投稿者: dbcheck

  • カルロス・サインツJr. F1予算上限に疑問「トップ勢はどうやって開発している?」

    カルロス・サインツJr. F1予算上限に疑問「トップ勢はどうやって開発している?」

    カルロス・サインツJr.は、2026年F1オーストリアGPで苦戦を強いられたウィリアムズの現状に危機感を示すとともに、予算上限(コストキャップ)時代にもかかわらず次々とアップグレードを投入するトップチームへの驚きを口にした。

    オーストリアGPの週末には、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソも「ファクトリーの地下にはお金を生み出す機械があるに違いない」と冗談交じりに語り、FIAが公表した長いアップグレードリストに疑問を呈していた。

    サインツJr.も、その見解に賛同する姿勢を示した。

    アロンソの発言に「ある程度同意する」
    サインツJr.は、トップチームがほぼ毎戦のように新パーツを投入している現状について率直な驚きを語った。

    「木曜日にフェルナンドが言っていたことには、ある程度同意する」

    「トップチームが持ち込んでくる改良の数には本当に驚いている。これがF1なんだろう。特に今年は、ほぼすべてのレースで全チームがアップグレードを投入している」

    「その差は本当に大きい。ものすごい差になっている」

    一方、ウィリアムズはオーストリアGPで新パーツを投入せず、サインツJr.は予選Q1敗退という厳しい結果に終わった。

    ウィリアムズは依然として重量とコーナリング性能が課題
    サインツJr.は、他チームのアップグレード一覧を見た段階で苦戦を予想していたという。

    「今回のレースに向けた他チームのアップグレード一覧を見た時点で、バルセロナ・カタルーニャGPで暑さと高速コーナーに苦しんでいた僕たちが、同じように暑く高速コーナーの多いここでも苦戦することは明らかだった」

    現在のマシンには依然として明確な弱点が残っていると説明した。

    「僕たちのマシンはまだかなり重量オーバーで、コーナーでも速くない。だから秘密なんて何もない。新しいパーツを投入できなければ、これからもQ1突破を争う状況が続くだけだ」

    シルバーストンで大型アップグレード投入へ
    ウィリアムズは次戦イギリスGPが開催されるシルバーストンで大規模なアップグレードを投入する予定だ。

    サインツJr.は、そのパッケージへの期待を隠さなかった。

    「Q1突破を争うのは今回が最後になってほしい。そう願っている。もしそうならなければ、それは良くない兆候だ」

    「トップ勢は予算上限をどうやり繰りしているのか分からない」
    サインツJr.は、コストキャップ下でも積極的な開発を続けるトップチームの手法について理解できないと認めた。

    「もし予算上限がなければ、僕たちだってもっと多くのアップグレードを投入しているはずだ」

    「トップチームがどうやって毎回アップグレードを投入しているのか分からない。彼らはコストキャップの運用が僕たちより効率的なのだろう。でも、なぜ中団チームには同じことができないのか分からない」

    「僕たちは予算上限によって制限を受けている。明らかに資金面で何か違いがあり、僕たちはそこをうまくやれていないのだと思う」

    なお、決勝については厳しい現実も認めており、「7台くらいリタイアしてくれればポイントが取れる」と笑顔で語り、現状の戦闘力では上位進出は容易ではないとの認識を示した。

    ウィリアムズにとって、次戦イギリスGPで投入予定の大型アップグレードは今後のシーズンを左右する重要な開発となる。サインツJr.は、この改善パッケージが現在の苦戦を終わらせる転機となることを期待している。

  • 2026年F1イギリスGP テレビ放送時間・配信日程(フジテレビNEXT・FOD)

    2026年F1イギリスGP テレビ放送時間・配信日程(フジテレビNEXT・FOD)

    2026年F1第9戦イギリスGPは、7月3日(金)からシルバーストン・サーキットで開催される。

    日本時間では7月3日(金)に走行がスタートし、今大会はスプリントフォーマットで実施されるため、初日にフリー走行1回目(FP1)とスプリント予選、2日目にスプリントと公式予選、最終日の7月5日(日)に決勝レースが行われる。

    舞台となるシルバーストン・サーキットは、1950年にF1世界選手権が初めて開催された歴史あるコースであり、現在も「モータースポーツの聖地」として知られている。全長5.891kmの高速レイアウトには、高速コーナーが連続する名物区間「マゴッツ」「ベケッツ」「チャペル」をはじめ、ドライバーの技量とマシン性能を極限まで試すコーナーが数多く並ぶ。

    2026年シーズン第9戦となるイギリスGPは、前戦オーストリアGPで今季2勝目を挙げたジョージ・ラッセルが母国レースに臨む一戦となる。ランキング首位のアンドレア・キミ・アントネッリは40ポイント差で追うラッセルの挑戦を受ける立場となり、さらに3位のマックス・フェルスタッペンも逆転を狙うなど、タイトル争いはますます白熱している。

    シルバーストンは1940年代に旧イギリス空軍基地を活用して誕生したサーキットで、1950年5月13日にF1世界選手権の開幕戦を開催した舞台でもある。その後も幾度かレイアウト変更が行われ、2010年にはアビーからブルックランズまでの新セクションが導入され、現在のレイアウトとなった。

    高速コーナーが連続するためタイヤへの負荷はシーズン屈指で、ピレリは週末を通して最も硬いC1、C2、C3の3種類のコンパウンドを選択した。特に高速で方向転換を繰り返す区間では5Gを超える横方向の荷重が発生し、左フロントタイヤへの負担が大きくなることから、タイヤマネジメントが勝敗を左右する重要な要素となる。

    現地の天気予報では週末を通して晴天が続く見込みで、気温は25度前後まで上昇すると予想されている。イギリス特有の変わりやすい天候には注意が必要だが、現時点ではドライコンディションで各チームの純粋なパフォーマンスが試される週末となりそうだ。

    2026年F1イギリスGP スケジュール
    ■ 7月3日(金)
    フリー走行1:20:30~21:30(現地時間:12:30~13:30)
    スプリント予選:24:30~25:14(現地時間:16:30~17:14)

    ■ 7月4日(土)
    スプリント:20:00~21:00(現地時間:12:00~13:00)
    予選:24:00~25:00(現地時間:16:00~17:00)

    ■ 7月5日(日)
    決勝:23:00~(現地時間:15:00~)

    フジテレビNEXT 放送スケジュール(生放送)
    ■ 7月3日(金)
    フリー走行1:20:20~22:40
    スプリント予選:24:20~27:00

    ■ 7月4日(土)
    スプリント:19:30~23:30
    予選:23:50~28:00

    ■ 7月5日(日)
    決勝:22:20~28:00

    FOD 配信スケジュール
    FODでは2026年F1第9戦イギリスGPをライブ配信する。フリー走行1回目とスプリント予選は無料配信の対象となっている。

    ■ 7月3日(金)
    フリー走行1:20:20~(無料配信)
    スプリント予選:24:20~(無料配信)

    ■ 7月4日(土)
    スプリント:19:30~
    予選:23:50~

    ■ 7月5日(日)
    決勝:22:20~

    サーキット情報
    FORMULA 1 PIRELLI BRITISH GRAND PRIX 2026
    2026年 イギリスグランプリ
    サーキット名: シルバーストン・サーキット
    コース全長: 5.891km
    周回数:52
    レースディスタンス:306.198km
    ラップレコード:1分27秒097(マックス・フェルスタッペン / 2020年)

  • エイドリアン・ニューウェイ 健康問題を告白「仕事との両立に注意が必要だった」

    エイドリアン・ニューウェイ 健康問題を告白「仕事との両立に注意が必要だった」

    エイドリアン・ニューウェイが、2026年シーズンのアストンマーティンの開発を巡って自身の健康問題が影響していたことを初めて認めた。これまで体調不良説がたびたび報じられてきたが、本人が公に認めるのは今回が初めてとなる。

    アストンマーティンはシーズン序盤から苦戦が続き、その背景としてホンダ製パワーユニットの課題や開発の遅れ、組織体制などさまざまな要因が指摘されてきた。その中にはニューウェイの健康状態に関する憶測もあったが、本人は現在は回復していることを明かした。

    ニューウェイが健康問題を初めて認める
    「Motor.es」のインタビューでニューウェイは、自身が昨年から体調面で苦しい時期を過ごしていたことを明かした。

    「今は元気だが、大変な時期だった。昨年は100%の状態ではなかった」

    さらに、体調を考慮しながら仕事を続けていたと説明した。

    「健康と仕事のバランスには、これまで以上に慎重になる必要があった。チームは本当に素晴らしい対応をしてくれた。エンジニアたちとも良い関係を維持できていたし、大きな問題にはならなかったと思う。それだけこのチームのみんなが柔軟で協力的だったということだ」

    ニューウェイは病名などの詳細については明らかにしていない。

    サーキット不在の理由も説明
    ニューウェイは2026年シーズンにグランプリへの帯同が限られていることについても説明した。

    オーストラリアGPとモナコGPには姿を見せたものの、多くのレースではシルバーストンのファクトリーに残って開発業務を優先している。

    その理由についてニューウェイは、自身の「チーム代表」という肩書は実務よりも規則上の意味合いが強いと語った。

    「『チーム代表』という肩書は、一部は形式的なものだ。FIAの規則では、その役職に誰かを任命しなければならない。つまり肩書であって、仕事内容そのものを表しているわけではない」

    エイドリアン・ニューウェイ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    週末運営はマイク・クラックが担当
    ニューウェイによれば、アストンマーティンでは役割分担が明確になっている。

    チーム全体の技術的・戦略的な方向性については自身が責任を負い、重要な判断には会長のローレンス・ストロールも関与するという。

    「重要な戦略的判断については私が責任を負う。それがこの仕事の本質だ。もちろんローレンス・ストロールも重要な意思決定には積極的に関わっている」

    一方で、グランプリ週末のチーム運営やメディア対応はマイク・クラックが担当している。

    「サーキットでチームを代表し、メディア対応を行うのはマイクの役割だ。彼はその仕事が非常に優れている」

    ニューウェイは、この体制によって自身はシルバーストンでエンジニアリングや長期戦略に集中できると説明し、ファクトリーで最大限の価値を発揮できる環境になっていると締めくくった。

  • マクラーレンF1 GPS分析で露呈した弱点 ノリスは全周で直線性能に苦戦

    マクラーレンF1 GPS分析で露呈した弱点 ノリスは全周で直線性能に苦戦

    2026年F1第8戦オーストリアGPで、マクラーレンのマシンが抱える弱点がGPSデータによって浮き彫りになった。レッドブル・リンクでは直線区間でライバル勢に大きく後れを取り、ランド・ノリスは予選・決勝を通じて厳しい戦いを強いられた。

    分析では、マクラーレン MCL40はコーナーだけでなくストレートでも不利な状況にあり、その原因として空力抵抗やエネルギーマネジメント、ギア比設定など複数の要素が指摘されている。

    GPSデータが示したマクラーレンの弱点
    The RaceのGPSデータ分析によると、予選でノリスはジョージ・ラッセルに0.389秒遅れ、その約半分をストレート区間で失っていた。

    特にターン4へ向かう上りのストレートでは、メルセデスとの差が最大5mph(約8km/h)に達しており、MCL40の最高速不足が明確に表れていたという。

    分析では、この原因として以下の3点が挙げられている。

    ■ 空力抵抗(ドラッグ)が大きすぎる
    ■ エネルギーデプロイメントが最適化されていない
    ■ ギア比が短すぎる

    ギア比については改善の余地があるものの、得られる性能向上に対して変更作業が複雑すぎることから、現時点では実施に踏み切る可能性は低いとみられている。

    ノリス「勝負は1周目で決まった」
    決勝で7位に終わったノリスは、レース後に序盤のポジション争いが結果を左右したと振り返った。

    「今日の暑さの中で簡単なレースではありませんでした」

    「1周目に数台に抜かれてしまいましたし、ピットストップでもアイザック・ハジャーをカバーするためにオスカー(・ピアストリ)を先に入れたことで順位を失いました。それがすべてでした」

    「それ以外は特に不満はありません。ポジションを失ってしまい、このレースではトラックポジションが最も重要でした。不運でしたが、それがレースです」

    ノリスはレース内容そのものよりも、スタート直後と戦略によってトラックポジションを失ったことが最大の敗因だったとの見方を示している。

    シルバーストンで巻き返しなるか
    マクラーレンは2024年、2025年とタイトル争いを演じた影響で、2026年型マシンの開発開始が遅れたことをノリス自身も認めている。一方で「現在はライバルとの差を縮めつつある」とも語っており、改善への手応えも口にしている。

    しかし、今回のGPS分析ではコーナーだけでなくストレート性能にも明確な課題が存在することが示された。高速区間の多いシルバーストンでは、この弱点をどこまで改善できるかが上位争い復帰への重要なポイントとなりそうだ。

  • メルセデスF1 フェルスタッペンに巧妙なピット戦術? クルサードが指摘

    メルセデスF1 フェルスタッペンに巧妙なピット戦術? クルサードが指摘

    オーストリアGP決勝でマックス・フェルスタッペンとジョージ・ラッセルが優勝を争うなか、メルセデスがピットレーンで巧妙な駆け引きを仕掛けていた可能性が浮上した。

    F1TVの解説を務めた元F1ドライバーのデビッド・クルサードは、実況席から見えたメルセデスの動きについて「意図的だった」との見方を示し、フェルスタッペンのピットストップにわずかな影響を与えたと指摘している。

    クルサードが目撃したメルセデスの駆け引き
    レッドブルは50周目にフェルスタッペンを2回目のピットストップへ投入し、新しいタイヤでジョージ・ラッセルを追いかける戦略を選択した。

    その直前、3番手を走るアンドレア・キミ・アントネッリも同時にピットへ向かうように見えたため、メルセデスのクルーは作業位置に並んでいた。しかし実際にはアントネッリはステイアウトし、フェルスタッペンだけがピットへ入った。

    クルサードは、この際にメルセデスのクルーがフェルスタッペンの進入ラインを狭くする位置に残っていたと説明した。

    「ピットレーンで興味深いことを見た。通常、隣のガレージがピットインしない場合は、礼儀としてエアライン(ホース類)を引き下げ、クルーもスペースを空けるものだ」

    「だがメルセデスはクルーをピットボックスへ送り出した。アントネッリは結局ピットインしなかったが、フェルスタッペンはメルセデスのクルーを避けるように回り込んで自分たちのボックスへ入らなければならなかった」

    「完全にルールの範囲内だ。ただ、ほんのわずかだが遅くなった」

    パーマーも「タイムロスはあった」と分析
    同じくF1TVで解説を務めたジョリオン・パーマーも、フェルスタッペンが通常より大きく旋回する必要があったと分析した。

    「メルセデスのクルーを避けるために余計なコーナリングを強いられ、わずかなタイムロスが生じた。もちろん彼らにはそこに立つ権利がある」

    さらにパーマーは、もしレッドブルがフェルスタッペンをピットへ入れなければ、メルセデスはアントネッリをピットへ呼び込んでいた可能性が高いとの見解も示している。

    勝敗を左右したのは予選と戦略
    フェルスタッペンはラッセルより遅らせて2回目のピットストップを行い、タイヤの優位性を築いて終盤に猛追した。しかしチェッカー時点で差は1.6秒までしか縮められず、逆転には届かなかった。

    今回のオーストリアGPでは、レッドブルが投入した軽量化を中心とするアップグレードの効果が確認され、決勝ペースではフェルスタッペンが優勝に最も近い速さを見せていたとの評価もある。

    一方で、予選でのクラッシュによる不利なスタート位置や物議を醸したラッセルのポールポジション、そして決勝での戦略やピットレーンでの細かな駆け引きが重なり、今季初の2位に終わった形となった。

  • アストンマーティン・ホンダF1 アンディ・コーウェルが今季限りで退団報道

    アストンマーティン・ホンダF1 アンディ・コーウェルが今季限りで退団報道

    アストンマーティン・ホンダF1で最高戦略責任者(CSO)を務めるアンディ・コーウェルが、2026年シーズン限りでチームを離れる見通しだとBBCが報じた。

    2026年からホンダとのワークス体制をスタートさせたアストンマーティンは、新レギュレーションへの対応に苦戦。開幕8戦を終えてコンストラクターズランキング最下位に低迷しており、ハンガリーGPで投入予定の大規模アップグレードが巻き返しの鍵を握る。

    BBCがコーウェル退団の可能性を報道
    BBCのアンドリュー・ベンソンによると、アンディ・コーウェルは2026年シーズン終了後にアストンマーティンを退団する見通しだという。

    コーウェルは2024年にメルセデスからグループCEOとして加入し、2025年にはチーム代表に就任。しかし、その任期は1年で終了し、2026年からは最高戦略責任者(CSO)としてホンダとのパワーユニットプロジェクトを中心に担当してきた。

    一方、2026年からはエイドリアン・ニューウェイがマネージング・テクニカル・パートナーに加えてチーム代表も兼任。両者の間で主導権争いがあったとの報道もあり、コーウェルの配置転換はその影響だったとの見方も伝えられていた。

    ホンダとの連携で重要な役割
    コーウェルは2026年からスタートしたアストンマーティンとホンダのワークス体制を支える重要人物でもあった。

    CEO兼チーム代表を退いた後は最高戦略責任者として、アストンマーティンとホンダの開発連携を担当。一部では両社のコミュニケーション不足が開発の遅れにつながったとの指摘もあったが、コーウェルは両者の橋渡し役としてプロジェクトを支えてきた。

    ホンダ・レーシング(HRC)の角田哲史LPLは以前、コーウェルについて次のように評価している。

    「アンディ・コーウェルはF1界でも屈指のエンジニアであり、このパワーユニットの複雑さや難しさを深く理解しています」

    「彼はシルバーストーンのAMRテクノロジーキャンパスで活動するだけでなく、HRC Sakuraの施設にも頻繁に足を運んでいます」

    「彼の役割によって両拠点の地理的な距離が縮まり、シャシー開発とパワーユニット開発をあたかもひとつのチームで進めているかのような体制を実現しています」

    仮にコーウェルが退団すれば、この連携体制にも少なからず影響が及ぶ可能性がある。

    苦戦が続く2026年シーズン
    2026年のアストンマーティンは、新レギュレーション初年度で大きく出遅れた。

    ホンダ製パワーユニットは性能と信頼性の両面で苦戦し、さらにマシンの重量超過も重なって競争力を欠いている。開幕8戦終了時点で獲得ポイントはわずか1点にとどまり、コンストラクターズランキング最下位に沈んでいる。

    チームは7月のハンガリーGPで今季初となる大型アップグレードを投入する予定で、小規模な改良を積み重ねるのではなく、一度に大規模パッケージを導入する開発方針を選択した。

    ニューウェイ「重量削減と空力が中心」
    エイドリアン・ニューウェイは、ハンガリーGPで2台とも同じアップグレードを投入する計画であることを明らかにしている。

    「アップグレードはハンガリーで2台とも投入する予定だ」

    「フロントサスペンションは変更しない。リアサスペンションは小幅な改良を施す。新しいノーズを導入し、空力面は大幅に見直した。基本構造は似ているが、大規模な空力パッケージと大幅な軽量化を組み合わせた内容だ。目標は最低重量に限りなく近づけることだ」

    また、ライバル勢がシーズン序盤から継続的にアップグレードを投入する中、自分たちは大型パッケージ完成まで待つ判断を下したことについて、「苦しい決断だった」と認めている。

    コーウェル退団の報道が事実であれば、ハンガリーGPで投入される大型アップグレードの成否だけでなく、ホンダとの協力体制やチーム運営の今後にも注目が集まることになりそうだ。

    【関連】
    ・ホンダF1 新PU開発でアンディ・コーウェルを重用「複雑さを理解している」

  • 小椋藍 ヤマハMotoGPファクトリーチーム加入決定 マルティンと2027年新体制

    小椋藍 ヤマハMotoGPファクトリーチーム加入決定 マルティンと2027年新体制

    小椋藍が2027年からヤマハMotoGPファクトリーチームに加入することが決定した。ヤマハは7月1日、2027年と2028年シーズンのファクトリーライダーとしてホルヘ・マルティンと小椋藍を起用すると正式発表。MotoGPが新レギュレーション時代へ突入する2027年に向け、新たなラインアップでタイトル奪還を目指す。

    ヤマハは、世界王者ホルヘ・マルティンの実績と、小椋藍の将来性を組み合わせた布陣で長期プロジェクトを推進する考えを示した。

    ヤマハが2027年の新体制を正式発表
    MotoGPは2027年から新しい技術レギュレーションへ移行する予定となっており、ヤマハはその新時代を見据えたライダー体制を正式に決定した。

    加入するホルヘ・マルティンはMotoGP世界王者であり、グランプリ優勝経験も豊富なトップライダー。ヤマハは「スピード、決断力、そして常にトップレベルで戦う能力を証明してきた存在」と高く評価している。

    一方、小椋藍については「MotoGPで最も有望な若手の一人として急速に頭角を現した」と位置付け、ファクトリーチーム昇格のタイミングとして最適だと説明。日本人ライダーとしてヤマハの将来を担う存在になることへの期待を示した。

    ヤマハは、経験豊富なチャンピオンライダーと将来性豊かな若手という補完関係にある2人の組み合わせが、新時代の競争力向上につながるとしている。

    パオロ・パヴェジオ「野心を示す契約」
    ヤマハ・モーター・レーシングのマネージングディレクターを務めるパオロ・パヴェジオは、新ラインアップ決定について次のように語った。

    「2027年の新時代を迎えるにあたり、ホルヘと藍をヤマハMotoGPファクトリーチームに迎えられることを大変うれしく思っています。このレベルのライダーと契約できたことは、私たちの野心とプロジェクトへの自信を示すものです」

    「ホルヘはMotoGPを代表するライダーの一人であり、勝利や世界タイトルを争うスピード、決意、そしてメンタリティをすでに証明しています。初戦からチームの競争力向上を力強く牽引してくれると期待しています」

    「藍はこの1年半で目覚ましい成長を遂げました。その才能、仕事への姿勢、そして将来性を考えれば、MotoGPを代表するライダーへ成長できると確信しています。同時に、日本人ライダーをヤマハMotoGPファクトリーチームへ迎えられることを大変誇りに思います」

    2027年のMotoGP新時代へ向けた布陣
    2027年のMotoGPは、排気量850ccエンジンや新しい車両規定の導入により、大きな転換期を迎える。

    ヤマハは世界王者ホルヘ・マルティンと、日本期待の小椋藍という新コンビを軸に、新レギュレーション初年度から再びタイトル争いへ返り咲くことを目指す。特に日本メーカーであるヤマハにとって、日本人ライダーのファクトリーチーム起用は象徴的な意味合いも持つことになりそうだ。

  • アレクサンダー・アルボン ウィリアムズF1に苦言「僕に知らせずマシンを変更」

    アレクサンダー・アルボン ウィリアムズF1に苦言「僕に知らせずマシンを変更」

    アレクサンダー・アルボンが、2026年F1第8戦オーストリアGPでウィリアムズの内部コミュニケーション不足を明かした。予選中に自身へ知らされないままマシンのセットアップ変更が施され、チームが「自ら墓穴を掘った」と振り返っている。

    アレクサンダー・アルボンはマシン性能そのものにも厳しい評価を下し、イギリスGPに投入予定のアップデートについても大きな改善は期待できないとの見方を示した。

    予選で知らされなかったセットアップ変更
    オーストリアGPでアルボンは予選Q1敗退を喫し、キャデラック勢とアストンマーティン勢を上回るのが精一杯だった。

    スペインメディア『Motor.es』の報道によると、その背景には、ドライバーへ十分な説明がないままマシンの仕様変更が行われていたという問題があった。

    「Q1の2回目と3回目のアタックの間にマシンへいくつか変更が加えられた。でも僕はそのことを知らなかった」

    「もっと良いやり方があったと思う。少なくともマシンにどんな変更を加えたのかを伝えてくれていればよかった。僕たちは自分たちで墓穴を掘ってしまった」

    ウィリアムズは2025年にもピット戦略や運営面でミスが相次いだが、2026年も同様の課題を抱えていることが改めて浮き彫りとなった。

    「とにかく遅い」とマシン性能にも失望
    アルボンはチームのミスだけでなく、FW48そのものの競争力不足にも強い危機感を示した。

    決勝では17位に終わり、後方グループで苦戦。マシンのペースについて率直な心境を口にした。

    「僕たちは遅い。本当に、本当に、本当に遅い。タイヤのデグラデーションも非常に大きい。単純に速さが足りない。本当に厳しい」

    レース後、レッドブル・リンクではオーバーテイクが難しかったかと質問されると、自虐的にこう返した。

    「本当に? 僕は簡単に抜かれたけどね」

    アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ・レーシング)

    シルバーストンのアップデートにも慎重な見方
    ウィリアムズ代表のジェームズ・ボウルズは、次戦イギリスGPでFW48へアップデートを投入する予定だと明かしている。

    しかしアルボンは、その効果について冷静な見方を崩さなかった。

    「小規模なアップデートだ。突然、中団グループの争いに戻れるようなものではない」

    さらにライバルとの差についても厳しい現状を認めた。

    「もしかするとハースに少し近づけるかもしれない。でも今日のレースではレーシングブルズにも周回遅れにされた。だから、まだかなり離されている」

    オーストリアGPではリアム・ローソンが9位、アービッド・リンドブラッドが10位に入り、レーシングブルズはダブル入賞を達成した。一方のウィリアムズは中団争いから大きく後退しており、シルバーストンで投入されるアップデートが巻き返しのきっかけとなるか注目される。

  • フェルスタッペン レッドブルF1苦戦に苦笑「シーズン後はチベットで2か月過ごす」

    フェルスタッペン レッドブルF1苦戦に苦笑「シーズン後はチベットで2か月過ごす」

    マックス・フェルスタッペンは、2026年F1オーストリアGP予選でのアクシデントを受け、「シーズン終了後はチベットで2か月リラックスする」と冗談を飛ばしながらも、レッドブル・レーシングの開発には引き続き手応えを感じていると語った。

    今季最大規模のアップグレードを投入したレッドブルは、フェルスタッペンがフロントロー争いを演じていたQ3でクラッシュ。当初はドライバーのミスも疑われたが、チームはリアウイングまたはリアサスペンションの不具合が原因だった可能性が高いとの見解を示している。

    レッドブルが責任認め謝罪
    レッドブルのチーム代表ローラン・メキースは、今回のクラッシュについてチーム側の責任を認めた。

    「マックスがマシンを立て直すチャンスはなかった。我々チームが全面的に責任を負う。マックスには謝罪したい」

    一方、フェルスタッペンはアップグレード自体に問題はないと強調した。

    「アップグレードは単純にパフォーマンスを向上させるものだ。問題はそこではない」

    「チベットでブッダのように過ごす」
    今季はトラブルが相次ぐシーズンとなっているが、フェルスタッペンはオランダ紙『De Telegraaf』に対し、ユーモアを交えて心境を語った。

    「今シーズンは本当にいろいろと奇妙なことが起きている」

    「シーズンが終わったらチベットへ行って、ブッダのように2か月間リラックスしようと思う」

    「今のF1マシンは本当に複雑で、いろいろなことが起きる。時には10まで数えないといけないし、100まで数えないといけない時もある」

    それでも、これまでの成功を振り返り、冷静な姿勢を崩さなかった。

    「素晴らしいシーズンもたくさん経験してきた。だから、そこまで心配はしていない」

    「もちろん気分のいいことではない。でも、それが人生だ」

    アップグレードに手応え「正しい方向へ進んでいる」
    メキースは、クラッシュ前のラップタイムから今回投入したアップグレードの効果は確認できたと説明した。

    「マックスが非常に速かったことは見て取れた。こういうことは起こるものだ」

    「ポールポジションに十分なマシンだったとは言えないかもしれないが、少なくともフロントロー争いはできていた」

    「それは我々が前進しており、正しい方向へ進んでいることを示している」

    フェルスタッペンも今後さらに改良パーツが投入される予定だと明かした。

    「まだいくつか開発中のものがある」

    予算上限の中で資金に余裕があるのかと問われると、笑いながらこう返した。

    「もちろん、たっぷりあるよ。ケータリングに少しお金を使うのを減らないといけないけどね」

    マクラーレン移籍説も一蹴
    2027年にマクラーレンへ移籍するとの噂についても、フェルスタッペンは従来と変わらない姿勢を示した。

    「特に話すことはない。去年も同じことを言った」

    「レッドブルと長期契約を結んでいるし、僕は自分の仕事に集中している。コース上でベストを尽くし、チームとともに最大限の結果を出すことだけを考えている」

    「新しく話すことは何もない」

  • 角田裕毅 ハースF1加入説に新証言 Sky Sports解説者「第一候補」

    角田裕毅 ハースF1加入説に新証言 Sky Sports解説者「第一候補」

    角田裕毅が2027年のF1復帰に向けて有力候補として再び注目を集めている。Sky Sports F1の実況で知られるデビッド・クロフトは、ハースがエステバン・オコンを交代させる場合、「角田裕毅が第一候補だ」との情報を得ていると明かした。

    現在、角田裕毅はレッドブル・レーシングのリザーブドライバーを務めており、2025年限りでレギュラーシートを失って以降はバルセロナでのテストなどに参加する一方、グランプリへの出場機会はない。

    それでも、アルファタウリ時代からレーシングブルズ時代にかけて中団チームで高い評価を受けてきた実績から、2027年の移籍市場で再び名前が挙がっている。

    オコン不振で浮上する交代説
    ハースでは今季、エステバン・オコンの不振が話題となっている。

    『F1 Show』でカルン・チャンドックは、オコンについて次のように厳しい見方を示した。

    「彼はかなり落ち着かない気分だろうね。比較可能な予選成績ではベアマンに3勝8敗だ。それは決していい数字ではない。オーストリアでもレースでは大きく離されていた」

    オコンはマシンが「健全な状態ではない」と主張しているものの、オーストリアGPでは16位に終わり、トップから2周遅れという厳しい結果だった。今季の獲得ポイントも3点にとどまり、18点を挙げているチームメイトのオリバー・ベアマンに大きく後れを取っている。

    こうした状況から、ハースがドライバー交代を検討しているとの憶測は根強い。

    ハースはすでに角田裕毅と接触したと報じられており、2027年の移籍候補として名前が浮上している。

    クロフト「角田裕毅が第一候補」
    Sky Sports F1のデビッド・クロフトは、オコンの将来について次のように語った。

    「彼はシーズンを通してずっとプレッシャーを受けていると思う」

    そのうえで、ハースがドライバーを交代させる場合の有力候補として角田裕毅の名前を挙げた。

    「角田裕毅が選択肢だ。角田裕毅が第一候補だ」

    クロフトは、ハースがドライバーを交代させる場合、角田裕毅が最有力候補との情報を得ていることを明らかにした。

    チャンドックは若手起用を支持
    一方で、ハースには他の候補も存在する。

    フェラーリ育成のFIA F2ドライバー、ラファエル・カマラは有力候補の一人とされており、さらにマクラーレンのリザーブドライバーであるレオナルド・フォルナローリにもテスト走行の機会が与えられている。

    チャンドックは、もしオコンを交代させるのであれば角田裕毅よりも若手を起用すべきだと主張した。

    「彼(角田裕毅)は本当にアップグレードなのか? 私ならカマラを選ぶ。もし交代させるなら、将来性のある若手を起用するべきだ」

    「ベアマンは来季には3年目になり、十分な経験を積んでいる。チームには経験あるナンバーワンドライバーがいることになる」

    「将来的にオリー(ベアマン)がフェラーリへ昇格するようなことがあれば、その時はカマラがその役割を引き継げる」

    なお、角田裕毅がハースへ加入する場合は、タイトルスポンサーであるトヨタとの関係から、現在支援を受けているホンダとの関係を整理する必要がある可能性も指摘されている。

    Source: F1 OVERSTEER