カテゴリー: スクーデリア・アルファタウリ

  • アルファタウリ・ホンダF1代表 「F1は7月に危機的な状況を迎える」

    アルファタウリ・ホンダF1代表 「F1は7月に危機的な状況を迎える」

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、現在のシャットダウン期間が7月以降も続くようであれば、F1は“かなり危機的な状況”を迎えると警告する。

    2020年のF1世界選手権は開幕から9戦の延期・中止が決定。F1チームは、8月から3月に前倒ししたファクトリー閉鎖期間を3週間から5週間に延期し、財政危機を乗り越えようとしている。

    「もし7月に競技を開始できれば、我々は目にあざを作った程度で済むだろう。だが、開始できなければ、非常に危機的な状況を迎えることになる」とフランツ・トストは motorsport-total.comに語った。

    F1グリッドで最小のチームの1つであるアルファタウリ・ホンダは、現在のレース延期にかかるコストを計算しており、6月までしか伸ばすことはできないとフランツ・トストは語る。

    オーストリア人によると、彼のイタリアを拠点とするチームは、現在のレース延期の費用をすでに計算しており、これにより6月まで伸びることになります。

    「1回のグランプリに出場しない場合、150万~200万ドルの費用がかかる」とフランツ・トストは語る。

    「年間を通して何も起こらなければ、それは非常に危機的な問題になるだろう。収入がなければ、財政的には大惨事なのは明らかだ」

    MotoGPの最高経営責任者であるカルメロ・エスペレータは、2020年にレースが行われなくても、チームには毎月支払いを続けていくつもりだと述べている。

    しかし、ハースF1のチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは「世界選手権がなければ、多くのチームが生き残るのは難しいだろう」と主張している。

    現在、F1はコストを大幅に削減し、2021年に予算上限を引き下げる取り組みが行われているが、F1では常だが論争となっている。

    「問題に対しては常に前向きに取り組むべきだと私は考えている。問題は新たなチャンスを生むものでもある」とギュンター・シュタイナーはコメント。

    「我々全員が協力して、全10チームがまとめれば、この状況をうまく乗り越えることができるかもしれない。スポーツにとっても、全員にとってもね」

    フランツ・トストも同意する。

    「どのレースが行えるのか、どれほどの収入が得られるのか、スポンサーは留まるのか、あるいは姿を消してしまうのかを見てみる必要がある。全体の経済状況はどうなるのか?」

    「我々は、経済的にどういう状況となるのかを見極める必要があるという現実に直面することになる。そして我々はじっくり話し合い『これが今我々が直面している課題であり、お金はこれだけで、これしか残っていない』と言わなければならない」

    「我々に出発点を提供できるのはリバティ・メディアだけだ。彼らはスポンサー、テレビ放映権、レース主催者からお金を集める責任があり、それを我々に分配することになっている」

    「彼らが何も分配できなければ、我々も費やせるお金ないことになる。もう成り行きを見守るしかない」

  • セルジオ・セッテ・カマラ、復帰したレッドブルF1との契約を説明

    セルジオ・セッテ・カマラ、復帰したレッドブルF1との契約を説明

    レッドブルF1チームにリザーブドライバーとして復帰したセルジオ・セッテ・カマラが、チームとの契約内容を説明した。

    ブラジル出身のセルジオ・セッテ・カマラは、一度レッドブルのジュニアプログラムを外されている。その後、マクラーレンのリザーブドライバーを経て、2020年に再びレッドブル・ファミリーに戻ってきた。

    昨年のF2選手権で4位で終えたセルジオ・セッテ・カマラは、実力でチャンスを得たいと考えており、レッドブルにはアルファタウリ・ホンダの2つのシートを含めた4つの管理可能なF1シートがあることで、F1に到達する可能性が最も高いと考えたと語る。

    「2つのチームのいずれかで前に進みたい場合、レッドブルにはいくつかの選択肢がある」とセルジオ・セッテ・カマラは Globo に語った。

    「オープンな契約だ。プラクティスセッションの数を規定する契約を結んでいる場合、それはドライバーまたは彼のスポンサーがチームにお金を払ったことを意味する。僕に関しては状況はそうではない」

    「チームはドライバーとして僕に興味を持っており、もっと興味があれば、より多くの機会を与えてくれる。それはまさに僕が求めていた契約だった」

    「ただお金を払ってマシンに乗りたくない。ドアをオープンにしておくために、シミュレーターまたはスーパーフォーミュラのいずれかでパフォーマンスを発揮したいと思っている。マシンにの乗せたい人を選ぶのはチームだ」

    「僕にとって、これがF1で関わる上でレッドブルが最も興味深いチームの1つになっている理由だ」

    「彼らには2つのチームまたは4台のマシンがあり、他のいくつかの小規模なチームとは異なり、それらのマシンに誰が乗るかを制御できる」

    今年、セルジオ・セッテ・カマラはレッドブルの長年の仲間であるセバスチャン・ブエミとリザーブドライバーと開発の仕事を分担する。

  • ピエール・ガスリー 「F1フランスGPでシーズンが開幕すれば夢のよう」

    ピエール・ガスリー 「F1フランスGPでシーズンが開幕すれば夢のよう」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、2020年のF1シーズンが6月末に母国フランスで再開することを期待している。

    F1は4月7日(火)に第9戦カナダGPの延期を発表。現時点では6月25日に予定されている第10戦フランスGPが新たな開幕候補地となっている。

    現在、ヨーロッパの新型コロナウイルス感染を避けるためにドバイのホテルで自主隔離生活を送っているピエール・ガスリーは「できるだけ早く開始してほしいというのが僕の個人的な願いだ」と Turbo にコメント。このインタビューの時点ではまだカナダGPの延期は発表になっていなかった。

    「シーズンはカナダで始まるかもしれないけど、もし延期になれば、最初のレースはフランスになるだろう」

    「フランスの国民の前でル・キャステレからスタートすることになれば本当に素晴らしいだろう。そうなることを祈っている」

    「状況は急速に変化しているので、あまり行きすぎたくないけどね。でも、ポール・リカールでスタートすれば本当に夢のような」

    元F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、シーズンが8~15戦に短縮することになれば、基本的にルイス・ハミルトンがタイトルを獲ることになるだろうと語っている。

    「彼に尋ねるべきだ」とピエール・ガスリーは笑う。「もちろん、ルイスには7番目のタイトルを獲得するのに十分な才能と経験があると思うけどね」

  • アルファタウリ・ホンダF1代表、イタリア北部の危機的な状況を語る

    アルファタウリ・ホンダF1代表、イタリア北部の危機的な状況を語る

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表であるフランツ・トストは現在、ファエンツァのアパートから自宅で働いている。イタリア北部は新型コロナウイルスに強い打撃を受けており、トストは日々危機を経験している。

    Motorsport-Totalとの会話の中で、新型はコロナウイルスに激しく襲われた北イタリアの状況は「衝撃的」であると述べている。

    「テレビでベルガモとミラノでは本当に悪い状況にあることを知っている。毎日600人以上がそこで死んでいる・・・私は個人的には元気だが、専門的に状況は負担となっている。我々はすべてがどのように発展するのか、そして、レースを再開できるのがいつなのかはわからないからね」

    現在までに、フランツ・トストの家族やアルファタウリ・ホンダF1に新型コロナウイルスの感染者は少なくとも出ていない

    「ありがたいことにね」とフランツ・トストは語る。

    アルファタウリ・ホンダF1のファクトリーは閉鎖されているが、フランツ・トストは自宅から業務を忠実に行っている。

    「私は自分のアパートにいて、ここに机がある。たとえば、今日、テレビ会議や電話が終日あった。すべてうまくいっている」

    健康を維持するために、トストは毎日村を一周している。

    「速く走っているので、誰にも会うことはない。出かけることはできないが、それでも買い物はできる」と危機的の地域における日常生活についてフランツ・トストは語る。

    「通りは空っぽだ。メルボルンから戻ってきたとき、ボローニャが閉鎖されていたので、ドバイを経由してローマに行った。ローマからファエンツァまでの道のりでは10台ほどの車を目にした。まるで絶滅したかのようだった」

    最後に、フランツ・トストは非常に不快な状況について次のように語っている。

    「雰囲気が怖い。誰もいない。車はない。私は妻と一緒にファエンツァの中心部に住んでいる。すべてのバーは閉店している。レストランは閉店、カフェなどもすべてね。今のところ誰にも会っていない。本当にまったく新しいものだ。不快で怖い感じがする」

  • ピエール・ガスリー 「アルファタウリ・ホンダ AT10に大きな弱点はない」

    ピエール・ガスリー 「アルファタウリ・ホンダ AT10に大きな弱点はない」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、2020年マシン『AT01』には大きな弱点はないとし、前年モデルと比較して“優れた進化”を遂げていると語る。

    トロロッソからブランド変更したアルファタウリは、新車AT01が2019年のコンストラクターズ選手権6位を土台にできることを期待している。

    アルファタウリ・ホンダは、バルセロナでのプレシーズンテストで堅実なテストを行い、ピエール・ガスリーはチームの可能性について楽観的だったが、新型コロナウイルスの世界的な大流行によって開幕が遅れていることで、真のポテンシャルを確認するのは待つ必要がある。

    中止となったF1オーストラリアGPに先駆けて、ピエール・ガスリーは「パッケージとしては昨年と比較して良い進化を果たしていると思う」とコメント。

    「改善すべき点はいくつかあるし、他にもより組む必要のなる点があるけど、全体として優れたポテンシャルがあると思う」

    「僕たちに大きな弱点があるわけではない。もっと多くのダウンフォース、低速、高速でもメカニカルグリッドを望むというのは一般的なコメントだと思うし」

    「マシン全体に何か問題があるとは思わないし、ダウンフォースを増やす必要があるだけだ。それは全員にとってシーズンを通したストーリーだと思う」

    テストではミッドフィールドの勢力図をランク付けするのは特に困難だった。レーシング・ポイントF1チームは、メルセデスが2019年にタイトルを獲得したW10からインスピレーションを得たRP20でライバルの注目を集めた。

    どのチームがミッドフィールドのベンチマークになると感じているかと質問されたピエール・ガスリーは「レーシングポイントは速いと思う」とコメント。

    「あまり多くのことは言いたくないし、すべてを分析する必要があるけど、ルノーは速いし、一部のマシンは速いときもあれば、遅いときもある」

    「僕はそのようなことを調べるのに多くの時間を費やさなかった。僕たちはとにかく自分たちのマシンに集中していたし、快適に感じて、自分たちの持っているものを最大限に発揮できるように集会を重ねようとしていた。自分たちのポジションにはかなり満足している」

    「でも、僕たちはもっと努力して、もう少し見出していく必要がある」

  • F1チーム、4月中旬に今後についての“コロナショック会議”を実施

    F1チーム、4月中旬に今後についての“コロナショック会議”を実施

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、F1チーム代表者が4月中旬に再び集まり、今後について話し合う予定であることを明らかにした。

    新型コロナウイルスのパンデミックにより、ヨーロッパの多くの国がロックダウン(封鎖)を実施。だが、F1チームが拠点を置く国にとって政府の対策には差がある。

    フランツ・トストは、FIA(国際自動車連盟)は競争のゆがみを確実に防止する必要があると訴える。

    「チーム代表者、FIA、リバティメディアによる前回のビデオ会議中に状況に応じて4月中旬に新しい状況について話し合うために再び集まることで同意した」とフランツ・トストは Motorsport-Magazin.com に語った。

    多くのチームはイギリスに拠点を置いているが、フェラーリやアルファタウリなどはイタリア政府がとった措置に依存している。そのため、ファクトリーの稼働に差が出る可能性がある。

    フランツ・トスト、F1はマシンのさらなる開発に関しても同じ線を引くべきだと考えている。

    「あるチームが働くことを許可され、あるチームが許可されないことはあり得ない」とフランツ・トストは語る。

    「彼らは確かにこれが均等に配分され、不均衡を生じさせないためにすべてのチームに同じ“排除期間”を設けることを確認してくれるだろう」

    2020年のF1世界選手権のレースが行われないことで、チームは賞金の大きな減少に見舞われることが予想されている。その一方で、ファクトリーの長期閉鎖、および、2020年F1マシンの継続使用によってコストを削減するというジレンマに直面している。

  • アルファタウリ・ホンダF1 「チームが生き残るには10~15戦が必要」

    アルファタウリ・ホンダF1 「チームが生き残るには10~15戦が必要」

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、チームが生き残るには10~15戦が必要だと語る。

    新型コロナウイルスの世界的な大流行によってモータースポーツ界は完全に停止。F1はオーストラリアGPの中止が決定した後、立て続けに第8戦アゼルバイジャンGPまでの延期が決定。後にF1モナコGPは中止を決断している。

    多くのレースが中止されることになれば、チームの収入も減少する。F1は8月のシャットダウン期間を3~4月に前倒して期間も3週間に延長。さらに2021年に予定されていた新F1レギュレーションの導入を1年延期するなど対策を講じているが、フランツ・トストはそれで十分かどうかはわらかないと語る。

    「この状況下で今年2年分の開発を行うことは絶対に狂気だった。神の常識がここに広まったことに感謝している」とフランツ・トストは Motorsport-Magazin.com にコメント。

    「だが、それらは今シーズンに少なくとも10~15戦でレースができた場合にのみ助けになるだろう」

    フランツ・トストは、そのレース数に達するかどうかでF1に大きな影響が及ぼされる可能性があると語る。

    「我々がレースをしない、もしくはレースが減らされた場合、我々のコストを補うには十分ではない。そうなったら、チームが協力して真剣に対策について話し合う必要がある」とフランツ・トストはコメント。

    「いくつかの部品を凍結するだけでなく、F1がどのように存続するかを確認する必要がある。今、議論することは仮説ではあるだが、シーズンがなくなった場合、本当に抜本的な対策が必要になるだろう」

  • アルファタウリ・ホンダF1、メルボルンから返送の機材が空港で足止め

    アルファタウリ・ホンダF1、メルボルンから返送の機材が空港で足止め

    アルファタウリ・ホンダF1が開幕戦の舞台オーストラリアから返送した機材は、水曜日にはミラノの空港に到着していたが、ファクトリーまで配送されず、チーム自らが警察から許可を受けて受け取りに行かなければならなかった。

    通常、DHLがチームのトラックとすべての機材をファエンツァのファクトリーに届けるが、現在、運送業者は配送することができない。

    「DHLとは長い話し合いがあったが、最終的に警察に荷物の受け取り許可を求めなければならなかった。これですべてが手配された」とアルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは語った。

    アルファタウリ・ホンダF1の従業員は、機材を自ら受けておりに行き、その瞬間からファクトリーは少なくとも21日間閉鎖される。

    「我々のスタッフは自分たちでそこに行き、その後工場は閉鎖される」とフランツ・トストは語った。

    「イタリアは幽霊のような恐ろしい雰囲気」
    アルファタウリ・ホンダのF1チーム代表フランツ・トストは、メルボルンからファエンツァに戻り、イタリアの“幽霊のような”閉鎖された雰囲気を味わうことになった。

    アルファタウリ・ホンダのF1チームスタッフは、幸運にもオーストラリアで新型コロナウイルスに感染することはなかったが、地球の反対側であるオーストラリアからレース舞台を戻すことは物流面で大きな課題だった。

    「そこが問題だったし、いくつかの障害があったとフランツ・トストは Speedweek に語った。

    「イタリアではボローニャへのほぼすべての便がキャンセルされたため、ボローニャには直接向かうことはできなかった。チームの大半はメルボルンからドバイ経由でニースまで飛び、そこからバスでファエンツァまで移動した。私は幸運にもドバイからローマへの便に乗ることができた。私の知る限り、それはローマへの最後の1便だった」

    「チームをイタリアに戻すことは大きな挑戦だったが、すべてがうまくいった。現在、チーム全体が現在イタリアにいる。オーストラリアにいたチームメンバーは、工場で同僚が感染するリスクを回避するために、帰国後に検疫に入ることがすぐに明らかになった」

    現在、イタリアは世界で最も新型コロナウイルスの被害を受けた国であり、感染者数は9万人、死亡者数は1万人を超えた。このような悲惨な状況により、政府は感染拡大を止めるために2週間前にイタリア全土を封鎖することを余儀なくされた。

    フラント・トストは、活気に満ちた賑やかなだったイタリアの雰囲気が、不気味で恐ろしいムードに変わっていると語る。

    「ローマからファエンツァまで2時間ほどドライブしたとき、途中で20台くらい車にしか出会わなかったかもしれない」とフランツ・トストは語る。

    「高速道路はガラガラだった。路上にも誰もいない。生活全体が人々の家の中で行われている。我々には夜間外出禁止令が出ている。食料品を買い物に行くか、薬局や医者に行くか、仕事をする場合にのみ、それを免れることができる。本当に恐ろしい。窓から外の通りを見ても、そこには見れるはずの人間の魂はない」

    「イタリアに休暇に来る人には慣れているし、イタリア人は社交的だ。だが、今はまるで幽霊のようなだ」

    フランツ・トストは、アルファタウリ・ホンダは、プレシーズンテスト開始前から新型コロナウイルスの大流行から身を守るためにイタリアの感染率の高い“レッドゾーン”に居住している人々に対してファクトリーの出入りを制限するなど、厳しい規則を早期に導入していたと語る。

    「サプライヤーとゲストの両方のファクトリーへの訪問をすべてキャンセルた。ゲストに関する限り、スペイン人にも対策を実施した。我々は少しずつ自分たちを隔離させるためにすべてをキャンセルしてしった。これまでのところ、それが成果を上げている」

    アルファタウリホンダは、F1の3週間の必須の“春休み”のためにファクトリーをシャットダウンするが、フランツ・トスト自身を含め、誰もがファエンツァで厳重に監視されている。

    「誰かが、発熱、痛み、もしくは呼吸器の問題のような病気の典型的な兆候を訴える人がいれば、私たちは一般開業医に連れていく。そうして彼は従業員が病院に行かなければならないかどうかを決定する。病院でしか検査できないからだ。すべてを適切にし、ファクトリーに戻ることができるように私自身も検査を受けた」

  • ピエール・ガスリー 「ホンダF1は王座獲得のために全力を尽くしている」

    ピエール・ガスリー 「ホンダF1は王座獲得のために全力を尽くしている」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、冬季テストから結論を出すことが難しいことは把握してはいるものの、アルファタウリ・ホンダはF1の勢力図において昨年と同じポジションにいると考えている。

    昨年、トロロッソ・ホンダとしてコンストラクターズ選手権6位を獲得したチームは、今年、レッドブルの衣料ブランドであるアルファタウリに名前を変更。

    だが、チーム体制に変更はなく、引き続き、ホンダのF1エンジンを搭載し、ピエール・ガスリーとダニール・クビアトがドライバーを務める。

    冬季テストでは、マクラーレン、ウィリアムズ、アルファタウリ、アルファロメオ、ハースが0.2秒差でひしめき、ミッドフィールドバトルはさらに激しいものになると予想されている。

    だが、2020年のF1世界選手権は新型コロナウイルスのパンデミックによってすでに序盤8戦の延期・中止が決定。少なくとも6月まで開幕することはない。

    今年の勢力図について「それは常に複雑だし、冬季テスト後は多くの推測がある」とピエール・ガスリーは Canal + にコメント。

    「僕たちは『あのチームから0.1~0.2秒差だ』とかいるけど、各チームの本質、エンジンモードなどはわからない」

    「客観的に見れば、僕たちは昨年とほぼ同じだと思う。レーシング・ポイントは大幅に改善しているし、ルノーも改善したように思う。マクラーレンもまだいい感じだ。僕たちは6番手か7番手くらいだと思う。そこにはあまり焦点は合わせていない。僕たちまだレースをしたわけではないし、またプッシュしていないので、あまり意味はない。一旦それをやってみて、見てみなければならない」

    スーパーフォーミュラ、トロロッソ、レッドブル、そして、アルファタウリとホンダのF1エンジンを運転しているピエール・ガスリーは、ホンダの進歩を実感している。

    「結果自体がそれを物語っていると思う」と現在、ドバイでトレーニングを続けているピエール・ガスリーは語る。

    「マクラーレンのパートナーとしてF1復帰した初年度は本当に複雑だったし、トップチームと大きな差があった。今日、僕たちがいる位置を見れば、本当に印象的だと思う」

    「でも、僕は彼らが挽回して、最高レベルの強さを発揮することを疑ったことはなかった。ホンダはモータースポーツとF1の中で最大勢力のひとつだ。彼らはそれを証明したと思う。まだやるべき仕事はあるし、彼らもそれを認識している。日本の人々は多くの作業をしている。彼らは世界選手権で優勝するという目標を設定している。そして、そこにたどり着くために必要なことは本当に何でもしていると思う」

    「今のところ、彼らの仕事には本当に満足している。まだパフォーマンスは見つけられうと思うけど、彼らはそのパフォーマンスを僕たちに与えるためにベストを尽くしていることはわかっている」

  • ホンダF1 「カレンダーに何が起こるかを待つことしかできない」

    ホンダF1 「カレンダーに何が起こるかを待つことしかできない」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、シーズンが再開すればレースをする準備はできていると語る。

    ほとんどのF1チームには1つの中心となるファクトリー、または比較的近郊にパワーユニット部門があるが、ホンダは、ミルトン・キーンズのサテライト拠点とそこから約6000マイル離れた日本のさくらに本拠地を構えており、異なる大陸で進化する新型コロナウイルスの状況のなかで仕事をやりくりしなければならない。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「金曜日に開幕戦がキャンセルになった発表された後の作業の大部分はロジスティックに関するものでした」と RACER に語った。

    「人員、PU、およびすべての機器を英国と日本に戻す必要がありました。チームの一部は新しいフライトに切り替えられましたが、他のチームは元の計画に固執し、日曜日の夜または月曜日に帰宅しました」

    「ホンダは、レースチームのすべてのメンバーが英国または日本に帰国した日から2週間自己隔離する必要があると決定しました。それらの人々は現在自宅で仕事をしています」

    「ロジスティクスの側面を除けば、オーストラリアが中止されたことがわかり次第、近い将来の様々シナリオを考慮し、日本のエンジニアと改訂された作業計画を作成し始めました」

    日本と英国という分割した拠点だけでなく、ホンダには2つの異なるチームと仕事をしている。レッドブルの本社はミルトン・キーンズに、アルファタウリは最もひどい打撃を受けているイタリアのファエンツァにある。

    「今でもレッドブル・レーシング、スクーデリア・アルファタウリ、レッドブル・テクノロジーと定期的に連絡を取っています」と田辺豊治は語る。

    「しかし、それは対面式の連絡ではなく、主に電話会議や電子メールなどによるものです」

    現在、多くのチームが必須のシャットダウン期間に入っているが、これはパワーユニットメーカーには適用されない。ホンダはF1とFIAと連絡を取っているが、本拠地が異なるためにより長い期間制限に直面する可能性があるとを田辺豊治は認める。

    「ロジスティクス側では、このような状況では積極的に対応することはできません。現時点ではいつレースが再開されるかわからないからです。ただし、カレンダーの最初の8つのレースは延期またはキャンセルされることがわかっているため、それに応じて計画を立てることができます」

    「FIAと商権所有者は我々に情報を提供し続け、彼らはプロモーター、政府、その他の利害関係者と常に連絡を取り合っています。今のところ、すべてのチームやスポーツに関係する企業と同様に、我々にできることはカレンダーに何が起こるかを待つことだけです」

    「完全にヨーロッパに拠点を置く他のチームと比較した場合、ホンダが直面する独特の難しさは、英国と日本の2か国に拠点があることです。パンデミックに照らして、関連する政府によって課せられた様々規制に関連する2つの異なる一連のガイドラインに従う必要があります」

    これらの課題に関係なく、田辺豊治は、F1は全体として様々シナリオに対応できるように準備されたスポーツであり、ホンダF1としては突然の通知あったも準備ができるかどうかについては心配していないと語る。

    「通常のシーズンであっても、F1では常に技術的な作業とロジスティクスの面で非常に迅速に対応する準備ができている必要があります」と田辺豊治は語る。

    「そのため、再びレースにするというゴーサインが出れば、我々はそのための準備はできています」

    動画『静寂がパワーを生み出す』
    ホンダF1は、2020年のF1世界選手権にむけたスペシャル動画『静寂がパワーを生み出す』を公開している。

    ホンダF1は2020年のF1世界選手権でも2チーム・4台のマシンにエンジンを供給。レッドブル・レーシングはマックス・フェルスタッペンとアレクサンダー・アルボン、新生アルファタウリ・ホンダはピエール・ガスリーとダニール・クビアトが引き続きドライバーを務める。

    2月に行われたF1プレシーズンテストでは、6日間をほぼノートラブルで合計&合計1549周を走破した。今年はレッドブル・ホンダでのタイトル獲得が期待されている。

    ホンダF1は『静寂がパワーを生み出す』と題した動画を公開。動画にはホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が珍しく作業着姿で登場する。

    「当社のエンジニアは細心の注意を払っている。集中。ファクトリーの静寂の中で、彼らは静かに、そして系統的にテスト、微調整、そして、ホンダのパワーユニットのすべての部分を調整し、100分の1秒ごとに絞りだす。すべての100分の1秒が重要だからだ。彼らは容赦ない。彼らはハングリーだ。 彼らは過小評価されるべきではない。静寂がパワーを生み出す」