カテゴリー: F1ベルギーGP

  • ランス・ストロール F1ベルギーGP決勝「今日はこれが精一杯だった」

    ランス・ストロール F1ベルギーGP決勝「今日はこれが精一杯だった」

    2025年F1ベルギーGP決勝でランス・ストロールは入賞には届かなかったものの、難しい週末の中でマシンのフィーリングに若干の改善を感じたという。

    アストンマーティンにとっては苦しいレースが続いており、今回もポイント圏内には手が届かなかったが、ストロールは「やれることはやった」と現実を受け止めていた。

    戦略面では大きなミスもなく、レース中の判断も的確だったと振り返るストロール。状況が許す限りのパフォーマンスは引き出せたとし、淡々と次戦に向けて前を見据えている。

    Q:ランス、今週末は難しいマシンに苦しんでいた印象でしたが、決勝では少し前進したようにも見えました。もう少し上を目指せたかった気持ちもあるのでは?

    ランス・ストロール: うん、まあ今日はこれが僕たちにできるすべてだったと思う。

    もちろんポイント圏内で終わりたかったけど、今日はそれはちょっと届かない位置にあったね。

    ランス・ストロール(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) ベルギーGP F1 ベルギーグランプリマシンの改善を感じつつも、入賞には届かなかったランス・ストロール

    Q:レース展開を通して、判断や戦略は正しかったと感じていますか?

    ランス・ストロール: そうだね、やれることは全部やったと思う。作戦も含めて、今日はほぼすべて出し切ったんじゃないかな。

  • ニコ・ヒュルケンベルグ F1ベルギーGP決勝「ミディアムが持たなかった」

    ニコ・ヒュルケンベルグ F1ベルギーGP決勝「ミディアムが持たなかった」

    ニコ・ヒュルケンベルグは2025年F1ベルギーGP決勝で一時ポイント圏内を走行したものの、ミディアムタイヤの摩耗により戦略を変更せざるを得なくなり、最終的には入賞を逃した。

    最初のスティントではフロントタイヤのグリップ低下と激しいアンダーステアに苦しみ、残り15周を前にピットインを決断。追い上げを図るも、すべてを取り戻すには至らなかった。

    チームメイトのガブリエル・ボルトレトがポイントを獲得したことで、ザウバーとしては一定の成果が残った週末となったが、ヒュルケンベルグ自身は「結果が伴わなかったのは残念」としつつも、全体としてはミッドフィールドで戦える手応えを得たと前向きに振り返った。

    Q:ニコ、今日は途中までポイント圏にいましたね。いけそうだと思いましたか?

    ニコ・ヒュルケンベルグ: うん、思ってたよ。でも、2回目のピットが必要になってから流れが変わったね。

    最初のミディアムタイヤはまったく持たなかった。フロントのグリップがなくなって、ロックしたりアンダーステアがひどくて、とても最後までは持たないと判断した。まだ15周くらい残ってたしね。しかも後ろのグループが迫ってきてて、ガスリーは僕らよりもローダウンフォース仕様だったから、スリップを使われたら完全にやられてただろうし、ピットに入るしかなかった。そこからの挽回は難しかったね。

    ニコヒュルケンベルグ(ザウバーF1チーム) ベルギーGP F1 ベルギーグランプリポイント圏内を走行するも、タイヤ劣化で戦略変更を強いられたニコ・ヒュルケンベルグ

    Q:週末全体を振り返ってみてどうですか?結果こそ出なかったものの、得るものもあったのでは?

    ニコ・ヒュルケンベルグ: そうだね、学ぶことはあったし、進歩もあったと思う。もちろんリザルトがないのは残念だけど、ガビがポイントを取ってくれたのはチームにとって大きい。

    チームとしてコンストラクターズ争いも大事だから、あれはポジティブな材料だね。僕たちはまたミッドフィールドでしっかり戦えていたし、それも良かったと思う。来週のハンガリーはもっと僕たちに合うサーキットになるはずだから、そこでは結果を持ち帰りたいね。

  • オリバー・ベアマン F1ベルギーGP決勝「途中からPUに問題を抱えていた」

    オリバー・ベアマン F1ベルギーGP決勝「途中からPUに問題を抱えていた」

    オリバー・ベアマンは2025年F1ベルギーGP決勝で11位に入り、惜しくもポイントを逃した。

    中盤にエンジンの不具合が発生し、3つのポジションを失ったことが結果的に響いたが、レース序盤にはピエール・ガスリーを上回る位置につけるなど、力強い走りを見せていた。

    レース中はパワーユニットに複数の問題を抱えながらも、マシン自体のフィーリングには満足していたベアマン。「とにかく抜けなかった」と悔しさをにじませた一方で、週末を通じての好調さには手応えを感じており、ハンガリーでは得点圏内での戦いを確信している。

    Q:アリ、今日のレースはあと一歩でポイントというところでしたね。終盤には角田選手との激しいバトルもありました。振り返ってみてどうでしたか?

    オリバー・ベアマン: そうだね、最初のピットストップでミディアムに替えるタイミングがちょっと遅れてしまって、P11でポイント圏から外れてしまった。

    それに加えて、途中でエンジンの問題が出て3つ順位を落としたんだ。本当はその前にガスリーの前にいたし、ニコが後でピットに入ったから、実質的にはP10を取れていたはずだった。でも実際にはずっとパワーユニットのトラブルを抱えてて、オーバーテイクできる状態じゃなかった。クルマの調子は本当に良かっただけに、悔しいよ。

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム) ベルギーGP F1 ベルギーグランプリPUトラブルを抱えながらも角田裕毅と接戦を繰り広げた

    Q:その悔しさの一方で、週末を通じてはポジティブな面も多かったのでは?

    オリバー・ベアマン: そうだね、週末を通して速さはあったし、クルマの仕上がりも良かったと思う。

    昨日と今日で違うダウンフォース仕様を使ってたんだけど、どちらでもQ3を狙えるペースはあった。つまり、クルマのポテンシャルは明らかに高いってこと。あとはチーム全体としてミスを少なくしていく必要があるけど、やるべきことは見えてるし、確実に前に進んでる。ハンガリーは僕らに合ってると思うから、しっかり巻き返したいね。

  • オスカー・ピアストリ F1ベルギーGP決勝「1周目にすべてを懸けた」

    オスカー・ピアストリ F1ベルギーGP決勝「1周目にすべてを懸けた」

    オスカー・ピアストリが2025年F1ベルギーGPで今季6勝目を挙げた。2番グリッドからのスタート直後、濡れた路面にもかかわらずオー・ルージュをほぼ全開で突っ切り、ランド・ノリスの前に出る大胆な走りを披露。序盤の勝負どころで主導権を握った。

    セーフティカーによるローリングスタートから始まったレースは、1周目の攻防が最大の山場となった。ピアストリはノリスに密着しながらスリップストリームを活かしてケメルストレートで逆転。以降は終始レースをコントロールし続けた。

    インターミディエイトでの滑りやすい路面を慎重に乗り切った後、路面が乾いてくると他車と同じタイミングでスリックへ交換。ミディアムタイヤで後方のノリス(ハード)からのプレッシャーを受けたが、終盤までギャップを維持し、冷静に逃げ切った。残り数周ではグリップの低下もあったが、崩れることなく走り切った。

    「1周目がこのレースを制する最大のチャンスだと思っていた。1コーナーの立ち上がりが良くて、オー・ルージュではできる限りリフトせずにいったんだ。それで充分だった。少しバタついたけどうまくまとめられたよ」

    その後はインターミディエイトからミディアムへの交換を挟みつつ、ノリスからのプレッシャーに耐え続けた。

    「ミディアムは最後の5〜6周で少し厳しかったかもしれないけど、ほぼコントロール下にあった。昨日(予選後)は自分にがっかりしてたけど、2番グリッドからのスタートも悪くないってことだね」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) ベルギーGP F1 ベルギーグランプリピアストリ、スパで今季3勝目「祖父に捧げる特別な勝利」

    ピットインのタイミングとタイヤ選択については、事前に話し合いがされていたと明かす。

    「レース前に話していた通りだったし、あのタイミングでのピットもかなりギリギリの判断だったけど、あの時点ではミディアムが一番安全だった。もしセーフティカーが出たらリスタートに備えてミディアムの方がいいからね」

    ピアストリはこの勝利を、初めて海外のレースを観に来た祖父に捧げた。

    「祖父にとってはオーストラリア国外での初めてのレース観戦だったんだ。姉もスペインが初レースで、その時も良い週末だった。だから今回は祖父に捧げたいと思った。自然な選択だったね」

    次戦ハンガリーは、ピアストリが昨年初優勝を飾った思い出の地。だが本人は冷静だ。

    「楽しみにしてるよ。いい街だし楽しい週末になると思う。でも走り始めたら思い出とかはすぐに忘れるものだし、今日はまずこの勝利を楽しみたいね」

  • ランドノリス F1ベルギーGP決勝「戦略的には最善だった」

    ランドノリス F1ベルギーGP決勝「戦略的には最善だった」

    ランド・ノリスは2025年F1ベルギーGPをポールポジションからスタートしたが、レース序盤にオスカー・ピアストリに先行を許し、2位でのフィニッシュとなった。それでもチームとしては理想的な1-2を成し遂げ、満足感をにじませた。

    スタート後、ターン1の立ち上がりでわずかにバランスを崩したノリスは、直後のケメルストレートでピアストリの猛追を受けてトップを明け渡す形に。インターミディエイトでの序盤は安定したペースで走行していたが、主導権を取り戻すには至らなかった。

    スリックタイヤへの交換では1周遅れてピットインしたことが響き、ピアストリとの間に約8〜9秒の差が発生。その後はハードタイヤの優位性を活かして差を詰めたが、ラ・スルスやプーオンでのわずかなミスも重なり、最後は1.8秒差まで迫るも逆転には届かなかった。

    「オスカーは素晴らしいスタートを決めた。言うことはないよ。オー・ルージュを僕より少し攻めて、スリップストリームを得て抜いていった。それだけのことさ」

    その後はハードタイヤに履き替え、終盤にかけてピアストリに迫ったが及ばなかった。

    「”たられば”を言っても仕方ない。ピアストリもミスはしただろうけど、完璧に走っていたなら僕には勝てなかった。後で自分の走りを見直すけど、今日はチームにとって素晴らしい日だった。久々の1-2だし、オスカーもよくやった」

    ランド・ノリス(マクラーレン) ベルギーGP F1 ベルギーグランプリノリス「僕が1番手で入っていれば…」勝機逃した2位表彰台

    ピットストップではピアストリより1周遅れてのタイヤ交換となった。

    「ハードタイヤを選んだのは僕の判断だった。ウィル(エンジニア)に『ハードにする?』って聞かれて『うん』と答えただけ。オスカーがミディアムにしたのは知らなかった。終盤にハードのグリップが良くなってきて追いつけたけど、ピットでの差が8〜9秒くらいあった。それを詰めたのは大きな成果だったよ」

    ピットインのタイミングについてはこう振り返る。

    「2台まとめて入ること(ダブルストップ)も選択肢だったけど、そうするとタイムロスも大きい。スリックタイヤがかなり良かったから、もっと早く入ってもよかったかもしれない。オスカーがいいタイミングで入り、僕はその1周あと。まあ、そういうこともあるさ」

    次戦ハンガリーに向けては自信をのぞかせた。

    「ブダペストは僕にとって相性のいいサーキット。去年はポールを獲ったし、F1キャリアのスタート地でもある。今日には少しがっかりしてるけど、来週が楽しみだよ」

  • シャルル・ルクレール F1ベルギーGP決勝「雨が早く止んで助かった」

    シャルル・ルクレール F1ベルギーGP決勝「雨が早く止んで助かった」

    シャルル・ルクレールは、2025年F1ベルギーGPでフェルスタッペンからの猛追を振り切り、3位表彰台を獲得。自身にとってこのスパで3戦連続のポディウムとなった。

    シャルル・ルクレールは3番グリッドからスタートし、序盤の雨と滑りやすい路面の中でペースを維持。終始マックス・フェルスタッペンに2秒以内で追われ続ける展開となったが、集中力を切らさず冷静にレースを運んだ。

    レース中盤にスリックへ切り替えると、フェルスタッペンと同じタイミングでピットに入り、フェラーリの好作業によりポジションを維持。その後も両者のラップタイムは拮抗し続けたが、ルクレールは一度も抜かせることなく走り切った。アップグレードの効果も見せた中、堅実な3位フィニッシュとなった。

    「ずっと2秒以内にフェルスタッペンがいたから簡単じゃなかった。マクラーレンやレッドブルは予選でダウンフォースを犠牲にして雨に備えてたけど、僕らはその点でやや劣っていた。だからレース前半はとても厳しかったけど、ドライになってからはペースも良くなったし、この3位には満足してるよ」

    ピット作業でもフェルスタッペンの前に出ることに成功した。

    「チームが素晴らしい仕事をしてくれた。あのピットインで前に出られたことはとても大きかった。プレッシャーはすごくあったけど、ブライアン(エンジニア)に『今は黙ってて』って言ったのもそのため。情報はありがたいけど、あの時は集中したかったんだ」

    今回のアップグレードについてもポジティブな感触を得ている。

    「予想していた通りの成果が出た。マラネロのスタッフ全員に感謝したい。でもマクラーレンとの差を縮めるにはまだ足りない。僕たちがやっていることには満足してるけど、満足して止まってるわけにはいかない」

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) ベルギーGP F1 ベルギーグランプリルクレール「黙っててって言った」緊迫の防戦で表彰台死守

    次戦ハンガリーについては「まだ何とも言えない。様子を見てから判断したい」と慎重な姿勢を示した。

    レース中のフェルスタッペンとの攻防についても語った。

    「特にウェットの時は本当に近かった。でも一度も仕掛けられることはなかった。お互いにまったく同じようなラップを刻んでて、『よし、あとこのペースでいければいい』って感じだった」

    また、スタートディレイについても言及した。

    「スパで過去に何があったかを考えれば、安全を最優先するのは当然。少し遅かったとは思うけど、変えるべきではないと思う」

  • 角田裕毅 F1ベルギーGP決勝13位「悔しいけどいくつか収穫もあった」

    角田裕毅 F1ベルギーGP決勝13位「悔しいけどいくつか収穫もあった」

    2025年F1ベルギーGP決勝で角田裕毅は、序盤ポイント圏内を走行しながらもピット戦略の誤りによりポジションを大きく落とし、最終的に13位でフィニッシュした。本人はレース後、「フラストレーションが溜まる展開だった」と語ったが、次戦への意欲も見せた。

    角田裕毅は雨上がりのスリッピーな路面の中で安定したペースを刻み、序盤はトップ10圏内をキープしていた。

    しかしインターミディエイトからスリックタイヤへ切り替えるタイミングで、チームからのピットイン指示が遅れ、ピットレーン入口を通過した後に無線が入ったという。

    「今日はちょっとしたローラーコースターのような展開でした。最後のコーナーでピットに呼ばれたけど、すでにピットエントリーを通り過ぎていたので入れなかったんです。それは不運でした」と角田裕毅は語る。

    その後、ポジションを挽回すべく前を走るピエール・ガスリーに迫ったが、DRSが使えずストレートスピードも不足していたことでオーバーテイクには至らなかった。

    「全体的にフラストレーションが溜まるレースでしたし、ポイントを逃したのは悔しいです。ただ、いくつか収穫もあったと思うので、気持ちを切り替えて来週のハンガリーに向けて準備します」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) ベルギーGP F1 ベルギーグランプリ角田裕毅、チームのピットイン指示遅れでポイント圏外に沈む

    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースも、角田の戦略ミスについてチーム側の責任を認めた。

    「今日はウェットでの走行がほとんどなかったことで、我々にとっては難しい展開だった。予選前にウェットを見越してダウンフォースを増やしたが、結局レースはほとんどドライだった。角田については、マックスと同じ周にピットさせるつもりで、クルーも準備していた。ただ、呼びかけが遅れた。我々のミスだ」

    「スリックへの切り替えで1周の差は大きく、それで彼はポジションを失い、ポイント争いから外れることになった。だがポジティブな点として、今回のアップグレードによって明確にパフォーマンスが向上した感触はある。課題がすべて解決したわけではないが、確実に前進している」

    メキースはまた、レースチームに帯同して初めて迎えた週末についても手応えを語った。

    「2週間ファクトリーにいて多くのスタッフと顔を合わせてきたが、今回初めてレースチームとともに現場で仕事ができた。すべてが非常に高いレベルで行われており、非常にタイトで強いグループと一緒に戦っていると感じた。次のブダペストは今回と全く異なる特性のサーキットなので、何を持ち込めるか楽しみにしている」

  • マックス・フェルスタッペン F1ベルギーGP決勝「実際には戦えていなかった」

    マックス・フェルスタッペン F1ベルギーGP決勝「実際には戦えていなかった」

    マックス・フェルスタッペンは2025年F1ベルギーGP決勝で4位に終わり、表彰台には届かなかった。

    フェラーリのシャルル・ルクレールを序盤で追い詰める場面もあったが、オールージュでの接近時に空力を失い、追い抜きには至らず。インターミディエイトからスリックに切り替えたあとは徐々に差を広げられ、戦える感触はなかったと認めた。

    スプリントでは勝利を収めたものの、決勝ではレッドブルのリアウイングの選択が裏目に出たと語るフェルスタッペン。タイヤマネジメントの課題も依然残っており、本人も「理想的な状況でもP4が限界だった」と振り返った。

    Q:マックス、今日は本当にすべてを出し切ってルクレールに迫っていましたね。実際に追い抜ける手応えはありましたか? それとも、途中からかなり厳しいと感じていたのでしょうか?

    マックス・フェルスタッペン: もちろん、インターの時は僕たちの方が少し速かったし、実際マシンのセッティングもあって追い抜きが本当に難しかったんだ。

    一度オールージュに向かうところでかなり近づいたけど、前のマシンに付くとダウンフォースがすごく落ちてマシンが不安定になってしまって、まともに走れなかった。スリックに替えてからは、正直毎周ルクレールに少しずつ離されていった感じだったよ。彼が1回大きなミスをして1〜1.5秒ぐらい失った時があって、それで僕が追いついたように見えたけど、実際にはずっと届いてなかったんだ。

    もちろん戦おうとはしたけど、今日はリアウイングの選択もあって厳しかった。結局、レースのほとんどがドライだったからね。もっと早く始められたはずだと思うけど、それも含めて今日は理想的ではなかった。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) ベルギーGP F1 ベルギーグランプリルクレールに迫るもオーバーテイクは叶わず4位に終わったマックス・フェルスタッペン

    Q:週末全体を振り返って、スプリントでは勝利もありましたが、今のクルマの状態やチームの位置づけについてはどう感じていますか?

    マックス・フェルスタッペン: 今の状態は僕が望んでいる位置ではないけど、僕たちは改善しようと努力してる。

    昨日のスプリントは僕らにとってポジティブな結果だったけど、正直あれは現実的な力を反映したものじゃなかった。決勝ではできることはすべてやったけど、ウイングの選択も含めて今日はそれが助けにはならなかった。ただ、それでも今日の理想的なシナリオを考えると、P4が限界だったと思う。残念だけど、そういう日だったね。

  • アレクサンダー・アルボン F1ベルギーGP決勝「パッケージは機能している」

    アレクサンダー・アルボン F1ベルギーGP決勝「パッケージは機能している」

    アレクサンダー・アルボンは2025年F1ベルギーGP決勝で堅実な走りを見せ、7位入賞という今季ベストの結果を持ち帰った。

    ウェットスタートとなったレースではやや苦戦する場面もあったが、ドライタイヤへの交換後は安定したペースを取り戻し、ウィリアムズにとって価値ある6ポイントを獲得した。

    終盤にはルイス・ハミルトンの激しいプレッシャーを受けながらも巧みにブロックし、後続を抑えてフィニッシュ。直前でジョージ・ラッセルにポジションを譲るかたちにはなったものの、「パッケージが機能していた」とアルボン自身も手応えを語り、連続入賞によってチームとしての地力の高さを証明した。

    Q:アレックス、おめでとうございます。素晴らしいポイント獲得でしたね。途中でタイヤがもたないかと思う場面もありましたが、今の気持ちは?

    アレクサンダー・アルボン: すごく嬉しいよ。ルイスを抑えるのは簡単じゃなかったし、長い時間ずっとプレッシャーをかけられていたからね。

    正直、ジョージにポジションを譲ったのはちょっと悔しいけど、実際ウェットでは僕たちは少し苦しんでいたと思う。でもドライタイヤに替えてからは問題なかったし、満足してるよ。ミッドフィールドの次のクルマより12秒ぐらい前でフィニッシュできたのは、僕たちのパッケージがこの週末しっかり機能していた証拠だと思う。すごく良い兆しだね。

    アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) ベルギーGP F1 ベルギーグランプリハミルトンの猛追を凌ぎきり、7位入賞を果たしたアレクサンダー・アルボン

    Q:2戦連続の好結果ですね。少し前まではトラブル続きでしたが、今回のようなパフォーマンスは今後への大きな励みになりますね?

    アレクサンダー・アルボン: うん、そう思う。現実的に言って、もし全部のレースをちゃんと完走できていたら、毎戦ポイントを取れていたと思うんだ。

    それってすごく価値のあることだよ。つまり、クルマの基本性能が一貫してるってことだし、どこかでたまたま調子がいいって感じじゃない。今の僕たちはミッドフィールドの中で一番安定してると思うし、どの週末でも「完走できればポイントが取れる」と思える。以前あった問題に対しても、うまく抑え込めているし、これからまたいい流れに乗っていけると思うよ。

  • ルイス・ハミルトン F1ベルギーGP決勝「こういうレースは大好きだ」

    ルイス・ハミルトン F1ベルギーGP決勝「こういうレースは大好きだ」

    ルイス・ハミルトンは、予選での苦難を乗り越えてF1ベルギーGP決勝で7位に入り、「こういう展開のレースはいつも好きなんだ」と語った。フェラーリ移籍後初となるポディウムには届かなかったものの、18番手スタートからの猛チャージで「ファンが選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ」に選ばれる走りを見せた。

    ハミルトンは週末を通して苦戦が続き、スプリント予選とグランプリ予選ともにQ1敗退。土曜のスプリントでは15位に沈み、決勝もピットレーンスタートからの巻き返しを強いられた。

    しかし、フェラーリが決勝前に新たなパワーユニットを投入し、セッティング変更を施したことで状況は一変。大雨による80分の中断を経てスタートが切られると、ハミルトンはレース序盤のウェットコンディションで驚異的な追い上げを見せ、ランス・ストロール、カルロス・サインツ、フランコ・コラピント、ニコ・ヒュルケンベルグ、ピエール・ガスリーを立て続けにオーバーテイク。さらに11周目に最も早くスリックタイヤに履き替えたことでアンダーカットに成功し、結果的に7位に浮上した。

    その後はウィリアムズのアレックス・アルボンの背後に張り付きながらも抜けない展開が続いたが、苦戦続きだった週末をなんとかポイントで締めくくった。

    「こういうふうに後方から順位を上げていく展開のレースは大好きなんだ」とハミルトンは語る。

    「僕のレースキャリアもそういうところから始まった。決して速くないカートで後ろからスタートして、そこから上がっていく。今日はそれを思い出したよ」

    「週末全体としてはいい内容ではなかったし、正直言って忘れたい週末ではあるけど、最終的にポイントは獲れたし、メルセデスよりも多く稼げたのはチームとして良かったと思う」

    フェラーリ無線での謝意と決意
    レース後、ハミルトンはフェラーリの無線で次のように語った。

    「この週末は本当に申し訳ない。とはいえ、いくつかポイントは獲れた」

    「もっと頑張って、強くなって戻ってくるよ。ストラテジーもピットストップも素晴らしかった」

    また、スカイスポーツのインタビューでも次のように語っている。

    「金曜と土曜は自分のせいも含めていろんな要素が重なって、すごく難しかった。今日は少し取り戻せたかな」

    「今回の変更でマシンの理解もかなり深まったし、今はすごくマシンと一体になれている感じがする」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ) ベルギーGP F1 ベルギーグランプリ18番手スタートから7位入賞、観客を沸かせたハミルトンの追い上げ劇

    ニコ・ロズベルグも絶賛「自分で判断して6つ順位を上げた」
    ハミルトンの元チームメイトでありライバルだったニコ・ロズベルグも、スカイスポーツでそのパフォーマンスを称賛した。

    「13位から7位まで上がったんだから素晴らしいよ。しかも自分でスリックに替えるタイミングを決めて実行したんだ。見事だったね」

    「フェラーリとしても、メルセデスが苦戦してくれたのはコンストラクターズ選手権にとって大きな助けになるはずだ」

    「ただ、それでもマクラーレンからは20秒も離されていた。その差は依然として大きい」

    ルクレールは表彰台に満足「でもまだ足りない」
    一方、同じくアップグレードを受けたフェラーリのシャルル・ルクレールは、スプリントで4位、決勝で3位に入り、6戦中4回目の表彰台を獲得。

    「この結果は予想していなかったよ。特にスプリント予選でトップ3とあれだけ差があったからね」と振り返る。

    「昨日の予選はいいラップが出せた。ダウンフォースを削るというギャンブルもあったし、雨の中の序盤はすごく難しかった。マックスは明らかに速かったけど、抜かせないように全力で抑えた」

    「スリックに替えてからは自分に向いた展開になった。自分の仕事をすればP3は取れると思っていたし、実際に取れてすごく嬉しいよ」

    また、チームの進歩についてはこう語った。

    「チームの皆がアップグレードのために大変な努力をしてくれている。その成果が表れたと思う。でも、まだ十分じゃない。マクラーレンとの差は大きいし、もっと近づくためにプッシュし続けないといけない。そこはチーム全員が理解している」