投稿者: dbcheck

  • アルピーヌF1首脳 フランコ・コラピントの2027年残留は「実力次第」

    アルピーヌF1首脳 フランコ・コラピントの2027年残留は「実力次第」

    アルピーヌF1のフランコ・コラピントの去就に、スティーブ・ニールセンが初めて具体的な見解を示した。2027年の契約は未定だが、今季の成長ぶりを高く評価しており、「十分な実力を示せば残留する」と明言。一方で、F1の厳しい現実として、より良い選択肢があれば交代もあり得ると語った。

    2025年は苦戦が続いたコラピントだが、2026年はピエール・ガスリーに肩を並べる走りを披露。アルピーヌ首脳は昨季の低迷がマシン性能にも起因していたと認め、今季のパフォーマンスを改めて評価している。

    コラピントの2027年残留は「実力次第」
    アルピーヌのマネージングディレクターを務めるスティーブ・ニールセンは、フランコ・コラピントの2027年以降について、現時点で契約は決まっていないものの、今後のパフォーマンスが判断材料になると説明した。

    コラピントは2025年シーズン途中、現在ハースのリザーブドライバーを務めるジャック・ドゥーハンに代わってアルピーヌのレギュラーに昇格。しかし、ミスが目立ち、チームメイトのピエール・ガスリーとの差も大きく、厳しいデビューイヤーとなった。

    それでもアルピーヌは2026年もコラピントを起用。その判断は今季ここまで実を結んでおり、コラピントはガスリーに匹敵する速さを見せるまでに成長している。開幕から9戦で5度の入賞を記録し、カナダGPでの6位が最高成績となっている。

    ニールセンはコラピントについて次のように語った。

    「誰もがもっと上を目指している。フランコは立ち上がりに時間がかかるタイプのドライバーだと言っていいだろう。ただ、着実に良くなっている」

    「今季はすでにいくつか素晴らしいレースを見せている。マイアミも中国も良かった。確実に成長しているし、適切なタイミングで我々が判断を下すことになる」

    「十分な実力があるなら彼は残るし、そうでなければもっと良い選択肢を選ぶ。それがF1という世界だ」

    昨季の苦戦はマシン性能も影響
    ニールセンは、2025年にコラピントの評価が難しかった背景として、当時のアルピーヌのマシン性能の低さを挙げた。

    2025年のアルピーヌはグリッド最後方に沈むことも多く、ドライバー本来の実力を正確に見極めることが困難だったという。

    一方、2026年は新パワーユニット規則の導入により、コラピントのドライビングスタイルにより適したマシンとなり、安定したレース運びができるようになったとニールセンは評価している。

    さらに、次のように続けた。

    「特にレースでの安定感は昨年より大きく向上しているし、ピエールについていく力も良くなっている」

    「昨年もそういう場面は少しあったが、当時の我々のマシンは非常に競争力が低く、本当の実力を見極めるのは難しかった」

    「だが今年は何度かピエールと互角に戦えている。それを見ることができたのは非常に良いことだ」

    ニールセンの発言からは、アルピーヌがコラピントを2027年の有力候補として評価していることが分かる。ただし、残留が保証されているわけではなく、最終的な判断は今後のパフォーマンス次第だ。ガスリーと互角に戦い続け、現在の成長を維持できれば契約延長の可能性は高まる一方、それができなければ別の選択肢が検討される。アルピーヌはコラピントの成長を評価しつつも、F1の世界では結果がすべてという姿勢を崩していない。

  • ハースF1 2027年にラファエル・カマラ起用か 角田裕毅よりフェラーリの意向優先

    ハースF1 2027年にラファエル・カマラ起用か 角田裕毅よりフェラーリの意向優先

    ハースF1の2027年ドライバー候補として、ラファエル・カマラが最有力に浮上している。

    イタリアメディアは、チーム代表の小松礼雄が率いるハースが、2027年シーズンに向けてラファエル・カマラを起用することで合意したと報じた。当初は角田裕毅が有力視されていたものの、フェラーリの後押しによって情勢が逆転したという。

    フェラーリ育成ドライバーであるカマラは、FIA F3王者となった勢いのままFIA F2でもタイトル争いを展開しており、F1昇格は時間の問題との見方が強まっている。

    ハースF1の2027年シート争いでカマラが優勢
    イタリアの『Rossomotori.it』は、ハースが2027年にラファエル・カマラを起用する方向で動いていると伝えた。

    後任候補となるのは、2026年限りで契約満了が見込まれるエステバン・オコンのシートだ。当初はレッドブルのリザーブドライバーである角田裕毅がチーム代表の小松礼雄の本命候補とみられていたが、フェラーリが強く働きかけたことで状況が変わったという。

    この報道では、フェラーリが育成ドライバーであるカマラをF1へ送り出すため、パワーユニット供給先でもあるハースへの起用を後押ししたとされている。

    フェラーリ育成ドライバー起用の流れを継承か
    今回の報道は、ドイツの『Auto Motor und Sport』が6月に伝えた内容とも一致している。

    同誌は、フェラーリがカマラをハースでF1デビューさせる構想を持っていると報じており、シャルル・ルクレールがザウバー、オリバー・ベアマンがハースを経てフェラーリ入りした流れを踏襲する可能性を指摘していた。

    また、F1ジャーナリストのクリストファー・リンデンは6月、スペインGP期間中にカマラが小松礼雄のオフィスを訪れていたと伝えている。当時は、トヨタとの関係から角田裕毅の起用案も検討されており、2027年にドライバーラインアップを全面刷新する可能性があると報じられていた。

    F2でタイトル争いを続けるカマラ
    21歳のラファエル・カマラは、2025年にFIA F3で圧倒的な強さを見せてチャンピオンを獲得。2026年はFIA F2でもランキング3位につけ、タイトル争いを演じている。

    パドックでは、すでにF1へ昇格できる実力を備えているとの評価が広がっており、フェラーリも将来の有望株として高く評価している。

    一方で、フェラーリのレースシートはシャルル・ルクレールが契約を延長し、フレデリック・バスール代表もルイス・ハミルトンが2027年も残留する見通しを示していることから、空席はない。そのため、ハースで経験を積ませるプランが最も現実的とみられている。

    角田裕毅

    角田裕毅とフォルナローリも候補に残る
    カマラ以外では、角田裕毅とレオナルド・フォルナローリも候補に挙がっている。

    フォルナローリは現FIA F2王者で、現在はマクラーレンのリザーブドライバーを務める。最近ではヘレスでハースのプライベートテストにも参加したが、現時点ではマクラーレンに残留する可能性が高いとみられている。

    一方の角田裕毅は、小松礼雄が高く評価しているとされるものの、フェラーリの育成戦略が優先されたことで立場が後退したと報じられている。ただし、2027年のドライバー市場はまだ流動的であり、正式決定には至っていない。

    今後の焦点
    今回の報道では、フェラーリの後押しを受けたラファエル・カマラが、2027年のハース加入に最も近い存在とされている。角田裕毅やレオナルド・フォルナローリも候補に残るものの、フェラーリの育成方針とカマラの実績を考えれば、現時点ではカマラが一歩リードしているとの見方が強まっている。ただし、ハースおよびフェラーリから正式な発表はなく、現段階では各メディアによる報道に基づく情報である。

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    ・レッドブルF1 マックス・フェルスタッペン後任候補にオリバー・ベアマン浮上

  • ルイス・ハミルトンがメルセデスF1に警鐘 今季PUペナルティを予想

    ルイス・ハミルトンがメルセデスF1に警鐘 今季PUペナルティを予想

    ルイス・ハミルトンは、2026年シーズン中にメルセデスのジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリが、パワーユニット(PU)の使用制限超過によるグリッド降格ペナルティを受ける可能性があるとの見方を示した。

    フェラーリの高い信頼性を称賛する一方で、メルセデスは今季、特にパワーユニット関連のトラブルに苦しんでいる。ハミルトンは、この信頼性の差がタイトル争いを左右する重要な要素になると強調した。

    メルセデスの信頼性に懸念「いずれペナルティになるはず」
    今季のメルセデスは速さでは他チームをリードしているものの、信頼性が最大の課題となっている。

    ジョージ・ラッセルはカナダGPで首位走行中にバッテリー関連のトラブルでリタイア。さらにアンドレア・キミ・アントネッリもスペインGPで2番手走行中に同様のバッテリー系トラブルによりリタイアを喫した。

    こうした状況を踏まえ、ハミルトンはメルセデス勢が今後PU交換によるペナルティを受ける可能性があると語った。

    「本当に感心している。シーズン前から、プロセスやレースウイークの進め方を一段引き上げる必要があると分かっていた」

    「それは昨年から求めていたことだった。そしてチーム全員が最高の仕事を持ち寄っている。ガレージのスタッフはピットストップのために本当に懸命に働いているし、素晴らしいピットストップができている」

    スクーデリア・フェラーリ vs メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    フェラーリの安定感を高評価
    ハミルトンは、フェラーリ全体の安定したオペレーションこそが今季の強みだと説明した。

    開幕から9戦を終えた時点で、ハミルトンは全レースで全周回を走破した唯一のドライバーとなっており、フェラーリの高い信頼性を象徴している。

    「ファクトリーのみんなも、この一貫性を実現するために本当に努力してくれた。そして最終的には、それが今年の違いを生むと思っている」

    「今年は例年以上にエンジン関連のトラブルが起きている。ジョージやキミのバッテリーの状況がどうなっているのか詳しくは分からない。でも、バッテリーは使える数に制限があるので、いずれはペナルティを受けることになるはずだと思う」

    実際の使用状況ではフェラーリとメルセデスは同数
    一方で、現時点のPU使用状況を見ると、ハミルトンの予想どおりとは限らない。

    メルセデスとフェラーリは、ICE(内燃エンジン)、ターボチャージャー(TC)、エナジーストア(ES)、コントロールエレクトロニクス(CE)の使用数はいずれも同じとなっている。

    一方で、フェラーリはエキゾーストの使用数が少ない反面、MGU-Kはメルセデスより多く投入している。

    そのため現時点では、両チームとも直ちにPU交換ペナルティが避けられない状況ではない。ただし、今季すでにメルセデスではバッテリー関連のトラブルが複数発生しており、今後の信頼性次第ではハミルトンの懸念が現実となる可能性もある。

    タイトル争いでも差を縮めるハミルトン
    ハミルトンはイギリスGPで3位表彰台を獲得。一方、アンドレア・キミ・アントネッリは不運な週末となり、ランキング首位との差を広げられた。

    その結果、ハミルトンはドライバーズランキングでアントネッリとの差を32ポイントまで縮めており、今後は速さだけでなく、PUの信頼性やペナルティ戦略も王座争いを左右する重要な要素になりそうだ。

  • マックス・フェルスタッペン陣営が決断を急ぐ理由 レッドブルF1契約の「10月条項」

    マックス・フェルスタッペン陣営が決断を急ぐ理由 レッドブルF1契約の「10月条項」

    マックス・フェルスタッペンの去就を巡る動きが加速している。レッドブルとの信頼関係が揺らぐなか、陣営は2027年の所属先を早期に決めたい考えだという。

    しかし、その判断を難しくしているのがレッドブルとの契約に盛り込まれた離脱条項だ。移籍の可否を左右する期限が10月まで設定されていることが、新たな障害になっていると報じられている。

    契約の「10月条項」が早期決断を阻む
    マックス・フェルスタッペンは2028年末までレッドブルと契約を結んでいるが、一定の条件を満たした場合に2027年から契約を解除できる離脱条項が存在するとされている。

    報道によると、この条項は今年10月まで行使可能となっている。夏休みの時点でフェルスタッペンがドライバーズランキング2位以内に入っていない場合、条項が有効になる見通しだ。

    一方で、マネージャーのレイモンド・フェルミューレンや父ヨス・フェルスタッペンら陣営は、10月まで待つのではなく、今の段階で将来を決断したい意向を持っているという。

    マクラーレン移籍説が加熱
    フェルスタッペンにはマクラーレン移籍の噂が急速に広がっており、一部では交渉が最終段階に入っているとの報道も出ている。

    F1 InsiderのYouTubeチャンネルでジャーナリストのビアンカ・ガルロフ氏は、フェルスタッペン陣営が決断を急いでいる理由について次のように語った。

    「フェルスタッペン陣営は決断を望んでいる。これ以上待ちたくないはずだ。待てばドライバー市場全体やチーム内に落ち着かない空気が生まれてしまう。だから今すぐ結論を出したいと考えている」

    また、フェルスタッペンがマクラーレンへ加入した場合、オスカー・ピアストリがレッドブルへ移籍する交換トレードの可能性も取り沙汰されている。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    レッドブルとの溝は深まる一方
    フェルスタッペンはRB22の競争力や2026年レギュレーションへの不満を隠しておらず、チームがセットアップやバッテリー運用で自身の意見を重視しなくなっていることにも強い不満を抱いていると伝えられている。

    さらに、イギリスGP後にはマネージャーのレイモンド・フェルミューレンとチーム代表ローラン・メキースが会談したものの、緊迫した雰囲気だったとも報じられた。

    リアウイングをはじめとするマシン開発の問題も依然として解決されておらず、両者の信頼関係は悪化しているとの見方が強まっている。

    今後の焦点
    フェルスタッペン陣営は2027年の進路を早期に決めたい意向を示しているが、レッドブルとの契約に盛り込まれた「10月まで」の離脱条項が判断を遅らせる要因となっている。マクラーレン移籍説が勢いを増すなか、契約上の期限とチームとの関係悪化が今後のF1ストーブリーグ最大の焦点となりそうだ。

    【関連】
    ・マックス・フェルスタッペン マクラーレンF1移籍説が急加速 契約交渉は最終局面か

  • フェラーリF1 キャデラック向けシェル燃料を採用 PU出力5馬力向上か

    フェラーリF1 キャデラック向けシェル燃料を採用 PU出力5馬力向上か

    フェラーリは2026年シーズンのタイトル争いに向けてパワーユニット(PU)の性能改善を続けている。その過程で、意外にもカスタマーチームであるキャデラックの存在が開発のヒントになったという。

    オーストリアGPで投入したエンジンアップデートの効果が期待を下回る中、フェラーリはシェルがキャデラック向けに開発した燃料を採用。さらなる出力向上を目指し、次なるPUアップデートの準備も進めている。

    キャデラック向け燃料がフェラーリの性能改善に貢献
    2026年からF1に参戦したキャデラックは、フェラーリ製パワーユニットを使用するカスタマーチームとして戦っている。しかし成績面では苦戦が続き、セルジオ・ペレスの最高位は14位、バルテリ・ボッタスも13位が最高となっている。

    一方で、イタリアの『Formula1.it』によると、フェラーリはキャデラックとの提携から思わぬ恩恵を受けたという。

    報道によれば、燃料パートナーであるシェルは当初、フェラーリとキャデラック向けに異なる持続可能燃料を開発していた。そしてフェラーリ関係者の証言として、キャデラック用燃料のほうが高い性能を発揮していたことが判明したという。

    そのためフェラーリは現在、キャデラック向けに開発された燃料へ切り替えたとされる。

    この燃料によって、フェラーリ製PUは約5〜6馬力の出力向上が見込めると報じられており、メルセデスやレッドブルとの差を縮めるための重要な要素として期待されている。

    オーストリアGPのPUアップデートは期待外れ
    フェラーリはオーストリアGPでエンジンアップデートを投入したが、実際の効果は期待を大きく下回ったようだ。

    『Formula1.it』によれば、アップデート後のデータを解析した結果、出力向上は約5馬力程度にとどまったという。

    フェラーリのPU部門を率いるエンリコ・グアルティエリも、このアップデートについて「効果は限定的になる」と事前に認識していたとされ、大幅な性能向上は見込んでいなかった。

    そのためマラネロでは、すでに次のエンジンアップデートへ開発の重点が移っている。

    スクーデリア・フェラーリ キャデラック

    次期アップデートはターボチャージャー改良が焦点
    フェラーリは夏休み明け最初、もしくは2戦目となるザントフォールトGPまたはイタリアGPで、新たなPUアップデートを投入する計画と報じられている。

    次回の改良ではターボチャージャーが主な変更点になる見込みだ。

    フェラーリはこれまで小型ターボを武器としてきたが、現在ではスタート性能における優位性が薄れており、より高い出力を引き出す方向へ設計を見直す方針だという。

    ルイス・ハミルトンは現在ドライバーズランキング3位につけ、首位アンドレア・キミ・アントネッリとの差は32ポイント。シャルル・ルクレールも優勝争いに加わるなど、フェラーリはタイトル戦線への本格参戦を目指して開発を続けている。

    燃料の見直しによる数馬力の向上に加え、次期PUアップデートが期待通りの成果を発揮できれば、後半戦でメルセデスやレッドブルとの差をさらに縮める可能性がありそうだ。

  • キャデラックF1の周冠宇 トミー ヒルフィガーのグローバルブランドアンバサダー就任

    キャデラックF1の周冠宇 トミー ヒルフィガーのグローバルブランドアンバサダー就任

    周冠宇が、アメリカ発のライフスタイルブランド「トミー ヒルフィガー」のグローバルブランドアンバサダーに就任した。キャデラックF1チームのリザーブドライバーとして活動する中で、新たなブランドパートナーシップをスタートさせる。

    今回の起用は、トミー ヒルフィガーが推進するモータースポーツ戦略の一環でもある。オフィシャルアパレルパートナーを務めるキャデラックとの関係をさらに強化するとともに、ファッション、スポーツ、エンターテインメントを横断するブランド価値の発信を目指す。

    周冠宇をグローバルブランドアンバサダーに起用
    トミー ヒルフィガーは、中国人初のF1ドライバーであり、現在はキャデラックF1のリザーブドライバーを務める周冠宇(ジョウ・グアンユー)を、新たなグローバルブランドアンバサダーに起用した。

    ブランドは、周冠宇の国際的な知名度やスタイルセンス、自分らしさを表現する姿勢が、ブランドコンセプト「Prep Made Current」と高い親和性を持つと説明。今後は広告やブランドキャンペーンなどを通じて、世界中のファンへブランドの魅力を発信していく。

    トミー・ヒルフィガー「新世代を象徴する存在」
    ブランド創設者のトミー・ヒルフィガーは、周冠宇について次のようにコメントした。

    「周冠宇は、サーキットを超えて大きな影響力を持つ新世代の才能を象徴する存在です」

    「彼が自信と個性、そして自分らしさを持ってスタイルを表現していることに魅力を感じています。彼ならではのモダンな感性が、『Prep Made Current』という私たちのビジョンに新たな息吹をもたらしてくれることを期待しています」

    周冠宇「ファッションは自分を表現する言語」
    周冠宇は、自身にとってファッションはモータースポーツと並ぶ重要な自己表現の一つだと語った。

    「ファッションは私のDNAの一部です。私は、服は単なる実用品ではなく、自分自身を表現するための言語であるという価値観のもとで育ってきました」

    「スタイルとは、言葉を使わずに自分らしさを表現できるものです。トミー ヒルフィガーは長年にわたり、ヘルメットの向こう側にあるドライバーの個性に光を当て、個性もこのスポーツを形づくる大切な要素であることを示してきました。そのレガシーの一員となり、サーキットの内外でブランドを体現できることを誇りに思います」

    周冠宇(キャデラック) トミー ヒルフィガー

    キャデラックとの提携強化でモータースポーツ戦略を推進
    今回の契約は、トミー ヒルフィガーがオフィシャルアパレルパートナーを務めるキャデラックF1との協力関係をさらに発展させる取り組みでもある。

    周冠宇は、同ブランドのアンバサダーを務めるセルジオ・ペレスに加わるほか、過去にブランドとパートナーシップを結んだルイス・ハミルトン、ラファエル・ナダル、ティエリ・アンリらに続く存在となる。

    ブランドは、モータースポーツ人気が高まる中、周冠宇の若くファッション感度の高いファン層との接点を生かし、スポーツ、スタイル、カルチャーを融合させたブランド戦略をさらに加速させる考えだ。

    周冠宇が担う新たなブランド戦略
    周冠宇のグローバルブランドアンバサダー就任は、キャデラックF1との提携を軸にモータースポーツ分野への取り組みを強化するトミー ヒルフィガーの戦略を象徴する発表となった。サーキットでの活動だけでなく、ファッションやライフスタイルの分野でも周冠宇の存在感は今後さらに高まっていきそうだ。

  • アントネッリのペナルティ メルセデスF1の主張をオンボード映像が覆す

    アントネッリのペナルティ メルセデスF1の主張をオンボード映像が覆す

    アンドレア・キミ・アントネッリのF1イギリスGP終盤を巡る5秒ペナルティについて、メルセデス代表トト・ヴォルフはレース直後、異議申し立ての可能性を示唆した。しかし、その後公開されたオンボード映像の分析により、FIAの裁定は妥当だったとの見方が強まっている。

    一方で、レース後に公開された無線では、ヴォルフがアントネッリの驚異的なペースを称賛しながらも、相次ぐトラブルによって勝利を逃したことへの無念さを隠せなかった様子も明らかになった。

    優勝目前から一転 ノーポイントに終わったアントネッリ
    アントネッリは終盤、首位シャルル・ルクレールとの差を急速に縮め、優勝争いを展開していた。しかし、フロント左側のホイールシールドが破損したことでステアリング操作が困難となり、マシンのコントロールを失う場面が続出した。

    メルセデスは2度にわたってピットインを指示したが、アントネッリは走行継続を選択。その間にコースオフを繰り返し、最終的にトラックリミット違反で5秒ペナルティを科された。

    9位でチェッカーを受けたものの、ペナルティにより16位へ降格し、優勝争いから一転してノーポイントに終わった。

    無線ではアントネッリが「冗談だろ。わざとじゃない。マシンは壊れていたし、何も得していない」と裁定に不満を示していた。

    ヴォルフは異議申し立てを示唆
    レース後、ヴォルフはGPBlogに対し、ペナルティについて見直しを求める可能性を示した。

    「最新の状況は分からないが、彼はマシンを曲げられない状態だった。だからトラックリミットのペナルティを回避できないか検討している」

    メルセデスはマシントラブルにドライバーの責任はなかったと説明しており、ヴォルフもアントネッリが不当な裁定を受けたとの認識を示していた。

    しかし、最終的にメルセデスは正式な異議申し立てを行わなかった。

    オンボード映像が示した裁定の根拠
    その後、F1公式YouTubeで公開されたオンボード映像を分析したジョリオン・パーマーは、当初は裁定が厳しすぎると考えていたものの、映像を精査した結果、FIAの判断は妥当だったと結論づけた。

    パーマーは次のように説明している。

    「レース中は厳しすぎるペナルティだと思っていた。マシンは曲がらず、彼が不当に利益を得ているようには見えなかったからだ」

    「しかしオンボードを見ると、ストウやブルックランズでコース外へ膨らみながらアクセルを緩めず走行し、結果としてタイムを稼いでいる場面が何度も確認できる」

    「マシンに問題があったとしても、コース内にとどまるにはさらに減速する必要があった。繰り返しトラックリミットを超えて利益を得ている以上、ペナルティは妥当だった」

    パーマーは、過去にシャルル・ルクレールが同様のケースで裁定を受けたマイアミGPの事例にも触れ、「マシントラブルがあってもコース内に留まる義務は変わらない」と指摘した。

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    ヴォルフは無線で悔しさを爆発
    レース後に公開された未公開無線では、ヴォルフがアントネッリに対し、感情を抑えきれない様子で語りかけていたことも判明した。

    「キミ、くそ……本当に最悪だ。でも仕方ない。ペースは本当に最高だった。でも、それで気持ちが楽になるわけじゃない」

    短いメッセージの中には5回もの罵り言葉が含まれており、勝利目前で失われた結果への悔しさがにじんでいた。

    その直前にはレースエンジニアのピーター・ボニントンも、「本当に申し訳ない。こんな終わり方になってしまった」と無線で謝罪していたが、アントネッリからの返答はなかった。

    一方、ジョージ・ラッセルにはヴォルフが表彰台獲得を祝福。クールダウンラップではラッセルがストレートスピード不足を訴えたものの、ヴォルフはその不満をやんわりとかわしている。

    今回公開されたオンボード映像と無線は、メルセデス陣営が感じていた不運と、FIAが下した裁定の妥当性という二つの側面を浮き彫りにした。マシントラブルによって優勝を逃したアントネッリへの同情は大きい一方で、映像分析からはトラックリミット違反によるアドバンテージが確認され、最終的にチームが異議申し立てを断念した判断を裏付ける内容となっている。

  • マクラーレンF1がメルセデスと対立 シュタイナー「大人になってエンジンを造れ」

    マクラーレンF1がメルセデスと対立 シュタイナー「大人になってエンジンを造れ」

    マクラーレンF1に対するメルセデス製パワーユニットへの不満を巡り、元ハースF1代表のギュンター・シュタイナーが「大人になるべきだ」と厳しく苦言を呈した。

    シュタイナーは、マクラーレンが過去にもルノーやホンダとの関係で同様の不満を抱えてきたことを指摘。そのうえで、自動車メーカーである以上、自前のパワーユニット開発に踏み切るべきだと主張した。

    マクラーレンとメルセデスの対立が再燃
    2026年シーズン、マクラーレンとメルセデスの関係にはパワーユニットを巡る緊張が続いている。

    マクラーレンは、メルセデスがエンジンに関する情報を十分に共有していないと考えており、パワーユニットの性能を最大限に引き出すことに苦戦しているとされる。

    イギリスGPではマクラーレンが旧仕様のパワーユニットを使用した一方、メルセデスは新仕様を投入。舞台裏ではマクラーレン側が不満を漏らしていたとも報じられ、両者の溝が改めて注目を集めた。

    シュタイナー「自分たちでエンジンを造るべきだ」
    こうした状況について、元ハース代表のギュンター・シュタイナーは『The Red Flags Podcast』でマクラーレンに厳しい見解を示した。

    シュタイナーは、マクラーレンがこれまでルノーやホンダとの提携時代にもエンジンへの不満を口にしてきたと振り返り、自前のパワーユニット開発こそ根本的な解決策だと語った。

    「もちろんだ。彼らは自動車メーカーなのだから、自分たちでエンジンを造るべきだ」

    「そうすれば、何か問題が起きるたびに『メルセデスと同じエンジンをもらえていない』と言い訳をすることもなくなる」

    「ルノーの時代にも問題があったし、ホンダの時代にも問題があった。いつも何かしらエンジンのせいにしている」

    マクラーレンF1とメルセデスの対立再燃

    十分な資金力があると指摘
    シュタイナーは、マクラーレンには独自エンジンを開発できるだけの財政基盤があるとも指摘した。

    チームCEOのザク・ブラウンがスポンサー獲得に優れていることを評価し、その資金を将来への投資に回すべきだと主張している。

    「どこかで大人にならなければならない。彼らには十分なお金がある」

    「ザクはチームやスポンサーを売り込むのが本当にうまい。資金を集めて銀行に置いておくのではなく、自分たちのエンジン開発に投資すべきだ」

    「それは大きなメッセージになるし、市販車ビジネスの面でもプラスになると思う。それが私の考えだ」

    レッドブルを成功例として挙げる
    シュタイナーは、自前のパワーユニット開発に挑戦しているレッドブルを成功例として挙げ、マクラーレンも同じ道を目指すべきだと締めくくった。

    「レッドブルはその道を選び、かなりうまくやっている」

    現在のマクラーレンは2026年以降もメルセデス製パワーユニットを使用しているが、エンジン供給元との関係を巡る議論は今後も続きそうだ。シュタイナーの発言は、ワークス体制を持たないトップチームのあり方に改めて一石を投じるものとなっている。

  • フェラーリF1 ルクレールとハミルトンがマドリンク初走行 歴史的な第一歩

    フェラーリF1 ルクレールとハミルトンがマドリンク初走行 歴史的な第一歩

    2026年からF1スペインGPの開催地となる新設サーキット「マドリンク」で、フェラーリが現行F1マシンとして初めて走行を実施した。シャルル・ルクレールが記念すべきファーストラップを担当し、ルイス・ハミルトンも続いてコースを走行。フェラーリは新時代の幕開けを象徴する歴史的な役割を担った。

    今回の走行はF1の撮影日(フィルミングデー)として実施されたもので、走行距離やタイヤなどに制限はあったものの、新サーキットで最初に現行F1マシンを走らせたチームとして記録に名を刻んだ。

    フェラーリがマドリンクで歴史的な初走行
    フェラーリは7月9日、新たに建設されたマドリンクで現行F1マシン「SF-26」による走行を実施した。シャルル・ルクレールが最初にコースインし、マドリンクを走行した最初のF1ドライバーとなった。

    その後はルイス・ハミルトンもステアリングを握り、2026年からスペインGPの舞台となる新サーキットを体験した。

    今回の走行はF1のフィルミングデー規定に基づいて行われ、走行距離や使用タイヤには制限が設けられていた。そのため本格的なパフォーマンス評価は目的ではなく、プロモーション活動と初期確認が主な狙いだった。

    マドリンク スペイングランプリ

    2026年スペインGPの新開催地「マドリンク」とは
    マドリンクは公道区間と常設サーキット区間を組み合わせた全20コーナーのレイアウトを採用している。

    2026年9月11~13日に開催されるスペインGPでF1カレンダーに初登場する予定で、近年のF1開催地の中でも特徴的なストリート&常設複合型サーキットとして注目を集めている。

    フェラーリは走行映像や写真を公式SNSで公開し、現行F1マシンが初めてマドリンクを走る様子を世界へ発信した。

    フェラーリにとっても象徴的なイベント
    フィルミングデーでは本格的なセットアップ開発や性能比較はできないものの、ドライバーとエンジニアは路面状況やコースレイアウトの第一印象を確認する貴重な機会となった。

    フェラーリはイギリスGPでシャルル・ルクレールが優勝し、ルイス・ハミルトンも3位表彰台を獲得。好調な流れの中で迎えた今回のイベントは、2026年シーズン後半へ向けた象徴的な出来事となった。

    タイムアタックが目的ではなかったものの、フェラーリはマドリンクで現行F1マシンによる最初の走行を行ったチームとして歴史に名を刻んだ。2026年スペインGP開幕へ向け、新サーキットはここから本格的にF1の舞台として歩み始める。

  • カルロス・サインツJr. ウィリアムズF1残留はバクー投入の“Bスペック”で判断へ

    カルロス・サインツJr. ウィリアムズF1残留はバクー投入の“Bスペック”で判断へ

    カルロス・サインツJr.が、2027年シーズンもウィリアムズに残留するための明確な条件をチームへ示したと報じられた。スペインメディアによると、9月のアゼルバイジャンGPで投入予定の大規模アップグレードが、契約延長を判断する決定的な材料になるという。

    2026年の新レギュレーション導入で飛躍を期待していたウィリアムズだが、現状では苦戦が続いている。

    サインツJr.はプロジェクトへの信頼を維持しつつも、実際のパフォーマンス改善が見られなければ他チームへの移籍も視野に入れているとみられる。

    サインツJr.がウィリアムズに設定した期限
    2024年、フェラーリがルイス・ハミルトンを迎え入れることを決めたことで、カルロス・サインツJr.はアルピーヌやアウディとの争奪戦の末にウィリアムズ加入を決断した。

    ジェームズ・ボウルズ代表は、2026年レギュレーションを飛躍の契機とする長期計画を説明し、サインツJr.も2025年からそのプロジェクトに参加。しかしFW48は期待された競争力を発揮できず、ダウンフォース不足や軽量化の課題を抱え、グリッドでも下位に沈んでいる。

    スペイン紙『SPORT』によると、サインツJr.は9月24~26日に開催されるアゼルバイジャンGPを事実上の期限に設定。この週末に投入される予定の大型アップグレードを見極めた上で、2027年の契約オプションを行使するかどうかを判断すると伝えられている。

    ボウルズ代表が予告した“大規模アップグレード”
    ジェームズ・ボウルズ代表はイギリスGPで、バクーでは実質的に「Bスペック」と呼べるレベルの大規模改良を投入すると明かした。

    新しいシャシーを中心に構成されるアップデートで、車両性能を大幅に引き上げることを狙っているという。

    一方でサインツJr.はシルバーストンで、これまでの開発について「アップグレードが機能していない」と不満を口にしており、今回の改良が去就を左右する重要な試金石になるとみられている。

    関係者によれば、サインツJr.周辺はバクーで十分な前進が確認できなければ、2027年もウィリアムズに残る理由は薄れると考えているという。また父カルロス・サインツSr.も、アウディやアルピーヌで空席が生まれないか動向を探っていると報じられている。

    カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ・レーシング)

    アウディ移籍説は依然として消えず
    サインツJr.の有力な移籍先候補としては、以前からアウディの名前が挙がっている。

    チーム代表マッティア・ビノットとの再タッグを望んでいるとも報じられているが、現在のレギュラードライバーであるニコ・ヒュルケンベルグとガブリエル・ボルトレトはいずれも2027年まで契約を結んでいるとされる。

    それでもパドックでは、アウディがサインツJr.獲得のためにヒュルケンベルグを放出する可能性も噂されている。しかしビノットは「我々はヒュルケンベルグとボルトレトに非常に満足している。2人は非常に速く、我々の第一選択だ」と語り、現体制への信頼を強調している。

    もっとも、この発言によって移籍説が完全に消えたわけではない。ウィリアムズの苦戦が続く限り、サインツJr.を巡る市場の動きは今後も続く可能性が高い。

    現時点でサインツJr.にとって最大の判断材料となるのは、アゼルバイジャンGPで投入されるウィリアムズのBスペックマシンだ。チームが期待どおりの進歩を示せるか、それともサインツJr.が新天地を求めることになるのか。2027年に向けた去就は、バクーで大きく動く可能性がある。