カテゴリー: F1ドライバー

  • F1カタールGP 予選:11番手以下 ドライバーコメント

    F1カタールGP 予選:11番手以下 ドライバーコメント

    2025年F1カタールGPの予選で11番手以下だったドライバーのコメント。11月29日(土)にルサイル・インターナショナル・サーキットで2025年のF1世界選手権 第23戦 カタールグランプリのスプリントと予選が行われた。

    後方グループでは、ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグが11番手とポイント圏目前につけ、レーシングブルズのリアム・ローソンが12番手で続いた。

    ハースのオリバー・ベアマン、ザウバーのガブリエル・ボルトレト、ウィリアムズのアレクサンダー・アルボンが中団後方に並び、その後方には予選でグリップを失った角田裕毅が16番手。さらにハースのエステバン・オコン、苦戦が続くフェラーリのルイス・ハミルトン、アストンマーティンのランス・ストロール、そして最下位20番手にはミスが響いたアルピーヌのフランコ・コラピントが並んだ。上位とは対照的にここでもタイヤの扱いとバランスの難しさが明暗を分ける結果となった。

    11番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    「自分たちにとってはクリーンな予選だった。ラップにも努力にも満足しているけれど、Q3を逃したのがわずか0.003秒というのはやはり悔しい。今日は本当に僅差の戦いで、そのタイムはどこかにあったはずだ。ただ、トップ10のすぐ外にいるし、明日のレースではソフトタイヤを1セット余らせている。スプリントでも見たようにオーバーテイクは難しいが、周囲は戦えるクルマばかりだ。競争力もあるので、チャンスは十分にある。」

    12番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「今週末のクルマはとてもセンシティブなんだけど、今日は昨日より明らかに良い状態だった。Q1では良い位置につけられたけれど、Q2では小さな変化でクルマがまた扱いにくくなってしまい、ほとんどタイムを伸ばせなかった。フラストレーションはあるけれど、昨日よりは前進しているから前向きに捉えたい。レースペースはバランスが合っている時は良かったので、明日に向けて改善していきたい。」

    13番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「スプリントはあまりイベントがなくて、バランスが良くなかったことでかなり難しいレースだった。周回を重ねるごとに状況は悪化していって、最後の数周は本当に持ちこたえるだけという感じだった。ただ、今日のレースで多くを学べたし、明日に向けて修正することができる。昨日は高速区間で特に競争力がなかったので、その改善が必要だった。予選ではクルマが大きく良くなっていて、その点はポジティブだ。Q2ではアプローチを間違えたと思う。最後のアタックで2周続けて走る選択をしたけれど、振り返ってみればピークは1周目にあって、その時にはすでに余分な燃料を積んでいた。ほんの細かい差だけれど、そういうところだ。今日は大きく進歩したから、明日を前向きに捉えているよ。」

    14番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    「スプリントはまずまず良かった。スタートで2つ順位を上げられたし、発進も良かった。ペースも悪くなかったので満足している。予選は少し難しかった。攻めすぎて少しワイドに出てしまい、それだけでラップを失ってしまった。その他は悪くなかったけれど、完璧とは言えなかった。明日はラスベガスでのペナルティでP19からのスタートになるので簡単ではない。でもレースは長いし、今日学んだことを活かして前に進みたい。」

    15番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「スプリントの後にバランスとセットアップを調整して、予選ではクルマが良く感じられたのは良い点だ。ただ今日はグリップが足りなくて、少し滑ってしまい、Q2ではタイヤを適切なウィンドウに入れることに苦戦した。Q1では中古タイヤのほうがグリップが良い場面もあったので、タイヤの作動温度やアウトラップについては見直す必要があると思う。スプリントではオーバーテイクが難しくて、僕のレースは比較的静かなものだった。このサーキットは僕たちに有利ではないと予想していたけれど、明日は楽観的でいたいし、リカバリーできるように頑張る。」

    角田裕毅 カタールグランプリ

    16番手:角田裕毅(レッドブル)
    「今日はいい部分と悪い部分がありました。スプリントは良いスタートが切れましたし、もっとリスクを取ることもできたかもしれませんが、クルマを安全に運ぶことを優先しました。マックスも良いスタートを切って、チームとしてうまく展開できていましたし、僕もマックスを助ける動きができたと思います。タイムペナルティは少し危なかったですが、スプリントの内容自体は良かったと感じていますし、ペースも良かったです。ですが、その良い流れが予選にはつながりませんでした。クルマのセットアップはそれほど変えていないのに、グリップがなくてペースを失ってしまい、理由がはっきり分かりません。ラップ自体は昨日よりきれいにまとめられた感覚だったので、本当に説明がつかず、とてもフラストレーションが溜まっています。明日はスプリントで見せられたペースを生かして、できる限り前に進めるよう頑張ります。」

    17番手:エステバン・オコン(ハース)
    「スプリントは難しいレースだった。スタートは良かったけれど、その後はデグラデーションが大きくて前のクルマについていけなかったし、トラフィックにいる状況も助けにならなかった。予選に向けてセットアップを極端な方向まで押し広げて試してみたけれど、根本的な問題はまだ残っている。もっとフロントウイングを入れられたらいいが、それができなくて、コーナー進入では相変わらずフロントが緩く、ブレーキングも安定しない。明日のレースではデグラデーションが高ければ、前に出られるチャンスがあるかもしれないが、今のところ望みはそこに頼るしかない。」

    18番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「P18というのは残念な結果で、ここ2日間チームが懸命に取り組んでくれたことを反映できていない。明らかにこのサーキットは僕たちのクルマに合っていなくて、必要とするセットアップをまだ見つけられていない。今夜もデータを分析して、明日のレースで少しでもポイント圏に戻るためにあらゆる機会を探すつもりだ。」

    19番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「今日はP19という厳しい結果になった。持っているグリップの限界まで使っている感覚はあるのに、それ以上のペースが見つけられない。クルマの感触自体は悪くないのに、タイムに結びつかないんだ。明日はここでポジションを取り返すのは難しいけれど、どんなチャンスが来るか見てみるよ。」

    20番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「今日は自分の出来としてはあまり良い日ではなかった。スプリントと予選の間にクルマの改善点はいくつもあって、実際クルマは良くなっていたけれど、僕自身のパフォーマンスが伴わなかった。もっと出せるタイムがあったのに、それを活かせなかった。スプリントではセットアップを変えてテストのように使ったけれど、予選ではQ1の最初のラップでターン15の出口でワイドに出てグラベルに入ってしまい、その後のプッシュラップでも同じようにミスをした。最後のラップにすべてをかけたけれど、Q2に届かなかった。今日は本当にミスが多かったし、受け止めて次に進むだけだ。」

  • F1カタールGP スプリント予選:トップ10 ドライバーコメント

    F1カタールGP スプリント予選:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1カタールGPのスプリント予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。11月28日(金)にルサイル・インターナショナル・サーキットで2025年のF1世界選手権 第23戦 カタールグランプリのスプリントのグリッドを決める予選が行われた。

    マクラーレン勢が強さを示したスプリント予選は、オスカー・ピアストリがポールポジションを獲得し、ジョージ・ラッセルがその間に割って入る形で2番手を確保。ランド・ノリスも3番手につけ、上位はマクラーレンとメルセデスが占める結果となった。

    4番手にはフェルナンド・アロンソが入り、ここまででアストンマーティン勢も存在感を示した。注目のレッドブル勢は角田裕毅が5番手に入り、マックス・フェルスタッペンを上回る形でトップ5に滑り込んだ。サインツが8番手、ルクレールが9番手、アルボンが10番手に入り、ウィリアムズも2台とも上位10台に進出してスプリントでのポイント獲得を狙う状況となった。

    1番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「週末の良いスタートになった。スプリント予選を通してクルマの感触はとても良かったので、チームに感謝している。今日は一日を通してペースがあったので、うまくまとめられて良かった。明日のスプリントで前でフィニッシュし、しっかり予選に向けて準備ができるように、今夜見直しを行うつもりだ。」

    2番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今日はとても満足している。ここ数戦の予選セッションは本当に楽しくて、クルマを限界までプッシュすると、それにしっかり応えてくれる。おかげでパッケージを最大限に活かし、強い結果を得られている。今日も同じだった。P2は素晴らしい結果だし、マクラーレン勢の間に割って入れるとはセッション前は思ってもいなかった。明日のスプリントはオーバーテイクが難しいだろうから、レースは1コーナーの立ち上がりで決まる可能性もある。フロントロウからのスタートは有利だし、たとえ勝てなくても良いポイントを狙っていく。このサーキットはグリップが高くて本当に楽しいので、週末の残りも楽しみにしている。」

    3番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「フラストレーションの残るスプリント予選だった。ペースはあったのに、それを発揮する機会がしっかり得られなかった。1回目のラップでは自分がミスをし、2回目のラップはアレックスが前に出てきて妨げられてしまい、台無しになった。P3から何ができるか様子を見るつもりだけど、いつも通り勝利を狙っていく。ここは追い抜きが難しいが、まさにそれをやろうとする。」

    4番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「今年の中では良い予選結果のひとつだ。FP1からクルマは正しいウインドウに入っていたし、スプリント予選でも交通に悩まされながらもラップをしっかりまとめることができた。まずは一歩ずつ進み、明日のスプリントを戦って、予選に向けてさらに改善していきたい。」

    5番手:角田裕毅(レッドブル)
    「ここまで週末はクリーンでスムーズに進んでいて、FP1でも大きな問題がなかったので、スプリント予選に向けて自信を持つことができました。これまで何も起きていないのは良いことです。あとは全てをまとめるだけで、まだ3つのセッションが残っていますし、特にチームとマックスにとってとても重要なので、ガレージの両側がすごく集中していますし、みんな最大限を尽くしています。クルマには満足していますが、明日に向けてまだコンマ数秒を見つける必要があるので、その作業をしていきたいですし、楽しみです。」

    角田裕毅 カタールグランプリ

    6番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「今日は良くなかった。最初のスティントからひどいバウンシングと攻撃的なアンダーステアがあった。高速域ではそれがオーバーステアに切り替わってしまい、速く走るために必要な状態ではなかったし、セットアップをロックされている状態でもある。もちろんステアリング上でいくつか調整を試したが、うまくいかず、かなり厄介だった。FP1後にもいくつか変更したが、スプリント予選ではほとんど改善せず、その理由を理解する必要がある。このバランスのままだと明日のスプリントはあまり楽しくならないし、予選に向けて変更が必要だ。」

    7番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「明日のスプリントでP7からスタートするのは望んでいた位置ではない。ここは難しいサーキットで、特にSQ2でいくつかミスをしてしまった。ハジャーのラップ削除に助けられてSQ3に進めたが、その瞬間に少し自信を失い、SQ3に向けても影響が出た。それがなければもっとペースを見いだせて、もっと前のポジションからスタートできていたはずだ。このサーキットはグリップが高く、練習とスプリント予選を通してクルマのバランスは良かった。クルマのポテンシャルを最大限に活かせなかったのは残念だ。とはいえ明日は新しい一日だし、今夜データをすべて分析して、自分のドライビングも見直して改善点を理解し、クルマを最大限活かしたい。スプリントで十分に良いポイントを取れるチャンスはまだあるし、その後の本予選がとても重要になる。」

    8番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「理論上は苦戦するはずのサーキットで、今日はとてもポジティブな一日になった。今季まだ試したことのなかった実験的なセットアップを選んだが、それが成功したようで嬉しい。2台そろってSQ3に進めたのは心強いし、いつも通り硬めのコンパウンドではクルマのフィーリングが良かった。P4からP8までは1/10秒以内の差しかなかったので、明日のスプリントとその後の予選で何ができるか見てみたい。」

    9番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「今日の予選はもっと良くできたはずだし、トップ5に入るポテンシャルもあったと思う。最後のラップで前のクルマがターン15の手前でスローになり、十分なギャップを作れず、彼に近すぎる状態でラップを開始することになってしまった。こういうことはレースの一部だけれど、今日は自分たちにとって不運だった。明日のスプリントではプッシュして、良いバトルができることを願っている。」

    10番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「思っていたより良い週末のスタートになった。僕たちは最速のクルマではないが、スプリント予選の前に今日のプラクティスが1回しかない状況の中では悪くないポジションにつけている。SQ3ではガレージを出るのが遅すぎて、チェッカーまでに間に合わせるため少し急ぐ必要があった。スプリントと予選に向けて悪くないクルマがあるので、明日はすべてのチャンスを最大化したい。」

  • F1カタールGP スプリント予選:11番手以下 ドライバーコメント

    F1カタールGP スプリント予選:11番手以下 ドライバーコメント

    2025年F1カタールGPのスプリント予選で11番手以下だったドライバーのコメント。11月28日(金)にルサイル・インターナショナル・サーキットで2025年のF1世界選手権 第23戦 カタールグランプリのスプリントのグリッドを決める予選が行われた。

    中団勢はレーシングブルズのアイザック・ハジャーを先頭に、ハース、ザウバー、アストンマーティン、レーシングブルズのドライバーが僅差で並ぶ接戦となった。

    ハジャーはトラックリミット違反によりSQ3進出を逃し、オリバー・ベアマンやガブリエル・ボルトレト、ニコ・ヒュルケンベルグらが続く形で11〜15番手に位置した。その後方ではランス・ストロール、リアム・ローソン、ルイス・ハミルトン、そしてアルピーヌの2台が並び、ハミルトンは再びSQ1敗退という厳しい結果となった。ガスリーとコラピントは最下位2台に沈み、スプリントは決勝へ向けたデータ収集に集中せざるを得ない状況となっている。

    11番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    「フラストレーションの残るスプリント予選だった。良いラップだったのに、ターン8でトラックリミットを取られてしまった。FP1以降、今日はずっとクルマがかなり速かっただけに残念だ。明日のスプリントはDRSトレインのような展開になると思うので、順位を上げてポイントを取るのは簡単ではないだろう。今日の良かった点を生かして、明日の本予選に臨みたい。」

    12番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「タイヤのデグラデーションは過去の年より少し軽くなっていると思う。サーキットは年を追うごとに路面が荒れていくが、今年のタイヤではウォームアップがよりシンプルだ。不運だったのは、最終ラップで前のドライバーがコースオフを繰り返していて、路面に多くの砂利があったことだ。これはサーキットの問題でもある。多くのドライバーが、あのコーナーの外側に砂利があるのは最適ではないと言っている。砂利が everywhere に広がり、タイヤを傷め、ラップを台無しにするからだ。さらにセクター3ではトラフィックにも遭ったので、まさに“完璧な逆風の組み合わせ”だった。ここはDRSゾーンが1つしかなく、それも短いので、オーバーテイクは非常に難しくなるだろう。明日の予選に向けてできる限り学ぶのが目標だ。今日の結果よりも速いクルマがあると感じているので、その点は嬉しいが、予選結果そのものについては少し残念だ。」

    13番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    「今日はまずまず良かったと思うが、クルマからもう少し引き出せた気もしている。SQ2の最初のプッシュではグリップがあまりなく、ピットに戻って微調整をしてからの2回目は良い感触だった。SQ3をわずか0.15秒差で逃したのは少し悔しいが、それだけ全体が接近しているということだ。明日のスプリントではオーバーテイクが簡単ではないのは分かっているけれど、全力でプッシュして、クリーンなスプリントにしたい。そしてその勢いで予選も良い形で迎えたい。」

    14番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    「今日はクルマにかなり満足していたし、路面にもグリップがあって、SQ1は問題なく突破できた。SQ2の最終ラップは良い出来だったが、最終コーナーでオーバーステアが出てワイドに膨らんでしまった。データを見る限りでは、それがなければSQ3に行けたかもしれない。スプリントでも最善を尽くすが、より重要なのは明日の予選だ。クルマは変更されるし、順位も動く可能性がある。」

    15番手:エステバン・オコン(ハース)
    「本当に難しいセッションだった。どうしてもクルマがうまく曲がってくれず、高速区間では不安定で、低速コーナーではアンダーステアが出てしまう。今はフロントウイングを追加できない状態なので、高速でも低速でも苦しむことになるし、そこがラップタイムに直結してしまう。今日はセッション間で多くの変更を加えて改善はしたけれど、まだやれることはある。」

    カタールグランプリ

    16番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「今日はうまくラップをまとめることができなかった。SQ1の終盤、ターン1でトラフィックに引っかかって少し混乱してしまい、SQ2に進むチャンスを逃した。明日のスプリントはP16からのスタートで厳しくなるが、できることを探っていく。」

    17番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「今日はバランス面でとても苦戦した。FP1後に大きなセットアップ変更をする必要があり、その結果ラップをひとつ犠牲にすることになった。今は非常に僅差の戦いなので、もう1周走れれば良かったのだけど、残念ながらそうはならなかった。明日のスプリントと予選に向けて学ぶべきことは多く、可能な限り前に進んでいきたい。」

    18番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「今日は厳しい一日だった。いくつかセットアップを試したが、うまくいかなかった。今夜データをしっかり確認して、明日はもっと良い一日にできるようにしたい。」

    19番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「今日はスプリント予選がとても難しく、残念な結果になってしまった。SQ1の最終ラップ、ターン1でタイヤが冷えていて、ラップの入りでグリップがまったくなかった。その時点で大きくタイムを失った。タイヤが温まってきてからのセクター2とセクター3は良かったが、最初のロスが大きすぎた。SQ2に進めるかどうかは微妙だったと思うが、学べることはあるし、明日の予選で改善したい。」

    20番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「スプリント予選の結果を見ると、明らかに望んでいた位置ではなく、良い結果とは言えない。FP1では比較的競争力があったし、ハードタイヤでの感触も悪くなかった。ソフトでは代表的なラップを出せなかった。大きなスナップがあって大きくタイムを失ってしまった。ここのサーキットはコーナー出口のすぐ外側にグラベルがあるので、少しのミスでも罰せられるし、フロアを傷めるリスクもある。実際にプラクティスでフロアを壊してしまい、準備に影響が出た。残りの週末に向けて分析すべきことがたくさんあるし、いくつかテストしたいこともある。特に夜のセッションではクルマがより難しく感じたので、それを明日どう変えていけるか検討したい。」

  • 中嶋悟、F1時代の苦労とセナの知られざる素顔を語る BS日テレ『愛車遍歴』

    中嶋悟、F1時代の苦労とセナの知られざる素顔を語る BS日テレ『愛車遍歴』

    元F1ドライバー・中嶋悟が、11月29日(土)よる9時放送のBS日テレ『おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!』に出演する。日本初のフルタイムF1ドライバーとして“日本F1ブームの火付け役”となった中嶋が、初めての愛車からF1時代のエピソードまで、数々の思い出を余すことなく語る。

    番組は放送500回を迎えた節目での収録。ビッグゲストの登場に、MCのおぎやはぎも思わず“平身低頭”。

    矢作兼は「今日もレジェンドが来てます」と語り、小木博明も「F1ブームはこの人から。元祖ですよ」と、普段のゲストいじりを封印する様子が見られた。

    18歳で手にした初愛車フェアレディZ 父との約束を語る
    番組の定番質問「免許はいつ取られました?」から、中嶋の愛車ストーリーはスタートした。18歳で手に入れた初めての愛車は、当時人気のスポーツカー・日産フェアレディZ。18歳には高級とも言えるが、「親父との約束があって…」と購入の背景を明かし、父から息子への思いが込められていたことが語られる。

    フェアレディZでは日本各地をドライブし、その経験が後のレーシングドライバーとしての感覚や判断力につながったという。しかし、愛着のある初愛車をわずか1年ほどで手放すこととなった理由についても、番組内で語られている。

    ホンダF1テストドライバー時代の衝撃「バケモンみたい」
    国内レースで無敵を誇り、ほどなくホンダのF1テストパイロットを務めることになった中嶋。しかし、初めて触れたF1マシンに対しては驚愕の連続だったと振り返る。

    「こんなバケモンなやつ、ホントに運転するのかな」

    F1マシンの規格外の性能に衝撃を受けた瞬間や、そこからレギュラードライバーの座を勝ち取るまでの知られざる苦労も明かされる。

    F1デビュー戦は“ヘトヘト” チームメートはアイルトン・セナ
    1987年のF1デビュー戦・ブラジルGPでは、「気持ちも体もヘトヘトで…」と、中嶋は当時の緊張感を率直に語る。テレビで見ていたスターばかりが並ぶパドックで戸惑い、右往左往した初レースの記憶が紹介される。

    チームメートは“音速の貴公子”アイルトン・セナ。小木が「いつも怒っているじゃん」と印象を述べると、中嶋はセナの意外な素顔や「えらい目に遭った」という出来事についても語り、当時の関係性を振り返る。

    中嶋悟 ホンダ・NSX F1

    後半はホンダ車一色 12台中11台が同じ車種というこだわり
    ホンダで長年F1に参戦してきた中嶋の愛車遍歴は、後半になるほどホンダ車一色に染まる。特に最後の12台中11台が同一車種という徹底ぶりには、小木博明も「うわー!すごいな!ずーっとだ」と驚きを隠せなかったという。

    ホンダの高級スポーツカー・NSXの誕生秘話も語られる。開発に関わった中嶋の“何気ない一言”が、実際にデザインや仕様へ反映されたというエピソードも紹介される。

    番組情報
    【番組名】おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!
    【放送日時】毎週土曜 よる9時~9時54分(11月29日放送回ゲスト:中嶋悟)
    【放送局】BS日テレ
    【出演者】おぎやはぎ、今井優杏(自動車ジャーナリスト)
    【番組HP】https://www.bs4.jp/aisya_henreki

    【公式X】https://x.com/Aisya_Henreki

    【公式Instagram】https://www.instagram.com/bs4_aisya

    【クレジット】©︎BS日テレ

    番組は、ゲストがこれまで愛してきた車の“愛車遍歴”を通して、その人の人生を読み解くカートークバラエティ。実際に車を見て乗って語るスタイルで、毎回新たな一面が引き出される。

  • F1カタールGP:記者会見 Part.2 – ヒュルケンベルグ、ハミルトン、サインツJr.

    F1カタールGP:記者会見 Part.2 – ヒュルケンベルグ、ハミルトン、サインツJr.

    2025年F1カタールGPを前に行われた木曜記者会見の後半セッション(PART TWO)には、ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)、カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)の3名が登場した。250戦目を迎えるヒュルケンベルグの節目、ラスベガスで力強い走りを見せたサインツの現状分析、そしてフェラーリ移籍1年目を戦うハミルトンの率直な姿勢が印象的なセッションとなった。

    会見では、コンストラクターズ争い、チームの雰囲気、弱点となるコーナー特性への理解、2026年の大改革への見通し、運転基準ガイドラインの議論、タイヤ使用制限の是非、フェラーリの情熱、そしてレッドブル移籍の“幻の可能性”まで多岐にわたるテーマが語られた。三者三様の視点が交錯し、トップドライバーとしての経験値と現実的な読みが浮き彫りとなる内容だった。

    Q:ニコ、まずはあなたから始めたいのですが、ひとつ確認させてください。祝福はいつ行われますか?統計担当者たちの間で、あなたの“250戦目”がいつなのか意見が分かれています。今週末ですか?それとも来週末ですか?

    ニコ・ヒュルケンベルグ: 君が決めてくれよ。好きな時に!いつがいいんだい?

    Q: 今あなたに聞いているんです。では、今週末ということでいいですか?いつ祝う予定ですか?

    ヒュルケンベルグ: レース週末に祝うのは難しいよ。多分、日曜の夜——できれば来週の日曜の夜がいいね。どうやら来週末らしいけど。

    カルロス・サインツJr.: なんで疑いがあるんだ?

    ヒュルケンベルグ: 僕は何戦か出走しなかったレースがあるからね。3〜4戦かな。

    Q:時計の針を2010年に戻してみましょう。F1を歩み始めた当時、“250戦”という数字を想像できていましたか?

    ヒュルケンベルグ: そうとも言えるし、そうでもないとも言える。ドライバーというのは、そんなことはあまり考えないんだ。とにかくレースをして、“今”に生きて、ベストを尽くして、走り続ける。そして楽しい。もう一度すべてやり直すとしても同じようにやるよ。良い日も悪い日もあったけど、総じて素晴らしい業界だ。多くの素晴らしい人々と仕事をし、友人もできたし、今も楽しんでいる。

    Q:今季がベストシーズン?

    ヒュルケンベルグ: もちろん、今年さ。

    Q:では詳しく聞かせてください。2025年、シーズンが進むにつれてチームの勢いが増してきました。その点はどれほど満足していますか?

    ヒュルケンベルグ: まあ、アップダウンはあるよね。どの中団チームにとっても普通のことだ。そういう波がある。僕たちはシーズン序盤は苦しい立ち上がりで、最高の状態ではなかった。でもバルセロナ以降、立て直して、状況をひっくり返し、シーズンをつかみ始めた。いくつか大きなハイライトもあり、大きな結果も出せた。全体としては良い進歩だよ。チームの裏側で“何かが育っている、動き始めている”という感覚がある。組織として多くの領域でつながりを強め、改善してきた。もちろん、まだ改善すべき点はあるけど、すごく楽しいシーズンだったし、これからの12か月が楽しみだ。

    Q:今あなたが言った“進歩”が、チーム内部の雰囲気をどう変えましたか?

    ヒュルケンベルグ: 雰囲気はいいよ。結果が出て、ポイント争いができて、バトルができると、感じ方が全然違う。みんながハッピーで集中して、チームに良い“空気”が流れる。去年、このチームがどれほど大変なシーズンを過ごしたかを忘れてはいけない。今年はそこから自分たちで這い上がって、競争力のあるマシンで強いレースを重ねられた。長い道のりを歩んできたし、このまま今のやり方を続けるだけだ。

    Q:カルロス、ラスベガスでもまた非常に強い週末でした。あのレースのスタート位置を考えると、もう少し上を狙いたい気持ちはありましたか?

    カルロス・サインツJr.: いや、別に。あの“クレイジーな”予選でP3スタートだったし、レースがドライになると分かった瞬間、トップカーがすぐ後ろにいる状況では普通は後退するものなんだ。バクーではP2スタートだったけど、あのときはマクラーレン、メルセデス、フェラーリのほとんどがQ3にすらいなかった。クラッシュしたり、トラブルがあったりしてね。だから粘って表彰台を守れた。でもラスベガスでは彼らがすぐ近くにいて、彼らは僕よりコンマ2〜4秒速かった。50周も走れば、大量のタイム差になるし、いつかは追いつかれる。だから、レース内容には満足している。2番手の中団勢はずっと後ろだったし、チームのために最大ポイントを持ち帰れたと思う。

    Q:以前、カタールは“難しい週末になるかもしれない”と言っていました。なぜですか?

    サインツ: 速度レンジの問題だ。どのサーキットでも、僕たちは“そのタイプのコーナー”で最も遅い。時速150〜200kmの中高速コーナー——4速、5速、6速コーナーだ。GPSデータを見ても、いつも僕たちはその領域で下位にいる。そしてカタールはほぼそれだけのコーナーだ。だから、セットアップで魔法のような解決策を見つけて、このタイプだけ急に速くできるようにでもならない限り(他のサーキットではできていない)、今年の中で最も難しい、あるいは“最も難しい週末のひとつ”になると思う。

    とはいえ、チームにとっても僕にとっても、“なぜ僕たちがこの領域で弱いのか”“なぜこのマシンがこういうコーナーを嫌うのか”を学ぶ良い機会でもある。難しいコースでも良い週末を実行できるようにするべきだ。

    Q:最後に一つ。ウィリアムズでの“1年目”を振り返ってどうですか?シーズン前の期待値を上回りましたか?

    サインツ: 難しい質問だね。期待値はいつも高くなるけど、今年に入るときは冷静に構えるようにした。トップチームから中団に移り、ウィリアムズがどんなマシンを用意するか分からなかったからね。でも正直に言うと、2024年の夏に契約書へサインしたとき、今年のマシンが“表彰台があり、コンスト5位争いをし、トップチームにコンマ数秒まで迫るレースが何度もあって、スプリントでも表彰台があり、アレックスと僕の両方が多くのポイントを取れる”なんて分かっていたら、もっと早くサインしていたよ。

    完璧な年ではなかった。中団チームらしくアップダウンもあったし、レースの仕方も中団向けに再適応する必要があった。でも、思っていた以上のハイライトがあった良い1年だ。

    Q:ありがとう、カルロス。ではルイス、同じテーマで始めましょう。フェラーリでの“1年目”をどう振り返りますか?

    ルイス・ハミルトン: 振り返らないよ。前を見るだけだ。

    Q:少しでいいので話してくれませんか…?

    ハミルトン: 話すことはあまりない。結果がすべて物語っている。良かったところもあるし、前に進むだけだ。

    Q:今年、どんな“良かった点”を見いだせましたか?

    ハミルトン: チームと噛み合えたこと。そしてチームには素晴らしい情熱がある。あとは来年に集中する。

    Q:この12か月で一番学んだことは?

    ハミルトン: 多分、“立ち直ること”だね。また立ち上がること。

    Q:ラスベガスの土曜レース後、“来年が楽しみではない”という趣旨の発言をしていました。数日経って落ち着いた今、その気持ちは変わりましたか?

    ハミルトン: シーズン末に“来年が楽しみ”なんて思うドライバーがいたら驚くよ。みんな疲れてるし、家族との時間が恋しい頃だ。あの発言はフラストレーションの勢いだよ。特に良くない結果の後は、フラストレーションが大きくなる。でも今は、来年チームがどんなマシンを作るのか楽しみだし、一緒に積み上げていくのを楽しみにしている。

    Q:では、残り2戦のマシンが良いパフォーマンスを見せたら、気持ちは変わる?

    ハミルトン: 変わらない。

    Q:カタールではどんな可能性があると思いますか?

    ハミルトン: 分からない。ただ、カルロスが言ったような速度域では、僕たちのマシンはかなり良いと思う。レッドブルに追いつくのは難しいだろうけど、良い週末になることを願っている。

    ■ フロアからの質問

    Q:今夜、ドライバーの運転基準ガイドラインについて話し合うミーティングがあります。ここにいる3人は非常に経験豊富で、そのうち1人は来週250戦目です。今のガイドラインで“正しくない部分”を、どのように変えるべきだと思いますか?

    サインツ: 僕が行くよ……GPDAとしてね!まずは全員で集まって、いくつかのインシデントを分析する必要がある。今年は、ドライバー同士、FIA、スチュワードの間で意見が割れたケースが多かった。いろいろな判断基準があったからね。今年はその点で混乱も多かったから、落ち着いて分析し、未来に向けてより良い解決策を考える必要がある。

    僕個人の意見としては——ここではGPDAとしてではなくカルロス・サインツとして言うと——もっと良くできる余地があると思う。今のガイドラインそのものが、いくつかの問題で“解決より混乱”を生んでいる。特にレースインシデントを審議するとき、今年は“白か黒”の判定になりがちだった。ガイドラインがあることで、レースインシデントをレースインシデントとして扱いにくくなった。前にタイヤがあるか、後ろにあるか、ミラーの位置がどうか……と、ガイドラインに沿って判断されるからね。

    だから、あまりうまく機能したとは言えない。でも、それがまさに今夜話し合うべきポイントなんだ。他にどんな方法があるのか、一緒に考える必要がある。

    Q: ルイス? ニコ?

    ハミルトン: 彼の答えがすべてだよ。

    ヒュルケンベルグ: (発言なし)

    Q:ニコへの質問です。あなたより前に若手3人が会見に出ていましたが、彼らは口を揃えて“チームメイトから学ぶ”と言っていました。あなたはルーキーのガブリエル・ボルトレトから何か学びましたか?あるいは彼があなたを押し上げる存在になりましたか?

    ヒュルケンベルグ: もちろんさ。ルーキーだからといって、走れないとか、速くないというわけじゃない。僕たちはみんな、どこかの時点でルーキーだった。F1に入るには誰だって始まりがある。

    ガビはドライビング面で本当に印象的だったよ——ステアリング操作、テクニック、そのあたりは彼の強みだ。正直、今年何度も彼から学んだ。お互いにデータを見て刺激し合っている。だから答えは……絶対に“イエス”だ。

    Q:カルロスに質問です。今週末は“25周のタイヤ使用制限”があり、事実上の2ストップになります。これはF1が将来的に導入を検討していると聞きますが、このシステムをどう思いますか?(GPDAとしてでも、個人としてでも構いません)

    サインツ: これはあくまでカタール限定の“臨時措置”だと思う。将来的に“強制2ストップ”を全レースに導入するのは機能しないだろう。そんな意見も聞いたけどね。

    レースが最も面白くなるのは、“1ストップか2ストップか”“2ストップか3ストップか”というバリエーションがある時だ。でもモナコみたいに、全員が同じデグラデーションで、同じ戦略を強制されるレースは良くない。柔軟性がないからね。

    F1が将来目指すべき姿は、複数の戦略が成立することだ。強制ストップ数ではなくね。今回について言えば、あくまで安全性と信頼性の問題だ。そういうことだよ。

    Q:ルイスに質問です。ランキングを見ていたのですが、あなたとキミ(アントネッリ)はとても近い位置にいます。彼をよく知っていて、共に働いた経験もあります。彼の成長を今年どのように見ていますか?

    ハミルトン: キミ?僕はキミと一緒に働いたことはないけど、彼が“人として、ドライバーとして成長していく姿”を見るのは好きだよ。今年の彼は本当に素晴らしい仕事をした。特にシーズン後半、明らかにレベルを上げてきた。それを見るのは嬉しいし、僕たちの関係もすごく良い。

    Q:2年後には新レギュレーションが始まり、F1は大きく変わります。来年あなたのチームはどの位置にいると思いますか?“直感”を教えてください。(3人全員へ)

    ハミルトン: 直感なんてないよ。分からない。誰にも分からない。

    サインツ: 誰にも分からない。でも、直感は“良い感じ”と言っておくよ。あくまで直感だけどね。

    ヒュルケンベルグ: 直感に大きな価値はないよ。今より少し強くなっているといいけど……まあ、見てみよう。

    Q:ルイス、あなたがフェラーリにサインした瞬間に戻ってみてください。もしその時に“今あなたが知っていること”をすべて知っていたら、それでもフェラーリを選びましたか?その理由は?

    ハミルトン: 仮定の話には踏み込まないよ。でも答えるなら——もちろん、そうしただろう。僕はフェラーリに来たことを後悔していない。組織の中で成長し築き上げていくには時間が必要だ。それは覚悟していた。

    Q:カルロス、運転基準の議論について話していましたが、そもそも“ガイドラインは必要なのか?”と疑問に思う人もいます。あなたは、ガイドライン導入が必要だった理由をどう見ていますか?

    サインツ: ここではGPDAではなく、カルロス・サインツとして話すね。レース後に、カルン・チャンドック、ジョリオン・パーマー、アンソニー・デビッドソンの分析をよく見るんだけど、彼らの分析は本当に素晴らしい。“誰に責任があるのか”“これは純粋なレースインシデントか”という判断がとても的確なんだ。

    僕が理想とするのは、“ガイドラインなしで、彼らのような人たちが審議する未来”だ。もちろん100%一致するわけではないだろうけど、90%は正しい判断になると思う。

    F1の未来のスチュワーディングがどうなるべきかを考えると、彼らのレベルが理想だと思う。深い分析と明確な結論——これが高いレベルなんだ。

    Q:カルロス、もしガイドラインが全くなかったら、ドライバーとして判断は変わると思いますか?

    サインツ: そこが難しいところだ。ガイドラインが必要かどうか分からない。でも彼らがやっている分析を見ていると、“本当に何が起きたかを正しく理解して判断している”と分かる。そういう人たちならガイドラインがなくても、公平に正確に判断できるだろう。

    Q:あなたたち3人に質問です。グラウンドエフェクト時代が終わろうとしています。この世代のマシンは低速アンダーステアなど固有の特徴がありますが、楽しめましたか?それとも“さよならできて嬉しい”ですか?

    ハミルトン: うん、このマシンに“さよなら”できるのを楽しみにしているよ。みんなそうだと思う。

    サインツ: 僕も同じだ。2022年にこの世代に適応するのは大変だったし、後から少しうまく適応できるようになったけど、僕の自然なドライビングスタイルではない。F1マシンを操るために、“自分には必要だと思っていなかったスキル”を学び直す必要があった。だから終わってくれて良かったと思うし、来年はもっと自然なスタイルに戻れるといい。

    ヒュルケンベルグ: 僕はもう少しニュートラルだな。特に嫌いではない。確かに今年は“前のマシンに近づく”のが非常に難しくなった。でも予選では速いし、重いけれど悪くはないよ。

    Q:ルイス、あなたがさっき言及した“フェラーリの情熱”についてですが、それは今年の中で最も明るい点でしたか?そして、タフォシとのつながりについてはどう感じていますか?

    ハミルトン: そうだね。情熱はこのブランドの最も特別な部分だ。そして工場で働くすべての人の情熱も素晴らしい。タフォシのサポートも世界中で感じる。だからこそ、結果が出ない週末は余計に辛い。みんなが懸命に働いているのに、それに報いる結果にならないからね。フェラーリは大きな“感情の塊”なんだ。とても大切なものだよ。

    Q:2026年は未知数が多いですが、フェラーリは“実行力”や“チームのまとまり”という面で新たな章を開けると思いますか?

    ハミルトン: もちろん、冬の間にやるべきことはたくさんある。シーズン全体を分析し、改善すべき点を多く見つけていく必要がある。でもチームの誰も“自分は完全だ”なんて思っていない。全員が役割を果たさなければならない。それは理解しているし、やるべきことをやれば前進できると信じている。来年はより良いパッケージを手にできると願っている。

    Q:もうひとつルイスに。シャルルとの結果差について心配はありますか?もし来年マシンが大幅に強くなった場合、あなたはシャルルを上回れるという自信がありますか?

    ハミルトン: 心配はしていないよ。この期間は自分の側に集中していたし、シャルルは素晴らしい仕事をしていた。彼は7年もチームにいて、長い時間をかけて築いた“強固なチーム”がある。僕の側は新しい環境で、新しい人たちと仕事をしてきた。そしてシーズン途中にはまた新しいメンバーも加わった。だから、彼と同じレベルの成熟度に到達するには時間が必要なんだ。

    Q:ニコに質問です。ヘルムート・マルコが“あなたはフェルスタッペンのチームメイトになれたかもしれない”と言っていましたが、セルジオ・ペレスのバーレーン勝利で状況が変わったと。もしあなたがレッドブルにいたら、F1はどうなっていたと思いますか?

    ヒュルケンベルグ: 特に想像したことはないよ。僕は“夢想家タイプ”ではないからね。違う世界になっていただろうけど、起きなかったことだからね。何度かチャンスに“近づいた”ことはあったけど、最終的に重要なのは“実際に起こったこと”だ。僕は今の場所にいるし、過去に起きたことはそのままだ。

    Q: 夢想家じゃないと言いつつ……あのレッドブル加入はどれくらい“近かった”のですか?

    ヒュルケンベルグ: まあ、“十分には近くなかった”ということだね。

    Q:ニコ、ここでコンストラクターズ選手権についても聞かせてください。ザウバーは現在9位ですが、ハースの7位まであと5ポイント差です。今年はチームにとって“移行期”ですが、この7位はどれほど重要ですか?

    ヒュルケンベルグ: みんなにとって重要だよ——アストン、ハース、そして僕たちも含めて。この争いにいる。残り2戦、ここはスプリントだし、みんな全力だ。状況は同じだよ。僕らも全力を尽くして、最後にどこにいるか見るだけだ。

    Q:カルロス、先ほどの“分析者たちの質の高さ”について。スチュワードには“より最近までレースをしていたドライバー”の視点が必要だと思いますか? 今の“年齢層の高いスチュワード”よりも?

    サインツ: 気をつけて話さないといけないけど……“年齢層が高い人”でも素晴らしい仕事をしている人はいる。名前は挙げないけどね。個人を批判したいわけじゃない。ただ僕が言いたいのは、若い元レーシングドライバーたちの分析は本当に質が高いということだ。彼らが言うことは大きく納得できるし、“こうした人たちが審議してくれたら”と何度も思った。

    もちろん、24戦を回るには固定給が必要になるし、人生の大部分を割くことになる。どう組織するかを考えなければいけない。でも、彼らの分析レベルは本当に高くて、僕だけじゃなく多くのドライバーが同じ考えを持っていると思う。

  • F1カタールGP:記者会見 Part.1 – アントネッリ、ベアマン、ローソン

    F1カタールGP:記者会見 Part.1 – アントネッリ、ベアマン、ローソン

    2025年F1カタールGPを前に、木曜恒例のドライバー記者会見が行われ、キミ・アントネッリ(メルセデス)、オリー・ベアマン(ハースF1チーム)、リアム・ローソン(レーシングブルズ)の3名が登場した。アントネッリはラスベガスGPで“今季最高の実行”と振り返るレース運びを詳細に語り、シーズンを通して精神的に大きく成長したことを強調。ベアマンとローソンも、それぞれの連続ポイント獲得、予選パフォーマンスの改善、そして激しい中団争いの中で学んできたテーマを明かした。

    また会見では、マクラーレンの失格問題を受けたFIAのルール議論、25周スティント制限による戦略への影響、トップチーム昇格の可能性、若手のタイトル争い、そしてシーズン中盤のスランプ克服まで、多岐にわたる質問が飛んだ。3人の回答には、初年度を戦い抜いてきたリアルな手応えと苦悩が色濃く反映されている。

    Q:キミ、まず土曜日の出来事について少し振り返ってください。最終的な順位という意味では今年のベストではありませんでしたが、“実行面”では2025年で最高のレースだったのでしょうか?

    キミ・アントネッリ: そうだと思う。すべてをとても上手く実行できたからだ。戦略は明らかに少しクレイジーだったけれど、しっかり成立させることができたし、それは良かった。それがレース全体を変えたし、1ストップを維持できたことが、最終的にあの順位でフィニッシュできた理由だ。だから、実行という点では本当にいいレースだった。

    僕自身についても、おそらく今季これまでで最高のレースだったと思う。あのスティントではタイヤマネジメントができたし、シーズンを通して学んできたことすべてをまとめることができたからだ。走っていてずっと手応えがあったし、すごく楽しかった。

    Q:では、シーズンを通して学んだことについて話しましょう。インテルラゴスやバクーなど、結果が徐々に良くなってきています。初年度で学んだ一番大きなことは何でしょうか?

    アントネッリ: このシーズンに学んだことはたくさんある。でも、サーキット上とサーキット外で、自分に何が必要かをよりよく理解できるようになったのは確かだ。そして、メンタル面でも同じだ。セッションに臨む前に正しいマインドセットを持つことが非常に重要だと思う。最終結果にだけ集中するのではなく、そこに至るまでのプロセス、つまりすべてを正しく行うことにフォーカスする必要がある。

    他にもいろいろあるけれど、このシーズンを通して大人になったと思うし、特に苦しい時期を乗り越えたことが成長につながった。今では物事にうまく対処できるようになった。もちろん改善の余地はあるけれど、これまでのところ良い軌道に乗っている。

    Q:では、今週末のバクー……ではなく、ここカタールについて。メルセデスはマクラーレンやレッドブルと再び前方で戦えると思いますか?

    アントネッリ: バクー? それともカタール?

    Q:すみません、ここです! 今週末のことです。メルセデスはチャレンジできますか?

    アントネッリ: いいよ、分かるよ。時差ボケはね……。まあ、どうなるか分からない。実際、去年はメルセデスはかなり強かったと思う、特に予選では。だから、強さを発揮できればいいし、もっと良ければいいと思う。

    今年はちょっと面白い傾向があって、得意だと思っていたサーキットではあまり良くなくて、「まあまあかな」というサーキットで意外と良かったりした。だから明日どうなるか見てみよう。大事なのはしっかりとしたスタートを切り、良いリズムを作って、週末を通して良い流れを作ることだ。本当に楽しみにしている。シーズン最後の2戦だから、いい形で終わらせたい。

    Q:分かりました、健闘を祈ります。ありがとう、キミ。ではオリー、あなたに移りましょう。現在5戦連続でポイントを獲得しています。どれくらいマシンに自信がありますか?

    オリー・ベアマン: すごくある。実際、オースティンでアップグレードを入れてから、いや、その前からでもいいレースが続いている。メキシコでP4、ブラジルでP6、ラスベガスではオン・トラックでP12だったけれど、運良くP10に入れた。

    でも実際、ラスベガスは良い指標になったと思う。悪い週末だったとしても、そこそこ戦えるということだ。運良くポイントを取れたけれど、戦略面やマシンのフィーリングという意味ではベストではなかった。それでもポイント圏のすぐそばにいて、運良く入れた。これは残り2戦に向けてすごく良い感触を与えてくれる。

    Q:オースティンのアップグレードについて触れましたが、それによって何を引き出せるようになったのですか?

    ベアマン: 少し速く走れるようになった。僕たちがずっと求めていたフィーリングが得られるようになった。特定の風向きやトラフィックの状況では、このアップグレードでマシンが少しナーバスになることもある。でも、それはレギュレーション終盤では常に付きまとうトレードオフだ。

    ゲインはコンマ数秒、いやコンマ数秒もないかもしれない、0.1秒とか0.15秒くらいだと思う。でも今のF1では、それで順位が大きく変わる。もちろん来年は新レギュレーションだから、この時期にアップグレードを入れるのはリスクだった。でも僕たちの立場を考えると、そしてコンストラクターズの順位がハースF1チームのようなチームにとってどれほど価値があるかを考えると、正しい判断だったと思う。

    Q:ルサイルの高速スウィープにマシンは合うと思いますか?

    ベアマン: そうだといいけどね。去年チームはここで良いレースをしていたし、僕たちのマシン特性を考えると……。直近5〜6戦を見ると、ラスベガスが一番気が重かったサーキットだった。それなのに2台でポイントを取れたということは、どんなサーキットでも戦えるってことだ。だから、マシンの性能よりも、実行面が重要になってくる。予選は信じられないほど僅差だから、完璧なウインドウに入れて、しっかりと実行することが重要だ。

    Q:F1での初めてのフルシーズンがほぼ終わろうとしています。あなた自身、今年どこが一番成長したと思いますか?

    ベアマン: 自分のスピードを使いながら、正しいタイミングで“適切に計算されたリスク”を取ること——これは今年改善した点だと思う。F2から来ると、フリープラクティス2周目や3周目にはもう限界までプッシュしなければならなかった。タイヤは1セットしかなく、すぐに性能が落ちるからだ。だから予選前にマシンが何をできるか把握しなければならなかった。

    でもF1の週末は全然違う。タイヤセットも多いし、セッションも多い。だから段階的に積み上げていく時間がある。このアプローチはF4以来やっていなかった。F3やF2では走行時間が少なく、タイヤもないからだ。

    だから、ドライビングを“段階的に積み上げるスタイル”に戻し、少しずつマシンの限界を探るようにした。金曜日(今週末は違うけど、通常のFP1・FP2がある金曜)の結果は大して重要ではなく、バランスを整えて中盤で完璧なウインドウに入れることが大事だ。そして土曜日にプッシュし始める。

    週末全体の構成を組み立てること——F1はF2よりもはるかに忙しいから、エネルギーレベルを管理する必要もある。いろいろあるけれど、後半戦はうまくいって良かった。シーズンを良い形で締めくくりたい。

    Q:分かりました。健闘を祈ります。ありがとう。ではリアム、あなたもシーズンを少し振り返ってください。今年はローラーコースターのような一年でしたが、学んだ一番大きなことは?

    リアム・ローソン: そうだね。このレース数だと、あまり立ち止まって悩んでいる時間がないんだ。もちろん週末ごとに振り返って、良かった点や学ぶべき点を考えるのは大事だけど、ここまで多くの週末をこなしていくと、何かに囚われたり、感情にとらわれすぎないことが本当に難しい。

    例えば、先週末——レースまでずっとスムーズで、良い位置にいたのに、ほんの小さなミスですべて台無しになる。あれは本当にフラストレーションが溜まった。でもまた今週末レースがあるから、あまり悩んでいる時間もないんだ。

    Q:では先週末の“良かった点”に目を向けましょう。予選ペースが良かった。今季、ワンラップをまとめるのはどれほど難しかったですか?

    ローソン: 僕にとっては間違いなく難しかったと思う。マシン自体はすごく速かったし、だからこそ、ワンラップのパフォーマンスを今年は特に重点的に取り組んできた。マシンからも、僕自身からも引き出す作業だね。シーズンを通してかなり良くなってきたと思う。

    ラスベガスは特殊だったけど——1周というより12周まとめるような予選だった。でも、今年はずっと僅差だったから、すべてを完璧にまとめる必要があった。本当にそこが難しかったし、うまくいかないと大きく落ちてしまう。それくらいタイトなんだ。

    Q:ラスベガスとカタールは特性が正反対です。今週末、力を発揮できると思いますか?

    ローソン: ある意味、キミが言った通りだね。“速いと思っていたサーキットで速くなかったり、その逆だったり”ということが何度もあった。

    去年のカタールは僕たちにとって本当に厳しいレースだった。だから今年は理由はどうあれ、良くなっているといいんだけど……。ただ、去年よりマシンの理解がかなり深まっているのは確かだ。

    でもスプリント週末だから、難しいのは確か。それでも良い週末になるといいね。

    ■ フロアからの質問

    Q:キミ、ハードタイヤで48周——驚異的でした。シーズン最初の3〜4戦のあなたなら、あれはできたと思いますか? もし答えがノーなら、今季何が変わって、あの戦略を実行できるようになったのでしょうか?

    アントネッリ: いや、間違いなく無理だったと思う。シーズンを通して本当に多くのことを学んだからね。もちろんコンパウンドも毎戦同じではないけれど、正直言ってC3は僕が結構好きなコンパウンドだし、C4やC5も好きなんだ。

    シーズンを通して、トラックごとに違うとはいえ、タイヤの挙動を理解できるようになった。そしてプラクティスでもレースでも、いろいろなプッシュレベルを試して、タイヤがどう反応するかを探った。

    ラスベガスは、それまでの学びを全部まとめて出せた“今季最高の実行”だったと思う。そのおかげでロングスティントができたし、ラップごとにタイヤが劣化していくのに対応できた。そして最後の数周では、チームのサポートもあってバランス調整をしながら走り切れた。

    でもシーズン序盤だったら、確実に途中でピットインしてたよ。最後まで行くのは無理だった。

    Q:キミとオリーに質問です。昨年はF2でチームメイトとしてここに来て、今年はF1に上がりました。この1年で最大のチャレンジは? そして、予想より簡単だった“良い意味での驚き”はありましたか?

    ベアマン: 最大の驚き、あるいは最大の違いという意味なら、F2と比べて“いかに忙しいか”だと思う。F1ではレース数がほぼ倍だし、サーキットの外でもスポンサー関連の仕事、メディア対応などがかなり増える。

    例えば来年はシーズン2〜3週目からすぐ始まるから、F2にあったような長い休みはほとんどない。だからエネルギーレベルの管理が大事になる。運転するのはもちろんだけど、サーキットに来る時点で常に100%の状態でいる必要がある。

    良い面としては、F1マシンは本当にドライブしていて楽しい。特に予選で限界まで攻めるのは快感だ。それから、移動がちょっと楽になったかな……ビジネスクラスで移動できるから、快適ではあるよ。

    アントネッリ: 僕にとっての最大の驚きは……そうだね、やっぱり週末のコミットメント量、そしてレース週末以外の仕事量だと思う。これが本当に大きくて、学ぶことも多かった。自分のエネルギーをどう管理するか、どう調整するか——その辺りが最大のチャレンジだった。

    正直言って、シーズンの中盤にはかなり疲れてしまった時期もあった。でも今は何を期待すべきか分かっているし、来年はもっと上手く対処できるはずだ。

    もちろん、F1マシンを運転できるのは最高の特典だよ。本当に速いし、特に予選では限界がものすごく高くて、どれだけプッシュできるか探るのが楽しい。それに、F2ではあまり面白くなかったサーキットが、F1マシンだとすごく楽しくなることもある。とても特別な経験だ。

    来年は大きく変わるけれど、僕たちはまだ世界で最も速いマシンを運転することになる。それは本当に素晴らしいことだと思う。

    Q:キミ、どのサーキットが“F1マシンで走ると生まれ変わる”と感じましたか?

    アントネッリ: ほとんど全部だと思う。モナコは特に衝撃的だった。F1マシンであれだけの速度で走れるなんて驚いたよ。あとバルセロナも特別だった。最終コーナーを予選で全開で行けるなんて、本当に信じられない。F2でやったら確実にスタンドまで吹っ飛ぶよ。

    ベアマン: 市街地までね。

    アントネッリ: 市街地まで! でも本当に驚異的なんだ。他にもブダペストもF1ではすごく良かった。正直、どのコースもF1になると特別になる。どれだけ狭くても、どれだけ短くても、F1ならとんでもない速さで走れる。だから本当にスペシャルだ。

    Q:キミ、あなたも話題にしていたF2ですが、今イタリア人の若手がタイトル争いをしています。あなたは彼の戦いを追っていますか? そしてF2経験者として、残り2戦で彼に必要なことは?

    アントネッリ: もちろん追っているよ。彼は僕の親友なんだ——レオね。去年のF3から大きなステップを踏んでいて、本当にうれしいよ。今シーズンずっと非常に安定していて、それが他のドライバーとの差になっている。常に上位にいて、良いポイントを持ち帰っている。

    だから、残りでもこの安定性を維持することが大事だと思う。ぜひともタイトルを取って欲しいし、その結果を達成できると信じている。スピードも、安定性も今年は本当に素晴らしい。最後のラウンドがどうなるか楽しみにしているよ。

    Q:キミ、あなたは中盤戦で苦しみました。自分を疑ったことはありましたか? もしあったなら、どう乗り越えたのでしょう?

    アントネッリ: ああ、もちろん、何度もあったよ。新しいサスペンションに変えてから、僕はかなり苦しんだ。特に適応するのが難しかった。一方でジョージは、パフォーマンスを失ったにもかかわらずうまく適応していた。

    僕はどんどん悪循環に陥っていったように感じて、フラストレーションが積み重なった。最もつらかったのはスパだと思う。本当に自分を疑ってしまった。“結果が出ないのは自分が悪いのか”と考え始めてしまうんだ。

    だからモンツァの後、チームと大きなミーティングをして、メンタルをリセットした。重要なこと、プロセスに再び集中するようにした。それが大きな学びになった。

    Q:3人全員に質問です。ステラ代表は、マクラーレンの失格を受けてFIAがルール変更を検討していると言っています。今年はルール全般についても多くの議論がありました。今は“全面的な見直し”が必要な時だと思いますか? プランクだけでなく、オーバーテイク規定なども含めて。

    アントネッリ: そうだね。だから今日、来年に向けて“ドライビングガイドライン”の会議があるんだ。僕たちの経験に基づいて、FIAがより良いガイドラインを作れるよう意見を伝えるつもりだ。今年のガイドラインがひどかったとは思わない。ドライバー側に有利に使うこともできたし。だから大きな変更が必要とは思っていない。

    プランクについては……それがルールだ。このマシンでは車高を下げれば下げるほど速くなる。だから限界を設定しないといけないし、それを超えれば当然アドバンテージを得ていることになる。だから失格になる。2023年のオースティンでもメルセデスが同じ問題で失格になったよね。

    もちろん、マクラーレンが言うように予想外のポーポイズ現象など外部要因がある時もある。でもルールはルールだ。来年は新レギュレーションで、こうした問題は少なくなると思う。

    ベアマン: 幸い、僕たちにはFIAとの会議がある。ドライバーとして一番の懸念は、“固定された審査員がいない”ということだ。ガイドラインはあっても、審査員によって解釈が変わる。F1ほどのレベルのスポーツで、他のエリートスポーツと比べても、審査員が毎戦変わるというのは異例だ。

    僕たちは“実際に車内で何が起きているか”をもっと理解してもらう必要がある。今年は、ドライバー全員に聞けば“これはペナルティだ”“これは違う”と一致する場面が多くあったのに、審査結果が異なるケースがあった。それを是正したい。だから今夜は長い会議になると思うよ。

    ローソン: 本当に付け加えることはあまりないよ。要は、決定を下す際に“実際にステアリングを握っているとどう感じるのか”を理解した上で判断してほしいということ。ガイドラインは去年、僕たちの意見を反映する形で作られたけど、進化し続けている。今夜はさらに明確にして、来年もっと良いシステムになることを目指すよ。

    Q:今週は25周の最大スティント規制があります。安全上の理由からですが、戦略の自由度は残ると思いますか? それとも制限されてしまう?

    アントネッリ: 戦略はかなりシンプルになると思う。25周制限でね。それにタイヤ圧も上がったから、バランスやタイヤの挙動にも影響するはずだ。でもパンクしたり、タイヤが壊れるのは嫌だからね。3輪で走るのは本当に最悪だ。ルイスは3輪で勝ったことすらあるけど、あれは例外だよ。

    だから懸念は理解できる。“安全第一”の方が良い。レースの内容やタイヤ配分は変わるだろうけど、それ以外は戦略がシンプルになる分、より“全開のレース”になるだろう。それは悪くないと思う。

    Q:オリーとリアムに質問です。今季のベストレースとワーストレースは?

    ベアマン: ベストはブラジル。ワーストはオーストラリア。簡単だね。

    ローソン: メキシコじゃない?

    ベアマン: ブラジルがベストだと思う。

    ローソン: 僕のベストもブラジルかバクーかな。ワーストはオーストラリアだね。

    Q:キミ、メルセデスのトトは、あなたがトップチームに入ったことで大きなプレッシャーを受けていると言っていました。最近の好調を受けて、チームはあなたのプレッシャー緩和に成功したと思いますか?

    アントネッリ: もちろんそうだと思う。トップチームに入ると注目度が一気に上がって、小さなミスでも大きく見られる。苦しい時期は本当にきつかった。でもチームは一度も僕を見捨てなかったし、一緒にその状況を乗り越えることができた。

    今では経験も積んで、自分のマシンに何が必要かを伝えられるようになった。チームもそれに応えてくれている。ジョージとの関係もすごく良くて、チームとしての勢いもついてきた。だから残りのレースと来年がとても楽しみだ。

    Q:オリー、あなたは後半戦で非常に安定しています。もしトップチーム——例えばフェラーリ——からチャンスが来たとして、準備はできていると思いますか?

    ベアマン: まあ、F1にいる以上、自分を信じなければいけない。だから答えは“イエス”だ。でも、それを証明し続けなければならない。5〜6戦良かっただけで、すべてが変わるわけではない。

    それに、忘れられがちだけど、シーズン中盤には4〜5戦連続で11位だったんだ。それも“安定”はしていたけれど、ただポイントに届かなかっただけ。でも、今はマシンパフォーマンスが少し上がって、11位が10位、9位、8位になる。その方が周囲の評価も良い。

    だから確実に成長したと思うし、特に夏休み後は本当に良いリズムと勢いを見つけられた。もちろん、チャンスが来れば準備はできていると思う。

  • 2025年F1ラスベガスGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1ラスベガスGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1ラスベガスGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。11月22日(土)にラスベガス・ストリップ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第22戦 ラスベガスグランプリの決勝レースが行われた。

    首位のマックス・フェルスタッペンを筆頭に、トップ10のドライバーたちはそれぞれが異なる展開のなかで自らのレースを組み立て、結果を持ち帰った。

    優勝争いから中団の上位争いまで、タイヤ戦略、序盤の混乱、温度変化といったラスベガス特有の要素が順位を大きく左右する展開となった。ドライバーたちはレース後、それぞれの視点から戦略判断やクルマの状態、コース上で直面した課題を振り返っている。ここではトップ10フィニッシュを果たしたドライバーたちのコメントを順位順に紹介する。

    1位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「今日はすべてが本当にスムーズに進んで、タイヤを持たせることもうまくできた。ここで勝つことができて素晴らしかったし、とても良い一日だった。最後の数周は非常に強力で、ミスもなく、ピットウォールとのコミュニケーションも終始良かった。スタートもすごく良くて、ランドは少しブレーキが遅れた。前に出ることが重要で、そうすることで自分たちのペースで走って、すごく安定していられた。レース中、ミディアムタイヤは予想以上に良い感触で、最初のスティントをしっかり走れたことで、ハードに切り替えたときも楽になった。今日は良いレースができて、ペースも良く、すべてが本当によく機能した。残りのレースでは、できる限りのことをして、シーズン末まで可能な限り多くのレースで勝利を目指し、すべてを最大限に引き出すだけだ。今日はすごく楽しかった。」

    2位:ランド・ノリス(マクラーレン)※DSQ
    「今日はすごく残念な終わり方になってしまった。レース終盤にいろいろマネジメントをしないといけなかったんだけど、今ではそれがマシンに問題があったせいだと分かっているし、その結果として残念ながら失格になってしまった。本当に多くのポイントを失うことになって悔しい。僕たちは常にできる限りのパフォーマンスを見つけようとプッシュしているけど、今日はそのバランスが明らかにうまく取れなかった。今さら僕にできることは何もないし、次のカタールに気持ちを切り替えるしかない。全セッションでできる限りの最高のパフォーマンスを発揮することだけに集中する。」

    3位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今日は厳しいレースだったから、P3でフィニッシュしてまた表彰台を加えられたことにホッとしている。両方のスティントでマックスにプレッシャーをかけるチャンスはあったけど、その分タイヤを傷めてしまった。特にハードでそれが顕著で、そこからのレースはかなり厳しいものになった。途中で、もう1回ピットストップが必要になると思った瞬間もあったけど、後ろとのギャップが十分あったおかげで、ペースをマネジメントして3位を持ち帰ることができた。キミは本当に素晴らしい仕事をして、ロード上では4位、最終結果では5位でフィニッシュした。チームとしてはまた多くのポイントを持ち帰れたし、アブダビでコンストラクターズ2位を守るという目標に向けて、この勢いのままカタールへ向かうよ。」

    4位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)※DSQ
    「スキッド摩耗による不運な失格という結果で、この週末をノーポイントで終えることになって残念だ。グリッドがこれだけタイトな状況だから、僕たちはいつもどこでパフォーマンスを得られるかを探っているけど、今回はそれがうまくいかなかった。今は気持ちを切り替えて、最後の2戦でできる限り多くのポイントを取ることに集中しないといけない。どちらのサーキットも、これまで僕たちが強さを見せてきた場所だからね。」

    5位:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「今日のレース内容には本当に満足している。昨日のQ1敗退からのレースだったから、取り返すような気持ちだった。あれだけ後方からのスタートじゃなければ、間違いなくもっと前で戦えていたはずだと思う。そうした意味でも、今日のパフォーマンスやチームのポイント獲得には満足している。レースの半分あたりでフロントタイヤにグレイニングが出てきて、2回目のストップをしなければいけないかもしれないと心配したけど、タイヤに“話しかけながら”なんとか持たせた。最後にはグレイニングも消えて、強いラップを刻めたおかげで、ペナルティのダメージも最小限に抑えてP5を獲ることができた。」

    ラスベガスグランプリ

    6位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「複雑な気持ちだ。P6で終えることには満足していないけれど、自分のレースを振り返れば、出せるものは全部出し切ったし、いいバトルもできたし、必要なところでしっかりリスクも取った。そういう意味では自分自身のパフォーマンスには満足している。最初のスティントはオーバーテイクも多くて楽しめたけれど、ピットストップの後は難しくなった。僕たちのストレートスピードは最も強くはなかったから、競争相手と戦うが難しかった。ブレーキングで挽回することはできたけれど、キミのDRSの中にいるオスカーを捕まえるのは難しい状況だった。残り2戦、チームのために必ず勝利を持ち帰りたいし、そのために全力を尽くす。」

    7位:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「今日はP7を喜ぶべきだと思う。すごく良い仕事ができたし、レースもしっかりとやり切れた。ピットストップでは少し保守的だったかもしれないし、ルクレールやピアストリとポジションを直接争わせることもできたかもしれないけれど、すべてが良い学びになった。結果として、ペースは良かったし、トップチームに近い競争力があった。僕たちはミッドフィールドの中では最速のマシンだったから、今日のポイントには満足していいと思う。この勢いのまま残り2戦も全力でいくよ。チャンピオンシップ5位を守り切りたい。」

    8位:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    「今日のレースには満足している。できることは全部出し切れたと思う。プラクティスではロングランができていなかったから、ある意味で未知の状態だった。スタート前はもっとグレイニングが出ると予想していたから、少し保守的なマネジメントをしていたけれど、実際にはフルプッシュに近いレースだった。今週末のチームの仕事には誇りを感じている。FP1からミスもなく、必要なことを全部やり切れたから、この4ポイントは素直にうれしい。残りのカタールとアブダビは、もっとマシンに合うコースだと思うから自信を持って挑める。」

    9位:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    「今日もまたポイントを持ち帰ることができて、十分満足していい結果だと思う。これが取れたのはおそらく最大限の結果だ。前にいた全員が自分より前からスタートしていて、ペースも少し上だったから、その中でこの順位に持ち帰れたのは良い仕事だった。低デグのレースであまりバリエーションのないワンストップ戦略だったけれど、クリーンかつソリッドにやり切れたし、チームもとても良い仕事をしてくれた。ハードでの最初のスティントは特に良かった。序盤で接近戦をしながらタイヤをマネジメントするのは大変だったけれど、うまくやり切れた。また2ポイントを取ることができたし、選手権の戦いはまだすごく接近しているけれど、最後まで何があるか分からない。」

    10位:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「タフな夜だったし、振り返って良かったと思うようなレースではなかった。スタートは良くて、最初のスティントでかなりポジションを上げることができた。2回目のスティントでアルボンとの接触があって、あれでマシンにダメージを負ってしまい、その後のペースに影響が出た。ヒュルケンベルグを追うのも難しくなった。良かった点としては、それでもポイント圏内に戻れたことだし、コンストラクターズのためには1ポイントでも大事だ。すごく寒い中でもたくさんのファンが応援に来てくれたことには本当に感謝している。」

    関連:2025年F1ラスベガスGP 正式結果:マクラーレンの2台が失格処分で大幅変更

  • 2025年F1ラスベガスGP 決勝:11番手以下 ドライバーコメント

    2025年F1ラスベガスGP 決勝:11番手以下 ドライバーコメント

    2025年F1ラスベガスGPの決勝で11番手以下だったドライバーのコメント。11月22日(土)にラスベガス・ストリップ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第22戦 ラスベガスグランプリの決勝レースが行われた。

    11位以下のドライバーたちは、序盤の接触やタイヤの難しさ、トラックポジションの不利などから本来の力を発揮しきれない場面が多かった。レース展開に翻弄されながらも、各自が与えられた状況の中で最大限を尽くす走りを見せている。

    レース後には、不運なアクシデントやマシンバランスへの不満、改善点などについて率直に語られている。ここでは11位以下でフィニッシュしたドライバー、そしてリタイアを余儀なくされたドライバーたちの声をまとめて届ける。

    11位:エステバン・オコン(ハース)
    「今日はポジティブな点がたくさんあった。レースはしっかり遂行できたけれど、ポイントに入るには少しペースが足りなかった。レース中ほぼずっとルイスと戦っていて、もし第1スティントでもっと彼を後ろに留められていたらと思うけれど、第2スティントでは僕のほうがかなり速かった。でもそれでも最後に追いつくには足りなかった。あと5周あればという感じだ。今週末は報われなかったように感じるけれど、いい点は多かったし、次に進むだけだ。」

    12位:オリバー・ベアマン(ハース)
    「オープニングラップはすごく良くて、すごく良いポジションまで上がることができた。その後はペースに少し苦しんで、なかなかリズムがつかめなかった。低速コーナーではすごくドライブが難しくて、ハードに変えてからは少し良くなったけれど、本来ならもっと早くエアロバランスを調整したと思う。でも序盤にうまく読み切れなくて、それができなかった。最初のスティントでは後ろのマシンを抑えるのに苦労したし、クルマが難しい状態だったからミスも出てしまった。最終スティントではグレイニングもあったけれど、全体的なペースは悪くなかったと思う。」

    13位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「今日はタフなレースだった。ペースがなかった。今夜はドライコンディションだった時点で、ポイント争いは厳しくなると分かっていた。ストレートスピードも足りなかったから、バトルするのも守るのも簡単ではなかった。みんな全力を尽くしたけれど、今日はこんな日もある。来週のカタールではまたポイント争いができるよう頑張るよ。」

    14位:角田裕毅(レッドブル)
    「今日は自分たちが望んでいたようにはいきませんでした。予選でタイヤ内圧の問題があって、あれがなければもっと上の順位にいられたと思います。予選で起きたことはミスで、自分ではどうしようもありませんでしたが、本当にフラストレーションがたまります。あの時点までは週末の内容も良かったのに、避けられるはずの理由で良いレースをするチャンスを失ってしまいました。でもチームとして学ばなければいけないことだと思います。2周目のVSCのタイミングがうまくはまっていれば、今日はすごく良い戦略ができたと思いますが、その直前にピットしていたので本当に不運でした。最近はすべてが自分に逆風のように感じますし、プラン通りに進まない週末が続いています。昨晩施したクルマの変更も、期待していたほどペースに影響しませんでした。自分のコントロール外のことがたくさん起きていますが、自分がコントロールできることだけに集中するしかないと思います。ペース自体は上がってきていますし、クルマへのフィーリングも良くなっています。今はただ自分のやるべきことを続けるだけです。」

    15位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「数百メートルでレースが終わってしまったようなものだ。今日は自分たちのポテンシャルを全く示すことができず、本当に残念だ。ガブリエルがターン1であまりにも楽観的な動きをして、ランスに突っ込み、ランスが自分にぶつかってきてスピンした。その衝撃でクルマのリヤを壊してしまって、かなり大きなダメージを負った。今日は本当に良い週末だったし、濡れた路面でもドライでも速さがあったから、どれだけ戦えたのか見てみたかった。ポイント争いができたはずだから本当に残念だ。次はカタールで、こことはまったく違う条件だから、そこでまた全力を尽くす。あと2レース、最後までベストを尽くすよ。」

    ラスベガスグランプリ 決勝 角田裕毅

    16位:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「チームのために本当に残念なレースだった。今週末はクルマの速さがあっただけに、なおさらだ。ターン1はとにかくすごく滑りやすくて、ブレーキを踏んだ瞬間に前のクルマがチェックアップして、逃げ場がなかった。そこでピアストリに接触してしまって、フロントウイングを壊してしまった。あれでレースが大きく崩れてしまった。今日は2台ともポイントに入れたはずだから、本当に残念だ。ただ、クルマのスピードは良かったから、そのポジティブな点をカタールにもつなげていきたい。」

    17位:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「スタートで後ろから当てられてしまって、そこからのレースはダメージを抱えたままだった。スタート自体はうまくいって、ターン1の混乱を避けようとしていたんだけど、後ろからアレックスに当てられた。小さな接触に感じたけれど、フロアとディフューザーに大きなダメージを負ってしまった。前セッションまでのクルマと比べて、今日はかなり悪いフィーリングだった。バランスも悪くて、リアのグリップが足りず、スライドが多かった。ベストを尽くしたかったけれど、こういうレースでは自分のコントロール外のことが起きることもある。すぐに切り替えて、最後の2レースをポジティブな形で終えられるようにしたい。」

    DNF:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「今日は本当にごちゃごちゃしたレースになってしまって、この週末をノーポイントで終えることになったのは本当に残念だ。昨日の予選クラッシュで後方からのスタートになり、さらにスタート手順の違反の疑いで調査されたけれど、リ reprimand だけで済んだのは幸いだった。そのあとルイスと争っているときにルクレールに抜かれ、すぐに戻ろうとして距離を誤って接触してしまった。あれでフロントウイング交換が必要になって、さらに5秒ペナルティも受けた。レース中は無線が完全に使えず、すべてピットボードだけでやりとりをしないといけなくて、旗やVSC、デブリの状況もまったく分からなかった。安全面でも大きなリスクだったと思う。今日は速さもあっただけに、本当に悔しい。こういう日はあるけれど、残念な1日だった。」

    DNF:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    「まず最初にランスに謝りたい。完全に僕のミスだ。スタートがすごく良くて、ウィリアムズのイン側に入ったんだけど、ブレーキングポイントを数メートル読み違えてしまって、もう減速が間に合わず、姿勢も悪くて曲がれなかった。それで彼にぶつかってしまった。本当に残念だ。週末は予選までとても良かったのに、1周目のミスで自分と彼のレースを台無しにしてしまった。残り2戦はクリーンなラップとクリーンな週末に集中したい。完走できなかったことで、本来得られるはずだった経験値も失ったからね。ここから学んでリセットして、ドーハではこれまでの自分のパフォーマンスに戻れるようにしたい。」

    DNF:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「残念ながらスタートでぶつけられてしまって、僕のレースはそれで終わった。こういうことは起きるし、誰にとっても楽しいものではないけれど、ガブリエルはわざとやったわけじゃない。彼は良い子だ。もともと今日は競争力があるとは思っていなかったし、結果は大きく変わらなかったと思う。来週のカタールではまた状況が良くなることを願っている。サーキットによってはクルマが生きるところもあるから、そこに期待したい。」

    関連:2025年F1ラスベガスGP 正式結果:マクラーレンの2台が失格処分で大幅変更

  • F1ラスベガスGP 決勝:トップ3記者会見 – フェルスタッペン、ノリス、ラッセル

    F1ラスベガスGP 決勝:トップ3記者会見 – フェルスタッペン、ノリス、ラッセル

    2025年F1ラスベガスGPの決勝後、FIA公式のレース後記者会見が行われ、優勝したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2位のランド・ノリス(マクラーレン)、3位のジョージ・ラッセル(メルセデス)がそろってレースを振り返った。3人はスタート直後の攻防、タイヤマネジメント、そして各自が抱えていた問題について率直に語り、シーズン終盤のタイトル争いに対する現在の心境も明かしている。

    また、レース内容だけでなく、ラスベガスGPにおける“ショーとスポーツのバランス”、マシンの課題、今季のアップダウン、次戦カタールへの意気込みなど、多岐にわたるテーマが取り上げられた。以下では、その内容を完全逐語訳で紹介する。

    トラックサイドインタビュー

    Q(デイビッド・クルサード): それではラスベガスでのフェルスタッペンから始めよう。おめでとう、マックス。ここで2度目の勝利だ。支配的、とまでは言わないが、かなり快適に見えた。

    マックス・フェルスタッペン: うん、良かったよ。もちろんプラクティスでは、タイヤがどうなるか全然分からなかった。レースでも、みんなリズムを探しながら、どれだけプッシュできるかを探っていたと思う。特に最初のスティントはより脆いタイヤだったからね。すごくうまくいったと思う。普段、レースになると僕らはあまりタイヤに強くない。でも今日はコントロールできていたし、少し余裕を持ってプッシュできた。それでペースが出たし、もう少し長く走れたことでレースを半分に分けるような形にできた。それがすごく助けになった。マシンはとても良く、自分の好みに近かった。終盤には、まあまあのギャップも作れたけど、毎周快適に走れたし、タイヤを使いすぎることもなかった。

    Q(サム・ワーシントン): 『アバター』を作ったときも興奮したけど、君たちのやっていることは本当に信じられない。素晴らしいレースだった。質問はこうだ。ランドが1コーナーで攻めたとき、君はどう感じた?

    ランド・ノリス: 違うよ。彼が行ったんじゃない。僕が行ったんだ。他のみんなじゃない。

    Q(サム・ワーシントン): みんなは“コースを使い切った”と言っていたよ?

    ノリス: いや、実際には僕がマックスに勝たせたんだよ。行かせたんだ。良いレースにしてあげようと思って! ……いや、ただブレーキが遅すぎただけ。僕のミスだよ。ショーを見せたいだろ? ここはラスベガスだからね。ベストな走りじゃなかった。でも、彼が20秒差で勝つときは、彼が良い仕事をしたってことだし、向こうが少し速かったってこと。楽しいレースだったけど、いつものように難しかった。でも僕らは悪くなかったよ。

    Q(デイビッド・クルサード): ではジョージ、君にも聞こう。序盤、マックスにプレッシャーをかけているように見えた。そしてステアリングの問題がまた起きたと言っていた。その問題は最後まで続いたのか、それとも単にペースが落ちただけなのか?

    ジョージ・ラッセル: 問題はずっとあった。でも本当に厄介だったのはタイヤだよ。マックスがピットを出たとき、「チャンスだ」と思って本当に強くプッシュした。でもそれでタイヤを壊した。そこからは無線で「このタイヤで最後まで行けるか分からない」と言っていた。本当に難しかった。だから、レースとしては良いものじゃなかった。でも表彰台に立てたのは、僕らが達成できる最大値だったと思う。

    Q(サム・ワーシントン): ところでマックス、これが69勝目らしい。ここはラスベガスだから、6と9に賭けようと思うんだが、どう思う?

    マックス・フェルスタッペン: うーん、69のままでもいいし、169まで行ってもいい。かなりクールな数字だからね。

    Q(デイビッド・クルサード): 素晴らしいよ、マックス。本当に見事だ。それに君たちの間のレーシングリスペクトも好きだよ。ランドの冗談も良かった。「勝つチャンスをマックスにあげた」と言っていたが……ランド、ちょっとだけ——

    ランド・ノリス: 僕は「台無しにした」って言ったんだよ。

    Q(デイビッド・クルサード): ああ、それは言えないんだ。皆さんごめんなさい。でもチャンピオンシップは続く。残り2戦とスプリント1回。まだまだ続くね。

    ランド・ノリス: そうだね。正直、僕はここまで良い流れだったと思う。今日もペースは悪くなかった。でもマックスが良いレースをしたし速かった。1コーナーは攻めないといけない。今日はちょっと攻めすぎた。それで代償を払った。そういう日もある。でも2位だし、良いポイントだよ。そんなに落ち込んではいない。マックスとレッドブルにおめでとうと言いたい。良いレースだった。次に向かうよ。

    Q(デイビッド・クルサード): 最後にマックス。ここで勝った。素晴らしい走りだ。チャンピオンシップのことは考えているのか、それとも残りのレースを1つずつ見ている?

    マックス・フェルスタッペン: 1つずつだね。まだ大きな差がある。でも最大限を尽くすだけだ。この週末はそれが1位だった。次の週末も勝ちたい。そしてアブダビが終わったとき、どこにいるかを見るよ。シーズンはアップダウンが激しかった。厳しい時期もあったけど、美しい瞬間もあった。そこから学んだことは大きい。それを活かしてもっと改善し、来年はもっと強く戻って、最初からタイトル争いができるようにしたい。今は楽しんで、来週またどう戦えるかだね。

    ラスベガスグランプリ

    プレスカンファレンス

    Q: マックス、素晴らしいドライブだった。最終ラップにはファステストも出した。前に出たらすべてコントロールできていたように見えたが、実際どうだった?

    マックス・フェルスタッペン: うん、1コーナーでリードに立てたのは大きかった。最初のスティントでは、みんなプッシュする量やマネジメントの仕方を探っていたと思う。ピットストップまではみんな近かったしね。木曜日には十分な理解を得られなかったから、良いバランスを探していた。でも思ったより良かった。あのコンパウンドでもすでに期待以上だったよ。ハードに替えた後は、最初のスティントをうまくまとめられた分だけ、2回目は少し楽になった。でもそこでもタイヤを焼きすぎないように気を付けないといけない。無線のコミュニケーションも良かったし、本当に気持ちよく走れた。リラックスできてとても良かった。

    Q: スタートのことを言っていたが、ランドとの競り合いについて教えてほしい。最初の10秒ほどをどう見ていた?

    フェルスタッペン: イン側をカバーするのは当然のこと。ただ、このコースではブレーキポイントがつかみにくい。スタートしてすぐにミラーを見る暇がほとんどなく、すぐにブレーキしないといけない。路面も滑りやすいしね。そういうことだよ。

    Q: インテルラゴスではフラストレーションがあったが、今日は安定していた。この先の2レースでも、ここでのように勝てる自信がある?

    フェルスタッペン: 表彰台は安定しているね。勝てないレースもあったけど、2024年中盤から2025年中盤までは「表彰台に乗れないレース」の方が多かった。でも今は2位か3位を争えている。それは大きな前進だ。本来はシーズン最初からそうであるべきだったけどね。でも序盤はうまく行かなかった。今は安定していて、たまに勝てる。

    Q: タイトル争いについては? まだ考えていない?

    フェルスタッペン: うん。ただ楽しんで、勝てるときに勝つだけだよ。

    Q: 分かった。ありがとう。ではランドへ。最終の2周、かなりタイムを落としていたが、49・50周目に何が起きていた?

    ランド・ノリス: チームが「問題がある」と無線で言っていた。だから少しペースを落とさないといけなかった。

    Q: では今日のレース全体をまとめてほしい。今季22戦で18回目の表彰台だ。満足?

    ノリス: いや、今日は速さが足りなかった。ペースがなかった。1コーナーは僕のミスで、本当にひどかった。ブレーキが遅すぎた。僕の責任。でも仮に1コーナーを1位で出ても勝てなかったと思う。ブラジルと同じで、マックスが良い仕事をしたし、レッドブルが速かった。彼らは別のリーグにいた。もっと速さがほしかったし、僕らは改善しないといけない。

    Q: 昨年ここでは苦戦したが、今年は明確な前進があった。このラスベガスでのステップアップについては満足している?

    ノリス: もちろんだ。ここには僕らのマシンに合わない特定のコーナーや特性がある。でも僕らは2位だ。悪くはない。ただ基準が高いんだ。勝ちたい。金のトロフィーがほしい。銀や銅じゃだめだ。だから満足はしていない。また勝ちたい。でも今日は無理だった。チームとしてもっと良い仕事ができたかを考える必要がある。問題も多かった。マックスとレッドブルが良い仕事をした。勝つにはそのレベルに合わせる必要がある。僕らは勝つために毎回ここに来ている。だから勝てないと嬉しくない。でも残り2週末ある。巻き返したい。

    Q: 2位ではあるが、チャンピオンシップではリードが30ポイントだ。残り2週末で夢を見ることは?

    ノリス: いや。今日はまだがっかりしているからね。カタールは楽しみだよ。暖かい場所に行けるし、数日休んでゴルフとパデルをして、勝つ準備をする。

    Q: ジョージ、続いて君に。今日のレースでは長い間問題を抱えていたようだが、それは何で、どう影響した?

    ジョージ・ラッセル: 昨日と同じステアリングの問題が5周目くらいに出た。でも4周ほどすると慣れてきて、最初のスティントは悪くなかった。スタートも良かった。マックスよりコンマ1遅いくらいだった。ピット後にチャンスを見て、2周すごくプッシュしたら、タイヤを壊してしまった。残り16〜20周くらいで「最後まで持つのは厳しい」と分かっていた。正直、楽しいレースじゃなかった。左コーナーで曲がれなかった。

    Q: もし攻めずにタイヤを温存していたら2位に届いたと思う?

    ラッセル: 分からない。でもランドの立場でも、僕は同じことをしたと思う。勝ちたいんだ。半分のチャンスが見えたら行く。温存して3位だったら「攻めていれば」と思うはずだ。後悔はない。ただ楽しくはなかった。

    Q: メルセデスとしては去年のラスベガスから自信を持っていたレースだった。今日のパフォーマンスには驚いた? 失望した?

    ラッセル: 今年のマシンは24戦を通して安定している。去年のマシンは極端に強いか極端に弱かった。その分ハイライトは多かったが、年間のポイントは少なかった。もちろん勝ちたい。でも目的はシーズンを通して多くのポイントを稼ぐこと。だから今年のマシンの方がそのチャンスが大きい。

    質疑応答

    Q: ランド、マシンの問題について詳しく。無線では燃料と言っていたが、それが主な懸念? どれくらいギリギリだった?

    ランド・ノリス: ジョージも問題を抱えていたので助かったよ。そうじゃなければ今日はもっと悪かった。どれくらいギリギリだったかは分からない。センサーが変な値を示していたのか、予想以上に使ったのか、何が起きていたのか分からない。もっと知るにはチームと話さないといけない。とにかく、無線で言われた通りに走っていたらペースが落ちて、マックスを追うチャンスがなくなってしまった。

    Q: マックス、今日は本当に楽しそうだった。今季のアップダウンが理由?

    マックス・フェルスタッペン: 2023年のように簡単に勝てるわけじゃないからね。あの年は“チェックするだけ”のレースが多かった。でも今は違う。去年から厳しい時期もあったし、今年もイライラする場面があった。みんな満足していなかったからね。それでも終盤にこういう結果を出せているのは素晴らしい。大きなモチベーションになる。僕自身もそうだよ。

    Q: ランド、後半ジョージを抜いたときはどう考えていた? マックスを追う気持ちは? それとも2位で十分と感じていた?

    ノリス: 全開だった。でも速さが足りなかった。向こうが速かった。大差ではないけど僕らに問題があって、ギャップが大きく見えた。でも仮に1コーナーを前で出ても勝てなかったと思う。2位は良い結果ではある。でも嬉しい理由にはならない。マックスも言っていたけど、僕らは接戦をしている。予選では良い位置にいたのに、自分のミスで難しくした。でもその後も速さが足りなかった。タイヤも良く入れたと思っても、全力で走ってもマックスは離れていった。ここ数戦、予選は良いけどレースペースは落ちている。ブラジルでも予選は強かったけどレースではマックスが速かった。今回も同じで、昨日はとても強かったのに今日は足りなかった。何が変わったのか、カタールに向けて改善したい。

    Q: ランド、次のカタールは初めてタイトルを決められるレースになる。何か心境は変わる? 緊張する?

    ノリス: 分からない。初めてだから。でも今は何も変わらない。今日悪い日だと思っても、それでもそこそこ良い日だった。僕はただ勝ちたい。残り2レースとスプリント、全部勝ちたい。それだけ。今は数日休んで時差に合わせ、FP1に集中する。

    Q: マックス、ホンダとの“150戦”で思い出深い3レースを挙げてほしい。

    フェルスタッペン: 最初の表彰台は大きな節目だった。みんな感情的だった。それから最初のタイトル。エンジンの厳しい時期を経て、あれほどパワフルで信頼性のあるエンジンを作ってくれた。3つ目は難しい。素晴らしい勝利が多すぎる。でも特に感情的だったのはその2つだ。

    Q: ラスベガスGPは3回目だ。ショーとスポーツのバランスはどう思う? また、コースのバンピーさや開催時期への意見は?

    ジョージ・ラッセル: 全体として週末はとても楽しいし、進化している。タイムゾーンは僕らだけでなく全てのスタッフにとって厳しい。スタンドアロン開催ならもっと良いかもしれない。でも夜のラスベガスなら、どのみち大変だ。

    マックス・フェルスタッペン: 最終的にはそれぞれの好みだ。ショーが好きな人もいれば、違うトラックが好きな人もいる。僕も好みがあって、好きな週末もあればそうでない週末もある。でもラスベガスは好きだよ。ただ僕はショーマンじゃない。でもここがカレンダーにある以上、こうした演出が必要なのも分かる。

    ランド・ノリス: 数年前よりずっと良くなった。当時はやりすぎだった。まるでシルク・ドゥ・ソレイユにいるみたいだった。今はちょうどいい。良いイベントだよ。でももう少し暖かければいいね。数カ月前か後に動かせたら、みんな楽しめると思う。ファンにとっても寒さや雨はつらい。移動できるなら良いことだと思う。

    Q: マックス、来年1番を付けないなら、33番に戻す? それとも3番?

    フェルスタッペン: いろいろ検討しているよ。

    Q: 決定はまだ?

    フェルスタッペン: まだだ。決めたら伝えるよ。

  • F1ラスベガスGP 予選:トップ10 ドライバーコメント

    F1ラスベガスGP 予選:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1ラスベガスGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。11月21日(金)にラスベガス・ストリップ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第22戦 ラスベガスグランプリの公式予選が行われた。

    ラスベガスの難コンディションを制したのはマクラーレンだった。ランド・ノリスが見事なラストアタックでポールポジションを獲得し、タイトル争いで大きな一歩を刻んだ。2番手には氷の上のような路面と語ったマックス・フェルスタッペン、そして3番手にはウィリアムズのカルロス・サインツJr.が食い込んだ。

    一方で、極限のウェット路面が表彰台圏内の勢力図を大きく揺さぶった。4番手以下も混戦で、メルセデスのジョージ・ラッセルはQ3のトラブルに泣き、オスカー・ピアストリはイエローフラッグに阻まれて5番手止まり。レーシングブルズ勢は2台ともQ3進出を果たし、リアム・ローソンが6番手、アイザック・ハジャーが8番手と好位置を掴んだ。フェラーリのシャルル・ルクレールは9番手、アルピーヌのピエール・ガスリーが10番手となり、トップ10は“雨と運と実力”が濃密に交錯する結果となった。

    1番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「P1! 今日の予選の結果には本当に満足している。こんなにトリッキーなコンディションでのポールは決して簡単ではなかったけど、その分この結果はより特別なものになっている。今週末に入った時点では、まったく想像していなかった。だけど昨年から確実に前進できているし、週末を通して自信もどんどん高まっていった。今はレースにしっかり集中して、また強いパフォーマンスを発揮することだけを考えている。」

    2番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「今日は予選をとてもしっかり遂行できたと思う。コンディションは楽しいものじゃなくて、コースは本当に滑りやすく、氷の上を走っているようだった。ウェットは好きだけど、今日はやり過ぎなくらいで、とにかく慎重にならなければならなかった。グリップはすごく低くて、ミスのない走りをするためには一貫性が必要だったし、マシンの中でのフィーリングや本能を信じるしかなかった。とはいえ、マシンのポテンシャルは最大限に引き出せたし、やれることはすべてやったからポジティブだ。Q1とQ2は常に難しいけどうまくまとまって、Q3ではほんの少しグリップが足りず、さらに上を争うことはできなかった。ポール争いには絡めなかったけど、2番手はいいポジションだ。焦点はもちろん明日にあって、誰がタイヤを持たせられるかが鍵になる。僕らはそこが得意とは言えないけど、ハードタイヤでの情報がまだ全くないからどうなるか見てみようと思う。一番の懸念はレースペースだ。それでも、チャンスがあればもちろん攻めていく。」

    3番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「今年の予選の中でも最もトリッキーなコンディションのひとつだったけど、とてもハッピーだ! 今日は最初のラップからずっとマシンにフィーリングが合っていた。ラップをまとめるたびに上位につけていたし、こういうコンディションで走るのをすごく楽しんでいた。最後のアタックを少し早めに始めてしまったけど、それでもワンチャンスあると思っていたし、一瞬“これはいける!”と思った。でも僕の後ろにいた2台の速いマシンが改善して僕らを上回った。それでもP3はチームにとって素晴らしい結果だし、今日の仕事を誇りに思う。明日はこのポジションを維持することがターゲットだけど、このサーキットはオーバーテイクが簡単だから後ろにはとても速いマシンが控えている。できる限りワイドになって、全力を尽くすよ。Vamos!」

    4番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「残念ながらQ3の途中でパワーステアリングの問題が発生してしまい、それがフロントロウを争うチャンスを失う原因になった。とはいえ、マクラーレンのランド(ノリス)のペースを見ると、彼に並ぶスピードがあったとは言い切れないけど、確実に“ベスト・オブ・ザ・レスト”にはなれたと思う。特にQ1とQ2を最速で終えていたことを考えると、マシンのスピードは良かった。P4スタートは理想とは言えないけど、このラスベガスの初開催からの2年間で、色々なことが起きている。この位置からでも前と戦えると思うし、表彰台争いに加われるはずだ。明日はドライで今日より暖かいコンディションになると言われている。それがどんな影響をもたらすのかも未知数で、すごく興味深いレースになると思う。」

    5番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「セッションの終わりはタフだった。最後のラップでイエローフラッグが出て、それですべてが終わってしまった。今日は本当にいいペースがあったから、とても残念だ。でも少なくとも僕らが速かったことは証明できた。明日はオーバーテイクのチャンスがいくつかあると思うし、ここはベガスだから何でも起きる可能性がある。どうなるか見てみよう。」

    ラスベガスグランプリ 予選

    6番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「今日は本当にワイルドな予選だったけど、P6にはとても満足している。僕らが2つのセッションでエクストリームウェットを使わなければならなかったこと自体、どれだけ滑りやすかったかを示している。このタイヤを使うことは滅多にないからね。マシンは本当に速かったけど、最後のラップをわずかに逃してしまった。もっとスピードがあったし、さらに上のポジションに行けるチャンスもあったと思う。それでも2台揃ってQ3に入れたのは素晴らしい結果だ。」

    7番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「2時間前にはP7なんて想像もしていなかったし、正直思っていたよりずっと楽しかった。赤旗が連発してすごく長い夜になると思っていたけど、最終的にP7に入れて嬉しい。チームは正しいタイヤを選ぶといういい仕事をしたし、セッションを最大限に生かせた。ウェットコンディションは僕らの助けにもなったし、明日は何ができるか見てみよう。」

    8番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    「今日はタイミングや走り出しなど、予選でやるべきことをすべて完璧にこなせたと思う。Q1の時点からウェットで快適に走れて、そのままQ2にもパフォーマンスを持ち込めた。Q3の最後のアタックは速かっただけに、P8で終わるのはすごくフラストレーションが溜まる。僕が最後にコースに出たドライバーのひとりで、そのタイミングで路面の進化がピークに達していた。でもイエローフラッグが出て僕らの不利になってしまった。明日のレースペースは分からない。プラクティスではロングランができなかったから。明日は以前のデータを使って戦略を組み立てて、重要なポイントを取りに行くしかない。」

    9番手:シャルル・ルクレール(フェラーリF1)
    「今日は本当にトリッキーな予選だった。ウェットの路面でグリップが低く、僕たちのマシンはこういうコンディションを苦手としていて、十分なグリップの窓を維持するのがとても難しい。だからライバルと戦うのが辛い。フラストレーションはあるけど、解決策を見つけるためにできることはすべてやり続ける。明日のレースはドライになりそうだから、また違ったコンディションになるはずだ。今日はダウンフォースを高めのセットアップにしていたから、ストレートでの速度に影響するかもしれない。それでも最大限に生かして、いいスタートを切って前に進めることを願っている。」

    10番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「今日は本当に楽しい予選だったし、またQ3に進めてとても満足している。雨と低い気温の中でのコンディションはこれまで経験した中でも最も難しい部類だった。ウェットではすぐに速さが出て、Q1からずっと上位にいた。エクストリームウェットでは競争力があったけど、Q3のインターミディエイトではタイヤを適温まで上げるのに苦戦してしまい、そこは見直す必要がある。明日は昨日のプラクティスで高燃費走行がほとんどできていないから未知数な部分が多い。それが面白いところでもあるし、ポイントを狙って過去2年のこのサーキットでの悔しい結果を挽回したい。」