カテゴリー: キャデラックF1チーム

  • セルジオ・ペレス キャデラックF1の進化に自信「空力で大きく前進」

    セルジオ・ペレス キャデラックF1の進化に自信「空力で大きく前進」

    2026年のF1参戦初年度を戦うキャデラックは依然として苦戦を強いられているが、セルジオ・ペレスはチームが短期間で「明確な進歩」を遂げていると明かした。特に空力性能とダウンフォース面では着実な前進が見られており、将来への手応えを感じているという。

    一方で、メルセデスやフェラーリ、レッドブル・レーシングといった長年F1で戦ってきた強豪チームとの差は依然として大きく、キャデラックは厳しい戦いの真っただ中にある。

    キャデラックは厳しい現実の中で開発を継続
    キャデラックにとって2026年シーズンは学習と成長の年となっている。

    シルバーストンを拠点とするアメリカ系チームはここまでポイント獲得に成功しておらず、セルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスの両ドライバーも入賞には届いていない。

    モナコGPではペレスが10位でフィニッシュしたものの、レース後の裁定によって順位を失い、初ポイント獲得の機会を逃した。

    それでもペレスの経験と安定したパフォーマンスにより、MAC-26は徐々にグリッド後方から前進しつつある。

    ダウンフォースと空力で見える「明確なゲイン」
    バルセロナ・カタルーニャGPを前に、ペレスはチームが優先的に取り組むべき課題について説明した。

    「もし僕たちがさらに前進できるなら、まずは車高変化への対応が重要だ。今のクルマにとって非常に大事な部分だからね」

    「そして空力面で良い改善を見つけること。シミュレーションと実車の相関関係を正確に把握することが、サーキットで成功するための鍵になる」

    ペレスは、短期間で得られる改善余地がまだ残されていると強調した。

    「現時点でも短期間で得られる非常に明確な改善点が見えている。ただ僕たちが戦っている相手は世界最高のチームであり、長年F1に参戦してきた組織だ。だから簡単な状況ではない」

    セルジオ・ペレス(キャデラックF1)

    最も進歩したのは空力性能
    2026年に導入された新レギュレーションの影響で、各チームはシーズン開幕から現在まで継続的にマシンを進化させている。

    ペレスによると、キャデラックも特定分野では苦戦が続いているものの、ダウンフォースと空力性能については大きな改善が見られるという。

    「ダウンフォースという点では本当に大きく前進したと思う」

    「ある分野ではあまり進歩していないが、ダウンフォースと空力面では良い進歩を遂げることができた」

    これは新規参戦チームにとって重要な成果であり、今後のアップグレード開発に向けた基盤になりそうだ。

    2027年へ向けて追い風となるADUO制度
    次戦オーストリアGPが開催されるレッドブル・リンクは高速コーナーが多く、空力効率が求められるサーキットであるため、キャデラックにとっては厳しい週末になる可能性が高い。

    しかし中長期的には明るい材料もある。

    キャデラックが搭載するフェラーリ製パワーユニットは、FIAのADUO(追加開発機会制度)の対象となっており、今後さらなる性能向上が期待されている。

    キャデラックは依然としてグリッド後方に位置しているものの、ペレスの言葉からはチーム内部で開発の方向性が明確になりつつあることがうかがえる。空力性能の改善と相関精度の向上を積み重ねることができれば、2027年に向けてより確かな競争力を築く可能性は十分にある。

  • コルトン・ハータ 初FP1走行に手応え「F1がより現実的になった」

    コルトン・ハータ 初FP1走行に手応え「F1がより現実的になった」

    キャデラックF1の育成ドライバーであり、現在FIA F2に参戦しているコルトン・ハータが、バルセロナ・カタルーニャGPのフリー走行1回目(FP1)でF1公式セッションデビューを果たした。

    ハータはセルジオ・ペレスに代わってMAC-26をドライブし、27周を走行。ベストタイムは1分20秒697で21番手だったが、チームのプログラムを予定通り完了し、セットアップ評価やデータ収集に貢献した。

    キャデラックF1はFP1でハータ、FP2でペレスとバルテリ・ボッタスが走行。3人合計で90周を重ね、週末に向けた準備を進めた。ボッタス車にはFP2でECUトラブルが発生し走行が制限されたものの、チームは有益なデータを収集できたとしている。

    F1マシン初体験に興奮
    FP1終了後、ハータは初めてのF1公式セッションを振り返り、その興奮を隠さなかった。

    「本当に刺激的だった。とても印象的なクルマだったし、残念ながら走行時間は1時間しかなかったので、次の機会が待ちきれない」

    また、数周を走った段階でマシンへの自信も得られたという。

    「F1マシンをドライブするのは本当に素晴らしかった。数周後には自信も持てるようになったし、全体としてとてもポジティブなセッションだったと思う」

    F1昇格への現実味
    ハータは将来的なキャデラックF1レギュラーシート候補のひとりと見られている。今回の走行によって、その目標がより現実的なものに感じられたと語った。

    「間違いなく現実味が増したと思う。キャデラックのレーシングスーツを着て、ドライバーとして完全にチームに溶け込んだのは今回が初めてだった」

    「ラップごとに自信を積み重ねながら、予定していたプログラムも無事に完了できた。そこには満足している」

    「次のステップはマシンの中でさらに自信を高めて、毎回もっと速くなることだ」

    キャデラックF1の成長を実感
    2026年にF1へ参戦した新チームであるキャデラックF1についても、ハータは短期間で大きな進歩を遂げていると評価した。

    「このプロジェクトに関われて本当に楽しい。全員にとってゼロからのスタートだった」

    「すべてをできるだけ早く形にしようとしている状況だけど、スタート地点から考えると今のチームの姿は本当に驚くべきものだと思う」

    「これからさらに良くなっていくはずだし、その一員でいられることをうれしく思う」

    キャデラックF1のグレアム・ロードン代表もハータの仕事ぶりを高く評価した。

    「コルトンは非常に良い仕事をしてくれた。予定されたプログラムを完遂し、チームに価値あるデータをもたらしてくれた」

    「今回の経験によって、将来のFP1で何が求められるかも理解できたはずだ」

    アメリカ期待の若手として注目されるハータにとって、今回のFP1は単なるルーキー走行以上の意味を持つ一日となった。キャデラックF1の将来を担う候補として、F1昇格への第一歩を確実に刻んだ。

  • バルテリ・ボッタスがキャデラックF1残留を強調 「2027年もここにいる」

    バルテリ・ボッタスがキャデラックF1残留を強調 「2027年もここにいる」

    キャデラックF1のバルテリ・ボッタスは、2027年もチームに残留すると明言し、自身の将来を巡る憶測を改めて否定した。

    チームメイトのセルジオ・ペレスが比較的好調なパフォーマンスを見せる一方で、キャデラックが支援するコルトン・ハータのF1昇格計画も進められており、来季のドライバー交代説が浮上している。

    しかしボッタスは、契約とチームからの信頼を根拠に自身の立場は揺るがないと強調した。

    2027年もF1に参戦すると断言
    ボッタスはフィンランド紙『Ilta Sanomat』の取材に対し、将来についての噂を意に介していないと語った。

    「自分の状況は把握しているし、チームとも常に連絡を取っている。周りは好きなことを言えばいい」

    「それで僕の人生が変わることはない」

    さらに2027年について問われると、契約内容とチームからの支持を理由に残留を断言した。

    「自分の契約内容は分かっているし、チームは100%僕をサポートしてくれている」

    「来年も間違いなくここにいる」

    苦戦の原因はマシン運営面にもある
    キャデラックF1は参戦初年度の2026年シーズンで苦戦が続いており、現在も唯一ポイントを獲得していないチームとなっている。

    ボッタスはその原因について、単なる不運ではなくチーム運営面の課題もあると説明した。

    「少なくとも1つは問題が起きないレースがほとんどない」

    「品質管理や組み立て工程を改善する必要がある。マシンの組み立てが不必要に急がれていたこともあった」

    参戦初年度のチームだけに、マシン開発だけでなく運営体制の成熟も課題になっているようだ。

    ペレスとの比較は無意味と主張
    今季ここまでの成績ではペレスの方が存在感を示しているが、ボッタスは現段階での比較を拒否した。

    「現段階で比較しても意味はない」

    「状況や発生している問題を考えれば、そうした比較は無意味だ」

    チーム全体が苦戦するなかで、まずは競争力向上が優先事項だとの考えを示している。

    数か月後の大幅な改善を確信
    それでもボッタスはキャデラックF1の将来に強い自信を見せている。

    チームでは複数のアップデート計画が進行しており、今後の戦闘力向上を確信しているという。

    「2か月後には僕たちのマシンがずっと速くなっていると確信している」

    「計画されている内容を実際に見ているからだ」

    ボッタスは現在の苦戦を新規参戦チームが経験する成長過程の一部と捉えており、今後の開発によってキャデラックF1は大きく前進すると見込んでいる。

  • キャデラックF1 コルトン・ハータがバルセロナでFP1デビュー「準備はできている」

    キャデラックF1 コルトン・ハータがバルセロナでFP1デビュー「準備はできている」

    キャデラックF1の育成ドライバーであるコルトン・ハータが、今週末のF1スペインGP(バルセロナ・カタルーニャGP)で待望のグランプリセッションデビューを迎える。

    ハータはフリー走行1回目(FP1)でセルジオ・ペレスに代わってMAC-26をドライブする予定で、現行F1レギュレーション下のマシンを公式セッションで走らせるのは今回が初めてとなる。

    これまでハータはマクラーレンのTPC(旧型車テスト)プログラムを通じてF1マシンの経験を積んできたが、グランプリウイーク中の公式セッションへの参加は初となる。

    今回のFP1出走は、2026年シーズンにキャデラックF1で予定されている4回のルーキードライバー起用プログラムの第1弾。また、ハータにとってはキャデラックF1のカラーリングをまとって走る初めての公式セッションでもあり、将来的なF1昇格を目指す上で重要な機会となる。

    FP1デビューに向けて、ハータはチームの拠点であるシャーロットとシルバーストンを行き来しながら準備を進めてきた。シミュレーターでサーキット特性や手順を学ぶだけでなく、直近数戦では現場にも帯同し、F1チームのオペレーションを学んできたという。

    一方で、ハータにとって2026年シーズンは決して簡単なものではない。インディカーを離れてF1を目指す挑戦を続けるなか、現在はF2のハイテックから参戦し、開幕8戦終了時点でランキング13位、16ポイントにとどまっている。

    今週末はキャデラックF1でFP1を走るだけでなく、F2のレースウイークも並行して戦うことになり、多忙なスケジュールとなる。

    それでもハータはF1デビューに向けて十分な準備ができていると自信を見せた。

    「バルセロナが楽しみだ。マシンに乗る準備はできていると感じている」とハータは語った。

    「シャーロットのシミュレーターでコースやセッション中に従うべき手順を学んできた」

    「さらにシルバーストンや最近のレース現場でチームと仕事をしてきたので、できるだけ早く順応できるよう準備を進めている」

    「目標はクリーンなセッションをこなし、チームが必要とするデータ収集に貢献すること。そしてF1マシンに慣れることだ」

    「F2にも参戦するので忙しい週末になるが、プレッシャーは特権だ。だからこそ楽しみにしている」

    キャデラックF1は2026年にF1参戦初年度を迎えているが、将来を見据えた若手育成にも力を入れている。今回のFP1は、ハータがF1でのキャリア構築に向けて大きな一歩を踏み出す舞台となりそうだ。

  • セルジオ・ペレス「諦めなかった」 キャデラックF1初入賞は幻も前向き評価

    セルジオ・ペレス「諦めなかった」 キャデラックF1初入賞は幻も前向き評価

    セルジオ・ペレスは2026年F1モナコGPで10位フィニッシュを果たしたものの、レース後のペナルティによって初の選手権ポイントを失った。それでもペレスは、厳しい状況の中で最後まで戦い抜いたキャデラックの姿勢を高く評価した。

    キャデラックは今季の新規参戦チームとして苦戦が続いているが、モナコでは予選でQ2進出まであとコンマ2秒に迫る速さを見せ、決勝でも波乱を生かしてトップ10圏内でフィニッシュ。結果こそ覆ったものの、チームにとっては大きな前進を感じさせる週末となった。

    ポイント喪失につながったスタート手順違反
    ペレスはレース終盤に10番手まで浮上し、チェッカー時点ではキャデラックに初ポイントをもたらした。

    しかし審議対象となっていたスタート手順違反により、レース後にドライブスルーペナルティ相当の裁定を受けて15位へ降格。空いたグリッドに並ぶはずだったガブリエル・ボルトレトの位置にマシンを止めていたことが問題視された。

    「チームとの間でコミュニケーションミスがあった。それだけだ」とペレスは説明した。

    「いろいろな映像を確認したが、ある角度から見ると明らかに見えるし、別の角度からだとそれほど明確ではない」

    「それでも僕たちはコース上で10位だったし、そのことで何か利益を得たわけではない」

    「実際にはスタートも良くなかったが、再スタート後の1周目は素晴らしかった。それによって挽回できたし、それこそが重要だった」

    リタイア寸前だったキャデラックF1
    結果以上に印象的だったのは、キャデラックが深刻なトラブルを抱えながらレースを完走したことだった。

    ペレスによると、MAC-26はレース中を通じて振動、ブレーキ、パワーユニット関連の問題を抱えていたという。

    「僕たちにとっては非常に難しいレースだった。本当に厳しかった」

    「振動もあったし、ブレーキもあったし、エンジンの問題もあった」

    「ある時点ではリタイアも考えたが、諦めなかった」

    「走り続けたことでレースが新たなチャンスを与えてくれた。そして僕たちはそれを生かした」

    ペレスはエンジンを保護するために大幅なリフト・アンド・コーストを強いられていたことも明かした。

    「かなり苦しかった。多くのリフト・アンド・コーストをしなければならなかったし、同時にエンジンマネジメントも必要だった」

    「非常に難しい午後だったし、本当に苦戦した。次のレースで何ができるか見ていきたい」

    セルジオ・ペレス(キャデラック)

    結果以上に価値のあったキャデラックの姿勢
    モナコGPは結果だけを見ると15位で終わった。

    しかし、マシントラブルとペナルティに見舞われながらもトップ10でチェッカーを受けた事実は、キャデラックにとって大きな意味を持つ。

    特にペレスが評価したのはチーム全体のメンタリティだった。

    「チームは今回のレースを誇りに思うべきだ」とペレスは語った。

    「僕たちは諦めなかった。それはキャデラックの全員に見られる素晴らしい姿勢だ」

    「僕が覚えている中でも最悪レベルのモナコGPだった。あらゆることがうまくいかなかった」

    「それでも諦めなかった。それはチームにとって本当に素晴らしいことだ」

    ポイントこそ失われたが、キャデラックはモナコで初めて実力によってトップ10争いに加わった。ヨーロッパラウンドの本格化を前に、この週末はチームの自信を大きく高める一戦となった。

  • キャデラックF1初ポイント消滅 ペレスがモナコGP後ペナルティで15位降格

    キャデラックF1初ポイント消滅 ペレスがモナコGP後ペナルティで15位降格

    キャデラックF1は、2026年F1モナコGPで初ポイントを獲得したかに見えたが、セルジオ・ペレスにレース後のタイムペナルティが科されたことで、その1点を失った。

    ペレスは荒れたモナコGPを10位でフィニッシュし、キャデラックF1にとって貴重な初ポイントをもたらす結果となっていた。しかし、赤旗後の最終リスタートでグリッド上の停止位置に違反があったとして審議対象となり、最終的に10秒ペナルティを受けた。

    初ポイント目前から15位へ降格
    モナコの市街地コースで行われた決勝は、複数のクラッシュ、セーフティカー、赤旗を含む波乱の展開となった。その中でペレスはポイント圏内に浮上し、10位でチェッカーを受けた。

    だが、赤旗後のリスタート時に正しいグリッド位置に収まっていなかった疑いで、レース後に審議対象となった。スチュワードはデータと映像を確認し、ペレスの右フロントタイヤがスターティングボックスの外に出ていたと判断。標準ペナルティとして10秒加算を科した。

    この裁定により、ペレスは10位から15位へ降格。完走者の最下位となり、キャデラックF1の初ポイントは消滅した。

    スタート時にもドライブスルー処分
    ペレスにとって、この日の違反はレース後の一件だけではなかった。スタート時には、本来18番グリッドに並ぶべきところを16番グリッドに停止したとして、レース中にドライブスルーペナルティを消化している。

    これは、アウディのガブリエル・ボルトレトがピットレーンスタートに変更された後のグリッド整列で発生したものだった。

    さらに、グリッドへ向かうレコノサンスラップ中にも、誤った位置で練習スタートを行ったとしてスチュワードから戒告を受けている。

    キャデラックF1にとっては、チーム初ポイントが目前まで迫りながら、複数の手続き違反によって結果を失う悔しいモナコGPとなった。

  • セルジオ・ペレス F1復帰で自信「自分は最高のドライバーの一人」

    セルジオ・ペレス F1復帰で自信「自分は最高のドライバーの一人」

    セルジオ・ペレスは、2026年F1シーズンに新規参戦のキャデラックからF1復帰を果たした。モナコGPを前に、カナダGP後に語った「自分は最高の一人」という発言について、あらためて説明した。

    ペレスは2024年限りでレッドブルを離れ、2025年はF1のシートを失っていた。レッドブル在籍時にはグランプリ5勝を挙げ、2023年にはチームメイトのマックス・フェルスタッペンに次ぐドライバーズランキング2位でシーズンを終えている。

    ペレス「才能には正しい状況が必要だ」
    「レッドブルでの最後の6か月を見ると、僕がそこにいる最高の一人だとは思わないだろう。でも、その時点での状況、そして結局のところパフォーマンスを理解している人たちが分かっていることを理解すれば違う」

    「自分がチームとともに出しているパフォーマンスのレベルを見れば、僕がそこにいる最高の一人だと分かる。そして結局のところ、才能を示すには正しい状況が必要だ。その意味で、戻ってきて自分自身にそれを証明できたことをとてもうれしく思っている」

    キャデラックとペレスは前戦カナダGPで、ここまでで最も力強い週末を過ごした。スプリントでは11位でフィニッシュしたが、10秒ペナルティにより14位に降格。決勝では15位を走行していたものの、サスペンションの故障によりリタイアを余儀なくされた。

    モナコはキャデラックにとって短期的な最大のチャンス
    「内部では今週末について本当に楽観的だ」とペレスはコメント。

    「短期的にはこれが僕たちにとって最大のチャンスだと見ている。どうなるか見てみよう。良い金曜日を過ごせれば、予選に向けて大きな希望を持てると思う」

    「モナコは常に輝くチャンスを与えてくれる場所で、それが僕たちにとって最大の機会になる。僕たちは自分たちのベストを発揮したい。オペレーション面でも、できることはすべて実行する。それが僕たちにとっての最終目標だ」

    【関連】
    ・2026年F1モナコGP テレビ放送時間・配信日程(フジテレビNEXT・FOD)
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  • バルテリ・ボッタス キャデラックF1のシート喪失報道を否定「完全なデタラメ」

    バルテリ・ボッタス キャデラックF1のシート喪失報道を否定「完全なデタラメ」

    バルテリ・ボッタスは、F1モナコGPを前に自身の将来をめぐる報道を一蹴した。カナダGP後に浮上したキャデラックF1での立場に関する噂について、「完全なデタラメ」だと強く否定している。

    ボッタスは2025年にメルセデスのリザーブドライバーを務めた後、2026年から新規参戦のキャデラックF1でF1に復帰した。チームメイトはセルジオ・ペレスで、カナダGPのスプリント週末では予選セッションでペレスがボッタスを大きく上回ったことから、ボッタスのシートが早くも見直されているとの噂がSNS上で広がり、一部メディアにも波及した。

    ボッタス「見出しとクリックのためだ」
    モナコでメディア対応を行ったボッタスは、その噂を明確に否定した。

    「そういう噂に直面するのは初めてではない。誰かが完全なデタラメを作り上げるのは少し残念だが、このスポーツでは普通のことだ」

    「僕は自分の状況を分かっているし、チームも僕の状況を分かっていて、100%サポートしてくれている。だから、僕の側としては最終的には問題なかった」

    報道の背景について問われたボッタスは、次のように語った。

    「見出しだ。クリックだ。それが僕の考えだ」

    「実際、朝のコーヒーを飲んでいるときに最初の噂を見て、ちょっと笑ってしまった」

    「それがこのスポーツのネガティブな面でもある。ときどき、何かを書くために噂を作りたい人や、話を作り上げる人がいる。僕はそれも一部だと学んだし、もうあまり影響されることはない」

    カナダでの不振には技術的要因
    ボッタスは、カナダGPでペレスに対して大きく遅れた理由について、キャデラックF1が一定の答えを見つけつつあるとも説明した。

    「この後の午後にもう一度ミーティングがあるが、先週チームとその件について話し合った。パワーユニット側とマシンの組み立て側の両方に問題が見えている」

    「話せるのはそこまでだが、理由が見えているのは良いことだ。マシンをどう組み立てるか、すべてのパーツをどう取り付けるか、その品質について作業を続ける必要がある」

    モナコはキャデラックF1にとって好機
    モナコGPに向けて、ボッタスはキャデラックF1がここまでで最高の結果を狙える可能性にも触れた。

    「この週末は、誰にとっても常にチャンスだ。たとえば何年か前、ジュール・ビアンキがここでマルシャにポイントをもたらしたことを思い出してほしい。そういうことは起こり得る」

    「もちろん、予選で良い位置につけなければならない。でも決勝でも何が起こるかは分からない。僕たちは前向きなチャンスとして受け止めている」

    カナダでのペース差はボッタス個人の評価に直結する材料として扱われたが、本人とチームは技術的な要因を確認している。モナコでは予選順位が結果を大きく左右するため、キャデラックF1にとっては信頼性と組み立て精度、そして一発の完成度が問われる週末になる。

  • キャデラックF1が最新DiLシミュレーター導入 ダイニスマと契約

    キャデラックF1が最新DiLシミュレーター導入 ダイニスマと契約

    2026年からF1に参戦するキャデラックF1が、チームの技術基盤強化に向けて重要な投資を発表した。キャデラックは英国のシミュレーター開発企業ダイニスマ(Dynisma)と契約し、最新鋭のドライビングシミュレーター「DMG-360XY」を導入することを明らかにした。

    新シミュレーターは米国インディアナ州にあるキャデラックF1の拠点に設置される予定で、車両開発やセットアップ作業、ドライバー育成など幅広い分野で活用される。

    F1で重要性を増すシミュレーター開発競争
    近年のF1では、風洞試験やCFD(数値流体解析)に加え、ドライバー・イン・ザ・ループ(DiL)シミュレーターが開発競争の中心的な役割を担っている。

    ダイニスマはフェラーリやマクラーレンにもシミュレーターを供給しており、今回キャデラックが採用したDMG-360XYは同社の最上位モデルに位置付けられる。

    このシミュレーターは最新のLEDウォール映像技術を採用し、高速なデータ処理能力によって実車との高い相関性を実現。X軸とY軸方向に最大5メートル移動できるほか、ヨー方向(左右回転)は無制限に動作することで、実際のマシン挙動を極めて高精度に再現できるという。

    ニック・チェスター「重要な決断だった」
    キャデラックF1の最高技術責任者(CTO)であるニック・チェスターは、今回の決定について次のように説明した。

    「適切なシミュレータープラットフォームを選択することは、どのF1チームにとっても重要な決断だ」

    「ダイニスマの技術は、我々が求めていた忠実性、応答性、そして相関性を提供してくれる。チームの技術力を構築していく中で非常に重要な要素だ」

    「DMG-360XYの導入は、今後数シーズンにわたって我々のエンジニアリング活動とドライバープログラムを支えるツールやシステムを整備する上で重要な一歩となる」

    2028年以降を見据えたインフラ整備
    キャデラックF1は2026年と2027年はフェラーリ製パワーユニットを使用し、2028年から独自パワーユニット投入を目指している。

    そのため現在は人材獲得と施設整備を急ピッチで進めており、今回のシミュレーター導入もその一環とみられる。

    F1ではマクラーレン、メルセデス、レッドブル、フェラーリなど上位チームが大規模なシミュレーター施設を活用しており、キャデラックとしても参戦初年度から競争力を確保するためには不可欠な投資となる。

    ダイニスマ創業者のアッシュ・ウォーンも、「現代のモータースポーツにおいてシミュレーションはドライバーのフィードバックとエンジニアリング開発を結びつける中心的な役割を果たしている」と説明した。

    実車テストが厳しく制限されている現在のF1では、シミュレーターの性能が開発速度を左右する重要な要素となっている。キャデラックは今回の投資によって、F1参戦へ向けた技術基盤の整備をさらに加速させることになる。

  • キャデラックF1 バルテリ・ボッタス更迭説を全面否定「完全な事実無根」

    キャデラックF1 バルテリ・ボッタス更迭説を全面否定「完全な事実無根」

    キャデラックF1チーム代表のグレアム・ロードンは、バルテリ・ボッタスのシート喪失が噂されているとの報道について、「事実無根だ」と強く否定した。

    2026年シーズン開幕から5戦を終えた時点で、チームメイトのセルジオ・ペレスと比較して適応に苦戦しているとの見方から、ボッタスの将来に疑問符が付けられていた。しかしロードンは、そうした憶測には根拠も論理性もないと一蹴している。

    「完全に間違っている」更迭説を一蹴
    ロードンはRacingNews365に対し、ボッタス更迭説について明確に否定した。

    「その噂には何の根拠もないし、まったく真実ではない。断言できる」

    「どこから話せばいいのか分からないが、その噂は事実として完全に間違っている。そこに真実の要素はまったく存在しない」

    さらにロードンは、キャデラックのドライバーが置かれている特殊な状況を説明した。

    「両ドライバーがやっている仕事を見れば分かる。我々はレースをしながら同時にチームを作り上げている最中だ。これは非常に特殊な任務だ」

    「外部の人々は、我々が彼らに何を求めているのかを知らない。セッションごと、レースごと、そしてマシン開発において何を担っているのかも理解していない」

    キャデラックは依然としてポイント未獲得ながらも、参戦前に予想されていたほど大きく後れを取ってはいない。ロードンは、開幕前にもチームを過小評価する声が多かったことを指摘した。

    「開幕前には、我々が予選で107%ルールの範囲内に入ることさえ難しいという話があった」

    「だがモントリオールでは、スプリント予選突破まであとコンマ数%のところまで来ていた。だから噂には真実がないだけでなく、論理性もない」

    コルトン・ハータ起用説にも呆れ顔
    今回の噂では、ボッタスの後任としてリザーブドライバーのコルトン・ハータを起用する案まで報じられていた。

    しかしロードンは、その内容自体がF1の基本ルールを理解していないものだと指摘した。

    「読んだ噂の中には、F1の基本的なルールさえ考慮していないものがあった」

    「例えば、数戦以内にコルトンをバルテリの代わりに起用するという話だ。しかしコルトンにはF1参戦に必要なスーパーライセンスのポイントが足りない」

    「その事実だけでも、その種の噂の信頼性がどれほどのものか分かるだろう」

    ペレス離脱説も同時に否定
    ロードンは、ボッタスだけでなくセルジオ・ペレスに関する憶測についても否定した。

    「コルトンには彼自身のプログラムがあり、チェコ(ペレス)にも我々とのプログラムがある。バルテリも同じだ」

    「彼らはそれぞれの形で、キャデラックF1チームの構築という目標に貢献している」

    そして最後に、噂に対するチームの立場を改めて強調した。

    「バルテリのシートが危険にさらされているとか、チェコが他チームへ移籍するといった噂には、実際の真実も証拠も一切存在しない。そのことを極めて明確にしておきたい」

    キャデラックは2026年の新規参戦チームとして、ペレスとボッタスという経験豊富なラインアップを起用した。開発とチーム構築を並行して進める現在の段階では、単純なリザルト以上に両ドライバーが果たしている役割をチームは重視しているようだ。ボッタス更迭説は、少なくとも現時点では完全に否定された形となった。