カテゴリー: スクーデリア・アルファタウリ

  • ダニール・クビアト、7位入賞「今年の中で一番いいレースウイークだった」

    ダニール・クビアト、7位入賞「今年の中で一番いいレースウイークだった」

    ダニール・クビアトは、2020年のF1世界選手権 第16戦 F1サヒールGPの決勝レースで7位入賞を果たした。

    6番グリッドからソフトタイヤでスタートしたダニール・クビアトは、オープニングラップのインシデントには巻き込まれず、5番手に順位を上げる。セーフティカーが解除されると、コース上はDRSトレイン状態となり、オーバーテイクは難しい状況に。

    ダニール・クビアトは27周目にピットインしてミディアムタイヤに履き替えると、前方にいたダニエル・リカルド(ルノー)に対するアンダーカットを成功させ、ポジションを逆転する。53周目に2度目のピットストップを行い、ハードタイヤに交換。だが、この直後にバーチャルセーフティカーが導入されたことでポジション回復ができず、7位でフィニッシュした。

    「今週は非常にいい流れで来ていたので、もっといい結果で終わりたかったと思っている」とダニール・クビアトはコメント。

    「ただ、セーフティカーが出たときは『これはあんまりいいタイミングじゃないな』と思ったし、その上での7位は悪くない順位だ。今日はチームの戦略もすべてうまくいったし、昨日の予選も完璧だった。今日のレースもほとんど完璧に走れたと思うので、自分のパフォーマンスには満足している」

    「よく戦えた週末ですし、今年の中で一番いいレースウイークだった。ペースはよかったですし、中団のトップまではあと少しのポジションで、僕とカルロス(サインツ)、リカルドが0.2秒差ほどで並んでいたときもあり、とても楽しかった。今回のような形でポイントをとれたことをうれしく思っている」

  • ホンダF1 特集:バーレーン外周コースに向けた準備 / F1サヒールGP

    ホンダF1 特集:バーレーン外周コースに向けた準備 / F1サヒールGP

    今季のF1は、普段開催のないサーキットでレースが行われることが多くなっていますが、なかでも今週末のバーレーン外周コースは、かなり特徴的だ。その準備について、ホンダF1 副テクニカルディレクターを務める本橋正充が語った。

    2020年のF1シーズンは、大幅な変更が加えられ、新たな面を見せてくれている。しかし、その中でも、今週末のコースは一段と目立つのではないだろうか。

    バーレーン・インターナショナル・サーキットは、F1カレンダーでもおなじみの開催地となっており、先週末は例年と同じレイアウトでレースが行われた。今週は連戦ですが、通常とは異なる外周コース(Outer Track)を使用しての開催となる。同じレイアウトを使用しての連戦だったオーストリアのレッドブル・リンクと、英国のシルバーストーンとは状況が異なる。

    この外周コースはコーナーが少なく、ロングストレートが連続し、ブレーキングポイントはわずか4か所。ラップタイムは1分を切る。このレイアウトを使用する案は9月になってから決定したが、この短期間でどのように準備をしたのだろうか。

    ホンダF1でスクーデリア・アルファタウリ担当チーフエンジニアを務める本橋正充が、チームと緊密に連携して準備してきた様子を公式サイトで語った。

    「データの揃っているサーキットでは、まずシャシーチームがシミュレーションを行います。我々はそのデータをシェアしてもらい、どのようにパワーユニット(PU)を運用するかを考えます」

    「しかし、新規やしばらく開催のないサーキットでは、シミュレーションの段階からチームと一緒に動きます。例えば、ニュルブルクリンクは我々も2000年代に走行経験がありますが、そのときとはエンジンも大きく変わっているので、過去のデータをもとに対応を決めていくのは難しいですね。また、今回のように新規のサーキットの場合は、通常よりも広い範囲のパラメーターを使用し、両極端のセッティングでマシンがどのような反応をするかといった確認の仕方をしていきます」

    サーキットレイアウトやそれに基づくシミュレーションのデータはチームから事前に提供されるが、実際にコースへ出てみると、トラックウォークの段階であっても、ドライバーからの情報が非常に役立つそうだ。

    「チームが事前に収集したシミュレーションのデータをもとに準備をしてサーキットへ向かいますが、木曜日のトラックウォークで見て気付いたこともセットアップに活かしていきます」

    「たとえば、今回のコースだとセクター2には経験のないコーナーが並んでいますが、そこではレーシングラインについて話しています」

    「特定のコーナーだけではなく、ストレートも見てみて、オーバーテイクの可能性を検討します。それが高いようなら、レースではその箇所でエネルギーを多く使うようなセッティングを施すんです」

    「どこでエネルギーを使うのがベストかという部分については各地点でのオーバーテイクの可能性を検討しつつ、入念にベストな組み合わせを探っていきます。こんな感じで準備していくので、走行前にコースへ出てドライバーと会話することがとても重要になってきます。もちろん、フリー走行後に話し合ってエネルギー戦略を調整することもありますが、準備の段階でドライバーから入る情報はどれも有用ですし、今回のような新規のサーキットではなおさらです」

    新型コロナウイルス感染拡大の影響により、F1は約5カ月で17戦というスケジュールとなり、連戦も多いことから、準備にかけられる時間はかなり少なくなっている。

    「だいたいレースの3週間前にシャシーチームによる最初のシミュレーションが行われます。そこから我々もベンチでシミュレーションをして、戦略やドライバビリティーのパラメーターを確認、その後チームへフィードバックします。こうして、現地入りする前にシミュレーションの精度を上げていくことができるんです」

    「もちろん、事前に準備しきれない事柄もあります。例えば、トルコでは路面の再舗装がされていて、信じられないくらいスリッピーでした。いくら十分なシミュレーションができていたとしても、こうした路面コンディションなどには対応が必要です。シミュレーションはあくまでシミュレーションなので、実際のシャシーのセットアップやドライバーの感触が微妙に異なることもあります。そういった部分は現場で対応しなければなりません」

    今回のバーレーン外周コースは、一周の長さがかなり短い一方で、コーナー数が少ないことが特徴。本橋正充はこのコーナーがカギになるとにらんでいる。

    「最大の課題は未経験のコーナーです。シミュレーションでドライバーがほぼ全開で行けるとコメントしても、それが本当かは分かりません。もしドライバーが少しスロットルを緩めるようなことがあれば、我々もエネルギーマネージメントを調整する必要があります。エネルギーの使い方はスロットルの開度によって変わってくるので、シミュレーションと実際に違いがあれば状況は厳しくなります。タイヤやエアロ、ちょっとした路面状況によっても大きく異なるので、特に未知のコーナーでは、実際に走行するまでシミュレーターでのスロットル開度を完全に信用することはありません」

    「どのチームも課題は同じはずです。ほかのチームがどういう戦略を採っているかは分かりませんが、我々はどのコースでもスロットル開度に注目しています。ドライバーがハーフスロットルなのか全開で抜けるのかによって、エネルギー戦略は大きく変わってきます」

    注意を払うのはストレートだけではない。今回は、ブレーキングポイントも非常に少ないことから、ブレーキングでのエネルギー回生も課題の一つとなる。サーキットについての理解を深めるためには、今週末の金曜のフリー走行がかなり重要だった。

    「金曜のフリー走行が、ほかのサーキットよりも重要になっていますね。トラックインプルーブメント(走行が進むにつれて路面のグリップが向上する割合)などは分からないので、金曜のデータだけをもとに土曜・日曜に何が起きるかを予測するのは難しいのですが、このサーキット自体ではたくさんの経験があります」

    「マシンの挙動を考慮することも非常に重要です。PUはストレートのことだけ考えておけばいいと思うかもしれませんが、それは違います。スリップストリームの効果は興味深いものがありますが、エンジンへのダメージや負荷といった観点ではそれほど重要ではありません。ただ、トウに入ったときの挙動や風向きなどはエネルギー戦略にとっては重要になります」

    今季は普段と異なる点が多く、それがエキサイティングな展開をもたらしている。その中で、スクーデリア・アルファタウリによる勝利もあった。本橋正充は、モンツァでの優勝を誇らしげに振り返るとともに、2021年に向けての展望も語った。

    「ここまで3年間一緒にやってきて、アルファタウリは常にホンダのことを考えてくれていますし、互いに大切なパートナーとして見ています。とてもいい関係が築けているので、一緒に勝てたことはとてもうれしかったですね」

    「シーズン序盤は悔しい場面もありましたが、それは小さなことで、そこから大きく前進してこられたことに満足しています。来年に目を向けると、どれだけの成果が出せるか、とても楽しみです」

  • ホンダF1:2020年 第16戦 F1サヒールGP 予選レポート

    ホンダF1:2020年 第16戦 F1サヒールGP 予選レポート

    2020年のF1世界選手権 第16戦 F1サヒールGPの予選は、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンがポールポジションと0.056秒差の3番手を筆頭にトップ9に3台のホンダF1パワーユニット勢が入る結果となった。

    初日のフリー走行では4台ともに好調な滑り出しを見せたことから、この日さらなる向上を狙ったホンダF1パワーユニット勢は、全車がQ2へ進出。しかし、アレクサンダー・アルボンは、プラクティスで得たいい感触を予選につなげることができず、Q2で12番手となり敗退。トップ10までの差は約0.08秒だった。

    アルボンは明日のスタートタイヤを自由に選択可能となり、前方のマシンはほとんどがソフトタイヤとなることから、ミディアムタイヤでアドバンテージを得る作戦を採ることも可能だ。

    マックス・フェルスタッペンのほか、ダニール・クビアト、ピエール・ガスリーがQ3へ進出。フェルスタッペンは1回目のアタックを終えた時点で3番手。2回目のアタックでトップのバルテリ・ボッタス(メルセデス)がタイムを伸ばせなかったこともあり、逆転を狙う。最後のアタックでも上位3台は非常に僅差となり、フェルスタッペンは首位から0.056秒差、2番手から0.03秒差で3番グリッドとなった。このサーキットでは奇数グリッドのラインがよりクリーンで、2番グリッドのジョージ・ラッセル(メルセデス)に対してのアドバンテージになるはずだ。

    クビアトは最終アタックで大きくタイムを伸ばし、6番手に。ポールポジションに約0.5秒差まで迫った。また、ガスリーはマシンにダメージを負いながらも、9番手で予選を終えた。

    決勝は、現地時間20時10分(日本時間翌2時10分)にスタート。F1史上最多周回数となる87周でのレースが行われる。

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日のサヒールGP予選は、非常に僅差となった戦いの中でアストンマーティン・レッドブル・レーシングのフェルスタッペン選手がポールに0.05秒差の3番手と、残念ではありますがまずまずの結果になりました。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2台もクビアト選手が6番手、昨日今日と速さを見せていたガスリー選手もマシンにダメージを負いながら9番手と、レースに向けていいポジションを獲得できました。コース距離が短く、1分を切るラップタイム、非常に接近したタイム争いの中で、アルボン選手は残念ながらQ3進出を逃しましたが、スタートタイヤを選択できる12番手からのスタートですので、明日はできる限りのポイントを獲得してほしいと思っています。明日のレースは87周と多くのラップを重ねるため、いつもとは少し異なるレースになるのではと思っています。レース中に発生する状況変化に対して、迅速に対応していけるよう、さらなる準備を進めていきます」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「僅差でしたが、近づいただけでは十分とは言えません。常にもっといい結果をと思ってしまいますが、このコースで3番手というのは、なかなかいい結果だと考えています。差はかなり小さかったので、わずかの差で(ポールポジションを)逃したのは少し残念でもあります。こうした短いサーキットでは常に僅差の戦いとなるものですが、全力を出すことができました。明日は、メルセデスのマシンが2台とも速いはずですし、ジョージ(ラッセル)はいいドライバーなので、2台を相手に勝利に挑みます。彼らとは異なるタイヤでスタートするので、それがどんな影響を与えるのか面白くなりそうです。また、スタートがとても重要になります。以前も言ったように、僕らに失うものはないわけですから、明日は少し楽しみながら全力でレースに臨み、どのような結果になるのか見てみたいと思います。いい戦いができることを楽しみにしています」

    ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
    「今日は素晴らしいセッションができたので満足しています。僕にとって今季最高の予選でした。予選開始時はトラフィックが激しく、難しい部分がありましたが、Q3ではクリアな周回をすることができましたし、今日のようなドライビングができたことを誇りに思っています。結果として、明日はいいポジションからレースをスタートすることができます。ここまで、昨日のセッションは順調で、今朝は少し感触が悪かったものの、セッティングを戻してからはいい予選を戦うことができました。明日も確実なレースをしたいですし、そのためにはトラフィックとタイヤマネジメントにうまく対応していかなくてはいけません。レースペースはよさそうなので、この勢いを明日にも継続できればと思います」

    ピエール・ガスリー(アルファロメオ・ホンダ)
    「今日は難しい予選になりました。Q1でフロアにダメージを負ってしまい、そこからはうまくまとまらないセッションになりました。何とかQ3には進出したものの、フロントのコントロールに苦しみ、あらゆるところでアンダーステアになってしまいました。FP3でのパフォーマンスがよかっただけに、予選9番手という結果は残念に思っています。週末を通していいペースを見せていたものの、今日のダメージの状況を考えると、あれ以上できることはなかったと考えています。全体としては競争力のあるパッケージだと思うので、レースでもマシンを傷めやすいこのサーキットで、これ以上ダメージを負わないことを願っています。その点を除けば明日はいいレースができる自信があります」

    アレクサンダー・アルボン(レッドブル・レーシング)
    「FP3ではマシンに満足していていい結果が出せそうだと感じていただけに、予選のパフォーマンスには驚きましたし、12番手という結果にはフラストレーションが溜まります。何がよくなかったのかを理解しなければなりません。今日のフリー走行では、予選に向けてソフトタイヤを温存し、ミディアムタイヤで走るようにしましたが、マシンの感触が予選ではかなり違っていたので、これがいけなかったのかもしれません。明日はずっとタフな戦いになると思いますが、ここはオーバーテイクのできるコースですし、ほかのマシンよりもややダウンフォースを多くして走っているので、それがタイヤマネジメントにいい影響を及ぼせばと思います。金曜の走行で、僕らのレースペースはなかなかよさそうでしたし、スタートタイヤも選択可能なので、今夜は時間をかけて検討して、何ができるかを見ていきます。スタートでトラブルに巻き込まれないようにして、追い上げを図ります」

  • アルファタウリ・ホンダF1 「予選でのタイヤ選択は正しい判断だった」

    アルファタウリ・ホンダF1 「予選でのタイヤ選択は正しい判断だった」

    アルファタウリ・ホンダF1の車両パフォーマンス担当チーフエンジアを務めるクラウディオ・バレストリが、2020年のF1世界選手権 第16戦 F1サヒールGPの予選を振り返った。

    今週末、バーレーンのアウタートラックで競争力を見せているアルファタウリ・ホンダは、予選で2台揃ってQ3進出を果たし、ダニール・クビアトが6番手、ピエール・ガスリーが9番手で予選を終えている。

    「軽い燃料と重い燃料の両方の走行で高いレベルのパフォーマンスを示していた良い金曜日の後、今日の午後のFP3では1セットのベースタイヤと1セットのオプションタイヤを使用して予選の準備に焦点を合わせた」とクラウディオ・バレストリはコメント。

    「ここでの他のすべてのセッションと同様にこのような短いラップでトラフィックを管理するのはかなり難しかった。特に1セットのプライムで済ませようとしたQ1では困難だった。しかし、我々はQ2に進出できそうな競争力のあるラップタイムを記録することができず、セッションの最後に両方のマシンに新品のオプションを使わせる決断をした」

    「Q2は異なるストーリーだった。難しくなることはわかっていたし、セッション序盤に2台に新品のオプションを使わせることを切断した。再び2台揃ってQ3進出を果たしたのでそれは正しい判断だった」

    「我々は、今日の予選セッションをダニールが6番手、ピエールはいくつかマシンにダメージがあったが9番手で終えた。良い土曜日だったし、ここからは焦点をレースに切り替えていく。2台でポイントを獲得する準備は整っている」

  • ピエール・ガスリー 「Q1でフロアにダメージを負ったことが響いた」

    ピエール・ガスリー 「Q1でフロアにダメージを負ったことが響いた」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、2020年のF1世界選手権 第16戦 F1サヒールGPの予選を9番手で終えた。

    「今日は難しい予選になった。Q1でフロアにダメージを負ってしまい、そこからはうまくまとまらないセッションになった」とピエール・ガスリーはコメント。

    「何とかQ3には進出したものの、フロントのコントロールに苦しみ、あらゆるところでアンダーステアになってしまった。FP3でのパフォーマンスがよかっただけに、予選9番手という結果は残念に思っている。週末を通していいペースを見せていたものの、今日のダメージの状況を考えると、あれ以上できることはなかったと考えている」

    「全体としては競争力のあるパッケージだと思うので、レースでもマシンを傷めやすいこのサーキットで、これ以上ダメージを負わないことを願っている。その点を除けば明日はいいレースができる自信がある」

  • ダニール・クビアト 「今日のような走りができたことを誇りに思う」

    ダニール・クビアト 「今日のような走りができたことを誇りに思う」

    アルファタウリ・ホンダF1のダニール・クビアトは、2020年のF1世界選手権 第16戦 F1サヒールGPの予選を6番手で終えた。

    今季3回目となるQ3進出を果たしたダニール・クビアトは最終アタックで大きくタイムを伸ばし、ポールポジションに約0.5秒差まで迫る6番手タイムを記録。今季の予選ベストグリッドを獲得した。

    アルファタウリ・ホンダF1のダニール・クビアトは、2020年のF1世界選手権 第16戦 F1サヒールGPの予選を6番手で終えた。

    今季3回目となるQ3進出を果たしたダニール・クビアトは最終アタックで大きくタイムを伸ばし、ポールポジションに約0.5秒差まで迫る6番手タイムを記録。今季の予選ベストグリッドを獲得した。

    「今日は素晴らしいセッションができたので満足している」とダニール・クビアトはコメント。

    「僕にとって今季最高の予選だった。予選開始時はトラフィックが激しく、難しい部分があったが、Q3ではクリアな周回をすることができたし、今日のようなドライビングができたことを誇りに思っている。結果として、明日はいいポジションからレースをスタートすることができる」

    「ここまで、昨日のセッションは順調で、今朝は少し感触が悪かったものの、セッティングを戻してからはいい予選を戦うことができた。明日も確実なレースをしたいし、そのためにはトラフィックとタイヤマネジメントにうまく対応していかなければならない。レースペースはよさそうなので、この勢いを明日にも継続できればと思う」

  • 角田裕毅、F1スーパーライセンス取得が確定!マゼピンに10秒ペナルティ

    角田裕毅、F1スーパーライセンス取得が確定!マゼピンに10秒ペナルティ

    FIA-F2 最終戦(第12戦) バーレーン大会のレース1後に審議対象となっていたドライバーの処分が決定。角田裕毅の優勝が確定するとともに、3位でフィニッシュしたニキータ・マゼピンに10秒加算ペナルティが科せられて9位に降格。

    その結果、角田裕毅はランキング5位のマゼピンとのポイント差が22ポイントとなり、ランキング4位以上が確定。F1スーパーライセンス取得に必要な40ポイントを満たすことになった。

    レース1では、オーバーテイク時にコース外でアドバンテージを得たとしてトップでチェッカーを受けた角田裕毅が審議対象となっていたが、ニキータ・マゼピンにコース外に押し出されたとしてペナルティはなし。優勝が確定した。

    一方、ニキーター・マゼピンは角田裕毅をコース外に押し出した行為、またフェリペ・ドルゴヴィッチを過度にプロックした行為にそれぞれ5秒加算ペナルティ、合計10秒加算ペナルティが科せられた。これによってマゼピンは9位に降格した。

    その結果、ポイントランキングは以下のように変更となった。
    1.ミック・シューマッハ(215)
    2.カラム・アイロット(201)
    3.角田裕毅(186)
    4.ロバート・シュワルツマン(171)
    5.ニキータ・マゼピン(164)
    6.クリスチャン・ルンガー(149)
    7.周冠宇(143.5)
    8.ルイ・デレトラズ(134)

    レース2で最大で獲得できるポイントは優勝(15)+ファステストラップ(2)=合計17ポイント。5位のニキータ・マゼピンに22ポイント差をつけた角田裕毅はランキング4位以上が確定。30点のF1スーパーライセンスポイントを取得できることが確定し、ライセンス取得の40点を満たすことになった。

    F1レース出場の資格を得た角田裕毅は2021年にアルファタウリ・ホンダからF1デビューすることが期待されている。

    また、ニキーター・マセピンもランキング7位以上が確定し、すでに発表されているハースF1からのF1デビューが可能となった。

    一方、2020年のFIA-F2のチャンピオン争いに関しては、角田裕毅のタイトル獲得の可能性は消滅。最終レースを前にミック・シューマッハとカラム・アイロットに絞られた。

  • レッドブルF1代表 「シート喪失の場合アルボンは1年間ベンチで過ごす」

    レッドブルF1代表 「シート喪失の場合アルボンは1年間ベンチで過ごす」

    レッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、アレクサンダー・アルボンが現在のシートを失った場合、アルファタウリ・ホンダに降格させずに2021年を“ベンチ”で過ごすことを確認。これは角田裕毅にとっては朗報だ。

    アレクサンダー・アルボンは、前戦F1バーレーンGPで2回目となる表彰台を獲得したが、それは3番手を快適に走行していたセルジオ・ペレス(レーシング・ポイント)がレース終了間際にエンジン故障でリタイアしたことによる棚ぼた的な表彰台だった。

    皮肉なことに、セルジオ・ペレスは、2021年のレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンのチーム候補に挙げられているドライバーのひとりだ。

    レッドブルF1は、2021年もアレクサンダー・アルボンを続投させることを望んではいるが、そのためには今週末のF1サヒールGP、そして、最終戦F1アブダビGPで結果を残し、セルジオ・ペレスやニコ・ヒュルケンベルグと交代させる必要がないことをチームに納得させる必要がある。

    だが、レッドブル・ホンダF1がセルジオ・ペレスやニコ・ヒュルケンベルグを起用した場合、アレクサンダー・アルボンが姉妹チームのアルファタウリ・ホンダでレースをすることは計画されておらず、1年間ベンチでF1を見守ることになる。

    このニュースは2021年にアルファタウリ・ホンダのドライバー候補である角田裕毅にとっては朗報ともいえる。角田裕毅は、FIA-F2最終戦バーレーンの予選でポールポジションを獲得してランキング4位につけており、その位置を維持できればF1スーパーライセンスを取得できる。

    「彼が来年のフランツ(トースト/アルファタウリ チーム代表)の計画の一部を形成しているとは思わない」とクリスチャン・ホーナーはF1サヒールGPに先立って記者団に語った。

    「したがって、レッドブルノシート、もしくはベンチでの1年を過ごすかのどちらかだ。焦点は彼にその機会を与えることにある」

    「彼にはあと2レースある。彼は先週末にF1で2度目の表彰台を獲得し、良い仕事をした」

    「彼は良い1回目のプラクティスをこなしたし、ここで良い週末のスタートを切った。来年のマックス(フェルスタッペン)と一緒にあのマシンに乗るのに完全に正しい男であることを示すためにあと2つの週末がある」

    「我々は彼がその目標を達成するために可能な限りのサポートを提供していく」

    クリスチャン・ホーナーは、2021年にアレクサンダー・アルボンを継続して乗せることが好ましい選択であるというスタンスを繰り返した。

    アレクサンダー・アルボンをレースドライバーから外すことについてクリスチャン・ホーナーは「それは現在我々が考えていることではない」と語る。

    「年末になったら、それらすべてのオプションを評価することになると思う。つまり、すべてのレッドブルドライバーがチームに加入した時と土曜に彼は長期契約を結んでいる」

    「だから、我々の焦点は現在のレースシートにあり、先週末の表彰台とこ今回の序盤のプラクティスの状態を土台にして、彼が大きな進歩を遂げていることを示す機会を彼に与えている」

    「過去数年でマックスがどのように進化してきたかを見る必要があると思う」

    「彼のアベレージ(予選対戦成績)を見れば、アレックスのアベレージは、たとえばピエールの昨年の対マックスに比べるとまだ近い」

    「そして、我々はマシンにいくつかの問題があり、特にそれが困難にしていることを知っている。我々はそれに対処するために懸命努力し、取り組んできた。だから、その状況が彼にとってうまくいくと確信している」

    「しかし、マックスと対戦するのは難しい仕事だ。おそらく彼は現在F1で最もコンディションがいいドライバーだろう。現在、どのドライバーもマックスと対戦するのは難しいと思う」

  • ホンダF1:2020年 第16戦 F1サヒールGP 金曜フリー走行レポート

    ホンダF1:2020年 第16戦 F1サヒールGP 金曜フリー走行レポート

    2020年のF1世界選手権 第16戦 F1サヒールGPが開幕し、初日のフリー走行2セッションでは、レッドブル・レーシング、アルファタウリ・ホンダともに好調なペースを披露した。

    バーレーン・インターナショナル・サーキットの外周レイアウトを使用する今大会は、ロングストレートの連続でブレーキングポイントはわずか4か所と、パワーユニット(PU)の担う役割が多くなる。

    FP1では、アレクサンダー・アルボンが他のドライバーと同様にターン2でスピンを喫し、早めに走行を切り上げる形になったが、マックス・フェルスタッペンが2番手、アルボンが3番手と好調な出だしを見せる。アルファタウリ・ホンダ勢も、ダニール・クビアトが5番手、ピエール・ガスリーが6番手と、ホンダのF1パワーユニット勢は全車がトップ6入りを果たし、幸先のいいスタートとなった。

    FP2では、ターン8でのトラックリミット違反が厳しく裁定され、多くのラップタイムが抹消される。マックス・フェルスタッペンはセクター2で速さを見せるが、何度もアタック中断を余儀なくされ、最終的にマークしたベストラップはタイヤの状態がベストとは言えない中でも、再び2番手でセッションを終了。

    アレクサンダー・アルボンはフェルスタッペンと約0.2秒差につけるが、他のドライバーも僅差となったために5番手に終わり、そこから0.032秒差の6番手にクビアトが続いた。ガスリーは好ペースをマークしていたラップで、前を走行していたバルテリ・ボッタス(メルセデス)がコースアウトする場面もあり、トップから約0.4秒差の9番手で終えた。

    初のレイアウトということもあり、ここからは今日の走行で集めたデータを詳細に解析し、明日の予選、日曜の決勝へとつなげていく。

    田辺豊治(ホンダ F1テクニカルディレクター)
    「今日のサヒールGP初日は、トラブルがなく順調なスタートを切ることができました。初めて走行するサーキットレイアウトなので、今日はシミュレーションをベースとした設定でスタートし、実際の走行状況に合わせて最適化を進めました。まだ初日を終えたところではあるものの、ホンダ PUを搭載した4台すべてがFP1はトップ6、FP2はトップ10圏内で終えられていることは悪くないと思っています。しかし、まだまだPUも車体もセットアップが煮詰めきれていませんので、ここからデータをさらに解析して明日に備えます。事前に想定してはいた通り、全長が短いことからプラクティスでもトラフィックの影響を受ける場面が見られました。予選に向け、セットアップの改善に加えて、ピットマネージメントなどにも考慮してチームと準備を進めます」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「バランス面で最適なセットアップを見出せていないこともあり、特にショートランは難しかったです。ロングランは明らかに改善して、FP2はかなりよく見えましたが、さらに上を狙えたと思います。コースは短く、無線では常にトラフィックへの注意が伝えられるので、走っていてすごくエキサイティングというわけではありません。セクター2はブラインドコーナーが続き、2周連続のプッシュではタイヤの温度を下げる必要があるなど簡単ではなく、かなり危険な状況になり得るとも思います。今日の時点で実際に僕らがどのくらいのレベルにあるかは分かりませんが、バルテリ(・ボッタス)の抹消されたタイムを考えると、メルセデスとは0.2秒差ほどあるように見えます。予選までにショートランを改善しなければなりません。また、レースで他のマシンの後ろについてスタックするのも望ましくないので、(オーバーテイクするのに十分な)レースペースを得るための仕事にフォーカスしていきます」

    アレクサンダー・アルボン(レッドブル・レーシング)
    「この独特なレイアウトを楽しんでいます。結構チャレンジングな箇所もあり、そこを攻めるのは面白かったです。うまくいった部分とそうでない部分を見直さなければなりません。FP2よりもFP1のほうがグリップを感じたので確認しなければなりませんが、全体的なペースは上々でポジティブだとは思うものの、まだ序盤に過ぎません。タイヤの冷却のためにスロー走行を強いられ、アタックするマシンとのスピード差が大きいので、周囲の状況に細心の注意を払って走らなければなりませんし、(その状況を逐次僕たちに伝えるために)エンジニアは忙しくなるはずです。ドライバーとしては、お互いに尊重して走っていますが、一方でタイヤをきちんと作動領域に入れることも必要なので、この点についてドライバーズブリーフィングで話し合うことになると思います」

    ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
    「今日はいつも通りの金曜となり、予定していたすべてのプログラムを終え、すべてをしっかりとこなすことができました。新たなレイアウトですが、かなり順調だったと思います。今夜はどの部分で改善できるかを確認して、理解をさらに深めていきます。各チームがかなり僅差なので、明日はミスをせずにすべてうまくやることが重要になってきます。全長が短く初めて走るコーナーもあって色々なことを学べるのが楽しいですし、いつもと違うチャレンジができるのも面白いと思っています」

    ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    「順調な初日となりました。マシンにはなかなか競争力があると思いますし、今日は異なるセットアップを試したことで明日に向けていいアイデアを得られました。FP2ではソフトタイヤの走行がまとめきれず、明日はもう少しパフォーマンスを引き出さなければなりません。ただ、ロングランはよかったので少しの調整をするだけだと思っています。予選に向けて今夜細かい部分を煮詰めていけばいいポジションでレースをスタートできるはずですし、それができればいいレースができると思います」

  • アルファタウリ・ホンダF1 「ショートランもロングランもポジティブ」

    アルファタウリ・ホンダF1 「ショートランもロングランもポジティブ」

    アルファタウリ・ホンダF1のチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、2020年のF1世界選手権 第16戦 F1サヒールGPの金曜フリー走行での作業を振り返った。

    アルファタウリ・ホンダは、バーレーン・インターナショナル・サーキットの“アウタートラック”で好パフォーマンスを見せており、FP1では2台がトップ6入り、FP2でもトップ9入りを果たしている。

    「先週と同じ会場にいるが、今週はレイアウトを変更してレースをしているため、コロナル課題に直面している」とジョナサン・エドルズはコメント。

    「サーキットはタイヤにあまり負担はかからないが、マシンには非常に難しく、実質的に3つのコーナーは先週と同じだが、空力要件はまったく異なる」

    「FP1はショートランの最適な構成を理解することに費やした。2台でいくつかの比較を実行し、セッションの終わりにはタイヤデグデーションについて最初の理解を開始した。数字を見た数値ではデグラデーションは先週と比較してより良い位置に見えている」

    「FP2に移り、セッションの開始時にセットアップ作業に焦点を合わせ、その後、日曜日のタイヤパフォーマンスをより理解するためにロングランに切り替えた。これまでのところ、状況はポジティブに見えている。ショートランのパフォーマンスは良好であり、ロングランなパフォーマンスも改善するためにマシンにいくつかの変更を加えることができ、生産的な一日だった」

    「短いラップであることを考えると、トラフィックが重要なポイントの1つであることは確かであり、予選は悪夢のようになると思う。実際にはすでにその兆候が見られているが、特にQ1は本当の挑戦になるだろう。それに向けて今夜は準備をしていく」