カテゴリー: F1ベルギーGP

  • F1ベルギーGP フリー走行3回目 結果・タイムシート:アントネッリ最速

    F1ベルギーGP フリー走行3回目 結果・タイムシート:アントネッリ最速

    2026年F1ベルギーGP フリー走行3回目の結果・タイムシート。7月18(土)にスパ・フランコルシャンに2026年のF1世界選手権 第10戦 ベルギーグランプリのフリープラクティスが行われた。

    トップタイムを記録したのはアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)。2番手にランド・ノリス(マクラーレン)、3番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続いた。アストンマーティン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが21番手、ランス・ストロールが22番手だった。

    ■ アントネッリがFP3最速で予選本命
    メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリがセッション序盤のタイムを最後まで守り切ってトップタイムを記録。最終アタックはトラフィックやギアの問題で更新できなかったが、依然として優勝候補筆頭の速さを見せた。

    ■ ノリスとフェルスタッペンが僅差で続く
    ランド・ノリスが2番手、マックス・フェルスタッペンが3番手につけ、上位争いは接戦。ノリスは10グリッド降格ペナルティを抱えながらも高い競争力を示し、フェルスタッペンもフェラーリ勢を上回るペースを披露した。

    ■ ハミルトンがガスリーと同じ場所でクラッシュ
    ルイス・ハミルトンはターン13でマシンをクラッシュ。「マシンを壊してしまった」と無線で報告し、前日にピエール・ガスリーが事故を起こした場所とほぼ同じ状況だったことから、フェラーリは予選までの修復作業を急ぐことになった。

    ■ フェラーリはルクレールが不完全燃焼
    シャルル・ルクレールは終盤に2周連続でトラフィックに阻まれ、十分なアタックラップを記録できず。最終的に6番手に終わり、ハミルトンとの差も約0.4秒となった。

    ■ レーシングブルズは新アップデートが好感触
    新パーツは前戦でチームメイトを上回ったアービッド・リンドブラッドのみに投入。リアウイングやサイドポッドの改良が奏功し、リアム・ローソンとともに中団上位で存在感を示した。

    ■ ハジャーはトラブルとペナルティで苦戦
    アイザック・ハジャーはピット出口でストールするなどパワーユニット関連のトラブルに見舞われたうえ、新PU投入による最後尾グリッド降格も決定済み。セッション中もマシンバランスへの不満を無線で訴えた。

    ■ アルピーヌはガスリー車を徹夜で修復
    前日のFP2で大クラッシュを喫したピエール・ガスリーのマシンは、チームがほぼ一晩かけて再組み立てを実施。FP3開始までに走行可能な状態へ戻すことに成功した。

    ■ 予選と決勝は天候とペナルティが焦点
    スパは雨の可能性が残り、戦略にも影響を与える見込み。ノリスとランス・ストロールは10グリッド降格、ハジャーは最後尾スタートが決まっており、予選順位以上に決勝での追い上げが注目される。

    ベルギーGP

    F1ベルギーGP フリー走行3回目 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分45秒990   11
    2 1 ランド・ノリス マクラーレン 1分46秒129 0.139 19
    3 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング 1分46秒138 0.148 12
    4 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分46秒357 0.367 12
    5 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分46秒382 0.392 17
    6 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分46秒750 0.760 15
    7 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分46秒785 0.795 18
    8 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1分46秒924 0.934 18
    9 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1分47秒049 1.059 16
    10 6 アイザック・ハジャー レッドブル・レーシング 1分47秒096 1.106 18
    11 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1分47秒176 1.186 21
    12 30 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分47秒690 1.700 21
    13 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分47秒904 1.914 19
    14 87 オリバー・ベアマン ハース 1分47秒920 1.930 21
    15 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分47秒949 1.959 20
    16 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分47秒990 2.000 17
    17 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 1分48秒644 2.654 20
    18 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分48秒692 2.702 18
    19 31 エステバン・オコン ハース 1分48秒730 2.740 20
    20 11 セルジオ・ペレス キャデラック 1分48秒990 3.000 20
    21 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分50秒155 4.165 15
    22 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分50秒631 4.641 15
  • カルロス・サインツJr. アントネッリに苦言「無線で侮辱すべきではない」

    カルロス・サインツJr. アントネッリに苦言「無線で侮辱すべきではない」

    カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)はF1ベルギーGP初日のフリー走行を終え、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)から無線で「idiot(バカ)」と非難された一件について、「ライバルを侮辱すべきではない」と苦言を呈した。

    サインツJr.はFP1でマシンセッティングの不具合に苦しみ20番手に終わり、ピットレーン出口の白線をまたいだことで戒告(リプリマンド)を受けるなど、波乱の一日となった。一方でFP2では16番手まで順位を上げたものの、マシンのパフォーマンスには依然として満足していないと明かした。

    サインツJr.「FP1は間違ったセットアップだった」
    サインツJr.は、FP1で想定とは異なるセッティングのまま走行していたことが大きく影響したと説明した。

    「難しい金曜日だった。FP1では、自分が正しいと思っていた仕様とは違うセットアップで走ってしまい、大きな影響を受けた」

    「FP2に向けてクルマはかなり改善できたけど、まだ完全には快適ではなかった。限界には近づけたものの、目指しているレベルには届いていない」

    「フロントウイングやフロア、メカニカルセットアップなど、いろいろ試したけれど、大きな改善は見つからなかった」

    ピット出口の白線越えはチーム判断
    FP1ではピットレーン出口の白線をまたいでコースに復帰したことで、FIAから戒告処分を受けた。

    サインツJr.は、チームからの指示に従った結果だったと認め、自身にも判断ミスがあったと振り返った。

    「チームからコースに残るよう指示されて、その指示に従ったのが原因だった」

    「本当はそのままピットへ戻るべきだったのかもしれない。あの周回はソフトタイヤに向けてバッテリーを充電する意味もあったので、簡単な選択をしてしまった」

    アントネッリの暴言に「少し落ち着くべき」
    FP2では、アントネッリが無線でサインツJr.を「idiot」と非難する場面があった。

    サインツJr.は、自身は進路妨害をしたとは考えておらず、相手の反応は行き過ぎだったとの見解を示した。

    「彼は僕が邪魔をしたと感じたのだと思う。でも、僕はそうは思っていない」

    「今のF1では、後ろのクルマが望むタイミングで完全に道を譲らないと、オープン状態の空力特性の影響でうまくコーナーを曲がれないこともある」

    「彼はもっと譲るべきだったと思ったのかもしれない。でも、だからといって無線で僕を『バカ』と呼ぶべきではない」

    そして最後に、アントネッリへ冷静さを求めた。

    「ライバルを侮辱することは禁止されていると思う。だから、彼は少し落ち着くべきだ」

  • F1ベルギーGP初日 ピレリ総括「ハードタイヤ温存が戦略の切り札になる可能性」

    F1ベルギーGP初日 ピレリ総括「ハードタイヤ温存が戦略の切り札になる可能性」

    2026年F1第10戦ベルギーGPの金曜日は、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリがフリー走行2回目(FP2)で1分45秒944を記録し、初日最速でセッションを終えた。2番手はマクラーレンのランド・ノリス、3番手はレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンとなった。

    セッション後、タイヤサプライヤーのピレリは初日の走行データを分析。ガスリーのクラッシュによる赤旗中断があったものの、各チームは週末に向けて十分なデータを収集できたとの見方を示した。

    また、現時点では決勝は1ストップ戦略が最有力であり、ハードタイヤを温存したチームの戦略にも注目している。

    アントネッリがFP2最速を記録
    FP2は路面温度37度、気温25度のコンディションで行われ、各チームはミディアム(C3)とソフト(C4)の2種類のみを使用した。

    ガスリーのクラッシュによる赤旗中断の影響で走行周回数は通常より少なく、アントネッリとノリスは17周、フェルスタッペンは20周を走行した。

    アントネッリはソフトタイヤで1分45秒944をマークし、この日のトップタイムを記録。ノリスが0.190秒差の2番手、フェルスタッペンが3番手で続いた。

    FP1ではフェルスタッペンがトップ
    FP1では一部チームがハード(C2)タイヤも評価した。

    アウディ、アルピーヌ、キャデラックは序盤にC2を使用した後、ソフトへ切り替えた。一方、それ以外のチームはミディアムとソフトに集中してプログラムを進めた。

    セッション最速はフェルスタッペンの1分47秒070で、ルイス・ハミルトン、シャルル・ルクレールが続いた。FP1では路面温度が最大43度まで上昇し、FP2より高温条件となっていた。

    ベルギーGP

    ピレリ「決勝は1ストップが有力」
    ピレリのチーフエンジニアを務めるシモーネ・ベラは、夜間から日中にかけて降った雨によって路面グリップが低下し、ラップタイムは事前予想より遅くなったと説明した。

    「夜間から日中にかけて降った雨によって路面グリップは大きく低下し、私たちや各チームが予想していたよりラップタイムは遅くなりました。今後雨が降らなければ、路面にラバーが乗ることで本来想定していたコンディションへ戻っていくでしょう」

    「FP2は赤旗で中断されましたが、各チームは週末に向けて十分なデータを収集できたはずです」

    ハードタイヤ温存が戦略の鍵に
    ベラは、ミディアムとソフトの性能差はシミュレーションどおり約0.4〜0.5秒だったと説明。一方で、デグラデーションは想定よりやや大きかったものの、気温低下と路面改善によって今後は落ち着くと予測した。

    「最も硬いハードタイヤはFP1で限られたチームしか使用しませんでした。その結果、多くのチームはハードを2セット温存しています」

    「日曜日の決勝は1ストップ戦略になる可能性が非常に高い状況です。そのため、ハードタイヤを余分に残しておくことは、最初のピットストップ後にセーフティカーなどでレースが中立化された場合、戦略上の大きな切り札になる可能性があります」

    初日は路面コンディションの影響で想定以上にタイヤ摩耗が見られたが、ピレリは週末に向けて状況は改善すると予測している。一方で、多くのチームがハードタイヤを温存していることから、決勝ではセーフティカーのタイミングも含めた戦略勝負になる可能性が高そうだ。

  • 2026年F1ベルギーGP 初日フリー走行:全22人ドライバーコメント

    2026年F1ベルギーGP 初日フリー走行:全22人ドライバーコメント

    2026年F1ベルギーGP初日のフリー走行がスパ・フランコルシャンで行われ、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリがトップタイムを記録した。2番手にランド・ノリス(マクラーレン)、3番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が続き、各チームは予選と決勝を見据えたセットアップやエネルギーマネジメントの確認を進めた。

    ここではFP2の結果順に、各ドライバーが初日を振り返ったコメントを紹介する。

    クラッシュを喫したピエール・ガスリーや、10グリッド降格を控えるノリスらも、それぞれ週末への手応えや課題について語っている。

    1番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「難しいFP1の後、マシンにいくつか変更を加えたことで状況が改善した。残りの週末に向けて前向きな方向性を見つけられたと思う。セットアップ面でも自分のドライビング面でも、まだやるべきことはたくさんある。今日は最速で終えられたが、1周の速さでもロングランでもライバルたちが非常に接近していることは分かっている。それでも、FP2ではずっと良い感触で走れたので満足しているし、週末が楽しみだ。目標はいつも通り最大限のポイントを獲得し、優勝を争うことだ。シルバーストンは僕にとって残念な結果だったが、もう気持ちは切り替わっている。そこではペースも良かったし、スパはまた違う挑戦になるとはいえ、今日の内容を見れば上位争いに加われる自信を持てる。」

    2番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「スパでの初日は着実な一日だった。FP1ではいくつか問題があってガレージに留まる時間があり、クリーンなセッションにはならなかったが、FP1とFP2の間でマシンを前向きな方向へ進化させることができた。1周のペースは悪くないし、今朝よりもバランスにも満足している。ただ、まだ楽観はしていない。この流れは金曜日によく見てきたもので、ライバルたちは明日さらに本気を出してくるはずだ。今夜はデータを分析し、明日のプラクティスでもう一歩前進できるか確認してから予選に臨む。本当の立ち位置は明日分かるだろうし、4基目のパワーエレクトロニクス使用による日曜日の10グリッド降格という悔しさはあるが、それでも前進を続けられるよう努力していく。」

    3番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「今日のプラクティスは僕たちにとってかなり良い内容だった。最初からバランスも良く、主にマシンを細かく調整する作業を進め、その結果として少しペースを引き出せたと思う。FP2では実際の差がよりはっきり見えたかもしれないが、自分たちのパフォーマンスには満足しているし、他ではなく自分たちに集中している。このサーキットはエネルギーマネジメントがとても難しく、セッション中はダウンシフトの改善にも取り組んだ。うまく機能させるまで少し時間がかかったが、バランス自体は悪くなかった。予選までにもう少し速さを見つけられればいい。改善すべき部分はいくつかあるが、総合的には良い一日だった。」

    4番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「今日は両セッションを通じて多くの作業をこなし、有益な情報をたくさん集めることができた。マシンバランスは全体的に良好だが、特にセクター2には改善できる部分がいくつかある。今夜はエンジニアとともにデータを確認し、セットアップを煮詰め、予選で違いを生む小さな改善を積み重ねていく。」

    5番手:アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)
    「今日は最初のラップからマシンのペースが良かった。シルバーストンからパフォーマンス面で一歩前進できたように感じるし、それはポジティブだ。自分自身も良い感触だったので、その流れをFP2でも続けようとした。ただ、2回目のセッションではトップとの差が広がったので、どこでその差を縮められるのかを分析していく。全体としては堅実な一日で、上位争いに加われているのは良いことだ。」

    6番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「全体としては悪くない一日だった。残念ながらFP1終盤に発生した油圧トラブルの修復作業があったため、FP2の走り始めが遅れてしまった。対応してくれたチームには感謝している。それでもFP2ではしっかり前進できたし、ペースも悪くない。正しい方向へ進んでいるので、明日のFP3と予選に向けてさらに積み上げていけると思う。」

    7番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「今日は非常に実りの多い一日だったし、FP2を7番手という良い位置で終えられたので、両セッションを通じた進歩には満足している。FP1では2台で異なるアイデアを試し、開発や改善すべき点を探る作業を行った。ライバルの中には本来のタイムを出していないチームもあるだろうが、まずは自分たちに集中し、さらに改善してパフォーマンスを引き出したい。ラップの中には強い区間もあれば少し弱い区間もあるが、異なるセクター特性を持つスパでは自然なことだ。目標はマシンを改善し、さらに速さを見つけ、明日できる限り最高の結果を目指すことだ。」

    8番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「スパでの金曜日は決して順調ではなかった。FP1ではグリップレベルを過大評価してしまい、スタート時のセットアップが適切ではなかった。バランスに苦しみながらも学びは得られたが、理想的な週末の入り方ではなかった。そのためFP2前に懸命に作業して変更を加え、状況は改善した。特に1周の速さではまだタイムを縮められる余地があり、一晩かけてそこを詰めていく。ロングランはより競争力があり、それは土曜日と日曜日に向けて励みになる。」

    9番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「全体としてスパでの初日は悪くなかった。今回もチームが非常に良いベースのマシンを用意してくれたおかげで、週末を良い形でスタートできた。まだ一晩かけて分析しなければならない部分はあるが、内容には勇気づけられている。主な課題はソフトタイヤでさらにパフォーマンスを引き出すことだ。今日は期待したほどタイムを伸ばせなかった。また、FP1では数周、FP2ではほとんどロングランができなかったので、日曜日に向けてはまだ不確定要素がある。パッケージには競争力があるし、すべてをまとめられればQ3進出とポイント争いができるはずだ。」

    10番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「2台ともトップ10に入り、良い金曜日になった。今年のスパはこれまでとはかなり違う印象なので、マシンを最適化しながらバッテリーとエネルギー展開をどう管理するかに重点を置いて取り組んだ。今夜その部分をさらに詰め、明日はもっと良い状態で戻ってきたい。ここまではマシンも良く機能しているので、あとは細部を煮詰め、今あるパッケージを最大限に生かすことに集中する。」

    ベルギーGP 2026年のF1世界選手権

    11番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「今日は一日を通して多くの作業を行い、競争力という点ではまだ改善の余地がある。明日に向けてセットアップをさらに煮詰め、予選であと少しタイムを縮められるよう取り組んでいく。」

    12番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「今日は前向きな一日だった。新しいフロントウイングを投入したが、大きな変化ではないものの、正しい方向への一歩だし、マシンのフィーリングにも満足している。結局は自分たちが持っているもので戦うしかないが、正直バランスはかなり良かったので満足している。残りの週末は天候が味方してくれることを期待している。気温が低いほど弱点が目立ちにくくなるし、僕たちにはまだいくつか課題がある。涼しいコンディションは有利に働くと思うので、土曜日と日曜日に結果を出せるよう全力を尽くす。」

    13番手:ガブリエレ・ボルトレト(アウディ)
    「今日は普段通り実りある金曜日だった。FP1とFP2を終え、多くのデータを集めることができた。まだ改善すべき点も学ぶべきことも多く、それが今夜の課題になる。すべてのデータを分析し、どこでさらにパフォーマンスを引き出せるのかを探り、マシンも自分自身も明日の予選に向けて最高の状態に整えていく。」

    14番手:エステバン・オコン(ハース)
    「今日は2026年型マシンでスパ・フランコルシャンを初めて走ることができ、とても興味深かった。エネルギー展開を適切な場所で使うのはかなり難しい。セッションの合間には雨が降ったものの、走行中は降られずに済んだので助かった。ただ、スパではいつもそうだが、明日も天候には注意する必要がある。明日に向けて改善すべき細かな部分があるので、一晩かけてそこに取り組む。」

    15番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「マシンはシルバーストンよりも少し良くなっていて、正しい方向への一歩だ。カルロスと僕はさまざまな仕様を試したので、今夜それらを分析し、予選と決勝に向けた最適なセットアップを見つけたい。中団との差はまだ大きいが、明日は今あるパッケージを最大限に生かすことが重要になる。」

    16番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「今日はまとまりのない一日だった。FP1ではマシンに問題が発生し、予定していたセットアップ作業ができなかったため、実力を示せる内容ではなかった。FP2では前進し、マシンをより良い領域に持ち込めたが、どこかでダメージを負ってしまい、こちらもクリーンなセッションにはならなかった。今夜はすべてを確認し、解決策を見つけてバランスを改善し、明日はもっと良い状態で臨みたい。」

    17番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「今日は学びの一日だった。マシンでいくつか異なることを試し、有益な情報を集めることができたので、今夜はそれらを整理し、明日ベストなパッケージをコースに送り出せるようにする。ここでトップ10入りするのは簡単ではないと分かっているが、まだ何が起こるか分からない。週末の展開は予測できないので、すべてをまとめ、あらゆるチャンスを最大限に生かすことに集中する。」

    18番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「まずはFP2のアクシデントのあと無事でいられたことを嬉しく思う。マシンが突然挙動を乱し、完全には立て直せず壁にかなり強く当たってしまった。何が起きたのかは調査することになると思うが、大きなスナップでマシンにもかなりのダメージが出てしまった。それ以外では、両セッションで2台を使って異なるパーツを試すなど、まずまずのテストができた。これから学びを整理し、何が良くて何を週末に向けて採用するべきかを見極める。明日はすべてをまとめ、午後の予選でトップ10入りを目指す。」

    19番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「全体として前向きで実りある一日だった。予定していたセットアップ作業をすべて終え、多くの有益なテストをこなし、マシンにも問題はなかったので走行時間を最大限に活用できた。ここでは中団との差も少し縮まっているようで、それは励みになる。まだ今夜分析すべきことは多いが、多くのデータを集めることができたので、明日さらに一歩前進するための小さな改善を見つけることに集中する。」

    20番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「再びスパに戻ってこられて嬉しいが、新世代マシンではラップの感覚がこれまでとはまったく違う。今日はタイヤコンパウンドや燃料搭載量を変えながら堅実な一日を過ごしたが、両セッションとも赤旗の影響を受けた。ラップ全体でのバランスとエネルギー展開にはまだ改善の余地があるので、今夜そこを分析し、明日の予選に向けて改善したい。」

    21番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「今は明日と決勝に向けて学びを積み重ねること、そして一晩かけてマシンを改善することに集中している。自分たちの現状は理解しているので、できる限りのことを尽くし、厳しい週末になることを受け入れながら戦うしかない。今日はほぼ予想どおりの内容だったし、ハンガリーでは一歩前進できることを期待している。」

    22番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    コメントなし

  • エステバン・オコン F1デビュー10周年「今の僕はまったく違うドライバー」

    エステバン・オコン F1デビュー10周年「今の僕はまったく違うドライバー」

    エステバン・オコンは、2026年F1第11戦ベルギーGPでF1デビューから10周年という節目を迎える。2016年のスパ・フランコルシャンでマノーからデビューを果たしたフランス人ドライバーは、この10年間でハンガリーGP優勝や複数回の表彰台を経験し、自身が大きく成長したと振り返った。

    一方で今季のハースは中団争いで苦戦が続いているが、ベルギーGPでは新パーツを投入する予定だ。オコンはチームの開発力を信頼しており、ここから巻き返しを図れると前向きな姿勢を示している。

    F1デビューから10年 「時間が経つのは本当に早い」
    オコンは2016年ベルギーGPでマノーからF1デビュー。当時はフェルナンド・アロンソやジェンソン・バトン、キミ・ライコネンら、テレビで見ていたスターたちと同じグリッドに立つことが特別な経験だったと振り返る。

    「10年も経ったなんて信じられない。本当に時間が経つのは早い」

    「自分が10年間F1にいるとはあまり感じない。2~3年くらいしか経っていないような感覚なんだ。だから今週末も楽しみにしている」

    「もちろん当時とは全然違った。デビュー戦だったし、学ぶことが本当に多かった。テレビで見ていたフェルナンド(アロンソ)やジェンソン(バトン)、キミ(ライコネン)たちと一緒にレースをしていたんだから、とても特別な経験だった」

    「結果的に10年後もこうしてF1にいるということは、自分はいい仕事ができたということなんだろう」

    マノー、フォース・インディア、アルピーヌ、そして現在のハースと渡り歩いてきたオコンは、2021年ハンガリーGPで初優勝を飾ったほか、サクヒールGP、モナコGP、サンパウロGPでも表彰台を獲得している。

    エステバン・オコン

    「今の僕はまったく違うドライバー」
    10年間で最も大きく変わった点について問われると、オコンはドライバーとしての成熟を挙げながらも、勝利への情熱は変わっていないと語った。

    「もちろん当時とはまったく違うドライバーになった。でもモチベーションは今も同じだ」

    「与えられたマシンで可能な限り最高の結果を引き出したい。その気持ちは今でも変わらないし、ステアリングを握っている限り最大限のモチベーションを持ち続けている」

    経験を重ねても初心を失わず、常にマシンの性能を限界まで引き出そうとする姿勢こそが、この10年間で得た最大の財産だという考えを示した。

    苦戦するハースにも反撃への自信
    今季序盤はオリバー・ベアマンが開幕戦オーストラリアGPと日本GPでポイントを獲得するなど好スタートを切ったハースだったが、その後はレーシングブルズやアルピーヌに後れを取り、第6戦モナコGP以降は決勝トップ10入りから遠ざかっている。

    それでもオコンは、ベルギーGPから導入されるアップグレードが改善への第一歩になることを期待している。

    「チームとしてここ数戦は厳しい戦いが続いている」

    「もちろん今はパフォーマンスを追い求めているところだ。今週末には少し新しいパーツも投入される予定だし、もっと速さを見つけなければならない」

    シルバーストンではマシンの性能を最大限引き出せた一方で、それでも中団勢には届かなかったと分析する。

    「シルバーストンではマシンの力を最大限引き出せたと思う。それはポジティブだった。でも十分ではなかった」

    「スタートではかなり後方から11番手まで順位を上げられたけれど、その後は他の中団チームのペースについていけなかった」

    「そこが改善しなければならない部分だ。チーム全員がそこに集中しているし、今週末、あるいは今後さらに新しいパーツが投入されれば改善できることを期待している」

    「僕はチームを信頼している。この順位に留まり続けることはないし、必ず改善できると思っている。チーム内部では今、本当にいい仕事ができている。隠すような問題は何もない」

    F1デビューから10周年を迎えたオコンは、過去を懐かしむだけではなく、今も変わらぬ向上心を武器に新たな挑戦を続けている。苦戦するハースにとっても、ベルギーGPで投入されるアップグレードは後半戦浮上への重要な試金石となりそうだ。

  • アストンマーティン・ホンダF1 アロンソ「AMR26のコンセプトは正しくない」

    アストンマーティン・ホンダF1 アロンソ「AMR26のコンセプトは正しくない」

    フェルナンド・アロンソは、2026年F1第10戦ベルギーGPを前に、苦戦が続くアストンマーティンF1の現状を率直に認める一方、次戦ハンガリーGPで投入予定の大型アップグレードへの期待を語った。ベルギーGP初日のフリー走行ではチームが最後尾に沈んだものの、重要なのは目先の改善ではなく、マシンの根本的な問題を解決することだと強調している。

    アストンマーティンは今季ここまで競争力不足に苦しんでおり、ハンガリーGPではエイドリアン・ニューウェイが開発に関わった大型アップデートの投入が予定されている。

    アロンソは、その成果を焦って数字だけで判断すべきではないと語った。

    苦戦は予想していた
    アロンソは、スパ・フランコルシャンがアストンマーティンにとって厳しい週末になることはある程度予想していたという。

    「ここが今季最低のサーキットになるかどうかは分からない。レースごとに状況は違うから予測は難しい。でも、このレギュレーションやエネルギーマネジメントを考えると、誰にとっても厳しい週末になると思う」

    「僕たちはバーレーンテストから基本的に同じマシンで戦っている。一方でライバルはアップデートを重ねていて、僕たちはもともと遅かったのに、日を追うごとにさらに遅くなっているように感じる」

    その言葉どおり、ベルギーGP初日のFP2ではランス・ストロールが21番手でトップから5.187秒差、アロンソも22番手で5.474秒差と最後尾に沈み、厳しい現実を突きつけられた。

    大型アップデートを待った理由
    しかしアロンソは、チームがあえてアップデートを小出しにせず、ハンガリーGPで大型パッケージを投入する判断は正しかったとの考えを示した。

    「少しずつアップデートを投入していく方法もある。でも、レースごとに少しずつ改良しても、マシンのDNAを根本的に変えることはできない」

    「時には立ち止まって、マシンの何が悪いのかを見つめ直し、その問題を根本から解決する必要がある。そのためには、もっと多くの部分を変更しなければならない」

    さらに、その開発方針にはエイドリアン・ニューウェイの考えも反映されていると明かした。

    「それが正しい判断だったと思うし、エイドリアンの考えでもある。僕たちは全員、その方向性を支持している」

    また、コストキャップの存在も一括アップデートを選択した理由のひとつだと説明した。

    「毎レースごとに新しいパーツを作るだけの予算はない。それは僕たちのチームにとって現実なんだ」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    重要なのは改善幅ではなく方向性
    アロンソは、ハンガリーGPで投入されるアップデートについても、具体的なタイム向上の目標は設けていないと語る。

    「どれだけ速くなるかという数字は設定していない。改善幅を予想しても、その通りにならないことが多いからね」

    そして、現行マシンであるAMR26の基本設計そのものを見直す必要があると率直に認めた。

    「今のマシンのコンセプトは正しいものではない。それを変えようとしているし、軽量化を含めてさまざまな変更にも取り組んでいる」

    さらに、その開発は単なるラップタイムの改善ではなく、チームの将来につながるものだと強調した。

    「工場では、単に何秒速くなるかではなく、今の問題を解決するために本当に多くの作業が行われている。重要なのは、自分たちの取り組みに自信を持ち、それを来年も続けていけるという確信を得ることなんだ」

    また、アップグレードの効果はサーキットによって異なるとの見方も示した。

    「今は最後尾に近い位置にいるから、ポイント争いができるようになれば、それだけでも大きな前進だ。でも落ち着いて評価する必要がある。モンツァのようなコースでは、大きな改善は期待できないだろう。あそこはコーナーが少なく、エネルギー効率の影響が大きいからね」

    「サーキットごとに状況は変わる。アップグレードが投入されたら、そのポテンシャルを最大限に引き出さなければならない」

    ベルギーGP初日は最後尾という厳しいスタートとなったアストンマーティンだが、アロンソは目先のタイムではなく、AMR26のコンセプトを見直し、正しい方向へ開発を進めることこそが復活への鍵になるとの考えを示した。ハンガリーGPで投入される大型アップデートが、その第一歩となるか注目される。

  • F1ベルギーGP ドライバーたちがW杯決勝を前に母国代表へ熱いエール

    F1ベルギーGP ドライバーたちがW杯決勝を前に母国代表へ熱いエール

    F1ベルギーGPが開催されるスパ・フランコルシャンでは、コース上の戦いだけでなく、日曜日に行われるFIFAワールドカップ決勝にも大きな注目が集まっている。

    決勝はスペイン対アルゼンチン、3位決定戦はイングランド対フランスという顔合わせとなり、各国出身のドライバーたちもそれぞれの母国代表へ熱いエールを送っている。

    大会開幕時には11チームから18人のドライバーの母国が出場していたが、102試合を経て決勝に残ったのはフェルナンド・アロンソとカルロス・サインツJr.を擁するスペイン、そしてフランコ・コラピントの母国アルゼンチンの2か国となった。一方、3位決定戦ではイングランドとフランスが対戦し、パドックでも大きな話題となっている。

    スペイン勢は2度目の世界一へ期待
    スペインは華麗な攻撃こそ控えめながらも、堅固な守備と安定した中盤を武器に決勝まで勝ち進んだ。準決勝では好調だったフランスを2-0で下し、2024年欧州王者の実力を改めて示した。

    大会開幕前、カルロス・サインツJr.はスペイン代表へ応援メッセージを送っていた。

    「スペイン代表のみんなに心から幸運を祈っている。このワールドカップではずっと応援している。スペイン中がみんなを支えている。幸運を祈るよ」

    フェルナンド・アロンソも、ベルギーGP以上にワールドカップ決勝を楽しみにしていることを隠さなかった。

    「日曜日で一番楽しみなのは試合だよ」

    そう冗談交じりに語ったアロンソは、2010年にスペインが初優勝を飾った当時を振り返りながら、今年の代表にも期待を寄せた。

    「今は状況が違うけれど、僕たちは代表を応援している。彼らが何を成し遂げられるチームなのか分かっているからね」

    もっとも、レース後の移動もあり、決勝戦を最後まで見届けられるかは分からないという。

    今季はウィリアムズ、アストンマーティンともに苦戦が続くなか、サインツJr.とアロンソはレースだけでなく、スペイン代表がユニフォームに2つ目の星を刻む瞬間にも期待を寄せている。


    コラピント「決勝の方がレースより緊張する」
    今回の週末で最も上機嫌だったドライバーのひとりが、アルピーヌのフランコ・コラピントだった。

    ベルギーGPのパドックには、リオネル・メッシの背番号「10」が入ったアルゼンチン代表ユニフォーム姿で登場。水曜日の準決勝では、イングランド相手に終盤10分間で逆転勝利を収めた母国代表を誇らしげに祝福していた。

    コラピントは、この勝利には特別な意味があったと語る。

    「結局はサッカーの試合なんだけど、僕たちにとっては特別な一戦だった。相手がイングランドということもあって、いろいろな背景があった。本当に久しぶりの対戦だったし、勝ててとても嬉しい。チームのみんな、メッシ、そして国を誇りに思う。最後まで決して諦めなかったことも誇らしい」

    アルゼンチン代表の戦いぶりにも胸を打たれたという。

    「アルゼンチンらしさを存分に見せてくれた。何度か鳥肌が立ったよ。ただ前へ進み、戦い続け、決して諦めない姿は本当に印象的だった。もう一度言うけれど、僕はアルゼンチン人であることを誇りに思う。彼らにはその価値があるし、国中が幸せになっている」

    木曜日のメディアデーでも、レースよりサッカーの話題を語りたそうな様子を見せたコラピントは、Sky Sports F1の取材で代表チームについて次のように語った。

    「アルゼンチンでは子どもの頃から決して諦めず、苦しい状況でも前へ進み続けることを学ぶ。彼らはまさにそれをやってのけた。だからこそ僕はアルゼンチン人であることを誇りに思うし、自分たちの国と代表チームを応援できることを誇りに思う。彼らがユニフォームのために戦う姿を誇りに思う」

    「このワールドカップでは、内容が完璧だった試合ばかりではない。でも彼らは最後まで全力を尽くしてきた。彼らが僕たちと国のためにやってくれたことに本当に感謝している」

    「僕は自分の国を応援できることを誇りに思う。彼らは僕に、自分のスポーツでも最後まで諦めず、最後まで挑戦し続けることを教えてくれる。終わるまでは何も終わっていない。それを彼らはピッチで示してくれた」

    決勝ではスペインとの対戦となるが、自身のレース以上に緊張すると笑う。

    「決勝の方がレースよりずっと緊張すると思う。スペインとはここ数年ライバル関係が強くなった。メッシやアルゼンチン代表についてスペインでいろいろ語られてきたこともあってね」

    「でも、お互いラテンの国だし、同じ言葉を話す。ピッチで言い合う悪口まで理解できるから面白いよ(笑)。アルゼンチンとスペインの決勝は最高のカードだと思う。本当に楽しみだ」

    コラピントにとってはチェッカーフラッグを受けても緊張は終わらない。4年前の優勝に続くアルゼンチンの連覇へ期待を膨らませている。


    フランス勢は失意の3位決定戦へ
    F1グリッドでも屈指のサッカーファンが多いフランス勢にとって、準決勝敗退は大きなショックとなった。

    グループリーグから優勝候補の一角と目されていたフランスだったが、準決勝ではスペインに完敗。2022年大会に続く決勝進出は果たせず、3位決定戦でイングランドと対戦することになった。

    イングランド勢「誇れる戦いだった」
    イングランドはアルゼンチンとの準決勝で終盤に逆転を許し、60年ぶりの世界一への夢はまたしても実現しなかった。

    ルイス・ハミルトンは試合を振り返り、悔しさを隠さなかった。

    「昨夜は苦しい気持ちで見ていた。でも選手たちがここまで勝ち進んだことを本当に誇りに思う。どれだけ努力し、多くの時間を費やしてきたか想像できるし、もちろんたくさんの応援もあった」

    「アルゼンチンは強かった。本当に悔しかったよ。ずっと指を組みながら、何とか勝ってくれることを願っていた。でも僕たちはまた立ち上がる」

    同じイングランド出身のアービッド・リンドブラッドも落胆を口にした。

    「試合は見ていたけれど、楽しめなかった。本当に難しい相手だったし、ファンとしてはただ悲しかった。久しぶりにイングランド代表を見て、本当に勝ちたいという気持ちが伝わってきた」

    「アルゼンチンと戦っていて、失点するまでは僕たちの方が良かったと思う。その後、相手の戦い方が変わってしまったのが少し残念だった。結果を守りたいのは理解できるけれど、少し守りすぎたと思う。チームは十分に勝ち進めるだけの戦いをしていた」

    オリバー・ベアマンは結果を受け止めながらも、大会全体を前向きに評価した。

    「久しぶりにサッカーを楽しめた。望んだ結果ではなかったけれど、とても良い戦いだったと思う。イギリス人として誇りに思えるパフォーマンスだった」

    ベルギーGPでは世界屈指の名コースで熱戦が繰り広げられる一方、ドライバーたちはレース終了後も母国代表の行方を見守ることになる。F1とワールドカップという世界最高峰の舞台が重なる特別な週末は、パドックでも普段とは違った熱気を生み出している。

  • フェルスタッペン F1ベルギーGP初日で現実認識「FP2が本当の実力差だった」

    フェルスタッペン F1ベルギーGP初日で現実認識「FP2が本当の実力差だった」

    マックス・フェルスタッペンは、2026年F1ベルギーGP初日のフリー走行1回目(FP1)でトップタイムを記録したものの、レッドブル・レーシングの本当の競争力はフリー走行2回目(FP2)で明らかになったとの見方を示した。

    スパ・フランコルシャンでの初日は好スタートを切ったように見えたが、フェルスタッペンはFP2こそが勢力図を正確に映し出したセッションだったと評価。アンドレア・キミ・アントネッリが率いるメルセデスとの差は「驚くようなものではない」と受け止めている。

    FP2で見えた「本当のギャップ」
    FP1では最速だったフェルスタッペンだが、その結果だけでは実力を判断できないと語る。一方で、マシンが初日から適正なセットアップ領域に入っていたことは収穫だったという。

    「僕自身は問題なく走れたし、大きなトラブルもなかった」

    「マシンはかなり良いウインドウに入っていた。FP2では本当のギャップがもう少し見えたと思うけど、それは驚きでも予想外でもない」

    FP2ではアントネッリから約0.5秒遅れとなったが、その差はレッドブルが事前に想定していた範囲内だったと説明した。

    エネルギーマネジメントが弱点
    フェルスタッペンは、マシンバランスには満足しながらも、スパ特有の長いストレートで露呈する弱点を認めた。

    「このサーキットはエネルギーマネジメントがかなり重要になる。僕たちは何チームかのライバルよりストレートで少し遅いようだ。でもバランス自体はかなり良かった」

    2026年型パワーユニットでは電力の使い方がラップタイムに大きく影響するため、スパではその差がより鮮明になったとみられる。一方で、RB22のコーナリングバランスは予想以上に良好だったことも前向きな材料となった。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    ダウンシフトの問題は改善
    FP2ではダウンシフト時の挙動に不満を示し、無線では「受け入れられない」と訴える場面もあった。しかし走行後には、大きな問題ではないとの認識を示した。

    「僕はそういう部分にはすごく敏感なんだ。改善したいと思っているからね」

    「ソフトウェアのアップデートかダウングレードがあって、シフトが学習するまで少し時間がかかったんだと思う。終盤にはまた良くなっていた」

    新リアウイングでも悲観せず
    レッドブル・レーシングは、オーストリアGPとイギリスGPで発生したリアウイング関連のトラブルを受け、ベルギーGPでは回転式リアウイングの使用を見送り、従来型の仕様へ変更している。改良版は次戦ハンガリーGPで投入される見込みだ。

    スパでは空気抵抗の面で若干不利になる可能性があるものの、フェルスタッペンは大きな影響はないと考えている。

    「開き方が違うだけだよ。でも僕たちは自分たちに集中しているし、がっかりするようなことはない。今日は良い一日だった」

    「ライバルと比べてどれだけ余力があるかは分からない。でもドライビングの感触は悪くなかった」

    初日はマシンの仕上がりに一定の手応えを得た一方で、FP2ではメルセデスとの純粋な速さの差も確認された。フェルスタッペンは、レッドブル・レーシングが正しい方向へ進んでいることを認めつつも、現時点ではライバルが依然として優位に立っているとの現実を冷静に受け止めている。

  • アルピーヌF1 ガスリーが大クラッシュ「ピエールは無事。マシンは無事ではない」

    アルピーヌF1 ガスリーが大クラッシュ「ピエールは無事。マシンは無事ではない」

    アルピーヌF1は、2026年F1ベルギーGPのフリー走行2回目(FP2)でピエール・ガスリーがクラッシュを喫したものの、土曜日までにマシンを修復できるとの見通しを示した。チームはもともと金曜日夜にパワーユニット交換を予定していたことから、修復作業の一部は当初の計画に含まれていたという。

    ガスリーはFP2残り約15分、スパ・フランコルシャンのターン13立ち上がりでコースアウトし、リアを失ったマシンはグラベルを横切ってバリアへ激しく衝突。

    リアウイングが吹き飛ぶなど車体後部を中心に大きなダメージを負い、セッションは赤旗中断となった。

    幸いガスリー本人にけがはなく、自力でマシンを降りている。

    ガスリー「何が起きたのか理解する必要がある」
    セッション後、ガスリーはクラッシュは残念だったものの、1日全体としては収穫の多い内容だったと振り返った。

    「全体としては良いテストができた一日だった。2台でいろいろなパーツを試したので、どれが良くて、どのセットアップがベストなのかを見極めて、明日に向けてまとめていく必要がある」

    一方で、クラッシュについては原因究明が必要だと語っている。

    「FP2で何が起きたのかを理解しなければならない。大きくリアが滑ってマシンを失ってしまった。立て直すまでに思った以上に時間がかかり、気付いたときにはすでにコース外にいて、戻すことはできなかった」

    メカニックへの信頼も口にした。

    「望んでいた一日の終わり方ではなかった。でもメカニックたちは明日までにマシンを仕上げてくれるはずだし、そのうえでトップ10を目指したい」

    ニールセン「ピエールは無事だ。マシンは無事ではない」
    アルピーヌF1のマネージングディレクターを務めるスティーブ・ニールセンは、クラッシュによる損傷は大きかったものの、パワーユニット交換を当初から予定していたため、修復作業は想定より複雑にはならないと説明した。

    「ピエールは無事だ。マシンは無事ではない」

    「今夜はもともとそのマシンのパワーユニットを交換する予定だった。メカニックの作業リストはかなり長くなったが、その半分は最初から予定していた作業だ。明日までに準備できないという心配はしていない」


    スパではここ数戦以上の競争力に手応え
    ニールセンによれば、この日のFP1はラップタイムを狙うのではなく、空力データの収集を最優先としていた。一方、FP2ではパフォーマンス評価へ重点を移し、予選を見据えたセットアップ確認を進めていたという。

    「今朝はラップタイムを狙うセッションではなく、データを蓄積することが目的だった。そして午後は、よりラップタイムに焦点を当てた」

    ガスリーは一時、競争力のあるタイムを記録していたものの、そのラップはターン4でのトラックリミット違反によって抹消された。

    「ピエールは十分に競争力のあるタイムを記録したが、ターン4のトラックリミット違反で抹消されてしまった。それは残念だった。しかし、このサーキットではここ数戦よりもマシンに競争力があるように見える。明日もそのパフォーマンスを発揮できるようにしなければならない」

    アルピーヌF1は、大きなクラッシュにもかかわらず予選までの修復に自信を示している。また、スパ・フランコルシャンではここ数戦よりも競争力があるとの手応えも得ており、ガスリーはマシンの復旧後、トップ10進出を目指して予選に臨む。

  • ホンダF1 ベルギーGP初日にトップから5秒差「パフォーマンス不足を認識」

    ホンダF1 ベルギーGP初日にトップから5秒差「パフォーマンス不足を認識」

    ホンダは、2026年F1第10戦ベルギーGP初日を終え、パワーユニット(PU)の運用は順調だった一方で、パフォーマンス面には課題が残ったとの認識を示した。

    ホンダF1トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎は、予選と決勝に向けて一晩かけて改善を進める考えを明らかにした。

    ベルギーGPは7月17日(金)、スパ・フランコルシャンで開幕。初日はフリー走行1回目(FP1)とフリー走行2回目(FP2)が行われ、FP1ではアストンマーティンのリザーブドライバー、ジャック・クロフォードがフェルナンド・アロンソに代わって走行した。

    FP2ではアストンマーティン勢が苦戦し、ランス・ストロールが21番手でトップから5.187秒差、アロンソも22番手で5.474秒差と、ともにトップから5秒以上遅れる厳しい初日となった。

    初日を終えた折原は、PUの信頼性には問題がなかったとしながらも、マシン全体の競争力向上が必要だと語った。

    「本日のベルギーGP初日は、パワーユニットの運用面ではスムーズに進めることができました。一方で、パフォーマンスが不足していることは認識しています。明日の予選と日曜の決勝に向けて、パッケージ全体のパフォーマンスを最大限引き出せるよう、一晩かけて改善に取り組みます」

    高速区間と中高速コーナーが続くスパ・フランコルシャンでは、パワーユニット性能だけでなく、空力やセットアップを含めたパッケージ全体の完成度が重要となる。ホンダ陣営は初日に得たデータを分析し、予選と決勝での巻き返しを目指す。

    ホンダF1 本田技研工業 ベルギーGP

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