カテゴリー: アストンマーティンF1チーム

  • アストンマーティンF1 ダブルDNFの苦戦「日本GPに向けてホンダと改善」

    アストンマーティンF1 ダブルDNFの苦戦「日本GPに向けてホンダと改善」

    アストンマーティン・ホンダは2026年F1第2戦中国GPでフェルナンド・アロンソ、ランス・ストロールともにリタイアに終わり、ダブルDNFという厳しい結果となった。

    両車はハードタイヤでスタートし、アロンソは好スタートから10番手まで浮上したが、その後は後退。ストロールは10周目にバッテリー関連とみられるトラブルでマシンを停止しセーフティカーの原因となった。アロンソもコクピット内の振動に苦しみ、完走することなくリタイアを選択した。

    クラック「ホンダとともに改善に取り組んでいる」
    トラックサイド責任者のマイク・クラックはレースを振り返った。

    「今日はどちらのマシンも完走できなかった」とクラックは語った。

    「ランスのマシンはバッテリー関連とみられる問題で10周目に停止した」

    「フェルナンドは34周目に振動による不快感のためリタイアさせた」

    「この問題についてはホンダとともに改善に取り組んでいる」

    「今回のレースから多くのデータと学びを得ており、日本に向けてそれを活かしていく」

    アロンソ「振動が大きすぎた」
    フェルナンド・アロンソはリタイアの原因を説明した。

    「スタートはまた楽しく、我々のマシンの強みのひとつだと思う。10番手まで上げることができた」とアロンソは語った。

    「しかし20周目あたりから振動に苦しみ始め、すでに1周遅れにもなっていた」

    「最終的にはリタイアする判断を下した」

    「振動は週末の中でも今日が最もひどかったように感じるので、原因を調査する必要がある」

    「すべてを解決するには時間が必要だが、日本で再び挑戦する」

    アストンマーティン F1

    ストロール「改善の余地は大きい」
    ランス・ストロールはトラブルに見舞われたレースを振り返った。

    「ターン1に入るところでマシンの電源が落ちた」とストロールは語った。

    「バッテリー関連の問題だと考えているが、詳しく調べる必要がある」

    「それでもこの週末は周回数を重ね、多くのデータを収集できた」

    「マシンとエンジンについて理解を深めることができたのはポジティブだ」

    「全体的にやるべきことは多く、あらゆる分野で改善が必要だ」

    「厳しい状況ではあるが、チーム全員で取り組んでおり、大きなポテンシャルがあると信じている」

    アストンマーティンは信頼性と快適性の両面で課題を抱える結果となり、日本GPに向けた改善が急務となる。

  • アストンマーティン・ホンダF1「振動は主因ではない」AMR26に深刻な欠陥

    アストンマーティン・ホンダF1「振動は主因ではない」AMR26に深刻な欠陥

    アストンマーティン・ホンダF1は、2026年シーズン序盤、極めて厳しいスタートを強いられている。中国GPではフェルナンド・アロンソが33周でリタイアし、振動問題が大きな注目を集めた。

    しかし、トラックサイド運用責任者マイク・クラックは、この振動問題がマシンの本質的な弱さの原因ではないと明言した。AMR26は仮に振動が解消されたとしても、依然として競争力を欠くマシンであることを認めている。

    振動問題よりも深刻なパフォーマンス不足
    アストンマーティンの苦戦は振動だけに起因するものではない。トップ勢に対して1周あたり約3秒遅れている現状は、複数の技術的欠陥によるものだ。

    「部品が脱落したりといった問題は起きていない」

    この発言が示す通り、問題は単発的なトラブルではなく、マシン全体の設計レベルに及んでいる。

    中国GPで見えた“進歩”の本質
    中国GPでは、アストンマーティンはオーストラリアよりも多くの周回をこなすことに成功した。しかし、その改善は純粋なパフォーマンス向上にはつながっていない。

    マイク・クラックは次のように語った。

    「33周を連続で走れたのはこれまでになかったことで、新たな学びだ。スプリントでは19周走っており、その間には常にインターバルがあった」

    「10日前を振り返れば6周しか走れなかったが、特にバッテリーのような最も影響を受けやすい部分については解決策を見つけた」

    「中国では全セッションでマシンを走らせることができた。パフォーマンス面での進歩ではないが、改善はあった」

    “走ること”自体が最優先課題
    現在のアストンマーティンにとって最も重要なのは、競争力ではなく走行距離の確保である。

    クラックはその重要性を強調する。

    「中国が大きな進歩に見えないとしても、これほど多くの周回を走ったことはなかった」

    「エネルギーマネジメントは単独走行でも学べるが、他車と走ることでさらに多くのことが分かる。スプリントでは再スタート後の1周目で多くの発見があった」

    「なぜこの問題が今起きたのかを分析し、セットアップやレギュレーションの影響だと理解できれば次に活かせる」

    「走ることが重要だ。知識を蓄積することが重要だ。ガレージにいては何も分からない」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    振動は“問題の一部”に過ぎない
    バッテリーの絶縁強化により信頼性は一定程度改善されたが、問題は依然として残っている。実際、ランス・ストロールは9周目にバッテリー損傷でリタイアしている。

    さらに、振動そのものも完全には解消されておらず、ドライバーへの負担は依然として大きい。アロンソは身体への影響によりレース継続が不可能となった。

    それでもクラックは、この問題を過度に強調すべきではないとする。

    「アロンソはオーストラリアで、もし優勝争いをしていれば走り続けられたと言っていた。我々はその位置にいなかったので、リタイアは比較的容易な判断だった」

    AMR26が抱える本質的な課題
    今回の発言が示しているのは、アストンマーティンの問題が単なる振動や信頼性ではなく、マシンの根本的な競争力不足にあるという点だ。

    信頼性は徐々に改善されつつある一方で、パフォーマンス面では依然として大きな遅れを取っている。振動問題が解決されたとしても、それだけで戦闘力が劇的に向上するわけではないという現実が、チーム内部から明確に示された形となった。

  • ホンダF1「2026年レギュレーションは言い訳にならない」 振動問題に課題

    ホンダF1「2026年レギュレーションは言い訳にならない」 振動問題に課題

    アストンマーティンと組むホンダにとって、2026年F1シーズン序盤は厳しい戦いが続いている。開幕戦オーストラリアGPに続き、中国GPでも両車が完走できず、パワーユニットの信頼性問題が改めて浮き彫りとなった。

    特に中国GPでは、フェルナンド・アロンソが激しい振動によって手足の感覚を失いリタイアを強いられるなど、マシンの深刻な問題が露呈した。

    ホンダF1 トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニア、折原慎太郎はレース後、改善の兆しはあるとしながらも課題の多さを認めている。

    ホンダF1 折原慎太郎「振動は改善したが問題は残る」
    HRCチーフエンジニアの折原慎太郎は中国GP後、週末を振り返り次のように語った。

    「今日の中国GPでダブルリタイアという結果には満足できない。しかしポジティブな面に目を向ければ、メルボルンより多くの走行距離を重ねることができたのは励みになる」

    「スプリント週末を通して信頼性は改善していたが、まだレース全距離を走り切るには十分ではない」

    「システム面での振動は改善したが、ドライバーの快適性という点では依然として問題が残っている。これは次戦の日本GPに向けて取り組むべき重要な課題だ」

    ホンダF1 本田技研工業

    ストロールのリタイア原因は調査中
    また、ランス・ストロールのリタイアについても原因はまだ特定されておらず、ホンダとチームが共同で調査を進めているという。

    「ランスのリタイアについては現在、原因を調査している。9周目に何が起きたのかを理解するため、HRCさくらの施設やアストンマーティンと協力しながら作業を続けていく」

    「2026年レギュレーションは難しいが言い訳ではない」
    折原はまた、2026年の新レギュレーションが技術的に非常に複雑であることにも言及した。

    「2026年のレギュレーションは決して簡単ではない。今日のリタイアやDNSの数を見ればそれは明らかだ」

    「しかし、それが僕たちの信頼性やパフォーマンスの言い訳にはならない」

    「まだやるべきことは非常に多くある。今の僕たちにとって最優先なのはそこだ」

    シーズン序盤で苦戦が続くホンダにとって、次戦日本GPは大きな試練となる。母国レースを前に、信頼性問題の解決が急務となっている。

  • フェルナンド・アロンソ ホンダF1に改善要求「自分たちの仕事をしてほしい」

    フェルナンド・アロンソ ホンダF1に改善要求「自分たちの仕事をしてほしい」

    アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、中国GPでのリタイア後、ホンダのパワーユニットに対して厳しい言葉を投げかけた。スペイン人ドライバーはレース中盤から深刻な振動に悩まされ、手足の感覚を失うほどの状況だったと明かしている。

    2026年シーズン序盤、アストンマーティン・ホンダF1は厳しいスタートとなった。開幕2戦でノーポイント、さらに4台すべてがリタイアという結果となり、期待された新体制は早くも大きな課題に直面している。

    アロンソ 中国GPで深刻な振動に苦しむ
    アストンマーティンにエイドリアン・ニューウェイが加入した際、フェルナンド・アロンソの期待は非常に大きかった。しかし、それから1年半後の現在、チームは2026年シーズン開幕2戦でゼロポイント、さらに4度のリタイアという厳しい現実に直面している。

    中国GPでは、ホンダのパワーユニットが生み出す振動により、アロンソはしばしばハンドルから手を離しながら走行する場面も見られた。44歳のベテランにとって、2026年は再び上位を争うチャンスとして待ち望んでいたシーズンだったが、現時点ではその期待とは大きくかけ離れた状況となっている。

    フェルナンド・アロンソ ホンダF1

    フェルナンド・アロンソ「20周目から手足の感覚がなかった」
    「今日はエンジンの振動が大きすぎたのでリタイアした。20周目あたりから、手も足もまったく感覚がなくなってしまった」とフェルナンド・アロンソは語った。

    「僕たちはすでに周回遅れになっていたし、セーフティカーの影響で最後尾から、しかも使い古したタイヤで再スタートする状況だった。手足の感覚も失い始めていたから、レースを最後まで続ける意味はなかった」

    「振動は常にある。10秒くらいなら問題ないけれど、40分も続けば感覚が少しずつ失われていく」

    ホンダに改善要求「自分たちの仕事をしてほしい」
    2週間後には日本GPが鈴鹿サーキットで開催される。ホンダのホームレースを前に、アロンソはパワーユニットの改善を求めた。

    「鈴鹿の計画?それはチームに聞いてほしい。僕の計画はシンプルだ。家に帰って休んで、しっかりトレーニングして、日本GPに向けて準備する」

    「ホンダが自分たちの仕事をしてくれることを期待しているし、日本では何かしらの進歩が見られるといいね」

  • アストンマーティン・ホンダF1酷評「キャデラックF1参戦の話題をかき消した」

    アストンマーティン・ホンダF1酷評「キャデラックF1参戦の話題をかき消した」

    2026年F1シーズン開幕戦オーストラリアGPで苦戦を強いられたアストンマーティンは、ホンダとの新たなパワーユニット体制のスタートから厳しい状況に直面している。フェルナンド・アロンソとランス・ストロールはともにレースを完走できず、チームはシーズン序盤から深刻な信頼性問題を抱える形となった。

    エイドリアン・ニューウェイが設計した新マシンへの期待は非常に高かったが、開幕前からトラブルが相次いでいた。

    1月のシェイクダウンでは走行距離がわずか65周にとどまり、プレシーズンテストでもホンダのパワーユニット問題により最終日はほとんど走行できなかった。さらにアロンソは現在も部品不足に悩まされており、振動問題についても改善が見られていないと認めている。

    こうした状況を受け、元ハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーはポッドキャスト番組「レッドフラッグス」でアストンマーティンを厳しく批判した。

    シュタイナー『アストンマーティンは“失敗のトロフィー”に値する』
    ギュンター・シュタイナーは、番組の名物コーナー「ロックスター&ワースト」で、オーストラリアGP後にアストンマーティンへ厳しい評価を下した。

    「そのトロフィーは満場一致でアストンマーティンだと思う」

    「これほど確立されたチームが、こんな形でレースに来るなんて……とても失望した」

    「彼らは大きな期待とともに登場した。エイドリアン・ニューウェイのマシンで何をするのかと大騒ぎされていた。新チームでもないのに、こんな状況でF1に現れるべきではない」

    シュタイナーはさらに、アストンマーティンの不振がキャデラックF1のデビューの話題さえもかき消したと指摘した。

    「彼らのせいでキャデラックにスポットライトが当たらなかった。キャデラックは3周遅れだったが、それでもゼネラルモーターズのような会社がF1に来るなら、難しいことは最初から分かっていたはずだ」

    「だがアストンマーティンが見せたものは、間違いなく“失敗のトロフィー”に値する」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    わずかな希望も…アロンソのラップは“恥ずかしいほどではない”
    それでもシュタイナーは、完全に希望がないわけではないと指摘する。アロンソが走行した際のラップタイムは、最低限の競争力を示していたという。

    「唯一の救いは、彼らがどれだけ苦しい状況か分かっていながらも、走った時のラップタイムだ」

    「もちろん良くはないが、走れた時はキャデラックよりは速かったと思う」

    「フェルナンドが数周走った時、完全に恥ずかしいレベルではなかった」

    アストンマーティンとホンダの新プロジェクトは、2026年F1レギュレーション時代の大きな注目プロジェクトの一つだった。しかしシーズン序盤の状況を見る限り、両者はまず信頼性と基本的なパフォーマンスの問題を解決する必要がある。

    期待された“ニューウェイ×ホンダ”の挑戦は、現時点では厳しいスタートとなっている。今後のアップデートと改善が、このプロジェクトの評価を大きく左右することになりそうだ。

  • アストンマーティン・ホンダF1に批判殺到 アロンソ車載映像にファン激怒

    アストンマーティン・ホンダF1に批判殺到 アロンソ車載映像にファン激怒

    フェルナンド・アロンソとランス・ストロールの2台がリタイアに終わった2026年F1中国GPで、アストンマーティンに対するファンの不満がさらに強まっている。決勝後には、アロンソの車載映像がSNS上で拡散され、その内容が大きな波紋を呼んだ。

    キミ・アントネッリがF1初優勝を飾った一方で、アストンマーティンのAMR26は再び深刻な問題を露呈した。

    土曜のスプリントでは2台とも完走したものの、決勝フルディスタンスを走り切るには至らず、ホンダのパワーユニットをめぐる問題は依然として続いているとみられている。

    アロンソの車載映像にファンが怒り
    ランス・ストロールは9周目にリタイアし、このレース唯一のセーフティカーの原因となった。一方のアロンソは、それより3倍以上の周回を走行したが、結局32周目にマシンを止めた。今季のアストンマーティンにとって、またしても実戦の形を借りたテストのような一戦となった。

    その後、アロンソがホンダのパワーユニット由来とされる振動で手にかかる負担を和らげようとしている様子を映した映像がSNSで拡散されたことで、ファンの怒りは一気に高まった。先週、エイドリアン・ニューウェイが、問題のあるパワーユニットへの長時間の曝露は恒久的な神経損傷につながる可能性があると示唆していたこともあり、反発はさらに強まった。


    ドライバーの健康を懸念する声
    SNSでは、アロンソの健康状態を心配する声が相次いだ。

    「ニューウェイが話していた恒久的な神経損傷が起きていないことを願う」

    また別のファンは、AMR26の問題点を皮肉交じりにこう並べた。

    「遅い、信頼性がない、安全でもない、ドライバーの健康にも悪い。素晴らしい仕事だ」

    ドライバーの健康を危険にさらしているのではないかという批判も目立った。

    「ドライバーの健康をもてあそんでいる。これは受け入れられない」

    さらに、アロンソがストレートで手を休めようとしていた場面に注目した声もあった。

    「かわいそうなフェルナンドだ。リタイア前の最後の数周、マシンの振動を避けるためにストレートで手を休めようとしていたのが見えた」

    期待外れに終わったAMR26
    2026年マシンの中でも高い注目を集めていたAMR26だが、決勝フルディスタンスに耐えられない状態が続いている。そうした状況に対し、ファンからは厳しい声が上がった。

    「どうしてここまで重大な失策を犯したんだ? 受け入れられない」

    また、アロンソへの同情も広がっている。

    「このマシンは本当に気の毒だ。アロンソがかわいそうだ」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    アロンソ「週末で一番ひどい振動だった」
    アストンマーティンがレース後に発表したリリースの中で、アロンソは上海での苦しい状況を次のように振り返った。

    「スタートは今回も楽しかったし、そこでP10まで上がれたので、そこは僕たちのマシンの強みのようだ」

    「ただ、20周目あたりから振動のレベルに苦しみ始めたし、その時点ですでに1周遅れになっていたので、最終的にはマシンをリタイアさせることにした」

    「今日の振動は、この週末のどの日よりもひどく感じられたので、なぜそうなったのかを調べる必要がある。すべてを解決するには、まだ時間が必要なのは明らかだけど、2週間後の日本でまた挑む」

    次戦の日本GPは、ホンダにとってひとつの焦点となる週末になる。鈴鹿を特別な舞台と位置づける日本のファンの前で、再び厳しいパフォーマンスを見せるようなことになれば、その失望を隠すのは難しくなりそうだ。

  • アロンソがハンドルから手を離す動画 アストンマーティン・ホンダF1振動問題

    アロンソがハンドルから手を離す動画 アストンマーティン・ホンダF1振動問題

    アストンマーティン・ホンダF1のフェルナンド・アロンソが、2026年F1中国GPで走行中にステアリングから手を離す様子を捉えた動画がSNSで拡散し、大きな注目を集めている。極端な振動によってマシンの操作が困難になったとみられ、レース中の異例のシーンとして波紋を広げている。

    実際、アストンマーティンのAMR26は深刻な振動問題を抱えており、フェルナンド・アロンソは手足の感覚を失うほどの振動に苦しみ、32周目にリタイア。

    チームメイトのランス・ストロールもバッテリートラブルでレースを終え、アストンマーティン・ホンダF1は中国GPで2台とも完走できない結果に終わった。

    レース序盤、フェルナンド・アロンソは好スタートを決めて1周目に11番手まで浮上した。しかしその後はペースが上がらず順位を落とし、最終的にはキャデラック勢にも抜かれて最後尾まで後退する苦しい展開となった。

    フェルナンド・アロンソはレース後、現在のF1のパワーユニット特性にも言及した。

    「4台がスタートできなかった。これはおそらく最悪のショーだと思う」

    「スタートは楽しい。オーストラリアでもそうだった。最初の1周はバッテリーが満タンで皆同じ条件だからクルマはよく加速する。でもその後は“バッテリー世界選手権”になる。そして僕たちはそこでは他より強くない」


    振動でハンドルから手を離すほどの状況
    今回のレースで大きな話題となったのが、フェルナンド・アロンソの振動トラブルだ。車内の振動があまりにも激しく、ドライバーがステアリングから手を離す様子が映った動画がSNSで拡散された。

    フェルナンド・アロンソはレース中盤から身体の感覚を失い始めていたという。

    「今日は振動レベルがかなり高かった」

    「20周目くらいから手と足の感覚を感じるのがかなり難しくなっていた。すでに1周遅れで最後尾だったし、走り続ける意味はあまりなかった」

    振動を抑えるためにエンジン回転数を下げるなどの対策も試したが、レースでは高回転を使わなければエネルギー回収やオーバーテイクが難しく、状況はさらに厳しくなったという。

    また、現時点でアストンマーティンのAMR26は33周以上の連続走行を達成できていない。今回の中国GPでもフェルナンド・アロンソが33周を走ったのが最長であり、その直後にリタイアを余儀なくされた。

    こうした振動問題については、開幕戦後から懸念が指摘されていた。エイドリアン・ニューウェイは、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールがアストンマーティンのマシンを運転することで、恒久的な神経損傷の危険にさらされる可能性があると公に警告していた。

    ただしホンダ側は、その懸念を裏付ける数値データは確認されていないとしていた。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ホンダも信頼性不足を認める
    ホンダ・レーシング(HRC)のF1プロジェクトでチーフエンジニアを務める折原慎太郎は、中国GPの結果について次のように説明した。

    「本日の中国GP決勝において、2台がリタイアという結果に終わったことは、決して満足できるものではありません。
    一方で、前戦メルボルンと比較して走行距離を伸ばすことができた点については、前向きに捉えています。スプリントを含む週末を通じて信頼性の改善は見られたものの、結果としてフルレースディスタンスを完走するには、まだ十分な信頼性が確保できているとは言えませんでした」

    折原はまた、振動問題が依然としてドライバーの快適性に影響していると認めた。

    「振動については改善の傾向が見られるものの、ドライバーの快適性という観点では依然として課題が残っており、この点は次戦日本グランプリに向けた重要な改善ポイントになります」

    ストロールのリタイアについても原因調査が進められている。

    「ストロール選手のリタイアについては、9周目に何が起きたのかを特定するため、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワンチームおよびHRC Sakuraと連携し、根本原因の調査を進めています」

    アストンマーティンとホンダにとって、鈴鹿で開催される日本GPは大きな試金石となる。振動問題と信頼性を解決できなければ、2026年シーズン序盤の苦戦はさらに深刻なものになりかねない。

  • アストンマーティンF1 中国GPもWリタイア ホンダ「完走には信頼性が不十分」

    アストンマーティンF1 中国GPもWリタイア ホンダ「完走には信頼性が不十分」

    2026年F1第2戦中国GPが上海インターナショナル・サーキットで開催され、アストンマーティンはフェルナンド・アロンソ、ランス・ストロールの2台ともにリタイアという厳しい結果に終わった。

    ホンダのF1トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアを務める折原伸太郎は、信頼性改善の兆しは見られたとしながらも、フルレースディスタンスを戦い抜くにはまだ課題が残っていると認めた。

    折原伸太郎「信頼性は改善傾向だが、まだフルレースには不十分」
    ホンダF1トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎は次のように語った。

    「本日の中国GP決勝において、2台がリタイアという結果に終わったことは、決して満足できるものではありません。」

    「一方で、前戦メルボルンと比較して走行距離を伸ばすことができた点については、前向きに捉えています。スプリントを含む週末を通じて信頼性の改善は見られたものの、結果としてフルレースディスタンスを完走するには、まだ十分な信頼性が確保できているとは言えませんでした。」

    振動問題は改善傾向 日本GPに向けて課題
    また折原は、今季序盤から指摘されている振動の問題についても言及した。

    「振動については改善の傾向が見られるものの、ドライバーの快適性という観点では依然として課題が残っており、この点は次戦日本グランプリに向けた重要な改善ポイントになります。」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ストロールのリタイア原因を調査中
    ランス・ストロールのリタイアについては、現在も原因調査が続いているという。

    「ストロール選手のリタイアについては、9周目に何が起きたのかを特定するため、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワンチームおよびHRCさくらの施設と連携し、根本原因の調査を進めています。」

    2026年F1新レギュレーションの難しさ
    折原は、2026年レギュレーションの難しさを認めながらも、それを言い訳にはできないと強調した。

    「本日のレースでは複数のDNFやDNSが発生しており、2026年のレギュレーションが決して簡単ではないことを示しています。しかし、それが我々の信頼性やパフォーマンスに対する言い訳になることはありません。」

    「今後も改善に向けて全力で取り組んでいきます。まだ多くの課題を抱えていますが、その一つひとつに確実に向き合い、解決していくことが最優先事項です。」

  • フェルナンド・アロンソ 「振動で手足の感覚が鈍った。ホンダF1に時間が必要」

    フェルナンド・アロンソ 「振動で手足の感覚が鈍った。ホンダF1に時間が必要」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)は2026年F1中国GPで、深刻な振動に見舞われてリタイアを余儀なくされた。アストンマーティン・ホンダF1はこの週末を通じてパワーユニット関連の問題に苦しみ、決勝ではランス・ストロールもバッテリー系トラブルで戦列を離れ、2台とも完走できなかった。

    アロンソはレース中、振動の影響で手足の感覚が鈍るほどの状態だったと明かした。

    プレシーズンテストから続くホンダ側の振動問題については一定の対策を講じてきたものの、それはあくまで限定的な対応にとどまっており、決勝のような実戦条件では再び深刻化したという。

    アロンソ「手と足の感覚が少し鈍くなっていた」
    フェルナンド・アロンソは、中国GPでのリタイアについて次のように説明した。

    「たぶん、どのみちレースを最後まで走り切ることはできなかったと思う」とアロンソは語った。

    「今日は振動レベルがとても高かった。20周目から35周目にかけて、手と足の感覚が少し鈍くなっていた」

    「僕たちは1周遅れで、最後尾を走っていたし、走り続ける意味はおそらくなかった」

    アロンソによると、この週末に試した改善策の一部は、エンジン回転数を抑えることで振動を減らすという応急的なものだった。しかし、決勝ではオーバーテイクやエネルギー回生などの場面で高回転域を使わざるを得ず、その状況では問題を完全に抑え込めなかったという。

    「なぜかは分からないけれど、今日は週末のどのセッションよりもひどかった」

    「僕たちが講じた対策のいくつかは、エンジンの回転数を下げて、すべての振動を少なくするという人工的な形で達成されたものだった」

    「でもレースでは、オーバーテイクするときや、回生しなければならないときなど、やはり高い回転数を使う必要がある」

    「だから当然ながら、時間が経つほど難しくなる。より厳しいものになる」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    「バッテリー世界選手権では僕たちは良くない」
    それでもアロンソは、スタート直後の感触自体は悪くなかったと振り返った。ただし、全車が満充電の状態で走り出す序盤を過ぎると、エネルギーマネジメントの差が明確に表れ、アストンマーティン・ホンダF1はそこで苦戦したという。

    「スタートは楽しい」とアロンソは語った。

    「オーストラリアと同じで、マシンはスタートがかなりいいように感じる。1周目は確かに、みんなバッテリー残量が同じで、満タンの状態だからだ」

    「そのあと、僕たちはこの“バッテリー世界選手権”に入っていく。そして、その部分で僕たちは良くない」

    日本GPへ向けてホンダに必要なのは時間
    次戦はホンダのホームレースとなる日本GPだが、ランス・ストロールは現状について「僕たちのために祈ってくれ」と冗談交じりに語ったという。2015年の鈴鹿でアロンソが残した“GP2エンジン”発言を想起させる状況でもあるが、アロンソ自身はホンダに時間を与える必要があると強調した。

    「オーストラリアから中国までは5日しかなかったし、エンジンはまったく同じものだった」とアロンソは語った。

    「今は日本まで2週間ある。ダイノでより多くの時間を使う必要があるし、振動を理解するためにも、どこから来ているのかを理解するためにも、ホンダにもっと時間を与える必要がある」

    「おそらく、バッテリーの絶縁の問題は修正できた。たとえ今日ランスに問題が起きたとしても、正確に何が起きたのかは僕は知らない。でも、ホンダにもっと時間を与える必要がある」

    アストンマーティン・ホンダF1にとって、中国GPは信頼性とエネルギーマネジメントの両面で厳しい現実を突きつけられる一戦となった。ホームレースの日本GPまでの2週間で、ホンダがどこまで振動の根本原因に迫れるかが大きな焦点となる。

  • アストンマーティン・ホンダF1 中国GPダブルリタイア アロンソは振動問題

    アストンマーティン・ホンダF1 中国GPダブルリタイア アロンソは振動問題

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)は2026年F1中国GP決勝でリタイアを喫し、チームは2台ともレースを完走できない結果となった。アロンソは走行中に振動による違和感を訴え、マシンを降りる判断を下した。

    すでにチームメイトのランス・ストロールが10周目にリタイアしており、アストンマーティン・ホンダF1は2台ともレースを終える形となった。

    アロンソ 振動の不具合でレースを断念
    アロンソはレース中、マシンの振動による不快感を訴え、最終的にリタイアを決断した。

    チームは次のように説明している。

    「フェルナンドは振動による不具合のため、中国GPをリタイアした」

    振動の原因についての詳細は明らかになっていないが、安全面を考慮してマシンを止めたとみられる。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ストロールに続きアストンマーティン2台ともリタイア
    この結果、アストンマーティン・ホンダF1は2台ともリタイアという厳しいレースとなった。

    ストロールは10周目の1コーナーでマシンを止め、バッテリー問題が疑われるトラブルでレースを離脱。その停止によりセーフティカーが導入されていた。

    アロンソのリタイアによって、チームは中国GPでダブルリタイアという結果となった。