カテゴリー: F1ドライバー

  • 2025年F1 イギリスGP 予選:11番手以下 ドライバーコメント

    2025年F1 イギリスGP 予選:11番手以下 ドライバーコメント

    2025年F1 イギリスGPの予選で11番手以下だったドライバーのコメント。7月5日(土)にシルバーストン・サーキットで2025年のF1世界選手権 第12戦 イギリスグランプリの公式予選が行われた。

    Q3進出を逃した11番手以下では、カルロス・サインツJr.が安定した走りを見せ、好調な週末を継続。角田裕毅はパワーユニットの不調でタイムを伸ばし切れず12番手に終わったが、内容面では確かな進歩を示した。

    一方、レーシングブルズ、ウィリアムズ、ザウバー勢はいずれも予選で伸び悩み。特にフランコ・コラピントはQ1終盤のクラッシュで赤旗を出し、最後尾からのスタートに。明日の決勝では、変わりやすい天候を味方につけられるかがカギとなりそうだ。

    11番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「今日はこれ以上の結果は難しかったと思う。Q3まではあとほんのわずかだったけど、今週末は一貫して10番手から14番手あたりの位置にいたし、今のポジションは今の実力を正確に表していると思う。今回はセットアップの実験的な要素も多く、予選に向けた理想的な準備ができていたわけではなかったけど、最終的なラップはとてもクリーンに走れた。明日のレースペースには自信があるし、ポイント獲得に向けて最善を尽くす。母国でのファンからの応援もすごく力になっているので、いいレースを届けたい」

    12番手:角田裕毅(レッドブル)
    「プッシュラップの入りは普通のローンチだったけど、その時点でパワーが少し抜けていて、ターン3まで本来得られるはずのエネルギーがなかった。コンマ1秒ぐらい失っていたと思うし、他の場所でも本来感じるはずのブースト感がなかった。データでも明らかにロスが見えていて、特にターン3への加速は目立っていた。こういう大事なときにこのトラブルが出るのは本当に悔しい。週末の準備には自信があったし、クルマの調子も良かったからこそ、フラストレーションが大きい。あのトラブルがなければQ3には行けたと思うし、実際すごく良い流れでプッシュできていた。今週末は一歩進めた感触もあるから、余計に悔しい。とにかく普通の予選がしたいというのが正直な気持ち。目標はポイントだし、これまでの週よりも良いポジションからのスタートになるから、チャンスはあると思っている。セットアップや週末を通しての変更にも満足しているし、FP2のロングランでは手応えがあった。明日のレースでは何をすべきかも見えているので、前向きな気持ちで臨むよ」

    13番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    「正直がっかりな予選だった。週末を通してクルマは好調だったし、予選の序盤も良いスタートが切れたけど、他チームがさらにタイムを見つけていく中で、僕たちは限界に早く達してしまった感じがある。かなりギリギリのところまで攻めていたけど、そこからさらにタイムを削ることができなかった。シングルラップでは少し苦戦しているので、明日を見据えるとロングランは厳しいかもしれない。それでも、長いレースだし、ポイント獲得を目指して全力を尽くすつもりだ」

    14番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「今日の内容は振り返る必要があると思う。フランコのクラッシュ後に新しいタイヤを履いたけど、赤旗が出そうなタイミングでコースに出てしまって、結局そのセットを無駄にしてしまった。Q2の最初のアタックは中古タイヤだったけど意外と良くて、2回目のランが本命だったけど、そこがうまくいかなかった。週末を通してペースは良かったから余計に悔しい。クルマはQ3に行けるだけの力があったと思う。僕自身Q2の内容には満足していないし、自分たちを難しい状況に追い込んでしまっている。ウィリアムズとしては常に改善を目指しているし、こういう日こそ課題がはっきりする」

    15番手:エステバン・オコン(ハース)
    「相変わらず接戦だったし、残念ながらアウトラップにいくつか問題があって、最後のアタックがクリーンにできなかった。明日の天候がどうなるか次第だけど、もしデグラデーション(摩耗)が高ければチャンスが広がるはずだ。とはいえ、ここまでの2戦と比べると今回は少し厳しい状況だけど、確実に良い方向には向かっていると思う。明日は全力を尽くす」

    イギリスGP F1 イギリスグランプリ 2025年のF1世界選手権

    16番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「Q1敗退は本当に悔しい。週末を通してクルマは速かっただけに、こういう結果は特につらい。気温が下がった影響でタイヤの温度が上がらず、ラップの入りからグリップがなくて、最後まで改善されなかった。予選を台無しにしてしまったような感覚がある。こういう敏感なタイヤの特性は今に始まったことではないけど、もっと対応できたはず。今のポジションからだと、戦略を変えていく必要がある。ここは天気が読めないから何が起きても不思議じゃない。トップ10フィニッシュを目指して全力で臨むつもりだ」

    17番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    「ここまでの週末は厳しい展開だった。初日のセッションからずっと全体的なペースとバランスで苦しんでいて、強風の影響もあってさらに難しくなった。このクルマは風に弱い特性があるけど、それはどのチームも同じだ。オーストリアではすごく強かったのに、今回はサーキットとの相性が良くなかった。練習走行では何度かスピンもしてしまい、アップグレードされたフロアを壊してしまった。それで予選では旧仕様を使うことになったけど、この接戦のミッドフィールドではそれが響いたと思う。それでも、自分としてはすべてを出し切ったつもりだ。ミスやスピンは理想ではないけど、限界を攻めれば起こることだし、自信を失ったわけではない。チームには修復作業をしてもらって本当に感謝している。予選では最初のラップから全開で攻めたし、さっきクラッシュした同じコーナーでもしっかり踏み込めた。明日は何があってもチャンスを逃さず、全力でポジションを上げていきたい」

    18番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「今日は全体的に難しい一日で、予選も厳しかった。昨日はクルマのセットアップに満足していたんだけど、今日はバランスもペースも見つからなかった。先週と同じような感じで、金曜は競争力があるように見えて、燃料を減らして予選モードになると急に苦戦する。正直その原因がはっきりしないので、もっと分析が必要だ。明日は後方からのスタートになるから厳しい一日になるけど、何ができるか見ていきたい」

    19番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    「ここまで本当に厳しい週末で、ペースが足りないのは明らかだった。風が強くなってからはセクター1が特に難しくなって、思うようにラップをまとめられなかった。雨が近づいていた影響もあってコンディションは不安定だったが、それはみんな同じ。でも僕たちは特に影響を受けていたように感じた。最近は競争力のある週末が続いていたけど、このサーキットは僕たちのクルマの弱点を浮き彫りにした。明日は天候が変わる可能性もあるし、そこに活路を見出したい」

    20番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「全体的に悔しい形で一日を終えることになってしまった。Q1の最後のランでスピンしてバリアに軽く当たってしまい、ピットに戻ろうとしたけど結局ダメでコース上に止まるしかなかった。コンディションは今週ずっと難しくて、特に最終コーナーの出口で失ってしまった。足りない部分を埋めようと攻めた結果だけど、リアを失ってしまった。チームにとっても申し訳ないし、明日は気持ちを切り替えて前を向くしかない。雨が降れば展開が大きく変わる可能性もあるから、チャンスが来たら絶対にものにしたい。それにしても、今日のピエールのパフォーマンスは見事だったと思う。チームの努力が報われて良かった」

  • 2025年F1 イギリスGP 初日フリー走行:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1 イギリスGP 初日フリー走行:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1 イギリスGP初日のフリー走行でトップ10入りしたドライバーのコメント。7月4日(金)にシルバーストン・サーキットで2025年のF1世界選手権 第11戦 イギリスグランプリのフリープラクティスが行われた。

    2025年F1イギリスGP初日のフリー走行は、地元の声援を背にランド・ノリスがトップタイムを記録。マクラーレン勢が好調を維持する中、フェラーリのシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンも接戦を演じ、フロント争いは僅差の展開となった。

    レッドブルのマックス・フェルスタッペンはマシンバランスに苦戦しながらも上位に食い込み、注目のルーキー、アンドレア・キミ・アントネッリも6番手に食い込んでみせた。

    レーシングブルズの2台も引き続き存在感を見せており、アイザック・ハジャーとリアム・ローソンが揃ってトップ10入り。アストンマーティンのランス・ストロールもアップグレード後のパッケージで好感触を得ており、メルセデスのジョージ・ラッセルもタイヤマネジメントの課題を抱えながら確実に走行データを蓄積した。トップ10は0.7秒以内の僅差で、予選に向けた戦いがますます注目される。

    1番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「今日はコンディションが難しかった。思っていたほど簡単ではなかったけど、全体としては好調に見える。まだ金曜日だから、現時点で誇れることは特にないし、このポジションを維持するには今夜やるべき作業がたくさんある。ライバルたちも非常に強力に見えるし、週末が進むにつれてもっと強くなってくるはず。我々は今夜しっかりと準備して、明日の予選に集中する」

    2番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「今日はなかなか良かった。マシンの中での感触も良好だったけど、まだ改善の余地はある。予選仕様ではまだ少し後れを取っているように感じるけど、決勝ペースにはより自信がある。このサーキットを走るのは本当に楽しいし、明日が楽しみだ」

    3番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「今日は本当にワクワクする一日だった。フェラーリのマシンで初めてシルバーストンを走れたことは信じられないほど素晴らしい経験だった。両セッションともにマシンの感触は良くて、FP2では最速ラップのときに少しトラフィックに引っかかったから、まだタイムを縮められる余地はある。ここに戻ってくるのはいつだって素晴らしい。このサーキットは世界で一番好きな場所だし、金曜日からこれだけの観客がいるのも本当にうれしい」

    4番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「まずまずの金曜日だった。まだ少し詰めるべき部分はあるけど、全体としてペースは良くて、ポジティブな初日だったと思う。ライバル勢も週末を通して接戦になりそうだから、どうなるかはまだわからない。こんな素晴らしい観客の前で再び走れたのはうれしいことだ」

    5番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「僕にとってはあまりいい一日ではなかった。マシンのバランスを見つけるのが難しくて、コーナーでもうまくいかなかった。風の影響はかなり大きかったけど、それを言い訳にはできない。もちろん誰にとっても同じ条件だからね。今週末の僕たちのマシンは風にとても敏感に感じる。明日に向けてデータを分析して、改善点を探っていくしかないけど、現時点では全体的にパフォーマンスが足りていないように思う」

    イギリスグランプリ 2025年のF1世界選手権) F1 イギリスGP

    6番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「今日は今シーズンの中でも特に難しい金曜日だった。予想より気温がかなり高くて、タイヤの管理が大変だった。でもマシンのバランスは悪くなかったし、全体的には満足している。シルバーストンは本当に素晴らしいサーキットで、限界を探っていくのが楽しかった。改善できる点は明確にあるし、自分のドライビングもまだ良くできると思うから、今夜が楽しみだ。明日は気温が少し下がる予報が出ていて、雲が出ることで路面温度も下がりそうだ。それが助けになるかもしれない。今夜しっかりと準備を整えて、今日強かったマクラーレンやフェラーリに対抗できるようにしたい」

    7番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「シルバーストンは素晴らしいサーキットで、毎年ここに戻ってくるのが大好きなんだ。チームのファクトリーからすぐの場所で走る特別なレースだし、毎年もらえるサポートや雰囲気は格別だ。今日はFP2でいいラップがいくつか走れたし、マシンの感触もまずまずだった。でもまだ週末は始まったばかりだから、これからデータを見て改善できるところを探っていく」

    8番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今日はシルバーストンで暑い一日になって、路面温度は40℃以上だった。タイヤを管理するのが難しくて、我々が天候に左右されるのはもどかしいが、夏の時期はこれが常態になるから、改善に向けて全力で取り組んでいる。明日から気温が下がるという予報が出ているから、それが助けになる可能性はあるけど、ただ願っているだけじゃなく、今夜は改善のためにしっかり取り組む。ここシルバーストンで走るのは大好きだし、ファンの皆の前で良いレースができるよう、まだ戦える位置に自分たちを持っていきたい」

    9番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    「今日はシルバーストンでいいスタートが切れた。FP1でもFP2でもかなり速かったし、セッション間でいくつか変更したセットアップも功を奏した。路面温度が高かったからC3(ミディアム)とC4(ソフト)の性能差があまりなかったけど、明日は涼しくなりそうだからソフトの方が有効かもしれない。ロングランではリアムと分担して、僕はソフト、彼はミディアムで走ったから、それもいい比較になった。風が強くてコーナーごとに挙動が読めない状況だったけど、うちのクルマは安定していたし、全体的にはいい金曜日だったと思う」

    10番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「まずまずのスタートが切れたし、全体的にかなり接戦になっている。先週と同じような流れだけど、引き続き細かい部分を詰めていく必要がある。セッションごとに少しずつセットアップを調整していて、風が強くてバランスが崩される中でも、クルマは本当に速く感じる。F1マシンで初めてシルバーストンを走ったけど、すごく楽しい経験だった。明日も良いプラクティスをして、Q3を狙える位置につけたい」

  • 2025年F1 イギリスGP 初日フリー走行:11番手以下 ドライバーコメント

    2025年F1 イギリスGP 初日フリー走行:11番手以下 ドライバーコメント

    2025年F1 イギリスGP初日のフリー走行で11番手以下だったドライバーのコメント。7月4日(金)にシルバーストン・サーキットで2025年のF1世界選手権 第11戦 イギリスグランプリのフリープラクティスが行われた。

    中団以降では、風に翻弄されながらもアレクサンダー・アルボンやフェルナンド・アロンソが安定した走行を見せ、ポジティブな手応えを得た。一方で、ガブリエル・ボルトレトやエステバン・オコンもパッケージの理解を進めながら、決勝に向けた布石を打った。

    角田裕毅は1セッションのみの走行となったが、改善点を見出しつつ翌日に向けて前向きな姿勢を示している。

    その一方で、カルロス・サインツJr.やニコ・ヒュルケンベルグ、アルピーヌ勢にとっては課題の多い一日となった。特にピエール・ガスリーとフランコ・コラピントは高速コーナーでのグリップ不足と一貫性のなさに苦しみ、セットアップの見直しが急務となっている。全体的に風の影響が大きかった金曜日だが、明日は気温が下がる予報もあり、勢力図が一変する可能性も残されている。

    11番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「今日はとにかく風が強くて、全体的に難しいコンディションだった。思ったほどのペースは出せなかったけど、マシンをより乗りやすくする方法を見つけて、明日もっと強くなって戻ってこられるようにしたい。風があるとオーバーステアやアンダーステアがコーナーごとに変化して、シルバーストンのような開けたサーキットでは特に難しい。FP2では良い方向に変更を加えられたと思うし、予選に向けては前向きな流れになっている」

    12番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「今日の走行だけでは、自分たちがどの位置にいるのか判断するのは難しい。FP1では新旧パッケージの違いがそれほど大きく見えなかったけど、FP2ではいろいろなセットアップを試してデータを集めた。シルバーストンの金曜日らしく風がとても強くて、分析することがたくさんあるけど、トラブルもなくクリーンに走れたし、明日どこまでできるか見てみよう」

    13番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    「全体的にポジティブな一日だった。マシンバランスの理解に集中していて、今進んでいる方向性には満足している。F1マシンでシルバーストンを走るのは本当に楽しいし、とてもやりがいのあるサーキットだ。とはいえ、風がとても強くて不安定だったし、特にリアが落ち着かない場面もあった。今夜はセットアップの細かい部分を詰めて、明日に向けてさらに改善したい」

    14番手:エステバン・オコン(ハース)
    「今日は興味深い一日だった。マシンにいくつか変更を加えていて、新しいパーツも入っていたから、それらの理解と最適化に集中した。風が強くて難しかったけど、明日はまた全然違う状況になるかもしれない。まだもう少しパフォーマンスを引き出す必要があるけど、今日は金曜日にすぎないし、すべてが見えるわけじゃない。明日に向けてさらに引き出せるように頑張るよ」

    イギリスグランプリ 2025年のF1世界選手権

    15番手:角田裕毅(レッドブル)
    「マシンの感触は悪くなかったんですけど、明日に向けてまだやることは多いですね。シルバーストンは走っていて楽しいですし、先週末はマシンのフィーリングがすごく良くて、決勝までは本当に手応えがあったので、今週もその延長でしっかり仕上げていきたいと思っています。今日は2台で仕様の違いを比較していたので、その適応の仕方を考えているところです。明日は気温が下がりそうなので、それが助けになるかもしれません。まだ1回しか走っていませんが、自分のドライビングとセットアップで改善できる部分がいくつか見えてきたので、それをうまく最適化していければと思っています」

    16番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「今日は風が強くて安定した走行をするのが難しかった。とはいえ、信頼性の改善に焦点を当てたプログラムを一通りこなすことができて、有益なデータを集められたと思う。明日のFP3ではもう少しパフォーマンスに集中したい。気温も下がる予報が出ているし、風も引き続き強そうだから、それがどんな影響を与えるかを見ていきたい。予選に向けて面白い展開になりそうだ」

    17番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    「今日はちょっと変わった金曜日になった。FP1を外から見て、FP2でようやくマシンに乗ったからね。コンディションはとても風が強くて、思ったように走るのが難しかったけど、それは全員同じ。FP2ではすぐに良い感触が得られて、まずまずの基礎は作れたと思う。これからは完全に集中して、残りの週末に向けてプッシュしていく」

    18番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「今日は本当に難しい一日だった。チーム全体で取り組むべき課題が多くて、もっとパフォーマンスを引き出すために解決策を見つけないといけない。どこに問題があるのかは明確で、特に高速コーナーでグリップ不足に悩まされている。今季これほど悪い感触はなかったけど、徹底的に分析して、解決策を見つけるつもりだ。明日がもっと良い一日になることを願っているし、予選にしっかり照準を合わせていく」

    19番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「エステバンが午前中に新しいパッケージを試して、期待どおりに機能していたから、午後には僕のマシンにも導入した。でもその結果としてバランスが変わって、アンダーステアが強く出てしまった。とはいえ、変更によってクルマが正しい方向に動いているのは確かで、あとは微調整が必要だ。明日は雨の可能性もあるけど、ここではそれも毎年のことだし、普段より土曜のペースが良い傾向があるから、調整次第で戦える位置にいけるはず。難しい一日ではあったけど、ここを走れること自体が喜びだし、ファンの声援には本当に感謝している」

    20番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「今日は簡単な一日ではなかった。もっとマシンからパフォーマンスを引き出す方法を見つけないといけない。これまでのレースと比べれば良い金曜日だったと思うけど、一貫性に欠けている部分がある。ラップの一部では良くて、別の部分ではそうでもない、という傾向があるのが今の課題。ドライブのしやすさという点で改善が必要だけど、こういったコンディションにも対応できるようにしっかり準備して、明日に向けて前進していきたい」

  • F1イギリスGP:記者会見 Part.2 – ルクレール、角田裕毅、ラッセル

    F1イギリスGP:記者会見 Part.2 – ルクレール、角田裕毅、ラッセル

    2025年F1イギリスGPを前にした木曜恒例のドライバーズプレスカンファレンスの「PART TWO」には、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、角田裕毅(メルセデス)、そして地元イギリス出身のジョージ・ラッセル(メルセデス)の3人が登壇。3人はシーズン前半の評価や今後の課題に加え、チーム内での立場や将来に関する率直な思いを語った。

    ルクレールはフェラーリのアップグレードに期待を寄せつつも、マクラーレンの優位性を認め、「差を詰めるには複数の要素が必要だ」と冷静に分析。

    角田裕毅は「RB21への適応には時間がかかる」としつつも手応えを感じ始めていると述べ、サポートを強調。ラッセルは契約問題への集中報道にも動じる様子を見せず、「パフォーマンスがすべてだ」と強調した。

    Q:では今日はシャルル選手から始めさせていただきます。直近4戦で3回の表彰台を獲得されていますが、今回のイギリスGPに向けて、フェラーリとご自身の自信のほどはいかがでしょうか?

    シャルル・ルクレール: そうだね。まず最初に、最近の傾向にはかなり満足している。僕らは一歩一歩前進している。でもまだ完全には満足していない。というのも、最終的な目標はレースに勝つことだから。とはいえこのレースは、過去にも僕たちがけっこう競争力を発揮していたサーキットだと思う。ルイスはここでいつも素晴らしい走りをしているし、今週末はいい週末になることを願っているし、優勝を狙えたらと思っている。最後に優勝争いをしたのはかなり前だから、今回こそはそのチャンスになるといいね。

    Q:まだ満足されていないとのことですが、今季は折り返し地点に来ました。これまでフェラーリとして何を成し遂げてこられたか、また後半戦に向けての展望を教えていただけますか?

    ルクレール: 今シーズン前半は、僕たちが予想していたよりもずっと厳しかった。去年はシーズン終盤にかけて優勝争いをして、コンストラクターズ争いもしていたから、今年は少なくとも同じ位置からスタートできると期待していたけど、実際はそうじゃなかった。もう少し苦戦していたね。でも今は、開発によって自分たちの方向性が見え始めていて、前に進めている。これからさらにアップグレードもあるし、できるだけ早く投入されれば、マクラーレンやレッドブルとの差を縮める助けになると思う。メルセデスは少しアップダウンがあるように見えるけど、結局は僕たちがほかよりもいい仕事をして、前のチームに追いつかないといけない。

    Q:後半戦はどのようになりそうでしょうか?

    ルクレール: わからないけど、前半戦よりは明るい展開になることを願っている。

    Q:ありがとうございます。それでは角田選手にうかがいます。オーストリアGPでは厳しいレースとなりましたが、当時抱えていた問題についてはご理解されましたか?

    角田裕毅: レース中の問題は自分自身の判断ミスでした。オーバーテイクを試みたときに、たぶんあと1周待ってもよかったと思うんですけど、あの場面であそこまで全開で行く必要はなかったですね。なので、あのときのレースクラフトは自分にとって理想的じゃなかったです。

    ペースに関しては、フロントウイングを交換してからは正直そんなにいい参考にはならなかったと思っています。ただ、今自分が一番集中して取り組んでいるのがこの部分で、特にロングランは、これまでいつも苦手だったので、今回の週末に向けて何ができるかをこの数日間すごく考えてきました。これまでやったことがなかったアプローチもいくつか試そうと思っているので、今は前向きな気持ちです。ショートランについても、自信を持てるようになるまで、もう少しのところまで来ていると思います。

    Q:一部の方は、レッドブルは「1台体制」だと見ておられます。レッドブル・レーシングの全員から全面的なサポートを受けているという実感はおありでしょうか?

    角田裕毅: はい、もちろんです。特に最近は、クリスチャンやヘルムートから、これまで以上にサポートを感じています。たとえば、気分をリセットするためにレッドブル・レーシングのフィジオと一緒にイギリス南部に行ったんですけど、それも2人の提案で、自然の中でリフレッシュすることが目的でした。それが自分のリズム作りにすごく役立ちました。

    それに、今まで試したことのないことをいろいろやらせてもらっていて、普通なら許可されないようなこともやらせてくれているので、本当に感謝しています。

    Q:ありがとうございます。ジョージ選手、お会いできてうれしいです。新しい契約は決まりましたか?

    ジョージ・ラッセル: いきなり直球だね。前回話したときから何の進展もない。正直に言うと、今シーズンのほとんどで話してきたように、僕はただドライビングに集中している。この週末は僕にとってもチームにとっても特別なレースだし、母国グランプリは一年の中で一番好きなレースだから、全神経を集中して勝利を狙いたい。去年はここでポールポジションを取って、レースの最初の3分の1をリードしていた。今年は気温も僕たちにとってやや有利になりそうだ。去年ほど良い条件ではないけど、少なくとも先週のオーストリアよりは良い。明らかに、あそこで僕たちは苦しんだからね。とにかくこの週末を楽しみにしている。

    Q:パフォーマンスには期待しています。ただ、契約に話を戻させていただくと、これだけ話が長引くと、チームの忠誠心に疑問を持ったりなさいますか?

    ラッセル: 公になっていないけど、裏ではたくさんの会話をしているし、彼らがどこに忠誠を置いているかは分かっている。公表する必要もないし、世間に伝える必要もない。確かに今週は、いろいろなニュース記事や憶測が出たことで会話が増えたけど、僕の立場からすると、それによって変わることは特にない。前にも言った通り、自分が今これまでで一番良いパフォーマンスをしていると感じているし、それがすべてを物語っている。それだけだ。

    Q:他チームと話をされていますか?

    ラッセル: いや、してない。

    記者からの質疑応答

    Q:ジョージ選手、これがF1でのベストシーズンだと感じておられますか? その一方で噂の渦中にあることについて、不公平だと思うことはございますか?

    ジョージ・ラッセル: それは周りが判断することだと思う。僕自身はけっこう図太い方だし、ニュースも噂もほとんど読まない。ただ事実に集中して運転している。今年の初めにも言ったけど、契約があってもパフォーマンスがなければシートを失うし、パフォーマンスを出せば自然と状況は整う。だから、僕としてはこれ以上言うことはあまりないし、これまで通りドライビングに集中するだけだ。

    Q:他チームと契約について話されるご予定はありますか? また、そうした動きがあった方がよいとお考えですか?

    ラッセル: すべてのチームには2つのシートがあるし、各チームが将来の可能性を探っているのは当然のことだと思う。それを個人的に受け止めたりはしていない。僕は最初から誰とでもチームメイトになる準備があると言ってきた。もちろんいろいろな会話や噂があるし、それが僕に向けられているのも理解している。でも僕自身の立場は変わらない。これからもメルセデスと一緒にやっていきたい。トトは僕を裏切ったことは一度もないし、いつも約束を守ってくれている。ただ、彼はチーム全体のことを考えなければならない。それは僕だけじゃなくて、メルセデスで働く何千人もの人々のためでもある。だから僕にとっては心配することではないし、チームメイトが誰になるかも気にしていない。ただドライビングに集中するだけだ。

    Q:FIA会長選で新たな候補者が出てくる可能性があるようですが、GPDAの代表として、ビン・スライエム会長との争いが起きることについて、どうお考えでしょうか?

    ラッセル: 競争があるというのは、人生において常に良いことだと思う。人のベストを引き出してくれるからね。過去には我々もその点について声を上げてきたことがあるけど、最近は状況が改善してきていると感じている。それはこのスポーツに関わるすべての人にとって良いニュースだと思う。最終的には、1つのポジションをめぐって2人が争うなら、ベストを尽くすしかない。ドライバー契約と似たようなものだ。

    Q:契約の話に戻って恐縮ですが、メルセデスはご自身にとってチャンピオン獲得のために最適なチームだとお感じですか?

    ラッセル: そう思っている。来年に向けては不確定要素が多すぎる。クルマのことも、エンジンや燃料のことも、すべてが未知数だ。その中で、両者にとってベストな選択は、今の体制を継続することだと思っている。僕たちはサーキットで高いレベルでパフォーマンスを発揮できているし、僕自身も良い状態だ。来年でメルセデスに加入して5年目になるけど、マクラーレンのランドや、フェラーリのシャルルのように、長くチームにいるドライバーにとっては、レギュレーションが大きく変わる局面では一貫性が最大の武器になる。

    Q:シルバーストンはF1にとって特別な場所ですが、ご自身にとってこのサーキットはどれほど重要で、最初の思い出は何でしょうか?

    ラッセル: すごく鮮明に覚えているのが、2009年のグランプリのスタートだ。当時はコプスコーナーの外側、ターン1のあたりに座っていた。あのときの音とスピードが本当に鳥肌もので、衝撃的だった。当時はカデットクラスでカートをやっていたけど、あの瞬間に「いつかここに立ちたい」と思った。その後、ここで初レースをして、初勝利もあって、F1マシンでの初テストもこのサーキットだった。思い出がたくさんある。

    角田裕毅 F1 イギリスグランプリ

    Q:角田選手にお伺いします。レッドブルはドライバーに対してプレッシャーをかけるチームでもあると思いますが、今シーズンここまでRB21に8戦ほど乗ってこられて、その適応には1シーズンくらいかかるものなのでしょうか?あるいはマックス選手以外のドライバーには時間が必要だとお感じですか?

    角田裕毅: そうですね、ドライバーにもよると思いますけど、同時に、これまで誰もこのマシンにすぐ慣れたという感じは見たことがないです。なので、それが現実なんだと思います。

    ただ、ショートランに関しては少しずついい方向に行っている感触はあります。オーストリアではQ1を通過できませんでしたけど、ギャップ自体はかなり僅差でしたし、マックス選手との比較で言えば、今後投入される予定のアップデートもあります。フルパッケージが揃えば、求められているレベルには届く自信はあります。そこを目指して努力しています。

    ロングランについては、まだ課題が多いですけど、改善の糸口は見つかってきています。これまで試したことのないドライビングスタイルもいくつか見つけていて、それをこれから試すつもりです。

    あとは、コンディションが毎回変わる中で、VCARBにいたときのように最初の1周から全開で行けるほど自信を持てる状態ではないというのもあります。でもレッドブルでは、まず自分の中でビルドアップしていくのが正しいアプローチだと思っていて、間違っているとは思っていません。ただ、少し時間がかかるだけかなと思っています。1シーズンかかるかどうかは分かりませんけど、少なくとも良い方向に進んでいるのは確かです。

    Q:ルクレール選手に伺います。今後投入される予定のアップグレードで、マクラーレンとのギャップは縮まるとお考えですか?

    シャルル・ルクレール: そう思ってなかったら不安になる。僕たちはそのギャップを縮めるためにすべての努力をしているし、今後投入予定のアップグレードでも、今の弱点に対処できるはずだ。それで差はある程度縮まると思う。

    ただ、完全にギャップを埋められるかというと、それは違うと思う。今の彼らの優位はかなり大きいし、それは1つのパーツや1回のアップデートだけでどうにかなるレベルじゃない。いくつもの要素が積み重なって、今の速さがあるからね。

    でも少しずつギャップが縮まれば、彼らにプレッシャーをかけることができる。今のマクラーレンは余裕を持ってレースをしているから、僕たちがもう少し近づければ、ミスを引き出せるかもしれない。そういう戦い方ができるといいなと思ってる。

    Q:角田選手にお伺いします。ドクター・マルコはこれまで何度か、今季中に他のドライバーと交代させるつもりはないとおっしゃっていました。そのような言葉を受けて、今季のシートが確保されているという安心感はございますか?

    角田裕毅: はい、もちろん「2戦以内に交代する」と言われるよりは、安心感があります(笑)。でも、そう言ってもらえているとはいえ、やっぱり毎戦で結果を出さなきゃいけないのは変わりません。

    オーストリアのレースについては、ヘルムートさんはもちろん満足していなかったですけど、それでも引き続きサポートしてくれています。自分のスピードや才能を信じてくれているので、あとは自分がそれをコース上で証明しないといけません。

    彼は昔からずっと率直な方で、良かったレースは褒めてくれるし、悪かったときは何がダメだったかハッキリ言ってくれます。そのプレッシャーが逆に自分の能力を引き出してくれることもあって、それはジュニア時代から変わっていません。今はそのサポートに感謝しています。

    Q:角田選手にもう一つお伺いします。ザク・ブラウンさんが「マックス選手がいなければレッドブルはレーシングブルズよりも下」と発言されました。これについてどのように感じられましたか?

    角田裕毅: たしかに、それは事実かもしれないです。でも、どういう意図でそう言ったのかはちょっと分からないです。

    現時点の自分のパフォーマンスだけを見れば、たしかにそう言われても仕方ないかもしれません。ただ、自分はレッドブルのプレシーズンテストには出ていないので、正直まだ100%全体像を把握しているわけではないです。

    VCARBに関しては、シーズン序盤からかなりいいパフォーマンスを見せています。オーストラリアでは運が悪かったですけど、ちゃんと戦略が決まっていれば、中国も含めてもっとポイントを獲れていたはずです。そこは良かったと思っています。

    でも今は完全にレッドブルに集中していますし、このクルマはちゃんと機能すれば強いです。大事なのは、もっと理解を深めて、エンジニアとしっかり連携して、自分のドライビングをさらに合わせ込んでいくことです。そのために努力していますし、もっと引き出せると思っています。

    Q:最後に3人のドライバー全員にお伺いします。今年は現行レギュレーションの最終年ということで、上位4チーム間の競争がより接近することを期待されていた方も多かったと思います。ですが実際には、皆さんのチームはマクラーレンに後れを取っている印象です。なぜこのような差が生まれてしまったとお考えでしょうか?

    ジョージ・ラッセル: もしその理由が分かっていたら、僕たちは遅れていなかったと思う。正直なところ、明確な理由は分かっていない。彼らはタイヤの扱いがすごく上手いし、高温のレースでも速い。アップデートが期待通りに機能しているんだと思う。

    一度、開発の正しい方向性を掴めれば、得られるリターンは非常に大きい。マクラーレンはその完璧なラインに乗ったんだろうね。

    でも今のマシンやレギュレーションは簡単じゃない。来年の変更もあるけど、あれも簡単ではないと思う。ただ、クルマはもっと普通の構造に近くなるかもしれない。その代わり、パワーユニットやバッテリーの問題が加わってくる。それはまた別のチャレンジになる。

    シャルル・ルクレール: ジョージの言ったことにはすごく同意する。マクラーレンが今年ここまで大きく前進するとは、たぶん多くの人が予想してなかったと思う。というのも、レギュレーション最終年って、通常はみんなのパフォーマンスが収束してくるからね。

    でも今年は、彼らだけが大きなステップを踏んできた。たぶん何か一つの要素で速くなったわけじゃなくて、いろいろな要素を他のチームよりうまく組み合わせているんだと思う。

    特に暑いコンディションでの改善が著しい。今年のバーレーンのFP3だったと思うけど、あの暑さの中でオスカーが出したラップタイムには本当に驚かされた。言葉を失うような速さだったし、なぜあのタイムが出せたのか理解できなかった。

    つまり、彼らは何かを見つけたんだと思う。特に暑さの中で、タイヤの使い方も含めて、僕たちがまだ理解しきれていない何かをね。

    角田裕毅: 自分は去年レッドブルで走っていなかったので、正直なところ、比較するのは難しいです。

    Q:ジョージ選手にお伺いします。来年について、いつまでに結論が出る必要があるとお考えでしょうか? トト・ヴォルフさんとはその件で話し合っておられますか?

    ジョージ・ラッセル: 正直に言うと、具体的な期限があるわけじゃない。もちろん自然な流れとしては、サマーブレイク前には決まっていたいとは思っているけど、僕はメルセデスにマネジメントされている立場なので、自分の手で進められる話ではない。

    だから今のところは特に何も考えていないし、もちろんこうして毎回聞かれるけど、話せば話すほど進展がなくなる気もする。タイミングが来たら決まるだろうし、おそらく数週間以内には何かしら起きるとは思うけど、今は様子を見ている段階だ。

    Q:ジョージ選手にもう一つお伺いします。仮に来年メルセデスとの契約がまとまらなかった場合、F1で自身の目標や地位に見合う代替プランについては、どの程度の自信をお持ちでしょうか?

    ラッセル: かなり自信がある。これまでの自分のパフォーマンスを見れば、それだけで十分だと思っている。あまり多くを語る必要はないね。

    過去に他チームから接触があったときも、「僕はメルセデスに忠誠を誓っている。未来もそこにある」と伝えてきた。実際、マネジメントもメルセデスだから、まずはメルセデスを通して話す必要があるし、それが前提だ。

    ただ関心がなかったわけじゃない。でも僕は常にメルセデスに集中してきたし、今もそう。最終的にはすべてうまくいくと信じている。そして来年僕がメルセデスにいない可能性は、極めて低いと思っている。

    Q:ルクレール選手にお伺いします。2026年マシンをシミュレーターで走らせた際の印象について、あまり好感を持たれなかったとおっしゃっていましたが、現在のレースと並行してそのような準備を進めることの難しさについてどうお感じでしょうか?

    シャルル・ルクレール: 並行して走っていても、あまり混乱するようなことはない。それくらいまったく違うクルマだからね。

    で、あのとき僕が言ったコメントを少し補足しておきたいんだけど、あれは別に僕たちのチームだけに当てはまる話じゃない。他のチームがどうこうという話ではなく、あくまでレギュレーションそのものが、僕らドライバーにとって少し魅力に欠けるという意味だった。

    でも、だからと言ってモチベーションが下がっているわけじゃない。むしろ、新しいレギュレーションでいかに速くするかというチャレンジにはやる気を感じている。もしその中で競争力があれば、きっと好きになれるだろうし、逆にそうでなければ、嫌いになるかもしれない(笑)。でも、そうならないことを願っている。

    Q:ルクレール選手にもう一つお伺いします。鈴鹿のあと、フレデリック・バスール代表が「この選手権は予選で決まる可能性がある」とおっしゃっていました。実際、今季は日曜の優勝者のうち8回がポールポジションスタートでした。ここまでの流れについて、どうお考えでしょうか?

    ルクレール: たしかに、そう思う部分もある。残念ながら、僕たちは予選で遅いから余計にそう感じてしまう。

    でも、それがそう見えるのは、マクラーレンが今年ほとんどのレースでポールを取っていて、彼らが圧倒的に速いからだとも思う。予選で一番速いクルマがそのままレースでも勝つ――それは当然の流れでもあるよね。

    数字を見れば、たしかにその傾向はある。だからフレッドの言うことにも一理あるとは思う。僕たちとしては、まずは予選を改善しないと、勝利争いに絡むのは難しい。それを何とかしなければならない。

  • F1イギリスGP:記者会見 Part.1 – ノリス、アルボン、ベアマン

    F1イギリスGP:記者会見 Part.1 – ノリス、アルボン、ベアマン

    2025年F1イギリスGPを前にした木曜恒例のドライバーズプレスカンファレンスの「PART ONE」には、地元イギリス出身のランド・ノリス(マクラーレン)、アレックス・アルボン(ウィリアムズ)、オリバー・ベアマン(ハース)の3人が登壇。

    ホームレースならではの特別な感情やスケジュールへの対応、そしてそれぞれの現在のパフォーマンスに対する手応えについて語った。

    Q:ランド、まずはあなたから。ホームレースですね。専用のグランドスタンドもありますし、先週末は優勝も飾りました。今週末に向けての期待感を聞かせてください。

    ランド・ノリス:とても楽しみだよ。毎日が待ち遠しい。もちろん、走ることが一番楽しみだけど、すでに今朝いくつかのイベントはこなしたし、昨日はトラファルガー広場にも行った。今朝はグランドスタンドにも寄ったし、僕にとっては楽しいことばかり。いい気分転換にもなるし、すごくポジティブな意味でね。もちろんオーストリアでの勝利もいい気分のままだし、準備は万端だ。

    Q:これまでシルバーストンでは2位、3位、4位、5位、6位ときていて、優勝はまだありません。日曜日にそれが実現すれば、キャリア最大の瞬間になりますか?

    ノリス:そうだね。モナコを上回るとは言いにくいけど、モナコの前にも言ったんだ。もしどこか1つのレースで勝てるなら、モナコの代わりにでもシルバーストンを選ぶって。それが目標だよ。もちろん実現するまでにやるべきことはたくさんあるけど、モナコは特別な場所だし、理由は全然違う。モナコは歴史があるし、過去に勝った人たちの意味合いがある。一方で、シルバーストンは僕のホームレースだし、イギリスのファンや「ランド」ファンがいる。だから理由は違うけど、モナコよりも大きな笑顔になれるレースだと思う。子どものころからF1を見始めたときから、ずっと勝ちたいと思ってきた場所だから。

    Q:アレックス、今度はあなたです。ランドは昨日トラファルガー広場にいましたが、あなたはダウニング街10番地に行っていましたね。その経験はどうでしたか?F1が政府の中心にあることについてどう感じましたか?

    アレックス・アルボン:素晴らしかったよ。初めて行った。ランドは行ったことある?ないよね。オリーも一緒だった。外から見るより中は広くて驚いた。それくらいかな(笑)。

    Q:最近のパフォーマンスについてお聞きします。ここ数戦はウィリアムズとしてもフラストレーションの溜まる結果が続いていますね。今のチームの雰囲気は?今週末に向けての自信は?

    アルボン:まずはなぜあれだけ多くのDNF(リタイア)が続いたのかを理解する必要がある。それが繰り返し起きている。原因究明のためのテストもいくつか用意していて、自分たちのアプローチも変えながら取り組んでいるけど、まだ完全に解決はできていない。だからまずは日曜にちゃんと完走できることを願ってる。ファクトリーでもこの2日間で相当作業を進めてきたし、どこを重点的に改善すべきかも見えてきた。あとはFP1で進展が見られることを期待してる。

    Q:オリー、今度はあなたです。初めてのF1イギリスGP。ちょうど12カ月前にハースとの契約が発表されましたね。興奮してますか?

    オリバー・ベアマン:「興奮してる」って言葉じゃ足りないくらいだね。ちょうど1年前にF1に乗るって発表されたのはすごく特別な瞬間だった。今回こうしてフルタイムドライバーとして戻ってこれたのは信じられない気分だし、F1ドライバーとしてここでレースができるのは本当に楽しみだ。

    Q:今週末はアップグレードも投入されていますが、パフォーマンス面で何を期待していますか?

    ベアマン:そう、今週はアップグレードが入っていて、正しい方向に進めそうな感じがある。これまでの弱点は予選で、レースペースはむしろ良かった。ここ2戦も予選の結果以上に決勝ではP10やP11と善戦できた。だからこのアップグレードが予選や高速域でのパフォーマンスを改善してくれることを期待してる。ほんの数コンマ秒で順位が変わるからね。

    記者からの質疑応答

    Q:F1世界選手権が始まったこの国に生まれた3人として、しかもF1が今まさに世界で最も注目を集めている中で、50万人以上の観客が集まるこのグランプリの中心にいることについて、今どんな気持ちですか?こういう立場に自分がいることを、ふとしたときに実感することはありますか?

    ノリス:子どものころ、テレビでF1を見ていたときには考えもしなかったことだよね。でも、満員のグランドスタンドやファンを見たときに、その実感が湧いてくる。もし観客がいないレースを見ていたら、きっとそこまでワクワクしなかったと思う。だから、ここに来て、自分の名前を呼ばれたり、自分のTシャツや帽子を身に着けた人たちを見たりするのは、実際に体験してみないとわからない感覚なんだ。

    ホームレースが特別な理由はそこにある。トラック自体もすごく楽しいけど、やっぱりファンの存在が最高なんだ。僕らにとっては、他のどんな場面よりもサポートや愛情を感じられる瞬間だしね。僕にとっては、今回が7回目のシルバーストンでのグランプリだけど、毎年その感覚は大きくなってきていて、ファンの数も増えている。ついに自分の名前のついたグランドスタンドまで持てるようになったことは、本当に信じられない気持ちだよ。自分を応援してくれる人たちがたくさんいるという事実は、本当に特別なものなんだ。

    そして今、F1は世界中で最も人気のあるスポーツの一つだし、その人気はさらに広がっている。実際にここに来る人だけじゃなく、家でテレビを観ている人もたくさんいるし、そういう人たちが僕らを応援してくれている。サッカーやテニス、ゴルフを観るときと同じように、自国の選手に声援を送る感覚ってあるよね。その中心に今、自分たちがいるっていうのはすごく不思議な感覚だけど、だからこそ誇らしく思うし、嬉しくなる。

    だから、僕にとっては、年間で最もワクワクして、楽しくて、記憶に残る週末のひとつなんだ。

    アルボン:僕もランドと同じような気持ちだよ。F1の世界ってすごく速いペースで進んでいくから、自分がどこから来て、今どこにいるのかを振り返る時間ってなかなかないんだよね。

    僕が初めてF1を観に行ったのはシルバーストンだった。父が連れて行ってくれて、そのときに聞いたエンジン音に圧倒されたのを今でも覚えてる。あの音は本当に衝撃的だったし、ある意味ちょっと怖かったんだ。「自分がこれに乗るなんて無理だな」って子どもながらに思ってた。

    でも、それが夢になって、実際にレーシングライセンスを取ったのもここシルバーストンだった。昔はカートコースがあって、そこで取ったんだ。だから、自分のキャリアを振り返ると、いつもシルバーストンに戻ってくる感覚がある。

    今、自分が子どものころに憧れていたF1ドライバーになってるっていう事実を、あまり深く考えすぎないようにしてるけど、本当はすごく感動的なことなんだよね。

    ベアマン:僕はまだ始まったばかりだから、ホームレースで走る気持ちはまだ実感できてないけど、シルバーストンに初めて来たのは2015年だった。当時は観客として来てたんだ。だから、そこから10年後にF1ドライバーとしてこの場に立てるのは、本当に信じられないことだよね。

    観客として誰かを応援していた僕が、今は自分がその立場になって、誰かを喜ばせたり、熱狂させたりできるっていうのは、本当に誇らしいし、イギリスの代表として走れることが嬉しい。素晴らしい週末になるといいなって思ってる。

    Q:ちなみにオリー、そのとき誰を応援してたんですか?

    ベアマン:(笑)ベッテルだったよ!表彰式を聞いてもらうと、「フェラーリ!」って叫んでる子どもの声が入ってるはず。あれ、僕なんだ。勝ったのはルイスだったけど、ベッテルが3位で表彰台に上がってたから応援してた。

    Q:3人に質問です。ホームレースということで、スケジュールはどれくらい違いますか?予定が詰まりすぎていても、全部受けるべきだと思いますか?オリー、まずはあなたから。

    ベアマン:うん、いつもの週末より間違いなく忙しいよね。水曜日から始まっていて、昨日は首相にも会いに行ったし。レース週にそんなことをやるのは初めてだったし、そもそも首相に会うのも初めてだった(笑)。でも、やっぱりホームレースだから注目度も高いし、いろんなことがあるよ。

    ただ、同時に大事なのは、例えばキミ(アントネッリ)のホームレースのときにも見たように、やることが多すぎると集中力やエネルギーを失ってしまうから、週末のメインである予選や決勝に向けてエネルギーを温存しておくことだと思う。だから僕自身も、チームに対して、できるだけ効率的にスケジュールを組んでほしいって率直に伝えてる。初めてのイギリスGPだし、コース上で最高の週末にしたいからね。今のところ、うまく調整できてると思う。

    アルボン:そうだね。やっぱりホームレースっていうのは、どのチームにとっても注目が集まるし、スポンサーや家族も多く来るから、自然と予定は増えるよ。でも、正直言って、今シーズンのすべてのレースがこれまで以上に忙しくなっていて、それは毎年加速してる。

    でも、ある程度はもう慣れてきたというか、どうやってバランスを取るかを覚えてきた。休む時間も意識して確保するようになったしね。いくつかのレースでは、少し予定が多くても構わないと思える。その1つがシルバーストンだよ。

    ノリス:僕は何でもイエスって言うわけじゃないけど、この週末に関しては「やりたいこと」が多いんだよね。「やるべきこと」じゃなくて、「やりたいこと」って感じ。

    例えばファンステージに出る回数をいつもより増やしたり、グランドスタンドや自分のグッズショップを見に行ったり。バランスが大事なのは間違いない。僕の一番の仕事はドライビングで、パフォーマンスを出すこと。それは忘れてはいけない。

    でも、1年に1回しかないホームレースだから、楽しみたいんだよね。ファンとの時間とか、思い出を作ることが僕にとっては大事なんだ。だから「インタビューやりたい?」って聞かれたら「ノー」って答えるかもしれないけど、ファンのいるキャンプサイトに行ったりするのは全然構わない。そういうのはむしろ楽しんでやってるよ。ファンが主役だからね。

    イギリスグランプリ

    Q:ランドに質問です。オーストリアでは「自分の庭を見つけた」って表現がありましたが、ここシルバーストンでも同じような好感触が得られると思いますか?特にチームメイトに対して優位に立てる要素になり得ますか?

    ノリス:うん、もし「庭を見つけられる」場所があるとすれば、それはここであってほしいね。オーストリアでは、確かにリズムを取り戻した感じがあったけど、それがここでも再現できるとは限らない。

    サーキットごとに特性が違うし、路面やタイヤ温度、いろんな要素で左右されるから。ただ、間違いなく気持ちは良くなってきていて、リズムも戻ってきた。Q3の予選ラップは自分でも過去最高のひとつだと思ってる。あの瞬間には“以前の自分”に少し戻れた感じがしたよ。

    でも、「もう戻った」って簡単には言いたくない。自分に対してもそう。継続性で証明する必要があるし、オーストリアの結果はあくまで1つのモチベーションに過ぎない。ホームレースで少しでも有利に働いてくれればいいなとは思ってる。

    Q:オーストリアのようにチームメイト同士が自由にレースできるのは特権でもありますが、同時に接触しないよう注意が必要です。どこまでが許容範囲で、どこからが越えてはいけない一線だと考えていますか?ブリーフィングではどう共有されていますか?

    ノリス:カナダの件が、まさに“レッドライン”だったと思う。あれが限界だよ。だから、その一線は「接触しないこと」だと僕は思ってる。とてもシンプル。

    でも、同時に簡単なことではない。F1では限界ギリギリの攻防をしてるから、ミスが起きるのは当然だし、F1ドライバーって世界で最も優れたドライバーだと言われても、誰もがミスをする。ワールドチャンピオンを何度も獲っているドライバーだって同じだ。

    だから、僕らもその一線を越えないように気をつけてる。もちろん時にはチームから「ポジションキープしろ」とか「こう動け」といった指示が出ることもある。でも、先週末のレースは「レースさせる」と明確に伝えられていた。だから僕たちはレースをした。

    その線引きは僕らの中ではクリアになってる。わざわざ毎回公言する必要もない。基本的には「自由に走っていい、楽しんでいい、接近戦もOK」というスタンスだけど、それによって周囲を不安にさせることもある。実際、先週もそうだったと思う。

    でも、僕らのクルマを作ってくれている人たちがたくさんいるし、そういう人たちのおかげでレースに出られている。その努力を台無しにするような“くだらないこと”でチャンスを失うわけにはいかない。

    だから、ほとんどの場合は自由にレースできるけど、「カナダみたいなことは二度としない」っていうのがルールだね。

    Q:ランドに質問です。数戦前からマクラーレンに導入されたサスペンションの変更について、今の印象はどうですか?導入の経緯や、あなたが希望したものなのかも教えてください。

    ノリス:正直に言うと、今でも「良くなったのかどうか」明確な答えは出せてない。チームに対しても同じように答えてる。

    あれは「これで確実に良くなる」と確信を持って入れたものではなく、「方向性として正しいかもしれない」と信じて導入したものなんだ。だから、それくらい微妙な変化だった。

    パフォーマンスアイテムじゃないし、「これで速くなる」っていう類のものではない。ステアリングやフロントサスペンションのフィーリングを変えるかもしれないっていう狙いで入れた。だけど、サーキットごとに特性が違うし、走行中にすぐ変更できるようなパーツでもないから、単純に比較できるものでもない。

    だからこそ、僕はチームの考えを信じているし、設計や開発に関わった人たちが「これが正しい方向だ」と信じているなら、それを受け入れてる。僕がもっと感じやすくなる、あるいは差を感じやすくなる方向に変えてくれているなら、それで十分なんだ。

    オーストリアでは確かに良くなった気がした。カナダは全然別のサーキットだから、比較にはならないけど、少し解きほぐせた感じはあった。

    ただ、昨年の自分と比べて「完全に戻った」とはまだ言えない。理解度やフィーリングの面では、まだ課題が残ってる。

    でも、それはサスペンションだけの問題じゃなくて、他の要素も変わっているから、いろいろな変化が絡んでると思う。チームとしても僕自身も、シミュレーターでいろんなことを試したり、自分の運転の引き出しを広げたり、努力はしている。

    昨年の自分はもっと自信があったし、もっと多くの情報をクルマから得られていたと思う。でも僕は、絶対に「クルマが悪い」とは言いたくないドライバーなんだ。だから、自分の不満もちゃんとチームには伝えてきた。

    その結果、チームはチームで頑張ってくれて、僕は僕でやるべきことをやって、今こうして一歩ずつ前に進めている。それには満足しているよ。

    Q:ランド、オーストリアで見せたようなパフォーマンスは、今後他のサーキットでも再現できると思いますか?特に自信との関係について教えてください。

    ノリス:もちろん、同じような週末を再現することが目標だよ。特に予選では、Q3のラップはたぶん僕がこれまでに走ったなかでもベストに近いラップだったと思う。

    だから、ああいう走りをもう一度できれば、誰にも負けないんじゃないか、って思えるくらいだった。でも、それを毎週末やるのは本当に難しい。だから簡単にはいかない。

    僕ができることは、今週末に集中して、まずプラクティス、それから予選、レースと、一歩ずつ着実にこなしていくこと。別に「毎回ああなる」と期待してるわけじゃない。でも、そうなりたいという強い気持ちはある。

    自分のやるべきことに集中して、チームも全力を尽くしてくれている。だから、そういった週末を再現できるように、これからも一緒に努力していくつもりだ。

    Q:ランドに質問です。マシン開発の中で、今「自分が改善に取り組めている」と感じている部分はどこですか?特に不快感があった領域について、詳しく教えてください。

    ノリス:まず最初にはっきりさせておきたいのは、「完全に快適」というわけじゃないってこと。今は「前より快適になった」と言えるだけ。そこは誤解しないでほしい。

    難しいのは、他のドライバーと比較できないこと。誰がどう感じてるのか、僕にはわからないし、自分の過去の経験を頼りに判断するしかない。しかも僕はマクラーレンしか知らない。だから比較の対象も限られている。

    ただ、僕の場合は、主に“手”で感じるタイプのドライバーなんだ。もちろん、視覚や体全体、足からのフィーリングも大事だけど、一番繊細に感じ取れるのはハンドルを通じた感覚なんだ。

    グリップがどこにあるのか、どのくらいあるのかっていう情報は、基本的にステアリングから伝わってくる。これは昔からそうで、カルロス(・サインツ)やダニエル(・リカルド)と組んでいたときも、僕はずっとステアリングフィーリングに関しては一番うるさかったと思う。

    それは強みでもあるし、時には弱みにもなる。でも、それが僕の特徴なんだよね。そして、それが得られないときには、自分の限界まで攻められない。だから満足できないし、快適さが足りないと感じてしまう。

    今シーズンは、そういったフィーリングをどこかで失ってしまった感覚がある。だから、それを取り戻すにはどうしたらいいかを、今まさに探っているところなんだ。

    Q:オリバーに質問です。今週末は「ベアマン兄弟が揃ってレースする週末」でもあります。弟のトーマスが先週オウルトン・パークで初勝利を挙げましたが、兄として今の気持ちは?本人は「兄と一緒にレースする」と語っていました。

    ベアマン:モータースポーツの世界で弟が成長していく姿を見るのは、本当に嬉しいことだよ。カート時代に一緒に走っていた頃のことも覚えてるし、あの頃の思い出は今でも大切にしてる。

    先週の初優勝を見たときは、心から誇らしい気持ちになった。初めて表彰台の一番上に立ったときの気持ちは、本当に特別だからね。しかも、それを家族と一緒に分かち合えた。あ、僕はいなかったけど(笑)。「彼の家族」って言っちゃったけど、僕もちゃんと家族だから!養子じゃないよ(笑)。

    今週は彼もイギリスGPの舞台でレースをする。だから僕だけが注目を集めるんじゃなくて、注目が分散するのもいいことだと思う。

    ただ1つだけ、彼に同情するのは「早起き」だね。たしか土曜日の朝6時にはサーキットにいないといけないらしいから(笑)。

    でも、きっと最高の週末になると思う。僕もシミュレーターでちょっとアドバイスしたし、今週末、ポディウムに立つ可能性があるのはむしろ弟のほうが高いんじゃないかな。頑張ってほしいね。

    Q:ランド、あなたは今シーズンのチャンピオン争いの中で、ランキングでも最上位のイギリス人ドライバーです。ファンの数も多く、専用のグランドスタンドもあります。ご自身が“イギリスのナンバーワンドライバー”だと感じていますか?

    ノリス:うーん、まあ理屈の上では……いや、言わないでおこう(笑)。でも、確かに今週末に勝てる可能性が最も高いのは僕かもしれないし、今シーズンのチャンピオン争いに関しても、最も近い位置にいるイギリス人ドライバーではあると思う。

    「イギリスのナンバーワンか?」って言われると、歴史をどこまで含めるかによるよね。もし過去の実績を含めるなら、ルイス(・ハミルトン)がトップなのは明らかだよ。レース勝利数もポールポジション数も、チャンピオンの数も、他の誰よりも多い。たぶん他のイギリス人全員を足しても敵わないんじゃないかな。

    だから、今週末だけを見れば「イギリス勢の中で一番の注目株」って言えるかもしれないけど、ナンバーワンかどうかを決めるのは君たちの仕事だよ。僕の仕事じゃない。

    もちろん、自分がナンバーワンになりたいという気持ちはある。スポーツに関わる人間なら誰だってそう思うはずだよね。テニスでもゴルフでも同じ。でも、僕自身はまだそこまで証明できていないと思ってる。だからこそ、それを目指してこれからも頑張っていくつもりだ。

  • 2025年F1 オーストリアGP 決勝:トップ3インタビュー&記者会見全文

    2025年F1 オーストリアGP 決勝:トップ3インタビュー&記者会見全文

    2025年F1オーストリアGPの決勝後、優勝したランド・ノリス、2位のオスカー・ピアストリ、そして3位表彰台を獲得したシャルル・ルクレールが、パルクフェルメインインタビューと公式記者会見で激闘の舞台裏を語った。

    特にノリスとピアストリのマクラーレン勢による一騎打ちは、序盤20周にわたる白熱のバトルとしてレースのハイライトとなった。ノリスは「カナダからの最高の巻き返し」と語り、プレッシャーの中での勝利に満足感をにじませた。

    ピアストリは一時ノリスを抜く場面もあったが、「DRS圏外に出てからは詰め直すのが非常に難しかった」と振り返り、作戦の見直しが必要だと認めた。ルクレールは「今日の3位は現状でのベスト」とし、フェラーリのアップグレードが前進にはつながったものの、マクラーレンとの差を埋めるにはさらなる開発が必要だと語った。

    パルクフェルメインインタビュー

    Q:ランド、すごいレースだった。大きなプレッシャーがかかっていたと思うけど、どう乗り切った?外から見ていても本当に壮絶だった。

    ランド・ノリス:そうだね、タフなレースだったよ。ずっとプッシュし続けなきゃいけなかったし、コンディションも厳しくて暑くて疲れた。でもチームにとっては完璧な結果だった。1-2フィニッシュは僕たちが求めていたもので、またそれが実現できた。すごくうれしいよ。カナダのあと、最高の巻き返しだったと思う。

    Q:本当に見事な逆転劇だった。最初の20周、オスカー・ピアストリとの戦いはどうだった?ターン3で一度抜かれた場面は壮絶だったね。

    ノリス:素晴らしいバトルだった、本当に楽しかったよ。ストレスもすごかったけどね。オスカーといい戦いができた。観客のみんなにも楽しんでもらえたならうれしい。車の中は本当に厳しかった。特に彼がDRS圏内にいるときはね。ここはDRSの効果がとても大きくて、1秒以上のギャップを作るのが大変なんだ。でもそれができてからは、うまくコントロールできるようになった。でも、彼は速かった。楽しいバトルだったよ。

    Q:おめでとう。素晴らしいショーだったよ。

    ノリス:ありがとう。

    Q:オスカー、おめでとう。車の中からはどうだった?最初の20周、ずっとプレッシャーをかけ続けていて、本当にすごかった。

    オスカー・ピアストリ:すごくタフだったよ。外から見ても面白かったならいいんだけど、車の中では本当にきつかった。全力を尽くしたし、一度前に出たときにもう少しうまくやれたかもしれない。でも素晴らしいバトルだったよ。限界ギリギリの部分もあったし、ちょっと押しすぎた場面もあった。でもこれがF1だし、僕たちはレースをして勝利を目指すためにここにいるからね。今日はあと一歩届かなかったけど、本当にいいレースだった。チームにも感謝している。あれだけのペースを保ちながらお互いにバトルできたのは、マシンが素晴らしかったからだよ。

    Q:昨日や金曜日の状況を考えると、ここまで戦えるとは思っていなかった?

    ピアストリ:可能性はあると思っていたよ。昨日の予選はイエローフラッグに邪魔されて運が悪かったけど、今週末のペース自体は良かったと思う。だからDRS圏内にとどまれたときは自信があった。でも最初のピットストップでDRS圏内から外れてしまってからは、ギャップを詰め直すのがとても難しかった。もう少し良くできたかどうか、あとで確認したい。

    Q:おめでとう。本当に素晴らしいレースだった。

    ピアストリ:ありがとう。

    Q:シャルル、表彰台おめでとう。最初は優勝争いをしたかったと思うけど、ペースについてはどうだった?週末全体をどう評価する?

    シャルル・ルクレール:チームとしてはすごく良い週末だったと思う。でも、今日のペースは残念ながら足りなかった。ターン1では仕掛けようかと考えたけど、ランドに蓋をされてしまって、その結果オスカーに抜かれる隙を与えてしまった。でも、たとえ2番手を保てたとしても、彼らには追いつけなかったと思うから、今日は3位が精一杯だったと思う。今日の戦いには後悔はない。自分たちの力は出し切ったけど、それでも十分じゃなかった。

    Q:ターン3の動きは良かったね。後方では接触もあったし、あの判断は冷静だったと思う。それとフェラーリの仕上がりについてはどう感じた?週末を通じて改善して、特にレースの序盤は接近していたように見えたけど。

    ルクレール:そうだね。第1スティントでは、彼らに食らいつこうとしてちょっとプッシュしすぎた。その結果、タイヤの劣化が早くなってしまった。でも、それも含めてレースだからね。全力は尽くしたけど、今日は届かなかった。新しいアップグレードを持ち込んで、それで一歩前進できたのは間違いない。でも、マクラーレンとの差を埋めるにはまだまだ足りないから、この方向でさらに進化させていく必要がある。

    Q:次のレースについて。まだ今シーズンは勝利がないけど、どんな意気込み?

    ルクレール:僕も勝ちたいと思っているよ。一番上に立つために全力を尽くす。それが一番の目標だし、チーム全体も勝利にふさわしい働きをしてくれている。次のシルバーストンで勝てることを願っているし、全力で挑むつもりだ。

    オーストリアグランプリ

    記者会見

    Q:おめでとう、ランド。今日の勝利で一番うれしかった瞬間は?

    ランド・ノリス:やっぱり、チェッカーフラッグを受けた瞬間だね。それが一番良かった。でもその前にも、特にオスカーとのバトルは楽しかった。第1スティントでは接近戦もあったし、すごく良いバトルができた。ターン1からターン3まで、ずっとミラーを見ていた感じで、ストレスはあったけど本当に面白かった。その後のレースは、ギャップを広げることもできなかったし、オスカーがずっと迫ってきていたから、気を抜けなかったけど、うまくマネジメントできたレースだったと思う。

    Q:今日のように、長時間にわたってオスカーとホイール・トゥ・ホイールで戦ったのは初めてだと思うけど、彼について新たに分かったことはあった?

    ノリス:いや、特にはないよ。僕たちはすでにいくつかのバトルを経験しているしね。確かに、今日のように長く続いたことはなかったかもしれないけど、お互いがどんなスタイルでレースするかは理解していた。僕たちはハードに、でもフェアに戦いたいと思っている。それはお互いに共有している価値観だよ。もちろん、モントリオールでの件は水に流す必要があったし、僕自身もう過去のこととして受け入れている。あれは起きてほしくなかったことだけど、今日はちゃんとしたバトルができて良かった。限界まで攻める場面もあったけど、アンドレア(ステラ)やピットウォールが冷や汗をかくようなことはなかったと思う。

    Q:今日のレースはとてもハイペースだったけど、全スティントでプッシュしていた?

    ノリス:うん、特に第1スティントはね。レースが始まって10周くらいの時点で、オスカーとのギャップはもう5秒くらいになっていたと思う。その時点でピットウインドウに入れるか疑問だったし、「このままだとタイヤもたないな」と思った。でもオスカーもプッシュしていたし、明らかに今日はフェラーリとは戦っていなかった。前だけを見ていた感じだよ。あと、最初のスティントではバッテリーの回収がうまくいかなくて、それが戦略的に厄介だった。ピットストップの後は、ようやくバッテリーをしっかり回収できて、少し余裕が持てたかな。

    Q:シルバーストンは君のホームグランプリだし、今回のアップグレードが高速コーナーにも合っているなら期待が持てるんじゃない?

    ノリス:ここでの強さは高速コーナーにあると思っているから、来週も同じような傾向が出ればいいなと思っている。でもレイアウトは全然違うし、過信は禁物だよ。今日のアップグレードがちゃんと機能してくれたのは本当に良かったし、それはMTC(マクラーレン・テクノロジー・センター)で頑張ってくれたみんなのおかげだ。開発にも時間がかかったし、ようやくクルマに載せられる状態になったからね。期待通りの効果が出たし、チームも喜んでると思う。僕にとっても、マクラーレンにとっても、シルバーストンは1年で一番のレースだと思っている。僕自身のグランドスタンドもあるし、ファンのみんなが応援してくれるのが本当に楽しみなんだ。

    Q:ありがとう。そしておめでとう。次はオスカー。ランドとのバトルについて、彼から学んだことや、その接近戦の感触は?

    オスカー・ピアストリ:うん、これまでもいくつかバトルはしてきたけど、今日みたいに長く続いたのは珍しかったね。すごくタフなバトルだったよ。限界ギリギリの場面もあって、自分でもちょっと攻めすぎたかなという瞬間もあった。でも、F1で勝利を争うっていうのはそういうことだし、簡単なものじゃない。1回目のピットストップのあと、ランドに少しギャップを与えてしまったのは正解じゃなかったかもしれないけど、最初の20周は本当に白熱したよ。楽しかった。

    Q:なぜランドより4周遅れてピットインしたの?

    ピアストリ:あの状況では自分が2番手でピットすることは分かってたんだ。問題は、DRS圏外に出ると、そこから1秒以内に戻るのがすごく難しいっていうこと。過去にもそれで苦しんだ経験があるから、少し違う作戦を試してみたかった。タイヤを新しめにして終盤に勝負する、そんな感じ。でも思ったほど効果は出なかった。あとでまた見直してみるよ。少なくともあのときは、どうせ遅れるなら違う作戦を取ってみようと思ったんだ。

    Q:オスカーとのバトルは見応えがありました。レース序盤でシャルルをターン1で抜いたのは、どれくらい重要な瞬間だった?

    ピアストリ:あれは大きかったね。あのおかげでスタートからDRS圏内にとどまれたし、このサーキットではDRSが非常に強力だから、それが序盤のバトルで助けになった。結果的に、あの時点でもうランドとの一騎打ちになるのが明らかになっていたから、あの瞬間はレースの鍵だったと思う。

    Q:今日は2人のバトルだったけど、シルバーストンでも同じように2台の争いになると思う?

    ピアストリ:そうなってほしいね。でも、どうなるかは分からない。カナダでは良いと思っていたのに実際はそうでもなかったし、今回は予想以上に良かった。だから、今回の結果には自信を持っていいと思うけど、次もどうなるかはまだ分からない。

    Q:ありがとう、オスカー。ではシャルル、あなたに移りましょう。ここ4戦で3度目の表彰台です。今日のレースで重要だった場面は?

    シャルル・ルクレール:うーん、あまり「重要だった場面」はなかったと思う。スタートはもう少しうまくやって、ランドの横に並べていれば少し違った展開になったかもしれない。でも3〜4周くらいの差しかなかったと思うし、結局は彼らのほうがペースが上だったから、前にいても維持は難しかったと思う。正直に言って、ターン1以降はずっと単独走行だったし、いくつかのマネジメントもしなければならなかった。あまり詳しくは言えないけど、「リフト・アンド・コースト(アクセルオフで燃費・冷却管理する走法)」はちょっとフラストレーションがたまったね。そのせいで第1スティントは少し代償を払ったけど、2回目以降のスティントはだいぶ良くなったよ。

    Q:今回のアップグレードは1レース分走ってみて良い進化だったと思う?

    ルクレール:間違いなく進歩したよ。そして、それが今回の表彰台につながったと思う。チームはできるだけ早く導入できるように必死に努力してくれたし、今も次のアップグレードを一刻も早く投入できるように全力で取り組んでくれている。それがさらに差を縮めてくれることを期待しているよ。マクラーレン、それからレッドブルやメルセデスが調子良い時には、まだ後ろにいるけど、少しずつ近づいていければと思う。

    Q:今日のマクラーレンのペースには驚いた?

    ルクレール:驚いたというより、「最初のスティントは自分たちのほうが悪かった」という感じかな。2回目、3回目のスティントでは悪くなかったと思う。でもレース中は自分のことで精一杯だったから、全員のラップタイムまでは見ていないんだ。終盤のギャップを見て、「あまり見たくない数字だな」と思ったけど、それが今の現実なんだと思う。残念ながら今季は開幕からずっとそのくらいの差がある。だから僕たちは相対的な進歩を目指しているし、今回のステップは間違いなく前進だった。次もまたステップアップできるよう願っている。

    質疑応答:記者からの質問

    Q:ランド、カナダの件を過去のものにしたいと話していたけど、今週末はすべてのセッションでトップタイムだったね。この週末は完璧なリカバリーになったと思う? 何かを証明できた?

    ノリス:うん、自分にとってはすごく満足できる週末だったし、自信にもつながった。誰かに対して何かを証明したいわけじゃないけど、自分自身には証明したいことがある。今回はFP2以降すごく快適にクルマを操れたし、思い通りのパフォーマンスができた。やっとクリーンな週末を過ごせた感じかな。もちろん、こういう結果は簡単には得られないし、サーキット外でも以前より多くの作業をしている。シミュレーターだったり、自分のチームと一緒にだったり、あらゆる面で改善を目指して取り組んでいる。今回はその成果がすぐに表れたのが良かったし、これからも前進し続けたい。

    Q:オスカー、ランドと同じタイミングでピットしていれば、勝てた可能性はあったと思う?

    ピアストリ:それはまだ分からない。あとでちゃんと確認しないとね。さっきも言ったけど、僕はあの場面で2番手で入ることが確実だったし、そのままピットしても少し時間を失うと思っていた。過去にDRS圏外に出てしまって戻れなかった経験があって、あれはもう繰り返したくなかった。だから、タイヤを新しくして終盤に勝負をかけるのが良い作戦かもと思ったんだ。でもうまくいかなかったね。あとになればいろいろ言えるけど、あのときはそれがベストだと思っていたよ。

    Q:ターン4の動きについて、チームは無線で「少しやりすぎだった」と言っていたけど、自分ではどう受け止めた?アンドレアも、ゴール直後に君がやりすぎたことを認めていたと言っていたけど。

    ピアストリ:うん、チームの評価はもっともだと思うよ。あのときはロックアップして、ランドのリアにかなり近づいてしまった。ああいうのは確かに境界を越えかけていたと思う。たとえ何も言われなかったとしても、自分でも「これは繰り返しちゃいけないな」と思った場面だった。

    Q:シャルル、金曜はかなり苦しんでいたけど、土曜にはペースが上がったように見えた。それはセッティング変更によるもの?

    ルクレール:そうだね、マシンのセッティングを大きく変えたよ。FP1は走れなかったから、FP2は状況を把握することが主目的だった。FP3に向けて大きく方向性を変えて、ようやく自分たちの位置を再確認できたという感じ。FP3ではすぐにマシンの感触が良くなったし、レースでもロングランに悪い驚きはなかった。1回のセッションだけでマシンをしっかり仕上げられたのは、チームの素晴らしい仕事だったと思う。

    Q:ランド、今日のレースでは無線でウィル(レースエンジニア)と細かくやり取りしていたけど、特定のコーナーでの助言を求めたりしていたね。これも最近取り組んでいる改善の一環?

    ノリス:そういう面もあるけど、具体的には違うかもしれない。今回のはより一般的な改善の話かな。レースで勝つためにはこういう情報も必要になるんだ。無線なしで自分の感覚だけで走りたい気持ちもあるけど、後ろや前に速いドライバーがいるときに、必要なら助けを求めるのは全然問題ないと思ってる。自分の周りには優秀なエンジニアがいるし、彼らは僕より多くのデータを見ているからね。だから、少しでも速くなるための情報があれば、それを活用したいんだ。ただの合理的な判断だよ。

    Q:ランド、シルバーストンでは14万人のファンが君を待っているし、グランドスタンドもある。それがプレッシャーになることはある?そして、それを有利に働かせたいと思う?オスカー、君は今チャンピオンシップ争いの当事者でもあるけど、イギリスのファンから何か特別なリアクションがあると感じてる?

    ノリス:敵対的な反応は起こらないと思うよ。イギリスのファンは基本的にすごくオープンで、マクラーレンの両方のドライバーを応援してくれてるしね。僕自身には大きなプレッシャーは感じていないよ。もちろん、勝ちたい気持ちは一番強いけど、それがプレッシャーになるわけじゃない。むしろ、毎朝目覚めるのが楽しみになるような、ポジティブな刺激になっているよ。自分のグランドスタンドもあるし、応援してくれるファンがいるのは、やっぱり特別なことだと思う。すごく楽しみなんだ。今すぐにでも行きたい気分だけど、まずはちゃんと寝たい(笑)。

    ピアストリ:特に心配してないよ。数年前はイギリスのファンが僕の名前をチャントしてくれたこともあったし、ちょっとびっくりしたよ(笑)。今年のファンは、全体的に僕たちに対してすごく優しいと思う。今日はフェルスタッペンのファンからのブーイングもなかったしね。それに、僕もマクラーレンというイギリスのチームで走っているから、パパイヤカラーが好きな人たちは2人とも応援してくれているはず。もちろんランドのファンのほうが多いとは思うけど、それは当然だし、全く問題ないよ。

    Q:3人に質問です。レース中にまだ多くのトラックリミットによるラップタイム抹消が見られました。一方で、オーストリアGPは今後もカレンダーに残ることが決まっています。このサーキットは今のF1に適していると思いますか?

    ノリス:驚いたよ、正直。ターン3くらいかな?でも、僕たちはただのミスでコース外に出てるだけなんだ。ロックアップしてはみ出したら、それだけで警告される。つまり、ミスしたことに対してペナルティを受けてるんだよね。

    ルクレール:もう問題にはなっていないと思う。最近このサーキットに加えられた変更は良い方向に働いているし、以前のような問題はほとんどない。今日誰かがペナルティを受けたかは分からないけど、今のルールでも十分にペナルティとして機能しているよ。実際、コース外に出た時点でタイムを失うから、もうそれ以上の議論はいらないと思う。

    ノリス:その通り。今はグラベルが主要なコーナーの外にあるから、コース外に出たとしてもタイムは稼げない。僕も今日は一度はみ出して、すごくタイムを失った。去年はオーバーテイクしようとして外に出て5秒ペナ食らったけど、ああいうのは正直ばかげてると思う。でも全体的には、数年前と比べて本当に良くなった。昔は200件くらいオフがあったけど、今日はたぶんゼロだよね。

  • 2025年F1 オーストリアGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1 オーストリアGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1 オーストリアGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。6月29日(日)にレッドブルリンクで2025年のF1世界選手権 第11戦 オーストリアグランプリの決勝レースが行われた。

    オーストリアGPは、マクラーレンが圧巻の1-2フィニッシュを達成する展開となった。ポールポジションからスタートしたランド・ノリスが今季3勝目を挙げ、オスカー・ピアストリがそれに続いて2位。フェラーリ勢も表彰台に滑り込んだが、マクラーレンのロングランペースには終始ついていけなかった。

    後方では、メルセデスのジョージ・ラッセルが孤独な5位を走りきり、レーシングブルズのリアム・ローソンがキャリアベストとなる6位でフィニッシュ。ワンストップ戦略を成功させたフェルナンド・アロンソが7位、今季初ポイントとなるガブリエル・ボルトレトが8位と躍進し、ザウバーは2台揃ってのダブル入賞を果たした。ハースのエステバン・オコンも17番グリッドから追い上げて10位に入り、貴重な1ポイントを獲得した。

    1位:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「この結果には本当に満足している。チームとして1-2フィニッシュは完璧な形だ。オスカーとのバトルも楽しかったし、マシンの速さと戦略を最大限に引き出すことができた。チームが投入してくれたアップグレードと、ここまで車を仕上げてくれた努力に感謝している。次は僕が一番好きな週末、シルバーストンだ」

    2位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「本当に激しいレースだった。いいレースができたし、1-2で終えられてうれしい。スタートも良くて、勝利にも手が届きそうだったけど、最初のピットストップのあとにギャップを詰めるのが難しかった。素晴らしいマシンを用意してくれたチームに感謝したい。互いにバトルしながらも他チームから引き離せるだけのペースがあったのは誇らしいし、次のシルバーストンが楽しみだ」

    3位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「チームとしては良い週末だったと思う。今回持ち込んだアップグレードは確実に前進に繋がっていて、マクラーレンとの差も縮まりつつある。ただ、今日は彼らの方が速かった。ターン1ではランドに詰めようとしたけど、結果的にオスカーに抜かれる形になった。第1スティントではタイヤのデグラデーションが激しかったけど、それもレースの一部。今日の結果に後悔はない。全力を尽くして最大限の結果を引き出せたと思う。これからもさらなる進歩を目指して、表彰台の頂点に戻ることが最優先だ」

    4位:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「チームとしては堅実な週末だった。予選のパフォーマンスも上がってきたし、チームは本当によくやってくれた。レースペースは期待ほどではなかったけど、それでも表彰台争いができたことは誇っていいと思う。今週末のデータをしっかり分析して、どこを改善できるかを見極めたい。現場でもファクトリーでもハードワークを続けてくれているみんなに感謝している。次はフェラーリで迎える初めてのホームレース、楽しみにしている」

    5位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「この週末でW16の強みと弱点がはっきりした。暑くなるとパフォーマンスが落ちて、先頭集団についていくのが本当に難しくなる。今日のP5は最大限の結果だったと思う。ランドとの差が60秒もあるのは、今後やるべきことが多いということ。でも、改善すべき部分は明確なので、それに向けてしっかり取り組むつもりだ。次のシルバーストンは去年も良かったし、僕たちが得意とするサーキット。気温が少し下がってくれれば、表彰台争いができると思っている」

    F1 オーストリアグランプリ 2025年のF1世界選手権

    6位:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「素晴らしい週末だった。すべてをうまくまとめられたのが良かった。これまでのシーズンはタフだったけど、今回は必要な場面でしっかり速さを出して、最後までやり切ることができた。スタート直後は終わったかと思ったけど、チームの判断でワンストップに切り替え、それが完璧に機能した。全員が裏で信じられない努力をしてくれていて、心から誇りに思っている。この勢いをシーズン後半にも繋げていきたい」

    7位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「11番手スタートから7位フィニッシュできたのは本当にうれしい。ワンストップ戦略は暑さの中で朝は不安だったけど、結果的にうまくいってチームの判断は正しかった。レースを通してDRSを活用できたし、最後は少し運にも助けられたと思う。あと1周あったら厳しかったかもしれない。厳しい週末を良い形で締めくくれてよかったし、チームのやる気も感じられる。次のシルバーストンにこの勢いを持ち込みたい」

    8位:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    「なんてレースだ。F1で初めてポイントを取れて本当にうれしいし、チームとしてダブル入賞できたのも最高だ。スタートからフィニッシュまでずっと激しいレースで、今日の成果をとても誇りに思っている。マシンのペースも戦略もすべてうまく噛み合って、チーム全体が素晴らしい仕事をしてくれた。すべての瞬間に集中し続けて、ついにこの瞬間をつかめた。これは始まりに過ぎないと思っているし、もっと上を目指していきたい。最後にフェルナンドとのバトルは本当に楽しかった。簡単には抜かせてくれなかったけど、今日は何よりチームの成果を喜びたい」

    9位:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    「3戦連続のポイント獲得は素晴らしい気分だ。昨日の厳しい予選から考えると、今日は本当に良いレースができた。攻めた戦略で早めに1回目のピットストップをして、タイヤを持たせながらしっかりとペースを維持できた。それが報われた結果だ。レースペースには自信があったし、今日もチャンスをうまく掴めたと思う。バルセロナ以降、マシンバランスも改善してきていて、3戦連続で異なるサーキットで結果を出せているのはポジティブだ。ダブル入賞はチームにとっても大きな成果で、ガブリエルの初ポイントも本当にうれしい。次のレースもこの勢いを維持したい」

    10位:エステバン・オコン(ハース)
    「予選の位置から考えると、ポイントを取れたのはチーム全体の素晴らしいリカバリーだ。1ポイントだけど意味のある結果だし、僕たちのマシンがレースではとても良いということを示している。予選でもう少しパフォーマンスを引き出せればもっと上を狙える。今日は信頼性も高くて安定していたし、終盤には激しいバトルもあって自分らしい走りができた。少しリスクもあったけど、ポイントを持ち帰れたことを評価したい」

  • 2025年F1 オーストリアGP 決勝:11位以下 ドライバーコメント

    2025年F1 オーストリアGP 決勝:11位以下 ドライバーコメント

    2025年F1 オーストリアGPの決勝で11位以下だったドライバーのコメント。6月29日(日)にレッドブルリンクで2025年のF1世界選手権 第11戦 オーストリアグランプリの決勝レースが行われた。

    ポイント圏外となった11位以下でも、接戦やトラブルが相次いだ。ハースのオリバー・ベアマンは中盤に失速したが健闘の11位。レーシングブルズのアイザック・ハジャーは序盤の接触でフロアを損傷しながらも粘りの12位となり、チームとしては惜しくもダブル入賞を逃した。

    アルピーヌのピエール・ガスリーとフランコ・コラピントはともに苦しいレース運びとなり、14位にはアストンマーティンのランス・ストロールが入った。角田裕毅は複数の接触と10秒ペナルティに見舞われ16位完走。レッドブル勢はマックス・フェルスタッペンがオープニングラップでリタイア、アレクサンダー・アルボンも途中でマシントラブルによりストップし、ウィリアムズは2台とも完走扱いにすら至らなかった。

    11位:オリバー・ベアマン(ハース)
    「全体的には良いレースだったし、大きく順位を上げることができた。ソフトタイヤでの最初のスティントは良いスタートになったけど、その後の2スティントは難しかった。特にミドルスティントではペースが全然出せなくて、そこがレースの分かれ目になった。最後のスティントでは少し改善できたけど、ミディアムタイヤへの交換が早かった分、距離が長くなって厳しかった。最終的に11位で終えられて、エステバンとともにいいレースができたと思う。今日のレースペースには満足している」

    12位:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    「今日はフラストレーションの溜まる展開だった。レース中盤まではすごくいいペースで走れていたし、ポイント圏内は十分に狙えていた。戦略もうまくいっていたし、自分でも速さを感じていた。だけどターン1でフロアにダメージを負ってしまって、そこからは1周ごとに1秒以上もロスしていた。非常に厳しいレースになってしまったけど、ガブリエルの6位を見てもわかるように、今日はダブル入賞も狙えたレースだった。金曜から土曜にかけて速さを引き出せるようチームが大きく改善してくれて、みんなに感謝している。数日後にはまたシルバーストンでレースがあるから、すぐに気持ちを切り替えて臨みたい」

    13位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「最終的にはとても残念な午後になってしまった。全体的にグリップが足りず、どのスティントでもかなり苦しんだ。何かマシンにダメージがあったのかもしれないし、そうでないのかもしれないが、詳細に見直す必要がある。レース序盤はソフトタイヤで素晴らしいスタートを切れて、1周目の終わりには6番手まで上がれた。それだけに、その後の展開が本当に厳しかった。フラストレーションの溜まるレースだったが、すぐにシルバーストンが控えている。エンストンのホームレースでもあるし、気持ちを切り替えてこの週末のリベンジを果たしたい」

    14位:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「この週末が厳しいものになることは分かっていた。フリー走行ではまずまずのペースを見せられたけど、気温が上がるとその流れを維持することができなかった。グリッド後方からのスタートはやはり難しく、レース序盤からタイヤのデグラデーションにも苦しんだ。戦略を変更せざるを得なかったし、結果的にポイント圏に近づくこともできなかった。次のシルバーストンに向けて、この週末の内容をしっかりと分析して準備を進めたい」

    15位:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「今日はとにかく暑くて、苦しいレースだった。スタートはうまくいったけど、レースが進むにつれてマシンのバランスが崩れてしまい、うまく機能しなかった。特にタイヤのデグラデーションがいつも以上に激しくて、それが全体のペースにも響いた。ターン4で角田選手と接触があり、そこでも少しタイムを失ってしまった。彼からは後で謝罪があったけど、その接触でマシンがダメージを負ったようで、その後は感触が変わっていた。シルバーストンまでは時間がないけど、エンストンのファクトリーに戻って、全体をしっかり見直したい」

    オーストリアグランプリ F1 2025年のF1世界選手権

    16.角田裕毅(レッドブル)
    「まず最初に、フランコに謝りたいです。あの接触はちょっと無理な動きで、自分のミスでしたし、チームにもダメージとタイムロスを与えてしまって本当に申し訳ないです。今日は全体的にかなり厳しかったですし、今のこのマシンで自分がどこを間違えているのか、正直なところ分からなくなっています。予選のワンラップでは少しずつ良くなってきているんですけど、決勝のロングランではタイヤがすごく早く劣化していく感じがあって、ラップごとにどんどんグリップがなくなってしまいます。まるで路面がタイヤをどんどん食っていくような感じで、なぜそうなるのか、今はまだ原因が分かっていません。この問題については、しっかりチームと一緒に振り返って、別のアプローチを考えていきたいと思っています。なんとか改善したいですし、自分の技術面でも考え方でも、何か変えないといけないと思っています。本当に悔しいですけど、この状況を変えるには自分が努力するしかありません。何が鍵なのか、テクニックなのかアプローチなのか、いろいろ試しながら見つけていきたいです」

    DNF:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「とても悔しくてがっかりした日になった。スタートは素晴らしかったし、うまく波をかいくぐって良い位置につけられた。ピエール(ガスリー)を抜いたときのオーバーテイクも良かったし、そのあとも後続を引き離していた。だけど、カナダと同じような問題がまた起きて、ピットの直後にリタイアすることになってしまった。このところ3戦連続のリタイアで、序盤戦と同じマシンなのに信頼性が落ちてきていることは本当に心配だ。原因を徹底的に調べる必要がある。暑さの影響もあるのかもしれないが、いずれにしてもレース中に問題が出てしまうのは避けたい。次のシルバーストンはチームにとっても大事なレースだし、もうポイントを逃すわけにはいかないので、全力で改善策を探していく」

    DNF:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「1周目のキミとの接触は不運だったけど、誰かが故意にやることじゃないし、あれはただの事故だと分かっている。彼は一緒に歩いているときにも謝ってくれたし、その後も僕の部屋に来てもう一度謝ってくれた。僕たちは仲が良いし、彼は本当に才能ある素晴らしいドライバーだと思っている。ローソンの6位は素晴らしい結果だが、僕らにとってはポジティブなことが少ない週末だった。予選ではイエローフラッグの影響でアタックできなかったし、決勝でもすぐにリタイアになってしまった。全体的にペースも足りていなかった。チームがどれだけ努力しているかはよく分かっているし、今回のすべてをしっかり分析して、クルマをもっと理解する必要がある。このサーキットでは過去に素晴らしい結果をたくさん残してきただけに、ホームグランプリでこの結果だったのが一番悔しい。だけど、気持ちは変わらない。これからもベストを尽くしていく」

    DNF:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「今日の展開にはとてもがっかりしている。スタート後はポジションをキープすることに集中していたけど、ターン3でミスをしてしまった。ブレーキング自体は遅くなかったけど、ローソンを避けようとしてリアがロックしてしまい、そのあとフロントもロックしてしまって、マックスとの接触を避けることができなかった。レースの展開を試すことすらできなかったのが悔しいし、チームにも申し訳ない。マックスのレースも台無しにしてしまって、本当に謝りたい。大きなミスだったと思っているし、もしあれがなければいい結果が狙えたはずだ。幸いにもすぐ次のレースがあるから、気持ちを切り替えてシルバーストンに集中したい」

    DNS:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「昨日も今日もトラブルが多すぎた。今週末は自分の本来のペースを全く見せることができず、本当に悔しい。だからこそ、今こそ冷静に集中して、チームとしてより一層努力していく時だと思う。この難しい時期から学び、立て直していきたい。もし週末をクリーンに戦えれば、もっといい結果が出せるはずだと確信している。次は我々のホームレースであるシルバーストンだし、すべてを出し切って最大限の成果を目指す」

  • 2025年F1 オーストリアGP 予選:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1 オーストリアGP 予選:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1 オーストリアGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。6月28日(土)にレッドブルリンクで2025年のF1世界選手権 第11戦 オーストリアグランプリの公式予選が行われた。

    2025年F1オーストリアGP予選は、マクラーレンのランド・ノリスが圧倒的なパフォーマンスで今季3度目のポールポジションを獲得。シャルル・ルクレールとオスカー・ピアストリがそれに続き、トップ3をQ3初回のアタックで確定させる形となった。

    予選終盤にはガスリーのスピンによるイエローフラッグが発生し、複数のドライバーが最終アタックを断念する展開に。フェルスタッペンは7番手にとどまり、レーシングブルズのリアム・ローソンが自己最高の6番グリッドを獲得するなど、上位勢に波乱をもたらした。

    1番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「とても満足している。Q3の最初のラップは良かったけど、まだ改善できる部分があると分かっていたし、それを実現できた。ここまで週末のパフォーマンスは素晴らしかったし、この調子を維持できればいいと思う。明日は長いレースになるけど、楽しみにしている」

    2番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「今日の結果には満足している。チーム全体が努力してくれて、アップグレードを持ち込んだ結果でもある。ランドにおめでとうと言いたい。彼のラップは素晴らしかった。前列スタートは久しぶりだから、明日のレースではマクラーレンにプレッシャーをかけられることを願っている」

    3番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「前向きなセッションだっただけに、最後はフラストレーションが溜まった。最後のコーナーでガスリーがスピンしてイエローフラッグが出たせいで、Q3の2回目のアタックを始められなかった。ランドがとても速かったので、僕もフロントロウに行けるだけの速さはあったと思う。明日は3番手からいいレースができると思うし、3位で終えるつもりはない」

    4番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「昨日から大きく改善できた。セットアップ変更が効いて、今日のクルマは本当に良く感じられた。ファクトリーと現場の全員の努力に感謝したい。昨日のペースはまずまずだったし、今日の改善を踏まえれば、明日はもっと良い結果が期待できる」

    5番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「このサーキットは我々にとってチャレンジングな場所になると分かっていた。高速コーナーや路面の粗さを考えれば、1周のラップでうまくまとめるのは難しい。今日のコンディションでは5番手が最大限の結果だったと思う。ランドとの差は驚くほどではない。マクラーレンは素晴らしい仕事をしていて、明日は彼らを脅かすのは難しいだろう。でもフェラーリとは戦えると思うし、表彰台争いを目指す」

    F1 オーストリアGP 2025年のF1世界選手権

    6番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「Q3に進出できて本当にうれしい。予選でこれだけ接戦になったのを見たことがない。ここ数戦でペースはあったけど、今日はすべてがかみ合ってうまくいった。自分の担当のメカニックをはじめ、チーム全体に感謝したい。明日が本番。グリッドが詰まっている分、厳しいレースになると思うけど、後ろを抑えられるよう頑張る。戦略もいろいろ考えられるし、いいスタートを決めて、冷静に判断していきたい」

    7番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「今週末は正直あまりうまくいっていない。FP3の方が予選よりは良かったけど、それでもまだ十分なペースがなかったし、気温が高くなったことも助けにならなかった。クルマのバランスが良くなくて、グリップも不足していて、限界を見極めるのが難しかった。ガスリーのスピンで黄旗が出たのでアタックを中断せざるを得なかった。あのラップを走り切っても3番手か4番手ぐらいで、ポールからは5~6コンマ秒も離れていた。明日は簡単なレースにはならないと思うけど、すべてを分析して、最善を尽くしたい」

    8番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    「Q3に進めて本当にうれしい。ここまでの週末はすべてがうまくいっている。チーム全体でいろいろなセットアップを試して、課題と成果の両方から学びながら競争力を維持してきた。シーズン当初から、このチームのポテンシャルを信じていたし、ついにQ3進出という形で報われたことは本当に誇りに思う。けど、仕事はまだ終わっていない。明日に向けて集中して、この結果を初ポイントにつなげたい」

    9番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「今日の予選は本当に悔しい。ラップごとにどんどん良くなっていたから、最後のシングルラップを走れなかったのはとても残念。ジョージと同じようにトップ5を狙えるだけの可能性はあったと思う。短いサーキットではトラフィックが大きな問題になるけど、それでも最後に走れなかったのはフラストレーションがたまる。クルマのバランスは良いし、この週末で多くを学べたので、明日はポジションアップを狙っていけると思う」

    10番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「Q3に進めたのは良かったけど、最後のコーナーでミスしてしまったのは本当に悔しい。かなり良いラップだったし、限界まで攻めていたけど、やりすぎてスピンしてしまった。幸いダメージはなかったけど、あれがなければもっと上のグリッドを狙えたと思う。マシンのパフォーマンスはあったし、プラクティスから改善できたのはポジティブ。明日は10番手スタートになるけど、うまくいけばポイントを狙えるポジションなので、集中して臨みたい」

  • 2025年F1 オーストリアGP 予選:11番手以下 ドライバーコメント

    2025年F1 オーストリアGP 予選:11番手以下 ドライバーコメント

    2025年F1 オーストリアGPの予選で11番手以下だったドライバーのコメント。6月28日(土)にレッドブルリンクで2025年のF1世界選手権 第11戦 オーストリアグランプリの公式予選が行われた。

    Q3進出を逃した11番手以下のドライバーたちは、わずかな差に泣く形となった。フェルナンド・アロンソは0.1秒差でQ3入りを逸しつつも、決勝ではポイント圏を狙える位置に踏みとどまった。ウィリアムズのアレクサンダー・アルボンやアルピーヌのフランコ・コラピントも健闘を見せた。

    一方で、角田裕毅は今季3度目のQ1敗退。感触の大きな変化に苦しみ、悔しい結果に終わった。カルロス・サインツJr.やニコ・ヒュルケンベルグもマシンのトラブルやミスに泣き、後方グリッドに沈むなど、中団以降は混戦かつ波乱の予選となった。

    11番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「今日の11番手にはけっこう満足している。Q3にはあと一歩だったけど、明日ポイントを狙える良い位置だと思う。ここまでは簡単なセッションじゃなくて、マシンにしっくりこない部分もあったけど、明日のレースは暑くて厳しい展開になるだろうから、戦略面でも柔軟に対応する必要がある。すべてがうまくいけば、前に出てポイントを獲れるチャンスはあると思う」

    12番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「Q1でフロアを少し傷めてしまったんだけど、メカニックのみんなが素早くテープで補修してくれて、なんとか走ることができた。Q2では新品タイヤでのアタックを赤旗で中断されて、最後は中古タイヤでの走行になったけど、P12を取れたのはうれしい。Q1の時点ではいい兆しもあったし、ダメージがなければQ3に行けた可能性もあると思っている。明日はレースを楽しみにしているし、ポイントを狙ってがんばりたい」

    13番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    「今日は正直がっかりしている。昨日はポジション的にも厳しかったけど、セットアップをしっかり見直したことで今日はQ1でいい感触があって、Q3進出も狙えると思っていた。でもQ2ではマシンの感触が違っていて、特に高速域でアンダーステアが強く出てしまったし、ターン1ではタイヤがまだ準備できていないように感じた。Q1のラップはQ3に進めるだけの内容だったと思うので、どうしてそこから後退してしまったのかチームと確認する必要がある。まだそこまで差があるわけじゃないし、タイヤも残っているから、いい戦略を立てればポイントは狙えると思う」

    14番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「昨日と比べればだいぶ前進できたけど、まだ今日はいけたんじゃないかって気持ちもある。ミスがあったターン3でコンマ1.5秒ぐらいロスしていて、それがなければQ2突破も見えていたと思う。午後は風が強くなって、マシンが読みづらくなってしまったけど、それは全員同じ条件だし、僕は特に高速域での自信が前より薄れてしまった。クルマの挙動をどう扱うか、まだ探っている部分があるから、明日に向けて整理したい。全力でポジションアップを目指すつもりだよ」

    15番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「Q1ではまだ自分のベストラップとは言えなかったけど、それでも通過できたし、感触はかなり良くなっていた。Q2に入ってからはもっとしっくりきたんだけど、風が強くなって他のチームより少し苦戦したと思う。それでも明日は新品のハードタイヤを2セット使えるし、他のチームにはそれがないから、そこを活かしていきたい。ソフトタイヤは1セット無駄にしたけど、それを考えれば悪くない予選だったと思う。もう少し上のポジションも狙えた気はするけど、レースに向けては前向きに考えている」

    F1 オーストリアGP 2025年のF1世界選手権 角田裕毅

    16番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「プラクティスでは悪くないペースが見えていたから、もう少しいけると思っていたけど、予選前にコンディションが変わって、競争力を失ってしまった。気温が上がった影響もあるし、グリップやバランスが思うように出てくれなかった。明日は厳しい展開になると思うけど、少しでも前に出られるように全力を尽くす」

    17番手:エステバン・オコン(ハース)
    「今日は最適な形に持ち込めなかったと思う。最初の2コーナーだけで0.2秒ぐらいロスしてしまったし、走るごとの改善もあまり見られなかった。グリップ感も良くなかったし、結果的にQ1敗退になってしまった。明日はピットストップも多くなるだろうし、デグラデーションも激しいと思うから、逆転のチャンスはある。レースは面白くなると思う」

    18番手:角田裕毅(レッドブル)
    「本当に悔しい気持ちです。今週はずっといいペースがあって、あとは予選で全部まとめるだけだったから、今日はうまくいかなくてフラストレーションがたまりました。毎回思うようにいかないのはつらいです。1回目のアタックは感触が良かったのに、2回目ではバランスが全然違っていて、どこかで何かが変わってしまったように感じました。もしかするとフラップの調整が関係しているかもしれません。こういう接戦の中では、1周ごとの感触をもっと安定させる必要があると思っています。明日は簡単ではないと思いますが、できる限りポジションを上げられるよう全力を尽くします」

    19番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「本当にフラストレーションの溜まる予選だった。セッションの最初からブレーキに問題があって、クルマが大きく片方に引っ張られてしまい、そのせいでフロアにもダメージを負ってしまった。そうなるともうクルマの挙動がめちゃくちゃで、まともに走れなくなってしまった。最近の予選とソフトタイヤでの走行について、何が原因でこうなっているのか、チーム全体でしっかり見直さないといけないと思っている。昨日のレースペースは良かったから、明日は全力で挽回してポイントを狙いたい」

    20番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    「正直、今日の結果は想定外だった。ターン4でブレーキをロックさせてしまって、ワイドに膨らんでしまい、頂点に乗れなかった。それでラップタイムに大きく影響が出たし、結果的にQ1敗退になってしまった。今日のマシンにはポテンシャルがあっただけに、ミスをしてしまったのは本当に悔しい。とはいえ、ここ最近の進歩は励みになるし、明日は後方からのスタートになるけど、戦略の選択肢をうまく活かして、なんとか挽回を狙いたい。ガブリエルが初めてQ3に進出して8番手に入ったのはすごくうれしいし、おめでとうと言いたい」