カテゴリー: スクーデリア・アルファタウリ

  • ダニール・クビアト、ピットレーン速度違反で罰金 / F1イタリアGP

    ダニール・クビアト、ピットレーン速度違反で罰金 / F1イタリアGP

    F1イタリアGPのレーススチュワードは、ダニール・クビアトがフリー走行1回目にピットレーンの速度違反を犯したとしてアルファタウリ・ホンダに200万ユーロの罰金を科した。

    モンツァ・サーキットのピットレーンの最高速度は時速80kmに制限されているが、ダニール・クビアトはフリー走行1回目に時速1.1kmを超過した。

    F1イタリアGPのスチュワードは、F1競技規則の22条10項に則り、アルファタウリ・ホンダに200ユーロの罰金を科した。

    ダニール・クビアトは、FP1を4番手、FP2を7番手で終えた。

    第22条10項
    ピットレーンにおいて、競技会全体の間、80km/hの速度制限が適用される。しかしながら、FIA F1セーフティーデリゲートからの勧告があれば、レースディレクターがこれら制限値を変更できる。
    一切のプラクティス走行(フリー走行、予選)の間、速度制限を超えたドライバーのチームは、制限を超える各km/h毎に100ユーロ、最大で1,000ユーロまでの罰金が科せられる。

  • アルファタウリ、ホンダF1との50戦目を記念するロゴを掲載

    アルファタウリ、ホンダF1との50戦目を記念するロゴを掲載

    アルファタウリは、F1イタリアGPでトロロッソ時代から通算してホンダF1とのパートナーシップでの50戦目を記念したロゴをAT01に掲載する。

    2015年にマクラーレンのパートナーとしてF1復帰したホンダF1が、3年間で契約を解消。供給元がなくなったホンダにアプローチしたのが当時トロロッソと呼ばれていたアルファタウリだった。

    2018年にトロロッソとともに新たなパートナーシップを開始したホンダF1は、マクラーレン時代とは異なる自由に開発を任せられた環境のなかでパワーユニットのパフォーマンスと戦闘力をあげ、2019年からトップ3の一角であるレッドブルにもエンジン供給を開始。レッドブルとは復帰後初優勝も経験した。

    田辺豊治は今のホンダF1があるのはアルファタウリだと語る。

    「この2連戦は我々のパートナーチームであるスクーデリア・アルファタウリのホーム、イタリアで開催されます。特に今週末のイタリアGPは、ホンダにとってトロロッソ時代も含め彼らと一緒に戦う50戦目の節目のレースになります」

    「アルファタウリとは、2018年のパートナーシップ締結以降、ゼロからプロジェクトを開始し、ここまで2度表彰台を獲得するなど、着実な前進を見せてきました。今のホンダがあるのは彼らのおかげと言っても過言ではありません。イタリアらしい熱い情熱と温かさで我々を迎え入れ、ここまでともに歩んできてくれたアルファタウリに対し、ここで改めて感謝の意を伝えたいと思います。

    「今回はさまざまな意味で我々にとって大切なレースになります。2つのチームとともにいい結果を残せるよう、全力で週末に臨みます」

  • レッドブルF1首脳、角田裕毅のアルファタウリでの来季F1デビューを示唆

    レッドブルF1首脳、角田裕毅のアルファタウリでの来季F1デビューを示唆

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、アルファタウリ・ホンダF1のダニール・クビアトの将来は角田裕毅のF2での成績次第であることを認める。

    最近、ヘルムート・マルコはダニール・クビアトのパフォーマンスが“期待を下回っている”と警告。2021年にF2で活躍するホンダF1とレッドブルの育成ドライバーである角田裕毅と交代でチームを去る可能性が噂されている。

    ダニール・クビアトは、2021年のF1シートについて心配するべきかと質問あれたヘルムート・マルコは「まだシーズンを折り返していない段階なので推測するには時期尚早だ」と motorsport-magazin.comに語った。

    しかし、状況は角田裕毅がF2で成績に依存するかどうかと質問されたヘルムート・マルコは「おそらく」と認める。

    角田裕毅が2021年にF1デビューをするにはF1スーパーライセンスを取得する必要がある。

    「F2を4位でフィニッシュすれば、自動的に取得できる」とヘルムート・マルコは語る。

    「5位で終えれば、金曜日のセッションを2回行わなければならない」

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、角田裕毅のパフォーマンスを評価。2021年のF1デビューにむけて“良いポジションにいる”とし、9月か10月には決定する可能性があると示唆している。

    「すべては今後彼がレースでどれだけやれるかにかかっている。彼にはスーパーライセンスが必要だ」

    「最終的な決断はレッドブルが行うことになる。通常は9月か10月には決まることになるだろう」

  • アルファタウリ・ホンダF1、ホームレース2連戦に意気込み

    アルファタウリ・ホンダF1、ホームレース2連戦に意気込み

    イタリアに拠点を置くアルファタウリ・ホンダF1にとって、今週末のF1イタリアGP(モンツァ)と翌週のF1トスカーナGP(ムジェロ)は、ホームレース2連戦となる。

    ピエール・ガスリーは、モンツァの近くに住んでおり、ダニール・クビアトもジュニア時代をイタリアで過ごしているため、チーム全体にとって特別なに連戦となる。

    「モンツァではファンのことを恋しく思うはずだ」とピエール・ガスリーは語る。

    「ここは僕たちのチームのホームレースでもあるので、そこでの雰囲気は本当に特別なものだ。その次にムジェロでのレースがある。チームにとってホームレースが2度続くことになる。もちろんモンツァの近くに住んでいる僕にとってもホームレースだ」

    「この3連戦は特別なものになるでしょう。そしてその次のムジェロに行くのが待ちきれない。ムジェロのような初めてのサーキットでF1マシンを駆るのは常にエキサイティングな体験だ。チームはこのコースのデータを持っていないので、ドライバーもチームも皆、どんなコースなのかを見極めることになるだろう。スリリングなレイアウトだし、F1マシンで走ればなおさらだろう。僕は2013年にここでレースをしたけど、F1マシンだとまったく違う、印象的なコースになるだろう。特に2つの右カーブが超高速になるはずだ。F1マシンに何ができるかを実感できるコースだし、ドライビングの観点からもすばらしいコースになるだろう」

    ダニール・クビアトは「イタリアでレースをするのは大好きなので、本当にうれしい」と語る。

    「モンツァでは、コーナーでのダウンフォースとストレートスピードのバランスを探るのが定石だ。これも、金曜日に正しい方向性をつかめるかにかかっている」

    「そして、ムジェロはいい思い出がたくさんあり、かなり昔だがフォーミュラルノーでの優勝も経験した。僕は高速コーナーが大好きで、ムジェロには数多くある。とても面白いコースなのでドライビングも楽しく、一番印象に残っているサーキットといっても過言ではない。F1マシンでここを走るのはとても特別な経験になると思う。現代のマシンのダウンフォースレベルでドライブするのは最高だろうね」

    「再びの3連戦となるが、こうした新様式でのレースにも慣れていくはずだ。僕が目指すのはドライビングを楽しむことで、それがいい仕事になるということが変わるわけではない。もちろん、サーキットでファンの皆さんが作り出してくれる雰囲気は特別なもので、それが恋しいとは思うけど、いつの日か必ず戻ってくる。それまでは、マシンを走らせているとき以外の仕事が少なくなるので、ドライバーズルームでギターの練習時間を多くとれるね(笑)」

  • ホンダF1 田辺豊治TD「今のホンダがあるのはアルファタウリのおかげ」

    ホンダF1 田辺豊治TD「今のホンダがあるのはアルファタウリのおかげ」

    ホンダF1の田辺豊治が、イタリアでホームレースを迎えるアルファタウリに感謝の言葉を述べた。

    2015年にマクラーレンのパートナーとしてF1復帰したホンダF1が、3年間で契約を解消。供給元がなくなったホンダにアプローチしたのが当時トロロッソと呼ばれていたアルファタウリだった。

    2018年にトロロッソとともに新たなパートナーシップを開始したホンダF1は、マクラーレン時代とは異なる自由に開発を任せられた環境のなかでパワーユニットのパフォーマンスと戦闘力をあげ、2019年からトップ3の一角であるレッドブルにもエンジン供給を開始。レッドブルとは復帰後初優勝も経験した。

    田辺豊治は今のホンダF1があるのはアルファタウリだと語る。

    「この2連戦は我々のパートナーチームであるスクーデリア・アルファタウリのホーム、イタリアで開催されます。特に今週末のイタリアGPは、ホンダにとってトロロッソ時代も含め彼らと一緒に戦う50戦目の節目のレースになります」

    「アルファタウリとは、2018年のパートナーシップ締結以降、ゼロからプロジェクトを開始し、ここまで2度表彰台を獲得するなど、着実な前進を見せてきました。今のホンダがあるのは彼らのおかげと言っても過言ではありません。イタリアらしい熱い情熱と温かさで我々を迎え入れ、ここまでともに歩んできてくれたアルファタウリに対し、ここで改めて感謝の意を伝えたいと思います。

    「今回はさまざまな意味で我々にとって大切なレースになります。2つのチームとともにいい結果を残せるよう、全力で週末に臨みます」

  • 角田裕毅、7年ぶりの日本人F1ドライバー誕生に期待

    角田裕毅、7年ぶりの日本人F1ドライバー誕生に期待

    角田裕毅は、今年のF2選手権でF1スーパーライセンスポイントを満たせる位置につけており、7年ぶりの日本人F1ドライバー誕生に期待がかかっている。

    ホンダF1の育成ドライバーの一員であり、レッドブルのジュニアドライバーでもある角田裕毅は、今年、カーリンからFIA-F2に初参戦。すでに2勝を挙げる活躍をみせており、5大会10戦を残し、ランキング3位につけている。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「今年はF2でスタートして以来、実際に予選とレースで優れたパフォーマンスを見せています」と Sky F1 にコメント

    「我々は日本人F1ドライバーの誕生を待っていますし、コース上でトラックでのパフォーマンスを見て興奮しています」

    「F1チームの人々が彼のパフォーマンスを目にしているのは良い兆候です。彼が現在の勢いを保ち続け、F1カーのシートを獲得する良い機会があることを願っています」

    ホンダF1は、レッドブルとアルファタウリにF1エンジンを供給しており、まずはジュニアチームであるアルファタウリからのF1デビューが既定路線だ。

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、角田裕毅のパフォーマンスを評価。2021年のF1デビューにむけて“良いポジションにいる”と語る。

    「すべては今後彼がレースでどれだけやれるかにかかっている。彼にはスーパーライセンスが必要だ」

    「最終的な決断はレッドブルが行うことになる。通常は9月か10月には決まることになるだろう」

    すでにフランツ・トストは、F1アブダビGP後にヤス・マリーナ・サーキットで行われる若手ドライバーテストに角田裕毅を起用することを明言している

    角田裕毅が2021年にF1デビューすることになれば、2014年までF1に参戦していた小林可夢偉以来、7年ぶりのF1ドライバー誕生ということになる。

    だが、角田裕毅自身は、あまりプレッシャーを感じていないと語る。

    「正直、あまりプレッシャーを感じていません」と角田裕毅とコメント。

    「今年はチャンピオンシップとしては良いスタートを切ることができなかったと思います。僕はいつも自分を挑戦者だと思っています。僕は挑戦者です。今年は、特にルーキーとして、昨年と同じ状況ではありません。異なるマシンと異なるのタイヤです。それに経験豊富なドライバーにとってはアドバンテージが少し少なくなります」

    「今後、チャンピオンシップで1位に立ったとしても、最後までプッシュするつもりです。抑えたレースをするつもりはないですし、プレッシャーはあまり感じていません。F1ドライバーになるために今日のようにいつも激しくプッシュしています。だから、プレッシャーはないですし、とにかく最後までプッシュするだけです」

  • 「ダニール・クビアトを見限るのはまだ早い」と同郷の元F1ドライバー

    「ダニール・クビアトを見限るのはまだ早い」と同郷の元F1ドライバー

    アルファタウリ・ホンダのF1ドライバーを務めるダニール・クビアトを見限るのはまだ時期尚早だと、クビアトと同じロシア出身のF1ドライバーであるヴィタリー・ペトロフは語る。

    最近、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ダニール・クビアトが“期待を下回っている”と語っており、多くの人が2021年にホンダF1がサポートする角田裕毅を昇格させるためにクビアトがチームを出ていくことになると予想している。

    現在、F1スーパーライセンス取得可能なF2でランキング3位につけている角田裕毅は、F1アブダビGP後の若手ドライバーテストでアルファタウリを走らせることが確認されており、アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストも「遅かれ早かれ我々のマシンに乗ることになる」と今後のF1ドライバーとしての角田裕毅の抜擢を示唆している。

    しかし、ヴィタリー・ペトロフは「シーズンは長い」と Izvestia に語る。

    「ダニールはまだ流れを変えることができると思う。数レースを待たなければならないだろう」

    「私はクビアトに関するファンの懸念を理解している。しかし、F1に参戦したドライバーとして、私は一般の人々には隠されている詳細がいくつあるかを知っている。何が起こっているのかさえ知らないと思う」

    「チームのボスまたはダニール自身だけが知っていることはたくさんある。問題が自分自身であるのか、外的要因であるのか、セッティングであるのかといったね。そして、おそらくダニールは契約によって真実をすべて伝えることはできない」

    「しかし、フランツ・トストはダニールを擁護し、彼のスピードについて話している」

  • アルファタウリF1 「セーフティカーがなければガスリーはもっと上位だった」

    アルファタウリF1 「セーフティカーがなければガスリーはもっと上位だった」

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストが、2020年のF1世界選手権 第7戦 F1ベルギーGPの決勝レースを振り返った。

    アルファタウリ・ホンダは、タイヤを自由に選べる最前列である11番手と12番グリッドを確保。11番グリッドのダニール・クビアトはミディアム、12番グリッドのピエール・ガスリーはハードタイヤと戦略を分けた。

    ピエール・ガスリーはスタートで順位を上げ、セーフティカーが入った際にステイアウトすることを選択。後半にフレッシュなミディアムタイヤで16番手からオーバーテイクを連発し、8位入賞を果たした。

    ミディアムスタートのダニール・クビアトは、大部分のドライバーと同様にセーフティカーが入った際にピットイン。後半、タイヤに苦しむことになる、11位でレースを終えた。

    「ダニールとピエールがレースを開始するタイヤを決められるかなり良いポジションである11番手と12番手で予選を終えたことで、我々は戦略を分けるにした。ダニールはプライム(ミディアム)、ピエールはベース(ハード)でスタートした」とフランツ・トストは振り返る。

    「二人とも本当に良いスタートを切った。ピエールはすぐに前のマシンをオーバーテイクしていき、8番手まで順位を上げた。ダニールはジョビナッツィのクラッシュによってセーフティカーが入ったときにその2つ後ろにいたので、我々はダニールをピットに入れ、ピエールはベースタイヤでステイアウトさせることを決めた。戦略という点でピエールをピットに入れるのはあまりに早すぎたからだ」

    「その後、ピエールは他のドライバーがフレッシュなタイヤで彼をオーバーテイクするまで非常に良い仕事をしてポジションを守った。我々は26周目にプライムに交換するために彼をピットに入れた。そこから彼はギャップを縮めるために競争力のある挽回を開始し、8位でフィニッシュするためにハース、フェラーリ、そして、レーシング・ポイントをオーバーテイクすることができた。ピエールの走りは素晴らしかったし、セーフティカーがなければ、ベースタイヤでの我々の線る悪はさらに成果を挙げていたと思う。ピエールはもっと高い順位でフィニッシュできていたはずだ」

    「多くのドライバーと同じようにダニールはレース終盤にタイヤに苦しむことになった。それによって彼は11位でフィニッシュし、ポイントを獲得することができなかった。

    「これから我々はイタリアでの3連戦の“最初のホームレースに向かうことを楽しみにしている。非常に良い思い出があるモンツァに戻ることは常に素晴らしいことだ」

  • ホンダF1:2020年 第7戦 F1ベルギーGP 決勝レポート

    ホンダF1:2020年 第7戦 F1ベルギーGP 決勝レポート

    スパ・フランコルシャンで行われたF1ベルギーGPの決勝レースで、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが3位に入り、6戦連続の表彰台を獲得した。

    レッドブル・ホンダは、ミディアムタイヤを履いたフェルスタッペンが3番手、ソフトタイヤのアレクサンダー・アルボンが5番手からスタート。フェルスタッペンはオープニングラップでダニエル・リカルド(ルノー)と激しく競り合い、3番手をキープしたが、アルボンは1つポジションを落として6番手でレースを展開することとなった。

    アルファタウリ・ホンダは、グリッド上で唯一ハードタイヤを選択したピエール・ガスリーが好調なペースを見せ、序盤で8番手までポジションアップ。ミディアムタイヤを履いたダニール・クビアトは12番手でレースを進めた。

    11周目にアントニオ・ジョヴィナッツィ(アルファロメオ)とジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)が相次いで激しいクラッシュを喫する。両ドライバーとも自力でマシンを降りることができたが、レースはセーフティカーが導入される。セーフティカー走行は15周目まで続き、この間にガスリーとセルジオ・ペレス(レーシングポイント)を除く全車がピットインしてタイヤを交換した。

    これによって、ガスリーは4番手までポジションを上げる。フェルスタッペンは3番手を守り、アルボンはエステバン・オコン(ルノー)の前に出てレースを再開。クビアトもトップ10圏内までポジションを上げることができた。

    その後、フェルスタッペンは前方のバルテリ・ボッタス(メルセデス)にプレッシャーをかけるべくプッシュするが、レース終盤にかけてタイヤの摩耗を抑える必要が出てきたため、ポジションを守る走りへと切り替えて3位でフィニッシュ。アルボンもタイヤをいたわりながらポジションを守っていたが、最終ラップでオコンにオーバーテイクを許し、6位でのチェッカーフラッグを受けた。

    ガスリーは、残り17周となったところでピットインし、16番手でコースへと戻ると、そこからポイント獲得を目指して猛烈な追い上げを開始。36周目にはクビアトの後方の11番手までポジションを上げると、クビアトはペースで上回るガスリーを前へ出す。ガスリーはさらに2台のレーシングポイント勢をパスして、8位でフィニッシュ。このレースの“ドライバー・オブ・ザ・デイ”に選出された。

    ホンダF1パワーユニット勢は3台がポイントを獲得。次戦は1週間後、イタリア・モンツァへ舞台を移し、さらなる高速サーキットでの戦いが繰り広げられる。

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日のベルギーGP決勝では、HondaのPUを積むマシン4台のうち3台が入賞し、我々にとってまずまずの結果になりました。フェルスタッペン選手は、終盤かなりタイヤの劣化が厳しい中でうまくペースをコントロールしながら、3位でフィニッシュ。6戦連続となる表彰台を獲得してくれました。チームメートのアルボン選手もトラフィックのある難しいコンディションの中で厳しいレースとなりましたが、6位入賞となりました。しかし、最終周でポジションを落としたことに悔しさを感じています。グリッド上で唯一ハードタイヤを履いてスタートしたScuderia AlphaTauri Hondaのガスリー選手は、セーフティカー中にピットインせず、ほかのマシンとは異なる戦略を選択。数々のオーバーテイクを見せ、8位入賞となりました。レースを通して非常に力強い走りをしていたので、展開次第ではもう少し上の順位も狙えたのではと思っています。クビアト選手も粘り強くレースを続けましたが、惜しくもポイント圏外の11位という形になりました。次週からはイタリアでモンツァ、ムジェロの2連戦を迎えます。PUモードの使用制限という新たな制約下で初めてのレースになりますので、十分にPUの使い方などのシミュレーションを行った上で戦いに臨みます」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    「このコースは大好きですが、僕のレースはあまりエキサイティングな展開にはなりませんでした。バトルも多くなく、自分のレースをして最善の結果を持ち帰ろうと取り組みました。ミディアムタイヤではそこまでグリップがなく、ハードタイヤに交換してからバルテリ(ボッタス)にプレッシャーをかけようとしましたが、彼はペースを上げるように指示されてギャップを築いてしまったので、孤独なレースとなりました。僕の前方では大きな動きもなく、残念ながらタイヤの摩耗も大きかったので、あまりプッシュすることができませんでした。レース終盤にはフロントからバイブレーションを感じたので、タイヤマネジメントに集中せざるを得ず、リスクを冒さずに完走を目指しました。全体的には、いいレースウイークになりましたし、マシンのバランスもいいので、満足しています。3位になるためにここにいるわけではないですし、もっと上を目指していますが、今回も表彰台に立ててよかったです」

    アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
    「何をしても難しい状況で、フラストレーションの溜まるレースでした。レース前から、ルノー勢はダウンフォースを低くして最高速が速いので、オーバーテイクが難しいと分かっていたのですが、それを実際のレースで証明する形になってしまいました。ソフトタイヤでのスタートはなかなかいいと感じていましたし、ピットクルーが素晴らしい作業をしてくれて、オコン選手の前に出ることもできました。ミディアムタイヤでここまでデグラデーションが大きいとは思っていなかったのですが、もしかしたらタイヤ選択が正しくなかったのかもしれません。できる限りのプッシュをしてオーバーテイクを試みましたが、タイヤが終わってしまいました。モンツァのことを考える前に、まずはこれを振り返ってみます。ただ、チャンピオンシップで4位にポジションが上がったのはいいことですし、前進していることの証でもあると思います」

    ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    「アントワーヌ(ユベール選手)のことがあったので、好結果を目指した重要な日でした。僕らは、ほかのマシンと異なる戦略を採り、ハードタイヤでスタートすることを決めましたが、それが予想よりもうまくいき、何台ものマシンをオーバーテイクすることができました。ペレス選手をパスしたときは特に激しいバトルでしたが、とても楽しめました。スタートから20周までにセーフティカーが出てしまうと致命的だと思っていましたが、不運にもそういう展開になり、ほかのマシンにピットストップをされてしまう形になりました。それでもマシンはよくてペースがあったので、決してあきらめず、可能な限りハードにプッシュしました。ピットストップを終えると、ほぼ最後尾というポジションで、中団でバトルをしなければなりませんでしたが、楽しんで走ることができて、8位という素晴らしい結果を手にしました。セーフティカーによって20秒ほどタイムをロスしましたが、最終的には5位のオコンと7秒差だったので、今日は5位になれるポテンシャルがあったと思います。前を行くマシンを抜いていくのは大仕事でしたが、それをやり遂げたのは素晴らしいことですし、この結果がとてもうれしいです。ドライバー・オブ・ザ・デイを獲得できたこともよかったです。投票してくれた皆さんに感謝しています。このパフォーマンスを、今後のレースでも発揮できるように頑張ります」

    ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
    「今日は正しい戦略を採れなかったと思うので、しっかりと振り返ります。レース前には判断がつかなかったので、僕らは2台で戦略を分けたのですが、不運にも僕が機能しないほうの戦略となりました。硬めのタイヤでスタートできればもっといい結果が出せたと思いますし、スパのようなコースでは古いタイヤでペースを維持するのが難しいのですが、今日はレース中常に間違ったタイミングとポジションだったように感じました」

  • ピエール・ガスリー 「ペレスとのバトルではクラッシュを覚悟した」

    ピエール・ガスリー 「ペレスとのバトルではクラッシュを覚悟した」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、F1ベルギーGPでセルジオ・ペレス(レーシング・ポイント)をオーバーテイクする際にウォールにぶつかることを覚悟していたと認める。

    ピエール・ガスリーは、1コーナーとオー・ルージュの間のストレートでセルジオ・ペレスをオーバーテイク。ベレスは抜かれる際にガスリーのスペースを閉めた。

    12番グリッドからハードタイヤでレースをスタートしたピエール・ガスリーは、最終的に8位でレースをフィニッシュ。そのパフォーマンスに“ドライバー・オブ・ザ・デー”に選出された。

    セルジオ・ペレスとのバトルを振り返ったピエール・ガスリーは「正直、ウォールにぶつかると思った。冗談ではなくてね!」とコメント。

    「僕はインサイドにいたし、それ以上は移動できなかったと思う。そのポイントでは僕たちは280~300km/hで走っている。セルジオは本気で絞ってきた。『リフトオフするものか、この仕事をやってのけてやる』と思っていた。タイトだった。セルジオはハードなレーサーだ。それはわかっていた。でも、心拍数があったのは確かだ。でも、僕はコミットしたし、素晴らしいオーバーテイクだと思う」

    「リスペストしてくれることをみんなに期待している。ラインがどこにあるかはわかっているはずだし、それを超えてはならない。境界線上だったけど、1台分のスペースはあった」

    ピエール・ガスリーは、11周目のセーフティカー導入時にステイアウトすることを選択した。ピットストップ時には16番手まで順位を下げたが、そこからオーバーテイクを重ね、残り2周でランス・ストロールを抜いて8位でフィニッシュした。

    ピエール・ガスリーは、特にレース序盤のハードタイヤでのペースに驚いたと語る。

    「序盤はミディアムを履いた他のドライバーと比較して少し難しかったと言わなければならない。タイヤをクリーンな状態に保って、先行するドライバーの近くに留まろうとしていた。1周目に2つポジションを上げられたことには満足している。そんなことができるとは期待していなかったからね」

    「最初3周は少し苦戦することを予想していたけど、真逆だった。素晴らしい感触だった。他の人に比べてかなりペースが速かったし、すぐに何台か追い抜くことができた」