カテゴリー: F1中国GP

  • アストンマーティンF1 ホンダPU振動問題は長期化の可能性「完全に想定外」

    アストンマーティンF1 ホンダPU振動問題は長期化の可能性「完全に想定外」

    アストンマーティンF1のシミュレータードライバーであるダニエル・ジュンカデラは、ホンダ製パワーユニットの振動問題について「完全に想定外だった」と明かした。チームは2026年F1シーズン開幕戦オーストラリアGPで深刻な信頼性問題に直面しており、中国GPでも状況は依然として不透明なままだ。

    中国GPを前にホンダは修理されたバッテリーを上海に送り返し、アストンマーティンは2台合計で3基のバッテリーを確保した。

    しかしチーム関係者は、問題の解決には時間がかかる可能性が高いと見ており、パドックでは別の見方も広がっている。

    ジュンカデラ「シミュレーターでは兆候がなかった」
    2024年末にチームへ加入したダニエル・ジュンカデラは、今回の問題についてシミュレーターでは兆候が確認できなかったと語った。

    「シミュレーターでは何が起きたのか理解するのは難しい。僕はそれが来るのを見ていなかった」とジュンカデラは語った。

    「シミュレーターでは、チームが提供するデータをもとに数値を入力するだけだから、すべてが非常に正確なんだ。あとになってパワーユニットが想定していた出力を発揮していないと分かったとしても、僕がクルマをテストした時にはこうした問題が起きるとは思っていなかった」

    この状況は、HRCのチーフエンジニアである折原慎太郎の説明とも一致する。折原慎太郎は、パワーユニットとシャシーの組み付けがプレシーズンテスト開始の直前だったことを明らかにしている。

    中国GPでは最低限の体制を確保
    メルボルン仕様のバッテリー1基がホンダのさくらの施設で修理され、上海に戻されたことで、アストンマーティンは中国GPに向けて2台合計3基のバッテリーを確保することができた。

    フェルナンド・アロンソは、日本GPまでにより意味のある進展が見られる可能性を示唆している。

    「日本ではいくつか改善があるかもしれないし、スペアも増えると思う。新しいパーツも入るはずだ」

    「バッテリーもさらに届くだろうし、そうなれば修理できることが分かった状態でクルマをプッシュできると思う」

    ペドロ・デ・ラ・ロサ「これは中期的な問題」
    しかし、アストンマーティンのアンバサダーであるペドロ・デ・ラ・ロサは、問題の解決には時間がかかると警告している。

    「ホンダはさくらで実車とギアボックスを使って昼夜を問わず作業している」とデ・ラ・ロサは語った。

    「できるだけ早く問題を解決しようとしているが、これは長いプロセスだ。誰にも誤解を与えたくない」

    「ホンダは小さなソフトウェアの調整だけではなく、性能を改善するために設計変更を行う必要がある。日程を決めることはまったく現実的ではない。これは中期的な問題だ」

    本田技研工業 F1 アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    パドックではADUOを巡る疑念も
    一方で、パドックでは別の見方も広がっている。日本の専門メディアは、エイドリアン・ニューウェイが問題を強調することで、進捗を早めるための優遇措置であるADUOの適用を狙っているのではないかという疑念がライバル陣営にあると報じた。

    あるライバルチーム代表は率直にこう語っている。

    「2015年と2016年にホンダが苦しんでいた時、我々は彼らを助けることに同意した」

    「その後、彼らは4回連続で選手権を勝った」

    「だから今回は同じことはしない。2028年や2029年にタイトルを獲る手助けをしたくないからだ」

    「ルールは全員に同じように適用される」

  • シャルル・ルクレール 新F1規則でオーバーテイク変化「勇気より戦略」

    シャルル・ルクレール 新F1規則でオーバーテイク変化「勇気より戦略」

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、2026年の新F1レギュレーション下では、オーバーテイクに必要なものがこれまでとは変わりつつあると語った。ルクレールによれば、いまや勝負を左右するのは単純な度胸ではなく、バッテリー使用を見据えた戦略的な判断だという。

    開幕戦オーストラリアGPでは、序盤9周だけで首位が7回入れ替わる激しい攻防が繰り広げられた。

    ルクレールは先頭集団の中でジョージ・ラッセル(メルセデス)と何度もポジションを入れ替えたが、フェラーリがバーチャルセーフティカー中の重要なピットストップを見送ったことで、最終的にはラッセルに後れを取った。それでもルクレールは26周目まではレースをリードしていた。

    序盤の攻防で何度も首位交代
    オープニングラップからの戦いでは、ルクレールとラッセルが今年導入された強力な電動ブーストとオーバーテイクモードを活用し、1周の中で何度も順位を入れ替えた。

    ある場面では、エンジニアからその周にオーバーテイクモードを使えると告げられたルクレールが、「これはマリオカートのキノコみたいだ」と応じる場面もあった。

    オーバーテイクモード、あるいはブーストモードを使えば大きなパワー上乗せを得られる一方で、その代償としてバッテリーを大きく消耗し、同じ周のうちに抜き返される脆さも生まれる。

    F1は、今年のオーストラリアGPでは120回のオーバーテイクがあったと誇っており、2025年の45回を大きく上回ったが、ルクレールはオーバーテイクを成立させるために求められる技術そのものが変わったと説明した。

    シャルル・ルクレール F1レギュレーション

    ルクレール「勇気ではなく数手先を読むレースになった」
    「この新しいルールは、レースの進め方やオーバーテイクのやり方を間違いなく変えると思う」とシャルル・ルクレールは語った。

    「以前は、誰が一番遅くまでブレーキングを我慢できるか、つまり誰が一番勇敢かという部分が大きかった。でも今は、ひとつひとつの動きの裏に、もう少し戦略的な思考がある」

    「ブーストボタンを押すたびに、その代償をあとで大きく払うことになると分かっている。だから常に数手先まで考えて、最終的に自分が先頭に立てるようにしようとする。間違いなく、これまでとは違うレースのやり方だ」

    アルバート・パーク特有の条件も影響
    新ルールに対するドライバーの反応は全体として否定的なものが目立っているが、メルボルンのアルバート・パークというコースレイアウトが、その難しさをより強く表面化させた可能性もある。

    このサーキットでは、ラップの約78%をフルスロットルで走行する一方、0.4秒以上の強いブレーキングを行うポイントはわずか3か所しかない。さらにコース上には4本のストレートがあるため、オーストラリアではバッテリーを使う機会は多かったが、回生できる場所は非常に限られていた。

    ラッセル「サーキットごとに見え方は変わる」
    開幕戦を制したジョージ・ラッセルは、この状況は他のサーキットではまた違って見えるはずだと指摘した。とりわけ今週末の第2戦中国GPが行われる上海インターナショナル・サーキットでは、その傾向が変わるとみている。

    「このレギュレーションで興味深いのは、行くサーキットごとに常に同じ展開になるわけではないということだ」とジョージ・ラッセルは述べた。

    「次は上海に行くけど、あそこには長いストレートが1本ある。だから多くのドライバーは、その1本のストレートでエネルギーの大半を使うことになるはずだ」

    「ここメルボルンのように4か所に分けて使う必要はない。みんな本当に批判が早すぎる。まずはやってみるべきだ」

    「ドライバーは22人いる。自分たちが最高のマシンを持っていて、タイヤデグラデーションも少ない時こそ、我々は一番満足している。でもその一方で、他のみんなはレースがつまらないと文句を言う」

    「今はドライバーたちが完全には満足していないのに、みんなレースは素晴らしかったと言っている。すべてを同時に手に入れることはできない。だから、あと数レースは様子を見るべきだと思う」

  • ジェントルモンスター新作「2026 CIRCUIT」 ディズニー×F1コラボが登場

    ジェントルモンスター新作「2026 CIRCUIT」 ディズニー×F1コラボが登場

    グローバルアイウェアブランドのジェントルモンスターが、レーシングの世界観を取り入れた「2026 CIRCUITコレクション」を発表した。レーシングカーの構造美を再解釈したデザインを特徴とする新コレクションで、スポーツとファッションを融合させた大胆なスタイルを提案する。

    今回のコレクションでは、ディズニーとF1によるグローバルコラボレーション「Disney × F1」のテーマを取り入れた特別デザイン3種も展開される。

    発売前から大きな注目を集めており、ファッションとモータースポーツ文化のクロスオーバーを象徴するラインナップとなっている。

    ソウルと上海で特別ポップアップを開催
    コレクションのローンチを記念し、ジェントルモンスターはソウルと上海の2都市で特別ポップアップイベントを開催する。

    会場では実際のF1マシンが展示され、レーシングのエネルギーを体感できる空間が演出される。巨大なミッキーマウスのオブジェがF1マシンとともに配置され、スピードとファンタジーが共存する独創的な世界観を演出する。

    また、ミッキーマウスをテーマにしたフォトブースも設置され、来場者は今回のコラボレーションが生み出す新しい感覚の体験を楽しむことができる。

    サングラス F1

    レーシングカー構造から着想を得た8モデル
    「2026 CIRCUITコレクション」は、レーシングカーの構造的要素をモチーフにしたアイウェアで構成される。

    軽量で耐久性の高い素材を採用し、スポーティさと実用性を両立した全8種類のデザインを展開。そのうち3モデルが「Disney × F1」デザインとしてラインナップされている。

    フロントウィングやエアダクトから着想を得た大胆なステートメントモデルから、ラップアラウンド構造を採用したスポーツ仕様のデザインまで、レーシングのスピード感をアイウェアの造形へと落とし込んでいる。

    サーキットのエネルギーを表現したキャンペーン
    今回のキャンペーンビジュアルは「Disney × F1」のテーマを基に制作された。

    F1マシンが疾走するサーキットを舞台に、ミッキーと仲間たちのキャラクターが登場。爆発的なスピード感とポップカルチャーが融合した世界観で、ブランドの実験的で大胆なデザイン哲学を表現している。

    「2026 CIRCUITコレクション」は現在、ジェントルモンスターの公式オンラインストアおよび直営店舗で販売されている。

  • 2026年F1中国GP テレビ放送時間・配信日程(フジテレビNEXT・FOD)

    2026年F1中国GP テレビ放送時間・配信日程(フジテレビNEXT・FOD)

    2026年F1第2戦中国GPは、今季最初のスプリントフォーマットが採用される週末となる。

    上海インターナショナル・サーキットでは土曜日に19周のスプリントレースが行われ、ドライバーはわずか1時間のフリー走行後すぐに競争に入ることになる。新世代マシンの理解がまだ進んでいない段階でのスプリント週末は、セットアップやエネルギーマネジメントの面でも大きな挑戦となる。

    タイヤは近年と同様にC2・C3・C4の3種類が用意される。全長5.451kmの上海インターナショナル・サーキットは、1km以上の長いバックストレートと高速S字(ターン7〜8)を持つ一方、ターン1〜3やターン14のような低速コーナーも存在するため、タイヤとエネルギー回生の両面で負荷が高いコースだ。新レギュレーションのパワーユニットでは回生管理も重要となり、強いブレーキングを伴うコーナー進入でのロックアップをどこまで防げるかも注目点となる。

    2024年に全面再舗装された路面は高いグリップを生む一方で、2025年には特にフロントタイヤでグレイニングが発生し、レース戦略に影響を与えた。今年は路面がやや馴染むことでグレイニングの発生は減る可能性があるが、実際の傾向は走行開始後に明らかになる見込みだ。昨年はミディアムスタートからハードで走り切る1ストップが主流となり、オスカー・ピアストリが優勝、ランド・ノリスが2位、ジョージ・ラッセルが3位で表彰台を獲得している。

    2026年シーズンは全24戦が予定されており、フジテレビの配信サービス「FOD」で全セッションのライブ中継が行われるほか、CSチャンネル「フジテレビNEXT ライブ・プレミアム」および「フジテレビNEXTsmart」とあわせ、幅広い視聴環境が整備される。

    2026年 第2戦 F1中国GP 開催スケジュール
    ■3月13日(金)
    フリー走行1: 11:30~12:30(12:30~13:30)
    スプリント予選: 15:30~16:14(16:30~17:14)

    ■3月14日(土)
    スプリント: 11:00~12:00(12:00~13:00)
    予選: 15:00~16:00(16:00~17:00)

    ■3月15日(日)
    決勝: 15:00~(16:00~)

    ※日本時間(現地時間)

    2026年F1 中国グランプリ テレビ放送時間(フジテレビNEXT)
    ■3月13日(金)
    フリー走行1 12:20~
    解説:白幡勝広・米家峰起
    実況:塩原恒夫

    スプリント予選 16:20~
    解説:白幡勝広・米家峰起
    実況:塩原恒夫

    ■3月14日(土)
    スプリント 11:30~
    解説:川井一仁・片山右京
    実況:塩原恒夫

    予選 15:50~
    解説:川井一仁・片山右京
    実況:塩原恒夫

    ■3月15日(日)
    決勝 15:20~
    解説:川井一仁・片山右京
    実況:塩原恒夫

    ※時間はいずれも日本時間

    2026年F1 中国グランプリ 配信時間(FOD)
    ■3月13日(金)
    フリー走行1 12:20~
    スプリント予選 16:20~

    ■3月14日(土)
    スプリント 11:30~
    予選 15:50~

    ■3月15日(日)
    決勝 15:20~

    解説:中野信治
    実況:サッシャ

    ※時間はいずれも日本時間

    上海インターナショナル・サーキット
    FORMULA 1 HEINEKEN CHINESE GRAND PRIX 2026
    2026年F1 中国グランプリ
    サーキット名:上海インターナショナル・サーキット
    コース全長: 5.451km
    周回数:56
    レースディスタンス:305.066 km
    ラップレコード:1分32秒238(ミハエル・シューマッハ / 2004年)

  • ルイス・ハミルトン F1映画続編を準備「すでに脚本作業が始まった」

    ルイス・ハミルトン F1映画続編を準備「すでに脚本作業が始まった」

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、ブラッド・ピット主演のF1映画の続編制作がすでに動き始めていることを明かした。前作で共同プロデューサーを務めたハミルトンは、新作の初期脚本づくりにも加わっているという。

    前作は世界興行収入6億3000万ドルを記録し、Apple Original Filmsにとって劇場公開作品として最大の成功作となった。そうした反響を受け、ハミルトンは続編に強い期待を寄せる一方で、前作以上に慎重に仕上げていく考えを示している。

    ルイス・ハミルトンは、2026年F1オーストラリアGPの現場で、続編に向けた準備がすでに始まっていると語った。

    「僕たちはすでに最初の脚本に取り組んでいる」とルイス・ハミルトンは語った。

    「たしか昨年の終盤、中盤から後半くらいに最初のミーティングをやった。僕とジェリー、それにジョーで、脚本をどういうアイデアにするか、どんな方向に進めるかについて話したんだ」

    「それからエーレンともかなり多くのミーティングを重ねてきた。だから本当にワクワクしている。すごく楽しみだよ。もう一度これに関われるからね。最初は本当に強烈な経験だったけど、今はもう慣れている。だから何を期待すべきかも分かっている」

    「何をもっと良くできるかも分かっている。この作品がどれだけ大きなインパクトを与えたのか、多くの人がどれほど映画を愛してくれたのかを見るのは本当に素晴らしいことだった。今でもようやく映画を観たという人たちからメッセージが届くし、その映画をきっかけにこのスポーツがどういうものか知るようになったと言ってくれるんだ」

    続編は“時間をかけて正しく作る”
    ハミルトンは、続編制作で特に重視しているのは完成度だと説明した。続編作品には厳しい見方が向けられがちだが、制作陣への信頼は揺らいでいない。

    「その人たちは、もっと深く理解しようとしてどんどんハマっていく。2作目は重要なんだ。続編はいつも必ずしも素晴らしいものになるわけではないからね。でも僕たちには素晴らしいチームがいて、素晴らしいキャストがいて、素晴らしい脚本家がいる」

    「だからその点は心配していない。ただ、時間をかけて、本当にあるべき形にきっちり仕上げたいと思っている」

    ルイス・ハミルトン F1映画

    俳優として前面に出る考えは否定
    前作で短いカメオ出演も果たしたルイス・ハミルトンだが、続編で出演時間を増やす考えには否定的だった。自身はカメラの前に立つより、制作側として関わるほうに魅力を感じているという。

    「僕はあまりカメラの前に出たいという気持ちはないし、映画に出るチャンスはこれまでたくさんあった」

    「背景にいるというアイデアが本当に気に入っていた。素晴らしい経験だったし、実際にカメラの前に立つより、そのほうがずっと楽しいと思う」

    「本当に尊敬している俳優もたくさんいる。あの仕事は本当に難しい世界だし、役を背負うのは大きな挑戦だ。自分がそこですごく優れているかと言われると、そうでもないと思う」

    「でも、カーズ2で声の仕事をしたのはとても楽しかったし、ああいう経験は本当にクールだった」

    映画だけでなくテレビやドキュメンタリーも計画
    ルイス・ハミルトンは今後、映像分野でさらに活動を広げていく考えも明かした。続編だけでなく、テレビ番組やドキュメンタリー、映画企画も複数進行しているとして、今後は演者よりもプロデューサーとしての比重が高まっていきそうだ。

    「僕はこれから、いろいろなテレビ番組やドキュメンタリー、映画をたくさんプロデュースしていくつもりだ」とルイス・ハミルトンは語った。

    「進行中の企画はたくさんある。だから実際にカメラの前に出ることより、たぶんそっちに集中していくことになると思う」

  • アストンマーティンF1 中国GPでホンダ製バッテリー逼迫「状況は非常に脆弱」

    アストンマーティンF1 中国GPでホンダ製バッテリー逼迫「状況は非常に脆弱」

    アストンマーティンは2026年F1中国GPを前に、ホンダ製パワーユニットのバッテリー運用で厳しい状況に直面している。ランス・ストロールは、現状について「非常に脆弱」だと認め、マシンを走らせること自体が難しいと明かした。

    アストンマーティンは開幕戦オーストラリアGPで深刻な振動問題に苦しみ、決勝を最後まで走り切れなかった。

    さらに技術的な問題によってメルボルンでは使用可能なバッテリーが2基しかなく、スペアもない状態だったとされており、その状況は第2戦の中国GPでも大きく改善していないようだ。

    チームは2026年F1新レギュレーション時代のスタートで悪夢のような船出を強いられている。ホンダのパワーユニットに起因する激しい振動によって、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールが「恒久的な神経損傷」を負う可能性すら懸念されている状況だ。

    メルボルンではアロンソが21周でリタイア。ストロールも58周のうち43周しか走れず、長時間のガレージ作業を経て15周遅れで完走扱いとなった。

    ストロール「まずは走行できる状態にしなければならない」
    ランス・ストロールは、バッテリー事情について率直に現状を説明した。

    「今のバッテリーの状況は非常に脆弱だ」とストロールは語った。

    「現時点では多くの問題と戦っている。1周走ることさえ難しい状況だ。だから、週末に乗り込んできて、競争するとか、ポイントを争うとか、このクルマに何ができるかを考えるような通常のアプローチではない」

    「僕たちはただクルマをコースに出し、参加できるだけの信頼性あるパッケージを用意するために戦っている」

    アロンソ「未知の問題が多すぎる」
    フェルナンド・アロンソも、チームがなお問題を把握し切れていないと強調した。

    「僕たちはまだ問題が多すぎるし、未知の問題も多すぎる」とアロンソはFIA記者会見で語った。

    「そうした問題は日ごとに、どこからともなく出てきている。だから、僕たちはまだ問題を完全には把握できていないように見えるし、そのせいで予測するのが難しい」

    「2、3戦のうちに普通の週末を送れるようになればいいと思っている」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ホンダは修復作業を継続
    一方で、ホンダのトラックサイド・ゼネラルマネージャーを務める折原慎太郎は、バッテリーの修復に進展があると説明した。ただし、具体的な保有数については明かさなかった。

    「我々はバッテリーの修復を進めています。修復の面では良い進展が見えてきています」と折原慎太郎は述べた。

    「詳しい点は言えませんが、我々はバッテリーを修復するために懸命に作業を続けています」

    「おそらく修復は可能だと思います。なぜなら、このバッテリーの問題は振動に関係するものではなく、バッテリー内部の小さな問題だからです」

    週末に使えるバッテリーが何基あるのかを問われると、折原慎太郎は明言を避けた。

    「正確な数は言えませんが、スペアを増やすためにバッテリー修復を続けています。ですが、申し訳ありませんが数は言えません」

    クラックは“台数議論”の打ち切りを要請
    ストロールが比較的オープンに語ったのに対し、アストンマーティン側はバッテリーの具体的な台数に関する議論をこれ以上広げたくない姿勢を見せた。

    マイク・クラックは、相次ぐバッテリー関連の質問に対してこう応じた。

    「バッテリーの数について語り続けることに、どんな意味があるのかと思う」とマイク・クラックは語った。

    「メルボルンで明らかになった状況はあるが、このバッテリーの数の議論を、許してもらえるなら、これ以上続けるべきではないと思う」

    振動対策にも前進 ただし信頼性は依然課題
    折原慎太郎は、深刻な振動問題についても一定の前進があったと説明した。ただし、信頼性の確保はなお最大の課題だとしている。

    「我々は振動の状況について一定の進展を見つけました。そして今も振動を減らすために懸命に作業を続けています」と折原慎太郎は述べた。

    「それでも、信頼性は我々が改善しなければならない大きな課題です。ですのでアストンマーティンと対話しながら懸命に作業を進めていますし、何かを見つけ、別の対策も見つけましたので、おそらく何かを試せると思います」

    「また、レースで走行距離を重ねたことで、ドライバビリティやエネルギーマネジメントについても学ぶことができました。そうした学びをシミュレーションシステムに反映しています」

    アストンマーティンにとって中国GPは、ポイント争いを見据える段階ではなく、まずはマシンを安定して走らせること自体が最優先課題となる。ホンダとの共同作業で修復と対策は進んでいるものの、現時点では依然として綱渡りの週末になる可能性が高い。

  • マックス・フェルスタッペン F1新規則を皮肉「マリオカートで練習している」

    マックス・フェルスタッペン F1新規則を皮肉「マリオカートで練習している」

    マックス・フェルスタッペンは、2026年F1シーズンで導入された新レギュレーションを巡り、再び不満を示した。レッドブル・レーシングの4度のワールドチャンピオンは、シミュレーターの代わりにゲームで練習していると冗談を飛ばし、現在のF1マシンに対する複雑な心境を語った。

    フェルスタッペンはシーズン開幕戦となったオーストラリアGP後も、新しい規則がレースを難しくしていると批判を続けている。

    中国GPを前にしたFIA記者会見では、シミュレーターの重要性について質問されると、皮肉を込めたジョークで応じた。

    フェルスタッペン「マリオカートで練習している」
    「もっと安い解決策を見つけた。シミュレーターをニンテンドースイッチに替えたんだ」とマックス・フェルスタッペンは語った。

    「実際にマリオカートで練習している。キノコを見つけるのはかなりうまくなってきたけど、青い甲羅は少し難しい」

    「今も取り組んでいるところだ。ロケットはまだないけど、そのうち来るよ」

    このコメントは、2026年F1で議論を呼んでいるエネルギーマネジメントやバッテリー管理を皮肉ったものと見られている。

    実際、オーストラリアGPではシャルル・ルクレールがチーム無線で「これはマリオカートのキノコみたいだ」と表現する場面もあった。

    さらに、上海サーキットではエネルギー管理問題が改善するかと問われると、フェルスタッペンは皮肉を込めてこう答えた。

    「いや、自信はあるよ。素晴らしいね」

    マックス・フェルスタッペン F1レギュレーション

    F1を離れる意向は否定
    フェルスタッペンはこれまで、新しいF1マシンが「楽しくない」場合には将来を再考する可能性を示唆していた。しかし今回の会見では、F1を離れるつもりはないと強調している。

    「本当に離れたいわけじゃない。言ったように、もう少し楽しめたらいいとは思う」

    「でも同時に、他にも楽しいことをやっている。ノルドシュライフェを走れるし、将来的にはスパやル・マンにも挑戦したい」

    「だから、自分が本当に楽しいと思えることも組み合わせている。チームの活動もあるし、同時にいろいろなことがある。ポジティブな気晴らしみたいなものだ」

    一方で、現在のマシンに対する気持ちは複雑だと明かした。

    「正直、クルマを運転すること自体はあまり楽しめていない。でもチームの人たちやエンジン部門の人たちと一緒に働くのは楽しい」

    「だから少し複雑なんだ。言葉は控えるけどね。罰金が5000ユーロになったから」

    それでもフェルスタッペンは、F1とFIAが改善に向けて議論していることを明かしている。

    「F1やFIAとも話し合いはしている。うまくいけば、すべてを改善できる方向に進んでいると思う」

    フェルスタッペンは、現在の状況が長く続くことは望んでいないとも語った。

    「数年間このままというのは絶対に望んでいない」

    「来年には、すでにかなり良い改善ができることを期待している。いくつかの選択肢について議論しているところだ」

  • フェルナンド・アロンソ「GP2エンジン」発言から10年 ホンダF1苦戦を語る

    フェルナンド・アロンソ「GP2エンジン」発言から10年 ホンダF1苦戦を語る

    アストンマーティンとホンダの新パートナーシップは、2026年F1シーズンの開幕戦から厳しい状況に直面している。パワーユニットの振動問題によりマシンは本来の性能を発揮できず、フェルナンド・アロンソはオーストラリアGPでリタイアを喫した。

    しかしアロンソは、かつてマクラーレン・ホンダ時代に発した有名な「GP2エンジン」発言を引き合いに出しながらも、現在の状況を冷静に受け止めている。

    「GP2エンジン」発言から10年 アロンソの現在の心境
    2015年の日本GPで、アロンソはホンダのパワーユニットに対して「GP2エンジン」と無線で不満を爆発させた。この発言はF1史でも象徴的な瞬間の一つとして語り継がれている。

    だが現在のアロンソは、その頃とは違う視点で状況を見ていると語る。

    「思っているほど大変ではない。理想的ではないけどね。僕たちはみんな勝ちたい。今シーズンは22人のドライバーがいて、勝てるのは1人だけだ」

    「残りの21人は精神的に難しい状況になる。僕にとっては3位でも5位でも17位でも、あまり大きな違いはない」

    「僕はF1でいろいろな時代を経験できて幸運だった。ドライブすることを楽しめたし、キャリアの半分くらいは競争力のあるマシンにも乗れた。100回以上の表彰台も達成できた」

    「だから今は、1位以外の順位でフィニッシュするなら、どの順位でも同じ痛みと同じ苦しさだ」

    アストンマーティンとホンダの“困難なスタート”
    2026年にF1へ復帰したホンダとアストンマーティンのプロジェクトは、開幕から技術的課題に直面している。

    パワーユニットのバッテリー由来の振動は深刻で、プレシーズンテストでは振動によってボディワークの一部が脱落するトラブルも発生した。さらにアロンソは「25分ほど走ると手がしびれる」と語るなど、ドライバーにも影響が出ている。

    ホンダは対策を進めておりメルボルンでも改善が試みられたが、アロンソによれば振動の感覚は「同じだった」という。

    それでもアロンソは、このプロジェクトがまだ始まったばかりであることを強調する。

    「今はチームと一緒にこの旅をしているところだ。理想的なスタートではないけど、アストンマーティンとホンダの協力関係の最初の年だ」

    「この時期を乗り越えなければならないし、僕はできる限りチームを助ける準備ができている」

    フェルナンド・アロンソ ホンダF1 アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    10年前の“GP2発言”を振り返る
    現在の冷静な姿勢とは対照的に、2015年当時のアロンソはホンダのパワーユニットに強い不満を示していた。

    だが本人は、あの発言も単なる怒りの爆発ではなく、当時のチーム全体が感じていたフラストレーションだったと説明する。

    「10年前と比べて、今は違う視点や成熟した考え方で物事を見られるようになったと思う。でも当時の状況がそこまで劇的だったとは思っていない」

    「F1はとてもメディアに取り上げられるスポーツだ。チームメイトに勝ってチャンピオンを取れば神のように扱われる。でも苦しい時期になると、すべてが誇張される」

    「10年後になって、当時の状況を見ていた人たちの考え方も少し変わったと思う。今では、10年前に僕が言っていたことは正しかったと思う人もいるかもしれない」

    「でも当時、同じことを言っていたのは僕だけじゃない。ジェンソンもストフェルも、そしてマクラーレンも同じことを感じていた」

    「ただ人々はフェルナンドのことだけを覚えている。でも実際には、あのパワーユニットはスタートした時点で十分に成熟していなかった。今では多くの人がそれを理解している」

    アストンマーティンとホンダの共同作業
    現在のアロンソは、問題を批判するよりも解決に向けた協力を重視している。

    「僕たちは1つのチームだ。スタートはでこぼこしたものだったけど、長く続かないことを願っている。ただしすぐに解決する問題でもない」

    「今チームでできることは、よりハードに働くこと。そしてホンダをできる限りサポートすることだ」

    「アストンマーティンが持っているリソースをエンジンやパワーユニット、振動問題やデプロイメントの課題に投入することもできる」

    「今のF1はデータもGPSも解析もすべてある。そうしたリソースを活用して、ホンダが重要な部分に集中できるようサポートしていく」

    アストンマーティンとホンダのプロジェクトは、まさにスタートしたばかりだ。開幕戦では苦しい結果に終わったものの、アロンソはこの困難な立ち上がりをチームとして乗り越える姿勢を強調している。

  • F1中国GP 物流遅延でFIAがカーフュー規則変更 ピレリタイヤ到着遅れ

    F1中国GP 物流遅延でFIAがカーフュー規則変更 ピレリタイヤ到着遅れ

    2026年F1中国GPを前に、FIAはチームの作業時間を制限する“カーフュー(夜間外出禁止)”規則を一部変更した。これはピレリのタイヤ輸送が遅れたことによる物流トラブルへの対応措置だ。

    上海インターナショナル・サーキットでは、タイヤの到着遅れにより本来予定されていた作業スケジュールの調整が必要となり、FIAは水曜日の「Restricted Period 1(作業禁止時間)」を一部緩和する特例を認めた。

    ピレリの物流遅延でカーフューを一時緩和
    FIAは今回、水曜日の夜間外出禁止時間を6時間短縮する特例措置を決定した。

    これにより各チームは最大6名のスタッフをサーキットに残すことが認められる。ただし作業内容はタイヤ準備に限定され、ピレリがタイヤ装着作業を終えた後の準備のみが許可される。

    F1レースディレクターのルイ・マルケスはチーム宛ての通知で次のように説明した。

    「タイヤサプライヤーの物流上の問題、具体的には貨物到着の遅れにより、水曜日に予定されていたタイヤ装着スケジュールを見直す必要が生じた」

    「そのため本競技に限り、水曜日のRestricted Period 1を6時間短縮し、各チーム最大6名の作業スタッフに限ってタイヤ準備を目的とした作業を許可する」

    中国グランプリ 国際自動車連盟

    開幕戦でも発生していた物流トラブル
    F1では2026年シーズン開幕から移動面での混乱が続いている。地政学的な情勢の影響で各地の空域が閉鎖され、チームの移動や貨物輸送に影響が出ているためだ。

    前戦オーストラリアGPでも同様の問題が発生し、水曜日と木曜日のカーフューが完全に撤廃された。

    報道によるとフェラーリとレーシングブルズは特に影響を受け、イタリアに取り残されたクルーが後から別便でメルボルン入りする事態となった。

    チームは最終的にレース週末までにアルバートパーク・サーキットへ到着したものの、通常の準備スケジュールより大きく遅れることになった。

    この事態を受けてマルケスは当時、次のように説明していた。

    「オーストラリアGPの準備において継続している移動および貨物輸送の混乱という不可抗力の状況を踏まえ、スチュワードと協議した結果、本大会ではRestricted Period 1およびRestricted Period 2を適用しないことを決定した」

    2026年シーズンは新レギュレーション導入による輸送量の増加に加え、世界情勢による航空輸送の制限も重なり、序盤戦から物流面での課題が浮き彫りになっている。

  • フェラーリF1 中国GPに“マカレナウイング”3仕様を緊急輸送 攻めの開発戦略

    フェラーリF1 中国GPに“マカレナウイング”3仕様を緊急輸送 攻めの開発戦略

    フェラーリF1は、中国GPに向けて新たな空力コンセプト「マカレナウイング」の3仕様を上海へ緊急輸送した。開幕戦オーストラリアGPでメルセデスに次ぐ3位と4位に入ったフェラーリは、シーズン序盤から攻めの開発姿勢を見せている。

    当初はバーレーンGPでの投入が想定されていたアップデートの一部だが、中東情勢の不安定化による開催不透明感もあり、開発計画を前倒しする可能性が浮上。

    フェラーリは中国GPのスプリント週末を舞台に、新空力コンセプトの実戦テストに踏み切る構えだ。

    フェラーリが示した“第2勢力”としての存在感
    メルボルンでの開幕戦では、シャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンがメルセデス勢の背後でレースを終えた。事前の状況を考えれば、それは現実的に期待できた最高の結果でもあった。

    現時点でフェラーリは明確にグリッドの2番手に位置していると見られている。一方で、マクラーレンやレッドブルの巻き返しは予想されているものの、それがすぐに実現するとは限らない。

    レッドブルは新しいパワーユニット体制の下でパフォーマンスの立ち上がりに苦しんでおり、マクラーレンはメルセデス製パワーユニットのソフトウェア面の理解に課題を抱えていると指摘されている。アストンマーティン・ホンダも現時点ではトップ争いの外にいる。

    そのためメルボルンでは、トト・ヴォルフ率いるメルセデスに対して実質的にプレッシャーをかけられるチームはフェラーリしか存在しなかった。

    フレデリック・バスール「我々はさらに多くを理解した」
    長距離移動を伴う3連戦を前に、フェラーリ代表フレデリック・バスールはチームスタッフにメッセージを送り、開発への意欲を示していた。

    「今日で我々は少し多くのことを理解できた。目標は他のチームよりも強く、そして速く働くことだ。できるだけ早くメルセデスに追いつきたい」

    「アップデートは間もなく投入される。中国GP? それは難しい。レースまで1週間しかないからね」

    そう語っていたが、フェラーリは実際には上海へ新しい空力パーツを送り込むという、より攻撃的な判断を下した形となった。

    開発計画を変えた中東情勢
    フェラーリはメルボルンでいくつかの新パーツを導入していた。その中には、FTM(フリックテールモード)排気ウイングレットなどの新しいコンセプトも含まれている。

    当初マラネロでは、最初の本格的なアップデートパッケージをバーレーンGPで投入する計画だった。コスト上限の存在により、どのレースへパーツを輸送するかは重要な判断となる。検証と製造のタイミングが合えば、中東ラウンドはアップデート投入の有力候補だった。

    しかし現在、中東情勢の不安定化により4月のレース開催が中止される可能性も指摘されている。この状況は各チームの開発スケジュールにも影響を与え始めている。

    もし2戦が中止されれば、その分のコスト節約が生まれるため、一部アップデートを早期に投入できる余地が生まれる。その結果、フェラーリは中国GPに向けて計画を前倒しする可能性が出てきた。

    スクーデリア・フェラーリ

    “マカレナウイング”とは何か
    パドックで話題となっている「マカレナウイング」という名称は、フェラーリのエンジニアリングチームが開発した新しい空力ウイング設計のニックネームとされている。

    このコンセプトは車体周囲の気流をより効率的に制御することを目的とした革新的な構造を採用していると見られている。現代のF1では空力性能がマシンの競争力を大きく左右する要素であり、車体のあらゆる面が空気の流れを制御するために設計されている。

    狙いは、マシンを路面へ押し付けるダウンフォースを最大化しつつ、直線速度を損なうドラッグを最小限に抑えることだ。もしフェラーリがそのバランスを改善する新たな方法を見つけていれば、グリッドの勢力図に影響を与える可能性もある。

    3仕様投入が示すフェラーリの自信
    今回特に注目されているのは、フェラーリが3種類の仕様を上海に持ち込んだ点だ。

    これはレースウィーク中に複数のコンフィギュレーションを比較テストする準備が整っていることを意味する。F1チームは新パーツをサーキットへ持ち込み、実際の走行条件の下でデータを収集することで性能を評価する。

    テレメトリーやタイヤ挙動、空力効率などを分析しながら、最も効果的な仕様を見極めていく。重要なレースウィークでこの規模のテストを行うという事実は、このコンセプトに対するチームの高い自信を示しているとも言える。

    上海サーキットが試金石に
    上海インターナショナルサーキットは、空力パーツの評価に適したコースとして知られている。

    テクニカルコーナーと1km以上に及ぶ長いバックストレートを併せ持つレイアウトは、ダウンフォースとドラッグのバランスを確認するには理想的な条件だ。

    もしマカレナウイングが狙い通りの性能を発揮すれば、コーナリング性能を高めながら直線速度を犠牲にしない空力バランスを実現できる可能性がある。

    中国GPの走行が始まれば、この新しい空力コンセプトが実際にマシンへ装着されるのか、そしてそれがどれほどのパフォーマンス向上をもたらすのかに、パドック全体の視線が集まることになりそうだ。