カテゴリー: アストンマーティンF1チーム

  • アストンマーティン・ホンダF1 ストロール10周でリタイア バッテリー問題の疑い

    アストンマーティン・ホンダF1 ストロール10周でリタイア バッテリー問題の疑い

    ランス・ストロール(アストンマーティン・ホンダ)は2026年F1中国GP序盤の10周目、1コーナーでマシンを止めてリタイアし、セーフティカー導入のきっかけとなった。レースはスタート直後から混乱が続いていたが、このアクシデントによってさらに展開が大きく動いた。

    このセーフティカーは、ミディアムタイヤでスタートしていた上位勢にピットインの機会を与えることになった。

    対象となったのは、アンドレア・キミ・アントネッリ、ジョージ・ラッセル、ルイス・ハミルトン、シャルル・ルクレールの上位4台だった。

    ストロールの停止でレースは早くも中断
    ストロールは10周目のスタート時に1コーナーでコース脇にマシンを止めた。車両回収が必要になったことで、レースコントロールはただちにセーフティカーを導入した。

    この時点で中国GPはすでに慌ただしい展開となっており、ストロールのリタイアがその混乱にさらに拍車をかけた形だ。

    アストンマーティンによると、ストロールのマシンにはバッテリー関連のトラブルが疑われているという。

    「ランスのマシンにはバッテリーに関する問題が疑われている。今後さらに調査を行う予定だ」

    上位勢には戦略変更のチャンス
    セーフティカー導入によって、ミディアムタイヤで走っていたドライバーたちにはピットストップの好機が生まれた。

    その恩恵を受けたのが、トップ4を走行していたアントネッリ、ラッセル、ルイス・ハミルトン、シャルル・ルクレールだった。序盤のセーフティカーは、レース全体の戦略に大きな影響を与える可能性がある。

    出走できなかった4台で残り17台に
    ストロールのリタイアにより、走行中のマシンは17台に減少した。

    それ以前に、ランド・ノリス、オスカー・ピアストリ、ガブリエル・ボルトレト、アレクサンダー・アルボンの4人が、それぞれ異なるトラブルによってスタートできていなかったためだ。

    マクラーレンにとっては、グランプリで2台ともスタートできなかったのは2005年アメリカGP以来となった。

  • アストンマーティン・ホンダF1 中国GP予選「まずはレースを最後まで走り切る」

    アストンマーティン・ホンダF1 中国GP予選「まずはレースを最後まで走り切る」

    フェルナンド・アロンソとランス・ストロールを擁するアストンマーティンは、2026年F1中国GPのスプリントと予選を通して厳しい週末を強いられた。スプリントではアロンソが17位、ストロールが18位で完走したが、予選では両車ともQ1敗退となり、アロンソが19番手、ストロールが21番手に終わった。

    それでもチームにとっては一定の収穫もあった。アロンソはハードタイヤ、ストロールはソフトタイヤでスプリントを走行したことで、決勝に向けた重要なデータを収集。

    信頼性面でのトラブルも発生せず、チームはマシン理解を深めながらパフォーマンス改善を模索している。

    クラック「データは得られたが運転が難しい」
    チーフトラックサイドオフィサーのマイク・クラックは、マシンの扱いづらさが課題になっていると認めた。

    「両マシンとも上海で多くの周回を重ねることができたが、Q1を突破することはできなかった」

    「このマシンについての理解を深めながら知識を積み重ねており、それが今後のレースでパフォーマンスを見つける助けになるはずだ」

    「今日は2台とも信頼性に問題なく走行し、重要なデータを得ることができた。しかしマシンは決して運転しやすいものではない。今夜チームで集まり、今後に向けてどこを改善できるか確認していく」

    アロンソ「これが僕たちの限界だった」
    フェルナンド・アロンソは、予選ではマシンのポテンシャルを最大限引き出したものの、純粋なパフォーマンス不足を認めた。

    「予選ではマシンからすべてを引き出せたと思うし、これが僕たちにできるベストだったと思う」

    「今日はトラブルのない一日だったし、予定していたプログラムもすべてこなすことができた。でも僕たちは単純にパフォーマンスが不足している」

    「明日のレースは完走を目指して、このパッケージについてレースコンディションの中でさらに学んでいきたい」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ストロール「マシンの挙動が予測しづらい」
    ランス・ストロールは、バランス面の問題が予選を難しくしたと説明した。

    「今日は厳しい予選セッションだった。バランスに苦しんでいて、アンダーステアとリアのホイールロックが出てしまい、マシンの挙動が予測しづらかった」

    「どこを改善できるかデータを確認する必要がある。周回ごとに学びながら、走行距離を重ねてこのマシンを理解し、直面しているいくつかの課題を解決していかなければならない」

    折原「信頼性向上へ正しい方向に前進」
    Honda F1 トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎は、週末を通じて信頼性改善の手応えを得ていると説明した。

    「昨日のフリー走行ではスムーズにセッションを進めることができ、走行距離を重ねながら多くのデータを収集できました。その結果をもとに、本日のスプリントレースおよび予選に向けたデータの最適化を行いました」

    「スプリントレースではフルディスタンスを走り切ることができ、我々が正しい方向に前進していることを示す一日となりました。これはHondaとして信頼性向上に向けた重要な一歩であり、引き続き改善に向けて全力で取り組んでいきます」

    「メルボルンではバッテリーへの振動を低減するための新たな対策を導入し、週末を通して約300〜400kmを走行しました。中国でも走行距離を重ねることができたことで、一定の自信につながっています」

    「明日の決勝では約300kmを走行しますが、レースを最後まで走り切ることで、これらの対策が十分に機能していることを確認していきたいと考えています。HondaおよびAston Martin Aramco Formula One™ Teamにとって、一周一周が重要な意味を持っています」

    アストンマーティンにとって中国GPは厳しい展開となっているが、決勝ではスプリントとプラクティスで得たデータをもとに巻き返しを狙う。まずは完走を果たしながら、このパッケージの理解をさらに深めていくことが重要になりそうだ。

  • アストンマーティンF1に激震 ストロール会長「ニューウェイ起用は失敗」報道

    アストンマーティンF1に激震 ストロール会長「ニューウェイ起用は失敗」報道

    2026年F1中国GPで、アストンマーティンの苦境が改めて浮き彫りになった。フェルナンド・アロンソは予選19番手、ランス・ストロールは21番手と最後尾付近に沈み、チームのパフォーマンス不足が明確となっている。

    タイトル争いを狙う体制で2026年を迎えたはずのチームだが、現状はむしろグリッド最後方グループに沈んでいる。こうした状況を受け、チームオーナーのローレンス・ストロールが首脳体制の判断を後悔しているとの報道も出ている。

    中国GPでも露呈した深刻な戦闘力不足
    上海インターナショナル・サーキットで行われた予選で、アストンマーティンは厳しい結果に終わった。

    フェルナンド・アロンソはQ2進出ラインから1.7秒遅れ、19番手にとどまった。ランス・ストロールも21番手に沈み、キャデラックのバルテリ・ボッタスにも先行を許す形となった。

    スプリントでも状況は変わらなかった。アロンソとストロールは17位と18位でフィニッシュし、3台のリタイアによって順位を上げただけだった。19周のレースでは、ポイント圏から10秒以上離されている。

    ホンダPUへの不満とチーム内部の緊張
    チーム関係者の間では、現在の不振の原因としてホンダのパワーユニットが十分に機能していないことが挙げられているという。

    一方で、エイドリアン・ニューウェイが設計したシャシー自体は、単体ではグリッド上位5台に入るポテンシャルを持つとされている。

    しかし、そのニューウェイをチーム代表に据えた判断については疑問の声も出ている。ニューウェイは中国GPにも姿を見せておらず、他チームの代表とは異なる働き方が改めて注目されている。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ニューウェイ起用を「失敗」と認識か
    ドイツメディアの関係者によると、ローレンス・ストロールはニューウェイをチーム代表に据えた決断を「誤りだった」と認識し始めているという。

    ストロールは、元チーム代表のアンディ・コーウェルとの対立においてニューウェイ側に立ったとされるが、現在のパフォーマンス低迷がチーム内部に大きな影響を与えている。

    シルバーストンを拠点とするチームの現状は「災害」とも形容され、ストロールは精神的にも限界に近い状況だと伝えられている。こうした背景から、チーム売却の可能性を巡る噂まで浮上している。

    アロンソ「数か月は最下位争い」
    フェルナンド・アロンソも、チームの現状について厳しい見方を示している。

    「僕たちが最後尾グループから抜け出すまでには、3〜4か月はかかると思う。パワー不足が非常に大きい」

    アロンソは予選後、こう語った。

    アストンマーティンは当面、キャデラックなどと下位争いを続ける可能性が高いという見方だ。少なくとも今後数か月は、チームにとって非常に厳しい戦いが続くことになりそうだ。

    Source: F1 OVERSTEER

  • フェルナンド・アロンソ F1中国GP予選19番手「これが僕たちの限界」

    フェルナンド・アロンソ F1中国GP予選19番手「これが僕たちの限界」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)は、2026年F1中国GP予選で19番手に終わり、Q1敗退という結果となった。スプリントレースでは17位でフィニッシュしていたが、予選ではマシンの競争力不足が響き、上位争いに加わることはできなかった。

    アストンマーティンはこの日、大きなトラブルなく走行プログラムを完了したものの、依然としてパフォーマンス不足に直面している状況だ。

    アロンソは決勝では完走を目標に掲げ、レースコンディションの中でパッケージの理解をさらに深めたいと語った。

    「予選ではクルマからすべてを引き出せたと感じているし、これが僕たちにできたベストだったと思う。今日はトラブルのない一日で、プログラムでやりたかったことはすべてこなせたが、単純にパフォーマンスが足りていない」

    「明日のレースでは完走を目指し、レースコンディションの中でこのパッケージについてさらに多くのことを学びたいと思っている」

    アストンマーティンにとっては依然として厳しい状況が続いているが、決勝ではまず確実に周回を重ねながらデータを積み重ね、マシンの改善につながる手がかりを探っていくことになる。

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム F1 中国GP

  • ランス・ストロール F1中国GP予選21番手「クルマが予測しづらい」

    ランス・ストロール F1中国GP予選21番手「クルマが予測しづらい」

    ランス・ストロール(アストンマーティン・ホンダ)は、2026年F1中国GP予選で21番手に終わり、Q1敗退という結果となった。スプリントでは18位でフィニッシュしていたが、予選ではマシンバランスに苦しみ、上位争いに加わることはできなかった。

    アストンマーティンは週末を通してパフォーマンス不足が続いており、ストロールもマシンの挙動の不安定さに苦しんだと説明。

    チームはデータを分析しながら改善点を探り、走行距離を重ねてマシン理解を深めていく必要があるとしている。

    「今日は僕にとって厳しい予選セッションだった。アンダーステアやリアのホイールロックに苦しんでいて、クルマのバランスが良くなく、予測しづらい挙動になっていた」

    「どこを改善できるかを確認するためにデータを見ていく必要がある。僕たちは周回ごとに学んでいるところで、このクルマの理解を深めるためにも走行距離を積み重ねていく必要があるし、直面している課題を克服していかなければならない」

    アストンマーティンにとっては依然として厳しい週末が続いているが、決勝ではまず周回を重ねながらデータ収集を進め、マシンの課題解決に向けた手がかりを見つけたいところだ。

    ランス・ストロール アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム F1 中国GP

  • ホンダF1 中国GP2日目 振動問題に改善の兆し「正しい方向に前進」

    ホンダF1 中国GP2日目 振動問題に改善の兆し「正しい方向に前進」

    2026年F1第2戦中国GPが上海インターナショナル・サーキットで開幕し、スプリント形式で行われる週末の2日目にはスプリントレースと決勝レースの予選が実施された。アストンマーティンにパワーユニットを供給するホンダにとっても、信頼性の改善状況を確認する重要な週末となっている。

    オーストラリアでの開幕戦ではパワーユニット関連の問題が露呈したが、ホンダはバッテリー振動対策などの改良を導入。中国GPでは走行距離を重ねながらデータ収集を進め、決勝に向けた信頼性確認を続けている。

    ホンダのトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアを務める折原伸太郎は、週末の進捗について次のように説明した。

    「昨日のフリー走行ではスムーズにセッションを進めることができ、走行距離を重ねながら多くのデータを収集できました。その結果をもとに、本日のスプリントレースおよび予選に向けたデータの最適化を行いました。」

    「スプリントレースではフルディスタンスを走り切ることができ、我々が正しい方向に前進していることを示す一日となりました。これはホンダとして信頼性向上に向けた重要な一歩であり、引き続き改善に向けて全力で取り組んでいきます。」

    ホンダ F1 中国GP / 本田技研工業

    振動対策と走行距離の積み重ねが鍵
    開幕戦のメルボルンでは、エネルギーストアに関する振動問題への対策が導入された。中国GPでもその改善策の検証が続けられている。

    「メルボルンではバッテリーへの振動を低減するための新たな対策を導入し、週末を通して約300〜400kmを走行しました。中国でも走行距離を重ねることができたことで、一定の自信につながっています。」

    「明日の決勝では約300kmを走行しますが、レースを最後まで走り切ることで、これらの対策が十分に機能していることを確認していきたいと考えています。ホンダおよびアストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワンチームにとって、一周一周が重要な意味を持っています。」

  • アストンマーティンF1混乱 ニューウェイが中国GP欠席 チーム代表として異例

    アストンマーティンF1混乱 ニューウェイが中国GP欠席 チーム代表として異例

    2026年F1中国GPの週末、アストンマーティンのガレージにはチーム代表エイドリアン・ニューウェイの姿がなかった。チームはシーズン序盤から苦戦しており、上海でも状況は大きく改善していない。

    予選ではフェルナンド・アロンソとランス・ストロールが19番手と21番手に沈み、依然として厳しい戦いが続いている。そうした状況の中で、ニューウェイは現地入りせず、遠隔でチームの業務に関わる形を取っている。

    ニューウェイは中国GPを欠席 レッドブル時代にはなかった判断
    報道によると、ニューウェイは中国GPに現地入りしておらず、遠隔で作業を続けている。今回の欠席は突発的なものではなく、もともと渡航しない予定だったという。

    しかしこの判断は、F1チーム代表としては極めて異例のものだ。チーム代表は通常すべてのレースに帯同する立場とされる。

    実際、レッドブル・レーシングを20年間率いたクリスチャン・ホーナーは、その在任期間中に一度もレースを欠席しなかったとされている。

    アストンマーティンの苦境 現場の対応はマイク・クラック
    上海では、アストンマーティンの現場対応はトラックサイド・エンジニアリングディレクターのマイク・クラックが担っている。クラックはオーストラリアGPでは記者会見にも出席しており、チームの広報的役割も担っている。

    一方のニューウェイは、これまでもメディア対応を避ける傾向があり、今回も公の場には姿を見せていない。

    また、ニューウェイはレッドブル在籍末期にもレース帯同の頻度が徐々に減っており、2026年シーズンにどの程度グランプリへ出席するかは現時点でも不透明だ。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ニューウェイはエンジニアであり“チーム代表タイプ”ではない可能性
    ニューウェイはF1史上でも屈指のマシン設計者として知られているが、必ずしもチーム代表としての資質を持つとは限らないという指摘もある。

    彼は当初この役職を想定してアストンマーティンに加入したわけではなく、チーム内部の権力争いの末にアンディ・コーウェルとの調整の中でチーム代表を引き受けたとされる。

    しかし現在の状況を見る限り、その役割を積極的に担う姿勢は見えにくい。アストンマーティンは現在もクリスチャン・ホーナー招聘の可能性が取り沙汰されており、チーム体制の再編が再び議論される可能性もある。

    現状の体制はチームにとっても、そしてニューウェイ本人にとっても必ずしも理想的とは言えない状況になりつつある。

  • フェルナンド・アロンソ F1中国GPスプリント「ポジティブな点を受け取るべき」

    フェルナンド・アロンソ F1中国GPスプリント「ポジティブな点を受け取るべき」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)は2026年F1中国GPスプリントを走り切り、チームにとってポジティブな一歩だったと振り返った。

    今季ここまで信頼性に苦しんできたアストンマーティンにとって、2台そろってチェッカーフラッグを受けたことは大きな意味を持つ結果となった。

    チームの状況は分かっているが、少なくとも2台ともスプリントを完走できたのはポジティブだったのでは?

    今日はポジティブな点を受け取るべきだと思う。言ったように、今回が初めて2台ともレースを完走してチェッカーフラッグを見ることができた。

    もちろんスプリントだけど、明日のメインレースでも同じことをしたい。一歩ずつ前に進んでいくしかない。

  • ランス・ストロール F1中国GPスプリント「多くの周回を重ねて学べた」

    ランス・ストロール F1中国GPスプリント「多くの周回を重ねて学べた」

    ランス・ストロール(アストンマーティン・ホンダ)は2026年F1中国GPのスプリントを完走し、データ収集を進める一日となった。信頼性に課題を抱える中でもマシンは最後まで走り切り、限られた走行機会の中で重要な周回を重ねた。

    チームはエンジンやマシンの問題の改善を進めている段階にあり、ストロールは残りの週末でも周回数を重ねながら理解を深めていく必要があると語った。

    スプリントレースを走り切ったが、そこから何を学んだ? マシンの感触はどうだった?

    多くの周回を重ねながら学ぶことができた。レースを完走できたのは良かったし、信頼性も問題なかった。だから良かったと思う。これから予選だ。

    残りの週末に向けて、チームとしてはどんな見通し? パーツの状況などは?

    とにかく周回を重ね続ける必要がある。エンジンやマシンに関して僕たちが抱えている問題に取り組み、改善できる部分を改善していくことだ。そして周回を重ねながら学んでいく。

  • アストンマーティン・ホンダF1苦戦 幹部「ドライバーの不満は大きい」

    アストンマーティン・ホンダF1苦戦 幹部「ドライバーの不満は大きい」

    アストンマーティンとホンダにとって、2026年シーズン序盤の最優先課題は信頼性だ。中国GPを前に、チームとパワーユニットメーカーはオーストラリアで露呈した問題の解決に取り組みながら、まずは確実に周回を重ねることを目標としている。

    新パワーユニットを投入したばかりの両者にとって、現状は依然として厳しい状況だが、振動問題の改善など小さな前進も見られている。上海ではスプリント形式の週末となるため、限られた走行機会の中でさらなるデータ収集が求められる。

    振動問題には進展も 信頼性が最大の課題
    ホンダのF1プロジェクトを率いる武石伊久雄は、上海での週末を前に現状を次のように説明した。

    「振動については多少の進展がありましたが、まだ振動を減らすために取り組み続ける必要があります」

    「信頼性は依然として改善が最も難しい部分です。ですので、パワーユニットのベンチテストで懸命に作業しています。いくつか別の対策も導入しており、何か試すかもしれません」

    「さらに走行距離を重ねることができたことで、ドライバビリティやエネルギー管理について学ぶことができました。そうした学びをシミュレーションシステムに反映させ、この週末に前進できる可能性があります」

    クラック「ドライバーのフラストレーションはより大きい」
    アストンマーティンのトラックサイド責任者マイク・クラックも、現在の状況がドライバーにとって非常に難しいものであることを認めている。

    「これは難しい状況だ。誰もこんな立場にはなりたくない」

    「しかしドライバーも我々と同じチームの一員であり、我々は一緒にこの状況に向き合っている。だから共に解決しようとしなければならない」

    「時には感情的な反応が出ることもあるし、より建設的なコメントになることもある。我々はそれを理解する必要がある。ドライバーは毎セッション後に質問を受け、非常に難しい問いに答えなければならないからだ」

    「彼らが常に解決策や答えを持っているわけではない。だからドライバーのフラストレーションのレベルはより高くなる。それでも彼らはチームの一員であり、この状況を共に管理していくつもりだ」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    中国GPは“テストの延長”となる可能性
    クラックはまた、中国GPがチームにとって学習の場になる可能性が高いと語った。

    「メルボルンではより多くの周回を走れることが確認できた。奇妙に聞こえるかもしれないが、その周回数が重要だった」

    「そのおかげで以前は分からなかったことをいくつか発見できた。それが第2戦に向けて我々をより良い状況に置いてくれる」

    「新しいパートナーとの2戦目であり、さらにスプリント週末でもある。すべてが新しい挑戦だ」

    「しかしオーストラリアよりも良い状況にいると思う。今の仕事は学び続けること、そして信頼性を改善することだ。パフォーマンスを向上させる唯一の方法は信頼性のあるマシンを持つことだからだ」