カテゴリー: F1ドライバー

  • 2025年F1 スペインGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1 スペインGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1 スペインGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。6月1日(日)にカタルーニャ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第9戦 スペイングランプリの決勝レースが行われた。

    マクラーレンが2025年F1スペインGPを完璧に制圧し、オスカー・ピアストリが今季5勝目を挙げた。チームメイトのランド・ノリスも2位に続き、バルセロナでの1-2フィニッシュを達成。3位にはフェラーリのシャルル・ルクレールが、セーフティカー後の鮮やかな逆転で滑り込んだ。

    ジョージ・ラッセルも接触を乗り越え4位に入り、ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグは劇的な5位でチームに久々の大量ポイントをもたらした。フェラーリのルイス・ハミルトンは苦戦しながら6位に留まり、ルーキーのアイザック・ハジャーが安定した走りで7位に入賞。ガスリー、アロンソもそれぞれ8位・9位でポイント獲得を果たし、マックス・フェルスタッペンは終盤の接触とペナルティにより10位に終わった。上位10台は戦略と混乱の中で明暗が分かれる結果となった。

    1位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「今日優勝できて本当にうれしい。全体として素晴らしい週末だったし、ペースもとても良かった。必要なときにしっかりとスピードを出せた。今季ここまで素晴らしい流れできているし、今回のような週末をずっと求めていた。必要なときに必要なことを実行できたし、それが何より大事だ。今回も素晴らしいクルマを用意してくれたチームに感謝しているし、僕たちが積み上げてきた仕事を誇りに思っている。スタンドからの応援もすごかったので、ファンのみんなにも感謝したい。チームとしてこの3連戦を最高の形で締めくくることができたと思う」

    2位:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「良いレースだったし、楽しかった。この3連戦を1-2で終えられて本当にうれしい。オスカーは今日すごく良いレースをしていたし、おめでとうと言いたい。僕は彼のペースに追いつけなかったけど、やれることは全部やった。レースは長くて、終盤は何が起きてもおかしくなかったけど、セーフティカー後の再スタートでもうまく対処できてポジションを守れた。チームにとって大きなポイントを持ち帰れて満足している」

    3位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「昨日は予選を犠牲にして日曜のレースに賭けたけど、まさか表彰台に上がれるとは思っていなかったから本当にうれしい。最初の2スティントはすごく良かったし、最後のミディアムでは少し苦戦したけど、セーフティカーのおかげで再びソフトに履き替えるチャンスが来て、それを最大限活かすことができた。まだやるべきことは多いし、目指しているスピードには届いていない。でも、ここから一度リセットして、もっと強くなって戻ってきたい」

    4位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今日はスタートと同じ4位でフィニッシュして、たぶんこれが現状でできるベストだったと思う。最後の10周は見どころの多い展開だったけど、1周目の自分のパフォーマンスには悔しさが残る。スタートは良かったのに、そこからポジションを落としてフェラーリ勢に抜かれてしまった。ルクレールは届く位置にいたと思うけど、セーフティカーで状況が変わってしまって、フェルスタッペンとの接触もあったし、彼を追い詰めるには厳しかった。それでも、今週末に見えた進歩には満足している。シーズン序盤からこのあたりの順位で戦ってきたので、再びその水準に戻れたことはポジティブ。リーダー陣とはまだ差があるけど、着実に前進している。次のカナダでもさらに進化していきたい」

    5位:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    「今日はすべてがうまく噛み合ったレースだった。スタートから良い位置につけて、クリーンな1周目を走り、すぐにポイント争いに加わることができた。皮肉な話だけど、土曜にうまくいかなかったことでソフトタイヤを温存できて、タイヤ戦略ではアドバンテージがあった。セーフティカーも助けになって、新品タイヤの差がかなり大きかったから、それを活かせたのはラッキーだった。この週末ずっとクルマの調子は良かったし、アップグレードの効果も明らかだった。昨日はうまくまとめられず自分に腹が立っていたけど、その怒りが今日の推進力になった。こうして結果で返せたことがうれしいし、10ポイントを獲得できたのはチームにとっても大きな意味がある」

    2025年のF1世界選手権 スペイングランプリ

    6位:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「今日は期待していたような内容ではなかった。予選はかなり良かったし、レースに向けても感触は良かったけど、走り始めてからはバランスがずっと合っていなかったし、序盤からペースに苦しんだ。原因はまだ分かっていないから、データをしっかり分析して何が起きていたのか調べないといけない。シャルルは素晴らしい走りをしていたし、表彰台は完全にふさわしかった。おめでとうと言いたい」

    7位:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    「今日のレースには本当に満足している。とても強いパフォーマンスだったし、ほぼ完璧だったと思う。チーム全体が誇れる内容だ。第1スティントはすごく楽しかったし、最後にニコに抜かれたのはちょっと悔しいけど、戦略は完璧だった。ミディアムタイヤでのペースは特に良くて、ミッドフィールドを抜け出すのに役立ったし、バトルもたくさん楽しめた。ソフトタイヤに履き替えたタイミングも正しかった。マシンにどんどん自信が持てるようになってきているし、限界まで攻めていける感覚がある。チームとしても正しい方向に進んでいるし、この3連戦すべてでポイントを取れたことが何よりうれしい。この勢いを持ってカナダに向かうのが楽しみだ」

    8位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「今日は難しい日曜になったけど、最終的にポイントを獲れたのはポジティブな結果だ。シーズンの出だしは厳しかったし、この3連戦も簡単じゃなかった。モナコの後、何としてもポイントを取って巻き返す必要があった。予選はすごく良かったけど、レースでは日曜になると苦しむ傾向がある。今日は終盤のセーフティカーに救われた部分もあるし、チームが良い判断をしてくれてフリーでピットインできたことが大きかった。最後は最大限の結果を出せたと思うし、これからチーム全体で今日の内容を振り返って、もっと強くなれるように取り組んでいきたい。次のカナダでは弱点を改善したい」

    9位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「ホームレースで走るのはいつも特別だけど、そこで今季初ポイントを獲れたことは本当にうれしい。ファンからの応援も素晴らしかった。昨日の予選の感触は良かったのに、今日はクルマのペースがあまり良くなくて、特にストレートでのオーバーテイクが難しかった。だからターン3ではかなりクリエイティブに攻めないといけなかった。終盤にかけて何とかポジションを上げていけたし、最後には10秒以内でマックスの後ろにつけられた。とにかく今日はポイントが取れたことを前向きに捉えて、カナダでも勢いを維持したい。ランスがいなくて寂しかったけど、早く回復してくれることを願っている」

    10位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「セーフティカーが出たのは不運だったし、ピットに入らざるを得なかったのは残念だった。こういうのはレースの一部だから、うまくいくときもあれば、そうでないときもある。終盤に残っていたのがハードタイヤだけだったから、それに履き替えることにしたけど、周りがソフトタイヤだった中でグリップが全然なくて本当に難しかった。残り6周しかなくて、他のドライバーは全開で攻めていたのに対して、こっちは温まりにくいタイヤで必死だった。もちろん、ソフトを履いたまま走り続けるという選択肢もあったけど、当時の判断としては最善を尽くしたつもりだった。再スタートではトリッキーな状況になってポジションを戻すことになったし、結果的に接触もあってペナルティを受けることになった。レースではできることはすべてやったし、マクラーレン勢には正直ペースで敵わなかった。今日の出来からもポジティブな面は見つけられるし、改善すべきことがあるのも分かっている。3ストップ戦略は正解だったし、特にタイヤのデグラデーションに対しては有効だった」

  • 2025年F1 スペインGP 決勝:11位以下 ドライバーコメント

    2025年F1 スペインGP 決勝:11位以下 ドライバーコメント

    2025年F1 スペインGPの決勝で11位以下だったドライバーのコメント。6月1日(日)にカタルーニャ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第9戦 スペイングランプリの決勝レースが行われた。

    11位に終わったリアム・ローソンは、セーフティカーラインのわずかなタイミング差によって入賞を逃す痛恨の展開に。ザウバーのガブリエル・ボルトレトは12位に続き、角田裕毅はピットレーンスタートから懸命に追い上げたが13位に終わった。

    ホームGPのカルロス・サインツJr.もアクシデントにより14位に沈み、アルピーヌのフランコ・コラピントも15位と存在感を示すには至らなかった。後方では、ハースの2台が16位と17位に終わり、メルセデスのルーキー、アンドレア・キミ・アントネッリはパワーユニットのトラブルでリタイア。アレクサンダー・アルボンも複数回の接触と損傷により完走を果たせなかった。多くのドライバーにとっては、波乱と試練に満ちたスペインGPとなった。

    11位:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「僕たちにとってはすごく強いレースだった。多くの時間をトラフィックの中で過ごしたけど、クルマのスピードは良かったし、オーバーテイクも決まっていたからうまくいっていた。ただ、ポジション取りが悪いタイミングになって、セーフティカーラインを半秒差で逃してしまったんだ。前の全員がピットに入る中、自分だけ入れなかったのは本当に悔しい。あれだけ頑張ったレースの末にこうなってしまったのはきついけど、カナダに向けてはポジティブな要素もある。レースペースはとても良かったし、次こそはポイントを取りにいくよ」

    12位:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    「まずはニコとチームにおめでとうを言いたい。この結果はアップグレードの効果を物語っているし、今日のクルマのポテンシャルを見られてとても励みになった。僕も早く初ポイントを獲得したいという気持ちがさらに強くなった。自分としては、今日は堅実なレースができたと思っている。与えられた条件の中で最善を尽くしたし、チームの戦略もすごく良かった。セーフティカーのタイミングが少し不運だったけど、そういうものだと思う。何より良かったのは、レース中のペースが強かったこと。アップグレードが僕たち2人にとって大きな前進だったのは間違いない。この3連戦でたくさんのことを学べたし、チームの勢いも感じている。今はすぐに気持ちを切り替えて、2週間後のモントリオールに向けて全力で準備するよ」

    13位:角田裕毅(レッドブル)
    「セーフティカーが出るまでは、ポイントを狙えるチャンスがあったと思っています。今回の週末は自分たちが望んでいた内容とは違っていましたが、レース中のペースは悪くなかったです。ピットレーンスタートというのはもちろん理想的な展開ではなかったですけど、違うアプローチを取って順位を挽回しようという狙いがありました。セットアップの変更も試してみましたが、最終的には大きな違いは感じられなかったです。それでも、次のカナダに向けて改善のヒントが見つかった部分もあるので、チーム全体で引き続き努力していきたいと思います。今週末の結果には満足していませんが、一貫した週末を過ごせるように引き続き頑張ります」

    14位:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「今日は自分にとってもチームにとっても厳しいレースだった。1周目の接触でフロントウイングを壊してしまって、それでかなりタイムをロスしたし、クルマの後ろについて走るとエンジンがオーバーヒート気味になってしまった。クリーンエアの中で走れたときは多少ペースも良かったけど、全体としてはやっぱり難しい週末だったと思う。ファンの応援はこの上なく力になったし、本当に感謝している。次のカナダではもっと良い走りができるように頑張るよ」

    15位:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「今日は正直がっかりするようなレースだった。週末の序盤よりも今日の方がペースは良くなっていたのはポジティブだったけど、このコースはオーバーテイクが本当に難しいし、追い抜くには厳しい展開だった。特に前のクルマの後ろで走るとタイヤがどんどん厳しくなっていって、それがさらに状況を難しくしていた。改めてポジション取りの重要さを痛感したし、燃料が軽い状態でのクルマのポテンシャルをもっと引き出せるようにしないといけない。これからもチームと一緒に努力して、2週間後のモントリオールではもっと多くを学んでいきたい」

    角田裕毅 スペイングランプリ 2025年のF1世界選手権

    16位:エステバン・オコン(ハース)
    「セーフティカーのときに使い古したタイヤで走り続ける選択をしたのは、もしピットに入っていたら最後尾になっていたからなんだ。結果的にそれがうまくいかなかったのは残念だけどね。この3連戦を終えて、ポジティブな点もあれば課題もあった。まずはチーム全体に感謝したい。この3週間、支えてくれてありがとう。来週は一息つけるし、その間にしっかりと分析して、カナダではもっと良いパフォーマンスを見せたい。モナコは良い内容だったし、次のカナダはまた市街地サーキット。僕たちが本来いるべき位置に戻れるように頑張るよ」

    17位:オリバー・ベアマン(ハース)
    「全体的には悪くなかったけど、残念ながら今日はポイントを争えるところまではいけなかった。週末を通して少しずつ前進できていたし、今日のレースでは金曜や土曜よりもロングランでのクルマのフィーリングが良くなっていたのはポジティブな材料だ。セーフティカーのタイミングで少し損をしてしまったのが痛かった。それに、今週は他チームとの相対的なペース差も大きかったと感じている。でも、この3連戦を通して良い内容もたくさんあったし、そこから多くを学ぶことができた。これからに生かしていきたい」

    DNF:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「今日のレースは本当に残念だった。暑さでタイヤのマネジメントがとても難しかった。FP1とFP2ではロングランにかなり時間を割いたけど、それでも今日のような状況でタイヤを維持するのは簡単じゃなかった。でも、クルマに乗っている感触は良かったし、特にミディアムタイヤでのペースは良好で、安定したラップを重ねられていたと思う。だからこそ、リタイアという結果は本当に悔しい。3連戦は難しい展開が続いたけど、これからリセットする時間もあるし、モントリオールでの初めてのカナダGPを楽しみにしている。バルセロナとは全く違うサーキットで、タイヤのコンパウンドも正反対の選択になる。ここ3週間で得られた学びをしっかり持ち帰って、次はもっと強くなって戻ってくるつもりだよ」

    DNF:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「スタート直後にかなり大きなダメージを負って、1周目のターン1でもう完全に後手に回ってしまった。前のクルマ同士が避け合っている中で、自分が巻き込まれる形になったんだ。結果的にフロントウイングを交換しないといけなくて、そこからは3ストップ戦略を取らざるを得なかった。何度かインシデントもあって、それでも避けようとはしていたけど、結局ダメージが大きすぎた。最後にはリタイアせざるを得なかった。今回のバルセロナのようなサーキットでは、なぜ僕たちがこんなに苦しむのか、その原因をちゃんと理解する必要がある。僕たちはトップチームになりたいと思っているし、そのためにはこういう難しいサーキットでもクルマを最適化できるようにしないといけない。全体としてはクルマとの一体感は増してきているし、次のカナダGPに向けて気持ちを切り替えていくよ」

  • マックス・フェルスタッペンが出場停止目前 F1ペナルティポイント最新状況

    マックス・フェルスタッペンが出場停止目前 F1ペナルティポイント最新状況

    F1ドライバーは、さまざまな違反行為によってペナルティポイントを科される可能性があり、12か月間で合計12点に達すると1レースの出場停止処分を受ける。

    F1のレース中、スチュワードは規定違反を犯したドライバーに対し、タイムペナルティや罰金、戒告など、さまざまな処分を科すことができるが、それに加えてスーパライセンス上にペナルティポイントを与えることも可能だ。

    このポイント制度は、1年を通じてドライバーの行動を監視する目的で導入されたもので、ポイントが12点に達すると1戦の出場停止処分が自動的に科される。

    最後にF1で出場停止処分を受けたのは元ハースのケビン・マグヌッセンで、2025年アゼルバイジャンGP前に12点に到達し、代役としてオリバー・ベアマンが出走した。

    では、現在のF1グリッドにおいて、同様のリスクに直面しているドライバーはいるのだろうか?

    マックス・フェルスタッペン(11点)
    レッドブルF1のエース、マックス・フェルスタッペンは、現在11点のペナルティポイントを保持しており、12点に達すると科される1戦の出場停止処分に最も近い位置にいる。彼は2024年オーストリアGP以降、複数の違反によってポイントを積み重ねてきた。

    最初の2点は2024年のオーストリアGPでランド・ノリスとの接触の責任を問われたものだった。その後、同年メキシコGPでは、再びノリスをターン4の外側へ押し出したとして2点を追加された。

    さらに、ブラジルGPではバーチャルセーフティカー中の速度超過で1点、カタールGPでは予選後のクールダウンラップで不必要に遅く走行したとして1点が加算された。

    アブダビGPでは、ターン1でオスカー・ピアストリへの無理なオーバーテイクが接触を引き起こし、2点のペナルティを受けた。スチュワードはこの件について「十分に並びかけていなかった」としてフェルスタッペンに責任があると判断した。

    最新の違反は2025年スペインGPでのもの。セーフティカー明けのリスタートでシャルル・ルクレールに抜かれた後、ターン1でジョージ・ラッセルと最初の接触が発生。レッドブルはラッセルにポジションを譲るよう指示したが、数周後のターン5でフェルスタッペンが再びラッセルと接触。この一件で10秒加算ペナルティに加えて3点のペナルティポイントを科された。

    これらの結果、フェルスタッペンは現在11点に達しており、今後12か月間で新たな違反を犯せば即座に出場停止となる可能性がある。

    リアム・ローソン(6点)
    レーシングブルズのリアム・ローソンは、現在6点のペナルティポイントを抱えており、出場停止までの折り返し地点に達している。

    最初の2点は2024年のカタールGPで、バルテリ・ボッタスとのターン1での接触により科された。続く2025年バーレーンGPではさらに3点を追加。最初はランス・ストロールのマシンに追突したことで1点、15分後にはニコ・ヒュルケンベルグに無理な突っ込みを仕掛けて接触し、2点を加算された。

    最新の1点は2025年マイアミGPでフェルナンド・アロンソとの接触によるもの。これで計6点となり、今後のレースでさらなる加算があれば出場停止のリスクが現実味を帯びてくる。

    オスカー・ピアストリ(4点)
    マクラーレンF1のチャンピオンシップリーダーであるオスカー・ピアストリは、現在4点のペナルティポイントを持っている。

    最初の2点は2024年ブラジルGPでのもの。リアム・ローソンに対してイン側からのオーバーテイクを試みた際に接触し、「完全にピアストリに責任がある」とスチュワードは判断した。

    さらにアブダビGPでは、ウィリアムズのフランコ・コラピントに対してブレーキングを誤り追突。レース中にリタイアとなったコラピントへの責任を問われ、2点のペナルティを追加された。

    ニコ・ヒュルケンベルグ(4点)
    ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグも4点のペナルティポイントを保持している。

    2024年オーストリアGPのスプリントで、フェルナンド・アロンソをターン3でコース外に押し出したとして2点を科された。ターンインの際にロックアップし、アロンソが回避を強いられたためだ。

    同年のイタリアGPではターン1でロックアップし、角田裕毅に接触してリタイアさせたとして、さらに2点のペナルティが加算された。

    ジャック・ドゥーハン(4点)
    アルピーヌのルーキー、ジャック・ドゥーハンはF1でわずか6戦の出走ながら、すでに4点のペナルティポイントを記録している。

    すべての違反は2025年の中国GP週末に発生。スプリントではザウバーのガブリエル・ボルトレトに対し、ターン14でブレーキングを誤って接触し、2点が加算された。

    翌日の決勝でも同じコーナーでレーシングブルズのアイザック・ハジャーに無理な突っ込みを仕掛けて接触。再び2点のペナルティを受けた。

    オリバー・ベアマン(4点)
    ハースのオリバー・ベアマンは、代役出走が続く中で4点のペナルティポイントを受けている。

    2024年のブラジルGPでウィリアムズのフランコ・コラピントのリアに追突し、2点と10秒加算ペナルティを受けた。

    さらに2025年モナコGPのプラクティスで、赤旗中に追い越しを行ったとして2点を追加された。

    ランド・ノリス(3点)
    マクラーレンのランド・ノリスは、すべてのペナルティポイントを2024年カタールGPで一度に受け取った。

    このレースでノリスは、ダブルイエローフラッグ中に減速しなかったとしてスチュワードから3点と10秒ペナルティを科された。審議では各種データから「適切に減速していなかった」と結論づけられた。

    ランス・ストロール(3点)
    アストンマーティンのランス・ストロールは、2024年カタールGPでアレックス・アルボンとの接触によって2点のペナルティを受けた。ターン4で縁石に乗りすぎて挙動を乱し、アルボンのマシンにぶつかったためだ。

    さらに2025年モナコGPのプラクティスでシャルル・ルクレールとの接触があり、1点を追加された。

    アレクサンダー・アルボン(2点)
    ウィリアムズのアレックス・アルボンは、2024年のカタールGPでケビン・マグヌッセンとのターン1での接触により2点のペナルティを受けた。スチュワードはアルボンがオーバーステアからの修正を試みた結果、制御できずに接触したと結論づけた。

    フェルナンド・アロンソ(2点)
    アストンマーティンのベテラン、フェルナンド・アロンソは、過去18戦で新たなペナルティポイントを受けておらず、2024年6月のオーストリアGPでの2点のみが有効となっている。

    そのレースでは、ザウバーの周冠宇に対して「非常に遅いオーバーテイク」を仕掛け、ターン3で十分な並びが得られないまま接触したとして、スチュワードはアロンソに責任があると判断した。

    フランコ・コラピント(2点)
    ウィリアムズで数戦を走ったフランコ・コラピントは、2024年のメキシコGPでリアム・ローソンと接触したことにより2点のペナルティを受けた。

    カルロス・サインツ(2点)
    ウィリアムズ所属のカルロス・サインツJr.は、2025年バーレーンGPでアンドレア・キミ・アントネッリをターン10でコース外に押し出したとして2点のペナルティを受けた。スチュワードは「ブレーキングでロックアップし、アペックスを外れて他車を押し出した」と判断した。

    ジョージ・ラッセル(1点)
    メルセデスのジョージ・ラッセルは、2024年カタールGPでセーフティカーとの車間距離を開けすぎたことで1点を受けた。レース中に125メートル以上のギャップを作ってしまい、規定である20台分の長さを大幅に超えたとしてペナルティが科された。

    この他、角田裕毅、アイザック・ハジャー、ガブリエル・ボルトレト、ピエール・ガスリー、ルイス・ハミルトン、シャルル・ルクレール、アンドレア・キミ・アントネッリ、エステバン・オコンは、現時点でペナルティポイントを一切保持していない。

  • 2025年F1 スペインGP 決勝:トップ3インタビュー&記者会見全文

    2025年F1 スペインGP 決勝:トップ3インタビュー&記者会見全文

    オスカー・ピアストリが2025年F1スペインGPでポール・トゥ・ウィンを達成し、マクラーレンにとって今季2度目となる1-2フィニッシュをもたらした。

    終盤のセーフティカー導入によって一時的に展開が混乱したが、ピアストリは冷静なリスタートと的確なレースマネジメントでランド・ノリスを抑えきり、今季5勝目、キャリア通算7勝目を挙げた。

    3位にはフェラーリのシャルル・ルクレールが滑り込み、戦略的なタイヤ選択と再スタートでの果敢な攻防によって、マックス・フェルスタッペンを逆転。レース終盤のターン1およびストレートでの小競り合いは議論を呼ぶ場面となったが、ルクレール自身は「問題ない」と振り返った。ピアストリ、ノリス、ルクレールの3名は表彰台上でも明るい表情を見せ、スペインGPの熱戦を締めくくった。

    Q:オスカー選手、完璧な週末を締めくくる勝利でしたね。予選のペースを見て、もう少し楽に勝てるのではないかと思っていましたが、非常に見事なレース運びでした。

    オスカー・ピアストリ:そうだね、マックスが3ストップを試してきたのはちょっと意外だったし、実際にかなりうまくいきかけてた。でも全体として素晴らしい週末だったと思う。必要なときにしっかりペースを出せたし、チーム全体がやってきたことに誇りを持ってるよ。FP1はあまりよくなかったけど、そこから立て直せたし、モナコの結果からいい形で巻き返せたのは嬉しいね。完璧な週末だったと思う。

    Q:今季5勝目で通算7勝目となりました。カナダGPに向けて、ご自身のパフォーマンスについてどのように感じておられますか?

    ピアストリ:文句のつけようがない。今シーズンは本当にいい感じで進んでるし、今回の週末はまさに求めていた内容だった。必要なときにすべてを実行できたし、それ以上望むことはないよ。今回もまた素晴らしいクルマを用意してくれたチームには感謝してる。今はレースに勝つのが本当に楽しいし、チームのみんなにも楽しんでもらえてたら嬉しい。観客の応援も素晴らしかったし、たくさんの人が来てくれてたのが印象的だった。渋滞はすごかったけど、それだけファンが集まってるってことだからね。来られてよかったと思う。

    Q:再スタートも非常に上手く決めておられました。後方ではさまざまなバトルが展開されていましたが、何かコース上のスクリーンでご覧になっていましたか?

    ピアストリ:ヒュルケンベルグが6位でフィニッシュしたのは見た(実際は5位だったけど)、かなり印象的だね。自分のリスタートはタイム的には問題なかったと思うけど、リアタイヤがあんまりご機嫌じゃなくて、6速でもホイールスピンしてた。だから完璧ではなかったけど、まあ十分だったと思う。それに燃料が軽くなった状態でのグリップ感にちょっと慣れが必要だった。予選に戻ったみたいな感じだったよ。でも全体的にはうまくマネジメントできたと思う。

    Q:では2位に入ったランド選手にうかがいます。再スタートではいろいろなことが起きていましたが、レースをうまくまとめ上げた印象です。どのように感じていらっしゃいますか?

    ランド・ノリス:その通りだと思う。オスカーは本当にいいレースをしてた。自分には彼のペースに匹敵する力はなかったけど、できる限りのことはやったつもり。レースは長いし、最後まで何が起きるかわからないからね。再スタートでは2人ともけっこうスライドしてたけど、楽しかったよ。チームとしてワン・ツーを決められたことが一番嬉しい。

    Q:そして3位に入ったシャルル選手です。最後の再スタートで一気に流れが来て、非常に満足感のある表彰台だったのではないでしょうか?そのときの状況を教えてください。

    シャルル・ルクレール:そうだね、あの瞬間は前のクルマのスリップストリームを取るためにポジション取りの争いをしてた。マックスは俺をイン側に押し込もうとしてたけど、そこはタイヤカスが多くて滑りやすいから、できるだけ避けたかった。だから逆に彼を外側に追いやるようにしてたら、少し接触した。でも幸い大きな影響はなかった。昨日は予選をある程度犠牲にして今日にかけてたけど、それがうまくいった。通常の展開だったら4位が妥当だったけど、セーフティカーに助けられて表彰台を取れた。すごく嬉しいよ。

    Q:マックス選手はレースの大半を3位で走行していましたが、あの瞬間にチャンスが訪れたとき、どのような思いで仕掛けられたのですか?

    ルクレール:エンジニアからマックスが新品のハードタイヤで最終スティントを走ると聞いて、「これはチャンスだな」と思った。たぶん選択肢がなかったんだと思うけど、とにかくハードは明らかに厳しいタイヤだったから、自分には可能性があると感じてた。だからいいリスタートを決めることに集中したし、実際にチャンスが来たんだ。

    Q:その際にマックス選手との接触がありましたが、どう受け止めていらっしゃいますか?

    ルクレール:俺としては、前のマクラーレンのスリップストリームを取りに行こうとしてただけなんだけど、少し左に寄ったらマックスが全く動かなかった。それで軽く当たった。特に問題があったとは思ってない。すべてうまくいったよ。

    スペインGP 2025年のF1世界選手権

    記者会見

    Q:オスカー選手、本当に見事な勝利でした。レース中はさまざまな出来事がありましたが、コクピットからはどのようにマネジメントされていましたか?

    オスカー・ピアストリ:(ランドに)お前、俺のデオドラント使った?
    (ランド)いや、自分の使った。
    (ピアストリ)それ女物か?
    (ランド)いや、チョコレートの香りのやつだよ。
    ……ごめん、今デオドラントの話してた(笑)。で、質問はレースのマネジメントだったね?大体はコントロールできてたと思う。マックスが3ストップ戦略を取ってきたのはちょっと意外だったし、それがあそこまで機能しそうだったのもびっくりした。でも、それ以外はブルーフラッグでの処理を除けば、そんなに苦労しなかった。抜くのに少し手間取ったけど、必要なときにペースを上げられたし、戦略にも集中できてた。ピットストップも良かったし、本当にチームとしていい仕事ができたと思う。

    Q:今回の週末は非常に強力な内容だったように見えました。これまでのF1キャリアの中で最も良い週末だったと思われますか?

    ピアストリ:間違いなく上位には入る。これが一番だったかどうかはわからないけど、かなりいい週末だったのは確かだね。結果もそうだけど、先週のモナコから改善すべき点を見つけて、それを今回しっかり直せたことに満足してる。自分たちが目指していたレベルに戻れたのが嬉しい。

    Q:ランド選手にもお伺いします。今日のレースも素晴らしかったですが、2位でフィニッシュするまでの重要な場面について教えていただけますか?

    ランド・ノリス:2位で終わるまでに何があったか? まずマックスをすぐに抜けたのが大きかったと思う。

    Q:スタートでは3台が並走する形になっていましたが、ターン1ではどのような状況だったのでしょうか?

    ノリス:えっ、3台並んでたの?そうだったんだ(笑)。正直あんまり覚えてないけど、ライトが思ったより早く消えて、ちょっと出遅れた。スリップストリームも使えなかったし、オスカーは前を譲ってくれなかったしね(笑)。1コーナーでは無理に突っ込むリスクは取りたくなかったから、大人しく行った。レースは長いし、あそこで全部決まるわけじゃないからね。結果的にオスカーは昨日も今日も良かったし、俺もいいペースだったけど、彼を追いつめるには足りなかった。

    Q:シャルル選手、再スタートでマックス選手を抜いて3位に浮上されました。その瞬間のことを教えてください。

    シャルル・ルクレール:マックスがハードタイヤで出てきたって聞いたときに、「これはきついな」って思った。残り5周であのタイヤは合ってないし、セーブも必要ないから完全に勝負どころだと判断した。あの最終コーナーで彼がかなり攻めてたけど、出口でリアが流れて、それでサイド・バイ・サイドになった。で、ピットストレートで前に出たときに少し接触があった。

    Q:マックス選手は無線で「当てられた」と発言していましたが、その点についてはどうお考えですか?

    ルクレール:もし逆の立場だったら、俺も文句を言ってたと思う。3位をかけた戦いだったから、お互い何でもやるつもりだっただろうし。マックスも、あのタイヤじゃ抜き返すのが難しいのはわかってたと思う。だから全力で取り返そうとした。俺の視点では、イン側からしっかり抜いて、彼がダーティなラインに押し込もうとしてきたけど、俺はその前の周でのミスを見てたからスピードでは勝ってた。前のマクラーレンのスリップストリームを取りに行こうとしてちょっと左に寄ったら、マックスが全然動かなくて、そこで軽く当たった。特別なことがあったとは思わない。

    Q:今回でモナコとバルセロナ、異なる2つのサーキットで表彰台を獲得されました。マシンへの自信は高まっていますか?

    ルクレール:今日の表彰台はセーフティカーに助けられた結果だから、そこまで自信があるわけじゃない。普通の展開だったら4位が妥当だったと思う。でも、クルマのことは少しずつ理解が深まってきてるし、どうセットアップすれば速く走れるかも見えてきた。ただ、そのために結構極端な方向に振らないといけなくて、正直あまり快適ではない。近いうちにアップグレードが入らないと、コンスタントに表彰台を争うのは難しいと思う。

    スペイングランプリ 2025年のF1世界選手権

    記者からの質疑応答

    Q:シャルル選手、先週モナコで2位に入られた際は少し落胆されたご様子でした。今回の表彰台は、今季ここまでで最も満足のいく結果でしたか?

    シャルル・ルクレール:うーん、2位や3位で舞い上がるタイプじゃないけど、今回は嬉しかった。正直この週末はそんなに期待してなかったからね。でもモナコのときはフリー走行からずっと速かった分、あの結果にはがっかりしてた。今回は違って、最初からずっと厳しかったし、予選もある程度犠牲にしてレースにかけた。その賭けが、ちょっと運にも助けられて表彰台という形で報われたんだと思う。そういう意味ではサプライズだったし、週末としては良かったけど、全体のパフォーマンスにはまだ満足してない。そこは早く改善する必要がある。

    Q:シャルル選手、ミディアムタイヤでのペースにはもっと期待されていましたか?

    ルクレール:いや、正直そんなに期待してなかった。最初のスティントのミディアムはかなり良かったけど、最後のミディアムはあまり良くなかった。第2スティントを長めに取って、最後を短くしたかったから、その分マネージメントが必要だったし、それでちょっと犠牲にした部分もある。でも、今の自分たちの状況を考えれば、それがベストだったと思うし、実際結果的にも正しかったと思う。

    Q:オスカー選手、ランド選手にお伺いします。レース終盤、マックス選手とジョージ選手の間で起きた接触についてどう思われますか?ランド選手はクールダウンルームで「マリオカートみたいだった」とおっしゃっていましたね。

    ランド・ノリス:オスカーがその件について面白いこと言ってたから、彼にパスするよ(笑)。

    オスカー・ピアストリ:チームメイトって最高だな(笑)。正直、あの出来事の全体像はよく分かってない。マックスがポジションを譲ってたようにも見えたし、何が起きたのか少し混乱してる。ブレーキしなかったのか、誤解があったのか、よく分からない。とにかくあれは小さい接触じゃなかったし、映像で見ても変な感じだった。詳細がわからないと何とも言えないけど、見た目はあまり良くなかった。

    ノリス:さっき言ってたのとは違うけど(笑)。正直、マックスがどう言ってたのかも、ジョージがどう感じてたのかも聞いてないから、今はコメントするべきじゃないと思う。

    Q:オスカー選手、ランド選手にお伺いします。今後のサーキットでマクラーレンが今ほど支配的にならない場所はあると思われますか?

    オスカー・ピアストリ:正直、よくわからない。例えばイモラではもっと速いと思ってたけど、逆に負けたし。今回のバルセロナでは、レッドブルが本命だと思ってた。でも結果的には、自分たちの方が少し上だった感じがする。レース中は戦略面で彼らに少し脅かされたけど、純粋なペースでは自分たちの方が強かったと思う。だから、これからのサーキットの中にはライバルが強くなる場所もあるだろうし、逆に自分たちがもっと強くなる場所もあるかもしれない。できれば後者が多いといいけど、正直予想は難しい。

    ノリス:そういうサーキットがないと願いたいけどね。チームは本当にいい仕事をしてくれてる。シーズン序盤では車に関していろんな批判もあったけど、技術指令(TD)が出ても、実際には何も変わってない。今のマクラーレンは全体的にバランスが取れていて、グリッド上で一番いいマシンだと思ってる。だからこのクルマを毎週末ドライブできるのは誇りだし、チームに感謝したい。ただ、オスカーも言ってた通り、予選ではまだ脆さがある。昨日みたいに大きく差がつくこともあるけど、ほとんどの予選は0.01秒とか0.001秒差の戦いだし、必ずしも楽勝というわけじゃない。レースでは今のところ自分たちが一歩先に出てるけど、他のチームも確実に差を詰めてきてる。シーズン序盤より今の方が差は小さくなってるし、これからもそうなるはず。だからこそ、自分たちは地道に努力を続けていく必要がある。

    Q:ランド選手にお伺いします。あなたはメンタルヘルスについて積極的に発信されてきましたが、良い日もあれば悪い日もある中で、ネガティブな思考にどう向き合っておられますか?

    ノリス:難しいよ。正直、うまくいかない日にはどうしても頭の中でいろんな声が鳴り止まない。でも最近は、そういう声を前向きなエネルギーに変える方法を少しずつ覚えてきたと思う。それを改善のきっかけにしたり、自分を理解する材料にしたりしてる。たぶん、これは俺だけじゃなくて多くの人に共通することだと思う。誰にでもいい日もあれば悪い日もあるしね。でも、俺にはちゃんと周りに信頼できる人たちがいて、自分がうまくやれてるかどうかを教えてくれる。その人たちの声だけを聞くようにしてる。他の人の声やネットのコメントは気にしない。自分を理解してくれる人たちの言葉だけが重要だと思ってる。だから、信頼できるチームや人間関係が何よりも大事だよ。厳しい日もあるけど、そういう日をどう捉えて、どう成長につなげるかが大事なんだ。

  • 2025年F1 スペインGP 予選:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1 スペインGP 予選:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1 スペインGP初日の予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。5月31日(土)にカタルーニャ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第9戦 スペイングランプリの公式予選が行われた。

    バルセロナで行われた予選では、マクラーレンのオスカー・ピアストリが今季4度目のポールポジションを獲得し、ランド・ノリスが2番手に続いてチームとしてフロントローを独占。

    レッドブルのマックス・フェルスタッペンはマシンバランスの向上を活かして3番手につけ、メルセデス勢のジョージ・ラッセルとルーキーのアンドレア・キミ・アントネッリが4番手と6番手に並んだ。

    フェラーリはルイス・ハミルトンが5番手、戦略的にタイヤを温存したシャルル・ルクレールが7番手に入り、ミッドフィールド最上位にはアルピーヌのピエール・ガスリーが食い込んだ。レーシングブルズのアイザック・ハジャーとアストンマーティンのフェルナンド・アロンソがそれぞれ9番手と10番手に続き、ポイント圏スタートを確保している。

    1番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「今日は本当にうれしい。ここまで素晴らしい週末を過ごしているし、今日はマシンが最高だった。いいラップを重ねられたと思うし、チームのみんなの努力に感謝している。12か月前とはまったく違う状況なので、こうして大きな成果を出せたのは本当に素晴らしい結果だ。明日はしっかりとスタートを決めて、ポイントを持ち帰れるよう頑張るつもりだ」

    2番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「今日は悪くない結果だ。速さはあったし、クルマのポテンシャルをあと少し活かしきれなかっただけで、いくつかのコーナーでロスがあった。でもチームとしては素晴らしい結果だし、1-2でスタートできるのは大きい。後方には速いマシンが控えているけれど、僕たちには今週末、最高のクルマがある。明日は全力で最大ポイントを目指す」

    3番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「最終的に3番手は良い結果だと思う。Q3の最初のランではグリップが思うようになくて難しかったし、最後のラップに向けて感覚を取り戻すのが少し大変だった。ただ、マシンは昨日よりずっと良くなっていて、いい状態にあった。でもマクラーレンのペースには届かなかった。ギャップはかなり大きいから、明日は自分たちのレースをしていくしかない。表彰台が目標だけど、簡単じゃないのは分かっている。それでも挑戦するつもりだ」

    4番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今日はフロント付近に戻ってこられて気分がいい。特にモナコの厳しい週末を経て、再び良いリズムで走れた。クルマのフィーリングも良かったし、マックスと同タイムなのも納得できる。気温が高くてタイヤのマネジメントが難しいレースになると思うけれど、バーレーンのように硬いタイヤでは僕たちが優位に立てる可能性がある。表彰台が現実的な目標だし、去年もP4スタートから1コーナーで首位に立てたから、明日もそれを狙いたい」

    5番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「FP3ではギアボックスに不安があったけれど、予選での5番手という結果はこの3連戦での進歩を示している。クルマの感触は良かったし、明日は表彰台を目指して全力を尽くす。トップ10のタイム差はごくわずかだから、本当に厳しい戦いになると思う。今夜さらに詰めて、レースに向けてしっかり準備する」

    2025年のF1世界選手権 スペイングランプリ 予選

    6番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「2戦続けて苦戦していたけど、今回はリズムを取り戻せた。最初はスピードに乗るのに少し時間がかかったけど、ラップごとに自信がついていった。Q3では新品タイヤが1セットしかなく、少しリスクを抑えざるを得なかった。でも今週の序盤と比べれば良いリカバリーだった。明日はタイヤのマネジメントがカギになると思うから、そこでの進歩を見せられるといいね」

    7番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「今日は厳しい予選になるのは分かっていた。ソフトタイヤの新品が4セットしかなくて、他チームより1セット少なかったけれど、戦略的にそういう選択をした。明日は7番手からのスタートだけど、レースペースには自信があるし、周囲とは異なるタイヤ構成もある。うまくいけば有利に働くかもしれない」

    8番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「この予選結果には満足している。数週間、悔しい思いが続いていたので、今日はミッドフィールドのトップに立ててよかった。FP3ではセットアップをいろいろ試したけど、予選前に戻した判断が正解だった。3セッションともいい仕事ができたし、最終的にQ3に進出して良いラップをまとめることができた。明日は戦略とタイヤ劣化がカギになるけれど、ポイント争いができる位置にいるのはうれしい」

    9番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    「今日の結果には本当に満足している。Q3進出が叶って、これ以上を望むのは難しいくらいの出来だった。Q1では通過できるか不安だったけど、結果的にいい変更を加えて、すべてが噛み合った。明日は真のレースペースとタイヤ戦略が勝負を分けると思う。スタートをうまく決めて、ポイント争いに加わりたい」

    10番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「ここまでの週末は順調だし、Q3に進出できたのはポイント圏内にいる証拠だ。3戦連続のQ3だから満足している。マイアミでは最後方にいたけど、今回は明らかに進歩を感じているし、アップデートが効いていると思う。明日は地元スペインのファンの前で、しっかりと結果を出したい」

  • 2025年F1 スペインGP 予選:11番手以下 ドライバーコメント

    2025年F1 スペインGP 予選:11番手以下 ドライバーコメント

    2025年F1 スペインGP初日の予選で11番手以下だったドライバーのコメント。5月31日(土)にカタルーニャ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第9戦 スペイングランプリの公式予選が行われた。

    Q3進出は逃したものの、11番手のアレクサンダー・アルボンや12番手のガブリエル・ボルトレトなど、各チームの中堅勢が善戦を見せた中団グループ。

    レーシングブルズのリアム・ローソンが13番手、アストンマーティンのランス・ストロールが14番手、ハースのオリバー・ベアマンが15番手と続き、いずれもタイヤ戦略が焦点となる決勝で浮上を狙う。

    Q1敗退組は僅差に泣いたケースが多く、ニコ・ヒュルケンベルグ、エステバン・オコン、カルロス・サインツJr.はいずれもセッション中のタイミングやトラフィックに影響を受けた。フランコ・コラピントはマシントラブルで走行できず19番手にとどまり、角田裕毅はセットアップを変更しても改善が見られず、最下位20番手に沈む厳しい結果となった。

    11番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「ほんのわずかな差だったけど、今日はQ3進出のチャンスがあったと思う。FP1を欠場して、FP3でもトラブルがあって低燃料走行が限られた状態だったから、予選はちょっと不利な状況だった。バルセロナはクルマの弱点が出やすいサーキットだから、そう考えるとこの結果は上出来だと思う」

    12番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    「今日の予選にはとても満足している。今季ここまでで一番良い結果だったし、全体的に安定した内容だった。今週投入したアップグレードは効果があったと思うし、チームも本当に頑張ってくれた。今日はその成果を示せたけど、大事なのは明日の決勝だ。タイヤマネジメントがカギになると思うから、正しい判断をして前に進みたい」

    13番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「予選のスタートは良かった。セッションを通してバランスを追いかけていたけど、スピードは感じていた。Q2のラストラップは手応えがあったし、なぜタイムが伸びなかったのかチームと一緒に見直すつもりだ。ここはオーバーテイクのチャンスもあるサーキットだから、明日はポイントを目指して全力を尽くすよ」

    14番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「今週末はずっと苦戦していて、マシンの扱いも難しかった。なかなかクリーンなラップをまとめられなかったけど、それでもQ2には進めたし、小さな進歩も評価すべきだと思う。まだ改善すべき点はたくさんあるけど、明日はできる限り前に進みたい」

    15番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「Q2に進むために新品タイヤをすべて使い切ったから、Q2ではユーズドしか残っていなかった。それでもQ2に進めたのはポジティブな結果だし、予想以上の速さを出せたと思う。もしQ2で新品タイヤが使えていれば、Q3進出も見えたかもしれない。それだけに少し悔しいけど、全体的には前向きに捉えている。明日は暑くなるし、戦略も読みにくいと思うけど、しっかり戦いたい」

    角田裕毅 スペインGP F1 予選

    16番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    「今日はQ2に進めるポテンシャルはあったと思うけど、最後のラップでターン最後のセクターでアンダーステアが出て、0.2秒ほどロスしてしまった。こういう僅差のQ1では、その差が命取りになる。とはいえ、今週持ち込んだアップグレードが効いていて、走り出しからマシンの感触は良かった。明日は後方からのスタートになるけど、戦略の選択肢はあるし、なんとか挽回したい」

    17番手:エステバン・オコン(ハース)
    「今日はすごく僅差で、あとコンマ1秒あればQ2に進めた。まだ週末は終わっていないし、明日は長いレースになる。タイヤマネジメントが重要だし、ピット戦略でも色々な可能性がある。厳しい状況ではあるけど、少しでもポジションを上げられるよう頑張りたい」

    18番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「本当にがっかりしている。昨日の苦戦を受けて、今朝の段階ではマシンに手応えがあって、いい改善ができたと思っていた。でもQ1の最後、アルピーヌのトラブルでピットレーンに並ぶタイミングがズレてしまい、アタック中に5~6台も前にいて、ダーティエアでタイムが出せなかった。こういう接戦の中では、それだけで命取りになる。明日はホームレースだし、なんとかファンの前で追い上げたい」

    19番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「Q1の最初のラップではマシンのフィーリングがすごく良かっただけに、最後のプッシュラップに出られなかったのは悔しい。ピットレーンで何かが壊れて前に進めなくなってしまって、どうすることもできなかった。昨日の状況からここまで改善できただけに、本当に残念だ。ここは追い抜きが難しいサーキットだけど、戦略でチャンスを探っていきたい」

    20番手:角田裕毅(レッドブル)
    「FP1からずっと違和感があって、いろいろ試したんですが、なかなか状況を改善できませんでした。グリップがすごく足りない感覚があって、タイヤの持ちもよくなくて。セットアップも何パターンも試してみましたが、どれも決め手に欠けていました。Q1の最後のラップはけっこうきれいに走れたので、なおさらこの結果は悔しいです。ただ、週末を通じて少しずつ一貫性は上がってきてると思うので、決勝は諦めずに少しでも上を目指して頑張ります。バルセロナはオーバーテイクもできるサーキットなので、なんとかポイントを狙いたいです」

  • 2025年F1 スペインGP 初日フリー走行:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1 スペインGP 初日フリー走行:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1 スペインGP初日のフリー走行でトップ10入りしたドライバーのコメント。5月30日(金)にカタルーニャ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第9戦 スペイングランプリのフリープラクティスが行われた。

    マクラーレンのオスカー・ピアストリがスペインGP金曜フリー走行2回目で最速タイムを記録。ジョージ・ラッセル(メルセデス)が0.286秒差で2番手につけ、3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続いた。FP1ではやや遅れを取ったピアストリが午後に巻き返し、モナコGPに続く上位争いへの意欲を見せた。

    4番手にはランド・ノリスが入り、マクラーレン勢はそろって好位置を確保。ルクレールは5番手、アントネッリも6番手と、若手勢の存在感が際立つセッションとなった。アロンソが地元で7番手につけたほか、レーシングブルズのアイザック・ハジャーとリアム・ローソンも揃ってトップ10入りを果たした。ピエール・ガスリーも8番手に入り、アルピーヌにとっても上々の滑り出しとなった。

    1番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「アップダウンのある一日だったけど、最後はうまく締めくくれたと思う。気温が高くてコンディションは少しトリッキーだから、明日も面白い一日になると思う。ライバルたちも速そうだし、予選はかなり接戦になりそう。今夜いくつか調整をして、明日に向けてできる限りいいポジションを目指す」

    2番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今日はマシンに乗っていていい感触だった。バルセロナは走っていて本当に楽しいサーキットだし、たくさん周回を重ねることができてよかった。予選シミュレーションではまずまずの走りができたし、パフォーマンス面でも期待していたところに近づいてきていると思う。ロングランは他チームと比べるとまだ課題があるけど、今日はクルマの方向性についていろんなアプローチを試したから、今夜じっくりデータを分析して、明日さらに前進できるようにしたい」

    3番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「バルセロナはいつ来ても楽しいし、今日は特に気温が高くてタイヤには厳しかったけど、金曜としては悪くない一日だったと思う。マシンの感触は少し良くなっていて、過去の金曜日に比べれば前向きに感じている。ただ、まだ理想には届いていないし、もっとパフォーマンスを引き出せるよう取り組んでいく。サーキットごとに違いはあるけど、マシンのセットアップは徐々に合ってきている」

    4番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「悪くない金曜日だったし、マシン全体の感触も良かった。FP2ではいくつかの項目を試したけど、それも役に立ったし、明日に向けていい方向性が見つかっていると思う」

    5番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「とにかく暑くて、路面のグリップが思うように得られず難しい一日だった。でも思っていたよりも前向きな内容で、クルマにはまだ性能が残っているし、明日に向けてそれを引き出せればと思っている。やるべきことはたくさんあるけど、上位と大きく離されているわけではないので、今夜はいくつかの重要な点に集中して改善を目指したい」

    スペイングランプリ 2025年のF1世界選手権ガレージで走行準備を進めるマックス・フェルスタッペン。金曜午後のFP2では3番手タイムを記録した

    6番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「面白い金曜日だったよ。FP1では低燃料で走るときにちょっと手こずって、特に高速コーナーでバウンシングがひどかった。でもFP2ではすべてが噛み合い始めて、周回ごとに自信がついていったし、シングルラップも良くなった。ロングランではジョージとは少し違うアプローチを取っていて、今日一日のデータを分析して最適な方向を見つけたい。少しずつ前進できているのが見えているし、明日はもっと競争力のある週末にできるように頑張る」

    7番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「ここ数戦とマシンの感触はほとんど変わらない。フロントウイングの新しい技術指令の影響も特に感じていないよ。今日はセットアップの微調整をしていたし、この暑さへの対応も必要だった。全体的には普通の金曜日だったし、ファンがたくさん来てくれて嬉しかった」

    8番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「今日は本当に忙しい一日だった。クルマに新しいパーツが入っていて、フィーリングが少し変わっていたけど、FP1からFP2にかけてパフォーマンスの向上を感じられて良かった。新しい特性を少しずつ理解してきているし、明日に向けてまだまだ伸ばせるはず。今週はモナコのときよりもいい位置にいると思うし、細かいところを詰めていけばさらに上を狙える」

    9番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    「週末のスタートとしてはまずまずだと思う。まだバランスに完全には満足していないけど、このサーキットは高い路面温度で常にトリッキーなんだ。セッティングを調整すれば、明日も競争力のある走りができるはず。ミッドフィールドは僅差だから、予選で何が起きてもおかしくない」

    10番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「いいスタートが切れたし、ポジティブな一日だった。ベースセットアップはしっかりしているけど、もちろん明日が本番。マシンの改善に向けて引き続き取り組んでいくよ。新しいフロントウイングの影響で、FP1の序盤は全体的にまだ掴みきれていなかった部分があった。でもその変化ははっきりと感じたし、今はかなりいい位置にいる。もちろん、他チームも明日には改善してくるだろうけどね」

  • 2025年F1 スペインGP 初日フリー走行:11番手以下 ドライバーコメント

    2025年F1 スペインGP 初日フリー走行:11番手以下 ドライバーコメント

    2025年F1 スペインGP初日のフリー走行で11番手以下だったドライバーのコメント。5月30日(金)にカタルーニャ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第9戦 スペイングランプリのフリープラクティスが行われた。

    中団から後方にかけては苦戦の様子が目立った。ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は11番手に沈み、マシンの扱いに苦しむ姿を見せた。ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)は12番手と善戦したが、角田裕毅(レッドブル)は13番手にとどまり「理由がはっきりしない」と語るなど、不完全燃焼の内容だった。

    地元スペインのカルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)は14番手、チームメイトのアレクサンダー・アルボンが15番手と苦しい立ち上がり。アストンマーティンのランス・ストロールも中団下位にとどまり、ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)は旧スペックでの走行で17番手。ハース勢はトラブルやスピンに悩まされ、オリバー・ベアマンとエステバン・オコンが後方に沈んだ。最下位はアルピーヌのフランコ・コラピントだった。

    11番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「今日は僕たちだけじゃなくグリッド全体にとって難しい一日だったと思う。どのチームもマシンの挙動やパフォーマンスに苦しんでいたように見えた。うちのチームもFP2でいくつか変更を加えて、その結果から今夜取り組むべき方向性は見えてきた。これからデータをしっかり見直して、明日に向けて改善していくつもりだ」

    12番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    「全体としてはソリッドな金曜日だった。特に大きなトラブルもなかったし、今季の中でもかなり暑いコンディションだったけど、最初からマシンのフィーリングは良かった。今週持ち込んだアップグレードは期待どおりに機能していて、バランスも改善されていたし、すぐに自信が持てた。今夜はいつも通り、データを分析してセットアップを微調整して、さらにパフォーマンスを引き出したい。ミッドフィールドは本当に接戦だから、コンマ1秒の差が重要になってくる」

    13番手:角田裕毅(レッドブル)
    「今日はちょっと難しい一日でした。FP1からFP2にかけて進歩できたところはあって、そこはポジティブに感じています。ただ、今のギャップは正直自分が想像していたほど大きくないと思っていたので、そこは不思議な感じです。マシンのバランスはそれほど悪くないんですが、何がボトルネックになっているのかはっきりしません。今夜はデータを見ながら、何ができるかをチームと一緒に探っていきたいと思っています。明日の予選で巻き返せるように準備します」

    14番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「今日は厳しい一日だったけど、予想はしていた。ここのコーナーの特性は僕たちのマシンにあまり合っていないし、FP1の最初の走行からそれを感じていた。いくつかセッティング変更を試してみて、少し良い方向には進んだけど、まだラップタイム的に足りていない。明日に向けてもう一歩進めたいし、理解すべきことはたくさんあるけど、週末を通じて全力を尽くすよ」

    15番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「今週末はまだ1回しか走っていないから、まだ追いつかないといけない部分がある。去年と比べればマシンは確実に良くなっているけど、このサーキットは僕たちにとって得意な場所じゃないし、今日の気温もそれを難しくしている。今夜できる限り見直して、明日の予選に向けてベストを尽くしたい」

    角田裕毅 F1 スペイングランプリレッドブルRB21で走行する角田裕毅。FP2は13番手にとどまり、苦戦を口にした

    16番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「ポジティブなセッションだったと思う。いくつかいいラップもこなせたし、いくつか興味深い学びもあった。今夜はそれをさらに掘り下げて、どこで改善できるかを見つけたい。ペースは悪くなかったけど、まだ検討すべきことはたくさんある」

    17番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    「全体的には順調な金曜日だった。プログラムをすべて消化できたのはいいスタートだと思う。僕はまだ旧仕様のパッケージで走っていたから、ニコが新しいアップグレードを試してくれたけど、その感触は良さそうだった。フィールド全体が接近しているから、明日はアップグレードときれいなラップで、もう少し前に出られることを期待してるよ」

    18番手:エステバン・オコン(ハース)
    「簡単な一日ではなかった。クルマのあちこちで理解すべき課題があって、バランスが足りなかったり、コーナーごとに挙動が安定しなかったり、全体的なグリップも十分じゃなかった。ソフトタイヤでアタックできたのは1回だけだったから、明日はもう少し試せるはず。新しい技術指令(フロントウイングの件)については、特に大きな影響は感じなかった」

    19番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「午後のセッションはちょっと厳しかったね。高速域でバランスが合っていなかったし、ちょっとしたミスでグラベルに飛び出してしまったのは残念だった。FP1ではかなりいいペースを見せられていただけに、悔しさはあるけど、今夜の作業で予測性の高いセットアップに持ち込めれば、明日はまだチャンスがあると思う」

    20番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「今日は僕の側にとっては少し難しい一日だった。全体的にマシンのバランスに苦しんでいたし、特にハードコンパウンドでは思うように攻められなかった。自分の感触としてもあまり良くなくて、今夜はデータを見直して、改善点を見つけたい。マシンにポテンシャルはあるはずだから、それをうまく引き出せれば、明日はもっと良くなると信じてる」

  • F1スペインGP:木曜記者会見 Part.2 – アロンソ、ラッセル、角田裕毅

    F1スペインGP:木曜記者会見 Part.2 – アロンソ、ラッセル、角田裕毅

    2025年F1スペインGPに先立ち、地元スペイン出身のフェルナンド・アロンソ、メルセデスのジョージ・ラッセル、そしてレッドブル・レーシングの角田裕毅が記者会見に登壇した。母国グランプリを迎えるアロンソは、2026年に向けたアストンマーティンの体制強化とエイドリアン・ニューウェイとの初の現場協働に言及。バルセロナでの継続開催を望む姿勢や、現代F1におけるモナコGPへの過度な期待への冷静な見解も語った。

    一方、ラッセルはモナコでの“トラックカット”騒動について率直に反省しつつ、「F1の中のモナコ」という存在の価値を肯定。角田裕毅はレッドブル加入から6戦を経ての適応状況を語り、「自信を失ったわけではない」と着実な前進を強調。マックス・フェルスタッペンとの比較を避けつつ、自身の進化に集中している姿勢を見せた。

    Q:フェルナンド、まずはあなたから。昨夜のファンフォーラムでは素晴らしい歓迎を受けていました。ここでは優勝2回、表彰台7回という成績を残しています。このレースが他と違う特別な理由は?

    フェルナンド・アロンソ:やっぱりホームグランプリだからね。どのドライバーにとっても、母国の観客の前で走るのは特別なんだ。友人や家族もグランドスタンドやパドックに来るしね。だから、ホームではいつも以上の結果を出したいと思う。

    バルセロナのことはよく知ってるよ。僕だけじゃなく、すべてのF1ドライバーにとってそうだと思う。たくさんテストをしてきた場所だからね。だから、FP1から決勝までずっと限界を攻めることになる。

    Q:では、アストンマーティンとしての今週末の見通しは? イモラとモナコで導入したアップグレードを含め、前向きな要素に焦点を当てるとどんな成果がありましたか?

    アロンソ:バルセロナで新しいパッケージの実力がもっと見えてくると思う。イモラでは確実に前進できたけど、予選でミディアムタイヤを使ったことで助けられた面もある。

    モナコは特別な場所で、土曜日がすごく重要になる。そこでいいラップが出せたのは良かったね。バルセロナはもっと“普通の週末”になるから、パフォーマンスの位置付けがより明確になるはず。あと、今週は新しいフロントウイング規則があるから、他のチームも何かしら持ち込んでくると思うし、それがどう影響するか見てみたい。

    Q:モナコではエイドリアン・ニューウェイと現場で一緒に仕事をしましたね。期待通りでしたか?

    アロンソ:素晴らしかったよ。彼はピットレーンやグリッドで静止した状態のマシンを見るだけでも、多くのことに気づけるし、ガレージでも「こうした方がいい」という視点を与えてくれる。

    ミーティングルームでの彼の存在も特別だね。威圧感があるというより、チーム全体の集中力や細部への意識が高くなる。話す人たちも、適当なことは言えないという空気になる。それがすごく良かった。来年もっと多くのレースに来てくれるなら、僕らはさらに多くのことを学べると思う。

    Q:ありがとう、フェルナンド。では次にジョージ、メルセデスにとっては厳しい2戦が続いていますが、モナコ後のデブリーフィングではどんな学びがありましたか?

    ジョージ・ラッセル:結局のところ、土曜日の時点で週末は終わっていた感じだね。モナコは予選のレースだから。

    2ストップ導入で何か変化があると期待されてたけど、実際はそうでもなかった。試してみたこと自体は良かったと思うけど、結果としてはあまり変わらなかった。

    僕たちは週末の途中で迷走してたけど、Q1で以前のセットアップに戻したら、すぐに感触が戻って、トップ4に入れた。だから本当に残念だったよ。

    Q:ここスペインで、クリーンな週末を過ごすことの重要性は?

    ラッセル:うん、イモラとモナコで2戦連続で厳しい展開だったから、普通の状態に戻したい。イモラまではずっとトップ5圏内にいたしね。

    フェルナンドも言ってたけど、フロントウイングの変更で学び直しが必要になる部分もある。ただ、順位の大きな入れ替わりはないと思う。

    Q:昨年はこのサーキットで3位と4位を獲得しています。今年も再現できそうですか?

    ラッセル:再現できない理由はないと思ってる。イモラまでは毎回トップ5だったし、モナコでは僕らの力だけではどうにもならない部分があった。

    ただし、暑いレースでのレースペースはマクラーレンに劣ってるんだ。今週末は50度を超えるような路面温度が続く予報だから、そこが不安要素。

    でも、今回は最も硬いコンパウンドが使われるから、イモラやジェッダで使われたソフトタイヤとは条件が違う。その変化には期待している。

    Q:ありがとう。では裕毅、次はあなたです。モナコでは悔しいレースになりましたが、もっと大きな視点で見て、レッドブル加入から6戦が経った今、マシンにはどれくらい慣れてきましたか?

    角田裕毅:はい、今も少しずつ自信を築いていってるところです。マシンの理解については、だいぶ進んできたと思います。

    ただ、あと数コンマ数秒の部分ですね。特に路面の変化を自然に感じられるようになるには、もう少し慣れが必要ですし、セッティングを変えたときにどういうバランスになるかっていうのも、まだ完全には読み切れていません。

    新しいマシンなので、そこが難しいところですね。やっぱり経験がモノを言う部分だと思っていて、VCARB時代はマシンの挙動がほぼ完全に分かっていたので、考えなくても自然に反応できていた部分がありました。

    イモラのときに、あらためて「どれだけマシンを理解しているか」というのを再確認できました。正直なところ、そのあたりの重要性を少し見誤っていた部分もあったかもしれません。

    でも、自信を失ったわけではないですし、これからもっと慣れていけると思っています。

    Q:今回のバルセロナに向けてチームの期待感は? フェルスタッペンはこのサーキットで4連勝中ですし、低速サーキットよりも競争力を発揮できそうですか?

    角田裕毅:正直、モナコも予選までは結構良かったと思っています。赤旗などがあって、予定通りにはいかなかったんですけど、改善の余地があるラップもあったと思いますし。

    予選は僕にとってかなり難しかったですけど、FP2やFP3までは結構良い位置で戦えてましたし、今までで一番良いペースだったんじゃないかなとも思います。

    だから、いい方向に来てるなって感じています。バルセロナについては…レッドブルがここで勝ってる印象って、実はそんなに持ってなかったんですけど、4連勝してるって聞けてよかったです。

    でも、マックスのことは意識しすぎずに、自分自身のことに集中していきたいと思っています。

    記者からの質問

    Q:フェルナンド、あなたはたびたび2026年に焦点を置いていると発言しています。モナコにはエイドリアン・ニューウェイも来ていましたし、今週のバルセロナにも新パーツが投入され、さらにシルバーストンにもアップグレードが予定されています。チームの焦点は本当に2026年に向いているのでしょうか? それとも2025年にもリソースを割いているのですか?

    アロンソ:メインの焦点は2026年にあるよ。でも、’26年に強くなるには、’25年にある程度の勢いを作っておく必要がある。そのためには今のクルマでもアップグレードを出して、実際に速くなるパーツを投入しないといけない。

    そうすることで、シルバーストンや技術キャンパスのチームにも自信がつくし、’26年に向けて開発しているものの正しさを実際にトラックで確かめられる。それが大事なんだ。

    だから’25年向けの開発も少しはやってるけど、本当の意味でのブレイクスルーや大きな順位の変化は’26年にならないと起きないと思ってる。希望は全部、そこにある。

    Q:モナコでのインタビューでニューウェイが「シミュレーターと実車の相関に問題がある、それを解決するのに2年かかるかもしれない」と言っていました。それはどれくらいの影響がありますか? そして、解決に向けて何が行われていますか?

    アロンソ:まあ、どのチームのシミュレーターにも、現実との相関問題はあると思うよ。100%信頼できるシミュレーターなんてない。

    実車っていうのは、常に状況が変化してる。コーナーごとに、セッションごとに、風、気温、前のクルマのトラフィック…まったく同じラップなんて1つもない。だから、そういう現実を「完璧で一貫した環境」であるシミュレーターで再現しようとすると、そりゃ違いは出てくる。

    ただ、直すのに2年もかかるとは思ってない。ニューウェイがモナコで初めて口にしたかもしれないけど、僕たちドライバーはすでに何度か指摘してる問題だから、対処も進んでるよ。

    Q:2001年のモナコGPで、デビッド・クルサードが4秒遅いアロウズのベルノルディに40周塞がれたのを覚えていますか? 今は全車が1秒以内に収まっていて、逆に観客が日曜に期待しすぎていると思いますか?

    アロンソ:うん、確かに。モナコは昔からそういう場所なんだ。でも今は情報が多すぎて、期待も膨らみすぎてる。ニュース、SNS、ネット上のあらゆるコンテンツで、F1に対してみんな「もっとこうすればいい」って思うようになってる。

    だから日曜が終わったあと、「モナコはひどかった」みたいな否定的な声がたくさん出る。でもね、心配いらないよ。来年になれば、またモナコに行くのを楽しみにするし、金曜には「やっぱり最高の週末だ」ってなる。

    土曜には全員がアドレナリン全開で、「ここで勝ちたい」ってなる。そして日曜になってまた「退屈だった」って言う。その繰り返しだよ。でも、それがF1というスポーツの本質でもある。

    2、3年前だって、マックスやレッドブルがほとんど全勝してた。90年代にはマクラーレンがそうだった。歴史は繰り返されるけど、それでもF1はナンバーワンのスポーツだし、今の姿を受け入れて楽しむべきなんだ。

    Q:ジョージ、あなたのモナコでの行動は「新しいリーダー・ラッセル像」の表れですか? リスクを取るようになったという意味で。

    ラッセル:正直に言うと、50周ずっとウィリアムズのリアウイングを見てるのが辛すぎたんだ。まあ皮肉だけど、あの動きをしたことで順位が上がったんだよね。普通に走ってたら、アレックスの後ろで終わってたと思う。

    3周でまるまる1回分のピットストップタイムを稼いで、自分のレースに集中できるようになった。僕にとっては、週末はもう早い段階で終わってたし、11位も20位も同じポイントゼロ。だからせめて楽しみたかった。

    土曜日は何もできなかったけど、せめてレースの最後25周は楽しかったよ。別に「反逆のラッセル」になったわけじゃない。ただ、アレックスの後ろを“おばあちゃんみたいな運転”で走るのに疲れただけさ。

    Q:日曜のレストランの会計は高かったですか?

    ラッセル:全然、高くなかったね。まだ帳尻は合ってない(笑)。

    Q:関連した質問です。ルール違反が意図的だった場合、どのようなペナルティがあるべきだと考えますか? 皆さんの意見を聞かせてください。

    ラッセル:僕の場合、ペナルティがあるのは分かっていたし、それを受け入れるつもりだった。実際に科されたペナルティは当然のものだったと思う。

    ああいう行為は本来許されるべきじゃない。でも、もしあの時点で僕がポイント争いをしてたなら、絶対にあんなことはしていなかったよ。アレックスはすでに2回ピットストップをしていて、僕はまだ1回もしていなかった。彼があれほどスローだったのは、自分のためというよりチームメイトのためだったと思う。

    だから、僕に対して何かスポーツ的に得をしようと思ってやったわけではない。ただ、単純に“楽しみたかった”んだ。つまらなかったからね。でも、ほかのサーキットで同じことをしていたら、ペナルティはまったく妥当だったと思う。

    Q:フェルナンド、スペインGPの開催地がマドリードに決まったことで、このバルセロナのサーキットは来年でカレンダーから外れる可能性が高いです。歴史あるこのコースを失って、新たなストリートサーキットに置き換わることをどう思いますか?

    アロンソ:僕は、バルセロナがなくなるとは思ってないし、そう願ってもいない。新しい開催地が増えるのは良いことだし、新しい国にF1が行くのも歓迎しているけど、同時にF1の歴史が刻まれた伝統的なサーキットも残すべきだと思ってる。

    F1とバルセロナは強く結びついていて、僕たちは何十年もここでテストをしてきた。チームがテスト先を選ぶとき、まずバルセロナが候補に挙がる。それだけ“F1らしい”サーキットなんだよ。

    しかも、ここは近年施設も改善されて、グランドスタンドもパドックも新しくなってきてる。この2~3年でレベルアップしてるんだ。

    バルセロナは過去30年F1にあり続けたし、これからも10年、20年、30年、いや40年と続いていくべきだと思ってる。一方で、今カレンダーにあるような一部の新しい開催地は、一時的なもので、やがて消えていくだろうね。だから、バルセロナを失うわけにはいかないんだ。

    Q:ジョージ、モナコではどんな戦略を取ってもオーバーテイクできないという限界がありました。来年導入予定のマニュアルオーバーライドなどで、この状況を打破できる可能性はあると思いますか? それとも、アレックス・ブルツが提案するようなコース改修が必要ですか?

    ラッセル:うーん、フェルナンドも言ってたけど、モナコって昔からずっと同じなんだよね。提案されてるコース変更案も見たけど、少なくとも悪化はしないと思う。

    モナコの一番の問題点は、実質的にオーバーテイクできるポイントが1カ所しかないってこと。トンネル出口のシケインだけ。でも、そこでのレコードラインはすごく明確で、ドライバーは簡単にクルマの位置取りができちゃう。

    正直、今のところ確実な解決策は思いつかない。マニュアルオーバーライドは可能性があるとは思う。レース中ずっとエネルギーを管理して、特定の場所で一気に出力を上げて抜く…そういう非伝統的な手段も、見せ場を作るにはありだよね。

    でも、同時に「モナコはそういうレースなんだ」と受け入れる気持ちもある。F1にモナコがあるからこそ特別なんだと思う。予選がシーズンで一番エキサイティングで、レースは退屈かもしれないけど、それがあるから他のレースがもっと面白く見えるんだ。

    だから正直、よく分からないよ。長くなってごめん。

    Q:フェルナンド、インディアナポリスにも出場した経験がありますが、アレックス・パロウのインディ500優勝についてどう思いますか?

    アロンソ:まず、スペインにとって素晴らしいことだし、彼にとっても素晴らしい成果だよね。シリーズチャンピオンを何度も獲って、今もランキング首位を走ってる中で、ついにインディ500も勝った。

    多くのドライバーがF1でのキャリアを夢見るけど、彼はインディカーという舞台でチャンスを得て、それを完璧に活かした。彼はもうインディカー界のレジェンドだし、これからもそうあり続けるだろう。

    F1がなくても、彼は何も失ってないと思う。彼はとても才能のあるドライバーで、本当に嬉しいよ。僕もファンの一人として日曜日にレースを見てたし、「今度こそ勝ってくれ」と願ってた。ついにやってくれたね。

    Q:フェルナンド、モナコGPではコースレイアウトやオーバーテイクの問題がよく取り上げられますが、マシンサイズについての議論はあまりありません。あなたはさまざまなサイズのF1マシンを経験していますが、その点についてはどう考えますか?

    アロンソ:僕? 一度もオーバーテイクできたことないよ!

    Q:(笑)2010年にはいくつか素晴らしいオーバーテイクがありましたよ…

    アロンソ:ああ、ランス(ストロール)もニコ(ヒュルケンベルグ)を最終ラップで抜いてたね。10年に1回くらいはオーバーテイクあるんだよ。すごいよね?(笑)

    でも、これがモナコの本質なんだと思う。マックスに聞いても、頭にあるのはたぶん「なんでモナコがあんなに退屈だったか」ってことだけだよ。

    ただ、全体的に「悪い点ばかり挙げる」傾向がある気がする。実際には「良い点」があるはずなのにね。今の時代、F1に関するコンテンツがとにかく大量に作られていて、僕たちドライバーは律儀にすべての質問に答えてしまう。

    でも40年前、セナやプロストがチャンピオン争いをしてた時代だったら、1週間後にまたモナコの話を振られても、今みたいに丁寧には答えてなかったと思うよ。

    Q:F1マシンのサイズについてですが、理想のサイズってどれくらいだと思いますか?

    アロンソ:僕と裕毅が乗れるくらいのサイズなら、それで十分(笑)。あとはジョージの問題かな。彼には別のスポーツ、例えばバスケットボールとかがあるから(笑)。

    でも真面目に言えば、2000年代初頭のマシンが、僕にとってはベストだったと思う。ちょっとロマンチックな見方かもしれないけどね。僕のF1キャリアが始まった時期でもあるし、成功もあの時期に集中してたから。

    V10エンジン、小型の車体、すごく楽しくて気持ちよく運転できたよ。でも、あの時代のモナコでもオーバーテイクはできなかったけどね。

    Q:フェルナンド、2026年のマシンはあなたがF1に残るかどうかの決定に影響を与えますか?

    アロンソ:うん、大きな要素にはなると思う。でも最終的な決定要因ではないかな。

    来年のスタートがどうなるか、どれくらいモチベーションを保てるかが重要だよ。シーズンごとに感じ方は変わるし、自分のパフォーマンスやフィジカルの維持、家族のことも含めて、いろんな要素が絡んでくる。

    僕にとって人生の大きな決断になるのは、「レースをやめる時」だと思ってる。3歳からカートを始めて、今43歳。40年間ハンドルを握ってきた。

    一度2018年にF1を離れたけど、また戻ってきた。だから次に決断するときは、100%の確信が必要だと思ってる。

    Q:モナコでのリタイアについて、原因は何だったのか? そのエンジンは今後使えるのでしょうか?

    アロンソ:僕が聞いた話では、スパークプラグの不具合で、それが原因でシリンダーの1つが壊れた。その状態で20周くらい5気筒で走っていたけど、最終的に完全に止まってしまった。そのエンジンはもう使えない。完全にダメになったよ。

    手順や取り扱いが他のレースと違っていたわけでもないし、寿命が来てしまったタイミングが悪かっただけ。だから、今回のレースで特別な対応はしていないし、問題が再発するとも思っていないよ。

    Q:フェルナンド、さきほど動機や楽しさについて話していましたが、マクラーレン時代と今とで何が違うのでしょうか? 成績は厳しいけれど、今もF1を楽しめていますか?

    アロンソ:うん、今もF1は本当に楽しいし、いい時期だと思ってる。新しいファンが増えて、F1がブームになっているのもすごくいい。

    ただ同時に、「やめ時」というのは自分の中で感じるものだと思う。今の僕はまだそれを感じてない。明日も、日曜も、グリッドに立つときは本当に嬉しいし、走ることにモチベーションもある。

    最後にはストップウォッチが答えを教えてくれると思う。体に痛みが出たり、体調が悪くなったりすることもあるかもしれない。でも、今のところは健康だし、調子もいい。

    レースがうまくいかなくても、次のレースで挽回したいって気持ちになっているし、その情熱は今も強くある。でも、それがいつまでも続く保証はない。だから、その日が来たらしっかりと判断するつもりだよ。

  • F1スペインGP:木曜記者会見 Part.1 – サインツ、ノリス、ベアマン

    F1スペインGP:木曜記者会見 Part.1 – サインツ、ノリス、ベアマン

    2025年F1スペインGPの週末に先立ち、木曜恒例のドライバー記者会見が行われた。登壇したのは、ホームレースを迎えるカルロス・サインツ、前戦モナコGPで優勝を飾ったランド・ノリス、そして今季ルーキーのオリバー・ベアマンの3名。サインツはウィリアムズ移籍後初の母国レースでの意気込みを語り、ノリスはモナコでの勝利を振り返りながらも冷静に課題を分析した。

    会見では、今週末から適用される新たなフロントウイング技術指令の影響や、近年批判の声も多いモナコGPの将来像、そしてアレックス・パロウのF1適性など多岐にわたるテーマが議論された。特にサインツは、日曜のレース改善に向けた「ドライバー主体の議論」の必要性を訴え、現役ドライバーならではの現場目線を強調した。

    Q:カルロス、ホームレースですね。昨夜のファンフォーラムでは素晴らしい歓迎を受けていました。チケットは完売。特別な思いがあるのでは?

    カルロス・サインツ:うん。みなさんこんにちは。ちょっと疲れてるんだ。遅刻しそうだったから走ってきて、罰金は避けたかったしね。でもここにいられて嬉しいよ。昨日のファンフォーラムはすごく良かったし、地元のファンからたくさんのサポートをもらえて、本当にいい気分になった。

    なんというか、毎年ここに来るとポジティブなエネルギーをもらえるんだよね。気分が明るくなるし、どこに行っても応援の声が聞こえてくるのは最高の気分だよ。毎年ホームレースがあることに幸せを感じてるし、今週末は楽しみながら、いい結果を出して、ファンにいいレースを届けたいと思ってる。

    Q:FW47はこのサーキットで笑顔を与えてくれると思いますか?

    サインツ:うーん、もしFW47のために理想的なサーキットを設計するとしたら、バルセロナにはならないと思う。うちのクルマは中速で長いコーナーがあまり得意じゃないからね。

    でも希望はあるよ。ここでは、これまでの数年間でチームがどれだけ進歩したかを示すこともできる。去年のチームはここで19位と20位だったし、2020年以来Q3に進出してない。Q2に行けたのも2021年が最後だった。それだけここが難しいサーキットだってことだよ。

    でも、今年のクルマはそういうタイプのコーナーでも良くなってるから、もっといいパフォーマンスが見せられると自信を持ってる。

    Q:今週末から導入されるFIAの技術指令についてはどうですか? チームからはどんな影響があると聞いていますか?

    サインツ:うん、これについては当然いろんな話が出てるよね。でも、世間で騒がれてるほどの影響はないと思うし、それほど大きな変化でもないと思う。

    フロントウイングはこれからもフロントウイングだし、少し硬めになって、前ほどたわまなくなるだけ。チームによってどれだけ柔軟に使っていたか次第だけど、影響はあっても1コンマ1秒程度じゃないかな。

    Q:でもその1コンマ1秒で、グリッド上では4ポジションの差になりますよね?

    サインツ:確かにそうだね。特に僕らがいるミッドフィールドだと、余計にその通りだよ。

    Q:その技術指令によって、マシンのバランス取りが難しくなりますか?

    サインツ:多少は難しくなると思う。でも今のF1では、メカニカル面でもエアロ面でも調整する手段がたくさんあるから、そこまで心配してない。

    FP1でどんな状態かを見て、そこから調整していけばいい。各チームもシミュレーターで新しいウイングを使ってたくさん走ってきてるはずだからね。そういう変化に対応できる準備は、どのチームもできてると思う。

    Q:ありがとう、カルロス。では次は直近の優勝者ランドへ。モナコGPの後、プリンス・ボールに出席されたと聞きました。どんな夜でしたか?

    ランド・ノリス:うん、素敵なディナーだったよ。本当に楽しかった。メインテーブルに座れて、それだけでも光栄だったしね。あそこに行けるのは、基本的には優勝したドライバーだけだから、それだけでも特別な気分になれるんだ。

    殿下と会話もできて、リラックスした時間を過ごせたし、美味しい料理も食べられた。週末を祝うのにふさわしい夜だった。

    Q:モナコでの勝利から少し時間が経ちましたが、今振り返ってみて、これまでのF1での勝利と比べてどうですか?

    ノリス:うーん、それぞれ違った特別さがあるけどね。最も激しい戦いだったかって言うと、たぶん違う。でも、それがモナコなんだ。

    一番プレッシャーのかかる土曜日、一番みんなが勝ちたいと思ってるレース。そういう意味では、最も意味のある勝利だったと思う。

    週末全体の雰囲気、サーキットの歴史、過去の優勝者たち――そういうものを全部考えると、これは「F1でのただの勝利」ではない、って言えるよ。間違いなく誇れるものだし、ずっと記憶に残ると思う。

    Q:週末を通してとても落ち着いているように見えました。ポールを取った後も、勝った後も冷静でした。それは実際の気持ちにも合っていましたか?

    ノリス:クルマの中では全然そんなことなかったよ。特に予選はね。モナコの予選って、年間で一番スリリングで、一番怖くて、一番不安なセッションなんだ。でも同時に、ラップを終えたときに一番笑顔になれる。

    土曜日は完璧だった。日曜日のレースはいつも見応えがあるとは限らないけど、いろんな理由でいいレースだと思ってる。

    Q:今週末のTD(技術指令)についてですが、MCL39への影響は心配していませんか?

    ノリス:まったくないよ。

    Q:セッティングについて、エアロバランスに変化があってドライビングが難しくなったりはしませんか?

    ノリス:カルロスが言ってた通りで、ちょっとした調整はあるけど、特別なことをやらなきゃいけないような変化は何もない。

    Q:ありがとう。それではオリー、次はあなたです。数年前にF2のフィーチャーレースでこのバルセロナで勝ちましたね。まずはこのサーキットについてどう感じているか教えてください。

    オリバー・ベアマン:うん、このサーキットは本当にクールだよ。ドライバーとしてたぶん一番多くラップを走ってるコースだと思う。テストはいつもここだし、プレシーズンも冬のテストもだいたいバルセロナになるからね。

    だから走り慣れてるコースに戻ってきたって感じだよ。今のセクター3は、昔のシケインがあったときよりも走ってて楽しい。数年前にF2でいいレースができた思い出があるけど、それを再現できるとは思ってない。でも、いい週末になるといいなって思ってる。

    Q:クルマの状態については? ここまで8戦して、どんなパフォーマンス特性が見えてきましたか? 今回は競争力があると思いますか?

    ベアマン:正直言って、ちょっと困ってる。パフォーマンスが出ると思ってた週末にうまくいかなかったり、逆に厳しいと思ってたところで意外と良かったりするんだ。だから、このクルマの予測がすごく難しいって感じてる。

    イモラで新しいアップグレードを入れて、それが今週のような高速コーナーでどう作用するかを見極めたいと思ってる。そこがうまくいけば、今回もクルマとしてはしっかり戦える週末になると思う。

    記者からの質問

    Q:ランド、先週末はおめでとうございます。シーズンの3分の1が終わりましたが、日曜の夜から回復したあとでこの前半戦を振り返ってみて、うまくいった点と、今後もっと改善できそうな点はどこですか?

    ノリス:正直なところ、かなりはっきりしてると思う。自分でも明確にしてるけど、今シーズンは以前よりも難しく感じてる部分がいくつかある。特に土曜日に波があるんだ。

    日曜日のレースについては、今シーズンの95%ぐらいはかなり満足してるよ。もちろん、完璧じゃなかったレースもあった。マイアミとかは、振り返ってやり直したいところもあるけど、そういうものだよね。何でもうまくいくわけじゃない。

    でも日曜日については常に自信があるし、シーズンを通してその気持ちは変わってない。だから、あとはスタートポジションをもっといい場所にできるようにするだけ。それが一番大きな課題だと思ってる。

    だからモナコでは、そこを一番重点的に取り組んでた。勝てるかどうかに直結する部分だからね。

    Q:カルロス、ここはホームグランプリで、これまでに一番多くのポイントを獲得しているサーキットでもあります。自分の名前がついたスタンドもありますが、クルマ的にはあまり相性が良くないと言われています。ウィリアムズは、たとえ苦しい週末でもQ3進出やポイントを狙えるレベルに達したと思いますか?

    サインツ:うん、一番いい例はモナコかな。僕たちはモナコでもう少し良いパフォーマンスを出せると思ってたけど、予選でのセットアップの選択とかタイヤの準備の仕方でちょっとミスをしてしまって、それが週末全体に響いたんだ。

    それでも最終的には9位と10位でフィニッシュして、ポイントをダブルで取れた。でも僕たちはその結果にちょっとがっかりしてた。1年前にウィリアムズに「9位と10位ですよ」って言ってたら、大喜びだったと思う。でも今は違う。もっと上を目指せるってみんな分かってる。

    バルセロナは、もしかしたら中国以来で一番難しい週末になるかもしれない。規則変更もあるし、新しい要素もいろいろある。だから週末の展開をしっかり見極める必要があると思ってる。でも、良いレベルで戦える自信はあるよ。とはいえ、紙の上では得意なサーキットとは言えないね。

    Q:カルロス、モナコGPの後はポイントを取ったにもかかわらず、かなり落ち込んでいるように見えました。今後のモナコGPをより面白く、もっとレースらしいものにするために、どんな変更を加えるべきだと思いますか?

    サインツ:これはドライバー同士で話し合うべきことだと思う。FOMやFIAに提案するアイディアを、僕たちドライバーから出せるようにね。

    F1の中で、実際にクルマに乗ってる僕たちほど、レースがどうやって操作できるか、どうやって相手をブロックできるかを理解してる人はいない。3~4秒も遅く走っても、順位を守れてしまう。それが現実。

    だからこそ、スポーツのためにも、僕たち全員が一緒に座って、どうすれば少しでも改善できるかを考えるべきだと思う。完璧な答えはないけど、少なくとも「常識的な解決策」は見つかるかもしれない。

    今回FIAとFOMは2ストップ制を試してみた。でも、少なくともミッドフィールドでは全然機能しなかった。とはいえ、新しい試みを歓迎する気持ちはある。実験は大切だと思ってる。

    でも本当に重要なのは、上から押し付ける形ではなくて、僕たちドライバーも意思決定に加われること。それがスポーツにとってもプラスになると、僕は信じてるよ。

    Q:ランド、予選でのパフォーマンスを改善していると話していましたが、実際にはどうやってその作業に取り組んでいるのか教えてもらえますか?

    ノリス:いや、それは教えないよ。

    Q:カルロス、ウィリアムズに加入して8戦が終わりました。これまでの手応えはどうですか? そしてフェラーリと戦えるようなとき、どれくらい満足感がありますか?

    サインツ:この8戦にはすごく満足してるよ。結果にも満足してるし、チームの勢いもすごく良い。1年前、契約にサインしたときに「予選でポールに3コンマ遅れで、フェラーリやレッドブル、メルセデスを上回れる時もあるよ」って言われてたら、もっと早く喜んで契約してたと思う。

    チームの方向性はとてもポジティブだし、僕自身の順応も順調だと感じてる。ただ、チャンピオンシップのポイントという意味では、自分のパフォーマンスに見合った数字ではないと思ってる。

    でも、今シーズンはポイントそのものにはそこまでこだわってない。自分がどれだけ速く走れているか、マシンとの一体感があるか、クルマの扱いや戦略、週末の進め方をどう改善できるか、そういうところに集中してる。

    そこが今の僕らの弱点だと思ってるし、だからポイントがあまりついてこない。でも速ささえあれば、もっとレースを重ねれば結果はついてくると思ってる。

    Q:モナコで5秒以上も遅いペースで走るのはスポーツマンシップに欠ける行為だという声もあります。FIAが今後リアルタイムでラップタイムを監視して制限するべきだと思いますか? それと、ジョージがクリアラップを得るためにシケインをショートカットした動きについてはどう思いましたか? あなたなら同じことをしたと思いますか?

    ノリス:状況によるかな。モナコは昔から日曜日のレースは良くないって言われてるし、実際そうだった。でも、だからといって価値がないレースではない。みんなが勝ちたいと思ってるし、シーズンで一番楽しみにしてるレースでもある。

    これまでで最高のレースと呼ばれるものでも、オーバーテイクはゼロだったりする。それでもモナコが「ベストレース」って言われ続けてるのには意味があると思う。

    日曜日の改善については、クルマ側にできることがあると思うけど、それでも限界はある。ストリートサーキットってのは、もともとオーバーテイクが難しい。バクーみたいに2キロのストレートがあれば別だけど、モナコはコース全体でも2キロに満たない。

    だから僕としては、あまり大きな変化は必要ないんじゃないかと思ってる。むしろ土曜日をもっとスペシャルなイベントにするべきじゃないかな。ワンラップ予選とかね。

    2ストップ制も、それでレースが良くなったかっていうと、むしろチーム戦略に混乱を生んだぐらいだった。ある意味、それも見応えはあったけど、全チームがそういう戦略を考えるべきだったと思うし、もしやらなかったなら、やるべきだった。

    だから、僕は今のままでもいいと思ってる。ジョージの件に関しては…彼がやりたいことをやればいいんじゃないかな。

    Q:モナコをスプリントイベントにして、予選を2回やるのはどうでしょう?

    ノリス:いや、それも違うと思う。やっぱりモナコは、日曜日のレース1本であるからこそ特別なんだと思う。

    もちろん、勝てなくても2位や3位、ポイント争いはあるし、展開によっていろんなことが起きる。リスクを取る必要があることもあるし、運が味方することもある。

    でも、もっと大きなイベントにしたいなら、土曜日の予選を強調すればいい。レース自体は今のままでいいと思ってる。クルマが今の半分の大きさになれば別かもしれないけどね。

    でも、モナコは昔から今のままで、だからこそ意味がある。今のモナコをそのまま楽しめばいいんじゃないかな。

    ベアマン:同感だね。統計を見ても、モナコって昔からオーバーテイクが少なかった。今だけじゃない。昔も同じように退屈なレースだったんだよ。

    だからこそ、モナコでは土曜日の予選が一番面白いってこと。コースが小さいし、クルマが大きすぎるから、何も起きないのは当たり前。クルマを小さくしてもすべてが解決するとは思わないけど、それでも今よりは良くなるかもしれない。

    でも結局は、モナコでは予選が勝負。それが一番の理由で、みんな予選で前に出ようとするんだよ。

    サインツ:2人が言ったことに同意するよ。特に付け加えることはないけど、僕はもう少しオープンな姿勢で、日曜日をどうすれば改善できるか考えていきたい。

    やっぱりレースがしたいんだよね。スタートでの駆け引き、ピットストップ、オーバーテイクの可能性…そういうプレッシャーがあってこそ、レースは面白い。

    予選にもっと価値を持たせるのは賛成だけど、日曜レースの改善も諦めたくはない。正直言って、あの日曜日は本当にひどかった。あれほど遅いスピードでF1マシンを運転したことはなかったよ。

    クルマから降りたときに、あそこまでガッカリしたのは初めてだった。ミッドフィールドのドライバーたちは、みんな同じように感じてたと思う。だから、やっぱり何か改善の余地はあると思ってる。

    Q:ランド、土曜日に起伏があったと話していましたが、今回モナコのようなトリッキーなコースでポールを取れたことは、予選への自信向上につながりましたか?

    ノリス:うん、あそこでも言ったと思うけど、土曜日のポールの方が、日曜日の勝利より嬉しかったんだ。なぜかっていうと、みんなが分かってるように、モナコでは土曜日に結果を出さないといけないから。

    しかも、あれほどプレッシャーがかかって、あれほど緊張して、あらゆるミスが致命傷になる中で走るセッションなんて他にない。あれはたぶん今シーズン一番いい予選だったと思う。

    だからもちろん、自信はついたよ。でも、それで「もう完璧だ」って思ってるわけじゃない。まだまだ改善すべきことはたくさんあるし、自分がもっと良くできると分かってる部分もある。

    でも、それって1週間とか2週間で終わる話じゃない。もっと時間がかかるものなんだ。世界最高のドライバーたちと戦ってるわけだから、それくらい難しくて当然だと思ってる。

    だから焦らず、でもできる限り早く取り組みを進めてるよ。モナコで得たポジティブな要素は多かったね。

    Q:アレックス・ブルツがモナコのレイアウトに関して3つの変更案を提案していました。みなさんは見ましたか? それがレース改善の解決策になると思いますか?

    サインツ:うん、見たよ。彼が提案したのは、ローズヘアピンの入口を広くすること、トンネル後のシケインを少し奥にずらしてきつくすること、あとラスカスの入口をタイトにすることだったと思う。3つの小さな変更だね。

    僕の意見では、それで解決できるのは全体の1~5%くらいの問題だけだと思う。もちろん少しは効果があると思うよ。コース幅が広がれば、後ろを走ってるドライバーは少しプレッシャーをかけられるかもしれない。

    でも、今のクルマはあまりにも大きいし、ドライバーがコースの真ん中にクルマを置いて30km/hで走ったら、絶対に抜けない。だから、ルールじゃなくて根本的な問題なんだ。

    だから小さな変更では、劇的な改善は見込めないと思う。

    Q:ランド、もし今週末勝てば再びチャンピオンシップの主導権を握ることになります。そのことはどれくらい重要ですか? そしてタイトル争いはあなたとオスカーの2人に絞られたと感じますか? それともマックスはまだ脅威ですか?

    ノリス:これ、毎週聞かれてる気がする(笑)。答えは毎回同じなんだけどね。

    もちろん、ポイントリーダーになるのは良い気分だよ。でも、それが僕の普段の仕事や姿勢を変えることは何もない。努力の仕方も、目指すことも変わらない。スペインでも勝ちたいし、モントリオールでもオーストリアでも勝ちたいと思ってる。それだけ。

    それが今何位かってこととは関係ないし、関係なく頑張ってる。あと、「僕とオスカーだけの争いだ」なんて思ってる人がいたら、それはちょっとナイーブすぎると思うよ。

    マックスだってまだ優勝できる。フェラーリはフェラーリだし、今後シーズンが進むにつれて強くなると思う。

    それに、僕たちは毎週末マックスと戦ってるんだ。彼は表彰台にも何度も乗ってるし、レースにも勝ってる。イモラでは完全に彼の方が速かった。

    だから、「もうマックスは関係ない」なんて思う理由は何もないよ。

    Q:カルロス、カート時代にアレックス・パロウとレースしていましたよね。彼はF1に来るだけの実力があると思いますか?

    サインツ:絶対にあると思う。インディ500で勝てるようなドライバーなら、F1でもチャンスを与えられるべきだと思うし、それにふさわしいと思う。

    彼、マクラーレンのクルマでテストしたことあったよね? FP1も走ってたと思うけど。

    ノリス:たぶんオースティンで走ったよね。

    サインツ:うん。僕は彼のこと、カデット時代にチームメイトとしてすごく高く評価してたんだ。カートでは本当に速かったしね。でも、アメリカでやってることは、それ以上にすごい。

    あそこまで支配的な活躍を見せるには、本当に才能がないと無理だから。もちろんF1とはまったく違う世界だけど、それでも彼のやっていることには敬意と尊敬しかないよ。