カテゴリー: カルロス・サインツJr.

  • カルロス・サインツ、アレクサンダー・アルボンとの接触を反射的に謝罪

    カルロス・サインツ、アレクサンダー・アルボンとの接触を反射的に謝罪

    マクラーレンのカルロス・サインツは、F1イタリアGPでのアレクサンダー・アルボンとの接触について無線で反射的に謝罪したが、“ハードレーシング”だったと改めた。

    カルロス・サインツとアレクサンダー・アルボンは、6番手をかけて接近戦を展開。レズモコーナーでサインツはコーナー出口でアルボンをワイドに追いやったため、アルボンはポジションをポジションを落とすことになった。

    カルロス・サインツは「彼はターン4に深く入り、マックス(フェルスタッペン)とレッドブルのあのクルマを運転するすべての人でも見られるように非常に遅いブレーキをかけた。彼がそうしたことにはとても驚いた。その後、なんとかターン6のインサイドを突くことができた。リアが少し接触した感じがあり、彼が少しラインを外すのに十分だったと思ったので無線で謝罪した」とコメント。

    「でも、ハードレーシングだったし、正直、僕も少しクルマのコントロールを失っていた。違うことはできなかった」

    アレクサンダー・アルボンは、最初のレスモでアウトサイドにいる計画ではなかったと認めるが、その動きはレッドブルの相対的トップスピード不足には必要だったと語る。

    「ちょっとリスキーだった。かもしれない。でも、僕たちにとっての問題は、ストレートではそれほど良くなかったため、多くの動きでブレーキやコーナーへの進入で深くまで入らなければならなかったことだ。それが僕たちのレース全体だった。ちょっと楽観的すぎたかもしれないけど、僕たちは十分なマージンを前提に話をしている。もっと多くのスペースがあればコース上にとどまっていただろう」

    このインシデントはスチュワードによって記録されたが、どちらのドライバーにもペナルティは科せられなかった。

  • カルロス・サインツ 「フェルスタッペンとハミルトンの実力はほぼ同等」

    カルロス・サインツ 「フェルスタッペンとハミルトンの実力はほぼ同等」

    カルロス・サインツは、F1グリッドでライバルたちを率直に評価し、マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンの実力はほぼ同等だと語った。

    「ハミルトンには、9点もしくは10点をつけるね」とカルロス・サインツはコメント。「ロズベルグが去ってから、彼は非常に高いレベルにいるし、プレッシャーも少ない」

    「フェルスタッペンもほぼ同じくらい優れているけど、彼はスパで間違いを犯した」

    「ボッタスは常にそこにいるけど、彼はとどめを刺せずにいる。彼は非常に高いレベルにいるけど、ハミルトンには説明しがたいものがある。彼はまるで葉巻を吸っているかのようにとてもリラックスしている」

    また、カルロス・サインツは、ルノーがメルセデスの支援を受けていたエステバン・オコンと契約したことにあまり驚かなかったと語る。

    「昨年、ルノーでそのような話を聞いたので驚かなかった。彼らは本気で彼とサインすることを望んでいたし、ボーナスとしてフランス人を起用したかった。でも、彼らがヒュルケンベルグをキープしなかったことには驚いた」

    「彼はリカルドとの序盤のレースをそのアドバンテージを生かすことができなかった」

    フェラーリの状況について、カルロス・サインツは次のように語った。

    「もし僕がベッテルだったら、日曜日を一番心配するだろう。土曜日にはルクレールのような若い男が彼を倒すことができるけど、ルクレールも日曜日にそのようなペースを持っているならかなり心配するだろうね」

    最後にカルロス・サインツは、2019年のFOMによるF1放送を苦言。理由はわからないけど、自分はテレビにほとんど映っていないと主張した。

    「家に帰ってレースを見ると、自分がほとんど映っていなくてかなり腹が立つね」とカルロス・サインツはコメント。

    「彼らは20番手から8位になったオーストリアのような重要な瞬間を完全に逃している。彼らは何も映さなかった」

    カルロス・サインツは、レッドブルでマックス・フェルスタッペンのチームメイトを務めるチャンスがあったが、プログラムを離れたことに後悔はしていないと語る。

    「僕はうまくやっているし、ハッピーだ。レッドブルのことを恋しくは思ていないよ」とカルロス・サインツはコメント。

    「間違ったタイミングで間違った場所にいたね」

  • カルロス・サインツ 「ルノーの“スペックC”エンジンは期待外れ」

    カルロス・サインツ 「ルノーの“スペックC”エンジンは期待外れ」

    マクラーレンのカルロス・サインツは、ルノーの最新のエンジンアップグレードに失望していると認める。

    今週末のF1ベルギーGPでは全エンジンメーカーがアップグレードを投入しており、カルロス・サインツは、ルノーの“スペックC”F1エンジンに交換したことでグリッド降格ペナルティを科せられる。

    カルロス・サインツは、ルノーの新しいエンジンに“もっと期待していた”と認める。

    「新しいエンジン? 何も気づかなかなった。パフォーマンス面で新しいものは何もない」とカルロス・サインツはコメント。

    「これはスペックCなので、これ以上のエンジンの改善はない。もう少し期待していたけど、正直なところ、ほとんど何もない」

    カルロス・サインツは、以前のルノーのアップグレードも期待外れだったと語る。

    「3回のエンジンの進化があった。でも、1回目も2回目も気づかなかった。僕たちのトップスピードは悪くはないけど、それ以外に大変革はなかった」

    しかし、カルロス・サインツはマクラーレンには不満はないと主張。もし2年前にトロロッソにとどまっていれば、今頃レッドブル・レーシングのドライバーだった可能性もある。

    「それを知るのは不可能だ。でも、自分のいる場所にはとても満足している。今、それを変えるものは何もない」

    だが、ピエール・ガスリーはマックス・フェルスタッペンに匹敵できずにトロロッソに降格することになったが、カルロス・サインツはトロロッソ時代にフェルスタッペンと良い戦いをしていた。

    「マックスがF1で最も才能があり、最速のドライバーであることは秘密ではない」とカルロス・サインツは語る。

    「でも、僕は彼のチームメイトとして生き残ること以上のことをしたと思う。僕のキャリアにとって非常に重要なシーズンだった。マックスと僕は今でも話をしているし、冗談を言い合っているよ」

  • カルロス・サインツ 「エステバン・オコンとルノーは相思相愛だった」

    カルロス・サインツ 「エステバン・オコンとルノーは相思相愛だった」

    カルロス・サインツは、来季ニコ・ヒュルケンベルグがルノーにいないことに驚いているが、エステバン・オコンとルノーのパートナーシップは避けられないことだったと感じている。

    木曜日、ルノーF1チームは2020年のダニエル・リカルドのチームメイトとしてエステバン・オコンがF1復帰することを発表。ニコ・ヒュルケンベルグは来季のシートを失ったが、ハース、そして、レッドブルへの移籍が噂されている。

    昨年、ニコ・ヒュルケンベルグとルノーでチームメイトだったカルロス・サインツは、ヒュルケンベルグの貢献を考えれば、彼が落とされたことには驚いていると語る。

    「オコンとルノーは前々からそうなることが見込まれていた。彼らは相思相愛だったし、最終的に遅かれ早かれ起こっていただろう」とカルロス・サインツはエステバン・オコンの起用について AS に語った。

    「ニコについては驚いた。ルノーで彼がやってきたこと、チーム内でのリーダーシップなど色々なことを考えればね。彼は2016年にルノーがスタートした位置からここまで引っ張ってきたんだからね」

    ニコ・ヒュルケンベルグも、今回の決定はパフォーマンスだけでの判断ではないと考えている。

    「ドライバー選定がパフォーマンスだけでなく、様々な要因の集合であることを良く知られていることだ」とニコ・ヒュルケンベルグはコメント。

    「でも、そういうものだ。きっと僕たち全員が異なる見方をしたかったのかもしれない。それでも、僕は残りのレースでチームのために最大限の成功を収めることに専念し続けていくよ!」

    関連:ルノーF1チーム、2020年のエステバン・オコンの起用を発表

  • カルロス・サインツ 「マクラーレンは2020年に焦点を移行するべき」

    カルロス・サインツ 「マクラーレンは2020年に焦点を移行するべき」

    カルロス・サインツは、マクラーレンが現在のマシンに集中しすぎるのではなく、2020年にさらなる改善を果たすことに集中することを望んでいると語る。

    今季、マクラーレンは印象的なシーズン前半を過ごしており、現在、コンストラクターズ選手権で5位でトロロッソ・ホンダのほぼ2倍のポイントを獲得して4位につけている。

    マクラーレンは、特に最近のレースでは頻繁に4番目に速いマシンとなっているが、カルロス・サインツはトップ3チームとのギャップを埋めることは難しいと考えており、チームはリソースを2020年のマシンに向けた方が良いと警告している。

    「シーズン後半にミッドフィールドから抜け出すことができるとは思っていない。クルマにコンマ数秒をもたらせるかもしれなし、そうなったら素晴らしいことだけど、全員がそれをもたらすだろうし、注意する必要がある」とカルロス・サインツはコメント。

    「僕たちが確認する必要があるのは、今年のクルマでの正しいステップを学び、来年のためにそれらを学ぶことだ。このクルマについて学び、来年のクルマのためにすべてを適切な場所に置くことがシーズン後半の主な目標だと思っている」

    サインツは夏休み前の2レースでそれぞれ5位でフィニッシュしているが、自分のパフォーマンスは彼の周りのチームによって可能になったと語る。

    「マクラーレンのような優れたレースチームは一貫性を保つのに役立つ。今年はそれをとても楽しんでいる。そのようなチームが僕を支えてくれているし、彼らがいなければこの一貫性はありえないので、彼らに感謝している」

    「バクー以来は信じられないほど素晴らしかった。最初のいくつかのレースは非常に不運だった。物事がまとまっていなかった。でも、バクー以降、冬のハードワーク、ワーキングのファクトリーでのハードワークは大きな成果を上げている。毎週末、素晴らしい戦略と素晴らしいピットストップでパフォーマンスを続けている。それが僕たちのあり方であり、やり続けなければならないことだ」

  • カルロス・サインツ「F1のチーム移籍による影響は過小評価されている」

    カルロス・サインツ「F1のチーム移籍による影響は過小評価されている」

    マクラーレンのカルロス・サインツは、F1内でチームを移籍したドライバーにとってマシンの違いがどれほど影響を与えるかが過小評価されていると感じている。

    カルロス・サインツは、2015年にトロロッソでF1デビューを果たし、2017年後半にルノーにローン移籍するまでにほぼ3シーズンとなる56戦をトロロッソで戦った。

    今年、レッドブルを離れてマクラーレンに移籍したカルロス・サインツは、チームとの12戦を消化したことでようやくマシンから多くを引き出すことができるようになったと感じていると述べた。

    F1で戦った3チームの違いについて質問されたカルロス・サインツは「マシンは人々の考えよりもはるかに異なる挙動をする」とコメント。

    「秘密を見つけるには少し時間が必要だ。それには時間がかかる。人々は1年以上そこにいたときパッケージからどれだけのパフォーマンスを引き出すことができるかを過小評価している」

    カルロス・サインツは、レッドブルからルノーに移籍したダニエル・リカルド、トロロッソからレッドブルに短期間で昇格したピエール・ガスリーなど、チームを移籍したドライバーたちは苦労しているように思うと述べた。

    「すべてのドライバーは、チーム、マシンに適応するためにいくつかのレースを必要としる。今年はリカルド、ピエールなど、チームを変えたすべてのドライバーでそれを目にしてきた」

    カルロス・サインツは、シャルル・ルクレールでさえ、ザウバーからフェラーリに移籍したことで調整期間が必要だったと付け加えた。
    「チームは非常に異なっている。すべてのドライバーがチーム、マシンに適応するためにいくつかのレースを必要としているのを目にしているのはそれが理由だ」

    カルロス・サインツは、最初の3シーズンでのトロロッソで最大限を引き出せたのは単一のチームにいたことが大きな要因だと考えている。それはレーシングポイントのセルジオ・ペレス、レッドブルのマックス・フェルスタッペンなど、ひとつのチームに一定期間在籍している他のドライバーにも当てはまると語る。

    「ペレス、レッドブルのフェルスタッペン、メルセデスでのハミルトンを見ればわかる。それはチームで少し時間を費やし、クルマを最大限に活用する方法を知った結果だ」とカルロス・サインツは指摘する。

    「トロロッソで僕が2016年と2017年に良い結果を出せたのは、パッケージを知り、それを引き出す方法を知っているからこそ達成できた」

    今シーズン、技術的なトラブルによって何度かリタイアを喫したカルロス・サインツだが、マクラーレンでの生活にはすぐに順応できたとし、時間と共に引き出せるさらに多くのポテンシャルがあると語る。

    「ルノーに適応するよりも、マクラーレンに適応する方が時間がかからなかった」とカルロス・サインツはコメント。

    「そこでの鍵は、最初の数レースに過剰に反応せずに、とにかく自分がやっていることをやり続けることだった。そこから運が向いてきて、結果が出始めた」

    「バクー以来は非常に強いシーズンだった。バクーで結果が出ると、すぐにすべてが突然まとまりはじめた」

    現在58ポイントを獲得してドライバーズ選手権で7位のカルロス・サインツは3強チーム以外で最上位のドライバーとなっている。

    「まだ改善の余地があるように感じている。このマシンには改善の余地がたくさんある」とカルロス・サインツは語る。

    「僕たちは毎週金曜日に自分好みの方向性やあらゆるを見極めるためにまだ多くのことを試みている。でも、それは遅いプロセスだ」

    「つまり、何年いるかの問題だ。チームや長くいればいるほど、常に多くのことを学べる」

  • カルロス・サインツ 「フェルスタッペンがF1王者になれるとは限らない」

    カルロス・サインツ 「フェルスタッペンがF1王者になれるとは限らない」

    カルロス・サインツは、マックス・フェルスタッペンが適切なタイミングで適切なマシンに乗っていなければ、F1ワールドチャンピオンになれないかもしれないと考えている。

    F1ファンや開設者は、今シーズンのマックス・フェルスタッペンとシャルル・ルクレールの素晴らしいバトルはF1の未来を垣間見せるものであり、二人は次世代のドライバーのなかで最大のライバルになる可能性があると推測している。

    だが、カルロス・サインツは、クルマが平等な戦闘力をつけることができれば、自分たちも彼らと戦うことができるとその見解に異議を唱える。

    「いつかマクラーレンがそのようなクルマを作ることができて、ランド(ノリス)と僕が彼らと戦うことができることを願っている」とカルロス・サインツは Autosport にコメント。

    「王座がフェルスタッペンとルクレールとのものになると仮定するのは時期尚早だ。F1の状況は2021年に大きく変わる可能性がある。他の人が上位で戦っているのを見るのは非常に良いことかもしれません。現在は誰が正しいクルマに乗っているかが重要だ」

    「フェルスタッペンが適切なタイミングで適切なチームにいれば、彼はいくつかの世界選手権で優勝するだろう。しかし、そうでなければ、彼は一度もチャンピオンになれなれないろうだ。残念ながら、それがF1だ」

    メルセデスはV6ハイブリッドエンジン時代のF1を支配している。今季も開幕12レース中8レースで優勝しており、2019年も最高のマシンを得ているのはメルセデスだというのが一般的な見方だ。

    カルロス・サインは、ドライバーよりもマシンが勝利の大きな要因であるという事実を嘆く。

    「それはこのスポーツにとって非常に苛立たしいことだ」とカルロス・サインツは常にドライバーではなく、最高のマシンが勝っている現状について語った。

    「F1でのアスリートは関係ない。常にベストが勝つ100メートルのスプリントとは違う。最高のドライバーは通常、最高のクルマに乗っていると思う」

    「問題は、F1にはすべての良いドライバーを収容するのに十分な良いクルマがないことだ」

  • カルロス・サインツ 「ピエール・ガスリーを倒せるとは思っていない」

    カルロス・サインツ 「ピエール・ガスリーを倒せるとは思っていない」

    マクラーレンのカルロス・サインツは、今年のドライバーズ選手権でレッドブル・ホンダのカルロス・サインツを倒せるとは思っていないと語り、マクラーレンのシーズン後半の狙いは2020年にあると語った。

    今年、レッドブル・ホンダのドライバーに選出されなかったカルロス・サインツは、レッドブルファミリーを離れてマクラーレンに完全移籍。現時点でピエール・ガスリーに5ポイント差のドライバーズ選手権7位につけている。

    マクラーレンのF1チーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは、カルロス・サインツが2019年のF1ドライバーズ選手権でピエール・ガスリーを倒して6位で終えることを目標に定めている。

    アンドレアス・ザイドルは「彼が到達できる唯一のドライバーはガスリーであり、我々はそれを実現しようとしている」と AS にコメント。

    「レッドブルは我々よりもかなり速いクルマであり、それを実現するのは難しいあろう。だが、我々はトライすることをやめることはない」

    しかし、カルロス・サインツは、それが容易に実現できるものだとは考えていないと語る。

    「残念ながら、それが長続きすることはないと思っていない。でも、それは現時点で僕たちがどれだけうまくやっているか、バクー以降、僕たちがどれだけ一貫していることを示していると思う」とコメント。

    「どれくらい多くのポイントを獲得できたかはわからない、信じられないほど素晴らしかった」

    カルロス・サインツは、マクラーレンがシーズン後半にトップ3チームに挑戦できるとは考えておらず、その代わりに2020年を見据えるべきだと語る。

    「シーズン後半にミッドフィールドから抜け出すことができるとは思っていない。クルマにコンマ数秒をもたらせるかもしれなし、そうなったら素晴らしいことだけど、全員がそれをもたらすだろうし、注意する必要がある」とカルロス・サインツは Crash.net にコメント。

    「僕たちが確認する必要があるのは、今年のクルマでの正しいステップを学び、来年のためにそれらを学ぶことだ。このクルマについて学び、来年のクルマのためにすべてを適切な場所に置くことがシーズン後半の主な目標だと思っている」

  • レッドブル、カルロス・サインツの放出は最大のミス?

    レッドブル、カルロス・サインツの放出は最大のミス?

    ピエール・ガスリーがパフォーマンスを発揮できないことが判明した今、レッドブルが長年をかけて育成してきたカルロス・サインツをマクラーレンに完全移籍させたのは最大のミスだったかもしれない。

    過去4シーズンにわたって低迷していたマクラーレンだが、今年はコンストラクターズ選手権で4位のポジションを確立しつつあり、F1ドイツGPでダニール・クビアトが3位表彰台を獲得して5位に浮上したトロロッソ・ホンダにほぼ2倍のポイントを獲得している。

    その好転の大きな役割を果たしているのはカルロス・サインツだ。マクラーレンは、育成ドライバーのランド・ノリスのチームメイトとしてカルロス・サインツと2年契約を結んでフェルナンド・アロンソの後任として獲得。開幕3戦はノーポイントに終わったサインツだが、過去2戦連続での5位入賞を含めて前半戦で58ポイントを獲得。ドライバーズ選手権6位のレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーに5ポイント差まで迫っている。

    一方、レッドブルは今年からホンダにF1エンジンを変更。マックス・フェルスタッペンがオーストリアGPで今季初優勝、ドイツGPでは2勝目を挙げ、ハンガリーGPではポールポジションを獲得するなど快進撃を続けている一方で、ピエール・ガスリーはイギリスGPで4位入賞を好パフォーマンスを見せたものの、それ以外のグランプリではパッとしない。

    昨年のこの時期、ダニエル・リカルドがレッドブルを離れてルノーに電撃移籍したことでドライバー状況は大きな混乱を生んだ。

    ダニエル・リカルドの残留を確信していたレッドブルは、その時点でピエール・ガスリーとカルロス・サインツという2つの選択肢があった。

    カルロス・サインツは、トロロッソで3シーズンを過ごしてもレッドブルに昇格できないことに不満を抱いて移籍を志願。2017年末のホンダのF1エンジンを巡るマクラーレン、トロロッソ、ルノーの取引の一環としてルノーへのローン移籍を果たしていた。

    ダニエル・リカルドの離脱が明らかになった時点でカルロス・サインツはレッドブルの契約下にあった。そして、ニコ・ヒュルケンベルグと複数年契約を結んでいたルノーは、事実上、カルロス・サインツの後任としてダニエル・リカルドを起用。その時点でカルロス・サインツは所属チームがない状態となった。

    一方、2018年、トロロッソ・ホンダでフル参戦を果たしたピエール・ガスリーは、バーレーンで4位、モナコで7位、ハンガリーで6位と好成績を収めていた。日本のスーパーフォーミュラでホンダと仕事の経験もあり、昨年の夏休みの時点でピエール・ガスリーはカルロス・サインツより4ポイント少ないだけの26ポイントを獲得していた。

    一方、フェルナンド・アロンソがF1引退の意向を示したマクラーレンもドライバー獲得の必要に迫られていた。ザク・ブラウンはダニエル・リカルド獲得していたが、当時低迷していたマクラーレンにリカルドは関心を示さず、ザク・ブラウンは他のオプションに取り組んでいた。そして、そのリストのトップがカルロス・サインツだった。

    十分な経験を積みつつあるカルロス・サインツと、さらに成長して長期的な見通しのある若手ピエール・ガスリーという選択肢を考えたが場合、経験の浅い2人のドライバーを選ぶというレッドブルの考え方は理解できる。

    だが、ピエール・ガスリーは、プレシーズンテストで2度マシンをクラッシュして、パーツ不足に追い込むなど、チームとの仕事はじめからプレッシャーに晒されることになる。一方、初めて2年契約を結んで将来が確保されているカルロス・サインツは余裕をもってシーズンに挑んだ。

    F1アゼルバイジャンGP以降の得点では、ピエール・ガスリーが50ポイントなのに対し、カルロス・サインツは52ポイントと上回っている。

    現時点でそれはコンストラクターズ選手権でフェラーリとの差を縮めようとしているレッドブル・ホンダにとって大きな痛手となっている。チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、ピエール・ガスリーに不満を募らせており、F1ハンガリーGP後にその不満は痛烈な言葉に変わっている。

    だが、レッドブルはピエール・ガスリーに代えるドライバーが不足している。今年トロロッソ・ホンダで活躍するダニール・クビアトは2017年末にレッドブルのプログラムから外されたドライバー、アレクサンダー・アルボンも過去にプログラムを外され、日産と結んでいたフォーミュラEの契約を解消させて出戻らせた。

    カルロス・サインツは、トロロッソ時代にマックス・フェルスタッペンに結果では劣っていはいたものの、しっかりと対抗できるパフォーマンスを発揮していた。そして、結果的にピエール・ガスリーはトロロッソの1年間だけではトップチームのコックピットの準備はできていなかった。

    レッドブルは、セバスチャン・ベッテルとマーク・ウェバーの2人を戦わせてきた歴史があり、マックス・フェルスタッペンとカルロス・サインツのチーム内バトルは好成績を生み出せいていたかもしれない。

  • マクラーレン 「カルロス・サインツは選手権でガスリーを倒せる」

    マクラーレン 「カルロス・サインツは選手権でガスリーを倒せる」

    マクラーレンは、2カルロス・サインツが019年のF1ドライバーズ選手権でピエール・ガスリーを倒して6位で終えることを目標に定めている。

    現状では、メルセデス、フェラーリ、レッドブル・ホンダがトップ6を独占しており、他のドライバーが実際にレースで期待できるのは“ベスト・オブ・ザ・レスト”の7位というのが現実だ。

    しかし、2019年に定期的に“ベスト・オブ・ザ・レスト”の結果を出しているカルロス・サインツは、レッドブル・ホンダで苦戦を強いられているピエール・ガスリーにわずか5ポイント差まで迫っている。

    マクラーレンのF1チーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは「彼が到達できる唯一のドライバーはガスリーであり、我々はそれを実現しようとしている」と AS にコメント。

    「レッドブルは我々よりもかなり速いクルマであり、それを実現するのは難しいあろう。だが、我々はトライすることをやめることはない」

    アンドレアス・ザイドルは、2019年のカルロス・サインツのパフォーマンスに感銘を受けているが、レッドブルが彼を放出したのは間違いだとは語ろうとしない。

    「過去に何が起こったのか私に判断することはできないが、我々は現在に2人のドライバーに満足している」とアンドレアス・ザイドルはランド・ノリスにも言及。

    「だからこそ、我々はかなり早い段階で2020年のドライバーラインナップを発表した」