カテゴリー: F1オーストリアGP

  • アルファタウリ・ホンダF1:2020年 第1戦 F1オーストリアGP プレビュー

    アルファタウリ・ホンダF1:2020年 第1戦 F1オーストリアGP プレビュー

    アルファタウリ・ホンダF1は、2020年のF1世界選手権の開幕戦オーストリアGPにピエール・ガスリー、ダニール・クビアトという布陣で挑む。

    昨年、トロロッソとして2回の表彰台を獲得したチームは、今年からレッドブルの衣料ブランドを宣伝するためにアルファタウリへとチーム名を変更。新たなネイビー&ホワイトのカラーリングへの変更は好評で、2020年F1マシン『AT01』はF1公式サイトのファン投票で“最も格好いいカラーリング”に選ばれている。

    ホンダF1とのパートナーシップも3年目を迎えて円熟味を増しており、ミッドフィールドでの拮抗したバトルが期待される。

    ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    「オーストラリアGPが中止になったあと、第2戦が行われるバーレーンへ移動する前にドバイに寄り、様子を見るために2~3日滞在しようと思っていた。しかし、イタリアの空港が閉鎖されて戻ることができず、フランスに戻って家族を危険にさらしたくないという気持ちもあった。そこで、トレーナーと共にドバイに滞在することを決断し、2カ月間の合宿を行った。ドバイではヨーロッパ同様の規制が敷かれ、外出時にはマスクと手袋の着用が義務付けられていた。結局、5月中旬にフランスに戻らなかったが、その際ドバイの空港は人気がなく閑散としていて、フランスへの直行便が飛んでいなかったのでドイツのフランクフルトを経由せざるを得なかった。なにもかもが遅れ、電車にも乗り遅れてしまい、家に帰るために7時間も車を運転した。それでも普段はなかなか会えない家族と時間を過ごせたのはよかった。いつもは数日おきに飛行機に乗って移動するため、こんなに長い休みを取れない。10歳くらいの頃から、2カ月以上同じ場所で過ごしたことがなかったので。ドバイでは60日中58日くらいはトレーニングをしていたので、肉体的には今までで最高の状態にある。時々、友人とオンラインゲームをしたり、イタリア語を磨こうとオンラインレッスンを受けたりしていた。その他には船の免許を取るための勉強や、レーシングカート、ゴルフなどをしていた。フランスの自宅に戻ってからもカートは続けていたし、バーチャルでF1やルマンのレースにも参加した。とても楽しく充実した時間を過ごせた。もちろんチームとも連絡を取っており、毎週チーム代表のフランツ(トスト)やエンジニアと話していた。そしてようやく6月末のフィルミングデーにイモラ・サーキットでリアルなF1マシンをドライブすることができた。最初に2018年のマシンに乗り、次に今年のマシンをドライブした。イモラで最後にレースをしたのは12年だが、僕のお気に入りのサーキットだ。その地でマシンを走らせることができて最高にハッピーだった。レースの興奮、競り合い、スピードが恋しい。レースが再開されるのは最高の気分だ。これからは毎週のようにレースが行われるので忙しくなるだろう。今はそのことにワクワクしている。最初の数レースが無観客で行われるのは残念だが、シーズンをできる限り早く、そして安全にスタートすることを優先したのだと思う。あと数カ月で事態が改善することを期待している。安全面では万全の措置が取られるだろう。移動や人との会話においては厳格に制限されていて、健康面ではしっかりと管理されている。一筋縄ではいかないが、必要な予防措置はすべて講じている。僕たちドライバーがマシンをドライブしている場面は今までと全く変わらないでしょう。しかし、その裏側ではさまざまな対応が行われている」

    ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
    「メルボルンでのレースが中止になり、できるだけ早く帰国し、大変な時期を家で過ごしたいと思った。帰るとすぐにロックダウンが始まったので、モナコの自宅で自主隔離生活を送った。なにもせずにただ座っているのではなく、スポーツなど、なにかできることをやろうとした。ある面ではそれほど悪い状況ではなかっただろう。実際、いつもよりも少し多く眠ることができたからね。しかし、しばらくすると日々は単調なものになった。F1から離れていた1年間を除き、最も長い期間、実際のレーシングカーをドライブしていない。5月初旬にカートコースが再開すると、すぐに向かった。うれしくてたくさん運転した。ドライビングやレースの感覚を確認するのに役立ったし、楽しかった。ロックダウン中もエンジニアのマッティア(スピニ)とは連絡を取り合っていた。実は家に小さなシミュレーターがあり、彼とは何度か一緒に予選のシミュレーションをした。iPadで彼と繋がって予選のセッションを行ったけど、実際のサーキットを走っているかのように話しかけてくれた。それが僕たちにできる最善の方法だった。他のF1ドライバーの多くもシミュレーションレースをやっていたのを知っている。ただ、実際のマシンを運転しているようには感じられず、正直なところ僕には向いていなかった。移動制限があるためイギリスへ行ってチームのシミュレーターを使うことができていないけど、2~3週後には状況は改善していると願っている。実際のレースや今シーズンの展開については、レースごとに判断していくことになるだろう。大会の運営側が安全だと判断した場所でレースをしていく。大会の管理状況や運営カレンダーを信頼しているし、不測の事態が起こらないことを願っている。コース上でのマスクの着用について、先日のフィルミングデーでも同じような状況で作業を行ったが、ヘイローが導入されたときのようにすぐに慣れると思う。あとは無観客レースにも慣れる必要がある。無人の観客席は奇妙に感じるだろう。どんなスポーツでも観衆は大事だからね。この状況をどう乗り切るかについてはなんともいえない。トラックデータは、冬のバルセロナのものしかない。オーストリアのレッドブル・リンクに向けてしっかりと計画を立てて臨むことになるだろう。レッドブル・リンクは好きなサーキットだ。高速コーナーが多い伝統的なレイアウトで、ここでのレースは楽しい。ダブルヘッダーなので、長い間サーキットにいることになるだろう。田園地帯の素敵な場所で、新鮮な空気の中でトレーニングをすることができる」

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「当初開幕戦となるはずだった3月のオーストラリアGPが走行中止になって以降、長い期間を経て、再びサーキットに戻れることをホンダのメンバー一同が非常にうれしく思っています。この中断期間中には、急きょ改定されたF1レギュレーションにともない、日本のHRD Sakuraと英国ミルトンキーンズでファクトリーシャットダウンを実施しました。その期間を除き、我々はパワーユニットの開発を継続し、今回の2020年初戦に向けた準備を進めてきました。このレースで使用するパワーユニットはオーストラリアで使用する予定だったものから、信頼性とパフォーマンス両面でのアップデートが施された仕様になります。いまだにウィルス感染が収まりきっていない状況下でここから欧州各地を転戦する戦いが始まります。レースを確実に実施するためにはメンバー・関係者の安全が最優先となることはいうまでもなく、そのために各チームともに参加人数を最低限とし、F1が定めた感染防止ルールに従いレース運営を進めていきます。ホンダにおいても、マシンを走行させるのに必要なエンジニア・メカニックといった要員は通常時と同人数が帯同するものの、マーケティングや広報、一部のマネジメントといった間接スタッフは帯同せず、リモートでオペレーションを行う形になります。レース帯同メンバーは2つのパートナーチームと共にそれぞれ行動し、同じホンダ内であっても担当チームが異なるメンバー同士では接触しないかたちでレース運営を行います。第1戦、第2戦が同じオーストリアのレッドブル・リンクで行われるため、移動の負担はいくらか軽減されますが、多くの制約をともなう形での3週連続のレース開催は、精神的・肉体的にもタフなものになると考えています。開幕の地となるオーストリアのレッドブル・リンクは、昨年ホンダがF1復帰後初優勝を挙げた地で、我々にとって相性のいいサーキットです。今年はレッドブル・レーシング、アルファタウリ・ホンダ共にシーズン通して昨年よりもさらに上の成績を目指して戦いますので、その目標に向かって勢いをつけるべく、開幕戦で好成績を挙げられるようにチーム一丸となって挑みます」

    関連:2020年 F1オーストリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • レッドブル・ホンダF1:2020年 第1戦 F1オーストリアGP プレビュー

    レッドブル・ホンダF1:2020年 第1戦 F1オーストリアGP プレビュー

    レッドブル・ホンダF1は、2020年のF1世界選手権の開幕戦オーストリアGPにマックス・フェルスタッペン、アレクサンダー・アルボンという布陣で挑む。

    昨年、ホンダF1とのパートナーシップを開始したレッドブル・レーシングは、マックス・フェルスタッペンが3勝を含めた9回の表彰台、3回のポールポジション、3回のファステストラップを記録する強さを見せた。

    ホンダF1との2年目となる今年は、F1史上最年少ワールドチャンピオンがかかるマックス・フェルスタッペンとともに2013年以来となるタイトル獲得を目指す。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「こんなに長い間マシンに乗らなかったのは、カート時代を含めても初めてのことだ。幸い、自宅にはシミュレーターがあるのでロックダウンの期間中はそれを使っていた。多くの人にとって非常に困難な時なので、今はレースに復帰できるだけでうれしい。再びマシンに乗ってレースをできることがうれしい。自由な時間がたくさんあったので、レースに向けてのトレーニングは、これまで以上に充実したものになっている。約6週間、トレーニングを行ってきて、オーストラリアに行く前よりも調子がよくなっていると感じている。今シーズン最初の2戦がホームで行われることもすばらしいことだし、特別な瞬間になることは間違いない。もちろん、応援してくれるファンがいないレッドブル・リンクは寂しく感じるだろう。このサーキットにはいい思い出がたくさんあって、去年のレースの終盤に観客席を見上げたら、みんなが立ち上がって応援していて感動した。優勝後にさらに多くの笑顔を見ることができたので、今年はそれがないのが残念だ。家でテレビを見ている人たちのためにも、いいレースを見せられるように頑張りたい。RB16をドライブするのは久しぶりだ。バルセロナでのテストではいいフィーリングだったけど、マシンには常に改善の余地があるものだ。チームはレースに向けて一生懸命働いてくれているし、マシンのアップグレードもされている。けれど、それはすべてのチームにいえることだから、今のところどのチームが勝つかは分からない。オーストリアの天候も変りやすいので、それも結果に影響すると思う。僕はドライビングに集中して、マシンのパフォーマンスを最大限引き出すことに専念する。今年の目標はチャンピオンだ。このサーキットでの3連勝については意識していない。僕にとって最も重要なのは、速いマシンに乗り、自分のベストを尽くすことだ。 ここが得意のコースだとも思っていない。去年は非常に暑い中で行われ、僕たちのエンジンは冷却面でアドバンテージがあった。だから今年は簡単なレースにならないと思っているし、今回もメルセデスは非常に強いと思う。フェラーリの強さもわからないし、し烈な優勝争いになると思うが頑張る。短い期間にレースが連続するので、レースの合間に自宅に戻ることができない。これは、特に家族を持つチームのメンバーにとっては大変なことだと思う。でも、僕はレースをすることが大好きなので、ストレスだとは思わない。最初のレースの結果にもよるが、レッドブル・リンクでレースが連続することは、移動がないという点でいいことだと思う。2戦目はどのチームも1戦目の経験があるので接戦になるだろうけど、1戦目で問題を抱えていたとしても、2戦目には新しいことを試すことができる。最初のレースで、マシンの情報を得ることができるのもいい。通常の戦い方とは違うものになるだろう。2020年はチャンピオン争いができることを願っている。一つ確かなことは、僕らができることはすべてやって戦うということだ。メルセデスは今までずっと絶対的な強さを誇るチームだった。勝つのは簡単ではないだろうけど、僕たちもチームとして、昨年の1年間で多くのことを学び、本当に強くなれたと思っている。今シーズンはいいレースができるはずです。差を縮める努力をするし、うまくいけば、彼らに勝てるだろう。ホンダは冬の間にハードワークをしてきて、バルセロナでのテストではすべてが整っていた。トップスピードも十分に出ていたので、これまでの努力にとても満足している。ホンダは非常にモチベーションが高く、タイトル争いをしたいという気持ちは、僕らと同じだと感じている」

    アレクサンダー・アルボン(レッドブル・レーシング)
    「個人的には、オーストラリアGPの突然の中止は非常に特異なものだったと思う。冬のテストに入って、マシンだけでなく、自分の精神的にもチーム全体としてもレースに臨む準備ができていた。すべてがレースに対して前向きになっていたと思う。メルボルンでのフリー走行に向けて興奮した気持ちで、ホテルで眠れない夜を過ごし、翌朝の食事中に『帰りの飛行機を予約しました』と言われた。その時には、自分はなんのためにここまで来たのかと思ったよ。 オーストリアでの開幕を待ちわびていた。シーズンの再開が決定し、楽しみだ。ロックダウンのあと、ファクトリーに戻った初日は、休み明けの登校日のような気分だった。長い期間を経て、ようやくレースに復帰できるのはよかった。シーズンが中断されている間、イギリスに戻って最初にしたことは、チームとして状況を確認することだった。パドックで感染が起きていたので、チームは安全第一で自己隔離を行っていた。レースに向けてという意味では、あまりできることはなかった。長い間家にいることになりましたが、自宅にはジムの器具がなかったので、ファクトリーのスタッフに集めてきてもらいた。トレーニングに必要なものはなんでもそろうようにして、健康面も問題なかったが、遊びに行くこともできずに毎日を過ごしていたので、集中力が落ち、モチベーションを維持するのは簡単ではなかった。ホーナー代表から電話やメールで最新の情報を貰っていたが、チームとしての動きはそのくらいだった。僕たちはアスリートなので、自分たちの仕事として、いつでもレースができるように準備をしていた。7歳の時にレースを始めて以来、こんなに長くレースから離れて過ごしたことはないので、ただただ異常な状況だった。自宅では感じることのなかった、マシンに乗っているときのスピード感や、コースでラップを完ぺきに走って限界までプッシュする展開が恋しい。フィルミングデーでは、「なんて速いんだ!」と改めて思った。復帰できてうれしい。なにもないスケジュールから、今まで経験したことがないほど忙しいスケジュールになり、レースに関係する全員にとって、大変な日々になるだろう。レースの雰囲気も違う。レースに欠かせない存在であるファンが会場にいないことも、その原因の一つだ。毎週のようにレースが続くことは、チーム全員にとって辛いことで、最初の数戦をしっかりとスタートすることが重要だ。オーストラリアは直前で中止になり走ることができなかったので、どのチームもまずは情報を集めることになると思うが、最初にレースのリズムに乗ったチームが勝てると思う。最初のレースで、可能な限りのエネルギーを持って臨めたチームが、そのあとも強いだろう。時間が空いたので、どんなドライバーであってもなにが起こるか分からない。フィルミングデーでドライブすることができて、調子もよかった。またレースができることがうれしい。みんなこの日を待っていたんだと思う。長い間が空いてしまったが、みんなF1が好きだし恋しい。早くレースを始めたい。最初の2戦は同じレッドブル・リンクで開催されるが、それぞれが別のレースのように扱われ、それぞれにフリー走行日もある。普段のレースと最も異なるのは2戦目になると思う。開幕戦と直接比較する絶好の機会だし、通常の週末のレースではリスクが高くてできないことでも試せると思う。同じサーキット、同じ気候で、いろいろなことを試すことができるので、どのチームも2戦目の予選ではリスクを顧みずに臨むだろう。うまくいかなければ、開幕戦の仕様に戻せばいいんだからね。もし初戦でトップになったチームと差が大きければ、そのラップタイムを取り戻すのは難しい。差が出る可能性は高いですし、僕たちのようなトップチームはデータを調べなければならないと思う。ドライバーとしての僕たちのフィードバックを最大限に活用し、開幕戦のあとの改善に集中する必要がある。まだシーズンの途中までのレースしか確定していないが、どのくらいレースをするのか、どんなサーキットに行くのか、分からないことがあるだけで、僕たちの仕事に変化はない。毎週末に最大限の力を発揮することだけが仕事だ。通常の週末と違って準備する時間が短く、シミュレーターができなかったり、同じサーキットで2回レースがあったり、行ったことのないコースでの開催もあると思うが、これはいい機会だと思う。柔軟性に富んでいることがいいチームやドライバーの条件だと思うし、マシンとコースをよく理解しているはずだ。そこはチームとしてかなりうまくいっている部分だと思う。このチームは情報を整理して、マシンのスピードを上げることに長けている。きっといい結果になるだろう。レースが連続することによって、ドライバーの体力がパフォーマンスに影響することは間違いなくあると思う。最初の2戦は、コーナーが少なくて楽なサーキットだし、長いストレートの合間には息抜きの時間も多いので、それほどではないと思う。ハンガリー戦以降は、状況は変わると思う。それまでには、レースを重ねているので、スムーズにできるようになっている部分もあるはずだ。ただ、レースは3週間連続しているので、休みはほとんどないだろう。ハンガリーは体力が要るコースなので、影響が出るかもしれない。どのチームが強いのかバルセロナの冬のテストでは、結論が出ていなかった。この4カ月の休止期間があったことを考慮すると、余計に分からない。新型コロナウイルスの影響でファクトリーの閉鎖があったので、チームにはそれほど時間がなかったと思う。レッドブル・リンクは、コーナー数が少なく、マシンの性能を最大限に活用して差をつけることは難しいので、予選は拮抗すると思う。過去2年間のマックス(フェルスタッペン)の結果のように、レースではなにが起きるか分らない。タイヤを温存できるし、気温が高いのも普段通りなので、特別なことはないと思っている。冬のテストではマシンの感触もよかったし、フィルミングデーでもすべてがいい状態になっていると思ったので、あとは走って確認するだけだ。レース再開にあたっての新型コロナウイルスの対策については、非常によく準備されているようだ。かなり複雑になりそうだが、ファクトリーのスタッフは皆、すでに適応できている。僕はファクトリーにいたが、チームの努力には目を見張るものがある。このことは、安全につながる。僕たちは一緒にたくさんの国を回るし、外部との接触を可能な限り避けた、小さな『バブル』の中にいることになる。僕たちは、常にすべてのことに気を配らなければならない」

    クリスチャン・ホーナー(レッドブル・レーシング チーム代表)
    「レッドブル・リンクは、パンデミックの影響でレースが減少していく中で、早期からF1再開に向けて取り組んでいました。ディートリヒ・マテシッツ氏(レッドブル創業者)とレッドブル社に感謝しています。私たちはプロモーターと密接に協力して、このレースを実現させるための努力をしてきました。F1を運営しているリバティメディアの皆さんが、F1再開のために適切かつ安全な環境を提供し、またオーストリアで2週連続のレース開催するために、多大な努力をされてきたおかげで、私たちはホームでのレースウイークを迎えることができました。F1や開催国では、スタッフや全メンバーの感染対策に大きな力を注いでおり、チームは基本的に外部との接触を断った「ソーシャル・バブル」の中で仕事をすることになります。それぞれのチームは別々のホテルに宿泊しますし、ホスピタリティチームもレースには参加しません。ピットウォールでのセッション中はフェイスマスクを着用します。通常のレース前のグリッドや表彰台でのセレモニーなどは行われませんので、これまでとは異なるレースになるでしょうが、安全な環境を作るためです。さらに、レースの過程でもコロナウイルスの検査が実施されます。感染対策は徹底していて、安全で管理された環境が整っています。いよいよレースが再開されますが、メルボルンでの出来事は今となってはとても昔のことのように感じています。本来であればシーズンが中盤に差しかかる時期に、ようやく再開すると考えると、ちょっと不思議な感じがします。F1チームが2カ月半も休止状態になる異常事態で、その期間中にもチームの感覚を維持する必要は当然のこととしてありました。そのため、最新の情報をチームに伝えることはもちろん、オンラインでのフィットネス・クラス、金曜日の夜のクイズ大会、スタッフが私に質問できるタウンホール・ミーティングなど、ドライバーとチーム・メンバーとの関わりを維持する活動などを行いました。この活動は、先行きが不透明な時期には非常に重要なものでした。またロックダウン中は、チームを超えた調整作業が多く行われており、個々のチームだけでなく、F1全体の利益になるような解決策を見つけようとする仲間意識がありました。新しいレギュレーションの導入を遅らせることや、コスト制限の上限を下げることなどを決定しました。危機的状況に陥ったときはチーム同士の連携が非常に重要です。レース再開後は、活動が制限されるので微調整が必要になるでしょう。2022年に向けた新しいレギュレーションにあるコスト規制については、全く新しいものであり、今後さらに詳細が決定されると思います。去年の11月以来、7カ月間もレースをしていなかった状態から、一気にレースが再開されます。今回のように短期間に多くのレースが連続する場合、マシンの信頼性が重要になってきます。多くのレースが行われるので、関係者全員にとって厳しい時期になるでしょう。再開直後は激しい展開もあるでしょうし、私たちはチャンスを最大限に活かすことが重要になってきます。今年は異例の幕開けとなりますが、過去6年、圧倒的な強さを誇るメルセデスに挑戦するためには、それが必要なことなのかもしれません。フィルミングデーでマシンを確認することができたのはすばらしいことでした。なんのためにここまで頑張ってきたのか、自分たちの目標はなんなのかを思い出させてくれました。レースがスタートすれば、マシンとレースに集中することになります。すべてはコース上でなにが起こるかにかかっていると思っています。2020年はすばらしいシーズンになると思います。もちろん、ドライバーたちはレースの感覚が鈍った部分もあるかもしれませんが、彼らはプロですから、すぐに克服できるでしょう。レースは激しいものになるでしょうし、これまでとは少し違ったプレッシャーとダイナミクスがもたらされると思います。レースをとても楽しみにしていますし、チームは2013年以来の総合優勝を目指しています。開幕戦は全員が同じ条件で臨むことになるので、マックス・フェルスタッペンのプレッシャーは例年と変わらないと思います。シーズン前のテストではメルセデスが依然として好調でしたが、今年の私たちのマシンにはポテンシャルがあると感じていますし、期待しています。私は心からドライバーたちを信じ、勝利を祈っています。私たちは非常に強いチームです。メルセデスに挑戦するための設備とツールで、今年は勝利に導きたいと考えています。忘れられがちですが、アレクサンダー・アルボンは、F1ではまだ2年目のシーズンです。しかも、昨年はシーズン途中に移籍し、見事な活躍をみせました。彼はプレッシャーにとても強いように見えますし、昨シーズンの成績をさらに伸ばしてくれると思います。彼にはチャンスが巡ってくるでしょう。今年はさまざまな面からも、とても期待しています。シーズン前に行われたザントフォールトとバルセロナでのテストやモントリオールでの結果を踏まえ、マシンはさらにアップデートが行われています。シャットダウン後に得られた情報はすべてマシンに反映され、シャットダウン前に準備されていた状態から進化しているでしょう。ほかのチームもそうだと思います。私たちがオーストリアでどのポジションにいるかはまだ分かりません。また、PUのアップグレードもされています。6月初旬にファクトリーが再開されて以来、時間と勝負をしながら、マシンのあらゆる面で努力を重ねてきました。ホンダとの関係は2年目に入り、チーム内での一体感が増してきました。ホンダのデビューシーズンだった昨年は3勝を挙げましたが、今年はそれ以上を期待しています。彼らは私たちと同じ野心を持っています。オフシーズン中も懸命に開発を続け、もちろん今年はより高い目標を持って臨んでくれています。PUはマシンの重要な部分であり、ホンダは私たちが前進し、シリーズ制覇に挑戦するための重要なパートナーです」

    関連:2020年 F1オーストリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ウィリアムズF1:2020年 第1戦 F1オーストリアGP プレビュー

    ウィリアムズF1:2020年 第1戦 F1オーストリアGP プレビュー

    ウィリアムズF1は、2020年のF1世界選手権の開幕戦オーストリアGPにジョージ・ラッセル、ニコラス・ラティフィという布陣で挑む。

    開幕直前にタイトルスポンサーであるROKiTとの契約を解消し、新たなカラーリングで挑むウィリアムズF1。過去2年間は最下位と低迷し、チーム売却のプロセスも進行するなかで迎えるシーズンとなる。

    デイブ・ロブソン(シニアレースエンジニア)
    長い休止期間を終え、F1は2020年のシーズンを開始するためにオーストリアに再招集する。チーム全体が再びレースをすることを楽しみにしている。メルボルンでのイベントに向けてマシン、ドライバー、エンジニアを準備してから長い時間が経過した。FP1に備えてマシンを始動させることに期待を胸を膨らませている。過去数か月のほとんどの間、我々は公式のシャットダウン期間に入っていたため、マシンの作業は中止されていた。しかし、シャットダウンからの復帰以降、オペレーション全体が実装され、新しいシーズンの開始に向けて準備ができていることを確認するために懸命に取り組んできた。マシンが走るたびに緊張と不安が生じるが、アドレナリン、興奮と危険の感覚は我々がアクションを本当に恋しく思っていたことを思い出させてくれる。2020年のF1の性質は通常とは少し異なり、結果として、今シーズンの最初の2ラウンドをレッドブル・リンクで争う。トラックのレイアウトとタイヤのコンパウンドはどちらのイベントでも同じだ。したがって、気象条件が安定している場合、ほぼ同じ条件で2つのフルレース週末にマシンとドライバーをテストするという稀な機会となる。オーストラリアは、シーズンの最初のレースにはトリッキーな会場だ。効率的なダウンフォース、効力なライド特性、そして、しばしば非常に高いレベルのPU冷却が求められるサーキットだ。ラップは短く、ミスを埋め合わせる機会がほとんどないため、ドライバーとエンジニアへのプレッシャーが高まる。とはいえ、F1マシンでレースするには素晴らしいセッティングであり、密室で開催されても素晴らしい雰囲気と強さを提供するだろう。バルセロナで最後に車を走らせた際には、2019年の終わり以降に行われた改善に勇気づけられた。だが、我々は幻想は抱いていない。懸命に働き続け、グリッドでさらに前進するために見つけられるすべての機会を最大化する必要がある。他チームも2月以降にマシンを改善する機会を得たと認識している。これまで以上に、ライバルのペースを予測することは困難で無駄なことだ。我々の最初の取り組みは、マシンを最大限に活用し、信頼性とレースができることを確実にし、我々の前に立ちはだかる激しい一連のレースについて学ぶことだ。ジョージとニコラスの両方がサーキットに精通しており、これにより金曜日の走行中のエンジニアリングに集中できる。我々全員が愛してやまないものに戻ることができることをうれしく思うとともに感謝している。ただし、ウィリアムズの全員、F1全体が、新型コロナウイルスによって苦しんでいたメンバー、苦しみ続けているメンバーがいることを忘れてはいない。2020年のF1シーズンが始まることで、少しずつ正常に戻る感覚が生まれ、世界が長期にわたる困難な時期からゆっくりと目覚め、エキサイティングな新しいエンターテイメントが提供されることを願っている。我々は新たな未来に直面しているが、公平に、敬意をもって、協力的に、そして、完全に包括的な方法でそれに立ち向かっていく」

    ジョージ・ラッセル
    過去にドライビングを楽しみ、良い結果を残したサーキットでレースに戻ることに興奮している。去年のF1での僕のベストレースだったので、本当に楽しみにしている。僕たちは最近多くのバーチャルレースをしてきたので、実際にレースをして、自宅から僕たちをサポートしてくれるファンにいくつかのエンターテイメントを提供するのは素晴らしいことだ。パフォーマンスの観点からは、冬のテストしか行っていないので、どうなるかについて先読みはしたくない。それでも、全力を尽くすつもりだ」

    ニコラス・ラティフィ
    「言うまでもなく、いよいよF1デビューを果たせることにワクワクしている! 最初のレースとして通常のビルドアップとは異なるのは確かだけど、過去数週間、いつもの調子を取り戻し、準備を高めてきたし、ファクトリーに戻ってチームと一緒にうまく適応していた。準備ができていると感じていると感じている。すべての新しいプロトコルは少し変な感じだし、ファンがいないので間違いなくはるかに静かな週末になるだろう。慣れることはたくさんあるけど、再びレースができることが重要だ。トラックに出ていくのが待ちきれない」


    関連:2020年 F1オーストリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • フェラーリF1:2020年 第1戦 F1オーストリアGP プレビュー

    フェラーリF1:2020年 第1戦 F1オーストリアGP プレビュー

    フェラーリF1は、2020年のF1世界選手権の開幕戦オーストリアGPにセバスチャン・ベッテル、シャルル・ルクレールという布陣で挑む。

    冬季テストではライバルであるメルセデスとレッドブル・ホンダに遅れをとっていたフェラーリF1は、空力コンセプトに方向転換が必要なことを認めており、そのためアップグレードの投入は第3戦ハンガリーGPまで待つことになる。

    また、セバスチャン・ベッテルは今シーズン限りでフェラーリF1を離れることが決定しており、レース戦略など、チーム内のヒエラルキーも注目となる。

    マッティア・ビノット (チーム代表)
    「今週末はバルセロナのテスト終盤に使用されたのと同じ構成のマシンが走ることになる。だからといって、マシンで作業ができる5週間半の非常に限られた時間に我々が何もしなかったわけではない。チームとの合意でFIAによって求められた活動の完全な停止だけでなく、パンデミックへの対応に伴う作業周りの厳格な手順があったためだ。テストの結果により、特に空力の面で、開発に関して方向性を大きく変えることになったのは事実だ。まずは期待通りの結果が得られなかった理由と、結果としてプログラム全体をどの程度再調整するかを理解する必要があった。我々が目標に到達しなかったことを把握していたので、計画した方向に進むことは逆効果だった。最初のレースへの準備がすべて整っているわけではないことはわかっていたので、マシン全体を調べる新しいプログラムを考え出すことを決定した。7月19日のハンガロリンクでの第3戦でアップデートを投入することが我々の狙いだ。マシン自体の実際の開発に加えて、ここ数週間はシミュレーション作業とドライバーの助けを借りて、マシンの挙動の分析について多くの作業を行ってきた。オーストリアでその価値が証明されると考えている。現時点では、我々が最速のパッケージがないことはわかっている。メルボルンに向かう前からそれは知っていたことであり、それは変わっていない。とはいえ、シュピールベルクのサーキットはモントメロ(バルセロナ)とは異なる特性を備えており、気温は2月の気温よりもはるかに高くなる。オーストリアでは、あらゆる機会を最大限に活用する必要がある。ハンガリーでは、我々の競争相手自身がもたらすであろう開発を考慮に入れなければならないが、我々現在取り組んでいる新しい開発ステップによって、他と比較した実際の位置を見極めることができるだろう。このような異常なシーズンのスタートで予測をしようとすることは、通常よりもさらに無意味なことだ。金曜日の3時間のプラクティスの終わりにはいくつかの指標が出るだろうが、より明確なアイデアを得られるのは土曜日の予選後だ。そこで初めてチーム間の勢力図をより明確に把握できることになるが、信頼性やレースディスタンスにおけるタイヤパフォーマンスという点でオープニングラウンドには常に不確実性が存在する。我々はすべてのセッションの準備とタスクの実行方法において全てを完璧に試みなければならない。狙い? いつものようにできるだけ多くのポイントを持ち帰ることだ」

    セバスチャン・ベッテル
    「長い間、僕たち全員がコースに戻ることを本当に望んでいたことは秘密ではない。最初は休暇は楽しかった。通常、僕たちはいつも世界中を飛び回り、家族や友人と過ごす時間はほとんど取れないからね。でも、トラックに戻る時間がきた。全力を尽くす準備はできている。ファンのサポートがなく、同じようにはならなかったとしてもね。オーストリアはカルーセルのように本当に速く走るトラックだけど、僕はそれがとても気に入っている。特に山の高いところにあるのが大好きだ。テストで目にした序列に関しては現実的になる必要があるけど、僕たちは落胆はしていない。ここで2つのレースを続けて行うのも珍しいことだ。2回目のレースでは勝利しなければならないデータがたくさん溜まっているだろう。最初の週末に行うことは、2番目の週末に重要な影響を及ぼす」

    シャルル・ルクレール
    「シュピールベルクはとても好きなサーキットだ。勾配の変化があってハイスピードといったすべてがその理由だ。トラックでファンの応援を見ることができないとしても、そこで再びスタートできるのは素晴らしいことだ。長いロックダウンの間、フィジカルトレーニングに取り組んで、シミュレーターでかなり多くのバーチャルレースに励んできた。他のドライバーと楽しむことができたし、家で見ていてくれた人々も楽しんでくれたことを願っている。でも、今はリアルなマシンのコックピットに戻る時間だ。先週、ムジェロで僕たちは再びマシンに乗ることができた。ハンドルを握ることができて本当に楽しかったと言わざるを得ないね」

    関連:2020年 F1オーストリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ルノーF1:2020年 第1戦 F1オーストリアGP プレビュー

    ルノーF1:2020年 第1戦 F1オーストリアGP プレビュー

    ルノーF1は、2020年のF1世界選手権の開幕戦オーストリアGPにダニエル・リカルド、エステバン・オコンという布陣で挑む。

    昨年は、エンジンカスタマーのマクラーレンに敗れてコンストラクターズ選手権で5位に甘んじたルノーF1は、エステバン・オコンという新戦力を獲得して挽回を目指す。

    シリル・アビテブール(チーム代表)
    オーストラリア以降、長い道のりだった。エンストンでは9週間、ヴィリーでは7週間休業していた。F1コミュニティは、自らを保護するために必要な措置を講じている一方で、パンデミックによってもたらされた課題に対応するために集団プロジェクトにスキルとリソースを配備するために結集している。同時に、FIA、F1、およびチームは、レースが安全な環境に戻れるように効果的な対応を提供するために膨大な作業を行ってきた。我々は今、この新しいモードのオペレーションに適応する必要があるが、コース上でマシンを目にすることは、健康面での進歩のポジティブな合図だ。競争は再開され、競争力と進歩という従来の二重の目的も達成される。我々の観点では、キャンセルされたレース3、5、6で計画されているシャシーのアップグレードをオーストリアにもたらすために多くの作業が行ってきた。これは、前シーズンのレッドブル・リンクでのマシンの問題を思い出い返せば特に重要だ。テクノロジーだけでなく、スタッフにとっても大変な季節であり、誰にとっても非常に不穏な時期に続く、厳しいスケジュールだ。ヒューマンな要素は標準的な季節よりもおそらく重要となり、最終的な結果においては、各人の役割が決定的となるだろう。これは明らかに我々のドライバーにも当てはまるが、二人ともリターンとチャレンジの見通しに非常にやる気を高めている。

    ダニエル・リカルド
    レースが待ち切れない! レースをしたり、それが何であれ本格的な競争してから長い時間が経っている。今はそれが目前に迫っているし、今月初めのオーストリアでのテストでそのことを味わった。2年前のマシンなのにクモの巣を振り払うのは本当に気持ちよかった。再びそのレース環境にいるのはクールだったし、すべてのエンジニアとメカニックもそうだったと確信している。さまざまなソーシャルな制約が課されてはいるけど、ガレージでは興奮してスキップしていたよ! 誰にとっても未知の領域だったし、その間もずっとポジティブでいることが重要だったと思う。1つの場所に長期間滞在し、1つのタイムゾーンに滞在し、よく眠り、その時間をリカバリーに当て、自分のコンディションを改善できたのは良いことだった。もちろん、レースが恋しかったけど、それがなかったので、F1カーを運転することへの愛情を改めて実感した。ビジネスに戻ることが重要だ。僕たちは再びレースをすることにとても興奮している。シーズンが通常よりも短く、ペースが非常に速いことはわかっているので、折り合いをつけて全力を尽くしていく。いくつかのポイントを獲得し、うまくシーズンを開始し、良い勢いを築くための確固たる基盤を築きたいと考えている。冬のテストでは、クルマは良い進歩を果たしていたと思う。どうなるかは完全にはわからないが、それはすべてのチームじとって同じことだ。オーストラリアでレースするマシンとは少し違ったクルマになっているし、その答えは今週わかる! 僕たちは自分自身に焦点を当てている。ミッドフィールドがかなりタイトになることはわかっているけど、このサーキットでは昨年よりも良い結果を出すことが目標だ。どの位置で終えられるか見てみよう。全力を尽くすし、チームの全員も同じだと確信している。

    エステバン・オコン
    再びF1グリッドに並ぶのを1年半待っていたし、最初のレースにとても興奮している。シーズンが始まるのは素晴らしい感覚だ。僕たちは目標を設定している。僕たちはコース上で何を達成したいのかをわかっているし、僕もマシンで何をしなければならないかはわっている。この最初のレースの準備には多くの作業が費やされた。僕は素晴らしいチームにいるし、競争力のあるマシンを運転することに飢えているのは確かだ。再びマシンを運転できたのはとても有益だったと思う。この数か月間、ホームシミュレーターでプレイした後、リアルなトラックで走ることができて本当に良い気分だったし、クールだった。再びガレージから出ていくのはとても特別な気持ちだった。ペースを取り戻すのに時間やかからなかった。自分が鋭いままで、速いと感じたし、確実にレースの準備ができている。これまでチームにとって最強のサーキットではなかったと思うけど、今年それを変えるだろう。マシンはバルセロナで好調だったし、間違いなく多くのことを学んだ。有望に見えりけど、マシンには新しいものもいくつかある。金曜日にはたくさんのデータ収集し、改善点を確認したり、他に何を変更できるかを確認いて、もう一度スピードアップしていく。それを楽しみにしている、我々はポイントを獲得することを目標としている。シュピールベルクは、2012年のフォーミュラ・ルノー時代にシングルシーターで初めて表彰台を獲得した場所だ。過去にそれなりの結果を出しているけど、今の状況に焦点を当てている。週末にトップ10でフィニッシュすることにね。ファンがいないのは不思議な感じだと思うし、応援してくれるファンを恋しく思うだろう。テレビで見ている彼らに良いショーを提供したいし、シーズン後半には彼らに会えるかもしれない。

    関連:2020年 F1オーストリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • アルファロメオF1:2020年 第1戦 F1オーストリアGP プレビュー

    アルファロメオF1:2020年 第1戦 F1オーストリアGP プレビュー

    アルファロメオF1は、2020年のF1世界選手権の開幕戦オーストリアGPにキミ・ライコネン、アントニオ・ジョビナッツィという布陣で挑む。

    フレデリック・バスール(チーム代表)
    「アブダビでの最後のレースから長い時間が経っており、当然ながらレースに戻ることを切望している。これが我々の原動力であり、オールシーズン取り組んできたことだ」

    「もちろん、パンデミックによって我々に課せられた制限を考えると、状況は異なる。しかし、FIAとF1が我々全員を安全に保つために講じた措置を信じている。シーズンの最初のレースは混沌とした状況であることが多く、機会が生じるときだ。我々は、巡ってくるものはどんなものであっても掴み取る準備ができている必要がある。1週間後に再びここでレースをすることは、我々全員にとって新しい経験になるが、両方のレースが本当にオープンで予測不能になるほどミッドフィールドバトルが非常に接近していることを期待している」

    キミ・ライコネン
    「このような状況でレースに戻るのは少し奇妙に感じるだおる。しかし、マシンに乗ったら、制限に焦点を当てるのではなく、できる限り最高の仕事をすることだけに集していく。休憩は家族と過ごす機会だったが、今は仕事に集中する必要がある。短い時間で非常に多くのレースが行われるため、すべてのイベントを最大限に活用し、チャンスを訪れるたびにポイントを獲得する必要がある。誰もがどの位置にいるかを言うことはできないけど、すぐにわかることだ」

    アントニオ・ジョビナッツィ
    「今週アクションに戻り、マシンに乗るのが待ちきれない。全員にとって非常に辛い数ヶ月だった。私の家族とイタリアに帰国したたくさんの友達と特にそれを感じた。レースに戻ることは、ある種の正常化への新たなステップのように感じる。オーストリアでみんなの様子と同じ会場での2つのレースで何が起こるかを知りたいと思っている。F1では初めてのことだし、適応する必要がある。何ヶ月も離れたことで錆びていることについては心配していない。僕は2017年から2019年までの2年間レースをしていなかったので、どちらかと言えばそれをアドバンテージに変えようと思っている」

    関連:2020年 F1オーストリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • レーシング・ポイントF1:2020年 第1戦  F1オーストリアGP プレビュー

    レーシング・ポイントF1:2020年 第1戦 F1オーストリアGP プレビュー

    レーシング・ポイントF1は、2020年のF1世界選手権の開幕戦オーストリアGPにセルジオ・ペレス、ランス・ストロールという布陣で挑む。

    2020年のダークホースと目されているのがレーシング・ポイントF1だ。昨年のタイトル獲得マシンであるメルセデスW10に酷似して“ピンクメルセデス”と称されてるRP20の前評判はとても高い。

    セルジオ・ペレス
    レッドブル・リンクで初めてレースをしたのは2014年なのでほんの数年前のことだね。トラック以外でオーストリアであまり多くの時間を過ごしたことはないけど、本当に訪れたい場所だ。自然に囲まれているような気分にさせてくれる。長年にわたって僕たちを本当にサポートしてくれているBWTのホームレースでもあるので、彼らのために素晴らしいレースをすることは僕たちにとって重要なことだ。実際、非常にチャレンジングなトラックだ。ラップは本当に短いし、すべてのコーナーがトリッキーなので、非常に正確で、すべてが完璧であることを確認する必要がある。その意味では、ほとんどのトラックとはかなり異なる。通常よりも1周にプレッシャーがかかる。ターン3は最高のチャレンジの1つだ。エイペックに標的を定めるのが難しい。トラフィックのなかでは特にね。でも、クールなコーナーだし、楽しいコーナーだ。

    ランス・ストロール
    オーストリアは素晴らしい! まるで家のよう感じるよ。山の中にあるし、僕は間違いなく山の男だ。スキーが大好きで、アウトドアが大好きだ。オーストラリアでは本当に新鮮な空気と壮大な景色に浸ることができる。あそこに行くのは本当に大好きだ。レッドブル・リンクは、短くてテクニカルだし、とてもタイトに感じる。でも、流れは非常に良い。予選ラップはわずか1分強なので、すべてのコーナーにスポットを当てる必要がある。その意味では、まるでカートトラックのようだね。ラップのすべてのディテールと100分の1秒が重要だ。そのような分数がグリッド上の2~3つの位置の違いになる可能性がある。本当にエキサイティングだ。

    関連:2020年 F1オーストリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ハースF1:2020年 開幕戦F1オーストリアGP プレビュー

    ハースF1:2020年 開幕戦F1オーストリアGP プレビュー

    ハースF1は、2020年のF1世界選手権の開幕戦オーストリアGPにロマン・グロージャン、ケビン・マグヌッセンという布陣で挑む。

    ギュンター・シュタイナー(チーム代表)
    我々は全員が、現時点で世界で2つの大きな社会問題が浮き彫りになっていることを知っている。どちらも現在も進行中であり、注目されている。

    1つはもちろん新型コロナウイルスのパンデミックであり、もう1つは人種差別だ。我々は非常に異なるそれら2つのことと戦う良い立場にいるし、立ち上がって、それらと戦うつもりだ。我々はこれを実行しているし、継続していく。

    すべてにおいて常に良い面がある。私はさまざまな状況下でそれらを実現したいと思っていたが、チーム、F1、FIAの全員が協力するのはポジティブなことであり、我々は将来にむけてスポーツをより良いものにする方法を考えだした。将来、この時期のことを思い出し、忘れないことを願っている。3年後の自分のことだけを考えているのではなく、中長期的な将来のために、スポーツのために最善を尽していくことを願っている。

    我々はできる限りの準備をしてきたと思っている。チームの全員がそこに戻って再びレースをしたいという強いモチベーションを持っている。彼らは家で座って次の出来事についてのニュースを待っているだけでなく、外に出て仕事をすることを望んでいる。ドライバーもトレーニングを続けていた。たとえば、ケビン(マグヌッセン)はたくさんのカートを走り、ロマン(グロージャン)はたくさんのシムレースをしていた。基本的に我々は準備ができているし、待つことはできない。

    ある段階では継続するかどうかすらわからなかったので、感情はかなり高ぶっている。3月の世界はかなり急速に下り坂を進んでいるようだったが、4か月経った今、再びレースのために出かける。感情的に良い瞬間になるのは確かだろう。

    1年で同じトラックで2回レースをすること、特に1週間ごとというのは新しい状況だ。どのように機能するかを確認する必要がある。最初の週末に多くのことを学ぶのは間違いないし、学んだことを2番目の週末に生かせせることを願っている。レースに復帰し、両方のイベントを最大限に活用できることを本当に楽しみにしている。

    モータースポーツで30年を超えるかなり長いキャリアを過ごしているが、イベントにファンがいないのは私のキャリアで初めてのことだ。ファンはあらゆるイベントのバックボーンだ。残念ながら、今年もファンを再び迎えるためにはもう少し待たなければならない。彼らはきっと戻ってくると確信しているし、できる限り早く戻ってきてほしいと思っている。今それを行うことはできないので、彼らを歓迎する以上のことをしていく。我々がレースをするときにすべてのファンがテレビやインターネットでチャンネルを合わせ、機会が生じたときに戻ってくることを願っている。それを恋しく思っているのは確かだが、すぐに会えることを願っている。

    ロマン・グロージャン
    もちろん、妻と子供たちと過ごす時間があったし、一緒に過ごすことができたのは素晴らしいことだった。また、eスポーツチームを立ち上げ、シミュレーターで楽しみながらレースを始めた。とても楽しかったね。

    体力的には今までよりも優れていると思う。もちろん、首を維持するのは難しいけどね。精神的にも非常に準備はできている。レースをすることを切望している。他チームのようにマシンを運転する機会はなかったけど、オーストリアでレースに戻るときに問題になるとは思っていない。

    1つのレーストラックと1つのレイアウトだけなので、レッドブル・リンクでも特定のトラックと同じだ。オーストリアでの2つのレース後、クルマの挙動を評価することはできないと思う。好調なシーズンのスタートを切れるように、そこでうまく機能することを願っている。

    (無観客レースは)非常に異なるものになるだろう。ファンのサポートを恋しく思っているし、グランドスタンドに彼らがいないのを恋しく思っている。彼らが週末にもたらしてくれる熱狂的な雰囲気を恋しく思っている。奇妙に感じるだろうし、異なるものになるだろうけど、誰もがそれに慣れるだろう。僕たちはレースをする。それが全員にとって重要だ。すぐに一般にドアを開いて、通常に戻れることを願っている。

    ケビン・マグヌッセン
    僕個人としては、1か所に数週間以上滞在し、同じベッドで眠り、目覚め、朝食に同じことをすることができたし、基本的に毎日のルーチンに入ることができたと思う。何年もできていなかったことだ。ずっと移動しているのをストップできたのは良いことだ。とは言っても、レースをしていないという事実を本当に補うことはない。したがって、良い点はあったけど、状況のすべてのマイナス点を上回ってはいない。また、学習の機会だったとも思っている。このような時間があると自分のことをよく理解できるようになる。例えば、自分がこのような日常生活を楽しめるとは知らなかった。ドライビングを恋しく思うだろうことはわかっていたけど、どれだけドライビングを恋しく思うかは気づかなかっただろう。それを感じることができて良かった。わかってはいたけどね。でも、いつもレースで忙しかった。

    (準備について)あまりナーバスにはなっていない。例を挙げれば、レースをしていないこの時期に再びカートをしていた。長年もカートから離れていたけど、カートに戻って再びペースを上げるのにあまり時間はかからなかった。カートで活動してから約12年が経過していたけど、ほんの数回の走行で完全に取り戻すことができた。決して忘れることはない。毎日やっていた方が良かったけど、モータースポーツはそのようなスポーツではない。テニスやゴルフとは比較にならない。それらのアスリートは、数か月を逃した場合、毎日トレーニングしているプレーヤーと対戦するとトーナメントで苦労する。F1では、毎日マシンの中でトレーニングをする人はいないし、そこが違いだと思う。あまり多くの練習をせずに飛び乗ってすぐにペースを上げることに慣れている。それは誰にとっても同じことだし、それほど大きな要因ではない。

    (2連戦は)メリットでもデメリットでもないと思う。もちろん、コーナーのスピード、状態、気温、ターマックなど、すべてのトラックでマシンについて多くのことを学ぶことができる。少し学ぶことは減るけど、他チームと比較して自分たちがどの位置にいるかを読んで、再びレースができるのは良いことだ

    ファンの盛り上がりを再現する方法はない。敷地内にファンがいないため、とても静かで奇妙な雰囲気になるだろう。それが何であるかにせよ、僕たちはそれを最大限に活用するために努力しなければならない。僕たちはテレビで上映するために楽しくて面白いレースをすることを目指している。雰囲気は明らかに異なるだろうし、それほど良くはないだろうけど、個人的にマシンに戻ってレースに戻ることに非常に興奮している。ファンが僕たちをテレビで見て楽しんでくれることを願っている。

  • ルイス・ハミルトン 「今年はもう冷却問題に妨げられることはない」

    ルイス・ハミルトン 「今年はもう冷却問題に妨げられることはない」

    F1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンは、メルセデスの2020年F1マシン『W11』の設計の微調整を考えれば、最近のF1オーストリアGPでパフォーマンスの妨げとなった信頼性問題は回避できるはずだと自信をみせている。

    2014年にF1オーストリアGPがカレンダーに復帰して以降、メルセデスはレッドブル・リンクで4連勝を果たしていたが、過去2年間でホームレースのレッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝している。

    2018年にはバルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトンがそれぞれ油圧と燃圧の問題でリタイア。昨年のレースでは冷却に問題を抱えて、高温になることによるトラブルでリタイアを回避するためにペースが大幅に妨げられた。

    だが、ルイス・ハミルトンは、F1オーストリアGP前の記者会見でメルセデスF1は冷却問題に対処したと確信しているとして、その理由を説明した。

    「2017年以降、僕たちは決して酷くはなかったけど、サーキットの標高と温度によってチャレンジングなサーキットではある」とルイス・ハミルトンはコメント。

    「でも、ここ数年はたいてい僕たちのマシンの作動温度の完全なウインドウではなかった」

    「でも、今シーズンのマシンのために僕たちが行った改善により、今年はより良いポジションにいると思いたい。時間が教えてくれるだろう」

    レッドブル・リンクでは2週連続での開催となるが、バルテリ・ボッタスは「ここで2つのレースが開催されると聞いたときはかなり嬉しかった」と語った。

    「僕はこのトラックが好きだ。歴史的に過去を振り返れば、あまり成功していないトラックでもあったけど、それでも良い結果を残している」

    「過去のことから何かを言うのは難しい。長い休止期間の後の新しいシーズンだしね」

    「でも、自分自身とチームは十分な準備ができていると感じている。だからこそ、僕は自信を持っている」

    「でも、現時点ではそれ以上のことを言っても意味はない。僕たちがチームとしてどこにいるのか、そして、個人的にはペース面でどの位置にいるのかはもうすぐわかることだからね」

    プレシーズンテストの結果、および過去2年間の成功により、レッドブル・ホンダF1は2020年にメルセデスに最も近い挑戦者になると推測されている。

    レッドブル・ホンダF1とマックス・フェルスタッペンを今シーズンの脅威と見なしているかと質問されたルイス・ハミルトンは「彼らはテストを通してかなり強そうに見えたね」とコメント。

    「テストでは上位3チームがかなり接近していたし、特にレッドブルは僕たちの理解では最も近いと思っている」

    「それにマックスは年々進化しているので、彼らは強力な競争相手になると予想している」

    「彼らはこのトラックで常に非常に強いので、間違いなくこの2つの週末は挑戦になるだろう。でも、どのような展開になるか楽しみにしているよ」

    関連:2020年 F1オーストリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • マックス・フェルスタッペン 「RB16はレースに向けて良い立場にいる」

    マックス・フェルスタッペン 「RB16はレースに向けて良い立場にいる」

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、チームが2020年のF1世界選手権の開幕戦オーストリアGPに先立ってRB16に投入した多くのアップデートによって、レースにむけて良いポジションにいると考えているが、結果に関しては現実的だ。

    4か月前のプレシーズンテストでは、メルセデスF1が優位性のあるパフォーマンスを披露していたが、その後の状況の変化と第1戦までの長いリードタイムによって、レッドブル・ホンダF1はRB16のスピードを与える機会を得た。

    先週シルバストーンで行われたフィルミングデーを利用したプライベートテストでは、レッドブル・ホンダ RB16にはフロアの目立ったアップデートを含めた多くのパーツが新たに搭載されていた。

    レッドブルのエンジンサプライヤーであるホンダF1もパワーユニットを『スペック1.1』にアップグレードしてレッドブル・リンクに到着しており、メルセデスF1とのギャップを縮めることが期待されている。

    昨年のF1オーストリアGPで見事な走りでホンダF1に13年ぶりの勝利をもたらしたマックス・フェルスタッペンは、今週末のレースにむけてレッドブル・ホンダ RB16の進歩にポジティブな手ごたえをつかんでいる。

    「僕たちは間違いなく良い立場にいる。あらゆる部品をここに持ち込もうと努力し続けてきたし、アップグレードされたエンジンを準備している。良いスタートだ」とマックス・フェルスタッペンは語った。

    「これらすべては予定されていたことだけど、4か月の一時休止後にここに持ち込めるのは良いことだ。自分たちがどこにいるかを確認するためにスタートするのを楽しみにしている」

    「本当に長い休止期間だったし、冬のテストしか行っていたけど、常に疑問符だ。コースに出てから話をすることをお勧めする」

    2018年と2019年の両方で、マックス・フェルスタッペンはレッドブルのホームトラックで勝利を収めている。それでも、マックスは現実的なままだ。

    「この数年で起こったことは驚くべきことだった。楽な勝利を期待してここに到着したという意味ではない。毎年異なるし、何の保証もない」

    F1は当初の22戦の計画から約15~16戦の開催を目指しているが、現状では8戦しか確認されていない。しかし、マックス・フェルスタッペンは、シーズンが短くなったとしても週末のアプローチ方法は変わらないと語る。

    「私にとってそれは違いにはならない。なぜなら22戦でも8戦でも15戦でもDNFは絶対にしたくないし、常に恐ろしいリスクがなく、ベストな結果を望んでいるからだ。ミスをした場合、より高い代償を払うことになるけど、そういうものだし、アプローチはかなり似ている。常に良い結果を望むものだし、リタイアしたくはないものだ」