カテゴリー: F1バーレーンGP

  • アルファタウリ・ホンダF1 「リスタート時にタイヤ戦略を変更した」

    アルファタウリ・ホンダF1 「リスタート時にタイヤ戦略を変更した」

    アルファタウリ・ホンダF1のの車両パフォーマンス担当チーフエンジアを務めるクラウディオ・バレストリが、2020年のF1世界選手権 第15戦 F1バーレーンGPの決勝を振り返った。

    アルファタウリ・ホンダF1は、1周目の赤旗中断中にタイヤ戦略を変更。ピエール・ガスリーは2セットのハードを使用した2ストップ戦略で6位。ダニール・クビアトはソフトでリスタートする3ストップ戦略を採ったが、10秒ペナルティもありポイントに一歩届かなかった。

    「今夜のレースは、1周目の赤旗、2回のセーフティカーと本当に波乱に富んだものだった。まず何よりも、どちらの事故、特にグロージャンの最初の事故が大きな影響を与えなかったことをうれしく思う。彼がマシンから降りるのを見て本当に安心した」とクラウディオ・バレストリはコメント。

    「レースに関しては、再スタート時に戦略を変更し、新品のハードコンパウンドを2セット利用できるアドバンテージを生かすことにした。ダニールとはリスタート時にオプションでスタートするというよりアグレッシブな決断をした。ストロールとの接触による10秒ペナルティに関わらず、彼はポイントからわずかに外れた11番手まで到達することができた」

    「ピエールに関してはタイヤを非常にうまく管理し、1回のストップだけ走り切れたことで、非常に相応しい6位でレースで終えた」

    「これから我々は再びここサヒール・サーキットで開催される次のレースに考えを切り替えるが、新しい挑戦んとなるアウター・サーキットでもミットフィールドで接戦が予想される」

  • ルイス・ハミルトン 「F1が危険なスポーツであることを思い出させた事故」

    ルイス・ハミルトン 「F1が危険なスポーツであることを思い出させた事故」

    メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、2020年のF1世界選手権 第15戦 F1バーレーンGPの決勝で今季11勝目を挙げた。

    ポールポジションからスタートしてレースを支配したルイス・ハミルトンは、オープニングラップで起きたロマン・グロージャン(ハース)について振り返り、F1とFIAが追及している安全性についての対策を称賛した。

    「今日はF1が危険なスポーツであることを僕たちに全員に思い出させた」とルイス・ハミルトンはコメント。

    「ロマンの事故を見てショックを受けた。ヘイローがその仕事をしてくれことに本当に感謝しているし、現場にすぐに駆け付けたFIAのメディカルチームの功績を称えたい。ロマンがあのような事故で無事だったことは、安全を追求してF1とFIAが行ってきたことがどれだけ素晴らしい仕事であるかを本当に示している」

    レースに関しては、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)からのプレッシャーはあったものの、チームとして難なく対応できたと振り返る。

    「体力的に本当に厳しいレースだった。マックスはずっと僕のことをプッシュしていたし、今日の彼にはとてもスピードがあった。マシンのスライドに少し苦労していたけど、重要な場面ではマックスの速いラップに十分に対応できた」

    「マックスがピットインした後は、レースの最後がどのような展開になるか少し慎重になっていたけど、チームは戦略について一日を通して常に正しい判断をしてくれたことにとても感謝している。またこのような結果を得ることができるのは本当に特権だ」

  • レッドブル・ホンダF1 分析:“運も実力のうち”なダブル表彰台

    レッドブル・ホンダF1 分析:“運も実力のうち”なダブル表彰台

    レッドブル・ホンダF1は、2020年のF1世界選手権 第15戦 F1バーレーンGPでダブル表彰台を獲得。ホンダのF1エンジンを搭載して初めてレッドブルのドライバーの二人が表彰台に立った。

    ここ数戦とは異なり、“通常”のサーキットでの開催となったF1バーレーンGPは、各チームの実力通りに週末が進んでいった。

    レッドブル・ホンダF1は、メルセデスに次ぐ2番目に速いマシンであり、予選ではポールポジションのルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンとの間には0.414秒の差がついた。レッドブル・ホンダF1は新型ノーズを含めて新しいパーツを投入しているというトピックはあるものの、対メルセデスの差で言えば、序盤戦からそこまで大きな変化はない。

    メルセデスF1は、金曜日の2回のフリー走行をピレリの2021年タイヤの評価にあてており、現行タイヤでロングランができていないことから、決勝に向けて不安要素になるという期待もあったが、杞憂だった。

    分析と題してはいるが、ペース面でもタイヤ面でもそれほど大きな要因はないレースだった。メルセデスは両方のタイヤでレッドブル・ホンダよりも0.3~0.5秒速かった。

    スタートは基数列が有利で偶数列が不利なことが如実に現れた。バルテリ・ボッタスはスタートに失敗し、アレクサンダー・アルボンもセルジオ・ペレスにポジションを奪われた。

    ポールポジションのルイス・ハミルトンは好スタートを決め、3番グリッドのマックス・フェルスタッペンはやや出遅れたものの、意地で5番グリッドから好スタートを切ったセルジオ・ペレスの追撃をかわして2番手を守った。

    さらにバルテリ・ボッタスは、リスタート時にデブリを踏んでスローパンクチャーを起こしてピットインを余儀なくされた。これで2位のスポットが空いた。

    だが、マックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンのDRSが使用可能になって以降、圏内である1秒以内に入った場面は一度もなかった。レースペースでは0.3秒~0.5秒の差があり、それはハミルトンがトップでタイヤをマネージングし始めてからも変わらなかった。

    先に動いたのはメルセデスだった。ハミルトンが19周目にミディアムに交換し、フェルスタッペンは20周目にハードに交換した。タイヤの違いがあったが、第2スティントで5秒という間隔はほぼ変わらなかった。

    2回目のピットストップではレッドブル・ホンダが先に仕掛けたが、ピットストップで手間取ってアンダーカットならず。その差は3秒台となったが、レッドブル・ホンダは優勝ではなく、ファステストラップ狙いに切り替えて46周目に再びフェルスタッペンをピットインさせて終了。53周目にセルジオ・ペレスがリタイアしてセーフティカーが導入されるまでに20秒の差がついていた。

    マックス・フェルスタッペンは「あれ以上できることはあまりなかったけど、残念ながら僕たちにはスピードが足りなかった。もう少しプレッシャーをかけられたかもしれないけど、マシンのペースを考えれば結局は2位が今日のベストな結果だったと思う」と語る。

    一方、アレクサンダー・アルボンはほぼ同じタイヤ戦略を採ったセルジオ・ペレスと戦うことができなかった。53周目には10秒の差がついていたが、ペレスのマシンが自滅した。そのチャンスを生かせるポジションにいられたことは大事だが、真っ向勝負では3位は難しい状態だった。

    アレクサンダー・アルボンは「今日の結果は運の要素があったことは否定しないし、セルジオはいいレースをしていた。ただ、僕らも何かが起こったときに、チャンスをつかみ取ることができる位置にいたからこその結果なので、とてもうれしい」と語った。

    結果的に勝利の可能性はまったく見えなかったレースだったが、バルテリ・ボッタス、セルジオ・ペレスが自ら戦線離脱してくれたおかげで、マックス・フェルスタッペンとアレクサンダー・アルボンは初めて揃って表彰台に立った。

  • マックス・フェルスタッペン、2位表彰台「あれ以上できることはなかった」

    マックス・フェルスタッペン、2位表彰台「あれ以上できることはなかった」

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、2020年のF1世界選手権 第15戦 F1バーレーンGPの決勝レースで2位表彰台を獲得した。

    スタートで2番手に浮上したマックス・フェルスタッペンは、1度目のピットストップを終えたあと、トップを走行するルイス・ハミルトンよりも先にピットインをして新品タイヤに交換する戦略を採る。しかし、2度目のピットストップでは作業時間が多くかかってしまったこともあり、ハミルトンの約3秒後方でレースに復帰する。

    最終的に3ストップを採用したマックス・フェルスタッペンは、レースのファステストラップを記録するが、ルイス・ハミルトンを追い詰めるまでには至らず2位でフィニッシュした。

    「もちろんレースの初めで今日のような大きな炎を見るのはとてもショッキングだ。ああいった炎が出るということは悪いことが起こっているということなので、ロマン(グロージャン)が自力で脱出できたことや、治療で治るケガだったことにみんなが胸をなでおろした。彼の少しでも早い回復を祈っています。ああいった事故はなるべく見たくないものだけど、ドライバースーツの安全性は素晴らしいし、ヘイローがガードレールを彼の頭の上に押し上げたことで、本当に今日は彼の命を救ったと思う」とマックス・フェルスタッペンはまずはロマン・グロージャンの事故に触れた。

    「レースではルイス(ハミルトン)についていくためににできることをすべてしたので、あれ以上できることはあまりなかったけど、残念ながら僕たちにはスピードが足りなかった。もう少しプレッシャーをかけられたかもしれないけど、マシンのペースを考えれば結局は2位が今日のベストな結果だったと思う」

    「ダブル表彰台はチームにとって素晴らしいことだし、アレックスのことを思うとうれしく感じている。ここではマシンの動きはいいようなので来週レイアウトが変わってどうなるか楽しみだけど、できればもう少しペースを上げて、できる限りのリザルトを得られればと思っている」

  • 2020年 F1バーレーンGP 決勝:ピレリ タイヤ戦略解説

    2020年 F1バーレーンGP 決勝:ピレリ タイヤ戦略解説

    ピレリが、2020年のF1世界選手権 第15戦 F1バーレーンGP 決勝でのタイヤ戦略を振り返った。

    ポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトンが2ストップ戦略で優勝した。P Zeroイエロー・ミディアムタイヤでスタートしたハミルトンは、19周目に中古のミディアムへ、35周目にP Zeroホワイト・ハードタイヤへ交換し、22周のファイナルスティントを走行した。

    ハースのロマン・グロージャンの重大な事故後のバリア補修のために、レースは1時間以上遅延した。幸い、グロージャンは軽症だった。

    リスタートルールの下、各チームはタイヤ交換と修理を行うことができた。メルセデスのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタス、ルノーのダニエル・リカルド、マクラーレンのランド・ノリスの4名はタイヤ交換を行わなかった。

    3周目からのリスタート時、上位9名はミディアムタイヤを装着していた。ハードを装着したドライバー中最上位グリッドのドライバーは、10番グリッドに位置したアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーだった。

    リスタート後、セーフティカーが導入されたことと、サーマル・デグラデーションと摩耗を抑制する比較的冷涼な気温25℃・路面温度26℃というコンディションが、スティントを伸ばす効果をもたらした。

    2位を獲得したレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、ハミルトンと異なる戦略を採った。スタート時と再スタート時にミディアムを使用したフェルスタッペンは、第3・第4スティントを新品のハードタイヤで、ファイナルスティントで中古のミディアムで走行した。フェルスタッペンとハースのケビン・マグヌッセンのみが、4回タイヤ交換を行った。

    今年のバーレーングランプリのタイヤ選択が昨年より一段階軟らかいものだったこともあり、ピットストップ数は例年よりも多くなった。

    ■各コンパウンドのパフォーマンス
    【ハードC2】
    6名を除く他の完走者がファイナルスティントで使用したハードタイヤは、路面が粗いバーレーンの路面でスピードと強さを示した。ガスリーは、1周目を除く全ラップを2セットのハードで走行し、6位を獲得した。

    【ミディアムC3】
    本日の代表的なコンパウンドとなった。予選Q2をミディアムで通過したトップ10グリッドを含む大半のドライバーがスタート時に装着したミディアムは、性能と耐久性の良好なバランスを示した。ハミルトンは、レースの半分以上をミディアムで走行した。フェルスタッペンは、11周のファイナルスティントをミディアムで走行し、ファステストラップポイントを獲得した。

    【ソフトC4】
    マクラーレンのカルロス・サインツJr.のみがレッド・ソフトでスタートした。リスタート時、サインツとアルファタウリのダニール・クビアトの2名のみがソフトを装着した。冷涼なコンディション下でソフトが機能したこともあり、15番グリッドからスタートしたサインツは、一時3位を走行し、最終的には5位でフィニッシュした。

    マリオ・イゾラ(ピレリ カーレーシング責任者)
    「まず何よりも、オープニングラップでの重大事故においてロマン・グロージャンが軽症で済んだことが救いでした。このことに比べれば、他の出来事は大きな意味を持ちません。そして、現代の安全基準が、この事故から命を救ったと思います。レースに関して、長い中断が戦略に影響を及ぼしました。すなわち、カルロス・サインツJr.がリスタート後のスティントで示した通り、ソフトタイヤが予想以上の性能を発揮しました。また、ミディアムタイヤのスティントがより長くなったと思います。この点は、ハミルトンの走行に代表されます。ハミルトンは、ふたつのロングスティントをミディアムで走行後、ハードタイヤへ交換してフィニッシュしました。ガスリーが2セットのハードを使用した2ストップ戦略で6位を獲得するなど、レース全体を通して、広範囲に渡る戦略が展開されました。F2でもタイヤマネジメントが極めて重要となり、ミディアムタイヤが数名のドライバーにとって重要な役割を演じました。デレトラズのみがミディアムでスタートし、その後ハードへ交換する戦略を完璧に活かし、F2の特徴とも言える後方からの激しい追い上げを見せました」

    ピレリ F1バーレーンGPピレリ F1バーレーングランプリ

  • アレクサンダー・アルボン、3位表彰台「運の要素があったことは否定しない」

    アレクサンダー・アルボン、3位表彰台「運の要素があったことは否定しない」

    レッドブル・ホンダF1のアレクサンダー・アルボンは、2020年のF1世界選手権 第15戦 F1バーレーンGPの決勝レースで3位表彰台を獲得した。

    アレクサンダー・アルボンは、オープニングラップでの赤旗中断を経たリスタート後にバルテリ・ボッタス(メルセデス)の前方で4番手につけると、前を行くセルジオ・ペレス(レーシングポイント)へプレッシャーをかけながらレースを進める。

    ミディアムタイヤで2スティントを走行した後、ハードタイヤへの交換を行うも、なかなか差を詰めることができなかったが、残り3周となったところでペレスのMGU-Kにトラブルが発生してリタイア。これで3位を手に入れたアルボンは、自身2度目の表彰台登壇を果たした。

    「今日の結果は運の要素があったことは否定しないし、セルジオはいいレースをしていた」とアレクサンダー・アルボンはコメント。

    「ただ、僕らも何かが起こったときに、チャンスをつかみ取ることができる位置にいたからこその結果なので、とてもうれしい。チームはセルジオのエンジンに問題が起こっているかもしれないと伝えてくれたとき、彼のマシンからオイルが漏れているかもしれないと考えた。そこで彼の真後ろにはつきたくないと思い、ラインを外して走り、それがうまくいった」

    「金曜日のマシンダメージから、チームのみんなは素晴らしい仕事ぶりで土曜に向けてマシンを準備してくれたので、こうしてそれに報いることができてよかった。このレースウィークでは、ペースがずっとよかったので、それが結果に結びついてうれしい。結果には表れていなかったけど、ここ数戦で徐々に向上していたと思うし、今週末さらに前進できたことに満足している。来週は異なるレイアウトだけど、特性は似ているので、この再現ができればと思っている」

    「パドックの全員がそうだったように、僕もロマンがあのアクシデントの後で、自力でマシンから出たのを見てほっとした。あの場面を見返すとショッキングだし、安全分野の担当チームは素晴らしい仕事をしてくれたと思う」

  • レッドブル・ホンダF1、3年ぶりのダブル表彰台でランキング2位が確定

    レッドブル・ホンダF1、3年ぶりのダブル表彰台でランキング2位が確定

    レッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、2020年のF1世界選手権 第15戦 F1バーレーンGPの決勝レースを振り返った。

    F1バーレーンGPではマックス・フェルスタッペンが2位表彰台、そして、アレクサンダー・アルボンが自身2度目の表彰台となる3位でフィニッシュ。レッドブル・レーシングにとっては2017年のF1日本GP以来、ホンダのF1エンジンにとっては昨年のブラジルGP以降で通算3度目、レッドブル・ホンダとしては初となるダブル表彰台となった。

    この日のレースはオープニングラップでロマン・グロージャンがクラッシュしてマシンが炎上するという大事故が起こった。クリスチャン・ホーナーは、まずその事故からグロージャンを救ったFIAとマーシャルの功績を称えた。

    「まずは今夜、ロマン・グロージャンが無事であることに心から安堵している。すべてはFIA、特に躊躇うことなくロマンをマシンから降ろす手助けをしたイアン、アラン、マーシャルの功績だ。彼らは真のヒーローだ。我々はFIAが果たしている役割を過小評価することがあるが、今日、ロマンはその共同作業と安全対策のおかげで命を救われた」

    「我々のドライバーに関しては、マックスはマシンからすべてのパフォーマンスを引き出して2位でフィニッシュし、このトラックで我々の2013年以来となる表彰台を獲得した。最後に追加のピットストップを行ったが、それにより、ファステストラップの追加ポイントを獲得することができた」

    「その間、アレックスも強力なレースをみせた。スタートでセルジオにポイントを奪われたのは不運だったし、今日彼らの差はごくわずかだった。セルジオの不運がアレックスの幸運となり、彼に3位表彰台、我々にとって2017年の日本GP以来となるダブル表彰台をもたらした」

    「また、今日の結果によってコンストラクターズ選手権2位が確定したことは励みになることであり、これから残りのレースで両方のドライバーが順位をさらに上げることに集中できるようになった」

  • ロマン・グロージャン、無事を報告…両手の甲を火傷も骨折などはなし

    ロマン・グロージャン、無事を報告…両手の甲を火傷も骨折などはなし

    ハースF1のロマン・グロージャンは、F1バーレーンGPでマシンが炎上する大クラッシュを喫したが、両手に火傷を負ったものの、骨折などの怪我はなかった。

    19番グリッドからスタートしたロマン・グロージャンは、前のマシンを避けようとして右リアタイヤがダニール・クビアトの左フロントタイヤと接触してコースアウト。ガードレールに突っ込んだ。

    モノコックは前後で真っ二つ割れ、ガードレールを突き破って炎上。だが、ロマン・グロージャンは自力でマシンを降りることができ、命に別状はなかった。グロージャンは、ヘリコプターで地元のバーレーン・ロイヤル・メディカル・サービス(バーレーン軍事病院)に搬送された。

    その後、ロマン・グロージャンは動画を公開し、ファンや関係者に向けて無事を報告した。

    「みんなに無事であることを伝えたい。僕は何とか大丈夫だ」とロマン・グロージャンは無事を語った。

    「たくさんのメッセージを送ってくれて本当にありがとう。数年前の僕はヘイローに反対していたけど、今は本当に優れた安全デバイスだと思っている。これがなかったら、今日こうして話していることは出来なかったはずだ」

    「サーキット、病院の医療スタッフのみんなに感謝している」

    ハースF1も声明を発表し、レントゲン検査の結果、ロマン・グロージャンに骨折や破損は見られず、一晩入院して両手の甲の火傷の治療を受けると述べた。また、グロージャンのマシンのロガーが停止する前の衝撃スピードは221 km / hだったことを明らかにした。

    ハースF1のチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、レース後にロマン・グロージャンと話をしたが、彼は元気であると伝えた。

    「ちょうど彼と電話で話をした。心理状態もクリアで元気だ」とギュンター・シュタイナーは Sky Sport F1 に語った。

    「彼はまだ一晩入院している。彼らは彼をそこに留めておきたいと思っている。しかし、彼は医者ではなく私に気分が良く、何も骨折はしていないようだと話している」

    「彼は火傷を獲って手を包帯で包んでいるが、それ以外の火傷はしていないと言っている。彼はとても元気そうだったし、それがとてもうれしい」

    ギュンター・シュタイナーは、ロマン・グロージャンの理学療法が妻とすぐに連絡を取って容態を伝えており、事故後に息子と話をしていることも明かした。

    「彼の理学療法はすぐに彼の妻に連絡した。彼らはお互いをよく知っているので、連絡を取ってニュースを伝えた。私も電話をかけようとしたが、とても忙しいことが想像できたので控えた」とギュンター・シュタイナーはコメント。

    「その前彼と電話で話したとき、息子と電話をしていたと言っていた。それは良いことだ。すべてがコントロールされている」

    ギュンター・シュタイナーは、最後の2レースでロマン・グロージャンを交代させる可能性について考えることを拒否し、十分な体力がある限り、運転させたいと述べた。

    「彼のことは知っているし、彼は戻ってきたいと思っている。だが、火傷がどの程度かわからないので、明日包帯を外した時に確認したい」とギュンター・シュタイナーは語った。

    「現時点、私にとって唯一の良いことは、悪いことが何も起こらなかったことだ。良いことではないのは確かだが、彼は安全で健康だ」

    「残りは医者と話をする明日確認したい」

    ロマン・グロージャンがレースができる状態ではなかった場合のバックアップ計画はどうなるかと質問されたギュンター・シュタイナーは「バックアップ計画については話したくない。ロマンが問題なく走れるのであれば、ロマンを乗せることがバックアップ計画だ」

  • 2020年 F1ポイントランキング (第15戦 F1バーレーンGP終了時点)

    2020年 F1ポイントランキング (第15戦 F1バーレーンGP終了時点)

    2020年のF1世界選手権 第15戦 F1バーレーンGPが終了。波乱の展開となったレースを終え、“ベスト・オブ・ザ・レスト”をかけた順位表に変動があった。

    今季の王者ルイス・ハミルトンが今季11勝目を挙げたレース。ランキング3位のマックス・フェルスタッペンが2位表彰台を獲得した一方で、ランキング2位のバルテリ・ボッタスが8位に終わったことでその差は12ポイントまで縮まった。

    また、ランキング4位だったセルジオ・ペレスが終了間際のリタイアでノーポイントに終わったことで、ダニエル・リカルド(ルノー)が4位に浮上。5位のセルジオ・ペレス、6位のシャルル・ルクレールとそれぞれ2ポイント差という熾烈な4位争いとなっている。7位のランド・ノリスに8位のカルロス・サインツと9位のアレクサンダー・アルボンが1ポイント差に迫っており、こちらの戦いも見逃せない。

    コンストラクターズ選手権は、レーシング・ポイントがノーポイントに終わったことで、4位と5位と大量ポイントを獲得したマクラーレンがランキング3位に浮上。一気に17ポイント差をつけた。

    2020年F1ドライバーズポイント
    1.ルイス・ハミルトン (メルセデス) – 332
    2.バルテリ・ボッタス (メルセデス) – 201
    3.マックス・フェルスタッペン (レッドブル) – 189
    4.ダニエル・リカルド (ルノー) – 102
    5.セルジオ・ペレス (レーシングポイント) – 100
    6.シャルル・ルクレール (フェラーリ) – 98
    7.ランド・ノリス (マクラーレン) – 86
    8.カルロス・サインツ (マクラーレン) – 85
    9.アレクサンダー・アルボン (レッドブル) – 85
    10.ピエール・ガスリー (アルファタウリ) – 71
    11.ランス・ストロール (レーシングポイント) – 59
    12.エステバン・オコン (ルノー) – 42
    13.セバスチャン・ベッテル (フェラーリ) – 33
    14.ダニール・クビアト (アルファタウリ) – 26
    15.ニコ・ヒュルケンベルグ (レーシングポイント) – 10
    16.キミ・ライコネン (アルファロメオ) – 4
    17.アントニオ・ジョビナッツィ (アルファロメオ) – 4
    18.ロマン・グロージャン (ハース) – 2
    19.ケビン・マグヌッセン (ハース) – 1
    20.ニコラス・ラティフィ (ウィリアムズ) – 0
    21.ジョージ・ラッセル (ウィリアムズ) – 0

    2020年 F1コンストラクターズポイント
    1.メルセデス – 533
    2.レッドブル – 274
    3.マクラーレン – 171
    4.レーシングポイント – 154
    5.ルノー – 144
    6.フェラーリ – 131
    7.アルファタウリ – 97
    8.アルファロメオ – 8
    9.ハース – 3
    10.ウィリアムズ – 0

  • 【動画】 ロマン・グロージャン、大クラッシュでマシン炎上も無事に脱出!

    【動画】 ロマン・グロージャン、大クラッシュでマシン炎上も無事に脱出!

    F1バーレーンGP決勝のオープニングラップでロマン・グロージャン(ハース)が大クラッシュを喫してマシンが炎上するという大事故が遭ったが、幸いにもロマン・グロージャンは無事に脱出した。

    19番グリッドからスタートしたロマン・グロージャンは、前のマシンを避けようとして右リアタイヤがダニール・クビアトの左フロントタイヤと接触してコースアウト。ガードレールに突っ込んだ。

    モノコックは前後で真っ二つ割れ、ガードレールを突き破って炎上。だが、ロマン・グロージャンは自力でマシンを降りることができた。クラッシュ時に意識を失わなくて本当に良かったと言える。骨折の疑いもあったが、両手の甲を火傷しただけであることが報告されている。

    この事故でマシンの撤去とガードレールの修復のため1時間以上レースは赤旗中断となった。