カテゴリー: キャデラックF1チーム

  • キャデラックF1チーム フレデリック・ヴェスティがシート候補に急浮上

    キャデラックF1チーム フレデリック・ヴェスティがシート候補に急浮上

    2026年からF1に参戦する新チーム、キャデラックF1チームの2つのレースシートを巡って、また新たな名前が有力候補として浮上してきた。

    F1マイアミGPの週末、レッドブルから放出されたセルジオ・ペレスとその後ろ盾である大富豪カルロス・スリムの姿が現れたことで、「キャデラック入りが決定的なのでは」との噂が急浮上。また、ペレスにはアルピーヌF1との2026年契約の可能性も取り沙汰されている。

    さらにマイアミGP直後には、元F1ドライバーのミック・シューマッハが、マイアミ近郊で開催されたキャデラックF1チームのブランド発表イベントに出席していたことも明らかになった。

    しかしここへきて、新たな有力候補として急浮上してきたのが、メルセデスのリザーブドライバー、フレデリック・ヴェスティだ。

    デンマーク出身の23歳ヴェスティは、マイアミGPの週末にはまずイギリス・ブラックリーのメルセデス本部にあるシミュレーターを担当。金曜夜10時から土曜朝6時まで走行データの収集に従事したという。

    デンマーク紙『Ekstra Bladet』は「その後すぐ空港へ向かい、F1パドックでのレース観戦に臨んだ」と報じている。

    ヴェスティ自身も「自分にとって、パドックにいることには大きな意味があった。あの場所こそが、すべてが動く場所だからだ」と語る。

    「重要な人物と握手して挨拶を交わせることが、将来を左右するかもしれない」

    「もちろん長旅ではあったけど、今はF1シートを手に入れるチャンスがあるなら、全力を尽くすべき時だと思っている」

    キャデラック F1 フレデリック・ヴェスティ

    F1パドック内には、ヴェスティがキャデラックF1チームのシートを狙っていると聞いて懐疑的な反応をする声もあるが、実はすでに彼はキャデラックが所有するブランドでIMSAスポーツカー選手権に参戦中という関係がある。

    さらに、彼のマネージャーはケビン・マグヌッセンのF1キャリアを支えてきたドーテ・リース・マドセンである。

    ヴェスティはキャデラックF1チームへの強い関心を隠していない。

    「キャデラックはとても特別なチームだと思っている。完全な新チームだし、開発すべきことが山ほどある。だからこそ、F1の経験を持つ人材が求められているんだ」

    「僕はすでにキャデラックのハイパーカーに乗っていて、契約した時点で『キャデラックがF1に参入する』という期待も当然あった」

    また、キャデラックF1チームの代表を務めるグレアム・ロードンとも、ヴェスティはすでに何度も接触を重ねている。

    「彼とはかなり話をしている。今のところ、ドライバーをどういう方向性で選ぶかはまだ不確定なんだ。だからこそ、彼らとコンタクトを取り続けて、自分というドライバーを理解してもらい、自分に何ができるかを伝え続けることが一番大切なんだ」

  • ミック・シューマッハ キャデラックF1チームと接触「ワクワクするプロジェクト」

    ミック・シューマッハ キャデラックF1チームと接触「ワクワクするプロジェクト」

    ミック・シューマッハは先週末のF1マイアミGPに現地入りし、土曜日に行われたキャデラックF1チームのロゴ発表イベントにも出席していたことを認めた。

    2024年にメルセデスのリザーブドライバーを退いた元ハースF1ドライバーのシューマッハは、マイアミでキャデラックF1チームの関係者と“秘密の会談”を行ったと報じられていた。

    この件について独『Sky Deutschland』のインタビューで問われた26歳のシューマッハは、次のように語っている。

    「少しだけ立ち寄って、見て回ったよ」

    イベントはマイアミ・ビーチの「Queen」で開催され、レッドカーペットも用意された。この場でキャデラックF1チームの新たなロゴが披露されたことについて、彼は次のようにコメントした。

    「ロゴが公開されて、それはとても良いデザインだった。キャデラックのロゴの下にF1と書かれていて、とてもワクワクするテーマであり、ワクワクするプロジェクトだと思う」

    ミック・シューマッハ キャデラック F1

    このキャデラックF1チームは、2026年からF1に新規参戦する“11番目のチーム”として注目されている。

    ただし、シューマッハは自らが2つあるレースシートの候補となっているかどうかについては明言を避けた。

    「来年どうなるか、様子を見てみよう」と、現在アルピーヌからWEC(世界耐久選手権)に参戦しているシューマッハは語った。

    なお、彼の親しい友人である元F1王者セバスチャン・ベッテルは今週、独『RTL』に対して次のように語っている。

    「ミックがF1で2度目のチャンスを得られたら嬉しいね」

  • キャデラックF1 2026年のF1参戦は「アメリカンドリームを体現する挑戦」

    キャデラックF1 2026年のF1参戦は「アメリカンドリームを体現する挑戦」

    キャデラックF1チームは、2026年のF1世界選手権において、グレーム・ロードンをチーム代表に迎え、ついにグリッドに姿を現す。チームが掲げるのは、アメリカンドリームをF1の舞台で実現することだ。

    このF1参入プロジェクトの道のりは、決して平坦ではなかった。発端はアンドレッティ・オートスポーツによるF1への関心表明。そこから芽生えた構想は、年月をかけて、まったく異なる姿へと変貌を遂げることになる。

    まず注目されたのは、意外な人物がプロジェクトの最前線に立ったことだった。かつてマルシャF1の代表を務めたグレーム・ロードンである。

    アメリカ国内では、この人事に慎重な見方もあった。問題はロードンの実績ではなく、マリオ・アンドレッティの息子であり、当初チームの象徴だったマイケル・アンドレッティが表舞台から退いたことにあった。

    その後、マイケルの退任を経てF1から正式な参戦承認が下りたことで、アメリカのF1ファンの間では、ある疑問が広がり始めた。この「アメリカのF1チーム」は本当にアメリカのチームなのか。あるいは、国籍色を薄めたグローバル企業の顔を持つチームになってしまったのではないか。

    「これはアメリカのチーム」 英国人代表が示す揺るぎない意志
    PlanetF1.comはこの疑問に答えを求め、イギリス出身のグレーム・ロードンに独占インタビューを行った。彼の答えは明快だった。

    「我々はアメリカのチームを作っている。それは間違いない」と彼は断言する。

    「私のアクセントを聞けば、私はアメリカ人ではないと分かるだろう。でもアメリカという国が持つ意味は人それぞれだし、キャデラックというブランドが体現しているのは“アメリカンドリーム”なんだ」

    「それはマリオ(・アンドレッティ)も同じだよ」

    マリオ・アンドレッティは、アメリカにおけるモータースポーツの象徴的存在である。イタリアの係争地域に生まれ、難民キャンプで幼少期を過ごした後、一家は新天地を求めてアメリカへ移住。ペンシルベニア州ナザレスに定住し、近所のダートトラックを舞台に、双子の兄アルドとともにレースへの情熱を育んだ。

    アルドは大事故によりレースから退くが、マリオは着実にキャリアを積み上げ、インディ500やデイトナ500での優勝を経て、ついにはF1に挑戦。報酬面で劣る欧州の舞台で数年を戦った末、1978年のモンツァでF1ワールドチャンピオンに輝いた。

    今回のキャデラックF1に「アンドレッティ」の名はないが、マリオ本人は“ノンエグゼクティブ・アドバイザー”として今もチームに関わり続けており、その精神とアメリカへの敬意はチームの根幹に息づいている。

    ロードンは「私はアメリカ人ではないが、“アメリカンドリーム”のような価値観はすぐに理解できる」と語る。

    現在、拠点となるインディアナ州フィッシャーズのファクトリーは建設途上にある。物理的な体制はまだ整っていないが、それでも「チームの中心にあるのはアメリカの魂だ」と彼は強調する。

    「最初に示したいのは、アメリカンドリームの精神だ」

    「すべての人に設備と方向性を与え、努力し、そして結果を出す。それが我々の哲学だ」

    キャデラック F1キャデラックF1チーム代表のグレアム・ロードン

    急増するアメリカ人F1ファンに“信じられるチーム”を
    キャデラックF1が重視するのは、ルーツだけではない。急増するアメリカ人F1ファン層に対しても、明確に応えようとしている。

    ニールセンスポーツによれば、2025年時点のアメリカ国内F1ファンは約5200万人。10年前には、F1がアメリカをスケジュールから外す可能性すらあったことを考えると、まさに劇的な変化である。

    「F1最大の資産はファンベースだ」とロードンは言う。

    「このファン層は巨大で、知識が豊富で、しかも拡大を続けている。特にアメリカは、良いことも悪いことも率直に表現する文化を持っていて、それが新鮮なんだ」

    「この国では、ファンが何かを好きなときには、それをはっきり示してくれる。推測する必要がない」

    キャデラックF1は、そんなファンの「拠り所」となるチームを目指している。

    「ただし、作られたような“演出されたファン向けチーム”にはしたくない」と彼は強調する。

    「ファンこそが最も大事な存在だ。ファンを失えば、それは酸素を失った動物のように、チームは死んでしまう」

    「だからこそ、私は新たなチームをF1に加えることに強い情熱を抱いている。自分自身がF1ファンであり、グリッドにもっと多くのチームが並ぶ姿を見たいと思っているからだ」

    このチームが「アメリカのチーム」であること。そして、これまで軽んじられがちだったアメリカ人F1ファンに、“信じられる象徴”を与えようとしている姿勢は、確かに歓迎されるべきものである。

    アメリカに根ざし、世界の舞台で戦う新たな存在。それがキャデラックF1である。

  • キャデラックF1の初お披露目 ロゴだけの“ローンチ”に込めた狙い

    キャデラックF1の初お披露目 ロゴだけの“ローンチ”に込めた狙い

    キャデラックF1が、F1マイアミGPの週末にマイアミ・ビーチの高級和牛ステーキハウス「Queen」でチームとして初めて公の場に登場し、フォーミュラ1への第一歩を踏み出した。

    イベントの開催が報じられると、パドック内外では「リバリー公開か? ドライバー発表か?」といった憶測が飛び交った。しかし、ドライバー発表やマシンの披露などを期待していた人々にとっては、やや肩透かしとなる内容だった。

    蓋を開けてみれば、披露されたのはキャデラックの市販車と同じデザインのチームロゴのみで、それ以外に発表は一切なかった。

    ジャネール・モネイによるライブパフォーマンスや俳優テリー・クルーズのスピーチが会場を盛り上げる中、イベントは華やかに展開されたが、その華やかさに反して「中身のないローンチ」と受け取った者もいたかもしれない。だが、キャデラックは当初からこのイベントが何かを「発表する」場ではないことを明言していた。

    その真意について、将来チーム代表を務めるグレアム・ロードンは次のように語っている。

    「この場は、人々に“F1チームとはどう生まれるのか”を体感してもらうための招待だった。我々は単なるローンチイベントを開いたのではない。これは、キャデラックF1という存在を人々の意識に根付かせる第一歩だった」

    ロードンは、キャデラックF1の立ち上げにおいては、段階的かつ慎重なアプローチを重視しており、あえて即時の注目や派手な演出を避けていると説明する。

    「我々は人々を圧倒したくはない。ただ静かに、少しずつ自分たちの姿を伝えていきたい。それが我々のスタイルだ。ファンベースが育てば、その周囲に自然とエコシステムも広がっていくと考えている」

    キャデラック F1

    “このチームは自分のものだ”と思える場所を
    キャデラックF1が目指すのは、単なる「アメリカのF1チーム」ではない。ファン一人ひとりが「これは自分のチームだ」と感じられる、主体的に関わりたくなるような存在である。

    「我々は“応援してほしい”とは言わない。“一緒にいてほしい”と伝えたい。人は自らの意志でチームを選び、そこに情熱を注ぎ込む。それがスポーツの本質だ。もし人々がこのチームに居場所を見つけてくれたなら、それが何よりの成果だ」

    「何かを提供するというより、共有する――それが我々の姿勢だ。それは押しつけでは成り立たない。自分のチームだと感じてもらえた時、初めて“つながり”が生まれる」

    この「共にあるチーム」という理念は、イベントの運営にも表れていた。多くのF1関連パーティーがセレブや限られた関係者を対象に行われるのに対し、キャデラックF1はメディアセンターにいたほとんどの記者を招待し、モータースポーツ専門メディア、パドック関係者、さらにはミック・シューマッハのような将来のF1候補生まで広く迎え入れた。

    ロードンは、この開かれた姿勢こそがチームの本質を体現していると語る。

    「ブランドの核やチームの本質を築くという意味で、我々には大きな自由がある。そして時間の猶予もある。だからこそ、一人ひとりとしっかり向き合いながら、関係性を育てていける」

    「F1の世界で、新しいチームがゼロから作られていく過程を誰もが目撃できる機会は、そう多くはない。だからこそ、我々はこう呼びかけたい。“関わってみたいなら、ぜひ見に来てほしい”と」

  • バルテリ・ボッタス 2026年のF1復帰を狙う「キャデラックF1は理想的な挑戦」

    バルテリ・ボッタス 2026年のF1復帰を狙う「キャデラックF1は理想的な挑戦」

    バルテリ・ボッタスが、2026年のF1フル参戦に向けて本格的に動き出している。F1通算10勝を誇るこのフィンランド人ドライバー(35歳)は、新規参戦を予定するキャデラックF1チームを有力な選択肢のひとつとして注視している。

    2024年限りでザウバーを離脱し、同チームはコンストラクターズランキング最下位に沈んだ。翌2025年はメルセデスのリザーブドライバーとしてF1に関与しているが、ボッタス自身は「まだ数年は戦える」と語り、キャリアの次章として意義ある長期プロジェクトへの参加を望んでいる。

    「扉を開け続けている」
    「僕の目標は再びレースをすることだ」とボッタスはTopGear.comに語った。「だからこそ、ドライバー市場で何が起きているのかを把握しておく必要がある」

    「もちろん今は(マイアミに)来て目の前の仕事に集中しているけれど……同時に目も耳も開いていないとね」

    メルセデス時代に10勝を挙げ、ルイス・ハミルトンとのコンビで5度のコンストラクターズタイトル獲得に貢献したボッタスは、自らの経験がまだF1で活かせると信じている。

    「今の状況に満足しているわけじゃない。自分にはまだ確実に数年分の力が残っているし、F1に与えられるものがあると感じている」

    「ただ、F1は予測が難しいスポーツだ。次のチャンスがあるかどうかは誰にも分からない」

    バルテリ・ボッタス キャデラック F1

    キャデラックF1のプロジェクトは理想的な舞台か
    ボッタスが関心を寄せているのが、2026年にF1参戦を予定しているキャデラックF1チームだ。アメリカの自動車ブランドであるキャデラックは、2029年までフェラーリ製パワーユニットを使用する予定で、先週末のマイアミGPでは大々的なチーム発表イベントを実施。セルジオ・ペレスなど複数のドライバーと関連づけられている。

    しかしボッタスは、この新プロジェクトが自身のキャリアの“第2章”にふさわしい環境になる可能性があると見ている。

    「キャデラックのようにF1に新しく参戦するチームは、非常にエキサイティングな存在だ」とボッタスは語った。

    「僕にとってモチベーションになるのは、明確な目標を持ったプロジェクトに加わり、数年間の契約で腰を据えて取り組むこと。それこそが今の自分に必要なことだ」

    「ただ1年だけF1に戻るのでは意味がない。僕が求めているのは、明確なビジョンを持つチーム。そういう意味では、新チームでゼロからスタートするのは非常に魅力的だと思う」

    「もちろん、好成績や表彰台、あるいは優勝を狙えるチームに空席が出た場合は、喜んで検討するつもりだ。ただ、今はその見通しを立てるのが非常に難しい状況だ」

  • キャデラックF1 セルジオ・ペレスとの契約急がず「複数候補を検討中」

    キャデラックF1 セルジオ・ペレスとの契約急がず「複数候補を検討中」

    2026年のF1参戦を目指すキャデラックF1チームに関し、注目を集めていたセルジオ・ペレスとの契約報道は事実ではなかったことが明らかになった。共同オーナーのダン・タウリスは、チームが「急ぐつもりはない」と語っている。

    セルジオ・ペレスはF1マイアミGPの週末に、メキシコの大富豪でスポンサーのカルロス・スリムとともに現地入り。キャデラックF1のキーパーソンであるダン・タウリスとも接触しており、これを受けてセルジオ・ペレスが3年契約にサインしたとの憶測が一部メディアで報じられた。

    しかし、カナダ紙『Le Journal de Montreal』の取材に応じたダン・タウリス(TWGモータースポーツCEO)はこの報道を否定。「我々は急いでいない」と明言し、「現在取り沙汰されている名前の中にも、確かに我々のリストに載っているドライバーはいるが、まだ決定には至っていない」と述べた。

    候補には、セルジオ・ペレスのほか、バルテリ・ボッタスや周冠宇、さらにインディカーの有力アメリカ人ドライバーであるコルトン・ハータの名前が挙がっているが、チーム代表のグレーム・ロードンは「検討しているのはその数人だけではない」と語っている。

    キャデラックF1は、昨年末にマイケル・アンドレッティが一歩退いたことを受け、TWGモータースポーツが共同オーナーとして運営に参画。現在はセルジオ・ペレスを含む複数の候補を視野に入れながら、2026年のF1初参戦に向けて着実に体制を整えている段階だ。

  • ミック・シューマッハ キャデラックF1とマイアミで極秘会談

    ミック・シューマッハ キャデラックF1とマイアミで極秘会談

    1界に新たな風を吹き込む可能性がある名前、それがミック・シューマッハだ。ハース退団以降3シーズンにわたってF1グリッドから遠ざかっていた彼が、2026年にF1新規参戦を予定するアメリカの新チーム「キャデラックF1」と接触していたことが明らかとなった。

    舞台はF1マイアミGPの週末。ペレスを巡る噂が飛び交う中、姿を見せなかった“本命”に代わって、静かに存在感を示していたのは他でもない、かつて“皇帝の息子”と呼ばれた男だった。

    ドイツ大手紙『Bild』の報道によれば、シューマッハはマイアミでキャデラック幹部と極秘会談を行い、2026年のレギュラー候補としてリスト入りしたという。F1復帰を切望する若きシューマッハに、グリッド復帰の扉が再び開かれようとしている。

    マイアミで極秘会談、ペレス不在の中で注目集める存在に
    マイアミGPの週末には、キャデラックが地元で盛大なローンチイベントを開催していた。注目の的は、巨額の支援を受けるセルジオ・ペレスのはずだったが、実際にはその姿は見られなかった。

    代わりに現地で存在感を示していたのが、ミック・シューマッハだった。マイアミGPのパドックに加え、イベント会場「Queen Miami Beach」にも出席。その2つの会場は車でわずか20分の距離にあり、偶然とは思えない動きだった。

    ミック・シューマッハ キャデラック F1

    Bild報道が示唆する「F1復帰への布石」
    Bildの記者エンリコ・アーリッヒは、「ミックはキャデラック幹部と会うためにマイアミを訪れていた」と述べ、関係者との“秘密会談”が実際に行われたことを裏付ける。報道によれば、シューマッハは2026年のレギュラードライバー候補として正式に検討されている。

    特に注目されるのは、筆頭候補とされるインディカースターのコルトン・ハータが、F1参戦に必要なスーパーライセンスを取得できない可能性が浮上している点だ。現時点でランキングは8位、必要な4位以内までにはまだ届かない。

    「クラッシュしないドライバー」が求められている
    キャデラックにとって、初年度のF1参戦においては「完走できること」「マシンを壊さないこと」が極めて重要な要素となる。そうした条件を満たす経験者として、ミック・シューマッハは理にかなった存在だ。

    叔父であるラルフ・シューマッハは、Sky Deutschlandにて「彼はF1経験があり、困難な状況に対しても冷静に対応してきた。今のキャデラックにとって、クラッシュしない、チームプレイヤーであることが重要だ」とコメントしている。

    アメリカ市場で求められる“シューマッハ”の名
    ミックの復帰には、実力や安定性に加えて「シューマッハ」という名前が持つブランド力も大きな武器となる。特にアメリカ市場では、その名の響きがいまだ強い影響力を持っている。

    元F1最高責任者バーニー・エクレストンは「ミハエルがそばにいれば、ミックは今でもF1に乗っているだろう」と語り、「アメリカではヨーロッパ以上に“シューマッハ”という名が持つ魅力は大きい。F1はその名前を利用しない手はない」と述べた。

    本人の言葉ににじむ覚悟と未練
    WECに参戦する現在も、F1への情熱は冷めていない。ミックはインタビューでこう語っている。

    「僕にとってF1以上のものはない。常にF1のことを考えているし、それが本当にやりたいことなんだ」

    3年の空白期間を経て、“あの名前”がF1グリッドに戻ってくる日は、意外と近いのかもしれない。

  • GM トランプ関税で打撃も「キャデラックF1プロジェクトに影響なし」と明言

    GM トランプ関税で打撃も「キャデラックF1プロジェクトに影響なし」と明言

    ゼネラル・モーターズ(GM)のマーク・ルース社長は、アメリカ政府による新たな関税措置により最大50億ドル(約7700億円)の打撃が見込まれる中でも、来季のF1参戦を目指すキャデラックのプロジェクトには影響がないと語った。

    GMは今週、ドナルド・トランプ大統領による広範な関税政策の導入を受け、2025年の利益見通しを下方修正。しかし、同社傘下のキャデラックによるF1プロジェクトは予定通り進行しており、来季からの参戦に向けて準備が続けられている。

    ルース社長は5月3日、F1マイアミGPの現地でロイターを含む一部メディアとの会見に応じ、「確かに約50億ドルの影響はあるが、このF1プロジェクトに影響はない」と明言した。

    キャデラックのF1プロジェクトは長年にわたり準備されており、既に約350人の専任チームが編成されている。将来的にはチーム規模を1000人規模に拡大する計画もあるという。なお、2026年の参戦当初はフェラーリ製パワーユニットを使用するが、2029年からはGM独自のパワーユニットでの参戦が予定されている。

    キャデラック F1F1マイアミGPの週末に発表されたキャデラックF1チームのロゴ

    一方で、注目を集めるドライバーラインアップについては、正式な契約はまだ結ばれていないとされる。メキシコ出身の元レッドブルF1ドライバー、セルジオ・ペレスの契約が報じられたばかりだが、チームのダン・トーリスCEOはこれを否定。「まだ誰とも契約していない」と述べ、次のように続けた。

    「F1のドライバー選定には非常に多くの要素が関わってくる。我々は急いで決めるつもりはない。」

    またトーリス氏は「アメリカ人ドライバーを起用することにコミットしている」としたうえで、必ずしも2026年までに実現する必要はないとの考えも示した。

    「誰かをただ連れてきてシートに座らせればいいという話ではない。我々にとって重要なのは、そのドライバーが成功することだ。そのための適切な方法とタイミングを見極めていきたい」と強調した。

  • キャデラックF1 “大々的なお披露目”期待も…ほんの一瞬の“チラ見せ”

    キャデラックF1 “大々的なお披露目”期待も…ほんの一瞬の“チラ見せ”

    F1ファンが密かに、しかし確かに期待を寄せていたキャデラックのF1マシン。その“お披露目”が、2025年マイアミGPの華やかなイベントで行われた。が、いざフタを開けてみれば……これは“リビール”というより、“ティーザー”の延長戦といった印象が正直なところだ。

    場所は、アメリカ・マイアミ。まさにキャデラックの参戦を祝うにはうってつけの舞台。豪華ゲストが集い、MCにはあのテリー・クルーズ。演出も照明も演出もばっちりだった。

    だが、肝心の中身はというと、ほんの一瞬チラリと映るマシンのリバリーと、チームカラーらしき“インペリアルブルー×ホワイト”のイメージスケッチ。それに加えて、レーシングスーツの袖元が少しだけ……そんな具合だ。

    「ついに来たか!」と身を乗り出したファンにとっては、期待に胸を膨らませたその分、肩透かし感は否めなかっただろう。

    もちろん、キャデラックのF1参戦が長い交渉の末にようやく正式承認に至ったことは大きなニュースだ。アンドレッティ・グローバルとの提携、FIAとFOMの審査、パワーユニットにフェラーリを選択……ひとつひとつの決断の重みは決して小さくない。GMのマーク・ルイス社長も、「F1という世界的な舞台でGMの技術力を見せられることに興奮している」と力を込めた。

    キャデラック F1キャデラックF1チームのロゴがお披露目された。

    だが、ファンにとってそれはもう知っている情報。むしろこのイベントでは“新しい何か”を、できれば“全体像”を見せてほしかった。特に近年のF1では、新規参戦やカラーリング発表の場はファンとの結びつきを強める大事な機会になっているだけに、今回の“もったいぶり”にはやや拍子抜けの印象が残る。

    とはいえ、2026年のグリッドに名を連ねる新興勢力として、キャデラックがどのようなパフォーマンスを見せてくるのか――その期待は変わらない。次こそは“チラ見せ”ではなく、“本物”を。そして、目で見て心躍るようなマシンの姿を届けてほしい。

  • キャデラック 初のF1シャシーを受領…2026年デビューに向け前進

    キャデラック 初のF1シャシーを受領…2026年デビューに向け前進

    キャデラックが、2026年のF1デビューに向けて初のF1シャシーを受領したことが明らかになった。チーム代表のグレアム・ローデンがこれを認めており、ロールフープ付きの機械加工済みシャシーが納入されたという。

    今回納入されたモノコックは、実戦用マシンとしてではなく、構造試験に使用される予定だ。すでにノーズボックスなど一部構成部品については、個別のテストが行われており、それに続く取り組みとなる。

    「我々はかなり前からクラッシュテストを始めている」とローデンは今年3月に語っている。「衝突試験、押し込み試験、そして“スクイーズ試験(圧縮試験)”もやっている。いったい何個のパーツを作っては壊したか…とにかく非常に高価なパーツばかりだったよ」。

    「ノーズに関してはすでに全ての要件をクリアしており、満足している。シャシーに関してもスクイーズ試験をかなり重ねてきた」。

    当初の計画では、昨年末までに最初のシャシーを完成させる予定だったというが、実際には開発中に得られた学びを反映させるため、シャシーの一部を試作・評価しながらプロセスを進めてきたと説明した。

    「最初のシャシーの“ご褒美”は、徹底的に潰されることだね!」とローデンはユーモアを交えて述べた。

    この初号機の納入は、F1参戦に向けて重要な一歩であり、キャデラックが正式参戦する2026年シーズンに向けて着実に準備を進めている証といえる。

    今季はレースへの出場義務がないため、同チームは完全に2026年マシンの開発に注力することが可能だ。ただし、既存チームと同様にF1の技術・運用規定には従わなければならない。

    「今季から我々が合意のもとでF1のレギュレーションを受け入れているという事実は、これまでに例がないことだと思う」とローデンは語る。「たとえばハースが参入したときは、レースに出るまでは何の規制も受けていなかった」。

    「ただし我々は、一部の規則についてはF1側との合意に基づき、また一部は自発的に順守することを選んでいる。この参入プロセス自体が、過去のどの新規参入チームとも異なるものになっている」。

    キャデラックのF1プロジェクトは、確かな基盤の上に着実に進んでいるようだ。2026年のグリッド登場に向け、今後の開発動向にも注目が集まる。