージでは忙しい時間を過ごしていた。スプリントレースをテストとして使い、そこで得た学びをすべて予選セットアップに反映させた。今日はうまくいかなかったけど、明日また挑戦したい」

  • F1カナダGP スプリント予選:全22人ドライバーコメント

    F1カナダGP スプリント予選:全22人ドライバーコメント

    2026年F1カナダGPのスプリント予選がジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行われ、メルセデスのジョージ・ラッセルがポールポジションを獲得した。

    2番手にはアンドレア・キミ・アントネッリが続き、メルセデスがフロントロウを独占。ランド・ノリスとオスカー・ピアストリのマクラーレン勢、ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールのフェラーリ勢が続く接戦となった。

    一方で、レッドブルはマックス・フェルスタッペンが7番手、アイザック・ハジャーが8番手に留まり、バンプの多い路面とマシンバランスに苦しむ一日となった。赤旗中断が相次いだFP1の影響も各チームに色濃く残り、スプリント本戦とその後の予選に向けて課題と収穫が入り混じる金曜となった。

    1番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「僕たちは明日のスプリントでポールポジションを獲得できたことをうれしく思っているが、これは週末全体の仕事のほんの一部に過ぎないことも理解している。ここには大規模なアップグレードパッケージを持ち込んでおり、それが最初からうまく機能しているのを見るのは良いことだ。ただ、今日はマクラーレンとフェラーリの両方からプレッシャーを受けたし、土曜と日曜も彼らがすぐ後ろにいることは分かっている。今季ここまでの大きな弱点のひとつがスタートだった。僕たちはその改善に集中してきたし、スプリントではその進歩を示すチャンスがある。もしスタートをうまく決められなければ、ライバルたちは必ずその隙を突いてくるだろう。今夜しっかり準備をして、今日の自信と勢いを週末の残りにもつなげたい」

    2番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「今回のスプリント予選はあまりクリーンな内容ではなかった。SQ2ではミスをして芝生に飛び出してしまい、それで少しリズムを崩した。SQ3では準備ラップを行わないことを選択したが、その結果タイヤが最初のアタックで少し冷えていた。2回目のラップでは改善できたが、それでも完璧ではなかった。それでもP2はしっかりした結果だし、明日はもっと良い戦いができると思っている。ここには大規模なアップデートを持ち込んでいて、もっと理解を深める必要がある。明らかに高いポテンシャルがあり、その一部はすでに確認できている。今日のモントリオールでは僕たちにアドバンテージを与えてくれたが、週末を通しては他チームも絡む非常に接戦になるはずだ。明日のスプリントで何ができるか見ていきたい」

    3番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「今朝の状況を考えれば、P3は非常に良い結果で、大きな巻き返しだった。僕たちはペース不足を心配していたし、クルマにもあまり自信が持てなかった。でも変更を加えたことで明確な前進が得られた。スプリント予選に向けて以前の仕様のフロントウイングに戻したことで、自信を取り戻せた。ラップ自体は悪くなかったし、もう少し見つけられたとは思うけど、トップとの差はそれほど大きくなかった。それは励みになる。難しい状況の中で素早く対応し、素晴らしい仕事をしてくれたチームを誇りに思う。アップグレードパッケージはうまく機能している。ただ、一部、特にフロントウイングについてはまだ時間が必要で、今後再投入する可能性もある。それでもクルマ全体は良かったし、今週末で初めてQ3のソフトタイヤで本当に自信を持てた。良い前進だし、ここからさらに改善を続けていく」

    4番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「P4には比較的満足している。特にFP1では赤旗や中断でかなり混乱していて、期待していたほど学習時間を得られなかった中で、出せるものは最大限引き出せたと思う。メルセデスは新パッケージで非常に強そうだし、さらにパフォーマンスを見つけて差を縮める必要がある。カナダ向けの新パーツを準備してくれたチームには感謝している。かなり大きなパッケージだったし、フロントウイングにはまだ取り組むべき部分がある。スプリント予選では、より快適に感じられた旧仕様を使うことになった。明日のスプリントで何ができるか見て、その後の予選に向けて最適化していきたい」

    5番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「今日はFPから本当に良い一日だったし、走っていてすごく楽しかった。ここ数週間、データ分析に本当に力を入れて取り組んできたが、それが成果につながって、セッションを通してクルマの感触は良かった。SQ1とSQ2はポジティブだったし、SQ3でもその流れを維持できなかったのは残念だった。今夜はさらに作業を続けて、クルマからもう少しパフォーマンスを引き出せる部分を理解したいし、明日また走るのを楽しみにしている」

    6番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「僕にとっては難しいスプリント予選だった。今日はクルマにしっくりきておらず、特にブレーキバランスに関して違和感があったので、改善点を探る必要がある。何が起きているのかについてはかなり明確な考えを持っているし、スプリントまでに状況を好転させるために全力を尽くす」

    7番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「今日は一日を通してクルマのフィーリングがあまり良くなかった。特にバンプのある区間では乗り心地にかなり苦しんでいた。そのせいで安定して走ることが難しかったので、そこは見直していく必要がある。FP1からスプリント予選にかけて期待していたような改善はできなかったし、もちろん明日のスプリントレースもこのセットアップで走ることになるので、理解を深める必要がある。それが予選までの改善につながることを期待している」

    8番手:アイザック・ハジャー(レッドブル)
    「予選の最初の2フェーズではかなり良い感触があったし、最終的にSQ3でも良いフィーリングを得られたので、最後のラップには満足している。ただ、プラクティスでソフトタイヤを十分に使えなかったので、参考になるデータが不足していた。マイアミで抱えていた懸念点には対処できていて、それは安心材料だが、依然としてバランス面で苦労していて、多くのタイムを失っている。グリップ自体はあるのに、それを活かし切れていない。このサーキットは僕たちに合っていないので、少し難しい週末になるかもしれない」

    9番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「今日のスプリント予選には満足している。予想以上にペースが良かったし、チームは素晴らしい仕事をしてくれた。今週末は新しいアップグレードを投入しているが、明らかにうまく機能している。このサーキットはルーキーにとって難しく、特にスプリント週末ではなおさらだから、このパフォーマンスには本当に満足している。SQ3ではまだ少し引き出せる部分があったと思うけどね。FP1は中断が多く、誰もまともなロングランができていないから、明日どうなるか正確には分からない。タイヤのデグラデーションは大きな要素になるはずだが、明日は楽しくなりそうだし、しっかり戦う準備はできている」

    10番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「今日は本当に良いスプリント予選だった。SQ2のラップはかなり良かったし、現時点でこのクルマが持っている力を最大限に引き出せたと思う。ここ数戦でしっかり前進してきているし、今季初めてSQ3に進めたのは、クルマ改善に向けた努力へのご褒美のようなものだ。ただ、トップ8とはまだ差があるので、明日はしっかり戦い、チャンスがあれば逃さないようにしたい」

    11番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「FP1は僕側でかなり中断が多く、スプリント予選に向けた準備はスムーズではなかった。それでも一日を通してクルマの感触は良くなっていったし、全体として悪くないフィーリングだった。コンマ05秒差で逃したのはもちろん悔しい。特にこれだけ接戦のミッドフィールドではなおさらだ。ただ、ポジティブなのは再び競争力を見せられていることだ。明日のスプリントではまだ多くのことが懸かっている。今日の学びを活かし、引き続きプッシュして、良い方向に持っていきたい」

    カナダグランプリ 2026年のF1世界選手権

    12番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「今日はパッケージからもう少し引き出せたと思う。最後のラップは悪くなかったが、SQ3進出には足りなかった。週末序盤のこのサーキットはかなり汚れていて難しく、それがタイヤ温度にも影響していた。それでも、ここまでまとめ上げられた内容にはかなり満足している。現在の位置を考えれば、明日はトップ10争いに加わる現実的なチャンスがあると思う」

    13番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「FP1でほとんど走れなかった状態から始まったことを考えれば、スプリント予選では良い仕事ができたと思う。路面はかなり汚れていてグリップも低いので、クルマの中で時間を過ごし、周回を重ねて学んでいく必要がある。とても難しいセッションだったが、その中で多くを学べたし、プラクティスで起きた問題の後にクルマを準備してくれたチームにも感謝したい。明日はスプリントでさらに走行時間を得られるので、もっと良い仕事ができると思う。改善すべき点はいくつかあるし、予選に向けてさらに何かを見つけられるはずだ」

    14番手:エステバン・オコン(ハース)
    「今朝はかなり大きなクラッシュだったので、本当に運が良かった。たぶん明日は身体にくると思う。ダメージがフロントウイングだけで済んだのは、あの状況では最良の結果だった。クルマを走らせるのに少し苦労していて、縁石をうまく使えなかったし、全体的に硬すぎる感じがあった。クルマは少し改善できたが、明日の予選に向けてまだ確認すべき点は多い。僕たちは旧パッケージと新パッケージの両方、セットアップなどを理解しようと全力で取り組んでいるが、予想以上に難しい状況だ」

    15番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「正直、厳しい一日だった。アップグレードはもっと簡単に投入できて、すぐに前進になると思っていたが、実際にはそうならなかった。フリープラクティスではかなり苦戦し、ほとんど学べなかったし、スプリント予選に向けて大きな変更を行ったので、それが機能したかを確認する必要がある。グリップ不足とバランスへの自信のなさに苦しんでいたので、今夜しっかり分析したい。残念だが、これがスプリントフォーマットだ。これだけ中断が多いと、予定していたランプランの半分も完了できないし、アップグレードを持ち込んでいる状況ではなおさら厳しくなる」

    16番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「残念ながらターン3でフロントをロックさせてしまい、完全に乗客状態だった。あのインシデントまでは期待以上の位置で戦えていた。明日のスプリントともう一度の予選で何を学べるか見ていきたい」

    17番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「今日は僕たちのパフォーマンスを最大限に引き出せたと思うし、それには満足している。スプリント予選に向けて良い変更を行えたし、SQ2進出にもかなり近づいていた。ただ最後は全員がもう一度ラップに入るには時間が足りなかった。明日は良いスプリントにして、予選と決勝に向けて良い形を作れればと思う。特に日曜は難しいコンディションになりそうなので、決勝に向けてできるだけ多くの学びを得ることが主な目標だ」

    18番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「赤旗後の最後のアタックに向けてできる限りのことはしたが、ピットレーンで待っていたことでタイヤが冷えすぎていて、タイムを改善することはできなかった。そういう日もある。データを見直して改善点を探り、明日は前進できることを期待している」

    19番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「カナダでの週末としては良いスタートではないし、SQ1敗退は予想していたものではなかった。今日は全体的に難しい一日だった。FP1は赤旗もあってスムーズではなく、やりたかった作業をすべて完了できなかった。僕たちはいくつかの面でかなり遅れているし、それは明日の予選までに改善しなければならない。これだけ後方からのスプリントは厳しいものになるが、できる限り多くを学び、状況を立て直したい」

    20番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「今日は不運だった。最後の2周にすべてを懸けていたが、赤旗によってそれは実現しなかった。結果には表れていないが、それでも僕たちは前進していると感じている。今週末は異なるシャシーを含め、クルマにかなり多くの変更を加えた。それによって以前のレースとはかなり違う良い感触が得られている。まだ重要なセッションは多く残っているし、スプリント週末なので引き続きプッシュしていく」

    21番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「FP1での不運なインシデントによって一日が早く終わってしまった。週末残りに向けて走行時間が限られてしまったことで厳しい状況だが、今あるパッケージを最大限に活かしたい。かなり大きなダメージがあり、ギアボックスとPUの交換が必要だった中で、修復作業に取り組んでくれたガレージクルーには感謝したい。カルロスは良いスプリント予選を見せてくれたし、クルマ自体は良い状態にあるようだ。巻き返して、今週末はポイント争いができればと思う」

    22番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「今日はほとんど走行できなかったので、本当にフラストレーションの溜まる金曜日だった。スプリント週末ではFP1が本当に重要で、競争セッション前に周回を重ねられる唯一の時間だからね。全体的にはクルマもペースもかなり良さそうだったし、今朝数周した中でもフィーリングは良かった。明日はキャッチアップを強いられることになる。このサーキットはかなり難しく独特なので、スプリントでの走り方は予選とは異なるものになる。午後の予選に向けて最も大きな前進をしなければならないが、まずは明日再び走り出すことに集中している」

  • F1カナダGP 記者会見 PART2:ラッセルが王座争いに冷静 ガスリーはPSG支持

    F1カナダGP 記者会見 PART2:ラッセルが王座争いに冷静 ガスリーはPSG支持

    2026年F1カナダGPの木曜FIA記者会見PART2には、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)が出席した。

    ガスリーはマイアミ後にポール・リカールとマニクールで走行した感想を語り、ラッセルはメルセデスの大型アップグレードやタイトル争いへの姿勢を説明した。F1初年度を戦うリンドブラッドは、初めて迎えるカナダGPへの期待と、ここまでのシーズンを振り返った。

    Q:ピエール、マイアミ以降、ポール・リカールとマニクールで多く走りましたね。フランスの名門サーキットで再びステアリングを握った感想は?

    ピエール・ガスリー:ああ、正直に言うと、もう少し忘れかけていた。カステレに行って、そこからマニクールへ飛んで、マニクールで2日間のテストをした。だからかなりクールだった。特にカステレでは、フランスのファン、モータースポーツファンに囲まれて、すごく特別な週末だった。古いF1マシンもたくさん見られたし、1979年のルノーのターボ車で数周走ることもできた。それは本当に素晴らしい感覚で、このスポーツが時間とともにどれだけ進化してきたかを実感させられた。今ではほとんどまったく別のスポーツのようだ。

    それからマニクールに行けたのも良かった。面白いトラックだ。実は僕にとって初めてだった。そして、ここまであまり走れていないという話をしていたところだった。5月末なのに、まだ4レースしかしていない。だからもっとトラック上でのアクションが欲しいと思っている。

    Q:マニクールでのピレリのウェットタイヤテストは、今週末の天気予報を考えると役立つかもしれません。ウェットでのクルマはどうでしたか?

    ガスリー:君たちは驚くことになると思う。この2日間をやれて良かったよ。君たちにとっては面白くなると思う。僕には1月20日のシルバーストンがあって、それは忘れられないものだったし、一生残ると思う。でもマニクールもまた別物だった。

    Q:何が難しいのでしょうか? トルクですか? 何がそれほどチャレンジングなのですか?

    ガスリー:その質問には答えてほしくないと思うよ。

    Q:では、ドライだと仮定して、ここモントリオールでのパフォーマンスについて聞きます。マイアミではクルマに完全には満足していないと言っていました。進歩はありましたか? エンストンでシミュレーター作業もしていましたね。

    ガスリー:ああ、マイアミからは良い学びがあったし、今回はより多くの答えを持ってここに来ていると思う。前戦でクルマに投入したものを完全に理解するために、FP1でまだ試すことはいくつかある。でも、必要だった前進はできたと確信している。

    全体的に見れば、マイアミでのペースは良かったと思う。2台ともQ3に入ったし、スプリントでは8位になれた。フランコはレースで7位に入った。良い流れが生まれていると思うし、このままプッシュし続けて、さらに自分たちから引き出そうとしていくだけだ。

    Q:モントリオールのレイアウトはクルマに合うと思いますか?

    ガスリー:分からない。でもポイント争いをするための良いベースラインはあると確信している。マイアミでは、差が少し広がったように見えて少し驚いた。僕たちは中団からかなり明確に抜け出しているように見えた。今週末もそうなってくれることを願っているけど、それは明日分かる。

    Q:最後に、マックスのニュルブルクリンク24時間挑戦は見ていましたか? どう思いましたか?

    ガスリー:正直、見ないでいるのは難しかった。かなりクールだと思った。あのパフォーマンスとコミットメントは尊敬している。僕もあのレースをやってみたいし、実際に同じように戦ってみたい。彼はすごく不運だったと思う。もちろん、彼が今どのレベルにいるかを示しただけだったし、あのカテゴリー、あのフィールドでとても競争力があるのを見ても驚きはなかった。SNSなどにも素晴らしいハイライトがいくつか出ていた。すごくクールだったと思う。

    Q:ジョージ、ピエールはニュルブルクリンク24時間に出たいと言っています。あなたはどうですか?

    ジョージ・ラッセル:ああ、いつかは間違いなく。正直、ピエールが言ったように、週末にマックスを見るのはかなりクールだった。僕も過去にそのレースを追っていたし、ああいう24時間レース、あそこやバサーストもそうだけど、本当に過酷なレースだ。

    僕たちはみんなマックスとは少し違う立場にいる。もちろん僕たちも世界選手権を勝つことを目指しているけど、彼は自分が楽しめることをできる贅沢な立場にいる。彼にとっては素晴らしいことだし、彼は素晴らしい仕事をした。

    Q:ではここモントリオールに話を移します。あなたは昨年の勝者で、このトラックでは常に好調です。走り出すのをどれほど楽しみにしていますか?

    ラッセル:ピエールが言ったように、5月末なのに4レースしかしていない。今年はここまでかなり途切れ途切れに感じている。だから、ただレースに戻って、連戦が増えて、少しリズムに入っていくのを楽しみにしている。マイアミは僕にとって本当に厳しい週末だったけど、そこから多くを学んだ。今週末に向けてはすごく良い感触だ。

    Q:マイアミから得た最大の学びは何でしたか?

    ラッセル:僕たちの多くはエネルギーマネジメントにも集中している。過去からあるタイヤへの対応、セットアップへの対応、レースの基本的な部分が、エネルギーマネジメントに集中していることで少し後回しになっている。だから別のところに集中していたことで、いくつか重要なものを見落とした。それは良いリマインダーになった。痛みはあったけど、本当に必要な週末だったと思う。シーズンの残りにとって非常に有益になるはずだ。

    Q:メルセデスは今季最初の大きなアップグレードを投入します。何を期待していますか?

    ラッセル:マイアミでマクラーレンとフェラーリが持ち込んだアップグレードと同じくらい競争力があることを期待している。彼らは明らかにまずまずの前進を果たした。僕たちの数値もかなり有望に見える。ただ、現実でその通りに相関するとは限らない。競争力がないと示す科学的な根拠はないけど、実際にトラックで走らせるまでは、常にいくつかの未知数がある。

    Q:パワーユニットについても聞きます。予選での6MJ充電制限は今季ここまでで最も低い値です。コクピットではどう影響しますか?

    ラッセル:正直、あまり大きくは影響しないと思う。正しい判断だと思う。シミュレーションを見る限り、ストレート終盤でスピードを失うようには見えない。ラップ中にリフトやコースティングをするような癖も出ないはずだ。だから間違いなく正しい方向だし、ここではより分かりやすくなると思う。

    Q:アービッド、お待たせしました。初めてのカナダGPです。ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットの印象は?

    アービッド・リンドブラッド:素晴らしいトラックだと思う。今週、走り出すのを本当に楽しみにしている。2011年の有名なレースは、子どもの頃に最初に見たレースのひとつだったことを覚えている。あれは、このスポーツを好きになったレースのひとつだった。今でもとてもよく覚えている。だから、この特別なトラックを走る機会を得られることを本当に楽しみにしている。

    Q:準備についてもう少し教えてください。スプリント週末ですし、初めて来るには難しいトラックです。どのような準備をしましたか?

    リンドブラッド:ああ、チャレンジになると思う。今季の状況を考えると、スプリントがかなり多い。最初の5戦のうち3つがスプリントになると思うから、少し慣れてきてはいる。でも、シミュレーターでかなり作業した。準備のために僕たちが持っている主なツールだから、ファクトリーに行って、過去数年のことを確認しつつ、エンジニアたちとシムで自分の作業をして、できる限り準備を進めた。オンボードを見たり、普通のことはすべてやった。

    Q:今週末はさらにアップグレードも入っています。シミュレーターではどう感じましたか?

    リンドブラッド:良い感じだった。新しいフロアがある。少しステップになるはずだけど、ジョージが触れたように、それが100%トラックで相関するかはいつも分かりにくい。だから楽観的ではあるけど、自分自身に集中して、どうなるかを見ていく。

    Q:第5戦を迎え、カレンダーには間隔もありました。ここまでの初年度を振り返る時間もあったと思います。自分のシーズンをどう総括しますか?

    リンドブラッド:悪くはなかったと思う。良い瞬間もあったし、難しい瞬間もあった。それは予想されることだ。もちろん、僕にとってはルーキーイヤーだからね。全体としてはかなり前向きに捉えている。自分に何ができるかを時々示せたと思う。でも、まだ取り組むべき部分もある。だから自分には自信があるけど、もっと良くできるところに取り組もうとしている。

    Q:ジョージ、首位とは20点差です。まだ第5戦ですが、今週末はどれほど大きな意味を持ちますか?

    ラッセル:僕にとってはただの1レースだ。ただの1レースだし、チャンピオンシップは頭の中にさえない。自分に何ができるか、自分にどれだけのスピードがあるかは分かっている。もちろんマイアミは悪い週末だった。昨年もあそこでは厳しい週末だったけど、その後モントリオールに来て素晴らしい週末を過ごした。今年も同じになるという意味ではないけど、自分自身に集中し、メルボルンや中国でやったようにプロセスを進め、自分がコントロールできることをコントロールする必要がある。

    だから本当にまったく慌てる必要はない。言ったように、まだ4レースが終わっただけで、少なくともあと18レースある。実際、最後にチャンピオンシップを争ったF2時代を振り返ると、F2では4レース後に6位で、35点くらい離されていた。だからこの時点では何の意味もない。

    Q:ジョージ、スタート手順に役立つソフトウェア面のアップグレードはどれほど重要ですか?

    ラッセル:もちろん、スタートは僕たちにとって大きな焦点だ。明らかにそこが最大の弱点だからだ。短期的に大きな改善をするのは難しいと分かっているし、もちろん短期的に解決するためにできる限り努力している。でも、中期的に変更して改善し続けなければならない項目もある。

    そして当然、レーススタートはあまり練習できない。シミュレーターでも実際には練習できない。レースによっては、フリー走行でさえレーススタートを練習できないこともある。だから改善するために最善を尽くし続ける。

    Q:今年は中断が多く、不運もありました。クルマの感触として、ドライビングスタイルに合っていない感覚はありますか?

    ラッセル:いや、それはサーキットに大きく左右されると思う。去年と同じだ。誰にでも得意なサーキット、苦手なサーキットがある。客観的に見れば、マイアミだけが唯一のつまずきだった。去年の僕にとっても、ある意味そうだった。だから22戦のうち1戦がそうだっただけであってほしい。

    中国と日本では少し不運もあって、少し難しいスタートにはなった。もしそこが少し違っていれば、シーズンはまったく違う状況になっていたかもしれない。だから心配する理由はない。通常通り仕事をして、この週末が何をもたらすかを見るだけだ。そしてヨーロッパシーズンに入り、僕たち全員がもう少しリズムに乗り、年末にはダブルヘッダーやトリプルヘッダーもある。物事はとても速く変わる。

    Q:ジョージ、昨年も見られたように、このトラックがあなたに合う理由を説明できますか?

    ラッセル:ここ2年、このトラックは僕たちのクルマにより合っていたと思う。涼しいコンディションで明らかに良いパフォーマンスを発揮していたからだ。ラスベガスで勝ち、カナダで勝った。ここでは過去2年ポールを獲っているし、それが大きな部分だったと思う。昨年はキミもここで表彰台に上がったし、僕たちは2人とも非常に良いパフォーマンスを発揮した。

    今年の最初の3レースは、チームとして勝っている。昨年は年間4勝だった。そこからカナダに来て勝った。だから今年も勝てるという保証にはならない。ただ、僕はこのトラックが好きだ。流れが好きだし、中速コーナーの性質も好きだ。ここは楽しめる。

    Q:ピエール、アーセナルがリーグを制した話がありましたが、PSGもリーグを制し、チャンピオンズリーグでアーセナルと対戦します。どう見ていますか?

    ガスリー:ようやく本当の話をし始めてくれてうれしいよ。僕の意見? そうだね、僕はPSGの大ファンだし、僕たちは昨年チャンピオンズリーグを勝った。だから素晴らしい試合になると思う。実はプレミアリーグもかなり見てきた。ここ数年、アーセナルは優勝にかなり近づいていたし、今季それを成し遂げたことを、チーム全体、監督にとってうれしく思っていた。

    カナダの後の来週末の予定はもう決まっている。素晴らしいフットボールの試合になると確信している。そしてもちろん僕はPSGを応援するし、彼らが2度目のチャンピオンズリーグを持ち帰ってくれることを願っている。

    Q:ジョージ、いつかマックスとチームメイトとしてニュルブルクリンク24時間に出る姿は想像できますか?

    ラッセル:ああ、絶対にないとは言えない。誰にも分からない。言ったように、絶対にないとは言わない。マックスは明らかに最高のひとりだ。昨年は彼とチームメイトになることについてたくさん聞かれたけど、それはシートを共有するというよりF1での話だった。僕はやる気があるし、常に最高の相手と戦う機会を歓迎する。それはルイスとチームメイトだった時にも感じていたことだし、マックスについても今でもそう感じている。どんなドライバーでも、最高の相手と真っ向勝負したいものだ。

    ガスリー:チームマネージャーとして?

    ラッセル:ああ、それはどうかな。

    Q:ジョージ、経験以外で、チャンピオンシップで優位に立てる自分の資質は何だと思いますか?

    ラッセル:正直に言うと、僕は自分自身を最大の競争相手として見ている。それはこの7年間、F1キャリア全体でやってきたことだ。自分の項目をすべて満たせば、誰にでも勝てると分かっている。昨年ルイスとチームメイトだった時もそうだったし、キミとチームメイトだった時もそうだった。その前の年にルイスと組んでいた時もそうだった。

    だから、誰かに対して自分の優位性を見るのではない。自分自身から、エンジニアたちとともに、クルマのセットアップから、タイヤから、どうやって最大限を引き出すかを見ている。そうした項目をすべて満たせば勝てる。それが僕の目標だ。

    Q:キミは今年ステップアップしたと思いますか?

    ラッセル:キミは昨年を通して非常に速かったと思う。大きな違いは、昨年は僕たちが複数のチームと混戦の中にいて、すべてのセッションがチャレンジだったことだ。昨年はQ1を通過するだけでも大きなプレッシャーとストレスがあった。Q3に進むのもそうだった。

    レーススタートも同じで、昨年は悪いスタートを切ると、失った4つか5つのポジションを簡単に取り戻すことはできなかった。そこまでのペース優位がなかったからだ。だから間違いなく、彼は本当に素晴らしいレベルでパフォーマンスしている。でも、それは彼の中に常にあるものだと分かっていたし、昨年も見ていた。だから彼は素晴らしいドライバーだ。

    Q:ジョージ、年ごとの自分の進歩はどう測っていますか? 勝利、表彰台、結果だけですか?

    ラッセル:F1の美しさは、毎年が違うことだと思う。テニス選手を見れば、同じような環境、同じラケット、同じボール、クレー、ハードコートと、毎年同じものを相手にする。だから進歩を本当に測ることができる。

    ドライバーの場合、今年はタイヤが違い、パワーユニットが違い、クルマも違う。すべてのレース週末に行くたびにコンディションが違う。今週末のコンディションも、12か月前のカナダとは違う。だから進歩を測るのはとても難しい。なぜなら、自分が改善しようとしている限界、あるいは弱点は、年ごとに変わる可能性があるからだ。ある年には強みだったものが、ある年には弱点になることもある。だからドライバーとしては、与えられたものに対して常に適応できなければならないと思う。

    Q:アービッド、F1ドライバーになって約5か月です。ここまでで最もクレイジーだった瞬間は?

    リンドブラッド:間違いなく一番クレイジーだった瞬間はメルボルンだ。F1での初レースだったし、おそらくメルボルンの1周目はかなりすごかった。ある時点で3番手を走っていて、長い間見上げてきた存在であるルイスとサイド・バイ・サイドで走ることになるとは思っていなかった。

    だから正直、その瞬間の感情を説明するのは難しい。かなり大きな遅れがあった。実際に何が起きたのか理解できたのは、2周目の始めか、2周目の中盤くらいだったと思う。本当にかなりすごかった。

    Q:3人に質問です。サッカーとワールドカップにどれくらい関心がありますか? フランス、イギリス、イングランドに優勝のチャンスはあると思いますか?

    リンドブラッド:フットボールが帰ってくるよ。

    ラッセル:彼が言ったよ。

    ガスリー:それはどうかな。思い出させてあげるよ……どのレースだったかな? スパ?

    ラッセル:スパだね。スパの土曜日だ。

    ガスリー:どのホームに帰ってくるか見てみよう。

  • F1カナダGP 記者会見 PART1:ストロール母国戦、ハミルトンがアーセナル優勝に涙

    F1カナダGP 記者会見 PART1:ストロール母国戦、ハミルトンがアーセナル優勝に涙

    2026年F1カナダGPの木曜FIA記者会見PART ONEには、ランス・ストロール(アストンマーティン)、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)、バルテリ・ボッタス(キャデラック)が出席した。

    地元モントリオールでのレースを迎えるストロールは、アストンマーティンがマイアミで振動問題を解決したことを明かし、「今はもっと多くのダウンフォースとパワーが必要だ」と語った。また、フェルスタッペンのニュルブルクリンク24時間での走りについても「脱帽だ」と称賛した。

    ハミルトンは、フェラーリでシミュレーター作業を見送った理由について語った。さらに、アーセナルのプレミアリーグ優勝への思いや、母親とともにカナダGPを過ごす理由も明かした。一方、ボッタスはキャデラックのアップグレード状況や、キミ・アントネッリへの助言を振り返った。

    Q:地元モントリオールでレースを迎える気持ちは?

    ランス・ストロール:素晴らしいよ。この週末をシーズン中ずっと楽しみにしている。1年で一番好きなレースなんだ。トラックも好きだし、ファンも、エネルギーも好きだ。街全体がレースウイークエンドに本当に熱中していて、電気が走るような雰囲気になる。FP1で最初のアウトラップを走るだけでも、サーキットの周りにあるエネルギーを感じることができる。本当に素晴らしいよ。ここには長年の素晴らしい思い出があるし、いい結果も、いいレースもいくつかあった。だから楽しみだ。

    Q:昨日はホンダNSXなど古いクルマを運転したそうですね。

    ストロール:ああ、ホンダと一緒に楽しい一日だった。古いクルマがいくつかあって、いつもと違うマシンを運転するのはいつでも楽しい。だから楽しかったよ。

    Q:マイアミで2台完走を果たしました。進歩は感じていますか?

    ストロール:ああ、マイアミでは振動を直せた。だからそれは良かった。レースを完走して、今季初めて2台ともチェッカーフラッグまで行けた。それは前進だと思う。あとは、もっと多くのダウンフォースとパワーを見つける必要がある。それができれば、もっといい状態になる。だからそこに集中している。

    Q:ダウンフォースやパワー向上の時期は聞いていますか?

    ストロール:スパか、スパの次にアップグレードがある。どっちかは分からない……ザントフォールトだね。フロントで戦うのに十分か? いや。でも、こういうことは一晩では起きない。だから全員ができる限りハードに取り組んでいるし、できるだけ早くクルマにラップタイムを持ち込むために、できることはすべてやっている。

    Q:フェルスタッペンのニュルブルクリンク24時間での走りをどう見ましたか?

    ストロール:ああ、24時間全部を見たわけじゃない。実際にはハイライトを少し見た。もちろん、脱帽だよ。彼は本当に才能があって、すごく速くて、すごく勇敢だ。夜中にかなりクレイジーな動きをしているのを見たし、ステアリングを握っている時はいつでもものすごく速かった。だから楽しかった。僕たちは休みがある時、僕はトラックデイ用のGT3カーを持っていて、そういうことを楽しみでやっている。6週間の休みがあった時には友人を集めて、クルマをレースに出して、みんなで走って楽しんだ。だから違うものを運転するのはいつでもクールだ。彼は良かった。見ていて楽しかったよ。

    Q:ルイス、GT3やニュルブルクリンク挑戦に興味はありますか?

    ルイス・ハミルトン:特にはないね。確かに自分の中には一部……つまり、僕はノルドシュライフェが大好きだから、いつかあそこでクルマを走らせてみたいとは思う。レースも素晴らしく見える。でも分からない。やるかもしれないし、やる必要はないかもしれない。

    Q:初優勝を含め、成功を収めてきたモントリオールに戻る気持ちは?

    ハミルトン:シーズンの中で訪れるのが好きな場所のひとつだ。ここでみんなに会えるのはいいね。今日は天気も素晴らしい。今朝到着したんだけど、今週末は母も来る。街の雰囲気が電気が走るように素晴らしいからね。そして、この小さく整った島に来て、こんな象徴的な週末を迎える。ファンはおそらく年間で最も近い距離にいてくれるし、トラックは世界最高のトラックのひとつだ。だから、もちろん過去にここでは素晴らしいレースがいくつかあった。今週末が楽しみだ。

    Q:今週末のフェラーリには何を期待できますか?

    ハミルトン:もっと良い週末になることを期待している。最初の数戦、特に前戦からは多くの学びがあったと思う。ファクトリーにいるチーム全員が、僕たちがどこで良くて、どこであまり良くなかったのかを分析し、プロセスやアプローチを調整するために、本当に信じられないほど懸命に作業してくれている。そこには本当に感謝している。だから、僕たちがクルマからもっと引き出せることを願っている。まだ自分たちの持っているパッケージから最大限を引き出そうとしている段階だと思っているし、同時に、たとえばメルセデスと比べて現時点で自分たちがどこにいるのかについても現実的でいなければならない。でも多くのことが起こり得る。だから今週末は、クルマから最大限を引き出すことに尽きる。

    Q:マイアミのアップグレード後、勢力図での位置は?

    ハミルトン:それは週末ごとに変わると思う。明らかにメルセデスはトップにいる。マクラーレンも前戦では信じられないほど強く見えたし、良いステップを踏んだ。そしてもちろん、レッドブルも大きなステップを踏んでいる。だから僕たちは、マクラーレンとレッドブルのあたりにいると思う。どの順番になるかは、これから分かる。でも分からない。メルセデスは今週末、大きなアップグレードを持ち込んでいる。アップグレードがなくても前戦ではとても速かったし、実際に前戦を勝っている。だから僕たちの焦点は自分たち自身に向けること、そして最適化しようとすることだけになる。僕としては、もっと良い週末になることを本当に楽しみにしている。

    Q:バルテリ、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットの魅力は?

    バルテリ・ボッタス:楽しいよ。ここにいる2人のドライバーが話した通り、カレンダーの中でも最も楽しいトラックのひとつだ。本当にテクニカルで、いいレースになる。だから間違いなくチャレンジだ。特に今はプラクティスが1回しかない。トラックはいつもかなりグリーンだから、路面の進化はかなり大きい。でも僕は好きだ。

    Q:マイアミのアップグレードで改善した部分は?

    ボッタス:そうだね。僕たちが入れたのは、間違いなく空力にかなり重点を置いたアップグレードだった。高速域でクルマのリアエンドの安定性がかなり不足していたから、そこは間違いなく改善した。ただ、マイアミには高速コーナーが1つか2つくらいしかなく、ここにはない。でも舞台裏では進歩している。そして今週末も、新しい空力パーツとメカニカル面のアップグレードがいくつかある。だから、裏では多くのことが起きている。

    Q:今週末はどのあたりとの戦いになりそうですか?

    ボッタス:全員が改善している。全員がステップを踏んでいる。だから僕たちは、それより大きなステップを踏めるようにしなければならない。もちろん、僕たちはまだアストンマーティンと戦っている。できれば中団に少し近づいていることを確認したい。それから、進みながら見ていくことになる。

    Q:ルイス、今回はなぜシミュレーター作業を見送ったのですか?
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    Q:アーセナル優勝への思いと、フェラーリでの継続性について聞かせてください。

    ハミルトン:誰にとってもそうだと思うけど、とても感情的だった。正直に言うと、涙を流した。僕が5歳だった時のことを覚えている。地元のスティーブニッジ、ピアツリー・ウェイで、角を曲がったところで友人たちとサッカーをしていた。僕はその地域で唯一の黒人の子どもで、一緒にプレーしていた人たちの中で、自分が溶け込もうとしていたことを覚えている。みんなウェストハムやトッテナムやマンチェスターなど、それぞれ違うチームを応援していた。だから僕は4歳か5歳の頃、一緒にいる相手によって、その間を行ったり来たりしていた。

    そして姉のことをはっきり覚えている。先日彼女にメッセージを送ったんだけど、彼女が僕を家まで歩いて送ってくれて、その時に僕がどのチームを応援しているのか聞いた。そして僕にデッドアームをした。でも、それから僕の腕を軽く小突いて、「あなたはアーセナルを応援しなきゃいけない」と言ったんだ。だから昨日、そのことで笑い合った。でも僕たちは本当に何度も、あと少しという瞬間を経験してきた。そしてついにそれを手にした。ワオ、という感じだった。僕の中で多くの感情が湧き上がった。きっと多くの人にとってもそうだったと思う。僕はただ本当にうれしいし、チームを誇りに思っている。

    そしてもちろん、アーセナルは素晴らしかった。ここ数年で彼らが進んできた方向性は本当に素晴らしかったと思う。だから、彼らがやってきたことには大いに刺激を受けているし、チームを本当に誇りに思っている。そして彼らはここからさらに強くなっていけると思う。

    自分のチームでの時間について言えば、僕は常に素晴らしいことをしている他のリーダーたちや、彼らがチームとどう働いているかを見ている。周りの人たちにとって、どうすればより良い同僚、より良いチームメイトになれるのかを常に学ぼうとしている。どうすれば自分自身からもっと引き出せるのか、そして一緒に仕事をする人たちやグループからもっと引き出せるのかを学ぼうとしている。チームワークが夢を実現させるというのは、本当にそうなんだ。大きな集団がいる時には、本当に多くの異なるエネルギーがある。そしてそれぞれのセクションに溶け込めるように、かなりダイナミックでなければならない。でも僕たちは本当に良い場所にいると感じている。僕は自分のチームと良い場所にいる。もちろん、常に取り組まなければならない初期の問題やそういうものはある。でも、僕は本当に満足している。

    Q:来年についてはすべて明確ですか?

    ハミルトン:ああ。僕はまだ契約下にいる。だから僕にとってはすべて100%明確だ。僕はまだ集中しているし、まだモチベーションもある。今でも自分のやっていることを心の底から愛している。そして僕はまだしばらくここにいるつもりだから、慣れておいてほしい。僕を引退させようとしている人がたくさんいるけど、それは僕の考えの中にさえない。僕はすでに次に何があるかを考えていて、次の5年に向けて計画している。だから、まだしばらくここにいるつもりだ。

    Q:なぜ今週末、お母様をカナダに連れてきたのですか?

    ハミルトン:ああ、ここしばらく母に遠征へ来てもらおうとしていたんだけど、ここ数年は彼女が旅をしたがらなかった。ここ数年、というか、神のみぞ知るくらい長い間、彼女はシルバーストンにしか来ていなかった。去年、彼女をコンフォートゾーンから出してカナダに連れてこようとした。レイク・ルイーズや、カナダにあるたくさんの美しい場所に連れて行きたかったんだ。でも言い訳が次々と出てきた。

    そして年末に彼女が約束してくれた。「来年はあなたと一緒に旅をする年にする」と言ったんだ。だから中国は一緒に行った。それは正直、僕たちが一緒に過ごした中で最高の時間だった。それから彼女が、モントリオールに行ってもいいかと聞いてきた。僕は「もちろん」と答えた。でも、それはここが訪れるのに本当に素晴らしい街だからでもあると思う。ここには本当に良いレストランがあるし、街には独特の活気がある。僕が「友達を連れてきたい?」と聞いたら、彼女は「いいえ、あなたと時間を過ごしたいだけ」と言った。だから僕たちは本当に素晴らしい時間を過ごしている。彼女は本当に僕の親友なんだ。だから彼女が時間を作ってここに来てくれることに、本当に感謝している。

    エネルギーという意味でも、家族からのサポートがあると週末には間違いなく違いが出ると思う。僕たちはいつも遠征に出ていて、家族にいつも会えるわけではないから、そういう存在がいるのは本当にいい。中国に来た時には、彼女にチームを見せることもできた。彼女はチームの周りにいることをとても気に入っていたし、チームに本当に溶け込んだように感じていた。彼らは彼女をとても歓迎してくれた。彼女はイタリア人たちの周りにいることも気に入っていたし、食べ物も素晴らしかった。だから、彼女がここに来てくれることが本当に楽しみだし、もっと多くのレースに来てくれることを願っている。

    Q:バルテリ、アントネッリにはどんな助言をしていましたか?

    ボッタス:そうだね、まず最初に、もちろん彼の成功のすべての手柄は僕がもらうよ! それは事実だと思う。いや、つまり、彼を見るのは素晴らしいことだった。僕はいつも、彼が最初の年を終えて冬の間に良いステップを踏めるという感覚を持っていた。そして実際に彼はそれをやった。短期間で大きく成長した。彼はチームに対しても、クルマに対しても、ずっと自信を持ち、ずっと快適に感じているように見える。でも、去年の終わりに僕が最後に彼へ与えたアドバイスは、「今やっていることを続けること」だった。彼は大きく進歩していたからだ。ドライビングへの自信も増していたし、技術的なフィードバックも良くなっていた。だから彼は少しずつ積み重ねて、チェック項目をひとつずつクリアしてきたように見える。彼はまだとても若いし、キャリアの本当に初期にいる。それでいて非常にうまくやっている。だから本当に彼を誇りに思っている。

    Q:ジル・ヴィルヌーヴがF1に残したレガシーをどう見ていますか?

    ストロール:僕には記憶はないよ。彼がレースをしていた時、僕はまだ生まれていなかったから。でも誰もが、彼は本当に勇敢だったと言っている。当時はクルマの限界にいる時、いつもクルマから生きて出られない可能性があった。そして彼は本当にクルマを限界まで押し込むことを恐れなかったし、すごく才能があった。彼の歩みは本当に素晴らしいと思う。スノーモービルでレースをして、それからクルマに入り、F1であれほど才能を見せた。もちろん、誰もが彼を史上最も才能あるドライバーのひとりだと言っている。だから当時を見るのは本当にすごいことだと思う。僕が本当に感銘を受けるのは、当時の人たちだ。クルマがあれほど危険で、彼らがあれほど勇敢に限界で走り、そのクルマを攻め、クルマに乗り込むたびに、おそらく20%、30%くらい死ぬ可能性があることを受け入れていた。かなり正気ではないことだと思う。

    ハミルトン:ああ、つまり、それについて僕が言える範囲では、正直に言うと、僕は個人的には彼について多くを知っていたわけではない。もちろんニキについては知っていた。彼とは多くの時間を過ごすことができたし、成長する中で彼について学び、映像を見る必要もあったからだ。だから、ここに来た偉大なドライバーたちについて読んでいる中で、僕が本当に知っていたのは、彼が偉大なドライバーだったということだけだった。いくつかの映像から見ると、彼は本当に限界のところにいるドライバーだったように見えた。クルマが動いている中で、そのバランスを取ることができていた。それは見ていてかなりクールだった。そしてもちろん、彼の息子よりはるかに優れていた。

    Q:ルイス、モントリオールでの初優勝はなぜ重要でしたか?

    ハミルトン:それは、つまり、まったく、F1でたった6戦目だった。そしていくつかの要素があったと思う。ひとつは、モントリオールに初めて来たこと。テレビで見てきて、長年楽しんで見ていたトラックだった。F1に来て、ルーキーとしてワールドチャンピオンと組むのは大変だった。フェルナンドは本当に才能があって、とても速かった。でも僕はすごく競争心が強い。だから「自分はルーキーだから、2位で満足しよう」と考えるのではなく、それを受け入れることはできなかった。いつも自分を押し上げたいと思っていたし、競いたかった。勝ちたかった。その気持ちが圧倒的だった。

    最初の5レースを覚えている。自然なこととして、燃料の面ではいつもフェルナンドに軽い燃料量が与えられていて、2台のクルマは2周分離されていた。だから僕にはいつも、フェルナンドはとても速かったから、自分は2倍とは言わないまでも、それ以上に努力しなければならないように感じていた。彼の前に出るためには、常に少なくとも彼よりコンマ1秒、あるいはそれ以上、コンマ1秒ちょっと速くなければならなかった。そして僕は同じ燃料量を得るためにかなり強く求めた。「ただチャンスをくれれば、自分に何ができるか見せる」と言っていた。

    そしてこのレースで、彼らは僕たちに同じ燃料量を与えた。僕はポールを獲り、そして勝った。彼らはこのレースと、その後のインディアナポリスでそれをやった。だから僕にとって本当に特別な瞬間だったと思う。自分が心から信じていたもののために戦い、彼らがその機会を与えてくれた時、その信念を証明した。そしてその後は歴史になった。

    Q:成功とは勝利、長寿、レガシーのどれだと思いますか?

    ハミルトン:分からない。成功をどう定義するかについては、あまり考えたことがない。成功はたくさんの違う形で受け取られるものだと思う。毎日目を覚まして、もう一度挑戦すること。常に以前の自分より良くなろうとすること。自分が心地よいと感じる人間、自分がなりたい人間へと進化すること。逆境を乗り越えること。自分を引き止めようとしたり、引きずり下ろそうとしたりする人たちが間違っていると証明すること。自分がどう現れるか。もちろん外の世界から見れば、結果こそが人々の言う成功だと思う。でも僕の内側では、それはただ進歩だ。進歩しているなら、成功しているということだ。

    僕はあまり多くのプレッシャーをかけていない。だから、僕はいつも記録やそういうものに本当に感謝していると言ってきたけれど、それらは僕が考えるものではない。僕が考えているのは、毎日どうやって自分の脳を調整するかだ。最終的に僕が本当に集中しているのは、自分が信じたいものを信じるように自分を調整できるということだからだ。そして僕は常に、自分の内側に取り組み、自分自身を前へ進むようにプログラムしようとしている。後ろを見ないようにしている。過去は旅の一部だけれど、必ずしも最も重要なものではない。重要なのは、自分がどう立ち上がるか、どう前に進むか、どう進化しようとするかだ。そして前を見ること。常に前を見ること。決して後ろを振り返らないことだ。

    Q:初めて“F1へようこそ”と感じた瞬間は?

    ボッタス:僕にとっての“F1へようこそ”の瞬間は、おそらくフランク・ウィリアムズから、ウィリアムズでレースをすることになると告げられた時だ。それはかなり強く響いた。あれが“F1へようこそ”だった。今でも昨日のことのように感じるけど、実際にはもうかなり前のことだ。だから、それが僕の瞬間だと思う。

    ハミルトン:僕の瞬間は2006年のモンツァだった。GP2選手権を獲ったばかりだった。グリッド上で、キミがポールにいて、僕はグリッドに入る特権を得た。そしてキミのクルマの前に立っていた。ロンが僕の肩に腕を回し、ターン1の方を見上げながら、「君にチャンスを与える」と言った。それがその瞬間だった。その瞬間、僕は信じられなかったし、彼が「君にチャンスを与える」と言った時、それが何に対するチャンスなのか、本当にそれなのか分からなかった。そこを離れた時、僕はそう考えていた。でも明らかに、それが彼が2007年に僕へチャンスを与えると決めた瞬間だった。

    ストロール:ウィリアムズでの初テストだ。翌朝起きてベッドから出ようとしたら、首が固まっていた。それが僕にとって最初のF1の記憶だ。つまり、僕はヨーロッパF3を勝って、それがニュルブルクリンクで、それから次の月曜日にウィリアムズでシート合わせをして、火曜日にテストした。水曜日のことを覚えているけど、本当にベッドから出られなかった。首が完全に壊れていた。

    Q:ホッケーとF1で盛り上がるモントリオールの雰囲気は?

    ハミルトン:僕は文字通り、着いたばかりだ。でも、毎年来るたびにここはすごい。交通は大変だ。トラックに入る方法も変わって、これまで以上に難しくなっている。小さな場所だから、街を抜けてホテルへ行くまでにもかなり時間がかかる。それだけ街が盛り上がっているということだ。通りを歩き、楽しんでいる人たちも見える。間違いなく、シーズン最高のグランプリのひとつであり、僕たちが行く街の中でも最高の街のひとつだ。

    ボッタス:ああ、街は間違いなく活気づいている。特に今はホッケーがあって、モントリオールがプレーオフを進んでいる。今夜はアウェイゲームだけど、それでも街全体が盛り上がっている。素晴らしい週末になるはずだ。

  • ジェームス・ハントの息子フレディ「今も父の声を聞くため昔のF1を見る」

    ジェームス・ハントの息子フレディ「今も父の声を聞くため昔のF1を見る」

    フレディ・ハントが、父ジェームス・ハントの死が今も自分に与えている影響を明かした。1976年F1ワールドチャンピオンであるジェームス・ハントは、現役引退後にBBCでマレー・ウォーカーとともに解説者として活躍したが、45歳で心臓発作により亡くなった。

    2026年は、ジェームス・ハントがマクラーレンでニキ・ラウダとの激しいタイトル争いを制し、1976年F1ワールドチャンピオンに輝いてから50年の節目にあたる。

    その節目を前に、息子のフレディ・ハントは、父の声を聞くために今も古いF1中継を見ることがあると語った。

    「父の声はいまも覚えている」
    フレディ・ハントは英テレグラフ紙のインタビューで、父が解説を務めた昔のグランプリ映像を見返すことがあると明かした。

    「父の声はいまも覚えている」

    「ときどき、父が解説している昔のグランプリを見る。父の声を聞くためだけに」

    フレディ・ハントは、父について語るときの感情はその時々で変わるとも語った。

    「自分がどんな気分でいるかによる。父のことを話すと、赤ん坊みたいに泣いてしまって、本当に感情的になることもある。そうならないときもある」

    ジェームス・ハント

    偉大な姓の重圧とモータースポーツへの復帰
    フレディ・ハント自身も2007年にシングルシーターでモータースポーツのキャリアを歩み始め、イギリスのフォーミュラ・フォードやドイツのADACフォーミュラ・マスターズに参戦した。その後はワンメイクレースやツーリングカーにも出場した。

    しかし、ジェームス・ハントという有名な姓がもたらす重圧もあり、フレディ・ハントは一時レース活動から離れた。のちに耐久レースやヒストリックモータースポーツで競技に復帰し、近年はミシュラン・ル・マン・カップに参戦するなど、ル・マン24時間レース出場を目標にスポーツカーでの活動を進めている。

    現代F1に対する父の反応を想像
    フレディ・ハントは同じインタビューで、現在のF1の方向性について、父ならどう考えたかも問われた。

    「AIに動かされている」

    「このバッテリーパワーだけでも十分ひどい。父なら『これはくだらない』と言って、別の仕事を探したと思う」

    ジェームス・ハントは、1976年のタイトル獲得だけでなく、引退後の率直な解説でもF1ファンの記憶に残る存在となった。フレディ・ハントが昔の中継を見返す理由は、単なる懐古ではなく、失われた父の声ともう一度つながるための時間でもある。

  • デイモン・ヒル F1引退決断の裏側「彼を殺してしまったと思った」

    デイモン・ヒル F1引退決断の裏側「彼を殺してしまったと思った」

    デイモン・ヒルがポッドキャスト「Up To Speed」で、自身のF1引退を決意するきっかけとなった1999年ヨーロッパGPの大クラッシュについて振り返った。

    ニュルブルクリンクで開催された1999年F1ヨーロッパGPでは、ヒルのマシンの突然の減速をきっかけに、ペドロ・ディニスが宙を舞う大クラッシュが発生。幸いにもディニスは無傷だったが、ヒルにとっては精神的に大きな転機となった出来事だったという。

    ニュルブルクリンクで起きた衝撃の大事故
    当時ジョーダンに所属していたデイモン・ヒルは、スタート直後の1コーナー進入で突如スローダウンした。

    原因は、スタート時に使用するクラッチ制御システムの解除ミスだった。

    「我々は解除しなければならない装置を使っていた。それがクラッチをある形で制御していたんだ」

    「正確に何をしていたのかは覚えていないけど、スタート時に使って、その後オフにしなければならなかった。そうしないとエンジンが止まってしまう」

    「そして実際に何が起きたかというと、1コーナーでエンジンが止まった」

    ヒルは、すべて正しく操作したはずだったと説明した。

    「『何が起きているんだ?』と思った。ちゃんとやったはずだったからね」

    だが、その突然の減速によって後続のアレクサンダー・ブルツが回避行動を取り、結果的にペドロ・ディニスのザウバーへ接触。ディニスのマシンは大きく宙を舞い、逆さまの状態で停止した。

    「彼を殺したと思った」ヒルを襲った自責の念
    この事故についてヒルは、当時の恐怖を率直に語っている。

    「僕は彼を殺してしまったと思った。本当に恐ろしかった」

    「かわいそうなペドロは僕の上を飛び越えていった。彼はアロウズ時代のチームメイトだったんだ」

    この瞬間が、ヒルにとってF1キャリアの終わりを決定づける出来事になったという。

    「その時に思ったんだ。『もうこんなことはしたくない』とね」

    「もし自分がこんな重大なミスを犯すなら、他のドライバーを傷つけたくないと思った」

    精神的限界に達していた1999年シーズン
    1999年シーズンのヒルは、すでにモチベーション低下や精神的疲労を抱えていることがたびたび指摘されていた。

    ジョーダンは同年に優勝争いへ加わる競争力を見せていたが、ヒル自身はミスや不運も重なり、かつての世界王者らしいパフォーマンスを安定して発揮できずにいた。

    そして鈴鹿で行われた1999年F1日本GPを最後に現役を引退。レース中のリタイア後、精神的疲労を理由にF1から去ることを正式発表した。

    今回の証言によって、ニュルブルクリンクでのクラッシュが、単なる事故ではなく、ヒル自身の中で「F1を終える決定打」になっていたことが改めて明らかになった。