カテゴリー: スクーデリア・アルファタウリ

  • ホンダ、アルファタウリ・ホンダF1にHonda Jet Eliteをデリバリー

    ホンダ、アルファタウリ・ホンダF1にHonda Jet Eliteをデリバリー

    ホンダの航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニーは、最新型の「HondaJet Elite」をレッドブルが所有するF1チームであるスクーデリア・アルファタウリ・ホンダにデリバリーしたことを発表した。

    ホンダは、2018年からレッドブル・レーシングのスクーデリア・アルファタウリ・ホンダと レッドブル・レーシングの2チームへF1パワーユニットを供給し、HondaJetのエンジン技術を応用したことで、2019年のオーストリアGPの勝利など、数々の勝利へと導いてきた。

    レッドブルは、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダが初優勝を遂げた第8戦F1イタリアGPにおいて、チームメンバーの移動にHondaJetを使用し、本格的に運用を開始した。今後は欧州を拠点として役員、F1ドライバー、他競技の選手の移動やレーシングサーキットの下見など多目的でHondaJet Eliteが使用される。

    現在、HondaJetは北米、欧州、中南米、東南アジア、中国、中東、インド、そして日本で販売されており、世界中で155機以上のHondaJetが運用されている。また、航空機の信頼指数であるDispatch ReliabilityではHondaJetは業界スタンダードを上回る信頼性を実現している。

    藤野道格 (ホンダ エアクラフト カンパニー取締役社長)
    「レッドブルよりHondaJet Eliteを選んでいただいたことを、大変うれしく思います。HondaJet Eliteを活用することで、より効率的に、そして安全に選手たちが移動できるようになり、ベストコンディションで各レースに臨めるようになることを期待しています」

    ヘルムート・マルコ(レッドブルF1 モータースポーツアドバイザー)
    「HondaJet EliteをFlying Bullsの新しいメンバーとして迎えることができて嬉しく思います。これは、Hondaとレッドブルの間の強力なパートナーシップの新たな一歩です。HondaJetは、短距離および中距離のルートで特に効率的であるため、とても理想的です。レッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリ・ホンダチームの移動に使用します。Hondaとレッドブルは、F1モータースポーツの他、MotoGPでも長年のグローバルパートナーシップを築いています」

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  • ピエール・ガスリー、F1王者ハミルトンから称賛に感激 「特別な存在」

    ピエール・ガスリー、F1王者ハミルトンから称賛に感激 「特別な存在」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、F1イタリアGPでは初優勝した後にルイス・ハミルトン(メルセデス)がかけてくれた称賛の言葉る“非常に感動的”だったと語り、過去数か月にわたってハミルトンから多くのアドバイスをもらっていたと明かした。

    ルイス・ハミルトンは、F1初優勝を挙げたピエール・ガスリーを真っ先に祝福。Bチームであるアルファタウリ・ホンダで勝利を収めたガスリーは、レッドブル・ホンダで2度目のチャンスを与えられるに値することを証明したと称賛した。

    「彼の成長を見てほしい・・・レッドブルにいた彼は降格させられた。不当だと思うし、彼は成長する時間を与えられなかった。彼は今Bチームで走っていて、そのBチームでAチームを倒した。本当に笑顔になる。彼は本当にそれに値するドライバーだと思うからね。彼にはトップチームに戻る価値がある」

    「そして、必ずしもそれほど速くないチームで自信をつけ、今年、彼がその車ですでに持っていた本当に素晴らしいパフォーマンスを発揮し、そして勝利を得た・・・そんなこと簡単にできることではない」とルイス・ハミルトンは語った。

    ピエール・ガスリーは、ルイス・ハミルトンとの関係について ESPN F1 Podcast に語った。

    「僕にとってルイスはとても特別な存在だ。子供の頃から見ていたし、僕が見た中ではおそらく最高のF1ドライバーだ。最高のドライバーでないにしても少なくとも最高の2~3人のドライバーのうちの1人だよね」

    「だから、もちろん彼が言ってくれた言葉を聞いたときはとても感動したし、信じられなかったけど、奇妙な感じもした。10歳の時から彼のことを見ていたし、いつも最高なお手本だった。今、僕はそんな彼と競争していて、あのように僕のことを話してくれるんだからね」

    「この2年間で、彼と少し仲良くなった。実際には、前日の土曜日、レース前、そして、週末を通して、彼にいろいろとアドバイスを求めたくて、テキストメッセージを送っていた。彼はいつもとても親切で、とてもオープンで、いつも助けようとしてくれた」

    「6回もF1ワールドチャンピオンを獲得して、あと数カ月で7回目のF1ワールドチャンピオンになるような人からそのような力強い言葉を受け取るのは本当に特別なことだ」

    ルイス・ハミルトンはあと2勝でミハエル・シューマッハの持つF1最多勝利記録の91勝の記録に並ぶ。また、今年の終わりにはシューマッハが保持するF1最多となる7回のF1ワールドチャンピオン獲得数記録にも並ぶことになるだろう。

    ピエール・ガスリーは、多くの成功を収めた人から学びたいと思うのは当然のことだと語った。

    「ルイスやセブ(ベッテル)について考えている。現在、彼らはF1で最も成功している人たちだ。最高であることには理由がある。僕にとってそういう人たちとその経験から学ぶべきことがたくさんあると思っている」

    「彼らがどのように勢いを保ち、どのように何年にもわたって成功を収めたきのか質問して理解をしたいと思うものだ。ルイスの印象的な点は、F1で1年目からトップに立ち、年を追うごとに強くなっていることだ。彼はF1での最初のシーズンからトップレベルにいた。それは僕にとって信じられないことだ。もちろん、彼から学べることはすべて学んで、どんなことでも吸収したいと思っている」

    ルイス・ハミルトンも語っていたが、ピエール・ガスリーは、新型コロナウイルスのロックダウン中にオンラインゲームの『コール・オブ・デューティ』を通して仲良くなったことを明らかにした。

    どちらが優れたプレーヤーかと質問されたピエール・ガスリーは「それに答えづらいね!」とコメント。

    「普段とはかなり違うし、一緒にチームを組んでプレーするのはかなり面白い。勝つにはお互いに助け合う必要があるんだ」

    「新型コロナのロックダウン中はプレイステーションをやる時間が多くなっていたのは確かだ。F1について話し合ったり、お互いについてもう少し知るようになったし、それはとても良かった。僕はその時から多くのことを得た。アドバイスが欲しいと思ったら彼にすぐ連絡できるし、彼はいつも本当にオープンで僕を助けてくれる。彼はとてもいい人だ」

  • ホンダF1特集:ガスリーのF1初優勝で報いたアルファタウリとの絆

    ホンダF1特集:ガスリーのF1初優勝で報いたアルファタウリとの絆

    ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史が、アルファタウリ、そして、ピエール・ガスリー選手とともにつかみ取ったF1イタリアGPでの勝利について語った。

    F1イタリアGPではアルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーが優勝。2017年にマクラーレンと離別し、2018年からトロロッソとパートナーシップを開始してから50戦目という節目のレースでの勝利だった。

    それはトロロッソとの交渉を担当した山本雅史にとっても感慨深い勝利だった。

    今のホンダ F1があるのはアルファタウリのおかげ
    この勝利は、他のメンバーやファンのみなさんと同様に、本当にうれしくてうれしくて、少しでもこの喜びをみなさんと分かち合えればと思っています。
    田辺テクニカルディレクターや本橋チーフエンジニアなんかもいろいろなところで語ってますが「今のホンダがあるのはアルファタウリのおかげ」ということは、私だけでなく、ホンダ F1の中にいる誰もが感じているはずです。

    当時トロロッソと呼ばれていた彼らとのパートナーシップは、2018年から始まりました。それまでのホンダはF1復帰から3年間、勝利はおろか表彰台もゼロという状況で、構造・制御方法ともに極めて複雑な現代F1のパワーユニット(PU)開発の壁にぶつかっている状態でした。4つあるPUマニュファクチャラーの中では最も後発で、参戦に間に合わせるために短い期間で開発してきたことが大きく響き、2017年当時はパフォーマンス・信頼性ともにどのライバルに対しても大きく劣っていたと思います。

    そんな中、2017年限りでマクラーレンとの離別が決まりつつある状況下で、我々とのパートナーシップ締結に手をあげてくれたのがトロロッソでした。PUはマシンの心臓部であり、どれだけ車体が優れていてもPUからのパワーが劣っていればレースに勝つことはできません。同じレースで言えば、競馬でいくら優秀な騎手がいても、肝心の競走馬が速くなければトップになれないことに似ています。当時のホンダは、いわばスピードもなくケガもしやすい競走馬だったと言えるかもしれません。

    そんな状況でも、トロロッソ(現在のアルファタウリ)代表のトストさんは「ホンダならできる。俺たちはホンダの力を信じている」と、我々の将来性に賭けた上で、「ぜひパートナーシップを組んでほしい」と言ってくれました。あのとき、あの状況でホンダとパートナーシップを組むことは勇気のいる決断だったと思いますし、それでもホンダの持つ可能性を信じてくれたことに今でも本当に感謝しています。

    常にオープンな姿勢で、二人三脚の開発に
    その後、実際にパートナーシップを開始した後も、トロロッソは常にオープンで率直な姿勢とともに私たちに接してくれました。車体を作るコンストラクター(チーム)と、PUを作るマニュファクチュラーは、我々のような「ワークスチーム」という体制下では、マシン全体のコンセプトを決めるコンストラクターが開発の主導権を握ることが多いです。しかし、トロロッソの場合は「ホンダは何をしたいのか」「どうすればいいと思っているのか」と言うことを必ずこちらに確認し、それを踏まえて車体とPUのパッケージが最適化するように開発を進める手法を取ってくれました。一言で言えば「トロロッソとホンダで一緒に一歩一歩マシンを作り上げていった」というところでしょうか。そのような開発を通して、ホンダとしても技術面でそれまで知らなかったことを多く学んでいきました。

    コミュニケーション部分では、イタリア企業にとって地理的にも文化的にも遠い日本の企業とチームを組むということは大きなチャレンジであったはずです。しかし、我々とのプロジェクトを開始する前にはトロロッソ社内で日本文化に関する講習を社員向けに行うなど、ホンダと働くことに対してさまざまな配慮をした上で、二つの企業が一つのチームとして機能するように努めてくれました。当時の私たちは少し自信を失っていた部分がありましたし、日本人の傾向として引っ込み思案なところもありました。そういった中でトロロッソのほうからオープンに「俺たちなら一緒にできるんだ!やってやろうぜ!」と迎え入れてくれたことは、私たちに改めて前に進んでいくための自信と勇気を与えてくれました。

    この背景には、イタリアやラテン特有の明るい気質という部分に加え、トップであるトストさんの配慮の深さ、器の大きさがあると感じています。こういった部分についても、本当に感謝してもしきれないといった思いです。もしかしたら、知らないうちに「おもてなし」をされていたのは私たちの方だったかもしれませんね。もちろん、ホンダのエンジニアたちがその想いにこたえる形で懸命に開発を続け、トロロッソと一緒にレースを戦ってきたことが現在の結果につながっていると思っています。

    いずれにせよ、ホンダがトロロッソ/アルファタウリに救われたということは間違いないですし、それに対して私たちも全力で応えてきました。決して平たんな道のりではなく、ここまで多くのアップダウンを繰り返してきましたが、その分、ホンダとトロロッソ/アルファタウリとの関係は、一つのチームとマニュファクチュラーというところを超えていて、本当に相思相愛、それぞれのメンバーが役割ごとに固く結びついています。

    いずれアルファタウリと勝利を祝えると思っていた
    それだけに、今回、アルファタウリとの初勝利を挙げられたことは、みなさんと同じようにで大きな驚きと喜びを伴うものでした。ただ、私が皆さんと少しだけ違ったかもしれないのは、驚きの理由が「勝利のタイミングが想像よりも早くきた」ということだったことかもしれません。

    2018年に、翌年からのレッドブル・レーシングとのパートナーシップ締結を交渉しているころ、トストさんに相談に行った際に「ヤマモト、トロロッソとホンダが勝つにはあと5年かかる。だからレッドブルとパートナーシップを組んで、先にそっちで成績を残すべきだ」と言われていました。

    そのときから、”二人三脚で一緒に勝ちたいが、まずはレッドブルで勝利し、その後絶対にトロロッソとも勝つぞ”という想いを強く持つようになりました。大きな恩のあるトロロッソ と勝つことは、我々の、そして私自身の悲願でした。

    ホンダは2つのチームどちらとも真剣に勝つことを狙ってレースに出ているので、いつか勝てるということは疑っていませんでしたが、それがパートナーシップ3年目、今回の50戦目で訪れるとは思っていませんでした。

    うれしい驚きと言ったところですし、本当に二つのチームが一緒に、すべてのメンバーの力によって掴み取った勝利でした。「Scuderia アルファタウリ ホンダ」という、ホンダの名前が入ったチーム名が呼ばれたこともとても感慨深く思っていますし、きっと一生忘れられない瞬間になるでしょう。

    ガスリー選手を近くで見てきて
    そしてもう一つ、触れておかなくてはいけないのは、ピエール・ガスリー選手のことです。

    ホンダのF1には4人のドライバーがいて、どのドライバーもそれぞれに大切な存在です。世界で20人しかいないF1ドライバーになるだけあって、4人ともに才能にあふれ、たゆまない努力と研鑽を続けられるドライバーです。

    その4人の中で、ガスリー選手は最もホンダとの関係が長いドライバーです。F1の下位カテゴリーであるGP2(現在のF2)を2016年に優勝したものの、翌年のF1のシートが決まらず、その代わりに2017年に日本のスーパーフォーミュラに参戦したところからホンダとガスリー選手との関係が始まります。

    日本のレースでの戦いぶり
    当時の私はスーパーフォーミュラも担当していたのでその際に初めて彼に会いましたが、その時の印象は「非常に意志が強く、夢の実現のためにできることは何でもしようとするドライバー」ということでした。話をすると「スーパーフォーミュラで何が何でも結果を出し、翌年必ずF1ドライバーになってやる」という彼の意志をとても強く感じました。

    とは言え、欧州の若手ドライバーの中で随一の才能を持った彼であっても、百戦錬磨の日本のトップドライバーが集まるスーパーフォーミュラでチャンピオンになることは容易ではありません。初めて走るサーキット、初めて乗るマシン、タイヤの特性なども全く異なる中で、欧州から来た新人が結果を出すことは非常に難しい環境でした。

    当時21歳のガスリー選手もその部分はよく理解しており、その差を埋めるために、例えば「下位のカテゴリーのマシンでもいいので、サーキットで練習走行をさせてほしい」という要望を私たちに出したり、積極的にチームメイトの走りを研究し、そこからいい部分を学んでいくといった努力を重ねていきました。

    開幕当初こそ苦戦したものの、尻上がりに成績を上げ、終盤には2勝を含む3戦連続表彰台。結果として、最終戦が台風でキャンセルされたこともあり、わずか0.5ポイント差でチャンピオンには手が届きませんでしたが、その確固たる意志とひたむきさは当時から印象に残っています。

    非常に明るくオープンな性格でもあったので、チームのメンバーやファンなど、みんなに愛されるドライバーであったこともよく覚えていますね。単身日本に乗り込み、決して楽な戦いではなかったと思いますが、あの1年間を通して日本人やホンダとのコミュニケーション、仕事の進め方などを覚えていってくれたとも思います。

    F1でも、ともに歩みを進めたホンダとガスリー選手
    2018年からはガスリー選手はトロロッソのドライバーとして、今度はF1を舞台に私たちと一緒に戦うことになりました。その年のハイライトとなったバーレーンGPでの4位入賞を獲得してくれたのも彼ですし、チームとホンダが一緒に成長していく中、その中心にはいつもガスリー選手がいました。

    翌年、2019年のレッドブル・レーシングへの移籍に際しては、フェルスタッペン選手という現代F1で最高のドライバーの隣でもちゃんとやっていけるだろうと、個人的には思っていました。実際にはウィンターテストからうまくかみ合わないシーズンが続き、シーズンを半分終えたサマーシャットダウンのタイミングで当時トロロッソにいたアルボン選手とチームを入れ替えることが発表されてしまいました。

    レッドブルで戦っているときはあまり明るい表情も見られず、もがいている彼を見るにつけ、何とか頑張ってほしいと思っていただけに、私としても辛い思いでした。当時のホンダ側のガスリー選手の担当エンジニアは、2018年のトロロッソ時代から一緒に戦ってきた湊谷(みなとや)エンジニアでしたが、二人が当初からとても密にコミュニケーションをとりながら、互いに強い信頼関係を築いているところを見てきました。フェルスタッペン選手が優勝を果たす隣で、二人で苦しい戦いを続け、なんとか改善するために試行錯誤を続けてきていたことも知っています。

    湊谷エンジニアはその後レッドブルに残り、現在はアルボン選手の担当をしていますが、ガスリー選手と一緒にF1キャリアを歩んできた彼にとっても、今回の勝利はとても感慨深いもがあったのではないかと思っています。

    努力が実った姿に感動
    2019年夏のトロロッソへの復帰以降、調子を取り戻したガスリー選手は、劇的な展開となったブラジルGPでフェルスタッペン選手との1-2フィニッシュを果たします。あの時はまさか今年、表彰台の真ん中に立つことになるとは思いもしませんでしたが、一方で今年の彼からは何かをやってくれるのではという予感もしていました。

    今年の初め、当初の開幕予定時にオーストラリアで話をしたときにはとても力強い目をしていて、すごく体が引き締まっているのも印象に残っていました。オフの間にとてもいい準備をしてきたんだと思います。それ以外にもメッセージをくれたりということがあったのですが、節々で今年にかける強い想いを感じましたし、レースで会うたびに強くなっているようにも思っていました。

    個人的には、4人のドライバーの中でも特にポジティブで、前に進む力強さを彼から感じていました。毎戦、彼の今年に懸ける想いが伝わってきていて、調子のよさも見えていたので、毎回レースを見るのが楽しみでした。今回のように勝利を掴めたところを見ていると、「ああ、彼の努力がようやく報われたんだな」という想いがあり、本当に言葉では表せないくらいの喜びを感じました。

    挑戦を続ける意味を体現
    社長の八郷がレース後のコメントで触れていましたが、苦境にあってもチャレンジを続け、それを乗り越えて行くガスリー選手の生きざまは、ホンダのチャレンジ精神とも通じるところが多いと感じています。そういった部分でも、今回の勝利は我々が一緒に挑戦を続けている意味を、改めて体現してくれたと思っています。

    SNSなどでファンの皆さんの反応を見ていると、この勝利を喜んでくれている方がとても多く、きっと皆さんも同じような気持ちなんだろうなと思っています。とても応援したくなるドライバーですし、一人たたずむ表彰台での姿も本当に感動しました。

    少ししんみりしてしまいましたが、今週末をはじめ、まだまだレースは続きます。これで終わりというわけではありませんし、チームもドライバーも、そして我々ホンダも、さらなる高みを目指して戦っていきます。

    皆さん、これからもガスリー選手をはじめ、アルファタウリやレッドブル・レーシング、そしてホンダへの応援をよろしくお願いします。

    今回は本当にありがとうございました。そして、おめでとうございました!

  • ピエール・ガスリー、F1初優勝にフランス大統領から祝福の電話

    ピエール・ガスリー、F1初優勝にフランス大統領から祝福の電話

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、フランス大統領からF1イタリアGPでのF1初優勝を祝福する電話があったことを明らかにした。

    ピエール・ガスリーは、大波乱となったF1イタリアGPでF1初勝利。タイヤ交換、セーフティカーのタイミング、ルイス・ハミルトン(メルセデス)の10秒のストップ&ゴーペナルティなど、すべてがガスリーの勝利をお膳立てした。

    フランス人ドライバーとして優勝は、1996年のF1モナコGPでのオリビエ・パニス以来の快挙となった。

    レース後、ピエール・ガスリーは祝福の電話をかけてくれた人々の中にマクロン大統領がいたことを明かしていた。

    優勝から1時間後にガールフレンドや両親と話したかと質問されたピエール・ガスリーは「彼らと話す時間さえなかった」と Sky Sports にコメント。

    「さっきフランス大統領から電話がかかってきたんだ! エマニュエル・マクロンが僕に電話してきたんだ。かけ直さなきゃね! 一瞬も余裕がなかったから、これからその時間を取るつもりだ」

    そして、日曜日の夜遅くにピエール・ガスリーは、マクロン大統領と電話で会話をした。

    「過去24時間に受けた電話の中で最も予期せぬものであり、最高の電話だった」とピエール・ガスリーは語った

    「彼は『僕を祝福したかった。本当に誇りに思っていて、国全体が僕が達成したことを誇りに思っている』と言ってくれた。僕たちはF1の表彰台でフランスの国歌を聴くのに24年も待たなければならなかった。大統領からのこのような言葉はとても感動的だし、僕たちが達成したことの凄さを少し実感した。もちろん、誇らしく思ったし、本当に幸せな気分になった」

    「まだすべてのメッセージに目を通せていないんだ。レース以降、本当に忙しくて、クレイジーだった。でも、予期せぬ人々からメッセージがあった。ネイマールJr、(キリアン)ムバッペ、ダニエウ・アルベス、(アドリアン)ラビオ、(アントワーヌ)グリーズマンなどの多くのサッカー選手だけでなく、バスケットボール選手、テニス選手、サイクリストもいる。とにかく物凄いことだ。

    「受け取ったすべてのメッセージとサポートをまだ信じられない。特別な気分になるね」

  • ホンダF1 山本雅史MD 「ガスリーの優勝は日本で戦うドライバーにも励み」

    ホンダF1 山本雅史MD 「ガスリーの優勝は日本で戦うドライバーにも励み」

    ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史が、F1イタリアGPでのピエール・ガスリーとアルファタウリとの優勝を語った。

    2015年にマクラーレンのパートナーとしてF1復帰したホンダF1が、3年間で契約を解消。供給元がなくなったホンダにアプローチしたのが当時トロロッソと呼ばれていたアルファタウリだった。

    今回のF1イタリアGPではアルファタウリと名前を変えたチームとのトロロッソ時代から数えて50戦という節目のレースだった。アルファタウリ・ホンダF1として、マシンには50戦目を記念するロゴを掲載してレースに挑んだ。

    「2015年にホンダがF1に復帰して、マクラーレンと厳しくもいい経験をさせてもらった後、トスト(フランツ・トスト/チーム代表)さんが迎え入れてくれて、我々がまだわからないことがたくさんあるなかで非常にオープンに迎え入れてくれました」と山本雅史は振り返る。

    「そんな彼らとの50戦目の節目のレース、しかも、彼らのホームレースとなるイタリアGPでガスリーが優勝したことをとてもうれしく思います」

    「実は、レッドブルとの交渉を始める前にトストさんを訪れて『ホンダとしてはレッドブルとも組みたい』という話をしたんです」

    「そうしたら『是非やりなさい』『トロロッソと組んでF1に勝つには5年はかかるから、ホンダはレッドブルと組んで早く勝ちなさい。我々もそれを願っている』と言ってくれたんです」

    「その言葉が忘れられなくて。アルファタウリとも5年以内に勝とうと思っていましたが、まさか50戦目で勝てるとは思っていませんでした」

    奇しくも今回のピエール・ガスリーは、かつて袂を分けたマクラーレンのカルロス・サインツを抑えての勝利だった。

    「マクラーレンに勝ったのは、率直に嬉しいですが、彼らと喧嘩したわけではないです」と山本雅史は語る。

    「ホンダ全体で言えばマクラーレンに負けたら悔しいと思う人の方が多いでしょうし、そういう意味ではサインツに抜かれなくて良かったなと思いますね」

    表彰式ではその“ホンダ”という名前もアナウンスされた。チームの正式名称は『スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ』であるためだ。これは『アストンマーティン・レッドブル・レーシング』とのレースでは得られないことだ。

    「表彰式の場内アナウンスでスクーデリア・アルファタウリ・ホンダと言われたことで喜びもひとしおでしたね」と山本雅史は語る。

    「レッドブルとは何度か優勝していますが、そこでは“ホンダ”という名前は出てこないので特別なものがありました」

    「社長の八郷からのもも『アルファタウリ・ホンダとして勝てたのが本当にうれしい』と何通もメッセージが来てます。とてもうれしいですね」

    優勝したピエール・ガスリーは、山本雅史がホンダのモータースポーツ全般を統括していた2017年にホンダのエンジンを搭載するTEAM MUGENからスーパーフォーミュラに参戦している。日本のレースで活躍したドライバーが優勝したことは、日本のモータースポーツ界にも大きな意味を持つことだと山本雅史は語る。

    「ガスリーはスーパーフォーミュラの最終戦が台風でレースができなくて、僅差でシリーズタイトルを獲れなかったということがありました。日本人にとってもガスリーは印象に残っていると思います」と山本雅史は語る。

    「ホンダが鈴鹿サーキットでやっているSRSのカートやフォーミュラのスクール生を含め、鈴鹿でスーパーフォーミュラというトップカテゴリーで戦っていた選手がF1で勝ったというのは励みになると思います」

    「ホンダとしても嬉しいです。ホンダと付き合いが長いガスリーが、F1に来て3年目で初優勝、しかも、このメルセデス最強時代に勝てたというのは、メルセデスにトラブルがあったとはいえ、その位置にいないと優勝もできないことです」

    「ガスリーが勝ったことは、ファンにとっても、これから頂点を目指すドライバーにとっても励みになると思うので、非常に嬉しく思っています」

  • ピエール・ガスリーのF1初優勝をライバルたちも祝福

    ピエール・ガスリーのF1初優勝をライバルたちも祝福

    レースに勝ったF1ドライバーをライバルたちがこぞって称賛することはあまりない。しかし、F1イタリアGPでアルファタウリ・ホンダとともにF1初優勝を達成したピエール・ガスリーには仲間のドライバーから祝福の声が集まった。

    昨年のF1ブラジルGPの2位表彰台と今回のF1イタリアGPでの優勝に重要な役割を果たしたルイス・ハミルトンは、ピエール・ガスリーとプライベートでコル・オブ・デューティをして遊ぶなかであり、真っ先に称賛の言葉を送った

    「本当におめでとう」とストップ&ゴーペナルティによって7位でレースを終えたルイス・ハミルトンはピエール・ガスリーを祝福。

    「彼の成長を見てほしい・・・レッドブルにいた彼は降格させられた。不当だと思うし、彼は成長する時間を与えられなかった。彼は今Bチームで走っていて、そのBチームでAチームを倒した。本当に笑顔になる。彼は本当にそれに値するドライバーだと思うからね。彼にはトップチームに戻る価値がある」

    「そして、必ずしもそれほど速くないチームで自信をつけ、今年、彼がその車ですでに持っていた本当に素晴らしいパフォーマンスを発揮し、そして勝利を得た・・・そんなこと簡単にできることではない」

    パワーユニット問題で30周目にレースをリタイアしたマックス・フェルスタッペンも、元レッドブルでのチームメイトの勝利を称賛した。

    「ピエールとアルファタリがウイークを通じてかなりの速さを発揮し、ここイタリアでとても感動的な結果をつかみ取ってくれたことがうれしい。彼らは最高のメンバーがそろっているし、今夜の快挙を楽しんでくれることを願っている」

    同じフランス人ドライバーのロマン・グロージャンは、レース後の無線で自分のパフォーマンスよりもピエール・ガスリーの業績をたたえた。

    「自分のレースには満足しているが、ピエールのためにとても嬉しく思っている」とロマン・グロージャンはコメント。

    「彼は素晴らしい男だしで、フランスにとって素晴らしい日だ。24年間レースウィナーがいなかったけど、彼はマルセイエーズ(フランス国歌)と共に表彰台に立っている。彼のためにとても嬉しく思う」

    ルノーへと移籍してピエール・ガスリーがレッドブルに昇格するきっかけを作ったダニエル・リカルドも2014年のF1カナダGPでの初勝利は独走すると思われたメルセデスを倒してのことだった。

    「ピエールは称賛に値する」と6位でレースを終えたダニエル・リカルドは語った。

    「簡単な勝利ではない。赤旗は本当にリズムを乱す。精神的に頭の中がかなり混沌するなかで強く保った。彼は称賛に値すると思う」

    「適切なタイミングと場所というのは少しあったけど、彼の業績を下げるものではない。F1での最初のレースでの勝利は、決して手渡されるもんではない。仕事をしなければならないし、僕たち全員にとって精神的にも厳しいレースだった。ストップとスタート。簡単ではなかったし、今日のピエールには脱帽だ」

    パルクフェルメでハグをしてピエール・ガスリーの勝利を祝ったシャルル・ルクレールは「ピエールのために本当にうれしく思う。なんて走りだ。彼は勝利に本当に値する。楽しんでね。ブラボー」とソーシャルメディアで語った。

  • アルファタウリF1代表 「ガスリーにややダウンフォースをつけた戦略が奏功」

    アルファタウリF1代表 「ガスリーにややダウンフォースをつけた戦略が奏功」

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、F1イタリアGPで衝撃的なF1初優勝を果たしたピエール・ガスリーを称賛するものの、それがすぐにレッドブル・ホンダへの復帰につながるとは思っていないと語る。

    ピエール・ガスリーは、大波乱となったF1イタリアGPでF1初勝利。タイヤ交換、セーフティカーのタイミング、ルイス・ハミルトン(メルセデス)の10秒のストップ&ゴーペナルティなど、すべてがガスリーの勝利をお膳立てした。

    ルイス・ハミルトンがストップ&ゴーペナルティを消化するためにピットインしたことでトップに立ったピエール・ガスリーは、カルロス・サインツから猛追を受けるが、0.415差でなんとか逃げ切り、F1初優勝を挙げた。

    「ピエールはミスなく素晴らしいレースを走ったしたと言わざるを得ない」とフランツ・トストは語った。

    「彼はカルロスとの距離を保つことができ、すべてをコントロールしていた…我々は赤旗で幸運を手に入れ。ハミルトンのペナルティも…しかし、チームは素晴らしい仕事をしたし、ピエールは良いレースをしたと言わざるを得ない」

    フランツ・トストは、ピエール・ガスリーにライバルよりもややダウンフォースをつけ気味のマシンを走らせるというアルファタウリの戦術的な選択が、勝利の決定的な要因であったと説明した。

    「カルロスはウイングが少なかったので、セクター1では少し速かったが、セクター2では我々の方が優れていた」とフランツ・トストは語った。

    「セクター2で十分に接近できなければ、パラボリカで攻撃することはできない。パラボリカの後のスリップストリームではオーバーテイクはできない。これが我々の利点だった」

    「我々の方が少しウイングがあった。昨日、フラップを追加してリスクを取り、タイヤの劣化に関しても決定した。それがうまくいった!」

    ピエール・ガスリーは過去13か月で運命を好転させた。レッドブルからの降格でトロロッソに戻ったピエール・ガスリーは、2019年のF1ブラジルGPで2位表彰台を獲得し、モンツァでアルファタウリという新しいチーム名での初勝利をもたらした。

    一方、ピエール・ガスリーの代わってレッドブル・ホンダに昇格したアレクサンダー・アルボンは、苦戦を強いられており、F1イタリアGPでも最後から2番目となる15位でレースを終えている。

    しかし、フランツ・トストは、今シーズン中にピエール・ガスリーがアレクサンダー・アルボンと交代でレッドブルに戻ることはないと考えている。

    「我々がレッドブルに彼を取られるということは、チームが良い仕事をしたということを意味する。そうれなければ、チームは彼を連れて行かないだろう」とフランツ・トストは語る。

    「しかし、現時点では彼は我々と一緒にいてくれると非常に楽観的だ」

    「彼は非常にやる気がある」とフランツ・トストは付け加えた。

    「彼はレッドブルから戻ってきたもはもう昨年のことだ。彼は私のオフィスに来て、挨拶した。彼は『昨日までここにいたような気がする、僕の家族だ』と言っていた。彼は去年かなり競争力のあったマシンを気に入っていたし、スパ以降、彼はパフォーマンスを向上させた。そして、サンパウロでは2位でフィニッシュした」

    「今日、彼はレースをリードし、コントロールしていた。本当に素晴らしいレースをした。カルロスが少し近づいたとき、セクター2でスピードを向上させ、1.2~1.5秒のギャップを築いた。彼は最後までそのギャップをコントロールした、本当に良いレースだった」

  • ピエール・ガスリー 「アルファタウリとホンダの努力が勝利をもたらした」

    ピエール・ガスリー 「アルファタウリとホンダの努力が勝利をもたらした」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーが、F1イタリアGPの記者会見でF1初優勝、そして、この1年について振り返った。

    昨年、レッドブルからトロロッソへの降格、友人アントワーヌ・ユベールの死と困難な時期を経験したピエール・ガスリー。セーフティカーと赤旗による波乱のレースで勝利の女神はピエール・ガスリーに微笑んだ。レース中、そして、表彰台で何を考えていたのかをピエール・ガスリーが語った。

    ピエール、今日はとても嬉しい表彰台になりましたね。この瞬間を夢見ていたに違いありません。夢と比べて現実はどうですか?
    素晴らしいね。正直、今はまだ言葉にならない。僕たちに何が起こっているのかを理解するのにまだ苦労している。F1での初勝利…数か月前にブラジルで初めて表彰台を獲得し、今日はイタリアのチームであるアルファタウリとのモンツァでの初勝利だからね。これ以上のことは望めないし、レースごとに日々、一生懸命働いてきた。過去18か月の間に僕に起こったすべてのことを考えれば、これ以上の初勝利をは望めない。

    実際、表彰台に浸りたいと思っていたようですね。立ち去りたくなかったですか?
    立ち去りたくはなかった。あのような瞬間を何回味わえるかわからないからね。ティフォシやグランドスタンドを満員に埋める人々がいればよかったんだけどね。おそらく表彰台に立つには最高のレースのひとつだからね。もちろん、2020年はスタイルは少し異なるけど、それでも座って、自分の心によぎる考えを整理するために少し時間を過ごして、あの瞬間を味わいたかったんだ。

    レースについてですが、ピットストップのタイミングは完璧でしたが、カルロス・サインツがあなたに迫っていた最後の数周はどのくらいプレッシャーにさらされていましたか?
    リスタート後、28周はあったと思う。なんとかランスをターン1でパスすることができた。それはレースの残りの部分で本当に役に立ったと思う。1周目だったと思うけど、ルイスがピットインし、その後は自分のレースをした。レースをリードしていて、コーナーごとに自分の運転に集中していたF2時代を思い出した。後ろの人たちのトウを壊したかったのでスタートでかなりハードにプッシュした。前に誰もいなかったので、コーナーでタイムを作らなければならないことは分かっていた。最後の5周は本当に厳しかったし、タイヤは完全になくなっていた。すべてのコーナーで横を向ていたし、カルロスがゆっくりとギャップを縮めているがわかった。最後の数周で勝利を失えば、自分自身にとても腹を立てていただろうね。

    最後にギャップが近づいているとき、戦術の観点から何を考えていましたか? ある段階ではトウを壊そうとするウェービングしていましたね。
    カルロスが近づくほどスリップストリームが増えることは分かっていた。彼は、4秒、3秒と差を縮めてきていたし、おそらくそれはスリップストリームの理想的なギャップだった。彼はどんどん近づいてきた。コーナーでできるだけ強くプッシュしようとしたので、明らかにタイヤのデグラデーションが進んでいたけど、それがラップタイムを作る唯一の方法だった。最後の数周は、レスモ、アスカリで本当に大きな瞬間があった。ミラーでどんどん大きくなっているが見えたので全力を尽くそうとしていた。ターン1でトラクションに苦しんでいることは分かっていた。彼には最初のシケインか2番目のシケインのどちらかでDRSを試すことができる場所あったけど、頑張っ。彼はどんどん近づいてきたし、1.5秒に到達すると、最後のラップを除いて、なんとかエネルギーを節約できた。彼が何かをしようとした場合に備えて防御できるようにね。彼を抑えることができたけど、幸運なことにレースはそれほど長くなかった。このミディアムタイヤでは、最後にゴムが残っていなかったと思う。レースを終えるのにちょうどいいタイミングだった。

    フランスのファンはこのような1日のためにあまり感情的な準備ができていなかったと言っても過言ではありません。これがフランスのモータースポーツのシーンでどれほど大きなことか実感していますか? 最後は表彰台で内省的なムードで座っているように見えましたがあなたの心に何がありましたか?
    どらくらい大きいか? 個人的にはF1での初勝利を収めることがどれほど重要であったかは分かっている。まだF1で3シーズン目だけど、過去2年間で多くの経験を積んでいきたけど、僕は今でもこの世界にあまり慣れていないと感じているし、1年ごとに改善していて、絶えず向上している。1年前にトロロッソに戻ったときに、勝てるとは思っていなかった。(2019年のF1ブラジルGPの)表彰台はすでに予想外だったし、昨年の大きなハイライトだった。いつも最高のシナリオ、最高のスタート、最高のレース、すべてを最高の方法で想像しようとするものだけど、その気持ちに備える準備はできていなかった。僕たちは、F1でのトロロッソの歴史全体で1回しか勝利がないことを知っている。実際、フランツ(トスト/チーム代表)は『今回、ドライでそれを達成したことを本当に誇りに思っている』と言ってくれた。とても困難だったけど、自分のスピードを示すことができてとても幸せだ。昨年からずっとレースごとに自分が強くなり続けようと努力してきた。今日、アルファタウリとホンダと一緒に僕たちがやってきたすべてのハードワークが成果を挙げたことを本当に嬉しく思う。

    表彰台ではそのすべてが心をよぎっていましたか?
    まさにそうだね。腰を下ろして、たくさんのことを心に抱いていた。まず第一に、家族、友人、兄弟、そして、僕を支えて、ずっと応援し続けてくれたすべての人々のことを考えていた。とにかく経験したすべてを思い出していた。表彰台からそのすべての人々、そこにあるはずだったすべてのティフォシを見下ろす光景を想像しようとしていた。とても特別な瞬間だった。ここ数ヶ月はクレイジーだったし、とにかく信じられないなかった。僕たちが今達成したことを実感するのにまだ苦労している。

    チームとのレースで優勝した唯一の男もモンツァにいました。彼はかなり早くレッドブルに昇格しました。来シーズン、あなたが望む動きはあると思いますが、それは良い動きであり、準備はできていますか?
    自分としては準備はできていると思っているけど、その判断をするのは私ではない。彼らが僕をトロロッソに戻して以来やってきたことは、自分自身に集中し、適切なツールを手に入れたときに、自分に何ができるかを示すということだけだ。僕たちが示したパフォーマンスには本当に満足している。ブラジル(2019年の表彰台)について話しているわけでなく、全体的に僕たちはほとんどの場合かなり強力だった。僕たちはいくつかの本当に強い予選と本当に強いレースをしてきた。何が起こるか見てみよう。トロロッソには多くの強力なドライバーがいた。このチームで勝利を収めた2人のうちの1人になれたことを本当に嬉しく思う。もちろん、強力な結果は何かで報われるべきだと思うけど、何が起こるかを見ていきたい。現時点では実際に考えているわけではない。F1での初勝利であり、とにかくこの瞬間を楽しみたい。それについては後で考える時間があるからね」

    最初のピットストップのタイミングが鍵だったのは明らかですが、あの時は何を考えていましたか? 様々な方向に進んだ可能性がありました。実際には悪い方法に進む可能性があると考えていましたか?
    公平に言うと、ピットインしてピットレーンを出たところでセーフティカーが見えたので無線で『あれはジョークか? 考えられる最悪のタイミングでピットインした』と言うと、彼らは『大丈夫、ピットエントリーはクローズしている」と伝えてきた。それが起こったのであり、結局それは非常に幸運な動きであることがわかった。計画してできることではない。今日は僕たちを小さな星、小さな天使がいて僕たちを世話してくれたように思う。もちろん、あのピットストップはかなりラッキーだったし、まだ30周あったし、非常に困難だったけど、明らかにターニングポイントだった。

    赤旗期間についてですが、あの時点でルイスがペナルティを消化する必要があることはわかっていたましたが、勝利のために争う中で、あの瞬間でどのようなことが頭をよぎりました?エンジニアとはどの程度話をしていましたか?どのような気持ちで再びレースに臨みましたか?
    正直、彼らは僕に赤旗が出たと言ったとき、ルイスには集中していなかった。自分たちのレースをやって、周りの人たちに焦点を当てようと思っていた。ローリングスタートなのかスタンディングスタートなのかもわからなかったので、当時はハードタイヤにするかミディアムタイヤにするかで難しい判断だったと思う。僕たちはミディアムを選んだ。レーススタートにとってはその方が良かった。彼は1周目にピットに入った。正直、彼は順位を上げてくると思っていた。それはバルテリ同じだ。彼ら2人が僕たちを抜き去っていくと思っていたけど、そうはならなかった。チームは彼らが僕たち捕らえるのはそれほど簡単ではないことを分かっていたみたいだけどね。確かにそうだった。

    あなたはこの1年で明らかに多くのことを経験しました。昨年トロロッソに降格し、もちろんアントワーヌ・ユベールを失っいました。どうやって自分の信念を強く維持できたのか、そして、この勝利を得るためにどのようにして再構築したのか教えてください。勝利を達成してどのように感じていますか?
    昨年は本当に大変な瞬間だった。僕は4人の兄弟と育ったけど、個人的には子供の頃も同じように非常に困難な瞬間を乗り越えなければならなかった。それがかなり強い性格を築いたと思う。いつも自分が望むすべてのために戦わなければならなかった。僕は常に何らかの方法でそのネガティブなエネルギーをポジティブな何かに変えてきた。昨年何が起こったのかは知っている。もちろん、心の奥深くにそれはある。傷ついたし、自分に公平であるとは感じていなった。あの瞬間に明確なポイントを作りたいと本気で思った。見てろとね。自分が速いことは知っているし、何ができるのかも分かっている。信じることができることと分かっている。キャリア初期に、勝利、ポール、チャンピオンシップのために戦ってきた。そして、それはF1でも望んでいることだ。チームと本当に一生懸命働いた。そして、彼らと彼らには僕のポテンシャルを示すためのすべてが揃っていると分かった。他の人のことを見るのではなく、自分のパフォーマンスにだけ集中したし、レースごとに取り組んで、チームで改善できること、エンジニアと一緒に改善できることに目を向けて、自分自身、そして、そのパッケージとコンビネーションからもっと引き出せるように頑張った。正直、今のチームにこれ以上満足することはない。彼らは素晴らしい仕事をしている。彼らは僕が毎週末に競争力をつけるために必要なすべてを与えてくれている。トップ8、トップ10に十分に入れる速さのときもあれば、トップ12のときもある。でも、彼らは僕のパフォーマンスにすべてのエネルギーを注ぎ込んでいれているし、本当に感謝している。それが今日のF1で初勝利をもたらしたと思う。本当に感謝している。

  • ピエール・ガスリー、F1初勝利で証明「レッドブルに戻る準備はできている」

    ピエール・ガスリー、F1初勝利で証明「レッドブルに戻る準備はできている」

    ピエール・ガスリーは、F1イタリアGPの優勝によってレッドブル・ホンダに復帰する準備ができていることを証明できたと考えているが、実際にその可能性については考えていないと語る。

    ピエール・ガスリーは、ルノーに移籍したダニエル・リカルドの後任として2019年にトロロッソからレッドブル・レーシングに昇格したが、成績不振を理由にわずか5か月でアレクサンダー・アルボンと交代させられトロロッソに戻された。

    それ以降、ピエール・ガスリーはアルファタウリへと名前を変えたチームでキャリアを再構築している。一方、レッドブルのシートを引き継いだアレクサンダー・アルボンは困難な2020年シーズンを迎えている。

    F1イタリアGPでピエール・ガスリーが衝撃的な優勝を果たした一方で、アレクサンダー・アルボンはそのガスリーとの接触でダメージを負ったマシンで15位でレースを終えた。これにより、昨年とは逆の交代劇が再び注目を集めることになった。

    再びレッドブル・ホンダに戻る準備はできているか、2021年にむけての良い動きになるかと質問されたピエール・ガスリーは、自分の価値を証明できたと感じていると語った。

    「自分としては準備はできていると思っているけど、その判断をするのは私ではない」とレッドブル・ホンダ復帰の見通しについてピエール・ガスリーは語った。

    「彼らが僕をトロロッソに戻して以来やってきたことは、自分自身に集中し、適切なツールを手に入れたときに、自分に何ができるかを示すということだけだ」

    「僕たちが示したパフォーマンスには本当に満足している。ブラジル(2019年の表彰台)について話しているわけでなく、全体的に僕たちはほとんどの場合かなり強力だった。僕たちはいくつかの本当に強い予選と本当に強いレースをしてきた。何が起こるか見てみよう」

    「トロロッソには多くの強力なドライバーがいた。このチームで勝利を収めた2人のうちの1人になれたことを本当に嬉しく思う」

    「もちろん、強力な結果は何かで報われるべきだと思うけど、何が起こるかを見ていきたい」

    「現時点では実際に考えているわけではない。F1での初勝利であり、とにかくこの瞬間を楽しみたい。それについては後で考える時間があるからね」

    チームは、トロロッソ時代の2008年の有名なレースでセバスチャン・ベッテルが同じモンツァで優勝している。

    ピエール・ガスリーは、1年前の降格から今回の勝利、チームに新しい歴史を刻んだことなど、これまでの短いF1キャリアで起こったことを受け入れるのは困難だと認める。

    「僕は今でもこの世界にあまり慣れていないと感じているし、1年ごとに改善していて、絶えず向上している」とピエール・ガスリーは言った。

    「1年前にトロロッソに戻ったときに、勝てるとは思っていなかった。(2019年のF1ブラジルGPの)表彰台はすでに予想外だったし、昨年の大きなハイライトだった」

    「いつも最高のシナリオ、最高のスタート、最高のレース、すべてを最高の方法で想像しようとするものだけど、その気持ちに備える準備はできていなかった」

    「僕たちは、F1でのトロロッソの歴史全体で1回しか勝利がないことを知っている」

    「実際、フランツ(トスト/チーム代表)は『今回、ドライでそれを達成したことを本当に誇りに思っている』と言っていた」

    「とても困難だったけど、自分のスピードを示すことができてとても幸せだ」

    「昨年からずっとレースごとに自分が強くなり続けようと努力してきた。今日、アルファタウリとホンダと一緒に僕たちがやってきたすべてのハードワークが成果を挙げたことを本当に嬉しく思う」

  • ホンダF1:2020年 第8戦 F1イタリアGP 決勝レポート

    ホンダF1:2020年 第8戦 F1イタリアGP 決勝レポート

    モンツァ・サーキットで行われたF1イタリアGPは、セーフティカーや赤旗中断もあり劇的な展開となり、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが、キャリア初優勝を飾りました。アルファタウリはホームGPでの勝利となり、ホンダとのパートナーシップ開始から50戦目という記念のレースに花を添えた。

    19周目にケビン・マグヌッセン(ハース)が、マシントラブルによってピット入口付近で停止し、セクター3でイエローフラッグが掲示されると、アルファタウリはガスリーをピットへ入れてハードタイヤに交換。

    この直後にセーフティカー導入となったが、それと同時に止まっていたマグヌッセンのマシン位置を考慮し、ピットレーンクローズの指示が出された。

    このため、セーフティカー導入直後には各車ピットインができず、セーフティカーの後方で隊列ができたころにようやくピットレーンがオープン。各車がタイヤ交換のためピットに向かい、フェルスタッペン、クビアト、アルボンもこのタイミングでピットインした。一方で、一足早くピット作業を終えて隊列についていたガスリーは、後からピットインしたマシンの前に出る形となり、3番手まで浮上した。

    セーフティカー解除の直後に、ルクレールが最終コーナーのパラボリカで激しいクラッシュを喫する。幸いにもドライバーは無事だったが、コース脇のバリアを修復する必要が生じたために、レースは赤旗中断となる。この間、各車はタイヤ交換が許可されており、ガスリーは新品のミディアムタイヤ、フェルスタッペンとクビアトはフリー走行で使用したユーズドのミディアムタイヤ、アルボンがハードタイヤに履き替えた。

    レースは、各車がグリッドにつくスタンディングスタートで再開され、27周目からのリスタートとなった。3番グリッドのガスリーは、好スタートでストロールの前に出て2番手を確保。さらに、首位のルイス・ハミルトン(メルセデス)は、ピットレーンクローズの中でピットインしたとしてストップ&ゴーペナルティーが科されており、その消化によって後方へと下がる。

    こうして、残り26周時点で首位に立ったガスリーは、後続との差を広げながら快走を続ける。また、クビアトも10番手を走行してポイント圏内を確保。一方のレッドブル・ホンダ勢は、フェルスタッペンがパワーユニット(PU)に問題が発生したためにリタイア。アルボンはマシンダメージとトラフィックに苦しんで後方でのレースを余儀なくされていた。

    レースが残り15周に差し掛かる頃から、2番手のカルロス・サインツ(マクラーレン)が徐々にガスリーとの差を詰めてくると、最後の数ラップではDRS圏内に入られる。しかし、ガスリーはこのプレッシャー下でもミスなくチェッカーまで走りきり、最後は約0.4秒差でサインツを抑え、見事キャリア初のF1優勝を成し遂げた。この勝利は、ホンダにとってもアルファタウリとの初優勝となる。また、ホンダ PUで勝利を挙げたのは、レッドブルに続きアルファタウリが2チーム目となりますが、2014年に現行のPU規則が導入されて以来、同一メーカーのPUで複数チームが優勝を果たすのは初めてとなる。

    チームメイトのクビアトも周りのマシンとバトルを続け、最後は9位にポジションを上げて2ポイントを獲得。アルボンはマシンダメージによって一周あたり2秒ほどのタイムロスが続き、15位でレースを終えている。

    次戦は1週間後の9月13日(日)決勝で、F1初開催となるムジェロ・サーキットにて、トスカーナGPとして行われる。

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日はスクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手が本当に素晴らしい優勝を果たしました。トロロッソ時代も含めたアルファタウリとの50戦記念という節目のレース、またチームの本拠地イタリアで、一緒に優勝を祝うことができたことを本当にうれしく感じています。ガスリー選手の非常に安定した力強い走りに加え、チームのレース戦略もきっちりと機能し、我々のPUも含め、全員が力を合わせて努力してきた結果だと思います。キャリア初勝利を飾ったガスリー選手、そしてチームのメンバーにおめでとうの言葉を贈りたいと思います。ホンダとして、ここまで彼らと一緒に歩みを進めてこられたことを誇りに感じています。そしてここまで応援してくれたファンの皆さまに、感謝の言葉を贈ります。一方で、今週末は我々にとってはPUのモード制限に初めて対応するレースとなり、さまざまなことを経験しました。特にアストンマーティン・レッドブル・レーシングのフェルスタッペン選手はPUのトラブルによりにリタイアという結果となり、PUとしては厳しい問題も発生してしまいました。ここからこの問題の解析を進めるとともに、今週末のデータ、状況を見直し、来週のムジェロでのレースに備えたいと思います」

    本橋正充(ホンダF1 アルファタウリ担当チーフエンジニア)
    「本当に、今日の勝利にはアメイジングの一言です。今の気持ちをどう表していいか、言葉が見つかりません。ここまで一緒に歩んできたアルファタウリとの50戦目という記念のレース、そして彼らのホームグランプリで、ここまでずっと苦楽を共にしてきたガスリー選手と一緒に勝利を挙げられたことは、信じられない気持ちです。個人的には、赤旗中断になる前からもしかしたらという気持ちはありましたが、そのためにPUとしても最大限のパワーを送ることができました。今日だけでなく、ここまでの歩みも含めて、チームの全員、ガスリー選手、クビアト選手、そして応援してくれたファンのみなさまに感謝しています。本当にありがとう。そしておめでとう!」

    ピエール・ガスリー(アウファタウリ・ホンダ)
    「最高です!言葉にならず、信じられない気分です!この1年半、さまざまな苦しいことがありましたが、この結果は予想を超えていました。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダに戻って以来、懸命に取り組んできました。一日ずつ、そしてレースごとに僕らは成長し、少しずつですが強くなってきました。チームは、昨年のブラジルで僕に初表彰台をもたらしてくれましたが、今日は僕らのホームであるイタリアで、しかもモンツァで、ついに初勝利を挙げることができました。僕は決してあきらめませんでしたし、F1で成功するためにすべてを捧げて戦ってきました。そして、今日は最高の一日になりました。首位を走っていたとき、このポジションを失いたくないという強い気持ちがありました。もし2位になっていたら、満足できなかったと思います。簡単ではありませんでしたが、持てる力をすべて出しきり、背後のマシンにスリップストリームを与えないように激しくプッシュしました。最後の5周は特に厳しい戦いだったので、10回はピンチがあったと思いますが、とにかくプッシュしました。タイヤは終わってしまっていましたが、なんとしても勝利をつかみたかったのです。自分がF1レースのウイナーと呼ばれるのは、まだ不思議な気分です。現場と、ファエンツァ、ビスターのファクトリー全員に感謝を贈ります。みんなにとって最高の一日になりました。ファエンツァにある本社メンバーは、ほとんどがイタリア人なので、ここイタリアGPでの優勝は格別なものです。皆さん、本当にありがとうございました」

    ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
    「今日はいろいろなことがあったレースでした。ピエールの優勝はとてもうれしく思っていますし、彼とチームにおめでとうの言葉を贈ります。本当に素晴らしい一日になりました。僕自身のレースについては、タイヤ選択とセーフティカーのタイミングを考慮すれば、9位が望みうる最高の結果だったと思います。ピエールとは逆に、今日は僕にとっては戦略が裏目に出てしまったレースになりました。彼がこのチャンスを結果につなげたことは素晴らしいですし、うれしく感じています。同じようなチャンスが自分にめぐって来なかったことは残念ですが、自分自身のレースには満足していますし、いいレースができたとも思っています」

    フランツ・トスト(アルファタウリ・ホンダ チーム代表)
    「セバスチャン・ベッテル選手とのモンツァでの勝利から12年後に、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダとして再びモンツァで、今度はピエール・ガスリーとその歴史を再現することができました。戦略面で、チームはセーフティカー導入の1周前にピエールをピットインさせるという素晴らしい仕事をしてくれました。この時点では正しいかどうかは分かりませんでしたが、あとから見てみれば、これによりピエールは赤旗中断後に3番手からスタートし、1コーナーでストロール選手をオーバーテイクできたわけなので、完全に正しい判断だったと思っています。その後、ハミルトン選手がペナルティーにより後退したことで、ピエールはトップを走ることになり、後ろから迫るサインツ選手をチェッカーまで抑えきりました。ピエールは非常に素晴らしい仕事をしてくれたと思います。ダニ(クビアト)も、タイヤ交換で若干の不運はありましたが、とても力強いレースをして、ポイント圏内でフィニッシュしました。もう少し遅いタイミングでピットインしたかった部分はありますが、それでもトップ10でレースを終えてくれました。今日の結果は考えうる最高のものですし、本当にうれしく思っています。また、最後にはなりますが、素晴らしいエンジンとチームワークを見せてくれたホンダにも感謝の言葉を贈ります。ここからは気持ちをムジェロに切り替え、次もいいレースを見せたいと思います」

    アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
    「楽しいレースではありませんでしたし、15位という結果は、僕らのパッケージの力を正確に表したものではありません。ターン1での接触でフロアの左側に多くのダメージを負ったことに加え、タイムペナルティーを科されことで、僕のレースはほぼ終わってしまいました。グリップを得られず、ダウンフォースも失い、苦しみながらの長いレースになりました。チーム全体にとって厳しいレースウイークとなる可能性はあると思っていましたが、今日の状況はそれに拍車をかけてしまいました。優勝したアルファタウリにとってはとてもいい一日になったので、僕らもとてもうれしいです。僕らは次のムジェロに向けて気持ちを切り替えて取り組んでいかなければなりません」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    「今日はすべてが少しずつ悪い方向に行ってしまいました。スタートではクラッチをつないだ瞬間にホイールスピンを喫してポジションを落とし、DRSトレインの中でオーバーテイクも不可能な状況になってしまいました。赤旗中断の後は、リスタートでエンジンに問題を抱え、それを解決しようとしましたが、うまくいかずにリタイアとなりました。この結果には、もちろんがっかりしています。今回のレースは忘れて、初開催となる次戦のエキサイティングなサーキットへと切り替えなければなりません。僕らのレースウイークとはなりませんでしたが、ピエールとアルファタウリがウイークを通じてかなりの速さを発揮し、ここイタリアでとても感動的な結果をつかみ取ってくれたことがうれしいです。彼らは最高のメンバーがそろっていますし、今夜の快挙を楽しんでくれることを願っています」