カテゴリー: キャデラックF1チーム

  • 角田裕毅 レッドブルF1離脱濃厚で2026年はキャデラックが唯一の希望か

    角田裕毅 レッドブルF1離脱濃厚で2026年はキャデラックが唯一の希望か

    角田裕毅のF1キャリアは、突然厳しい局面を迎えている。わずか3か月前には、念願だったレッドブルF1昇格を果たしたばかりだったが、いまやその未来は不透明になりつつある。

    角田裕毅は2025年シーズン開幕から8戦を終え、チームに7ポイントをもたらしたが、契約延長に値する成績とは見なされていない。現在の契約は今季末までとなっており、「劇的な巻き返しがなければ2026年にシートを失うことは確実」との報道も出ている。

    代役として最有力視されているのが、レーシングブルズで頭角を現しているアイザック・ハジャーだ。ハジャーはマックス・フェルスタッペンのチームメイトとして起用される見込みだという。

    現行のF1グリッドは2024年の大幅なドライバー移籍で多くが契約済みのため、角田裕毅の他チーム移籍の可能性は極めて限られている。メルセデス入りは非現実的で、レーシングブルズへの復帰も見込めない。そこではリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドのコンビが来季起用されると見られているからだ。

    昨年はアルピーヌが角田裕毅に関心を示しているとの噂もあったが、2025年になって以降、その話題はすっかり鳴りを潜めている。

    さらに角田裕毅は、ホンダとタッグを組むアストンマーティンへの移籍も取り沙汰されていたが、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールはいずれも契約下にある。仮にチームが体制変更を検討するにしても、動かす理由となるのはフェルスタッペンやジョージ・ラッセルのようなトップドライバーだけだろう。

    角田裕毅 F1

    このような状況の中で、角田裕毅がF1に残る現実的な選択肢として浮上しているのが、2026年から本格参戦を予定しているキャデラックF1チームだ。

    キャデラックは現在、2つのシートを確保しておらず、その1枠はバルテリ・ボッタスが最有力とされている。だが、もう1枠については依然として未定で、セルジオ・ペレスを含む複数のドライバーが候補に挙げられている。

    アストンマーティンのリザーブドライバーであるフェリペ・ドルゴビッチの名も候補に挙がってはいるが、F1で97戦の経験を持ち、中団チームで一定の評価を得てきた角田裕毅が市場に出れば、キャデラックが関心を示す可能性は高い。

    実際、今年4月初旬の報道では、キャデラックは角田裕毅の存在を以前から注視していたとされている。レッドブル加入前から、彼が獲得可能な存在になると見越していたという見方もあった。そもそも角田裕毅は、ローソンが降格される前はキャデラック入りが内定していたとも噂されていた。もしかすると、当初の計画に回帰する形で、キャデラックが角田裕毅を“救う”可能性もあるだろう。

    なお、昨年角田裕毅の昇格に懐疑的だったレッドブル代表クリスチャン・ホーナーの懸念が、今となっては現実味を帯びている。レッドブルは当時、ローソンの準備不足により角田裕毅の昇格を“仕方なく”決断したとされている。

    元F1王者ニコ・ロズベルグは、角田裕毅が現在レッドブルで置かれている立場について「ひどい状況だ」と同情を示している。これまで多くの優秀なドライバーがそうであったように、「フェルスタッペンには到底太刀打ちできない」という現実があるからだ。

    角田裕毅はこれまでF1で平均して1戦あたり1ポイント強を獲得してきたが、まだ表彰台には一度も上がっていない。自己最高位は、2021年アブダビGPの4位となっている。

  • キャデラックF1幹部が英GPでドライバー交渉へ ボッタスが最有力候補に浮上

    キャデラックF1幹部が英GPでドライバー交渉へ ボッタスが最有力候補に浮上

    2026年のF1参戦に向けて準備を加速させるキャデラックF1の幹部陣が、来週のF1イギリスGP(シルバーストン)で重要な会合を実施する見通しだ。モータースポーツ・コムの報道によれば、同チームはこの場で複数の候補ドライバー陣営と直接交渉を行うという。

    チーム代表グレーム・ロウドンとプロジェクト推進の中心人物であるTWGグループCEOダン・タウリスが現地入りし、最初の1名の契約を「数週間以内」に締結することを目指している。2人目の選定は9月にずれ込む可能性がある。

    ボッタスが最有力候補に浮上 ペレスは優先度後退
    当初はセルジオ・ペレスが有力視されていたが、直近の交渉の場に姿を見せていないことで、現在の最優先候補からは外れているという。その代わりに急浮上しているのが、元メルセデスF1ドライバーで現リザーブのバルテリ・ボッタスだ。

    F1通算10勝を誇る35歳のフィンランド人は、2024年限りでザウバーを離れて以降、レース復帰の意思を公言しており、自身のSNSではキャデラック車に触れながら「いいシートだね。2席あるみたいだけど、どちらも空いてるね」と冗談交じりに語る動画を投稿し、憶測を煽っている。

    ドライバーマネージャーのディディエ・コトンとも行動を共にしており、交渉の準備は万端と見られている。

    キャデラック F1

    経験者コンビか、若手との組み合わせか

    キャデラックF1がボッタスとペレスという経験豊富なベテラン2名を起用する可能性も依然残されているが、近年の新規参戦チームでは、経験者と若手のコンビを起用する流れが一般的となっている。

    その場合、より有望視されているのがボッタスであり、ペレスは「ベテラン枠」内での優先度も下がっている模様だ。

    キャデラックF1チーム

    若手筆頭候補はドラゴビッチ
    その「若手枠」として最有力とされているのが、2022年F2王者でアストンマーティンのリザーブドライバーを務めるフェリペ・ドラゴビッチだ。

    チーム内の政治的事情や優先順位によりチャンスを得られていない現状が続くなか、キャデラック移籍は彼にとって念願のF1レースデビューを果たす絶好の機会となる。

    すでにベテランと若手のバランスを重視したラインアップを目指す動きもあり、ボッタスとドラゴビッチのコンビは、チーム内外の関係者からも現実的かつ理想的な選択肢として注目を集めている。

  • バルテリ・ボッタス キャデラックF1移籍を示唆?「いいシートだ」とSNS投稿

    バルテリ・ボッタス キャデラックF1移籍を示唆?「いいシートだ」とSNS投稿

    2026年のF1復帰を目指す元メルセデスF1ドライバーのバルテリ・ボッタスが、自身の将来に関するヒントをSNSで公開し、キャデラックF1との関係を匂わせている。

    2024年末にキック・ザウバーから放出されたボッタスは、今季は古巣メルセデスにリザーブ兼テストドライバーとして復帰し、ここまで多くのグランプリに帯同している。35歳となった今もF1に対する情熱は冷めておらず、ポッドキャスト『Beyond the Grid』では「F1での挑戦はまだ終わっていない」と語っていた。

    その中でボッタスは、レッドブルF1の今季マシンRB21が手こずるマシンであることに触れ、「リアム・ローソンや角田裕毅のような若手より、経験豊富な自分のようなドライバーの方がうまく対応できるかもしれない」と、関心を示す場面もあった。

    しかし、現実的な選択肢として注目されているのは2026年からF1参戦を予定しているキャデラックF1だ。

    SNSに投稿された動画の中で、ボッタスはカウボーイハットを被り、キャデラックのロードカーに近づくと、カメラの誘導に応じて車のドアを開け、内装のレザーシートに触れながら「いいシートだ」と一言。このさりげない演出がファンの間で話題となっている。

    キャデラックF1は、ボッタスのほかにセルジオ・ペレス、ミック・シューマッハ、元チームメイトの周冠宇といったF1未所属ドライバーを候補に挙げているとされている。

    ボッタスは同ポッドキャスト内でもキャデラックF1のプロジェクトに対する関心を語り、次のように述べた。

    「彼らはまだそこまで急いでいないと思う。とにかく来年マシンをグリッドに並べるために非常に多忙な状況だ」

    「でも、僕にとってはすごく面白いプロジェクトに見える。F1にとって新しい存在であり、アメリカのチームならではの視点を持っているかもしれない」

    「もし自分がその一員になれたら、本当に面白い挑戦になるだろう。ゼロからのスタートだから、自分がいろいろな部分に影響を与えることができる。どの方向へ進むかという部分にも関われる。それはすごくモチベーションになるし、うまくいったときの報酬も大きいと思う」

    さらに、2026年から導入されるF1新レギュレーションにも触れ、「レギュレーション変更はいつも新たに飛び込むにはいいタイミングだ。もし最初からうまくいけば、いきなりトップ争いをする可能性もある」と、F1復帰への意欲をにじませた。

    キャデラックF1が発足初年度にどのドライバーを起用するかはまだ未定だが、ボッタスが有力候補の一人であることは間違いない。今回の「いいシートだ」発言が、その布石である可能性は高い。

  • ミック・シューマッハ キャデラックF1に猛アピール「自分は理想的な存在」

    ミック・シューマッハ キャデラックF1に猛アピール「自分は理想的な存在」

    ミック・シューマッハは、ここ数年F1グランプリの舞台から離れていたことで、自身の「ツールボックス」が大きく成長したと感じており、2026年にF1新規参戦を目指すキャデラックにとって、自分が理想的なドライバーになったと語った。

    2021年と2022年、バックマーカーだったハースで2シーズンを過ごしたシューマッハは、不本意な形でF1を離れることとなった。

    その後、メルセデス、アルピーヌ、ステークへの移籍の噂が流れたものの、いずれも実現には至らず、世界耐久選手権(WEC)に参戦しつつ、メルセデスF1のリザーブドライバーも務めていた。

    しかし、昨季終了時点でメルセデスを離脱し、F1の舞台からは距離を置いていた。しかし現在、2026年のF1参戦を目指すキャデラックの候補リストにシューマッハが含まれているとされ、復帰のチャンスが見えてきている。

    26歳のシューマッハは、F1への思いをこう語る。

    「F1は、僕にとって本当に大切なテーマだ。僕はF1が大好きだ。小さな頃からF1を愛してきたし、F1は僕の視界から決して消えたことはない」

    キャデラックについて問われると、「現在、素晴らしいプロジェクトが進行中で、とても興味深いテーマだ」と答えた。

    シューマッハは最近マイアミGPを訪れ、週末中にキャデラックのCEOであるダン・トゥーリスと話し合いの場を持ったことも知られている。

    「そこにいることは大事だったし、F1のパドックに戻れたのは本当に素晴らしかった。F1は美しい場所で、偉大なモータースポーツだし、モータースポーツの頂点である理由がそこにはある」

    ハース時代以降、F1グリッドから離れてはいたものの、メルセデスやそのエンジンパートナーであるマクラーレンとウィリアムズ、さらにWECでのアルピーヌでの経験が、自身をより優れたドライバーに成長させたと彼は感じている。

    「僕のキャリアパスはとてもオープンだし、今やっていることもまたそうだ。だから、僕を見た人は、自分が何を手にするかが分かると思う」

    「もちろん、F1で過ごした2年間から自分は大きく成長した。メルセデスのリザーブドライバーを務めたし、マクラーレンやウィリアムズとも同時に仕事をして、そういう面で多くの知識を得られた。いろいろなチームに関わったことはとても興味深い経験だった」

    「そしてWECでは、本当に良い選手権で、新しいことを学び、見ることができた。シングルシーターにずっと乗っていると、スポーツの中でも非常にニッチな世界にいることになる。でも、今やっていることはそれとはかなり違っていて、とても面白い」

    「知識の幅が広がれば、いろいろな場面で役に立てると思う。たとえば、他のドライバーの心理をよりよく理解できるようになった」

    「それに内部的な部分――F1のシステムはWECと比べてかなり限られているけど、WECではトラクションコントロールやエネルギーマネジメントのようなツールがあって、ドライバーがその開発に積極的に関わっていく必要がある」

    「そういう意味で、たくさんの要素が自分をより良いドライバーにしてくれたのは間違いない。メルセデスでの経験と合わせて、自分の“ツールボックス”を作り上げるのにとても役立った」

    また、ハース時代の失意の経験を通じて、自身のメンタル面でも成長できたと述べた。

    「正直、それはずっとやってきたことだと思う」

    「失望というのは成長の一部であり、大人になる過程の一部でもある。人生において困難な瞬間は、心も体もより強く、よりレジリエントな人間にしてくれる」

    「僕は、人生で起きるすべてのことには理由があると思っている。そして、それを自分を打ちのめすものと捉えるか、あるいは前に進むためのチャンスと捉えるかは、自分次第なんだ」

  • TWGグローバルがキャデラックF1に続きNBAレイカーズを100億ドルで買収

    TWGグローバルがキャデラックF1に続きNBAレイカーズを100億ドルで買収

    F1参戦を控えるキャデラックF1チームの親会社であるTWGグローバルが、NBAの名門チーム、ロサンゼルス・レイカーズの過半数株式を取得した。買収額は100億ドル(約1兆5700億円)に上り、プロスポーツ史上最大規模の取引となった。

    レイカーズはNBAで最も成功したフランチャイズのひとつであり、1979年に故ジェリー・バスが6750万ドルで購入して以来、長年にわたってバス家の所有下にあった。買収当時としては大きな金額だったが、レイカーズの人気はその後大きく高まり、投資としても極めて価値のあるものとなった。

    そのバス家による所有体制に今回変化が訪れた。TWGグローバルのCEO兼会長であるマーク・ウォルターが、チームの過半数を取得するために100億ドルの小切手を切ることになったのだ。フォーブスはレイカーズの企業価値を71億ドルと評価していたが、それを大きく上回る金額での取引となった。

    現在チームを運営しているジーニー・バスは、売却後も「ガバナー(Governor)」の地位に留まり、チームに対する家族の関与が新たな時代においても継続されるよう配慮されている。

    なおウォルターは2021年にレイカーズの少数株を取得しており、その際に今後の売却時に優先交渉権を得ていた。

    ロサンゼルス・レイカーズ TWGグローバル

    TWGグローバルはすでにMLBのロサンゼルス・ドジャース、イングランド・プレミアリーグのチェルシーFC、WNBAのロサンゼルス・スパークスなど複数の主要スポーツフランチャイズに投資しており、今回のレイカーズ買収でその影響力をさらに拡大することになる。

    またスポーツ以外の分野でも、TWGはグッゲンハイム・インベストメンツやグッゲンハイム・セキュリティーズ、Group 10001やデラウェア・ライフといった保険プラットフォーム、さらにはカルバナや複数のAI・テック企業にも出資している。

    なお、TWGグローバルには複数の子会社が含まれており、そのひとつであるTWGモータースポーツがキャデラックF1チームの運営を担当している。TWGモータースポーツの代表はダン・トーリスが務めている。

  • バルテリ・ボッタス 「キャデラックF1は非常に興味深いプロジェクト」

    バルテリ・ボッタス 「キャデラックF1は非常に興味深いプロジェクト」

    バルテリ・ボッタスは「まだF1を終えるつもりはない」と語り、将来的にF1に貢献できることがまだ多く残っていると明言した。グランプリ10勝を誇るこのフィンランド人ドライバーは、2026年の復帰に向けて選択肢を模索し続けている。

    2025年シーズンにおいて、キック・ザウバーがドライバーラインアップを一新したことでボッタスはレースシートを失い、最終的に古巣メルセデスとテスト兼リザーブ契約を結んだ。

    ポッドキャスト『Beyond The Grid』に出演した35歳のボッタスは、新しいテクニカルレギュレーションが導入される2026年にフルタイムのシートへ復帰し、自身のF1キャリアに新たな章を加えたいと強調した。

    「今、自分の意志でなくレースシートがない状況にいる」と語ったボッタス。「ただ、F1を終えるにはまだ早いという気持ちは、この1年のシート喪失を知った直後からずっとあった」

    「まだ自分には与えられるものがある。今もF1は自分の人生で最優先の存在だ。レースを外から見ていることで、その思いはどんどん強くなっている。今では心からレースが恋しいと感じている」

    バルテリ・ボッタス F1ボッタスは2025年にメルセデスのリザーブドライバーに就任

    「特に過去2年間のキャリアを振り返ってみると、自分が望む形では終われないという思いが強い。昨年の終盤の予選やレースでは、今までで一番のパフォーマンスを出せていたと感じていた」

    「今の自分に衰えは感じていない。人間だからいずれ衰えは来るが、自分にはまだその兆候はない。だからこそ、続けたいんだ」

    現在、ボッタスは2026年にF1参戦を予定しているキャデラックと関連づけて報道されており、アメリカの自動車大手ゼネラルモーターズとTWGモータースポーツが支援する新チームとして注目を集めている。

    このプロジェクトについて、F1で豊富な経験を持つボッタスは「非常に興味深い」と認めており、自身とキャデラックの組み合わせは強力なものになる可能性があると述べた。

    「彼ら(キャデラック)はドライバー選定を急いではいないと思う。来年に向けたマシン開発に注力しているのは間違いない」と語るボッタス。

    バルテリ・ボッタス キャデラック F1キャデラックは2026年にF1参戦を果たす予定で、ボッタスは有力候補の一人とされている

    「自分自身としては、来年に向けた計画を把握したいタイミングとして8月を目標にしている。でも、それ以前に何か新しい情報が出てくることを願っている」

    さらに続けて、「彼らの候補リストには数人のドライバーがいるはず。自分は3つの異なるチームでレースをしてきた経験があるし、そのうちの1つでは大きな成功を収めた。ウィリアムズ時代にも良い結果を出せた。だから、自分が良い立場にいることを願っている」と語った。

    「このプロジェクトはF1にとって新しい存在で、アメリカ的な視点を持つチームになり得ると思う。もし自分がその一員になれたら、とても興味深い展開になる。なぜなら、ゼロからのスタートだからだ」

    「ゼロから始めるチームにいることで、自分がいろんな面で大きな影響を与えられる。それは方向性を決める上でもそうだし、成功したときには大きな達成感が得られるはずだ」

    「レギュレーションが変わる年は、F1に飛び込むには絶好のタイミング。もしその年に何かを正しく掴めたら、最初からいい結果が出せる可能性もある」

  • キャデラックF1チーム トミー ヒルフィガーと公式パートナー契約を締結

    キャデラックF1チーム トミー ヒルフィガーと公式パートナー契約を締結

    キャデラックF1チームは、2026年のF1参戦を前に、アメリカンブランドとしてのアイデンティティを明確に打ち出すべく、初の公式パートナーシップを発表した。提携先は、ニューヨーク発のファッションブランド、トミー ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)。長年F1との関わりを持つこのブランドが、複数年契約でチームのアパレルパートナーおよびライフスタイルスポンサーを務めることになった。

    「2つのアイコンが、ひとつのビジョンで結ばれる。アメリカンモータースポーツの新たな時代がここに始まる」と、トミー ヒルフィガーは火曜日の声明で述べた。

    「私たちは、TWGモータースポーツとキャデラックとともに、F1とのストーリーをさらに続けられることを誇りに思う。F1の伝統を称えながら、その先へと進めていくという共通のビジョンを共有している。私たちのルーツを讃えつつ、未来を再構築していく。

    世界的にF1の注目が高まる今こそ、大きな夢を描き、アメリカのチームがグリッドにもたらすものを世界に示す最高のタイミングだ」

    キャデラックF1チーム代表のグレアム・ロードンもこの提携に歓迎の意を示し、「キャデラックはアメリカを代表するブランドのひとつであり、我々もアメリカを代表するチームだ」と語った。

    「トミー ヒルフィガーもまたアメリカンアイコンだ。彼らのF1におけるレガシーは並ぶものがない。私たちがF1パドックにもたらそうとしている大胆なビジョンを、このパートナーシップはまさに体現している。

    この提携を通じて、我々は単にレースをするだけでなく、エンターテインメントとエンジニアリングの未来を形作る革新を生み出していく」

    このパートナーシップには、ドライバーやピットクルー、パドックスタッフ、マネジメント陣が着用する公式チームウェアが含まれるほか、2026年シーズン開幕に合わせてグローバル展開されるファン向けコレクションも用意されている。さらに、トミー ヒルフィガーのロゴはマシンやレーシングスーツ、ヘルメットにも掲出される予定だ。

    キャデラック F1 トミー ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)

    ニューヨーク州ワトキンス・グレン近郊で育ち、幼少期からモータースポーツに親しんできたトミー・ヒルフィガーは、1990年代初頭からF1チームのスポンサーを務めてきた。直近ではメルセデスF1と7年間にわたる提携関係を築いていたが、2025年よりその役割はアディダスに引き継がれた。

    この期間中、ルイス・ハミルトンをグローバルアンバサダーに迎えたことでも知られ、ハミルトンは複数のコレクションをプロデュースし、ファッションウィークの最前列にもたびたび登場していた。

    トミー ヒルフィガーはF1アカデミーのマシンにもスポンサーとして関わっており、今夏公開予定の『F1』映画に関連したスペシャルコレクションのリリースも予定している。今回のキャデラックとの提携は、そのブランド哲学をF1本戦へと拡張するものとなる。

    「私たちのブランドは、創業当初からエンターテインメントとスポーツを核にしてきた」と、トミー ヒルフィガーのグローバルブランドプレジデント、レア・リッツ・ゴールドマンは語る。

    「モータースポーツとの関係を深めることで、ポップカルチャーのスピード感に呼応した新しいファッション表現を発信していきたい。このアイコニックな提携は、限界を打ち破ってきた我々のレガシーを継承しつつ、F1グリッドにスタイルをもたらし、その未来を形作っていく一歩になる」

    キャデラックF1は、欧州中心のF1界における“オールアメリカン”チームとしての文化的ポジショニングをマーケティング戦略の軸に据えており、今回のヒルフィガーとの提携は、その独自性を打ち出す象徴的な第一歩だ。

    「このコラボレーションは、2つの大胆で革新的なブランドの融合だ。パフォーマンスとアイコニックなスタイルが交差する瞬間」と、キャデラックF1 CEOのダン・トウリスはコメントしている。

    「グローバルF1の舞台において、アメリカン・アンビションを体現するチームを築く中で、このパートナーシップはこれからの展望を示す象徴となる」

  • キャデラックF1が“札束攻勢” ハースから人材流出も小松代表「文句はない」

    キャデラックF1が“札束攻勢” ハースから人材流出も小松代表「文句はない」

    キャデラックF1、すでにF1パドックで“札束攻勢”を展開中だ。

    来年、ゼネラルモーターズ(GM)の全面的な支援を受けた11番目のチームとしてF1グリッドに加わる予定のキャデラックF1は、すでに積極的な人材獲得に乗り出しており、2026年シーズンまでにおよそ600人規模のチーム体制を目指している。

    ある関係者によると、キャデラックは現在、1日に1人のペースで新規採用を進めており、すでにスタッフ数は約330人に達しているという。

    直近では、ハースF1チームのトラックサイド・オペレーション・マネージャーを務めていたピート・クロラがキャデラックに移籍した。

    バルセロナでキャデラックの積極的な人材引き抜きについて質問されたハースF1チーム代表の小松礼雄は、次のように語った。

    「アストンマーティンに聞いても、同じことを言うと思います」

    「かなり高い給与を提示して人材を引き抜こうとしているようですけど、それもこの業界の一部ですし、文句を言うつもりはありません」

    キャデラックF1のチーム代表には、元マルシャF1の代表を務めたグレアム・ロードンがすでに就任しており、さらに元ルノーF1の有名エンジニア、ニック・チェスターとパット・シモンズもチームに加わっている。

  • キャデラックF1チーム NASCARスターのカイル・ラーソンがシート候補浮上

    キャデラックF1チーム NASCARスターのカイル・ラーソンがシート候補浮上

    ゼネラルモーターズ(GM)の強力な支援を受けるキャデラックのF1新チームに向けて、2026年の2つのレースシートを巡る候補者リストに、またひとつ新たな名前が加わった。

    すでにセルジオ・ペレス、バルテリ・ボッタス、周冠宇、ミック・シューマッハといったF1経験者が有力候補として挙がっているが、当初は「F1経験豊富なドライバー」と「アメリカ人インディカー・スター、コルトン・ハータ(F1スーパーライセンス未取得)」を組み合わせるプランが有力と見られていた。

    同チームの中核人物であるダン・タウリスは、Arkansas Democrat Gazetteの取材に対し、こう語っている。

    「このチームには非常に多くの関心が寄せられており、我々はそれをありがたく思っている」

    タウリスは、チームをアメリカ人ドライバー中心に据えるという願望を隠していないものの、当面は別のアプローチが必要になる可能性も認めている。

    「我々としては、そのアメリカ人ドライバーが成功できる環境を整えたいし、そのシートが適切に尊重されることを望んでいる。だから、そのドライバーをF1に迎えるためには、適切な方法とタイミングを見つける必要がある」

    パドック内では、キャデラックが当面ハータをインディカーにとどめ、アメリカ市場の関心を別の形で引きつける戦略を取るのではないかという見方が強まっている。

    その選択肢のひとつとして名前が挙がっているのが、同じくインディカーのスターであるメキシコ人ドライバー、パト・オワードだ。マクラーレンのインディカーチームでオワードを起用しているCEOのザク・ブラウンは、キャデラックとの関係について聞かれ、否定はしなかった。

    「それは好ましくはないが、止めるつもりもない」とブラウンは語っている。

    さらに注目すべき新たな候補として、NASCARドライバーのカイル・ラーソンの名前も浮上。前述のArkansas Democrat Gazetteによれば、彼はその才能において「マックス・フェルスタッペンに匹敵する」とも評されるという。

    この件について、AP通信がGMのマーク・ロイス社長に質問したところ、ロイスは「まずはインディアナポリス(インディ500)に集中しよう」と回答。

    実際、32歳のラーソンは今年2回目のインディ500に参戦しており、今回もマクラーレンからのエントリーとなっている。

    最後に、ロイスはキャデラックのF1プロジェクトに対して、ドナルド・トランプ前大統領による関税強化政策が影響を及ぼすかとの質問に対し、こう否定した。

    「(関税の影響は)我々にとって約50億ドルにのぼるが、F1プロジェクトには影響しない」

  • キャデラックF1が2026年参戦に向け本格始動 初クラッシュテストも完了

    キャデラックF1が2026年参戦に向け本格始動 初クラッシュテストも完了

    華やかなマイアミのイベントで、キャデラックF1チームはチームロゴをお披露目した。アメリカ流の派手な演出のもと、チーム幹部や潜在的なスポンサー、多くのVIPを招いた豪華な式典が開催されたが、その裏では2026年のF1参戦に向けた準備が急ピッチで進められている。

    アンドレッティ・グローバルがF1参戦を正式に申請してから、すでに2年以上が経過した。

    その間、ヨーロッパとアメリカをつなぐ“架空の橋”には多くの障害が立ちはだかり、ゼネラルモーターズ(GM)がキャデラックブランドでF1に参戦するまでには、米国議会まで巻き込むような紆余曲折があった。このような政治的な気運の中で、投資家たちは一時的に計画を保留せざるを得なかったが、2024年3月7日、ついにF1参戦に正式なゴーサインが出された。

    それ以前から支援者のマーク・ウォルターとダン・トーリスは、エントリーが確定していない段階にもかかわらず、イギリス・シルバーストンにエンジニアリング拠点を設立し、人員を配置するなど先行投資を実施していた。そして現在、キャデラックF1のプロジェクトは、2026年のグリッドに間に合わせるために慌ただしく動き出している。

    現在パドック内では、時間短縮のため外部サプライヤーの活用を積極的に検討しているとの噂が出ている。フェラーリとの提携により、パワーユニットだけでなく、ギアボックスやリアサスペンションの供給も保証されており、空力開発はドイツ・ケルンのトヨタ風洞で既にスタートしている。

    シャシー開発に関しては、ダラーラとの協力が取り沙汰されてきたが、マイアミの週末には、クラッシュテスト用のボディがすでに製作され、テストにも合格していることが明らかになった。重量目標は超過しているものの、2026年の厳しい最低重量規定を前にすべてのチームが同様の課題を抱えている状況を考えれば、特別な事例ではない。

    チーム関係者によると、最終的な組織体制は約600名を予定しており、現在その半数がすでに稼働中だという。技術責任者ニック・チェスターのもとで体制構築が進められているが、一部の人材は他チームからの「ガーデニング休暇(移籍制限期間)」中のため、まだ現場に合流できていない。

    キャデラックF1チーム

    並行して、2029年のデビューが予定されている自社製パワーユニットの開発も始まっている。米国・シャーロットにあるGMのモータースポーツ本部にて、まずはシングルシリンダーの試作ユニットから開発が始まり、9月にはV6ユニットの完成を目指している。

    この巨大プロジェクトには莫大な投資が伴うが、FIAによる将来のパワーユニット規定の変更によって努力が無に帰すリスクを避けるため、最近までは開発ペースを抑えていた。だが、現在は不確実性も解消され、オーストリアの専門企業AVLに大量のテストベンチを発注したことが、その方針転換を裏付けている。

    パワーユニットの開発にはコスト上限が設けられており、最初の3年間における最大支出額は2億1000万ドルに制限されている。キャデラックは、初年度から他のPUメーカーと同様の規則に従うことになる。

    また、優先順位こそ高くないものの、ドライバー市場へのアプローチも始まっている。チームはルーキードライバーの起用には慎重な姿勢を示しており、経験豊富な人材の採用を軸にしていると見られている。そのため、当初候補に挙がっていたコルトン・ハータは、インディカーのシーズン終了(8月末)までスーパーライセンスの取得見通しが立たないことから、現実的な選択肢ではなくなっている。

    マイアミではセルジオ・ペレスの名前が多く取り沙汰され、土曜夜のチームイベントに彼が現れるとの噂もあった。実際に姿を見せたのはミック・シューマッハのみだったが、ペレスは依然として候補リストに残っている。グレアム・ロードン代表がリストアップしている他の候補には、周冠宇、バルテリ・ボッタス、そしてグランプリ出走経験こそないものの、アストンマーティンのリザーブドライバーとしてF1に精通しているフェリペ・ドルゴヴィッチの名も含まれているという。