カテゴリー: キャデラックF1チーム

  • セルジオ・ペレス アロンソとの接触を説明「追い風でブレーキをロック」

    セルジオ・ペレス アロンソとの接触を説明「追い風でブレーキをロック」

    セルジオ・ペレスは、F1イギリスGPスプリントでフェルナンド・アロンソと接触した原因について、ターン3で強い追い風の影響を受けてブレーキングを誤ったためだと説明した。

    キャデラックのペレスはこの接触で10秒ペナルティを科され、フロントウイング交換も余儀なくされた。一方、スピンを喫したアロンソはマシンに大きなダメージはなく、レースを続行して20位でフィニッシュした。

    ターン3で発生した唯一の接触事故
    F1イギリスGPのスプリントで唯一大きなアクシデントとなったのが、セルジオ・ペレスとフェルナンド・アロンソの接触だった。

    スタート直後、ペレスはターン3でアロンソへのオーバーテイクを試みたが、ブレーキングでタイヤをロック。そのままアロンソのマシンに接触し、アロンソはスピンを喫した。

    このインシデントについて審議したスチュワードは、ペレスに責任があると判断し、10秒のタイムペナルティを科した。

    ペレス「追い風でブレーキをロックした」
    ペレスはレース後、事故の原因としてターン3の強い追い風を挙げた。

    「ターン3でフェルナンドを抜こうとしていた。あそこはかなり強い追い風が吹いていて、ブレーキを踏んだ瞬間にタイヤをロックさせてしまい、少し接触してしまった」

    ペレスは、このミスによって自身のレースも大きく損なわれたと振り返った。

    「フェルナンドは数秒失っただけだったけど、僕はフロントウイングを壊してしまった。ピットインして交換しなければならなかったし、そのうえ10秒ペナルティも受けた」

    アロンソはダメージなくレースを続行
    一方のアロンソはスピンこそ喫したものの、アストンマーティンのマシンに大きな損傷はなく、そのままレースを続行した。

    アロンソは20台中唯一ソフトタイヤでスタートする戦略を選択しており、スピン後も最後まで走り切った。最終的には、フロントウイング交換を行ったペレスを上回る20位でフィニッシュした。

    アストンマーティンは依然として後方グループで苦戦しているが、現状ではキャデラックとの争いが続いており、チームはモナコGPでアロンソが獲得した1ポイントを足掛かりに巻き返しを目指している。

  • キャデラックF1 イギリスGPで反撃へ「ポテンシャルを最大限に引き出す」

    キャデラックF1 イギリスGPで反撃へ「ポテンシャルを最大限に引き出す」

    キャデラックは第9戦イギリスGPで反撃を目指す。前戦オーストリアGPでは苦戦を強いられたが、投入したアップグレードには手応えを得ており、シルバーストンではクリーンな週末を戦い抜き、マシンのポテンシャルを最大限に引き出すことを狙う。

    また、今年のイギリスGPはアメリカ独立250周年を迎える「7月4日」の週末に開催されることから、チームは星条旗をモチーフにした赤・白・青の特別カラーを投入。

    マシンだけでなく、ガレージやドライバーのヘルメット、チームウェアも統一デザインとし、アメリカンブランドとしての存在感を世界へ発信する。

    アメリカ独立250周年を祝う特別カラー
    シルバーストンは1950年にF1世界選手権の開幕戦が開催された歴史あるサーキットだ。当初は長いストレートと高速コーナーが特徴のシンプルなレイアウトだったが、76年を経た現在は高速セクションに加え、低速インフィールドやシケインを備えた、総合力が問われるコースへと進化している。

    今年のイギリスGPでは、スプリントと予選がアメリカ独立記念日に行われることから、キャデラックは星条旗をモチーフにした特別リバリーを採用。赤・白・青のカラーリングをマシンだけでなく、ガレージ装飾、ドライバーヘルメット、チームキットにも展開し、アメリカ建国250周年を祝う統一したビジュアルを披露する。

    この特別カラーは、アメリカ・ニューオーリンズで開催される「ESSENCE Fest」の関連イベント「Cadillac Formula 1 Team × Jim Beam Pit Stop BBQ」でも展示される予定で、モータースポーツファン以外の層にもF1の魅力を発信していく。

    チームを率いるダン・タウリスCEOは次のように語った。

    「7月4日の週末は、F1という世界的な舞台でアメリカを代表して戦うことへの誇りを示す特別な機会です。この機会を通じて新しいコミュニティの皆さんにF1を知っていただき、私たちの情熱を共有したいと思っています」

    キャデラック F1 イギリスグランプリ

    アップグレードの成果を結果へ
    一方、チームにとって最大のテーマは、苦戦した前戦オーストリアGPからの巻き返しだ。

    チーム代表のグレーム・ロードンは、アップグレード自体には前向きな材料があったと説明する。

    「オーストリアGPは私たちにとって厳しい週末だった。しかし、同じような経験をしていないチームはピットレーンには存在しない」

    「私たちは問題を解決するため懸命に取り組んできた。シュピールベルクへ投入したアップグレードは前向きな成果を示しており、シルバーストンではクリーンな週末を戦い、マシンのポテンシャルを最大限に引き出すことが目標だ」

    「オーストリアの直後ということもあり簡単な仕事ではないと理解している。それでも、あらゆる機会から学び、前進し、チームとして成長を続けていきたい」

    ペレス「土台を固める必要がある」
    セルジオ・ペレスは、オーストリアで見せた速さには希望があるとしながらも、安定した基盤づくりが重要だと強調した。

    「チームには大きなポテンシャルがあるし、オーストリアで見せたパフォーマンスには勇気づけられた。ただ、そのポテンシャルを引き出すためには、まず土台をしっかり固めなければならない」

    「マシンとチームをできるだけ早く成長させるには、すべてのセッションで走行距離とデータを積み重ねることが必要だ。シルバーストンは難しいレースになるだろうし、今回も気温は高くなりそうだ。それでも、このチームには経験と粘り強さがある。前へ進む方法を見つけられるはずだ」

    「週末を楽しみにしているし、7月4日にアメリカのファンへ再び祝う理由を届けられればと思う」

    ボッタス「ドライバーが違いを生み出せるコース」
    バルテリ・ボッタスは、シルバーストンはドライバーの実力が結果を左右するサーキットだと語った。

    「シルバーストンは本当の意味でドライバーズサーキットだ。とても高速だけど、同時にテクニカルでもあるから、自分が何をしているか常に考えながら走らなければならない。だからこそ、ドライバーが違いを生み出せるコースなんだ」

    「オーストリアの決勝は残念な結果だったけれど、週末全体を見ればポジティブな点も多かった。中団勢とのギャップは以前より縮まっていたし、最後尾よりも中団グループに近い場面もあった」

    「ただ、これで3戦連続リタイアとなってしまった。今の最優先事項は、最後まで走り切れる信頼性の高いマシンを手にすることだ」

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    ・2026年F1イギリスGP テレビ放送時間・配信日程(フジテレビNEXT・FOD)

  • キャデラックF1 イギリスGPに星条旗カラーで参戦 アメリカ独立250周年祝う

    キャデラックF1 イギリスGPに星条旗カラーで参戦 アメリカ独立250周年祝う

    キャデラックF1は、今週末のF1イギリスGPで使用する特別カラーリングを公開した。アメリカ独立250周年を記念し、星条旗をモチーフにした赤・白・青のデザインをマシンに施す。

    7月4日のアメリカ独立記念日に重なるシルバーストン大会で、アメリカ唯一のコンストラクターとして自国のルーツをアピールするとともに、チームはこの特別仕様を通じて新たなファン層への訴求も狙っている。

    アメリカ独立250周年を祝う特別カラー
    キャデラックは通常のブラックとホワイトを基調としたカラーリングから一転し、赤・白・青を全面に取り入れたスペシャルリバリーを披露した。

    デザインには星条旗をイメージした星やストライプがあしらわれ、ガレージ装飾やドライバーのヘルメット、チームウェアにも同じテーマが採用される。また、アメリカ・ニューオーリンズで開催される「Cadillac Formula 1 Team × Jim Beam Pit Stop BBQ at ESSENCE Fest」でも、この特別デザインがお披露目される予定だ。

    チームCEOのダン・タウリスは、今回の取り組みについて次のように語った。

    「7月4日の週末は、F1という世界的な舞台でアメリカを代表していることへの誇りを示す特別な機会だ」

    「この機会を通じて、新しいコミュニティにF1というスポーツを知ってもらい、私たちの情熱を共有したい」

    シルバーストンで巻き返しを狙う
    前戦オーストリアGPで厳しい週末を過ごしたキャデラックは、シルバーストンでの巻き返しを目指している。

    チーム代表のグレアム・ロードンは、次のように意気込みを語った。

    「オーストリアGPは私たちにとって厳しいレースだった。しかし、ピットレーンにいるどのチームも同じような困難を経験したことがあるはずだ」

    「私たちは問題を解決するため懸命に取り組んできた。シュピールベルクに投入したアップグレードには前向きな効果が見られており、シルバーストンではクリーンな週末を送り、マシンが持つパフォーマンスを最大限に引き出すことが目標だ」

    「オーストリアの直後ということもあり簡単な挑戦ではないが、あらゆる機会から学び、前進し、チームとして成長を続けていく」

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    ・2026年F1イギリスGP テレビ放送時間・配信日程(フジテレビNEXT・FOD)

  • セルジオ・ペレス キャデラックF1の信頼性を酷評「受け入れられない」

    セルジオ・ペレス キャデラックF1の信頼性を酷評「受け入れられない」

    セルジオ・ペレスは、2026年F1オーストリアGPを自身にとって今季「最悪の週末」と振り返り、キャデラックの相次ぐ信頼性トラブルについて「まったく受け入れられない」と厳しく批判した。

    キャデラックはオーストリアGPでペレスとバルテリ・ボッタスの2台がともにブレーキのオーバーヒートに見舞われ、わずか4周以内でリタイア。大型空力アップグレードを投入した週末は、期待とは正反対のダブルリタイアという結果に終わった。

    ブレーキのオーバーヒートで4周以内に2台がリタイア
    今回のトラブルは、レース中の高い気温と他車の後方を走行したことが重なり、ブレーキ温度が想定以上に上昇したことで発生した。

    この症状はフリー走行では確認されておらず、3週間前のモナコGPでボッタスをリタイアに追い込んだトラブルとも別の原因だったという。

    しかし、キャデラックは今季ここまで信頼性問題が続いている。モントリオールではペレスがサスペンション破損でリタイアし、バルセロナ・カタルーニャGPではボッタスがブレーキペダルの不具合に見舞われた。さらにオーストリアでも両ドライバーはプラクティス中に複数のトラブルを経験しており、大型アップグレードによる性能向上を十分に評価できなかった。

    ペレス「4、5歩後退したように感じる」
    ペレスは早期リタイアについて次のように語った。

    「今日は本当に残念だった。渋滞の影響を過小評価していたと思う」

    「今週末はずっと問題が続いていた。おそらく今季で最悪の週末だったし、4歩か5歩後退したように感じる」

    さらに、開発の進め方そのものを見直す必要があると訴えた。

    「特にアップグレードに関しては、プロセス全体を大きく見直す必要がある。今日起きたことは完全に受け入れられないことであり、チームにとっても非常に残念だった」

    「もちろん次のレースまでには解決できると信じている」

    また、ブレーキの問題はフリー走行では兆候がなかったことも明かした。

    「そういう兆候はなかった。渋滞の影響が問題を大きく悪化させたのだと思う」

    「進歩が見えないことが一番つらい」
    ペレスは、新規参戦チームとしてある程度のトラブルは覚悟していたとしながらも、改善が見えない現状に強い不満を示した。

    「もちろんフラストレーションはある。でも一番つらいのは進歩が見えないことだ」

    「新しいチームだからこうした問題は起こると予想していた。しかし、問題なのは改善が見えないことだ」

    「今回のアップグレードによって非効率な部分をより深く理解できるはずだし、シルバーストンでは信頼性が大きく改善すると期待している」

    キャデラック F1

    ボッタス「まずは完走することが最優先」
    ボッタスも、ブレーキの異常はレースまで予想できなかったと説明した。

    「警告は何もなかった。プラクティスではすべて順調だったし、10周以上の連続走行も行っていたので、通常ならレース序盤の最高温度は確認できている」

    「ただ今日は気温が少し高く、さらに渋滞の影響もあって、2周目にはブレーキが完全に限界を超えてしまった。これは大きな問題で、必ず対策を見つけなければならない」

    ボッタスはこれで3戦連続リタイアとなり、開発を進められない状況を嘆いた。

    「3戦連続リタイアになってしまった。レースを完走できなければ、マシンやアップグレードについて何も学ぶことができない」

    「シルバーストンでの最優先事項は完走することだ。そこから初めて学習が始まる。今週末はブレーキ冷却にも新しいパーツを投入したが、それでも十分ではなかった。引き続き改善を続けるしかない」

    さらにボッタスは、オーストリアGPが今季最も失望したレースだったとのペレスの見解にも同意した。

    「おそらく今季で最も失望したレースだった。2台とも数周でリタイアしてしまった。今できることは、チーム全員で懸命に取り組み続けることだけだ。それが前進する唯一の方法だ」

    キャデラックはオーストリアGPで投入した大型アップグレードの効果を十分に検証できないままダブルリタイアを喫した。チームは次戦イギリスGPまでにブレーキ冷却と信頼性の改善を最優先課題として取り組み、完走を足掛かりに開発を前進させることを目指している。

  • フェラーリF1 カスタマーチームは新PU投入見送り ADUOアップグレードは部品不足

    フェラーリF1 カスタマーチームは新PU投入見送り ADUOアップグレードは部品不足

    フェラーリは2026年F1第8戦オーストリアGPで、ADUO(性能均衡措置)に基づくパワーユニット(PU)のアップグレード第1弾を投入した。しかし、この新仕様はカスタマーチームであるハースとキャデラックにはまだ導入されておらず、両チームは当面従来仕様を継続する方針だ。

    FIAの規則では、メーカーは新仕様のPUをカスタマーチームにも提供する義務があるが、フェラーリはすでにこの条件を満たしている。一方で、実際のレース投入については各チームの判断に委ねられている。

    小松礼雄代表「導入時期はまだ決めていない」
    ハース代表の小松礼雄は、新仕様PUをオーストリアGPで使用しない理由について質問されると、当初は「それはフェラーリに聞いてほしい」と笑顔でかわした。

    その後、改めて理由を問われると、次のように説明した。

    「今回はアップグレード版を使用しません」

    「いつ導入するかはまだ決めていません。この新しい仕様を使うことは義務ではありません」

    また、小松礼雄はフェラーリがレギュレーション上の義務を果たしていることも強調した。

    「我々のパートナーは規則を順守しています」

    背景にあるのはスペアパーツ不足
    ドイツメディア『Auto Motor und Sport』によると、新仕様PU自体はハースとキャデラックにも供給されている。

    しかし、フェラーリのADUOアップグレードは、モナコGP後にFIAから正式承認を受けて以降、開発と生産が急ピッチで進められたことから、交換用スペアパーツの在庫が十分に確保できていない状況だという。

    フェラーリは新仕様PUについて、レース投入可能な状態であり、レギュレーションにも完全に適合していると説明している。それでもハースとキャデラックは、十分な交換部品がないまま信頼性トラブルやクラッシュによる損傷リスクを負うことを避ける判断を下した。

    そのため、カスタマーチームへの本格導入は、生産体制が整うベルギーGP以降になる可能性があるとみられている。

    空力アップデートも投入
    フェラーリはオーストリアGPでPUだけでなく空力面の改良も投入した。

    新しいフロントウイングのエンドプレートに加え、排気口周辺やサイドガイドベーンにも変更を加えている。

    一方で、一部メディアは、フェラーリが金曜日にマシン後方の写真を公開しなかったことにも注目。今季話題となり他チームも模倣している「エキゾーストウイング」について、FIAが禁止を検討しているとの報道もあり、その関連性が憶測を呼んでいる。

    依然としてメルセデスが優勢との見方
    フェラーリは前戦バルセロナ・カタルーニャGPでルイス・ハミルトンが移籍後初優勝を飾り、タイトル争いへの期待を高めた。

    しかし、オーストリアGP初日の走行では依然としてメルセデスが優位との見方もある。

    フェラーリのブランドアンバサダーを務めるマルク・ジェネは、次のように分析した。

    「ターン1では、アントネッリのマシンがフェラーリよりどれだけよく曲がるかが肉眼でもはっきり分かる」

    「それに、キミはここではラッセルよりも明らかに速い」

    フェラーリはADUOによるPUアップグレードと空力改良を同時投入して戦闘力向上を図っているが、現時点ではカスタマーチームへの展開は見送られており、部品供給体制が整うベルギーGP以降に導入が進む見通しとなっている。

  • セルジオ・ペレス キャデラックF1大型改良も「望むほど大きな前進ではない」

    セルジオ・ペレス キャデラックF1大型改良も「望むほど大きな前進ではない」

    キャデラックは2026年F1第8戦オーストリアGPで、今季最大規模となる10項目のアップデートを投入した。しかし、セルジオ・ペレスは一定の進歩を認めながらも、ライバルとの差は依然として大きく、「望んでいたほど大きな前進ではない」と率直な評価を下した。

    今回のアップデートはペレス車に投入され、ボディワークやサイドポッドのインレット、ディフューザー、ビームウイング、さらにフロアを中心とした空力パッケージを大幅に刷新。空力効率の向上とフェラーリ製パワーユニットの冷却性能改善を狙ったものだった。

    しかし、金曜日のフリー走行ではペレスが2回のセッションともトラブルに見舞われ、チームメイトのバルテリ・ボッタスもFP1を走行した後、組み付けの問題でFP2を欠場。十分な評価を行えないまま予選を迎えることになった。

    特殊なレッドブル・リンクでは判断が難しい
    予選ではペレスがウィリアムズ勢から1.4秒以内の差にまとめ、アストンマーティンとの差を広げるなど改善の兆しも見えた。しかしペレスは、レッドブル・リンク特有の条件ではアップデートの効果を正確に判断するのは難しいと語った。

    「比較するのは本当に難しいと思う。でも全体的には、あらゆる面で少しずつ前進できている」

    「ただ、この高地と、このサーキット特有の性質を考えると、シルバーストンの方がもっと正確な判断材料になると思う」

    中団との差は依然として大きい
    一方で、ペレスは改善幅そのものには満足しておらず、中団グループとの差が依然として大きいことを課題として挙げた。

    「全体としては前進しているように思う。でも、望んでいるほど大きなステップではない。こんな短いサーキットなのに、次のポジションまでまだコンマ4秒も差がある。そのギャップはかなり大きい」

    「だから、まだ改善すべきことはたくさんある。レースではもっと競争力を高めたいと思っているし、そこが一番重要な部分だ」

    さらに、タイヤのセットアップにも大きな変更を施したことを明かし、決勝での改善に期待を寄せた。

    「タイヤに関しても多くの変更を加えた。明日はそれが良い結果につながってくれればいいし、そこでさらに進歩が見られることを期待している」

    今回の大型アップデートはキャデラックにとって重要な開発ステップとなったが、ペレス自身は評価を急がず、より一般的なレイアウトを持つ次戦シルバーストンで真価を見極めたい考えを示した。現時点では確かな前進は感じられるものの、中団争いに加わるためにはさらなる開発が必要との認識を示している。

  • キャデラックF1 電気系トラブル続出も前進実感「今夜はやるべき仕事が山積み」

    キャデラックF1 電気系トラブル続出も前進実感「今夜はやるべき仕事が山積み」

    キャデラックは2026年F1第8戦オーストリアGP初日のフリー走行で相次ぐトラブルに見舞われた。セルジオ・ペレスはFP1、FP2ともにマシンを止めるアクシデントが発生し、バルテリ・ボッタスもFP2でオーバーヒートに苦しむなど、十分な走行距離を確保できなかった。

    それでもチームは、今回投入した大規模アップグレードによってマシン性能が向上しているとの手応えを得ている。技術陣は一夜で信頼性の問題を解決し、予選でQ2進出争いに加わることを目指している。

    ペレスを襲った電気系トラブル
    キャデラックは今週末、F1初参戦マシンに大規模なアップグレードパッケージを投入。中団グループへの接近を狙ってレッドブル・リンクに乗り込んだ。

    しかし初日はマシントラブルが続出した。ペレスはFP1で電気系トラブルによりコース上でストップし、セッション終盤には赤旗の原因となった。

    FP2でも再びマシンを止め、この日はFP1で14周、FP2ではわずか2周しか走行できなかった。

    ペレスはそれでもアップグレードの効果について前向きな印象を語った。

    「少し不運な一日だった」

    「まず良かった点から言えば、僕たちは以前より近づいているように見える。バルテリは午前中にいいセッションを過ごしていて、そこには希望が見えた。でも僕自身は残念ながら今日はほとんど走れなかった」

    「僕のマシンで何が起きているのかはまだ分かっていない。だから明日に向けて電気系はほぼすべて交換する予定だ。クリーンな一日にしなければならないし、今夜はやるべき仕事が山ほどある」

    ボッタスもオーバーヒートに苦戦
    ボッタスも午後のFP2ではトラブルに見舞われた。

    マシンのオーバーヒートによってスロー走行でピットへ戻るしかなく、車体下から火花を散らしながら走行する場面も見られた。フィンランド人ドライバーもFP2ではわずか6周にとどまった。

    キャデラック F1 オーストリアGP

    性能向上には自信 Q2進出も視野
    それでもキャデラックのチーフテクニカルオフィサーを務めるニック・チェスターは、アップグレードの効果そのものには自信を示した。

    「難しい一日だったが、両マシンに大規模なアップグレードを投入した。FP1で得られたデータを見る限り、パフォーマンスは確実に一歩前進している。それは非常に良いことだ」

    「今夜はほかの問題を解決するために大量の作業が待っているが、それもこの仕事の一部だ」

    さらにチェスターは予選でのQ2進出にも期待を寄せた。

    「これまでも何度かQ2まであと一歩というところまで来ていた。モナコでは0.06秒差だったし、マイアミでもかなり近かった。十分に可能性はあると思う。ただ、そのためにはトラブルのないFP3が必要だ」

    キャデラックは初日の信頼性トラブルで十分な走行時間を失ったものの、アップグレードによる性能向上という収穫も得た。チームは電気系や冷却系の問題を一晩で解決し、予選で初のQ2進出を狙う。

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  • セルジオ・ペレス F1復帰成功で争奪戦勃発 ウィリアムズやアルピーヌも関心

    セルジオ・ペレス F1復帰成功で争奪戦勃発 ウィリアムズやアルピーヌも関心

    2026年シーズンにキャデラックからF1へ復帰したセルジオ・ペレスが、その安定したパフォーマンスによって2027年以降のドライバー市場で注目株となっている。

    キャデラックとの契約を結んでいる一方で、ウィリアムズやアストンマーティン、アルピーヌなど複数のチームが獲得に関心を示していると報じられた。

    キャデラックで評価急上昇 複数チームが獲得に関心
    復帰初年度となる2026年シーズン、ペレスはルーキー参戦のキャデラックで苦戦を強いられながらも、チームメイトを圧倒する走りを続けている。

    開幕から7戦を終えた時点で、そのパフォーマンスは高く評価されており、RacingNews365の取材によると、数週間前から浮上していた他チームの関心は、バルセロナ・カタルーニャGPの週末を境にさらに強まったという。

    パドック関係者によれば、その一つがウィリアムズだ。

    ウィリアムズではカルロス・サインツJr.とアレクサンダー・アルボンの両ドライバーが、より競争力のあるチームへの移籍を望んでいるとされる。今季ここまで期待外れの成績が続き、大きな改善も見られないことから、チーム首脳陣は将来に備えて積極的な動きを検討している。

    市場の状況次第では、36歳のペレスを理想的な後任候補と位置づけ、多額の資金を投じてでも獲得に動く可能性があるという。豊富な経験に加え、マシン開発能力の高さも大きな魅力と評価されている。

    アロンソの去就次第でアストンマーティン復帰の可能性
    ペレスに関心を示しているとされるチームにはアストンマーティンも含まれる。

    その背景にはフェルナンド・アロンソの去就問題がある。アロンソには、マネージャーでもあるフラビオ・ブリアトーレが率いるアルピーヌへの復帰説が浮上しており、アストンマーティンは万一の離脱に備えて代役候補を探しているという。

    RacingNews365によれば、アロンソ本人はスパで投入予定の大型アップグレードの成果を見極めた上で将来を判断する考えとされている。

    もしアロンソがチームを離れれば、アストンマーティンは実績あるドライバーの獲得が必要になる。しかし現在の競争力ではトップチームの有力ドライバーを引き抜くことは容易ではない。

    その点、グランプリ6勝、ドライバーズランキング2位の実績を持ち、マシン開発にも定評のあるペレスは有力な選択肢となる。

    また、ペレスは2014年から2020年までチームの前身であるフォース・インディアおよびレーシングポイントで戦っており、現在も当時のエンジニアを含む多くのスタッフがチームに残っている。

    さらに、現在アストンマーティンの技術部門を率いるエイドリアン・ニューウェイは、レッドブル時代にペレスと仕事をしており、メキシコ人ドライバーの技術的な理解力や開発能力を高く評価していることで知られている。

    アルピーヌも候補 スポンサー面でも相性
    アロンソの復帰が実現しなかった場合、アルピーヌもペレス獲得に動く可能性がある。

    ピエール・ガスリーとのコンビは競争力の面でも魅力的であり、スポンサー戦略とも相性が良い。

    アルピーヌの主要スポンサーであるメルカド・リブレはペレス個人も支援しているほか、高級ブランドのグッチにとっても、中南米市場、とりわけメキシコ市場は重要な成長分野となっている。

    さらに、ペレスはトミー・ヒルフィガーとの契約でもグローバルブランドアンバサダーとして高い広告効果を発揮しており、その商業的価値も改めて証明されている。

    本人はキャデラックでの開発に集中
    もっとも、現時点でペレス本人はキャデラックへのコミットメントを繰り返し強調している。

    ただし、ドライバー市場が大きく動けば状況が変わる可能性は否定できない。

    当面の焦点はオーストリアGPで投入されるキャデラックの大型アップグレードだ。

    スペインGPで、このアップグレードがチームの弱点を解決するかと問われたペレスは次のように語っている。

    「いや、それだけですべてが解決するわけではありません」

    「もちろん改善はすると思います。でも、本当に問題を解決できるのは、おそらくシルバーストンになることを期待しています」

    キャデラックで着実に評価を高めるペレスは、2027年以降のF1ドライバー市場で存在感を強めつつある。ウィリアムズ、アストンマーティン、アルピーヌといった複数チームの名前が浮上する中、本人はまずキャデラックのアップグレードによる競争力向上に集中する姿勢を崩していない。今後の市場の動き次第では、ペレスの去就がストーブリーグの重要な焦点の一つとなりそうだ。

  • キャデラックF1 オーストリアGPに大型アップデート投入 中団追撃へ勝負の一手

    キャデラックF1 オーストリアGPに大型アップデート投入 中団追撃へ勝負の一手

    キャデラックは、セルジオ・ペレスが以前から示唆していたパフォーマンス向上策について正式に認め、今週末のF1オーストリアGPで大規模なアップグレードパッケージを投入することを明らかにした。チームは中団グループへの接近を目指し、開発を加速させている。

    参戦初年度をグリッド後方でスタートしたキャデラックだが、ここ数か月の進歩は目覚ましいものがある。

    チームはレースごとに継続的なアップデートを投入し、ライバルとの差を少しずつ縮めてきた。今回のオーストリアGPは、その積極的な開発プログラムにおける新たな節目となる。

    キャデラックが開発の勢いを維持
    MAC-26は今季すでに複数回の重要な改良を受けている。

    モナコGPでは改良型リアウイングとエキゾーストパッケージが投入され、バルセロナでは冷却システムとリアウイング性能にさらなる改良が加えられた。

    その成果は予選にも表れており、ペレスはQ1最速タイムから1.9秒差まで接近し、アストンマーティン勢を上回るパフォーマンスを見せた。大きな話題にはならなかったものの、着実な前進だった。

    そして今回、キャデラックはさらに大規模な改良を携えてレッドブル・リンクへ向かう。

    チーム代表のグレアム・ロードンは次のように語った。

    「現在はレースが立て続けに開催されている。この時期は物流面への対応と競争力向上を両立させることが大きな課題のひとつだ」

    欧州ラウンドの過密日程はチームのあらゆる部門に負担をかけているが、キャデラックは新パーツの供給を継続している。

    そして今回のアップデートは小規模なものではない。

    「それでも今週末に新たな大規模アップグレードパッケージを投入できることを嬉しく思う」

    「新しいサイドポッドとフロアを導入する。非常に大きな作業であり、中団との差を着実に縮める流れを継続できることを期待している」

    新型サイドポッドと改良型フロアの投入は、大規模な空力開発への投資を示すものであり、キャデラックが現状維持ではなく積極的な進化を目指していることを物語っている。

    キャデラック F1 オーストリアグランプリ

    中団グループへの挑戦
    今回のタイミングは理想的とも言える。

    オーストリアGPと次戦イギリスGPは連戦となるため、キャデラックは性格の異なる2つのサーキットで新パッケージの効果をすぐに検証できる。

    ロードンは依然として慎重な姿勢を保っているが、チームの成長速度には自信を見せた。

    「オーストリアが簡単な挑戦になるとは考えていない。しかし我々は常に学び続けているし、今週末も再び前進できると確信している」

    その自信はペレスも共有しているようだ。

    ペレスは波乱のモナコGPで惜しくもポイント獲得を逃し、スペインGPではさらに厳しい週末を経験した。しかし彼は一貫してチームの急速な進歩を評価しており、大型アップデートが近く投入されると語っていた。

    今回の発表は、その見通しが正しかったことを裏付けるものとなった。

    新たな空力パーツの投入に加え、これまでのアップデートでも前向きな兆候が見られている。オーストリアGPはキャデラックの進化を測る新たなベンチマークとなりそうだ。

    中団グループとの差はまだ残されている。しかしキャデラックはもはやF1の開発競争を傍観する存在ではない。新たな大型パッケージをMAC-26に投入し、その挑戦は新たな段階へと突入する。

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    ・F1オーストリアGP テレビ放送時間・配信日程(フジテレビNEXT・FOD)

  • ボッタスが明かすキャデラックF1苦戦の理由 「すべてが噛み合っていない」

    ボッタスが明かすキャデラックF1苦戦の理由 「すべてが噛み合っていない」

    2026年にキャデラックからF1へ復帰したバルテリ・ボッタスだが、ここまでのシーズンは期待通りには進んでいない。メルセデスのリザーブドライバーとして過ごした2025年を経てグリッドに戻ったものの、新チームでの適応に苦戦している現状を認めた。

    チームメイトのセルジオ・ペレスが比較的早くマシンへの理解を深める一方で、ボッタスは予選・決勝ともにペレスに5勝2敗と後れを取っている。さらに開幕から7戦で3度のリタイアを喫し、中国GPでの13位が最高成績となっている。

    セットアップの不安定さが大きな課題
    ボッタスは苦戦の主な要因として、マシンのセットアップに関する一貫性の欠如を挙げた。

    ブレーキトラブルやセットアップ面の問題が影響しているのか問われると、ボッタスは次のように説明した。

    「そうだと思う」

    「今のところ、物事は確実に僕の思うようには進んでいない。その多くはセットアップの一貫性のなさに関係している。クルマのいくつかの部分は、期待しているものと違うフィーリングになることがかなり多いんだ」

    新興チームであるキャデラックはまだマシン開発の途上にあり、ドライバーが予測する挙動と実際の挙動にズレが生じていることが、ボッタスの適応を難しくしているようだ。

    開幕序盤のレース間隔も悪影響
    ボッタスは技術的な問題だけでなく、シーズン序盤の特殊なスケジュールも影響したと考えている。

    「シーズン序盤はレース間隔がかなり空いていたし、走行時間もそれほど多くなかった。それも助けにはならなかった」

    新チームへの適応には実走行による経験の積み重ねが重要だが、十分な走行機会を得られなかったことで問題点の把握や改善が遅れたという認識だ。

    後半戦での巻き返しに期待
    それでもボッタスは悲観していない。今後レースが連続することでチーム全体の理解が深まり、状況が改善すると期待している。

    「これからはもっと良い流れ、良いリズムに入れることを本当に期待している。クルマで起きている問題も、もっと理解できるようになるはずだ」

    「そこから前進していきたい。シーズンはまだ長いからね」

    キャデラックは2026年の新規参戦チームとして経験不足という課題を抱えているが、ボッタスの豊富な経験は本来大きな武器となるはずだ。現時点では結果に結びついていないものの、シーズン中盤以降にチームとともに巻き返せるかが注目される。

    Source: RacingNews365