カテゴリー: スクーデリア・アルファタウリ

  • ホンダF1:2020年 第1戦 オーストリアGP 金曜フリー走行レポート

    ホンダF1:2020年 第1戦 オーストリアGP 金曜フリー走行レポート

    F1世界選手権がついに再開し、F1オーストリアGPがレッドブル・リンクで開幕した。初日は2回のフリー走行セッションが行われ、ホンダF1のパワーユニット(PU)は一日を通じて順調に機能した。

    現地時間11時にピットレーンがオープンし、FP1がスタート。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中断が長引いていたF1だが、これが2020年シーズン初の公式走行となった。

    ホンダのF1パワーユニットを搭載するレッドブル・レーシング、アルファタウリ・ホンダともに、日曜日の決勝に向けた準備に注力し、システムチェックや新パーツのテストなどを行った。

    サーキット名の通り、レッドブル・グループにとってはホームレースとなる今大会、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンはP1で3番手タイムをマーク。チームメートのアレクサンダー・アルボンが、約0.3秒差で7番手につけた。

    アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーとダニール・クビアトは、16番手と19番手にとどまったが、ガスリーのタイムは10番手とわずか約0.5秒差で、最初のセッションとしては上々の手応えを得ることができた。

    午後のP2では、フェルスタッペンが途中スピンを喫した影響もありトップ3から約0.3秒差の8番手。この日は多くのドライバーが、限界を探って走行していたためか、他にもスピンするマシンが続出。アルボンもターン1でコースアウトを喫し、13番手でこのセッションを終えた。

    クビアトも同様にスピンを喫したが、自己ベストタイムを更新し、アルボンを0.01秒上回って12番手。ガスリーは17番手となった。

    明日の予選は、いよいよ今季初の真剣勝負の場となる。初日で収集した大量のデータを解析し、さらなる戦闘力向上へ取り組んでいく。

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「いよいよ待ちわびていたオーストリアGPが始まりました。ライバルのマシンとともに我々のマシンがサーキットを走る姿を見られることを素直にうれしく思っています。今回レースを開催するにあたってパドック内の行動には多くの制約があります。2チームに分かれる我々のメンバーが直接コンタクトできないなどやや不便な部分もありますが、普段と変わらずマシンを少しでも速く走らせるために作業を進めています。
    また、サーキットには今までとは大きく異なる光景が広がっています。グランドスタンドをはじめ、全くファンの皆さんの姿がないのはとても寂しく感じます。今日のセッションはPUサイドとしては4台ともに大きな問題なくスムーズな一日でした。さらにセットアップを煮詰め、明日以降の予選と決勝に臨みたいと思います」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「再びマシンに乗れていい気分だったし、最初の数周ですんなりリズムに乗れた。全体的にいい一日だったと思う」とマックス・フェルスタッペンはコメント。マシンのハンドリングはよかったし、長期の中断明けですから周回数をこなせたことにも満足している。プッシュしていたラップでフロントウイングを破損して別のものに交換しなければならなかったので、今日のラップタイムは何かを表したものではない。少しアグレッシブにいきすぎたようで、スピンとコースオフを喫してしまったが、大きな問題はあなかった。このサーキットでは縁石が特徴的で、みんな条件は一緒だが、黄色の縁石でフロントウイングを傷めやすいので、注意が必要だ。僕らは自信を持っているし、まだ向上の余地もあるが、今日はいい感じだったので、明日が楽しみだ」

    アレクサンダー・アルボン(レッドブル・レーシング)
    「今日はまずまずよかったと感じているし、マシンに戻ってこられてうれしい。問題なくシーズンが再開できてよかったし、エキサイティングな気持ちだが、みんなスムーズに走行へ入っていけたことには驚いた。これだけの量を走行するのはかなり久しぶりだったので、明日に向けた確認事項が多くあった。まだすべきことがいくつかあるし、ドライビングもセットアップも伸びしろがあるので、明日どうなるか見ていく必要はあるが、何をすべきかは分かっている。このサーキットでは、限界まで攻めると縁石でフロントウイングを破損する危険性があるので、あまり激しく当てないようにしなければならない。マシンの感触はいいので、明日が楽しみだ」

    ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
    「FP1は僕たちにとっては難しいセッションになった。マシンがきちんと動作する領域に満足できなかったが、FP2でマシンを改善できたのでよかったし、一歩前進することができた。今夜やるべきことがまだあるが、まだまだ明日に向けてマシンの改善点を発見することができると思う」

    ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    「長い中断を挟んで、またマシンを走らせることができてとてもうれしい。今日はエキサイティングな一日で、かなりの周回数を走行できた。パフォーマンスの面では、まだマシンの習熟を進めなければならない段階なので、苦戦することは予想できていた。残念ながら、ソフトタイヤでの走行はトラフィックにあってクリアラップを取れなかったが、ダニー(クビアト)は大丈夫だったので、一日で多くのデータを収集できた。明日の予選に向けて全力で取り組んでいく」

  • アルファタウリ・ホンダF1 「フロントエンドのグリップが不足している」

    アルファタウリ・ホンダF1 「フロントエンドのグリップが不足している」

    アルファタウリ・ホンダF1の車両パフォーマンス責任者を務めるギヨーム・デゾテウスが、F1オーストリアGP初日のフリー走行を振り返り、現時点でのマシンの状況について語った。

    昨年コンストラクターズ選手権を6位で終え、今年からアルファタウリというチーム名と新カラーリングで装いを新たにしたチームは初日のフリー走行で苦戦を強いられた。

    午前中のFP1をピエール・ガスリーが16番手、ダニール・クビアトが19位と低迷したアルファタウリ・ホンダF1は、午後のFP2でクビアトが12番手と持ち直したものの、ガスリーは17番手で終了。
    アルファタウリ・ホンダF1の車両パフォーマンス責任者を務めるギヨーム・デゾテウスは、フロントエンドのグリップを課題に挙げた。

    「今日は最初のプラクティスで困難を抱えていた。いくつかオペレーションの問題があり、適切なマシンバランスを見つけることにも苦労した」と

    「序盤には路面も濡れているなど、天候も助けにはならなかった。セッション間にいくつかセットアップ調整を行った後、午後にマシンは大幅に改善したし、ドライバーたちもより満足していた」

    「だが、我々はまだフロントタイヤに非常に厳しいセクター3でフロントエンドのグリップが不足している。すべてのデータを分析して競争力の観点で自分たちがどの位置にいるのかを理解する必要がある」

    「ミッドフィールドは再びタイトに見えるので、トップの場所を争うためにはマシンのあらゆる面を最適化する必要がある」

    「最後になるがレースに戻るのは素晴らしいことだったし、あらゆる衛生および安全対策によって追加された制約にあまり気を散らされるなく、ほぼ正常に運用できたと言わなければならない」

  • ピエール・ガスリー 「まだマシンの習熟を進めている段階」

    ピエール・ガスリー 「まだマシンの習熟を進めている段階」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、F1オーストリアGP初日のフリー走行を終え、「まだマシンの習熟を進めている段階」だと語った。

    フリー走行1回目でピエール・ガスリー16番手に留まったが、ガスリーのタイムは10番手とわずか約0.5秒差で、最初のセッションとしては上々の手応えを得ることができた。午後のフリー走行2回目では17番手タイムにとどまったが、トラフィックでクリアラップを取れなかったことを要因に挙げた。

    「長い中断を挟んで、またマシンを走らせることができてとてもうれしい」とピエール・ガスリーはコメント。

    「今日はエキサイティングな一日で、かなりの周回数を走行できた。パフォーマンスの面では、まだマシンの習熟を進めなければならない段階なので、苦戦することは予想できていた」

    「残念ながら、ソフトタイヤでの走行はトラフィックにあってクリアラップを取れなかったが、ダニー(クビアト)は大丈夫だったので、一日で多くのデータを収集できた。明日の予選に向けて全力で取り組んでいく」

    関連:F1オーストリアGP フリー走行2回目:ハミルトン最速でメルセデスF1が1-2

  • ダニール・クビアト 「明日に向けてマシンの改善点を発見できると思う」

    ダニール・クビアト 「明日に向けてマシンの改善点を発見できると思う」

    アルファタウリ・ホンダF1のダニール・クビアトは、F1オーストリアGP初日のフリー走行を終えて「明日に向けてマシンの改善点を発見できると思う」と語った。

    フリー走行1回目では19番手と事実上の最下位に沈んだダニール・クビアト。だが、フリー走行2回目では立て直し、スピンを喫したものの、自己ベストタイムを更新し、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンを0.01秒上回って12番手でセッションを終えた。

    「FP1は僕たちにとっては難しいセッションになった」とダニール・クビアトはコメント。

    「マシンがきちんと動作する領域に満足できなかったが、FP2でマシンを改善できたのでよかったし、一歩前進することができた。今夜やるべきことがまだあるが、まだまだ明日に向けてマシンの改善点を発見することができると思う」

    関連:F1オーストリアGP フリー走行2回目:ハミルトン最速でメルセデスF1が1-2

  • ホンダF1:2020年 第1戦 オーストリアGP プレビュー

    ホンダF1:2020年 第1戦 オーストリアGP プレビュー

    ホンダF1は、2020年のF1世界選手権の開幕戦オーストリアGPをレッドブル・レーシング、アルファタウリ・ホンダの2チーム4台体制で戦う。

    ホンダF1にとって13年ぶりのF1勝利となった2019年のオーストリアGPは、大きな節目となった。マックス・フェルスタッペンはRB15でシーズン随一のドライビングをみせ、見事に優勝。マックスとともにホンダF1のテクニカルディレクターである田辺豊治が表彰台に上がり、コンストラクターズトロフィーを受け取ったことは、決して忘れることのできない、誇らしい瞬間だった。

    グランプリの中でも、最も美しい舞台の一つであるレッドブル・リンクで、ホンダF1はもう一度全力を尽くして準備に取り組む。シーズンで全長が短いコースなので、ガレージのスタッフとピットクルーは気を抜けない。高速コーナーとロングストレートで構成されたコースだけに、パワーユニットはフル稼働し続ける。2020年、再びレッドブル・リンクにホンダのエンジンサウンドが響き渡ることを期待している。

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「当初開幕戦となるはずだった3月のオーストラリアGPが走行中止になって以降、長い期間を経て、再びサーキットに戻れることをホンダのメンバー一同が非常にうれしく思っています。この中断期間中には、急きょ改定されたF1レギュレーションにともない、日本のHRD Sakuraと英国ミルトンキーンズでファクトリーシャットダウンを実施しました。その期間を除き、我々はパワーユニットの開発を継続し、今回の2020年初戦に向けた準備を進めてきました。このレースで使用するパワーユニットはオーストラリアで使用する予定だったものから、信頼性とパフォーマンス両面でのアップデートが施された仕様になります。いまだにウィルス感染が収まりきっていない状況下でここから欧州各地を転戦する戦いが始まります。レースを確実に実施するためにはメンバー・関係者の安全が最優先となることはいうまでもなく、そのために各チームともに参加人数を最低限とし、F1が定めた感染防止ルールに従いレース運営を進めていきます。ホンダにおいても、マシンを走行させるのに必要なエンジニア・メカニックといった要員は通常時と同人数が帯同するものの、マーケティングや広報、一部のマネジメントといった間接スタッフは帯同せず、リモートでオペレーションを行う形になります。レース帯同メンバーは2つのパートナーチームと共にそれぞれ行動し、同じホンダ内であっても担当チームが異なるメンバー同士では接触しないかたちでレース運営を行います。第1戦、第2戦が同じオーストリアのレッドブル・リンクで行われるため、移動の負担はいくらか軽減されますが、多くの制約をともなう形での3週連続のレース開催は、精神的・肉体的にもタフなものになると考えています。開幕の地となるオーストリアのレッドブル・リンクは、昨年ホンダがF1復帰後初優勝を挙げた地で、我々にとって相性のいいサーキットです。今年はレッドブル・レーシング、アルファタウリ・ホンダ共にシーズン通して昨年よりもさらに上の成績を目指して戦いますので、その目標に向かって勢いをつけるべく、開幕戦で好成績を挙げられるようにチーム一丸となって挑みます」

    クリスチャン・ホーナー(レッドブル・レーシング チーム代表)
    「レッドブル・リンクは、パンデミックの影響でレースが減少していく中で、早期からF1再開に向けて取り組んでいました。ディートリヒ・マテシッツ氏(レッドブル創業者)とレッドブル社に感謝しています。私たちはプロモーターと密接に協力して、このレースを実現させるための努力をしてきました。F1を運営しているリバティメディアの皆さんが、F1再開のために適切かつ安全な環境を提供し、またオーストリアで2週連続のレース開催するために、多大な努力をされてきたおかげで、私たちはホームでのレースウイークを迎えることができました。F1や開催国では、スタッフや全メンバーの感染対策に大きな力を注いでおり、チームは基本的に外部との接触を断った「ソーシャル・バブル」の中で仕事をすることになります。それぞれのチームは別々のホテルに宿泊しますし、ホスピタリティチームもレースには参加しません。ピットウォールでのセッション中はフェイスマスクを着用します。通常のレース前のグリッドや表彰台でのセレモニーなどは行われませんので、これまでとは異なるレースになるでしょうが、安全な環境を作るためです。さらに、レースの過程でもコロナウイルスの検査が実施されます。感染対策は徹底していて、安全で管理された環境が整っています。いよいよレースが再開されますが、メルボルンでの出来事は今となってはとても昔のことのように感じています。本来であればシーズンが中盤に差しかかる時期に、ようやく再開すると考えると、ちょっと不思議な感じがします。F1チームが2カ月半も休止状態になる異常事態で、その期間中にもチームの感覚を維持する必要は当然のこととしてありました。そのため、最新の情報をチームに伝えることはもちろん、オンラインでのフィットネス・クラス、金曜日の夜のクイズ大会、スタッフが私に質問できるタウンホール・ミーティングなど、ドライバーとチーム・メンバーとの関わりを維持する活動などを行いました。この活動は、先行きが不透明な時期には非常に重要なものでした。またロックダウン中は、チームを超えた調整作業が多く行われており、個々のチームだけでなく、F1全体の利益になるような解決策を見つけようとする仲間意識がありました。新しいレギュレーションの導入を遅らせることや、コスト制限の上限を下げることなどを決定しました。危機的状況に陥ったときはチーム同士の連携が非常に重要です。レース再開後は、活動が制限されるので微調整が必要になるでしょう。2022年に向けた新しいレギュレーションにあるコスト規制については、全く新しいものであり、今後さらに詳細が決定されると思います。去年の11月以来、7カ月間もレースをしていなかった状態から、一気にレースが再開されます。今回のように短期間に多くのレースが連続する場合、マシンの信頼性が重要になってきます。多くのレースが行われるので、関係者全員にとって厳しい時期になるでしょう。再開直後は激しい展開もあるでしょうし、私たちはチャンスを最大限に活かすことが重要になってきます。今年は異例の幕開けとなりますが、過去6年、圧倒的な強さを誇るメルセデスに挑戦するためには、それが必要なことなのかもしれません。フィルミングデーでマシンを確認することができたのはすばらしいことでした。なんのためにここまで頑張ってきたのか、自分たちの目標はなんなのかを思い出させてくれました。レースがスタートすれば、マシンとレースに集中することになります。すべてはコース上でなにが起こるかにかかっていると思っています。2020年はすばらしいシーズンになると思います。もちろん、ドライバーたちはレースの感覚が鈍った部分もあるかもしれませんが、彼らはプロですから、すぐに克服できるでしょう。レースは激しいものになるでしょうし、これまでとは少し違ったプレッシャーとダイナミクスがもたらされると思います。レースをとても楽しみにしていますし、チームは2013年以来の総合優勝を目指しています。開幕戦は全員が同じ条件で臨むことになるので、マックス・フェルスタッペンのプレッシャーは例年と変わらないと思います。シーズン前のテストではメルセデスが依然として好調でしたが、今年の私たちのマシンにはポテンシャルがあると感じていますし、期待しています。私は心からドライバーたちを信じ、勝利を祈っています。私たちは非常に強いチームです。メルセデスに挑戦するための設備とツールで、今年は勝利に導きたいと考えています。忘れられがちですが、アレクサンダー・アルボンは、F1ではまだ2年目のシーズンです。しかも、昨年はシーズン途中に移籍し、見事な活躍をみせました。彼はプレッシャーにとても強いように見えますし、昨シーズンの成績をさらに伸ばしてくれると思います。彼にはチャンスが巡ってくるでしょう。今年はさまざまな面からも、とても期待しています。シーズン前に行われたザントフォールトとバルセロナでのテストやモントリオールでの結果を踏まえ、マシンはさらにアップデートが行われています。シャットダウン後に得られた情報はすべてマシンに反映され、シャットダウン前に準備されていた状態から進化しているでしょう。ほかのチームもそうだと思います。私たちがオーストリアでどのポジションにいるかはまだ分かりません。また、PUのアップグレードもされています。6月初旬にファクトリーが再開されて以来、時間と勝負をしながら、マシンのあらゆる面で努力を重ねてきました。ホンダとの関係は2年目に入り、チーム内での一体感が増してきました。ホンダのデビューシーズンだった昨年は3勝を挙げましたが、今年はそれ以上を期待しています。彼らは私たちと同じ野心を持っています。オフシーズン中も懸命に開発を続け、もちろん今年はより高い目標を持って臨んでくれています。PUはマシンの重要な部分であり、ホンダは私たちが前進し、シリーズ制覇に挑戦するための重要なパートナーです」

    関連:2020年 F1オーストリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • アルファタウリ・ホンダF1:2020年 第1戦 F1オーストリアGP プレビュー

    アルファタウリ・ホンダF1:2020年 第1戦 F1オーストリアGP プレビュー

    アルファタウリ・ホンダF1は、2020年のF1世界選手権の開幕戦オーストリアGPにピエール・ガスリー、ダニール・クビアトという布陣で挑む。

    昨年、トロロッソとして2回の表彰台を獲得したチームは、今年からレッドブルの衣料ブランドを宣伝するためにアルファタウリへとチーム名を変更。新たなネイビー&ホワイトのカラーリングへの変更は好評で、2020年F1マシン『AT01』はF1公式サイトのファン投票で“最も格好いいカラーリング”に選ばれている。

    ホンダF1とのパートナーシップも3年目を迎えて円熟味を増しており、ミッドフィールドでの拮抗したバトルが期待される。

    ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    「オーストラリアGPが中止になったあと、第2戦が行われるバーレーンへ移動する前にドバイに寄り、様子を見るために2~3日滞在しようと思っていた。しかし、イタリアの空港が閉鎖されて戻ることができず、フランスに戻って家族を危険にさらしたくないという気持ちもあった。そこで、トレーナーと共にドバイに滞在することを決断し、2カ月間の合宿を行った。ドバイではヨーロッパ同様の規制が敷かれ、外出時にはマスクと手袋の着用が義務付けられていた。結局、5月中旬にフランスに戻らなかったが、その際ドバイの空港は人気がなく閑散としていて、フランスへの直行便が飛んでいなかったのでドイツのフランクフルトを経由せざるを得なかった。なにもかもが遅れ、電車にも乗り遅れてしまい、家に帰るために7時間も車を運転した。それでも普段はなかなか会えない家族と時間を過ごせたのはよかった。いつもは数日おきに飛行機に乗って移動するため、こんなに長い休みを取れない。10歳くらいの頃から、2カ月以上同じ場所で過ごしたことがなかったので。ドバイでは60日中58日くらいはトレーニングをしていたので、肉体的には今までで最高の状態にある。時々、友人とオンラインゲームをしたり、イタリア語を磨こうとオンラインレッスンを受けたりしていた。その他には船の免許を取るための勉強や、レーシングカート、ゴルフなどをしていた。フランスの自宅に戻ってからもカートは続けていたし、バーチャルでF1やルマンのレースにも参加した。とても楽しく充実した時間を過ごせた。もちろんチームとも連絡を取っており、毎週チーム代表のフランツ(トスト)やエンジニアと話していた。そしてようやく6月末のフィルミングデーにイモラ・サーキットでリアルなF1マシンをドライブすることができた。最初に2018年のマシンに乗り、次に今年のマシンをドライブした。イモラで最後にレースをしたのは12年だが、僕のお気に入りのサーキットだ。その地でマシンを走らせることができて最高にハッピーだった。レースの興奮、競り合い、スピードが恋しい。レースが再開されるのは最高の気分だ。これからは毎週のようにレースが行われるので忙しくなるだろう。今はそのことにワクワクしている。最初の数レースが無観客で行われるのは残念だが、シーズンをできる限り早く、そして安全にスタートすることを優先したのだと思う。あと数カ月で事態が改善することを期待している。安全面では万全の措置が取られるだろう。移動や人との会話においては厳格に制限されていて、健康面ではしっかりと管理されている。一筋縄ではいかないが、必要な予防措置はすべて講じている。僕たちドライバーがマシンをドライブしている場面は今までと全く変わらないでしょう。しかし、その裏側ではさまざまな対応が行われている」

    ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
    「メルボルンでのレースが中止になり、できるだけ早く帰国し、大変な時期を家で過ごしたいと思った。帰るとすぐにロックダウンが始まったので、モナコの自宅で自主隔離生活を送った。なにもせずにただ座っているのではなく、スポーツなど、なにかできることをやろうとした。ある面ではそれほど悪い状況ではなかっただろう。実際、いつもよりも少し多く眠ることができたからね。しかし、しばらくすると日々は単調なものになった。F1から離れていた1年間を除き、最も長い期間、実際のレーシングカーをドライブしていない。5月初旬にカートコースが再開すると、すぐに向かった。うれしくてたくさん運転した。ドライビングやレースの感覚を確認するのに役立ったし、楽しかった。ロックダウン中もエンジニアのマッティア(スピニ)とは連絡を取り合っていた。実は家に小さなシミュレーターがあり、彼とは何度か一緒に予選のシミュレーションをした。iPadで彼と繋がって予選のセッションを行ったけど、実際のサーキットを走っているかのように話しかけてくれた。それが僕たちにできる最善の方法だった。他のF1ドライバーの多くもシミュレーションレースをやっていたのを知っている。ただ、実際のマシンを運転しているようには感じられず、正直なところ僕には向いていなかった。移動制限があるためイギリスへ行ってチームのシミュレーターを使うことができていないけど、2~3週後には状況は改善していると願っている。実際のレースや今シーズンの展開については、レースごとに判断していくことになるだろう。大会の運営側が安全だと判断した場所でレースをしていく。大会の管理状況や運営カレンダーを信頼しているし、不測の事態が起こらないことを願っている。コース上でのマスクの着用について、先日のフィルミングデーでも同じような状況で作業を行ったが、ヘイローが導入されたときのようにすぐに慣れると思う。あとは無観客レースにも慣れる必要がある。無人の観客席は奇妙に感じるだろう。どんなスポーツでも観衆は大事だからね。この状況をどう乗り切るかについてはなんともいえない。トラックデータは、冬のバルセロナのものしかない。オーストリアのレッドブル・リンクに向けてしっかりと計画を立てて臨むことになるだろう。レッドブル・リンクは好きなサーキットだ。高速コーナーが多い伝統的なレイアウトで、ここでのレースは楽しい。ダブルヘッダーなので、長い間サーキットにいることになるだろう。田園地帯の素敵な場所で、新鮮な空気の中でトレーニングをすることができる」

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「当初開幕戦となるはずだった3月のオーストラリアGPが走行中止になって以降、長い期間を経て、再びサーキットに戻れることをホンダのメンバー一同が非常にうれしく思っています。この中断期間中には、急きょ改定されたF1レギュレーションにともない、日本のHRD Sakuraと英国ミルトンキーンズでファクトリーシャットダウンを実施しました。その期間を除き、我々はパワーユニットの開発を継続し、今回の2020年初戦に向けた準備を進めてきました。このレースで使用するパワーユニットはオーストラリアで使用する予定だったものから、信頼性とパフォーマンス両面でのアップデートが施された仕様になります。いまだにウィルス感染が収まりきっていない状況下でここから欧州各地を転戦する戦いが始まります。レースを確実に実施するためにはメンバー・関係者の安全が最優先となることはいうまでもなく、そのために各チームともに参加人数を最低限とし、F1が定めた感染防止ルールに従いレース運営を進めていきます。ホンダにおいても、マシンを走行させるのに必要なエンジニア・メカニックといった要員は通常時と同人数が帯同するものの、マーケティングや広報、一部のマネジメントといった間接スタッフは帯同せず、リモートでオペレーションを行う形になります。レース帯同メンバーは2つのパートナーチームと共にそれぞれ行動し、同じホンダ内であっても担当チームが異なるメンバー同士では接触しないかたちでレース運営を行います。第1戦、第2戦が同じオーストリアのレッドブル・リンクで行われるため、移動の負担はいくらか軽減されますが、多くの制約をともなう形での3週連続のレース開催は、精神的・肉体的にもタフなものになると考えています。開幕の地となるオーストリアのレッドブル・リンクは、昨年ホンダがF1復帰後初優勝を挙げた地で、我々にとって相性のいいサーキットです。今年はレッドブル・レーシング、アルファタウリ・ホンダ共にシーズン通して昨年よりもさらに上の成績を目指して戦いますので、その目標に向かって勢いをつけるべく、開幕戦で好成績を挙げられるようにチーム一丸となって挑みます」

    関連:2020年 F1オーストリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ピエール・ガスリー F1オーストリアGP スペシャルヘルメット

    ピエール・ガスリー F1オーストリアGP スペシャルヘルメット

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、2020年のF1世界選手権の開幕戦オーストリアGPで着用するスペシャルヘルメットを公開した。

    ピエール・ガスリーは、新型コロナウイルスのパンデミックによる休止期間を利用して、シーズン再開時に着用するヘルメットのデザインをファンにTwitterで公募。

    メキシコの21歳のコミックアーティストであるLitzelArt(@LitzelArt)の作品が選ばれて、実際のヘルメットにペイントされた。

    発表に際してピエール・ガスリーは「これに決まったよ! LitzelArtのデザインに感謝しているよ。これがシーズン開幕戦で着用するヘルメットだ。まったく違った何か新しいものにしたかったんだ」とコメント。

    「すべてのデザインに感謝している。素晴らしいものがたくさんあった。残りのシーズンでみんなのアイデアをいくつか使わせてもらうよ!」

    2015年以降、F1の競技規則ではF1ドライバーが“実質的に同じ色合い”のヘルメットを着用することが義務付けられ、毎年1回限りの変更しか認められていなかったが、今年からそのルールは廃止される。

  • レッドブルF1首脳 「当然ながらアルファタウリよりレッドブルが優先」

    レッドブルF1首脳 「当然ながらアルファタウリよりレッドブルが優先」

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2つのF1チームの間に相乗効果はあるものの、アルファタウリがレッドブル・レーシングとまったく同じレベルで戦うことは決してないだろうと語る。

    今年2月、ヘルムート・マルコはトロロッソから改名したアルファタウリが“ジュニアチーム”から“姉妹チーム”に「アップグレード」されたと宣言していた。

    しかし、2021年には1憶4500億ドルまで引き下げられた予算上限が導入されることで、レッドブル・レーシングはいくらかお金を再配分しなければならなくなる。

    「理論的には良いアイデアだが、残念ながら実際には実行できない」とヘルムート・マルコは Auto Motor und Sport に説明した。

    「いろいろと相乗効果はあるが、2つのチームに同時にサービスを提供することはできないため、アルファタウリは常に遅れをとることになるだろう」

    「人員の削減により、これはさらに困難になる。レッドブルはその技術的な設備のおかげで、開発ステップをはるかに迅速に実装できる。それだけでもアルファタウリを遅れをとる」

    「2つのチームがあることには一定のアドバンテージはありますが、アルファタウリは勝利チームになれるほど大きくはない」

    予算上限の下では、ミルトンキーンズに本拠地を置くレッドブル・レーシングは、スタッフのサイズを大幅に削減する必要があると予想されているが、ヘルムート・マルコはそれを単純にファエンツァに本拠地を置くアルファタウリに再割り当てすることはできないと主張する。

    「結局のところ、我々はアルファタウリを収益性の高いビジネスにしたいと考えている。英国でのアルファタウリの運用は段階的に廃止されるのはそれが理由だ」

    「中期的には風洞は1つだけになる。もちろん、使用に関しては最初にレッドブルが優先される」

    「そして、イギリスとイタリアの2つの場所に問題がある。イギリス人は彼の島からそれほど簡単に離れない」

  • ホンダF1 「開幕戦で好成績を挙げられるようにチーム一丸となって挑む」

    ホンダF1 「開幕戦で好成績を挙げられるようにチーム一丸となって挑む」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2020年のF1世界選手権の開幕戦オーストリアGPにむけた意気込みを語った。

    「当初開幕戦となるはずだった3月のオーストラリアGPが走行中止になって以降、長い期間を経て、再びサーキットに戻れることをホンダのメンバー一同が非常にうれしく思っています」と田辺豊治はコメント。

    「この中断期間中には、急きょ改定されたF1レギュレーションにともない、日本のHRD Sakuraと英国ミルトンキーンズでファクトリーシャットダウンを実施しました。その期間を除き、我々はパワーユニットの開発を継続し、今回の2020年初戦に向けた準備を進めてきました。このレースで使用するパワーユニットはオーストラリアで使用する予定だったものから、信頼性とパフォーマンス両面でのアップデートが施された仕様になります」

    「いまだにウィルス感染が収まりきっていない状況下でここから欧州各地を転戦する戦いが始まります。レースを確実に実施するためにはメンバー・関係者の安全が最優先となることはいうまでもなく、そのために各チームともに参加人数を最低限とし、F1が定めた感染防止ルールに従いレース運営を進めていきます」

    「ホンダにおいても、マシンを走行させるのに必要なエンジニア・メカニックといった要員は通常時と同人数が帯同するものの、マーケティングや広報、一部のマネジメントといった間接スタッフは帯同せず、リモートでオペレーションを行う形になります。レース帯同メンバーは2つのパートナーチームと共にそれぞれ行動し、同じHonda内であっても担当チームが異なるメンバー同士では接触しないかたちでレース運営を行います。第1戦、第2戦が同じオーストリアのレッドブル・リンクで行われるため、移動の負担はいくらか軽減されますが、多くの制約をともなう形での3週連続のレース開催は、精神的・肉体的にもタフなものになると考えています」

    「開幕の地となるオーストリアのレッドブル・リンクは、昨年ホンダがF1復帰後初優勝を挙げた地で、我々にとって相性のいいサーキットです。今年はアストンマーティン・レッドブル・レーシング、スクデリア・アルファタウリと共にシーズン通して昨年よりもさらに上の成績を目指して戦いますので、その目標に向かって勢いをつけるべく、開幕戦で好成績を挙げられるようにチーム一丸となって挑みます」

    関連:2020年 F1オーストリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • アルファタウリ・ホンダF1と日本企業RDSの代表が開幕にむけてメッセージ

    アルファタウリ・ホンダF1と日本企業RDSの代表が開幕にむけてメッセージ

    2020年のF1世界選手権が7月3日に開幕する。F1チームのアルファタウリ・ホンダF1とパートナーシップを結ぶ株式会社RDSは、F1 2020年シーズンの開幕を前に両代表のメッセージを発表。新しいチャレンジのスタートと共に、最速の世界で生まれる先端技術を日常のモビリティへ落とし込み、誰もがボーダレスに移動できる社会に取り組んでいくと述べた。

    RDSは、「今日の理想を、未来の普通に。」をコンセプトに、新しいモノ作りのカタチを世界に発信する研究開発型の企業。

    これまでモータースポーツ、医療・福祉、最先端ロボットの開発など、多数の製品開発に携わってきた。

    また、冬季ソチ、平昌では、パラアスリートとギアを共同開発し、金メダルを含む計7個のメダル獲得に貢献。2017年からは、58歳で東京大会のメダル獲得を目指す車いす陸上の伊藤智也選手をテストドライバーに迎え、パーソナルデータをもとにした車いすレーサーの開発に着手した。そこで生まれた車いすレーサー『RDS WF01TR』、シーティングポジションの最適解を導き出す『RDS SS01』、身体データによりパーソナライズされた車いす『RDS WF01』は、イタリアの国際デザインコンペティション「A’ Design Award & Competition 2020」で優秀賞を獲得。伊藤選手も実戦で世界トップレベルのタイムを記録など、デザイン性とパフォーマンスを追求するプロダクト開発に取り組んでいる。

    なぜ、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダとRDSはパートナーシップを結ぶのか。F1は、モータースポーツの最高峰であるとともに、自動車業界における最先端研究開発の場でもある。そこで生み出された技術は、乗用車や街づくりのインフラなど様々な形で私たちの日常に落とし込まれている。

    RDSは、長年モータースポーツで培ってきた開発力をパラスポーツへと転換し、メダル獲得という新たなチャレンジに取り組んでいるが、モータースポーツもパラスポーツも、人の能力を最大限発揮するために、人の感覚や身体データを可視化し、マシンを調整していくことがパフォーマンスと密接に関係している。そして、そこで蓄積された技術は、新しい日常をつくるモビリティーに活かすことができる。

    昨年よりパートナーシップを結ぶ両社は、意見交換や情報発信など、より協力体制を強化することで、モビリティの可能性を世界に発信し、これからの時代の“移動”について取り組んでいく。

    アルファタウリ・ホンダF1とのスポンサー契約により、RDSのロゴは2020年F1マシン『AT01』のフロントウィングをはじめ、ガレージ、メディアウォール、ウェブサイト、チームシャツ、プレスペーパーに掲載される。

    フランツ・トスト (スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ F1チーム代表)
    ハイブリッドターボ時代に最高の結果を手にしたスクーデリア・アルファタウリ・ホンダより、RDSとの契約延長を温かく歓迎いたします。チームとRDSの双方は、常に卓越したデザイン、そしてパフォーマンスという哲学を共有しており、このパートナーシップの成功は、私達とRDSの杉原行里代表が手を取り合い築き上げてきた信頼があってこそ。お互いにとってとても意義のあるパートナーシップなのです。

    杉原行里 (株式会社RDS 代表取締役社長)
    スクーデリア・アルファタウリ・ホンダとのパートナーシップで、エキサイティングな舞台に参加できることを嬉しく思います。最速の世界で技術を追求するF1のマシンは、モータースポーツファンだけでなく、誰もが“いつか乗ってみたい”と思う憧れです。これはRDSが目指す未来に深く通ずるものがあります。A’ Design Award & Competition 2020で最優秀賞を獲得した『RDS WF01』は、障害をもった方だけでなく、誰もが“いつか乗ってみたい”と思う車いすを目指して開発しました。私たちのフィロソフィーでもある“かっこいい”モビリティは、様々な壁を超える、そしてモビリティの概念を変えることが出来ます。この先も、“誰もが乗ってみたい”と思うようなプロダクトを世に送り出し、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダとともに、世界にモビリティーの進化を発信していきたいと思っています。