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  • フォーミュラE | アウディ、チーム総合2位でシーズン終了

    フォーミュラE | アウディ、チーム総合2位でシーズン終了

    フォーミュラE選手権の最終戦(第13戦)が、ニューヨークで開催され、アウディは、最後の1周までチャンピオンシップのタイトルをかけて、このレースを戦った。その結果、Team Audi Sport ABT Schaeffler(チーム アウディ スポーツ アプト シェフラー)は、チームランキング総合2位を獲得した。

    一方ドライバーズランキングでは、アウディドライバーのルーカス・ディ・グラッシが、総合3位で2018/2019シーズンを終了した。

    最終戦では、Audi e-tron FE05を駆るAudi customer team (アウディカスタマーチーム) Envision Virgin Racing(エンヴィジョン ヴァージン レーシング)のロビン・フラインスが優勝し、チームランキング3位を確定させた。

    新しい第二世代のレーシングカーで行われた今シーズンは、ドラマチックで手に汗に握るレースが続いた。5大陸にまたがって13戦が開催されたこのシーズンでは、8つのチームの9人のドライバーが優勝した。ポールポジションも、10人の異なるドライバーが獲得している。ニューヨークで行われた最終戦では、4人のドライバーと3つのチームに、タイトル獲得の可能性が残されていた。

    今シーズン合計5回優勝のAudi e-tron FE05は、もっとも多くの勝利を獲得したフォーミュラEマシンとなった。さらに、Audi e-tron FE05は、10回の表彰台、1回のポールポジション、8回のファステストラップを記録し、その優れたエネルギー効率と戦闘力の高さを示した。

    昨年同様、Team Audi Sport ABT Schaefflerは、チームタイトルをかけて最終戦を戦った。ニューヨークで開催された2連戦、ルーカス・ディ・グラッシは、セーフティカーも導入されて大荒れの展開となった初戦土曜日のレースでもポイントを獲得し、ドライバーズタイトルへの望みをつないでいた。今シーズンのレースを終え、ダニエル・アプトとルーカス・ディ・グラッシは、最終的にランキング首位のDS Techeetah(DSテチーター)との差を24ポイント縮めた。その結果、トップとわずか19ポイント差で、チームランキング総合2位を確定させた。

    チーム代表のアラン・マクニッシュは「チーム一丸となって最後まで全力を尽くし、その結果、タイトルに限りなく近づくことができました。昨年と同様に、最終ラウンドではDS Techeetahと大きなポイント差がありましたが、今年は逆転してタイトルを獲得することはできませんでした。それでも、私はチームを誇りに思います。彼らはハードワークを続け、精力的に作業をこなし、決意を持ってシーズンを戦いました。来シーズンも、同じ決意で臨むつもりです。私たちは、今年の11月に開催されるシーズン初戦を既に見据えています」とコメント。

    アウディ・モータースポーツ代表のディーター・ガスは「今季は、すべてのチームとドライバーにとって、スリリングなシーズンとなりました。私たちは、チームタイトルとドライバーズタイトルの両方をかけて、最後の1戦まで戦いました。ファクトリーチームとして、最終戦は完全に満足できる内容ではありませんでしたが、Audi customer teamのEnvision Virgin Racingは、このレースで優勝することができました。これによって、彼らはチームランキングで3位となりました。アウディにとって、これは素晴らしいことです」と語った。

    Team Audi Sport ABT Schaefflerは、過去すべてのシーズンで、総合ランキングのトップ3に入っている。これは、ディ・グラッシについても同様だ。彼は、今シーズンのドライバーズランキングで総合3位となった。2年前の2016/2017シーズンではタイトルを獲得し、それ以外でも2回、ランキング2位となっている。

    最終戦で、ディ・グラッシは11番グリッドからスタートし、7番手までポジションを上げたが、ミッチ エバンス(パナソニック ジャガー レーシング)にサイドバリアに押し出される形となり、チェッカーフラッグ目前でリタイアを余儀なくされた。今季2回優勝を飾っているディ・グラッシは「アクシデントがあってもなくても、チャンピオンシップの結果に影響はありませんでした。5年連続で、3位以内でシーズンを終了することができて誇りに思います。アウディ、ABT、そしてシェフラーの素晴らしいチームに感謝したいと思います」と語った。

    ダニエル・アプトは、ニューヨークの2連戦の両方で、上位6人で争われる最終予選のスーパーポールに進出。さらに、日曜日の最終戦では、最速ラップを記録して追加のポイントを稼ぎ、5位でフィニッシュした「今日は、全力を出し切りました。厳しいシーズンでしたが、結果には満足しています。もちろんチームタイトルを獲得したかったのですが、これだけ競争の激しいチャンピオンシップで2位になったことを、チームの全員が誇ることができると思います」とダニエル・アプトは語った。

    Envision Virgin Racingチームのドライバー、ロビン・フラインスは、最終戦で記念すべき2勝目を挙げた。スタート後の第一コーナーで素晴らしいオーバーテイクを見せたドイツ人ドライバーのフラインスは、ポールポジションからスタートしたアレクサンダー・シムズ(BMW i アンドレッティ モータースポーツ)をパスし、価値ある勝利をチームにもたらした。チームメイトのサム・バードも、力強いパフォーマンスを見せて、このレースを4位でフィニッシュした。

  • フォーミュラE | アウディ 第8戦 ベルリンePrix 決勝レポート

    フォーミュラE | アウディ 第8戦 ベルリンePrix 決勝レポート

    電気自動車のレースシリーズ、FIAフォーミュラE選手権の第10戦がドイツのベルリンで開催された。Team Audi Sport ABT Schaeffler(チーム アウディ スポーツ アプト シェフラー)は、昨年ベルリンで優勝したダニエル・アプトに続き、今年はルーカス・ディ・グラッシが勝利を収め、ドイツで開催されたホームラウンドで2連勝を達成した。

    フォーミュラE通算10勝目を挙げたブラジル人ドライバーのディ・グラッシは、ドライバーズランキングでも、現在1位のジャン・エリック・ベルニュ(DSテチーター)に次ぐ、2位に浮上した。通算40回目の表彰台を獲得したTeam Audi Sport ABT Schaefflerも、チームランキング2位にポジションを上げている。今シーズンのレースは、6月22日のベルン(スイス)、7月13日~14日のニューヨーク(米国、2連戦)の残り3戦となっている。

    応援に駆けつけたAUDI AG技術開発担当取締役のハンス-ヨアヒム・ローゼンピーラーと人事および組織担当取締役のウェンデリン・ゲーベルが見守る中、ディ・グラッシは、ベルリンでAudi e-tron FE05の戦闘力の高さを完璧に証明した。ディ・グラッシは、土曜日の午前中に行われた予選で、もっとも不利とされる第1グループからの出走にもかかわらず、3番グリッドを確保した。

    決勝レースで、わずか5周でトップに立ったディ・グラッシは「予選で3番グリッドを獲得した瞬間から、今日は優勝できると思いました」とコメント。トップに立ったディ・グラッシは、ライバルとの差を広げ、安定したペースで周回してチェッカーを受け取った。さらに、ファステストラップも記録して、追加のポイントも獲得した。

    「今日は、非常に戦略的なレースを行うことができました」とディ・グラッシは語る。「すべてはエネルギーマネージメントにかかっていました。私たちは、マシンのエネルギー効率が非常に高いことを証明したのです。このレースは、アウディのホームラウンドです。大勢の熱狂的なファンの前で優勝できて、本当に嬉しいです。タイトル争いはまだ続きますが、今夜は盛大に勝利を祝福したいと思います」

    今回のレースでは、ダニエル・アプトも力強いパフォーマンスを見せました。昨年の勝者であるアプトは、予選グループでは最速のタイムを記録したものの、チームメイトのディ・グラッシとわずか0.027秒差で、最終予選となる“スーパーポール”への進出を逃してしまいる。6番グリッドからスタートしたアプトは、激しい接近戦のバトルに巻き込まれてしまった。

    アプトは、「正直なところ、6番グリッドよりも前からスタートしたかったです。レースは大混戦となりました。非常に激しいバトルとなり、他のマシンと接触しながらコーナリングする場面もありました。厳しいレースでしたが、ポイントを獲得することができました。もちろん、ルーカスが優勝して、ホームレースでチームが2連勝できたので喜んでいます。素晴らしいレースでした!」とコメント。

    チーム代表のアラン・マクニッシュは「ベルリンで再び優勝することができて、たいへん満足しています。金曜日のフリー走行の時点では、私たちのマシンのパフォーマンスがどの程度なのか、そしてタイヤを温存する戦略がレースでどの程度うまく機能するのか、まったく分からない状態でした。3番グリッドからスタートしたルーカスは、レース序盤でトップに立って、そのまま後続マシンを引き離すことができました。激しいバトルを制して6位にはいったダニエルは、貴重なポイントをチームにもたらしてくれました」と述べた。

    アウディカスタマーチームのEnvision Virgin Racing(エンヴィジョン ヴァージン レーシング)のサム バードは、ポイント圏内の9位でフィニッシュした。チームメイトのロビン フラインスは、最後列からスタートして巻き返し、13位でチェッカーを受けた。

    アウディ モータースポーツ代表のディーター・ガスは「最高のレースでした。昨年のダニエルに続き、今年はルーカスが、アウディにとってホームレースとなるベルリンで優勝した。ルーカスは、素晴らしい走りを見せて、ミスを犯しませんでした。ダニエルの6位も、チームタイトル争いにとって貴重な結果といえるでしょう。この勝利は、チームスタッフ全員が、ハードワークを続けてくれたおかげです。すべてのスタッフに感謝したいと思います。アウディの本拠地で、大観衆に加え、大勢のファンと従業員がレースを見守る中、優勝することができて本当に嬉しく思っています。私たちは、すでに次戦のベルンを見据えて準備を進めています」と語った。

  • フォーミュラE | アウディ:第9戦 モナコePrix 決勝レポート

    フォーミュラE | アウディ:第9戦 モナコePrix 決勝レポート

    電気自動車のレースシリーズ、FIAフォーミュラE選手権の第9戦がモナコで開催された。今回のレースは、Team Audi Sport ABT Schaeffler(チーム アウディ スポーツ アプト シェフラー)のダニエル・アプトとルーカス・ディ・グラッシにとって、不運な展開となった。両ドライバーともに素晴らしい走りを見せたものの、ポイントを獲得することはできなかった。

    フォーミュラEシーズン中もっとも短いこのコースは、予選のポジションが重要な意味を持っている。予選では、ランキング上位のドライバーが最初に走り出す必要があるため、不利な状況となる。そのため、予選第1グループのドライバーで、上位6名で争われる“スーパーポール”に進出できたドライバーは一人もいなかtt。

    オーバーテイクが非常に難しいこのサーキットで、ディ・グラッシは予選13番手、アプトは16番手とった。

    それでも、Team Audi Sport ABT Schaefflerの両ドライバーは、決勝レースで順位を上げることに成功する。ルーカス・ディ・グラッシは、マシンをオーバーテイクして8番手まで浮上します。しかし、アレクサンダー・シムズ(BMW)に押し出され、ガードレールとの間に挟まれる格好となり、リタイアを余儀なくされてしまう。

    ルーカス・ディ・グラッシ
    「レース終了後、彼は私のマシンを見ていなかったとスチュワードに語っています。ブレーキングでラインを外すのなら、誰もそこにいないことを確認すべきです。今回のリタイアは残念でなりません。リタイアしなければ、タイトル争いにとって、貴重なポイントを獲得できていたはずです」

    ダニエル・アプトは、ファイティングスピット溢れる走りで、コース幅を有効に使い、8位でフィニッシュした。しかし、オリバー ターベイ(NIO)に軽く接触したことが審議の対象となり、15番手に降格されてしまいる。

    ダニエル・アプト
    「モナコでポジションを大きく上げることは、ほとんど不可能です。そのため、このタイムペナルティは、私にとってもチームにとっても本当に残念です。フルコースイエローが出たとき、前のマシンが急ブレーキをかけたので、彼を避けることができませんでした」

    アラン・マクニッシュ(チーム代表)
    「狭いサーキットで、このグリッドからのスタートだと、厳しいレースになることは分かっていました。ルーカスがリタイアしなければ、6位でフィニッシュできていたので悔しい気持ちで一杯です。せめてダニエルが、そのまま8位を確定できれば良かったのですが。本当に残念としか言いようがありません」

    アウディカスタマーチームのEnvision Virgin Racing(エンヴィジョン ヴァージン レーシング)も、今回はポイントを持ち帰ることはできなかった。ロビン・フラインスとサム・バードは、ともにレース終盤のクラッシュが原因で、ポイント圏外でのフィニッシュとなった。

    フォーミュラE第10戦は、2週間後の5月25日にドイツのベルリンで開催される。昨年は、ホームレースとなるこのイベントで、Team Audi Sport ABT Schaefflerは1-2フィニッシュに加え、ポールポジションとファステストラップも記録して、1回のレースで獲得可能な最大のポイントを稼いでいる。

    関連:【動画】 フォーミュラE 第9戦 モナコePrix 決勝ハイライト

  • フォーミュラE | アウディ:第8戦 パリePrix 決勝レポート

    フォーミュラE | アウディ:第8戦 パリePrix 決勝レポート

    電気自動車のレースシリーズ、FIAフォーミュラE選手権の第8戦がフランスの首都パリで開催された。Team Audi Sport ABT Schaeffler(チーム アウディ スポーツ アプト シェフラー)のダニエル・アプトとルーカス・ディ・グラッシは、このレースをそれぞれ3位と4位でフィニッシュ。アウディカスタマーチーム Envision Virgin Racing(エンヴィジョン ヴァージン レーシング)のロビン・フラインスは、Audi e-tron FE05を駆ってE-Prix初勝利を挙げた。

    今シーズンのフォーミュラE選手権は、まったく予測できない手に汗握るレースが続いており、これまで開催された8戦で、すべて異なるドライバーが優勝している。今回のレースでは、4月のパリの気まぐれな天気により、非常にドラマチックな展開となった。パリの有名な観光地、アンバリッド周辺の通りに設営された市街地サーキットで行われた決勝レースでは、天候が目まぐるしく変化して、晴天でスタートしたレースの途中で激しい雨や雹(ひょう)に見舞われ、レースは大混戦となった。アプトとディ・グラッシは、数多くのマシンがクラッシュするこの極めて困難な状況下で、冷静な走りを見せた。それぞれ7番グリッドと8番グリッドからスタートした両ドライバーは、最終的に3位と4位でフィニッシュした。

    シーズン2回目の表彰台を獲得したアプトは「今日は、素晴らしいレースでした。力強いスタートを切って素晴らしいバトルができたので、優勝できるかもしれないと思いました。しかし、突然の降雨によって、レースは大乱戦となってしまいました。バイザー越しに前を見るのが厳しいほどの雨でした。さらに、雨によってタイヤのグリップはほぼゼロの状態でした。そのため、徹底的にリスクを避けて、完走することだけに集中しました。今日の表彰台で獲得したポイントは、極めて重要な意味を持っています」と語った。

    チームメイトのディ・グラッシも「予選8番手から4位でフィニッシュできたので、本当に嬉しいです。状況は非常に困難でしたが、私たちは多くのポイントを獲得しました。チャンピオンシップでも4位に浮上しました。私たちは、上位との差を縮めています。素晴らしい仕事をしてくれたアウディとチームのスタッフ全員に感謝したいと思います。次のモナコでのレースを楽しみにしています」とレース結果には満足している。

    13戦中8戦が終了した時点のドライバーズランキングで、ディ・グラッシは、トップと11ポイント差、3位のアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(BMW)と同ポイントで4位につけている。アプトは、チームメイトとわずか11ポイント差で8位となっている。チームランキングでは、Audi Sport ABT Schaefflerがパリで最も多くのポイントを獲得したチームとなった。

    チーム代表のアラン・マクニッシュは「ダニエルが今季2度目の表彰台を獲得し、ルーカスも4位に入ったことで、今日は多くのポイントを稼いで、ドライバーズタイトルでも、チームタイトルでも、ランキングを上げることができました。ドライバーとチーム全体の両方に大変満足しています」と語る。

    ドライバーズランキングでは、パリでフォーミュラE初勝利を挙げたロビン・フラインスがトップに浮上した。Audi e-tron FE05にとって、今日のレースは今季3勝目となる。

    アウディ モータースポーツ代表のディーター・ガスは「今日は、非常にエキサイティングなレースで、素晴らしい結果を出すことができました。天候が激しく変化し、数多くのマシンがクラッシュして、フルコースイエローコーションが何回も出て、セーフティカーが導入されました。アウディのドライバーは、状況を冷静に判断して、まったくミスを犯しませんでした。今日のようなレースでは、これが非常に重要です。ファクトリーチームは、力強いパフォーマンスを見せて、3位と4位でチェッカーを受けました。さらに、カスタマーチームのアウディを駆るロビン フラインスは、スリリングな走りで、フォーミュラE初優勝を遂げました。素晴らしい勝利を祝福したいと思います。今シーズンは、これまでの8戦ですべて異なるドライバーが優勝しています。そのうちの3回は、アウディのドライバーです」と語った。

    フォーミュラE 第9戦は、5月11日にモナコで開催される。

    関連:【動画】 フォーミュラE 第8戦 パリePrix 決勝ハイライト

  • フォーミュラE | アウディ:第7戦 ローマePrix 決勝レポート

    フォーミュラE | アウディ:第7戦 ローマePrix 決勝レポート

    電気自動車のレースシリーズ、FIAフォーミュラE選手権の第7戦がイタリアのローマで開催された。激しい戦いとなったこのレースで、アウディドライバーのルーカス・ディ・グラッシは、タイトル防衛に向けて貴重なポイントを獲得した。チームメイトのダニエル・アプトは、完走は果たしたものの、今シーズン初めてポイントを獲得することができなかった。

    ディ・グラッシは、予選第1グループに出走するドライバーの中でベストタイムを出していたため、最初にタイムアタックを行った。イタリアの首都ローマに設営されたこの市街地サーキットでは、これは非常に不利な状況をもたらし、最終的な予選順位は13番手となった。

    大混戦となった決勝レースでは、序盤に発生した多重クラッシュにより1時間近く赤旗中断となる。それでも、Team Audi Sport ABT Schaeffler(チーム アウディ スポーツ アプト シェフラー)のディ・グラッシは、巧みなレースコントロールで7位まで追い上げてチェッカーフラッグを受けた。

    ディ・グラッシは「予選は非常に難しい展開となりましたが、レース結果には満足しています。タイトルを獲得するためには、今日のレースのように、優勝争いができない場合でも、コンスタントにポイントを稼ぐことが重要です」とコメント。全13戦中7戦が終了した時点で、ディ・グラッシは、ドライバーズポイントでトップとわずか7ポイント差につけている。

    アプトは、今シーズン初めてポイントを獲得することができなかった。予選でテクニカルトラブルが発生したアプトは、17番グリッドからのスタートとなってしまう。レースでも、Audi e-tron FE05を1度リスタートする必要に迫られたため、上位進出のチャンスが断たれてしまった。アプトは「今日は良い感触だったのですが、残念ながらテクニカルトラブルが発生してしまい、結果を出すことができませんでした」と語った。

    チーム代表のアラン・マクニッシュは「ダニエルにとっては厳しい1日になってしまいましたが、ルーカスはチャンピオンシップにとって貴重なポイントを獲得してくれました。ダニエルのマシンは、一時的に機能が停止してしまったため、トップグループから遅れをとってしまいました。ルーカスは、予選の順位を考えると、可能な限り最高の結果を出したと言えるでしょう」と語った。

  • アウディ | フォーミュラE第3戦でAudi e-tron FE05が表彰台を獲得

    アウディ | フォーミュラE第3戦でAudi e-tron FE05が表彰台を獲得

    電気自動車のレースシリーズ、FIAフォーミュラE選手権の第3戦がチリのサンティアゴで開催された。フォーミュラE史上もっとも高い気温の中で開催されたこのレースで、Team Audi Sport ABT Schaeffler(チーム アウディ スポーツ アプト シェフラー)が、今季初の表彰台を獲得した。さらに、アウディカスタマーチーム Envision Virgin Racing(エンヴィジョン ヴァージン レーシング)のサム・バードが、Audi e-tron FE05で初優勝を果たした。

    アウディと技術パートナーのシェフラーが共同開発したモータージェネレーターユニット(MGU)を搭載した新しい電気自動車のレーシングカーは、非常に難しいコンディションの中で、レースの序盤から素晴らしい走りを展開した。ルーカス・ディ・グラッシは、サンティアゴのオヒギンズパークに設営された市街地サーキットで行われた最初のフリー走行で、最速タイムを記録した。Team Audi Sport ABT Schaefflerの両ドライバーは、トップ6のドライバーで争われる最終予選のスーパーポールに進出。ディ・グラッシはキャリア最高の走りを見せ、2番手のドライバーと0.526秒の大差をつけてベストラップを叩き出した。

    決勝レースは、最高気温が37℃にも達する炎天下で開催され、3番グリッドからスタートしたダニエル・アプトが3位でチェッカーを受け、ディフェンディングチャンピオンのTeam Audi Sport ABT Schaefflerに2018/2019シーズン初の表彰台をもたらした。さらに、アプトはファステストラップを記録して、追加のポイントも獲得した。

    ダニエル・アプトは「信じられないほどタフなレースでした。厳しい暑さの中でレースが行われました。しかし、レースでは冷静さを保つことが重要です。私たちは、今日それを実行しました。それによって、チームにとって貴重なシーズン初の表彰台を獲得することができました。チームは、今日の結果以上にハードワークを続けてきました。僕たちは進化しており、正しい道を進んでいます。これからも勝利を目指して戦い続けます」とコメント。

    ルーカス・ディ・グラッシは、グループ予選におけるルール違反のため、ポールポジションから最終グリッドに降格されてしまいる。それでも決勝レースでは、22番グリッドから9番手まで一気にポジションを上げたが、衝突によるタイムペナルティにより、最終的な順位は12位となった。

    Team Audi Sport ABT Schaeffler代表のアラン・マクニッシュは「今日は、非常に厳しいコンディションにより、多くのドライバーがミスを犯していました。ダニエルをとても誇りに思います。予選では、困難な状況の中で力強いパフォーマンスを見せ、レースでは最初から最後までクリーンなレースを展開して、シーズン初の表彰台をチームにもたらしてくれました。素晴らしいレースでした!予選で問題が発生したルーカスは、最終グリッドに降格されて、残念ながら今回はポイントを獲得することができませんでした」と述べた。

    今回のレースでは、アウディカスタマーチーム Envision Virgin Racingのサム・バードが優勝を果たした。バードは、トップを走行していた日産のセバスチャン・ブエミのミスを誘い、マヒンドラレーシングに所属する元DTMチャンピオンのパスカル・ウェーレインの追撃を抑えて、このレースを制した。バードのチームメイトのロビン・フラインスは、Audi e-tron FE05の力強いパフォーマンスにより、5位でチェッカーを受けた。

    アウディ モータースポーツ代表のディーター・ガスは「厳しい暑さの中、波乱の展開となった今日のレースで、アウディは素晴らしい結果を残しました。カスタマーチームのEnvision Virgin Racingが初優勝を飾り、ファクトリー チームも今季初の表彰台を獲得することができました。ルーカスのポールポジションが、わずかな違反によって剥奪されてしまったことは残念でした。ポールからスタートしていたら、彼は間違いなく優勝争いをしていたでしょう。今週末は、次戦のメキシコにつながる、数多くの収穫を得ることができました」と述べた。

    フォーミュラEの第4戦は、2月16日にメキシコシティで開催される。昨年のメキシコでは、アプトがフォーミュラEで初優勝を飾り、チームタイトル獲得する原動力となった。

    アウディ フォーミュラE サンティアゴE-Prix関連:【動画】 フォーミュラE 第3戦 サンティアゴE-Prix 決勝ハイライト

  • フォーミュラE | アウディ e-tron FE05が第2戦でダブル表彰台を獲得

    フォーミュラE | アウディ e-tron FE05が第2戦でダブル表彰台を獲得

    電気自動車のレースシリーズ、FIAフォーミュラE選手権の第2戦がモロッコのマラケシュで開催された。このレースでは、アウディカスタマーチームのEnvision Virgin Racing(エンヴィジョン ヴァージン レーシング)が2位と3位でチェッカーを受け、アウディは新世代のフォーミュラEレースカーで初めてダブル表彰台を獲得したメーカーとなった。

    さらに、Team Audi Sport ABT Schaeffler(チーム アウディ スポーツ アプト シェフラー)の2台もポイント圏内でフィニッシュし、参戦した4台全てのAudi e-tron FE05がポイントを獲得した。2位、3位、7位、10位という結果に加えて、Audi e-tron FE05はファステストラップも記録した。

    昨年12月にサウジアラビアで開催された開幕戦では厳しい戦いを強いられたものの、アウディと技術パートナーであるシェフラーによって共同開発されたモータージェネレーターユニット(MGU)を搭載したニューマシン、Audi e-tron FE05は、北アフリカのモロッコで力強い走りを見せました。決勝レースは、最後の瞬間まで接近戦となった。レース後半でセーフティカーが導入されたため、最後の1周で激しいバトルが繰り広げられ、ジェローム・ダンブロシオ(マヒンドラ・レーシング)が勝利を収めた。テールトゥノーズの戦いとなったこのレースのトップから7位までのタイム差はわずか1.633秒で、何台かのマシンは横並びの状態でフィニッシュラインを通過した。

    アウディ モータースポーツ代表のディーター・ガスは「第2戦でも非常にスリリングなレースが展開され、アウディは素晴らしい結果を残しました。カスタマーチームEnvision Virgin Racingのロビン・フラインスとサム・バードが2位と3位でフィニッシュしました。ファクトリーマシンのステアリングを握るルーカス(ディ・グラッシ)とダニエル(アプト)は、素晴らしいスタートを切ったのですが、レース後半で苦戦してしまいました。なぜ彼らのペースが落ちてしまったのかを解明する必要があります」と述べた。

    予選では完璧なパフォーマンスを見せることができなかったディ・グラッシとアプトは、センセーショナルなスタートを切った。ディ・グラッシは1周目にポジションを5つ上げ、アプトは7つもポジションを上げた。11番手および16番手からスタートしたディ・グラッシとアプトは、わずか数周を走行しただけで、トップとのタイム差を一気に縮めた。波乱の展開となったこのレースで、ディ・グラッシとアプトはそれぞれ7位と10位でフィニッシュした。

    ルーカス・ディ・グラッシは「クレイジーなレースでした。ポジションを挽回した後、トップのマシンを射程圏内に捉えたのですが、セーフティカーが導入されたために戦略が狂ってしまいました。しかし、7位とファステストラップを記録することができたので、手ごたえを感じています」とコメント。

    ダニエル・アプトは「素晴らしいスタートを切ることができました。その後は、すべてが良い感触でした。7番手までポジションを上げて、上位グループに迫りました。しかし、初めてアタックモードを有効にした後に、突然機能を使用できなくなってしまいました。この原因を解明する必要があります」と語った。

    Team Audi Sport ABT Schaeffler代表のアラン・マクニッシュは「ルーカスは、レース全体を通して表彰台争いをしていました。しかし、非常に悪いタイミングでセーフティカーが入ってしまいました。どのドライバーも新しいアタックモードを使って賭けに出ていましたが、私たちの場合はそれが裏目に出てしまいました。ダニエルは、レース序盤に一気にポジションを挽回しました。しかし、彼もまた、少し不運なタイミングでセーフティカーが入ってしまいました。私たちにとって最も重要なことは、Audi e-tron FE05がハイペースで走れるということです。2台のアウディが表彰台を獲得したことは嬉しいことですが、次戦のサンティアゴでは、私たちのファクトリーチームが素晴らしい結果を残せるようにしたいと思っています」との述べた。

    フォーミュラEの第3戦は、1月26日にチリのサンティアゴで開催される。

    関連:【動画】 フォーミュラE 第2戦 マラケシュE-Prix 決勝ハイライト

  • アウディ、フォーミュラE開幕戦でアプトとディ・グラッシがポイント獲得

    アウディ、フォーミュラE開幕戦でアプトとディ・グラッシがポイント獲得

    電気自動車のレースシリーズ、フォーミュラEの2018/19シーズン(シーズン5)の開幕戦が、サウジアラビアのディルイーヤで開催され、Team Audi Sport ABT Schaeffler(チーム アウディ スポーツ アプト シェフラー)のダニエル・アプトとルーカス・ディ・グラッシは貴重なポイントを獲得した。

    大混乱となった予選後に行われた決勝レースで、ダニエル・アプトとルーカス・ディ・グラッシは、それぞれ11番および18番グリッドからスタート。素晴らしい追い上げを見せ、アプトが8位、ディ・グラッシが9位でチェッカーを受けた。

    砂漠で開催された開幕戦は、予想外の雨により大きな影響を受けた。土曜日の午前中には、フリー走行が2回行われる予定だったが、路面に溜まった水を取り除くために赤旗中断され、1回の短いフリー走行のみが行われ、予選も変則的な形で行われた。

    チーム代表のアラン・マクニッシュhq「すべてのチームが、この新しいサーキットにおける難しいコンディションに非常に苦しんだと思います。予選では、誰も完璧に準備することができず、まさにギャンブルのような状態でした。最終的に、ダニエルとルーカスはポイントを獲得することができましたが、私たちの期待や能力とはほど遠い結果となりました。多くの課題を本拠地のノイブルクに持ち帰って、マラケシュで開催される第2戦では、さらに上を目指したいと思います」と語った。

    ウェットコンディションで行われた予選で、ダニエル・アプトとルーカス・ディ・グラッシは、リヤタイヤのグリップ不足を訴えた。さらに、ディ・グラッシは、(他の何人かのドライバーと同様)一時的にパワー上限値を超えてしまったため、ベストタイムを剥奪されてしまう。

    しかし、決勝レースでは、アウディの両ドライバーは、闘志溢れる走りを見せた。ダニエル・アプトは「今日の僕たちのマシンには、速さが足りませんでした。そのため、ハードにプッシュしなければならず、非常に厳しいレースとなりました」と語った。

    フォーミュラE第2戦は、2019年1月12日にモロッコのマラケシュで開催される。

    関連:【動画】 フォーミュラE 開幕戦 ディルイーヤePrix 決勝ハイライト

  • アウディ、『Audi e-tron GT concept』をロサンゼルスで発表

    アウディ、『Audi e-tron GT concept』をロサンゼルスで発表

    アウディは、ロサンゼルスモーターショー2018でAudi e-tron GT conceptを発表。映画の都、ロサンゼルスで初公開される4ドアクーペの電気自動車、Audi e-tron GT conceptは、e-tronファミリーの第3弾となるショーモデル。このコンセプトカーの量産モデルは、約2年後に登場する予定。

    既に生産が開始されているAudi e-tron SUV、2019年に登場する予定のAudi e-tron Sportbackに続く3番目のモデルが今回発表された。

    フラットなフロアアーキテクチャーを備えたこのクルマは、エキサイティングなプロポーションと低い重心を特徴としている。このクルマは、434 kW(590 hp)の最高出力により、スポーツカーに匹敵するパフォーマンスを発揮する。駆動トルクは、トルクベクタリング付きquattroフルタイム4WDシステムを介して4輪へと伝達され、アウディのダイナミックなスポーツモデルにふさわしい性能を実現している。このコンセプトカーを、量産モデルへと移行する作業は、アウディのハイパフォーマンスモデルを開発している子会社、Audi Sport GmbHが担当する。

    風洞実験室から得たインスピレーション:デザインとボディ
    Audi e-tron GT concept エクステリア①Audi e-tron GT concept エクステリア②
    フラットでワイドなボディ、そして長いホイールベース。これらは、典型的なグランツーリスモの特徴。全長4.96m、全幅1.96m、全高1.38mのAudi e-tron GT conceptは、まさにこの特徴を完璧に備えている。軽量な4ドアクーペのボディは、マルチマテリアル構造を使用して製造されている。この構造は、カーボン製のルーフ、数多くのアルミニウム製コンポーネント、そして高強度鋼から製造されたサポートエレメントから構成されている。このテクノロジーは、ポルシェと密接に協力して開発されたが、そのデザインとキャラクターは、完全にアウディのDNAを受け継いでいる。

    リヤエンドまで流れるような弧を描くAudi e-tron GT conceptのルーフラインは、アウディの美しいデザインを象徴するSportbackのスタイルを反映している。このラインは未来に向けてさらに進化を遂げ、アウディのデザイン言語を次の革新的な段階へと引き上げている。現在のアウディモデルと比較した場合、リヤに向かってキャビンが大きく絞り込まれたデザインが際立った印象を与える。ホイールアーチとショルダー部分には立体的な造形が施され、電気自動車には珍しいフラットなフロアとともに、Audi e-tron GT conceptの低い重心とダイナミックなポテンシャルを強調している。幅広いライン、ボディに設定された数多くの機能エレメント、ホイールアーチのエアベント、そしてソリッドなリヤディフューザーは、風洞実験室から生み出されたもの。燃料消費量を削減する優れた空気抵抗係数と低い揚力係数が、このクルマのデザインの視覚的特徴となっている。

    前後ホイールアーチ間のシル部は、外側に張り出しており、キャビンと独特なコントラストを醸し出している。このシル部は、Audi e-tron GT conceptのエネルギー源であるバッテリーが、この位置に搭載されていることを暗示している。5本ツインスポークのホイールデザインも、視覚的な統一が図られている。ダイナミックなデザインにより、空気抵抗を削減しながらも、ブレーキディスクを冷却するためのエアフローを最適化している。サイドビューでは、285/30サイズのタイヤを装着した22インチホイールが明確な存在感を放っている。

    アウディデザインを象徴するシングルフレームグリルは、フロントセクションの中央に設置されている。これまでに発表された2つのe-tron SUVと比較すると、そのアーキテクチャーは、より水平基調になっている。グリルの上部には、ボディカラーで塗装されたカバーが装着されている。その表面構造は、Audi RSモデルのグリルに採用されているハニカムパターンを想起させる。Audi e-tron GT conceptに採用されたこのフロントグリルは、このクルマがAudi Sport GmbHの未来のモデルであることを示している。

    ボディのエアフローを調整したことに加え、フロントに設置された大きなエアインテークによって、各種アセンブリーやバッテリー、ブレーキが効果的に冷却される。ボンネット表面を流れるエアフローは、アウディが発表した最新のショーモデル、AiconやPB18 e-tronを想起させる。エアフローがボディ全体を包み込むように流れるため、望ましくないスワール(渦流)の発生を抑えている。

    フロントセクションの矢印の形状は、レーザーハイビームを備えたマトリクスLEDヘッドライトの存在を示し、たとえ静止していても、Audi e-tron GT conceptのダイナミックな存在感を強調している。既にVision 系のモデルで示されているように、ライトにはアニメーション機能が組み込まれ、水平方向に広がる波をイメージした短いシーケンスによってドライバーを出迎える。これは、将来的には市販モデルに搭載される予定の新しいビジュアルシグネチャーだ。

    リヤビューでは、ライトストリップが車幅全体を横切って延びている。このライトストリップは、外側に向かうにつれて、ウェッジシェイプのLEDセグメントを配したリヤライトユニットへと融合されていく。このアーキテクチャーは、e-tron GTと量産モデルのe-tron SUVを視覚的にリンクし、たとえ夜間でも、このクルマがアウディの電気自動車であることを一目で認識することができる。

    ボディカラーには、キネティックダストと呼ばれる、チタニウムにも似た暖色系のダークカラーが採用されている。このカラーは、光の角度や動きに応じて、ボディ表面に美しいコントラストを生み出する。ウィンドーフレームとホイールに採用された、暖色系の艶消しアルミニウムエレメントによって、この光の効果がさらに強調されている。

    現代的で持続可能な素材:インテリア
    Audi e-tron GT concept インテリア①Audi e-tron GT conceptインテリア②
    4ドア、4シーター、そして2.90mのホイールベースにより、Audi e-tron GT conceptのインテリアは、上質な雰囲気とともに、日常ユースにおける高い実用性を提供する。ここでは、インテリアの中心的要素として、運転席に視覚的な焦点が当てられている。センターコンソール、トップセクションの大型タッチスクリーン、ドアレール及びコックピットのラインがドライバーを取り囲むように設置され、各種機能やインフォテインメントをはじめとする操作系は、人間工学的に最適化されている。センターコンソールとインストルメントクラスターは、まるで宙に浮かんでいるような印象を与える。インストルメントパネル上部には明るい色が採用され、フロアに向かうに従って徐々に暗くなっていく。これによって、幅広い印象が生み出されている。フロント及びリヤに採用され、モータースポーツからフィードバックされたスポーツシートは、高速コーナーでも理想的なラテラルサポートを提供する。

    インストルメントパネル中央のディスプレイと、センターコンソール上部のタッチスクリーンは、ブラックパネル調仕上げとなっている。これらのディスプレイは、水平基調のインテリアを強調すると同時に、広々として落ち着いた雰囲気の創出にも貢献している。ドライバーの好みに応じて、バーチャルアナログ表示にしたり、航続距離と共にナビゲーションのマップを拡大したり、インフォテインメント機能のメニューを表示させたり、様々なレイアウトに変化させることが可能。これらのレイアウトは、触覚フィードバックを備えたタッチスクリーンで操作する。

    このコンセプトカーにおいて、デザイナーは、一貫して持続可能な素材を意図的に採用することで、現代の自動車に求められる明確なメッセージを発信している。Audi e-tron GT conceptには、動物由来の素材は一切使用していな。インテリアの素材は、すべて植物由来のもの。シート地やトリム地には、洗練された合成皮革を使用している。シートクッション、アームレスト、センターコンソールには、リサイクル繊維で作られたファブリックを採用している。ヘッドライニングとウィンドーピラーのトリムは、マイクロファイバー素材によるもの。ディープパイル起毛のカーペットでさえも、ECONYLと呼ばれる、使用済みの漁網で作られた再生ナイロンを使用している。

    2つのラゲージコンパートメントを備えたAudi e-tron GT conceptは、グランツーリスモとしての優れた積載能力を提供する。ここでは、コンパクトなドライブユニットを搭載した電気自動車コンセプトの利点を最大限に活用している。大型のテールゲートを備えたリヤコンパートメントは、最大450 ℓの容量を提供する。さらに、ボンネットの下にも、100リットルの収納スペースが用意されている。

    性能と航続距離:駆動システム
    434 kW(590 hp)のシステム出力は、電気自動車としては非常に印象的な数値。前後のアクスルには、個別の電気モーターが搭載されている。どちらのモーターも、永久磁石式同期電動機(PMモーター)。Audi e-tron GT conceptには、quattro 4輪駆動システムが搭載され、モーターが発生したトルクは、4つのホイールを介して路面へと伝達される。電動式のquattroは、前後のアクスル間に機械的なリンクがないため、極めて精密に作動する。電子制御システムは、前後のアクスル間だけでなく、左右のホイール間の駆動力も調整する。これによって、最適なトラクションが得られる。スリップは、それが望ましい場合にのみ許容される。

    将来的に、このクルマは0~100km/hを約3.5秒で加速し、200km/hにはわずか12秒で到達することになるでしょう。航続距離を最大化するために、最高速度は240km/hに制限されている。このクルマが、多くのライバルとは一線を画している点は、連続してフル加速を繰り返すことができるポテンシャルを秘めている点。通常の電気自動車であれば熱の問題によって出力が制限されるような状況でも、Audi e-tron GT conceptは、その洗練された冷却システムによって、モーターとバッテリーのポテンシャルをフルに発揮させることが可能。

    このコンセプトカーの航続距離は、新しいWLTPモードで400kmを超えている。必要な駆動エネルギーを供給するリチウムイオンバッテリーは、90kWh以上の容量を備え、そのフラットなデザインによって、フロント及びリヤアクスル間のフロア下全体に設置されている。このデザインの利点は、クルマの重心がAudi R8に匹敵するほど低いということ。これは、スポーティなハンドリングの面において、大きなメリットをもたらする。この低い重心に4輪操舵システムを組み合わせることによって、非常に優れたコーナリング性能とともに、スポーツカーを彷彿とさせる俊敏性と精度が実現している。

    この電気自動車は、回生システムによって最大で30%航続距離を伸ばすことが可能。これは、Audi e-tron GT conceptのようなスポーティなクルマにとっても、不可欠な要素。回生システムは、2基の電気モーターを使用し、電気油圧的に統合されたブレーキコントロールシステムを活用している。ここでは、3種類の異なる回生モードを組み合わせて使用している。それらは、シフトパドルのマニュアル操作によって起動するコースティング回生、予測効率アシスト経由で自動的に起動するコースティング回生、そして電気と油圧による減速をスムーズに移行するブレーキ回生。0.3G以下の減速では、エネルギー回生は電気モーターだけが担当し、従来型のブレーキは使用しない。これは、すべての減速シナリオにおける90%以上に相当し、実質的に通常のブレーキ操作においては常に、エネルギーがバッテリーに戻されることになる。通常のホイールブレーキは、ドライバーがブレーキペダルを踏んで、0.3Gを超える減速が発生したときにのみ使用する。Audi e-tron GT conceptには、ブレーキ性能が低下することなしにハードブレーキングを繰り返すことが可能な、高性能セラミックディスクを装備している。

    充電時間を短縮:800V充電システム
    Audi e-tron GT conceptのバッテリーは、複数の方法で充電することが可能。具体的には、左側フロントフェンダーのフラップ内に充電用のケーブルを接続したり、アウディワイヤレスチャージングによる非接触充電を行ったりすることができる。非接触充電を行う場合は、クルマを駐車するフロアに1次コイルを備えた充電パッドを施設して、電源に接続する。交流電流の磁場により、空間を隔てて、車両のフロアに設置された2次コイルに交流電圧が生み出される。充電出力が11kWの場合、Audi e-tron GT conceptは一晩でフル充電することができる。

    この4ドアクーペは、800Vの充電システムに対応しているため、有線による充電の方がはるかに高速。この方式では、現在使用されているシステムと比較して、充電時間が大幅に短縮される。バッテリーを80%まで充電するのに必要な時間はわずか約20分で、これにより、再び320km以上の距離を走行することができる。もちろん、それよりも低い電圧で充電することも可能なため、あらゆる充電ステーションを利用することができる。

    アウディ:電動化攻勢を継続
    アウディは、2018年9月に電気自動車のSUVモデル、Audi e-tronを世界初公開して、電動化攻勢を開始した。2025年までに、アウディは全世界の主要な市場において、12の電気自動車を発売し、電動化モデルの販売台数を全体の約1/3にすることを目指している。SUVラインナップには、今回発表されたAudi e-tronと、2019年にデビューするAudi e-tron Sportbackが含まれる。さらに、AvantやSportbackといった、従来型のボディを備えた電動化モデルも導入される。これらのラインナップは、コンパクトからフルサイズクラスまで、あらゆる市場セグメントを網羅する。

    低い車高による非常にダイナミックなクーペであるAudi e-tron GT conceptは、ロサンゼルスモーターショー2018でデビューする。このクルマのテクノロジーは、ポルシェと密接に協力して開発されたが、そのデザインとキャラクターは、完全にアウディのDNAを受け継いでいる。このコンセプトカーは、2020年末までに量産モデルとして登場する予定。初回のデリバリーは、2021年初頭に行われる予定。

    アウディとポルシェの開発部門のもう一つの共同プロジェクトが、プレミアム プラットフォーム エレクトリック(PPE)。このプラットフォームは、B~D量産セグメントをカバーする、アウディの複数の電気自動車モデルファミリーの基盤を提供する。

  • アウディ、新型フォーミュラEマシン『Audi e-tron FE05』を発表

    アウディ、新型フォーミュラEマシン『Audi e-tron FE05』を発表

    アウディは、新開発のフォーミュラEマシン『Audi e-tron Fe05』を発表。昨シーズンと同様、ダニエル・アプトとルーカス・ディ・グラッシが再びタイトル獲得に挑戦する。

    FIAフォーミュラE選手権の新しいシーズンが、12月15日にサウジアラビアのディルイーヤで開幕する。今シーズン(シーズン5)からは、電気自動車のレーシングカーの航続距離が伸びたことを受け、レースの途中で乗り換えることなく1台のマシンで戦うことになる。

    新しいシーズンは、フォーミュラE史上もっとも革新的なマシンで争われる。2018 / 2019シーズンでは1台のマシンのみを使用して決勝レースを行う。これは、2014年にシリーズが開始されて以来、初めての試みとなる。バッテリーは、45分間のレースを走り切るだけの容量を備えており、レース中にマシンを乗り換える必要がなくなった。これは、モータースポーツ、特にフォーミュラEが、革新的な技術をいかに進化させているのかを示すものだ。

    アウディは、Audi e-tron FE05の開発にあたり、新しい技術的/戦略的な問題に、細心の注意を払って取り組んだ。特に、Audi e-tron FE05の心臓部のコンポーネント、すなわちモーター、インバータ、ギヤボックス、リヤサスペンションコンポーネント、対応するソフトウェアから構成されるドライブトレインに焦点が当てられた。マシンのそれ以外の部分は全チーム共通のため、各メーカーは、独自のドライブトレインによって、その技術力を競うことになる。アウディは、今年の7月中旬にニューヨークで開催された4年目のシーズン最終戦でチームタイトルを獲得し、Audi e-tron FE04がもっとも効率に優れたマシンであることを証明した。今回発表された後継マシンは、タイトルを獲得したこのマシンの進化形となる。

    Audi Schaeffler MGU03と呼ばれるモータージェネレーターユニットは、アウディとその技術パートナーのシェフラーが共同開発した。エンジニアは、パッケージングの効率をさらに高め、その技術レベルを引き上げることに重点を置いだ。

    アウディ フォーミュラEプロジェクトリーダーのトリスタン・サマースケイルは「私たちは、1速ギヤを採用するという基本コンセプトは変えずに、各ディテールを見直しながらすべてのパーツを製作しました」とコメント。

    エンジニアは、ドライブトレインパーツの95%を新設計することで、重量を10%削減することに成功した。

    サマースケイルと彼のチームは、昨シーズンが開幕する以前の2017年中頃からAudi e-tron FE05の開発を始め、2018年7月末には国際自動車連盟(FIA)による認証を取得している。その後の変更は許可されず、シーズン中にはソフトウェアのみの改良が許される。フォーミュラEの全チームが参加する合同テストは、10月中旬にスペインのバレンシアで行われる予定。その後、レースカーとスペアパーツ等はサウジアラビアに輸送される。

    5年目となる今年のフォーミュラEシーズンでは、電気モーターは予選では最大250kW(340hp)の出力が許されているが、決勝レースでは200kW(272hp)に制限される。今シーズンからは、新たにアクティベーションゾーンと呼ばれる区間が追加される。サーキットに設置されたこの区間を通過するときは、225kW(306hp)を発生するハイパワーモードを一時的に使用することができる。またこれまで同様、フォーミュラEのファンは、「ファンブースト」と呼ばれるオンライン投票システムを使用することによって、お気に入りのドライバーをサポートすることができる。人気投票の上位3名のマシンは、レース中に1回だけ出力を最大250kW(340hp)に引き上げることが可能となる。

    フォーミュラEの全チームは、重量374kgの同じマクラーレン製バッテリーを搭載している。このリチウムイオンバッテリーは、ドライバーズシートとパワートレインの間に取り付けられている。バッテリー容量は52kWhで、45分以内に充電することが可能となる。5年目のシーズンに導入された新しいテクノロジーは、“ブレーキバイワイヤー”システム。このシステムでは、ブレーキコントロールとリヤアクスルへの伝達が互いに分離され、電子的に制御される。したがって、ブレーキのバランスは常に最適に配分され、エネルギー回生はさらに効率的になりる。

    ドライバーは、F1マシンのように、FIA安全基準に準拠して開発されたカーボンファイバー製のモノコックに座る。フロント、リヤ、サイドのCFRPクラッシュ構造は、最大の安全性を提供する。さらに、F1マシンと同様に、コックピット上にはヘイロー(Halo)システムと呼ばれるドライバーの頭部を保護するための保護装置も追加されている。

    フォーミュラEマシンの最小重量は、900kg(ドライバーを含む)。この電気自動車のレーシングカーは、0~100km/hを3.1秒で加速する。最高速度は約240km/h。特に注目すべきは、新世代のAudi e-tron FE05にはリヤウィングがないことだ。これは、モータースポーツでは極めて稀なケースとなる。代わりに、ダウンフォースはレーシングカーの後部にある大きなディフューザーによって生み出される。最初のテスト走行後、ファンは未来的なマシンの外観を見て、“バットモビル”、“スターウォーズ”、“スペースシップ”などと評している。

    ダニエル・アプトは「他のマシンと共にサーキットへ向かうとき、まるでSF映画に出演しているような気分でした。先代モデルと比較して、ニューモデルは極めてアグレッシブなデザインを採用しています」と語る。

    今年で5年目を迎えるフォーミュラEの新しいシーズンは、世界の12の大都市で、13のレースが計画されてる。開幕戦が開催されるのはサウジアラビアのディルイーヤで、最終戦は2019年7月中旬にニューヨークで行われる。さらに、マラケシュ(モロッコ)、メキシコシティ(メキシコ)、香港(中国)、ローマ(イタリア)、パリ(フランス)、モナコ、ベルリン(ドイツ)でレースが開催されます。決勝レースは45分間+1周で争われ、ほとんどのレースは市街地中心部の公道で行われまる。

    2018 / 2019シーズンは、アウディワークスチームに加えて、今回初めてイギリスのVirgin Racing(ヴァージン レーシング)がAudi e-tron FE05レースカーで参戦すえう。この新しいパートナーシップは、パフォーマンスレベルを継続的に向上させることを目的としたもので、両チーム間では健全な戦いが繰り広げられる。

    Team Audi Sport ABT Schaeffler(チーム アウディ スポーツ アプト シェフラー)は、最初のレース (シーズン1)以来、ダニエル・アプトとルーカス・ディ・グラッシの両ドライバーと共にシーズンを戦っている。ブラジル人のディ・グラッシは、3年目のシーズン(2016/2017)にドライバーズタイトルを獲得した。2017/2018シーズンのランキングは、ディ・グラッシが2位で、アプトは5位だった。