カテゴリー: アストンマーティンF1チーム

  • フェルスタッペン アストンマーティンF1の“10億ポンド”説を関係者が一蹴

    フェルスタッペン アストンマーティンF1の“10億ポンド”説を関係者が一蹴

    アストンマーティンがマックス・フェルスタッペン獲得のために10億ポンドの契約を準備しているという噂は事実ではない。だが、そもそもフェルスタッペン本人は「金には興味がない」、なぜなら「勝つことしか気にしていない」からだ――。

    こう語ったのはアストンマーティンのシミュレータードライバー、ダニエル・ジュンカデラであり、彼は「正気の人間なら」誰もそのような移籍話を信じるはずがないと断言している。

    マックス・フェルスタッペンがアストンマーティンに?

    フェルスタッペンは2028年末までレッドブルとの長期契約を結んでいるが、チーム内の混乱を受けて彼の将来については度々憶測が飛び交ってきた。

    昨年にはメルセデス移籍の噂も流れ、トト・ヴォルフがルイス・ハミルトンの後任を探す中で、その話に拍車をかけた。今年初めにはアストンマーティン移籍説も浮上した。

    英『Daily Mail』は、アストンマーティンが4度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンのために10億ポンドの投資計画を立てていると報じ、さらに伊『Gazzetta dello Sport』は、年俸1億ドルの3年契約だと伝えた。

    だが、アストンマーティンはこの噂をPlanetF1.comに対し「完全否定」している。

    ジュンカデラは、現在もレッドブルで勝ち続け、5年連続のワールドチャンピオンを目指しているフェルスタッペンが、再建中のアストンマーティンへ移籍するなど「信じられない」と語った。

    チームは現在、2026年の新マシン開発をエイドリアン・ニューウェイの指揮のもとで進めており、ジュンカデラによればチーム内部の雰囲気は良好とのことだ。

    だが、それでもフェルスタッペンを口説き落とすには足りない。

    「2026年に向けては、まだ早すぎると思う」とジュンカデラはNachezのYouTubeチャンネルで語った。「僕自身まだ2026年仕様をシミュレーターで試していないからね。

    「でも確実に言えるのは、チームの中にネガティブな空気や不安、疑念なんかは一切ないということだ。何もない。だからメディアの話なんて気にするなってことだよ。

    「こういう話って、ある意味で割り引いて受け取るべきだよね。

    「要するに、突然ある噂が出てくる、今回みたいに『フェルスタッペンがアストンマーティンへ』みたいな。

    「その根拠を見てみると…正気の人間なら、マックス・フェルスタッペンがアストンマーティンに行きたいなんて思うわけがないし、ましてやたとえ10億ポンド払われたとしても、だよ。

    「彼はお金なんて気にしていない。彼にとって重要なのは“勝つこと”だけなんだ。マックスにとってのチームはレッドブル、それに疑いの余地はないよ」

    マックス・フェルスタッペン F1 アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ホーナーは契約解除条項をめぐる報道に反論
    レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーも、フェルスタッペンの契約に含まれる「ドライバーズランキングである時点で3位以内にいなければ自由に離脱できる」という条項について問われた。

    ホーナーはSky F1に対し、「ドライバーの決断は紙切れ1枚以上のものだ」と語った。

    「確かに、契約にはパフォーマンス条項があるし、たいてい夏ごろにそれが注目されるタイミングがある。でも、ドライバーとの関係というのは契約以上のものだと思っている。

    「チーム内での快適さ、自信、信頼。それが全てだよ。マックスから他のチームの話が出たことは一度もないし、彼のコミットメントは絶対的だった。彼がメディアに言っていることと、僕らの間で言っていることは一致している。

    「僕たちにとって重要なのは、『どうすれば改善できるか』『どうすればもっと良くなるか』であって、契約書に立ち返ることじゃない。

    「僕は常々言っているけど、契約書に頼らざるを得ない状況になったら、もう問題があるってことだよ。大事なのは、信頼に基づいた人間関係なんだ」

    フェルスタッペン「楽しめる限り続ける」
    フェルスタッペン本人もESPNの取材で、自身のF1キャリアについて言及した。

    「僕には2028年まで契約があるから、少なくともそれまでは続けるよ」と答えた。

    ただし、「楽しめている限り、そして自分がこのスポーツに対して思うように関わっていられる限りは続けたい。確かにこのスポーツは年々変化してきているけど、それでも“楽しめている”かどうかが一番の基準なんだ。

    「家族を置いて旅に出ることも含めて、それが『まあいいか』って思える間はね」

    フェルスタッペンのパートナーであるケリー・ピケは、マイアミGP直前に娘リリーを出産している。

  • F1:フェルナンド・アロンソ レアル・オビエド昇格を現地観戦“幸運の象徴”に

    F1:フェルナンド・アロンソ レアル・オビエド昇格を現地観戦“幸運の象徴”に

    レアル・オビエドがついに、スペイン1部リーグ(LALIGA EA SPORTS)への昇格を果たした。実に24年ぶりとなる快挙の瞬間を見届けたのは、クラブと同郷のF1ドライバー、フェルナンド・アロンソだった。

    アストゥリアス州オビエド出身のアロンソは、決戦の舞台カルロス・タルティエレのVIP席から観戦。クラブの21世紀最大とも言える一戦を、まるで”お守り”のように現地で応援した。

    前回の昇格挑戦ではプレーオフで惜敗していたレアル・オビエド。今年も決勝第1戦で黒星を喫し、不安がよぎる展開となった。しかし地元の英雄サンティ・カソルラのゴールで同点に追いつくと、延長戦の末に逆転。夢の昇格を成し遂げた。

    アロンソは試合中もピッチと一体となって苦しみ、歓喜の瞬間には満面の笑みで選手とともに喜びを分かち合った。SNSでは「アロンソがタリスマン(幸運の象徴)になった」と話題に。

    ちなみに、アロンソが最後にF1ワールドチャンピオンとなったのは2006年。レアル・オビエドが1部に在籍していたのもその頃が最後だった。

    24年ぶりに夢をかなえた地元クラブの姿は、「もし彼らが戻れたのなら、僕だって…」というアロンソの復活を後押しするインスピレーションとなるかもしれない。

    フェルナンド・アロンソ F1 レアル・オビエド

  • アストンマーティンF1 ニューウェイの元側近ウッドをアップル社から招聘

    アストンマーティンF1 ニューウェイの元側近ウッドをアップル社から招聘

    アストンマーティンF1が、エイドリアン・ニューウェイの元側近の一人をF1の世界に呼び戻し、シミュレーション技術の強化に乗り出した。

    The Raceが掴んだ情報によると、セバスチャン・ベッテルとの黄金時代にレッドブルのシミュレーションおよび解析部門を率い、ニューウェイと密接に協力していたジャイルズ・ウッドが、アップル社で自動運転技術に携わった後にF1復帰を決断し、アストンマーティンに加わったという。

    ウッドは現在、アストンマーティンF1でシミュレーションおよび車両モデリング担当ディレクターを務めており、現在ニューウェイが課題として挙げているパフォーマンス領域の改善において、極めて重要な役割を担うことになる。

    ニューウェイは先月のF1モナコGPの際に、アストンマーティンのシミュレーターの相関精度が不十分であると明かしていた。

    「正直なところ、我々のツールの一部はまだ弱いと思う。特に“ドライバー・イン・ザ・ループ”型のシミュレーターは問題がある」とニューウェイはモナコで語った。

    「今のところまったく相関していないので、大幅な改善が必要だ。これは研究開発の根幹を担うツールであり、それが使えないのは大きな制約だ」

    「とはいえ当面は別の方法で対処し、並行して必要な改良に取り組んでいくつもりだ。ただし、正直に言えば、これは2年がかりのプロジェクトになるだろう」

    しかし今回、ウッドを迎え入れたことで、この問題の解決が予想よりも早まる可能性が出てきた。ニューウェイとともに2010年から2013年にかけてレッドブルを4連覇に導いた経験を持つウッドの復帰は、アストンマーティンにとって大きな後押しとなる。

    ウッドはF1におけるシミュレーション分野で非常に深い専門知識を持っており、2004年から2006年までマクラーレンでシミュレーションリーダーを務めた後、レッドブルへ移籍。2007年から2014年にかけてチーフエンジニアおよびシミュレーション・解析部門の責任者を歴任した。

    その後、2014年から2017年まではレッドブル・アドバンスト・テクノロジーズで勤務し、その後カリフォルニアのアップル社に移っていたが、今回ニューウェイとの関係を再び築くことを決断した。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    空力部門にも新戦力
    アストンマーティンはシミュレーション領域だけでなく、競合他社に後れを取っていると考えられる他の分野にも人材補強を進めており、空力部門にも新たなリーダーが加わった。

    その人物とは、ジョアッキーノ(ジャック)・ヴィノで、チーフ・エアロダイナミシストとしてチームに加入している。

    ヴィノは空力技術者としてトヨタおよびレッドブルでキャリアをスタートさせた後、短期間ルノーに在籍。その後2012年1月にメルセデスに移籍し、シニア空力技術者としての地位を確立。最終的には同部門の責任者に昇進した。

    彼は2024年11月にメルセデスを離れ、今年4月からアストンマーティンでの業務を開始している。

    アストンマーティンのチーム代表アンディ・コーウェルは、ヴィノとウッドの両名がすでに即戦力として機能しており、ニューウェイとともに開発を大きく前進させていると語った。

    「ジャイルズは一時F1を離れてカリフォルニアで働いていたが、今は我々のモデリングおよびシミュレーション領域を担当している」とコーウェルはThe Raceに語った。

    「彼ら2人とエイドリアン、そして既存チームとのやり取りを見ていると、チーム全体のエネルギーと意欲が明らかに高まっている」

    「アドリアンのようなキーパーソンに加え、こうした重要人物の加入が全体を活性化させている」

    「これは単に作業量が増えるという話ではなく、設定される目標自体が変わってくるということだ」

  • ランス・ストロール アストンマーティンF1に悲観「今季の改善はない」

    ランス・ストロール アストンマーティンF1に悲観「今季の改善はない」

    フェルナンド・アロンソに笑顔が戻る一方で、アストンマーティンのチームメイトであるランス・ストロールはどんよりとした気分のまま、F1における将来に暗雲が立ち込めている。

    チームオーナーである大富豪ローレンス・ストロールの息子であるストロールは、手首のケガから復帰し、先週末の母国カナダGPに出場したが、予選は惨憺たる18番手に終わった。

    対照的にアロンソは、今季なかなかポイントを獲得できずにいたものの、ここ最近の好調で6番手につけ、Q3進出とポイント圏内フィニッシュが「常態化」しつつある。

    「今ではポイント圏にいるのが習慣みたいになってるけど、それは予選が良いからなんだ」とアロンソは語る。

    「グリッド6番手じゃなかったら、ポイントなんて取れてなかったよ。レースではすごく速いクルマがたくさんいたし――ウィリアムズ、ハース、それから意外にもエステバン(オコン)が上位にいて、あと(ニコ)ヒュルケンベルグもいたね。彼は突然前で戦ってた」

    「12番手や13番手スタートだったら、ポイントは取れなかったと思う」

    実際、ストロールは最下位でレースを終えた。

    このモントリオールでの悲惨な結果に追い打ちをかけるように、メルセデスの好調なジョージ・ラッセルが2026年にアストンマーティンへ移籍するという新たな憶測も浮上している。

    ラッセルは来季のメルセデスとの契約をまだ提示されておらず、一方でフェラーリのシャルル・ルクレールが“銀の矢”へのまさかの移籍候補として突然浮上しているという。

    「他の誰とも話していないし、興味を示してきたチームには、僕の意向はメルセデスに残ることだとはっきり伝えている」と、カナダGPでポールポジションを獲得し、優勝したラッセルは断言した。

    ランス・ストロール アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    一方で、バルセロナでのガレージ内での癇癪が原因で手首を負傷したという噂もあるストロールは、モントリオールでも気分が改善された様子はなかった。

    「遅いんだ」と彼は地元紙『Le Journal de Montreal』に語った。「そして、それはオーストリアでも変わらないと思う。クルマの特性は決して改善されないんだ」

    「僕のドライビングを制限している問題はずっと変わらない。良くなることはないと思う」とストロールは続けた。「たぶん、これからもずっとこんな感じなんだろうね」

    父親がいよいよストロールのシートを、より競争力のあるドライバーのために明け渡さなければならないという噂が再燃するなか、ストロール自身も、楽観的なアロンソとのギャップを認めている。

    「クルマの変化なんて特に感じていない」とストロールは言う。「フェルナンドは結果を出してるから何か感じてるのかもしれないけど」

    「僕にはわからない。ただ今日は本当に遅かったんだ」と彼は日曜のレース後に付け加えた。

  • ジョージ・ラッセル アストンマーティンF1移籍の噂を完全否定

    ジョージ・ラッセル アストンマーティンF1移籍の噂を完全否定

    アストンマーティンF1が2026年のF1レギュレーション大改革を見据えてジョージ・ラッセルを将来のチームリーダー候補として狙っているとの報道が浮上した。しかし、ラッセル本人はこの噂を明確に否定している。

    Motorsport.comが「有力なパドック筋」の話として伝えたところによれば、アストンマーティンはラッセルに関心を寄せており、2026年以降のチーム体制強化を目指して動いているという。

    ラッセルの現在のメルセデスとの契約は今年末で満了となり、両者はまだ契約延長に合意していない。これまでは形式的な手続きに過ぎないと見られていたが、状況に変化が生じている。

    ラッセルが移籍するとなれば、2026年まで契約があるフェルナンド・アロンソかランス・ストロールのいずれかがシートを譲ることになる。ストロールは1年ごとのローリング契約だが、父親のローレンス・ストロールがチームを所有しているため、彼がチームを去る可能性は低いと見られている。

    一方、アロンソはカナダGPの週末中に何度かアルピーヌを訪れている姿が目撃されており、2度の世界王者がエンストンのチームに電撃復帰するのではないかという憶測を呼んでいる。

    ジョージ・ラッセル アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ラッセル「僕はメルセデスに忠誠を誓っている」
    2026年の契約がまだ決まっていない有力ドライバーの中で唯一の存在となっているラッセルだが、カナダでレッドブルのマックス・フェルスタッペンを下して勝利した直後、他チームとの交渉を明確に否定した。

    「いや、他の誰とも話していないし、興味を示してくれたチームがあったとしても、僕の意思はメルセデスに残ることだってずっとはっきり伝えてきた。それは最初から明確だった」とラッセルは強調した。

    「それに、僕はメルセデスに忠誠を誓っている。このチームが僕にF1へのチャンスを与えてくれた。最近いろんな話が出てるけど、特に悪い感情はない。特にマックスに関する話題については、前にも何度も言ったけど、なぜチームがマックスに興味を持たないはずがあるのかって思う。もし全ドライバーの契約が白紙になったら、マックスはどのチームにとってもナンバーワンの選択になるはずだし、それは当然のことだと思う」

    「でも最終的にどのチームにもシートは2つしかない。僕は今のようにパフォーマンスを出し続けていれば、自分の立場が脅かされることはないって分かっていた。だから今はすごくいい状況にいると思っているし、契約交渉を急ぐ必要もまったく感じていない」

    ラッセルがモントリオールでの予選でポールポジションを獲得した後、メルセデス代表のトト・ヴォルフも、契約延長が間近であることを示唆した。

    「彼は我々が契約を早くまとめたくなるだけの理由をすべて示してくれている」とヴォルフはSky Sports F1に語った。「彼がどれだけの力を持っているかは分かっているし、もうしばらくの間チームをリードしてくれている。速さもあるし、姿勢も素晴らしい」

    「彼は長年メルセデスのジュニアドライバーだったし、我々がこれまでずっと計画してきた通りに物事は進んでいる」

  • エイドリアン・ニューウェイ レッドブル離脱後とアストンマーティン加入の経緯

    エイドリアン・ニューウェイ レッドブル離脱後とアストンマーティン加入の経緯

    エイドリアン・ニューウェイが、昨年レッドブルを離脱した後にF1にとどまる決断に至った経緯と、その背景にあった選択肢について明かした。

    ニューウェイは現在、アストンマーティンに加入し、2026年の新レギュレーション時代に向けてシルバーストーン拠点のチームとともに次世代マシンの開発に取り組んでいる。先日のモナコGPでは、同チームの一員として初めて現地でのレースに帯同した。

    約20年にわたり在籍し、13回のドライバーズ&コンストラクターズタイトル獲得に貢献したレッドブルを離れる決断に至った理由、そしてその後の進路について、ニューウェイはこう語る。

    「レッドブルを辞めたのは、実にさまざまな理由があった。正直に言って、その時点では次に何をするかなんて全く決めていなかった」とニューウェイはSky Sports F1に語った。

    「それでしばらくは座って考えた。妻のマンディと一緒に、これからどうするか話し合った。ビーチでマルガリータでも飲みながらのんびり過ごす、なんて案もあったし、もう一度仕事をする、という案もあった」

    「でも、もし仕事をするなら、それはどんなものがいいのか?」

    アメリカズカップにも関心、しかし“修正不能な競技体系”に難色
    レッドブル・テクノロジーズがアメリカズカップ(ヨットレース)に関与していたこともあり、ニューウェイは一時期その道も検討したという。

    「アメリカズカップは非常に面白くて、F1とかなり似た世界なんだ。使われる技術も非常に近い」とニューウェイ。

    「ただ、私が好きじゃなかったのは“やり直しが効かない”ところ。大会は4年に1度しかないし、実際にボートを水に浮かべてから本番まで2カ月程度しかない。だから、もし最初の設計がうまくいかなかったら、挽回する時間がないんだ」

    「F1なら、シーズン序盤にうまくいかなくても、マシンの基本的な設計やエンジン、ドライバーが優れていれば巻き返すことができる。マクラーレンがまさに良い例だ」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム F1 エイドリアン・ニューウェイ

    ロードカー開発の継続も、「変化の遅さ」に不満
    ニューウェイはアストンマーティン・ヴァルキリーやRB17プロジェクトを通じて、公道車両の開発にも関わってきたが、その分野に完全に移るという選択肢は選ばなかった。

    「ロードカーはずっと関心があったし、ヴァルキリーやRB17のプロジェクトには今でも関わっていて楽しんでいる」と語る。

    「でも私がこのキャリアで愛してきたのは、“人とマシンの競争”という側面、つまりスポーツ的な挑戦だ。毎週、あるいは今ではもっと頻繁に、自分たちの成果が世に問われるんだ」

    航空宇宙業界も候補にあがるも、「即時性の欠如」に違和感
    F1とは異なる分野として、航空機開発などのエアロダイナミクス分野にも関心はあったというが、長い開発スパンが性に合わなかったという。

    「大学時代の友人の中には、航空宇宙分野に進んで英BAE(ブリティッシュ・エアロスペース)やロールス・ロイスで働いている人もいるけど、彼らが手掛けているプロジェクトって、自分の関わった機体が実際に飛ぶまでに10~15年かかるんだ」

    「そうなるとフィードバックがほとんどない。それに比べると、やっぱり私は“人とマシン”の競争、つまりF1のように即時に結果が出て、その結果をもとに改善を繰り返していける環境が自分には必要なんだと感じた」

  • フェルナンド・アロンソがアルピーヌ“ランチ訪問” アストンマーティンF1火消し

    フェルナンド・アロンソがアルピーヌ“ランチ訪問” アストンマーティンF1火消し

    フェルナンド・アロンソがカナダGPの週末にアルピーヌのホスピタリティユニットにいるところを目撃されたことを受けて、アストンマーティンは彼が移籍を検討しているという憶測を打ち消した。

    アロンソは2023年にアストンマーティンに加入し、2024年シーズンも契約していた。そして4月には2026年まで契約を延長したことが発表された。しかし、週末にアルピーヌで彼が目撃されたことで、かつてタイトルを獲得したエンストンのチームへの復帰の可能性をめぐる臆測が再燃することになった。

    Sky F1の実況中、デビッド・クロフトは次のように語った。

    「アルピーヌについてドライバーに関する話題があるときには、またアロンソについての話題も出てくる。そして、パドックの中で再びその話題が持ち上がっている。アロンソがこの週末、アルピーヌのホスピタリティユニットを4回訪れたという報告を聞いた」

    かつてルノーとアルピーヌで幹部を務めたマルチン・ブドコウスキも、モントリオールでアロンソの姿を少なくとも2回目撃したと述べた。

    「日曜の朝、彼がホスピタリティユニットから出てくるのを見た。その後、彼はパートナーとトレーナーと一緒に隅のテーブルで昼食をとっていた」

    ブドコウスキはさらに、「それが将来のアルピーヌへの復帰に向けた動きなのか、それともブリアトーレがちょっと騒ぎを起こして注目を集めようとしているだけなのか、あるいはお金を得ようとしているのか。だが、今回は昼食に来ただけだったようだ」と述べた。

    フェルナンド・アロンソ F1 アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    しかし、アストンマーティンは彼らのドライバーがチームを離れる意向があるという話を明確に否定した。

    Sky Sportsの番組『Any Driven Monday』の中で、アンディ・コーウェル(アストンマーティンのチーム代表)は次のように語った。

    「彼がどのチームのホスピタリティを訪れようと、我々は彼を歓迎する。彼には我々と来年の契約があるし、それ以降もアンバサダーのような形で長期的に残ってくれることを期待している」

    「彼が持ち込んでくれる戦闘的な精神、競争力は素晴らしいもので、チーム全体を刺激してくれる」

    ニコ・ロズベルグが「フラビオ・ブリアトーレの噂について心配しているか?」と尋ねると、コーウェルは笑顔で「まったく」と答えた。

    アロンソは2005年と2006年にルノーでF1ワールドチャンピオンとなっており、エンストンとの関係は深い。しかし、今回のランチ訪問はあくまで“ランチ”だったようだ。

  • アストンマーティンF1 ランス・ストロール解雇説を否定「2026年以降も契約下」

    アストンマーティンF1 ランス・ストロール解雇説を否定「2026年以降も契約下」

    ランス・ストロールの将来をめぐる憶測が再燃する中、アストンマーティンF1はその去就を巡る報道を否定し、現行のドライバー体制に対する信頼を強調した。

    26歳のストロールがF1スペインGPを欠場し、その後再び手首の手術を受けた理由について、ガレージ内での癇癪が原因だったという噂が浮上している。

    だが、チームはそれを否定。アストンマーティンは今週末のF1カナダGPでふたたび2台体制で臨む予定だ。それに先立ち、ストロールはここ数日、ポール・リカールで旧型F1マシンによる「数ラップ」の走行をこなしている。

    シルバーストンを拠点とするチームは「ランスは体調も万全で、元気にしている」と報告している。

    しかしこの一連の怪我の騒動により、ストロールの今後に関する憶測は再燃しており、多くの関係者は父ローレンス(チームオーナー)が息子をフェルナンド・アロンソのチームメイトとして維持し続ける理由が尽きつつあると見ている。

    実際、2026年シーズンに向けてはジョージ・ラッセルや角田裕毅がストロールのシート候補として噂されている。

    チームの広報担当者は「ドライバー市場についてメディアが憶測を報じるのは当然のことだ」とした上で、「我々は2026年以降も契約下にあり、コミットしている素晴らしいドライバー陣を擁している」と述べた。

    それでも、F1ドライバーとしての情熱が低く、中団グリッドレベルの実力という評価がストロールに付きまとう状況は続いている。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ランス・ストロール

    ライバルであり友人でもあるエステバン・オコンは、母国GPを控えたストロールについてモントリオールの地元紙『Le Journal de Montreal』に語った。

    「彼は多くを語るタイプじゃない。でも信頼している人には心を開いているよ」とオコン。

    「彼も彼の父親も本当に素晴らしい人たちだ」と付け加えた。

    オコンは、カート時代からストロールを知っているという。

    「人々は理解できないかもしれないけど、ランスは他の誰にも負けないほどレースに情熱を持っている」とオコンは強調した。

    「彼は、運転することが好きなんだ。それ以外のことにはあまり興味がない」

    また、ストロールが父親の財力によってF1にいるだけという批判についても反論した。

    「それは事実じゃない。ランスは、(マックス・)フェルスタッペンやシャルル・ルクレール、僕と同じように国際カートレースで勝ってきた人間なんだ。僕たちは皆、一緒に戦っていたし、ランスもそのグループの一員だった」

    「お金のおかげでF1にたどり着いたというのは間違いだ」とオコンは続けた。「たしかに、F1に行くまでの道がラクになることはある。でも最終的にクルマに乗っているときには、お金は何の助けにもならないんだ」

    なお、ドイツの『Auto Motor und Sport』誌によれば、ストロールは今週末のレース出走に向け、FIAによる最終的なメディカルチェックを受ける必要があるという。

  • ランス・ストロール F1カナダGPで復帰も 「ケガの詳細はプライバシー」

    ランス・ストロール F1カナダGPで復帰も 「ケガの詳細はプライバシー」

    アストンマーティンのランス・ストロールは、F1スペインGPを欠場した後、プライベートでテストを行い、今週末のカナダGPでの復帰に向けて準備を進めていたことを明かした。ただし、ケガの詳細については公表を拒み、「プライバシーを尊重してほしい」と述べている。

    スペインGPでは予選14番手に終わったあと、イベント途中での撤退を決断。アストンマーティンはその理由を「2023年プレシーズン中に負った右手と手首のケガの後遺症による痛み」と説明していた。

    翌週初め、ストロールはバルセロナのクリニックで処置を受けた。執刀したのはMotoGPの世界でも知られる外科医グザビエ・ミール医師のチームで、2023年と同じ担当医だった。

    その後ストロールは、フランス・ポール・リカール・サーキットで2023年型アストンマーティンによるプライベートテストを実施。レーシングスピードでの感触を確かめ、メディカルチームから出走可能の判断を受けたうえでモントリオール入りした。

    「カナダに向かう前にポール・リカールで何周か走ったから、レース週末の前にマシンに乗れてよかった」と語ったストロールは、「コックピットでも調子は良かったし、今は今週末に集中している」と意気込む。

    ランス・ストロール アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチームスペインGPでは14番手に予選通過したが、決勝は欠場

    ストロールはこのケガについて、「数週間ずっと気になっていた」と明かした。

    「イモラ、モナコ、そしてバルセロナは週末を通して本当に厳しかった。スペインでは金曜も土曜も痛みがあって、日曜はさらに厳しくなると分かっていた。正直に言って、不可能に近いと思っていた」

    カナダGPを控えた木曜、母国レースの地で記者会見に臨んだストロールには、スペインGP欠場の要因となった症状に関する質問が相次いだが、多くの内容について口を閉ざした。

    「何をしたのか、どういう方法をとったのかについては話したくない。自分の医療上のプライバシーだから」とストロールは語り、詳細の説明を避けた。

    ただし、「痛みはもうない」と明言したうえで、「どんなスポーツでもアスリートは常に痛みや不快感を乗り越えて、週末の終わりに良い結果を出そうとするものだと思う。今回の状況ではかなり苦しんでいて、それでも乗り切ろうとしていたけど、これ以上は無理に続けるべきじゃないと感じた。悪化している感覚があって、もっと真剣に対応する必要があると判断した」と振り返っている。

    アストンマーティンのチーム代表アンディ・コーウェルも、「このような状況では、誰に対しても医療上のプライバシーを尊重する必要がある」と述べ、ストロールが早期に処置を行わなかった理由についての明言は避けた。

    「ランスは非常に意志の強いレーサーだ。バルセロナで出走できなかったことに最も悔しさを感じていたのは彼自身であり、モントリオールに戻るために最も強い決意を持って取り組んできたのも彼だった」

    さらにコーウェルは、ストロールが復帰に向けてシミュレーター作業などにも積極的に取り組んでいたことを明かした。

    「彼はファクトリーに2度ほど来ていたし、2025年型マシンのシミュレーターにも取り組んでいた。それは実際のところ、2023年型マシンを走らせるよりも意味がある」と評価している。

    ランス・ストロール カナダGP F1カナダのファンは母国のドライバーに声援を送る

    スペインGP予選後にストロールがガレージで苛立ちを見せ、チームメンバーに怒りをぶつけたという報道について、コーウェルは「ドライバーは皆、超一流の競技者であり、競争心が強いからこそ走りたがる。医学的な理由で限界を迎えたときは止まらなければならない。それがバルセロナの土曜日に起きたことだった」と説明し、具体的な言及は避けた。

    ストロール自身も、「あのときは苛立っていた。手首のこともそうだし、イモラから続いた3レースすべてが不満の連続だった。ドライビングに支障が出ていたから。日曜は無理だと分かっていて、ただただ悔しさが込み上げていた」と振り返る。

    現在コンストラクターズ選手権でアストンマーティンは9位、キック・ザウバーと同じく16ポイントを保持しており、そのうち14ポイントをストロールが獲得している。開幕戦オーストラリアGPでの6位が今季の最高成績だ。

    「モントリオールに来るのは毎回特別だし、良い思い出もある。毎年ここでレースができるのはうれしいし、ポイントも何度か取れている。母国のファンの前でレースするのは最高だし、この週末も楽しみにしている」と語ったストロールは、再びその手でポイントを掴みに行くつもりだ。

  • ランス・ストロール F1カナダGPでの復帰をアストンマーティンが正式発表

    ランス・ストロール F1カナダGPでの復帰をアストンマーティンが正式発表

    アストンマーティンF1は、前戦スペインGPを欠場したランス・ストロールが、次戦カナダGPで再びステアリングを握ることを正式に発表した。

    バルセロナのカタルーニャ・サーキットでの予選終了から数時間後、アストンマーティンは、ランス・ストロールが手首と手の痛みにより、日曜の決勝を欠場することを公表していた。ストロールは、医療処置を受けるためレースを見送ることになった。

    チームによれば、ストロールが感じていた痛みは「2023年に受けた処置に関連している」と、彼の主治医が診断したという。ストロールは、2023年のプレシーズン中に自転車事故で骨折と足指の骨折を負い、手術とリハビリを経てF1に復帰していた。

    しかし、今回の処置後は順調に回復し、スペインGPから2週間足らずでモントリオールの地元ファンの前でAMR25を再びドライブする準備が整った。

    ランス・ストロール カナダGP F1 アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチームランス・ストロールはAMR25でスペインGPの予選に出走し14番手を記録したが、決勝には出場しなかった

    「母国グランプリの週末にチームと一緒にまた走れることが本当に楽しみだ」とストロールはコメントした。

    「モントリオールの観客の前でレースをするために準備するのは、いつだって全力だった。今回の処置を終えて体調も良好で、今週はポール・リカールで何周か走って準備もできた。たくさんのサポートに感謝してる。週末に会おう!」

    カナダGPを前に、アストンマーティンのチーフ・トラックサイド・オフィサーであるマイク・クラックは、「母国レースでのストロール復帰が“プランA”」だと語っていた。

    一方で「プランB」が必要な場合には、フェリペ・ドルゴヴィッチとストフェル・バンドーンといったリザーブドライバーの起用も選択肢に入っていた。だが、両者とも今週末に開催されるル・マン24時間レースへの出場が予定されている。