カテゴリー: アルピーヌF1チーム

  • アロンソのアルピーヌF1復帰説にモントーヤ警鐘「同じ過ちを繰り返すな」

    アロンソのアルピーヌF1復帰説にモントーヤ警鐘「同じ過ちを繰り返すな」

    フェルナンド・アロンソのアルピーヌ復帰説が加熱するなか、元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤは、その決断が過去のキャリアにおける最大の失敗を繰り返すことになりかねないと警告した。

    アストンマーティンで苦戦が続くアロンソは、2027年にアルピーヌへ復帰する可能性が取り沙汰されている。しかしモントーヤは、現時点でチームを離れることは大きなリスクを伴うと考えている。

    アロンソの将来を巡る憶測が拡大
    先週末のバルセロナ・カタルーニャGPでは、アロンソがアルピーヌ移籍に近づいているとの噂がパドック内で広まった。

    アロンソにとってアルピーヌ(旧ルノー)は特別な存在だ。2005年と2006年にはルノーで2度のワールドチャンピオンを獲得し、2021年には2年間の休養からF1へ復帰する際にも同チームを選んだ。

    一方で、アストンマーティンでの2026年シーズンは苦戦続きとなっており、舞台裏では強い不満を募らせているとも報じられている。アロンソ自身は夏休み後に自身の将来について決断すると明言しており、引退も選択肢のひとつとして噂されている。

    モントーヤ「今は動くべきではない」
    ASコロンビアの取材に応じたモントーヤは、アロンソがアストンマーティンに残留すべきだと主張した。

    「僕はフェルナンドには今の場所に留まってほしい。もしアルピーヌがレースで勝ったり表彰台争いをしているなら移籍を勧めるだろう」

    「確かにアルピーヌは大きく前進した。しかし、さらに次のステップへ進める保証はどこにもない」

    モントーヤは近年のウィリアムズを例に挙げ、F1では勢いのあるチームが翌年も成長を続けるとは限らないと指摘した。

    「昨年のウィリアムズは大きく前進し、誰もが今年は上位争いに加わると思っていた。しかし実際には逆の方向へ進んでしまった」

    「だからフェルナンドが今チームを離れることを想像してみてほしい」

    マクラーレン移籍の再来を懸念
    モントーヤが最も懸念しているのは、アロンソが過去に経験したキャリア上の判断ミスを再び繰り返すことだ。

    アロンソは2007年にルノーを離れてマクラーレンへ移籍したが、その後のキャリアではしばしばチーム選択のタイミングに恵まれなかった。

    「それは過去にも起きたことだ。フェルナンドは低迷していたマクラーレンへ移籍したが、その後になって状況が好転した」

    「同じことが再び起きるかもしれない。彼は今アストンマーティンにいる。そしてチームを離れた途端、来年アストンマーティンがロケットシップのようなマシンを持ち込むかもしれない」

    ベルギーGPのアップデートが判断材料に
    アストンマーティンは7月のベルギーGPで今季初の本格的なパフォーマンスアップデートを投入する予定とされている。

    このアップグレードは、2027年に向けたチームの競争力を見極める重要な指標となる可能性が高い。アロンソにとっても、残留か移籍かを判断するうえで重要な材料になるとみられている。

    また、アルピーヌのフラビオ・ブリアトーレはアロンソだけでなくセルジオ・ペレスとも接触しているとされており、2027年のドライバー市場は依然として流動的な状況が続いている。

    モントーヤの見方では、アロンソにとって最大のリスクはアストンマーティンの現在の成績ではなく、チームが持つ将来性を見誤ることにある。2026年の苦境に失望して離脱した結果、翌年にタイトル争いができるマシンを逃す――それこそが、彼が最も避けるべきシナリオだと警告している。

    【関連】
    ・アロンソはアストンマーティンF1の現状に「舞台裏では怒り狂っている」

  • フェルナンド・アロンソにアルピーヌF1復帰説 「多くのシナリオにオープン」

    フェルナンド・アロンソにアルピーヌF1復帰説 「多くのシナリオにオープン」

    フェルナンド・アロンソに2027年のアルピーヌ移籍説が浮上している。スペインGPのパドックで広がった噂についてアストンマーティンは即座に否定したが、アロンソ自身は「多くのシナリオにオープンだ」と語り、将来の可能性を完全には否定しなかった。

    一方でフランスのAUTOHebdoは、アロンソがアストンマーティン残留、引退、そしてアルピーヌ移籍という3つの選択肢の間で将来を見極めていると報じている。

    パドックで浮上したアルピーヌ移籍説
    スペインGPの週末、Sky Italiaのロベルト・チンチェロは、アロンソが2027年にアルピーヌへ移籍し、フラビオ・ブリアトーレと再びタッグを組む可能性があるとの見方を紹介した。

    チンチェロは「ガスリーは残留するが、コラピントの将来はアロンソに何が起きるかにも左右される」と語り、ドライバー市場への影響を指摘した。

    アルピーヌは2026年からメルセデス製パワーユニットを使用しており、さらに高級ブランドのグッチとの提携も発表。チームの将来性に期待する声もある。

    しかし、この報道に対しアストンマーティンは即座に反応した。

    チームの広報担当者はSoy Motorに対し、「事実ではない。ただのパドックの噂だ」と否定している。

    アロンソ「多くのシナリオにオープン」
    それでもアロンソ本人は、自身の将来について明確な断言を避けた。

    アストンマーティン以外の選択肢について問われると、次のように答えている。

    「分からない。僕は多くのシナリオにオープンだ」

    また、将来的なチーム運営やマネジメント職についても可能性を否定しなかった。

    「まだ考えてはいない。でも未来がどうなるかは分からない」

    「僕は20年、25年にわたってこのスポーツに関わってきた。そうした経験がいつか役に立つ時が来ると思う」

    AUTOHebdoが指摘する『3つの選択肢』
    こうした状況についてAUTOHebdoは、アロンソが現在「三叉路」に立たされていると分析している。

    選択肢は、

    ■ アストンマーティン残留
    ■ F1引退
    ■ アルピーヌ移籍

    の3つだという。

    報道によると、アロンソはアストンマーティンに対してAMR26の大規模アップデート投入を強く求めているとされる。

    当初は夏休み明けのマドリードGP前後と見られていたが、最近ではベルギーGPでのAMR26B投入説も浮上している。

    アロンソにとって重要なのは、そのアップデートがどれだけ競争力を改善できるかだ。

    苦戦するアストンマーティンが将来判断の鍵
    アロンソは今季の苦境について率直な言葉も口にしている。

    「同じ話の繰り返しだ」

    「僕たちは非常に悪いエンジンを抱えている。最悪だ。パワーデリバリーも悪いし、ギアボックスや空力にも問題がある」

    「それらすべてを改善しようとしているし、シーズン後半には変化が起きることを期待している」

    AUTOHebdoによれば、アロンソはアップデート後のマシンやシミュレーターでの評価次第では、残留ではなく引退を選ぶ可能性もあるという。

    一方で、ブリアトーレが率いるアルピーヌが競争力を高め続ければ、F1キャリア最後の挑戦として移籍を決断する可能性も完全には排除できない状況だ。

    現時点でアストンマーティンは移籍説を否定しているものの、アロンソの将来が今季後半のチームの進歩に大きく左右されることは間違いなさそうだ。

  • アルピーヌF1がウーゴ・ウゴチュクウを極秘テスト F3王者候補が初F1走行

    アルピーヌF1がウーゴ・ウゴチュクウを極秘テスト F3王者候補が初F1走行

    現在FIA F3選手権のランキング首位を走るウーゴ・ウゴチュクウが、モンツァで実施されたアルピーヌのTPC(旧型F1マシンによるテスト)に参加し、キャリア初となるF1マシンでの走行を経験したことが明らかになった。

    元マクラーレン育成ドライバーである19歳のウゴチュクウは、2026年シーズンにCamposからF3タイトル争いをリードしている注目株だ。

    今回のテストは、独立ドライバーとして歩み始めた若きアメリカ人ドライバーにとって、将来的なF1昇格へ向けた重要な一歩となる可能性がある。

    モンツァで極秘実施された初F1テスト
    ウーゴ・ウゴチュクウはモンツァでアルピーヌの2024年型マシン「A524」を使用したTPCに参加した。

    前日からモンツァのパドックで目撃されていたものの、多くの関係者はアルピーヌとの育成プログラム加入に向けた接触だと考えていた。マクラーレンが同じテストでレオナルド・フォルナローリとジャック・スティーブンスを走らせていたこともあり、ウゴチュクウがF1マシンをドライブするとの見方はほとんどなかった。

    しかし、アルピーヌのマシンに装着された銀色のヘルメットが確認されたことで、実際にF1テストへ参加していたことが判明した。

    今回の走行では、アルピーヌのリザーブドライバーであるポール・アロンが実施していたTPCプログラムのデータや手順を参考にしながら走行を進めたとみられている。

    マクラーレン離脱後に急浮上
    ウゴチュクウは、ナイジェリア出身のスーパーモデルであるオルチ・オンウェアグバと、イタリア人ファッションデザイナーのルカ・オルランディを両親に持つ。

    2021年からマクラーレン育成プログラムの一員だったが、PREMAで戦ったF3シーズンの苦戦もあり、4年間所属したプログラムを離脱した。

    その後は独立した立場を選択し、レッドブルとの結び付きが強いCamposへ移籍。2026年シーズンは大きく飛躍し、現在は58ポイントでF3ランキング首位に立っている。チームメイトのテオフィル・ナエルを抑え、タイトル獲得の有力候補となっている。

    F1昇格へ向けた重要な第一歩
    ウゴチュクウはランド・ノリスと同じマネジメント体制に所属しており、今回のテストはF1昇格を見据えたプロジェクトの第一段階と考えられる。

    アルピーヌ側から正式な発表は行われていないものの、F3ランキング首位のドライバーにF1テストの機会を与えたことは高く評価している証拠と言えるだろう。

    F3王者候補として評価を高めるウゴチュクウが、このままF2、そしてF1への階段を駆け上がることができるのか。今回のモンツァでの初走行は、その将来を占う重要なマイルストーンとなりそうだ。

    若手市場で存在感を高めるウゴチュクウ
    近年のF1では、アントネッリやアービッド・リンドブラッドなど10代後半から20歳前後の若手ドライバーが急速に台頭している。

    その中でウゴチュクウは、一度はマクラーレン育成を離れながらも、自らの実力でF3タイトル争いの中心へ返り咲いた。今回のアルピーヌでのF1テストは、単なる走行機会ではなく、F1関係者に対して自身の価値を示す重要なアピールの場だったと考えられる。

    まだアルピーヌとの長期的な関係は明らかになっていない。しかし、F3首位という結果を伴いながら初のF1テストを実現したことは、ウゴチュクウのキャリアが新たな段階へ進み始めたことを示している。今後のF2昇格やF1チームとの提携動向にも注目が集まりそうだ。

  • ピエール・ガスリー表彰台復活が波紋 F1チームが警戒する“パンドラの箱”

    ピエール・ガスリー表彰台復活が波紋 F1チームが警戒する“パンドラの箱”

    ピエール・ガスリーのモナコGP表彰台復活が、F1パドック全体に大きな波紋を広げている。

    アルピーヌはモナコGPで科されたガスリーの2件のピットレーン速度違反ペナルティについて再審請求を行い、FIAはこれを認めた。その結果、ガスリーは失っていた3位表彰台を取り戻したが、この決定は他チームからも疑問の声を招いている。

    メルセデスはすでに再審請求を提出し、マクラーレンは正式な控訴に踏み切った。レッドブル・レーシングも対応を検討しており、関係者の間では「パンドラの箱を開くことになる」との懸念が広がっている。

    ガスリー救済が引き起こした連鎖反応
    今回の騒動の発端となったのは、モナコGPでガスリーに科された2件のピットレーン速度違反ペナルティだった。

    FOM(Formula One Management)は後に、速度計算に使用された距離データに誤りがあったことを認めた。これを受けてアルピーヌは再審請求を行い、FIAのスチュワードは新証拠として受理。ガスリーのペナルティは取り消され、7位から3位へ順位が回復した。

    しかし、同じレースではジョージ・ラッセル、ルイス・ハミルトン、オスカー・ピアストリ、フランコ・コラピントらも同様のペナルティを受けており、多くのドライバーは実際にペナルティを消化していた。

    そのため、「なぜガスリーだけが救済されるのか」という疑問が浮上している。

    レーシングブルズCEOのピーター・バイエルはSky Deutschlandに対し、「他のドライバーは実際にペナルティを消化しており、それが不満を生んでいる」と語った。

    メルセデスとマクラーレンも行動へ
    この問題を受けて、メルセデスはジョージ・ラッセルに関する再審請求(Right of Review)をFIAに提出した。

    チーム代表のトト・ヴォルフは「我々はジョージのためにやるべきことをしている」と説明しながらも、「正直なところ成立するとは思っていない。パンドラの箱を開くことになるからだ」と語っている。

    さらにマクラーレンも、FIA国際控訴裁判所(ICA)への正式控訴を行った。

    マクラーレンは声明で、問題はアルピーヌやガスリー個人ではなく、競技の公平性と規則適用の一貫性にあると主張。レース中にペナルティを受け入れて消化したドライバーたちが不利益を受ける状況に懸念を示した。

    レッドブル・レーシングも原則論を重視
    今回の決定によって直接的な影響を受けたのがレッドブル・レーシングだった。

    アイザック・ハジャーはモナコGPで3位表彰台を獲得していたが、ガスリーの順位回復によって4位へ降格した。

    チーム代表のローラン・メキースは、順位以上に競技運営上の問題を重視していると説明する。

    「我々は主にスポーツの健全性という観点からこの問題を見ている」

    「取り消し不可能なペナルティをどのように扱うべきなのか。そしてレース終了後にどのように正しい結果へたどり着くのか。その明確化が必要だ」

    またメキースは、計測システムに誤差が存在することを認めながらも、長年同じ方法で運用されてきたことを指摘した。

    「地球上に完璧な計測システムは存在しない」

    「我々は何年もこの方式で運用してきたし、多くのチームはその条件の中で規則を守ることができていた」

    モナコGP問題はF1全体の論争へ
    今回の問題はガスリーの表彰台復活だけでは終わらなかった。

    メルセデスは再審請求を行い、マクラーレンは国際控訴裁判所への正式控訴に踏み切った。さらにレッドブル・レーシングも今後の対応を検討しているとみられている。

    争点となっているのは、計測システムの誤差が判明した際に、すでにペナルティを消化したドライバーとの公平性をどう確保するかという点だ。

    FIAが今回のケースを特例として扱うのか、それとも今後の判例となるのか。モナコGPで始まった論争は、ペナルティ運用や再審制度のあり方そのものを問う問題へと発展している。

  • グッチがアロンソ獲得を熱望? アストンマーティンF1が報道否定

    グッチがアロンソ獲得を熱望? アストンマーティンF1が報道否定

    フェルナンド・アロンソが2027年にアルピーヌへ復帰するとの報道がパドックを賑わせている。フラビオ・ブリアトーレと、2027年からアルピーヌのタイトルパートナーとなるグッチが獲得を後押ししているとの見方も伝えられた。

    しかし、スペイン紙『MARCA』によると、アストンマーティンはこうした報道を「噂と憶測」と位置付けて否定。アロンソ自身も今夏に将来を決断するとしており、現時点ではアストンマーティン残留を含め、あらゆる選択肢が残されている。

    アロンソに浮上したアルピーヌ復帰説
    今回の報道の発端となったのは、イタリアのMotorsport ItaliaやPlanetF1などが報じた「フェルナンド・アロンソのアルピーヌ復帰説」だった。

    報道によると、アルピーヌの実力者でありアロンソのマネージャーも務めるフラビオ・ブリアトーレが、2027年からチームのタイトルパートナーとなるグッチとともに、アロンソの獲得を強く望んでいるという。

    アロンソは2003年に当時のルノーで初優勝を挙げ、2005年と2006年にはワールドチャンピオンを獲得。2021年から2022年にもアルピーヌで戦っており、実現すれば4度目のエンストン復帰となる。

    また、2027年からアルピーヌはメルセデス製パワーユニットを搭載する予定で、近年苦戦してきたパワーユニット面の不安も解消される見込みだ。モナコGPではピエール・ガスリーが3位表彰台を獲得するなど、チームの競争力向上も評価されている。

    アストンマーティンは「噂と憶測」と否定
    一方で、MARCAはアストンマーティン関係者の見解として、この移籍説を「噂と憶測」と伝えている。

    同紙によると、アストンマーティンとアロンソの関係は極めて良好であり、スペイン人ドライバーは現在のプロジェクトに強くコミットしているという。

    さらに、アロンソは将来的にチームアンバサダーを務める可能性も取り沙汰されており、単なるドライバー以上の存在として評価されていると報じられている。

    そのため、現段階ではアルピーヌ移籍に向けた具体的な動きが存在するとの見方を、アストンマーティンは支持していないようだ。

    「夏に決める」と語るアロンソ
    アロンソ自身はバルセロナ・カタルーニャGPの週末を通じて、自身の将来について明確な答えを避けている。

    「夏に決める」

    これはアロンソが繰り返しているメッセージであり、F1続行か引退か、あるいは他チームへの移籍かについては、まだ最終決断を下していない。

    先にはホンダとの本格的なワークス体制が始まるアストンマーティンでの挑戦も控えている。アロンソは以前から、競争力を失ったと感じた時点で引退すると語っており、今後の判断は各チームの2027年プロジェクトの見通しにも左右されそうだ。

    移籍話より注目される2027年の選択
    アルピーヌ復帰説は話題性のあるストーリーではあるものの、現時点で確定的な情報は存在しない。

    むしろ注目されるのは、アロンソが2027年のレギュレーション変更を見据え、どのプロジェクトが最も競争力を持つと判断するかだ。

    アストンマーティンはホンダとのワークス体制に加え、エイドリアン・ニューウェイが設計を主導する新世代マシンの投入を予定している。一方のアルピーヌもメルセデス製パワーユニットとグッチによる大型支援を背景に、新たな時代への準備を進めている。

    アロンソの決断が明らかになるのは、本人の言葉どおり今夏になりそうだ。

  • フランコ・コラピント F1バルセロナGPで10位に降格 黄旗違反で10秒ペナルティ

    フランコ・コラピント F1バルセロナGPで10位に降格 黄旗違反で10秒ペナルティ

    フランコ・コラピントは、2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGPで8位フィニッシュを果たしたものの、レース後に黄旗違反による10秒加算ペナルティを科され、最終順位は10位に降格となった。

    アルピーヌはピエール・ガスリーが7位、コラピントが8位でチェッカーを受け、中団トップを争ううえで大きなポイント獲得が期待されていた。

    しかし、コラピントは黄旗区間で十分に減速しなかったとして審議対象となり、スチュワードは10秒ペナルティとペナルティポイント1点を科した。

    黄旗区間での減速が不十分と判断
    スチュワードは、コラピント本人、チーム代表者から事情を聴き、ポジショニング/マーシャリングシステムのデータ、映像、タイミング、テレメトリー、チーム無線、オンボード映像を確認した。

    裁定では、コラピントが単独黄旗区間に入る前にわずかに速度を落としたことは認められた一方で、該当する黄旗セクター内で明確な減速が確認できなかったとされた。

    「スチュワードは43号車のドライバーが黄旗に反応したことは認めるが、その反応は規則を満たすには不十分だったと判断した。そのため、適用されるペナルティ基準の下限にあたる処分を科す」

    ローソンとリンドブラッドが繰り上がり
    このペナルティにより、コラピントは8位から10位に降格。レーシングブルズのリアム・ローソンが8位、アービッド・リンドブラッドが9位に繰り上がった。

    コラピントは最終的に1ポイントを獲得し、今季4度目のトップ10フィニッシュを記録したが、アルピーヌにとっては貴重なダブル入賞の得点が削られる結果となった。

  • ラッセルとアロンソがアルピーヌF1候補に浮上 コラピントの去就に注目

    ラッセルとアロンソがアルピーヌF1候補に浮上 コラピントの去就に注目

    2026年シーズンに大きく戦闘力を向上させたアルピーヌは、来季以降のドライバー市場でも注目の存在となっている。現在のレギュラードライバーであるフランコ・コラピントの将来は不透明とされており、その後任候補として複数の有力ドライバーの名前が浮上している。

    その中にはフェルナンド・アロンソやジョージ・ラッセル、アレクサンダー・アルボンといった実力者も含まれているとされ、2027年のドライバー市場に新たな話題を提供している。

    アルピーヌ躍進で注目を集める2027年シート
    PlanetF1の報道によると、アルピーヌは2027年のドライバーラインアップに向けて複数の選択肢を検討しており、フェルナンド・アロンソの復帰案が有力候補として取り沙汰されている。

    アルピーヌは2026年からメルセデス製パワーユニットを搭載し、大きな飛躍を遂げた。2025年にはコンストラクターズランキング最下位に沈んだが、今季は上位争いに加わり、ランキング5位につけている。

    その原動力となっているのがピエール・ガスリーだ。ガスリーはモナコGPで表彰台を獲得し、再審の結果として3位が正式に認められたことで、チームの好調ぶりを印象付けた。

    こうした躍進によってアルピーヌの評価は大きく高まり、2027年に向けたドライバー市場でも魅力的な選択肢として見られるようになっている。一方で、コラピントには2027年以降の契約保証がないとされている。

    アロンソ復帰案が有力候補に
    報道によると、候補リストの中で最も現実味があると見られているのがアロンソだという。

    アロンソは現在アストンマーティンに所属しているが、契約は2026年末までとされている。また、アルピーヌのエグゼクティブアドバイザーを務めるフラビオ・ブリアトーレは現在もアロンソのマネジメントに関わっており、両者の関係は非常に深い。

    アロンソは2005年と2006年にルノーでワールドチャンピオンを獲得しており、エンストンへの復帰が実現すれば、キャリアを締めくくる象徴的な選択となる可能性がある。

    さらに報道では、ブリアトーレが2027年からのグッチとのタイトルスポンサー契約実現に重要な役割を果たしたとされており、これもアロンソ復帰説を後押しする材料のひとつとみられている。

    ラッセルとアルボンの名前も浮上
    一方で、候補はアロンソだけではない。

    同報道では、メルセデスのジョージ・ラッセルとウィリアムズのアレクサンダー・アルボンもアルピーヌの候補リストに含まれていると伝えられている。

    ラッセルについては、2027年に向けた契約延長オプションが2026年の成績に関連していることを本人が認めている。シーズン序盤はランキング首位を争っていたが、現在はチームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリに大きく差をつけられている。

    また、マックス・フェルスタッペンが将来的にメルセデス移籍市場へ出てくる可能性も指摘されており、その場合はラッセルの立場にも影響が及ぶ可能性がある。

    アルボンについては2027年までウィリアムズとの契約があるとの見方もあるが、パドック内で高い評価を受けていることから候補として名前が挙がっているようだ。

    ガスリーの隣を誰が務めるのか
    ガスリーは少なくとも2028年までアルピーヌとの契約を結んでおり、2027年もチームに残留する見込みだ。

    そのため焦点となるのは、ガスリーのチームメイトを誰が務めるのかという点である。

    アロンソの復帰が実現すれば話題性は抜群だが、ラッセルやアルボンといった現役トップクラスのドライバーが市場に出る可能性もあり、アルピーヌにとっては魅力的な選択肢となる。

    現時点ではいずれも正式な交渉や契約が確認されたわけではなく、あくまで報道段階の情報である。しかし、躍進を続けるアルピーヌが2027年のドライバー市場で重要な存在になりつつあることは確かだ。

  • ピエール・ガスリー F1モナコGP裁定撤回を擁護「罰せられる理由はなかった」

    ピエール・ガスリー F1モナコGP裁定撤回を擁護「罰せられる理由はなかった」

    ピエール・ガスリーは、モナコGPで自身に科されたピットレーン速度違反ペナルティの取り消しについて正当な判断だったと主張した。一方で、同じく速度違反で処分を受けたオスカー・ピアストリやジョージ・ラッセルについては「状況が同じだったか分からない」として判断を避けた。

    モナコGPではガスリーが3位でフィニッシュしたものの、ピットレーンで2度の速度違反を犯したとして10秒加算ペナルティを受け、7位へ降格。

    しかしアルピーヌによる再審請求(ライト・オブ・レビュー)が認められ、FIAは裁定を覆してガスリーの3位を復活させた。

    ピアストリとラッセルのケースには踏み込まず
    ガスリーはGPblogの取材に対し、自身のケースについては明確に誤審だったと主張した。

    「僕たちが何をしていたかは分かっている。僕たちはピットレーンで59km/hで走っていたのに、60km/hを超えたと判断された。しかし実際にはそんなことはなかった」

    さらに、誤った裁定を維持するべきではないとの考えを示した。

    「僕が言いたいのは、やってもいないことで罰せられるべきではないということだ。他に同じようなミスが1回、2回、3回あったからといって、4回目も続ける理由にはならない」

    一方で、ピアストリやラッセルが同じ理由で処分されたかどうかについては情報を持っていないと説明した。

    「オスカーやジョージが速度超過したかどうかは知らない。彼らのデータを見ていないし、僕たちと同じ問題だったのかも分からない」

    「その状況を知らない以上、コメントはできない。ただ、もし彼らも速度超過していなかったのであれば、それは非常に残念なことだ。彼らは結果を失ったわけだからね」

    アルピーヌの戦略が再審請求につながる
    ガスリーはモナコGPでペナルティを受けた後も追加ピットストップを行わず、レース後に異議申し立てを行う方針を選択した。

    その結果、アルピーヌは新たな証拠を提出して再審請求を実施。FIAは審理の末にペナルティを取り消し、ガスリーの3位表彰台を認めた。

    ガスリーは当時の対応について次のように振り返った。

    「僕たちは何も悪いことをしていないと分かっていたし、抗議するつもりだった。レース中にペナルティを消化したドライバーたちとは少し状況が違ったのかもしれない」

    「でもスポーツのためには良いことだったと思う。FIAとF1はミスを認め、その責任を引き受けた。そして最終的には判断を覆した。それは正しい対応だった。僕たちは何も悪いことをしていなかったのだから」

    表彰台トロフィーは後日授与へ
    モナコGP当日に表彰台へ上がることはできなかったガスリーだが、本来3位に与えられるはずだったトロフィーは後日授与される見込みとなっている。

    ただし、レッドブル・レーシングとマクラーレンはガスリーへの3位返還に対して上訴を検討しており、正式に手続きが行われた場合はFIA国際控訴裁判所(ICA)が審理を行う。

    その結果次第では、モナコGPの最終順位が再び変更される可能性も残されている。

    【関連】
    ・オスカー・ピアストリ ガスリー処分撤回でFIAを批判「F1に危険な前例を作った」

  • クリスチャン・ホーナーのアルピーヌF1参画説を否定 ルノーが支配維持を明言

    クリスチャン・ホーナーのアルピーヌF1参画説を否定 ルノーが支配維持を明言

    ルノー・グループCEOのフランソワ・プロボは、クリスチャン・ホーナーがアルピーヌF1チームに関与するとの憶測を否定し、同時にルノーが今後もチームの支配権を維持する方針であることを強調した。

    この発言は、アルピーヌF1チームの少数株主であるオトロ・キャピタルの24%保有株を巡る不透明な状況が続くなかで飛び出したものだ。

    ホーナーによるアルピーヌ参画説が浮上
    クリスチャン・ホーナーは昨シーズン、レッドブルのチーム代表兼CEOとしての職務を解かれ、20年に及ぶF1キャリアに一区切りをつけた。その後、推定1億ドル規模とも報じられる和解金とともに2025年9月に正式退任し、現在はF1パドック復帰への障害はなくなっている。

    ホーナーは以前からF1に「やり残した仕事がある」と語っており、その復帰先としてアルピーヌの名前が浮上していた。

    背景にあったのは、オトロ・キャピタルが保有するアルピーヌF1チームの24%株式だ。ホーナーがこの持ち分の取得に向けて入札したと報じられたことで、アルピーヌへの関与説が急速に広がった。

    しかし、PlanetF1.comが今年報じたところによると、英国で提出された企業関連書類から、オトロ・キャピタルは2026年9月まで保有株を自由に譲渡できないことが判明している。また、それまでルノー側が取引に対する承認権を有しているとみられている。

    「クリスチャンとの話し合いはない」
    そうしたなか、プロボはPA通信に対してホーナーとの交渉を明確に否定した。

    「現時点でクリスチャンとの話し合いはない」

    さらに、オトロ・キャピタルの後継投資家探しは続いているものの、ルノーが主導権を手放す考えはないと強調した。

    「われわれは選択肢を評価しているところだ」

    「オトロの後継が誰であれ、ルノー・グループがチームの支配権を維持したいと考えている」

    現在ルノーはアルピーヌF1チームの76%を保有しており、仮にオトロの持ち分が売却されたとしても経営権が移ることはない。

    プロボは次のようにも説明した。

    「この件については2つ申し上げたい」

    「まず第一に、このオトロの問題はチームにまったく影響していない。なぜならわれわれが支配権を持っているからだ」

    「そして第二に、われわれはF1チームの支配権を維持し続ける。アルピーヌは独立したチームであり、われわれはその支配権を維持するつもりだ」

    メルセデスとの交渉も停滞
    プロボの発言は、メルセデスが買収競争から事実上離脱したとの報道が伝えられた直後に行われた。

    メルセデスはオトロ・キャピタルの24%株式取得を検討していたが、関係者によると、提示された企業価値評価がメルセデスの見積もりと一致せず、交渉は終了したという。

    プロボも進展が止まっていることを認めた。

    「現在はメルセデスとのさらなる協議は行われていないと認識している」

    そして率直な心境も明かした。

    「交渉が前進していないことには満足していない」

    こうした状況のなかでホーナーの名前が繰り返し取り沙汰されていたが、ルノー首脳自らが否定したことで、アルピーヌ復帰説は大きく後退した格好だ。

    ホーナーの関心はBYDへ
    一方で、ホーナーのF1復帰計画そのものが消えたわけではない。

    現在、ホーナーの関心は中国のEV・ハイブリッド車大手BYDに向いているとされる。BYDはF1のステファノ・ドメニカリCEOと、第12のF1チームとして参戦する可能性について協議を行ったと報じられている。

    ホーナーはカンヌでBYD副社長のステラ・リーと複数回にわたり会談したとされ、BYDが公開した映像には、同社主催の「Cannes Night」に出席するホーナーの姿も映っていた。

    元レッドブル幹部のリチャード・ホプキンスは、ホーナーが求めているのは単なるチーム代表職ではなく、出資比率と経営権を伴う立場だと分析する。

    「グリッド全体を見渡しても、ローレンス・ストロールがチームを売却する気があるとは思えないし、他のチームもかなり安定している」

    「だからアルピーヌへの道が閉ざされたなら、BYDがおそらく唯一残された選択肢だろう」

    「クリスチャンは単にチーム代表へ戻ることには興味がないと思う。その考え方はすでに変わっている。しかし今後どうなるか見てみよう」

    アルピーヌとの関与説がルノー首脳によって否定されたことで、ホーナーの次なるF1挑戦の舞台はBYDによる新規参入プロジェクトへと移りつつある。今後、BYDが本格的なF1参戦計画を進めるのか、そしてその中心にホーナーが立つのかが注目される。

  • フェルナンド・アロンソ 2027年アルピーヌF1復帰で「最後の1年」説が浮上

    フェルナンド・アロンソ 2027年アルピーヌF1復帰で「最後の1年」説が浮上

    フェルナンド・アロンソの将来について、F1パドックで新たな憶測が広がっている。2026年限りで現役引退する可能性を示唆した一方で、2027年にアルピーヌF1へ復帰するという驚きのシナリオが取り沙汰されている。

    アロンソはバルセロナ・カタルーニャGPを前に、「おそらくここで走る最後の母国GPになる」と語り、自身の将来について今夏に決断する考えを明かした。

    「今週末は特別なものになる。おそらくバルセロナでの最後のレースになるからだ。みんなに感謝したい。夏以降に続けるかどうかを決める」

    2018年末に一度F1を離れたアロンソは、その後世界耐久選手権(WEC)やインディ500への挑戦を経て、2021年にアルピーヌからF1へ復帰した。現在45歳となった2度のF1ワールドチャンピオンは、2026年シーズン終了後に現役生活へ終止符を打つ可能性があるとみられている。

    しかし、Motorsport Italiaによれば、アロンソの将来には2つの選択肢が存在するとされる。

    アストンマーティン残留の可能性
    まずひとつは、現在所属するアストンマーティンに残留するケースだ。

    チームはベルギーGPで投入予定の大規模アップデート仕様車に大きな期待を寄せている。事実上の「AMR26B」とも呼べるマシンで、シーズン序盤の苦戦から巻き返しを図る構えだ。

    アストンマーティンは2027年もホンダとのワークス体制を継続し、エイドリアン・ニューウェイの開発力も加わる。しかし、2027年の新レギュレーション下で即座に優勝争いができる保証はない。

    アルピーヌ復帰という驚きの選択肢
    一方で、バルセロナのパドックで注目を集めているのがアルピーヌ復帰説だ。

    現在のアルピーヌを率いるのは、アロンソのマネージャーでもあるフラビオ・ブリアトーレ。チーム再建を最優先課題としているが、アロンソにとって最後のシーズンとなる可能性がある2027年に、再び迎え入れる案は決して非現実的ではないという。

    実現すれば、アロンソとエンストン拠点チームの関係は4度目となる。

    最初はルノー時代の2003年から2006年。この期間にアロンソは2005年と2006年のワールドチャンピオンを獲得した。

    その後、マクラーレンとの決別を経て2008年から2009年に再加入。そして2021年にはアルピーヌからF1復帰を果たしている。

    2027年の復帰が実現すれば、「アロンソ第4章」と呼べるキャリア最終章になる。

    メルセデスPUも魅力
    この構想には感傷的な意味合いだけではなく、競争力という現実的な側面もある。

    アルピーヌは2027年からメルセデス製パワーユニットを搭載する。現時点では新規則下の勢力図は不透明だが、パドックではメルセデスPUへの期待が高い。

    そのため、現役最後にもう一度表彰台や上位争いを目指すのであれば、アルピーヌはアロンソにとって魅力的な選択肢になる可能性がある。

    バルセロナとの別れは本当だった
    アロンソが「最後のバルセロナ」と語った背景には、2027年のF1カレンダー事情もある。

    2027年からはサーキット・デ・バルセロナ=カタルーニャがスパ・フランコルシャンと同様に開催ローテーション制度へ組み込まれ、カレンダーから外れる予定となっている。

    そのため、アロンソが今年を最後のバルセロナGPと表現したのは事実に基づく発言だった。

    ただし、それはF1からの引退を意味するものではないかもしれない。

    2027年のグリッドにアロンソの姿が残っている可能性は、依然として消えていない。むしろ今、パドックではアルピーヌとの「最後のダンス」が現実味を帯び始めている。