カテゴリー: アウディ

  • アウディ | 鈴鹿10時間耐久レース プレビュー

    アウディ | 鈴鹿10時間耐久レース プレビュー

    アウディは、現在インターコンチネンタルGTチャレンジのドライバー及びチームランキングで首位に立っており、8月24日~26日に開催される第3戦のSUZUKA 10 HOURS(鈴鹿10時間耐久レース)に初参戦するための準備を進めている。

    世界的に有名な鈴鹿サーキットは、さまざまなコーナーを組み合わせたユニークなレイアウトを特徴とし、攻略が難しいコースとして知られている。

    現在、シリーズでランキング首位に立っているアウディは、特別な事情をかかえている。オランダ人ドライバーのロビン・フラインスは、2月に開催されたシーズン開幕戦からドライバーズランキングの首位を守っている。

    しかし、鈴鹿10時間耐久レースと同じ週に、イタリアのミサノでドイツツーリングカー選手権(DTM)の第7戦が開催されるため、アウディファクトリードライバーのフラインスは、鈴鹿のレースを欠場せざるを得ない状況となっている。

    ドライバーズランキングでは、Audi R8 LMSの5人のドライバー(プライベートチームのスチュアート・レオナルド、Audi Sportドライバーのクリストファー・ハーゼ、ドリス・ヴァンスール、フレデリック・フェルヴィッヒ、マルクス・ヴィンケルホック)が、それぞれ25ポイントを獲得してランキング3位でフラインスを追っている。

    Audi Sport customer racing (アウディ スポーツ カスタマー レーシング) の責任者 クリス ラインケは、次のようにコメントしている。

    「これは、私たちにとって新たな挑戦です。ロビンの状況は、シーズン当初から分かっていたことです。私たちは、チャンスを最大限に活かすために、ポイントランキングで彼を追っているアウディのファクトリードライバーを、私たちがサポートしている3台のレースカーに振り分けました。同時に、私たちは、マニュファクチャラーズランキングでも、2位以下との差を広げたいと思っています」

    アウディは、5つのメーカーが参戦しているこのシリーズで、メルセデス-AMGに7ポイントの差をつけて首位に立っている。

    Audi Sport Team WRTは、鈴鹿10時間耐久レースに2台のAudi R8 LMSを投入する。1台目のマシンは、フレデリック・フェルヴィッヒ、クリストファー・ミース、ドリス・ヴァンスールがステアリングを握る。2台目のマシンは、スチュアート・レオナルド、ジェイク・デニース、シェルドン・ファン・デル・リンデがチームを組む。

    Audi Sport Team Absolute Racingのドライバーは、クリストファー・ハーゼ、ケルビン・ファン・デル・リンデ、マルクス・ヴィンケルホック。日本のSUPER GTシリーズに参戦し、アウディ ジャパンがサポートするAudi Team Hitotsuyama(アウディ チーム ヒトツヤマ)は、レギュラードライバーのリチャード・ライアンと富田竜一郎に加え、ベルギー人ドライバーのアレッシオ・ピカリエロを起用している。さらに、プライベートチームからはAbsolute Racingが参戦する。ドライバーには、2人の中国人、ジンジュウ・サンとコンフー・チェンに加えて、香港のアダレイ・フォンが決定した。

    金曜日のフリー走行に続き、土曜日にはすべてのドライバーが予選に出走する必要がある。その後、シングルラップのタイムアタックを実施して、グリッドの上位20台が決定する。

    『第47回サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レース』は、大観衆が見守る中、8月26日(日)午前10時にスタートする。アウディは、2012年から2016年にFIA世界耐久選手権(WEC)で日本を訪れ、数多くの熱心なファンを獲得している。

    鈴鹿10時間耐久レースに参戦するAudi Sport customer racing team

    Audi Sport Team Absolute Racing
    クリストファー・ハーゼ(ドイツ)/ケルビン・ファン・デル・リンデ(南アフリカ)/マルクス・ヴィンケルホック(ドイツ)

    Audi Sport Team WRT
    クリストファー・ミース(ドイツ)/フレデリック・フェルヴィッヒ(ベルギー)/ドリス・ヴァンスール(ベルギー)

    Audi Sport Team WRT
    ジェイク・デニース(イギリス)/スチュアート・レオナルド(イギリス)/シェルドン・ファン・デル・リンデ(南アフリカ)

    Audi Team Hitotsuyama
    リチャード・ライアン(イギリス)/アレッシオ・ピカリエロ(ベルギー)/富田竜一郎(日本)

    Absolute Racing
    コンフー・チェン(中国)/アダレイ・フォン(香港)/ジンジュウ・サン(中国)

  • Audi e-tron Vision Gran Turismoが富士でデモ走行を実施

    Audi e-tron Vision Gran Turismoが富士でデモ走行を実施

    アウディ ジャパンは、8月4日(土)、SUPER GT第5戦「FUJI GT 500mile RACE」が開催された富士スピードウェイで、Audi e-tron Vision Gran Turismo(ビジョン グラン ツーリスモ)のデモンストレーションランを実施した。

    Audi e-tron Vision Gran Turismoは、プレイステーション4用レースシミュレーションソフト「グランツーリスモ」とのコラボレーションにより、アウディがデザインしたバーチャルカー。

    アウディはこのクルマを現実世界のワンオフカーとして開発/製造した。200kWの電気モーターをフロントアクスルに1基、リヤに2基を備えるフルタイム4WD(quattro)のEVで、システム総合出力は600kW(815hp)に達し、0~100km/h加速は2.5秒以下という驚異的なタイムを実現している。

    ドライバーを務めたのは、Audi Sportのファクトリードライバーであるブノワ・トレルイエ。かつては日本のフォーミュラ・ニッポンやSUPER GTへの参戦経験ももつ日本にも馴染み深いドライバーであり、アウディでは、Audi R18で2011 年、2012年、 2014年と、ルマン24時間レースで3度の総合優勝を果たすなど輝かしい経歴の持ち主だ。

    またゲストとしてAKB48の卒業生で現在は女優として活躍する篠田麻里子さんを招聘。助手席での同乗走行で富士スピードウェイのレーシングコースを3周し、Audi e-tron Vision Gran Turismoの日本初走行を体感した。

    篠田麻里子
    「サーキットやレースもゲームでは体験したことがありますが、実際に訪れたのは初めてでとても緊張しました。グリッド上で赤いシグナルが5つ点灯して消えるとスタート、というレースのシーンもリアルに体験することができて本当にうれしかったです。私自身プライベートでEVを運転する機会があるのですが、ブノワさんの運転はスピードもコーナリングも未知の世界のものでした。EVのレースカーということで、加速は凄かったですが、音は思っていた以上に静かでした。やはりEVは静かで快適ですし、ガソリンを使わないという意味ではエコだと感じます。将来的はレースでもこうしたクルマがどんどん起用されてくるのだと思いますし、その未来に向けての貴重な1台に日本人として初めて乗ることができてとても光栄です」

    ブノワ・トレルイエ (Audi Sportファクトリードライバー)
    「フォーミュラEのテストでEVのレースカーに乗ったことはありますが、このクルマはもっとパワフルだし、四輪駆動で、ハンドリングもいい、素晴らしくファンなクルマです。世界に1台のクルマなので今日のデモ走行では無理はできませんでしたが、富士の最終セクターならSUPER GTのマシンよりも速く走れるのではと思ったほどでした。EVのレースカーはドライバーとしてみてテクノロジーの面でたくさんのアドバンテージがあると思います。お客さんの立場でみれば、エンジンサウンドがないことは、もちろん私自身も寂しくはあるけれど、しかし、世界中のサーキットが都市から遠く離れているのは、大きなエンジンサウンドがあるためです。将来的にレースというものを広げていくためには、EVのレースというものは1つのチャンスだと思います」

    Audi e-tron Vision Gran Turismoアウディ SUPER GT

  • フォーミュラE | アウディ、2017/2018シーズンのチームタイトルを獲得

    フォーミュラE | アウディ、2017/2018シーズンのチームタイトルを獲得

    フォーミュラE選手権の2017/2018シーズン最終戦となる第12戦が、ニューヨークで開催された。このレースでTeam Audi Sport ABT Schaeffler(チーム アウディ スポーツ アプト シェフラー)は見事な逆転劇を演じて、チームタイトルを獲得した。2連戦となるニューヨーク最終ラウンドの前には、トップチームとの差は33ポイントあり、挽回困難な状況に見えた。しかしアウディは、この2連戦で1-2フィニッシュを含め表彰台に4度上がり、獲得可能な最大ポイント94ポイントの内78ポイントを得て、2ポイント差による大逆転に成功した。

    ニューヨークでの息詰まる最終決戦に決着がついた。フォーミュラE選手権のチームタイトルの行方は最終戦のファイナルラップにまでもつれ込み、激しいタイトル争いが展開された。最終的な差は、わずか2ポイントだった。土曜日と日曜日に2連戦が行なわれた最終ラウンドは、ニューヨークのマンハッタンを一望できるブルックリンの市街地コースで開催された。日曜日のレースで、ルーカス・ディ・グラッシは2位でチェッカーを受けた。これにより、ディ・グラッシは、7戦連続で表彰台を獲得して、ドライバーズランキング2位を確定させた。今シーズン、ディ・グラッシは、最初の4戦ではポイントを獲得することはできなかったが、第6戦以降は、すべてのレースで表彰台に挙がっている。

    ルーカス・ディ・グラッシは「最初の4戦でノーポイントだったにもかかわらずドライバーズタイトルで2位を獲得できたことは、ちょっとした奇跡といえるでしょう。最終的には、僕にとってもチームにとっても素晴らしいシーズンとなりました。僕たちは、決してあきらめませんでした。信じられないような逆転劇でチームタイトルを獲得できたことが、それを証明しています」とコメント。ディ・グラッシはフォーミュラE参戦の通算戦績として合計611ポイントと27回の表彰台を獲得しているが、これは初開催から4年が経過したフォーミュラEで歴代トップとなる。

    チームメイトのダニエル・アプトは、3位でフィニッシュして15ポイントを獲得すると同時に、ファステストラップも記録して1ポイントを追加し、最終戦での劇的なチームタイトル獲得に大きく貢献した。アプトがファステストラップを記録したのは、これで4回目となる。これにより彼は、今シーズンもっとも多くのファステストラップを記録したドライバーとった。Team Audi Sport ABT Schaefflerは、12戦開催されたレースの内、7戦でファステストラップを記録し、チーム記録を達成している。

    ダニエル・アプトは「大きな目標を持ってこのレースに臨み、それを達成することができました。素晴らしい逆転劇を演じることができて嬉しいです。チームスタッフ全員でこの喜びを分かち合いたいと思います。タイトルを獲得できたのは、現場のスタッフだけでなく、パートナーの皆様、インゴルシュタット、ノイブルグ、ケンプテンのスタッフ全員のおかげです」とコメント。アプトは今シーズン2回の優勝を果たし、最終ラウンドのニューヨークでさらに2回表彰台に登壇して合計120ポイントを獲得し、彼の4年のキャリアで最高位となるドライバーズランキング5位を確定させた。

    チーム代表のアラン・マクニッシュは「最後の一瞬まで手に汗握る展開となりましたが、ついにチームタイトルを獲得しました。ルーカスとダニエルを祝福したいと思います。浮き沈みの激しいシーズンとなりましたが、彼らは常にベストを尽くしてくれました。今日の大一番でも素晴らしい結果を出してくれました。ドイツの拠点でハードワークを続けてくれたスタッフにも感謝します」と述べた。

    アウディ モータースポーツ代表のディーター ・ガスは「ニューヨークに来たとき、チームタイトル獲得は非常に険しい道のりに思えていました。しかしレースはスリリングな展開となり、最終コーナーでは固唾をのんでレースを見守りました。Audi Sport、ABT、Schaefflerのスタッフ全員に感謝したいと思います」と語った。

    アウディ フォーミュラE
    技術パートナーのSchaefflerは、フォーミュラEの最終ラウンドにおいて来シーズンの見通しを発表しした。土曜日の夕方、ニューヨークの摩天楼のなかで開催したイベントにおいて、駐米ドイツ大使のDr. エミリー・ヘイバーを含む約300人のゲストが招かれ、新しいAudi e-tron FE05のプロトタイプがお披露目された。このマシンはSchaefflerとアウディが再びタッグを組んで共同開発したパワートレインを搭載している。第2世代に進化したマシンで戦うフォーミュラE選手権の2018/2019シーズンは、今年12月の半ばにサウジアラビアの首都リヤドで開幕する。

  • 【フォーミュラE】 第10戦 チューリッヒ:ディ・グラッシが歴史的勝利

    【フォーミュラE】 第10戦 チューリッヒ:ディ・グラッシが歴史的勝利

    フォーミュラE選手権の第10戦がスイスのチューリッヒで開催されました。スイスの地で初開催されたこのレースでディフェンディングチャンピオンであるルーカス・ディ・グラッシ(アウディ)は、記録的な大観衆が見守る中、アウディに歴史的な勝利をもたらした。

    1954年以来、スイスで国際的なレースが開催されたことは一度もない。チューリッヒの金融街に設営された市街地サーキットには、国際的なモータースポーツの復帰を待ち望んでいた10万人以上の観客が詰めかけた。

    5番グリッドからスタートしたルーカス・ディ・グラッシは、18周目にトップに立つと、そのままライバルを寄せ付けない走りで優勝を飾りました。39周目にチェッカーを受けた時点で、2位に入ったサム・バード (DSヴァージン レーシング)とは7秒542の大差が付いていた。

    今回の勝利は、ルーカス・ディ・グラッシにとってフォーミュラE通算7勝目、2017 / 2018シーズンでは初めての優勝となった。

    チューリッヒ市長のコリーネ・マウフから優勝トロフィーを授与されたルーカス・ディ・グラッシは「最高のレースでした。本当に嬉しいです。64年ぶりにスイスで開催されたレースで優勝できるなんて、素晴らしいことです。今日のAudi e-tron FE04は圧倒的に速く、予選5番手から優勝することができました」と語った。

    ルーカス・ディ・グラッシは、今回の勝利でドライバーズランキング3位に浮上し、7月14日~15日にかけて2レースが開催される最終戦のニューヨーク(米国)の結果次第では、ランキング2位となる可能性を残している。ルーカス・ディ・グラッシは、レース前にチームと交わした約束を守り、チューリッヒ湖に飛び込んで歓喜を表現した。

    Team Audi Sport ABT Schaefflerにとっては、第9戦に続く2連勝、今シーズン3勝目となった。チームランキングでは、残り2レースを残した時点で、トップのテチーターとの差を11ポイント縮めて2位を維持している。

    今回のレースでは、アウディにさらなるポイント獲得のチャンスがあったが、ネルソン・ピケJr.(ジャガー)によって阻まれてしまった。レース開始直後の1周目、前回のレースで優勝したダニエル・アプトにネルソン ピケJr.が追突。このアクシデントで、アプトはマシンのリヤウイングを失ってしまう。アプトは予定外のピットストップを強いられ、ポイント圏外の13位でのフィニッシュとなった。

    ダニエル・アプトは「チームのスタッフは、驚くような速さでリヤウイングを交換してくれました。レースに復帰するまでにセーフティカーが入ってくれると良かったのですが、不運なことに、そうはなりませんでした。とても残念ですが、ルーカスとチームが優勝できたので嬉しいです」と述べた。

    アウディ・モータースポーツ代表のディーター・ガスは「ダニエルは、本当に不運としか言いようがありません。オープニングラップの混乱の中で起こったあのアクシデントは、どうすることもできませんでした。それでも、今日はチームにとって素晴らしい1日となりました。熱狂的な大観衆と素晴らしい雰囲気の中で、そして最高のサーキットで優勝することができました。ルーカスの走りも見事でした。5番グリッドからスタートして、上位の全マシンをオーバーテイクして優勝するのは、そう簡単なことではありません」とコメント。

    チーム代表のアラン・マクニッシュは「ルーカスは、まさに完璧なタイミングでアタックをしかけていました。彼のチームスタッフにも満足しています。今シーズンは厳しいスタートとなりましたが、現在は完全に本来の力を取り戻しています。そしてもちろん、64年ぶりにスイスで開催されたレースで優勝することができて、たいへん嬉しいです」と述べた。

    フォーミュラE 第10戦 チューリッヒePrix 決勝 結果

    P No. Driver Team
    1 1 ルーカス・ディ・グラッシ アウディスポーツ・アプト・シェフラー
    2 2 サム・バード DSヴァージン・レーシング
    3 7 ジェローム・ダンブロシオ ドラゴン・レーシング
    4 18 アンドレ・ロッテラー テチーター
    5 9 セバスチャン・ブエミ ルノー・e.ダムス
    6 23 ニック・ハイドフェルド マヒンドラ・レーシング
    7 20 ミッチ・エバンス パナソニック・ジャガー・レーシング
    8 28 アントニオ・ダ・コスタ アンドレッティ・フォーミュラE
    9 16 オリバー・ターベイ NIOフォーミュラEチーム
    10 25 ジャン・エリック・ベルニュ テチーター
    11 5 マーロ・エンゲル ベンチュリ・フォーミュラEチーム
    12 6 ホセ・マリア・ロペス ドラゴン・レーシング
    13 66 ダニエル・アプト アウディスポーツ・アプト・シェフラー
    14 27 ステファン・サザラン アンドレッティ・フォーミュラE
    15 19 フェリックス・ローゼンクビスト マヒンドラ・レーシング
    16 36 アレックス.リン DSヴァージン・レーシング
      8 ニコラス・プロスト ルノー・e.ダムス
      68 ルカ・フィリッピ NIOフォーミュラEチーム
      3 ネルソン・ピケJr. パナソニック・ジャガー・レーシング
      4 トム・ディルマン ベンチュリ・フォーミュラEチーム
  • 【フォーミュラE】 アウディ、ホームレースのベルリンで1-2フィニッシュ

    【フォーミュラE】 アウディ、ホームレースのベルリンで1-2フィニッシュ

    電動パワートレーンによるレースシリーズ、フォーミュラE選手権の第9戦が5月19日にドイツのベルリンで開催された。ホームレースとなるこの大会で、アウディは完全優勝を果たした。Team Audi Sport ABT Schaeffler(チーム アウディ スポーツ アプト シェフラー)は、ポールポジション、1-2フィニッシュ、ファステストラップのすべてを達成し、ePrix史上初となるフルポイントを獲得した。

    ダニエル・アプトは、熱狂的な観客が見守る中、テンペルホーフ空港の跡地に特設されたコースで見事な勝利を収めた。この25歳のドイツ人ドライバーは、ホームレースで完璧なパフォーマンスを披露した。アプトは、予選では不利な第1グループからの出走となったにもかかわらず、上位5台で争われる最終予選の“スーパーポール”へ楽々と進出。自信溢れる走りで、フォーミュラEで自身2度目のポールポジションを決め、最初の3ポイントを獲得した。決勝レースでも圧倒的な強さを見せ、ファステストラップも記録して勝利に華を添えた。

    ダニエル・アプトは、ドイツ連邦交通大臣のアンドレアス・ショイヤーから優勝トロフィーを授与された後、次のようにコメントしている。

    「これまでのキャリアで一番重要な勝利ではないか思います。最初から最後まで信じられないような1日となりました。ポールポジション、優勝、ファステストラップ、さらには1-2フィニッシュも決めてフルポイントを獲得することができました。僕たちをサポートしてくれたすべての人に感謝します。これまで経験したことがないほどの喜びを感じています」

    今回のレースでは、ルーカス・ディ・グラッシが2位に入り、アウディが完全優勝を果たした。ディフェンディングチャンピオンのディ・グラッシは、Audi e-tron FE04を駆ってグループ予選でファステストラップを記録したものの、スーパーポールセッションではスリップによる僅かなタイムロスが響き、決勝レースは5番グリッドからのスタートとなった。しかしディ・グラッシは、スタート後に素晴らしい追い上げを見せ、12周目には2番手にポジションを上げる。さらに、素早いピットストップによってチームメイトのアプトに追い付く。その後は安定したレース運びで、このレースで3位に入ったジャン-エリック・ベルニュ(テチーター)に12秒以上の大差をつけて2位でチェッカーフラッグを受けた。

    4戦連続で2位表彰台を獲得したルーカス・ディ・グラッシは「最初にダニエルを祝福したいと思います。彼は、優勝にふさわしい走りを見せてくれました。アウディのマシンは圧倒的に速く、有利にレースを進めることができました。あとは、勝利をかけてチームメイトと競うだけでした。ピットストップ後に、ダニエルの直後に追い付いたのですが、セカンドカーにトラブルが発生してしまいました。後で原因を究明する必要があります。しかし、アウディの悲願であった1-2フィニッシュを達成することができました。シーズン開幕当初は思うような結果を出すことができませんでしたが、現在アウディは、チャンピオンシップでチーム部門2位となっています」と語った。

    ドライバーズ部門では、ダニエル・アプトが3位とわずか1ポイント差の4位、ルーカス・ディ・グラッシが6位につけている。今シーズンは、スイスのチューリッヒ(6月10日)、ニューヨーク(7月14日、15日)の3戦を残すのみとなっている。

    アウディ モータースポーツ代表のディーター・ガスは「素晴らしいレースでした。ファクトリーチームとしてフォーミュラEに参戦して以来、初めての1-2フィニッシュを飾ることができました。しかも、それをホームレースで達成できました。ダニエルは最高のパフォーマンスを示し、ルーカスもそれに続いて、完璧な1日となりました。ハードワークを続けてくれたすべてのスタッフに感謝したいと思います。混戦が続いているフォーミュラEで、このように圧倒的な差がつくのは非常に珍しいことです」とコメント。

    チーム代表のアラン・マクニッシュは「ベルリンで1-2フィニッシュなんて、信じられないほど嬉しいことです。テンペルホーフのホームレースで完全優勝して、これ以上ない1日となりました。チーム全員を大変誇りに思います」と述べた。

    関連:【フォーミュラE】 第9戦ベルリン 決勝:ダニエル・アプトが優勝

  • ニュルブルクリンク24時間レース:アウディ、5回目の総合優勝ならず

    ニュルブルクリンク24時間レース:アウディ、5回目の総合優勝ならず

    今回で第46回を迎えた世界有数の耐久レース、ニュルブルクリンク24時間レースがドイツのアイフェルで開催された。濃霧と雨による最悪のコンディションの中、Audi Sportカスタマーレーシングは、ディフェンディングチャンピオンとしてこのレースを迎えたが、5回目の総合優勝を果たすことはできなかった。最終的には、ケルビン ファン デル リンデ/シェルドン ファン デル リンデ/クリストファー ミース/ルネ ラスト組が、アウディ勢最高となる6位でチェッカーを受けた。決勝レースは、悪天候のため、終了まで残り3時間30分の時点で、1時間以上にわたって赤旗中断となる波乱の展開となった。

    Audi Sportカスタマーレーシング責任者のクリス ラインケは「今年のレースで、Audi Sportカスタマーレーシングは10周年を迎えますが、多くのモータースポーツファンの皆様の期待に応えることはできませんでした。私たちのカスタマーチームとドライバーは、3つの異なるクラスで優勝を目指して懸命に準備し、レースに臨みました。そのため、今回の結果は残念でなりません。今年は、途中でレースが中断されるほど、厳しいコンディションの中で開催されました」と語る。

    Audi R8 LMSは、この有名な耐久レースで、これまで過去に4回も総合優勝を果たし、非常に高い能力を示している。2018年の耐久レースシーズンは2月にオーストラリアで開幕し、アウディは初戦のバサースト12時間レースで見事に優勝を飾っている。次の大会は、6月に開催されるスパ24時間レース。

    Audi Sport Team Landは、今年のニュルブルクリンクで、日曜日の朝まで表彰台をかけて戦っていた。昨年優勝したアウディドライバーの1人であるケルビン ファン デル リンデが、天候の悪化によりポジションを落とすまで、アストンマーティンとスリリングな3番手争いを展開していた。しかし、インターミディエイトタイヤで走行していたリンデは、高速S字区間のホーエアハトでガードレールに接触し、修理のため3周分のタイムロスを余儀なくされる。最終的にリンデは、兄弟のシェルドン、クリストファー ミース、ルネ ラストとともに、6位でフィニッシュした。

    その後ろには、Audi Sport Team Phoenixのクリストファー ハース/ニコ ミューラー/フランク スティプラー/フレデリック ベリビッシュ組も続いたた。

    ニュルブルクリンク24時間レースに初参戦したAudi Sport Team BWTのクリストファー ハース/ニコ ミューラー/マルクス ヴィンケルホック/マイク ロッケンフェラー組は、12位でチェッカーを受けた。

    Team BWT Mücke Motorsportのマルセル フェスラー/クリスター ジョンズ/ピエール カッファー/ステファン ミュッケ組は14位だった。

    耐久レースのエキスパートチーム、Car Collection Motorsportも、悪天候による影響を受けた。アドリエン デ リーナー/サイモン トルーマー/クリストファー フリードリッヒ/ピエール カッファー組は、20位でレースを終了した。同じチームから参戦した、ステファン アウスト/クリスチャン ボールラース/ロニー ザウレンマン/ピーター シュミット組は56位でだった。

    2015年に優勝したAudi Sport Team WRTは、アクシデントによりリタイアとなりました。

    Audi Sportのカスタマーチームは、各クラスで素晴らしいパフォーマンスを展開したが、期待した結果を出すことはできなかった。

    Audi R8 LMS GT4でSP 8クラスに参戦したTeam Phoenix Racingは、レース開始から10時間経過時点までトップを走行していた。しかし、11時間経過時点に、4人の才能ある若手ドライバーで構成されたミラノ ドンテ/シャオル フゥ/マックス ホーファー/ニコライ モラー マドセン組は、パワートレインのトラブルによりリタイアとなった。

    激しいバトルが展開されたTCRクラスでは、Audi RS 3 LMSで参戦したTeam Prosport-Performance GmbHが、6時間経過時点までクラスをリードしていた。熟練ドライバーのクリストファー ブロイアー/ユルゲン ネット/マルクス オエストリッヒ/ケネス ベスヴォルド組は、15時間経過時点までトップの座をキープし、18時間経過時点までは2番手を走行していたが、マシントラブルによりリタイアとなりました。一方、昨年同様、Bonk Motorsportが表彰台を獲得した。ドイツのミュンスターを拠点とし、Audi RS 3 LMSで参戦したこのチームは、ヘルマン ボック/マックス パートル/ライナー パートル/フェルカー ペエプマイヤー組が3位でフィニッシュしている。

  • アウディ、ニュルブルクリンク24時間レースで5回目の総合優勝を目指す

    アウディ、ニュルブルクリンク24時間レースで5回目の総合優勝を目指す

    Audi Sportカスタマーレーシングは、5月10日~13日に開催されるこの今年のニュルブルクリンク24時間レースで今回初めてカスタマーチームのレースカーが3つの異なるレースシリーズに参戦する。24時間レースでは、アウディは5回目の総合優勝をかけて戦う。同時に開催されるサポートプログラムには、5つの魅力的なスプリントレース(新しいWTCR – FIA世界ツーリングカー選手権が3ラウンド、Audi Sport R8 LMS Cupレースが2ラウンド)に、Audi Sportのカスタマーチームが参戦する。

    Audi Sportカスタマーレーシングの責任者を務めるクリス ラインケは、次のように述べている。

    「世界および国内のモータースポーツにおいて、Audi Sportは巨大で熱心なファンのコミュニティを持っています。多くのレース愛好家にとって、ニュルブルクリンク24時間レースは最高の舞台となっています。今年は、3つのモデルシリーズの30台を超えるレースカーの参加とAudi Sport Campus(キャンパス)によって、これまで以上の“ショー”を展開する予定です。Audi Sport Campusでは、パドックのファンがすべてのアウディドライバーと出会うことができ、ツーリングカーとカップレースカーを間近で見て感動を分かち合うことができます。カスタマーチームのガレージは、 Audi Sportのホスピタリティエリアのすぐ隣に設置され、チームの皆様に行き届いたモータースポーツ体験を提供します」

    これまで、Audi Sportカスタマーレーシングは、ニュルブルクリンクでトップクラスのラップタイムを記録しています。Audi Sportは、2012年、2014年、2015年、2017年にAudi R8 LMSで総合勝利を飾り、さらに2009年から2011年の間には、GT3クラスで3連勝を成し遂げた。 今年で10回目の参戦となるAudi Sportカスタマーレーシングは、この有名な耐久レースに、すべてのモデルラインナップを送り込んでいる。

    GT3クラスには、7台のAudi R8 LMSレースカーがエントリー。合計12人のドライバーを擁する4つのAudi Sportチーム(BWT、Land、Phoenix、WRT)が、総合優勝を目指して戦う。これらのドライバーには、8人の優勝経験者(クリストファー ハース、ケルビン ファン デル リンデ、クリストファー ミース、ニコ ミューラー、ルネ ラスト、マイク ロッケンフェラー、フランク スティプラー、マルクス ウィンケルホック)が含まれている。このうち、3つのチームは、この有名な耐久レースに過去にも参戦経験がある。Audi Sport Team BWTは、今回が初参戦となる。さらに、Team BWT Mücke Motorsportから1台、Car Collection Motorsportから2台の合計3台のAudi R8 LMSレースカーもエントリーする。

    このイベントには、Audi Sportカスタマーレーシングプログラムが擁する他の2つのモデルもエントリーしています。Team Phoenix Racingは、1月のドバイ24時間レースで優勝した後、今回のニュルブルクリンクのレースにAudi R8 LMS GT4で参戦することを決定した。Team Bonk MotorsportとProsport Performanceは、それぞれ1台のAudi RS 3 LMSをエントリーして、TCRクラスでの優勝を目指す。

    スプリントレースでも、手に汗握るレースが展開される。WTCR – FIA世界ツーリングカー選手権には、7つのメーカーが参戦し、2回の予選セッションと3回の決勝レースが行われる。Audi Sportのドライバーである、ゴードン シェデン、ジャンカール ベルネ、フレデリック バーヴィッシュが、プライベートチームのドライバーであるナタナエル ベルトン、デニス デュポン、オーレリエン パニスとともに、Audi RS 3 LMSのステアリングを握る。現在のDTMチャンピオンのルネ ラストは、この週末のレースシリーズにゲストとして参戦し、ファンを喜ばせるだろう。彼は、7台目のAudi RS 3 LMSを駆って、レーシングゲームのEsports WTCR Oscaroの宣伝を行う。このデジタルレーシングゲームでは、ニュルブルクリンク24時間レースにちなんだイベントが初開催され、参加する“シムレーサー”たちが25,000ユーロの賞金を懸けて“リアルレースドライバー”と競争する。

    さらに、Audi Sport R8 LMS Cupカーもドイツでデビューを飾り、Audi Sportの幅広いモデルラインナップを披露する。世界で唯一のGT3カーによるこのワンメイクレースは、2012年にアジアで開始されて以来、今回はじめてGT4モデルの参戦が可能になった。今年で7年目を迎える今シーズンは、ニュルブルクリンク サーキットでレースが初開催されることになり、ドイツ人のゲストドライバーも参加する。30分間のスプリントレースは、白熱した戦いが展開され、ファンにとって見逃せないプログラムであると同時に、Audi Sportにとっても大きな見せ場となっている。

    ニュルブルクリンク24時間レースに参戦するAudi Sportカスタマーレーシングチーム

    Audi R8 LMS #1 (Audi Sport Team Land)
    ケルビン ファン デル リンデ/シェルドン ファン デル リンデ/クリストファー ミース/ルネ ラスト
    (南ア/南ア/ドイツ/ドイツ)

    Audi R8 LMS #3 (Audi Sport Team Phoenix)
    クリストファー ハース/ニコ ミューラー/フランク スティプラー/フレデリック ベリビッシュ
    (ドイツ/スイス/ドイツ/ベルギー)

    Audi R8 LMS #8 (Audi Sport Team WRT)
    ロビン フリジンス/ケルビン ファン デル リンデ/ルネ ラスト/ドリーズ ヴァントール
    (ノルウェー/南ア/ドイツ/ベルギー)

    Audi R8 LMS #14 (Car Collection Motorsport)
    ステファン アウスト/クリスチャン ボールラース/ロニー ザウレンマン/ピーター シュミット
    (ドイツ/ドイツ/スイス/ドイツ)

    Audi R8 LMS #15 (Car Collection Motorsport)
    クリストファー フリードリッヒ/ピエール カッファー/アドリエン デ リーナー/サイモン トルーマー
    (ドイツ/ドイツ/ベルギー/スイス)

    Audi R8 LMS #24 (Audi Sport Team BWT)
    クリストファー ハース/ニコ ミューラー/マルクス ヴィンケルホック/マイク ロッケンフェラー
    (ドイツ/スイス/ドイツ/ドイツ)

    Audi R8 LMS #25 (Team BWT Mücke Motorsport)
    マルセル フェスラー/クリスター ジョンズ/ピエール カッファー/ステファン ミュッケ
    (スイス/ドイツ/ドイツ/ドイツ)

    Audi R8 LMS GT4 #41 (Phoenix Racing)
    ミラノ ドンテ/シャオル フゥ/ニコライ モラー マドセン
    (ノルウェー/中国/デンマーク)

    Audi RS 3 LMS #172 (Bonk Motorsport)
    ヘルマン ボック/マックス パートル
    (ドイツ/ドイツ)

    Audi RS 3 LMS #175 (Prosport-Performance GmbH)
    クリストファー ブロイアー/マルクス オエストリッヒ
    (ドイツ/ドイツ)

  • 【フォーミュラE】 アウディ:ディ・グラッシが3戦連続2位表彰台

    【フォーミュラE】 アウディ:ディ・グラッシが3戦連続2位表彰台

    フォーミュラE選手権の第8戦がフランスの首都パリで4月28日に開催されました。Team Audi Sport ABT Schaeffler(チーム アウディ スポーツ アプト シェフラー)のルーカス・ディ・グラッシとダニエル・アプトは、素晴らしい追い上げを見せて大観衆を沸かせた。予選では苦戦したアウディの両ドライバーだが、決勝レースではあわせて11もポジションを上げてチェッカーを受けた。ディ・グラッシは3戦連続で2位、アプトは予選14番手から7位まで順位を上げた。

    午前中に行われた練習走行では、エッフェル塔の近くに設営された市街地サーキットで、昨年のチャンピオン、ディ・グラッシがコースレコードを叩き出した。チームメイトのアプトも、その記録に近いタイムで周回していた。しかし、予選では両ドライバーともに、低い路面温度に苦しめられ、タイヤを効果的に使うことができず、ディ・グラッシはわずか0.005秒及ばずに、トップ5で争われる最終予選の“スーパーポール”への進出を逃す。アプトもわずか0.3秒の遅れをとっただけだったが、激しい戦いが続くフォーミュラEでは、このタイム差が大きく影響し、オーバーテイクが非常に難しいこのサーキットで、予選14番グリッドからのスタートとなった。

    これまでのレースと同様に、アウディの両ドライバーは、決勝レースではAudi e-tron FE04の高いポテンシャルをフルに引き出して見せた。アプトは、レース前半に7台のマシンをオーバーテイク。レース終了間際にはファンブーストを使用して、歴代チャンピオンのセバスチャン・ブエミ(ルノー)の攻略に成功する。しかし、最終ラップにブエミが反撃に出て、再びアプトの前に出る。

    チームメイトのディ・グラッシは、スタートでポジションを一つ上げる。レース前半にはエネルギーを温存して、マシン交換までにトップのマシンよりも2周多く走行することに成功する。Team Audi Sport ABT Schaefflerによる素早いピットストップを終えた時点で、ディ・グラッシは4番手にポジションを上げる。その後、ファステストラップを連発してトップのマシンに迫り、前回のローマで優勝したサム・バードに続き、最終ラップには2番手を走行していたアンドレ・ロッテラーをオーバーテイクするう。

    3戦連続で2位に入り、フォーミュラE通算23回目の表彰台を獲得したディ・グラッシは「信じられないようなレースで厳しい戦いでした。レース前半はエネルギーを温存することに集中しました。後半は全力でアタックして2位のトロフィーを掴みとることに成功しました。これ以上ない喜びです」とコメント。

    アプトは「予選グリッドにはがっかりしましたが、決勝レースではうまくオーバーテイクすることができました。ファンの皆さんは楽しんでくれたと思います。残念ながら、最終ラップでは“永遠のライバル”のブエミが、シケインで猛アタックをかけてきて、ポジションを落としてしまいました。ファンブーストには感謝しています。このレースでも有効に使うことができました。次のレースでは、予選で上位に進出して、表彰台に返り咲きたいと思っています」と語った。

    チーム代表のアラン・マクニッシュは「何というレースでしょう。最終ラップでは激しいバトルが展開されました。レースでは、ルーカスとダニエルの素晴らしい追い上げを見ることができました。とくに、ダニエルの走りは際立っていました。彼はレース前のミーティングで、このサーキットでオーバーテイクするのは無理だと誰もが思っているが、自分はできると話していて、その通りに実行したのです。最終ラップのブエミの強引なアタックで、ポジションを落としてしまったことが残念です。ルーカスは、再び力強い走りを見せて、今回もファステストラップを記録しました」とコメント。

    アウディ モータースポーツ代表のディーター・ガスは「予選では期待通りのポジションを得ることができませんでした。オーバーテイクが非常に難しいこのコースでは、それが大きなハンデとなります。しかし、ふたりとも素晴らしいレースをしてくれました。特にダニエルの走りは称賛に値します。彼は、断固たる決意を持って、大きなリスクを冒すことなしに、見事なオーバーテイクを見せてくれました。3戦連続で表彰台を獲得したルーカスの走りも見事でした」と述べた。

    AUDI AG取締会会長ルパート・シュタートラーが見守る中、Team Audi Sport ABT Schaefflerは、フォーミュラE世界選手権のチームランキングを3位に上げた。ディ・グラッシはドライバーズランキングで5位に浮上した。アプトも2ポイント差で6位につけている。第9戦は、5月19日にアウディにとってホーム ラウンドとなるドイツのベルリンで開催される。

  • 【フォーミュラE】 アウディ:ディ・グラッシが2戦連続2位表彰台

    【フォーミュラE】 アウディ:ディ・グラッシが2戦連続2位表彰台

    フォーミュラE選手権の第7戦が、4月14日にイタリアの首都ローマで開催された。このレースで、Team Audi Sport ABT Schaeffler(チーム アウディ スポーツ アプト シェフラー)のルーカス・ディ・グラッシが2位表彰台を獲得し、チームメイトのダニエル・アプトも4位でチェッカーを受け、シーズン後半戦に向けて反撃を開始した。

    予選では十分な走りをすることが出来なかったアウディの両ドライバーは、それぞれ6番および9番グリッドからのスタートとなった。

    ディ・グラッシは、予選のタイムアタックでわずかなミスを犯し、上位5台で争われる最終予選の“スーパーポール”へ進出することはできなかった。アプトは、予選でタイヤのグリップに苦しみ9番手となった。

    しかし、アウディの両ドライバーは、これまでのレースで最長となるこの市街地コースでは、マシンの速さが重要なポイントになると確信していた。3万人の熱狂的なファンとAUDI AG取締会会長ルパート・シュタートラーが見守る中、彼らは印象的な走りでその期待に応えた。

    レース前半、アプトとディ・グラッシは巧みにエネルギーを温存して、マシン交換までに他のライバルよりも1周多く走行することに成功した。ピットストップ終了後、トップのマシンとは10秒以上の差があったが、両ドライバーは見事なオーバーテイクで先行するマシンを1台ずつかわして、順位を上げていった。レース終了直前に、ディ・グラッシはトップを走行するサム・バードの直後に迫り、激しいバトルを展開したが、惜しくも0.970秒差で2位となった。

    ディ・グラッシは「ローマで開催されたフォーミュラEで、表彰台に上がることができて大変嬉しいです。スタート直後に8番手まで後退してしまったので、2位という結果に満足しています。素晴らしいレースでした。アウディの全スタッフとFanBoostで僕に投票してくれたファンの皆さまに感謝します。今回のレースでは、セバスチャン ブエミをオーバーテイクするときに、ブースト機能を使いました。」とコメント。

    アプトは、スタートでチームメイトの前に出たが、その後のピットストップで手間取り、再びディ・グラッシが先行する展開となった。さらに、レース前半にはピットと交信するための無線が使えないトラブルも発生した。

    アプトは「ピットと交信できなかったので、完全に孤立状態となり、エネルギー管理に関する情報を受け取ることができませんでした。いずれにしてもマシンは速く、セカンドカーではトラブルは発生しませんでした。セバスチャン ブエミとアンドレ ロッテラーは、簡単には抜かせてくれませんでした。この2台をオーバーテイクするのに、かなり手間取ってしまいました。あと1周あれば、表彰台を獲得できたと思います。それでも、予選9番手からスタートして、貴重なポイントを稼ぐことができて大変嬉しく思っています。ファステストラップも記録することができました。」と語った。

    チーム代表のアラン・マクニッシュは「今日のレースは、手に汗握る展開となりました。レース終了間際は、トップ3台の接近戦となり、ルーカスが優勝するのか、それとも3位になるのか、まったく分からない状態でした。最終的には2位と4位でフィニッシュして、ダニエルはファステストラップも記録することができましたので、大変嬉しく思っています。パリで開催される次のレースを今から楽しみにしています。」コメント。

    アウディ モータースポーツ代表のディーター・ガスは「素晴らしいヨーロッパシーズンのスタートを切ることができました。ローマというロケーションは最高の舞台で、コースの状態も良好でした。レースは波乱の展開となりましたが、良い結果を出すことができました。予選のグリッドを考えると、素晴らしいレースだったと言えるでしょう。」と述べた。

    第7戦を終了して、合計50ポイントを獲得したアプトは、ドライバーズランキングで5位となっており、39ポイントのディ・グラッシは8位につけている。チームランキングは、4位にポジションを上げた。今回のレースで31ポイントを獲得したTeam Audi Sport ABT Schaefflerは、ローマでもっとも成功を収めたチームとなった。

    アウディはローマで、フォーミュラEのレーシングタクシーとして、未来的な電気自動車のレーシングカーコンセプトAudi e-tron Vision Gran Turismo(ビジョン グラン ツーリスモ)を発表した。このマシンに同乗してサーキット走行を体験したゲストの中には、フォーミュラE CEOのアレハンドロ・アガグとAUDI AG取締会会長ルパート・シュタートラーも含まれていた。

    第8戦は、2週間後の4月28日に、フランスのパリで開催される。次のレースでも、Audi e-tron Vision Gran Turismoがサーキットに登場する。

  • Audi e-tron Vision Gran Turismo、プレイステーションからサーキットへ

    Audi e-tron Vision Gran Turismo、プレイステーションからサーキットへ

    アウディは、電気自動車のコンセプトカー“Audi e-tron Vision Gran Turismo(ビジョン グラン ツーリスモ)”により、ユニークな方法でeモビリティを実体験へと変化させた。本来このクルマはプレイステーション4のバーチャルレース用に開発されたものだったが、フォーミュラEと組み合わせて現実の世界に登場することになった。Audi e-tron Vision Gran Turismoは、4月14日にローマで開催されるレースを皮切りに、プロのドライバーが運転するクルマに同乗してサーキット走行を体験するレーシングタクシーとしてサーキットに登場する。

    AUDI AG技術開発担当取締役のペーター・メルテンスは「eモビリティの重要性は急速に高まっています。2017年にアウディがドイツメーカーとして初めてフォーミュラEにファクトリー参戦したのは、このような理由によるものです。私たちは、レースは技術の実験室として、eモビリティ関連の専門知識を広げ、厳しい環境下における貴重な経験を蓄積しています。世界の大都市を舞台に開催されるフォーミュラEに登場するAudi e-tron Vision Gran Turismoレーシングタクシーにより、アウディのお客様とゲストの皆様は、ユニークな方法でeモビリティを実体験できます」と語った。

    アウディ ブランドのゲストの皆様は、4月14日のフォーミュラEローマ戦を皮切りに、Audi e-tron Vision Gran Turismoに同乗して市街地サーキットを体験することができる。アウディのプリプロダクションセンターに在籍するスタッフは、わずか11ヶ月間で、プレイステーションのゲーム「グランツーリスモ」に登場するAudi e-tron Vision Gran Turismoを、現実世界のワンオフカーとして開発・製造することができた。

    ミリオンセラーを記録した「グランツーリスモ」は、世界中のゲーム愛好家の間で伝説的な存在となっている。これまでアウディは約20年間にわたって、ソニーおよびゲーム開発を担当したポリフォニー・デジタルと共同作業を進めてきた。Audi e-tron Vision Gran Turismoは、グランツーリスモ発売15周年を記念する“Vision Gran Turismo”コンテストのために、アウディのデザイナーが作成したもの。このコンテストでは、数多くの自動車メーカーがバーチャルレースカーをデザインしてきた。それらのコンセプトカーの多くがフルスケールモデルとして試作され、ショーにおいて展示された。しかし、実際に走行可能なクルマとしてサーキットに登場するのは、Audi e-tron Vision Gran Turismoが初めてとなる。

    アウディのチーフデザイナーであるマーク・リヒテは「今回のプロジェクトを大変誇りに思っています。バーチャルカーのデザインには大きな自由度があり、現実的ではないコンセプトを採用することもできますが、まったく架空のモデルにはしたくないと思いました。私たちが目指したのは、完全に実走行できるクルマでした。Audi e-tron Vision Gran Turismoは、アウディの思い描くeモビリティが、非常にエモーショナルなものであることを示しています。このクルマは、ボディカラーのペイントを反転させたシングルフレームグリルをはじめとして、新しいe-tronモデルの特徴となっている数多くの新しいデザイン言語を構成するエレメントを採用しています」と述べた。

    今回意図的に採用したデザインエレメントとカラーは、アウディが1989年にハンス=ヨアヒム・スタック、ヴァルター・ロール、ハーレイ・ヘイウッド、スコット・グッドイヤーといったドライバーによって北アメリカのIMSA-GTOレースシリーズを席巻した伝説のAudi 90 quattro IMSA GTOのもの。体系的な軽量設計、パワフルな5気筒ターボエンジンとquattroドライブシステムの組み合わせにより、このクルマは時代の遙か先を走っていた。

    Audi e-tron Vision Gran Turismoは、フルタイム4WDシステムも採用している。完全に電動化されたe-tron quattro 4輪駆動は、パワー配分を自在に変化させることができる。それぞれ200kWの出力を備える3基の電気モーターが、駆動力を提供。将来のAudi e-tron用コンポーネントを採用した電気モーターは、2基がリヤアクスルを、1基がフロントアクスルを駆動する。システム出力は600kW(815hp)。車両重量は1,450kg、パワー ウエイトレシオは1.78kg/hpで、フロントとリヤの重量配分は理想的な50:50。Audi e-tron Vision Gran Turismoは、0~100km/hを2.5秒以下で加速する。

    この未来的なレーシングタクシーは、ヨーロッパで開催されるフォーミュラEを始め、2018年に行われる数々のイベントに登場する。ステアリングを握るのは、スイス人の元DTMドライバー、ラヘル・フレイ、またはルマンを制したイタリア人ドライバーのリンド・カペロとなる。

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