カテゴリー: F1ドライバー

  • F1オーストリアGP 予選:トップ10 ドライバーコメント

    F1オーストリアGP 予選:トップ10 ドライバーコメント

    2020年のF1世界選手権 第1戦 オーストリアGPの予選が7月4日にシュピールベルクのレッドブル・リンクで行われた。

    新シーズン最初のポールポジションを獲得したのはメルセデスF1のバルテリ・ボッタス。チームメイトのルイス・ハミルトンを0.012秒の僅差で抑えた。3番グリッドにはレッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンがトップ10で唯一のミディアムタイヤで並ぶ。

    1番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
    「最高の気分だ。この感覚を恋しく思っていた。予選の後は震えていた。クルマを限界までプッシュできるは本当に特別なことだ。実際の順位は全くわからないまま、とても長い時間をかけてこのために準備をしてきた。でも、僕たちのチームは素晴らしい仕事をした。それはとても印象的だった。今回はシーズン最初の予選で、まだ始まったばかりだ。でも、チームが成し遂げたものにとても感動している。ここにいる人たち、ファクトリーにいるチーム全員に心から感謝したい。このマシンは本当に驚異的なクルマだ。今日の結果にはとても満足しているけど、重要なのは明日だ。集中して懸命に仕事を続ける必要がある」

    2番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    「今日はバルテリが素晴らしい仕事をしたし、チーム全体にとって素晴らしいシーズンスタートになった。Q3の最後アタックで、ターン4を抜けたときにすごい埃が見え、最初はコースアウトしたマシンがどこにいるのか見えなかった。でも、そのあとバルテリがトラックに戻ろうとしているのが見えた。幸い、僕のラップにはそれほど影響しなかった。最終的に彼と僕の順位は維持された。チームは毎年毎年、その能力を証明している。僕たちは新しい基準を作り続けている。それは僕たちがオープンマインで、時代の流れに乗っているからだと思う。僕たちはいつもお互いから学んでいるし、協力して境界線を広げている。僕たちはチームとして団結しているし、このグループ内には政治が一切ない。一緒にプッシュしているだけだ。今年また強くなって戻ってこられたのはそのおかげだと思う。次は明日のレースでもう一度その強さを見せる必要がある」

    3番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    「今日はポールポジションに向けて戦いたかったという想いはあるものの、実際にはそれは難しいと感じていたし、3番グリッドからのレースをスタートできることは初戦としてはいいものだと思っている。僕たちは歴史的にこのサーキットで予選一発の走りにおいて最速ということはあまりないが、それでも来週行われる第2戦に向けて改善をしていけると思っている。明日は長丁場のレースで今日の予選とは異なるし、周りのマシンがソフトタイヤでのスタートになるのに対し、僕一人だけミディアムタイヤということで、異なる戦略をとることになる。気温も上がるようなので、それが僕たちに幸いすればとも思っている。これらの要因でメルセデスが遅くなるわけではないが、それでももう少しギャップを縮めたいと考えている。まずは昨年の二の舞となることを避けていいスタートを決め、勝利のために全力を尽くす。ここはいつもファンがとてもいい雰囲気を作ってくれるので彼らがいないことは残念だが、テレビの前で応援してくれている皆さんのためにエキサイティングなレースを見せられればと思っている」

    4番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「とても嬉しい。僕の予選ベストポジションだからね。僕自身にとってもチームにとっても大きな成果だ。6年ぶりのチームのベストリザルトだ。このような進歩を見られるのは良いことだ。でも、この結果で終わりではないし、ハードワークを続けなければならない。それが今週末ずっとやってきたことだ。少しずつ削り続けている。明日は良いスターティングポジションを得られてうれしい。全体的に良い予選だった。僕たちはずっと3番手のチームには見えなかったけど、自信はあった。Q3で全てをまとめ、特に2回目のランはうまくいったので満足できた。チームとして僕たちにとって良いことだとは思うけど、明日はまた別の1日なので、レース中も頑張らなければならない」

    5番手:アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
    「久しぶりに予選を走っていい気分だったし、楽んだけど、最高の結果とまではいかなかった。序盤は少し苦しんだものの、最終的にはまずまずの走りができた。Q3の最初のアタックでは集団から遅れ、スリップストリームを使えなかった。モンツァと同じようにこのサーキットでもスリップストリームは重要だが、使えなくてもドライビングで何とかタイムを出せた。Q3の2回目のアタックではボッタス(メルセデス)がコースアウトしてイエローフラッグが出たことで十分な走りはできなかったが、5番グリッドは悪くないし、明日の決勝はいいペースで走りたい」

    6番手:セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
    「6番グリッドに満足している。5番手のアルボンに並んだけど、残念ながら彼のようが先にラップをしていた。チームによる良いパフォーマンスだった。マシンは一貫していたし、うまく機能している。Q3で良いラップができた。明日は自信がある。レースペースは強いはずだし、ポイント争いに絡めると思うけど、他のすべてのチームがどのように戦うのかも見ていくつもりだ。ここでは1周目が常にトリッキーだけど、クリーンにきちんと保つことができれば、最初の数コーナーでいくつか順位を上げられると思う。レースに戻ってこられたことは本当にうれしい。明日、僕たちに何ができるか見てみよう」

    7番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「今日は7番手が精一杯だった。もちろん、望んでいた位置ではないけど、僕たちには十分な速さではないので、懸命に仕事をしてキャッチアップする必要がある。まだ多少のパフォーマンスはあるはずだし、すべてのものを組み合わせて、僕たちが持っているパッケージを最大限に活用する必要がある。今のところ、これがすべてだ。今は全員が非常に拮抗しているので、細部が非常に重要だ。今日は難しい日だったけど、少なくとも今自分たちがどこにいるかはわかっている。簡単ではないけど、チームとしてできることは元気を出して、このすべての中でポジティブなことを見つけることだ。建設的な方法で協力して働き、次のいくつかのレースで状況を改善するために可能な限り最高の仕事する必要がある。私たちはモラルを維持し、モチベーションを上げ、とにかく改善するために努力する必要がある。それがこのような困難な状況から抜け出すための前進的な方法だ。マシンはかなり良いですが、全体的なパフォーマンスはまだ十分ではない。レースに関しては、何が起こるかわからないし、適切なタイヤ管理で優れた戦略を立てていれば、いくつかの良いポイントを獲得できるだろう」

    8番手:カルロス・サインツ(マクラーレン)
    「今日はチームにとって非常に良い日だった。 おめでとう! 冬のテスト後のクルマのパフォーマンスには満足できる。 すでに最初の週末にトップ10を戦うのは良いことだし、とてもうれいし。 個人的には、週末全体で少し苦労していて、特定のコーナーで適切なバランスを見つけることができず、目標とする最終ラップをまとめることができなかった。それ以外は8番手は明日のスタートティングポジションとしては悪くないと思う。シーズンの初ポイントのために戦う」

    9番手:ランス・ストロール(レーシングポイント)
    「チームにとってポジティブな予選だったし、2台揃ってのQ3進出はシーズンスタートに素晴らしい結果だ。チームは競争力のあるマシンを開発するために冬を通して懸命に頑張ってきた。2台揃ってQ3に進出できたのはシーズンのスタートとしてはポジティブな結果だ。僕のラップはクリーンだったし、良いショットだったけど、ラップを最適化するために改善できる部分は常にある。ここではすべてのマシンが非常にタイトなので、コンマ数秒が大きな違いになる。ポジションで言えば5~6つくらい違うこともある。ファンのみんなはそういうのを見たがっているだろうし、ドライバーだってそうだ。明日が何をもたらすものを見てみよう。それはエキサイティングなレースになるだろうし、僕たちは多くのポイントを獲得するための良いポジションにいると思う」

    10番手:ダニエル・リカルド(ルノー)
    「最後の走行でイエローフラッグによってリフトしなければならなかった。10番手よりも良い結果を出しることはわかっている。僕たちは週末を通してそれを示してきた。Q3に進出できたことは僕たちにとってポジティブだ。特に昨年のここでの結果を考えればね。さらなる進歩の兆候だ。このようなことは自分ではコントロールできないので、それは少しイライラするけど、起こり得ることだ。明日は頑張るだけだ。トップ8かそれ以上を目指してプッシュする。ライトが消える瞬間が楽しみだ!」

  • F1オーストリアGP 予選:ドライバーコメント(11~20番手)

    F1オーストリアGP 予選:ドライバーコメント(11~20番手)

    2020年のF1世界選手権 第1戦 オーストリアGPの予選が7月4日にシュピールベルクのレッドブル・リンクで行われた。

    予選Q2では4回のF1ワールドチャンピオンであるフェラーリF1のセバスチャン・ベッテルはまさかの敗退。それでもタイヤを選択できるなかで最前列である11番グリッドからのスタートで巻き返しを図る。

    11番手:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
    「セッション終盤にかけて、マシンに自信が持てなかったけど、レースは明日だし、レースこそ僕たちが一番楽しみにしている部分だ。だから、明日に向けて改善するために今日から何が学べるかを見ている。僕たちのマシンは速さが足りないし、バランスも理想的ではなかった。ストレートではドラッグが大きすぎて、かなりタイムをロスしているけど、いくつかのコーナーではそれなりに競争力があると思う。もっと速い方がよかったのは確かだけど、11番はレースに向けてよい順位だ。タイヤを自由に選べるので、異なる作戦を採ることができる。明日はかなり暑くなりそうなので、戦略が重要になるだろう。理想的ではないし、完全には満足していない。他チームと比べて足りない物があるけど、レースペースはもっと競争力があるはずだ」

    12番手:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    「今日の結果に満足している。昨日のフリー走行の結果から、今日の予選では簡単ではないと覚悟していたが、昨夜の夜通しの作業でマシンのセットアップを改善することができた。2台がそろってQ2進出という結果は満足すべきものだと思っている。これがいまの僕たちのポジションだと思うし、明日の決勝では自由にタイヤを選択してスタートできる。レースではあらゆることが起こり得るし、明日はポイント獲得を目指して走る。レッドブルのホームレースということもあるので、できる限りいい結果を目指してプッシュする」

    13番手:ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
    「FP1は僕たちにとっては難しいセッションになった。マシンがきちんと動作する領域に満足できなかったが、FP2でマシンを改善できたのでよかったし、一歩前進することができた。今夜やるべきことがまだあるが、まだまだ明日に向けてマシンの改善点を発見することができると思う」

    14番手:エステバン・オコン(ルノー)
    「今日はあまり満足していない。こんな結果を望んでいたわけではない。僕たちが手にしていたものを考えれば、もっとうまくやれたのは分かっている。ほんの少し、細かい部分がうまくいかなかっただけだ。何が起きたのか見直したい。理想とはか毛離れている。調べて、努力を続けていく。今日は十分ではなかったけど、明日はもっと強い戦いがしたい」

    15番手:ロマン・グロージャン(ハース)
    「予選にむけて、予選ペースが期待していたほど良くないことは分かっていたけど、それはプレシーズンテストから分かっていた部分でもある。ポジティブな点はレースペースが予選ペースよりも良さそうなことだ。だから、明日は競争し、楽しめることを期待している。もっと速く走れるようになるためにはマシンにやらなければならない作業があるのは間違いないけど、励みになることもいろいろとあった。懸命に頑張って、どうなるかは見てみるつもりだ」

    16番手:ケビン・マグヌッセン(ハース)
    「望んでいた予選ポジションとはいかなかった。もう少し高い順位を期待をしていた。チームもそうだと思う。Q1で敗退したことにはちょっと落胆しているけど、これが今の僕たちのペースだ。もちろん16番手は素晴らしい結果ではない。それでも、ベストを尽くしたし、まずまずのラップだったという感触もあった。でも、すでに出ていったときからトリッキーだった。今は他チームの方が僕たちよりも多くを見いだしているようだ。マシンを改善するために懸命に頑張っていく。これからもハードワークを続けていくけど、今は明日に集中する。昨日のレースペースは予選ペースに比べてそれほど悪くなかった。もちろん、もっと必要ではあるけどね。それを見つけなければならない。それでも希望は捨てていないし、レースで何かしら得られるようにベストを尽くすつもりだ」

    17番手:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
    「期待以上の1日だった。僕たいが一歩前進しているのは分かっていたけど、まさかこのポジションになれるなんて思わなかった。残念ながら、前のラップでは狙っていたスリップストリームが得られず、それで0.2秒ほど失ってしまったけど、それでもとても頑張ったと思う。僕らは大きな前進を遂げた。純粋なペースでここまで近づけたのは初めてだ。チームはクルマから最大限を引き出すために本当にいい仕事をしてくれた。明日は全力を尽くす」

    18番手:アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
    「僕らが望んでいたスタートではなかったけど、明日はもっとうまくやれるように集中しなければならない。最後のラップはハードにプッシュして限界まで攻めたけど、残念ながら小さなミスをしてしまった。特別な何かを試さなければならないことを分かっていたけど、うまくいかなかった。レースでいくらか巻き返せることを願っている。ロングランのペースの方が少し強力だと思うし、正しい戦略を判断して、オープニングラップでトラブルを回避できれば、レースが進むにつれていくらかポジションを上げることができる自信は持っていいと思う」

    19番手:キミ・ライコネン(アルファロメオ)
    「難しい日になるだろうと予想はしていたけど、これが僕たちの今のポジションだ。ギリギリなのは分かっていたけど、僕最後のラップで少しトラフィックに引っかかってしまった。ライバルに対する競争力をもう一度手に入れられるにはその方法を見つけないければならない。まだ最初のレースだし、僕たちが望んでいるポジションではないけど、改善する時間はある。明日は巻き返して良い結果を残せるように頑張る。失うものは何もないし、ベストを尽くすだけだ」

    20番手:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
    「今日のフリー走行のことを考えれば、初めての予選セッションには満足している。FP3で愚かなミスをしてしまって、予選に備えて必要な周回ができなかった。でも、ペースにはとても満足している。特に自分にもマシンにもまだもう少しタイムが残っていることは分かっているからね。そこから始めて、明日はクリーンなレースになることを願っている」

  • 2020年 F1オーストリアGP:予選トップ3ドライバーのコメント

    2020年 F1オーストリアGP:予選トップ3ドライバーのコメント

    2020年のF1世界選手権の第1戦 F1オーストリアGPの予選が7月4日(土)にレッドブル・リンクで行われ、メルセデスF1のバルテリ・ボッタスがポールポジションを獲得した。

    ようやく2020年F1マシンの真の実力がベールを脱いだ。ポールポジションを獲得したバルテリ・ボッタスは、2回目のアタックでコースオフを喫するも、1回目の1分02秒939を上回るドライバーは現れず、通算12回目のポールポジションを獲得した。

    2番手は0.012秒の僅差でチームメイトのルイス・ハミルトンが続き、メルセデスF1がフロントローを独占。3番手にはレッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンが続いた。フェルスタッペンはQ2を唯一ミディアムタイヤで通過しており、メルセデス勢とは異なる戦略となる。

    バルテリ・ボッタス(メルセデスF1)ルイス・ハミルトン(メルセデスF1)マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダF1)

    1番手:バルテリ・ボッタス(メルセデスF1)
    「予選後のこの感覚を恋しく思っていたよ…限界までマシンをプッシュした後の震えをね!今日は良い結果を出すことができたけど、重要なのは明日だ」

    2番手:ルイス・ハミルトン(メルセデスF1)
    「バルテリは素晴らしい仕事をした。シーズンの素晴らしいスタートだね…僕たちは毎年ベストチームであることを示していると思う…僕たちは団結したチームだし、力を合わせている」

    3番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    3番手に満足している。僕たちはスタートタイヤが異なるので面白くなるだろう。できる限り彼ら(メルセデスF1勢)を苦しめたいね!

    関連:F1オーストリアGP 予選 結果:バルテリ・ボッタスがポールポジション

  • F1オーストリアGP 金曜フリー走行:トップ10ドライバーコメント

    F1オーストリアGP 金曜フリー走行:トップ10ドライバーコメント

    2020年のF1世界選手権が再開。7月3日(金)にF1オーストリアGPの2回のフリー走行が行われた。

    両方のセッションでメルセデスF1のルイス・ハミルトンがトップタイムを記録。メルセデスが1-2体制で新シーズンのスタートを切った。3番手にはレーシング・ポイントF1のセルジオ・ペレスが続き、ライバル勢に脅威を与えている。

    1番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    「戻ってこれてとてもうれしかった。久しぶりだ。新車は2週間前にシルバーストンでテストした2018年マシンとは明らかに違った感じたするけど、僕たちは去年と比較してマシンは改善し続けることができていると思うし、それは本当にポジティブなことだ。路面は少し脂っぽかった。グリップが出てくると思うけど、路面はほんの少ししか改善されないように感じた。今日はいい感じだったけど、プラクティスからあまり多くのことはわからない。他チームがどれくらのパワーや燃料で走っているかは決してわからないからね。だから、僕たちは今日の結果を鵜呑みにするつもりはないし、明日の戦いのために今夜マシンを改善していく

    2番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
    「クルマに戻ることができて最高の気分だ。1周1周、全ての走行を本当に楽しんだ。長い休みの後に予想できるように1日を通して一歩ずつ良い進歩を果たせた。クルマは終盤に小さなトラブルがあったけど、全体的に悪くない1日だった。今日はグリップレベルがかなり低かった。でも、週末の間に路面は良くなっていくはずだ。それがこのコースでのセットアップを大きく変える可能性があるので完全に把握しておかなければらない。主なチャレンジは高速と低速コーナーの両方でバランスを取り、レースペースも念頭に置きながら、土曜日のシングルラップのためにクルマを微調整していくことだ。まだ金曜日だし、ラップタイムは路面の改善によって上がるだろう。どのチームもパフォーマンスアイテムを追加してドライバーたちもハードにプッシュするので、自分たちがどの位置にいるかを知るのは興味深い」

    3番手:セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
    「興味深い1日だった。とても短いコースなので、みんなすごく接近している。マシンの感触はいいし、満足している。チームはファクトリーで途方もない仕事をしてきた。今の僕たちにはうまく機能しているマシンがある。今夜と明日の朝にやるべきことはまだたくさんある。でも、僕たちはそれなりの状態にあると思う。マージンはかなり狭いので、予選では本当にクリーンなラップをまとめることが非常に重要にるだろう」

    4番手:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
    「まずまずの1日だったと思う。特にマシンにトラブルはなかった。みんながトラックに集まり、かなりすぐに調子を取り戻して、何の問題もなく仕事を進められたのはよかった。スピードと競争力に関しては興味深い1日だった。僕たちはトップではないし、優勝候補ではないことが分かったと思う。でも、舞台裏ではいろいろなことが起きているし、とても接戦だ。だから、明日は大切な一日になると思う。ポールポジション争いには加れるとは思わないけど、その後ろのバトルではベストになれるよう努力しなければならない。正直、周りのチームのことはあまり気にしていなかった。いつものようにどのくらいの燃料で走っているか予想するのは難しいからね。明日になれば分かる。今日はまだ勢力図ははっきりしていない。もっとクルマが速くなるように開発して仕事をするのは僕たち次第。他に比べて僕たちはグリップとダウンフォースが不足している。それらすべての組み合わせだ」

    5番手:ダニエル・リカルド(ルノー)
    「まず、再開できて本当によかった。オーストラリアの後、戻ってこれるかどうか、僕たちみんなが少しナーバスになっていたので、またこうやってできることがうれしい。マシンはすぐにいい感じだったし、1日を通して良いリズムを築けたと思う。ロングランのペースは取り組むべきことがあると教えてくれたけど、燃料を軽くした状態のペースはまずまずだったので、それに関してはとても満足している。タイムシートを見れば、マシンの進歩を感じるし、ポジティブな気分だ。予選を楽しみにしている」

    6番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「チームにとってはポジティブな金曜日だったし、MCL35に戻ることができてうれしかった。いろいろと難しいこともあったし、ここの黄色い縁石には注意しなければならない。フライングラップで乗り上げてしまい、最終セクターのタイムに影響が出た。セッション終盤には別の問題でガレージにとどまらなければならなかったけど、それまでマシンはまずまずのペースを発揮していた。少しだけ順位を上げ始めていると思うし、土曜日はタイトになりそうだ。明日どうなるか見てみよう!」

    7番手:ランス・ストロール(レーシングポイント)
    「またマシンに戻って、スピードに上げて、F1マシンのドライビングに慣れていくのは本当にいい感じだ。最初の数周は体がちょっとびっくりしていたけどね。F1マシンをドライブすることに勝ることはない。でも、戻ってくることができて最高だ。走行プランを完了して、かなりの周回数を走り込めたし、マシンにもとても満足している。僕自身もマシンも改善できることは常にあるけど、全体的には良いスタートだったと思うし、満足している。再開してまた調子を取り戻していけることがとにかくうれしい。明日また戻って改善していくことを楽しみにしている」

    8番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    「再びマシンに乗れていい気分だったし、最初の数周ですんなりリズムに乗れた。全体的にいい一日だったと思う」とマックス・フェルスタッペンはコメント。マシンのハンドリングはよかったし、長期の中断明けですから周回数をこなせたことにも満足している。プッシュしていたラップでフロントウイングを破損して別のものに交換しなければならなかったので、今日のラップタイムは何かを表したものではない。少しアグレッシブにいきすぎたようで、スピンとコースオフを喫してしまったが、大きな問題はあなかった。このサーキットでは縁石が特徴的で、みんな条件は一緒だが、黄色の縁石でフロントウイングを傷めやすいので、注意が必要だ。僕らは自信を持っているし、まだ向上の余地もあるが、今日はいい感じだったので、明日が楽しみだ」

    9番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「マシンに戻ってうれしかったが、その一方で、僕たちにとっては素晴らしい日ではなかったので、全面的に楽しむのは難しかった。くのマシンがとても拮抗しているので、見ている方はワクワクするけど、その一方、僕たちはもう少し上の順位を争いたい。バランスはそれほど悪くない。今のところ完全にずれているわけではないので、追いつくためには全体的なパフォーマンスとしてかなり努力する必要がある。ペース不足は、特定のものが原因ではないので、明日は違う方法を試して、パフォーマンスが上がるかどうかを確認したい。かなり多くのチームが接戦になるので、予選は見応えがあるだろう。僕たちは頑張るつもりだけど、明日もっと強いマシンにするためには、今夜正しい選択をすることが重要だ」

    10番手:カルロス・サインツ(マクラーレン)
    「またドライブできて本当にエキサイティングだったし、チームにとって良い1日だった。冬季テストのバルセロナでクルマの感触は確かめられたけど、他のみんなと比べた位置が見えてうれしい。僕たちはコンペティティブだ。何カ月もクルマに乗れなかったので、感覚を取り戻せて良かった。僕の記憶にある中でもかなりいい金曜日だった。いい兆候だ。今日の僕たちにはペースがあった。明日にどうなるか見てみよう」

  • ミカ・ハッキネン 「2020年のF1は3つ巴のタイトル争いになる」

    ミカ・ハッキネン 「2020年のF1は3つ巴のタイトル争いになる」

    元F1ワールドチャンピオンのミカ・ハッキネンは、2020年のF1世界戦選手権は、ルイス・ハミルトンにバルテリ・ボッタスとマックス・フェルスタッペンが挑戦する“3つ巴”のタイトル争いになると考えている。

    3年連続でタイトルを獲得し、6回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンは、今年もタイトルを獲得すれば、前人未踏と考えられていたミハエル・シューマッハの7回の最多F1ワールドチャンピオン記録に並ぶ。

    チームメイトのバルテリ・ボッタスは、2017年にメルセデスF1に加入して以来、シーズン全体を通してタイトル争いに残ることができていない。だが、同じフィンランド出身のミカ・ハッキネンは、2020年にはそれは変わると信じている。

    「バルテリは間違いなく非常にコンディションにあるし、シーズンを開始するために肉体的にも精神的にも非常に高いレベルにある」とミカ・ハッキネンは Laureus に語った。

    「彼は数か月前のテストで優れたパフォーマンスを示したし、彼は非常に良い状態にある。私は信じられないほどの結果を示すと確信している」

    「ルイスは間違いなく彼の素晴らしいドライビングを続けるだろう。だが、常に改善が必要であり、バルテリが目標をより高く上げてかつてないほど向上している場合、ルイスにも同じことをさせるだろうか?

    「常により良くなる必要がある。そして、それは心にとって非常に疲れ、肉体的に非常に疲れるものであり、多くの規律を必要とする。バルテリは準備ができている。ルイスは準備ができているだろうか?」

    ミカ・ハッキネンは、マックス・フェルスタッペンにも見込みが十分あると考えており、他のドライバーは長い中断の後にフェルスタッペンの積極的な運転スタイルに備えることができないかもしれないと主張。また、フェラーリに関しては、メルセデスとレッドブル・ホンダに挑戦するマシンを持っているとは思っていないとハッキネンは語る。

    「マックス・フェルスタッペンは全開のレッドブルとともに確実にタイトルを取りに行くと信じている」とミカ・ハッキネンは付け加えた。

    「いつものようにマックスは攻撃するだろう。彼はたくさんのリスクを冒すだろう。長い間ブレイクでドライビングからから離れているドライバーたちは、マックスが行うすべての動きに反応する準備ができているだろうか?

    「今年初めのテストでのベストパフォーマンスは、メルセデスとレッドブルだった。彼らは本当にクールだったし、本当に早かった。だから、それらのチームはそのレベルにいるだろう。フェラーリはそこにそのレベルにいるか?強いか? きっとそうなると思うが、レッドブルやメルセデスと同じレベルにいるだろうか? 私はそうは思わない」

  • 2020年のF1はハミルトンとフェルスタッペンの一騎打ちになる?

    2020年のF1はハミルトンとフェルスタッペンの一騎打ちになる?

    元レッドブルのF1ドライバーであるマーク・ウェバーは、2020年のタイトル争いはルイス・ハミルトン(メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダF1)との一騎打ちになると考えており、フェラーリ勢がそこが絡むことを除外している。

    昨年、マックス・フェルスタッペンはホンダのF1エンジンを搭載したレッドブルで3勝を挙げ、支配的なルイス・ハミルトンと彼のメルセデスのチームメイトであるバルテリ・ボッタスに次ぐドライバー選手権3位で2019年シーズンをフィニッシュした。

    そして、今年の開幕3連戦は、昨年マックス・フェルスタッペンが勝利を挙げたオーストリアで2戦、そして、ポールポジションを獲得したハンガリーと競争力を発揮したサーキットで開催され、また今季マシン『RB16』はプレシーズンテストで競争力を見せていたことから、レッドブル・ホンダF1の躍進が期待されている。

    「フェルスタッペンとルイスとの一騎打ちになると思う」とマーク・ウェバーは Ziggo Sport にコメント。

    「正直、他の誰かがそこに絡んでくるとは思っていない」

    「フェラーリは今年はそのレベルにはいない。他の誰かがルイスに挑めるとは思わない。だから、マックスということになるはずだ」

    だが、マックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンと本格的に張り合うには前提条件があると認める。レッドブルがフェルスタッペンに競争力のあるマシンを届けられることに疑いはないが、ホンダF1がそのために責任を果たす必要があるとウェバーは考えている。

    「レッドブル・チームとミルトンキーンのファクトリーで彼らがった仕事はかなり信頼している。空力、戦略、チームとしての運営方法を信頼している。だが、それは主にホンダF1に依存している、彼らがシーズン全体でメルセデスと競争できるかどうかにね」

    「今でもメルセデスはすべてのサーキットでうまく機能しているし、ホンダのF1エンジンよりも多くのパワーを提供する非常に優れたエンジンを持っている。これにより、メルセデスはより多くのパワーとより多くのダウンフォースで運転できるようになり、彼らの戦いをずっと楽にしている」

  • 2020年のF1世界選手権:各チームのリザーブドライバー事情

    2020年のF1世界選手権:各チームのリザーブドライバー事情

    2020年のF1世界選手権は、新型コロナウイルスの懸念が完全には払しょくされない中で再開する。もしF1ドライバーに感染者が出た場合、チームはリザーブドライバーを起用する必要がある。そこで各チームのリザーブドライバー事情をまとめてみる。

    2020年のF1世界選手権は3月のオースラリアGPでマクラーレンのチームスタッフに感染者が出て土壇場でキャンセルになって以降、しばらく休止状態となっていたが、7月にようやく再開することが発表されている。

    F1のCEOを務めるチェイス・キャリーは、F1チームに新型コロナウイルスの感染者が出た場合にもレースを決行することを明らかにしている。たとえ、それがF1ドライバーであってもだ。そこでF1チームは不測の事態に備えてリザーブドライバーを含めたバックアップ環境を整えておく必要がある。

    メルセデスは、レーシングポイント、そして、2021年から新たなカスタマーとなるマクラーレンとリザーブドライバーを供給している。また、フェラーリはアルファロメオ、レッドブルはアルファタウリとリザーブドライバーを含めてドライバーをやりくりすることになる。

    その他のチームはリザーブドライバーを登録しているものの、F1スーパーライセンスを取得できていないジュニアドライバーである場合が多く、特例が認められない場合は過去にF1に参戦していたドライバーを起用する必要が出てくる。

    メルセデス
    マクラーレンで41戦を戦ったストフェル・バンドーンと、元ザウバーおよびハースのF1ドライバーであるエステバン・グティエレスをリザーブドライバーとして登録している。バンドーンは2018年までマクラーレンで走っており、現在はメルセデスからフォーミュラEに参戦しており、アクティブな状態を保っている。そのため、フォーミュラEと日程が重ならない限り、代役として最有力候補となる。バンドーンが参加できない場合は、グティエレスが走ることにある。2013年にザウバーでF1デビューを果たし、2016年までハースでF1を戦っていたグティエレスは、その後フォーミュラEとインディカーに挑戦しているが、近年では目立った活動はしていない。唯一の問題は以前のスーパーライセンスが期限切れになっており、再びレース出場の資格を得るためには300kmのF1テストを完了する必要がある。

    フェラーリ&アルファロメオ
    フェラーリは、契約ドライバーであり、アルファロメオのF1ドライバーであるアントニオ・ジョビナッツィをリザーブドライバーとして登録している。だが、元フェラーリドライバーであるキミ・ライコネンを緊急招集する可能性もある。

    アルファロメオF1は、ロバート・クビサをリザーブドライバーとして登録しており、どちらかのドライバーが感染もしくはフェラーリから呼び出された場合、代役を務めることになる。仮にもう一人ドライバーが必要になった場合には、昨年までリザーブドライバーを務めたマーカス・エリクソンがいる。現在、インディカーに参戦しているエリクソンは、昨年キミ・ライコネンが体調不良を訴えた際にソチに帯同した。また、パスカル・ウェーレインも潜在的な候補となる。メルセデスとの関係を断ったウェーレインは2019年からフェラーリのシミュレータードライバーを務めている。

    レッドブル&アルファタウリ
    レッドブルのどちらかのドライバーが欠場の場合、アルファタウリのダニール・クビアトとピエール・ガスリーが代役を務めることは間違いないだろう。では、アルファタウリのシートは誰が埋めるのか。両チームはリザーブドライバーとしてセルジオ・セッテ・カマラとセバスチャン・ブエミを登録しており、それ以外のサプライズ選出はないと思われる。

    ルノー
    ルノーは周冠宇とクリスチャン・ルンガーというジュニアドライバーをリザーブドライバーとして登録しているが、二人とも40ポイントのスーパーライセンスポイントを満たしていないため、特例が認められない限り代役を務めることはできない。その場合どうなるか? 昨年までドライバーを務めていたニコ・ヒュルケンベルグがいる。エステバン・オコンの加入によってチームを追い出されたヒュルケンベルグだが、リカルドは今季限りでチームを去ることが決定しており、チームは間違った決断したと考えることになるかもしれない。また、昨年リザーブドライバーを務めたセルゲイ・シロトキンも候補として挙げることができる。

    レーシング・ポイント&マクラーレン
    前述のとおり、メルセデスのストフェル・バンドーンとエステバン・グティエレスをリザーブドライバーとして共有している。だが、優先順位としてはメルセデス→レーシング・ポイント→マクラーレンの順となる。

    レーシング・ポイントに欠員が出た場合には、ルノーと同様に元ドライバーのニコ・ヒュルケンベルグに連絡を取るか可能性がある。一方、マクラーレンは昨年ルノーと共有したセルゲイ・シロトキンという選択肢があるが、昨年同様にシロトキンにとってはルノーが優先となるだろう。そうなった場合の候補はやはりフェルナンド・アロンソだ。来年のルノーのドライバー候補に挙げられているアロンソは、今年マクラーレンからインディ500に参戦し、まだチームとの関係は立たれていない。

    ウィリアムズ
    元ルノーのジュニアドライバーでスーパーライセンスを保有するジャック・エイトケンをリザーブドライバーとして獲得している。だが、まだF1マシンを本格的に走らせていないこともあり、レースで起用することには疑問が残る。その場合は過去のドライバーであるセルゲイ・シロキトンに白羽の矢が立つかもしれない。

    ハースF1
    ハースの状況はルノーと似ており、リザーブドライバーとしてルイ・デレトラズとピエトロ・フィティパルディを登録しているが、二人ともスーパーライセンスを保有していないため、特例が認められない限りレースに出場することはできない。その場合、エンジン供給元であるフェラーリが手助けする可能性がある。

  • ファン・パブロ・モントーヤ 「F1を離れたことを後悔したことはない」

    ファン・パブロ・モントーヤ 「F1を離れたことを後悔したことはない」

    元F1の責任者であるバーニー・エクレストンは、過去にファン・パブロ・モントーヤにF1に復帰するよう説得を試みていたことを明かした。

    コロンビア出身のファン・パブロ・モントーヤは、2006年途中にマクラーレンからの支持を失って6年間のF1キャリアを放棄し、NASCARへと転向した。

    現在44歳のファン・パブロ・モントーヤは、この動きを後悔したことは一度もないと語る。

    「私が去ったとき、F1には私にとって何も良いことがなかったので、その案件はすでにクローズしていた。そして、私はチップガナッシと5年契約を結んだ」とファン・パブロ・モントーヤは Antena 2 に勝った。

    「その後、バーニー・エクレストンから電話があったが、ヨーロッパには戻りたくはなかった。彼は『ああ、わかった。ありがとう』とだけ言っていたよ」

    ファン・パブロ・モントーヤは、最終的に自分はフェラーリF1でレースをしていたかもしれないと考えているが、彼のF1キャリアはミハエル・シューマッハが最も成功した年月と完全に一致していた。

    「もし、ミハエルがそこにいなかったら検討していただろう。フェラーリは素晴らしいチームだったし、今でもそうだからね」とファン・パブロ・モントーヤは語った。

    「当時、シューマッハがナンバー1だったし、ナンバー2になることはまったく魅力的ではなかった」

    また、ファン・パブロ・モントーヤは、マクラーレンでキミ・ライコネンのチームメイトであることは容易ではなかったと認める。

    「大きな問題はなかったが、キミと関係を築くことは困難だった。彼はあまり関わってこなかったからね。我々はミーティングなどいろいろとやったが、彼はあまり入り込んでこなかった」

    最後にファン・パブロ・モントーヤは彼の息子セバスチャンのキャリアをサポートするためにもう一度ヨーロッパに戻ることに熱心であると述べた。

    「問題は検査がすでに始まっていることだ。我々は渡航を試みたが、彼らは空港でアスリートは不可欠な仕事ではないと我々に伝えた」

  • ナイジェル・マンセル、身体的な挑戦とリスクに欠ける現代のF1に物申す

    ナイジェル・マンセル、身体的な挑戦とリスクに欠ける現代のF1に物申す

    元F1ワールドチャンピオンのナイジェル・マンセルは、現在のF1マシンには身体的な挑戦が欠如していると主張。レース後のF1ドライバーはまるで“ヘアーサロンから出てきた”ように見えると苦言を呈した。

    1992年のF1ワールドチャンピオンであるナイジェル・マンセルは、ターボ時代やグラウンドエフェクトカーといった小さなミスが最終結果に大きな違い、さらには生命さえにも危険をもたらすリスクをはらんだ時代に生きてきた。

    F1で31勝を挙げているナイジェル・マンセルは、過去のF1には明確なレベルの差が存在するとして異なる時代のF1ドライバーを比較することには消極的だ。

    それでも、ナイジェル・マンセルは、6回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンであれば、1980年代や90年代初頭のF1でもうまくやっていくことができただろうと考えている。

    「ルイスならばあのような環境でもうまくやっていただろう。だが、時代を比較するのは非常に難しい」とナイジェル・マンセルは Daily Mail に語った。

    「当時は、非常に多くの優秀なドライバーが単純な事故に遭い、脚や腕などを骨折し、キャリアを継続できなくなった。今の優れたドライバーは酷いミスを犯しても、怪我はしない」

    「彼らはマシンの中でほとんど汗もかかない。レースの終了後は、まるでヘアーサロンから出てきたようばかりのようだ」

    「私の時代で美かったことはは、180戦を終えてもまだ生きていると自慢でき、素晴らしいキャリアだったと言えることだ」

    ナイジェル・マンセルは、F1におけるルイス・ハミルトンの成功は、彼の才能だけでなく、メルセデスとの関係が大成功している結果でもあると考えている。

    「彼が非常に若い年齢から与えられた機会だ」とナイジェル・マンセルは付け加えた。

    「ミハエル・シューマッハと同じように、彼はその能力を実証するためにメーカーから信じられないほどのサポートを受けてきた。彼はマクラーレンで彼の最初の世界選手権に勝ち、その後チームを移籍してまた5つのタイトルを勝ち取った」

    「歴史は、彼を我々の国の歴史の中で最も偉大なドライバーとは言わないまでも、偉大なドライバーの一人として描写するだろう」

    「彼が引退する前までに7回目もしくは8回目の世界選手権に勝つことができない理由はない」

    それでも、ナイジェル・マンセルは、偉大なファン・マヌエル・ファンジオを彼の“歴代の偉人”リストの最上位に置く。

    「私は常にファンジオと言っている。ルイスも同意すると思うが、その時代に運転した人たちは真のヒーローでした。シートベルト、適切なヘルメット、適切なゴーグル、そして、時にはグローブもなかった」とナイジェル・マンセルは主張する。

    「彼らは足の間に燃料タンクがあった。もし事故に遭えば、生きるか死ぬかは五分五分だった」

    「だが、ルイスはうまくやっている。あのレベルの称賛を得た人は皆、多くのアドバイスを受ける。彼はちゃんと地に足をつけ、自分で決断し、それらに満足しなければならない」

    —

    メインの写真は1984年にダラスで開催されたアメリカGP。最終コーナーでウォールにヒットしてドライブシャフトを破損したナイジェル・マンセルは、観客の声援を受けてマシンを押し始めるも、フィニッシュラインに到達する前に疲労困憊し、熱中症によって倒れてしまった。

  • ナイジェル・マンセル 「今でもジル・ヴィルヌーヴの事故の光景が蘇る」

    ナイジェル・マンセル 「今でもジル・ヴィルヌーヴの事故の光景が蘇る」

    ナイジェル・マンセルは、ほぼ40年経った今でも目の前で起こったジル・ヴィルヌーヴの致命的な事故の光景が鮮明に蘇ってくると語る。

    1982年にゾルダーで開催されたF1ベルギーGPの予選2日目の事故でジル・ヴィルヌーヴは命を落とした。ヨッヘン・マスの右リアタイアに乗り上げて宙を舞ったヴィルヌーヴのフェラーリは、前面から路面に叩きつけられて大破。

    ジル・ヴィルヌーブの身体はシートごとマシンから投げ出され、コースわきのフェンスに叩きつけられた。 懸命の蘇生処置も虚しく、その日の夜9時過ぎに死亡が確認された。

    ジル・ヴィルヌーヴの後ろを走行していたナイジェル・マンセルは、目の前で起こる事故を見ていた。

    「マシンが宙を舞って再び降りてくるのを見た。ジルがマシンから投げ出され、ゲートに寄り掛かっているのを見た。運転していて、彼があのクラッシュから生還する可能性はゼロであると思った。これまで起こった中で最もショッキングな出来事だった」とナイジェル・マンセルは Daily Mail に伝えました。

    「当時、ドライバーは定期的に命を落としていた。精神的に本当に苦しかった。ジルは僕のことを友人として受け入れてくれたし、僕たちは親しい仲間になって、彼は僕に良いアドバイスをくれていた」

    「ゾルダーで彼に起こったことを決して忘れることはないだろう。あの光景はずっと僕と一緒にいるだろう。80年代と90年代のF1はその点で厳しいものだった。自分がクラッシュしなくても、深刻な怪我をする可能性があった。ウォールがトラックに非常に近く、次に何を起こるかまったくわからなかった」

    F1ベルギーGP ジル・ヴィルヌーヴ 1982年