カテゴリー: F1中国GP

  • ハースF1チーム:F1中国GP 決勝レポート

    ハースF1チーム:F1中国GP 決勝レポート

    ハースF1チームは、F1中国GPの決勝で、ロマン・グロージャンが11位、ケビン・マグヌッセンが13位でレースをフィニッシュした。

    ギュンター・シュタイナー (チーム代表)
    「我々が期待していたレースではない。バーレーンで抱えていたものと非常に類似した問題に見舞われたように思う。デジャブだ。調べてみる必要があるし、この問題を解決するために懸命に取り組まなければならない。次のレースに進む」

    ロマン・グロージャン (11位)
    「僕たちのレースペースは今週末ずっと素晴らしいものではなかったので、正直、スタート前は少し心配していた。クルマはワンラップでは素晴らしいけど、同じタイヤで2周もするとすぐにもう走れたものでくなってしまう。何が起こっているのか正確に理解する必要がある。最後はブルーフラッグがなければ1ポイントを獲得できたと思う。アレックス(アルボン)は素晴らしい仕事をしてうまく守ったよ。ミスもしなかったしね。彼におめでとうと言いたい。全力を尽くしてハードにプッシュしたけど、ポイントを獲得できなかったことにはとてもイライラする」

    ケビン・マグヌッセン (13位)
    「今日はペースがなかったし、レースペースに取り組んでいかなければならない。今のところ予選はいいし、とにかくレースペースを改善しなければらない。そこが最も改善しなければならない部分だ。やらなければならないことはいくつもある。現時点ではあまり理解できていないし、僕たち全員がそれを理解する必要ある。簡単ではない。良いマシンがあって、予選では調子がだけど、それをレースペースに変えることができていないことにフラストレーションを感じている」

  • ウィリアムズ:F1中国GP 決勝レポート

    ウィリアムズ:F1中国GP 決勝レポート

    ウィリアムズは、F1中国GPの決勝で、ジョージ・ラッセルが16位、ロバート・クビサが17位でレースを終えた。

    デイブ・ロブソン(シニアレースエンジニア)
    「今日は楽しめるレースであり、1周目のインシデントによって少しポジションから外れた数台と競うことができた。両ドライバーともにクリーンかつ見事な走りでレースをしていたし、ロバートは賢明な1ストップ戦略を実行することができた」

    「ジョージに関しても同様の戦略を試したが、スティントの長さとタイヤ温度を失ってしまい、最終的に2回のピットインを選択して新しい予選タイヤでレースを完走できるようにした。今週末はマシンにいくらか改善を施し、ギャップを縮めてきいる。また、新しいコンポーネントもいくつかテストしているので、今後レースでさらにギャップを縮めることに役立つかもしれない。バクーの市街地で行われる次のレースは新たなチャレンジとなるが、FW42について学習を継続しており、それらのチャレンジに立ち向かう準備はできている」

    ジョージ・ラッセル (16位)
    「ペースは思ったより少しだけ良かった。最初の数周はバトルができたし、集団についていくことができた。いったん状況が落ち着いてからはギャップが開き初め、僕にとってはかなり孤独なレースだった。レースのミドルスティントでタイヤに苦しんでラップタイムが落ちていってしまったので、2回目のピットストップをしたのは正解だった。最終的にこれが今の僕たちのポジションだ。プッシュして、仕事を続けなければならない」

    ロバート・クビサ (17位)
    「正直、あまり話すことはない。僕にとって最もエキサイティングなレースの瞬間は、フォーメーションラップでスピンした時だった。タイヤに熱を入れようとしていたら、低速の6ターンでクルマのコントロールを失った。良いスタートを切ってインサイドを突いたけど、正直なところ、何も危険に晒したくはなかった。レーシングポイントの一台の近くにいて、僕はイン側にいた。彼がラインを引き締めてくるかどうかわからなかったので、十分なスペースを残して、そこで順位を2つ失った。ペースがどんなものかをわっているときに何かを危険にさらすことは困難だ」

  • F1 中国GP 決勝:トップ10ドライバーコメント

    F1 中国GP 決勝:トップ10ドライバーコメント

    2019年のF1世界選手権 第3戦中国GPの決勝が4月14日(日)に上海インターナショナルサーキットで行われた。

    優勝はメルセデスのルイス・ハミルトン。2番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトンは、1コーナーでトップに立つとそこからはレースを完全に支配。通算75勝目を挙げ、ドライバーズランキングの首位に浮上した。2位にもバルテリ・ボッタスが入り、メルセデスが1000回目の記念すべきグランプリを1-2フィニッシュで制した。

    優勝:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
    「最も簡単な週末というわけではなかったけど、チームにとって本当に素晴らしい結果だ。全員がこのために懸命に頑張ってきた。自分たちがフェラーリにどこまで対抗できるかはっきりとはわからなかった。バーレーンの彼らはあまりにも速かったからね。バルテリはこの週末ずっと速くかったし、今日も素晴らしい仕事をした。一緒に1-2を達成できるなんて本当に特別な1000回目のグランプリだ。スタートが近いを生んだ。この最初の3戦は戦略が本当にものをいっているから、それを維持していく必要がある。週末を通して Team LH Chinaは素晴らしかった。彼らに心から感謝したい。彼らは僕が空港に到着した瞬間から、毎朝毎晩、ホテルでもトラックでも歓迎してくれた。僕をサポートしてくれた全ての人々に心から感謝したい。僕たち全員の戦いはまだとても僅差だ。今後数年がどのような展開になるかはわからないけど、最高に興奮している」

    2位:バルテリ・ボッタス (メルセデス)
    「チームとして、僕たちにとって本当に完璧なシーズンのスタートだ。3戦連続で1-2を達成できるなんて想像できなかったし、全員のハードワークのおかげだ。全ての機会を最大限に活かすことができたし、素晴らしいことだ。個人的には今日は少し期待外れだった。僕はポールだったけど、スタートでレースを失ってしまった。スタートボックスの白線のわずかに外側にいて、蹴り出しでホイールスピンしていまい、ルイスにポジションを奪われてしまった。このスポーツでは細かいことすべてが重要だし、残念ながら、その細かな部分がレースを決めることになった。ポジティブな点は僕たちに上海で強力なペースがあったことだ。バーレーンよりもはるかに強力だった。僕たちは良いポジションにいると思うけど、プッシュし続ける必要がある。このトラックはレイアウトが非常に独特だし、バクーは特性が非常に異なるので、2週間後はまた面白くなるだろう」

    3位:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
    「表彰台を獲得できたことには満足しているけど、全体的には満足できない。今日の僕たちはあまりに遅かったからね。メルセデスに対抗できて、はるかに良い位置にいることを期待していたけど、そうではなかった。それに3位と4位でのフィニッシュを達成できなかったことも残念だ。今日のピットウォールの判断に関しては、優先権は常にチームになるし、シャルルと僕は二人ともチームのために走っていることを理解している。僕たちは自分たちのレースができるけど、何よりもまず、フェラーリがライバルと戦えるポジションにいることが先決だ。僕たちはそれについて多くのことを学んでいるところだし、そのためには多くの周回数を走って、もっと良いフィーリングを得ることが重要だ。現時点で自分たちに何が欠けているかさらに明確になってきているし、今後数カ月で正しい道を進んでいくためには今後数週間が重要だと思う」

    4位:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
    「簡単なレースではなかったけど、チームとしていい結果を得ることができた。フェラーリを抜くための戦略が奏功し、シャルルより前の4位でフィニッシュできた。タイヤを交換してピットから出てきた後のセバスチャンとのバトルも楽しむことができた。彼を抜くチャンスだったけど、そこまでのペースはなく、そのままフィニッシュとなった。レースではできる限りプッシュしたし、チームの結果に満足している。メルセデスやフェラーリと勝負するにはもっとペースが必要だけど、いい位置で走れているし、毎戦ポイントを獲得できているのはいいことだ」

    5位:シャルル・ルクレール (フェラーリ)
    「今日は最も簡単なレースではなかった。ライバルと上位を争える十分なペースはなかったように思う。スタートは良かった。そこからセブと僕の二人ともタイヤに苦しんでいたと思う。順位を入れ替えて、彼は引き離していくだろうと思ったけど、そうではなかったし、それが僕のタイヤには助けにならなかった。少しオーバーヒートしていたし、タイムを失ってしまった。2セット目のタイヤで最後までいけることを期待していたけど、残念ながら、もう一度ストップしなければならず、1つ順位を失ってしまった。もっとうまくやるためには何ができるかを理解するために強力して取り組んでいくつもりだ。次のレースではもっと強くなって戻ってくると確信している」

    6位:ピエール・ガスリー (レッドブル)
    「F1で自身初のファステストラップを記録できて嬉しい。レース終盤で後方のマシンと大きな差があったので、ピットストップを行いファステストラップを狙うことにしたけど、うまくいきました。レース中はリズムを保ち、タイヤの消耗に気を付けるとともに、マシンフィーリングの向上に努めた。レースごとに1歩ずつ向上ができて安心しているけど、一度に3歩ずつ向上できるよう、さらに頑張っていく。次戦に向けてやるべきことはまだ多いけど、やるべきことはわかっている。ポイント圏内でフィニッシュし、ファステストラップというエクストラポイントまで獲得できて嬉しい。今夜ファクトリーに向かい明日、明後日はシミュレーターで次戦に向けた準備を進める」

    7位:ダニエル・リカルド (ルノー)
    「チームに加入して、レースを完走し、チームとの初ポイントを獲得できて嬉しい。そこからポジティブなものを得ていきたい。シンプルな7位に見えるかもしれないけど、簡単ではなかった。ちょっと孤独なレースだったし、あまりバトルは多くなかったけど、最後までずっと後続のマシンから激しくプッシュされていた。強力な結果だし、僕たちが望めるベストだと思う。少なくとも今日はね。今後数戦にわたってここからプッシュしてし、ここから頑張っていきたい」

    8位:セルジオ・ペレス (レーシングポイント)
    「今日はポイントを獲得できてとても嬉しい。スタートは素晴らしかった。ギャップを見つけて飛び込んで、それが功を奏した。レースペースは良かった。僕たちはペースを維持することができたし、タイヤもうまく管理できた。でも、簡単なレースではなかった。第2スティントはずっとキミからプレッシャーを受けていたし、そのせいでタイヤのケアもペースアップするのが難しくなった。それは僕の前のダニエルも同じだった。彼も自分のタイヤをケアするのに必死だったと思う。僕が近づくたびにまた引き離せるようにペースを見い出していたからね。ここは僕らにとって決して最も強いトラックではなかったので、今日のようなチャンスを掴んで、ポイントを獲得し続けることが重要だ。バクーでの次のレースではもっと力強くなるポテンシャルがあると思っている」

    9位:キミ・ライコネン (アルファロメオ)
    「今日はクルマの感触が良かった。グリッドの後方からのスタートだったけど、少なくともポイントを獲得することはできた。最後はフロントタイヤのグリップがなくなっていた。レース中はタイヤを労わっていたので残念だけど、あまりに冷えていたし、スローダウンしてしまった。改善するために作業を続けていくし、バクーで何ができるか見てみるつもりだ」

    10位:アレクサンダー・アルボン (トロロッソ・ホンダ)
    「まずは決勝に向けてチームスタッフが頑張ってくれたことにお礼を言いたい。FP3の後は落ち込んでいたけど、昨夜シャシーの交換などをみんなが頑張ってくれ、今日はいいレースができた。ポイントを獲得し、彼らの努力に報いることができてよかった。レースウイークをとおしていいペースで走れていたのでQ3に進出する自信があったけど、クラッシュからの修復のために予選を走ることはできなかった。今日は2回のピットストップで走る戦略だったけど、タイヤの消耗が思ったよりも大きく、判断の難しいレースになった。FP2ではライバルチームよりもタイヤマネジメントが上手くできていたので、当初の戦略どおりハードタイヤでできるだけ走ることにした。レース終盤でグロージャンが追い上げてきた時にはヒヤッとしたけど、抜かれることなくフィニッシュできてよかった」

    関連:【動画】 2019年 F1中国GP 決勝ハイライト

  • アレクサンダー・アルボン、“ドライバー・オブ・ザ・デー”に嬉しい驚き

    アレクサンダー・アルボン、“ドライバー・オブ・ザ・デー”に嬉しい驚き

    トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、ピットレーンからスタートしたF1中国GPの決勝レースを10位でフィニッシュ。土曜日は“ワーストドライバー”だったが、日曜日にファンから“ドライバー・オブ・ザ・デー”に選ばれたことを嬉しく思うと語った。

    アレクサンダー・アルボンは、フリー走行3回目の終了間際に大クラッシュ。マシンが激しく損傷したことで予選に参加できず、モノコック交換が必要となったことでピットレーンからレースをスタートした。

    1ストップ戦略で順位を上げていったアレクサンダー・アルボンは、終盤にフレッシュなミディアムタイヤを履いたロマン・グロージャンから追撃を受けたが、なんとかいのぎきって2戦連続で入賞を果たした。

    ファン投票によって“ドライバー・オブ・ザ・デー”に選出されたアレクサンダー・アルボンは「正直、クルマに乗っているときは何がどうなっているのかわからないものだ」とコメント。

    「とにかく走りに集中していたし、チームが『君は10位だ。ロマンが迫っている。守る必要がある』と伝えられた」

    「レースをフィニッシュして、ドライバー・オブ・ザ・デイを獲得したと伝えられた。『ありがとう』という気持ちだったけど、素晴らしいパフォーマンスだったとは思っていない。最後尾からスタートしたけど、クレイジーなレースというわけではなかった」

    「だから、ドライバー・オブ・ザ・デイを獲得できてうれしく思っている。土曜日の僕はワースト・ドライバー・オブ・ザ・デーだったと思うので、日曜日に挽回できてよかったよ」

    アレクサンダー・アルボンは、残り10周でタイヤは“完全に終わっていた”とし、ロマン・グロージャンからポジションを守ることに“緊張”を感じていたと振り返った。

    「最後の数周はちょっと神経質になっていたけど、結果には本当に満足している」とアレクサンダー・アルボンはコメント。

    「特にFP3の後はちょっと落ち込んでいたからね。僕たちは予選で実際にQ3を争えたと思っている」

    「彼(グロージャン)はレース終盤に間違いなく強力なペースを持っていた。彼は僕を捕えるだろうとわかっていたので驚きだった。その前にチームから残り4周で彼が僕のテールに追いつくと伝えられていたからね。でも、ここでは前のクルマに追従するとタイヤが本当にオーバーヒートを起こす」

    「順位を上げて行っていたといにすでにそれがわかってた。彼にとって難しいことはわかっていたけど、ブルーフラッグが出たおかげでもある」

    「土曜日はちょっと落ち込んでいたけど、スタッフはクルマを準備するために素晴らしい仕事をしてくれた。僕たちにポイントを獲れるクルマがあることはわかっていたし、簡単にはいかないこともわかっていた。僕たちにはそれをするためのクルマがあったし、本当に満足している」

    関連:【動画】 2019年 F1中国GP 決勝ハイライト

  • 2019年 F1 中国グランプリ 決勝 | ピレリ タイヤ戦略解説

    2019年 F1 中国グランプリ 決勝 | ピレリ タイヤ戦略解説

    ピレリが、2019年のF1世界選手権 第3戦 中国グランプリ 決勝でのタイヤ戦略を振り返った。

    ルイス・ハミルトンが第1コーナーでトップに立ち、メルセデスを3戦連続のワンツーフィニッシュへと導いた。F1の1000戦目となる中国グランプリは、トップ5がミディアム – ハード – ミディアムと繋ぐ2ストップ戦略を採るなど、2ストッパーが主流のレースとなった。予報より低温のコンディションがタイヤの動作に影響を及ぼした。

    キーポイント
    ・ 戦略が鍵を握ったレースとなり、上位チームはお互いを良く観察し、戦略に反応していた。

    ・ 温暖だった土曜日と異なり、予報よりも低温となった今日の気温は21℃、路面温度は29℃だった。

    ・ 各ピットストップの先陣を切ったのは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンで、ライバルたちがこれに続いた。若干の順位の変動があったものの、スターティンググリッド上のトップ5が、フィニッシュ時のトップ5となった。

    ・ ソフトタイヤでスタートしたドライバー中の最上位は、6番グリッドからスタートして6位を獲得したレッドブルのピエール・ガスリーだった。ガスリーと他の7名のドライバーが、全3種類のコンパウンドを使用した。また、最後のピットストップでソフトタイヤに交換したガスリーは、ファイナルラップでファステストラップを記録し、ファステストラップポイントを獲得した。

    ・ ピットレーンからスタートしたトロ・ロッソのアレックス・アルボンが、ポイント圏内の10位を獲得した。ソフトでスタートしたアルボンは、ハードに交換してフィニッシュする1ストップ戦略を採った。ルノーのダニエル・リカルドも同様の戦略を採用した。

    各コンパウンドのパフォーマンス
    ・ ハード C2: 後方からスタートしたアルファロメオのアントニオ・ジョヴィナッツィ以外の全ドライバーが、このコンパウンドを使用した。金曜日と土曜日よりも低温のコンディション下、性能に影響を及ぼすアブレーションがフロントタイヤに発生していた。

    ・ ミディアム C3: 性能とデグラデーションの卓越したバランスを持つミディアムは、理論上はソフトよりも遅いものの、レースタイヤとして良好に機能し、トップ5がスタート時とフィニッシュ時に装着していた。

    ・ ソフト C4: ガスリーが、ファイナルラップでソフトを使用してファステストラップを記録した。また、ガスリーとアルボンは、ソフトで長めの第一スティントを走行した。

    マリオ・イゾラ (ピレリ カーレーシング責任者)
    「昨日までよりも低温のコンディションがハードタイヤの性能に影響を及ぼしたことで、上位勢は最終スティントでのパフォーマンスを見出すべく、ミディアムタイヤを使用しました。戦略が鍵を握ったレースとなり、各チームは、お互いを注意深く観察し、ライバルたちの動きに反応してピットストップのタイミングを計っていました。また、メルセデスのダブルピットストップも見られました。2ストップが主流となった中、興味深い1ストップ戦略も見られました。また、ピエール・ガスリーは、3回目のピットストップでソフトタイヤへ交換し、そのスピードのアドバンテージを活かしてファステストラップポイントを獲得しました。最後に、昨日のアクシデントによる不利な状況を克服し、ポイントを獲得したアレックス・アルボンを祝福したいと思います」

    ピレリ 2019年 F1 中国GP 決勝ピレリ 2019年 F1 中国グランプリ 決勝

  • ルノー、ヒュルケンベルグのリタイアは新型MGU-Kに関連した問題

    ルノー、ヒュルケンベルグのリタイアは新型MGU-Kに関連した問題

    ルノーF1チームは、F1中国GPでのニコ・ヒュルケンベルグのリタイアは、新型MGU-Kに関連した問題であることを明らかにした。

    開幕戦オーストラリアGPでマクラーレンのカルロス・サインツのMGU-Kが故障し、ルノーは新スペックのMGU-Kを製造することを余儀なくされていた。カルロス・サインツは第2戦バーレーンGPで新しいユニットを搭載したが、ルノーのワークスチームは旧仕様のまま参戦。ダニエル・リカルドとニコ・ヒュルケンベルグのダブルリタイアを招いた。

    第3戦中国GPでは、ルノーの両ドライバーとランド・ノリスは、改良版のユニットを搭載。しかし、ルノーはその変更がソフトウエアの問題を引き起こし、ニコ・ヒュルケンベルグのリタイアに繋がったと考えている。

    「何が起こったのかを正確に言うには時期尚早だ」とルノーF1チームのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールはコメント。

    「だが、我々はメルボルンで問題を抱えたため、バーレーンではカルロスだけのために非常に素早い対応を行った」

    「より多くのパーツを入手するためには生産を大幅にプッシュする必要があった。それにより、プロセスの一部をサインオフを超特急で進めなければならなかった」

    「そして、基本的に問題は我々が適切にサインオフの時間を取らなかったことで引き起こされた。言い訳にはしたくないが、それが真実だ」

    「他のクルマはすべて同じ部品を使用して問題なく動作している。我々はそのパーツでダイナモで5000kmをカバーした。ソフトウェアに何らかのことを誘発するモードに入ったことが1つの特定の理由だった」

    シリル・アビテブールは、次戦アゼルバイジャンGPでは3つ目のバージョンのMGU-Kハードウェア仕様を投入することなく問題を解決できるはずだと語る。

    「そのパーツ自体の外側にある問題だと思っている。ニコが使用していたパーツが破損したとは思っていない」とシリル・アビテブールはコメント。

    「ソフトウェアの問題だと思っている。ハードウェアで変更されたものに対処するためにはソフトウェアで変更を加える必要がある」

    「だからこそ、レースでそれを修正しようとしていた。放送はされていなかったかもしれないが、ニコはそのために多くの行動をとっていた。彼はマシン全体を再起動することまでっはできなかった。

    「必要なのはほぼ再起動をすることだけだった。今すぐクルマを運転したければ、それは可能だ、完全に問題なく機能する!」

    「これは典型的なソフトウェアの問題だ。フリーズした場合、再起動する必要がある。コース上でやろうとしていたことのほとんどはそれだが、うまくいかなかった」

    ルノーはV6ターボハイブリッド時代に突入してから、MGU-Kの信頼性が弱点となっている。

    関連:F1中国GP 結果:ルイス・ハミルトンが1000回目の記念レースを制す

  • カルロス・サインツ 「ダニール・クビアトには辛抱強さが必要」

    カルロス・サインツ 「ダニール・クビアトには辛抱強さが必要」

    マクラーレンのカルロス・サインツは、F1中国GPのオープニングラップでマクラーレンの2台とクラッシュしたダニール・クビアトはもっと忍耐強くなければならないと語る。

    カルロス・サインツとチームメイトのランド・ノリスは、1周目のターン6でトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトと接触。マシンにダメージを負い、後方での戦いを余儀なくされた。

    スチュワードはダニール・クビアトにドライブスルーペナルティを科した。カルロス・サインツは14位でレースをフィニッシュしたが、ダニール・クビアトとランド・ノリスはダメージが原因でリタイアしている。

    「僕たち全員がターン6で戦っていた。コーナーの出口でサイド・バイ・サイドを楽しんでいない人がいたみたいだね。あまりにホイール同士が近すぎたし、ちょっとした混乱を作り出した」とカルロス・サインツはコメント。

    「僕はペナルティを願ったり、要求したりはしない。とにかく1周目ではもう少し忍耐力を要求するだけだ」

    「上海は非常に長いレースだ。オーバーテイクのチャンスがある。(アレクサンダー)アルボンはピットレーンからスタートしてポイントを獲得した。確かに1周目も重要だけど、上海のような場所では長いレースだ。我慢する必要がある」

    ランド・ノリスは、接触を避けるために自分にできることはなかったと語る。

    「彼が少しカルロス絞ったの明らかだった」とダニール・クビアトについてランド・ノリスはコメント。

    「彼は僕がカルロスのアウトサイドにいて少し前にいたことを知っていたはずだ」

    「ほとんど避けることができていたけど、カルロスとクビアト、もしくはクビアトとカルロスとの間に接触があり、僕の接触してきた」

    「僕にはどうすることもできなかった」

    ダニール・クビアトにペナルティが科せられた件について質問されたランド・ノリスは「僕には見えなかったので、正確には誰のせいであるかを言うことはできないけど、チュワードがそう言ったのあれば、彼は事実上僕たちの2台のクルマがポイントを獲得するための戦いから追い出したことになるので残念だ。僕たちにはポイント獲得の可能性があった」

    「誰かと接触するのは決して嬉しいことではないし、1人のドライバーがマクラーレンの2台のレースを台無しにされるのはフラストレーションを感じる」

    関連:F1中国GP 結果:ルイス・ハミルトンが1000回目の記念レースを制す

  • ホンダ:F1中国GP 決勝レポート

    ホンダ:F1中国GP 決勝レポート

    1950年のF1開始から1000レース目を数えるF1中国GPで、ホンダF1の4台のうち3台が入賞、ファステストラップを記録したドライバーが得られるファステストラップポイントも獲得した。

    レッドブル・ホンダの2台は3列目からクリーンなスタートを切った。しかしその1周目のターン6で、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトが他車に接触されたはずみで前方のマシンに接触し、マシンにダメージを負った。

    その接触でダニール・クビアトはドライブスルーペナルティーを科され、ポジションを下げると、その後ダメージの影響によりリタイアとなった。

    レッドブル・ホンダの2台が5番手と6番手に付ける中、トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンはピットレーンスタートから順調にポジションを上げていった。5位を走るマックス・フェルスタッペンは前を行く2台のフェラーリとの差を詰めると、17周目にピットイン。22周目までピットインを遅らせたシャルル・ルクレールを抜き、4番手に浮上した。3番手のベッテル選手を抜くチャンスを狙ったが叶わず、4位でフィニッシュし12ポイントを獲得した。

    ピエール・ガスリーはいい走りを見せ、レース完走を目指した。そして、残り3周で3回目のピットストップを行いファステストラップを記録。エクストラポイントを含めて全11ポイントを獲得した。

    アレクサンダー・アルボンはピットレーンスタートから大きくポジションを上げ、ロマン・グロージャンの追走をかわすと、10位フィニッシュでポイントを獲得した。ダニール・クビアトは1周目の接触でマシンダメージを負い、その後ポジションを回復する機会を得られず、26周目にリタイアとなった

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「先日のバーレーンGPに続き3台が入賞できました。フェルスタッペン選手のいい走りとAston Martin Red Bull Racingのレース戦略が上手く噛み合い、ポディウムには届きませんでしたがフェラーリの2台の間に割って入り、4位でフィニッシュすることができました。バーレーンに続いての入賞となったガスリー選手は、レース終盤にはファステストラップも獲得しましたし、明るい話題を提供してくれました。ここのところ、結果が出ていませんでしたが今後のレースに向け弾みが付くことを期待しています。Red Bull Toro Rosso Hondaについては昨日激しいクラッシュを喫したアルボン選手が、10位で入賞を果たしました。ピットレーンスタートとなり最下位から追い上げる難しいレースでしたが、マシンのパフォーマンスを活かし見事なオーバーテイクを見せてくれました。最後は激しいライバルの追い上げを凌ぎ、こちらもいい走りだったと感じています。また、限られた時間の中で懸命にマシンを修復し、レースに間に合わせたチームの努力にも感謝しています。クビアト選手については、マシンのダメージによりリタイアすることになり、残念に思っています。PUとしても、色々なことが起こった週末でした。このあと金曜に発生したクビアト選手のPUに関する問題や、クラッシュのダメージなどの分析を早急に行い、次のレースの準備を進めます。開幕戦と第2戦に続き、トップチームと我々とのパフォーマンスの差が明らかに結果に現れたレースでもありましたし、その差を詰めるべく、チーム一丸となって開発を進めます」

    クリスチャン・ホーナー (レッドブル チーム代表)
    「いいチームワークのおかげで、4位と6位を獲得できました。2回目のピットストップを早めに行うという賢明なストラテジーのおかげで、マックスがルクレールを抜くことができました。表彰台獲得のため、さらに前のベッテルのオーバーテイクを目指しましたが、そこまでのペースはありませんでした。ピエールはマシンへの習熟を進めて今日もいい走りを見せ、ファステストラップを記録して6位でフィニッシュしました。フェラーリに続いてフィニッシュし、ファステストラップでアディショナルポイントも獲得できたので、自信を付けたと思います」

    フランツ・トスト (トロロッソ チーム代表)
    「レースウイークの始めから競争力のあるパッケージを準備できました。中団でいい勝負ができていたので、予選ではいい結果を期待していました。残念ながらFP3の終盤でアレックスがクラッシュし、マシンに大きなダメージを負ってしまいました。モノコックを交換するなど多くの作業が発生し、予選を走らずピットレーンから決勝を走ることになりました。決勝では多くのマシンをオーバーテイクし、ポイント圏内の10位でフィニッシュできました。いいパッケージであったことを証明してくれたと思います。ダニールは不運なことに、1周目で後ろから接触されバランスを崩しました。そしてワイドに開いていたノリス選手がトラックに戻ると、ダニールのマシンの左前に接触しました。ダニールにはなす術がなかったと思っていますが、ドライブスルーペナルティーを科されてしまいました。その後のピットストップの際にフロントノーズのダメージを確認しました。さらに次のピットストップの際にフロントウイングを交換しましたが、ポジションを下げる結果となり、PUのマイレージを節約するためにもリタイアを決めました。ダニールはいいラップタイムで走れていてポイント獲得の可能性があっただけに残念です」

    マックス・フェルスタッペン (レッドブル・ホンダ)
    「簡単なレースではありませんでしたが、チームとしていい結果を得ることができました。フェラーリを抜くための戦略が奏功し、シャルルより前の4位でフィニッシュできました。タイヤを交換してピットから出てきた後のセバスチャンとのバトルも楽しむことができました。彼を抜くチャンスでしたが、そこまでのペースはなく、そのままフィニッシュとなりました。レースではできる限りプッシュしましたし、チームの結果に満足しています。メルセデスやフェラーリと勝負するにはもっとペースが必要ですが、いい位置で走れていますし、毎戦ポイントを獲得できているのはいいことです」

    ピエール・ガスリー (レッドブル・ホンダ)
    「F1で自身初のファステストラップを記録できて嬉しいです。レース終盤で後方のマシンと大きな差があったので、ピットストップを行いファステストラップを狙うことにしましたが、うまくいきました。レース中はリズムを保ち、タイヤの消耗に気を付けるとともに、マシンフィーリングの向上に努めました。レースごとに1歩ずつ向上ができて安心していますが、一度に3歩ずつ向上できるよう、さらに頑張ります。次戦に向けてやるべきことはまだ多いですが、やるべきことは分かっています。ポイント圏内でフィニッシュし、ファステストラップというエクストラポイントまで獲得できて嬉しいです。今夜ファクトリーに向かい明日、明後日はシミュレーターで次戦に向けた準備を進めます」

    アレクサンダー・アルボン (トロロッソ・ホンダ)
    「まずは決勝に向けてチームスタッフが頑張ってくれたことにお礼を言いたいです。FP3の後は落ち込んでいましたが、昨夜シャシーの交換などをみんなが頑張ってくれ、今日はいいレースができました。ポイントを獲得し、彼らの努力に報いることができてよかったです。レースウイークをとおしていいペースで走れていたのでQ3に進出する自信がありましたが、クラッシュからの修復のために予選を走ることはできませんでした。今日は2回のピットストップで走る戦略でしたが、タイヤの消耗が思ったよりも大きく、判断の難しいレースになりました。FP2ではライバルチームよりもタイヤマネジメントが上手くできていたので、当初の戦略どおりハードタイヤでできるだけ走ることにしました。レース終盤でグロージャンが追い上げてきた時にはヒヤッとしましたが、抜かれることなくフィニッシュできてよかったです」

    ダニール・クビアト (トロロッソ・ホンダ)
    「1周目以降、いいレースができずにそのまま終わってしまって残念です。マシンにダメージは負いましたがペースはよく、ポイント圏内でフィニッシュできる可能性があっただけに、残念な結果になってしまいました。1周目のマクラーレン2台との接触で、僕がペナルティーを受けるのは納得しがたいです。両側を他のマシンに挟まれていましたし、接近して走る1周目であのような接触が起きてしまうのは避けようがありません」

    関連:【動画】 2019年 F1中国GP 決勝ハイライト

  • セバスチャン・ベッテル 「フェルスタッペンの攻撃は見抜いていた」

    セバスチャン・ベッテル 「フェルスタッペンの攻撃は見抜いていた」

    フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、F1中国GPの決勝でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がどのように仕掛けてくるかを予想していたと語り、最終コーナーで“あまりセクシーではない角度”をとらせることによってポジションを守ったと語った。

    トップチームのなかで最初となる17周目にピットインしてフェラーリにアンダーカットを仕掛けたマックス・フェルスタッペンは、1周後にピットインしたセバスチャン・ベッテルに対してタイヤが温まった状態で攻撃を仕掛けた。

    マックス・フェルスタッペンは、ターン14のヘアピンでセバスチャン・ベッテルのインを突いたが、わずかにタイヤをロックさせ、クロスラインでインを突いたベッテルにレースラインを採られてコース外にはみ出し、オーバーテイクを実現できなかった。

    「彼が来るのは見えていた。今はストレートエンドのスピードデルタはかなり大きいしね」とセバスチャン・ベッテルはコメント。

    「マックスのことはよくわかっているし、彼がやろうとしていることもわかっていた。彼がやろうとしていることを予言したようなものだったね。インサイドをとって、切り返そうと思っていたし、うまくいったよ」

    「少しヒヤっとしたし、少しクルマをオープンにしなければならなかったけど、いい感じだった」

    「ほぼ1台分彼の前に出ることができたし、彼の最後のコーナーへの角度はそれほどセクシーではなかったね。とても楽しかったけど、もう少し速さが欲しかったね」

    マックス・フェルスタッペンは、ヘアピンの出口で立ち上がりでセバスチャン・ベッテル絞られて芝生にはみ出すことになった。

    だが、マックス・フェルスタッペンは、自分でも同じことをしたであろうと語り、ヘアピンがベッテルを抜くためのベストチャンスだと考えていたと説明した。

    「彼のタイヤはまだ少し冷えていたので、ブレーキングで仕掛けようと思っていた」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「コーナーの出口で彼はかなり近づいてきたけど、僕でも同じことをしただろうし、問題はなかった」

    開幕戦ではペースに苦しみ、バーレーンではスピンを喫していたセバスチャン・ベッテルにとって、F1中国GPでの3位は今シーズン初表彰台となった。最終的にベッテルは、レースウイナーのルイス・ハミルトンから13秒差でフィニッシュしている。

    「表彰台に上がることができたのは嬉しい。僕たちは彼らについていこうとしたけど、出来なかったし、厳しかった」セバスチャン・ベッテルはコメント。

    「彼らはスタートからあまりに速かった。マックスとの戦いはとても楽しかったけっど、目標はメルセデスを追いつめることだった」

    「今日の彼らは僕たちにとっては速すぎたし、ルイスとバルテリ(ボッタス)はよくやったね」

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  • シャルル・ルクレール、フェラーリからチームオーダの説明を受け入れる

    シャルル・ルクレール、フェラーリからチームオーダの説明を受け入れる

    シャルル・ルクレールは、F1中国GPのチームオーダーについてフェラーリから説明を受け、管理するのが簡単な状況ではなかったことを受け入れたと語った。

    スタートでセバスチャン・ベッテルを抜いて3番手に浮上したシャルル・ルクレールだったが、メルセデスとの6秒のギャップを縮めるためにチームメイトを先に行かせるようにチームオーダーを出された。

    だが、セバスチャン・ベッテルはギャップを縮めることができず、レッドブル・ホンダのアンダーカットにやられてシャルル・ルクレールは5位でレースをフィニッシュすることとなった。

    レース直後、シャルル・ルクレールはフェラーリのエンジニアから説明を聞くまでコメントを控えたいと語っていた。その数時間後、シャルル・ルクレールはプレス会見でフェラーリと話し合ったことを明かした。

    「もちろん、ミーティングを行った。簡単な状況ではなかった。僕がタイヤに苦しんでいたのは明らかだった。僕たち二人ともね。でお、その時はセブの方が速いようだった」

    「でも、数周にわたって僕の後ろにいたことで彼もタイヤにダメージを負っていたし、前に出たときにも彼のタイヤはダメージを負ったかもしれない」

    フェラーリの説明に納得したかと質問されたシャルル・ルクレールは「そうだね。そう言っていいともう」と述べた。

    フェラーリのF1チーム代表マッティア・ビノットは、チームオーダーを決断する前にメルセデスにそれ以上引き離されないためにあらゆる選択肢を模索したと述べた。

    「判断するのは常に困難だ。その時は前のメルセデスに対してタイムをしなわないようにすべてのことを試みたと思っている」とマッティア・ビノットはコメント。

    「あれは我々にできた唯一のチャンスだった。我々はトライしたが、うまくいかなかった。だが、セブに機会を与えたのは正しいことだったと思っている。チームとして考え、我々はできる限りのことをした」

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