カテゴリー: アルピーヌF1チーム

  • フェルナンド・アロンソ アルピーヌF1復帰説 グッチが年俸支援か

    フェルナンド・アロンソ アルピーヌF1復帰説 グッチが年俸支援か

    フェルナンド・アロンソの去就が2027年F1移籍市場を左右する可能性が浮上した。

    フランスメディアは、アロンソのアルピーヌ復帰が実現すれば、カルロス・サインツJr.のアストンマーティン移籍、フランコ・コラピントのウィリアムズ復帰へと連鎖する「ドミノ移籍」が起こる可能性を報じている。

    さらに、リアム・ローソンやエステバン・オコンの去就も不透明で、2027年シーズンに向けたドライバー市場は夏休み期間中に大きく動き出す可能性がある。

    アロンソのアルピーヌ復帰説が再燃
    最も注目を集めているのはフェルナンド・アロンソの去就だ。

    複数の日本メディアによると、アロンソは2027年からアルピーヌへ復帰する可能性があり、同チームの将来のタイトルスポンサーになるとされる高級ブランド「グッチ」が、2度のF1ワールドチャンピオンの年俸負担を支援する可能性もあるという。

    一方で、アロンソ本人は「F1を続けるならアストンマーティンに残る」と繰り返し語っている。ただし契約には成績に関する解除条項が含まれているとされ、一定の条件を満たさなければ離脱できる可能性も報じられている。

    アルピーヌへ移籍すれば、長年の盟友であるフラビオ・ブリアトーレとの再タッグが実現し、ワールドタイトルを獲得したチームで4度目の挑戦となる。

    スイス紙『Blick』のベテラン記者ロジャー・ブノワは、次のように断言している。

    「ピエール・ガスリーのチームメイトとなる新ドライバーはフェルナンド・アロンソになるはずだ」

    さらに「これ以上ないほど完璧な締めくくりになる」と付け加えた。

    もっとも、アストンマーティンはハンガリーGPで投入したAMR26Bによって大きく競争力を改善し、さらにザントフォールトではホンダの新型パワーユニット投入も予定されている。プロジェクトが好転し始めたタイミングで離脱するのかという疑問も残る。

    フェルナンド・アロンソとフランコ・コラピント

    サインツJr.とコラピントにも影響
    アロンソがアルピーヌへ移籍した場合、影響を受けるのがカルロス・サインツJr.とフランコ・コラピントだ。

    アルピーヌはコラピント側に対し、他チームの可能性も探るよう伝えたとされ、マネジメントはウィリアムズ復帰に向けた協議を再開したという。

    ただし、そのシナリオはサインツJr.の決断に左右される。

    サインツJr.は夏休み中にウィリアムズ首脳陣と将来について話し合う予定であり、チームの中長期的なビジョンを確認した上で去就を決める考えを明かしている。

    「夏まで待って、チームと腰を据えて話し合いたい」

    「ジェイムス(・ボウルズ)やチーム全体と、チームの将来、そして僕自身の将来について話したい」

    元F1ドライバーのマーティン・ブランドルは、サインツJr.が競争力の低い状況に長く留まるべきではないとの見方を示した。

    「彼のキャリアは停滞している。まだ若いとはいえ、このタイミングで理想的な状況とは到底言えない」

    3チームを巻き込むドミノ移籍の可能性
    もしアロンソがアストンマーティンを離れれば、その後任候補の筆頭はサインツJr.とみられている。

    その場合、

    アロンソがアルピーヌへ移籍
    サインツJr.がアストンマーティンへ移籍
    コラピントがウィリアムズへ復帰

    という3チームを巻き込む大型のドミノ移籍が実現する可能性がある。

    2027年のドライバー市場を左右するシナリオとして、今後の夏休み期間中の動向が注目される。

    ローソンやオコンの去就も不透明
    移籍市場では、他にも複数のシートが動く可能性がある。

    レーシングブルズのリアム・ローソンは、自身の将来について「何も分からない」と認め、夏休み中にチームと話し合いが行われる見通しだ。

    一方、ロジャー・ブノワはハースが今季限りでエステバン・オコンと決別するとも報じている。

    オコンはチームメイトのオリバー・ベアマンに大きく後れを取っており、この結果を受けてフェラーリ育成のラファエル・カマラが2027年にハース昇格を果たす可能性があるという。

    なお、フェラーリはFIA F2王者レオナルド・フォルナローリではなくカマラを推しているとされる。ハースの最終判断次第ではあるものの、ブラジルからのスポンサー資金もチームにとって大きな後押しになるとみられている。

  • オスカー・ピアストリ F1史に残る“あの投稿”から4年「記念日メッセージありがとう」

    オスカー・ピアストリ F1史に残る“あの投稿”から4年「記念日メッセージありがとう」

    2026年シーズンのF1はサマーブレイクを迎えたが、マクラーレンのオスカー・ピアストリがSNSで披露した“ひと言”が、ファンの間で再び話題となっている。

    きっかけは、F1史に残る契約騒動の発端となった「あの投稿」から4年を迎えたことだった。ピアストリは多くの祝福メッセージに対し、らしいユーモアで応じている。

    F1史に残る「アルピーヌには乗らない」投稿から4年
    2022年8月、フェルナンド・アロンソがアルピーヌからアストンマーティンへの電撃移籍を発表すると、アルピーヌは当時リザーブドライバーだったオスカー・ピアストリを2023年のレースドライバーに起用すると発表した。

    しかし、その直後にピアストリは自身のX(当時はTwitter)で、F1史に残る有名な声明を投稿する。

    「今日の午後、僕の同意なしにアルピーヌF1が来年僕が彼らのために走るというプレスリリースを出したと理解している。これは事実ではないし、僕は2023年に向けてアルピーヌと契約していない。来年アルピーヌで走ることはない」

    この投稿はF1界に大きな衝撃を与え、その後、契約問題はFIAの契約承認委員会(Contract Recognition Board)に持ち込まれた。

    最終的に委員会はマクラーレンとの契約の有効性を認め、ピアストリは2023年からマクラーレンのドライバーとなった。

    オスカー・ピアストリ

    「記念日メッセージをありがとう」と一言
    そして、その歴史的な投稿からちょうど4年を迎えた今年、ピアストリはXで短くこう投稿した。

    「記念日メッセージをありがとう」

    わずか一文ながら、当時の騒動を知るF1ファンには思わず笑ってしまうような投稿となり、多くの反響を集めた。淡々としたユーモアは、ピアストリらしいキャラクターがよく表れている。

    マクラーレン移籍は成功だった
    結果的に、マクラーレンへの移籍はピアストリにとって大きな成功となった。

    2024年ハンガリーGPでF1初優勝を飾ると、その後も勝利を重ね、ここまで通算9勝を記録。2025年には一時ドライバーズランキング首位に立ったものの終盤に失速し、チームメイトのランド・ノリスにタイトルを譲った。

    2026年ハンガリーGPでもアップグレード版MCL40で優勝争いに加わるだけの速さを見せていたが、周回遅れにしようとしたカルロス・サインツJr.との接触に加え、終盤にはギアボックストラブルに見舞われてリタイアとなった。

    それでも、マクラーレンのアップデートが高い競争力を備えていることは示されており、ピアストリにとっては後半戦へ向けて明るい材料となっている。4年前の「あの投稿」がなければ実現しなかった現在のキャリアは、いまやF1を代表する成功例のひとつとなっている。

  • フラビオ・ブリアトーレ メルセデスF1エンジンを絶賛「チーム全体の雰囲気が一変」

    フラビオ・ブリアトーレ メルセデスF1エンジンを絶賛「チーム全体の雰囲気が一変」

    アルピーヌF1のエグゼクティブアドバイザーを務めるフラビオ・ブリアトーレは、2026年からメルセデス製パワーユニット(PU)へ切り替えたことで、チーム全体の雰囲気が「完全に変わった」と語った。

    2025年までワークス体制だったルノーPUでは性能不足に苦しみ、チーム内でも将来への不安が広がっていたという。

    しかし、メルセデスPUの採用によって開発の方向性が明確になり、スタッフの意識にも大きな変化が生まれたと明かしている。

    メルセデスPUでチームの雰囲気が一変
    2025年のアルピーヌは、ピエール・ガスリーが22ポイントを獲得した一方、フランコ・コラピントは無得点に終わり、コンストラクターズランキング最下位に沈んだ。

    当時はルノー製PUがライバルより約20馬力劣るとされ、マシン全体の競争力を大きく制限していた。

    しかし2026年はメルセデスPUへ切り替えたことで状況は一変。アルピーヌはコンストラクターズランキング5位につけ、表彰台も獲得するなど復調を見せている。

    ブリアトーレは『The Race』のインタビューで、現在のチーム状況について次のように語った。

    「満足しているかと聞かれれば、もちろん完全に満足することはない。トト(ヴォルフ)だって、常にもっと良く、もっと良くと求め続けている」

    現在のアルピーヌを10点満点で評価すると「6.5点」とした上で、その理由を説明した。

    「前に進めば進むほど難しくなる。でも、メルセデスとは素晴らしい関係を築いている」

    「今はメルセデスのパワーユニットを使っていて、それがチーム全体の雰囲気を完全に変えた。少なくともチームの一部分については、最高のものを手にしていると分かっている。ギアボックスもメルセデス製だ」

    「だから今、我々のスタッフはノーズからドライバーまで、つまりシャシー側の改善に集中できている。後ろ側についてはメルセデスのエンジンとギアボックスがあるので心配していない」

    アルピーヌF1チーム

    「ルノーへの信頼を失っていた」
    ブリアトーレは、ルノー時代の組織運営にも厳しい評価を下した。

    「工場では多くの優秀な人材を失った。ある時期には、チームとして進むべき明確な方向性がなかったからだ」

    さらに、その背景についても率直に語っている。

    「強いマネジメントが存在せず、人々はルノーに対する信頼を失っていた。ルノーという会社は本当に特殊なんだ。何をやっても『ルノーはF1に本気ではない』と報じられてしまう」

    ブリアトーレは、2005年と2006年にフェルナンド・アロンソとともにワールドチャンピオンを獲得した当時を振り返り、ルノーが成功を収めても周囲の見方は変わらなかったと明かした。

    「フェルナンドとタイトルを獲った後、カルロス・ゴーンと一緒に記者会見を開いたことがあった。その時、ある記者は『チームの財政状況について教えてほしい』と質問してきた」

    「我々はワールドチャンピオンだった。それなのに、記者たちはルノーに疑念を抱かせるような話ばかり探していたんだ」

    メルセデスPUへの変更は単なるパフォーマンス向上だけではなく、組織全体の士気や開発体制にも大きな好影響をもたらしたようだ。現在のアルピーヌは、信頼できるパワーユニットを得たことで、シャシー開発へリソースを集中できる環境を手にしており、さらなる上位進出を目指している。

  • アルピーヌF1 ザントフォールトで“対アストンマーティン”アップデート投入へ

    アルピーヌF1 ザントフォールトで“対アストンマーティン”アップデート投入へ

    2026年シーズン序盤にコンストラクターズ選手権5位争いの本命とみられていたアルピーヌF1だが、ここ数戦で勢いを失い、レーシングブルズやアウディに後れを取っている。

    さらにハンガリーGPでは、大規模アップグレードを投入したアストンマーティンF1が急速に競争力を高めたことで、新たな脅威が浮上した。アルピーヌは夏休み明け最初のオランダGP(ザントフォールト)で空力アップデートを投入し、巻き返しを狙う。

    シーズン序盤の勢いは失速
    アルピーヌは開幕から7戦で57ポイントを獲得し、2025年にコンストラクターズ最下位に終わった前年から大きく巻き返した。当時はシーズン終了時点でも5位争いの最有力候補と評価されていた。

    しかし、その後はレーシングブルズやアウディが積極的にアップグレードを投入した一方で、アルピーヌはマイアミGP以降に大きな進化を加えられず、相対的に競争力を失っていった。

    現在、コンストラクターズ選手権5位はレーシングブルズが保持しており、アルピーヌは5ポイント差で追う立場となっている。

    その状況を打開するため、アルピーヌはザントフォールトで新たな空力パッケージを投入する予定だ。

    コラピント「マシンが思うように反応しない」
    フランコ・コラピントは、ハンガリーGP後に現在のマシンの課題を率直に認めた。

    「見たくない現実だけど、隠すことはできない」

    「ここ数戦は毎回ほぼ同じだ。予選ではレーシングブルズやアウディの後ろの12番手か13番手あたりになってしまう」

    決勝でも改善は見られないという。

    「レースでは戦えると思うこともあるし、前方に彼らの姿も見える。でも結局は純粋なレースペースの問題で、僕たちはそのレベルには達していない」

    さらにコラピントは、単純な速さだけでなくマシンのフィーリングにも不満を抱えていると明かした。

    「マシンのフィーリングも良くない。思ったように反応してくれないし、自分が必要としている走らせ方ができない」

    「まだ修正しなければならない点がかなりある。空力特性も非常に不安定だ。その問題はチームも把握しているし、ザントフォールトでは改善されることを期待している」

    アルピーヌF1チーム

    アストンマーティンの進化を警戒
    ハンガリーGPでは、80%近く刷新されたBスペック仕様のAMR26を投入したアストンマーティンが大きくパフォーマンスを向上させた。

    エンジン性能への依存度が低く、空力性能やメカニカルグリップが重視されるハンガロリンクでは、その進化が特に際立ち、アルピーヌにとって新たなライバルとなった。

    コラピントは、アストンマーティンの最大の強みはコーナリング性能にあると分析する。

    「彼らはコーナーでは本当に強い。一方でストレートではかなり遅く、1周あたり多くのタイムを失っている」

    「でもコーナーでは、僕たちより明らかにずっと速い」

    そのうえで、アストンマーティンの進歩を自チームの目標として挙げた。

    「彼らは大きく前進できることを証明した。僕たちもザントフォールトで投入するアップデートによって、大きな一歩を踏み出せることを期待している」

    ガスリーもアップデートに期待
    ピエール・ガスリーも現在の競争力不足を認めつつ、ザントフォールトで投入される新パッケージに期待を寄せている。

    「F1ではアップグレードを投入すれば、マシンがより競争力を持つことを期待するものだ。僕はチームが狙っている効果が得られると信じている」

    さらにライバル勢の成長にも危機感を示した。

    「アストンマーティンは今週末に大きく前進したし、さらに追加のアップデートも予定している。レーシングブルズはシーズン序盤から大きく飛躍し、アウディも同様だ。一方で僕たちはほとんど進歩できていない」

    「コンストラクターズ選手権5位を争い続けるためには、このアップデートが極めて重要になる」

  • アロンソのアルピーヌF1復帰説にブリアトーレ「彼はアストンマーティンで満足」

    アロンソのアルピーヌF1復帰説にブリアトーレ「彼はアストンマーティンで満足」

    フェルナンド・アロンソのマネージャーでもあるフラビオ・ブリアトーレが、2027年にアルピーヌF1へ復帰するとの噂についてコメントした。

    アストンマーティンF1との契約が2026年末で満了を迎えるアロンソは、現役続行か引退かを検討している最中だ。そんな中、一部では古巣アルピーヌへの“電撃復帰”の可能性が報じられているが、ブリアトーレは現時点でその可能性を否定し、アロンソは現在のチームに満足しているとの認識を示した。

    アロンソの去就に注目が集まる理由
    2026年限りでアストンマーティンF1との契約が満了するフェルナンド・アロンソは、2027年以降も現役を続けるか、それともF1から引退して家族との時間を優先するかを検討している。

    2026年シーズン序盤のアストンマーティンF1は、AMR26の競争力不足と信頼性問題に苦しみ、ハンガリーGPまで大規模アップデートを投入しない厳しい戦いが続いた。しかし、ハンガリーGPで投入されたBスペック仕様により大きく前進し、さらに夏休み明けのオランダGPではホンダの新型パワーユニット投入も予定されている。

    アロンソにとって重要な要素のひとつは、エイドリアン・ニューウェイが一から設計したマシンで戦うことだとみられている。2025年春にニューウェイがマネージング・テクニカル・パートナーとして加入して以来、本格的な成果が現れるのは2027年型マシンになると考えられている。

    アルピーヌ復帰説が浮上
    そうした状況の中、一部ではアロンソが2027年にアルピーヌF1へ復帰する可能性も取り沙汰されている。

    アロンソは2003年から2006年までルノーで戦い、2度のF1ワールドチャンピオンを獲得。2008年から2009年にもルノーへ復帰し、さらに2021年にはアルピーヌとして再編されたチームでF1復帰を果たした。

    もし実現すれば、2027年はエンストンを拠点とするチームで4度目の所属となる。

    復帰説が注目される背景には、現在アルピーヌF1を率いるフラビオ・ブリアトーレの存在がある。ブリアトーレは若き日のアロンソを抜擢して世界王者へと育て上げた人物であり、現在もアロンソのマネージャーを務めている。

    ブリアトーレ「現時点では何も言うことはない」
    アルピーヌ復帰の可能性について質問されたブリアトーレは、現時点ではアロンソがアストンマーティンF1に満足していると説明した。

    「フェルナンドはアストンマーティンで走っている」

    「アストンマーティンは(ハンガリーGPでのアップデートによって)以前と比べて良い前進を果たしたように見えるし、彼はアストンマーティンで満足している」

    「現時点では、その件について言うことは何もない」

    「彼はアストンマーティンのドライバーであり、少なくとも今シーズン終了まではアストンマーティンのドライバーだ」

    もっとも、ブリアトーレは将来的な可能性を完全に否定したわけではなく、「今のところ」と前置きしたうえで現状を説明するにとどめた。アロンソ本人が2027年以降の去就について最終決断を下すまで、さまざまな憶測は続きそうだ。

  • フランコ・コラピント アストンマーティンF1の飛躍に刺激「僕たちにもできる」

    フランコ・コラピント アストンマーティンF1の飛躍に刺激「僕たちにもできる」

    フランコ・コラピントは、2026年F1ハンガリーGP決勝を15位で終えた後、アストンマーティンF1が大型アップグレードで大きく戦闘力を向上させたことを称賛し、「僕たちにもできる」とアルピーヌF1の巻き返しに期待を寄せた。

    アルピーヌF1はハンガリーGPで無得点に終わり、レーシングブルズにコンストラクターズランキング5位の座を明け渡した。コラピントはレースを通してペース不足に苦しみ、チームが置かれている厳しい状況を率直に認めた。

    「マシンにかなり苦しんでいる」
    コラピントは決勝序盤からマシンの挙動に違和感を覚え、その後もペースを取り戻すことができなかった。

    「とても難しい午後だったし、全体的にかなりペースが足りなかった。最初の3周を終えたあたりからマシンに苦しみ始めてしまい、その後は残念ながら立て直すことができなかった」

    「新品タイヤを履いても依然としてペースが大きく不足していて、とにかく遅かった。なぜそうなったのか理解する必要がある。もしかしたらダメージを負っていたのかもしれない。バランスもグリップも良くなかったからね。チームと一緒に分析していく」

    レース後のインタビューでも、コラピントはフラストレーションを隠さなかった。

    「かなりフラストレーションが溜まるレースだった。まずペースが足りなかったし、バランスも本当に悪かった」

    「何が起きたのかは分からない。もっと詳しく調べて理解する必要がある。ペースから大きく離されていたし、マシンにかなり苦しんでいる。しっかり分析して、夏休み明けにはもっと強くなって戻ってきたい」

    フランコ・コラピント(アルピーヌF1チーム)

    アストンマーティンの飛躍に希望
    苦戦が続く一方で、コラピントはハンガリーGPで大幅なアップグレードを投入し、競争力を向上させたアストンマーティンF1を引き合いに出し、自チームにも同じことが可能だと語った。

    「休みに入るけど、もっと努力を続けなければならない。ここ数戦ではポイントを獲得できたレースもあったけれど、もっと改善しなければならない」

    「アストンマーティンは大きなステップアップが可能だということを示した。僕たちもアップグレードを投入すれば、同じようなことができることを願っている」

    アルピーヌF1も夏休み明けに新パッケージを投入する予定で、コラピントはその効果に期待を寄せている。

    「僕はこのあと数日間ハンガリーに残ってピレリのタイヤテストに参加する。その後は夏休みを取ってしっかりリフレッシュし、ザントフォールトでは万全の状態で戦いたい」

    「努力を続けるしかない」
    前半戦を振り返ったコラピントは、苦戦を受け止めながらも前を向いた。

    「努力を続けるしかない。ここ数戦を振り返ると、ポイントを獲得できたのは1日だけだ。だから僕自身もプッシュし続けなければならない」

    アルピーヌF1はコンストラクターズランキング6位に後退したが、コラピントはアストンマーティンF1の飛躍を好例として挙げ、アップグレードによる巻き返しへの期待を口にした。

  • フランコ・コラピント アルピーヌF1に改善要求「今のマシンは遅すぎる」

    フランコ・コラピント アルピーヌF1に改善要求「今のマシンは遅すぎる」

    フランコ・コラピントは、2026年F1ベルギーGPで10位入賞を果たし、アルピーヌに貴重な1ポイントをもたらした。しかし、結果に満足しつつも、現在のマシン性能には強い危機感を示し、大幅な改善が必要だと訴えた。

    スパ・フランコルシャンで最後の入賞圏を確保したコラピントは、レーシングブルズとのコンストラクターズランキング争いでアルピーヌが大きく後退することを防いだ。

    一方で、シーズン序盤には中団トップクラスの速さを誇ったチームは、ライバル勢のアップデートによって徐々に競争力を失っており、現在はレーシングブルズと61ポイントで並ぶ状況となっている。

    「マシンをもっと速くしなければならない」
    レース後、コラピントはポイント獲得を喜びながらも、現状のパフォーマンスでは戦い続けることは難しいとの認識を示した。

    「もちろんポイントを獲れたことはうれしい。僕たちは今、マシンに少し苦しんでいる。この状況でポイントを取って、アウディやレーシングブルズの1台より前でフィニッシュできたのは、正直言って僕たちが期待していた以上の結果だった」

    「だから満足はしているけど、マシンはもっと改善しなければならない。今の僕たちは遅すぎる」

    予選と決勝の両方でチームとして最大限の結果を引き出せたと評価する一方で、マシンそのものの競争力不足は隠せないと語った。

    「予選もレースも最大限の結果を出せたと思う。でもマシンはもっと速くならなければいけない。アウディやレーシングブルズと比べると、いくつかのコーナーでかなりラップタイムを失っている」

    フランコ・コラピント(アルピーヌF1チーム)

    ハンガロリンクに望み
    コラピントはガブリエル・ボルトレトとアービッド・リンドブラッドには及ばなかったものの、リアム・ローソンを抑えて10位を守り切り、レーシングブルズのダブル入賞を阻止した。

    好スタートでポジションを築いた後は、終始激しいバトルを展開。チームメイトのピエール・ガスリーを0.9秒差で抑え、ローソンにも1.4秒差をつけてチェッカーを受けた。

    アルピーヌは現時点で次回の大型アップデート投入時期を明らかにしていないが、コラピントは次戦ハンガリーGPについては前向きな見方を示している。

    低速コーナーが中心となるハンガロリンクは、現在のアルピーヌの特性により適している可能性があり、ベルギーGP以上の競争力を発揮できることに期待を寄せた。

  • ピエール・ガスリー アルピーヌF1に危機感「リンドブラッドに歯が立たなかった」

    ピエール・ガスリー アルピーヌF1に危機感「リンドブラッドに歯が立たなかった」

    ピエール・ガスリーは、2026年F1ベルギーGPで11位に終わった後、アルピーヌF1の競争力不足に危機感を示し、ライバルとの差は「全く歯が立たない」と率直な思いを語った。

    レースではポイント争いを演じたものの、あと一歩届かず入賞を逃したガスリー。スタート時のパワートラブルやピットストップのロスも響いたが、それ以上にライバルとの純粋なペース差を課題として挙げた。

    「ポイント争いはできたが力不足だった」
    レースを振り返ったガスリーは、スタート直後から苦しい展開だったと明かした。

    「スタートでパワーが出なくて、最初に2つポジションを失ってしまった。その後は何とか取り返した」

    「でも、そのあとピットストップが良くなくて、また後方に下がってしまった。そこからはリアム(ローソン)の後ろで長い時間を過ごし、抜いたり抜き返されたりの繰り返しで、本当に難しいレースだった」

    「最終的にはポイントに届かず終わってしまって残念だ。特に前を走っていたボルトレトやリンドブラッドとのギャップを見ると、僕たちは全く歯が立たない。だから改善しなければならない」

    ピエール・ガスリー(アルピーヌF1チーム)

    「今のレベルでは十分ではない」
    ベルギーGPの週末全体について問われると、ガスリーはチームの現状を厳しく評価した。

    「十分じゃない。それだけだ」

    ハンガリーGPを前に、アルピーヌは中団争いでライバルとの差を縮めることが求められている。ガスリーの言葉からは、現状への強い危機感と巻き返しへの決意がにじんでいた。

  • アルピーヌF1 ガスリーが大クラッシュ「ピエールは無事。マシンは無事ではない」

    アルピーヌF1 ガスリーが大クラッシュ「ピエールは無事。マシンは無事ではない」

    アルピーヌF1は、2026年F1ベルギーGPのフリー走行2回目(FP2)でピエール・ガスリーがクラッシュを喫したものの、土曜日までにマシンを修復できるとの見通しを示した。チームはもともと金曜日夜にパワーユニット交換を予定していたことから、修復作業の一部は当初の計画に含まれていたという。

    ガスリーはFP2残り約15分、スパ・フランコルシャンのターン13立ち上がりでコースアウトし、リアを失ったマシンはグラベルを横切ってバリアへ激しく衝突。

    リアウイングが吹き飛ぶなど車体後部を中心に大きなダメージを負い、セッションは赤旗中断となった。

    幸いガスリー本人にけがはなく、自力でマシンを降りている。

    ガスリー「何が起きたのか理解する必要がある」
    セッション後、ガスリーはクラッシュは残念だったものの、1日全体としては収穫の多い内容だったと振り返った。

    「全体としては良いテストができた一日だった。2台でいろいろなパーツを試したので、どれが良くて、どのセットアップがベストなのかを見極めて、明日に向けてまとめていく必要がある」

    一方で、クラッシュについては原因究明が必要だと語っている。

    「FP2で何が起きたのかを理解しなければならない。大きくリアが滑ってマシンを失ってしまった。立て直すまでに思った以上に時間がかかり、気付いたときにはすでにコース外にいて、戻すことはできなかった」

    メカニックへの信頼も口にした。

    「望んでいた一日の終わり方ではなかった。でもメカニックたちは明日までにマシンを仕上げてくれるはずだし、そのうえでトップ10を目指したい」

    ニールセン「ピエールは無事だ。マシンは無事ではない」
    アルピーヌF1のマネージングディレクターを務めるスティーブ・ニールセンは、クラッシュによる損傷は大きかったものの、パワーユニット交換を当初から予定していたため、修復作業は想定より複雑にはならないと説明した。

    「ピエールは無事だ。マシンは無事ではない」

    「今夜はもともとそのマシンのパワーユニットを交換する予定だった。メカニックの作業リストはかなり長くなったが、その半分は最初から予定していた作業だ。明日までに準備できないという心配はしていない」


    スパではここ数戦以上の競争力に手応え
    ニールセンによれば、この日のFP1はラップタイムを狙うのではなく、空力データの収集を最優先としていた。一方、FP2ではパフォーマンス評価へ重点を移し、予選を見据えたセットアップ確認を進めていたという。

    「今朝はラップタイムを狙うセッションではなく、データを蓄積することが目的だった。そして午後は、よりラップタイムに焦点を当てた」

    ガスリーは一時、競争力のあるタイムを記録していたものの、そのラップはターン4でのトラックリミット違反によって抹消された。

    「ピエールは十分に競争力のあるタイムを記録したが、ターン4のトラックリミット違反で抹消されてしまった。それは残念だった。しかし、このサーキットではここ数戦よりもマシンに競争力があるように見える。明日もそのパフォーマンスを発揮できるようにしなければならない」

    アルピーヌF1は、大きなクラッシュにもかかわらず予選までの修復に自信を示している。また、スパ・フランコルシャンではここ数戦よりも競争力があるとの手応えも得ており、ガスリーはマシンの復旧後、トップ10進出を目指して予選に臨む。

  • アルピーヌF1代表の警告が的中 レーシングブルズが1ポイント差まで猛追

    アルピーヌF1代表の警告が的中 レーシングブルズが1ポイント差まで猛追

    アルピーヌF1のマネージングディレクター、スティーブ・ニールセンがイギリスGP前に発した「1度の波乱で状況は一変する」という警告が、まさにシルバーストンで現実となった。

    レーシングブルズはスプリントと決勝で大量ポイントを獲得し、コンストラクターズランキング5位争いはわずか1ポイント差まで接近。両チームの開発競争は、シーズン後半に向けてさらに激しさを増している。

    「波乱のレースひとつで逆転される」と警告
    イギリスGPを前に、アルピーヌF1のスティーブ・ニールセンは、コンストラクターズランキングでレーシングブルズに13ポイント差をつけていたにもかかわらず、決して安心できる状況ではないと語っていた。

    エンストンのスタッフに対しても、「気を緩めてはならない」「何ひとつ当然と思ってはいけない」と呼びかけ、レッドブル傘下チームとの「開発競争」が続いていると強調した。

    シーズンを通じて両チームは5位争いを繰り広げてきたが、アルピーヌはわずかなリードを維持しているに過ぎなかった。

    しかし、その差で十分なのかと問われたニールセンは、即座に否定した。

    「いや、まだシーズンの半分も終わっていない。残り10戦か11戦、12戦あるだろう。だから安心できる状況ではまったくない」

    「少し波乱のあるレースがひとつあればいい。これまでもそういうレースはあった。もしレーシングブルズが僕たちより前でフィニッシュすれば、大量ポイントを獲得できる」

    「ポイント差は13点くらいだったと思うが、それなら1週末で簡単にひっくり返る。だから気を抜くことはできない。僕たちはレーシングブルズとの開発競争の真っ只中にいる」

    シルバーストンで警告は現実に
    そして、その予想はシルバーストンで現実となった。

    まずスプリントでリアム・ローソンが8位に入り、レーシングブルズは1ポイントを獲得。アルピーヌとの差は13ポイントから12ポイントへ縮まった。

    決勝終盤まで、レーシングブルズはローソンが8位、アービッド・リンドブラッドが9位を走行し、合計6ポイント獲得が見込まれていた。

    しかし41周目、アンドレア・キミ・アントネッリの左フロントホイールシールドが脱落するトラブルが発生。順位を落としたうえ、最終的にはトラックリミット違反による5秒加算ペナルティも受けた。

    さらに48周目にはマックス・フェルスタッペンがクラッシュし、セーフティカーが導入される。

    この一連の展開によって、アルピーヌのフランコ・コラピントとピエール・ガスリーはポイント圏へ浮上。一方でローソンとリンドブラッドも6位と7位へ順位を上げ、レーシングブルズはさらに8ポイントを上積みした。

    レースはセーフティカー先導のまま終了。アントネッリがポイント圏外へ転落したことで、コラピントとガスリーは9位と10位となり、アルピーヌは合計3ポイントを確保した。

    その結果、コンストラクターズランキングはアルピーヌ60ポイント、レーシングブルズ59ポイントとなり、差はわずか1ポイントまで縮まった。

    開発競争はさらに激化へ
    結果的にニールセンの警告は的中したが、その状況は決して歓迎できるものではなかった。

    さらにニールセンは、後方勢も大型アップグレードを準備しているとして警戒を強めている。

    「アストンマーティンやウィリアムズも大きなアップグレードを投入するという話を聞いている。どうなるか見てみよう」

    「まだシーズンは非常に長い。僕たちは何ひとつ当然だとは思っていない」

    アルピーヌとレーシングブルズの5位争いは、わずか1ポイント差という僅差に突入した。さらにアストンマーティンやウィリアムズも大型アップデートを予定しており、中団グループの勢力図は今後さらに大きく変化する可能性がある。