カテゴリー: 自動車ニュース

  • アストンマーティン、F1仕様のDBX707『AMR23エディション』を発表

    アストンマーティン、F1仕様のDBX707『AMR23エディション』を発表

    アストンマーティンは、アストンマーティン・アラムコ・コグニザントF1チームの成功を記念し、世界でもっともパワフルなウルトラ・ラグジュアリーSUV、DBX707 AMR23エディションを発表する。

    アストンマーティンのF1マシンにちなんで名付けられたAMR23エディションは、AMR23 F1マシンおよびF1公式メディカルカーのレーシング・アイデンティティを纏っている。

    アストンマーティン・アラムコ・コグニザントF1チームは、2023年のFIAフォーミュラ1世界選手権シーズンで素晴らしいスタートを切り、現在2023年のコンストラクターズ・ランキングで2位につけている。高い目標を掲げて参戦したフェルナンド・アロンソは、バーレーンの開幕戦で表彰台を獲得。ランス・ストロールは、自転車事故で負傷したにもかかわらず、6位でフィニッシュした。アロンソは、その後のサウジアラビア、オーストラリア、そしてマイアミでも表彰台を獲得した。

    この成功を記念して発表されたDBX707 AMR23エディションは、高い評価を得ているウルトラ・ラグジュアリーSUVの力強い存在感をさらに高めている。アストンマーティンのビスポークサービスを手がける「Q by Aston Martin」によるユニークなカラーとトリムを組み合わせることにより、F1のスリリングな世界と、世界でもっともダイナミックかつパワフルなラグジュアリーSUVが統合し、極めてダイナミックで真のレーシングルックを表現するDBX707が誕生した。AMR23エディションは、特別なポディウムグリーン・カラー、「Q by Aston Martin」フェンダー・エンブレム、アストンマーティン・レーシンググリーン・ブレーキキャリパーなど、数多くの専用装備を特徴としている。

    もう一つのハイライトは、AMR23 F1マシンとF1公式メディカルカーを彷彿とさせる彫刻的な造形のカーボンボディキットにライムのアクセントを加えたことで、F1とのつながりをさらに強調している。

    AMR23エディションのインテリアの特徴は、インスパイア・スポーツ・デュオトーン・オニキスブラック/アイフェルグリーンに印象的なライム・コントラストステッチを組み合わせた内装、カーボンファイバー・パネル、カーボンファイバー・ジュエリーを備えたダークサテン・トリムなど。AMR23のロゴはドアシルにも配され、アストンマーティンのレーシング血統を印象付ける。

    アストンマーティンDBX707は、驚異的なパフォーマンス、最高のダイナミクス、紛れもないスタイル、そして絶対的なラグジュアリーを完璧に組み合わせたモデル。ドライバーに完璧なコントロールと精度を提供するために作られたこのモデルは、パワフルなエンジンに加え、最高レベルのトランスミッション、サスペンション、ブレーキ、エレクトロニクス・システム、エアロダイナミクスを特徴としており、パフォーマンスとドライビングプレジャーを再定義している。AMR23エディションは、DBX707のドライバー重視のコンセプトをさらに強調する、真のレーシングルックを纏っている。

    アストンマーティン・プロダクト&マーケット・ストラテジー責任者のアレックス・ロングは「AMR23エディションは、DBX707を新たなレベルへと引き上げ、際立つ存在感を備えたウルトラ・ラグジュアリーSUVです。F1チームの最近の成功を記念して、この特別なモデルを提供できることを大変嬉しく思います。アストンマーティンは世界のモータースポーツの頂点で成功を収めており、これは当社のロードカーのブランドおよび製品戦略における重要な要素となっています。次のイタリアラウンドで再びアストンマーティン・アラムコ・コグニザント・F1チームが活躍することを楽しみにしています」と語った。

    DBX707 AMR23エディションは、追加のオプション装備を含めて、現在注文を受け付けている。

    アストンマーティン・アラムコ・コグニザントF1チームは、2023年5月21日にイタリアのイモラ・サーキットで開催されるエミリア・ロマーニャGPに、勝利を目指して再び参戦する。

    F1:アストンマーティン DBX707 AMR23エディションF1:アストンマーティン DBX707 AMR23エディションF1:アストンマーティン DBX707 AMR23エディションF1:アストンマーティン DBX707 AMR23エディションF1:アストンマーティン DBX707 AMR23エディションF1:アストンマーティン DBX707 AMR23エディション

  • ホンダ、シビックタイプRがニュルでFFモデルの最速ラップタイムを記録

    ホンダ、シビックタイプRがニュルでFFモデルの最速ラップタイムを記録

    ホンダは、ドイツのニュルブルクリンク北コースでシビックタイプR(CIVIC TYPE R )」の性能評価のための走行テストを行い、FFモデルで最速となる、7分44秒881のラップタイムを記録した。これにより、フルモデルチェンジをしたシビック・タイプRの運動性能が先代モデルと比較し、さらに向上したことを証明した。

    シビックタイプRは、スポーツモデルの本質的価値である「速さ」と官能に響く「ドライビングプレジャー」を両立した究極のピュアスポーツ性能を目指し開発された。

    昨年までWTCRに参戦していたネストール・ジロラミがドライバーを務めた。ジロラミはニュル開催のWTCRでCIVIC TYPE Rをドライブし、19年に優勝、20-21年はPPを獲得した。ホンダとジロラミ選手の想い出の地にて新たな記録達成となった。

    最速ラップタイムを支えた主な技術
    ・先代モデルの2.0L VTEC TURBOエンジンをベースに、ターボチャージャーの刷新などにより最高出力243kW、最大トルク420N・mに向上
    ・フロントグリル開口面積拡大や、ラジエーターの有効開口面積の拡大などにより、冷却性能及び排熱・空力性能を向上
    ・フロントとリアともに、細部の形状にこだわったデザインにより効果的にダウンフォースを向上させ、限界走行時における安定性を実現
    ・先代から採用している2ピースディスクブレーキシステムのマスターパワーの特性を変更し、低速から高速までのさらなるブレーキのコントロール性を追求。また、ブレーキへの導風効率を高めたことで、クローズドコースでの連続走行時におけるブレーキ温度の上昇を低減し、安定したブレーキ効力と耐フェード性を実現
    ・CIVIC TYPE Rに標準装着のMICHELIN PILOT SPORT 4 S(ミシュラン パイロット スポーツ フォー エス)の開発ノウハウを生かし、ミシュランとMICHELIN PILOT SPORT CUP 2 CONNECT(ミシュラン パイロット スポーツ カップ ツー コネクト)を共同開発。サーキット走行性能をより引き出し、ドライグリップ性能を向上させるとともに、バランスのよいハンドリングを実現

    シビック TYPE R 開発責任者 柿沼秀樹
    ~世界中のシビック TYPE Rファンの皆様へ~
    シビック TYPE R は、“Ultimate SPORT 2.0” をコンセプトに据え、己を超えるクルマづくりでTYPE Rにしかない 「本質」の価値と、心に響く「官能」を磨き上げた、究極のFFスポーツを目指し開発しました。2022年9月の日本での発売を皮切りに、私たちの想像を遥かに超える驚きと喜びの声を、世界中の皆様から数多くいただく中で、もう一つ、私たちが果たさなければならない使命がありました。それは、“ニュルブルクリンクFF最速”を成し遂げることです。先代シビック TYPE Rから6年の時を超え、私達がTYPE Rにかけた想いと進化の先に到達した新次元。ついにその称号を世界中のTYPE Rファンの皆様にお渡しすることが叶いました。すでにお乗りいただいている方から、これからオーナーになられる方まで、私達とともにその誇りを胸にしながらTYPE Rを愛し、そして満喫していただけることを心より願っています。

  • レクサス、新型ミニバン「LM」を世界初公開…日本には2023年秋に導入

    レクサス、新型ミニバン「LM」を世界初公開…日本には2023年秋に導入

    レクサスは、新型ミニバン「LM」を4月18日(火)~4月27日(木)に開催の上海モーターショーで世界初公開した。日本での発売は、2023年秋頃を予定している。

    レクサスは、1989年の創業以来、常にイノベーションの精神を貫き、お客様に新たな技術や価値を提供することに挑戦し続けている。愛車と共に過ごすライフスタイルを楽しく豊かにしたいという想いのもと、世界中のお客様のニーズにお応えする多様な選択肢を提供していく。

    初代LMは主に中国やアジア地域でのショーファードリブンMPVの需要にお応えするために、2020年に販売を開始。4座/7座仕様を提供し、幅広い層に好評を博してきた。

    新型LMは、近年のラグジュアリーマーケットにおけるお客様の価値観の変化をうけ、車名が意味する「ラグジュアリームーバー」としての価値や存在意義をあらためて見直し、全面刷新。すべての乗員が自然体でくつろげる乗り味と居住空間を作り上げることを目指した。ドライバーは素直で正確な操縦性などにより気を遣うことなく運転の楽しさを実感でき、乗員はノイズや不快な振動を気にすることなく、車内での時間をゆったりと過ごすことができる快適性と機能性を備えている。

    レクサス LM

    エクステリアデザインは気品のある存在感と空力性能を考慮した、機能的本質と動的性能がスタイリングからも伝わるレクサスのデザインランゲージに沿ったものとしている。インテリアデザインは、前席周りは運転に集中できる機能性と上質感を兼ね備え、後席はゆったりと過ごせる広さと仕立てのいいシートやトリム、そしてあらゆる時間の過ごし方に対応できるさまざまな装備を用意している。

    LEXUS LM

    Lexus International Chief Engineer 横尾 貴己
    多様化の進むラグジュアリーセグメントのお客様のニーズにお応えすべく、新型LM開発にあたり私共開発陣が掲げたコンセプトは「素に戻れる移動空間」です。多忙な日々をお過ごしのお客様の為に、周囲の喧騒から解放され心身共にくつろげる、そしてご自身本来の豊かな思考や行動につながる、そんな移動空間の提供を目指しました。一方で、どんな豊かな装備や機能があっても、クルマとしての素性が良くなければ乗員が快適に過ごすことはできません。ショーファードリブンカーとしても使われるLMにおけるLexus Driving Signatureとは何なのか。TAKUMIや開発チームと共にたどり着いた答えは、次世代LEXUSが一貫して取り組んでいる「対話のできる走り」にありました。ドライバーの意図に忠実な走りは、後席の方にも安心感として伝わります。徹底的に鍛えたクルマとしての体幹としなやかな足回り、空力をも味方に付けたデザイン、体の揺れを抑えるシート、上質な仕立ての内装と快適装備の数々、いずれも細部に至るまで込められた開発チームの想いと拘りの結晶です。LEXUSがイチから造り上げた「ラグジュアリームーバー」を、ぜひともご体感ください。

    レクサス 新型LMLEXUS 新型LM

  • F1エンジン搭載のメルセデスAMG ONE、モンツァの市販車最速タイム更新

    F1エンジン搭載のメルセデスAMG ONE、モンツァの市販車最速タイム更新

    メルセデスAMGの最新ロードカープロジェクトであるONEが、F1イタリアGPの会場であるモンツァで市販車のラップレコードを更新した。

    2016年型のメルセデスのF1パワーユニットをベースにしたV6ターボ ハイブリッド エンジンを搭載するメルセデス AMG ONEは、1,000 bhp 以上を生成する。

    メルセデス AMG ONEは、1分43秒902でモンツァを周回し、市販車の既存記録を11秒近く破った。

    ちなみに、2022年F1イタリアGPで記録された最速のラップタイムは、セルジオ・ペレスの1分24秒030で、ポールはシャルル・ルクレールの1分20秒161だった。

    メルセデスAMG ONEは、275台が販売され、顧客は 270 万ドル(約3億8200万円)以上を支払う必要がある。

    メルセデスのF1ドライバーであるルイス・ハミルトンは、自分と父親のアンソニーのためにそれぞれ1つずつ、計2台を購入している。

  • ホンダ、オデッセイ復活を発表 約2年ぶりに発売

    ホンダ、オデッセイ復活を発表 約2年ぶりに発売

    ホンダは、2023年冬に発売を予定している「ODYSSEY(オデッセイ)」改良モデルに関する情報をホームページで先行公開した。発売に先駆け、先行予約の受付を今秋に開始する。2021年に生産を終了していたが、約2年での復活となる。

    オデッセイは、使う人の生活をより楽しく豊かに広げることを目指す「クリエイティブ・ムーバーシリーズ」の第1弾として1994年10月に発売し、ミニバンブームの先駆けとなった。

    多人数がゆったり乗れる空間、低床・低重心パッケージによる高い走行性能、洗練されたデザインが支持され、ホンダを代表するモデルへと成長した。前モデルは2021年末をもって生産終了となったが、ホンダとして、長く愛されてきたブランドであるオデッセイを継続して届けたいという想いと、お客様からの多くのご要望に応え、前モデルをベースとした改良モデルを発売する。

    改良モデルは、ホンダ独自の超低床プラットフォームによるゆとりある空間と、風格あるスタイリングを先代モデルから受け継ぎ、「精錬」をコンセプトとした、押し出し感と高級感のある新たなフロントグリルでさらに存在感を高め、シンプルでありながらも重厚感を感じさせるデザインとした。

    また、新タイプとしてe:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITIONを設定。ブラックを基調としたフロントグリルやドアミラー、アルミホイールなどにより、洗練されたプレミアムなイメージを創り出している。インテリアは、本革シートを標準装備とし、2列目には両側アームレスト付4ウェイパワーシートとシートヒーター、折りたたみ式の2列目シートセンターテーブルを採用、さらに快適な室内空間を提供します。他にも、エレクトリックギアセレクターやワイヤレス充電器を新たに装備し、より利便性を高めた。

    先進の安全運転支援システムである「Honda SENSING(ホンダ センシング)」には、新たに近距離衝突軽減ブレーキ、オートハイビーム、急アクセル抑制機能を追加した。
    また、車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダ コネクト)」を搭載し、安心・快適なカーライフが楽しめるコネクテッドサービス「Honda Total Care プレミアム(ホンダ トータルケア プレミアム)」を利用できる。

  • アルピーヌ、ジネディーヌ・ジダンのアンバサダー就任をF1イベントで発表

    アルピーヌ、ジネディーヌ・ジダンのアンバサダー就任をF1イベントで発表

    アルピーヌは、ロンドンで開催されたF1公式イベントにおいて、2023年F1マシン『A523』の発表とRac(H)erプログラムの新展開を発表し、ジネディーヌ・ジダンが機会均等プログラムであるRac(H)erとコンクール・イクセレンス・メカニックのブランドアンバサダー兼スポンサーになることを発表した。

    選手として、そして現在はコーチとして、国際的なサッカーのアイコンとして活躍するジネディーヌは、「多様性がなければ、スポーツも社会もそのパフォーマンスと成功に不可欠な才能を奪われる」という強いメッセージを持つアルピーヌの機会均等プログラムのすべての受益者にとって、刺激的な手本となる存在。

    また、モータースポーツにも情熱を注ぐフランスのワールドチャンピオンは、ユーザーおよびアンバサダーとしての視点から、自動車の未来への移行とアルピーヌの明日のモデルの開発についての考察に参加する機会を得た。

    ローラン・ロッシ(アルピーヌCEO)
    「ジネディーヌ・ジダンは、偉大なチャンピオンであり、スポーツ界の伝説であるだけでなく、自身の世界的な存在感を活かして、若者にインスピレーションを与え、機会均等の実現に向けた変化を促すことを決意した、献身的な人物でもあります。彼は、粘り強い考え方と天性の才能を持ち、周囲に偉業を成し遂げるよう促すことで能力主義を維持しながら、すべての人のためのインクルージョンを推進する提唱者であり、私たち企業が支持すべき模範的な存在です。ジネディーヌがアルピーヌにジョインしたことに大きな誇りをもっています」

    ジネディーヌ・ジダン
    「「いつものように出会いの物語です。アルピーヌのチームのビジョンと具体的なアプローチ、特に機会均等プログラムの実施が気に入りました。特に、フランス人として、またF1ファンとして、アルピーヌには特別な思い入れがありますから。私は、子供たちに、彼らがどこの出身であろうと、いつか、どんな人生を選んでも、明日のチャンピオンになれること、そして、常に自分の夢を信じることが重要だと思います…。このアルピーヌ・プロジェクトは、それを可能にするためのものです。変化には時間がかかるので、私が貢献してスピードアップに貢献できれば、それは私にとって大きな満足感です」

  • ホンダ 元最高顧問 藤澤武夫の米国自動車殿堂入りが決定

    ホンダ 元最高顧問 藤澤武夫の米国自動車殿堂入りが決定

    ホンダの創業者の一人であり最高顧問を務めた藤澤武夫が、米国自動車殿堂(Automotive Hall of Fame、所在地:米国ミシガン州ディアボーン市)に選出され、殿堂入りすることが2月10日に発表された。米国自動車殿堂による授賞式典は、7月20日に米国ミシガン州デトロイト市で挙行される予定。

    同じくホンダの創業者である本田宗一郎も、1989年に日本人として初めて米国自動車殿堂入りをしている。

    藤澤武夫の功績
    藤澤武夫は、創業者 本田宗一郎とともに黎明期のホンダを率い、1959年のホンダ初の海外現地法人アメリカン・ホンダモーターの設立や、米国での二輪車販売開始時における自前のディーラー網の構築など、その後のホンダのグローバル事業拡大の礎を築きました。また、1960年に研究開発部門を「本田技術研究所」として分離し独立させることで、個性と能力の自由な発揚を通じた新価値の創造を促すなど、現在に至るホンダの発展に大きく寄与しました。

    藤澤武夫と本田宗一郎について
    ホンダが創業した翌年の1949年、本田宗一郎と出会った藤澤武夫は、ビジネスに対する考えや将来の夢で意気投合し、ホンダに入社した。本田宗一郎が、研究開発や生産といった技術領域に集中する一方、藤澤武夫は営業や財務、マーケティングといった事業領域を一手に担い、本田宗一郎と二人三脚でホンダを率いた。その後、2人のパートナーシップは、1973年3月に2人が揃って引退するまで、約25年間続いた。

    藤澤武夫の略歴
    ・1910年 11月 10日東京都生まれ
    ・1949年 10月:本田技研工業株式会社 常務取締役として入社
    ・1952年 4月:同社 専務取締役
    ・1964年 4月:同社 取締役副社長
    ・1973年 10月:同社 取締役副社長を退任、取締役最高顧問 就任
    ・1983年 10月:同社 取締役を退任、最高顧問
    ・1988年 12月30日:死去(享年78歳)

    藤澤武夫と本田宗一郎

  • ホンダ、次世代燃料電池システムで水素事業を拡大

    ホンダ、次世代燃料電池システムで水素事業を拡大

    ホンダは、カーボンニュートラル社会の実現に向け、製品の電動化の促進のみならず、エネルギーキャリアとしての水素の活用拡大にも積極的に取り組み、水素事業の拡大を目指す。

    水素事業のコアとなる燃料電池システムのさらなる進化に取り組み、GMと共同開発している次世代燃料電池システムにおいて、耐久性2倍、コスト3分の1の実現を目指す。このGMとの取り組みに加え、さらに耐久性2倍、コスト半減を実現すべく、引き続き要素研究を進める。

    燃料電池システム活用のコアドメインを、燃料電池自動車(FCEV)、商用車、定置電源、建設機械の4つと定め、他社との協業にも積極的に取り組んでいく。特に商用車領域では、いすゞ自動車と燃料電池大型トラックの共同研究を行っているほか、東風汽車集団股份有限公司と共同で、次世代燃料電池システムを搭載した商用トラックの走行実証実験を開始。

    2020年代半ばに年間2,000基レベルで燃料電池システムの社外への販売を開始し、段階的に拡大。2030年に年間6万基、2030年代後半に年間数十万基レベルの販売を目指す。
    将来的に宇宙領域での燃料電池技術・高圧水電解技術などの水素技術の活用も視野に入れ研究開発を進める。

    1. カーボンニュートラル社会に向けた、ホンダの水素活用拡大の取り組み
    ホンダは、2050年にホンダの関わる全ての製品と企業活動を通じて、カーボンニュートラル実現を目指すとともに、製品だけでなく、企業活動を含めたライフサイクルでの環境負荷ゼロの実現に向けて、「カーボンニュートラル」「クリーンエネルギー」「リソースサーキュレーション」の3つを柱に取り組んでいる。その中で水素を、電気とともに有望なエネルギーキャリアとして位置づけている。

    水素の循環サイクルは、再生可能エネルギーを起点とする「つくる」「ためる・はこぶ」「つかう」で構成される。再生可能エネルギー由来の電気は、水電解技術により「グリーン水素」に変換されることで、季節性や天候による発電量の変動を受けにくくするとともに、陸上/海上輸送・パイプラインにより需要地へ適した方法での運搬が可能となる。

    ホンダは今後、コア技術である燃料電池システムの搭載・適用先を、自社のFCEVだけでなく、社内外のさまざまなアプリケーションに拡大していくことで、水素を「つかう」領域で、社会のカーボンニュートラル化を促進し、水素需要の喚起に貢献していく。

    カーボンニュートラル社会に向けた、Hondaの水素活用拡大の取り組み

    2. コア技術である燃料電池システムのさらなる進化
    ホンダは、カーボンニュートラル社会の実現に向け、いち早く水素の可能性に着目し、30年以上にわたり水素技術やFCEVの研究・開発に取り組んできた。さらに2013年からは、ゼネラルモーターズ(GM)と次世代燃料電池システムの共同開発に取り組んでいる。

    <燃料電池システムの進化>
    ・GMとの共同開発による次世代燃料電池システムを搭載したFCEVを、2024年に北米と日本で発売する。一般的に、燃料電池システムの普及・活用拡大に向けては、コストや耐久性が主な課題とされる中、両社の知見やスケールメリットを生かしたこの次世代燃料電池システムは、電極への革新材料の適用やセルシール構造の進化、補機の簡素化、生産性の向上などを図ることで、燃料電池自動車「CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエル セル)」<2019年モデル>に搭載していた燃料電池システムに対して、コストを3分の1にする。また耐食材料の適用や劣化抑制制御により、耐久性を2倍に向上させるとともに、耐低温性も大幅に向上させている。

    ・このGMとの共同開発に加えて、燃料電池の本格普及が見込まれる2030年頃に向けて、さらにコストの半減と2倍の耐久性を目標値として設定し、従来のディーゼルエンジンと同等の使い勝手やトータルコストの実現を目指して要素研究を開始している。

    <水素技術の宇宙領域での活用>
    ・水素技術のさらなる活用先として、宇宙領域を想定した先行研究開発に取り組んでいます。宇宙で人が生活するためには、水や食料に加え、呼吸のための酸素、燃料となる水素、諸活動のための電気が必要。持続性を保つためにはそれらの地球からの補給を極力削減することが必要で、太陽エネルギーにより水を電気分解して酸素と水素を製造する高圧水電解システムと、酸素と水素から電気と水を発生させる燃料電池システムを組み合わせた「循環型再生エネルギーシステム」の構築が解決策の一つとなる。こうしたシステムの実現に向け、ホンダは2020年から2021年度まで国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)と共同研究を行いました。また2022年には、ホンダはJAXAと、月面探査車両の居住スペースとシステム維持に電力を供給するための「循環型再生エネルギーシステム」について研究開発契約を締結。この契約締結により、ホンダはJAXAから委託を受ける形でまず概念検討を行い、2023年度末までに初期段階の試作機である「ブレッドボードモデル」を製作する。

    3. 燃料電池システムの外販開始と適用先の拡大
    世の中の環境動向を踏まえ、コア技術である燃料電池技術の適用先を自社のFCEV以外にも拡大していくことで、カーボンニュートラル社会に貢献するため、2020年代半ばに次世代燃料電池システムのモジュールの外販を開始する。販売当初は年間2,000基レベルを想定し、段階的に拡大することで、2030年に年間6万基、2030年代後半に年間数十万基レベルの販売を目指す。

    燃料電池システムの外販開始と適用先の拡大

    <4つのコアドメイン>
    ・エネルギーを高密度で貯蔵・運搬することができ、短時間で充填可能という水素の特長から、燃料電池システムは、バッテリーでは対応が困難とされる、稼働率の高い大型モビリティや大型インフラの電源、短時間でエネルギー充填が必要なモビリティにおいて、特に高い有用性が見込まれます。また複数基の燃料電池システムを並列接続することで高出力化が可能となる。こうしたことから、参入初期は自社のFCEVに、商用車、定置電源、建設機械を加えた4つを主な適用領域として設定し、BtoBのお客様に向けた事業開発も進めている。

    4つのコアドメイン

    ①FCEV
    ・昨年北米で発売した「CR-V」をベースに、次世代燃料電池システムを搭載した新型FCEVを2024年に北米と日本で発売予定。短い燃料充填時間で長距離を走行できるFCEVの特長に加え、プラグイン機能により、家庭で充電できるEVの利便性も兼ね備えている。

    ②商用車
    ・日本においては、いすゞ自動車との共同研究による、燃料電池大型トラックのモニター車を使った公道での実証実験を2023年度中に開始予定。
    ・中国では、東風汽車集団股份有限公司と共同で、次世代燃料電池システムを搭載した商用トラックの走行実証実験を2023年1月より湖北省で開始している。

    ③定置電源
    ・近年、クラウドやビッグデータ活用の広がりにより、データセンターの必要電力が急伸し、BCP(Business Continuity Planning:事業継続計画)の観点でも非常用電源へのニーズが高まっている。そこで発電領域においては、クリーンで静かな非常用電源から、燃料電池システムの適用を提案していく。まず米国カリフォルニア州の現地法人アメリカン・ホンダモーターの敷地内に「CLARITY FUEL CELL」の燃料電池システムを再利用した約500kWの定置電源を設置し、今月下旬よりデータセンター用の非常用電源として実証運用を開始する。その後、グローバルのホンダの工場やデータセンターへ適用していくことで、自社で排出した温室効果ガスの低減も図っていく。

    ④建設機械
    ・建設機械市場の中で大きなセグメントを占める、ショベルやホイールローダーから燃料電池システムの適用に取り組むことで、この領域でもカーボンニュートラル化に貢献していく。
    ・従来の固定式の水素ステーションだけでは対応が難しいとされる建設機械への水素供給について、業界団体や関係者と連携して課題解決を図っていく。

    <バリューチェーンの拡大>
    ・BtoBのお客様に燃料電池システムを積極的に活用いただくためには、導入への開発投資や工数の削減、トータルコストの抑制、安価で安定的な水素の供給といった課題解決が重要となる。ホンダは、納入先企業の完成機に燃料電池システムを適合するための開発サポートだけでなく、アフターメンテナンスや水素の安定供給といった運用面のサポートも提供することで、納入先企業のカーボンニュートラル化にワンストップで貢献していく。

    4. 水素エコシステムの構築に向けた取り組み
    燃料電池システムの普及拡大には、水素供給を含めた水素エコシステムの形成が重要。ホンダはこれまで、国内では日本水素ステーションネットワーク合同会社(JHyM:ジェイハイム)への参画、北米では水素ステーション事業を行うシェル社やFirstElement Fuel社などへの支援を通じて、水素ステーション網の拡充をサポートしてきた。今後は、新たな領域として、定置電源を中心に、水素の需要があるところを起点とした水素エコシステムの形成や、政府や地方自治体が主催する港湾などでの大量輸入水素を活用したプロジェクトなどにも積極的に参画し、関連する企業各社とのパートナーシップの構築を図っていく。日本では、水素エコシステムの構築に向け、丸紅株式会社と岩谷産業株式会社とともに、水素供給や商用車導入に向けた検討を開始したほか、欧州では、再生可能エネルギーと水素を組み合わせた、エネルギーエコシステムの構築実証を計画していく。

    今後もホンダは、水素バリューチェーンのさまざまな企業との協業・連携を強化しながら、水素の活用拡大に向けた新たなチャレンジに本格的に取り組んでいく。

  • フォード、F1参戦の可能性を検討 「F1人気の高まりは無視できない」

    フォード、F1参戦の可能性を検討 「F1人気の高まりは無視できない」

    フォードは、F1人気の高まりは無視できないと考え、F1参戦の可能性を検討している。

    昨年末から、フォードがレッドブル・レーシングとF1が新しいパワーユニットレギュレーションを導入する2026年からのパートナーシップの可能性について話し合いを行っているという噂が着々と広まってきている。

    今のところ、有名なブルーオーバルはその意図について何も明かしていない。しかし、リバティ・メディアの指揮下でF1が飛躍的に成長し、アメリカでの足場を築いたことで、フォードのF1に対する考え方は「要検討」となっている。

    フォード・パフォーマンスのボスであるマーク・ラッシュブルックは「F1はアメリカでも世界でも強力に成長しているのは確かだ」と語った。

    「彼らがうまくやってきたことは、素晴らしいレースと素晴らしい競争を作り出したことだ。それは今でも最高峰だが、『Drive to Survive』のようなもので新しい視聴者にアプローチすることができた」

    「企業としてレースに参加するのは、技術革新や技術移転、学習の機会のためだけでなく、マーケティングの理由もある。それは確かに変化しており、間違いなく考慮が必要です。

    フォードとレッドブルの提携の噂について、マーク・ラッシュブルックはその伝聞を肯定も否定もしようとしない。

    「我々は憶測に対してコメントしないが、それは世にあるすべてのシリーズと同じことだ」とマーク・ラッシュブルックは語った。

    「それらを研究し、理解した上で、意味があるのかないのかを判断するのが我々の責任だ」

    伝説のコスワースエンジンを開発したフォードは、グランプリレースの歴史にいくつかの重要な章を刻んできた。

    フォードはジャガーチームを所有していた最後の年である2004年にグランプリに参加した。その後、フォードは世界ラリー選手権に主戦場を移している。

    自動車業界のパラダイムが電動モビリティに移行しているにもかかわらず、フォードは、特にF1が2026年の新エンジン規則で移行する持続可能な燃料の出現は、その分野以外のレースカテゴリーにも価値があると考えている。

    「持続可能な燃料は確かに私たちが興味を持っているものですが、他のシリーズではすでにやっていることです」とマーク・ラッシュブルックは説明する。

    「WRCでは昨年から導入され、我々にとって大きな収穫となった」

    「私たちが販売する車両は、地域によって、より早く完全な電気自動車に移行する地域もあれば、より長く電気自動車にとどまる地域もある」

    「しかし、電気自動車だけでなく、ICEでも持続可能な車をを生産するよりサスティナブルな企業でありたいと考えている」

    「我々は、参加するしないにかかわらず、すべてのシリーズがより持続可能な燃料に切り替えていくことを応援する」

  • 日産、ルノーとの“不平等条約”解消へ 15%の株式を相互に保有

    日産、ルノーとの“不平等条約”解消へ 15%の株式を相互に保有

    日産自動車は、ルノーとのアライアンスを許可することを発表。“不平等条約”とされてきたアンバランスな株式保有を解消し、相互に15%の株式を保有するアライアンスに切り替える。

    日産は、ルノーグループとのパートナーシップの新たな基盤を定めるべく、これまで数か月間にわたり、建設的な協議を重ねてきた。今後開催予定の取締役会の承認が必要となるが、本協議は重要なマイルストーンを迎える。

    日産は、ルノーとのアライアンスの連携を強化し、全てのステークホルダーに対して価値創造を最大化する事を目的とし、本件は次の3領域で構成されます:

    高い価値を生むプロジェクトによる、パートナーシップの再構築
    ラテンアメリカ、インドおよび欧州において、市場、自動車、技術の3つの視点で展開される主要プロジェクトの推進

    パートナーが参加可能な新しい取り組みによる、戦略的な機敏性の向上
    ルノーグループが設立するEV及びソフトウエアに特化したアンペア社の戦略的な株主になるべく、日産による同社への出資

    バランスのとれたガバナンスと株式の相互保有による、事業効率の向上
    ・日産とルノーグループは、ロックアップおよびスタンドスティル義務を伴う15%の株式を相互に保有。両社とも、同保有株に付随する議決権を15%まで自由に行使可能
    ・ルノーグループは、日産の株式28.4%をフランスの信託会社に信託。ほとんどの議案に関する議決権は 「中立化」 されるが、株式が売却されるまでの間、ルノーが保有する経済的な権利(配当金と売却代金)は維持
    ・ルノーグループは、同社にとって商慣習上合理的な場合、協調的で秩序あるプロセスにて信託会社に信託した日産株式の売却を指示するが、特定の期間内に売却する義務は負わない
    ・アライアンス オペレーティング ボード(AOB)は、各社の調整の場として存続

    なお、本件の最終合意に向けた協議は引き続き行われており、実施に関してはルノーおよび日産の取締役会の決議を経る必要がある。アライアンス各社は取締役会の承認後速やかに、本件を公表するとしている。