カテゴリー: キャデラックF1チーム

  • バルテリ・ボッタス キャデラックF1新ヘルメットを“全裸”で公開

    バルテリ・ボッタス キャデラックF1新ヘルメットを“全裸”で公開

    キャデラックF1から2026年にグリッド復帰を果たすバルテリ・ボッタスが、新シーズン用ヘルメットデザインを公開した。だが、その発表方法が大きな話題を呼んでいる。

    ボッタスはプールの中で全裸となり、新ヘルメットだけを着用した姿で映像に登場。インスタグラムに投稿された動画で、その詳細を自ら説明した。

    2024年限りでザウバーを離れ、2025年はメルセデスのリザーブドライバーを務めていたボッタスは、2026年に11番目の新規参戦チームとして加わるキャデラックF1と契約。チームメイトはセルジオ・ペレスで、両者合わせて通算16勝を誇る経験豊富なラインアップとなる。

    チーム代表のグレアム・ロードンはすでに、2026年は最後尾で戦う覚悟が必要になると説明しているが、ボッタスはフルタイム復帰に向けて明らかに意欲的だ。

    今回披露されたヘルメットは、実は昨季前にガールフレンドのティファニー・クロムウェルがデザインしていたもの。しかし当時はグランプリ週末で着用する機会がなかったという。

    ボッタスは動画の中で、キャデラックのブランドカラーに合わせて色味を微調整したと説明。一方で自身の“お気に入り”であるブルーは引き続き基調色として残され、フィンランドの紋章もあしらわれている。

    デザイン解説の途中でカメラが引くと、ボッタスがプールの中で完全に裸であることが明らかに。ヘルメット以外は何も身につけていない大胆な演出となった。

    ボッタスは過去にも2024年に慈善目的でヌードカレンダーを制作しており、収益はモベンバーに寄付されている。今回の演出も、そうしたユーモアと自己表現の延長線上にあるといえそうだ。


    キャデラックF1の現在地 バーレーンテストで見えた課題
    2026年プレシーズンテスト(バーレーン・インターナショナル・サーキット)では、キャデラックの立ち位置も浮き彫りとなった。

    最終日、セルジオ・ペレスはシャルル・ルクレールの最速タイムから約9秒遅れを記録。ボッタスは予選シミュレーション的な高速ラップを多く走ったものの、それでもルクレールから約3.5秒差だった。

    もっとも、チームにとって最大の目的は純粋な速さではなく、走行距離の積み上げと信頼性の証明だった。わずか14か月でゼロから約500人規模の組織を構築した新チームにとって、まずは安定して周回を重ねることが最優先課題である。

    その点でキャデラックは、テスト全体で合計741周を走破。テスト中に深刻なトラブルを抱えたアストンマーティンと比較すれば、はるかにスムーズな滑り出しだった。

    2026年シーズンは最後尾スタートが現実的と見られるが、堅実な基盤構築という観点では、キャデラックF1は確実に第一歩を踏み出したといえる。

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  • キャデラックF1 2026年マシンの非対称リバリーにFIAが疑義?

    キャデラックF1 2026年マシンの非対称リバリーにFIAが疑義?

    2026年F1シーズンに新規参戦するキャデラックF1チームのマシンカラーリングをめぐり、早くもレギュレーション上の適法性が取り沙汰されている。

    問題となっているのはパフォーマンスではなく、リバリーデザインそのものだ。ドイツ紙ビルトによると、ゼネラルモーターズの支援を受けるアメリカの新チームは、先日公開した2026年仕様リバリーについてFIAから質問を受ける可能性があるという。

    キャデラックはスーパーボウルのハーフタイム中に放映された大規模なコマーシャルでマシンカラーを披露したとされ、そのPR費用は2,000万ユーロを超えるとも報じられている。グリッド初年度を前に、大きな話題作りとなった。

    しかし同紙は、F1マシンには左右対称のリバリーを施すことが求められている一方で、キャデラックの現行デザインは片側が主にホワイト、もう片側がブラックという非対称仕様になっていると指摘している。

    「PR上のクーデターが、高くつく誤解に変わる可能性がある」とビルトは伝えている。

    さらにハリウッド的な皮肉も加わった。俳優キアヌ・リーブスは先週バーレーンを訪れ、キャデラックのF1初参戦までの舞台裏を記録するための撮影クルーに同行していたという。

    ビルトによれば、リーブス本人はカメラに映ることを望んでいなかったとされるが、その計画は思い通りには進まなかったようだ。

    キャデラック F1

  • キャデラックF1 ハース方式を採らず独自設計を選択

    キャデラックF1 ハース方式を採らず独自設計を選択

    2029年からのワークス参戦を見据えるキャデラックF1は、最初の3シーズンでフェラーリ製パワーユニットとギアボックスを使用する。一方で、技術レギュレーション上認められているすべてのカスタマーパーツを導入することは選択しなかった。

    技術アドバイザーのパット・シモンズは、フェラーリのカスタマーチームとして知られるハースのアプローチに触れつつ、キャデラックが異なる道を歩む理由を明かしている。

    「我々が、おそらく直近でF1に参入したチームとは少し違うやり方をした点があるとすれば、それは自分たちの運命を自分たちでコントロールすべきだと強く信じていることだ。そして我々はワークスチームである、あるいは少なくともそこを目指している」

    「我々のマシンを見れば分かるが、利用可能なコンポーネントを単純にすべて購入したわけではない。フェラーリ製パワーユニットを選択したためギアボックスは採用したが、他のチームがそうしているかもしれないように、リア周りすべてを取得したわけではない。我々は独自のギアボックスキャリアやリアサスペンションを開発することを重視した」

    「完全に合法的に引き継ぐことのできるパーツはまだいくつかあるが、我々はそれを選ばなかった。前進するには、自分たちの設計哲学を理解し、自らの方向性を定めることが非常に重要だ。他者の設計哲学のニュアンスを完全に理解していなければ、それを発展させるのは難しい」

    キャデラック F1

    2029年パワーユニット計画は前倒し進行
    ゼネラルモーターズのF1パワーユニット計画も進展しており、チームCEOのダン・トウリスは「予定より前倒しで進んでいる」と語った。

    キャデラックは、将来のエンジンレギュレーションの動向を「注意深く見守っている」としつつも、フェラーリのカスタマーチームとして活動しながら自社製パワーユニットの開発を並行して進めることに自信を示している。

    「知的財産の観点では、各メーカーがそれぞれのIPを持ち込む必要がある。フェラーリにはフェラーリのIPがある。そしてGMパフォーマンスのパワーユニット部門は、F1チームの一部として我々独自のIPを開発している」

    「我々は自社のエンジンを開発し、自分たちの成果をF1のグリッドへ持ち込む。その道筋は完全に分離されている。我々が自社製エンジンを開発している間、フェラーリのカスタマーチームとして活動するが、それはGMとは完全に独立した作業だ」

  • キャデラックF1 スーパーボウルCM制作の舞台裏 2000万ドル広告の全貌

    キャデラックF1 スーパーボウルCM制作の舞台裏 2000万ドル広告の全貌

    キャデラックF1チームは、2026年F1シーズン参戦に向けて発表した初代マシンのリバリー映像について、その制作舞台裏を公開した。

    この映像はスーパーボウルで放映され、制作費は約2000万ドル(約30億円)に上るとされる。バーレーンでのプレシーズンテストにも姿を現したマシンとともに、同チームの本格始動を強く印象づけるプロモーションとなった。

    キャデラックF1チームは長期にわたる承認プロセスを経て、2026年から11番目のチームとしてグリッドに加わる。ゼネラルモーターズの支援を受け、車体側面にはキャデラックのエンブレムを掲げる。

    映像では、1962年のジョン・F・ケネディ元大統領の有名な月面演説が流れる中、アメリカの挑戦精神と重ね合わせる演出が採用された。

    「これは想像し得る限り最大のシンデレラストーリーだ」とCEOのダン・トウリスは語った。

    「これがキャデラックF1チーム初のリバリーだ。我々はそれを最大の舞台で披露したかった。これまでにない方法でリバリーを見せている」

    映像に使用されたマシンは、仮想プロダクションスタジオで製作・撮影された。これは大型LEDスクリーンに背景映像を投影し、カメラの動きに合わせて背景が連動する方式で、映画や配信作品でも使用される技術だ。

    監督のサム・ピリングは次のように語った。

    「この作品は未来志向で、象徴的かつ時代を超える雰囲気にしたかった。同時に、キャデラックがスタートライン、そしてグリッドに立つまでに費やした血と汗と涙の旅路を観客に体験してほしかった」

    キャデラック F1

    VFXスーパーバイザーのアンドリュー・プロクターもこう説明した。

    「優れた視覚効果は常にカメラで捉えた実在の要素から始まる。F1はディテール重視のスポーツだ。この映像がファンに語りかけ、すべてが正確であることを保証する必要があった」

    制作費は約2000万ドルと推定されており、トウリスはチームが投資を回収できるのは参戦3年目以降になるとの見通しを示している。

    「運営面で黒字、あるいはキャッシュフロー上の均衡に達するまでには数年かかるだろう。我々はF1参入にかかるコストを想定していたが、現状はその予測より前進している」

    映像の最後でピリングはこう締めくくった。

    「人々がキャデラックのF1参戦に本物の興奮と期待を感じてくれればうれしい。最終的には、アメリカ人にとって誇りを感じられる瞬間になればと思っている」

  • キャデラックF1 2026年準備で誤算 ピレリ未支給で風洞用タイヤ自作

    キャデラックF1 2026年準備で誤算 ピレリ未支給で風洞用タイヤ自作

    2026年F1シーズンから参戦するキャデラックF1チームが、マシン開発の初期段階で予想外の課題に直面していたことが明らかになった。新レギュレーションへの対応を急ぐ中、風洞実験用のピレリ製タイヤを入手できず、自作タイヤでテストを行っていたという。

    2025年3月に正式承認を受けて11番目のチームとしてエントリーしたキャデラックは、参戦決定前から準備を進めていたが、開発環境は決して万全ではなかった。

    技術コンサルタントのパット・シモンズは次のように語っている。

    「我々にはいくつか不利な点があった」とパット・シモンズは語った。

    「例えば、2026年レギュレーションの一部については2025年1月以前から研究を始めることができたが、実際にはどのような規則になるのか、ある意味で推測しながら進めていた」

    「最も重要なのは、風洞で使用するピレリのタイヤを実際には持っていなかったことだ。そのため我々は自分たちでタイヤを製作した」

    「他チームは1月1日から使用できるようピレリと契約していたが、我々が受け取ったのは月末近くだった。実際に装着してみると、想定していた形状とは異なっていた」

    「その結果、それまで進めてきた開発の多くを再最適化しなければならなかった。一部では我々が開発を先行して始めたと見る向きもあるが、私はむしろ後れを取ってスタートしたと言うだろう」

    2026年レギュレーションでは、シャシー重量が約32kg軽量化され、ダウンフォースは削減。パワーユニットはより電動化が進むなど、F1史上最大級ともいわれる変更が施されている。こうした背景の中で、タイヤ形状の違いは空力開発に大きな影響を及ぼす要素だった。

    キャデラック F1

    それでもキャデラックは着実に準備を進めてきた。ウィリアムズやアストンマーティンが初期テストで課題を抱える中、キャデラックは2026年最初のバルセロナ合同シェイクダウン初日に準備を整え、続くバーレーンテストでも走行を重ねている。

    チーム代表のグレアム・ロードンはバーレーンで次のように語った。

    「12か月前にはエントリーすらなかった。ましてやマシンもファクトリーもなかった」

    「進歩は本当に大きい。特に誇りに思うのは、すべてのマイルストーンを期限通りに達成したことだ。12月初旬にマシンを始動させ、12月中旬にはバーチャル・テスト・トラックでフルカーのダイナミックベンチ作業を行った。シルバーストンで予定通りシェイクダウンを実施し、バルセロナにも計画通り参加した」

    「他チームを見れば、それが簡単ではないことは明らかだ。本当に、本当に誇りに思っている」

    「だが、パフォーマンス面で上昇軌道にあると感じられなければ意味はない。バルセロナでのシェイクダウン作業は非常に有益だった。今はマシンを理解し、走らせ続けることに集中している」

    「ここバーレーンで3日間にわたり1,700km以上を走行した。新規チームにとっては、これまでにない量のデータだ。既存チームにとっては最小限かもしれないが、我々にとっては非常に大きい。本当に前進しているし、チーム全体をとても誇りに思う」

    正式参戦まで残りわずかとなる中、キャデラックは不利な条件を乗り越えながらも着実に基盤を築いている。自作タイヤで始まった風洞開発は、2026年F1シーズンでどのような成果を生むのか注目される。

  • キアヌ・リーブス キャデラックF1密着ドキュメンタリーは「とても強烈」

    キアヌ・リーブス キャデラックF1密着ドキュメンタリーは「とても強烈」

    キアヌ・リーブスは、2026年F1シーズンから参戦するキャデラックF1チームの舞台裏を追うドキュメンタリーをプロデュースしていることを明かした。バーレーンで行われたプレシーズンテストの現場で、その制作状況について語っている。

    この作品は2025年7月に発表され、アメリカ勢として新たにグリッドに加わるキャデラックF1チームが、初戦に向けて歩む過程を舞台裏から描くことを目的としている。

    「キャデラックF1に関するドキュメンタリーに参加している。参戦の申請プロセスや、最初のレースに向けた道のりについての物語だ」とキアヌ・リーブスはF1 TVに語った。

    「とても信じられないほど深い世界だ。外から見ると非常に強烈だ。レースカーを見て、サーキットを走る姿を思い浮かべるが、技術的な側面だけでも、チームを組織し、マシンを用意し、あらゆる要素を整える必要がある。しかもレギュレーション変更のタイミングでもある」

    「僕たちは、彼らがまだF1に参入する前の段階から物語を追ってきた。FIAやFOMの背景、そしてこの世界全体についても触れている」

    リーブスは2023年に、ブラウンGPの奇跡的なタイトル獲得を描いたドキュメンタリーシリーズの司会も務めており、今回の作品でもF1の内側に深く踏み込む形となる。

    キャデラック F1

    キャデラックF1参戦の舞台裏に迫る物語
    発表当時、TWGモータースポーツおよびキャデラックF1チームのCEOであるダン・トウリスは次のように語っている。

    「これは大胆な野心と揺るぎない決意の物語だ。モータースポーツへの情熱と知識が深いキアヌと共に取り組めることを光栄に思う。我々はGMとともに、この素晴らしいストーリーを届けられることを誇りに思っている」

    「新しい世代のファンをF1に迎え入れる機会がある。キアヌの創造性は、その道を照らす完璧な火花になるだろう」

  • フォードが反論 キャデラックF1“唯一のアメリカンプロジェクト”発言に応酬

    フォードが反論 キャデラックF1“唯一のアメリカンプロジェクト”発言に応酬

    2026年F1シーズンの開幕を前に、アメリカ勢同士の火花がパドックで散っている。キャデラックF1が自らを「唯一の真のアメリカンプロジェクト」と位置付けたことに対し、フォードが強く反発した。

    ゼネラルモーターズ傘下のキャデラックは2026年から11番目のチームとして参戦。チーム代表グレアム・ロードンはバーレーンで「築き上げるための良い基盤がある」と語り、米国籍で参戦することを強調してきた。

    近年のF1人気拡大、とりわけNetflixの『Drive to Survive』やマイアミ、ラスベガス開催の影響で、アメリカ市場の存在感は急拡大している。その流れの中で、キャデラックは“ナショナルプライド”を前面に押し出す戦略を取っている。

    しかし、この主張は他の関係者の神経を逆なでした。

    ダン・トゥリス(キャデラックF1チームCEO)は、フォードとGMのプロジェクトは「比較にならない」とし、キャデラックの方がより強い「国家的誇り」の要素を持つと主張した。

    これに対し、フォードは自らのF1での実績を強調する。1967年以降、フォードはエンジンサプライヤーとして176勝に関与。主にフォード・コスワース名義で成功を収め、スチュワートやジャガーを通じてチームを保有した歴史もある。

    パドック関係者は、キャデラックの「純粋なアメリカ性」について次のように皮肉った。

    「マシンはシルバーストンで製造され、チーム代表は英国人、ドライバーはメキシコ人とフィンランド人だ。それが“アメリカ的”だというなら、フィッシュ・アンド・チップスやカルボナーラもアメリカ料理ということになる」

    フォードはまた、キャデラックがレッドブルとの提携を「単なるマーケティング」と表現したことにも強い不快感を示している。

    フォード・パフォーマンスのマーク・ラッシュブルックは次のように語った。

    「フォード・レーシングは125年にわたるモータースポーツの歴史を持つ、アメリカのレーシングチームだ。我々はどの米国メーカーよりも多くのカテゴリー、さまざまな路面で戦ってきた」

    「F1においても、我々は最も成功したアメリカのエンジンメーカーであり、かつては自前のチームも持っていた。ハースとともに、我々はアメリカとファン、ディーラー、サプライヤー、従業員を代表していることを誇りに思う」

    キャデラック F1

    特に注目されるのは、ここでハースF1チームに言及しつつキャデラックの名を出していない点だ。

    ラッシュブルックは、フォードがレッドブルのパワーユニット計画において、想像以上に深く関与していることも明かした。

    「当初の合意は主に電動化部分に焦点を当てていた。内燃機関は当初、我々の優先事項ではなかった」

    「しかし市販車の計画が変化する中で状況は変わった。現在ではディアボーンの先端製造施設や3Dプリンターで、内燃機関側の実部品も数多く製造している」

    フォードCEOのビル・フォードも以前、次のように反論している。

    「我々のレッドブルとの提携がマーケティング活動だというのは、事実とかけ離れている。むしろ逆だ」

    「彼らはフェラーリ製エンジンを使っている。キャデラック製エンジンではない。GMの社員がレースチームにいるかどうかも分からない。もしマーケティングに見えるものがあるとすれば、それはそちらだ」

    一方で、グレアム・ロードンはこの対立を前向きに捉えている。

    「GMとフォードの間には長年にわたる健全なライバル関係がある。ハリウッド映画にまでなったほどだ」

    「そのライバル関係は続くだろう。F1ファンは一定の対立構図を好む。ただし行き過ぎない範囲で、だ。これはF1にさらなる興味の層を加えるものになる」

    NASCARやル・マン24時間など数々のカテゴリーで競ってきた両社だが、2026年は初めてF1の舞台で真正面からぶつかるシーズンとなる。

    アメリカ市場拡大の波に乗るF1。その中心で、フォードとキャデラックの“デトロイト対決”が新たな物語を生み出そうとしている。

  • セルジオ・ペレス、フェルスタッペンの2026年F1批判に同調「理想的ではない」

    セルジオ・ペレス、フェルスタッペンの2026年F1批判に同調「理想的ではない」

    2026年F1シーズン開幕を前に、セルジオ・ペレスが新レギュレーションに対する率直な見解を示した。1年のブランクを経てキャデラックF1チームから復帰したペレスは、エネルギーマネジメントが中心となる現在のF1について「これまでで最大の変化」と語っている。

    電力と内燃エンジン出力の50/50配分という新たなパワーユニット規定は、すでにマックス・フェルスタッペンをはじめとする複数のドライバーから懸念の声が上がっている。

    ペレスもまた、その難しさとレースへの影響を指摘した。

    「とても違う」とペレスはバーレーンで語った。

    「間違いなく、このF1は僕が慣れてきたものとはまったく違う。レギュレーション面で言えば、キャリアの中で最大の変化だと思う」

    「エネルギーがどうなっているのか、デプロイメントがどうなっているのかを理解するのは本当に難しい。今回のパワーユニットは、過去よりもはるかに大きな影響を持っている。それは理想的とは言えない」

    ペレスは特にレース内容への影響を懸念しているという。

    「僕にとって一番楽しいのはレースだ。でも今のところ、どういうレースになるのか分からない。オーバーテイクは少し難しくなるかもしれないし、エネルギー管理が中心になる可能性もある」

    「結論を急ぐつもりはないが、フォーミュラEのようなレースになる可能性もある。様子を見るしかない」

    セルジオ・ペレス キャデラック F1 2026年のF1世界選手権

    さらにペレスは、開幕直後の数戦が混乱した展開になる可能性にも言及した。

    「混乱する可能性はあると思う」と語った。

    「特に最初の数戦は、各ドライバーが自分のパワーユニットやマネジメント、オーバーテイクボタンをいつ使うのか、どれだけエネルギーを消費するのかといったことを理解する段階になる」

    「本当に、本当に難しい」

    その一方で、キャデラックF1チームにとって重要なのは結果よりも進歩だと強調した。

    「全体的には順調だし、正しい方向に進んでいると思う」

    「チームはすべてのピースをまとめるうえで良い仕事をしている。簡単ではないが、新チームとして我々にとって重要なのは進歩することだ」

    「メルボルンでどこからスタートするかは、あまり重要ではない。大事なのは、その後の週末でどれだけ前進できるかだ」

    「特にエンジン面の理解においては大きな進歩がある。とてつもない変化だ。多くが変わったし、理解すべきことも多い。すべてを把握するのを楽しみにしている」

  • セルジオ・ペレス F1バーレーンテスト2日目の赤旗は「マッピングの問題」

    セルジオ・ペレス F1バーレーンテスト2日目の赤旗は「マッピングの問題」

    キャデラックF1は2026年F1バーレーンテスト2日目を終え、着実に周回を重ねた。セルジオ・ペレスは新チームでの走行をバルテリ・ボッタスと分担しながら、マシンへの理解を深めている。

    新レギュレーション初年度という難しい状況の中でも、ペレスは順応の手応えを語り、チームとしてもデータ収集が順調に進んでいることを強調した。

    「これだけ大きなレギュレーション変更の中で復帰するのは難しい。ある意味で全員がゼロからのスタートだし、トリッキーな状況だ。エンジニアにとってもエネルギーレベルを理解し、それを1周の中でどうセーブするかを把握する必要がある。理解すべき変数がたくさんある」とペレスは述べた。

    「でも全体的にはスムーズだ。夏の間にテストを行ってリズムを取り戻すことができた。そしてまったく新しいレギュレーションが始まるタイミングは、サバティカルイヤーを経た自分にとってむしろ良いタイミングだったと思う」

    セルジオ・ペレス キャデラック F1

    午前中の走行は一時的に技術的トラブルで中断されたが、大きな問題ではなかったという。

    「マッピングの問題があった。その時点で設定が正しくなかったが、大したことではなかった」

    今週の目標は、引き続き周回数を重ねることだとペレスは語る。

    「現時点ではやるべきことがたくさんある。理解すべきこと、見直すべきこと、分析すべきことが多い。良い一日になることを願っている。今日はチームにとって良い一日だった」

  • キャデラックF1は好スタートも現実直視「課題の大きさは理解している」

    キャデラックF1は好スタートも現実直視「課題の大きさは理解している」

    バーレーンで行われた2026年F1プレシーズンテスト初日、キャデラックF1チームはバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスの2台で合計100周を超える走行を完了し、参戦開始以降で最も充実した一日を過ごした。

    だが、チーム代表のグレアム・ロードンは、その成果に浮かれることなく、目前に控える膨大な作業量に目を向けている。

    「パドックの他の全チームと同様に、我々はそれぞれのプログラムに集中しているだけだ」とグレアム・ロードンは語った。

    「まだ何かを判断する段階ではない」

    バルセロナでの走行についても、ロードンはあくまでシステム確認が主目的だったと強調する。

    「バルセロナは基本的にシェイクダウンだった。特に我々のような新チームにとっては非常に有益だった。なぜならテストしているのはマシンだけではなく、ガレージのすべての要素――ジャッキから工具箱に至るまでだ。これまで一度も使われたことのないものばかりだからだ」

    「シェイクダウンの目的は、まず安定したプラットフォームを確立することだった。それが整えば、今週そして来週にかけて自分たちの立ち位置を見極めることができる。よりマシンの機能に焦点を当てながら、どこへ向かうのかを確認していく」

    キャデラック F1 バーレングランプリ

    スペインで見られたトラブルは減少傾向にあるように見えるが、チームは依然として“影の中”での地道な作業を続ける必要がある。初のF1シーズンに向け、マシンと組織の両面で準備を整えるには、まだ多くの課題が残されている。

    「我々はこの課題の難しさを現実的に理解している。過度に自信を持っているように見えていないことを心から願っている。実際にはそうではない。我々はこれから待ち受ける挑戦を非常に冷静に受け止めている」

    「とはいえ、将来に向けて大きな野心を持っていることに変わりはない。ただ未来はまだ先の話だ。だからこそ今は頭を下げ、仕事を続け、その結果がどこへ導くのかを見ていくつもりだ」