トロ・ロッソ STR4の動画。バルセロナテストで発表を行ったトロ・ロッソの新車STR4。初日はセバスチャン・ブルデーが走行を担当。初走行の動画とセバスチャン・ブルデー、セバスチャン・ブエミ両ドライバーのガレージ内での様子。
※動画の公開は終了しました。

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トヨタのチーム代表である山科忠は、トヨタもF1から撤退する可能性があったことを認めた。
トヨタのF1参戦継続の議論は、12月22日の記者会見直前まで審議され、記者会見ではF1継続を発表したが、メインスポンサーのパナソニックからF1残留に必要なリソースと資金のサポートの確約を得たのはその後だった。
「会社の取締役会で、私は何度も撤退するべきではないと強調しました。もちろん大幅なコスト削減をしなくてはなりません」
「確かに、否定的な事業報告書によって疑念が生じました」
「ですから、財政的に問題があるにもかかわらず、パナソニックが契約を更新していただいたことを非常に嬉しく思いました。パナソニックが我々の活動に理解を示してくれたおかげでレースを継続することができるようになりました」

フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは、F60がメルボルンで上位を争うのに十分な速さがあると確信しているが、まだ信頼性を懸念していることを認めた。
最近のテストではフェラーリがライバルよりも信頼性に問題を抱えているようだった。
ドメニカリは信頼性の問題を解決することがフェラーリの最優先事項であることを認めた。
「テストセッションの最終ステージ見守るためにバルセルナへ行き、チームの集中と決断を確認した」
「パフォーマンスに関しては、我々のマシンのレベルには満足している。まだやるべき仕事があるのは明らかだし、我々は信頼性に専念しなければならない」
「昨年、我々は信頼性と最も小さなディテールがどれだけ重要かを理解した。我々はその方向でより懸命に作業しなければならない」
ドメニカリは、去年最後までチャンピオンを争ったことで、フェラーリが若干不利な状況にあると感じている。現ワールドチャンピオンが所属するマクラーレンも、新車MP4-24がまだ勝てるクルマではないことを認めている。
「我々の主なライバルのように、2008年のマシン開発を最後の最後までやったチームは、昨シーズンの開発を諦めて、先にリソースを新シーズン用のプロジェクトに注いだチームに比べてわずかに不利な状態にあるかもしれない」
ドメニカリは、フェラーリが現時点でライバルと比較してどこに立っているか予測することは拒んだが、ブラウンGPが非常に良い状態であるというフェリペ・マッサのコメントに同意した。
「答えを避けていると思って欲しくはない。しかし、トラックでのレベルについてなにかを話すのはこれまで以上に難しい」
「数日前まではチーム間は大きく均衡していた。いくつかは期待通りで、いくつかはそうではなかった。そして、ブラウンGPの偉業があった。彼らのパフォーマンスは非常に驚きだったし、彼らを注意深くみなければならない」
「我々は競争力のあるチームの一部だと思う。しかし、まだ考慮しなければならない多くの未知の要素がある。メルボルンまで答えを待たなければならない」

ブラウンGPの2009年マシン「BGP001」は、テストデビューで周囲を驚かすパフォーマンスをみせた。
ロス・ブラウンがオーナーとなったブラウンGPだが、チームのスタッフはホンダF1とほとんど変わっていない。BGP001は、事実上ホンダF1が今年参戦させるはずだったマシン「RA109」である。ホンダF1は、2008年シーズンを早々に“諦め”、ロス・ブラウンの指揮の下、シーズン序盤からRA109に開発リソースを集中させてきた。
BGP001は、ホンダF1が15か月前から準備をはじめ、世界最高峰といわれる施設で開発された意欲作であるRA109のエンジンを、グリッドで最も非力と言われたホンダエンジンからチャンピオンエンジンであるメルセデスエンジンに載せかえたマシンということになる。
一見、すっきりとみえるBGP001だが、フロントサスペンションの処理、“雪かき”バージボード、複雑なディフューザなど、詳細にはかなり独自のエアロデザインが採用されている。
フロントノーズは極端に低い位置に設定された。高さはレギュレーションで許される125mm。2009年マシンでは最も低いノーズを採用していることになる。
フロントウイングには独自のエアロコンセプトが注がれている。2枚のフラップを採用するウイングには、外側に複雑な形状の特にカスケード部品が装着される。そして、エンドプレートの処理は他チームと大きく異なる。
2009年のレギュレーションは、2008年の狭いバージョンを使用せず、ウイングの全幅を守るために、エンドプレートの複数のセクションについての最小表面積を規定している。

BGP001のフロントウイングは、ウイング先端に垂直フェンスを追加してエンドプレートを構成するのではなく、ウイングプレート自体を伸ばしエンドプレートの底面にし、そこに大きなベーンを追加して、側面の表面積をレギュレーションに適合させている。
エンドプレートをなくすことで、ドラッグを低下させ、ウイング先端の気流を整えることで、幅広となったウイングのマイナス部分を相殺している。
また、フロントウイングを通過する気流を調整するため、フロントサスペンション部にも巧妙な処理が施されている。ステアリングアームの位置をさげ、ロワー・ウィッシュボーンの位置を平行にすることで、合理化を実現。低いウィングからの気流への干渉を避けている。おそらくこのレイアウトを採用するために低いノーズコーンを採用したと考えられる。
シャシー部分には先週ウィリアムズが披露したような“雪かき”ソリーションが採用される。2009年のレギュレーションでは、バージボードが禁止されており、ベーンを設置できる唯一の場所はシャシーの立ち上がり部分の下となる。
このソリーションにより、実質的にBGP001はマシンの両側にバージボードを備えていることになる。またサイドポッド前面にも小型のベーンが装着され、ノーズ下を流れ、スプリッタで左右に分けられた気流をディフューザに効率的に送る。
サイドミラーの取り付け部分にも工夫がみられる。ミラーの取り付け部は、ウイングレットのような形状の2つの部品で構成され、サイドポッド上面を通過する気流を整える機能を備えている。

サイドポッドは非常に小さい。ラジエータの形状はマクラーレンのような同じく高くて幅広いデザイン。下部は深いアンダーカットが施される。
サイドポッドを小型化した要因として、ブラウンGPがKERSを搭載しないことがあげられる。KERSを搭載しないため、エンジンのみを冷却するだけでよく、KERSに必要な追加ハードウェアを冷却する必要はない。そのためラジエータと配管をコンパクト化できる。
サイドポッドは非常に短く、排気口も非常に狭い。エギゾーストはサイドポッドのフェアリングの中から出している。また、ギアボックスフェアリングと、ディフューザーの一部を構成する後部衝突構造の下からも熱い空気を排出しているようだ。

ディフューザーは二層構造を採用。U字型の中心部分はディフューザーを天井部分を構成せず、単純にセットアップの下側を担当。上側は、衝突構造によって構成されており、175mmよりも数cm高くなっている。
リアウイングは、エンドプレートと同様、シンプルな形状。下部のビームウイングはエンドプレート全幅まで広がり、その下を衝突構造が通るようになっている。
土壇場になってエンジン載せ替えが決定したため、メルセデス・エンジンとシャシー、ギアボッスクを統合するのは大きな課題だったと思われる。
これまでのところ、ブラウンGPはKERSの搭載を予定していない。2009年はKERSの搭載が日無ではないので、限られた予算を考えると懸命な考えといえる。KERSを選択しないことで、約30kgのバラストを効率的に配置することになり、重量配分でアドバンテージを得られることになる。
ブラウンGPは、オーストラリアでの開幕戦の前に、ヘレスで3日間のテストを予定している。
主要諸元表:ブラウンGP BGP001

ロバート・クビサは、2009年にBMWザウバーがタイトルを争えることを期待している。そして、ブラウンGPがBMWの最大の挑戦者になるだろうと考えている。
ロバート・クビサは昨年、カナダGPでF1初優勝を遂げ、BMWザウバーは一時チャンピオンシップをリードするパフォーマンスをみせた。
レギュレーションが大きく変わった今年、クビサはチャンピンシップ争いができることを期待している。そして、ライバルとしてブラウンGPを警戒した。
「驚いているけど、ブラウンGPがいるのを幸せに感じてもいるよ」
「彼らは本当にうまくやっている。彼らが非常に軽い状態で走っていたとの推測があるけど、僕は燃料の問題だとは思わない。彼らは単純に競争力がありそうにみえる」
「でも、テストは常に誤解を生むものだし、間違った情報を与える。2週間で全ての憶測は止むだろうし、全ての“かくかくしかじか”は終わるだろう。予選が誰がトップにいて、誰がそうでないかを教えてくれるだろうね」
ロバート・クビサは、BMWザウバーの計画どおり、2009年シーズンにチャンピオンシップを争う準備ができていると考えている。
「もちろん野心は高いし、僕たちがこれまで自分たちに科した目標で最も高い」
「チャンピオンシップのために走るということは、全てのチームを相手にするということだ。最後のテストでタイムが非常にしていたように、競争は非常に激しい」
「僕たちが行きたいところに行くには、全てのトップでなければならない。もし勝ちたいなら、最も速くなければならない。これまでは、少なくともマシンのいくつかの部分が良くなければならなかったけど、今は全ての部分が良くなければならないと思う」
「間近にいることを期待している。昨年僕たちにはチャンスはないかもしれないと感じていたけど、一時僕たちはチャンピオンシップをリードしていた」
「そのあと僕は次のチャンスがいつくるかわからないと言ったよね。今はチャンスを得られることを期待しているよ!」

マクラーレンのマーティン・ウィットマーシュは、現段階でMP4-24がチームが望んでいたほど競争力がないことを認めた。
マクラーレンは、これまでのテストで、ルイス・ハミルトン、ヘイキ・コバライネンの両ドライバーともにタイムシートのトップに近づくことができておらず、強い印象を与えることができていない。そのためチームが新車に問題を抱えていると見方が強まっている。
金曜日、マーティン・ウィットマーシュは、それが事実であることを認め、チームはパフォーマンス不足に気づいており、調整するために懸命に作業していることを明らかにした。
「今週のバルセロナで走ったマシンは計画通りにエアロパッケージがアップデートされた。パフォーマンス不足は確認されており、我々は今、解決するために懸命に作業している」
マシンは現時点で十分に速いかという質問にウィットマーシュは答える。
「現時点ではそうではない。我々のチームはそれほど高い水準ではないのは確かだ」
「しかし、ルイスは前回のワールドチャンピオンだし、彼は我々のマシンの1台でワールドチャンピオンになった。だから、そのレベルの成功を下回っていれば、当然、我々、我々のパートナー、メディア、ファンは満足しないだろう」
「マクラーレンは648戦目のグランプリを開始した。我々はそれらの162戦を勝っているし、431回の表彰台を記録している。我々の記録に誇りに思っているし、MP4-24をその記録を増すポジションに持っていくために懸命に働く我々のエンジニアの能力を信頼している。彼らはすでに正確にそれを成し遂げることに従事している」
メルセデス・ベンツのノルベルト・ハウグは、問題を解決するには時間が必要だと語る。
「間違いなく、我々が望んでいた場所にはいない。我々は来週ヘレスでさらに4日間のテストプログラムを続ける。しかし、それには時間がかかるだろう」
ウィットマーシュは、チームが状況を修正するために全力をあげて作業しており、問題が解決されることを確信していると語る。
「要因の組み合わせだ。昨年みたように、我々のメルセデス・エンジンは強い。だからMP4-24のパフォーマンス不足がシャシーが中心であることは明らかだ」
「21世紀のF1では、必然的にマシンの空力面が全体的なパフォーマンスパッケージに大きなプラスとマイナスを与える。それがMP4-24に見られる問題だ。しかし、F1のエンジニアは、プレッシャーに置かれたとき素晴らしいことを成し遂げることができる」
「今日、彼らと話して、MP4-24のレコードタイムの問題に注ぐ彼らの断固とした決意を感じた。事実、それは断固とした決意であり、専門的知識と極めて高いテクノロジー技術の経験、プレッシャー下での正確な作業能力が合体して、F1を素晴らしいスポーツにしており、素晴らしいエンジニアリング面での挑戦を作り出している」
「F1の歴史の多くで、成功したチームは彼らが望んだほどではないマシンでスタートしている。そして、それらの成功のチームの多くは、見事なほど敏速にグリッドの最前列に戻ってきている。それが我々がしようとしていることだ。実際、我々はそれをすでに行っている」

フェリペ・マッサは、フェラーリは現時点でシーズン開幕前に予想していた所にきていると語るが、ブラウンGPがリードしていることを認める。
F1パドックはバルセロナで、ブラウンGPの新車BGP001の初テストのペースに呆然となった。
フェリペ・マッサは、フェラーリがシーズン開幕戦へ向かっているチームの中で最速ではないと考えている。
「20日間にわたるテストで僕たちはあらゆる側面でマシンの多くを改善させることができた。僕たちは今、メルボルンのスタート前に考えていた所にきている」
「パフォーマンスに関して、ブラウンGPを除けば、他のすべてと比較して僕たちの競争力には本当に満足している。ブラウンGPには僕たち全員が到達していない」
「僕はエンジニアではないので彼らがバラストを使っているかどうかは言えない。でも、彼らがバラストを載せていなかったとしても、載せたところで彼らが速いことに違いはないだろう」
「ここバルセロナでのテストの前にも言ったかもしれないけど、現在、僕たちのマシンはトラックで最速ではない。オーストラリアでどのような結果になるかみてみるつもりだ」

F1バルセロナ合同テストが12日(木)、スペイン・バルセロナのカタロニア・サーキットで最終日を迎えた。
最終日のトップライムは、ブラウンGPのルーベンス・バリチェロが記録。110周を走行したバリチェロは。セッション終盤に昨日のジェンソン・バトンをさらに上回る1分18秒926という驚異的なタイムを記録。2位のニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)にコンマ8秒もの差をつけ、今週唯一となる1分18秒台を叩き出した。
月曜にテストデビューしたばかりのブラウンGPがバルセロナテスト後半2日間のタイムシートトップを独占。BGP001のパフォーマンスには、2009年シーズンの優勝候補との声もあがっている。
3番手にはティモ・グロック(トヨタ)、4番手にはセバスチャン・ベッテル(レッドブル)、5番手にはフェルナンド・アロンソ(ルノー)が続いた。
3番手タイムを記録したティモ・グロックは、メルボルンの開幕戦に向けて自信を深めている。
「素晴らしい冬のテストを締めくくる有益な1日になった。僕たちはより多くのセットアップとロングランを行い、最終ラップまで全てがうまくいった!全体気にマシンの感覚は力強く、良いペースを持っているので、オーストラリアが楽しみだ。もちろん、メルボルンの土曜日になって初めて本当の結果がわかるけど、トヨタの全員がこれまでの仕事に満足している。開幕戦に向けて素晴らしい進化を遂げた」
チャンピオンシップの本命とされるフェラーリ、BMWザウバーは、それぞれフェリペ・マッサが6番手、ロバート・クビサが7番手。昨年のチャンピオンであるルイス・ハミルトンが彼らに続いた。
最下位はフォース・インディアのジャンカルロ・フィジケラ。フィジケラはこの日最も多い141周を走破した。
| 順位 | ドライバー | チーム | マシン | ベストタイム | 周回 |
| 1 | ルーベンス・バリチェロ | ブラウンGP | BGP001 | 1分18秒926 | 110 |
| 2 | ニコ・ロズベルグ | ウィリアムズ | FW31 | 1分19秒774 | 120 |
| 3 | ティモ・グロック | トヨタ | TF109 | 1分20秒091 | 128 |
| 4 | セバスチャン・ベッテル | レッドブル | RB5 | 1分20秒576 | 83 |
| 5 | フェルナンド・アロンソ | ルノー | R29 | 1分20秒664 | 64 |
| 6 | フェリペ・マッサ | フェラーリ | F60 | 1分20秒667 | 92 |
| 7 | ロバート・クビサ | BMWザウバー | F1.09 | 1分20秒740 | 124 |
| 8 | ルイス・ハミルトン | マクラーレン | MP4-24 | 1分20秒869 | 70 |
| 9 | セバスチャン・ブエミ | トロ・ロッソ | STR4 | 1分21秒013 | 62 |
| 10 | ジャンカルロ・フィジケラ | フォース・インディア | VJM02 | 1分21秒045 | 141 |
