カテゴリー: アストンマーティンF1チーム

  • フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1に懸念「速さの理由が不明」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1に懸念「速さの理由が不明」

    フェルナンド・アロンソは、アストンマーティンがF1ハンガリーGPでこれほど競争力のあるパフォーマンスを見せたことについて「懸念がある」と明かした。

    アストンマーティンはハンガロリンクでサプライズを演じ、アロンソが5位、チームメイトのランス・ストロールが7位でフィニッシュした。このAMR25のパフォーマンスは、週末を通して不振に終わった直前のスパでの走りとは対照的だった。

    アロンソは一時、表彰台も視野に入れていたと語ったが、それは実現せず。それでも結果には満足している様子を見せた。

    「これ以上ない結果だったと思う」とモータースポーツウィークを含むメディアに語った。

    「2台のマクラーレンがある時点でかなり接近していたと誰かに言われた。それならさらに良かったが、そうはならなかった」

    「でもまあ、それ以外は予選でも今日のレースでもクルマの性能を最大限に引き出したと思う」

    「我々ができることはあまりなかった。最大の脅威は2ストップだったが、彼(相手)がトラフィックに引っかかって、終盤は少し余裕ができた」

    また、アロンソはレース中にメルセデスのジョージ・ラッセルとあまり時間をかけて争わなかった理由についても説明した。

    「そうだね、ピットストップ前はあまりタイムを失いたくなかった。メインストレートで彼に抜かせたかったんだ。ターン2で抜かれると二人ともかなりタイムを失うからね」

    「だから、このストレートでは守って、次の周に行かせようと思った」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    アロンソは、ハンガロリンクでのAMR25の競争力に驚き、予選後には「サーキットのレイアウトや特性が、どうやら我々のクルマに合っている」と語っていた。

    チームはスパで投入したフロントノーズのアップグレードに加え、よりアグレッシブな形状のフロントウイングフラップを持ち込み、これが効果を発揮したように見えた。

    アロンソはこの驚きを繰り返し、結果に満足していることを示す一方、その理由について懸念も口にした。

    「間違いなく驚きだ。いいサプライズだね。競争力があって速かったのは良いことだ」

    「懸念すべきは、その理由が分からないことだ。だから今週はファクトリーで、スパとハンガリーの違い、クルマやセットアップ、今回使った空力デバイスの違いを正確に分析する必要がある」

    「我々にとって一番大きかったのは、今週末投入した新しいフロントウイングだ」

    「もしこのフロントウイングがこれだけのパフォーマンスをもたらしたなら、それは非常に良いニュースだが、今はその点を理解する必要があると思っている」

  • ランス・ストロール F1批判に擁護の声「息子に楽をさせたなどとんでもない!」

    ランス・ストロール F1批判に擁護の声「息子に楽をさせたなどとんでもない!」

    ランス・ストロールのアストンマーティンでのチームメイトの質の高さは、このカナダ人ドライバーがF1で楽な道を与えられていないことを示していると、元フェラーリの古参であるジーノ・ロザートは考えている。

    ストロールは今年、2度のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソと並んで3シーズン目を迎え、輝かしい経歴を持つチームメイトとポイントで並んでいる。

    しかしこのカナダ人ドライバーは、チームオーナーであるローレンス・ストロールの息子であることから、評論家やメディアから厳しい精査や批判にさらされることが多い。

    ストロール・シニアは億万長者で、2018年に経営難に陥っていたフォースインディアを買収するコンソーシアムをまとめ上げ、チームをレーシングポイントへと変貌させ、2021年には名門アストンマーティンへとブランドを再編した。

    息子は2019年からこのチームで走っており、これまでセバスチャン・ベッテル(アストンマーティンが獲得したもう一人のワールドチャンピオン)やセルジオ・ペレス、アロンソといったハイプロファイルなチームメイトを相手に、時に不安定なパフォーマンスを見せてきたため、他のドライバーがあまり享受できない雇用の安定性を持っているという見方が生まれてきた。

    ストロールはチーム内では高く評価されており、今年はアロンソに引けを取らない実力を示すことで一段ギアを上げ、ハンガリーGPではタイトでテクニカルなハンガロリンクでの競争力を発揮したAMR25で7位フィニッシュという前半戦を締めくくった。

    彼はこれまでに3度の表彰台を獲得しており、2023年と今年初めに手首の負傷からの早期回復に奮闘し、今年の夏に痛みが再発した際も欠場は1戦だけにとどめた。

    ポッドキャスト番組『Pitstop』に出演した、1990年代からスクーデリアでのキャリアをスタートさせた元フェラーリ・マネージャーのジーノ・ロザートは、アストンマーティンにおける父子関係について問われると、ストロールが他の同世代とは異なるF1キャリアを歩んできたという考えを笑い飛ばした。

    「これはまた、ちょっとイラッとくる話だ。」

    「いつも人々が話している同じくだらないことに戻る。」

    「『ランス・ストロールは金でそこに来た』。F1に来るのに金やマネージャー、スポンサー、チームなしで来たドライバーを一人でも挙げてみろ。」

    「金の話はやめないか?」

    「誰だってそこに来るには金が必要だということに同意するなら、それでいいだろ?」

    「カナダはスポンサーや資金を見つけるにはおそらく最適な場所ではない。だから父親が金を持っていて、『じゃあそこに入れよう』となった。」

    ストロールにまつわる一般的な誤解を口にしながら、ロザートはこう言った。

    「『ああ、カート時代に最高の機材を全部持っていた』とかね。」

    「どんなマネージャーだって――俺は全員に会ってきたが――自分の才能ある息子や選手のために最高の機材を望まない者なんていない。」

    「彼はすべてのカテゴリーを経験し、必要なところで戦ってきた。」

    「『ああ、でも父親が助けたいんだろ』とか言うけどな。」

    ランス・ストロール アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ストロールのF1での最初のチームメイトは高く評価されていたフェリペ・マッサで、その後、父親のチームでのチームメイトとして4度のF1ワールドチャンピオン、セバスチャン・ベッテルが加入。ドイツ人が2022年限りでF1からの引退を選んだ後は、強敵である2度のF1ワールドチャンピオン、アロンソが加入した。

    これらの人選において、ロザートはストロール・シニアが息子に楽な道を与えているわけではないことを証明していると述べた。

    「本当に? 自分の息子をフェリペ・マッサ、セバスチャン・ベッテル、フェルナンド・アロンソと対峙させて、それでこの男を助けたいって?」

    「このかわいそうな奴が、毎週サーキットに行って、こんなくだらないことを言われているのを想像してみろ。」

    「なぜ人々は彼を助けようとしているなんて言うんだ?」

    「ベッテル、アロンソ、マッサと良い思いをしたドライバーを他に挙げてみろ。」

    「この連中は大物フロントランナーだ。」

    「毎週アロンソと向き合うんだ。」

    「ベッテルとだってそうだ、そこから学ぶんだ。」

    「でも、精神的には、このかわいそうな奴は……毎週マイク・タイソンと戦うようなものだ!」

    「息子に楽をさせたなんてとんでもない!」

    今年5月には、2026年の大改革を前にアストンマーティンに加入した名車デザイナーのエイドリアン・ニューウェイも、このカナダ人ドライバーはもっと評価されるべきだと語っている。

    ニューウェイはこれまで、ベッテル、マックス・フェルスタッペン、ミカ・ハッキネン、キミ・ライコネンといったワールドチャンピオンドライバーと仕事をしてきた人物で、こう述べた。

    「ランスは不当に悪い評価を受けていると思う。」

    「彼がこれまで比較されてきたチームメイト――チェコ(セルジオ・ペレス)、ニコ・ヒュルケンベルグ、セバスチャン(ベッテル)、そして今のフェルナンド――と比べても、十分にそこにいる。」

    「F1にたどり着くドライバーは誰だって明らかに優れているが、ランスは人々が与えている評価以上にずっと優れていると思う。」

  • アストンマーティンF1 ホンダPUとニューウェイ体制で2026年へ開発加速

    アストンマーティンF1 ホンダPUとニューウェイ体制で2026年へ開発加速

    アストンマーティンはF1界で最も成功した技術者であるエイドリアン・ニューウェイを迎え入れ、新チームで2026年の革新的なレギュレーションに向けて全力で取り組んでいる。

    ニューウェイは2024年5月にレッドブルのチーフ・テクニカル・オフィサーを退任し、今年初めにアストンマーティンのマネージング・テクニカル・パートナーに就任。

    2025年型のAMR25は今季大きな競争力を示せていないが、短期的な改良の性質からニューウェイの能力は2026年から導入される新レギュレーションの開発に集中されている。

    F1は現在のグラウンドエフェクトカーから、現代版のアクティブエアロダイナミクスへと移行する。

    ニューウェイはレギュレーション変更を的確に攻略してきた経歴を持つ。1998年のマクラーレンMP4/13はシーズン序盤を支配し、2009年のレッドブルRB5はタイトルを獲得したブラウンGPのマシンをシーズン終盤には凌駕、その後の4年間で全タイトルを独占した。さらに30年以上前、1992年にはナイジェル・マンセルをドライバーズチャンピオンに導いた、洗練されたアクティブエアロを備えるウィリアムズFW14Bのチーフデザイナーでもあった。

    ここ数年、元ジョーダン/フォースインディアのチームであるアストンマーティンは、ローレンス・ストロールの巨額投資と設備刷新を経て、投資の成果を求める段階に差しかかっている。2025年にチーム代表へ就任したアンディ・コーウェルは、5年間の休養を経てストロールのプロジェクトの力に惹かれ、復帰を決断した。

    エンジニアとしても成功を収めたコーウェルは、アストンマーティンの空力設計部門に高まる熱気を感じていると語る。数カ月前に稼働を開始したばかりの新風洞には、多くの異なるデザインが持ち込まれているという。

    「みんな新しく、より冒険的なコンポーネントの開発を楽しんでいる。風洞チームはニューウェイの加入に非常に大きく反応しており、通常よりも大きな変更を加えたモデルで、さまざまなアーキテクチャ案を試している」とコーウェルはハンガリーGP期間中のPlanetF1.comとのインタビューで語った。

    「エイドリアンの図面が描かれてから風洞で試験するまでの時間は、以前の3分の1になった。スタッフと話せば、みんなそれを楽しんでいて、異なることに取り組むことを喜んでいる。進歩のために戦場に立っているような感覚を味わっているんだ」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ニューウェイがAMR26に影響を及ぼし始める中、コーウェルは現段階でアストンマーティンの立ち位置を競合と比較する術はないと認める。シャシーや空力、パワーユニットに関するレギュレーションが一新されるため、現時点では目安となる基準が存在しないのだ。

    「我々は開幕戦に向けて自分たちのレースを進めることに集中している。これは我々にとって挑戦的な旅だ」とコーウェル。

    「ホンダとの初の協業であり、エイドリアンは過去にホンダと仕事をした経験がある。アラムコとの燃料・潤滑油の開発、独自のトランスミッションや油圧系も含め、多くの新しい関係や技術に取り組まなければならない。空力レギュレーションの変更も加わり、非常に多くの重要要素を同時に進めている。我々は厳しい目標を設定している」

    「厳しい目標を立てれば、達成するために最後まで戦うことになる。もし最後まで戦わずに達成できるなら、それは目標が甘すぎるということだ。我々は情報のリリース期限を守るために戦っている」

    「我々にはマシンの多くを社内製造できる優れたオペレーション部門があり、また複雑さが増し、リードタイムが短く、品質と精度の向上を求められる部品を作るための要求に応える素晴らしいサプライチェーンもある。全社的に見ても、これは本当にエキサイティングな旅だ」

  • アストンマーティンF1 「ニューウェイが25年型に注力すればもっと速かった」

    アストンマーティンF1 「ニューウェイが25年型に注力すればもっと速かった」

    アストンマーティンのF1チーム代表兼CEOであるアンディ・コーウェルは、もしエイドリアン・ニューウェイの関心を2025年型マシン開発に向けていれば、今季はより良い成績を残せていたと主張している。

    RacingNews365との独占インタビューでコーウェルは、この名高いデザイナー兼空力技術者をあえて2026年プロジェクトに専念させている理由と、それが今季の戦いに与えた影響を明かした。

    ニューウェイはレッドブルで約20年を過ごした後、今年3月初めにマネージング・テクニカルディレクターとして正式加入。しかし現行マシン「AMR25」には一切関与せず、来季から導入されるシャシーおよびパワーユニット新規則対応の開発に全力を注いでいる。

    ローレンス・ストロールの巨額投資により、ホンダとのワークスPU提携や最新施設の整備、ニューウェイをはじめとする大物人材の招聘など、アストンマーティンは2026年以降に向けて集中的な体制強化を図ってきた。その一環として、過去に14度のドライバーズタイトルと12度のコンストラクターズタイトルを獲得した名設計者を次世代マシン開発に完全投入している。

    コーウェルは、この「犠牲」の理由について「投資の回収はより多くのシーズンで果たされる」と説明しつつも、「もしニューウェイがAMR25の問題に取り組んでいれば、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールはもっと速いマシンと結果を手にしていただろう」と語った。

    「今年は非常に厳しい。私たちが本当に望むのは最速のマシンだ。もし26年がなければ、間違いなく今より速いクルマを持っていたはずだ」

    「3月1日からニューウェイが25年型の改善に全力を注いでいたら、絶対に今より上位にいたと確信している。しかし私たちはそうせず、26年以降に集中している。なぜなら投資はより多くのレース、より多くのイベントで回収されるからだ」

    「それは難しい決断だ。土曜の予選後、日曜の決勝後、日曜の夜も月曜の朝も、満足はしていない。だが仕事のリストに取りかかり、前に進むだけだ」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    高まる期待と過去2年の停滞
    F1パドック全体でも、アストンマーティンは過去2シーズンにわたり期待を裏切ってきたとの見方がある。2023年は序盤8戦で6度の表彰台を獲得したものの、最終的にはコンストラクターズ5位。2024年も同じ5位ながら、内容は大きく後退した。

    今季は26年開発への集中により、コンストラクターズ6位を辛うじて維持している状況だが、ハンガリーGPでの5位・7位入賞がなければ、さらに厳しい順位になっていた可能性が高い。

    それでもチームは新時代に向けた楽観姿勢を崩していない。現行シーズンでも可能な範囲で競争力を高めようとしているが、開発ペースや方向性には制約がある。

    「星を狙えば木は越えられる」
    ローレンス・ストロールが現状より速い進歩を望んでいるのではないかとの質問に、コーウェルは「全員がそうだ」と答えつつも、現時点では達成よりも野心を重視していると説明した。

    「毎日大量のことをやろうとし、ほとんど達成するが全部ではない。もし計画を予定通り達成できるなら、少し安全策をとったということだろう」

    「私は間違いなく『星を狙えば木は越えられる』という考え方の人間だ。完璧を目指す目標を設定するが、それは達成するためではなく、追い求めるためのものだ。ローレンスもその考えを楽しんでいると思う」

  • アストンマーティン、F1ハンガリーGPで躍進 元戦略責任者が要因分析

    アストンマーティン、F1ハンガリーGPで躍進 元戦略責任者が要因分析

    アストンマーティンが先週末のF1ハンガリーGPで見せたパフォーマンスの急上昇が、F1パドックの注目を集めている。チーム・シルバーストンの元戦略責任者であるバーニー・コリンズは、その理由を分析した。

    1週間前のベルギーGPでは低調だったアストンマーティンだが、ブダペストでは予選5番手と6番手を獲得。決勝でもフェルナンド・アロンソが5位、ランス・ストロールが7位に入り、今季最高の週末を記録した。

    これにより、アストンマーティンはコンストラクターズ選手権でも6位に浮上し、夏休みに入った。

    単一パーツの交換がもたらした影響
    Sky Sports F1のポッドキャストでコリンズは、AMR25の設計変更が躍進の引き金になった可能性を指摘した。

    「パドックで話題になっているのは、新しいフロントウイングと旧型フロアの組み合わせで走っているということ。もちろんサーキット特性もあるけど、これまでハイダウンフォースのサーキットでここまでのパフォーマンスは出せていなかった中で、この急激な変化は驚きよ」

    コリンズは、空力パーツ間の複雑な相互作用により、1つの部品変更が全体に波及する可能性を説明した。

    「旧型フロントウイングでは、そこから流れる空気がフロアの性能を十分に引き出せていなかったのかもしれない。新しいフロントウイングによって空気の流れが改善されれば、フロア、ディフューザー、リアウイングまですべてがうまく機能するようになる」

    「特にフロントウイングやフロントブレーキダクトのように、その後方の空力全体に影響を与える部品を正しく機能させれば、短期間でパフォーマンスが向上することもある。これがさまざまなダウンフォースレベルのサーキットで再現されるかは今後確認が必要だけど、アストンマーティンにとっては非常にポジティブな兆しね」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム元アストンマーティン戦略責任者のバーニー・コリンズ

    アロンソ「うれしい驚きだが理由が不明」
    今回の急上昇にファンやチームは沸いたが、2度のワールドチャンピオンであるアロンソは、その速さがなぜ出たのか分からないことに懸念を示した。

    「驚きだね。本当にうれしい驚きだ。良いのは、僕らが競争力を持ち、速かったということ。心配なのは、その理由が分からないことだ」

    「今回のテーマは新しいフロントウイングだった。もしこれでこれだけの性能向上が得られたなら非常に良いニュースだけど、現時点ではその理由を理解する必要がある」

    F1は夏休みに入り、アストンマーティンはこの躍進がハンガロリンク特有の条件による一時的なものか、それとも長期的な上昇の始まりなのかを見極めることになる。

  • アストンマーティンF1 ラルフ・シューマッハの批判受け独Skyを“出禁”か

    アストンマーティンF1 ラルフ・シューマッハの批判受け独Skyを“出禁”か

    ランス・ストロールのシルバーストンでの無線での怒りの発言の余波が深まり、アストンマーティンF1チームが、テレビ解説者ラルフ・シューマッハによる批判的なコメントを受けて、Skyドイツを“ブラックリスト”に入れたと報じられている。

    ドイツ紙『ビルト』は、Skyのリポーター、ペーター・ハルデナッケとシューマッハが、ハンガリーGP週末にアストンマーティンの関係者へのアクセスを拒否され、トラックサイドのボスであるマイク・クラックへの取材依頼も拒否されたと伝えた。

    Skyはこの“拒否”について生放送中に視聴者に伝え、元F1ドライバーのシューマッハは「彼らは今のところ、私たちのことをあまり好きではないので、もうインタビューはしてくれないのは分かっている」と述べた。

    ハルデナッケはこう付け加えた。「私たちはアストンマーティンの人々に対して少し批判的すぎたんです」

    報道によれば、この“ブラックリスト”は、シューマッハがストロールのシルバーストンでのチームラジオでの激しい発言を強く非難したことと関連している可能性が高い。このときカナダ人ドライバーであり、チームオーナーのローレンス・ストロールの息子であるストロールは、「これは人生で乗った中で最悪のクソだ」と言い放っていた。

    シューマッハはこの発言を「完全に受け入れられない」そして「育ちの悪さの表れ」だと呼び、さらに「アストンマーティンのファクトリーでは大きな祝賀ムードだった。レースをする本人がそれを台無しにするようなことを言ったのだから、『座って、息子よ、チームに謝れ』と言うべきだ」と述べた。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム F1

    アストンマーティンはハンガリーで5位(アロンソ)と7位(ストロール)でフィニッシュし、両ドライバーは現在同じ26ポイントで並んでいる。首位のオスカー・ピアストリとは258ポイントの差がある。

    ドイツ紙によると、アストンマーティンの幹部は、Skyが「チームのメディアイベントにほとんど関心を示さず、繰り返しチームやドライバーを批判してきた」ことに不満を募らせていたという。

    それでもチーム側は、Skyは公式のFIAイベントには歓迎されると強調している。

  • アストンマーティンF1 Skyドイツに報道の“トーンとバランス”改善を要求

    アストンマーティンF1 Skyドイツに報道の“トーンとバランス”改善を要求

    アストンマーティンF1チームは、テレビ局による報道内容に不満を示した。

    元F1ドライバーのラルフ・シューマッハが主要コメンテーターを務めるSkyドイツの報道が、F1チームの怒りを買った。Crash.netの取材によれば、アストンマーティンはSkyドイツをボイコットするまでには至らなかったものの、その報道における「バランスとトーンの改善」を求める姿勢を見せたという。

    アストンマーティンはハンガリーGPでSkyドイツの要請したフェルナンド・アロンソおよびランス・ストロールの単独インタビューを拒否した。

    とはいえ、ハンガリーGP期間中のメディア公開セッションやTVペンエリアにおいては、Skyドイツも他メディア同様にアロンソおよびストロールにアクセスすることは可能だった。

    Skyドイツ側も一部報道が「厳しすぎた」と認めたとされており、アストンマーティンとの和解は進行中とみられている。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    元F1ドライバーであるシューマッハは、辛口のコメントでしばしば波紋を呼んでいる。

    最近では、F1イギリスGPでストロールがマシンに不満を爆発させた件について、シューマッハがこれを公然と批判した。

    また別件として、シューマッハはマックス・フェルスタッペンとメルセデス代表のトト・ヴォルフがサルデーニャ島で極秘会談を行ったという噂を流布した人物でもある。

    この発言を受け、鋭い観察眼を持つF1ファンがフェルスタッペンとヴォルフのヨットの動向を追跡し、同じ場所にいたことを突き止めた。

    これにはマーティン・ブランドルも、「フェルスタッペンとヴォルフはモナコを拠点にしているのだから、話したければ通りを渡るだけで済む」と、熱狂的なファンに対して冷静になるよう呼びかけた。

    一方で、アストンマーティンはSkyドイツおよびシューマッハを“拒絶”した週末に、今季最高の成績を収めた。

    これは、ベルギーGPでの悲惨な結果からわずか数日後のことだった。

    ハンガリーではアロンソが5位、ストロールが7位でフィニッシュしている。

    アストンマーティンは当然ながら、2026年に始まるF1新規則に向けた開発に注力していくことになるだろう。

    この新レギュレーションは、勢力図を一変させる可能性を秘めている。

  • エンリコ・カルディーレ 法的紛争を経てアストンマーティンF1のCTOとして始動

    エンリコ・カルディーレ 法的紛争を経てアストンマーティンF1のCTOとして始動

    元フェラーリF1テクニカルディレクターのエンリコ・カルディーレが、アストンマーティンのチーフ・テクニカル・オフィサー(CTO)としての職務を開始した。これはイタリアでの長期にわたる法的手続きを経てのことだった。

    カルディーレは2024年7月にアストンマーティンF1チームの新たな重要技術人事として発表され、チーム代表兼CEOのアンディ・コーウェルの直属となる予定だった。

    フェラーリはカルディーレに対して1年間のガーデニング休暇(※競合チームへの移籍を制限する待機期間)を適用したが、カルディーレがその期間中に新たな雇用主と関わりを持ち始めたとして、イタリア・モデナの裁判所にて法的手続きを開始した。

    今年4月、裁判所はフェラーリ側の主張を認め、アストンマーティンはカルディーレの合流を待たされることとなった。しかしこの法的プロセスはすでに解決し、アストンマーティンは月曜日にカルディーレがCTOとして正式に新拠点であるシルバーストンのAMRテクノロジーキャンパスで勤務を開始したことを明らかにした。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    「解決が図られたこと、そしてエンリコがチームの一員として2026年以降に向けて前進できることを嬉しく思います。彼はAMRテクノロジーキャンパスにおいて、我々の設計および技術部門をリードしていきます」とアストンマーティンの広報担当者は英Autosportに対して語った。

    カルディーレは4月からチームのマネージング・テクニカル・パートナーとして加わった設計界の巨匠エイドリアン・ニューウェイと共に、シルバーストンでタッグを組むことになる。

    長年フェラーリに在籍したカルディーレは当初、テクニカルディレクターのダン・ファローズの上司として監督にあたる予定だったが、ファローズは4月にその役職を解かれている。

  • ランス・ストロール F1ハンガリーGP決勝「このレベルの競争力を維持したい」

    ランス・ストロール F1ハンガリーGP決勝「このレベルの競争力を維持したい」

    ランス・ストロール(アストンマーティン)は、2025年F1第14戦ハンガリーGP決勝を7位で完走し、今季自己最高タイの成績でチームのダブル入賞に貢献した。

    ストロールは6番グリッドからスタートし、スタート直後にガブリエル・ボルトレトにポジションを奪われるも、安定したペースで1ストップ戦略を成功させ、8ポイントを獲得。アストンマーティンはフェルナンド・アロンソの5位と合わせて合計16ポイントを加算し、コンストラクターズ選手権でも中団上位へと迫る内容となった。

    レース後、ストロールは「チームにとって素晴らしい1日だったし、週末を通してずっと好調だったと思う」とコメント。

    「16ポイントを獲得して夏休みに入れるのは本当に大きい。ただ、なぜ今回はこれだけ競争力があったのか、まだ完全には理解できていない。もっと多くのサーキットで今回のようにマシンの性能を引き出せるようにならなければいけない。それができれば、こういった競争力をもっと一貫して維持できるはずだ。次戦のザントフォールトは全く違う特性のサーキットだから、また違ったチャレンジになるだろうけど、そこでどうなるか見てみよう。」

    アストンマーティンのチーフ・トラックサイド・オフィサーを務めるマイク・クラックも、ドライバーとチームの働きを称賛した。

    「ブダペストでの5位と7位は、シーズン前半を締めくくる素晴らしい結果だ」とクラッシュはコメント。

    「フェルナンドとランスは週末を通して素晴らしい働きを見せ、予選の好成績を確実にポイントに結びつけてくれた。2人とも1ストップ戦略を成功させ、特にミディアムタイヤでのロングスティントをよくマネージしていた。今季で最も競争力のある週末だったと思う。チーム全体の準備と遂行がしっかり機能した成果だ。この16ポイントは、夏休み前に全員の士気を高めることになるだろう。」

    ストロールは前半戦の課題を認識しつつも、今回の結果に手応えを得ている様子だった。後半戦のスタートとなるザントフォールトでもこの勢いを維持できるか注目される。

    ランス・ストロール ハンガリーGP F1 アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチームランス・ストロールが今季自己最高タイの7位入賞。アストンマーティンのダブルポイント獲得に貢献し、復調の兆しを見せた。

    今週末は非常に強力なパフォーマンスを見せてポイント獲得。どのくらい満足していますか?

    ランス・ストロール: すごく満足してるよ。FP1の最初のラップからレースの最後のラップまで、マシンはずっといい状態だった。だから、いい週末だったね。

    この週末のパフォーマンスから、どれだけの自信を得られましたか?また今後にどうつなげますか?

    ストロール: どうなるかはこれからだね。まだこの週末に競争力があった理由、逆に先週はなかった理由を完全に理解できてるわけじゃないから。だから、この週末から学べることをしっかり学んで、他のサーキットでもマシンを同じような状態に持っていきたい。もっと多くの週末で、こうしたレベルの競争力を発揮したいからね。

  • フェルナンド・アロンソ F1ハンガリーGP決勝「なぜ速かったのか分析が必要」

    フェルナンド・アロンソ F1ハンガリーGP決勝「なぜ速かったのか分析が必要」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2025年F1第14戦ハンガリーGPで5位に入賞し、チームにとって今季最高のパフォーマンスを披露した。

    決勝レースでは、アロンソはスタート直後にランド・ノリス(マクラーレン)を交わして好位置につけたものの、その後数周で抜き返される展開となった。それでも堅実な走りでポジションを維持し、1ストップ戦略を完遂。10ポイントを獲得してレースを終えた。

    「今日は僕らにとって計画通りの展開だったし、この週末を通じてマシンのパフォーマンスを最大限に引き出せた。チーム全体が素晴らしい仕事をしてくれて、16ポイントを持ち帰ることができた」とアロンソは語る。

    「レース中は何度か後ろからプレッシャーを受けたけど、それをうまく抑えることができた。ここで見せたパフォーマンスには正直驚いている。なぜハンガリーではこれだけ速かったのか、スパとハンガリーのデータを分析して理解を深めたい。短い休暇を楽しんで、次はザントフォールトでまたレースするのが楽しみだ」

    アロンソはこのレースで自身5位、チームメイトのランス・ストロールは7位に入り、アストンマーティンは合計16ポイントを獲得。チームにとってはシーズン前半戦を締めくくるにふさわしい成果となった。

    チームのチーフ・トラックサイド・オフィサーであるマイク・クラックもこの結果に満足感を示している。

    「ブダペストでの5位と7位という結果は、シーズン前半を締めくくるには理想的だ。フェルナンドとランスは予選の好結果をしっかりとポイントに結びつけてくれた。特に1ストップ戦略とミディアムタイヤでのロングスティントのマネジメントは見事だった。今季最も競争力を見せた週末となり、チーム全体の準備と遂行に敬意を表したい」

    「この16ポイントは夏休み前の大きな後押しになる。しばしの休養を取り、後半戦でこの勢いをさらに伸ばしていきたい」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) ハンガリーGP F1

    「痛みはあったけど、走る価値はあった」
    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、腰の痛みに耐えながらF1第14戦ハンガリーGPを戦い抜いたことについて「間違いなく価値はあった」と語った。ベルギーGPで負った背筋の負傷により初日FP1を欠場し、代役としてリザーブのフェリペ・ドルゴビッチが走行を担当したが、その後マシンに復帰し、予選では驚きの5番手を獲得した。

    アロンソはスペイン紙『Mundo Deportivo』に次のように語った。

    「いやぁ、Q3に進出できてるなら、家でテレビ見てるよりも絶対マシンに乗ってる方がいいに決まってるだろ。スパで最後尾争いしてたときならスキップしてたかもしれないけど、そんなの選べるもんじゃないからね」

    週の初めに受けたMRI検査では、腰椎部の筋肉に小さな断裂が見つかったという。

    「スパのレースでシートを壊しちゃったんだと思う。それが原因で、座ってるとちょっと痛みが出る。同じ姿勢で、バンプや縁石、コーナーでずっとその筋肉に負荷がかかるからね。でも我慢できないほどじゃない」

    チームはアロンソの負担軽減のために、シートにエアクッションを追加するなどの小規模なコクピット調整を施した。

    「普通の人なら2週間は安静にしてるような怪我だけど、まあ何とかなるよ」

    チームのトラックサイド責任者マイク・クラックも「ラップ数を減らせるだけ減らしたい。問題なくやれるという自信はある」と慎重な姿勢を見せていた。

    一方で、アロンソは復調の理由として、近戦で投入されたアップグレードがすべて期待通りに機能していることを挙げた。

    「正直かなり満足してる。イモラ仕様のフロア、シルバーストン仕様のフロア、スパのフロントウイング、どれも期待値通りの成果が出てるよ」

    さらに、今回のハンガロリンクというサーキットそのものがマシンに合っていたことも強調した。

    「実際のところ、クルマのセットアップはそんなに変えてない。単純に、このレイアウトが僕らのマシンに完璧に合ってただけなんだ」