カテゴリー: キャデラックF1チーム

  • キャデラックF1 “ハネムーン終了” 現実の洗礼が始まった

    キャデラックF1 “ハネムーン終了” 現実の洗礼が始まった

    キャデラックF1は2026年のデビュー序盤で一定の成果を示した。セルジオ・ペレスは開幕戦オーストラリアGPで16位に終わった後、「ハネムーンは終わった」と語り、チームの現在地を端的に表現した。

    中国GPでは2台とも完走し、バルテリ・ボッタスが予選と決勝で既存チームのマシンを上回る場面も見られた。新規参入チームとしては上々の滑り出しであり、「完走すること」から「他チームと戦うこと」へ目標が前倒しで移行している。

    しかし、その裏側ではF1の“現実”が牙をむき始めている。

    数値上は健闘も、課題は山積
    マシンのパフォーマンスは、オーストラリアでトップ比5.2%差、中国では4.7%差と、バックマーカーとしては十分に競争力を持つ水準にある。予選の107%ルールに対しても余裕を持ってクリアしており、基礎性能は決して悪くない。

    6回のスタート機会のうち4回完走(中国スプリント含む)という結果も、新規チームとしては期待以上だ。

    それでも現実は甘くない。問題は単発ではなく「無数の小さな課題」が同時進行で存在している点にある。

    “ゼロからのF1”が突きつける試練
    チーム代表グレアム・ロードンは、その難しさを率直に認める。

    「どれだけ難しいかを現実的に理解しなければならない。我々は今、完走ではなく他チームと戦う段階に来ているが、それは想定より早い」

    「だが新規チームには必ず通るべき学びがある。それは痛みを伴うもので、近道は存在しない」

    既存チームが長年かけて築いてきたシステムや運用を、キャデラックは短期間で一気に構築している。これは単なる技術開発ではなく、「組織そのものを作る作業」に近い。

    燃料系トラブルが象徴する複雑さ
    具体例のひとつが低圧燃料システムの問題だ。バルセロナテストからオーストラリア、さらに中国GPまで断続的に課題が発生している。

    これは単純な故障ではなく、燃料タンク内の流れを制御するバッフル構造や複数ポンプの最適化といった、細部の調整が必要な領域だ。

    さらにキャデラックは、参戦承認が2025年3月まで遅れた影響で、他チームが共有する設計データベースへのアクセスも出遅れた。こうした“見えない遅れ”が、開発全体に影響を及ぼしている。

    ハース方式を採らない難しさ
    キャデラックは、ハースのように既存チームから最大限パーツを供給받るモデルを採用していない。そのため開発範囲は広く、負担も大きい。

    フェラーリとの関係構築もまだ途上であり、さらに2026年の新パワーユニットはワークスチームでさえ苦戦するほど複雑だ。ソフトウェアや運用の最適化も含め、課題は多岐にわたる。

    “基盤はできた” 次は進化のスピード
    それでもロードンは、現状を前向きに捉えている。

    「シェイクダウン、テスト、レース距離の完走など、すべての“初めて”をクリアしてきた。これは強固な基盤がある証拠だ」

    今後の焦点は、その基盤の上でどれだけ早く成長できるかに移る。

    マイアミが最初の試金石
    次の重要な節目は5月のマイアミGPだ。キャデラックはここでアップグレードを投入予定であり、さらにバーレーンとサウジアラビアの中止によって得た“1カ月の猶予”をどう活かすかが問われる。

    ロードンはこの期間について、「有利でも不利でもない。ただ重要なのは時間を無駄にしないことだ」と語る。

    “ハネムーン終了”が意味するもの
    キャデラックはすでに「参戦する」という第一段階を成功させた。

    だがここから先は、数えきれないほどの細かな改良と問題解決の積み重ねが待っている。これは既存チームが何十年もかけて乗り越えてきた領域だ。

    レース勝利やタイトル争いという目標に到達するには、まだ長い時間が必要になる。

    ペレスの言う「ハネムーンは終わった」とは、まさにこの現実を指している。ここからが本当の戦いであり、キャデラックF1はようやくスタートラインに立った段階に過ぎない。

  • キャデラックF1 ボッタス&ペレスは「まだ錆びつき」 アンドレッティが進歩評価

    キャデラックF1 ボッタス&ペレスは「まだ錆びつき」 アンドレッティが進歩評価

    キャデラックF1は2026年の開幕2戦を終え、新規参戦チームとして着実な前進を見せている。中国GPでは2台揃って完走を果たし、初戦オーストラリアからの改善も明確に示された。

    チームの評価を語ったのは、ボードメンバーであり1978年F1王者のマリオ・アンドレッティ。経験豊富なドライバーラインアップを擁しながらも、まだ本来のパフォーマンスには達していない現状を率直に語っている。

    「不安は確かにあった。でも同時に、そこにたどり着いたこと自体に幸運を感じていた」とアンドレッティはポッドキャストで語った。

    「キャデラックの経営陣も現地にいて、多くのサポートがあった。我々としては他チームと比べてどう見えるかを見たかったが、キャデラックはあらゆる面で“そこにいるべき存在”に見えた。プレゼンテーションも実行もすべてだ」

    「新チームではあるが、グレアム・ロードンやパット・シモンズのような経験豊富な人材がいる。他チームからも優秀な人材を引き抜くことができた。いくつか問題はあったが、それは対処すべきものだ」

    ボッタスとペレスは復帰途上も課題を共有
    キャデラックはバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスという経験豊富なコンビを起用しているが、両者ともに2025年はレースから離れていた。

    「正直に言えば、2人とも少し錆びついていると思う」とアンドレッティは述べた。

    「少なくとも1シーズンはコックピットを離れていたし、新しいパッケージの中で慎重に走っている。余計な作業を増やさないようにしているんだ」

    「ただ、最初のコメントとしては明確だ。我々はダウンフォースが不足している。特にリアの安定性だ。2人ともそこを指摘している」

    「さらにパワーユニットの使い方、バッテリーの使い方などを理解する必要があるが、それは我々だけの問題ではない。メルセデスやフェラーリを除けば、多くのチームが最適化に苦しんでいる」

    キャデラック F1 バルテリ・ボッタス&セルジオ・ペレス

    2戦でギャップ半減 進歩は明確
    キャデラックは開幕戦メルボルンではトップから約4秒遅れだったが、中国では約2秒差まで縮めた。

    「中国では明らかに改善した。2台とも完走し、予選でも差を縮めた。まだ2秒差は大きいが、前進だ」

    「この改善を毎戦積み重ねていきたい」

    中国GPではボッタスが13位、ペレスが15位でフィニッシュし、両車とも完走。これはチームにとって重要な一歩となった。

    “新時代の運転”への適応も鍵
    2026年レギュレーションではエネルギーマネジメントやアクティブエアロの影響が大きく、ドライバーにも新たな適応が求められている。

    「今のドライバーはすべてを引き出すために、スロットルの使い方から何もかも学び直さなければならない」

    「正直、今のドライバーたちを羨ましいとは思わない。むしろサイドラインにいることに満足しているよ」

    キャデラックは初代マシンを「MAC-26」と命名し、アンドレッティの名を冠した。チームは今後も段階的な改善を続けながら、2026年シーズンを通じて競争力の向上を目指していくことになる。

  • セルジオ・ペレス F1新規則を“マリオカート”と揶揄「ボタンひとつで逆転」

    セルジオ・ペレス F1新規則を“マリオカート”と揶揄「ボタンひとつで逆転」

    キャデラックF1のセルジオ・ペレスは、2026年F1レギュレーションに対する議論が続く中で、その特性を人気ゲームになぞらえて再び皮肉を交えた発言を行った。

    開幕からエネルギーマネジメントやオーバーテイクモードの影響が大きく取り沙汰されるなか、ペレスは中国GPでの無線でもユーモアを交え、その“人工的”な側面に言及している。

    キャデラックに加入した2026年シーズン、ペレスは中国GPを15位でフィニッシュ。そのレース中、チーム無線で次のように語った。

    「今はキノコが必要だ。消えてしまった。何が起きたのか分からない」

    この発言は、アイテムで加速するゲームの要素になぞらえたものであり、2026年F1の“ボタン操作によるパフォーマンス変化”を象徴するものとなった。

    ペレスはオーストラリアGP後にも同様の見解を示している。

    「正直に言って、とても人工的に感じた」

    「ボタンを押すだけで追い抜いて、そしてまた抜き返される。まさにマリオカートのような感じだ」

    セルジオ・ペレス F1レギュレーション

    さらに、新レギュレーションの評価については慎重な姿勢も見せている。

    「最終的にはドライバーが違いを生み出すこともできるが、結局はそこに集約されてしまう」

    「これらのルールを判断するにはまだ早いが、時間はかかるだろう。ただ、メルボルンで見たものは、ファンとしては好きではなかった」

    同様の印象は他のドライバーからも聞かれている。フェラーリのシャルル・ルクレールは、オーストラリアGPの無線でこう語った。

    「これはマリオカートのキノコみたいだ」

    また、ハースF1チームのオリバー・ベアマンも、エネルギーマネジメントの難しさと極端な速度差について言及している。

    「少しそんな感じはあった」

    「自分はF1に乗っていて、他のドライバーはF2にいるような感覚だった」

    「ただし、その後はバッテリーを再充電しないといけない。そうしないと次のストレートでエネルギーがなくなってしまう」

    「考えることが多くて複雑だが、7位でフィニッシュできたのは嬉しい。今週末のクルマは決して運転して楽しいものではなかったが、それでも満足している」

  • セルジオ・ペレス キャデラックF1同士討ちを謝罪「すべて僕のミスだった」

    セルジオ・ペレス キャデラックF1同士討ちを謝罪「すべて僕のミスだった」

    2026年F1中国GPで、キャデラックF1のセルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスの間に今季初めての接触が発生した。チームメイト同士のバトルのなかで起きたこの出来事について、ペレスは自身の判断ミスだったと認めている。

    接触はレース序盤、ターン2のループからターン3へ向かう場面で起きた。ペレスはイン側に飛び込んだがスペースはなく、両者のレースに影響を与える結果となった。

    ペレス「すべて僕のミスだった」
    「完全に僕のミスだった」とセルジオ・ペレスは語った。

    「ギャップが見えたから仕掛けた。でも振り返ってみれば、バルテリには行き場がなかった」

    「残念ながらスピンしてしまって、多くの時間を失ったことで僕のレースは終わってしまった」

    ペレス「エンジンとバッテリーも失った」
    「それでも何とか集団に戻ることはできた。第2スティントではオーバーテイクモードを使ってバルテリを抜こうとしていたんだけど、そのときエンジンとバッテリーを失ってしまった」

    「それで5秒くらい失って、その後さらに15秒か20秒くらい失った」

    「ポジティブな点は2台とも完走できたことだ。ネガティブな点は、ポジションを失わないようにするために僕たちが多くの分野で学ばなければならないということだ。レースにもっと準備を整えて臨む必要がある」

    セルジオ・ペレス キャデラック F1

    ペレス「チームメイトとの接触は最悪の感覚」
    「こういう状況はドライバーにとって最悪の感覚だ。自分にとっても、チームにとってもね」

    「幸い大きなことは起きなかった。あの接触は単なる僕の判断ミスだった」

    経験豊富な2人の間に遺恨なし
    レース結果としては、リタイアが相次いだ影響もあり、バルテリ・ボッタスは13位、セルジオ・ペレスは15位でフィニッシュ。両者の間にわだかまりは残っていないという。

    「それが本来あるべき姿だ。チームメイト同士に悪意はない」

    「こういう出来事では、謝罪して自分のミスを認めることが大事だ」

    「時にはミスをしてしまうものだ。今回はそれがバルテリとの間で起きてしまった。でも彼が完走できたことはうれしい」

  • キャデラックF1 2台完走で基盤を確認「正しい方向に進んでいる」

    キャデラックF1 2台完走で基盤を確認「正しい方向に進んでいる」

    キャデラックは2026年F1第2戦中国GPで、バルテリ・ボッタスが13位、セルジオ・ペレスが15位でフィニッシュした。チーム創設2戦目のグランプリで2台完走を達成し、着実な一歩を刻んだ。

    レース序盤にはチームメイト同士の接触が発生したものの、両ドライバーは最後まで走り切りチェッカーを受けた。新レギュレーション下で多くのチームがトラブルに苦しむ中、完走という結果はキャデラックにとって重要な成果となった。

    ロードン「2台完走は大きな成果」
    チーム代表のグレアム・ロードンは、新規参戦チームとしての進歩を強調した。

    『この結果には非常に満足している。新しいマシンの複雑さによって、経験豊富なチームでさえ大きな問題に直面していることが今日のレースでも分かった。そうした中で、チーム創設2戦目の週末に2台ともフィニッシュできたことは、インディアナポリス、シャーロット、シルバーストーン、そしてドイツにいる我々のチーム全員にとって大きな成果だ』

    『それだけでなく、週末を通してペースと総合的なパフォーマンスの面でも確実な前進を示すことができ、他チームとレースすることもできた。ここ数週間は非常に厳しい時間だったが、チーム全員の努力には本当に感謝している。この開幕2連戦を胸を張って終えることができたし、今後に向けて非常に良い基盤ができたと確信している』

    キャデラック F1

    ボッタス「期待していなかった結果」
    13位でフィニッシュしたバルテリ・ボッタスは、チームの進歩を実感していると語った。

    『わずか2戦目のグランプリでP13とP15で2台とも完走できたのは、チームにとって素晴らしい結果だ。他チームがレース中にいくつも問題を抱えていたこともあり、ここまでの結果は正直予想していなかった』

    『僕自身は比較的トラブルの少ないレースだったし、そのおかげでしっかりした順位でフィニッシュすることができた。アストンマーティンとバトルすることもできたし、いくつか良い戦いもあった』

    『レース1からレース2にかけて、必要なすべての分野で確実に進歩しているのは明らかだ。このチームをとても誇りに思っているし、僕たちは正しい方向に進んでいる。ただ、まだやるべきことが残っているのも分かっている』

    ペレス「接触は自分のミスだった」
    セルジオ・ペレスは15位でフィニッシュ。スタート直後の接触について自身の判断ミスだったと認めた。

    『今日は良いレースだったと思う。チームとして2戦目で2台とも完走できたことには満足している』

    『僕のレースは簡単ではなかった。スタートでバルテリと接触してしまったが、あれは僕のミスだった。少し楽観的すぎたし、彼に逃げ場がないことに気づかなかった。そのせいで時間を失ってしまった』

    『その後もギャップを詰めるたびにエネルギーのデプロイメントにいくつか問題が出て、合計で20秒以上は失ったと思う』

    『それでもこの2戦を通して達成したことには誇りを持てる。次の日本GPでこの成果をさらに発展させていくのが楽しみだ』

    開幕2戦でキャデラックはポイント圏には届いていないものの、2台完走とパフォーマンス改善を示した。新チームとしての基盤づくりは着実に進んでいる。

  • キャデラックF1 中国GP予選 ボッタス20番手も「前のチームに近づいている」

    キャデラックF1 中国GP予選 ボッタス20番手も「前のチームに近づいている」

    キャデラックF1チームは2026年F1中国GPのスプリントと予選で厳しい一日を過ごした。バルテリ・ボッタスはスプリントをリタイア、予選は20番手。セルジオ・ペレスはスプリント19位、予選22番手という結果だった。

    それでもチームにとっては前進の兆しも見えた。スプリントではトラブルが発生した一方で、予選では2台とも走行を完了。パフォーマンス面でも前方のチームとの差は徐々に縮まりつつあり、決勝に向けてデータ収集を進めている。

    ロードン『パフォーマンスは前進している』
    キャデラックF1チーム代表のグレアム・ロードンは、チームが少しずつ前進していると語った。

    「今日の結果は、パフォーマンス面で一歩前進していることを示しており励みになるものだった」とロードンは語った。

    「スプリントも予選もトラブルのないセッションではなかったが、ペースの面では前のチームに近づいてきている。我々の目標は、今週末に見られた問題を解決し、2台のマシンを安定して信頼性の高い状態で走らせることだ」

    「そこまで到達できれば、我々も他チームと戦える位置に入ることができる」

    キャデラック F1 中国GP

    ボッタス『クリーンな予選だった』
    バルテリ・ボッタスは、今季初めてクリーンな予選を走れたことを前向きに捉えている。

    「今シーズンで初めてクリーンな予選を走ることができたので、それはポジティブな感覚だ」とボッタスは語った。

    「最後の2周は本当にクリーンなラップだったし、パッケージの力を最大限引き出せたと思う。アストンマーティンの1台を上回ることができたし、フェルナンド・アロンソとの差もコンマ2秒しかなかった」

    「信頼性やパフォーマンスの面では、チームとしてまだ取り組むべきことがある。今日のスプリントから得た学びをすべて明日のレースに活かし、初めて2台とも完走することを目指す」

    ペレス『まだポテンシャルがある』
    セルジオ・ペレスは、予選では本来のポテンシャルを発揮できなかったと振り返った。

    「今日は多くの情報を得ることができたし、スプリントでも学びがあった」とペレスは語った。

    「残念ながら予選はうまくいかなかった。出走が遅れてしまいアタックの機会を失ったし、デプロイメントの問題でかなりタイムを失ってしまった」

    「マシンにはまだかなりのポテンシャルがあったと思う。チームにとってはまだ始まったばかりで、毎日学びながら進んでいる。明日は周りのチームと良いレースをして、2台とも完走できることを願っている」

    キャデラックF1チームにとっては、まだ参戦初期の難しい時期が続いている。それでも今回の週末ではペース面で前方との差を縮める兆しが見え始めており、決勝では2台完走をまず第一の目標として臨むことになる。

  • キャデラックF1チーム 中国GP初日「燃料システム問題で苦戦」

    キャデラックF1チーム 中国GP初日「燃料システム問題で苦戦」

    キャデラックF1チームは2026年F1中国GP初日、トラブルに見舞われる厳しい一日となった。セルジオ・ペレスのマシンに燃料システムの問題が発生し、スプリント予選に参加できず最後尾スタートが決まった。

    FP1終盤にペレスのマシンで燃料システムの問題が確認されたが、スプリント予選までに修復することができなかった。一方、バルテリ・ボッタスはSQ1に出走したもののデプロイメントの問題によりパフォーマンスを発揮できず21番手に終わった。チームにとってはデータ収集を進める一日となった。

    チェスター『まだ問題を見つけては修正している段階』
    キャデラックF1チームのチーフテクニカルオフィサーであるニック・チェスターは、チームが開発初期段階にあることを強調した。

    「今日は難しい一日だったが、プロジェクトの初期段階にあるため、問題を見つけてはリアルタイムで修正しているところだ」

    「プラクティスでチェコのマシンに燃料システムの問題を確認したが、スプリント予選までに修復することができなかった」

    「ガレージのもう一方ではバルテリの一日はやや順調だったが、大きなデプロイメントの問題があり、代表的なタイムを記録することができなかった」

    「それでも、走るたびに得られるデータは増えており、それがチームの前進につながっている」

    ボッタス『デプロイメントの問題が影響した』
    バルテリ・ボッタス(キャデラックF1チーム)は、エネルギーデプロイメントの問題がセッションに影響したと説明した。

    「デプロイメントの問題があってラップに影響したし、セッションで最大限のパフォーマンスを引き出すことができなかった」

    「今はその原因をしっかり調査する必要がある。それ以外については、どこまで行けたのか判断するのは難しい」

    「スプリントに向けてチームとしてすべてを解決できるよう取り組んでいく」

    キャデラック F1 中国GP

    ペレス『スプリント予選に出られず残念』
    セルジオ・ペレス(キャデラックF1チーム)は、トラブルによってスプリント予選を走れなかったことを悔やんだ。

    「スプリント予選に参加できなかったのは残念だった」

    「午前中から燃料システムの問題に苦しんでいて、午後のセッションまでに修復することができなかった」

    「チームはサーキットとファクトリーの両方で解決策を見つけるために懸命に作業している。明日の最初のスプリントに向けて準備を整えたい」

    デビューシーズンとなるキャデラックF1チームにとって、中国GP初日は課題の多い一日となった。しかし走行を重ねるごとに得られるデータは増えており、チームはそれを基に問題解決を進めていく。

  • セルジオ・ペレス キャデラックF1復帰戦「2026年F1は記憶と違う」

    セルジオ・ペレス キャデラックF1復帰戦「2026年F1は記憶と違う」

    2026年F1オーストラリアGPは、キャデラックF1チームにとって歴史的な週末となった。今季からF1に新規参戦したアメリカのメーカーは、セルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスを擁してアルバート・パークで初レースを迎えた。

    セルジオ・ペレスにとっても、このレースは特別な意味を持つものだった。2025年シーズンを離れていたメキシコ人ドライバーは、キャデラックF1のドライバーとしてグリッドに復帰。新車MAC-26をドライブし、新チームとともにF1復帰戦に挑んだ。

    キャデラックF1のデビュー戦で完走を達成
    アルバート・パークでの週末は、キャデラックにとって学びの連続だった。完全な新規チームとしてゼロから立ち上げられたプロジェクトであり、まずはマシンを走らせてデータを集めることが最大の目標だった。

    その意味で、セルジオ・ペレスがマシンを完走に導いたことは大きな成果だった。ペレスは16位でチェッカーを受け、チームにとって貴重な走行データを持ち帰った。

    一方、チームメイトのバルテリ・ボッタスはメカニカルトラブルによりリタイア。キャデラックF1が今後解決していくべき技術的課題も浮き彫りになった週末だった。

    リアム・ローソンとのバトルも話題に
    レースでは、セルジオ・ペレスとリアム・ローソンの接近戦も注目を集めた。レーシングブルズのドライバーであるローソンは数周にわたって激しく攻撃を仕掛け、2台はアルバート・パークの各セクターで緊迫したバトルを展開した。

    ペレスは冷静なディフェンスと正確なマシンコントロールでローソンの追撃を抑え込み、F1で長年培ってきた経験を示す走りを見せた。

    ペレス「F1は記憶していたものと違う」
    予選後、セルジオ・ペレスはキャデラックF1での最初の週末について振り返った。

    「僕たちはマシンから最大限を引き出せたと思う。チームもオペレーション面でとてもいい仕事をしてくれた。それが僕たちに求められるすべてだし、本当に良い仕事だったと思う」

    「新しいレギュレーションは難しい。まだ理解しようとしているところだ。F1は僕が記憶しているものとはかなり違う」

    「まだ慣れている途中だし、明日のレースがどうなるのか興味深い。オーバーテイクはかなり難しくなると思う。でも、どうなるか見てみよう」

    ペレス「ここから大きく前進する必要がある」
    レース後、セルジオ・ペレスはキャデラックF1の今後についても言及し、チームとして大きな進歩が必要だと語った。

    「最初は多くの問題があった。でもここからは、いわばハネムーンは終わりだ。僕たちは大きく前進する必要がある」

    「チームとして前進するための計画を作り、ギャップを縮めていかなければならない。僕たちはそれを達成できると思っている」

    「チームの全員が非常に競争心を持っている。それが今後必要になる姿勢だ。ギャップを縮めて、今年はもっと大きなことを目指したい」

  • キャデラックF1 オーストラリアGP決勝「チームとして歴史を作った」

    キャデラックF1 オーストラリアGP決勝「チームとして歴史を作った」

    キャデラックF1チームは2026年F1オーストラリアGP決勝で、セルジオ・ペレスが16位で完走し、チーム初のグランプリを走り切った。一方、バルテリ・ボッタスはレース中盤にトラブルが発生し、リタイアに終わった。

    ボッタスのマシンはレース途中で芝生の上に停止し、これによりこの日2回目のバーチャル・セーフティカー(VSC)が導入された。

    戦略にも影響が出る中、ペレスはリアム・ローソンとのバトルを繰り広げながら最後まで走り切り、トップから3周遅れながらも新規参戦チームとして貴重な完走を果たした。

    ロードン「チームのパフォーマンスに満足」
    チーム代表のグレアム・ロードンは、初戦の内容を高く評価した。

    「チームのパフォーマンスには本当に満足している」とロードンはコメント。

    「バルテリのマシンに問題が発生したのは残念だった。それでもキャデラックF1チームが最初のマシンをチェッカーフラッグまで届けたのを見ることができて良かった」

    「我々は非常に強力なライバルたちと戦っているし、彼らには大きな敬意を抱いている。それでも、ここで築いているチームには大きな自信を持っている」

    「これは我々の旅の非常に良いスタートだ。インディアナポリス、シャーロット、シルバーストーン、そしてドイツの風洞で働くすべてのメンバーに特別な感謝を伝えたい。そして、このチームを築くことを可能にしてくれたすべての人々に心から感謝している」

    「私はこのチームが本当に特別なレースチームになると信じている」

    ペレス「完走は大きな成果」
    16位でフィニッシュしたセルジオ・ペレスは、チームの初レース完走を大きな成果と語った。

    「チームとしての最初のレースを終えた」とペレスはコメント。

    「参戦が決まってからわずか1年でレースを完走できたことは本当に大きな成果だ」

    「ここからはパフォーマンスを追加していく必要がある。そうすれば本当に激しくレースを戦うことができる」

    「チームの中では競争力を感じている。その姿勢こそ、ギャップを縮めて大きな目標を目指すために必要なものだ」

    キャデラック F1 オーストラリアGP

    ボッタス「チームとして歴史を作った」
    リタイアに終わったバルテリ・ボッタスも、チームの初戦を誇りに思っていると語った。

    「今日はチームとして歴史を作った」とボッタスはコメント。

    「初めてのグランプリ週末で、僕たちはここにいてレースをしている。それはチーム全員にとって誇らしい瞬間だ」

    「燃料システムの問題でレースを途中で終えることになったのは残念だ。それでも多くのことを学ぶことができた」

    「チームはチェコのマシンを完走させる素晴らしい仕事をしてくれた。この週末から得られるポジティブな要素は多い」

    「これはまだこの旅の本当の始まりに過ぎない。このプロセスを楽しんでいるし、中国で再び挑戦するのが待ちきれない」

    トウリス「良い第一歩」
    キャデラックF1チーム・ホールディングスCEOのダン・トウリスは、チームのスタートを前向きに評価した。

    「今日はキャデラックF1チームにとって良い第一歩だった」とトウリスはコメント。

    「すべては基盤の上に築かれていくものだ。ここで得たものを基に、これから前進していくことができる」

    「このチームと、全員が示してくれた献身、努力、そしてハードワークをとても誇りに思っている」

    「こうした瞬間は毎日訪れるものではない。次のレースに向けて、我々はこれからもともに前進し続ける」

    「まだ始まったばかりだが、すでに次を求めている」

    キャデラックF1チームにとって、このレースは順位以上に意味のある一戦となった。新規参戦チームとして初のグランプリを戦い切り、多くのデータと経験を持ち帰る週末となった。次戦の中国GPでは、この経験をどうパフォーマンス向上につなげられるかが注目される。

  • キャデラックF1 オーストラリアGP予選「初めての予選として素晴らしい努力」

    キャデラックF1 オーストラリアGP予選「初めての予選として素晴らしい努力」

    キャデラックF1チームは2026年F1オーストラリアGP予選で、チームとして初めての予選セッションを終えた。セルジオ・ペレスが18番手、バルテリ・ボッタスが19番手となり、2台ともQ1敗退となった。

    しかしトップとの差は約4秒に収まり、信頼性面で大きな問題も発生しなかった。新規参戦チームとしては現実的なスタートとなった。

    ロードン「初めての予選として素晴らしいチームの努力」
    チーム代表のグレアム・ロードンは、初めての予選を終えたチームのパフォーマンスに満足していると語った。

    「チームがどのようなパフォーマンスを見せたかについて、私は非常に満足している。我々はこれまでずっと、チームとしてどのように実行し、どのようにオペレーションするかで自分たちを評価すると言ってきたが、今日はそれを非常にうまくやれたと思う」とロードンはコメント。

    「我々の戦略は3回のランを行うことだったが、残念ながら赤旗によってそれが妨げられた。バルテリのマシンはバックストレートで多くのタイムを失っており、なぜパッケージのポテンシャルを最大限引き出せなかったのかを調べる必要がある」

    「とはいえ、チームとして初めての予選としては素晴らしいチームの努力だった。明日のレースに向けて、我々にとってしっかりとした基盤を与えてくれるものになった」

    キャデラック 2026年のF1世界選手権 オーストラリアGP

    ペレス「特別な一日だった」
    予選ではチームメイトを上回るタイムを記録したセルジオ・ペレスも、この日がチームにとって特別な一日だったと振り返った。

    「今日は本当に特別な一日だった。チームが2台のマシンをここに持ち込み、予選を高いレベルで戦い、自分たちができる最大限を引き出せたことは大きな努力の結果だ」とペレスはコメント。

    「難しいセッションではあったが、マシンのバランスには満足しているし、このラップにも満足している」

    「明日に向けて僕が望むのは、今日と同じことをもう一度やることだけだ。今は前に進む準備ができているし、とても強いレースをしたいと思っている。目標はもちろん完走することだ」

    ボッタス「チームとして初めての予選を完了できて良かった」
    一方、19番手だったバルテリ・ボッタスは、すべてのセッションを完了できたことを前向きに捉えていると語った。

    「チームとして初めての予選を完了できて、本当に良かった。赤旗があったのでQ1は決してスムーズなセッションではなかったが、それでも今週末ここまでのすべてのセッションを完了できたことを嬉しく思っている」とボッタスはコメント。

    「僕たちはここに来て、明日のレースに向けて準備ができている。これもまた一つの成果だ。パフォーマンスが不足しているのは事実だが、これはまだ作業の途中であり、いずれ改善していくものだ」

    「どこかでスタートしなければならないし、今はどこをプッシュすべきか、そしてどうやってマシンを開発していくべきか、その方向性はかなり明確になっている。明日に向けては戦略を最大限に活用し、何かチャンスがあるかどうかを見極め、2台ともチェッカーフラッグを受けることを目指したい」

    キャデラックF1チームにとって、この予選は順位以上に意味のある第一歩となった。新規参戦ながら大きな信頼性トラブルなく2台とも走行を完了し、チームとして初めてのグランプリ週末を着実に進めている。決勝ではまず完走を目標に、データ収集と経験を積み重ねるレースとなりそうだ。