カテゴリー: スクーデリア・アルファタウリ

  • F1オーストラリアGP:レッドブル勢+レーシングポイントだけが開催意思

    F1オーストラリアGP:レッドブル勢+レーシングポイントだけが開催意思

    もし、F1オーストラリアGPが中止にならなかったとしても、金曜日のプラクティスセッションに出走する意欲を持っていたのは、レッドブル、アルファタウリ、レーシング・ポイントだけだった。

    2020年のF1世界選手権の開幕戦オーストラリアGPは、木曜日の夕方にマクラーレンのスタッフが新型コロナウイルスへの感染が確認され、マクラーレンが撤退を発表した瞬間から開催に疑念が投げかけられた。

    F1とチームとのミーディングは夜通し行われ、中止は確実だと考えられていた。

    しかし、金曜日を迎えたパドックとレース主催者からは相反する反応が見られ、プラクティスの時間が締まってきたことで混乱が生じた。

    最終的に中止という決定が発表されたのはプラクティス開始の2時間前。それまでファンは何のアナウンスもされないままサーキットの外で列をなして並んでいた。だが、サーキットへの入場は許可されず、仮にイベントが続行していたとしても無観客で行われることになっていた。

    だが、実際に金曜フリー走行出走に意欲を持っていたチームは、レッドブル・レーシング、アルファタウリ・ホンダ、そして、レーシング・ポイントの3チームだけだった。

    あるチームの上級メンバーは「我々はレーサーであり、レースをするためにここにいる」と語った。

    彼らの立場は、マクラーレンの発表後の木曜日の夜遅くにメルボルンのダウンタウンにあるホテルでF1チームがロス・ブラウンと面談した際に明らかになった。

    大部分のチームはレースの中止を望んだが、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナー、アルファタウリのチーム代表フランツ・トスト、レーシング・ポイントのチーム代表オトマー・サフナウアーは、当局が健康上の理由でレースを走れないと言わない限り、金曜日に参加すると述べた。

    これにより、F1、FIA、ビクトリア州政府の間で、次に何をすべきか、誰が決定に責任を負うのか、そして、財政的影響を伴う複雑な一夜の法的議論が始まった。

    だが、メルセデス、フェラーリ、ルノーという3つのメーカー系チームは、継続することに強く反対し、F1にチームの決定を説明する手紙を書いた。

    金曜日の朝、各チームの少数の当番社員のみがサーキット入りした。

    フェラーリとメルセデスのピットレーンガレージは、FP1の1時間前の午前10時まで閉鎖されたままだった。これは規制違反に当たる。ルノーは開けていたが、マシンはまだカバーに覆われており、パルクフェルメ状態にあった。

    残りの6つのチームはガレージを開けていたが、プラクティスに向けて真剣に準備をしていたのは3チームだけだった。

    レッドブルは早々に中止を支持する声明を発表したが、内容は“スタッフが無事に帰宅”できることを橋梁。アルファタウリも表向きには中止を支持する声明を出したが、決定から数時間が経ってからの発表であり、レーシング・ポイントに至ってはまだ声明を発表していない。

    関連:F1:オーストラリアGPの中止を正式発表

  • ホンダF1 「11のサーキットでレッドブル勢にアドバンテージがある」

    ホンダF1 「11のサーキットでレッドブル勢にアドバンテージがある」

    ホンダF1の山本雅史マネージングディレクターが、2020年のF1世界選手権への展望を語った。

    いよいよ新シーズンの幕開け。ホンダのF1パワーユニットを使用するアストンマーティン・レッドブル・レーシング、スクデーリア・アルファタウリ・ホンダの両チームは、メルボルンでの初戦に向けて準備を進めている。

    1年前、レッドブル・レーシングとのパートナーシップが開始し、2015年のF1復帰後初めての2チーム供給体制となった頃と比べると、さまざまな面で成長が見られる。

    ホンダF1のマネージングディレクター、山本雅史は、慌ただしく過ぎた1年間を振り返り、開幕前に掲げた目標と、シーズン終了時点での自分たちの立ち位置を見て励まされたと語る。

    「全体的には期待を上回ったシーズンになりました。ただ、メルボルンから始まった前半戦は本当にタフな時期で、オーストリアまでは苦戦続きでした。特にモナコでは、期待が高かったのにいい結果を残せなかった。今年はそんなことがないようにしたいですね」

    「序盤の苦戦でスロースタートにはなったものの、ホンダの開発はすべてがスケジュール通りに進んでいて、結果も期待通りのものになりました。これが今季のベースになるはずです」

    今季は、2017年以来となる、供給チームが全く変わらない年となる。山本雅史は、この継続性がプラスの効果をもたらし、パフォーマンスやリザルトにも影響すると考えている。

    「チームの運営体制も昨年の継続になります。テストの間も、ガレージのメンバーはすごくポジティブに見えたし、自信を感じました。だから、シーズンが本当に楽しみなんです」

    「開発にすべてを集中するため、基本的には昨年から体制を変えていません」

    一つだけ変化点を挙げるとするならば、パートナーであるトロロッソがアルファタウリへとチーム名を変更し、新たなカラーリングになった。山本MDはオーストリアのザルツブルクで行われた発表会に出席し、チームの意気込みを目の当たりにしてワクワクしたそうだ。

    「カラーリングはカッコいいですよね。発表会の前にどんな感じになるかは知っていましたが、実際にマシンやチームウエアを見て、本当にカッコいいなと」

    「でも、見た目以上に大切なのは、チームの状態です。両ドライバーともテスト中はとてもポジティブでした。彼らと同じくらい、いやもしかしたらそれ以上に我々も期待しています。一つ確実なのは、あのウエアを着たチームメンバーはカッコよく見えるということでしょうね(笑)」

    プレシーズンテストでは、2チーム合計で1500周以上を走破。しかも、両チームとも、1日あたり平均100周を走行し、合計ラップ数は6日間で11ラップしか違わなかった。この結果が、ベストなプラットフォーム提供を目指して冬の間で開発に注力したものを示している。

    「パワーと信頼性は常にバランスを取らなければいけないものですが、まずは信頼性が第一です。それをベースに、両チームがなるべく競争力を得られるようにさらなるパワーを引き出そうと取り組みます」

    「昨年の終盤戦はブラジルを筆頭にいいレースができましたし、オフシーズンの開発もとてもスムーズに進みました。だから、マシンがコースへ出るのを楽しみにしていますし、オーストラリアでどんなレースができるのか、期待しています」

    「また、テストは、ホンダとしては大きなトラブルが一切なく、F1に復帰して以来の6年間で一番順調でした。両チームともに実際のレースウイークを再現したテストができたこともよかったですね。シーズンに向けていい準備ができたと思います」

    今シーズンの行方はどうなるのだろうか?ここまで、山本雅史はアルファタウリについて語ってくれましたが、レッドブルのタイトル争いは現実的な目標なのかも気になるところだ。

    「タイトル獲得に向けて、全力を尽くしています。昨年は不運で落としたレースもありましたが、今年はそうした取りこぼしを無くさなければなりません。マックス(フェルスタッペン)は全戦で表彰台に立ちたいと言っていますが、我々としてもその目標をサポートします」

    「私の仕事で言えば、やはりチームマネジメントの面ですね。いまの体制はとても効率的ですし、昨年レッドブルとの初年度で、適材適所の人事や効率アップの手法など、学んだことも多くあります」

    「そして、昨年からドライバーが4人になり、特にマックス・フェルスタッペンというドライバーと組めているのは大きいです。彼のフィードバックが大いに開発に役立っています。だから、レッドブル、そしてマックスと仕事ができているのはありがたいですね」

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、昨年具体的な勝利数を目標に掲げて、事あるごとにそれを発言。それが実際のパフォーマンスにも反映されていった。山本雅史も、マルコの目標と自分の予測は大きく違わないと感じていたようだ。今季、具体的な数字こそ目標にしてはいないが、狙っていくべきレースがあると感じている。

    「具体的に何勝という目標は挙げていません。ただ、昨年、マルコさんは5勝を目指すと言っていて、私の見立てでは4勝かなと思っていました。最終的には3勝にとどまりましたが、メキシコのように勝てたけど落としたレースもありました。もしかしたらモンツァもそうだったかもしれない。だから、もっと勝利は挙げられたと思います」

    「ホンダとしては、マックスとアレックス(アルボン)がポテンシャル通りの力を発揮して上位でレースができるように、全力を尽くさなければなりません。そうすれば、勝利が見えてくると思います」

    「昨年、我々は計11回の表彰台がありました。9つがレッドブル、2つがトロロッソ(現アルファタウリ)です。私の見立てでは、今年は11のサーキットでレッドブル勢にアドバンテージがあると思っています。その11戦にはチャンスがあるわけですから、そのうちどれだけ勝てるかを見ていかなければなりません」

  • ピエール・ガスリー、アルファタウリ・ホンダと2020年F1シーズンを語る

    ピエール・ガスリー、アルファタウリ・ホンダと2020年F1シーズンを語る

    ピエール・ガスリーが、アルファタウリ・ホンダ、そして、2020年のF1世界選手権について語った。

    頂点までの道は長くて険しい。F1 2019シーズンを通じて激しいアップダウンを味わったあと、ビッグリザルトで同シーズンを締め括った24歳のフランス人F1ドライバー、ピエール・ガスリーはこのことを誰よりも良く知っている。

    しかし、2020シーズンのガスリーはスクーデリア・トロ・ロッソから改称したスクーデリア・アルファタウリと共にF1キャリア初の2位表彰台を獲得した2019シーズン第20戦ブラジルGPより上のリザルトを手にすることはできるのだろうか? 本人にインタビューを試みた。

    2019シーズンを振り返る
    ガスリーは、マックス・フェルスタッペンのパートナーとしてアストンマーティン・レッドブル・レーシングから2019シーズンをスタートさせたが、残念ながら予定通りには進まなかった。ガスリーがキャリアを通じて見せ続けてきた圧倒的なスピードと精確なドライビングは鳴りを潜め続けた。

    低調なパフォーマンスが続いた結果、8月にルーキードライバーのアレックス・アルボンがスクーデリア・トロ・ロッソから昇格し、ガスリーは自分を証明し直すためにトロ・ロッソへ戻った。

    しかし、トロ・ロッソ復帰後のガスリーは見事に復調してポイント圏内フィニッシュを4回記録(復帰から7レースで達成)。第20戦ブラジルGPではF1キャリア初の2位表彰台を記録した。

    トロ・ロッソにとって2008シーズン第14戦イタリア優勝(ベッテル)以来・チーム史上3回目の表彰台フィニッシュとなったこのビッグリザルトを勝ち取ったガスリーのコックピットからのシャウトは、若きフランス人の両肩から大きな荷が下りたことを示していた。本人はこの激動のシーズンをどのように振り返るのだろうか?

    「2019シーズンは興味深い1年だったね。仕事でもプライベートでも色々なことが起きた。それらを通じて成長したし、多くを学べたと感じている」

    「その中でトロ・ロッソの14シーズンの歴史の中で2番目のベストリザルトになったブラジルGPでの2位表彰台は、シーズンの締めくくりとしては最高の形だったと思う」

    「チームの仕事の進め方にはとても満足できたし、結果にも満足できた。今は新シーズンに向けてこれまで以上の興奮を覚えているよ。2019シーズンの勢いを維持して2020シーズンを迎えたい」

    2019シーズンの見事な終わり方は2020シーズンの勢いを保つ助けになるのではないかという質問を受けて、本人は次のように断言している。

    「もちろんさ。チームはシーズン後半からほぼ変わっていないし、全員が高いモチベーションでフォーカスしている。チーム内の風通しも良い。ファクトリーに入ればその雰囲気が理解できるはずさ。全員が2020シーズンのニューマシンに興奮を覚えているし、2019シーズンよりも上を目指している」

    2020シーズンの変化
    2019シーズンの成功を精査すれば、マシンの開発と熟成がガスリーとダニール・クビアトの結果に結びついていたことが明確に理解できる。同シーズン後半、2人は多くのポイントをチームに持ち帰っていた。ガスリーは次のように説明する。

    「2018シーズンから2019シーズンにかけてチームのマシン開発プロセスが大いに進化したと思う。仕事の進め方やレースウィークエンドへのアプローチも進化したし、みんなで一緒に仕事をするのが楽しかった」

    「僕たちは2020シーズンに向けて正しい道を進めていると思うけれど、もちろん、プレシーズンのテスト結果を考慮する必要がある。でも、2019シーズンの成功はチームの仕事の進め方に因るところが大きかったし、2020シーズンも風通しが良くてダイナミックな仕事の進め方を維持できるはずだ」

    しかし、マシンの開発と熟成は仕事の一部でしかない。ガスリーはドライバーとしてまだまだ成長できると信じている。第一、2020シーズンは彼にとってまだ3シーズン目のF1だ。本人は新しいチャレンジに向けてどのような準備を進めているのだろうか?

    「2019シーズンよりも良い準備ができていると思う。経験値も増えたしね。2019シーズン後半を通じて、お互いに何を求めているのか、チームとして最大限の力を発揮するためには何をしたら良いのかをチーム全員で理解することができた」

    「僕たちはプッシュし続ける必要がある。パフォーマンスを安定させてシーズンを通じてポイントを重ねていくことが非常に重要だ。2019シーズンと同じようにすべてのチャンスをものにする必要がある」

    ガスリーはF1への愛とタイトなレースカレンダー(2020シーズンはF1史上最長・全22戦が予定されている)についても触れたが、過密日程はそこまで気にしていないようだ。

    「とんでもなく忙しいシーズンになるのは間違いないけど、僕は良い結果を出すチャンスが増えたと捉えている。今すぐ開幕して欲しいね。我慢できないよ!」

    ホンダとチームのパワー
    レッドブルファミリーのドライバー4人の中でホンダとの関係が一番長いのがガスリーだ。ガスリーはホンダと組むチーム・ムゲンのドライバーとして日本のスーパーフォーミュラを戦った経験を持っているが、この経験は本人に大きな影響を与えている。

    2015シーズン復帰後初優勝を飾った2019シーズンのホンダに好印象を持っているガスリーは次のようにコメントしている。

    「ホンダの2019シーズンは彼らの長年のハードワークが報われた1年だったね。僕の話をすれば、中団チームながら表彰台を獲得できたわけだけど、この結果はホンダが僕たちにチャンスを与えてくれていることを示している」

    「ホンダはさらなるパワーを供給するためにハードワークを続けてくれているし、僕たちの未来は明るいよ。ホンダには一緒に仕事をしたいと思える人しかいないし、僕たち全員が最大限の努力をしながら同じゴールを目指している」

    チームについて話を進めると、ガスリーはスクーデリア・アルファタウリのメンバーになれたことに興奮しているとし、元々ファッション好きなので、ファクトリーがミラノにあるという地理的特徴がスクーデリア・トロ・ロッソ(当時)行きを決めた大きな理由のひとつだったと付け加えている。

    ファッションブランドとの融合でチームがさらに自分好みの環境になったガスリーは、次のようにインタビューを締め括っている。

    「新しいチームキットに袖を通すのが楽しみだよ。クオリティやフィット感、着心地などがかなり改良されるはずさ。ファッションブランドAlphaTauriは立ち上げ当初から知っているし、彼らのアプローチも理解しているから、本当に楽しみだ」

    「チームの新章がスタートしたわけだけど、最初からそのメンバーとして参加できているのは光栄だね。チームメンバーはほぼ同じだからスクーデリア・アルファタウリに素晴らしいスタートをプレゼントすることが重要だ。この先が楽しみだよ」

  • ダニール・クビアト、アルファタウリ・ホンダと2020年F1シーズンを語る

    ダニール・クビアト、アルファタウリ・ホンダと2020年F1シーズンを語る

    ダニール・クビアトが、アルファタウリ・ホンダ、そして、2020年のF1世界選手権について語った。

    ダニール・クビアトの2019年シーズンのスクーデリア・トロ・ロッソ(現スクーデリア・アルファタウリ)でのF1復帰は大成功となり、イタリアに拠点を置くこのチームでの3回目の挑戦でクビアトは自分とチームをネクストレベルへ高めた。

    2020シーズンに向けて準備を進めるダニール・クビアトが、新サーキットやスクーデリア・アルファタウリに改称した新チームへの思いなどについて語った。

    2020シーズンの目標
    2019シーズンはスクーデリア・トロ・ロッソにとってビッグイヤーとなったが、25歳のロシア人ドライバーにとってはさらに大きな1年だったと言えるだろう。

    ホンダとのパートナーシップで強力なパワーユニットを手にしたチームがSTR14を順調に熟成させ、パワーアップしたエンジンの効果で両ドライバーのポジションが順当に上がっていくと、クビアトは第11戦ドイツGPで3位表彰台を記録してチームに11年ぶりの表彰台をプレゼントした。しかも、その前日には父親にもなった。

    このような素晴らしいシーズンを経験したクビアトは2020シーズンにどのような目標を設定しているのだろうか?

    「人間は日々成長できる。だから僕もドライバーとして毎日成長しようとしている。2020シーズンはチームを好位置につけるためにできるだけ多くのレースで良いリザルトを持ち帰るようにしたい」

    「2019シーズンは素晴らしい1年だった。トップ10フィニッシュを10回記録してホッケンハイム(ドイツGP)では表彰台に上がれたから、記憶に残る1年だったね。でも、もちろん成長できる余地はある。具体的な目標は特に設定していない。自分がやっているすべてをさらに成長させることだけを考えている」

    クビアトが2019シーズンを上回る成長を見せれば、2020シーズンも素晴らしい1年になるだろう。しかし、チームは目標をどこに設定しているのだろうか? トップ5を狙っているのだろうか?

    「誰だって前年を上回りたい。中団争いはタイトだし、どのチームがどれだけ成長しているのかがまだ分かっていないから予想するのは難しいけれど、僕たちは中団をリードする存在になりたいと思っている。すべてのレースで最高のパフォーマンスを目指せば、再び強力なシーズンを送れると思う」

    新たなチャレンジ
    2020シーズンは新たなチャレンジが数多く立ちはだかる。“スクーデリア・アルファタウリ” として新たなスタートを切るチームは22戦を戦わなければならず、そのタイトなスケジュールには7週連続GPも含まれている。

    クビアトは波乱が予想される2020シーズンをどのように受け止めているのだろうか?

    「ファンとドライバーにとってエキサイティングなシーズンになると思う。上位と中団の両方でドライバー間の実力差がなくなってきているし、色々なドラマが起きるレースがいくつか楽しめるだろうね」

    「この流れが続くことを願っているよ。混戦が続けばそれだけ僕たちがビッグリザルトを得られるチャンスが増えるからさ。F1史上最長のシーズンをみんながどうやって乗り切るのかを見守っていきたい」

    F1史上最長シーズンと同じくらいエキサイティングなトピックが、新たに追加された2レース(オランダGPとベトナムGP)だ。

    オランダGPについては、クビアトはザントフォールト・サーキットをフォーミュラ・ルノー2.0時代に走った経験があり、フォーミュラ3時代には優勝もしているため、彼にとって相性の良いレースになることが予想されている。

    一方、ベトナムGPについては、クビアトは次のようにコメントしている。「ベトナムGPは非常に興味深いコースレイアウトになりそうだ。バクー市街地コースに似たコースになるんじゃないかな。市街地コースは色々なことが起きるから楽しいレースになるはずさ」

    2020シーズンの変化を語るためには、新チーム名と新マシンに触れないわけにはいかない。この2つの大きな変化をクビアトはどのように感じているのだろうか?

    「F1ドライバーとして6シーズン目を迎えられることを嬉しく思っているよ。チーム名に関しては、チームの核は変わっていないし、僕たちにほとんど影響はない」

    「新しいチーム名とルックスを備えている新マシンAT01はSTR14をさらに進化させたマシンだけど、すでに機能しているよ。このマシンからスタートして徐々に進化しながらできる限り前へ進みたいと思っている」

    クビアトの現在地
    クビアトは2020シーズンでさらなる成功を目指しているが、この25歳のロシア人ドライバーは自分の現状をどのように評価しているのだろうか? キャリアベストを迎えつつあると感じているのだろうか? 本人は次のように回答している。

    「キャリアベストを迎えられるようにハードワークを重ねているところだよ。毎年自分が成長できる部分を見つけて取り組んでいる。常に進化しているんだ。2019シーズンは僕にとって素晴らしい1年だった。個人的な発見が色々あった。何が機能して何が機能しないのかを把握できた」

    「パフォーマンスに関して言えば、与えられたマシンからベストを引き出せていると思うし、何も不満はないけれど、キャリアベストなのかどうかは自分では判断できない。ドライバーとして成長しながら、できる限り多くの良いリザルトを得るようにしたい」

    さらに上を目指すクビアトにとって、ピエール・ガスリーが引き続きチームメイトになることはプラスに働くはずだが、モータースポーツには「チームメイトが最初のライバル」という不文律が存在する。

    2人の関係はどうなのだろうか? クビアトは次のように回答してインタビューを締め括っている。

    「2019シーズンはアルボンとガスリーがチームメイトだったけれど、2人とも競争心が強かったし、スピードもあった。ピエールは負けん気が強くてスピードに自信を持っているから、僕たちは接戦を繰り広げることになると思うよ」

  • ホンダF1:2020年 第1戦 F1オーストラリアGP プレビュー

    ホンダF1:2020年 第1戦 F1オーストラリアGP プレビュー

    プレシーズンテストを終え、アストンマーティン・レッドブル・レーシングと装いを新たにしたスクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2チームは、2020年のF1世界選手権シーズン開幕戦の舞台であるアルバートパークに戻ってくる。

    高速の市街地サーキットは、2チームの今年の立ち位置を確認するのに最適であり、土曜日に行われる予選が本番でのパフォーマンスを確認する最初の機会になるだろう。

    昨年のオーストラリアでは、アストンマーティン・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが3位表彰台を獲得したが、今年はそれ以上の成績を目指す。25年の歴史があり、コース沿いに木が茂るこのサーキットは、レースウイークを通じでスリップしやすいが、どのチームがトップでシーズンの幕開けを飾るか、世界中の関心が集まる見逃せないレースになる。

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「いよいよ2020年のF1グランプリ開幕戦が、今週末にオーストラリアで開催されます。例年のことですが、オフシーズンはアッと言う間に過ぎ去っていったような気がしています。ここまで、スクーデリア・アルファタウリとは3年目、アストンマーティン・レッドブル・レーシングとは2年目となる今シーズンに向けて、SakuraとMilton Keynesのメンバーはその2つのチームと一緒に懸命の準備を進めてきました。昨年までの土台を基にPUの信頼性向上とパフォーマンスアップ、また車体のパッケージのさらなる進化を目指して開発を行っています。先日バルセロナで行われた6日間のテストではPUと車体ともども、信頼性、パフォーマンスに対してポジティブな手ごたえを得ており、まずはここまでのメンバー全員の努力に感謝したいと思います。今年は昨年からテクニカルな部分でのレギュレーションの変更がないため、各チーム間で激しい戦いが繰り広げられるシーズンになると想定しています。昨年はホンダにとって2015年のF1復帰以降初勝利や初表彰台を獲得し、両チームと一緒に確実な前進を見せることができましたが、今年はさらなる進歩を遂げ、2つのチームそれぞれが昨年以上の成績を挙げることを目指して戦います。どんなときでも、皆さんの応援が我々の力になっています。今年もぜひとも熱い応援をよろしくお願いいたします。最後に、一連のコロナウイルスの問題について、ホンダとしても公衆衛生および従業員の健康・安全を最優先とし、人や物の移動、勤務形態などについてさまざまな対応を重ねてきました。多くの検討を重ねた上で、開幕戦の開催を決定した主催者およびFIA、F1などの判断を尊重しており、その意向に従っていく次第です。先行きの見えない状況ではありますが、臨機応変に状況に対応しながら、プロジェクトに取り組んでいきます」

    マックス・フェルスタッペン(アストンマーティン・レッドブル・レーシング)
    「アルバートパークは、公道コースでオーバーテイクも難しいですが、好きなサーキットです。完璧なサーキットというのはありませんが、アルバートパークは高速で進入する90度コーナーがたくさんあり、とてもチャレンジングなコースです。予選で高速シケインをうまくクリアできると大きな満足感を得られます。カレンダーの中でも最高のレースの一つだと思います。シーズンの初戦で全員がゼロからのスタート。予選で初めて自分自身の立ち位置が分かる瞬間は、とてもエキサイティングです。また、ファンの応援も素晴らしい雰囲気で、天候がいいこともレースウイークを面白いものにしてくれます。昨年の表彰台は、チームとホンダにとって最高のスタートにでしたし、全員に大きな自信をもたらしてくれたと思います。僕にとってもオーストラリアで表彰台に立つのは初めてだったので、特別な瞬間になりました。開幕戦に向けて、とてもいい感触がありますし、僕らはチームで懸命にプッシュしています。ここにいる全員が、マシンをきちんと理解するには多くの周回をこなさなければならないと分かっていますし、それができてバルセロナでのテストに満足しています。走行距離を伸ばせたことで多くのことがスムーズに進んでいて、狙い通りです。ホンダも全力でプッシュしてくれています。常に進歩を求めてしまうものですが、彼らは昨年から多くの前進を見せてくれました。そして、彼らがいい開発をし続けてくれているので、今年もその恩恵を得られることを心強く思っています。僕の契約についてはとても明快ですし、チームを信用しています。ここから前進していけると信じていますし、過去に経験したチャレンジの舞台へ復帰できると思います。チームには優秀な人材がいて、チャレンジに向けて必要なものはすべてそろっていますし、ホンダも献身的に努力してくれています。いよいよ始まるシーズンを力強くスタートしたいです。土曜日のQ2とQ3でどこに立っているかはまだ分かりませんが、冬の間のハードワークの結果が見えると思います」

    アレクサンダー・アルボン(アストンマーティン・レッドブル・レーシング)
    「昨年のこの時期は初めてのF1レースに緊張していましたし、アルバートパークも初めてでした。今年はよりレースに集中して臨むことができます。僕らはいいプレシーズンテストを過ごせたので、メルボルンで全力を尽くすだけです。メルボルンは本当に楽しくて、シーズンオフの間にやってきたことがどうだったのかが初めて分かります。アルバートパークは簡単なサーキットではなく、シーズンでも最も厳しいコースの一つだと思います。初戦なのでしっかりと準備して臨まなければなりません。コースはかなり汚れていますが、公道コースの中では高速サーキットにあたります。技術的にも難しいですし、バンプも多くあります。また、コース上には公園の木々による影があり、落ち葉もたくさんあります。こうした状況で、ミスが出やすく、その代償も大きいサーキットです。メルボルンで楽しみにしていることはたくさんありますが、一番はアボカドとポーチドエッグです。オーストラリアの食事が好きですし、コーヒーも美味しいんです!」

    ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    「例年より2日間少なかったものの、バルセロナでのプレシーズンテストはうまくいき、序盤戦に向けてかなりいい準備ができたと思います。AT01についてかなり理解できています。一度トラブルの対応で時間を失ったことがあったものの、それ以外は大きな走行中断はありませんでした。信頼性はとてもよく、パフォーマンスについてもいい状態にあると思います。今季僕らが設定した目標を達成するには、まだやるべきことは多くありますが、とてもポジティブな気持ちでシーズンのスタートへ向かうことができます。レギュレーションに大きな変更はないので、信頼性が向上するのは当然とも言えますが、対処すべき問題はまだあります。例えば、シーズンを通して3基のパワーユニットしか使えず、違反すればペナルティーを受けるという規定です。これによって各レースでどのくらいPUをプッシュできるかという影響があり、どのマニュファクチャラーにとっても、年間を通じて競争力を発揮するための課題になります。僕らはマシンを進化させましたが、2020年の目標を叶えるためにはまだパフォーマンスを引き出さなければなりません。昨年に比べて空力面での前進がありますが、一年を通してさらに進めなければならないと思います。あくまでテストはテストであり、アルバートパークはバルセロナと大きく異なるサーキットなので、オーストラリアに向けては考えを切り替えなければなりません。公道を利用したコースで、バンプも多くグリップレベルが低いので、ウインターテストとは異なる光景が広がるでしょう。はっきりしているのは、今年も中団の戦いは非常にタイトで、昨年よりも接戦になるだろうということです。多くの人が待ち望んでいた開幕戦ですから、メルボルンは独特の雰囲気になります。一つ言えるのは、ここですべてが明らかになる、ということです。全員が全開で走行するのはこれが今年初めてになりますし、さまざまなタイプのコーナーが配置され、グリップの低いコースは、バルセロナと全く違いますが、僕らがそれに対応できるか次第です。この3か月間ずっとレースに飢えていたので、再びレースをするのが待ちきれないです。長いシーズンが始まります。ウイルスの問題はありますが、できるだけ多くレースができればと思っています」

    ダニール・クビアト(スクーデリア・アルファタウリ ホンダ)
    「ウインターテストでは多くの周回を重ねることができました。シーズンに向けての準備は整ったと思います。バルセロナではいいスタートが切れて、新しいマシンの特性を学び、新たなセットアップの方向性を多く試すことができました。オーストラリアとバーレーンの序盤2連戦でさらに多くのことが分かるはずなので、楽しみにしています。レギュレーションが継続しているので、中団チームにとってはトップへ挑むチャンスです。ただ、もちろん、中団同士での争いも今年はさらにタイトになるでしょう。とても面白い戦いが待っているはずなので、楽しみです。接戦でいいバトルが起きることを願っています。テストでの僕らの新型マシンの挙動は興味深いものでした。例年より2日少ないテストは大変でしたが、マシンの挙動をなるべく早く理解するためにさまざまなことを試して、大きな成果を得ました。僕らはみんなその変化に満足していますし、マシンのベストを引き出すために全力を尽くしました。昨年からは明らかな進歩がありますが、他と比較してどうなのかを見なければなりません。でも、マシンの感触からはいいポテンシャルを感じますし、それを引き出せるかは僕ら次第です。メルボルンでいよいよシーズンが始まります。毎年オーストラリアに行きますが、いつでも初めて来たときと同じようにエキサイティングな気持ちです。レースの興奮というのはいつでも特別なものなのです。昔ながらのコースは面白く、他とはかなり異なるので、いつもワクワクした気分で臨みます。バルセロナのような比較的スムーズな路面でのテストから、こうしたバンピーな公道コースでシーズンが始まるのは不思議な気分です。バンプは正しいセットアップを見つけづらくしますし、金曜日は路面がかなり汚れているのでさらに難しくなります。ただ、レースウイークが進めばラバーが載ってグリップは改善していきます。公道コースの中では高速になるので、走っていて楽しいですし、コーナーを攻めたり、うまく縁石を使ったりする感覚もいいものです」

    関連:2020年 F1オーストラリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • アルファタウリF1 「ホンダのF1エンジンはペナルティなしで乗り切れる」

    アルファタウリF1 「ホンダのF1エンジンはペナルティなしで乗り切れる」

    アルファタウリのF1チーム代表を務めるフランツ・トストは、ホンダのF1エンジンの改善の結果として、2020年シーズン全体をエンジンペナルティを受けることなく乗り切れると確信していると語る。

    2019年は、ホンダF1がアグレッシブな開発アプローチを採用したことによって4台のホンダのF1エンジンを搭載するマシンはグリッド降格ペナルティを受けたが、フランツ・トストは今シーズンはその繰り返しにはならないと主張する。

    ホンダのF1エンジンがペナルティを発生させずに1年を乗り切ることは現実的な目標かと質問されたフランツ・トストは「イエス。私はそう思っている」とコメント。

    「我々はまだマシンに同じエンジンを搭載しているし、すべてが故障するなくフィニッシュできたことは、我々が最初に果たした大きなステップのひとつだ」

    「以前、我々はテスト中に常にパワーユニットを交換していたが、これまではそうではない」

    フランツ・トストは、2020年のホンダの最新のF1パワーユニットは、前年モデルと比較して“大きなステップアップ”を果たしていると確信しているが、潜在的なパフォーマンスの向上を完全に理解するにはいくつかのレースが必要だと強調する。

    「これは大きなステップだった。我々は彼らと3年間一緒に仕事をしている」とフランツ・トストは説明する。

    「パワーユニットがモノコックにどのように取り付けられているかに目を向ければ、1年目と比較してそこには大きな違いがある」

    「すべてが最適化されている。電気ボックスからウォーターポンプ、オイルポンプに至るまで、あらゆる種類のものが、重心を向上させ、より優れた重量配分を実現している」

    「これはもちろん役立つ。パフォーマンスの差別化要因であり、彼らは信頼性の側面とパフォーマンスの側面からも大きな前進を遂げている」

    「どれくらいか? それは2~3戦後にわかるだろう。他チームがどれくらい進歩を果たしているかはわらかないからね。比較する必要があるし、そのためには2~3戦が必要だ」

  • ダニール・クビアト 「AT01の感触からはいいポテンシャルを感じる」

    ダニール・クビアト 「AT01の感触からはいいポテンシャルを感じる」

    アルファタウリ・ホンダのF1ドライバーであるダニール・クビアトが、2020年のF1世界選手権の開幕戦となるF1オーストラリアGPへの意気込みと舞台となるアルバート・パーク・サーキットについて語った。

    昨年、トロロッソでF1復帰を果たしたダニール・クビアトは、F1ドイツGPで3位表彰台を獲得するなど高いレベルでパフォーマンスを発揮。今年も新生アルファタウリ・ホンダのF1ドライバーとしてシーズンを迎える。

    「ウインターテストでは多くの周回を重ねることができた。シーズンに向けての準備は整ったと思う。バルセロナではいいスタートが切れて、新しいマシンの特性を学び、新たなセットアップの方向性を多く試すことができた。オーストラリアとバーレーンの序盤2連戦でさらに多くのことが分かるはずなので、楽しみにしている」とダニール・クビアトはコメント。

    「レギュレーションが継続しているので、中団チームにとってはトップへ挑むチャンスだ。ただ、もちろん、中団同士での争いも今年はさらにタイトになるだろう。とても面白い戦いが待っているはずなので、楽しみだ。接戦でいいバトルが起きることを願っている」

    「テストでの僕らの新型マシンの挙動は興味深いものだった。例年より2日少ないテストは大変だったが、マシンの挙動をなるべく早く理解するためにさまざまなことを試して、大きな成果を得た。僕らはみんなその変化に満足しているし、マシンのベストを引き出すために全力を尽くした。昨年からは明らかな進歩があるが、他と比較してどうなのかを見なければならない。でも、マシンの感触からはいいポテンシャルを感じるし、それを引き出せるかは僕ら次第だ」

    「メルボルンでいよいよシーズンが始まる。毎年オーストラリアに行くけど、いつでも初めて来たときと同じようにエキサイティングな気持ちになる。レースの興奮というのはいつでも特別なものだ。昔ながらのコースは面白く、他とはかなり異なるので、いつもワクワクした気分で臨む」

    「バルセロナのような比較的スムーズな路面でのテストから、こうしたバンピーな公道コースでシーズンが始まるのは不思議な気分だ。バンプは正しいセットアップを見つけづらくするし、金曜日は路面がかなり汚れているのでさらに難しくなる。ただ、レースウイークが進めばラバーが載ってグリップは改善していく。公道コースの中では高速になるので、走っていて楽しいし、コーナーを攻めたり、うまく縁石を使ったりする感覚もいいものだ」

  • ホンダF1 「信頼性とパフォーマンスにポジティブな手ごたえを得ている」

    ホンダF1 「信頼性とパフォーマンスにポジティブな手ごたえを得ている」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2020年のF1世界選手権の開幕戦オーストラリアGPにむけての意気込みを語った。

    高速の市街地サーキットは、2チームの今年の立ち位置を確認するのに最適であり、土曜日に行われる予選が本番でのパフォーマンスを確認する最初の機会になるだろう。昨年のオーストラリアでは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが3位表彰台を獲得したが、今年はそれ以上の成績を目指す。

    25年の歴史があり、コース沿いに木が茂るこのサーキットは、レースウイークを通じでスリップしやすいが、どのチームがトップでシーズンの幕開けを飾るか、世界中の関心が集まる見逃せないレースになる。

    「いよいよ2020年のF1グランプリ開幕戦が、今週末にオーストラリアで開催されます。例年のことですが、オフシーズンはアッと言う間に過ぎ去っていったような気がしています」と田辺豊治はコメント。

    「ここまで、スクーデリア・アルファタウリとは3年目、アストンマーティン・レッドブル・レーシングとは2年目となる今シーズンに向けて、SakuraとMilton Keynesのメンバーはその2つのチームと一緒に懸命の準備を進めてきました。昨年までの土台を基にPUの信頼性向上とパフォーマンスアップ、また車体のパッケージのさらなる進化を目指して開発を行っています。先日バルセロナで行われた6日間のテストでは PUと車体ともども、信頼性、パフォーマンスに対してポジティブな手ごたえを得ており、まずはここまでのメンバー全員の努力に感謝したいと思います」

    「今年は昨年からテクニカルな部分でのレギュレーションの変更がないため、各チーム間で激しい戦いが繰り広げられるシーズンになると想定しています。昨年はホンダにとって2015年のF1復帰以降初勝利や初表彰台を獲得し、両チームと一緒に確実な前進を見せ ることができましたが、今年はさらなる進歩を遂げ、2つのチームそれぞれが昨年以上の成績を挙げることを目指して戦います」

    「どんなときでも、皆さんの応援が我々の力になっています。今年もぜひとも熱い応援をよろしくお願いいたします」

    「最後に、一連のコロナウイルスの問題について、ホンダとしても公衆衛生および従業員の健康・安全を最優先とし、人や物の移動、勤務形態などについてさまざまな対応を重ねてきました。多くの検討を重ねた上で、開幕戦の開催を決定した主催者および FIA、F1などの判断を尊重しており、その意向に従っていく次第です。先行きの見えない状況ではありますが、臨機応変に状況に対応しながら、プロジェクトに取り組んでいきます」

    関連:2020年 F1オーストラリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ピエール・ガスリー 「序盤戦にむけた準備はかなり整っている」

    ピエール・ガスリー 「序盤戦にむけた準備はかなり整っている」

    アルファタウリ・ホンダのF1ドライバーであるピエール・ガスリーが、2020年のF1世界選手権の開幕戦となるF1オーストラリアGPへの意気込みと舞台となるアルバート・パーク・サーキットについて語った。

    昨年、レッドブルのF1ドライバーとしてシーズンを迎えたピエール・ガスリーだが、夏休み後にトロロッソに降格。だが、古巣でパフォーマンスを取り戻したガスリーは、F1ブラジルGPで2位表彰台を獲得するなど、好調でシーズンを終えた。

    今年、アルファタウリに名前を変えたチームでシーズンを迎えることになったピエール・ガスリーは、序盤戦にむけてポジティブな感触を得ていると語る。
    「過去に比べてテストの日数が2日間少なかったけど、バルセロナテストはうまくいったし、全体として最初の数レースの準備はかなり整っていると思う。僕たちはAT01の初期の理解を深めることができた」とピエール・ガスリーはコメント。

    「ガレージで少し時間を過ごしたある朝を除いて、走行時間にほぼ中断はなかった。信頼性は非常に良好で、パフォーマンスは適切な領域にあるようだ。今年僕たちが設定した目標を達成するためにはまだマシンでやるべきことがたくさんあるけど、シーズン開幕に向けてとてもポジティブだ」

    「レギュレーションがしばらく安定していることによって、全体的に信頼性が以前よりも向上しているのは事実だけど、それでも複雑なプロセスだ。たとえば、3基のパワーユニットだけでシーズン全体を走らなければならない。そうしないとペナルティが発生しる。それは、すべてのレースでPUをどれだけプッシュできるかに影響を与える。すべてのマニュファクチャラーにとって、シーズンを通して競争力を持って走ることは課題だ。現時点では到達したレベルに満足している。マシンは改善したけど、2020年にやりたいことを本当にできるようにするには、さらにパフォーマンスを見つける必要がある。昨年に比べて空力に関しては一歩前進したけど、シーズンを通してもっと多くのポテンシャルがあることはわかっている」

    「オーストラリアではもう少し明確なアイデアが得られるだろう。テストは単なるテストだし、アルバート・パークのトラックはバルセロナとは非常に異なるからね。ストリートトラックで、グリップレベルが非常に低く、非常にバンピーなので、冬季テストとはまた違った勢力図が示される場合がありる。はっきりしているのは、ミッドフィールドが再び非常にタイトになり、昨年よりも少し拮抗するということだ」

    「メルボルンはユニークなイベントだ。初レースだし、全員が長い間それを待ち望んでいた。『全員でズボンを落として、自分たちが持っているものをみんなに見せるときだ!』と言えるかもね! 全員がが完全に全開で走るのは初めてだし、ほとんどグリップのないコーナーの組み合わせはバルセロナとは大きな変化だけど、それに適応するかは僕たち次第だ。過去3か月間、レースをとても恋しく思っていたので、再びレースをするのは本当に楽しみにしている。長いシーズンになるし、現在のウイルスの状況を考えれば、できるだけ多くのレースができることを願っている」

    関連:2020年 F1オーストラリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ホンダF1、2020年シーズン動画『静寂がパワーを生み出す』を公開

    ホンダF1、2020年シーズン動画『静寂がパワーを生み出す』を公開

    ホンダF1は、2020年のF1世界選手権の開幕を目前に控え、スペシャル動画『静寂がパワーを生み出す』を公開した。

    ホンダF1は2020年のF1世界選手権でも2チーム・4台のマシンにエンジンを供給。レッドブル・レーシングはマックス・フェルスタッペンとアレクサンダー・アルボン、新生アルファタウリ・ホンダはピエール・ガスリーとダニール・クビアトが引き続きドライバーを務める。

    2月に行われたF1プレシーズンテストでは、6日間をほぼノートラブルで合計&合計1549周を走破した。今年はレッドブル・ホンダでのタイトル獲得が期待されている。

    今週末の開幕戦F1オーストラリアGPを控え、ホンダF1は『静寂がパワーを生み出す』と題した動画を公開。動画にはホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が珍しく作業着姿で登場する。

    「当社のエンジニアは細心の注意を払っている。集中。ファクトリーの静寂の中で、彼らは静かに、そして系統的にテスト、微調整、そして、ホンダのパワーユニットのすべての部分を調整し、100分の1秒ごとに絞りだす。すべての100分の1秒が重要だからだ。彼らは容赦ない。彼らはハングリーだ。 彼らは過小評価されるべきではない。静寂がパワーを生み出す」