カテゴリー: アストンマーティンF1チーム

  • ホンダF1 パワーユニット関連パーツの不足で最終日の周回数を大幅に制限

    ホンダF1 パワーユニット関連パーツの不足で最終日の周回数を大幅に制限

    ホンダは、2026年F1バーレーンテスト2日目の走行中に発生したトラブルについて声明を発表した。

    アロンソは2日目に合計68周を走行。午後のセッションではホンダがパワーユニット関連の問題を確認したことを受け、予防措置としてチームはマシンを停止させた。車両は安全にガレージへ戻され、さらなるチェックとメンテナンスが行われている。

    ホンダによると、フェルナンド・アロンソのマシンにバッテリー関連の問題が確認され、アストンマーティンとのテスト計画に影響が出ているという。

    ホンダは声明で「昨日2/19(木)バーレーンテスト2、2日目の走行中にフェルナンド・アロンソ選手のマシンにバッテリー関連の問題が発生し、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワン・チームとのテスト計画に影響が出ています」と説明。

    「それ以降、HRC Sakuraにてトラックサイドと同時並行でテストベンチでの確認と分析を実施しています」

    「本日の走行プランについては、パワーユニット関連パーツの不足により周回数を大幅に制限し、短いスティントのみで構成する走行プランに変更しています」と走行プログラムを大きく縮小せざるを得ない状況であることを示した。

    開幕戦オーストラリアGPを前に、2026年の新レギュレーション下での信頼性確保は各陣営にとって重要課題となっており、ホンダとアストンマーティンにとっても早期の原因究明と対策が求められる。

    ホンダF1 アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

  • アストンマーティンF1 ホンダPUに懸念 ストロールが吐露「パワーが足りない」

    アストンマーティンF1 ホンダPUに懸念 ストロールが吐露「パワーが足りない」

    アストンマーティン・ホンダF1の課題がF1バーレーンテストで浮き彫りになった。走行を重ねるなかで十分なパフォーマンスを示せない時間帯もあり、特にパワーユニット面への懸念が広がっている。

    ランス・ストロールはチームの現状について率直に言及し、パワー不足を認めた。

    「もっとパワーが必要だ。シンプルな話で、僕たちはパワーが足りていない」とストロールはコメント。

    「そしてクルマ自体も改善する必要がある。つまり、いくつかの要素が組み合わさっているということだ」

    テスト期間中、アストンマーティンは思うように周回数を伸ばせない場面もあり、開幕戦メルボルンに向けて課題を残す形となっている。特に直線スピードやエネルギー展開の面でライバル勢との差が意識される状況だ。

    一方でストロールは、すべてが開幕までに解決するとは考えていないとしつつも、長いシーズンを通じて改善を続けていく姿勢を強調した。

    「間違いなくクルマは改善できると思っている。僕たちにはたくさんのアイデアがある。メルボルンまでにすべての問題が解決するか? おそらくそうはならないと思う。でもシーズンは24戦と長い。だから少しずつ改善を積み重ねていく」

    「毎週末できる限りのパフォーマンスを持ち込もうとしている。エンジン面でも同じだ。シーズンを通してできる限りパフォーマンスを引き上げていきたい。そうしてどうなるかを見ていく」

    2026年の新レギュレーション下で迎える最初のシーズン。アストンマーティン・ホンダF1にとって、開幕までのわずかな時間でどこまで改善を進められるかが大きな焦点となる。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダF1

  • フェルナンド・アロンソ F1テストでホンダPUトラブル「修正すべき点は多い」

    フェルナンド・アロンソ F1テストでホンダPUトラブル「修正すべき点は多い」

    アストンマーティンは2026年F1プレシーズンテスト第2週バーレーン2日目の走行を終え、フェルナンド・アロンソが自身のプレシーズンプログラムを完了した。

    アロンソはこの日、合計68周を走行。午後のセッションではホンダがパワーユニット関連の問題を確認したことを受け、予防措置としてチームはマシンを停止させた。車両は安全にガレージへ戻され、さらなるチェックとメンテナンスが行われている。

    フェルナンド・アロンソは次のように述べた。

    「いくつかの中断があり、簡単な一日ではなかった」

    「走行距離を重ねることが重要だったが、十分ではなかった。パワーユニット関連の問題で午後のセッションを早めに切り上げることになり、予定していたランプランを完了できなかった」

    「修正しなければならない点は多いが、サーキットでもキャンパスでも全員が100%の力で解決策を見つけるために取り組んでいることは分かっている」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

  • アストンマーティン・ホンダF1に再び問題 アロンソ走行中にPU異常でストップ

    アストンマーティン・ホンダF1に再び問題 アロンソ走行中にPU異常でストップ

    バーレーンで行われている2026年F1プレシーズンテストで、アストンマーティンに再びトラブルが発生した。フェルナンド・アロンソが走行中にマシンを停止させ、チームは赤旗の下で回収作業を行う事態となった。

    開幕戦を前に周回数の積み上げを目指すなかでのアクシデントは、苦戦が続くプレシーズンにさらなる不安を投げかける出来事となった。

    アストンマーティンの苦境は木曜日も続いた。フェルナンド・アロンソは2日目の走行を担当し、68周を消化していたが、ターン3を回った直後にマシンのペースを落とした。

    そしてターン4に差しかかったところで状況はさらに深刻化した。エンジン回転数が突如として大きく跳ね上がり、マシンは走行不能となった。

    アロンソはAMR26から降り、自力でピットレーンへと戻った。その後、赤旗が提示され、アストンマーティンのメカニックがマシン回収のためにコースへ向かった。

    アストンマーティンは今季プレシーズンを困難な状況で迎えている。バルセロナでの最初の3日間のシェイクダウンテストを欠席し、その後も走行距離の確保に追われる状況が続いてきた。

    前日にはランス・ストロールがスピンしてグラベルに飛び出す場面もあり、安定したプログラム消化ができていない。開幕戦が迫るなかでの今回のストップは、チームの懸念をさらに広げる可能性が高い。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダF1

  • アストンマーティン・ホンダF1 苦戦続く「マシンを走らせ続けられない」

    アストンマーティン・ホンダF1 苦戦続く「マシンを走らせ続けられない」

    アストンマーティンは2026年F1プレシーズンテストで厳しい状況が続いている。トラックサイド責任者のマイク・クラックは、チームが依然として初期トラブルに直面していることを認めた。

    バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた先週の3日間のテストでは、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールの合計周回数は203周にとどまり、走行した11チーム中で最少だった。今週の再訪では巻き返しが期待されたが、状況はさらに悪化した。

    アロンソはパワーユニット関連の問題により午前中の大半を走れず、わずか28周に終わった。ストロールもアクティブエアロとみられる問題でターン11でグラベルに飛び出し、26周しか走行できなかった。

    マイク・クラックは“成長痛”ではないかと問われ、次のように語った。

    「それは妥当な判断だと思う」とマイク・クラックは語った。

    「信頼性が必要だ。とにかくマシンを走らせ続けなければならない。今のところ、我々は望んでいたほど走らせ続けることができていない」

    「1周ごとに学びがある。走れなかった周回があれば、その分を取り戻さなければならない。素晴らしいスタートとは言えない」

    「我々にはやるべき仕事があることを認識しているし、他のチームのレベルに達していないことも理解している」

    「しかし、すべてが新しい。ホンダとのパートナーシップ、ギアボックスやサスペンションも自分たちで手掛けている。これは大きな挑戦だ」

    「立ち上げ段階特有の問題、いわゆる初期トラブルであってほしいが、スタートが困難でも、問題を見つめて一つひとつ解決していくしかない」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダF1

    さらにマイク・クラックは、1月のバルセロナでの5日間のシェイクダウンテストで、AMR26が4日目の最終1時間までコースインできなかったことにも言及した。その際もランス・ストロールは4周後にマシントラブルで停止している。

    バーレーンでも同様の傾向が続いており、チームは「クルマのあらゆる領域で多くの小さな問題」に苦しんでいるという。

    「新しい電子系、新しいパートナー、新しいギアボックス、新しいサスペンションがある」とマイク・クラックは語った。

    「単一の原因を切り分けるのは難しい。それができれば一番簡単だ。ひとつだけの問題なら、そこに全力を注げる」

    「テストへの出遅れが信頼性面でより困難な状況を招いているのかもしれない。だが、周回を重ねなければならない。我々はトップ勢の3分の1ほどの周回数しかない。それでは後れを取る」

    「現実を受け止めて追いつくしかない。彼らは我々を待ってはくれない。我々は全力で食らいついていかなければならない」

  • アストンマーティン・ホンダF1 課題山積 英国と日本のファクトリーがフル稼働

    アストンマーティン・ホンダF1 課題山積 英国と日本のファクトリーがフル稼働

    アストンマーティンは2026年F1シーズン開幕を前に、大きな期待を背負っている。エイドリアン・ニューウェイの加入、そしてホンダとの新たなパワーユニット体制という強力な布陣で新時代に挑んでいるが、バーレーンでのプレシーズンテストではパフォーマンスと信頼性の両面で課題が露呈した。

    最終テスト初日、フェルナンド・アロンソはエンジン関連のトラブルにより午前セッションでわずか28周にとどまった。

    午後にはランス・ストロールがターン11のブレーキングでスピンを喫し赤旗の原因となるなど、AMR26は依然として安定した走行を確保できていない。

    フェルナンド・アロンソは、チームが厳しい状況にあることを率直に認めた。

    「間違いなく難しいスタートだ」

    「この2日半で修正しなければならないことがたくさんある」

    「しかし、イギリスと日本の両ファクトリーを含め、全員が100%の力で取り組んでいる。この期間をできるだけ短くするために全力を尽くしている」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダ F1

    AMR26に設計上の根本的な欠陥があるのではないかと問われると、アロンソは問題は解決可能だと強調した。

    「すべては確実に修正できると思う。短期的にも中期的にもだ」

    「修正不可能なものは何もないと思っている。ただ、様子を見る必要がある」

    「オーストラリアまでに可能な限りすべてを修正し、その後も選手権で手遅れになる前に、最初の数戦でできる限り多くを改善したい」

    そして最後に、チームの現状について楽観的な見方を示した。

    「でも、僕は楽観的だ。解決策はすでにあると思っている」

    アストンマーティンは新レギュレーション初年度での飛躍を狙うが、現時点ではまず信頼性と基礎的なパフォーマンスの安定化が急務となっている。シーズン開幕まで残された時間はわずかであり、テスト最終盤でどこまで立て直せるかが焦点となる。

  • アストンマーティン・ホンダF1 PU問題で足止め「周回数が最優先」

    アストンマーティン・ホンダF1 PU問題で足止め「周回数が最優先」

    アストンマーティン・ホンダは2026年F1バーレーンテスト第2週初日を終え、ランス・ストロールとフェルナンド・アロンソがAMR26のステアリングを握った。

    午前はフェルナンド・アロンソが走行を担当し、ギアボックスのラーニングランを中心に28周を完了。しかし、パワーユニット関連のトラブルにより、セッションは早期終了となった。

    午後はランス・ストロールがコックピットに戻り、パワーユニットの理解を深めるプログラムに集中。26周を重ね、チームとしてこの日合計54周を記録した。

    マイク・クラックは次のように述べた。

    「いくつかの問題によって本日はガレージに留まる時間があった。このマシンでの重要な走行距離はまだ不足している。残りの日程での最優先事項は、とにかく周回数を重ねることだ。」

    「走行不足(54周)ではあったが、1周ごとに膨大な学びを得ている。新しいレギュレーションのもとでマシンをどう運用するかについても前進している。我々が集中すべきポイントは明確であり、チームのあらゆる部門が競争力向上に向けて全力で取り組んでいる。」

    フェルナンド・アロンソは翌日、午前・午後の両セッションを担当する予定で、ランス・ストロールは金曜日にチームのバーレーンテストプログラムを締めくくる。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダ F1

  • アストンマーティンF1に不可解トラブル ホンダPU失速で赤旗

    アストンマーティンF1に不可解トラブル ホンダPU失速で赤旗

    2026年F1バーレーンテスト第2週初日、アストンマーティンに再び暗雲が立ち込めた。午後の走行中、ランス・ストロールがマシントラブルに見舞われ、赤旗の原因となった。

    開幕を目前に控えるなか、十分な周回数を重ねられていないシルバーストン拠点のチームにとって、今回の停止はさらなる痛手となる。

    バーレーン・インターナショナル・サーキットのターン11へ進入する直前、ストロールのAMR26は突如ドライブを失った。新型ホンダ製パワーユニットの回転数が落ち込み、ギアはニュートラルに入った状態となった。

    その影響でマシンはスピン。コーナー外側のグラベルに止まり、ストロールはコクピットから降りると明らかに不満げな様子を見せた。

    この時点でストロールは17番手。マシンはフラットベッド車でピットへ回収されたが、残り約3時間のセッションで復帰できるかは不透明だ。

    アストンマーティンにとっては、これが最新の後退となる。バルセロナでのプライベートテストでも走行は限定的で、サクヒールで行われた第1回テストでも周回数は最少だった。

    チームメイトのフェルナンド・アロンソも午前4時間で28周にとどまり、ストロールもこの日わずか7周目でストップしている。

    F1公式サイトのマイク・シーモアは「アストンマーティンからの追加情報だが、今朝アロンソがガレージに留まったのはパワーユニットの問題が原因だったとチームが認めた」と伝えた。

    さらに「プログラム開始の遅れとこれまで経験してきた問題を踏まえれば、現時点で後手に回っていることをチームも認めている。テスト残り期間、そしてシーズン開幕に向けた優先事項は明確だ。細かなトラブルを解消し、失われた走行距離を取り戻すことだ」と説明している。

    なお、この日の午後にストロールを襲ったトラブルの原因については、現時点では明らかにされていない。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダ F1

    ストロールは先週、AMR26について「トップ勢より1周あたり4〜4.5秒遅い」と述べていた。

    ワークス体制初年度となるホンダ製パワーユニットは、ライバルに比べて出力面で劣る可能性が指摘されている。また、エイドリアン・ニューウェイが設計を主導したアグレッシブな空力コンセプトも、パワーユニットの冷却面で課題を抱えているとみられている。

    テスト残り2日間で走行距離を伸ばせなければ、アストンマーティンは2026年F1開幕戦を前に大きな不安を抱えたままメルボルンへ向かうことになりそうだ。

  • ホンダ新体制に試練 デ・ラ・ロサが語るアストンマーティンF1 想定外の出遅れ

    ホンダ新体制に試練 デ・ラ・ロサが語るアストンマーティンF1 想定外の出遅れ

    2026年F1シーズンの開幕前テストで、アストンマーティンは厳しい現実に直面している。ホンダとのワークス体制復活、エイドリアン・ニューウェイの加入、新ファクトリーと最新鋭風洞――大きな期待を背負って始まった新時代だが、AMR26はバーレーンで明らかに後れを取っている。

    チーム代表代行を務めるペドロ・デ・ラ・ロサは「我々は明らかに遅れている」と認め、ランス・ストロールも最大で4秒差と語った。なぜこの“理想的な布陣”が、ここまで苦戦しているのか。

    出発点の遅れと“空白の18か月”
    ニューウェイは2025年3月にアストンマーティンへ加入した。空力開発はライバルより4か月遅れた状態からのスタートだったとされる。

    さらにホンダ側も特殊な事情を抱えていた。2021年末で一度F1から撤退し、その後レッドブル向けに凍結仕様のパワーユニットを供給・維持してきたが、本格的な研究開発体制は縮小されていた。2026年の新レギュレーション参戦決定後、事実上“ゼロから再始動”する形となった。

    つまり、車体側もパワーユニット側も、プロジェクト初動が遅れた状態で2026年規則に挑むことになった。

    パワーユニットと車体の密接な関係
    2026年F1では、300kWのMGU-Kがほぼエンジン出力の半分を担う。回生、デプロイメント、エネルギー管理は従来以上に車体と一体化している。

    AMR26はバーレーンで前後輪ともロックアップが目立ち、挙動も不安定だった。ブレーキング時の回生効率はバッテリー充電に直結するため、シャシーとパワーユニットの最適化が不十分であれば、パフォーマンス全体に波及する。

    現状では、出力不足、重量過多、効率面の課題が複合的に絡み合っているとみられている。ホンダ製パワーユニット、アストンマーティン初設計のギアボックス、メカニカルプラットフォームのどこに主因があるのかは、まだ外部からは判別できない。

    デ・ラ・ロサは次のように述べた。

    「我々は明らかに後れを取っている。3秒、4秒、5秒と言われているが、あれだけ失っていれば全体パッケージの問題だ。どこか一箇所ではない。すでに問題点は特定しており、シルバーストンで対処している」

    「一晩で解決する問題ではない。多くの作業と最適化が必要だ。しかし我々にはチームがあり、リソースがあり、人材がいる」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダ

    走行不足という二重のハンデ
    AMR26はバルセロナでの合流が遅れ、信頼性問題にも見舞われた。その結果、理解度でもライバルより遅れている。

    バーレーン3日目までにようやく代表的なロングランを実施し、C3タイヤでの本格的な走行も限定的だった。現段階ではセットアップ最適化に踏み込む以前に、基本的なデータ収集を優先している状況だ。

    デ・ラ・ロサは次のように語った。

    「我々は急勾配の学習曲線の途中にいる。まだパッケージと新レギュレーションを理解している段階だ。他チームのようにセットアップ変更で細部を探る段階ではない」

    ニューウェイ体制の本質的な価値
    それでもチーム内部では悲観一色ではないという。

    「エイドリアンのリーダーシップは疑いようがない」とデ・ラ・ロサは語る。

    「困難な一日の後、技術ブリーフィングで彼が話すと、全員が何をすべきかを正確に理解する。以前のように各自が異なる理論を持つ状態ではない。すべてのリソースが一方向に向かっている」

    2026年規則は長期サイクルの起点であり、初期段階での後れが致命的になるとは限らない。ただし、電動化比率50%時代では、パワーユニットと車体の統合完成度が即座にラップタイムへ反映される。

    現時点のアストンマーティンは、その統合がまだ粗い段階にある。だが、問題点を把握していると公言する以上、今後数戦でどこまで差を縮められるかが、ニューウェイ体制の真価を測る最初の試金石となる。

  • アストンマーティン・ホンダF1は本気を隠している? モントーヤが示唆

    アストンマーティン・ホンダF1は本気を隠している? モントーヤが示唆

    2026年F1プレシーズンテストで苦戦が伝えられているアストンマーティンに対し、元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤが興味深い見解を示した。シルバーストンを拠点とするチームは表面的には出遅れているように見えるが、その実態は異なる可能性があるという。

    エイドリアン・ニューウェイが設計とリーダーシップの両面を担うなか、AMR26のパフォーマンス不足は意図的な“砂袋走行”の可能性があるとモントーヤは指摘する。

    バルセロナでのシェイクダウンでは、AMR26の独特な空力コンセプトが注目を集めた。他チームとは一線を画す外観は、新レギュレーションの解釈において異なる道を選んだことを示唆していた。

    しかしバーレーンでのテスト初週、ドライバーの発言は分かれた。ランス・ストロールは「4秒のパフォーマンスが必要だ」と語り、フェルナンド・アロンソは最適化の過程にあり「秒単位で解き放たれる」と強調した。

    “見えないアドバンテージ”を操る設計思想
    モントーヤはVision4Sportに対し、マシンの奇抜な外観こそがヒントかもしれないと語った。

    「アストンを除けば、どのマシンもほとんど同じに見える」

    「つまり、誰も正解を見つけていないか、もしくは全員が何かを見つけていて隠しているかのどちらかだ」

    「空力パッケージは今からメルボルンまでに大きく変わるだろう。エイドリアン・ニューウェイを知っているが、彼はメルボルンまでパッケージを温存するはずだ。テストでは何も走らせないだろう」

    2005年にマクラーレンでニューウェイとともに仕事をした経験を持つモントーヤは、その性格にも言及した。

    「エイドリアン・ニューウェイは悲観主義者だ。だから判断は難しい。私は彼と一緒に仕事をした。彼は“悪くない”とは言うが、決して満足しない」

    「数年前に全勝に近い成績を収めたレッドブルを作ったときでさえ、彼はそれほど素晴らしいマシンだとは思っていなかった。それでも90%のレースに勝った」

    「彼を読み解くのは非常に難しい。だが彼が常に満足しないことこそが、彼が優れている理由の一つだと思う」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダ F1

    真の焦点は信頼性か
    さらにモントーヤは、アストンマーティンが直面する最大の課題はパワーではなく信頼性だと分析した。

    「より大きな疑問は、ホンダが単一チーム体制であることによる信頼性だ。ホンダは1台、アウディも1台だ」

    「3日間でアウディは600km、メルセデスは5,000km、フェラーリは4,800kmを走った。アストンがエンジン出力を下げる必要がなければ問題はないだろう」

    「私にとっての2つの大きな疑問は、パワーよりも信頼性にある」

    テスト結果だけを見れば出遅れているように映るアストンマーティン。しかしニューウェイの慎重なテスト姿勢とラディカルな設計思想を踏まえれば、真価が明らかになるのは2026年F1開幕戦メルボルンかもしれない。

    AMR26がバーレーンのストレートで“叫ばなかった”からといって、結論を急ぐのは早計だというのがモントーヤのメッセージである。