カテゴリー: F1カナダGP

  • F1カナダGP予選:ラッセルが劇的ポール メルセデスがフロントロウ独占

    F1カナダGP予選:ラッセルが劇的ポール メルセデスがフロントロウ独占

    ジョージ・ラッセルが2026年F1カナダGP予選で劇的な逆転劇を演じた。メルセデスのラッセルはQ3最後のアタックで1分12秒578を記録し、チームメイトのキミ・アントネッリを0.068秒差で上回ってポールポジションを獲得。スプリントに続きメルセデス勢がモントリオールを支配し、決勝でもフロントロウを独占した。

    ラッセルはQ3序盤にターン6で大きくマシンを乱し、最初のアタックを中止する苦しい展開だった。

    しかし早めにコースへ戻された戦略が機能し、クールダウンラップを挟んで放った最後のアタックで一気にトップへ浮上。予選を通じて圧倒的な安定感を見せていたアントネッリを最後の最後で打ち破った。

    メルセデス内部対決は再びラッセルに軍配
    カナダGP週末は完全にメルセデス勢の流れとなっている。スプリントではラッセルがアントネッリとの激しい攻防を制して優勝。そして予選では再びこの2人が最前列を独占した。

    特に印象的だったのはアントネッリの安定感だ。Q1では1分13秒380でトップ通過。Q2でも序盤から1分13秒076を記録して主導権を握り、週末を通じて一貫して速さを見せ続けた。

    しかしQ3最後の一撃で流れを変えたのはラッセルだった。最初のアタックを捨てたことで一時は苦境に立たされたが、最後のアタックで全セクターをまとめ切り、再びチームのエースとしての存在感を示した。

    「スプリントから戻ってくるとマシンの感触はかなり違う。予選に向けてチームとして変更を加えたけど、それが正しい方向だったかは見直す必要がある」

    「でも最後のラップは本当に突然来たような感覚だった。難しいセッションだっただけに、最後に全部まとめ切れたのは最高だった」とラッセルは語った。

    マクラーレンはあと一歩届かず
    ランド・ノリスは3番手、オスカー・ピアストリは4番手となり、マクラーレン勢は2列目を確保した。ただしメルセデスとの差はわずかながらも埋め切れなかった。

    ノリスはQ1序盤でトップタイムを記録するなど好調だったが、Q3では再び“ベスト・オブ・ザ・レスト”に留まった。ピアストリも安定した走りを見せたが、メルセデス勢の最終アタックには及ばなかった。

    それでも決勝は70周の長丁場であり、タイヤマネジメントや戦略面ではマクラーレン勢が大きな脅威となる可能性が高い。特にモントリオールはセーフティカー介入率が高く、スタート順位だけでは決まらない。

    ハミルトンはミスで5番手 フェラーリは伸び切れず
    ルイス・ハミルトンは5番手を獲得したが、Q3最後のアタックでターン7出口の芝生へはみ出すミスが痛かった。セッションを通じてフェラーリ勢は一発の速さに苦しみ、シャルル・ルクレールも8番手に沈んだ。

    ルクレールはQ1でも最終シケインをカットし、Q2では計量チェックによってピットレーンで止められるなど流れに乗り切れなかった。マイアミで投入したアップグレードによって前進を見せていたフェラーリだが、低速立ち上がりと縁石処理が求められるジル・ヴィルヌーヴでは依然として不安定さが残った。

    フェルスタッペンは6番手 苦戦続くレッドブル
    マックス・フェルスタッペンは6番手に終わった。予選中には「ストレートスピードが足りない」と無線で不満を口にしており、RB22の伸び悩みが浮き彫りになった。

    それでもアイザック・ハジャーを0.028秒差で上回り、チーム内では辛うじて先行した。ハジャーはQ2で1分12秒975を記録してトップタイムを奪うなど驚異的な速さを披露しており、決勝ではレッドブル勢の中で台風の目になる可能性もある。

    ハジャーとリンドブラッドが再び存在感
    レッドブル陣営では若手勢の勢いが際立った。ハジャーはQ1で2番手、Q2ではトップ通過を果たし、最終的に7番手を獲得。アービッド・リンドブラッドも9番手へ入り、レーシングブルズ勢が再び高い競争力を示した。

    一方でリアム・ローソンは12番手止まり。金曜の油圧トラブルによる走行不足の影響が最後まで尾を引く形となった。

    アウディは再び“11番手の壁”
    ニコ・ヒュルケンベルグはまたしてもQ3進出を逃し11番手。今季何度も繰り返されている“あと一歩届かない”展開となった。

    それでもアウディ勢は一定の競争力を維持しており、ガブリエル・ボルトレトも13番手を確保。中団争いでは安定した位置につけている。

    対照的にウィリアムズは厳しい予選となり、カルロス・サインツが15番手、アレックス・アルボンはQ1敗退。アルピーヌはフランコ・コラピントが10番手でQ3進出を果たした一方、ピエール・ガスリーは14番手に終わった。

    ペレスに再び波乱 FIA審議対象に
    セルジオ・ペレスは20番手に終わり、さらに複数のインシデントで審議対象となった。特にフェルナンド・アロンソの最終アタックを妨害した件は大きな波紋を呼んでいる。

    アロンソはQ1敗退後、最終シケインでペレスを避けなければならず、アタックを完全に失った。アストンマーティン勢はランス・ストロールも地元レースで最下位近辺に沈み、厳しい予選となった。

    カナダグランプリ 2026年のF1世界選手権

    2026年F1カナダGP予選結果

    ■ 1.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    ■ 2.キミ・アントネッリ(メルセデス)
    ■ 3.ランド・ノリス(マクラーレン)
    ■ 4.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    ■ 5.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    ■ 6.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    ■ 7.アイザック・ハジャー(レッドブル)
    ■ 8.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    ■ 9.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    ■ 10.フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    ■ 11.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    ■ 12.リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    ■ 13.ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    ■ 14.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    ■ 15.カルロス・サインツ(ウィリアムズ)
    ■ 16.オリー・ベアマン(ハースF1チーム)
    ■ 17.エステバン・オコン(ハースF1チーム)
    ■ 18.アレックス・アルボン(ウィリアムズ)
    ■ 19.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    ■ 20.セルジオ・ペレス(キャデラックF1)
    ■ 21.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    ■ 22.バルテリ・ボッタス(キャデラックF1)

  • 【速報】 F1カナダGP 予選 結果・タイムシート:ジョージ・ラッセルがポール

    【速報】 F1カナダGP 予選 結果・タイムシート:ジョージ・ラッセルがポール

    2026年F1カナダGP 予選の結果・タイムシート。現地時間5月23日(土)にジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで2026年のF1世界選手権 第5戦 カナダグランプリの公式予選が行われた。

    ポールポジションを獲得したのはジョージ・ラッセル(メルセデス)。2番手にアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、3位にランド・ノリス(マクラーレン)が続いた。アストンマーティン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが19番手、ランス・ストロールは19番手だった。

    ■ ラッセルが再びポール獲得 メルセデスがフロントロウ独占
    ジョージ・ラッセルがQ3最終アタックで1分12秒578を記録し、カナダGPのポールポジションを獲得した。キミ・アントネッリとの差はスプリント予選とまったく同じ0.068秒。メルセデス勢が再びフロントロウを独占した。

    ■ アントネッリが暫定トップも最後に逆転許す
    残り35秒でアントネッリが1分12秒646を記録して暫定ポールに浮上したが、直後にラッセルが圧巻の最終セクターをまとめて逆転。メルセデス勢の直接対決は予選でも続いた。

    ■ ノリス3番手 マクラーレンがメルセデスに迫る
    ランド・ノリスは1分12秒729で一時トップに立ったものの、最終的には3番手。オスカー・ピアストリも4番手に入り、マクラーレン勢が決勝へ向けて強力なペースを示した。

    ■ ハミルトン5番手 フェラーリ勢は苦戦残る
    ルイス・ハミルトンは再び5番手につけた一方で、シャルル・ルクレールは8番手。ルクレールはQ2で計量検査によって走行プランが乱れ、タイヤ戦略でも不利な状況に追い込まれた。

    ■ フェルスタッペン辛くもハジャー上回る
    マックス・フェルスタッペンはQ3で6番手。アイザック・ハジャーとの差はわずか0.028秒だった。フェルスタッペンはQ2で「氷の上を走っているみたいだ」と無線で訴えるなど、フロントタイヤの温度に苦しんだ。

    ■ ハジャーとリンドブラッドが存在感
    レーシングブルズ勢は予選を通して好調を維持。ハジャーはQ2でトップタイムを記録し、アービッド・リンドブラッドもQ3進出を果たした。新型フロア投入の効果も見え始めている。

    ■ コラピントがQ3進出 アルゼンチン勢歓喜
    フランコ・コラピントはPUトラブルでプラクティス走行を失いながらもQ3へ進出。「VAMOS!」と無線で叫ぶなど、予選後は喜びを爆発させた。

    ■ ローソン敗退 レーシングブルズ明暗分かれる
    リアム・ローソンは油圧系トラブルの影響もありQ2敗退。チームメイトのハジャーとリンドブラッドが躍進する中、苦しい週末が続いている。

    ■ アストンマーティンとキャデラックがQ1脱落
    フェルナンド・アロンソ、ランス・ストロール、セルジオ・ペレス、バルテリ・ボッタスがQ1で姿を消した。ストロールはホイール関連の“アンセーフコンディション”も審議対象となった。

    ■ 風と低温がタイヤ戦略を混乱させる
    モントリオールは気温・路面温度とも低く、さらに風向きも不安定。各車がダブルウォームアップを選択するなど、タイヤの作動温度管理が予選全体の鍵となった。

    F1 カナダグランプリ 予選 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム Q1 Q2 Q3
    1 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分13秒953 1分13秒079 1分12秒578
    2 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分13秒380 1分13秒076 1分12秒646
    3 1 ランド・ノリス マクラーレン 1分13秒503 1分13秒049 1分12秒729
    4 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分13秒559 1分13秒285 1分12秒781
    5 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分13秒767 1分13秒041 1分12秒868
    6 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分14秒067 1分13秒479 1分12秒97
    7 6 アイザック・ハジャー レッドブル 1分13秒654 1分12秒975 1分12秒935
    8 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分13秒825 1分13秒496 1分12秒976
    9 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1分13秒895 1分13秒548 1分13秒280
    10 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分14秒466 1分13秒857 1分13秒697
    11 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1分14秒562 1分13秒886  
    12 30 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分14秒346 1分13秒897  
    13 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1分14秒775 1分14秒071  
    14 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分14秒698 1分14秒187  
    15 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分14秒276 1分14秒273  
    16 87 オリバー・ベアマン ハース 1分14秒449 1分14秒416  
    17 31 エステバン・オコン ハース 1分14秒845    
    18 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分14秒851    
    19 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分15秒196    
    20 11 セルジオ・ペレス キャデラック 1分15秒429    
    21 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分16秒195    
    22 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 1分16秒272    
  • F1カナダGP予選Q2:ハジャー躍進 コラピント&リンドブラッドがQ3進出

    F1カナダGP予選Q2:ハジャー躍進 コラピント&リンドブラッドがQ3進出

    2026年F1カナダGP予選はQ2が終了し、アイザック・ハジャー、フランコ・コラピント、アービッド・リンドブラッドが存在感を示してトップ10進出を果たした。一方で、リアム・ローソン、カルロス・サインツ、ピエール・ガスリーらが敗退となった。

    スプリントを制したジョージ・ラッセルやマクラーレン勢、フェラーリ勢もタイヤのウォームアップに苦戦。路面温度の低さと不安定な風が各車を悩ませ、セッション終盤まで順位変動が続く混戦となった。

    タイヤに苦しむ上位勢 ハジャーが再び存在感
    Q2開始直後から各車は新品ソフトタイヤを投入したが、多くのチームがダブルウォームアップラップを選択。マックス・フェルスタッペンはアタックに入ったもののラップを中断し、難しいコンディションが浮き彫りとなった。

    その中で最初に基準タイムを刻んだのはアイザック・ハジャー。1分13秒623を記録し、一時トップに立つ。

    しかし直後にマクラーレン勢が反撃し、ランド・ノリスがトップタイムを記録。オスカー・ピアストリに約0.2秒差をつける速さを見せた。

    さらにメルセデス勢も応戦。ジョージ・ラッセルは自己ベストを並べながらも4番手止まりだったが、キミ・アントネッリは全体ベスト区間を2つ揃え、ノリスを0.159秒上回ってトップに浮上した。

    ハジャーもその後さらにタイムを伸ばし、一時首位に立つなど好調を維持。F1 TVで解説を務める元F1ドライバーのジョリオン・パーマーは、シャルル・ルクレールについて「速さも快適さも感じられない。まったく安全圏ではない」と語った。

    フェルスタッペンも悲鳴 “氷の上を走っているよう”
    各車がタイヤのグリップ不足に苦しむ中、フェルスタッペンは無線で苦境を訴えた。

    「フロントタイヤをまったく作動領域に入れられない。氷の上を走っているみたいだ」

    低温コンディションと強風の影響で、各車ともタイヤを適正温度に入れるのに苦戦。特にQ2後半はその傾向が強まり、順位が目まぐるしく変動した。

    残り2分ではラッセルがロックアップしてエスケープゾーンへ直進。暫定8番手に沈み、プレッシャーのかかる展開となった。

    一方、ルクレールは計量検査に呼ばれたことで他車と走行タイミングがずれ、新品ソフトタイヤをQ2で2セット投入する苦しい戦略を強いられた。

    コラピント&リンドブラッドがQ3進出 ローソン敗退
    セッション終盤、フランコ・コラピントがガスリーを上回るタイムを記録。パワーユニットトラブルでプラクティス走行を逃していたにもかかわらず、見事な走りでQ3進出を決めた。

    リアム・ローソンは最後までトップ10圏内に届かず12番手。ニコ・ヒュルケンベルグもアタックに入れず敗退となった。

    ガブリエル・ボルトレトは13番手まで浮上したもののQ3には届かず、カルロス・サインツ、オリー・ベアマンも敗退。最後にタイムを記録したピエール・ガスリーも14番手に終わった。
    Q2敗退ドライバー
    ■ 11.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    ■ 12.リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    ■ 13.ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    ■ 14.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    ■ 15.カルロス・サインツ(ウィリアムズ)
    ■ 16.オリー・ベアマン(ハースF1チーム)

  • F1カナダGP予選Q1:アントネッリ最速通過 アロンソとストロールは敗退

    F1カナダGP予選Q1:アントネッリ最速通過 アロンソとストロールは敗退

    2026年F1カナダGPの予選Q1がモントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキットで行われ、メルセデスのキミ・アントネッリがトップタイムを記録した。一方でセルジオ・ペレス、フェルナンド・アロンソ、アレックス・アルボンらが姿を消す波乱のセッションとなった。

    スプリントではジョージ・ラッセルと激しいチームメイトバトルを演じたアントネッリだったが、予選ではすぐに切り替えを見せた。Q1中盤に1分13秒380を記録してトップに立つと、その後もメルセデス勢は安定した速さを披露した。

    アントネッリ首位通過 リンドブラッドも躍進
    セッション序盤はランド・ノリスがトップに立ったが、路面コンディションの改善とともにタイムは急速に向上。マックス・フェルスタッペンも首位に立ったものの、最終的にはアントネッリが最速となった。

    レーシングブルズのアービッド・リンドブラッドも強烈な存在感を示し、一時は3番手に飛び込む走りを披露。新品ではないタイヤで好タイムを刻み、今週末の好調ぶりを改めて印象付けた。

    アイザック・ハジャーも中古タイヤで2番手タイムを記録する場面があり、レーシングブルズ勢の競争力が光った。

    ペレスとアロンソに明暗 厳しいQ1敗退
    セッション終盤は脱落圏争いが大混戦となった。

    エステバン・オコンは15番手まで浮上したものの、その直後にガブリエル・ボルトレトがタイム更新。これによりオコンは脱落圏へ押し出された。

    アロンソは最終アタックでも18番手止まり。アストンマーティン勢は苦しい週末が続いており、ランス・ストロールも下位に沈んだ。地元カナダGPのストロールはスプリント前にもフロントサスペンションの問題に見舞われており、不安定な週末となっている。

    セルジオ・ペレスも最後までペースを上げられず20番手。さらにセッション中にはコース復帰手順違反で審議対象となった。

    アレックス・アルボンは最後のアタックを途中で断念してピットへ戻り、そのまま敗退。ボルトレトは16番手で辛うじてQ2進出を決めた。

    Q1敗退ドライバー
    ■ 17番手 エステバン・オコン(ハースF1チーム)
    ■ 18番手 アレックス・アルボン(ウィリアムズ)
    ■ 19番手 フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    ■ 20番手 セルジオ・ペレス(レッドブル)
    ■ 21番手 ランス・ストロール(アストンマーティン)
    ■ 22番手 バルテリ・ボッタス(アウディ)

  • 2026年F1カナダGP:知っておくべき統計・トリビア・洞察

    2026年F1カナダGP:知っておくべき統計・トリビア・洞察

    F1は今週末、第5戦カナダGPの舞台となるジル・ヴィルヌーヴ・サーキットへ到着した。モントリオールでは今季3回目のスプリントフォーマットが採用され、金曜にフリー走行1回目とスプリント予選、土曜にスプリントと予選、日曜に決勝レースが行われる。

    サーキットの基本データ、過去の統計、タイヤ戦略、現在の勢力図、そしてカナダGPを象徴する名場面まで、週末を前に押さえておきたい情報をまとめて紹介する。

    基本データ
    ■ 初開催 – 1967年(モスポート)

    ■ コース全長 – 4.361km

    ■ ラップレコード – 1分13秒078 / バルテリ・ボッタス(メルセデス / 2019年)

    ■ 最多ポールポジション – ミハエル・シューマッハ、ルイス・ハミルトン(6回)

    ■ 最多優勝 – ミハエル・シューマッハ、ルイス・ハミルトン(7勝)

    ■ トリビア – カナダGPは2011年にF1史上最長レースを開催。レース時間は4時間4分39秒だった

    ■ ポールポジションからターン1ブレーキングポイントまで – 187メートル

    ■ 2025年のオーバーテイク数 – 75回

    ■ セーフティカー出動確率 – 83%*

    ■ バーチャルセーフティカー導入確率 – 33%*

    ■ ピットストップによるタイムロス – 18.25秒(2.5秒の停止時間を含む)

    *過去6回のカナダGPデータより

    ジル・ヴィルヌーヴ・サーキット(2026年カナダグランプリ)

    ドライバーの見解
    ジョリオン・パーマー(元ルノーF1ドライバー)
    「カナダは走っていて本当に気持ちのいいサーキットだし、コースを周回していると独特の雰囲気を感じる。木々がコースに覆いかぶさっていて、公園の中を走っているような感覚があるし、市街地サーキットのようにも感じる。実際、その性格に近い」

    「低速コーナーが多く、壁もかなり近い場所が多い。でも本当に素晴らしいサーキットだ。ほぼ至る所にあるシケインへ向けてマシンを向けるために、優れたフロントエンド性能が必要になる」

    「それからヘアピンがあり、そこから最終シケインへ向かうオーバーテイクポイントへ飛び込んでいく。もしそこで仕掛けられなければ、ターン1で少しチャンスがあるかもしれない。ターン1とターン2はかなり難しくて、ターン1へ非常に高速で進入しながら、右へ弧を描くようにブレーキングして、その後すぐ左へスピードを放り込むような感覚になる」

    「ターン1で少しでも挙動を乱すと、大きくラインを外れたり、ターン2へ向けてコーナーをカットしてしまう。そしてモントリオールでは、特に気温が低い日にはタイヤのウォームアップが理想的ではないこともある」

    過去5年のカナダGPポールシッター
    ■ 2025年 – ジョージ・ラッセル(メルセデス)

    ■ 2024年 – ジョージ・ラッセル(メルセデス)

    ■ 2023年 – マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

    ■ 2022年 – マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

    ■ 2019年 – セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)

    過去5年のカナダGP勝者
    ■ 2025年 – ジョージ・ラッセル(メルセデス)

    ■ 2024年 – マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

    ■ 2023年 – マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

    ■ 2022年 – マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

    ■ 2019年 – ルイス・ハミルトン(メルセデス)

    タイヤと戦略面の分析
    モントリオールで初めてスプリントが開催される週末となる今大会で、ピレリはラインナップ中で最も柔らかい3種類のコンパウンドを供給する。C3をハード、C4をミディアム、C5をソフトとして使用する。

    「2024年に再舗装された路面は滑らかで摩耗性が低い」とピレリの週末プレビューには記されている。

    「このサーキットはF1週末のみモータースポーツに使用されるため、路面コンディションは非常に速く進化する。それは3日間を通してだけでなく、各セッション内でも同様だ」

    「昨年はレース当日までグレイニングがタイヤに影響を与えていた。新しいタイヤによって、この現象はより限定的になるはずで、路面改善も相まって金曜日終了時点で解消する可能性もある」

    「ジル・ヴィルヌーヴの名を冠したこのサーキットは全長4.361kmで、いくつものストレートに14のコーナーが組み合わされている。その最大の特徴は、いわゆる“ストップ&ゴー”型の特性であり、強力なブレーキング安定性と最大限のトラクション性能が重要となる」

    「本質的には市街地サーキットでありながら、オーバーテイクは可能だ。特に“ウォール・オブ・チャンピオンズ”の直前、最終シケインへ向かうストレートエンドが最大のポイントとなる。1999年にはデイモン・ヒル、ミハエル・シューマッハ、ジャック・ビルヌーブがそこでバリアにクラッシュした」

    「モントリオールでは常に天候がチームに大きな影響を与える可能性がある。雨の可能性だけでなく、開催時期変更によって例年より気温が低くなる可能性もあるためだ」

    「そのため、チームはタイヤを適正な作動温度へ持っていく最善の方法を慎重に評価しなければならない。特に予選ではその傾向が強くなる」

    「3種類の中ではソフトタイヤが最もウォームアップ性能に優れており、1周アタックでは最適なグリップを提供する。そのため、土曜日のスプリントでは本命タイヤになる可能性がある」

    「しかし翌日の決勝では、各チームはより保守的なアプローチを選択し、より硬い2種類のコンパウンドでグランプリへ臨む可能性がある」

    「マイアミでも見られたように、各チームはレースでは慎重な戦略を好む傾向があり、今年も1ストップ戦略が主流になる可能性が高い」

    今年のカナダGPは、例年より数週間早い時期に開催される

    カナダグランプリ 2026年のF1世界選手権

    現在の勢力図
    前戦マイアミGPでキミ・アントネッリが3連勝を達成した。さらに、初ポールポジションからの最初の3勝をすべて優勝へつなげた史上初のドライバーとなったことで、ランキング首位でチームメイトのジョージ・ラッセルに20ポイント差を築いている。

    フロリダで厳しい週末を過ごしたラッセルに対し、アントネッリは勢いを持ってモントリオール入りする形となった。

    しかし、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットはラッセルが過去に好成績を残しているコースでもある。メルセデスのドライバーは昨年、この地でポールポジションから優勝を飾っている。ラッセルにとって、アントネッリとの差を縮めるチャンスとなるだろうか。

    もっとも、メルセデスがすべてを支配できるとは限らない。メルセデスは今週末、W17にアップグレードを投入する予定だ。

    一方でマクラーレン、レッドブル、フェラーリもマイアミで独自のアップデートによって大きな進歩を遂げた。ランド・ノリスはスプリントを制し、日曜日の決勝でもオスカー・ピアストリとともに2位・3位表彰台を獲得した。

    その一方で、マックス・フェルスタッペンはシーズン序盤に苦しんだレッドブルで励みとなるパフォーマンスを見せ、チーム代表ローラン・メキースはそれを「重要な前進」と称賛した。

    また、フェラーリは日曜日の決勝では苦戦した。ルイス・ハミルトンは6位、シャルル・ルクレールはレース後ペナルティによって8位へ降格した。

    しかしフェラーリはグランプリ序盤には優れたペースを見せており、その勢いをカナダでも継続したいと考えている。

    中団争いでは、マイアミでいくつか興味深い変化が見られた。開幕数戦で好調だったハースF1チームとレーシングブルズは厳しい週末となった一方、ウイリアムズはダブル入賞で進歩を示し、フランコ・コラピントは7位フィニッシュでアルピーヌの好調継続に貢献した。

    しかし、一部チームのアップデート投入によって、モントリオールでは再び勢力図が変化するのだろうか。

    象徴的な瞬間
    ロバート・クビサは2007年カナダGPで恐ろしいクラッシュを喫し、その衝撃によって次戦アメリカGPを欠場することになった。そのレースでは、後に4度のF1ワールドチャンピオンとなるセバスチャン・ベッテルがポイント獲得デビューを果たしている。

    しかし、翌2008年のモントリオールはクビサにとって遥かに素晴らしいものとなった。彼はフロントロウを獲得し、ルイス・ハミルトンとキミ・ライコネンのピットレーンでの異例の接触など周囲のドラマも活かしながら優勝を飾った。

    それはクビサにとって唯一のグランプリ勝利となった。

    その後、BMWザウバーとクビサの2008年タイトル争いは、ライバルチームの開発競争に押し切られる形で失速していった。

    それでも、この勝利はクビサ本人と母国ポーランドにとって、今なお記憶に残る瞬間となっている。

  • ラッセルが接触寸前バトル制覇 アントネッリとの火花散るF1カナダGPスプリント

    ラッセルが接触寸前バトル制覇 アントネッリとの火花散るF1カナダGPスプリント

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)が2026年F1カナダGPスプリントを制し、今季初のスプリント勝利を挙げた。しかし、このレースの主役は単なる勝者ではない。メルセデス内部でついに表面化した、“エース争い”そのものだった。

    チームメイトのキミ・アントネッリは序盤から執拗にラッセルへ襲いかかり、接触寸前のバトルへ発展。コース外走行、ホイール同士の接触、無線での抗議。メルセデスのガレージには、これまで抑え込まれていた緊張感が一気に噴き出した。

    ここ数戦、流れは完全にアントネッリ側へ傾いていた。史上初となるデビュー3連続ポール・トゥ・ウインを達成し、ランキング首位へ浮上。マイアミではラッセルが完全に主役の座を奪われ、“メルセデスの未来はアントネッリ中心”という空気がパドックを支配していた。

    だが、モントリオールでラッセルは黙っていなかった。

    アップグレード投入でメルセデス復活
    今回のカナダGPでは、フェラーリとアストンマーティンを除くほぼ全チームがアップグレードを投入。その中で最も効果を見せたのがメルセデスだった。

    スプリント予選ではラッセルとアントネッリがフロントロウを独占。しかも2列目のマクラーレン勢にコンマ3秒以上の差をつけており、W17の進化は明確だった。

    カナダ特有のストップ&ゴー特性、縁石処理、低速トラクションでメルセデスは一歩抜け出した。これまで弱点だったタイヤの立ち上がりも改善されており、オープニングラップでポジションを守り切れたこと自体が今季のメルセデスとしては異例だった。

    だが、その直後からチーム内対決が始まる。

    “かなり危険だ” アントネッリが無線で不満
    アントネッリはスタート直後からラッセルのDRS圏内へ張り付き続けた。

    そして5周目、ターン1で勝負へ出る。

    ラッセルはイン側を厳しく閉じ、アントネッリはシケインをカットする形で回避。その後も押し出されるように芝生へ飛び出し、無線で不満を爆発させた。

    「かなり危険だ」

    アントネッリはラッセルへのペナルティを要求。しかし、この2台の争いで最も得をしたのはランド・ノリスだった。

    マクラーレンのノリスは2台の隙を突いて2番手へ浮上。するとトト・ヴォルフは即座に無線を入れる。

    「無線で文句を言うんじゃない。ドライビングに集中しろ」

    メルセデス代表自ら感情を抑え込もうとするほど、状況はヒートアップしていた。


    ノリスは再び“漁夫の利” ピアストリも大量得点
    トップ2の争いの背後で、マクラーレンは冷静だった。

    ノリスは終盤までラッセルの背後0.数秒差を維持。しかし、モントリオール特有の抜きにくさもあり、決定打には届かなかった。

    それでもマクラーレンはオスカー・ピアストリが4位に入り、再びダブル入賞。コンストラクターズ争いでは着実に大量得点を積み重ねた。

    ピアストリは終盤、ウォール・オブ・チャンピオンズで接触したルイス・ハミルトン(フェラーリ)を攻略。さらにシャルル・ルクレールもハミルトンを抜き、フェラーリ勢は終盤に順位を落とした。

    ルクレールは5位、ハミルトンは6位。フェラーリは決定的に崩れたわけではないが、メルセデスとマクラーレンの戦闘力には届かなかった。

    フェルスタッペン苦戦 リンドブラッドが最後の1点
    レッドブルは厳しい週末が続いている。

    マックス・フェルスタッペンは7位。トップ争いに絡むだけのペースを最後まで見せられなかった。RB22はバンプへの対応に苦しみ、フェルスタッペン自身も週末を通じてマシン挙動への不満を口にしている。

    その一方で、レーシングブルズのアービッド・リンドブラッドはハードタイヤ戦略を成立させ、8位で最後のポイントを獲得。ルーキーながら非常に安定したレース運びを見せた。

    リアム・ローソンも18番手スタートから11位まで浮上。金曜は油圧トラブルでほぼ走れず、スプリント予選も未出走だったが、決勝では強いオーバーテイクを連発し存在感を示した。

    コラピントが9位 アルピーヌに光明
    アルピーヌではフランコ・コラピントが9位と健闘。ポイントには届かなかったものの、安定したペースで中団上位を維持した。

    一方、ピエール・ガスリーはピットレーンスタートから20位。週末を通じてマシンバランスに苦しみ、レースでも流れを作れなかった。

    ハースはエステバン・オコンが13位。FP1でクラッシュした影響もあり、本来の競争力を取り戻せないまま終わった。

    アウディは依然苦戦 ヒュルケンベルグにペナルティ
    アウディは今回も苦しい内容だった。

    ガブリエル・ボルトレトは12位。ニコ・ヒュルケンベルグは終盤に10秒加算ペナルティを受け15位に沈んだ。

    依然としてレースペース不足は深刻で、特にタイヤマネジメントとストレートスピードの両面で苦戦が続いている。

    ただ、ボルトレトは混乱の多い中団で安定して走り切り、少しずつ経験値を積み重ねている。

    キャデラックとアストンマーティンは“データ収集モード”
    セルジオ・ペレス(キャデラックF1チーム)は14位。ソフトタイヤスタートというギャンブル戦略を採ったが、大きな順位上昇には繋がらなかった。

    アストンマーティンはさらに厳しい。

    ランス・ストロールはスタート直前にフロントサスペンション問題が発生し、修復後に16位完走。フェルナンド・アロンソはレース途中でピットへ戻り、データ収集を優先する形となった。

    週末を通じてアストンマーティンはドライバビリティ、エネルギーマネジメント、ギアボックス挙動に苦しんでおり、ホンダPUとのパッケージ最適化には依然時間が必要な状況が続いている。

    最後尾勢も波乱続き
    バルテリ・ボッタス、オリバー・ベアマン、アレクサンダー・アルボン、ピエール・ガスリーはピットレーンスタート。大きな順位回復はできなかった。

    特にウィリアムズは厳しく、アルボンはFP1クラッシュのダメージが尾を引いた。

    さらにレッドブルのアイザック・ハジャーはエンジントラブルを訴えて一度ガレージへ戻る展開に。それでも再びコースへ出て走行を継続し、決勝へ向けたデータ収集を優先した。

    “メルセデス復活”と“内部抗争”が同時に始まった
    今回のスプリントは、単なる短距離レースではない。

    メルセデスは確実に速さを取り戻した。アップグレードは機能し、W17は今季最高レベルの完成度を見せた。

    だが同時に、“誰を中心にタイトルを狙うのか”という新たな問題も生まれた。

    ランキング首位のアントネッリか。

    経験と実績を持つラッセルか。

    モントリオールで始まったこの内部対立は、2026年シーズン後半最大のテーマになる可能性がある。

    ジョージ・ラッセル「シーズンが再スタートした感覚」
    「正直、不安はまったくなかった。マイアミは僕にとって相性の悪いサーキットだったし、長いブレイクもあった。いろいろ言われていたけど、結局はまたレースに戻りたかっただけだ」

    「ここから8週間で6レースある。ようやくシーズンが再スタートした感覚だ。モントリオールに戻って来られて最高だし、ファンも本当に素晴らしい」

    カナダグランプリ 2026年のF1世界選手権

    2026年 F1カナダGP スプリント 結果

    1.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    2.ランド・ノリス(マクラーレン)
    3.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    4.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    5.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    6.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    7.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    8.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    9.フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    10.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    11.セルジオ・ペレス(キャデラック)
    12.リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    13.ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    14.エステバン・オコン(ハース)
    15.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    16.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    17.バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    18.オリバー・ベアマン(ハース)
    19.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    20.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    21.アイザック・ハジャー(レッドブル)
    DNF.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)

  • 【速報】 F1カナダGP スプリント 結果・タイムシート:ラッセルが優勝

    【速報】 F1カナダGP スプリント 結果・タイムシート:ラッセルが優勝

    2026年F1カナダGP スプリントの結果・タイムシート。現地時間5月23日(土)にジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで2026年のF1世界選手権 第5戦 カナダグランプリのスプリントレースが行われた。

    優勝はジョージ・ラッセル(メルセデス)。2位にランド・ノリス(マクラーレン)、3位にアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が続いた。アストンマーティン・ホンダは、ランス・ストロールは16位、フェルナンド・アロンソはリタイアに終わった。

    ■ ラッセルが今季2度目のスプリント優勝 メルセデス勢が1-3
    ジョージ・ラッセルが23周のスプリントを制し、今季2度目のスプリント勝利を挙げた。キミ・アントネッリとの激しいチームメイト対決を制し、メルセデスは1位と3位を獲得した。

    ■ ノリスが2位 アントネッリとの終盤攻防を制す
    ランド・ノリスは終盤にラッセルへプレッシャーをかけ続けながら2位でフィニッシュした。最終ラップにはアントネッリに一度先行を許したものの、ターン1でのオーバーシュートによってポジションを取り返した。

    ■ アントネッリがラッセルに猛攻 接触寸前の攻防も
    アントネッリはレース中盤にラッセルへ繰り返し仕掛け、ターン1では並びかけてホイール同士が接触する場面もあった。芝生へ押し出されたことに無線で不満を示し、メルセデス陣営には緊張感が漂った。

    ■ ハミルトンは6位終戦 ピアストリとルクレールに先行許す
    ルイス・ハミルトンは序盤に好ペースを見せたが、終盤はタイヤに苦しみ、オスカー・ピアストリとシャルル・ルクレールに相次いで先行を許した。壁に接触する場面もあり、最終的に6位でフィニッシュした。

    ■ フェルスタッペンは7位 レッドブルは上位争い届かず
    マックス・フェルスタッペンは単独走行が続く展開となり、7位でチェッカーを受けた。レッドブルはRB22の改善傾向を見せたものの、メルセデスとマクラーレンとの差を縮めるには至らなかった。

    ■ リンブラッドが8位入賞 レーシングブルズ勢最上位
    アービッド・リンドブラッドは8位でフィニッシュし、ポイント圏内を確保した。アイザック・ハジャーがエンジントラブルで後退・リタイアする中、レーシングブルズ勢最上位でチェッカーを受けた。

    ■ ペレスとヒュルケンベルグに10秒加算ペナルティ
    FIAはセルジオ・ペレスに「他車をコース外へ押し出した」として10秒加算ペナルティを科した。またニコ・ヒュルケンベルグにも「コース外走行によるアドバンテージ獲得」で10秒加算が下された。

    ■ ストロールはグリッド上でトラブル 母国戦で苦しいスタート
    ランス・ストロールはスタート前のグリッド上でマシンに問題が発生し、アストンマーティンのクルーが修復作業を実施した。母国カナダGPのスプリントは慌ただしい幕開けとなった。

    F1カナダグランプリ スプリント 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム GAP INT POS PIT
    1 63 ジョージ・ラッセル メルセデス     - 0  
    2 1 ランド・ノリス マクラーレン 1.272 1.272 ↑ 1  
    3 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1.843 0.571 ↓ 1  
    4 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 9.797 7.954 - 0  
    5 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 9.929 0.132 ↑ 1  
    6 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 10.545 0.616 ↓ 1  
    7 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル 15.935 5.390 - 0  
    8 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 29.710 13.775 ↑ 1  
    9 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 31.621 1.911 ↑ 4  
    10 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 36.793 5.172 - 0  
    11 11 セルジオ・ペレス キャデラック 61.344 24.551 ↑ 5  
    12 30 リアム・ローソン レーシングブルズ 61.814 0.470 ↑ 6  
    13 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 64.209 2.395 ↓ 1  
    14 31 エステバン・オコン ハース 70.402 6.193 - 0  
    15 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 72.158 1.756 ↓ 4  
    16 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1L 18.651 ↑ 1  
    17 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 1L 4.734 ↑ 4  
    18 87 オリバー・ベアマン ハース 1L 5.885 ↑ 1 1
    19 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1L 29.647 ↑ 3 1
    20 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1L 14.984 - 0 1
    21 6 アイザック・ハジャー レッドブル 1L 1L ↓ 13 2
    DNF 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 8L 5L ↓ 7 2
  • フェルナンド・アロンソ F1引退判断は保留「今の成績では決断は難しい」

    フェルナンド・アロンソ F1引退判断は保留「今の成績では決断は難しい」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2026年シーズン限りで契約が満了するなか、2027年以降もF1を続けるかどうかについて、まだ決断していないと認めた。

    アストンマーティンはホンダとの新パートナーシップ初年度で苦戦が続いており、ドライバビリティ、ギアボックス挙動、エネルギーマネジメント、そして振動問題が課題となっている。カナダGPを前に、アロンソは現在の状況が長期的な判断を難しくしていると語った。

    アロンソ「もう1年やりたいかを感じる助けになるかもしれない」
    「正直なところ、それについては1分も考えていない」とアロンソはDAZNに語った。

    「まだチャンピオンシップ序盤のこの難しい状況があり、それを解決しなければならない。シーズン後半にはそうできることを願っている」

    「おそらく、それが僕の考えを少し開かせてくれて、もう1年やりたいと本当に感じるかどうかを助けてくれるかもしれない。今は自分のパフォーマンスがこういう状況なので、決断するのは難しい」

    カナダGPに大きなアップグレードなし
    アロンソは、モントリオールに大きなパフォーマンス向上をもたらすアップグレードは投入されていないと説明した。

    「パフォーマンスアップグレードはないので、ハンドリングに集中できる」

    「今後数か月で、エンジン面でも空力面でも異なるフィロソフィーが入ってくる」

    カナダGPでの見通しについて問われると、アロンソは「最初の数戦と似たようなパフォーマンスになると思う」と語った。

    クラック「ドライバーを守らなければならない」
    アストンマーティンのマイク・クラックも、チームの停滞がドライバーにとって精神的に難しい状況になっていることを認めた。

    「木曜、金曜、土曜、日曜と、彼らに同じ質問をすることになる」

    「彼らにとって、同じことを繰り返し、同じ答えを返し続けるのは難しい。我々は彼らをそこから守らなければならない。フラストレーションが積み重なっていくからだ」

    クラックは、カナダに投入された変更は小規模で、外からはほとんど見えないものにとどまると説明。より大きな空力アップグレードはシーズン後半にずれ込むという。

    「我々は巨大な前進を果たす必要がある」

    「そして、F1ではシーズン中に進歩することが難しいことも分かっている」

    「各レースで少しずつ改善していくことで、モチベーションを保つ必要がある」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    ホンダも性能と信頼性の両面で課題
    ホンダのリードエンジニアである折原伸太郎は、性能と信頼性の両面でまだ課題が残っていると説明した。

    「マイアミでは、バッテリーの信頼性において重要な一歩を踏み出しました」

    「今はエネルギーマネジメントとドライバビリティの改善に集中しています」

    「今年のパフォーマンスを改善するために、内燃エンジンを改善し、フリクションを減らす必要があります」

    ニューウェイ体制の下で問われる修正力
    クラックは、体調不良やマネジメント変更の噂も出ているエイドリアン・ニューウェイの技術開発上の主導権についても言及した。

    「私はその判断を、エイドリアンと技術開発戦略を担当する人々の手に委ねている」

    アロンソの去就は、単なる年齢や契約満了だけでなく、アストンマーティンとホンダが2026年F1シーズン後半にどこまで状況を立て直せるかに直結している。本人が「今のパフォーマンスでは決断が難しい」と語ったことは、チームの改善が2027年の進路判断に直接影響することを示している。

  • F1カナダGP スプリント予選:全22人ドライバーコメント

    F1カナダGP スプリント予選:全22人ドライバーコメント

    2026年F1カナダGPのスプリント予選がジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行われ、メルセデスのジョージ・ラッセルがポールポジションを獲得した。

    2番手にはアンドレア・キミ・アントネッリが続き、メルセデスがフロントロウを独占。ランド・ノリスとオスカー・ピアストリのマクラーレン勢、ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールのフェラーリ勢が続く接戦となった。

    一方で、レッドブルはマックス・フェルスタッペンが7番手、アイザック・ハジャーが8番手に留まり、バンプの多い路面とマシンバランスに苦しむ一日となった。赤旗中断が相次いだFP1の影響も各チームに色濃く残り、スプリント本戦とその後の予選に向けて課題と収穫が入り混じる金曜となった。

    1番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「僕たちは明日のスプリントでポールポジションを獲得できたことをうれしく思っているが、これは週末全体の仕事のほんの一部に過ぎないことも理解している。ここには大規模なアップグレードパッケージを持ち込んでおり、それが最初からうまく機能しているのを見るのは良いことだ。ただ、今日はマクラーレンとフェラーリの両方からプレッシャーを受けたし、土曜と日曜も彼らがすぐ後ろにいることは分かっている。今季ここまでの大きな弱点のひとつがスタートだった。僕たちはその改善に集中してきたし、スプリントではその進歩を示すチャンスがある。もしスタートをうまく決められなければ、ライバルたちは必ずその隙を突いてくるだろう。今夜しっかり準備をして、今日の自信と勢いを週末の残りにもつなげたい」

    2番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「今回のスプリント予選はあまりクリーンな内容ではなかった。SQ2ではミスをして芝生に飛び出してしまい、それで少しリズムを崩した。SQ3では準備ラップを行わないことを選択したが、その結果タイヤが最初のアタックで少し冷えていた。2回目のラップでは改善できたが、それでも完璧ではなかった。それでもP2はしっかりした結果だし、明日はもっと良い戦いができると思っている。ここには大規模なアップデートを持ち込んでいて、もっと理解を深める必要がある。明らかに高いポテンシャルがあり、その一部はすでに確認できている。今日のモントリオールでは僕たちにアドバンテージを与えてくれたが、週末を通しては他チームも絡む非常に接戦になるはずだ。明日のスプリントで何ができるか見ていきたい」

    3番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「今朝の状況を考えれば、P3は非常に良い結果で、大きな巻き返しだった。僕たちはペース不足を心配していたし、クルマにもあまり自信が持てなかった。でも変更を加えたことで明確な前進が得られた。スプリント予選に向けて以前の仕様のフロントウイングに戻したことで、自信を取り戻せた。ラップ自体は悪くなかったし、もう少し見つけられたとは思うけど、トップとの差はそれほど大きくなかった。それは励みになる。難しい状況の中で素早く対応し、素晴らしい仕事をしてくれたチームを誇りに思う。アップグレードパッケージはうまく機能している。ただ、一部、特にフロントウイングについてはまだ時間が必要で、今後再投入する可能性もある。それでもクルマ全体は良かったし、今週末で初めてQ3のソフトタイヤで本当に自信を持てた。良い前進だし、ここからさらに改善を続けていく」

    4番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「P4には比較的満足している。特にFP1では赤旗や中断でかなり混乱していて、期待していたほど学習時間を得られなかった中で、出せるものは最大限引き出せたと思う。メルセデスは新パッケージで非常に強そうだし、さらにパフォーマンスを見つけて差を縮める必要がある。カナダ向けの新パーツを準備してくれたチームには感謝している。かなり大きなパッケージだったし、フロントウイングにはまだ取り組むべき部分がある。スプリント予選では、より快適に感じられた旧仕様を使うことになった。明日のスプリントで何ができるか見て、その後の予選に向けて最適化していきたい」

    5番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「今日はFPから本当に良い一日だったし、走っていてすごく楽しかった。ここ数週間、データ分析に本当に力を入れて取り組んできたが、それが成果につながって、セッションを通してクルマの感触は良かった。SQ1とSQ2はポジティブだったし、SQ3でもその流れを維持できなかったのは残念だった。今夜はさらに作業を続けて、クルマからもう少しパフォーマンスを引き出せる部分を理解したいし、明日また走るのを楽しみにしている」

    6番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「僕にとっては難しいスプリント予選だった。今日はクルマにしっくりきておらず、特にブレーキバランスに関して違和感があったので、改善点を探る必要がある。何が起きているのかについてはかなり明確な考えを持っているし、スプリントまでに状況を好転させるために全力を尽くす」

    7番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「今日は一日を通してクルマのフィーリングがあまり良くなかった。特にバンプのある区間では乗り心地にかなり苦しんでいた。そのせいで安定して走ることが難しかったので、そこは見直していく必要がある。FP1からスプリント予選にかけて期待していたような改善はできなかったし、もちろん明日のスプリントレースもこのセットアップで走ることになるので、理解を深める必要がある。それが予選までの改善につながることを期待している」

    8番手:アイザック・ハジャー(レッドブル)
    「予選の最初の2フェーズではかなり良い感触があったし、最終的にSQ3でも良いフィーリングを得られたので、最後のラップには満足している。ただ、プラクティスでソフトタイヤを十分に使えなかったので、参考になるデータが不足していた。マイアミで抱えていた懸念点には対処できていて、それは安心材料だが、依然としてバランス面で苦労していて、多くのタイムを失っている。グリップ自体はあるのに、それを活かし切れていない。このサーキットは僕たちに合っていないので、少し難しい週末になるかもしれない」

    9番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「今日のスプリント予選には満足している。予想以上にペースが良かったし、チームは素晴らしい仕事をしてくれた。今週末は新しいアップグレードを投入しているが、明らかにうまく機能している。このサーキットはルーキーにとって難しく、特にスプリント週末ではなおさらだから、このパフォーマンスには本当に満足している。SQ3ではまだ少し引き出せる部分があったと思うけどね。FP1は中断が多く、誰もまともなロングランができていないから、明日どうなるか正確には分からない。タイヤのデグラデーションは大きな要素になるはずだが、明日は楽しくなりそうだし、しっかり戦う準備はできている」

    10番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「今日は本当に良いスプリント予選だった。SQ2のラップはかなり良かったし、現時点でこのクルマが持っている力を最大限に引き出せたと思う。ここ数戦でしっかり前進してきているし、今季初めてSQ3に進めたのは、クルマ改善に向けた努力へのご褒美のようなものだ。ただ、トップ8とはまだ差があるので、明日はしっかり戦い、チャンスがあれば逃さないようにしたい」

    11番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「FP1は僕側でかなり中断が多く、スプリント予選に向けた準備はスムーズではなかった。それでも一日を通してクルマの感触は良くなっていったし、全体として悪くないフィーリングだった。コンマ05秒差で逃したのはもちろん悔しい。特にこれだけ接戦のミッドフィールドではなおさらだ。ただ、ポジティブなのは再び競争力を見せられていることだ。明日のスプリントではまだ多くのことが懸かっている。今日の学びを活かし、引き続きプッシュして、良い方向に持っていきたい」

    カナダグランプリ 2026年のF1世界選手権

    12番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「今日はパッケージからもう少し引き出せたと思う。最後のラップは悪くなかったが、SQ3進出には足りなかった。週末序盤のこのサーキットはかなり汚れていて難しく、それがタイヤ温度にも影響していた。それでも、ここまでまとめ上げられた内容にはかなり満足している。現在の位置を考えれば、明日はトップ10争いに加わる現実的なチャンスがあると思う」

    13番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「FP1でほとんど走れなかった状態から始まったことを考えれば、スプリント予選では良い仕事ができたと思う。路面はかなり汚れていてグリップも低いので、クルマの中で時間を過ごし、周回を重ねて学んでいく必要がある。とても難しいセッションだったが、その中で多くを学べたし、プラクティスで起きた問題の後にクルマを準備してくれたチームにも感謝したい。明日はスプリントでさらに走行時間を得られるので、もっと良い仕事ができると思う。改善すべき点はいくつかあるし、予選に向けてさらに何かを見つけられるはずだ」

    14番手:エステバン・オコン(ハース)
    「今朝はかなり大きなクラッシュだったので、本当に運が良かった。たぶん明日は身体にくると思う。ダメージがフロントウイングだけで済んだのは、あの状況では最良の結果だった。クルマを走らせるのに少し苦労していて、縁石をうまく使えなかったし、全体的に硬すぎる感じがあった。クルマは少し改善できたが、明日の予選に向けてまだ確認すべき点は多い。僕たちは旧パッケージと新パッケージの両方、セットアップなどを理解しようと全力で取り組んでいるが、予想以上に難しい状況だ」

    15番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「正直、厳しい一日だった。アップグレードはもっと簡単に投入できて、すぐに前進になると思っていたが、実際にはそうならなかった。フリープラクティスではかなり苦戦し、ほとんど学べなかったし、スプリント予選に向けて大きな変更を行ったので、それが機能したかを確認する必要がある。グリップ不足とバランスへの自信のなさに苦しんでいたので、今夜しっかり分析したい。残念だが、これがスプリントフォーマットだ。これだけ中断が多いと、予定していたランプランの半分も完了できないし、アップグレードを持ち込んでいる状況ではなおさら厳しくなる」

    16番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「残念ながらターン3でフロントをロックさせてしまい、完全に乗客状態だった。あのインシデントまでは期待以上の位置で戦えていた。明日のスプリントともう一度の予選で何を学べるか見ていきたい」

    17番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「今日は僕たちのパフォーマンスを最大限に引き出せたと思うし、それには満足している。スプリント予選に向けて良い変更を行えたし、SQ2進出にもかなり近づいていた。ただ最後は全員がもう一度ラップに入るには時間が足りなかった。明日は良いスプリントにして、予選と決勝に向けて良い形を作れればと思う。特に日曜は難しいコンディションになりそうなので、決勝に向けてできるだけ多くの学びを得ることが主な目標だ」

    18番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「赤旗後の最後のアタックに向けてできる限りのことはしたが、ピットレーンで待っていたことでタイヤが冷えすぎていて、タイムを改善することはできなかった。そういう日もある。データを見直して改善点を探り、明日は前進できることを期待している」

    19番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「カナダでの週末としては良いスタートではないし、SQ1敗退は予想していたものではなかった。今日は全体的に難しい一日だった。FP1は赤旗もあってスムーズではなく、やりたかった作業をすべて完了できなかった。僕たちはいくつかの面でかなり遅れているし、それは明日の予選までに改善しなければならない。これだけ後方からのスプリントは厳しいものになるが、できる限り多くを学び、状況を立て直したい」

    20番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「今日は不運だった。最後の2周にすべてを懸けていたが、赤旗によってそれは実現しなかった。結果には表れていないが、それでも僕たちは前進していると感じている。今週末は異なるシャシーを含め、クルマにかなり多くの変更を加えた。それによって以前のレースとはかなり違う良い感触が得られている。まだ重要なセッションは多く残っているし、スプリント週末なので引き続きプッシュしていく」

    21番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「FP1での不運なインシデントによって一日が早く終わってしまった。週末残りに向けて走行時間が限られてしまったことで厳しい状況だが、今あるパッケージを最大限に活かしたい。かなり大きなダメージがあり、ギアボックスとPUの交換が必要だった中で、修復作業に取り組んでくれたガレージクルーには感謝したい。カルロスは良いスプリント予選を見せてくれたし、クルマ自体は良い状態にあるようだ。巻き返して、今週末はポイント争いができればと思う」

    22番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「今日はほとんど走行できなかったので、本当にフラストレーションの溜まる金曜日だった。スプリント週末ではFP1が本当に重要で、競争セッション前に周回を重ねられる唯一の時間だからね。全体的にはクルマもペースもかなり良さそうだったし、今朝数周した中でもフィーリングは良かった。明日はキャッチアップを強いられることになる。このサーキットはかなり難しく独特なので、スプリントでの走り方は予選とは異なるものになる。午後の予選に向けて最も大きな前進をしなければならないが、まずは明日再び走り出すことに集中している」

  • マクラーレンF1代表 ピアストリのレッドブル移籍説に苦笑「完全にシリーシーズン」

    マクラーレンF1代表 ピアストリのレッドブル移籍説に苦笑「完全にシリーシーズン」

    マクラーレンのF1チーム代表アンドレア・ステラは、オスカー・ピアストリのレッドブル移籍説について「完全にシリーシーズンに入っている」と一蹴した。

    ピアストリは少なくとも2027年末までマクラーレンに残る複数年契約を結んでいるが、マックス・フェルスタッペンがレッドブルを離れる場合の後任候補として名前が挙がっている。

    ステラ「マクラーレンは最大限の安定を目指している」
    カナダGPの金曜日にメディア対応を行ったステラは、ピアストリとランド・ノリスの現ラインアップに強い満足感を示した。

    「反応はあなたの質問の中にあると思う。シリーシーズンと言っていたが、我々はすでに完全にそのシリーシーズンの中にいると思う」とステラは語った。

    「オスカーについて考えると、我々はこれ以上ないほど満足している」

    「コックピットの中では最高のオスカーを見ているし、コックピットの外でも幸せなオスカー、彼自身の最高の姿を見ていると思う。ランドとの関係性やダイナミクスも素晴らしい。そして、私がチーム代表になって以来、チームは最も強い形にあると思う。だから、マクラーレンにおける最大限の安定という方向性は非常に明確だ」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)

    ランビアーゼ加入は「チームの信頼性を物語る」
    ステラ自身についても、一部ではフェラーリ復帰の噂が出ているが、本人はマクラーレンへのコミットメントを強調した。

    「私自身について言えば、私は間違いなくマクラーレンに完全にコミットしている」

    「チーム代表としての経験の中で最も誇りに思っていることのひとつは、MTCのキャビネットをトロフィーで満たすことができたことだ。それは、キャビネットに新しいエリアを作る必要があったということでもある」

    「私にとってミッションは非常に明確だ。これからの数年間、マクラーレンでその新しいキャビネットのエリアを満たしていく必要がある」

    フェルスタッペンのレースエンジニアを務めるジャンピエロ・ランビアーゼは、レッドブルとの契約が満了する2028年に、チーフ・レーシング・オフィサーとしてマクラーレンに加入する予定となっている。

    「GPについては非常にシンプルだ。マクラーレンでは、F1で最高の人材、最高の専門性、最高のリーダーを雇いたい」

    「GPがマクラーレンに加わることを決めたという事実は、私にとって我々のチームの信頼性を物語っているだけだ。だからシリーシーズンにおいて、我々にとって重要なのは安定であり、F1で最高の才能がマクラーレンに加わりたいと思っていることだ」