カテゴリー: アストンマーティンF1チーム

  • フェルナンド・アロンソ F1ハンガリーGP予選「あと少しでポールが見えていた」

    フェルナンド・アロンソ F1ハンガリーGP予選「あと少しでポールが見えていた」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、F1第14戦ハンガリーGP予選で5番手を獲得。Q3ではトップと0.087秒差という僅差の戦いの中で、今季ベスト級の予選パフォーマンスを見せた。

    フリー走行での手応えを活かして予選に臨んだアロンソは、すべてのセッションで安定した速さを発揮。チームメイトのランス・ストロールも6番手に入り、アストンマーティンとしては今季初めて2台揃ってQ3上位を確保した。

    「全体として素晴らしい予選だった」とアロンソはコメント。

    「クルマのフィーリングはとても良かったし、今週末はずっと快適に走れていた。予選では風の影響が大きくて、特にターン1とターン4で繊細なマシンコントロールが求められたけど、そこをまとめられたのが良かった」

    「Q3のラップは限界まで攻めた。あと0.1秒なかったし、正直言ってポールポジションも視界に入っていた。でも5番手は悪くない。日曜のレースはいつも長いし、戦略と状況次第では表彰台も狙える位置だと思う」

    チーム代表のマイク・クラックも、チームとしての予選内容を高く評価した。

    「今日はフェルナンドもランスも、どちらも素晴らしい仕事をしてくれた。2台揃って3列目というのは今季の我々にとっては非常に力強い結果だ」とクラックは語った。

    「我々はここブダペストに向けて、低速・中速域のトラクション性能を高めるためのセットアップ変更を施してきた。その成果が明確に現れたセッションだったと思う。明日は天候も含めて多くの要素が絡んでくるだろうが、2台でしっかりとポイントを持ち帰ることを目標に戦う」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ハンガリーグランプリ

    Q:この驚異的なペースは一体どこから来たのでしょうか?

    フェルナンド・アロンソ:クルマのフィーリングはFP1からずっと良かった。
    明らかにスパとはまったく異なるレイアウトだけど、ここでは競争力があると最初から感じていた。

    7日前には最後列だったのに、今日は5番手と6番手。ものすごい変化だよ。
    だからこそ、なぜこれがうまくいったのかを理解する必要があるし、この恩恵を受けた要素を次のグランプリにもつなげられるようにしないとね。

    Q:最後のラップも印象的でした。明日に向けて期待は?

    フェルナンド・アロンソ:あのラップは特別だった。いや、全部のラップがそうだったね。
    ただQ3では風向きが少し変わって、路面が全体的に遅くなった。だからQ1やQ2のタイムには届かなかったのが少し残念だった。

    とはいえP5というグリッドは素晴らしい。明日どうなるかは分からないけど、今の順位を維持できればチームにとっても大きな結果になる。全力でやっていくよ。

  • ランス・ストロール F1ハンガリーGP予選「すべてがまとまったラップだった」

    ランス・ストロール F1ハンガリーGP予選「すべてがまとまったラップだった」

    ランス・ストロール(アストンマーティン)は、F1第14戦ハンガリーGP予選で6番手を獲得。チームメイトのフェルナンド・アロンソと並んで第3列グリッドを確保し、今季ベストの予選結果を手にした。

    ここまでの週末はセットアップ調整に苦しみながらも、予選ではQ1から着実に改善を重ね、Q3では風の変化にも動じずに力強いラップをまとめた。2台揃ってQ3入りを果たしたアストンマーティンにとって、今季最も明るい予選内容となった。

    「今日はすべてがうまく噛み合った予選だった」とストロールはコメント。

    「正直、FP1やFP2ではまだ満足できていなかったけど、セッションごとにマシンの感触が良くなっていって、予選では一番いい状態に持ってこられた。Q3のラップは自分としてもすごく納得のいく内容だったし、あのラップを最後に出せたのは嬉しい」

    「風が強くて、コーナーによっては前の周と感触が全然違っていた。でもその変化にも対応できたし、フェルナンドと一緒に3列目を取れたのは、チームとしてもすごくポジティブなことだと思う。明日はまずスタートをしっかり決めて、ポイント争いをしっかり戦っていきたい」

    チーム代表のマイク・クラックも、ストロールの集中力と修正能力を称賛した。

    「ランスは予選に向けて非常に良いアプローチを取っていた。フリー走行ではまだ完璧とは言えないセットアップだったが、データとフィードバックをもとに正しい方向に調整できた」とクラックは語った。

    「Q3のラップは非常に正確で、風の変化にもしっかり対応できていた。彼がこの週末に見せている集中力と一貫性には満足している。明日は2台でポイント圏内をキープしながら、戦況次第ではさらに上を狙っていく」

    ランス・ストロール アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ハンガリーグランプリ

    Q:金曜に速くても週末にかけて失速することが多かった中、今回はそれを維持できましたね。驚きや嬉しさはありますか?

    ランス・ストロール:どうだろうね。今週末はずっとクルマがいい感じのウィンドウに入ってたし、予選でもそのままだった。
    すごく気持ちよく走れたよ。

    本当に、週末を通してずっとクルマの感触がよくて、走っていて楽しかった。

    Q:自身のベストラップについて、もっと引き出せた部分はあったと思いますか?

    ランス・ストロール:うーん、どのラップでも「もう少しここで」とかって言えることはあると思うけどね。
    すごく僅差だったし、ポールまで0.1秒差だから、まあ全体的に気持ちよく走れたセッションだったし、チームにとっても素晴らしい結果になったと思う。

  • ランス・ストロール F1ハンガリーGP初日「今日はクルマの動きが良かった」

    ランス・ストロール F1ハンガリーGP初日「今日はクルマの動きが良かった」

    ランス・ストロールは2025年F1ハンガリーGP初日、フリー走行2回目で4番手と好位置につけ、アストンマーティンにとって上々の滑り出しとなった。本人は「バランスが良かった」と手応えを語る一方で、金曜時点のタイムシートには慎重な姿勢も見せた。

    クルマのフィーリングや初日の感触について、以下のように語った。

    Q:タイムシート上では好結果に見えましたが、実際の手応えはいかがでしたか?

    ランス・ストロール:
    今日はいい感じだったね。クルマのバランスも良くて、全体的にポジティブな一日だったと思う。

    ランス・ストロール アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    Q:少し驚きもあった?

    ランス・ストロール:
    まあ、金曜日のタイムシートって燃料の量とかいろいろあるから判断が難しいけど、でもクルマのフィーリングは良かったよ。明日どうなるか見てみよう。

    Q:ここ最近の金曜日とは違って、今日は良い感触だったようですが、何か特別な違いはありましたか?

    ランス・ストロール:
    そうだね、もしかしたら最初からいいセットアップを見つけられたのかもしれないけど、今日はクルマの動きがすごく良かった。明日が楽しみだね。

  • フェルナンド・アロンソ F1ハンガリーGP初日「クルマでは背中に痛みなし」

    フェルナンド・アロンソ F1ハンガリーGP初日「クルマでは背中に痛みなし」

    フェルナンド・アロンソは、2025年F1ハンガリーGP初日のフリー走行2回目(FP2)に出走し、体調に不安を抱えながらも走行をこなした。初日の総合順位は5番手。前日まで背中の筋肉に痛みがあったが、治療と座席調整の工夫により、セッション中は痛みを感じなかったという。

    アロンソは今週末、背中の腰椎周辺に小さな筋肉損傷を抱えているが、「夏休みが近いのであと2日なんとか耐える」と前向きに語った。

    新しいフロントウイングを試したマシンについては、「中速コーナーでのアンダーステアに苦戦している」としつつ、初日の手応えは悪くなかったと述べた。

    Q:フェルナンド、まずは体調について教えてください。背中の状態はいかがですか?

    フェルナンド・アロンソ: 昨日と同じだ。週末はずっとこんな感じになると思う。

    背中の腰椎あたりの筋肉に小さな損傷があって、少し休養が必要なんだけど、夏休みが近いからタイミングとしてはちょうどいい。あと2日、座席の快適さをうまく調整して乗り切るつもりだ。

    昨日はいろんな工夫、エアパッドとかを試して、それがうまく機能している。今日はFP2で痛みはなかったから、それはポジティブだね。

    Q:これはレース活動でよくあるようなケガですか?

    フェルナンド・アロンソ: そうだね、よくあることだよ。小さな痛みや違和感はあちこちに出る。

    今回は念のためにMRIを撮ったら、筋肉に小さな損傷があるのが分かった。普通の人なら2週間くらい安静にする程度だけど、クルマの中で痛みがないなら問題ない。それが一番大事なことだ。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) ハンガリーGP F1 ハンガリーグランプリ

    Q:今日は新しいフロントウイングを試していましたね。感触はどうでしたか?

    フェルナンド・アロンソ: FP1は走ってないけど、FP2の感触は良かったよ。ただ、バランスはまだ理想的なゾーンに入っていない。

    中速コーナーでは少しアンダーステアがあって、低速ではクルマをうまく回せていない。とはいえ、週末最初の走行としては普通のことだし、今夜いろいろ見直す予定だ。

    FP1でチームがいくつかテストをやっていたから、そのデータを確認して、明日はできる限り速いクルマに仕上げたいね。

  • フェリペ・ドルゴビッチ F1ハンガリーGP初日「かなりギリギリに決まった」

    フェリペ・ドルゴビッチ F1ハンガリーGP初日「かなりギリギリに決まった」

    フェリペ・ドルゴビッチは、2025年F1ハンガリーGP初日のフリー走行1回目(FP1)でアストンマーティンのマシンをドライブ。体調不安を抱えるフェルナンド・アロンソに代わっての出走で、当日の朝に急遽出走が決定したという。

    セッションでは交通渋滞やロックアップもありつつ、ソフトタイヤでの走行も実施。将来的なF1シート獲得を見据えながらも、「今はチームの仕事に集中している」と語り、焦らず地道なアピールを続けていく姿勢を示した。

    Q:FP1を走ることが決まったのはいつだったんですか?

    フェリペ・ドルゴビッチ: 今朝になって出走が決まったんだ。かなりギリギリだったけど、朝からいいニュースが届いてよかったよ。

    Q:こういうチャンスはいつも嬉しいものですが、準備面ではかなりバタバタだったのでは?

    フェリペ・ドルゴビッチ: 朝早くサーキットに来て、エンジニアと何回かミーティングした。特に他のFP1と大きくは違わなかったけど、シミュレーターに入る時間もなかったし、事前の準備は少なかったね。

    でも、走行に必要な目標は提示されていたし、それに向けてすぐに走り出したよ。

    フェリペ・ドルゴビッチ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) ハンガリーGP F1 ハンガリーグランプリ

    Q:実際のセッションはどうでしたか?内容には満足していますか?

    フェリペ・ドルゴビッチ: 全体的にはスムーズだったと思う。必要なデータもちゃんと取れたし、ソフトタイヤでのランもできたのは嬉しかった。

    ただ、ラップはちょっと荒れていて、渋滞もひどかったし、2周目のターン1では大きなロックアップもあった。それが理想的だったとは言えないけど、少しは楽しめたから問題ないよ。

    Q:来季のF1シート獲得に向けたアピールにもなったのでは?

    フェリペ・ドルゴビッチ: 正直、自分が来年どうなるかはまだ分からない。だから今はただコース上でベストを尽くすだけだ。

    運が良ければ、それがF1シートにつながるかもしれないけど、走っている間にそんなことを考えるわけにはいかない。

    僕にできるのは、チームのために仕事をして、彼らに満足してもらうこと。それがいつかシートにつながることを願ってるよ。

  • フェルナンド・アロンソ F1ハンガリーGPのFP2からセッションに復帰

    フェルナンド・アロンソ F1ハンガリーGPのFP2からセッションに復帰

    フェルナンド・アロンソがハンガリーGPのフリー走行2回目(FP2)に出走することが、アストンマーティンから発表された。

    2度のF1ワールドチャンピオンであるアロンソは、ベルギーGP後に抱えていた背中の筋肉の痛みのため、ハンガロリンクでのFP1を欠場。代役としてリザーブドライバーのフェリペ・ドルゴビッチがAMR25を走らせ、ランス・ストロールと共に走行した。ドルゴビッチはFP1で16番手タイムを記録している。

    アストンマーティンは、アロンソが車内での時間を制限する目的でFP1を欠場したと説明。今朝さらなる治療を受けたうえで、FIAからメディカルクリアランスが下りたことにより、FP2への出走が認められた。

    また、同チームの前チーム代表マイク・クラックも、当初からFP2出走が計画されていたと明かしている。現在44歳のアロンソは、グランプリ通算32勝を誇るベテランドライバーだ。

  • フェルナンド・アロンソ 背中の筋肉負傷でF1ハンガリーGPのFP1を欠場

    フェルナンド・アロンソ 背中の筋肉負傷でF1ハンガリーGPのFP1を欠場

    アストンマーティンF1チームは、フェルナンド・アロンソが背中の筋肉の負傷により、今週末のF1ハンガリーGP金曜フリー走行1回目(FP1)を欠場すると発表した。

    アロンソは木曜日のメディア対応とレース前の準備のため、22年前に自身がF1初優勝を飾ったブダペストの会場ハンガロリンクに姿を見せていた。

    しかし、金曜の走行開始を前にチームから発表された声明によれば、スペイン人ドライバーは「継続している負傷」のためFP1には参加しないという。

    代わってアストンマーティンのリザーブ兼テストドライバーでF2王者経験者のフェリペ・ドルゴヴィッチがアロンソの代役としてFP1に出走し、ランス・ストロールとともに走行を担当する予定だ。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチームアストンマーティンのリザーブドライバー、フェリペ・ドルゴヴィッチがアロンソの代役としてFP1に出走

    アストンマーティンの声明は以下のように述べている。

    「ベルギーGP後、フェルナンド・アロンソは背中の筋肉に負った負傷への対処を続けてきた。今朝も治療を継続しているため、彼はFP1を欠場することを選択した。FP1ではフェリペ・ドルゴヴィッチがランス・ストロールとともに出走する」

    「FP2以降の出場可否については、今後の状況を見て判断する予定だ」

    F1ハンガリーGPのFP1は、現地時間13時30分(日本時間20時30分)に開始される予定となっている。

  • フェルナンド・アロンソ 雨天の視界改善案「F1サーキットに高速道路の舗装」

    フェルナンド・アロンソ 雨天の視界改善案「F1サーキットに高速道路の舗装」

    フェルナンド・アロンソは、先週末のF1ベルギーGPで物議を醸したレース開始遅延を受け、ウェットコンディションにおける視界不良の問題を根本的に解決するための大胆なアイデアを提案した。それは、グランプリ開催サーキットの舗装を、特定の高速道路と同様のアスファルトに変更するというものだ。

    ベルギーGPでは、スタート前に80分の中断を挟み、さらにセーフティカー先導による数周の後にレースがようやく始まった。

    この慎重な進行に対し、特にハイダウンフォース仕様でセッティングしたドライバーたちは、すでに乾きつつある路面にもかかわらず、レースコントロールが保守的すぎると不満を口にしていた。

    だが問題はグリップではなく、「危険な高速区間でのスプレーによる視界不良」にあった。

    アロンソは、視界の悪化は2017年に導入されたF1マシンのワイドタイヤとボディ幅の拡大に起因するとし、さらにコース舗装の変化も影響していると主張する。

    「タイヤ、特にワイドタイヤの影響で確実に視界は悪くなった。加えて今のアスファルトも昔とは違う。セパンでは大雨の中でも問題なくレースできていた」とハンガリーGPの会見で語った。

    「最近のアスファルトは黒くてドライではグリップが高いけど、ウェットになるとまるで鏡のようで、視界がひどい。中にはスプレーがまったく上がらない高速道路もある。ああいう舗装を全サーキットに導入すれば、スプレーはゼロになる」

    「もちろんドライでは摩耗が激しくなるかもしれないし、僕はただのドライバーだから分からない。でも出発点にはなるはずだ」

    とはいえ、全サーキットの再舗装は巨額の費用がかかるうえ、タイヤ寿命やグリップなど予期せぬ副作用もある。

    視界改善アスファルトの実際の仕組みと課題

    アロンソの言う「スプレーが出ない高速道路」の舗装は、実際には「OGFC(オープングレーデッド・フリクション・コース)」と呼ばれる構造を採用している。これは、粗い骨材を使い、細かい粒子(ファイン)を少なくした開放的な表面構造により、雨水を表面だけでなく下方向にも排水できるようにしたものだ。

    ただしOGFCは施工費が高く、施工精度によっては耐久性にも課題がある。また、サーキットのような高負荷環境では、開放構造の舗装がタイヤの摩耗に大きく影響する懸念もある。バーレーンのようにOGFCに近い舗装を持つコースも存在するが、砂塵などで排水性能が失われる可能性もある。

    このように、理論上は可能でも実用化には多くの課題が伴う。

    フェルナンド・アロンソフェルナンド・アロンソは、ウェットレース時の視界不良を改善するために「高速道路のような舗装」をF1サーキットに導入すべきだと提案した

    カルロス・サインツも賛同、だが慎重論も
    このアロンソの主張に、同郷のカルロス・サインツも同調している。

    「僕もF1がもっと革新的なアプローチをすべきだと思っている。スプレーが出ない舗装は確かに存在するし、理論的にはストレート部分だけでも導入すれば効果がある」

    しかし、スパでの運営判断については一部理解を示し、次のように語った。

    「スパは過去に悲劇的な出来事があった場所でもあるし、FIAは非常に慎重な姿勢をとっていた。木曜の時点で我々にもそれは伝えられていた。もしかしたらもっと広く、ファンにもその意図を共有すべきだったかもしれない」

    「個人的には、もう少し早くレースを再開できたと思っている。でも、レース開始の決断を下す立場の人のリスクも理解できる。視界不良で大きな事故が起これば、その責任は彼らが負うことになる」

    F1はこれまでにも「レインスプレー抑制装置」のテストを行ってきたが、実戦導入には至っていない。アロンソの提案は現時点では「興味深い仮説」にとどまるが、安全性とエンタメ性を両立するための議論は今後も続きそうだ。

  • アストンマーティンF1 最新の株式売却で評価額は4800億円に到達

    アストンマーティンF1 最新の株式売却で評価額は4800億円に到達

    アストンマーティンF1チームの企業評価額が、最新の株式売却を受けて24億ポンド(約4800億円)に達したことが明らかになった。

    アストンマーティン社は今年初め、傘下のF1チームの株式を売却する意向を表明していたが、今回、1億1000万ポンド規模の少数株の売却が合意に達した。買い手の詳細は現時点では公表されていない。

    米ブルームバーグによれば、アストンマーティンCEOのエイドリアン・ホールマークは、評価額24億ポンドに基づいた拘束力のある売却意向書が買い手との間で交わされたと述べた。

    この巨額の評価額は、近年F1とそのチームが遂げてきた成長、そしてスポーツ全体への投資需要の高まりを改めて浮き彫りにしている。F1は、Netflixの人気ドキュメンタリー『Drive To Survive』の成功を契機に、世界的な注目を集めている。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチームアストンマーティンF1チームの評価額は過去最高の4800億円(約32億ドル)に到達

    アストンマーティンF1チームは、2018年中盤にローレンス・ストロールが旧レーシングポイントを買収したことに始まる。2020年初頭にはアストンマーティン本社の経営権も握り、以降F1チームは名門英自動車ブランドの名を冠して戦っている。

    なお、今回の株式売却にもかかわらず、チーム名は長期的な商業契約により今後も「アストンマーティンF1チーム」として維持される。

    現在、アストンマーティンは厳しいシーズンを送っているものの、2026年から導入される新レギュレーションに向けて希望を抱いている。来季のマシンは、F1史上最も成功した設計者の一人であるエイドリアン・ニューウェイが手がけている。

  • ジャック・クロフォード キャデラックF1参戦でF2王座に意欲「僕を逃すな」

    ジャック・クロフォード キャデラックF1参戦でF2王座に意欲「僕を逃すな」

    ジャック・クロフォードは、もし今季F2でチャンピオンを獲得しても、2026年にF1参戦を控えるキャデラックからの起用がなければ「彼らにとっての機会損失だ」と語った。

    アメリカ・ノースカロライナ州シャーロット出身の20歳、現在F2選手権でランキング2位につけるクロフォードは、ESPNのポッドキャスト『Unlapped』に出演し、こう主張した。

    「彼らがどうしたいのかを判断するのは難しい。アメリカ人ドライバーをいつか起用したいという話は聞いてるけどね。僕から見れば、もしF2でチャンピオンになるか、かなり上位でシーズンを終えることができたら、アメリカ人を起用しないのは“逃したチャンス”だと思う」

    「もちろん、チームにとって最初から新人ドライバーを乗せるのが理想的とは限らない。でも僕自身としては、それが正当な見方だと思ってる」

    キャデラックは2026年のF1参戦に向けて準備を進めており、ドライバーラインアップはまだ未定。F1での優勝経験を持つセルジオ・ペレスやバルテリ・ボッタスが有力候補と報じられているが、両者ともアルピーヌからの関心もあるとされ、状況は流動的だ。

    「ドライバーは後回し」─ キャデラックの優先事項と“待ちのゲーム”

    チーム代表のグレアム・ロードンは、現在の最優先事項はチーム体制の構築であり、ドライバー決定は「優先順位の下位にある」と明言。クロフォード自身もこう語っている。

    「それは僕だけじゃなくて、シートを狙っている他のドライバーにも同じように言ってるみたい。だから今は完全に“待ちのゲーム”だよ。ドライバーにとってはつらいけど、今は何もできることがない。宙ぶらりんの状態さ」

    「キャデラックの人たちに自分をアピールしようとする段階ではない。僕のマネージャーが主にやり取りしているし、今のところ僕が頻繁に会話する必要はない。何より大事なのはF2で結果を出すこと。F1に近づくにはそれしかない」

    アンドレッティとの自然な接点「すでにファミリーの一員」
    クロフォードは2023年末からアンドレッティのフォーミュラEチームでリザーブドライバーを務めており、このつながりがキャデラックとの会話をスムーズにしていると語る。キャデラックF1チームは、当初アンドレッティ名義でF1参戦を目指していた経緯があり、現在もアンドレッティのフォーミュラE運営母体であるTWGモータースポーツがF1プロジェクトを担当している。

    「それは僕にとってかなり自然なリンクになってる。昨年の終わりにアンドレッティのフォーミュラEプロジェクトに加わってたから、話しやすい環境だったよ。もうファミリーの一員って感じがある」

    「今振り返ると、あのタイミングは完璧だった。10月にアンドレッティに加わって、その翌月の11月末にF1プロジェクトの話が(外部に)発表されたからね」

    なお、キャデラックのF1プロジェクトは現在、ディズニープラスでのドキュメンタリー作品としても制作が進行中で、ハリウッド俳優キアヌ・リーブスが出演することが明らかになっている。

    F2王者を目指すクロフォード、キャデラックF1昇格に意欲「乗れなければ機会損失」クロフォードがF1入りへアピール

    F2からF1への“直行ルート”を狙うクロフォード
    クロフォードは元レッドブル育成ドライバーで、現在はアストンマーティンの開発ドライバーでもある。F1を目指すうえでF2の成績が極めて重要であることは自覚しており、実際に今季はここまで3勝を挙げ、ランキング2位と結果でアピールを続けている。

    F1では近年、若手の登用が進んでおり、2025年シーズンでは5名のルーキードライバーがグリッドに並ぶ。新人×新チームという構図は一見ハードルが高いが、クロフォードのような実績ある若手なら十分に検討対象となり得る。

    「できることはF2で成績を残すことだけ。それがF1のシートを手に入れる最も重要な手段だし、僕が今集中しているのはそこだけなんだ」

    若きアメリカ人ドライバーが、母国ブランドとともにF1の舞台に立つ日は訪れるのか。その鍵は残りのF2シーズンにかかっている。