カテゴリー: F1ドライバー

  • F1:ドライバー別パワーユニット使用状況

    F1:ドライバー別パワーユニット使用状況

    F1ベルギーGPを終えた時点での各F1チームとドライバーのパワーユニット関連の使用状況をまとめてみた。

    今シーズンは、4基まで各エンジンコンポーネントの使用が認められており、5基目以降のICE(内燃機関)には10グリッド、その他コンポーネントには5グリッドの降格ペナルティが科せられる。

    当初、グリッド降格の未消化分はレースでのタイムペナルティに持ち越されていたが、F1ハンガリーGPから規約が改訂。最大でも最後尾スタートとなるように変更された。

    F1ベルギーGPの週末では、マクラーレン・ホンダが両ドライバーに2基の新しいエンジンを投入。さらにターボチャージャーを含めたコンポーネントも交換し、合計で105グリッド降格分のペナルティを科せられ、両ドライバーは最後列スタートとなった。しかし、マクラーレン・ホンダはこの機会を最大限に活用し、新しいコンポーネントを蓄えている。

    最も信頼性が高いのは、やはりメルセデスのパワーユニット。メルセデスとウィリアムズは、どのコンポーネントも2基しか使用しておらず、ロータスもエネルギーストアを3基目にしたのみ。

    ルノーは、レッドブルの両ドライバーが5基目のエンジンをすでに投入。トロ・ロッソもマックス・フェルスタッペンが6基目を使用している。

    チーム パワーユニット ドライバー ICE TC MGU
    -H
    MGU
    -K
    ES CE
    メルセデス メルセデス ルイス・ハミルトン 2 2 2 2 2 2
    ニコ・ロズベルグ 2 2 2 2 2 2
    レッドブル ルノー ダニエル・リカルド 5 4 4 4 2 2
    ダニール・クビアト 5 4 2 2 2 2
    ウィリアムズ メルセデス フェリペ・マッサ 2 2 2 2 2 2
    バルテリ・ボッタス 2 2 2 2 2 2
    フェラーリ フェラーリ セバスチャン・ベッテル 3 3 3 3 3 3
    キミ・ライコネン 3 3 3 3 3 3
    マクラーレン ホンダ フェルナンド・アロンソ 8 8 8 7 4 6
    ジェンソン・バトン 8 9 9 8 3 4
    フォース・
    インディア
    メルセデス ニコ・ヒュルケンベルグ 3 3 3 3 2 2
    セルジオ・ペレス 2 2 2 2 2 2
    トロ・ロッソ ルノー マックス・フェルスタッペン 6 3 3 4 2 3
    カルロス・サインツ 4 3 3 3 2 3
    ロータス メルセデス ロマン・グロージャン 2 2 2 2 3 3
    パストール・マルドナド 2 2 2 2 3 3
    マノー フェラーリ ウィル・スティーブンス 3 3 3 3 2 3
    ロベルト・メルヒ 4 4 4 3 2 3
    ザウバー フェラーリ マーカス・エリクソン 3 3 3 3 3 3
    フェリペ・ナッセ 3 3 3 3 3 3
  • F1 ベルギーGP 決勝:ドライバーコメント

    F1 ベルギーGP 決勝:ドライバーコメント

    2015 FORMULA 1 SHELL BELGIAN GRAND PRIX

    1位:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
    「とてもハッピーだ。クルマのペースは素晴らしかったし、バランスもファンタスティックだった。これ以上良くなりようがないほどのレースだったし、一度もプレッシャーを感じなかった。ストップ後のアウトラップはちょっとイージーに行った。それでニコが接近してきたけど、常に安全なギャップは保っていた。ここにいるみんなとファクトリーのみんなのハードワークに心から感謝したい。クルマは週末ずっと素晴らしかったし、クルーはいい仕事をしてくれた。天気が良かったので、このサーキットをさらに楽しめたし、観客もすごかった。物凄い歓声が聞こえたし、イギリス国旗が揺れていて、本当にありがたかった。みんなのサポートに感謝している。モンツァでまた会おう!」

    2位:ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
    「スタートで失敗してしまった。エキストラウォームアップラップの影響があったかもしれない。正確なことは調べないとわからないけど、とにかく、モンツァに向けて僕はそれを改善しなければいけない。それによって追い上げを強いられることになったけど、それはある程度うまくいった。2番手まで巻き返してルイスとのギャップも少し縮めることができたかね。でも、オーバーテイクが可能な距離には入れなかったし、そのチャンスはなかった。今日は彼が勝利にふさわしかったし、チームにとっても素晴らしいリザルトだ。僕たちに与えられたクルマは本当に素晴らしかったから、彼らに感謝したい。今後のレースでも同じレベルのパフォーマンスを期待している。今まで通りハードにプッシュしていく」

    3位:ロマン・グロージャン (ロータス)
    「今日のリザルトは素晴らしい。チームにとっても、もちろん、僕自身にとってもね。昨日の予選の時から笑顔になっていたけど、今日は信じられないようなレースだった。43周の間、重要なところで全てがうまくいった。僕は今日、全身全霊でドライブしたし、レース中は100%プッシュした。素晴らしいオーバーテイクもできたし、セバスチャン・ベッテルに追いつき、できるなら抜きたいと思っていた。もちろん、彼にとっては最後にタイヤトラブルが起きてしまったのは不運だった。でも、僕たちは本当に懸命に表彰台を目指していた。レースの最終ラップはとても感傷的になってしまったよ! 今日は最高の気分だった」

    4位:ダニール・クビアト (レッドブル)
    「とても面白いレースだったし、今日は本当に楽しかった。オーバーテイクの機会がたくさんあったし、クルマもうまく機能していた。バーチャルセーフティカーの間にピットインしないというチームの戦略がうまくいったし、最終スティントも力強かった。チームは良い仕事をしたし、堅実なポイントを獲得することができた。今日のパフォーマンスには満足するべきだし、今後のレースでもこの状態を続けられることを願っている」

    5位:セルジオ・ペレス (フォース・インディア)
    「5位と10ポイントは良い結果だけど、今日は実際に表彰台を争うにはペースが足りなかった。スタートはとても強かったし、オー・ルージュ後にルイス(ハミルトン)と並んだ1周目はリードを奪う目前だった。良いリズムで落ち着いていたけど、最初の2つのスティントではソフトタイヤのデグラデーションがとても高かった。ミディアムではもう少し良かったけど、ローダウンフォースセットアップでミドルセクターで苦しんでいたし、ペースが損なわれた。僕たちは速いクルマとレースをしていたし、グロージャンやクビアトを倒すのは厳しかったので、パフォーマンスを分析して、改善できる部分を確認する必要がある。すでに僕たちが競争的だとなはずのモンツァでの次のレースを楽しみにしている」

    6位:フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
    「僕にとってはフラストレーションが溜まる一日だった。スタートで苦しんだし、その後も第1スティントでのソフトタイヤが本来の働きをせず、いくつかポジションを失ってしまった。その時点で僕たちは追い上げる立場だったけど、ミディアムはうまく機能した。フォース・インディアのペレスは直線のペースが良くてオーバーテイクできなかった。難しい1日だったけど、それでも6位でフィニッシュしたことが今週末で一番のポジティブな点だ」

    7位:キミ・ライコネン (フェラーリ)
    「もちろん、僕たちがゴールしたポジションに満足なんかできないけど、スタートした場所よりははるかに良い。昨日は問題があったけど、今日はきとんと良い結果を残したかった。スタートはかなり悪かった。ホイールスピンが酷かったし、第1コーナーも理想的ではなかった。でも、とてもうまくリカバーできたと思う。マシンはレースを通してハンドリングが良かったけど、終盤はちょっとフロントタイヤが尽きてしまった。今日はベストを尽くしてポジションを上げようとしたけど、これだけ後方からだと簡単ではない。でも、頑張り続けていくし、そのうち僕たちの方に運が味方してくれることを願っている。チームとしては正しいことをやっているけど、いつも何かが起きてしまい、期待した結果が得られない。この後はモンツァ、僕たちのホームレースだ。ファンのみんなの前で力強い週末を過ごせたら素晴らしいね。次もストレートが多いトラックなので、ライバルとの戦いは楽ではないだろうけど、新しいパーツもいくつか持ち込む予定なので、それが戦いに役立つことを願っている」

    8位:マックス・フェルスタッペン (トロ・ロッソ)
    「なんて面白いレースだったんだろう。後方からスタートして、最終的に8位でフィニッシュできたのはイ号だ! ペースはとても力強かったし、オーバーテイクを楽しんだ。今日のレースにはとても満足できると思う。クルマの感触は素晴らしかったし、フェラーリとウィリアムズを抑えることができた。本当に楽しかったし、いくつかのオーバーテイクはちょっとリスキーではあったけど、後方からスタートするときは、前進したければ頑張らなければならない。週末のスタートは簡単ではなかったけど、最終的に素晴らしい仕事ができたし、チームの大きな努力、そして、母国の観客のサポートに感謝したい。今日の8位には僕たち全員が満足している!」

    9位:バルテリ・ボッタス (ウィリアムズ)
    「今日は僕たちらしい結果を得られなかった。ピットストップとレースペース、この2つを分析しなければならない。レース中はもっと力を出せると思っていたけど、ソフトタイヤを履いた第1スティントがうまくいかず、難しいポジションについてしまった。モンツァではしっかりと巻き返せるようにしなければならない」

    10位:マーカス・エリクソン (ザウバー)
    「まず第一に良いスタートを切れたし、ターン5でうまく仕掛けてダニール(クビアト)を抜くことができた。レースのかなり初期にフロアにデブリが刺さっているのがわかったし、第1スティントでダウンフォースが失われた。競争力を維持できなかったし、いくつか順位を失ってしまった。ちょっとフラストレーションを感じた。第2スティントにむけてデブリを取り去り、もっとプッシュしていくことができた。それでも、ペースは期待していたほど強くなかった。最後はちょっとラッキーだったし、1ポイントを獲得することができた。僕としては2戦連続でポイントを獲得できてとても嬉しい」

    関連:F1ベルギーGP 結果:ルイス・ハミルトンが優勝

  • F1 ベルギーGP 予選:ドライバーコメント

    F1 ベルギーGP 予選:ドライバーコメント

    2015 FORMULA 1 SHELL BELGIAN GRAND PRIX

    1位:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
    「今週末のチームとクルマのパフォーマンスにはとても満足している。最初からいいフィーリングを得られし、チームがクルマの継続的改善のためにしてくれた大きなプッシュに本当に感謝している。このトラックは理想的なセットアップを見つけて良いリズムを掴むのが難しいこともある。でも、僕はずっと安心していた。ここまではずっとニコが速かったし、僕たちの間にはほとんど差がなかった。最後に僕が最高のラップを2回引き出せたのは幸運だったけどね。もちろん、ポールは嬉しい。でも、これはまだ一歩に過ぎないことはわかっている。ターン5までは長いので、何が起こるかわからないし、スタートも要注意だ。それに関してはチームが詳しく分析してくれたし、僕たちもシミュレーターやトラック上で課題に取り組んできた。可能な限りの準備はできたと感じているし、どうなるか見てみよう。でも、今はハッピーだし、明日のレースを楽しみにしている」

    2位:ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
    「最後の段階までは順調な予選だった。でも、Q3ではルイスが大きくタイムを稼いだのに対して、僕は稼ぐことができなかった。だから、期待外れな一日だ。でも、レースはまだ可能性がたくさんある。僕には良いスタートが必要だし、オー・ルージュの後のロングストレートではオーバーテイクのチャンスがある。抜けるように全力でプッシュするつもりだ。スタート手順が新しくなって、みんな自分で正解を見つけなければならない。それがうまくいくかどうかは明日のお楽しみだ。僕はまだスパで勝利が可能だと非常にポジティブに捉えている」

    3位:バルテリ・ボッタス (ウィリアムズ)
    「結果にはとても満足しているし、トップ3に戻れて嬉しい。チームは全て正しいことをしてくれたし、その全てをまとめるのは僕次第だった。僕の後ろはとてもタイトだったので、その集団のトップになれたのは素晴らしいことだ。3番手は明日のスタートには良い位置だし、僕たちの周りにいるチームのレースペースは同等のようなので戦いになるだろうけど、それを本当に楽しみにしている」

    4位:ロマン・グロージャン (ロータス)
    「今日の結果は期待以上だ! 最後のラップではクルマの持っている全てを出し尽くすことができたし、最初から最後までハードにプッシュした。4番手は本当に努力の賜物だ。とにかくここではとても速い。300kphでオー・ルージュを駆け抜けるのは、クリスマスの子供のような気分だ。走るたびに笑顔になるし、このサーキットは走っていて本当に素晴らしい。明日はグリッドペナルティによって9番手スタートになるし、そこから何が達成できるか見てみるつもりだ。僕たちは予選ペースよりもレースペースの方がいいので、日曜日は良いセットアップといくつか素晴らしいオーバーテイクを仕掛けられれば、多くのポイントを獲得できるはずだ」

    4位:セルジオ・ペレス (フォース・インディア)
    「本当に良い一日だったし、Q3でのラップにはとても満足している。昨日からクルマのバランスを改善できたし、僕たちに多くの自信を与えてくれた。今シーズンで一番かもしれない。クルマはかなり予想しやすかったし、それによって全てのコーナーでプッシュすることができた。各3つのセッションで非常に良いペースを示すことができたし、明日のレースを本当に楽しみにしている。僕たちが表彰台を争えない理由はない。それに今日のパフォーマンスは残りのシーズンにむけても多くの楽観主義を与えてくれた。チームは素晴らしい仕事をしてくれているし、良いパフォーマンスでそれを補うことができたので嬉しく思っている。アップデートされたクルマを仕上げるためにエンジニアと懸命に取り組んでいるし、僕たちは週末毎にそれを達成していけると思っている」

    6位:ダニエル・リカルド (レッドブル)
    「全員が接戦でかなりクールだったし、ラップにはかなり満足している。全てを出しす尽くせたと思うし、そこに混じれて良かった。グロージャンがペナルティを受けるので5番手スタートになるし、それは去年のスタート位置だ。僕は迷信深いわけではないけど、期待することはできよね! セクター2は楽しいし、あそこでは本当にハードにプッシュできる。セクター1とセクター3ではタイムを失っているけど、シャシーの感触はいいし、それはチームにとって非常にポジティブなことだ。明日のレースではいくつか良いバトルができることを祈っているよ」

    7位:フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
    「最終セクターでちょっとタイムを失ったし、その結果、いくつかポジションを犠牲にしてしまったと思う。接戦だった。フラクトレーションを感じるけど、長いレースだし、天候を始め、多くのサプライズが起こるサーキットだ! 良いスタートを切って、出来る限りポジションを上げて、そこから組み立てていく必要がある」

    8位:パストール・マルドナド (ロータス)
    「週末の出だしはペースが良くなかったけど、チームはクルマを仕上げるために本当に素晴らしい仕事をしてくれたし、僕とロマンに予選で使うための本当に力強いものを与えてくれた。全員のハードワークのおかげだ。明日は競争的だと思うし、正しい戦略があれば、かなり良い結果を達成できるはずだ」

    9位:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
    「非常にシンプルなことだ。Q2では僕たちは3位だったし、ラップタイムを見れば非常にタイトだった。Q3でも同じペースがあったけど、残念ながら他のドライバーと同じように改善することができなかったし、最終コーナーでもタイムを失ってしまった。それが僕たちが上位にいない理由だ。でも、パニックになる理由はないと思う。僕たちが満足していないのは確かだし、僕はコンマ〜3秒くらい失ってしまったけど、明日はそれなりのペースがあるはずだし、状況を変えるためのかなり優れた直線スピードがある。レースにむけて、僕たちには優れたクルマと力強いパッケージがある。明日やれることはたくさんあるし、長いレースだ。スタートと最初のコーナーは面白くなるだろうし、どこかの時点で雨が降るかもしれない。間違ったことは何もしていないし、僕たちは進歩すると思う」

    10位:カルロス・サインツ (トロ・ロッソ)
    「このトラックを本当に楽しんでいるよ! フリープラクティではいつも燃料を多く積んでいて、クルマが早く感じられないので、週末ずっと予選セッションを待ちわびていた。でも、予選が始まれば、本当のスピードを感じられることがわかっていたし、それが今日起こったことだ。Q3に進めたことには本当に満足している。最後の走行はもう少しうまく走れたかもしれないけど、僕たちにとって今日は良い結果だった。理論的には成し遂げるのがとて難しそうだったので驚きだった。僕たちに最も適したトラックではないので、明日のレースは難しくなるだろうけど、出来る限りハードにプッシュして、他の人のミスを最大限に生かしたいし、トップ10内でフィニッシュできることを願っている。今年のベストな予選セッションのひとつだったと言わなければならない。今はそのことは忘れて、ポイントが与えられる明日のレースに目を向けるときだけどね」

    関連:F1ベルギーGP 予選:ルイス・ハミルトンが6戦連続ポールポジション

  • セバスチャン・ベッテル、F1ドライバーの希薄な関係を嘆く

    セバスチャン・ベッテル、F1ドライバーの希薄な関係を嘆く

    セバスチャン・ベッテルは、今のF1ドライバーは、昔のヒーローたちのように深い友情で結ばれることがなくなってしまったと嘆いている。

    フェラーリでのチームメイトであるキミ・ライコネンと親しいことで知られるセバスチャン・ベッテルだが、彼らのようにプライベートでも付き合いのあるドライバーは最近では少ない。

    「いろいろな出来事によって自然と仲間意識が生まれていた30〜40年前とは時代が変わった」とセバスチャン・ベッテルはコメント。

    F1がよりプロフェッショナルになり、スポンサー活動でスケジュールが埋まってしまう今のF1ドライバーには、友情をはぐくむような余裕はないのだろう。

    「今はみんな、自分の生活を重視するようになった。トラックにいる時が忙しすぎるんだろうね。スケジュールを見てみなよ。仲良く過ごす時間なんかない。みんな自分の利益を最優先してばかり。悲しいよね」

    セバスチャン・ベッテルは、F1ドライバーの関係を学生時代の“クラス”に例えた。

    「中には気にくわない人がいて当然だけど、結局は同じ情熱を持った仲間だ。学校のクラスみたいなものだ。気が合う人もいれば、合わない人もいる。でも、付き合いがゼロというわけではない」

  • ジェンソン・バトン 「F1人気復活にはドライバーが楽しむことが重要」

    ジェンソン・バトン 「F1人気復活にはドライバーが楽しむことが重要」

    ジェンソン・バトンは、再びF1人気を取り戻すには、ドライバーの熱意や情熱をファンに伝える必要があると感じている。

    近年、様々な段階で、タイヤやパワーユニットに関する大きな批判が報じられており、特に昨年導入された1.6リッター V6ターボ付ハイブリッドシステムにはネガティブな声が聞かれている。

    ジェンソン・バトンは、メディアによって伝えられるドライバーの意見が、F1ファンがショーを理解することに大きな役割を果たすと考えている。

    問題を解決するためにどのようなレギュレーション変更が導入されるべきかと質問されたジェンソン・バトンは「もっと多くのメカニカルグリップだね」とコメント。

    「フロアでもっと多くのダウンフォースが発生させることだ。ウィングが強調されるのではなくね。それが良いスタートポイントだと思う」

    特にファンを呼び戻すことに関してジェンソン・バトンは「まずなにより、僕自身が運転を楽しむことだ。それがスポーツの大きな部分だからね」とコメント。

    「ドライバーがもっと楽しんでいるのを見れば、ファンももっとF1を好きになってくれると思う」

    2017年にむけて、F1は1周につき5秒のスピードアップを含めた多くの変化を計画している。

    しかし、全てのドライバーは、オーバーテイクが改善されなければ、何も意味はないと考えている。
    F1チームの技術代表は、ストアテジーグループからオーバーテイクの頻度を増やすための新しいレギュレーションを議論するために8月18日にミーティングを行うことになっている。

    「ポジティブな変化だと思う。トラック上でクルマは良く見えるだろうからね」とジェンソン・バトンはコメント。

    「今のレースが悪いとは思わないし、コーナーでもっと速いクルマを作るのは良いことだ。レースを傷つけないやり方であればね」

    「メカニカルグリップはかなり重要だし、ダウンフォースによってそれをする方法を見つけなければならない。ダーティな空気がクルマに影響を及ぼして、オーバーテイクが難しくならないようにね」

  • フェリペ・マッサ 「ビアンキの死はF1ドライバーの結束を強めた」

    フェリペ・マッサ 「ビアンキの死はF1ドライバーの結束を強めた」

    フェリペ・マッサは、ジュール・ビアンキの死が現在のF1ドライバーの結束を強めたと考えている。

    25歳のジュール・ビアンキの死は、1994年のアイルトン・セナ以来のレースでの事故が直接的な死因となった出来事だった。

    ジュール・ビアンキと同じニコラス・トッドがマネージャーを務めるフェリペ・マッサは、特にジュール・ビアンキに近い存在だった。

    「このような出来事があり、ドライバーたちはより近くなっている。結束はより強くなっている」

    「まずなにより、ビアンキに起こったことはスポーツ界にとって非常に悲しい出来事だった。トラクターと衝突するという普通のクラッシュではなかった。結果として、バーチャルセーフティカーのような多くのことが変わった」

    「でも、それだけでなく、ジュールは素晴らしい友人でもあった。僕たちはいつもお互いに目を向けていたし、通常ドライバー間にあるような友好とは非常に異なるものだった」

    「本当に悲しかったし、F1にとっては、ドライバーの安全のために戦い続けることも理由のひとつだ」

  • F1 ハンガリーGP 決勝:ドライバーコメント

    F1 ハンガリーGP 決勝:ドライバーコメント

    FORMULA 1 PIRELLI MAGYAR NAGYDÍJ 2015

    1位:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
    「浮き沈みの多い一週間だったし、レース後に話したように、この勝利をジュールと彼の家族に捧げる。特にレースの最後はいろいろな思いが込み上げてきて難しかったけど、結果にはとても満足しているのは確かだ。僕たちのレースは序盤からとても強かったし、素晴らしいスタートを切ることができた。その後も素晴らしいペースがあったし、レースをコントロールすることができた。もちろん、最後のセーフティカーは僕たちには余計だったけど、それでもなんとかトップを守って、グランプリに勝つことができた。表彰台からチームのスタッフ全員を見下ろせたのは素晴らしかったし、彼ら全員がとても嬉しそうだった。今日、僕たちが示したペースは運とは無関係であることを署名できた。実施あ、セーフティカーはちょっとした不運だったけど、プライムタイヤでの僕たちのペースは本当に良かったし、プッシュし続けて、なんとかトップに立つことができたし、DRSの範囲に後続のドライバーを入れることを許さなかった。スタッフ全員との素晴らしいレースだったし、金曜日から素晴らしい挽回ができた。特にチームが危機に直面しているという変な噂を聞いた後だったしね…僕たちの全パートナーとより多くのパワーをもたらす手助けをしてくれているシェルのおかげだ」

    2位:ダニール・クビアト (レッドブル)
    「結果にはとても満足している。このような波乱のレースで素晴らしい好転だった。第1スティントではフラットスポットからバイブレーションが出ていて、僕のレースは終わったと思っていた。でも、最終スティントでのクルマは本当にこんぺティティブだったし、非常に力強いフィニッシュをすることができた。チーム全員がこのダブル表彰台に相応しいし、ファクトリーの全スタッフがプッシュし続けてきた。彼らに心からありがとうといいたい。ジュールと彼の家族の僕のレースを捧げる。僕たちの心は彼と彼の家族とともにある」

    3位:ダニエル・リカルド (レッドブル)
    「波乱のレースだったけど、とても誇りに思うレースだった。複雑な感情だけど、表彰台に上がれたことを感謝している。タフな一年だったし、2台が表彰台を獲得できたことはかなりシュールだ。新品のソフトを履いた最終スティントでは懸命にプッシュしたし、レース優勝を狙うチャンスもあった。ニコと僕との接触は残念だったけど、心の内を率直に話したし、トラックに全てを置いてきた」

    4位:マックス・フェルスタッペン (トロ・ロッソ)
    「4位なんて信じられないよ! なんて素晴らしい結果だろう、言葉にならないよ! スタートがちょっと悪かったし、予想もしていなかった。でも、なんとかトラブルから離れていることができたし、第2スティントで全てがうまく運んだ。クルマを快適に感じていたし、僕の後ろのドライバーは僕に追いついてこれなかった。セーフティカー後にレースがリスタートした時、僕の前でクルマがクラッシュした…僕もフロントウィングにちょっとダメージを負ったし、ドライブスルーペナルティを科せられた。残り数周でエンジニアに自分のポジションを聞いて4位と言われたときは信じられなかったよ! 今日はとってもハッピーだ。チームに感謝したい。彼らは素晴らしいサポートをしてくれたし、彼らはこの結果に相応しい。彼らなしでは成し遂げられなかったよ!」

    5位:フェルナンド・アロンソ (マクラーレン・ホンダ)
    「今日はとても良いレースだった。5位入賞という結果は、チーム全体にとって嬉しいプレゼントとなった。僕たちの競争力は現時点では自分達が目指しているレベルには達していないため、特にそう感じた。今年のF1カレンダーには、モナコ、シンガポール、およびここハンガリーのように、僕たちのパフォーマンスが期待できるサーキットは、ほんの一握りしかない。そのため、今日はそれを最大限に生かす必要があり、僕たちはそれをやり遂げた。今日は波乱のレース展開となるなか、巡ってきたすべてのチャンスをものにした結果だ。チームが夏休みに入る前に、ポイント獲得という結果が得られたのはよかった。ただ、後半戦は自分達のチャンスをさらに生かす必要がある。今回はF1関係者全員にとって難しい週末となった。他界したジュール・ビアンキに向けて、レース前に1分間の黙祷を捧げたけど、とても感傷的な気持ちになった。その直後にマシンのコックピットに乗り込んでレースに臨むのは、非常に難しかった。本日は、ジュール、およびF1というスポーツに対して敬意を表する一日となった」

    6位:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
    「非常にタフな午後だった。チームは全て正しいことをしたし、クルマには明らかにペースがあった。とにかく僕たがトラックでとても悪い一日を過ごしてしまった。これまでで最悪のレースのひとつだったと思うし、現時点でそれについていかなる弁解もない。僕にできるのはチームに謝って、次のレースで償うために懸命に仕事をすることだけだ。スタートは理想的ではなかった。フェラーリ勢は蹴り出しが本当に速かったし、突然両サイドから攻撃にさらされた。ラップの後半にはニコとほとんど互角だったし、そこで僕はロックアップして、コースオフしてしまい、ダニエルとの事故もあった。故意ではなかったけど、僕のミスだ。彼はアウトサイドのタイトなラインを採っていたし、僕はグリップを失っていて、ラインを外れて彼の方にアンダーステアした。取り戻すために頑張っていたけど、それによってドライブスルーを科せられて、再び後方に落ちてしまった。そこからは自分自身に落ち着いて諦めないように言い聞かせていたし、数ポイントを取り戻すことができた。その段階でクルマのペースが本当に強かったのは見ることができたと思うし、週末ずっと本当にペースは良かった。今日はとにかくあまりにミスが多かった。最終的にチャンピオンシップポイントという点ではダメージを最小限に抑えることができたし、とにかくポジティブな気持ちで夏休みに入って、スパで挽回する必要がある」

    7位:ロマン・グロージャン (ロータス)
    「今日は驚くべきレースだった。素晴らしい週末だった。昨日、予選でトップ10に入れたことは奇跡だったし、今日は本当に見事だった。本当にハードにプッシュできて楽しかったし、僕たちはポイントに相応しいと思う。スタートは酷かったし、多くのスペースを塞がれて、1周目にカルロス・サインツにグラベルに押し出された。そのあとは軌道に戻ったけど、マクラーレンを抜くことができなかった。その後、アンセーフリリースでペナルティを科せられ、そのあとにセーフティカーが入った。でも、僕たちの採った戦略は正しかったし、最終的にメルセデスと戦って7位で終えることができた」

    8位:ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
    「最高とまではいかないけど、それなりのスタートが切れた。でも、オプションタイヤのバランスは素晴らしくはなかったし、序盤でフェラーリ勢にかなる素早く引き離されてしまった。プライムでは良かったし、64周目までレースはうまくいっていた。レースは時に非常にタフだ。最後にそれを失うのは酷い感覚だ。僕にとってダニエルとの事故はかなり明白だ。僕は理想的なラインにいたし、彼はブレーキがあまりに遅かくて膨らんでいた。そのあと僕はレーシングラインに留まっていたし、僕のコーナーだった。それでも彼のフロントウィングがまだ残っていて、僕にぶつかり、僕はパンクに見舞われた。それが僕のレースを破壊したし、ルイスに対して多くのポイントを稼げるはずだったので本当に悔しい。現時点では夏休みは楽しみではない。とにかく明日にでもクルマに戻ってまたレースがしたいね」

    9位:ジェンソン・バトン (マクラーレン・ホンダ)
    「今日はフェルナンドが素晴らしい走りをした。最終スティントに向けてオプションタイヤを装着したのは、彼にとって正しい判断だった。セーフティカーが導入された際、僕の周りにいたほとんどのドライバーが、タイヤ交換のためにピットストップをするなか、僕はそれを行わなかった。そのため、レースが終了する頃には僕の使用済みプライムタイヤはかなり古びた状態になり、新品のオプションタイヤを装着した速いマシンが周りに何台もいたため、非常に難しい状況だった。それでも、今日のレースは楽しかったし、夏休みを迎える前にポイントを獲得できて良かった。周囲の数々のアクシデントやペナルティが僕たちにとって優位に働いたことは確かだけど、今日は良いレースを披露することができた。これはチームにとって前進を意味しているけど、今日のような結果を今後も成し遂げるには、さらに一歩前進する必要がある。次の2戦が開催されるスパとモンツァは、僕たちにとって難しいレースになるだろう。ただ、僕たちが進化していることを確認できるのは良いことだ」

    10位:マーカス・エリクソン (ザウバー)
    「僕たちのクルマにあまり合わないトラックで少なくとも1ポイントを獲得できたのは素晴らしいことだ。レースのスタートは理想的ではなかったし、1つポジションを落とした。その後はすぐにクルマを快適に感じられた。戦略面でチームは最適なタイミングで適切な判断をしたし、全体的に僕たちは良い仕事をしたと思う。夏休み前に少なくとも1ポイントを持ち帰ることができて嬉しい」

    関連:F1ハンガリーGP 結果:セバスチャン・ベッテルが今季2勝目!

  • F1 ハンガリーGP 予選:ドライバーコメント

    F1 ハンガリーGP 予選:ドライバーコメント

    FORMULA 1 PIRELLI MAGYAR NAGYDÍJ 2015

    1位:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
    「ここまでは良い週末だね。全体的にここでは本当に良い経験をしている。都市も天候もトラックも大好きだ。走るには本当に素晴らしいトラックだ。このようなコンディションでもグリップが高いし、ゴーカートのようにクルマを振り回すことができる。ポールを獲れて本当に嬉しい。でも、チームがこのクルマにしてくれた素晴らしい仕事がなかったら、僕とニコはここにいなかっただろう。彼らに心から感謝している。もちろん、その仕事は土曜日に終わるわけではない。素晴らしいスタートだ。でも、ターン1への走行やレースを通して何が起こるかわからない。自分に自信を持っているし、クルマ、そして、メルセデスに自信を持っているので、どうなるか見てみよう」

    2位:ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
    「まず最初に、ルイスの素晴らしいポールラップにおめでとうと言いたい。残念ながら、僕に関しては予選では何かがうまくいかなかったし、現時点ではそれをあまり説明することができない。P3では金曜日からの問題を解決できていたし、クルマの感覚は素晴らしかった。でも、その後、Q1の最初のラップでクルマのアンダーステアが強くてピットに戻らなければならなかった。電気系のセットアップをいくつか変更したけど、あまりうまくいかなかった。ポジティブなことは、アンダーステアはリアタイヤをより長持ちさせることができるので、レースでは少し役に立つかもしれないということだ。様子を見てみるつもりだ。今日の自分のパフォーマンスには満足していないけど、まだ明日やれることはたくさんある。良いスタートをする必要がある。でも、レース後半にはいくつかチャンスがあると思うので、そのために頑張るよ!」

    3位:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
    「昨日が良く一日だったけど、素晴らしい挽回をしたと思う。キャッチアップするのは簡単なことではなかったけど、冷静さを失わずにクルマを改善して、昨日からうまく方向転換して、最高の結果を得られたことに誇りを感じている。明日は接戦になるだろうけど、全力を尽くすつもりだ。現実的にメルセデスはとても強いし、彼らを倒すのは非常に厳しいだろうけど、後方にも気を配らなければならない。レッドブルやウィリアムズといったチームはとても強いからね。特にレッドブルは金曜日にとても良かったけど、今日、僕たちは予選でなんとか彼らの前に出ることができた。それは僕たちの方が速いことを示していると思う」

    4位:ダニエル・リカルド (レッドブル)
    「今日のセッションと自分の予選パフォーマンスには本当に満足している。僕たちはセブに非常に近かったし、それはポジティブなことだ。本当に良いリズムを掴めていたし、もちろん、昨日はいくつかトラブルがあったけど、全体的にここまの週末はうまくいっている。昨日、僕たちのロングランペースはかなり良かったので、明日のレースでは赤いクルマとバトルができると自信を持っている。そこについては良い気分だ」

    5位:キミ・ライコネン (フェラーリ)
    「かなりノーマルな予選だったけど、理想的な結果ではなかった。僕たちはここでいくつかトラブルに見舞われているし、あまり良いラップをまとめることができなかった。午前中は問題が発生して、ソフトタイヤで走ることができなかった。それが助けにならなかったのは確かだし、予選にむけてちょっと手探りな状態だったけど、それほど悪くなかったし、クルマの挙動はかなり良かった。明日はクリーンな側のスターティンググリッドだし、良いスタートをして、最初の数コーナーで何が起こるが見てみたい。とても長いレースだし、もちろん、メルセデスはとても強い。もし彼らにチャレンジできなければ、その後ろで一番の順位を狙う。プッシュし続けて、ベストを尽くすつもりだ」

    6位:バルテリ・ボッタス (ウィリアムズ)
    「予想通り、本当に接戦の予選だったし、僕たちは望んでいたよりほんのコンマ数秒だけ遅かった。クルマから全てを引き出せたので、自分のパフォーマンスには満足している。ポイントがつくのは明日だし、僕たちにはやらなければならない作業があるkど、最後まで戦うつもりだ」

    7位:ダニール・クビアト (レッドブル)
    「今日はタフだったし、良いリズムを見つけられず、ベストな予選セッションではなかった。落胆しているし、僕たちはこのトラックでもっと強いはずだ。明日、僕たちはいいポジションからレースをスタートするし、順位を上げられることを期待している。簡単ではないだろうけど、ベストを尽くすつもりだ」

    8位:フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
    「満足している。さらに上のグリッドの方がいいけど、とにかくクリーンなラップができなかった。明日はタイヤを最大限に活用することに集中していくし、予選よりもレースの方がクルマがいいことを願っている。明日の方が気温が低くなると予想されていることも僕たちに有利かもしれない。やらなければならないことはたくさんあるし、僕たち二人でシルバーストンと似たようなスタートができることを願っている」

    9位:マックス・フェルスタッペン (トロ・ロッソ)
    「昨日と同じように午前中のプラクティスセションでは高い路面温度に苦戦していくつか問題があったので、今日の予選9番手には満足している。落ち着いたままでいることができたし、良い予選ラップだった。今日の結果は最大限だったと思うし、今日の午後は楽しめたと思う!明日の目標はもちろんポイントを獲得することだし、それを実現するためにベストを尽くす」

    10位:ロマン・グロージャン (ロータス)
    「今日はクルマから全てを引き出せたと思うし、トップ10に入れて嬉しい。セッション序盤に風が強くなってタフな予選だった。1回目の走行ではちょっと苦労したけど、Q2はだいぶ良くなった。本当にハードにプッシュしたし、全てをまとめることができた。素晴らしいラップだったと思う。全体的に今日のパフォーマンスには満足しているし、チームが成し遂げたことを誇りに思う、明日は気温がちょっと下がるはずなので、楽になるだろうし、ポイントを獲得できることを願っている」

    関連:F1ハンガリーGP 予選:ルイス・ハミルトンが5戦連続でポールポジション

  • F1ドライバー、ジュール・ビアンキへの思いを語る

    F1ドライバー、ジュール・ビアンキへの思いを語る

    F1ドライバーが、他界したジュール・ビアンキへの思いを語った。

    2014年のF1日本GPでクラッシュして頭部に重症を負ったジュール・ビアンキは、9カ月の入院生活の後、17日(金)に25歳の若さで息を引き取った。21日(火)には彼の故郷ニースで葬儀が営まれた。

    ハンガロリンクで開かれたメディアセッションでは、今週末の戦いを前に多くのF1ドライバーがジュール・ビアンキへの思いを語った。

    ロマン・グロージャン
    「ジュールとは一緒にいすぎて、これという思い出を挙げられることはできない。僕が彼の名前を初めて聞いたのは確か2003年だっ。カートでは僕よりはるかに優秀なドライバーだった。彼の方が若かったけどね。その後、彼は僕が挑戦したすべてのカテゴリーを経験して、その全てで優勝している。ジュールとはいろんなことを共有してきたと思う。とても素敵なセレモニーだった。かなり切なかった。ご両親に会えたのは嬉しかった。もちろん、今週末は僕たち全員が彼を思って走るけど、個人的に僕はジュールのために戦ったことを決して忘れないだろう」

    フェルナンド・アロンソ
    「トラック外でかなりたくさんの時間を一緒に過ごした。そういうトラック外での彼との記憶を思い出す。もちろん、レース週末に関しては彼が優秀なドライバーだったことは間違いないし、彼には明るい未来があったことも皆が知っている。おそらくフェラーリのシートも可能性が高かっただろう。マラネロにいた3年間、僕は彼とトラック外で多くの時間を過ごした。一緒にトレーニングキャンプを張ったこともあったし、一緒に自転車に乗ったり、サッカーをやったり、カードゲームを楽しんだりもした。2012年にはフェラーリと一緒にランサローテで1週間のトレーニングキャンプがあって、その期間中、僕たちはルームメイトだった。ずっと一緒にいたので、今は物凄い強い思いもあるし、悲しい」

    ジェンソン・バトン
    「僕の中でジュールと言えば粘り強さだ。F1では環境面で楽なポジションにはいなかったけど、常に最大の力を引き出していたし、昨年のモナコがそれを証明していると思う。彼がどれだけ才能にあふれていたかは皆が分かっていることだ。まだ若かったし、もっと多くのことを達成できただろう。とても悲しいけど、彼が人としてドライバーとして優れていたことを称えなければならない。葬儀には参列したけど多くを語りたくない。誰にとってもショックで悲しいことだ。確かにジュールは重篤な状態が長く続いていたけど、それでも、彼が亡くなったというニュースを聞いた時には激しいショックを受けたし、このスポーツにいる全員にとってタフな時間だ。もちろん、彼のご家族や友人ははるかにつらいと思うし、彼らのプライバシーを尊重すべきだと思っている。レーシングドライバーとして、ライバルであり友人の一人が亡くなったことは本当につらい。それでも、次の日にはマシンに乗ろうと思う。僕たちがやっているのはそういうことだ。それが、このスポーツのあり方だと思う。きっとジュールも、今週末に全開で戦いたかっただろうし、彼のためにも全力を尽くす」

    ルイス・ハミルトン
    「個人的な話だけど、僕は以前にも同じ経験をしている。その時とまったく同じだ。9歳の時にトラック上で子供が亡くなった。僕はそれを昨日のことのように覚えている。レース前には彼と言葉を交わした。そのコース上で彼は命を落とした。葬儀に行ったことも記憶にあるし、その経験があったから、僕にとってはまさにデジャヴのようだ。このスポーツをやる上で絶対に目にしたくないことだ。実際にその規模を理解するのはとても難しいことだと思う。人の不幸は心が痛んでしょうがない。葬儀に行けば当然なんだけど彼の親しい友人や家族に会う・・・。自分がジュールの親友だったとは言えない。彼のことをそこまで知っているわけではない。とても話しにくいことなんだ。僕たちは今日という日もここにいて、元気なのに、素晴らしく優秀で若く才能にあふれた人がここにいないんだからね」

    バルテリ・ボッタス
    「火曜日はとても辛かった。みんなに愛される、本当にナイスガイだったので、本当に辛い。F3で彼のチームメイトになる前からよく知っていた。でも、人生は続いていく。今、僕たちはここでまたレースをする。今の僕にとって一番の場所はヘルメットをかぶったマシンの中だ。その時ばかりはドライビング以外のことを考えない。ドライビング以外のことを考えなくて済むので、僕は今、その時を心待ちにしている」

    フェリペ・マッサ
    「最高の友人だった。僕が彼に会った頃、彼はまだカートで戦っていた。マネジャーが同じだからね。ニコラス(トッド)がジュールと働き始めた時、彼はまだカートのキャリア終盤に差し掛かった頃で、その当時、僕は彼と出会った。僕から見れば、最高で本当に素晴らしく、控えめで優秀なドライバーだった。残念ながら、彼はF1で競争的なマシンに乗るチャンスに恵まれず、才能を発揮しきれていない。それでも彼は、みんなも知っての通りの、ああいうマシンをドライブしてモナコでポイントフィニッシュを果たした。あのレースで彼が成し遂げたことは本当にすごいことだ。僕が彼と過ごした中では、一緒にカートを楽しんだことが多く挙げられる。ブラジルでも乗ったね。僕の経験上、僕が見た中で彼は一番のカートドライバーだ。彼のカートのドライビングは本当に凄い。同じようなカートで競い合った機会だった。こんなことになるなんて。教会では本当につらかった。何が起きたのか理解するのも難しいし、本当に悲しい。でも、きっと今の彼は絶好の場所でレースを見て楽しんで、ここでの僕たちのことだって必ずどこかから見ているはずだ。どこかと聞かれるとそれはわからないけどね。彼は本当に素晴らしい人だったし、最高のドライバーだった。彼のご家族に最善の状態が訪れるよう心から願っている。葬儀の日は本当につらかった」

    ロベルト・メルヒ
    「彼はいつだってお手本になるドライバーだった。常に最速で、本当にたくさんの偉業を成し遂げてきた。僕がフォーミュラ・ルノーに乗っていた2007年は彼もフォーミュラ・ルノーで戦っていたので、何レースか一緒に戦ったことがあるけど、彼はその時もあっという間に勝った。参戦一年目だったのにね。本当に凄いと思ったよ。僕がモータースポーツで出会った中で、一番の才能を持ったドライバーだったと思っている」

    セルジオ・ペレス
    「僕たち2人ともフェラーリ・アカデミーにいた頃は、最近よりもっと多くの時間を一緒に過ごしていた。ジュールが本当に特別なドライバーだということはわかると思うけど、誰からも愛される本当にスペシャルな人でもあった。とても謙虚で思いやりがある。彼がこの世界に残した衝撃はとてつもない。たぶんきっと誰しもが同じ意見だと思う。彼はF1で過ごした短期間では本来の力を発揮できるチャンスがなかったけど、僕は彼が本当に特別なドライバーだったと思っている。将来のチャンピオン候補だっただろうね。とにかく、とてつもなく特別なドライバーだった」

    ニコ・ヒュルケンベルグ
    「彼と僕は過去2回、チームメイトだったことがある。2008年のF3と2012年のF1だ。F3に参戦して2年目の2008年、僕はチャンピオンシップの優勝候補だと見られていて、ルーキーの彼は1年目だった。ムジェロのレースのことはよく覚えている。僕がポールからスタートして、確か彼は2番手か3番手だった。スタート後、僕がトップで彼が2番手にいた。ずっとミラーに彼の姿があって、本当に厳しくプッシュしてくる。本気で僕に襲いかかってくるし、追い抜こうともしてくるんだ。彼はそれでタイヤを傷めてしまったけど、僕は温存していた。でも、彼の競争力の高さが証明されたレースだったと思うし、成功に貪欲だった。トラック外でも本当にいいヤツだった。たくさんの素晴らしい思い出がある。寂しくなるね」

  • F1で21年間に渡って死亡事故がなかったのは“奇跡”

    F1で21年間に渡って死亡事故がなかったのは“奇跡”

    ジュール・ビアンキの死を受け、元F1ドライバーたちは21年間に渡って悲惨な事故が起きなかったのは“奇跡”だと声を揃えた。

    2014年のF1日本GPでの事故で重い脳外傷を負ったジュール・ビアンキは、以後9カ月、意識を取り戻すことはなく、17日(金)に他界した。

    最近ではF1が“安全過ぎる”と指摘する声が聞かれるようになったが、ジュール・ビアンキの事故と死はF1の危険性を改めて知らしめている。

    F1のレジェンドであり、メルセデスの非常勤会長を務めるニキ・ラウダは「この悲しい瞬間に、我々は一番大事なことを忘れてはならない」と Bild am Sonntag にコメント。

    「過去21年間に渡ってこのようなことが起きなかったのは奇跡だ。奇跡であることを強調しておく」

    「安全性に関してどれだけ多くの取り組みがあったかはご存じだろうが、それでも、結局のところ、20台のマシンが時速340kmの速さで走り周るのがF1だ」

    F1界がジュール・ビアンキの死去を悼む以前、ジュール・ビアンキの家族は事故が発生した当時の状況に批判的だったことは知られており、法的措置の可能性も否定していない。

    もう一人のレジェンドであるアラン・プロストは、2014年10月に鈴鹿で起きた出来事の結果として学ぶべき重要なレッスンがあると語る。

    「これから言うことは事故後に言ったことと同じだ。私の意見は変わっていない」とアラン・プロストは i TELE に述べた。

    「結果的に大きな損害を受けることになったあのよな状況における小さな誤算を語るにとどめる必要があると思っている。土砂降りの雨で非常に視界が悪い中で起きたアクシデントだ。トラックへの進入を許可する前に、レースを抑制するセーフティカーを導入する必要があった」

    「それが間違いだった」と語るアラン・プロストは、ダブルイエローが掲示されているにもかかわらず、ジュール・ビアンキが速度を出しすぎていた点に触れ、「FIAの調査でいろいろとわかったことは知っている」とも話した。

    「レースサーキットにおける安全性に関しては、本当に多くの取り組みがなされている。それは過去21年に渡って死亡事故が起きていないことからもわかるだろう」

    同じく元F1ドライバーのパトリック・タンベイは「感情が収まれば、事故状況に関する疑問が再浮上するだろう」と RMC にコメント。

    「しかし、F1はF1だ。ドライバーたちは可能な限り速く競おうとするし、それが彼らの遺伝子だ。タイミングが良くなかった上に、いくつかのミスも重なった。とはいえ、現時点でそれを議論しても無駄だ。今は彼のことを思い、この悲しみと向き合いたい」

    Bild と Auto Motor Und Sport は、ジュール・ビアンキが死亡するに至った事故を受けて、近い将来、F1マシンに新しい高速カメラが搭載されることになると報じている。

    iPhoneの半分のサイズというカメラの技術開発は、マニエッティ・マレリが手がけると報じられており、いまだかつてないスローモーション再生を可能にし、ドライバーの頭部が衝撃を受ける様子を記録するという。

    また、Die Welt は、ジュール・ビアンキの事故の公式映像はFIAによって“永久に非公開”されると報じた。