カテゴリー: F1カナダGP

  • ジョージ・ラッセル F1カナダGP予選「最後のラップはどこから来たのか分からない」

    ジョージ・ラッセル F1カナダGP予選「最後のラップはどこから来たのか分からない」

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、2026年F1カナダGPの予選でポールポジションを獲得した。スプリント優勝から数時間後、Q3では苦しい流れに陥りながらも、最後のアタックで1分12秒578を記録し、チームメイトのキミ・アントネッリを0.068秒差で上回った。

    ラッセルは予選後、日曜決勝の天候を見据えた変更が一時的にマシンバランスを崩したと認めたうえで、最後のラップについて「どこから来たのか分からない」と振り返った。

    ラッセル「最後のラップはどこから来たのか分からない」
    「スプリントレースから戻ってくるのはいつも難しい。マシンの感触はまったく違うし、当然、予選フォーマットに入ることになる」とジョージ・ラッセルはコメント。

    「チームとしていくつか変更を加えた。それが正しい方向だったのかは後で確認する必要がある。そして最後のラップはどこから来たのか分からないものだった。あれほど難しいセッションだっただけに、本当に素晴らしい感触だった」

    「最後のラップですべてをまとめ上げて、順位表のトップに飛び出せたのは最高だった」

    ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ) F1 カナダGP

    雨予報を見据えた変更が予選で影響
    「明日の予報を踏まえていくつか変更を加えた。それが現時点では少し痛手になったのかもしれない」とラッセルは詳しく説明した。

    「マシンが少し噛み合わなくなった。あのセッションではキミの方が間違いなく僕より競争力があったし、昨日のように他の全員に対して明確に前にいたわけでもなかった。だから間違いなく難しいセッションだった」

    「でも、さっき言ったように、最後のラップに向けて自分のドライビングをもう一度合わせ込むことができて、まとめることができた」

    アントネッリとの再戦へ「お互いに尊重している」
    土曜のスプリントでは、ラッセルとアントネッリが首位を争うなかで接触する場面もあった。決勝で再び同じ状況が起きる可能性について、ラッセルは問題ないと強調した。

    「いや、今朝のあとにしっかり話し合った。僕たちはどちらもレーシングドライバーだし、何をすべきか分かっている。お互いに尊重している。だからレースをするだけだ」

    「僕たち2人だけのバトルになることを望んでいるけど、今日見たように他のみんなもどれだけ競争力があるか分かった。明日はウエットになりそうだ。それもまったく新しいチャレンジになる」

    「正直なところ、今はそこを考えているわけではない。僕たちはただ、表彰台の一番上に立てるようにしたいだけだ」

  • マックス・フェルスタッペン F1カナダGP予選「何かが完全におかしい」

    マックス・フェルスタッペン F1カナダGP予選「何かが完全におかしい」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、2026年F1カナダGP予選で6番手に終わった後、自身のマシンに何が起きているのか「まったく分からない」と困惑を隠さなかった。

    前戦マイアミGPではアップグレード投入によって高い競争力を見せていたレッドブルだが、モントリオールでは一転して苦戦。フェルスタッペンは予選中からチームラジオで繰り返し不満を訴え、特にストレートスピード不足に強い苛立ちを示していた。

    「何かがおかしい」 無線で怒り爆発
    予選を通じてフェルスタッペンは、RB22の挙動に強い違和感を抱いていた。

    セッション中には無線で「このストレートスピードは一体どうなってるんだ? 完全に終わってる」と吐き捨てる場面もあった。

    さらにエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼに対しては、「何か絶対におかしい。こんなのあり得ない。何が起きてるんだ?」

    「本当に何かが間違っている。チェックしてくれ。こんなの不可能だ」と怒りを露わにした。

    結果的にフェルスタッペンは6番手。姉妹チームのアイザック・ハジャーをわずかに上回る順位にとどまり、メルセデス勢やマクラーレン勢との差は大きかった。

    マイアミから一転 “速さ消失”のレッドブル
    今回のカナダGP週末は、前戦マイアミとは対照的な展開となっている。

    マイアミでは新パッケージ投入後のレッドブルがトップクラスのストレート性能を発揮し、フェルスタッペン自身もマシンへの高い満足感を口にしていた。しかしモントリオールでは、その武器だった直線速度が完全に影を潜めた。

    しかも問題は単純なセットアップの失敗だけではないようだ。

    予選後にSky Sports F1から無線内容について問われたフェルスタッペンは「分からない。それが正直な答えだ」とコメント。

    「何が起きているのか本当に分からない。すべてが混乱しているし、変更したセットアップも好きじゃなかった。すべてがとても難しくて、混乱していた」

    さらにRB22が歴代F1マシンの中でも特に扱いづらいのかと問われると「扱いづらいというだけじゃない。すべてが混乱している。あまり言うことがない」と短く答えるにとどめた。

    レインハザードの決勝で巻き返しなるか
    決勝日のモントリオールでは雨予報が出ており、FIAもすでに“レインハザード”を宣言している。

    ドライコンディションで苦戦したレッドブルにとっては、天候変化が状況を一変させる数少ないチャンスになる可能性もある。

    ただ、フェルスタッペンのコメントからは、単なるバランス不調では説明できない深刻な違和感も感じ取れる。マイアミで見せた圧倒的な速さが、わずか1戦で消えた理由をレッドブルがどこまで解明できるかが、決勝の鍵を握りそうだ。

  • ランド・ノリス F1カナダGP予選3番手「僕たちはいい仕事をした」

    ランド・ノリス F1カナダGP予選3番手「僕たちはいい仕事をした」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、2026年F1カナダGP予選で3番手を獲得し、メルセデス勢に続く2列目スタートを決めた。

    ポールポジションのジョージ・ラッセルとの差は0.151秒。マクラーレンは最新アップグレードによって前戦マイアミよりも競争力を高めたが、ノリスは「メルセデスがわずかに上回っていた」と振り返った。

    ノリス「僕たちはまたいい仕事をした」
    ノリスは、予選でさらにタイムを伸ばせた可能性について問われると、簡単には判断できないと語った。

    「それを知るのはいつだって不可能だ」とノリスはコメント。

    「正直に言えば、今日は僕たちはいい仕事をしたと思う。ここでは誰もが言えることだと思うけど、難しいラップだし、すべてを完璧にまとめるのが難しいトラックだ。でも、僕たちはまたいい仕事をしたと思う」

    「彼らがほんの少し速いのは明らかだ。昨日より近づけたのはいいことだ。今朝は楽しかったし、もちろん明日は天候が変わることになるから、どうなるか見てみる。だけど、僕たちはいい位置にいるし、いるべき場所にいる」

    ノリスはスプリントでも3番手から2位に浮上しており、週末を通して安定したペースを見せている。

    雨予報の決勝で逆転を狙う
    カナダGP決勝は雨予報が出ており、コンディション変化が戦略を大きく左右する可能性がある。

    マクラーレンはアップグレード投入後に着実な前進を見せており、ノリスも「僕たちは必要な場所にいる」と自信を示した。

    3番グリッドからスタートするノリスにとって、スタート直後の攻防と天候変化への対応が勝負を左右しそうだ。

  • オスカー・ピアストリ F1カナダGP予選「メルセデスには究極の速さがある」

    オスカー・ピアストリ F1カナダGP予選「メルセデスには究極の速さがある」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1カナダGP予選を4番手で終え、チームメイトのランド・ノリスとともに2列目を確保した。

    マクラーレンは最新アップグレードによってメルセデスとの差を縮めたが、ピアストリは依然として相手が一歩先にいると認めている。

    ピアストリ「もう少しプレッシャーをかけられる」
    ピアストリは予選を振り返り、全体的には満足していると語った。

    「いくつかの部分で少し難しかったと思うけど、全体的にはかなり満足している」とピアストリはコメント。

    「メルセデスには近づいたけど、十分ではなかった。僕たちはベストを尽くした。もう少しプレッシャーをかけられるのは間違いないと思うけど、彼らにはまだ僕たちより究極の速さがある」

    マクラーレンはカナダで着実にパフォーマンスを改善しており、スプリント予選と決勝予選の両方でノリスとピアストリが上位争いに加わった。

    雨の決勝は「経験になる」
    決勝日は雨の可能性が高まっており、未知のコンディションが各チームを待ち受けている。

    ピアストリはウェットコンディションでの経験不足を認めつつも、前向きな姿勢を見せた。

    「どうなるか見てみる。僕たちはこのマシンを雨の中で本格的に走らせたことがあまりないから、いずれにしても経験になるだろう」

    メルセデスがフロントロウを独占する中、マクラーレン勢は2列目から逆転を狙う。雨がレース展開を大きく変える可能性もあり、ピアストリにとっては今季のタイトル争いを左右する重要な一戦となりそうだ。

  • アービッド・リンドブラッド F1カナダGP予選「マシンは週末ずっと快適」

    アービッド・リンドブラッド F1カナダGP予選「マシンは週末ずっと快適」

    アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)は、2026年F1カナダGP予選で9番手となり、再びQ3進出を果たした。スプリントでも堅実な走りを見せており、初走行となるジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで存在感を放っている。

    レーシングブルズは今大会にアップグレードを投入しており、リンドブラッドは週末を通してマシンへの高い信頼感を感じていると説明。雨予報となっている決勝についても前向きな姿勢を見せた。

    アービッド・リンドブラッド「マシンは週末ずっと快適だった」
    「マシンは週末ずっと快適だった」とアービッド・リンドブラッドはコメント。

    「今日も本当にポジティブな一日だったし、チームはアップグレードを投入して素晴らしい仕事をしてくれた」

    「そのおかげでマシンにすごく自信を持てているし、今週末に走ったすべてのラップで高い競争力があった」

    「Q3のラップにも満足している。まだ少しタイムを引き出せたかもしれないけど、トップチームがすべてをまとめてくると、やっぱり上位を持っていかれる」

    「それでも今日は、自分もチームも良い仕事ができたと思っている」

    予選後のインタビューでは、Q1とQ2で好位置につけていたこともあり、少し複雑な思いもあったと明かした。

    「Q1とQ2では何度も5番手とか6番手、7番手という無線が聞こえていたから、最終的に9番手だったのは少し悔しかった」

    「でも、トップチームがすべてをまとめればこうなるのは分かっていたし、今日可能だったベストな結果だったと思う」

    アービッド・リンドブラッド(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) カナダグランプリ

    スプリントではポイント獲得を果たしたが、本人としては『それ以上は難しかった』とレースを振り返った。

    「正直かなり満足している。今日のレースで達成できる最大限の結果だったと思う」

    「スタートでひとつ順位を上げられれば、その後は守り切る展開になると考えていた。でもそれは実現しなかった」

    「アイザック・ハジャーにトラブルもあったけど、それ以上はなかったと思う。ポイント獲得は本当に難しかった」

    また、スプリントから予選に向けては大きな変更は行わず、細かなセットアップ調整に留めたことも説明した。

    「正直に言えば、変更は本当に小さなものだけだった」

    「今週末は最初からかなり良い方向にまとまっていたから、大部分はそのまま維持して細かな調整だけをしていた」

    「ここは本当に難しいサーキットだし、僕にとっては初めて走るコースでもある。だから継続性を保ちながら、自分自身を積み上げていくことを重視していた」

    決勝は雨予報となっているが、リンドブラッドはむしろ歓迎している。

    「ウエットコンディションで走るのはいつも好きなんだ」

    「雨になれば、その場で起きることにしっかり対応していくだけだ。今は明日のレースが楽しみだよ」

  • リアム・ローソン F1カナダGP予選「Q3に入れなかったのは残念」

    リアム・ローソン F1カナダGP予選「Q3に入れなかったのは残念」

    リアム・ローソン(レーシングブルズ)は、2026年F1カナダGP予選で12番手となり、わずかの差でQ3進出を逃した。チームメイトのアービッド・リンドブラッドがQ3入りを果たしただけに、速さがあった週末で結果を残し切れなかったことへの悔しさを口にしている。

    レーシングブルズは今大会で高い競争力を示しており、ローソン自身もマシンの速さには強い手応えを感じていた。ただ、ソフトタイヤのウォームアップやフロントロックに苦しみ、最後のアタックでプレッシャーを抱える展開となった。

    リアム・ローソン「Q3に入れなかったのは残念」
    「Q3に入れなかったのは残念だ」とリアム・ローソンはコメント。

    「今週末のマシンは本当に速い。だから2台ともQ3に入れられなかったのは悔しいし、本来なら入るべきだったと思っている」

    「昨日からずっと追いつこうとしていたけど、予想以上に難しかった」

    「予選ではソフトタイヤのウォームアップに苦労したし、フロントロックもあった。それで最後のアタックにすべてを懸ける形になって、自分自身にかなりプレッシャーをかけてしまった」

    「本当にあと少しだったけど、十分ではなかった」

    スプリントでは11位でフィニッシュ。後方スタートから周回を重ねることを重視していたと説明した。

    「何周か走れたのは良かったし、マシンはかなり速そうだった」

    「予選が控えていたから、マシンを守ることも意識していた」

    「予選ではドライビングスタイルも変わるけど、それでも少しは助けになったと思う」

    リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) F1 カナダGP

    予選後には、決勝での巻き返しにも自信を見せている。

    「12番手は悪い位置ではないし、天候次第ではまだチャンスはある」

    「最近はこういう本当に強いマシンを持てる週末があまりなかった。だからこそQ3に入れられなかったのは残念だけど、レースではまだポイント獲得の可能性があると思っている」

    また、雨予報についても前向きに受け止めている。

    「ドライでは速いマシンがあるし、スタート位置を考えれば雨になっても悪くない」

    「こういうマシンはウエットではかなり運転が難しいから、もし予報通り雨になれば面白いレースになると思う」

  • シャルル・ルクレール F1カナダGP予選「キャリア最悪の週末」

    シャルル・ルクレール F1カナダGP予選「キャリア最悪の週末」

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、F1カナダGP予選を8番手で終え、決勝を4列目からスタートすることになった。

    今季ここまで4戦で2度の表彰台を獲得し、ドライバーズランキング3位につけるルクレールだが、モントリオールではマシンへの感触をつかめず、予選後に「キャリア最悪の週末」と振り返った。

    ルクレール「すべてが悪夢のようだった」
    「正直に言って、これは僕のキャリアで最悪の週末のひとつ、もしかしたら最悪の週末だ」とルクレールは予選後にコメント。

    「FP1から、マシンを感じられるラップが1周もなかった」

    「どのコーナーでも壁に突っ込むんじゃないかという感じだった。今日はタイヤが完全にウインドウから外れていたし、昨日はブレーキもウインドウに入っていなかった。何かがかみ合って、すべてが正しく機能する瞬間は一度もなかった」

    「ただ、ルイスは予選を通してそれをやれていたし、僕はできなかった。こういうコンディションでタイヤを機能させるために、自分に何ができるのかを分析するつもりだ。ここまでは本当に悪夢のようだった」

    ハミルトンとの差に困惑
    ルクレールは、土曜のスプリントでもルイス・ハミルトンの後方からスタートし、最終的には5位でフィニッシュしたものの、カナダGPの週末を通じてチームメイトに対して明確な優位を築けていない。

    予選ではジョージ・ラッセルのポールタイムから0.4秒遅れの8番手。フロントランナーに挑む展開にはならず、ルクレール自身も原因をつかみ切れていない。

    「奇妙だけど、今の僕が置かれている状況はそういうものだし、そこに取り組まなければならない」

    「すべてを調べるつもりだ。正直に言って、今はマシンに対してとても奇妙な感触がある。だから全部を確認する。もちろん、僕にももっと良くできることはある。でも、とにかくすごくおかしな感じだった」

    決勝は立て直しの一戦に
    ルクレールにとって、カナダGPは今季序盤の流れを維持するうえで重要な一戦となる。前戦マイアミGPでは8位に終わっており、今回も予選8番手からのスタートとなったことで、上位争いに加わるには決勝での大きな改善が必要になる。

    一方で、ハミルトンが今季屈指の好調な週末を過ごしていることは、フェラーリのマシン自体にポテンシャルがないわけではないことを示している。ルクレールにとっては、タイヤとブレーキを機能させられなかった原因をどこまで解消できるかが、決勝の鍵になる。

  • アントネッリ スプリント接触後にラッセル&ヴォルフと会談「すべてクリア」

    アントネッリ スプリント接触後にラッセル&ヴォルフと会談「すべてクリア」

    キミ・アントネッリ(メルセデス)は、2026年F1カナダGPスプリントでジョージ・ラッセルと接触を含む激しいチームメイト対決を演じたあと、ラッセルとトト・ヴォルフを交えて話し合いを行い、状況は「すべてクリア」になったと説明した。

    スプリントではメルセデス勢が首位を争うなかで接触が発生し、アントネッリはその後ポジションをひとつ落とした。無線では不満をにじませる場面もあったが、数時間後の予選では再びラッセルとアントネッリがフロントロウを独占。ラッセルが0.068秒差でポールポジションを獲得し、アントネッリは2番手につけた。

    「もちろん、ジョージとトトと話をした。今はすべてクリアになっている」とアントネッリはコメント。

    「レースについて明確にした。僕たちはそれぞれのミスを認めた。だから今はもちろん自由に戦えるけど、敬意を持ってレースをする必要がある」

    再び並ぶフロントロウで問われる“敬意ある戦い”
    日曜の決勝では、ラッセルとアントネッリが再びフロントロウに並ぶ。スプリントで火花を散らした2人が、どこまで攻め、どこで一線を引くのかが大きな焦点になる。

    予選についてアントネッリは、金曜のスプリント予選と同じ差だったことを悔やみつつ、全体としては悪くないセッションだったと振り返った。

    「昨日と同じ差だったから、もちろん残念だ。でも全体としてはまずまずのセッションだったと思う」

    「タイヤを正しいウインドウに入れるのがとても難しかったけど、僕たちはベストを尽くした。最後のラップを終えたときは少し……もう1回走りたかったという感じだった。でも仕方ない。ジョージは素晴らしいラップを走ったし、明日は取り返したい」

  • アイザック・ハジャー F1カナダGP予選「トップ3に入れたはずだった」

    アイザック・ハジャー F1カナダGP予選「トップ3に入れたはずだった」

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)は、F1カナダGP予選でQ2最速タイムを記録しながらも、最終的に7番手に終わったことについて「トップ3に入るべきだった」と悔しさを露わにした。

    モントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行われた予選で、アイザック・ハジャーはQ1から好ペースを披露。Q2ではトップタイムを記録し、数時間前のスプリントで苦戦していたレッドブル・レーシング勢とは対照的に、RB26のパフォーマンス向上を印象づけた。

    Q2最速から一転 ハジャーはQ3で失速
    しかしQ3では流れが変わった。ハジャーは最初のアタックでミスを犯し、その影響が最後のアタックにも響いたという。

    「Q3最初のランでミスをしてしまって、最後のラップに向けていい基準を作れなかった。ちょっとオーバードライブしていた」とアイザック・ハジャーはコメント。

    「本当に残念だ。今季初めてこれほどいいクルマを手にしていたのに、自分の仕事がよくなくて全部台無しにしてしまった感じだ。かなり腹が立っている」

    21歳のハジャーは、自身のミスによって上位グリッド獲得のチャンスを逃したと受け止めている。

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング) F1 カナダGP

    レッドブル復調の兆しも「トップ3を逃した」
    一方で、ハジャーは予選に向けてレッドブル・レーシングが改善を果たしたこと自体は前向きに評価している。

    「昨日よりなぜこんなに速くなったのかを理解する必要がある。理由については自分なりに考えはある」

    「それは間違いなくポジティブなことだ。でもその一方で、僕はトップ3に入るべきだったし、それができなかった」

    今回の予選結果は、レッドブル・レーシングにとってマシン改善の兆候を示す一方で、ハジャー本人には大きな悔いを残す内容となった。

    スプリントではマシントラブルにも見舞われる
    ハジャーにとって土曜日は予選だけではなく、スプリントでも難しい一日だった。レース中にはマシントラブルが発生し、一度はリタイア扱いとなりながらも、その後最後尾でコースへ復帰していた。

    それだけに、予選で見せたQ2最速のインパクトは大きく、決勝でどこまで巻き返せるかに注目が集まる。

  • ホンダF1 カナダGP予選:2026年PUの知見拡大 雨予報の決勝へ調整継続

    ホンダF1 カナダGP予選:2026年PUの知見拡大 雨予報の決勝へ調整継続

    ホンダは2026年F1第5戦カナダGP土曜日を通じて、新世代パワーユニットのエネルギーマネジメントとドライバビリティに関するデータ収集を進めた。アストンマーティン勢は苦戦し、フェルナンド・アロンソが19番手、ランス・ストロールが21番手で予選を終えたが、ホンダ側は週末を通じて技術的な収穫があったことを明かしている。

    モントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットは、2026年仕様のパワーユニットにとって初めて走行する高速市街地サーキットとなる。

    加減速の多いレイアウトに加え、路面状況や低グリップ特性もあり、エネルギーマネジメントやトルク供給の最適化が重要なテーマとなっていた。

    ホンダが重視した“ドライバビリティ”調整
    ホンダ F1 トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎は、スプリントから予選にかけてマッピング変更を含む細かな調整を進めたと説明した。

    「本日はパワーユニットに大きなトラブルなくスプリントレースと予選を終えました」

    「新しいパワーユニットで初めて走るこのサーキットでの、トルク供給を中心としたエネルギーマネジメントとドライバビリティの知見を得ることができました」

    「スプリントレース後にはマッピングとドライバビリティの調整を行って予選に臨んでいます」

    2026年マシンでは電動比率拡大に伴って低速域でのトルク制御がさらに重要になっており、ドライバーが違和感なくスロットルを開けられるかどうかがラップタイムに直結している。特にモントリオールのようなストップ&ゴー型サーキットでは、その傾向がより顕著となる。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダF1

    雨予報の決勝へ ホンダは“安心して走れるPU”を重視
    日曜日の決勝は雨予報となっており、各チームとも未知のウェットコンディションへの対応が焦点となる。2026年レギュレーション下では本格的な雨天走行データが極めて少なく、パワーユニット側の制御精度がこれまで以上に重要視されている。

    折原伸太郎は、ホンダとしてもウエットコンディションを強く意識していると語った。

    「明日の決勝はウェットコンディションとなる予報のため、パワーユニットのパフォーマンスやドライバビリティに集中します」

    「ドライバーが雨の中でも安心して走行するための細かな調整を進めており、それがレースでどのように機能するかを見極めます」

    予選結果だけを見れば厳しい週末となっているアストンマーティンだが、ホンダ側は新世代パワーユニットの実戦データ蓄積を着実に進めている。特に雨となれば、エネルギーデリバリーやスロットル制御の完成度がレース結果を左右する可能性もありそうだ。

    【関連】
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